JP5191056B2 - シーム接合ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、水晶振動子、弾性表面波フィルタ等の電子部品を収容した容器の開口部に、蓋体であるリッドを接合することで該容器を気密封止する封止作業の際、該リッドの周縁部にローラ電極を転接させつつ電流を流し、接合を行なうシーム接合ヘッドの構造に係るものである。
従来から、水晶振動子、弾性表面波フィルタ等の電子部品を容器に気密封止する方法として、マイクロパラレルシーム接合法が広く用いられている。図2は従来からあるシールリング付き容器の断面図であり、まずセラミック基板51に金属製シールリング52をろう接してなる容器53の内部に水晶振動子等の電子部品54を収納し、この電子部品54をワイヤ55によって外リード56に電気的に接続したものを準備する。そしてこの容器53の開口部にはコバール等からなるリッド57が位置決めされて載置される。
次にリッド57が位置ずれしないように、スポット接合によって容器開口部に仮固定する。その後図3で示すように、ローラ電極によるシーム接合が行なわれる。図3には、容器53とこれに仮固定されたリッド57が斜視図で示されており、これに一対のローラ電極58が転接している様子が描かれている。ここでは例として上面視長方形の容器53とリッド57が示されており、図3(a)ではローラ電極58はリッド57の対向する一対の長辺に転接しているところが示されている。
このようにローラ電極58がリッド57に転接するのと同時に両電極間に電圧が印加されると、リッド57の対向する一対の長辺は抵抗発熱によりその一端から他端まで容器53に接合される。この接合が終了するとローラ電極58を上方に退避させ、容器53を載置している図示しないステージを水平面上で90度回転させる。その後再びローラ電極58を下降させ、図3(b)で示すようにリッド57の対向する一対の短辺を前記長辺と同様の方法で接合する。
ここで従来のローラ電極の支持機構、所謂シーム接合ヘッドの構造を図4に基づいて説明する。図4はシーム接合ヘッドの正面図であり、一対のローラ電極58の下方において、リッド57が仮固定された容器53が図示しないステージ上に載置された状態を示している。ここで、符号59は一対のローラ電極58を回転自在に支持する一対の電極ホルダーであり、給電ケーブル60から給電を受けローラ電極58に電流を供給する良導電性の金属ブロックである。
また符号61は電気絶縁性の一対の絶縁ブロック、62は左右に並ぶ絶縁ブロック61の間隔を拡縮自在に保持し、図示しない支持部材に上下動自在に支持されたヘッド本体である。前記ステージが紙面を見て前後左右の方向に移動してローラ電極58とリッド57との位置を合わせ、前記ヘッド本体62が下降することでローラ電極58がリッド57に当接し、さらに前記ステージが紙面を見て前後に移動すると共に電極ホルダー59を介してローラ電極58に通電が行なわれることでシーム接合が実施される。
次に図5に基づいて電極ホルダー59がローラ電極58を回転自在に支持する構成を説明する。図5は図4における電極ホルダー59とローラ電極58との関係を断面図で示したものである。図5において符号59Aは電極ホルダー59に穿設された貫通孔、63は一端にローラ電極58を固定した導電シャフト、64は導電シャフト63の他端に固定したリング状のストッパーである。また符号63Aは導電シャフト63に設けた小径部、63Bは導電シャフト63に設けた大径のフランジ部である。ここで電極ホルダー59の貫通孔59Aと導電シャフト63とのあいだには導電性グリースが充填してあり、導電性を保ちながらも導電シャフト63が滑らかに回転するようにしている。
このように電極ホルダー59と導電シャフト63は滑り軸受けの関係にあるが、特許文献1あるいは特許文献2ではこの滑り摩擦部にベアリングを介在させ図6(a)や図6(b)のように軸方向から給電を行なう方法が提案されている。しかしながら、この軸方向の接触部にも摩擦部分が存在し、しかもその接触面積が小さいことから、図5で示した従来の滑り軸受けよりも磨耗が早いという欠点があるため、未だに図5の滑り軸受けを採用するのが一般的である。また、ベアリングを介して給電を行なう試みもなされたが、接触面積が小さく電気抵抗が高い、あるいは電流が不安定になるため採用し難いのが現状である。
