JPH11286142A - 双方向印刷を行う印刷装置およびそのための印刷位置調整方法 - Google Patents

双方向印刷を行う印刷装置およびそのための印刷位置調整方法

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JPH11286142A
JPH11286142A JP26566598A JP26566598A JPH11286142A JP H11286142 A JPH11286142 A JP H11286142A JP 26566598 A JP26566598 A JP 26566598A JP 26566598 A JP26566598 A JP 26566598A JP H11286142 A JPH11286142 A JP H11286142A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双方向印刷を行う印刷装置において、往路と
復路における主走査方向の印刷位置のズレを軽減する。 【解決手段】 往路と復路の印刷ズレの調整値を、紙
幅の異なる印刷用紙毎に設定する。印刷ズレの調整は、
例えば、印刷ヘッドに与える駆動クロック信号の周波数
を主走査方向に沿って変化させることによって行われ
る。駆動クロック信号の周波数は、主走査範囲を区分し
た複数の領域において個別に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主走査を往復で双
方向に行いつつ印刷媒体上に画像を印刷する技術に関
し、特に、往路と復路における主走査方向の印刷位置の
ズレ(印刷ズレ)を調整する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
数色のインクをヘッドから吐出するタイプのカラープリ
ンタが広く普及している。このようなカラープリンタの
中には、印刷速度の向上のために、いわゆる「双方向印
刷」を行う機能を有するものがある。
【0003】双方向印刷では、主走査方向の駆動機構の
バックラッシュや、キャリッジベルトの伸び、印刷媒体
を下で支えているプラテンの反り等に起因して、往路と
復路における主走査方向の印刷位置がずれてしまうとい
う問題が生じ易い。このような印刷ズレを解決する技術
としては、例えば本出願人により開示された特開平5−
69625号公報に記載されたものが知られている。こ
の従来技術では、主走査方向における印刷位置のズレ量
(印刷ズレ量)を予め登録しておき、この印刷ズレ量に
基づいて往路と復路における印刷位置を補正している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷媒体と
しては、A3用紙、A4用紙、はがきなどの種々のもの
が使用される。通常は、A3用紙やA4用紙はプリンタ
の主走査範囲のほぼ中央に挿入されて印刷されるが、は
がきはプリンタの端部近傍に挿入されて印刷される。印
刷ズレは、プリンタの主走査範囲の両端において特に大
きいという傾向がある。このため、A3用紙やA4用紙
に対して印刷ズレの調整を適正に行ったとしても、はが
きに対する印刷ズレをうまく調整できないという問題が
あった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、双方向印刷を行
う印刷装置において、往路と復路における主走査方向の
印刷位置のズレを軽減するための新たな技術を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の印
刷装置は、主走査を往復で双方向に行いつつ印刷媒体上
に画像を印刷する双方向印刷機能を有する印刷装置であ
って、印刷ヘッドと、前記印刷ヘッドと前記印刷媒体を
少なくとも相対的に主走査方向および副走査方向に移動
させるとともに、前記印刷ヘッドを駆動して前記印刷媒
体上に印刷を行わせる駆動機構部と、前記駆動機構部を
制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記印刷
ヘッドの主走査方向の位置に応じて、往路における主走
査方向の印刷位置と復路における主走査方向の印刷位置
とがほぼ一致するように、前記往路と復路の少なくとも
一方において印刷位置を調整する印刷ズレ調整部を備え
る。
【0007】このような印刷装置によれば、複数の記録
媒体について適正な印刷ずれの調整を行うことができ
る。
【0008】前記印刷ズレ調整部は、前記印刷ヘッドの
実際の主走査範囲と前記印刷ヘッドの主走査方向の位置
とに応じて前記印刷位置の調整を行うようにしてもよ
い。
【0009】こうすれば、印刷ヘッドの実際の主走査範
囲によって印刷ズレ量が異なるときにも、適切な調整を
行うことができる。
【0010】前記制御部は、さらに、前記印刷位置の調
整に用いる調整値を、主走査方向の幅が異なる複数の印
刷媒体のそれぞれに関して記憶する調整値メモリを備
え、前記印刷ズレ調整部は、印刷に実際に使用される印
刷媒体の主走査方向の幅に応じて前記調整値メモリから
前記調整値を読み出すとともに、読み出された前記調整
値に従って前記印刷位置の調整を行うようにしてもよ
い。
【0011】こうすれば、複数の印刷媒体に適した調整
値を容易に利用することができる。
【0012】前記印刷装置は、さらに、前記複数の印刷
媒体に対応した複数の印刷ズレ検査用パターンを印刷す
るためのデータを記憶するメモリを備えるようにしても
よい。
【0013】このデータを用いて印刷された検査パター
ンを調べれば、複数の印刷媒体のための印刷ズレの調整
値をそれぞれ設定することができる。
【0014】前記印刷ズレ調整部は、前記印刷に実際に
使用される印刷媒体の厚さに応じたオフセットを用いて
前記印刷ズレの調整値を補正するようにしてもよい。
【0015】こうすれば、例えば検査パターンによる検
査に用いた印刷媒体の厚さと、実際の印刷に使用する印
刷媒体の厚さとが異なるときにも、実際の印刷に使用す
る印刷媒体の厚さに応じて印刷ズレを調整することが可
能である。
【0016】前記印刷ズレ調整部は、前記複数の記録媒
体のそれぞれの主走査方向の中央位置において前記印刷
位置の調整を行うようにしてもよい。
【0017】また、前記印刷ズレ調整部は、前記複数の
記録媒体のそれぞれの主走査方向の複数の位置において
前記印刷位置の調整を行うようにしてもよい。
【0018】前記印刷ズレ調整部は、前記印刷ヘッドに
与える駆動クロック信号を生成するとともに、前記往路
と復路の少なくとも一方において前記駆動クロック信号
の周波数を主走査方向に沿って変化させる駆動クロック
