JP2000089971A - 割込み順位制御方法及び割込み順位制御装置 - Google Patents

割込み順位制御方法及び割込み順位制御装置

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JP2000089971A
JP2000089971A JP10262535A JP26253598A JP2000089971A JP 2000089971 A JP2000089971 A JP 2000089971A JP 10262535 A JP10262535 A JP 10262535A JP 26253598 A JP26253598 A JP 26253598A JP 2000089971 A JP2000089971 A JP 2000089971A
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interrupt
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request
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Katsuyuki Fujisaki
克之 藤崎
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の割込み要求の発生をリアルタイムに監
視し、その発生間隔から優先順位を変更することによ
り、割込み処理の偏りをなくして、自動的に均等な割込
み処理を行なえるようにする。 【解決手段】 割込み要求信号INT00〜INTOnの発生間隔
を割込み要求発生間隔計測部11で計測し、計測結果を発
生間隔比較部12に送出する。当該時の発生間隔から割込
み要求に対して優先順位を付し、該優先順位を優先順位
レジスタ部13に格納し、割込み要求生成部14に送出して
実行すべき割込み要求の優先順位を決定し、この優先順
位に基づいて割込み要求通知部15からCPU1に通知し
て該当する割込み要求処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロコンピ
ュータの割込み順位制御であって、割込み要求があった
場合の優先順位を制御する割込み順位制御方法と割込み
順位制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのプログラムの実行中にお
いて、所定の操作などが行なわれたりして割込み要求が
あると、実行中の命令が中断されて、要求があった命令
に関するプログラムに制御が移行する。複数の割込み要
求が同時に発生した場合には、優先順位に従って制御か
ら実行されるようにしてある。しかし、優先順位が低
く、割込み要求間隔が短いプログラムなどでは、次の割
込み要求までに所定の処理が行なわれないおそれが生じ
る。
【0003】このため、特開平4−128934号公報
に記載されたマイクロプロセッサがある。このマイクロ
プロセッサは、複数の割込み入力端子と、これら入力端
子からの各割込み信号の優先順位を設定するレジスタ部
と、このレジスタ部の出力信号をデコードするデコーダ
部と、このデコーダ部の出力信号に応じて前記各割込み
信号を任意に並べ替えるマトリクススイッチ部とを有す
る構成とされたものである。したがって、各割込み信号
の優先順位をレジスタ部に設定することにより、優先順
位を任意に再設定することができるものである。
【0004】また、特開平7−175714号公報に記
載されたメモリアクセス調停装置及び方法がある。この
メモリアクセス調停装置は、CPU及び優先順位の異な
る複数のブロックから共有メモリへのアクセス要求を調
停するメモリアクセス調停装置であって、上記複数のブ
ロック中の任意の1つがメモリアクセス中にこのブロッ
クよりも優先順位の低いブロックからアクセス要求がき
た場合に、そのアクセス終了後にまたこのアクセスを終
了した当該ブロックからの再アクセス要求がきたとして
も、上記アクセス中にきた要求のうち、優先順位の高い
他のブロックから先にメモリへのアクセスを許可する第
1の調停手段と、上記複数のブロックそれぞれのアクセ
ス時間とアクセス要求間隔とをも考慮し、優先順位の最
も高いブロックのアクセス終了後、このブロックの次の
メモリアクセス要求間隔までに他のブロックのアクセス
要求を受付け、上記第1の調停手段で許可された順でメ
モリアクセスを実行する第2の調停手段とを具備させた
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のマイクロプロセッサでは、優先順位がレジスタ
