JPH11282792A - デバイス制御システム - Google Patents

デバイス制御システム

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JPH11282792A
JPH11282792A JP8607198A JP8607198A JPH11282792A JP H11282792 A JPH11282792 A JP H11282792A JP 8607198 A JP8607198 A JP 8607198A JP 8607198 A JP8607198 A JP 8607198A JP H11282792 A JPH11282792 A JP H11282792A
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interrupt
control
devices
device driver
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JP8607198A
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Takuya Ueno
拓也 上野
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスを介するデバイスの割り込み制御の信頼
性を高めることができるデバイス制御システムを提供す
る。 【解決手段】 システムバス4上に接続されたデバイス
2a〜2mにデバイスからの割り込みの発生の有無を示
す割り込み情報を設定するための割り込み情報用のレジ
スタを設ける。デバイスドライバ5a〜5nは、割り込
みを受領したときは、この割り込み情報に基づいて自己
の制御対象であるデバイス2a〜2mからの割り込みで
あるかを判別する。また、デバイスドライバ5a〜5n
とデバイス2a〜2mとの共有のメモリ6に設けた排他
管理情報により、1つのデバイスドライバ5a〜5nの
制御対象である複数のデバイス2a〜2mの間における
割り込みの排他制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デバイス制御シス
テムに関し、特に、バスロック機能を持たず、またバス
への割り込みが共有で管理されるシステムにおいて、複
数のデバイスの割り込みを制御するために有用なデバイ
ス制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】割り込み時の排他制御処理を行う技術と
して、例えば特開平9−190415号公報に記載され
た「プロセッサ間通信システム」がある。このプロセッ
サ間通信システムは、バスロック機能を持たないシステ
ムバスを用いてプロセッサ間の通信を行う場合に、プロ
セッサ間で共有のメモリ上にプロセッサ割り込み管理テ
ーブルをCPU毎に設け、各管理テーブルにメインメモ
リの最大アクセス単位を割り当て、割り込みを共有で管
理するようにしている。これにより、バスロック制御な
しでもプロセッサ間におけるバス割り込みの排他制御を
可能にしている。
【0003】このように、バスの割り込みを共有で管理
して排他制御を行う手法は、デバイスドライバによって
デバイスの制御を行うデバイス制御システムにも適用で
きる。この場合、例えば、デバイスドライバとデバイス
とを共有のメモリを使用してデバイスドライバによりデ
バイスを割り込み制御する構成が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、システ
ムバスがバスロック機能を持たず、またシステムにおけ
るバス割り込みを共有する構成において、例えば、バス
上に接続および存在するデバイスドライバが複数のデバ
イスを制御している場合、上記のようにデバイスとの共
有のメモリを使用して割り込みの排他制御を行うだけで
は、デバイスドライバによって割り込み制御を正しく行
うことができない。
【0005】すなわち、デバイスドライバ宛てにデバイ
スからの割り込みが発生したとき、割り込みを共有で管
理している場合には、デバイスドライバは、その制御対
象のデバイス以外の他のデバイスからの割り込みも受領
する可能性がある。このため、発生した割り込みが制御