生成部を備えるようにしてもよい。
【0019】この印刷装置では、往路と復路の少なくと
も一方において駆動クロック信号の周波数を主走査方向
に沿って変化させることによって、往路と復路における
主走査方向の印刷位置のズレを軽減することができる。
【0020】前記駆動クロック生成部は、主走査範囲を
区分した複数の領域において前記駆動クロック信号の周
波数を個別に設定するようにしてもよい。
【0021】こうすれば、記録位置のズレ量が主走査方
向に沿って変化している場合にも、主走査範囲のほぼ全
体に渡ってズレを補正することができる。
【0022】また、前記駆動クロック生成部は、前記駆
動クロック信号の周波数を設定するためのパラメータを
前記複数の領域のそれぞれに関して記憶する調整値メモ
リと、所定の基準周波数を有する基準クロック信号を生
成する基準クロック生成部と、前記調整値メモリから読
み出されたパラメータを用いて、前記基準クロック信号
の周波数を変換することによって前記駆動クロック信号
を生成する周波数変換部と、前記印刷ヘッドの主走査位
置が前記複数の領域のいずれに含まれているかを判断
し、前記主走査位置を含む領域に対応するパラメータを
前記メモリから読み出して前記周波数変換部に設定する
パラメータ設定部と、を備えるようにしてもよい。
【0023】こうすれば、周波数変換部のパラメータを
変更するだけで、駆動クロック信号の周波数を容易に変
更することができる。
【0024】前記パラメータ設定部は、使用される印刷
媒体の主走査方向の幅と厚さとに応じて、前記複数の領
域の区分と前記パラメータの値とを変更するようにして
もよい。
【0025】こうすれば、使用される印刷媒体の主走査
方向の幅と厚さとに応じて、記録位置のズレをうまく補
正することができる。
【0026】本発明の方法は、主走査を往復で双方向に
行いつつ印刷ヘッドを用いて印刷媒体上に画像を印刷す
る印刷装置における主走査方向の印刷位置の調整方法で
あって、前記印刷ヘッドの主走査方向の位置に応じて、
往路における主走査方向の印刷位置と復路における主走
査方向の印刷位置とがほぼ一致するように、前記往路と
復路の少なくとも一方において印刷位置が調整される。
【0027】この方法によっても、上記装置と同様に、
複数の記録媒体について適正な印刷ずれの調整を行うこ
とができる。
【0028】
【発明の実施の形態】A.印刷用紙に応じた印刷ズレの
補正 図1は、本発明を適用するインクジェットプリンタの概
念図である。インクジェットプリンタは、制御部200
と駆動機構部300とを備えている。制御部200は、
印刷ズレ調整値メモリ202と、印刷ズレ調整部204
と、印刷ズレ検査用パターンメモリ206とを備えてい
る。また、駆動機構部300は、印刷ヘッド302と、
キャリッジモータ304と、紙送りモータ306と、用
紙センサ308とを備えている。
【0029】印刷ズレ検査用パターンメモリ206に
は、後述するような印刷ズレの検査用パターンを印刷す
るためのパラメータが格納されている。プリンタで通常
使用可能な印刷用紙の種類は、或る程度限定されてい
る。印刷ズレ調整値メモリ202には、各印刷用紙のた
めの検査用パターンを用いて決定された各印刷用紙に関
する印刷ズレの調整値δ1,δ2,δ3…がそれぞれ格
納される。印刷に実際に使用される印刷用紙の種類(す
なわち印刷用紙の幅)は、用紙センサ308によって検
出される。用紙センサ308は、予め登録されている複
数種類の印刷用紙の中から、実際に印刷に使用される印
刷用紙の種類を検出する。印刷ズレ調整部204は、実
際に印刷に使用される印刷用紙に適した調整値δi(添
え字iは、i番目の印刷用紙であることを示す)を用い
て駆動機構部300を制御し、印刷ズレの調整を行う。
印刷ズレの具体的な調整方法としては、後述するよう
に、印刷ヘッド302に供給される駆動クロック信号の
周波数を調整する方法を採用することもでき、あるい
は、他の任意の方法を採用することも可能である。
【0030】図2(a)および2(b)は、印刷ズレの
検査用パターンを用いた印刷ズレの調整を示す図であ
る。検査用パターン402は、図2(a)に示すよう
に、往路において副走査方向に並ぶ複数のドットを印刷
し、復路においても副走査方向に並ぶ複数のドットを印
刷することによって形成される。往路で印刷されたドッ
ト列と復路で印刷されたドット列の主走査方向のズレ量
Δxが、双方向印刷における印刷ズレとして検出され
る。印刷ズレ量Δxの検出は、目視によって行うことも
でき、また、図示しない光学式位置検出装置を用いて自
動的に行うことも可能である。図2(b)は、図2
(a)に示す印刷ズレ量Δxが0になるように、印刷ズ
レの調整を行った状態を示している。印刷ズレの調整量
δ(ここでは、δ=Δx)は調整者が入力することもで
き、あるいは、例えば光学式位置検出装置の検出結果か
ら自動的に調整量を決定することも可能である。
【0031】図3は、複数種類の印刷用紙のための印刷
ズレ検査用パターンの一例を示す図である。ここでは、
A3用紙とA4用紙とはがきの3種類の印刷用紙401
a,401b,401cのそれぞれの主走査方向の中央
位置に、印刷ズレ検査用パターン402が印刷されてい
る。印刷ズレの調整は、この印刷ズレ検査用パターン4
02のズレがゼロになるように、これらの複数の印刷用
紙のそれぞれに関して、主走査方向の中央位置において
それぞれ行われる。
【0032】例えば、使用可能な印刷用紙の最大サイズ
がA3であるインクジェットプリンタに関する印刷ズレ
の調整量δiの決定は、以下のようにして行われる。ま
ず、使用可能な複数の印刷用紙(A3用紙,A4用紙,
はがき)の主走査方向の中央位置に印刷ズレ検査用パタ
ーンをそれぞれ印刷するために、各印刷用紙のための検
査用パターンを表すデータがそれぞれ作成されて印刷ズ
レ検査用パターンメモリ206に格納される。この検査
用パターンデータは、同一機種のプリンタに共通に使用
される。そして、図3に示すように、各印刷用紙上に、
その印刷用紙に適した印刷ズレ検査用パターンを印刷
し、これらの検査用パターン402における印刷ズレ量
Δxを測定する。そして、印刷ズレ量Δxがゼロになる
ように、双方向印刷における印刷ズレの調整値δ1,δ
2,δ3…をそれぞれ決定する。この印刷ズレの調整値
δ1,δ2,δ3…は、印刷ズレ調整値メモリ202に
格納される。なお、印刷ズレ量Δxは、同一機種のプリ
ンタであっても個々のプリンタ毎に異なるので、その調
整値δ1,δ2,δ3…も個々のプリンタ毎に異なる値
が設定される。従って、印刷ズレ調整値メモリ202