部に設定されるようにしてあるため、複数の割込み要求
それぞれが発生する状態を見て優先順位を変更する場合
に、その状態の変化するたびにソフトウェアにより優先
順位をレジスタ部に設定し直さなければならない。しか
も、リアルタイムに割込み要求の発生を監視するもので
はないから、レジスタ部に設定されるまでは優先順位を
変更することができず、突発的に発生した割込み要求に
十分に対処できないおそれがある。
【0006】また、前記メモリアクセス調停装置では、
アクセス時間とアクセス要求間隔とを考慮しても優先順
位に従うから、突発的に発生した要求の優先順位が低い
場合には十分に対処することができない。
【0007】そこで、この発明は、複数の割込み要求の
発生をリアルタイムに監視すると共に、その発生間隔か
ら優先順位を変更して割込み要求に対処する割込み順位
制御装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係る割込み順位制御
方法は、複数の割込み要求を監視して、それぞれの要求
の発生間隔を計測し、前記発生した割込み要求の発生間
隔を比較して、割込み要求の優先順位を決定し、前記発
生間隔を比較して決定された優先順位に基づいて、発生
した複数の割込み要求の中で高い優先順位のものを決定
し、前記決定した高優先順位の割込み要求をCPUに通
知し、前記CPUでは通知された高優先順位にしたがっ
て割込み処理を行なうことを特徴としている。
【0009】たとえば、発生した割込み要求の発生頻度
が高い要求に対して高い優先順位を付与する。この優先
順位に従って割込み処理が実行される。したがって、複
数の割込み要求の中から発生頻度の高い要求が優先的に
実行されることになると共に、発生間隔を計測すること
によって優先順位がリアルタイムに、しかも自動的に変
更され設定されることになる。
【0010】また、前記割込み順位制御方法を実行する
ための割込み順位制御装置として、請求項2の発明に係
る割込み順位制御装置は、複数の割込み要求を監視し
て、それぞれの要求の発生間隔を計測する割込み要求発
生間隔計測手段と、発生した割込み要求の発生間隔を比
較して、割込み要求の優先順位を決定する発生間隔比較
手段と、前記発生間隔比較手段で決定された優先順位を
格納する優先順位登録手段と、前記優先順位登録手段に
格納された優先順位情報に基づいて、発生した複数の割
込み要求の中で実行すべき割込み要求の優先順位を決定
する割込み要求生成手段と、前記割込み要求生成手段が
決定した割込み要求をCPUに通知する割込み要求通知
手段とからなることを特徴としている。
【0011】前記割込み要求発生間隔計測手段で複数の
割込み要求を監視し、発生間隔が計測されることによっ
て各割込み要求について発生頻度の高低が把握される。
この発生頻度の高低に基づいて、前記発生間隔比較手段
で複数の割込み要求に対して優先順位が決定され、前記
優先順位登録手段に該優先順位が格納される。そして、
この格納された優先順位に基づいて前記割込み要求生成
手段で割込み要求の実行すべき順位が決定され、それが
CPUに通知され、該CPUでは通知された順位によっ
て割込み処理を実行することになる。すなわち、割込み
要求の発生頻度に基づいてリアルタイムに割込み処理の
実行に関する優先順位が決定され、その順位にしたがっ
て実行される。
【0012】また、請求項3の発明に係る割込み順位制
御装置は、前記優先順位登録手段に対してソフトウェア
によって前記CPUから優先順位の設定を行なえること
を特徴としている。
【0013】割込み要求の内容によっては発生頻度に拘
わらず優先的に実行されることを要する制御があり、斯
かる制御内容に対してはソフトウェアなどを利用して外
部からの入力することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係る割込み順位制御方法と割
込み順位制御装置を、特に割込み順位制御装置を具体的
に説明することによって、説明する。
【0015】図1はこの割込み順位制御装置の回路構成
を説明する概略のブロック図で、システム全体はCPU
1によって統括的に制御される。このCPU1に、割込
み順位制御装置10から優先順位が付与された割込み要求
がなされる。前記割込み順位制御装置10は、割込み要求
発生間隔計測手段としての割込み要求発生間隔計測部11
と、発生間隔比較手段としての発生間隔比較部12と、優
先順位登録手段としての優先順位レジスタ部13と、割込
み要求生成手段としての割込み要求生成部14と、割込み
要求通知手段としての割込み要求通知部15とから構成さ
れている。