対象のデバイスからのものか、他のデバイスドライバが
割り込み制御しているデバイスからのものかの判別がで
きない。この結果、割り込み抜けや、制御対象でないデ
バイスからの割り込みを制御対象のデバイスからの割り
込みとして処理する可能性がある。
【0006】そこで本発明は、バスロック機能を持た
ず、また割り込みが共有で管理されるバスを有する場合
に、上記のような制御対象のデバイスからの割り込み抜
けなどを防止でき、バスを介するデバイスの割り込み制
御の信頼性を高めることができるデバイス制御システム
を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のデバイス制御システムは、バスと、前記バスに接続
された複数のデバイスと、前記複数のデバイスが前記バ
スを介して発生する割り込みをそれぞれ受領するように
構成されるとともに前記複数のデバイスのうちの所定の
デバイスの割り込みを処理する制御部とを有するデバイ
ス制御システムにおいて、少なくとも前記所定のデバイ
スにおける割り込みの発生の有無を表す割り込み情報が
設定される割り込み情報用メモリ部をさらに備え、前記
制御部は、前記割り込みを受領したときに前記割り込み
情報に基づいて前記割り込みが前記所定のデバイスにお
ける割り込みであるかどうかを判別することを特徴とす
る。
【0008】より具体的には、前記制御部は、前記割り
込み情報に基づいて前記所定のデバイスにおける割り込
み状態をそれぞれ認識し、この認識結果に基づいて割り
込みを発生したデバイスを特定し、前記割り込みが前記
所定のデバイスにおける割り込みであるかどうかを判別
する。
【0009】ここで、上記の割り込み情報は、割り込み
が制御対象のデバイスからのものか、あるいは制御対象
でないデバイスからのものかを判別するためのものであ
る。また、割り込み情報用メモリ部には、好ましい実施
の形態ではデバイス上のレジスタが用いられるが、これ
に限定されない。そして、デバイスは、割り込みを発生
するときに、この割り込み情報用メモリ部に割り込み情
報を設定する。
【0010】また、好ましくは、前記所定のデバイスが
複数のデバイスから構成される前記デバイス制御システ
ムにおいて、前記複数のデバイス間における割り込みの
排他制御を行うための排他制御用メモリ部をさらに有す
る。より具体的には、例えば、前記排他制御用メモリ部
は、割り込みを発生した前記デバイスにより排他管理情
報が設定される排他管理領域を有し、前記制御部は前記
排他管理情報を認識することで前記所定のデバイスのう
ちから割り込みを発生したデバイスを特定するととも
に、この割り込みに対する処理が完了するまでは他の割
り込みを排除する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は、本発明のデバイス制御
システムの一実施の形態を示した概要図である。このデ
バイス制御システムは、システムバス1と、システムバ
ス1上に存在する複数のデバイス2a〜2m(但し、m
は正の整数)と、システムバス1を挟んでデバイス2a
〜2mと、システムバス1を介して各デバイス2a〜2
mとの間のデータの入出力を制御するための制御装置3
などから構成される。制御装置3は、各デバイスドライ
バ2a〜2mとの間の入出力を管理するI/O制御部4
と、各デバイス2a〜2mを制御するための制御部であ
るデバイスドライバ5a〜5n(但し、nは正の整数)
と、各デバイス2a〜2mおよびデバイスドライバ5a
〜5nがそれぞれアクセス可能な共有メモリなどを有し
ている。
【0012】ここで、各デバイス2a〜2mはそれぞ
れ、システムバス1を介しての制御装置3に対する割り
込みを処理するための割り込み処理部21、後述する割
り込み情報が設定されるレジスタ22、およびデバイス
ドライバ5a〜5nとの間での後述する排他制御を処理
するための排他制御処理部23などを有している。ま
た、デバイスドライバ5は、システムバス1を介しての
制御装置3に対する割り込みを処理するための割り込み
処理部51、上記のレジスタ22に対する処理を行うレ
ジスタ処理部22、および上記の排他制御を処理するた
めの排他制御処理部53などを有している。
【0013】次に、図5に示したように、デバイス2a