は、個々のプリンタ毎に調整値δ1,δ2,δ3…を書
き込めるように、書き換え可能な不揮発性メモリを使用
することが好ましい。
【0033】図4は、紙幅が異なる複数の印刷用紙にお
ける印刷ズレ量Δxの分布を示すグラフである。ここで
は、各印刷用紙は、プリンタの給紙トレイ(図示せず)
の左端に合わせて給紙されると仮定している。それぞれ
の印刷用紙についての印刷ズレの調整値は、各用紙に関
する主走査方向の幅の中央位置404a,404b,4
04cにおける印刷ズレ量Δxがゼロになるようにそれ
ぞれ決定されている。すなわち、図4の例では、各印刷
用紙における調整値が適正に設定されており、この結
果、各印刷用紙毎に、印刷ズレによる印刷品質の低下が
最小限に抑えられている。印刷ズレ量は、プリンタの主
走査方向に沿った印刷可能範囲(印刷ヘッドの走査可能
範囲)の両端において大きくなるので、仮に、給紙可能
な最大紙幅を有するA3用紙に合わせて印刷ズレを調整
すると、紙幅が小さいはがきに関しては、印刷ズレがう
まく調整できない可能性がある。これに対して、図4に
示すように、各印刷用紙毎にそれぞれ別個の調整値を使
用すれば、はがきのように紙幅が小さい印刷用紙に関し
ても、印刷ズレを適切に調整することができるという効
果がある。なお、各印刷用紙毎の調整値は、調整値メモ
リ202内に記憶しておくので、一度調整した印刷用紙
については再度調整する必要はない。なお、同じサイズ
の印刷用紙でも、給紙時の向きによって、主走査方向の
幅が異なる(すなわち縦置きと横置きとでは主走査方向
の幅が異なる)。また、違うサイズの印刷用紙でも、給
紙時の向きによっては、主走査方向の幅が同じにある可
能性がある。例えば、A3用紙の縦置きと、A4用紙の
横置きは、主走査方向の幅が同じになる。このような種
々の場合を考慮すると、印刷ズレの調整は、印刷用紙の
サイズではなく、印刷用紙が給紙されるときの主走査方
向に沿った幅に応じて行われることが好ましい。
【0034】図5は、印刷ズレ検査用パターンの他の一
例を示す図である。この例では、紙幅の異なる複数の印
刷用紙に検査用パターンを印刷する代わりに、最も紙幅
の大きなA3用紙401aの上に、すべての印刷用紙に
関する印刷ズレ検査用パターンが印刷されている。
【0035】具体的な手順では、例えば、給紙可能な印
刷用紙の最大サイズがA3用紙であるときには、A3用
紙,A4用紙,および、はがきに対する印刷ズレ検査用
パターンを1枚の印刷用紙の上に印刷するためのデータ
を作成し、予め印刷ズレ検査用パターンメモリ206に
予め格納しておく。そして、ある一つの印刷用紙(この
場合A3用紙)に、この印刷ズレ検査用パターンを印刷
して、紙幅の異なる印刷用紙び全てについて、双方向印
刷における印刷ズレの調整値δ1,δ2,δ3…を順次
決定する。そして、各印刷用紙毎に調整値δ1,δ2,
δ3…を印刷ズレ調整量メモリ202に記憶する。
【0036】図5の方法では、複数の印刷用紙そのもの
で印刷ズレの調整を行う訳ではないので、印刷ズレの調
整に使用した印刷用紙とは紙厚が異なる他の印刷用紙に
印刷するときには、紙厚の差によって印刷ズレが生じて
しまう可能性がある。そこで、はがきなどのように、紙
厚が、検査用パターンの印刷に用いた印刷用紙とはかな
り異なるような印刷用紙については、紙厚分に相当する
印刷ズレの調整量のオフセットをかけて、印刷ズレの調
整値を自動補正するようにすることが好ましい。例え
ば、はがきの紙厚を予め測定しておき、はがきに関して
紙厚の差に起因する印刷ズレの調整量のオフセット(調
整値の差分)を設定し、印刷ズレの調整値にオフセット
を加算するようにすることができる。印刷ズレの調整量
のオフセットは、図5の方法で決定された調整量δ1,
δ2,δ3…とは別に調整量メモリ202内に格納され
るようにしてもよく、あるいは、オフセットが反映され
た調整量δ1,δ2,δ3…を調整量メモリ202内に
格納するようにしてもよい。なお、オフセット量の切換
は、実際に使用される印刷用紙(プリンタによって搬送
された印刷用紙)の紙厚を用紙センサ308によって自
動検出し、その検出結果に応じて適宜切り替えるように
することが可能である。このとき、オフセット量が、調
整値δ1,δ2,δ3…とは別に格納されているように
しておけば、同じ紙幅を有する印刷用紙でも、その紙厚
に応じて適切なオフセット量で印刷ズレの調整量を補正
することが可能である。
【0037】図5のように、1枚の印刷用紙上にすべて
の印刷用紙のための検査用パターンを印刷するようにす
れば、普通紙のような安価な印刷用紙を用いて印刷ズレ
の調整を行うことが可能であり、コート紙やはがきを印
刷ズレの調整のために使用する必要がない。
【0038】なお、印刷用紙の主走査方向の複数の位置
において検査用パターンを印刷し、これらの複数の位置
における印刷ズレを調整することも可能である。
【0039】例えば、図6(a),6(b)に示すよう
に、紙幅の異なる各印刷用紙の主走査方向5カ所図2に
示したような印刷ズレ検査用パターンを印刷して、5カ
所における印刷ズレ量の平均値を、適正な印刷ズレの調
整値として採用してもよい。あるいは、後述するよう
に、5カ所のそれぞれにおいて異なる調整量を設定し、
5カ所のそれぞれで印刷位置を調整することも可能であ
る。
【0040】なお、温度等の環境変化によって、双方向
における印刷ズレ量が異なることが考えられる。このと
きには、ある一つの印刷用紙をもちいて再度印刷ズレの
調整を行って再調整値を決定し、以前の調整値との差分
を他の全ての紙幅あるいは紙厚の異なる印刷用紙の調整
値に加算するようにすれば、簡単に環境変化による印刷
ズレに対応できる。いずれにしても、再度全印刷用紙の
調整値を決め直す必要はない。
【0041】なお、本実施例においては、図4に示した
ように、印刷用紙のセット位置が給紙トレイの左側の一
方に固定されているようなプリンタを例にして説明し
た。この場合、印刷用紙の幅の違いによって、その印刷
用紙の中央位置が異なることになる。例えばA3用紙で
あればその中央位置が印刷ヘッドの走査可能区間のほぼ
中央となり、ハガキであればその中央位置は印刷ヘッド
の走査可能区間の左側となる(図4参照)。従って、印
刷用紙の主走査方向の幅によって印刷ズレの調整値を変
える代わりに、印刷用紙の中央位置が印刷ヘッドの走査
可能区間のどの位置に相当するかに応じて、印刷ズレの
調整値を変えることも可能である。
【0042】以上に説明したように、往路と復路の印刷
ズレの調整値を、主走査方向の幅が異なる印刷用紙毎に
設定するようにしたので、それぞれの印刷用紙について
適正な印刷ズレの調整を行うことができ、ざらつきやが