特開平6−335779号公報(第3頁、図1) 特開平10−216952号公報(第3頁、図1)
しかしながら、近年のモバイル機器等の部品として要求される部品サイズは、依然小型化の傾向が止まらず、例えば容器の外形寸法が上面視で1.6mm×0.8mmであるような1mmよりも小さな幅のリッドをシーム接合する要求がある。この状況を図7に基づいて説明すると、リッド57の幅Lが0.8mmであるとすると、一対のローラ電極58の間隙Mは0.2mm程度にまで小さくなってしまう。つまりこの状態で軸方向にガタがありローラ電極58が軸方向に移動した場合はすぐさま電極同士のショートにつながる。
図5で示した寸法Nは前記ガタの存在を示しており、通常この構成の電極ホルダー59と導電シャフト63との組立てにおいては、この寸法Nとして0.1mm程度の間隔を空けておかないと滑らかな回転が得られない。つまりこの図5で示した従来の構成では、前述したローラ電極58の間隙寸法Mが0.2mmの場合は使用に耐えないことになる。また、図5の寸法Nが存在すると、フランジ63Bが符号アの部分で電極ホルダー59に接触したり離隔したりすることになり、接合電流の流路に変化が生じるため、接合電流が不安定になるという問題を発生させる。
したがって発明者は、図5で示したような滑り軸受け方式のローラ電極の支持構造を採用しつつも、ローラ電極が軸方向にガタつくことなく、接合電流の伝達も安定したシーム接合ヘッドを提供するものである。
本発明は第1の態様として、電子部品を収容する容器の開口部にリッドを載置し、このリッドの周縁を前記開口部に接合して気密封止するシーム接合装置において、一端にローラ電極を設けた導電シャフトと、この導電シャフトを回転自在に貫通孔で支持しつつ、接合電流を前記導電シャフトに通電する導電性の電極ホルダーと、前記導電シャフトの他端に固定されたストッパーと、このストッパーと前記電極ホルダーとに介在する圧縮コイルばねとを有し、この圧縮コイルばねが前記ローラ電極を前記電極ホルダーの方向に付勢することを特徴とするシーム接合ヘッドを提供するものである。
また本発明は第2の態様として、前記導電シャフトに前記貫通孔よりも大径のフランジ部を有し、前記圧縮コイルばねの付勢力により前記フランジ部の一面は、前記電極ホルダーに常時接触してこの電極ホルダーを付勢することを特徴とする第1の態様として記載のシーム接合ヘッドを提供するものである。
さらに本発明は第3の態様として、前記電極ホルダーと前記圧縮コイルばねとに介在するスリップホルダーを有し、このスリップホルダーは、前記導電シャフトが回転するのに伴い、前記ストッパーおよび前記圧縮コイルばねと共に回転することを特徴とする第1又は第2のいずれかの態様として記載のシーム接合ヘッドを提供するものである。
本発明の第1の態様によれば、ローラ電極が常時電極ホルダーの方向に付勢された状態になるので、一対のローラ電極の間隙を至近距離に設定した場合でも、ローラ電極が軸方向にずれることがないので、互いの干渉やショートの心配がない。
また本発明の第2の態様によれば、電極ホルダーの貫通孔よりも大径のフランジが、常時電極ホルダーに付勢された状態となるので、電極ホルダーからフランジを介してローラ電極に流れる電流が安定し、その結果接合品質も安定する。
さらに本発明の第3の態様によれば、電極ホルダーと圧縮コイルばねとにスリップホルダーが介在することで、回転するスリップホルダーと電極ホルダーとの摩擦抵抗を小さく保つことができ、より滑らかなローラ電極の回転を得ることで、シーム接合の品質が向上する。
本発明の実施形態を示すシーム接合ヘッドの要部断面図 従来の技術を示す容器の断面図 従来の技術を示すローラ電極の斜視図 従来の技術を示すシーム接合ヘッドの正面図 従来の技術を示すシーム接合ヘッドの要部断面図 従来の他の技術を示すシーム接合ヘッドの要部断面図 従来の技術を示すローラ電極の斜視図