〜2j、およびこれらデバイス2a〜2jを制御・管理
するデバイスドライバ5a〜5eを有する場合を例に挙
げて、本実施形態のデバイス管理システムの構成および
動作をより詳しく説明する。デバイスドライバ5aはデ
バイス2a〜2cを制御している。デバイスドライバ5
bはデバイス2dと2eを制御している。デバイスドラ
イバ5cはデバイス2fと2gを制御している。デバイ
スドライバ5dはデバイス2hを制御している。さら
に、デバイスドライバ5eはデバイス2iと2jを制御
している。
【0014】また、各デバイス2a〜2jは、システム
バス1に接続された状態において、このデバイス制御シ
ステムにおけるシステムバス1への割り込みの認識用と
して、割り込みにおけるレベル(IRQ)の値が割り当
てられる。デバイス毎に割り当てられた割り込みレベル
値の一例を示したのが図5である。ここで、システムバ
ス1による割り込みが共有で管理されている場合におい
て、デバイス2a〜2jに割り当てられる割り込みレベ
ルは、複数のデバイスで等しく設定される場合がある。
【0015】そして、図5においては、デバイス2a、
2c、2f、2iで同一の割り込みレベル(IRQ1)
が割り当てられている。この場合、これら同一の割り込
みレベルに割り当てられたデバイス2a、2c、2f、
2iを制御しているデバイスドライバ5a、5c、5d
は、他のデバイスドライバで制御している同一の割り込
みレベルに割り当てられたデバイスからのバス割り込み
も受領する。これは、I/O制御部4が同じ割り込みレ
ベル(IRQ)に設定されたデバイスを制御しているデ
バイスドライバを、同じ割り込みレベルのデバイスを持
つ1つのグループとして管理しているためである。
【0016】具体的には、図4と図5を参照して、デバ
イスドライバ5aには、デバイスドライバ5cが制御し
ているデバイス2f、およびデバイスドライバ5eが制
御しているデバイス2iからの割り込みも通知される。
また、デバイスドライバ5cやデバイスドライバ5eに
は、デバイスドライバ5aが制御しているデバイス2a
や2cの割り込みも通知される。
【0017】そして、同じ割り込みレベル、例えばIR
Q1に設定されたデバイスの割り込みは、IRQ1に設
定されたデバイスを制御するデバイスドライバに順に送
られる。具体的には、図6に示した管理テーブルおい
て、まずデバイスドライバ5aがI/O制御部4により
呼び出される。そして、この呼び出しがデバイスドライ
バ5aの制御するデバイスからの割り込みでない場合、
その後、図6の読み出し順位でデバイスドライバ5c、
5eの順にI/O制御部4により呼び出される。
【0018】次に、I/O制御部4より呼び出されたデ
バイスドライバにおける処理を、図7を用いて説明す
る。すなわち、デバイスドライバは、I/O制御部4か
らの割り込みがあると、それぞれ、自分が制御している
デバイスの割り込みを認識するために、各デバイス上の
レジスタ202を参照し、そのレジスタ202に割り込
み(割り込み要因)が発生しているかを判別する。な
お、割り込み(割り込み要因)が発生している場合はレ
ジスタ202はONの状態とし、また、割り込み(割り
込み要因)が発生していない場合はレジスタ202はO
FFの状態とする。
【0019】そして、デバイスドライバは、このレジス
タがONの状態であった時、つまり、自分が制御してい
るデバイスに割り込み(割り込み要因)がある場合に
は、この割り込みが自己の制御するデバイスであると認
識し、その割り込みを受け付ける。また、割り込みを受
け付けたデバイスドライバは、割り込み受付後、次にあ
がっている割り込みの二重処理をしないために、そのレ
ジスタを割り込み要因があがっていない状態、つまりO
FFの状態に設定する。また、I/O制御部4に、割り
込みを受け付けたことを示すためにTRUEの値を返却
する。
【0020】デバイスドライバは、レジスタ202がO
FFの状態であった場合、つまり、割り込みが自己の制
御すべきデバイスでなかった場合、その割り込みは、他
のデバイスドライバが制御しているデバイスからの割り
込みと判断する。この場合、デバイスドライバは、その
レジスタ202には何も行わずに、I/O制御部4に割
り込みが自己の制御するデバイスからのものでない情報