たつきによる印刷品質の低下を最小限に抑えて双方向で
高速印刷することができる。しかも、一度調整を行った
印刷用紙については再度調整する必要がない。
【0043】特に、インクジェットプリンタのホームユ
ースにおいて非常に使用頻度の高いはがきの双方向印刷
において、印刷ズレを最小限に抑えることができる。
【0044】B.プリンタの具体的構成 図7は、本発明の一実施例としてのプリンタを備えたコ
ンピュータシステムの概略構成を示す説明図である。こ
のコンピュータシステムは、コンピュータ20と、プリ
ンタ22とを備えている。プリンタ22は、コンピュー
タ20から送られる画像信号に応じて印刷用紙P上に画
像を記録する。
【0045】プリンタ22は、紙送りモータ23によっ
て印刷用紙Pを搬送する副走査駆動機構と、キャリッジ
モータ24によってキャリッジ31をプラテン26の軸
方向に往復動させる主走査駆動機構と、キャリッジ31
に搭載された印刷ヘッド28を駆動してインクの吐出お
よびドット形成を制御する印字機構と、これらの紙送り
モータ23,キャリッジモータ24,印刷ヘッド28お
よび操作パネル32との信号のやり取りを司る制御回路
40と、を備えている。
【0046】キャリッジ31には、黒インク用のカート
リッジ71と、シアン,ライトシアン,マゼンタ,ライ
トマゼンダ、イエローの5色のインクを収納したカラー
インク用カートリッジ72とが搭載可能である。キャリ
ッジ31の下部の印刷ヘッド28には計6個のインク吐
出用ヘッド61〜66が形成されている。
【0047】紙送りモータ23は、プラテン26その他
のローラを回転させて印刷用紙Pを搬送することによっ
て副走査を実行する。一方、キャリッジモータ24は、
キャリッジ31を往復動させることによって双方向の主
走査を実行する。主走査時には、制御回路40が印刷ヘ
ッド28の各色ヘッド61〜66のピエゾ素子(後述す
る)を駆動して各色インクの吐出させ、印刷用紙P上に
多色の画像を形成する。
【0048】印刷用紙Pを搬送する機構は、紙送りモー
タ23の回転をプラテン26のみならず、用紙搬送ロー
ラに伝達するギヤトレインを備える(図示省略)。ま
た、キャリッジ31を往復動させる機構は、プラテン2
6の軸と並行に架設されキャリッジ31を摺動可能に保
持する摺動軸34と、キャリッジモータ24との間に無
端の駆動ベルト36を張設するプーリ38と、キャリッ
ジ31の原点位置を検出する位置検出センサ39とを備
えている。
【0049】制御回路40は、インク吐出ヘッド28に
おけるインクの吐出タイミングを規定する駆動クロック
信号CLKを生成する駆動クロック生成回路44を備え
ている。駆動クロック生成回路44は、駆動クロック信
号CLKの周波数を調整することによって、インクの吐
出位置(すなわちドットの記録位置)を主走査方向に変
化させる機能を有する。駆動クロック生成回路44の内
部構成については後述する。プリンタ22の内部の給紙
経路には、用紙センサ51〜53が設けられている。用
紙センサ51〜53は、それぞれ下端に用紙検出ピン5
1a〜53aを有している。制御回路40は、押し込ま
れている用紙検出ピンの組合せ(図7の例では、52a
と53a)に応じて、給紙中の印刷用紙の主走査方向の
幅を検出する。また、押し込まれている用紙検出ピン5
2a,53aの押し込み量に応じて、印刷用紙の厚さを
検出することも可能である。なお、用紙センサ51〜5
3を用いずに、コンピュータ20のプリンタドライバ
(図示せず)を用いてユーザによって設定された用紙の
サイズと給紙方向(縦置き、横置き)に応じて、印刷用
紙の主走査方向の幅と厚さとを決定するようにすること
も可能である。図7の用紙センサ51〜53は図1の用
紙センサ308に相当し、また、図7の印刷ヘッド28
とキャリッジモータ24と紙送りモータ23とは、図1
の印刷ヘッド302とキャリッジモータ304と紙送り
モータ306とにそれぞれ相当する。また、図40の制
御回路40は、図1の制御部200に相当する。
【0050】図8はインク吐出用ヘッド28の内部の概
略構成を示す説明図である。インク用カートリッジ7
1,72がキャリッジ31に装着されると、図8に示す
ように毛細管現象を利用してインク用カートリッジ内の
インクが導入管67を介して吸い出され、キャリッジ3
1下部に設けられた印刷ヘッド28の各色ヘッド61な
いし66に導かれる。なお、初めてインクカートリッジ
が装着されたときには、専用のポンプによりインクを各
色のヘッド61ないし66に吸引する動作が行われる
が、本実施例では吸引のためのポンプ、吸引時に印刷ヘ
ッド28を覆うキャップ等の構成については図示および
説明を省略する。
【0051】各色のヘッド61ないし66には、各色毎
に複数個のノズルNzが設けられており、各ノズル毎に
電歪素子の一つであって応答性に優れたピエゾ素子PE
が配置されている。ピエゾ素子PEとノズルNzとの構
造を詳細に示したのが、図9である。図示するように、
ピエゾ素子PEは、ノズルNzまでインクを導くインク
通路68に接する位置に設置されている。ピエゾ素子P
Eは、周知のように、電圧の印加により結晶構造が歪
み、極めて高速に電気−機械エネルギの変換を行う素子
である。本実施例では、ピエゾ素子PEの両端に設けら
れた電極間に所定時間幅の電圧を印加することにより、
図9下段に示すように、ピエゾ素子PEが電圧の印加時
間だけ伸張し、インク通路68の一側壁を変形させる。
この結果、インク通路68の体積はピエゾ素子PEの伸
張に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、粒
子Ipとなって、ノズルNzの先端から高速に吐出され
る。このインク粒子Ipがプラテン26に装着された用
紙Pに染み込むことにより、印刷が行われる。
【0052】C.双方向印刷時の印刷ズレの補正方法:
図10は、本実施例において双方向印刷時の印刷ズレを
補正する方法を示す説明図である。図10(a)は、補
正を行わない場合の印刷ズレ量Δxの主走査方向の分布
を示している。また、図10(b)はこれに対応する往
路と復路の印刷位置(画素位置)のズレを示している。
なお、図10(a)の横軸xの方向は主走査方向であ
り、これは、印刷用紙の桁方向にも相当している。主走
査方向に沿った印刷用紙の幅Lmax を以下では「主走査
幅」あるいは「主走査範囲」と呼ぶ。
【0053】図10(b)において実線で示されるよう
に、プラテンの反りやキャリッジベルトの伸び等の要因
によって、往路の記録位置と復路の印刷ズレ量Δxは、
主走査方向に沿って変化している。図10(b)の横軸