次に、添付図面を参照して本発明に係るシーム接合ヘッドの実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明に係るリッドのシーム接合ヘッドの要部断面図であり、符号1は図示しない絶縁ブロックに支持された電極ホルダーである。この電極ホルダー1には貫通孔1Aが穿設されており、この貫通孔1Aに導電シャフト2が貫挿されている。また貫通孔1Aと導電シャフト2とのあいだには導電性グリースが充填されており、滑らかな回転動作と共に接合電流の通電が行なわれるようになっている。また符号2Aは貫通孔1Aよりも大径に成形したフランジであり、紙面を見てこの左側、つまり導電シャフト2の一端にはローラ電極3がセットスクリュー4により固定されている。
そして導電シャフト2の他端にはストッパー5がセットスクリュー6により固定されており、このストッパー5の電極ホルダー1側に圧縮コイルばね7が、導電シャフト2に通すように設けてある。さらに略円筒型のスリップホルダー8がストッパー5と圧縮コイルばね7とを覆うように設けられている。ここでスリップホルダー8はその内径が電極ホルダー1側で小さく成形されており、その外面は電極ホルダー1に当接し、内面は圧縮コイルばね7に当接している。このような構成とすることで、所望の付勢力になるように圧縮した圧縮コイルばねは、導電シャフト2を紙面を見て右側の方向に付勢する。
その結果フランジ2Aは所望の付勢力で常時電極ホルダー1に接することになり、ローラ電極の軸方向のガタは消滅する。また、フランジ2Aと電極ホルダー1とが一定の付勢力で常時接触しているので、接合電流の流路も安定する。ここで、本実施形態ではスリップホルダー8は低摩擦係数のテフロン(登録商標)を素材として使用しており、このスリップホルダー8はストッパー5および圧縮コイルばね7と共に導電シャフト2の回転に伴って回転するが、電極ホルダー1との摩擦面が摩擦力の低いテフロン(登録商標)であるため、滑らかに回転するものである。
ここで、フランジ2Aを設けずに直接ローラ電極3が電極ホルダー1に接触するようにしてもよいが、接触面の面精度を高くして接合電流の流路を安定させようとした場合、フランジ2Aを設けるのがより有利である。また、スリップホルダー8を設けなくともローラ電極3の軸方向のガタは除去できるが、導電シャフト2の回転を滑らかにするには、圧縮コイルばね7と電極ホルダー1とにスリップホルダー8を介在させるのがより有利となる。
1 電極ホルダー
1A 貫通孔
2 導電シャフト
2A フランジ
3 ローラ電極
4、6 セットスクリュー
5 ストッパー
7 圧縮コイルばね
8 スリップホルダー

Claims (3)

  1. 電子部品を収容する容器の開口部にリッドを載置し、このリッドの周縁を前記開口部に接合して気密封止するシーム接合装置において、一端にローラ電極を設けた導電シャフトと、この導電シャフトを回転自在に貫通孔で支持しつつ、接合電流を前記導電シャフトに通電する導電性の電極ホルダーと、前記導電シャフトの他端に固定されたストッパーと、このストッパーと前記電極ホルダーとに介在する圧縮コイルばねとを有し、この圧縮コイルばねが前記ローラ電極を前記電極ホルダーの方向に付勢することを特徴とするシーム接合ヘッド。
  2. 前記導電シャフトに前記貫通孔よりも大径のフランジ部を有し、前記圧縮コイルばねの付勢力により前記フランジ部の一面は、前記電極ホルダーに常時接触してこの電極ホルダーを付勢することを特徴とする請求項1に記載のシーム接合ヘッド。
  3. 前記電極ホルダーと前記圧縮コイルばねとに介在するスリップホルダーを有し、このスリップホルダーは、前記導電シャフトが回転するのに伴い、前記ストッパーおよび前記圧縮コイルばねと共に回転することを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のシーム接合ヘッド。
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