を示すためのFALSEの値を返却する。
【0021】また、I/O制御部5は、デバイスドライ
バから返却された情報(TRUE/FALSE)に基づ
いて、この割り込みが当該デバイスドライバに受け付け
られたかどうかを判断する。一方、FALSEが返却さ
れた場合、上記の管理テーブルから、次の割り込みレベ
ルに設定されたデバイスドライバに対して割り込みを発
生する。そして、割り込みを受領したデバイスドライバ
は、自身が制御するデバイスのレジスタ202を認識
し、レジスタ202の内容により上記と同様の処理を行
う。
【0022】次に、I/O制御部4からの割り込みを受
け付けた後のデバイスドライバの処理を図8から図10
を使用して説明する。すなわち、デバイスドライバは、
呼び出された割り込み情報より、それが制御する複数の
デバイス間における割り込みの排他制御を行う。この排
他制御の例を、デバイスドライバ5aおよびそれが制御
する複数のデバイス2a〜デバイス2cを例に挙げ、図
8により説明する。
【0023】図7は、排他制御のために使用する排他管
理領域を説明したものである。ここで、排他管理領域
は、1つのデバイスドライバと、それが制御する複数の
デバイスとからそれぞれ参照可能な共有のメモリ空間、
例えば上記の共有メモリ6内に設けられている。そし
て、デバイス毎の排他制御のため、デバイスドライバと
それが制御する複数のデバイスとにそれぞれ対応付けさ
れている。また、デバイスドライバからデバイス宛ての
要求を示す領域と、デバイスからデバイスドライバへの
要求を示す領域が1つの組み合わせになっている。これ
らの領域には、以下に説明する排他管理情報がそれぞれ
設定される。
【0024】具体的には、図8において、領域71、7
3、75は、デバイスドライバ5aが各デバイス宛てに
割り込みを発生したときに設定(ドライバ5aから実
線)する領域である。また、これらの領域71、73、
75は、点線で示したように、割り込み受領時にデバイ
ス側、つまりデバイス2a、2b、2cが参照し認識す
る。さらに、図8において、領域72、74、76は、
点線で示したように、デバイス2a、2b、2cがデバ
イスドライバ5a宛てに割り込みを発生するときに設定
される領域である。さらに、これら領域72、74、7
6は、点線で示したように、デバイスドライバ5aが割
り込みを受領したときに参照し認識する領域である。
【0025】次に、上記の排他管理領域を用いた排他処
理の一例を、デバイスドライバ5aとデバイス2aとを
図9および図10を用いて説明する。まず、図9を参照
して、デバイス2aからデバイスドライバ5aに割り込
みをする場合を説明する。すなわち、デバイス2aは、
割り込みを発生した場合、図9のIのように、領域72
に0xFFFFを設定し、割り込みを発生させる。そし
て、I/O制御部4を経由してデバイス2aからの割り
込みを受領したデバイスドライバ5aは、図10のII
のように、この領域72を参照し、デバイス2aが割り
込みを発生している状態であることを認識する。つま
り、デバイスドライバ5aは、この領域72が0xFF
FFであった場合、デバイス2aが割り込みを発生して
いることを認識し、デバイス2aの割り込みに対する処
理を行う。
【0026】デバイス2aは、領域72が0xFFFF
の間は、デバイスドライバ5aに対する次の割り込みを
発生させることができない。デバイスドライバ5aは上
記の割り込みに対する所定の処理を終了後、領域72を
Ox0000に戻す。これにより、デバイス2aは再び
割り込みできる状態となる。
【0027】一方、デバイスドライバ5aからデバイス
2aに対して割り込みを発生する場合(割り込み要求に
対する応答)を図10を用いて説明する。すなわち、こ
の場合は、上記と同様に、デバイスドライバ5aはデバ
イス2aに対し割り込みを発生するときにデバイス2a
が割り込みを受領可能かをチェックするため、領域72
が0x0000であることを認識する。そして、領域7
2が0x0000である場合、デバイス2aが割り込み
を受領可能であると判断する。そして、デバイスドライ
バ5aは、図10のIのように、領域71に0xFFF
Fをセットして割り込みを発生させる。
【0028】上記のデバイスドライバ5aからの割り込
