JPH11285838A - シーム溶接装置 - Google Patents

シーム溶接装置

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JPH11285838A
JPH11285838A JP8608198A JP8608198A JPH11285838A JP H11285838 A JPH11285838 A JP H11285838A JP 8608198 A JP8608198 A JP 8608198A JP 8608198 A JP8608198 A JP 8608198A JP H11285838 A JPH11285838 A JP H11285838A
Authority
JP
Japan
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conductive shaft
electrode holder
roller
conductive
electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP8608198A
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English (en)
Inventor
Katsumi Yahagi
勝己 矢萩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接ヘッド部の寿命を延ばし、かつ導電シャ
フトを滑らかに回転させる。 【解決手段】 導電シャフト2と電極ホルダ3との間に
は導電材料からなるころ4が配置されている。ころ4が
導電シャフト2及び電極ホルダ3ところがり接触するこ
とにより、導電シャフト2が回転自在に軸支され、且つ
ころ4を介して電極ホルダ3と導電シャフト2との間で
電気的接続が得られる。電極ホルダ3、ころ4、導電シ
ャフト2を介してローラー電極1へ電流が供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC、水晶振動子
等の回路素子の容器に蓋を溶接するシーム溶接装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】IC、水晶振動子等の回路素子の封止作
業は、パッケージにこれらの回路素子を収納して、配線
や試験調整作業を行った後の最終製造工程として行われ
る。封止方法としては、樹脂封止、気密封止などがあ
る。気密封止法は、金属又はセラミックスのパッケージ
の中に素子を収納固定し、乾燥した不活性ガス雰囲気中
でリッド(蓋)をかぶせて素子を完全に密封する方法で
ある。この気密封止法によれば、水分などの不純物の侵
入がなく、また素子と封止材料は直接接触しないので、
熱応力の影響も少なく樹脂封止に比べて高い封止信頼性
を得ることができる。
【0003】この気密封止法のひとつであるパラレルシ
ーム接合法を用いて、パッケージにリッドを溶接するシ
ーム溶接装置がある。このシーム溶接装置は、円板状の
ローラー電極によって被接合材料に圧力を加えながら電
流を流すことにより、発生するジュール熱によって被接
合材料を溶融させて接合を得るものである。図2はシー
ム溶接装置によるシーリング作業を説明するための図で
あり、11a、11bはローラー電極、12a、12b
はローラー電極11a、11bに給電する導電シャフ
ト、13a、13bは導電シャフト12a、12bに給
電する電極ホルダ、14a、14bは電極保持アーム、
15は水晶振動子、16は水晶振動子15のパッケー
ジ、17はリッドである。
【0004】このシーム溶接装置は、リッド17にロー
ラー電極11a、11bを所定の圧力下で接触させる。
そして、パッケージ16を載置した図示しないテーブル
あるいは電極保持アーム14a、14bを移動させなが
ら、給電ブロック13a、導電シャフト12a、ローラ
ー電極11a、リッド17、ローラー電極11b、導電
シャフト12b、給電ブロック13bという経路で電流
を流すことにより、リッド17がパッケージ16に溶接
される。
【0005】このようなシーム溶接に用いられる従来の
シーム溶接装置の溶接ヘッド部の断面を図3に示す。円
柱状の導電シャフト12は、電極ホルダ13の貫通穴に
挿入されて支えられており、滑り摩擦で回転するように
なっている。ローラー電極11は、導電シャフト12の
一端に取付けられ、導電シャフト12の他端には、導電
シャフト12の軸方向の動きを制限するためのカラー1
4が取り付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のシーム溶接装置
では、電極ホルダ13を導電シャフト12の軸受として
機能させ、かつ電極ホルダ13と導電シャフト12を電
気的に接続するため、導電シャフト12と電極ホルダ1
3との間に圧力をかけた状態で導電シャフト12を回転
させており、それらの間の摩擦力を十分に小さくするこ
とができない。その結果、導電シャフト12および電極
ホルダ13の摩耗が早く寿命が短いため、これらの部品
を頻繁に交換しなければならないという問題点があっ
た。また、電極ホルダ13の貫通穴を軸受として使用し
ているため、導電シャフト12の回転が渋いという問題
点があった。本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、溶接ヘッド部の寿命が長く、かつ導電シャ
フトを滑らかに回転させることができるシーム溶接装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載のように、円柱状の導電シャフトの一端に固定された
ローラー電極と、導電シャフトの貫通用の穴が配設され
た、該導電シャフトに給電するための電極ホルダと、電
極ホルダを貫通する導電シャフト及び電極ホルダに対し
てころがり接触することにより導電シャフトを回転自在
に軸支する、導電性の複数の転動体とを備えるものであ
る。このように、導電性の転動体が導電シャフト及び電
極ホルダところがり接触することにより、導電シャフト
が回転自在に軸支され、且つ転動体を介して電極ホルダ
と導電シャフトとの間で電気的接続が得られる。また、
請求項2に記載のように、上記転動体はころである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1(a)は本発明
の実施の形態を示すシーム溶接装置の溶接ヘッド部の断
面図、図1(b)はこの溶接ヘッド部の斜視図である。
本実施の形態の溶接ヘッド部は、硬質銅合金等の導電材
料からなるローラー電極1と、クロム銅(Cr−Cu)
等の導電材料からなる円柱状の導電シャフト2と、導電
シャフト2の貫通用の穴が配設された、クロム銅等の導
電材料からなる電極ホルダ3と、導電シャフト2及び電
