JP2802091B2 - 割込ベクタ制御方式 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 I.実施例と第1図との対応関係 II.実施例の構成 III.実施例の動作 (i)割込ベクタフェッチサイクル (ii)割込レベル出力回路 (iii)割込ベクタ出力回路 IV.実施例のまとめ V.発明の変形態様 発明の効果 〔概 要〕 情報処理装置における割込ベクタ制御方式の改良に関
する。
する。
割込レベルが同一に設定された複数の割込要求装置の
うちの1つの割込要求装置から割込ベクタを割込処理装
置へ送出する際の割込ベクタの送出に要する時間の短縮
を図ることを目的とし、 割込レベルが同一に設定された複数の割込要求装置
(第2処理装置)のうちの1つの割込要求装置から割込
ベクタを割込処理装置(第1処理装置)へ送出して前記
1つの割込要求装置の割込要求の処理を行うに際して、
割込要求を出した割込レベル同一の複数の割込要求装置
からの割込要求を割込処理装置で受け付けたとき、割込
処理装置から応答信号及び割込レベルデータを割込要求
装置へ返送し、応答信号に応答した各割込要求装置で割
込要求中であることを示す検出信号を発生すると共に、
各割込要求装置で自装置の検出信号及び自装置以外から
の検出信号と返送されて来た割込レベルデータとから自
装置の割り込みの優先順位を判定して優先順位が最高順
位にある割込要求装置が割込ベクタを割込処理装置へ送
出するように構成した。
うちの1つの割込要求装置から割込ベクタを割込処理装
置へ送出する際の割込ベクタの送出に要する時間の短縮
を図ることを目的とし、 割込レベルが同一に設定された複数の割込要求装置
(第2処理装置)のうちの1つの割込要求装置から割込
ベクタを割込処理装置(第1処理装置)へ送出して前記
1つの割込要求装置の割込要求の処理を行うに際して、
割込要求を出した割込レベル同一の複数の割込要求装置
からの割込要求を割込処理装置で受け付けたとき、割込
処理装置から応答信号及び割込レベルデータを割込要求
装置へ返送し、応答信号に応答した各割込要求装置で割
込要求中であることを示す検出信号を発生すると共に、
各割込要求装置で自装置の検出信号及び自装置以外から
の検出信号と返送されて来た割込レベルデータとから自
装置の割り込みの優先順位を判定して優先順位が最高順
位にある割込要求装置が割込ベクタを割込処理装置へ送
出するように構成した。
本発明は、情報処理装置における割込ベクタ制御方式
の改良に関する。
の改良に関する。
処理装置と複数の入出力制御装置とを共通バスで接続
する情報処理装置では、複雑なバス制御が行なわれてい
る。
する情報処理装置では、複雑なバス制御が行なわれてい
る。
第5図は、従来の情報処理装置の構成を示す。図にお
いて、この情報処理装置は、処理装置510,n個の入出力
制御装置5511,5512,…,551nを具えている。処理装置510
と入出力制御装置551のそれぞれは互いに接続されると
共に、3つのバス581,583および585に接続されている。
いて、この情報処理装置は、処理装置510,n個の入出力
制御装置5511,5512,…,551nを具えている。処理装置510
と入出力制御装置551のそれぞれは互いに接続されると
共に、3つのバス581,583および585に接続されている。
処理装置510は、プロセッサ211と割込ハンドラ513を
具えている。プロセッサ211と割込ハンドラ213は接続さ
れている。
具えている。プロセッサ211と割込ハンドラ213は接続さ
れている。
以下、この情報処理装置における割り込みの手順を説
明する。動作のタイミングを第6図に示す。第6図にお
いて論理レベル“1"は信号の出力状態、論理レベル“0"
は信号の停止状態である。
明する。動作のタイミングを第6図に示す。第6図にお
いて論理レベル“1"は信号の出力状態、論理レベル“0"
は信号の停止状態である。
例えば入出力制御装置5511から割り込み要求が発生す
ると、この割り込み要求(IRQ)信号271は、プロセッサ
211に供給される(第6図(d)参照)。IRQ信号271の
受信に応じてプロセッサ211は、割込先のアドレス(割
込ベクタ)を要求するベクタフェッチ要求(PUIV)信号