みを受けたデバイス2aは、図10のIIのように、こ
のデバイスドライバ5aからの割り込みが発生している
こと認識し、デバイスドライバ5aからの割り込みに対
する処理を行う。そして、処理後は、デバイス2aは、
再びデバイスドライバが割り込みを発生するように、領
域71を0x0000に設定する。なお、デバイス2
b、デバイス2cについても、上記のデバイス2aの場
合と同様に、各デバイスの排他管理領域を用いて排他制
御を行う。
【0029】さらに、上記説明した各処理において、デ
バイス(デバイス2a〜2i)におけるより具体的な処
理を図11に、I/O制御部4におけるより具体的な処
理を図12に、さらにデバイスドライバ(デバイスドラ
イバ5a〜5e)におけるより具体的な処理を図13お
よび図14に、それぞれ示した。
【0030】すなわち、図11を参照して、デバイス
は、デバイスドライバへ処理を要求するために、まず、
上記の排他管理領域を参照し、各デバイスドライバにお
いて割り込み受領が可能であるかどうかを認識する(ス
テップS1)。
【0031】デバイスドライバが割り込み処理中であっ
た場合、デバイスドライバ宛ての排他管理領域の排他管
理情報が割り込み受付けが可能な状態を示す上記の値に
なるまで待機する(ステップS3)。そして、割り込み
受領が可能な状態になると(ステップS2)、デバイス
ドライバ宛ての排他管理領域に割り込みの発生を知らせ
る排他管理情報の値を設定し(ステップS4)、割り込
みを発生させる(ステップS5)。
【0032】一方、図12を参照して、I/O制御部4
は、デバイスが割り込みを発生させた場合、デバイスか
らの割り込みを受領する(ステップS11)。割り込み
受領後、I/O制御部は、割り込みのあったデバイスの
割り込みレベルから呼び出すデバイスドライバの認識を
行う(ステップS12)。そして、設定されていた割り
込みのレベルが等しいデバイスを管理するデバイスドラ
イバが複数登録されている場合、登録されている読み出
し順位でデバイスドライバを呼び出す(ステップS1
3)。
【0033】ここで、デバイスドライバは、図13を参
照して、I/O制御部4からの呼び出しによる割り込み
発生があると(ステップS21)、自分が管理すべきデ
バイスからの割り込みであるかを判断するため、管理す
るデバイス上のレジスタ202を参照し(ステップS2
2)、その割り込み情報に基づいて自身が制御するデバ
イスの割り込みであるかを判別する(ステップS2
3)。なお、レジスタ202の割り込み情報は、上記の
通り、割り込みを発生している場合にはON、割り込み
が発生していない場合にはOFFの状態になっているの
で、このレジスタ202の状態を認識することで判別が
できる。
【0034】そして、デバイスドライバは、レジスタの
状態がONである場合、管理すべきデバイスからの割り
込みであると判断し、デバイス上のレジスタの割り込み
情報を割り込みの発生していない状態(OFF)に戻す
(ステップS24)。同時に、I/O制御部4に割り込
みを受け付けたという情報(TRUE)を返却する(ス
テップS25)。
【0035】一方、レジスタ202における割り込み情
報がOFFである場合、自己が管理しているデバイスか
らの割り込みでないので、I/O制御部4に対して、自
己の管理するデバイス以外の割り込みであることを示す
情報(FALSE)で返却する(ステップS26)。こ
の場合、デバイスドライバは、当該デバイス上のレジス
タの割り込み情報に対しては何も行わない。
【0036】一方、I/O制御部4は、呼び出したデバ
イスドライバからの割り込みの受付け情報として返却さ
れた値の認識を行う(ステップS14)。そして、デバ
イスドライバからFALSEが返却されると(ステップ
S14においてNO)、I/O制御部4は、同じ割り込
みレベルに設定されたデバイスを管理する次のデバイス
ドライバに対する呼び出しを行う(ステップS13)。
一方、デバイスドライバからTRUEが返却された場合
(ステップS14においてYES)、ドライバからの要
求された処理が完了したと判断し(ステップS15)、
処理を終了する。
【0037】また、ステップS13で呼び出されたデバ
イスドライバは、その前のデバイスドライバと同じよう
に、割り込みを受領し(ステップS21)、自己の管理