xは往路の主走査方向の座標軸として定義されており、
ズレ量Δxは往路の記録位置から復路の記録位置を減算
した値として定義されている。図10(a)の例では、
主走査方向に沿ったズレ量Δxの分布は上に凸であり、
主走査幅Lmax のほぼ中央で正の値を取り、両端で負の
値を取る。但し、ズレ量Δxのゼロレベルは任意であ
り、図10(a)では主走査幅Lmax にわたるズレ量Δ
xの平均値をゼロレベルとして使用している。なお、プ
リンタによっては、図10(a)とは反対に、ズレ量Δ
xが下に凸の分布を示すこともある。ズレ量Δxの分布
は個々のプリンタ毎に異なるので、個々のプリンタ毎に
実際の印刷物上のズレ量Δxが測定される。
【0054】図10(c)は、図10(a)のズレ量を
補正するための理想的な補正量δの分布を示している。
また、図10(d)は補正されてズレ量Δxがほぼゼロ
になったときの往路と復路の印刷位置を示している。理
想的な補正量δは、図10(a)に示すズレ量Δxの分
布の正負の符号を反転したものである。
【0055】図10(e)は、本実施例において印刷ズ
レを補正するために用いられる駆動クロック信号CLK
(図7)の周波数fCLK の変化を示している。主走査幅
Lmax は、ほぼ等間隔の5つの領域R1〜R5に区分さ
れており、各領域毎に駆動クロック信号CLKの周波数
fCLK の値が個別に設定されている。なお、L1〜L4
は、領域の境界の位置を示している。図10(c)の補
正量δがゼロに近い領域R2,R4では周波数fCLK は
標準値f2に設定され、補正量δが負の領域R3では周
波数fCLK が標準値f2よりも大きな値f3に、また、
補正量δが正の領域R1,R5では周波数fCLK が標準
値f2よりも小さな値f1に設定されている。印刷ヘッ
ド28におけるインクの吐出タイミングは、駆動クロッ
ク信号CLKの周波数に依存している。従って、周波数
fCLK が高いほどインク吐出の周期は短くなり、主走査
方向におけるドット同士の距離が小さくなる。周波数f
CLK の変化によるドットの記録位置の変化と、印刷ズレ
の補正との関係については後述する。
【0056】図10(e)のように、駆動クロック信号
CLKの周波数fCLK を主走査範囲を区分した複数の領
域毎に個別に設定するようにすれば、理想的な補正量δ
を近似的に実現することができる。なお、駆動クロック
生成回路44(図7)の能力が許せば、駆動クロック信
号CLKの周波数をほぼ連続的に変化させるようにして
もよい。但し、図10(e)に示すように、周波数fCL
K を階段状に変化させる方が回路構成が単純になるとい
う利点がある。
【0057】図10(e)に示すような周波数の変化を
復路において適用し、往路では周波数fCLK を一定値
(例えば標準値f2)に保つことによって、ズレ量Δx
がほぼゼロになるように記録位置を補正することができ
る。あるいは、往路において周波数fCLK を調整し、復
路においては周波数fCLK を一定値に保つようにしても
よい。また、往路と復路の両方で周波数を調整するよう
にしてもよい。すなわち、一般には、往路と復路の少な
くとも一方で、駆動クロック信号CLKの周波数fCLK
を調整するようにすればよい。
【0058】なお、キャリッジモータ24を駆動する主
走査駆動信号の周波数は、往路と復路とで同じ一定値に
保たれる。従って、印刷ヘッド28の駆動クロック信号
CLKの周波数fCLK を図10(e)のように変化させ
れば、これに応じて主走査方向の記録位置(インクの吐
出位置)が変化する。但し、主走査駆動信号の周波数を
変化させることによっても、双方向印刷時の記録位置の
ズレを補正することが可能である。
【0059】さて、周波数fCLK の変化によるドットの
記録位置の変化と、印刷ズレの補正との関係は以下のよ
うになる。前述したように、周波数fCLK が高いほどド
ット同士の距離が小さくなる。図10(e)の1番目と
5番目の領域R1,R5では周波数fCLK が比較的低い
ので、ドット同士の距離が比較的大きくなり、復路の記
録位置は図10(b)に比べてマイナスx方向にずれる
ことになる。一方、3番目の領域R3では周波数fCLK
が比較的高いので、ドット同士の距離は比較的小さくな
り、復路の記録位置は図10(b)に比べてプラスx方
向にずれることになる。この結果、図10(d)に示す
ように、往路と復路の記録位置がほぼ一致するように復
路の記録位置が補正される。なお、往路において周波数
fCLK を調整する場合にも、図8(e)と同様の分布で
周波数fCLK を変化させればよい。
【0060】なお、ズレ量Δxの分布は、種々の方法に
よって測定可能である。例えば、プリンタ22の組立時
に往路と復路とでそれぞれ同一のパターン(例えば黒白
の縞模様)を印刷する。そして、その印刷結果から各領
域R1〜R5におけるズレ量Δxを手動で測定すること
ができる。あるいは、プリンタ22にCCDカメラ等の
光学的な読取り装置を設けておき、往路と復路で同一の
パターンを印刷しながら自動的にズレ量Δxを測定する
ようにしてもよい。測定されたズレ量Δx(または、こ
れに対応する補正量δ、周波数f1〜f3、あるいは、
後述する分周比n,m)の値は、各領域R1〜R5毎に
制御回路40(図7)内に登録される。
【0061】D.駆動クロック生成回路44の内部構
成:図11は、駆動クロック生成回路44の内部構成を
示すブロック図である。駆動クロック生成回路44は、
基準クロック生成回路102と、分周器104と、オン
/オフゲート106と、パラメータ設定回路108と、
プログラマブルROM(PROM)110とを備えてい
る。基準クロック生成回路102は、所定の比較的高い
周波数を有する基準クロック信号RCLKを生成する。
この基準クロック信号RCLKは、分周器で1/nに分
周されて駆動クロック信号CLKとなる。オン/オフゲ
ート106は、制御回路40内の他の回路からの制御信
号に応じて、印刷ヘッド28への駆動クロック信号CL
Kの供給を停止したり再開したりする機能を有する。
【0062】PROM110は、各領域R1〜R5にお
ける分周比n(R1)〜n(R5)の値と、領域間の境
界の位置L1〜Lmax (または各領域の幅)とを記憶し
ている。パラメータ設定回路108は、分周器104に
おける分周比nの設定を変更することによって、図10
(e)に示す周波数変化を実現する。パラメータ設定回
路108は、オン/オフゲート106から出力された駆
動クロック信号CLKのパルス数をカウントする図示し
ないカウンタを有しており、このカウンタのカウント値
と領域間の境界の位置L1〜Lmax との比較(またはカ