221(第6図(a)参照)および割込可能なレベルを通
知する割込レベルデータ223を割込ハンドラ513に出力す
る。
ると、この割り込み要求(IRQ)信号271は、プロセッサ
211に供給される(第6図(d)参照)。IRQ信号271の
受信に応じてプロセッサ211は、割込先のアドレス(割
込ベクタ)を要求するベクタフェッチ要求(PUIV)信号
221(第6図(a)参照)および割込可能なレベルを通
知する割込レベルデータ223を割込ハンドラ513に出力す
る。
割込ハンドラ513は、PUIV信号221に応じてプロセッサ
211が割込ベクタを要求していることを知り、割込ベク
タをプロセッサ211に供給する処理(割込ベクタフェッ
チサイクル)を開始する。
211が割込ベクタを要求していることを知り、割込ベク
タをプロセッサ211に供給する処理(割込ベクタフェッ
チサイクル)を開始する。
割込ハンドラ513は、バス581にプロセッサ211が出力
する割込レベルデータを出力する(第6図(e)参
照)。また、割込応答(IACK)信号575(第6図(f)
参照)およびアドレスストローブ(ADS)信号577(第6
図(g)参照)をn個の入出力制御装置551に対して出
力する。
する割込レベルデータを出力する(第6図(e)参
照)。また、割込応答(IACK)信号575(第6図(f)
参照)およびアドレスストローブ(ADS)信号577(第6
図(g)参照)をn個の入出力制御装置551に対して出
力する。
IRQ信号271を出力する入出力制御装置5511は、IACK信
号575によって割り込みベクタフェッチサイクルである
ことを知り、バス581から割込レベルデータを読み込
む。ここで、自装置から出力しているIRQ信号271の割込
レベルとバス581から供給される割込可能なレベルが一
致するかを比較判定する。
号575によって割り込みベクタフェッチサイクルである
ことを知り、バス581から割込レベルデータを読み込
む。ここで、自装置から出力しているIRQ信号271の割込
レベルとバス581から供給される割込可能なレベルが一
致するかを比較判定する。
自装置の割込レベルと割込レベルデータから得られる
割込レベルが一致しなければ割込フェッチサイクルは終
了する。
割込レベルが一致しなければ割込フェッチサイクルは終
了する。
また、複数の入出力制御装置551を具えるシステム
は、同じ割込レベルの入出力制御装置551を複数有し、
それらの間では優先順位をつけて使い分けている。
は、同じ割込レベルの入出力制御装置551を複数有し、
それらの間では優先順位をつけて使い分けている。
プロセッサ211から供給される割込レベルと自装置の
割込レベルが一致すると、同じ割込レベルの入出力制御
装置551間における優先順位の比較判定を行なう。
割込レベルが一致すると、同じ割込レベルの入出力制御
装置551間における優先順位の比較判定を行なう。
例えばバス583はA8〜A15の8個のアドレスに対応する
バスであり、同じ割込レベルの8個の入出力制御装置55
1に対応している。通常、入出力制御装置551は自装置に
対応するバス583を論理レベル“1"で保持しており、ADS
信号577を受信すると、これを論理レベル“0"に切り換
える。
バスであり、同じ割込レベルの8個の入出力制御装置55
1に対応している。通常、入出力制御装置551は自装置に
対応するバス583を論理レベル“1"で保持しており、ADS
信号577を受信すると、これを論理レベル“0"に切り換
える。
この論理レベル“0"をバス583に保持する入出力制御
装置551の間で優先順位の高いものが割り込みを受け付
けられる。
装置551の間で優先順位の高いものが割り込みを受け付
けられる。
自装置の優先順位が低ければ割込フェッチサイクルは
終了する。
終了する。
割込ハンドラ513は、一定時間の間バス583を監視し、
論理レベル“0"を検出するとバス583に接続される入出
力制御装置551からの割り込み処理を行なうために割込
ベクタの送出を要求するデータストローブ(DTS)信号5
79を出力する(第6図(i)参照)。
論理レベル“0"を検出するとバス583に接続される入出
力制御装置551からの割り込み処理を行なうために割込
ベクタの送出を要求するデータストローブ(DTS)信号5