するデバイスの割り込み発生を示すレジスタ202にお
ける割り込み情報を参照し(ステップ22)、この割り
込みが自己の管理するデバイスであるかどうかを判断す
る(ステップ23)。そして、デバイスドライバから返
却された情報が割り込み受領したというTRUEであっ
た場合(ステップS25)、この割り込みに関するI/
O制御部4での処理は完了する。
【0038】I/O制御部4からわたされた割り込みを
自己の管理するデバイスからのものと判断したデバイス
ドライバは、次に、管理している複数のデバイス間での
割り込みの排他制御を行う。この排他制御における処理
を図14に示した。
【0039】まず、デバイスドライバは、先に受け付け
た割り込みを発生したデバイスの認識を行う(ステップ
S31)。この認識は、排他管理領域の割り込みがあが
ってきたデバイスのデバイスドライバ宛ての割り込みの
領域を参照することで行う。そして、この領域を参照し
て、デバイスが実際に割り込みを発生している状態かを
認識する(ステップS32)。つまり、割り込みを発生
しているデバイスに対応する上記領域は「0xFFF
F」が設定されているので、デバイスドライバに対して
そのデバイスが割り込みをあげている状態であると判断
できる。そして、その割り込みで要求された処理を行う
(ステップS33)。逆に、この領域が「0x000
0」であれば、このデバイスからの要求はないものと判
断し、割り込みを受け付けるだけで、その割り込みに関
して実際の処理は行わない。
【0040】デバイスからの割り込みで要求された処理
が完了すると(ステップS34)、上記の領域を「0x
0000」に設定する(ステップS35)。また、デバ
イスドライバは、割り込みで要求された処理が終了した
ことをデバイス側に通知するために、排他制御領域のデ
バイスドライバからデバイスに発生する領域をチェック
する(ステップS36)。そして、デバイスが割り込み
を受領できる状態(以前に返却したデバイスへの通知が
終了している状態)であり、この領域が「0x000
0」であることと認識すると、デバイスドライバからデ
バイス宛てへの領域に排他管理情報として「0xFFF
F」を設定する(ステップ37)。そして、デバイス宛
てに処理終了の通知として割り込みを発生させる(ステ
ップS38)。一方、デバイスが要求の受付けが不可の
状態であった場合は、同様に排他管理領域の監視によ
り、該当する領域が要求受付け可能な状態になるまで待
機する。デバイスにデバイスからの割り込み処理完了の
通知を行った時点で、割り込み処理が完了する(ステッ
プS39)。
【0041】ここで、割り込みを発生していたデバイス
は、デバイスドライバで割り込みの処理をしている間、
デバイスドライバからの割り込み完了通知の受領待ち状
態にある(ステップS6)。デバイスは、デバイスドラ
イバからの割り込みを受領すると、デバイスドライバで
行っている排他制御と同様に、排他管理領域から、デバ
イスドライバからの割り込みであるかの認識を行う(ス
テップS7)。デバイスドライバからの割り込みであっ
た場合には、割り込みの処理を行い(ステップS9)、
デバイスドライバが設定した排他管理領域における値
を、割り込み処理が完了したことを示す値(「0x00
00」)に設定し(ステップS10)、次の割り込みを
受領できる状態にする。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明のデバイス制御シ
ステムでは、デバイスからの割り込み情報を割り込み情
報用メモリ部に設定し、制御部(デバイスドライバ)が
バスを介して割り込みを受領したときに、当該デバイス
についての割り込み情報を参照し判別することで、制御
部がその制御対象のデバイスからの割り込みであるかど
うかを判断している。これにより、バスロック機能を持
たない場合でも、制御部は、割り込み抜けや、制御対象
でないデバイスからの割り込みを制御対象のデバイスか
らの割り込みとして処理することがなく、信頼性の高い
デバイス制御システムを構築できる。
【0043】さらに、複数のデバイス間における割り込
みの排他制御を行うための排他制御用メモリ部を設ける
構成とすることで、1つの制御部に対して複数のデバイ