ウント値と各領域の幅との比較)を行うことによって、
キャリッジ31の現在の主走査位置が5つの領域R1〜
R5のうちのいずれであるかを判断する。なお、キャリ
ッジ31の原点位置は、位置検出センサ39(図7)か
ら制御回路40に供給される信号によって予め決定され
ている。パラメータ設定回路108は、キャリッジ31
の主走査位置を含む領域に対応する分周比nをPROM
110から読み出して分周器104に設定する。なお、
図11のPROM110は、図1の印刷ズレ調整値メモ
リ202に相当する。すなわち、PROM110には、
印刷用紙の幅と厚さとの複数の組合せに対応するパラメ
ータ{n(L1)〜n(Lmax ),L1〜Lmax }が、
印刷ズレの調整値としてそれぞれ格納されている。ま
た、図11の他の回路要素102,104,106,1
08の全体が、図1の印刷ズレ調整部204に相当す
る。
【0063】このように、この駆動クロック生成回路4
4では、基準クロック信号RCLKを分周するための分
周比nを各領域毎に変更するだけで、各領域に適した周
波数を有する駆動クロック信号CLKを容易に得ること
ができるという利点がある。また、駆動クロック信号C
LKの周波数の調整によって記録位置を補正する本実施
例の方法は、記録位置自身を補正する従来の方法に比べ
て回路構成が簡単であり、実現がより容易であるという
利点がある。
【0064】ところで、プリンタによっては、キャリッ
ジの振動に起因する印刷ズレを補正する目的で、リニア
エンコーダが設けられている機種も存在する。しかし、
リニアエンコーダでは、プラテンの反りに起因する印刷
ズレを補正することは困難である。しかし、上記実施例
のように、印刷ヘッド28の駆動クロック信号CLKの
周波数を主走査方向に沿って変化させるようにすれば、
プラテンの反りに起因する印刷ズレも補正することが可
能である。すなわち、本発明は、印刷ズレを補正するた
めのリニアエンコーダが設けられた機種に適用しても効
果がある。また、印刷ズレを補正するためのリニアエン
コーダが設けられていない機種に関しても、本発明を適
用することによって、キャリッジの振動に起因する印刷
ズレと、プラテンの反りに起因する印刷ズレの双方を同
時に補正することができるという効果がある。
【0065】図12は、駆動クロック生成回路44の他
の構成を示すブロック図である。この駆動クロック生成
回路44aは、図11の回路44の分周器104とオン
/オフゲート106との間にPLL回路120を追加し
たものである。また、パラメータ設定回路108aの機
能と、PROM110の記憶内容とは、PLL回路12
0の追加に応じて多少変更されている。
【0066】PLL回路120は、位相周波数検出器
(PFD)122と、ローパスフィルタ(LPF)12
4と、電圧制御発振器(VCO)126と、分周器12
8とを備えている。このPLL回路120は、第1の分
周器104で分周されたクロック信号CLKの周波数を
逓倍数m(これは分周器128の分周比に等しい)で逓
倍することによって駆動クロック信号CLK’を生成し
て、印刷ヘッド28に供給する。この駆動クロック信号
CLK’の周波数fCLK'は、基準クロック信号RCLK
の周波数fRCLKのm/n倍の値を有している。
【0067】パラメータ設定回路108aは、2つの分
周器104,128の分周比n,mを各領域R1〜R5
に適した値にそれぞれ設定することによって、駆動クロ
ック信号CLK’の周波数fCLK'を各領域R1〜R5に
適した値に設定することができる。図12に示す回路で
は、周波数を調整するためのパラメータが2つ(nと
m)になるので、図11に回路に比べてより細かな単位
で周波数を設定することが可能である。
【0068】なお、図11における分周器104や、図
12における分周器104とPLL回路120は、基準
クロック信号RCLKの周波数を変換することによって
駆動クロック信号を生成する周波数変換部(「周波数設
定部」とも呼ぶ)を実現している。但し、これらの構成
は単なる例示であり、周波数変換部(周波数設定部)と
して他の構成を採用することも可能である。
【0069】以上説明したように、上記実施例では、印
刷ヘッドに与える駆動クロック信号の周波数を変化させ
ることによって、往路と復路における記録位置がほぼ一
致するように記録位置を補正しているので、記録位置自
体を補正する場合に比べて簡単な構成で容易に印刷ズレ
の補正を行うことができるという利点がある。特に、印
刷用紙の主走査幅を区分した複数の領域において駆動ク
ロック周波数を個別に設定するようにしたので、理想に
近い補正を簡単な構成で実現することが可能である。
【0070】なお、駆動クロック信号の周波数を変更す
ることによる印刷ズレの調整は、前述した図3,図4に
示したように、印刷用紙の主走査方向の中央位置のみで
印刷ズレを調整する場合にも適用可能である。上記の回
路では、印刷用紙の主走査幅Lmax を5つの領域R1〜
R5に等分していたが、必ずしも互いに等しい幅に区分
する必要は無く、任意の幅で複数の領域に区分すること
が可能である。また、領域区分の数は5に限らず、一般
には2以上の複数の領域に区分すればよい。但し、領域
区分の数が多いほど理想的な補正量δに近い補正量が得
られるので、走査幅Lmax を少なくとも5つの領域に区
分することが好ましい。ところで、印刷用紙の主走査幅
Lmax が同じ場合でも、実際に印刷ヘッド28が移動す
る主走査範囲が印刷用紙の主走査幅Lmax の一部分に限
定されるような場合がある。例えば、画像が印刷用紙の
左半分にだけ印刷されるようなときには、印刷ヘッド2
8の実際の主走査範囲は印刷用紙の左半分だけになる。
このような場合には、例えば図10(a)の2番目の位
置L2の印刷ズレΔxの値が、印刷用紙の主走査幅Lma
x の全体にわたって印刷ヘッド28が走査される場合の
印刷ズレの値とは異なる可能性がある。この理由は、印
刷ズレにキャリッジベルトの伸びが影響していることに
起因している。キャリッジベルトの伸びは、キャリッジ
の加速状態に依存している。印刷用紙の主走査幅Lmax
の全体を走査する場合には位置L2においてはキャリッ
ジがほぼ等速で移動しているのに対して、印刷用紙の左
半分のみを走査する場合には位置L2においてはキャリ
ッジが加速または減速状態にある。従って、同じ位置L
2においても、印刷ヘッド28の実際の主走査範囲に応
じて印刷ズレΔxの値が異なる。このような現象を考慮
すると、印刷用紙の主走査幅Lmax が同じ場合にも、印
刷ズレの調整値(補正量)を、印刷ヘッド28の実際の