極ホルダ3に対してころがり接触することにより導電シ
ャフト2を回転自在に軸支する導電性のころ4と、クロ
ム銅等の導電材料からなる、導電シャフト2の軸方向の
動きを制限するためのストッパ5とから構成されてい
る。
【0009】なお、図1(a)、図1(b)では、1対
のローラー電極1を有する溶接ヘッド部のうち、片側の
みを示している。また、図1(b)では、ローラー電極
1及びストッパ5を導電シャフト2に取り付ける前の状
態を示しており、電極ホルダ3については省略してい
る。電極ホルダ3は、ワイヤー等によって図示しない電
源と電気的に接続される。この電極ホルダ3の貫通穴に
通された導電シャフト2の一端にはローラー電極1が取
り付けられ、他端にはストッパ5が取り付けられる。
【0010】導電シャフト2にはフランジ部21が設け
られており、このフランジ部21とストッパ5によって
電極ホルダ3を挟むことにより、導電シャフト2の軸方
向の動きが制限される。導電シャフト2と電極ホルダ3
との間には導電材料(例えば、銀タングステン)からな
るころ4が配置されている。
【0011】ころ4が導電シャフト2及び電極ホルダ3
の貫通穴ところがり接触することにより、導電シャフト
2が回転自在に軸支され、且つころ4を介して電極ホル
ダ3と導電シャフト2との間で電気的接続が得られる。
こうして、電極ホルダ3、ころ4、導電シャフト2を介
してローラー電極1へ電流が供給される。
【0012】なお、導電シャフト2において、ころ4と
ころがり接触するのは接触部22,23である。これに
対し、フランジ部21と接触部22の間の部分24と、
中央部25は、接触部22,23と比べて径が大きくな
っている。また、ストッパ5の電極ホルダ側には、接触
部23より外径が大きく同外径が電極ホルダ3の穴径よ
り小さい凸部51が設けられている。このような構成に
より、ころ4の軸方向の動きが制限される。また、導電
シャフト2の中央部25と電極ホルダ3の貫通穴の壁面
との間には隙間が形成されている。これにより、摩擦力
を小さくして回転が滑らかになるようにしている。
【0013】こうして、図3と同様の機能を有する溶接
ヘッド部が得られる。本実施の形態では、導電シャフト
2の軸受としてころ4を使用しているので、導電シャフ
ト2の回転を滑らかにすることができる。また、導電シ
ャフト2ところ4の間、ころ4と電極ホルダ3の間に
は、電気的な接続を得るために従来と同様に圧力をかけ
る必要があるが、ころ4は、導電シャフト2及び電極ホ
ルダ3ところがりながら接触するので、これらの間の接
触点は常に変化する。したがって、導電シャフト2及び
電極ホルダ3の寿命を延ばすことができる。
【0014】なお、ころ4の収納部(導電シャフト2の
接触部22,23と電極ホルダ3の貫通穴の壁面によっ
て形成される空間)に導電グリースを充填してもよい。
これにより、摩擦力を低減し、導電性を向上させること
ができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1に記載のよう
に、導電シャフト及び電極ホルダに対してころがり接触
することにより導電シャフトを回転自在に軸支する、導
電性の複数の転動体を設けることにより、導電シャフト
の回転を滑らかにすることができ、導電シャフト及び電
極ホルダの寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示すシーム溶接装置の
溶接ヘッド部の断面図及び斜視図である。
【図2】 シーム溶接装置によるシーリング作業を説明
するための図である。
【図3】 従来のシーム溶接装置の溶接ヘッド部の断面
図である。
【符号の説明】
1…ローラー電極、2…導電シャフト、3…電極ホル
ダ、4…ころ、5…ストッパ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の導電シャフトの一端に固定され
    たローラー電極と、 導電シャフトの貫通用の穴が配設された、該導電シャフ
    トに給電するための電極ホルダと、 電極ホルダを貫通する導電シャフト及び電極ホルダに対
    してころがり接触することにより導電シャフトを回転自
    在に軸支する、導電性の複数の転動体とを備えることを
    特徴とするシーム溶接装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシーム溶接装置におい
    て、 前記転動体はころであることを特徴とするシーム溶接装
    置。
JP8608198A 1998-03-31 1998-03-31 シーム溶接装置 Pending JPH11285838A (ja)

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JP8608198A JPH11285838A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 シーム溶接装置

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JP8608198A JPH11285838A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 シーム溶接装置

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JPH11285838A true JPH11285838A (ja) 1999-10-19

Family

ID=13876765

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JP8608198A Pending JPH11285838A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 シーム溶接装置

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JP (1) JPH11285838A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010194577A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Nippon Avionics Co Ltd シーム接合ヘッド

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010194577A (ja) * 2009-02-25 2010-09-09 Nippon Avionics Co Ltd シーム接合ヘッド

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