【0016】前記割込み要求発生間隔計測部11は、周辺
装置などから送出される複数の割込み要求信号INT01、I
NT02、……、INT0n のそれぞれに対して設けられ、該割
込み要求信号INT01、INT02、……、INT0n の入力を受け
てその発生を監視し、それぞれの割込み要求信号INT0
1、INT02、……、INT0n の発生間隔を計測する。この割
込み要求発生計測部11によって計測された発生間隔に関
するデータは、前記発生間隔比較部12に送出される。こ
のとき、発生間隔に関するデータは、発生間隔に変更が
あった場合にその更新データを送出するようにしてあ
る。前記発生間隔比較部12では、前記優先順位レジスタ
部13に予めハードウェアに対して固定され、あるいは後
述するようにソフトウェアによって前記CPU1から設
定された優先順位情報とシステムに要求される仕様や構
成などによって決定されるアルゴリズムに従って、割込
み要求信号INT01、INT02、……、INT0n の発生間隔が比
較されて、割込み要求の優先順位が決定される。すなわ
ち、例えば発生間隔の短い割込み要求の優先順位を高く
するなどである。この優先順位は、前記優先順位レジス
タ部13に送出され、次の発生間隔比較部12による優先順
位の決定処理に供するために該優先順位レジスタ部13に
格納される。優先順位レジスタ部13に格納された当該時
の優先順位情報L1 は前記割込み要求生成部14に送出さ
れて、該割込み要求生成部14において優先順位の高い割
込み要求が決定され、この優先順位が決定された割込み
要求が前記割込み要求通知部15に送出される。そして、
この割込み要求通知部15は、割込み要求生成部14から送
出された割込み要求を、割込み要求通知信号L2 及びい
ずれの割込み信号かを識別する識別信号L3 などの前記
CPU1が認識できるフォーマットに変換して、該CP
U1に通知し、該CPU1によってこの通知された割込
み処理が実行される。
【0017】また、前記CPU1及び優先順位レジスタ
部13は、アドレスバス2とデータバス3に接続されてお
り、例えばソフトウェアを利用してCPU1から優先順
位レジスタ部13に対して割込み要求の優先順位を設定す
ることができるようにしてある。
【0018】以上により構成されたこの発明に係る割込
み順位制御装置について、図2を参照しながらその作用
を以下に説明する。なお、図2はCPU1に対して4つ
の周辺機器などから割込み要求信号INT00、INT01、INT0
2、INT03があるものとし、当初においては、ソフトウェ
アによるなどして、前記優先順位レジスタ部13に割込み
要求INT00−INT01−INT02−INT03の順で優先順位が設定
されているものとする。また、割込み要求があった場合
には、発生間隔の短い割込み要求がより高い優先順位と
して設定されるものとする。
【0019】図2に示す点Pの時点では優先順位に変更
はなく、割込み要求があった場合には、割込み要求INT0
0−INT01−INT02−INT03の順位で割込み処理が実行され
る。
【0020】図2に示す点Qの時点においては、いずれ
の割込み要求信号INT00、INT01、INT02、INT03も既に割
込み要求があり、このうち割込み要求信号INT03 につい
ては発生間隔aが、割込み要求信号INT02については発
生間隔bが、それぞれ発生間隔情報が前記割込み要求発
生間隔計測部11によって前記発生間隔比較部12に送出さ
れる。なお、割込み要求信号INT00と割込み要求信号INT
01とは点Qの時点で2回目の割込み要求が行なわれてい
ないから、発生間隔が計測できず、これらの割込み要求
信号については、「情報無し」が前記発生間隔比較部12
に送出される。発生間隔比較部12ではそれぞれの割込み
要求信号INT00、INT01、INT02、INT03の発生間隔を比較
して、発生間隔はa>bであるから、INT02−INT03の優
先順位とし、「情報無し」に係る割込み要求INT00とINT
01は既存順位を維持する。すなわち、割込み要求INT02
−INT03−INT00−INT01の優先順位で前記優先順位レジ
スタ13の設定されることになる。したがって、前記割込
み要求生成部14において割込み要求INT02−INT03−INT0
0−INT01の優先順位が決定されて、割込み要求通知部15
からこの優先順位でCPU1に割込み要求が通知され
る。このため、割込み要求INT02に関する割込み処理が
CPU1によって実行され、該割込み処理の終了後に割
込み要求INT03がCPU1に通知されてその割込み処理
が実行される。そして、点Qの時点における前記優先順
位は発生間隔が変化するR点まで変更されずに維持され