走査範囲に応じて、印刷用紙上の複数の位置毎に異なる
値を設定するようにすることが好ましい。
【0071】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0072】上記実施例では印刷ヘッドを移動させるこ
とによって主走査を行っていたが、この代わりに、印刷
用紙を移動させるようにしてもよい。すなわち、本発明
は、一般に、印刷媒体と印刷ヘッドを少なくとも相対的
に移動させることによって双方向の主走査を行う双方向
印刷機能を有するプリンタに適用可能である。
【0073】上記実施例において、ハードウェアによっ
て実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換え
るようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現
されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるよう
にしてもよい。例えば、図11および図12に示した回
路の一部(例えばパラメータ設定回路108,108
a)の機能を、マイクロプロセッサが記録媒体に格納さ
れたコンピュータプログラムを実行することによって実
現するようにしてもよい。また、制御回路40の機能の
一部あるいは全部を、コンピュータ20のマイクロプロ
セッサ(CPU等)が実行するようにしてもよい。
【0074】なお、記録媒体としては、フレキシブルデ
ィスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、
ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの
符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置
(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等
の、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するインクジェットプリンタの概
念図。
【図2】印刷ズレの調整の一例を示す図。
【図3】印刷ズレ検査用パターンの一例を示す図。
【図4】インクジェットプリンタの主走査方向の印刷ズ
レの調整結果を示すグラフ。
【図5】印刷ズレ検査用パターンの他の例を示す図。
【図6】印刷ズレ検査用パターンのさらに他の例を示す
図。
【図7】本発明の一実施例としてのプリンタ22の概略
構成を示す説明図。
【図8】本発明のプリンタのドット記録ヘッドの概略構
成を示す説明図。
【図9】本発明のプリンタにおけるドット形成原理を示
す説明図。
【図10】実施例において双方向印刷の印刷ズレを補正
する方法を示す説明図。
【図11】駆動クロック生成回路44の内部構成を示す
ブロック図。
【図12】駆動クロック生成回路44の他の構成を示す
ブロック図。
【符号の説明】
20…コンピュータ 22…プリンタ 23…紙送りモータ 24…キャリッジモータ 26…プラテン 28…印字ヘッド 31…キャリッジ 32…操作パネル 34…摺動軸 36…駆動ベルト 38…プーリ 39…位置検出センサ 40…制御回路 44,44a…駆動クロック生成回路 51〜53…用紙センサ 51a〜53a…用紙検出ピン 61〜66…インク吐出用ヘッド 67…導入管 68…インク通路 71,72…インクカートリッジ 102…基準クロック生成回路 104…分周器 106…オン/オフゲート 108,108a…パラメータ設定回路 110…PROM 120…PLL回路 122…位相比較器 124…ローパスフィルタ 126…電圧制御発振器 128…分周器 200…制御部 202…印刷ズレ調整量メモリ 204…印刷ズレ調整部 206…印刷ズレ検査用パターンメモリ 300…駆動機構部 302…印刷ヘッド 304…キャリッジモータ 306…紙送りモータ 308…用紙センサ 401a,401b,401c…印刷用紙 402…印刷ズレ検査用パターン 404a,404b,404c…印刷用紙の中央位置

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査を往復で双方向に行いつつ印刷媒
    体上に画像を印刷する双方向印刷機能を有する印刷装置
    であって、 印刷ヘッドと、 前記印刷ヘッドと前記印刷媒体を少なくとも相対的に主
    走査方向および副走査方向に移動させるとともに、前記
    印刷ヘッドを駆動して前記印刷媒体上に印刷を行わせる
    駆動機構部と、 前記駆動機構部を制御する制御部と、を備え、 前記制御部は、 前記印刷ヘッドの主走査方向の位置に応じて、往路にお
    ける主走査方向の印刷位置と復路における主走査方向の
    印刷位置とがほぼ一致するように、前記往路と復路の少
    なくとも一方において印刷位置を調整する印刷ズレ調整
    部を備える印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記印刷ズレ調整部は、前記印刷ヘッドの実際の主走査
    範囲と前記印刷ヘッドの主走査方向の位置とに応じて前
    記印刷位置の調整を行う、印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記制御部は、さらに、 前記印刷位置の調整に用いる調整値を、主走査方向の幅
    が異なる複数の印刷媒体のそれぞれに関して記憶する調
    整値メモリを備え、 前記印刷ズレ調整部は、印刷に実際に使用される印刷媒
    体の主走査方向の幅に応じて前記調整値メモリから前記
    調整値を読み出すとともに、読み出された前記調整値に
    従って前記印刷位置の調整を行う、印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の印刷装置であって、さら
    に、 前記複数の印刷媒体に対応した複数の印刷ズレ検査用パ
    ターンを印刷するためのデータを記憶するメモリを備え
    る、印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の印刷装置であって、 前記印刷ズレ調整部は、前記印刷に実際に使用される印
    刷媒体の厚さに応じたオフセットを用いて前記印刷ズレ
    の調整値を補正する、印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の印刷装置であって、 前記印刷ズレ調整部は、前記複数の記録媒体のそれぞれ