スからのバスへの割り込みが共有で管理されている場合
でも、各デバイスからの割り込み制御を正しく行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデバイス制御システムの実施の形態を
示す概略構成図である。
【図2】図1のデバイス制御システムを構成するデバイ
スの機能を説明したブロック図である。
【図3】図1のデバイス制御システムを構成するデバイ
スドライバの機能を説明したブロック図である。
【図4】実施の形態のデバイス制御システムにおけるデ
バイスドライバとデバイスとの対応を示した図表であ
る。
【図5】実施の形態のデバイス制御システムにおけるデ
バイスと割り込みレベル値との対応を示した図表であ
る。
【図6】実施の形態のデバイス制御システムにおけるデ
バイスの呼び出し順序を示した図表である。
【図7】実施の形態のデバイス制御システムにおけるレ
ジスタの動作を説明するための図表である。
【図8】実施の形態のデバイス制御システムにおける排
他制御の説明図である。
【図9】実施の形態のデバイス制御システムにおける排
他制御の説明図である。
【図10】実施の形態のデバイス制御システムにおける
排他制御の説明図である。
【図11】実施の形態のデバイス制御システムにおける
デバイス側の動作を説明したフローチャートである。
【図12】実施の形態のデバイス制御システムにおける
I/O制御部の動作を説明したフローチャートである。
【図13】実施の形態のデバイス制御システムにおえる
デバイスドライバの動作を説明したフローチャートであ
る。
【図14】実施の形態のデバイス制御システムにおえる
デバイスドライバの動作を説明したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 システムバス 2a〜2m デバイス 3 制御装置 4 I/O制御部 5a〜5n デバイスドライバ 6 共有メモリ 202 レジスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスと、前記バスに接続された複数のデ
    バイスと、前記複数のデバイスが前記バスを介して発生
    する割り込みをそれぞれ受領するように構成されるとと
    もに前記複数のデバイスのうちの所定のデバイスの割り
    込みを処理する制御部とを有するデバイス制御システム
    において、 少なくとも前記所定のデバイスにおける割り込みの発生
    の有無を表す割り込み情報が設定される割り込み情報用
    メモリ部をさらに備え、 前記制御部は、前記割り込みを受領したときに前記割り
    込み情報用メモリ部に設定された割り込み情報に基づい
    て前記割り込みが前記所定のデバイスにおける割り込み
    であるかどうかを判別することを特徴とするデバイス制
    御システム。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記割り込み情報に基づ
    いて前記所定のデバイスにおける割り込み状態をそれぞ
    れ認識し、この認識結果に基づいて割り込みを発生した
    デバイスを特定し、前記割り込みが前記所定のデバイス
    における割り込みであるかどうかを判別することを特徴
    とする請求項1記載のデバイス制御システム。
  3. 【請求項3】 前記所定のデバイスが複数のデバイスか
    ら構成されるデバイス制御システムにおいて、前記複数
    のデバイス間における割り込みの排他制御を行うための
    排他制御用メモリ部をさらに備えたことを特徴とする請
    求項1または2記載のデバイス制御システム。
  4. 【請求項4】 前記排他制御用メモリ部は、割り込みを
    発生した前記デバイスにより排他管理情報が設定される
    排他管理領域を有し、前記制御部は前記排他管理情報を
    認識することで前記所定のデバイスのうちから割り込み
    を発生したデバイスを特定するとともに、この割り込み
    に対する処理が完了するまでは他の割り込みを排除する
    ことを特徴とする請求項3記載のデバイス制御システ
    ム。
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