る。このR点では、割込み要求信号ITN01が発生してい
るので、該割込み要求INT01に係る割込み処理が実行さ
れる。
【0021】そして、S点において、割込み要求信号IN
T00とINT01の発生が割込み要求発生間隔計測部11で確認
され、その発生間隔が割込み要求信号INT00では発生間
隔eであり、割込み要求信号INT01では発生間隔dで計
測される。また、割込み要求信号INT02と割込み要求信
号INT03については、S点までに発生し最後に計測され
た発生間隔a、cが維持される。そして、これらの発生
間隔に関するデータa、c、d、eが前記発生間隔比較
部12に送出される。発生間隔比較部12ではそれぞれの発
生間隔を比較し、d=e>a>cとなっていれば、割込
み要求INT02が最も優先順位が高く、次いで割込み要求I
NT03となり、発生間隔dと発生間隔eは等しいため、そ
れまでの優先順位が維持される。すなわち、割込み要求
INT02−INT03−INT00−INT01の優先順位で前記優先順位
レジスタ13の設定されることになる。そして、点Sの時
点では割込み要求INT00があるのみなので、該割込み要
求INT00がCPU1に通知されて割込み処理が実行され
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る割
込み順位制御方法及び割込み順位制御装置によれば、複
数の割込み要求を、その発生間隔を計測することによっ
て優先順位を変更し再設定するようにしたから、ほぼリ
アルタイムで優先順位を変更することができる。このた
め、突発的に発生した割込み要求に対しても迅速かつ十
分に対処できる。また、例えば、発生頻度の高い割込み
要求を優先順位を高くして再設定するものとした場合
に、当初において発生頻度の低い割込み要求に高い優先
順位を付与して設定することにより、それぞれの割込み
要求に対する処理を偏らずに行なうことができ、全ての
割込み要求を均等に処理できる。
【0023】しかも、ソフトウェアによって随時優先順
位の設定を行なわずとも自動的に優先順位が変更できる
から、CPUの負荷を低減しシステム効率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この割込み順位制御装置の回路構成を説明する
概略のブロック図である。
【図2】この発明に係る割込み順位制御装置の実施形態
について動作を説明する図で、割込み信号のタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 アドレスバス 3 データバス 10 割込み順位制御装置 11 割込み要求発生間隔計測部(割込み要求発生間隔計
測手段) 12 発生間隔比較部(発生間隔比較手段) 13 優先順位レジスタ部(優先順位登録手段) 14 割込み要求生成部(割込み要求生成手段) 15 割込み要求通知部(割込み要求通知手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の割込み要求を監視して、それぞれ
    の要求の発生間隔を計測し、 前記発生した割込み要求の発生間隔を比較して、割込み
    要求の優先順位を決定し、 前記発生間隔を比較して決定された優先順位に基づい
    て、発生した複数の割込み要求の中で高い優先順位のも
    のを決定し、 前記決定した高優先順位の割込み要求をCPUに通知
    し、 前記CPUでは通知された高優先順位にしたがって割込
    み処理を行なうことを特徴とする割込み順位制御方法。
  2. 【請求項2】 複数の割込み要求を監視して、それぞれ
    の要求の発生間隔を計測する割込み要求発生間隔計測手
    段と、 発生した割込み要求の発生間隔を比較して、割込み要求
    の優先順位を決定する発生間隔比較手段と、 前記発生間隔比較手段で決定された優先順位を格納する
    優先順位登録手段と、 前記優先順位登録手段に格納された優先順位情報に基づ
    いて、発生した複数の割込み要求の中で実行すべき割込
    み要求の優先順位を決定する割込み要求生成手段と、 前記割込み要求生成手段が決定した割込み要求をCPU
    に通知する割込み要求通知手段とからなることを特徴と
    する割込み順位制御装置。
  3. 【請求項3】 前記優先順位登録手段に対してソフトウ
    ェアによって前記CPUから優先順位の設定を行なえる
    ことを特徴とする請求項2に記載の割込み順位制御装
    置。
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