    の主走査方向の中央位置において前記印刷位置の調整を
    行う、印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の印刷装置であって、 前記印刷ズレ調整部は、前記複数の記録媒体のそれぞれ
    の主走査方向の複数の位置において前記印刷位置の調整
    を行う、印刷装置
  8. 【請求項8】 請求項1記載の印刷装置であって、 前記印刷ズレ調整部は、 前記印刷ヘッドに与える駆動クロック信号を生成すると
    ともに、前記往路と復路の少なくとも一方において前記
    駆動クロック信号の周波数を主走査方向に沿って変化さ
    せる駆動クロック生成部を備える、印刷装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の印刷装置であって、 前記駆動クロック生成部は、主走査範囲を区分した複数
    の領域において前記駆動クロック信号の周波数を個別に
    設定する、印刷装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の印刷装置であって、 前記駆動クロック生成部は、 前記駆動クロック信号の周波数を設定するためのパラメ
    ータを前記複数の領域のそれぞれに関して記憶する調整
    値メモリと、 所定の基準周波数を有する基準クロック信号を生成する
    基準クロック生成部と、 前記調整値メモリから読み出されたパラメータを用い
    て、前記基準クロック信号の周波数を変換することによ
    って前記駆動クロック信号を生成する周波数変換部と、 前記印刷ヘッドの主走査位置が前記複数の領域のいずれ
    に含まれているかを判断し、前記主走査位置を含む領域
    に対応するパラメータを前記メモリから読み出して前記
    周波数変換部に設定するパラメータ設定部と、を備える
    印刷装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の印刷装置であって、 前記パラメータ設定部は、使用される印刷媒体の主走査
    方向の幅と厚さとに応じて、前記複数の領域の区分と前
    記パラメータの値とを変更する、印刷装置。
  12. 【請求項12】 主走査を往復で双方向に行いつつ印刷
    ヘッドを用いて印刷媒体上に画像を印刷する印刷装置に
    おける主走査方向の印刷位置の調整方法であって、 前記印刷ヘッドの主走査方向の位置に応じて、往路にお
    ける主走査方向の印刷位置と復路における主走査方向の
    印刷位置とがほぼ一致するように、前記往路と復路の少
    なくとも一方において印刷位置を調整する、方法。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の方法であって、 前記印刷位置の調整は、前記印刷ヘッドの実際の主走査
    範囲と前記印刷ヘッドの主走査方向の位置とに応じて行
    われる、方法。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の方法であって、 主走査方向の幅が異なる複数の印刷媒体に関して前記印
    刷位置の調整に用いる調整値が予め準備されており、 前記印刷ズレの調整は、印刷に実際に使用される印刷媒
    体の主走査方向の幅に応じた前記調整値に従って行なわ
    れる、方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の方法であって、さら
    に、 前記複数の印刷媒体上に、各印刷媒体に対する印刷ズレ
    検査用パターンをそれぞれ印刷し、前記印刷ズレ検査用
    パターンにおける印刷ズレに基づいて、前記複数の印刷
    媒体に関する前記調整値が準備される、方法。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の方法であって、さら
    に、 前記複数の印刷媒体の中の選択された1つの印刷媒体の
    上に、前記複数の印刷媒体に対する複数の印刷ズレ検査
    用パターンをすべて印刷し、前記印刷ズレ検査用パター
    ンにおける印刷ズレに基づいて、前記複数の印刷媒体に
    関する前記調整値が準備される、方法。
  17. 【請求項17】 請求項14記載の方法であって、 前記印刷ズレの調整値は、前記印刷に実際に使用される
    印刷媒体の厚さに応じたオフセットを用いて補正され
    る、方法。
  18. 【請求項18】 請求項14記載の方法であって、 前記印刷ズレの調整は、前記複数の記録媒体のそれぞれ
    の主走査方向の中央位置において行われる、方法。
  19. 【請求項19】 請求項14記載の方法であって、 前記印刷ズレの調整は、前記複数の記録媒体のそれぞれ
    の主走査方向の複数の位置において行われる、方法
  20. 【請求項20】 請求項12記載の方法であって、 前記印刷ズレの調整は、前記印刷ヘッドに与えられる駆
    動クロック信号の周波数を、前記往路と復路の少なくと
    も一方において主走査方向に沿って変化させることによ
    って行われる、方法。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の方法であって、 前記駆動クロック信号の周波数は、主走査範囲を区分し
    た複数の領域において個別に設定される、方法。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の方法であって、 前記駆動クロック信号の周波数の設定は、 前記駆動クロック信号の周波数を設定するためのパラメ
    ータを前記複数の領域のそれぞれに関して予め準備し、 所定の基準周波数を有する基準クロック信号を生成し、 前記印刷ヘッドの主走査位置が前記複数の領域のいずれ
    に含まれているかを判断し、 前記印刷ヘッドの主走査位置を含む領域に対応する前記
    パラメータを用いて、前記基準クロック信号の周波数を
    変換することによって前記駆動クロック信号を生成する
    ことによって行われる、方法。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の方法であって、 印刷に実際に使用される印刷媒体の主走査方向の幅と厚
    さとに応じて、前記複数の領域の区分と前記パラメータ
    の値とが変更される、方法。
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