79を出力する(第6図(i)参照)。
入出力制御装置5511は、自装置の優先順位が最も高け
れば、割込ベクタ送出の権利を得、DST信号579に応じて
バス585に割込先を示す割込ベクタを出力する(第6図
(k)参照)。また、割込ベクタの出力に応じてアクセ
ス応答(ACK)信号273を出力する。。
れば、割込ベクタ送出の権利を得、DST信号579に応じて
バス585に割込先を示す割込ベクタを出力する(第6図
(k)参照)。また、割込ベクタの出力に応じてアクセ
ス応答(ACK)信号273を出力する。。
割込ハンドラ513は、ACK信号273を受信すると、バス5
85から割込ベクタを得、プロセッサ211に対してアクセ
ス応答(DTACK)信号を出力すると共に、プロセスバス2
27を介してプロセッサ211に割込ベクタを出力する。ま
た、各入出力制御装置551に対して出力している各種の
信号を停止する。
85から割込ベクタを得、プロセッサ211に対してアクセ
ス応答(DTACK)信号を出力すると共に、プロセスバス2
27を介してプロセッサ211に割込ベクタを出力する。ま
た、各入出力制御装置551に対して出力している各種の
信号を停止する。
ここで、ベクタフェッチサイクルが終了し、プロセッ
サ211は割込ベクタに示されるアドレスに割り込みを行
なう。
サ211は割込ベクタに示されるアドレスに割り込みを行
なう。
上述した例では、バス583に割込レベルが等しい装置
を最大8個まで接続した例であるが同じ割込レベルの入
出力制御装置551が9個以上具えられ、バスに割り当て
られない入出力制御装置551が割り込み要求する場合を
第7図に示す。
を最大8個まで接続した例であるが同じ割込レベルの入
出力制御装置551が9個以上具えられ、バスに割り当て
られない入出力制御装置551が割り込み要求する場合を
第7図に示す。
このような場合には、ADS信号577が出力されてもバス
583に接続される入出力制御装置551の何れもバス583を
論理レベル“0"に切り換えない。
583に接続される入出力制御装置551の何れもバス583を
論理レベル“0"に切り換えない。
従って、割込ハンドラ513はバス583を監視する一定時
間が経過すると、バス583に接続される入出力制御装置5
51の何れからも割込ベクタが応答されないことを知り、
替わりに固定ベクタをプロセッサ211に出力する。固定
ベクタとは、割込ハンドラ513に保持され、例えばIRQ信
号271を受信したにも関わらず割込ベクタが供給されな
い場合に割込先を供給するものである。
間が経過すると、バス583に接続される入出力制御装置5
51の何れからも割込ベクタが応答されないことを知り、
替わりに固定ベクタをプロセッサ211に出力する。固定
ベクタとは、割込ハンドラ513に保持され、例えばIRQ信
号271を受信したにも関わらず割込ベクタが供給されな
い場合に割込先を供給するものである。
プロセッサ211は固定ベクタを受信すると、固定ベク
タにしたがって割り込みを行なう。
タにしたがって割り込みを行なう。
このようにして、割り込み要求に対する処理を制御し
ていた。
ていた。
ところで、上述した従来の割込ベクタ制御方式にあっ
ては、割込ハンドラ513は優先順位の判定のために一定
時間の間信号を監視する必要があり、そのための回路が
必要であった。また、割込発生割込ベクタの応答まで、
バス制御手順が複雑なためベクタフェッチサイクルに時
間がかかり、回路規模も大きくなるという問題点があっ
た。
ては、割込ハンドラ513は優先順位の判定のために一定
時間の間信号を監視する必要があり、そのための回路が
必要であった。また、割込発生割込ベクタの応答まで、
バス制御手順が複雑なためベクタフェッチサイクルに時
間がかかり、回路規模も大きくなるという問題点があっ
た。
本発明は、このような点にかんがみて創作されたもの
であり、割込レベルが同一に設定された複数の第2処理
装置のうちの1つの第2処理装置から割込ベクタを第1
処理装置へ送出する際の割込ベクタの送出に要する時間
を短縮し得る割込ベクタ制御方式を提供することを目的
としている。
であり、割込レベルが同一に設定された複数の第2処理
装置のうちの1つの第2処理装置から割込ベクタを第1
処理装置へ送出する際の割込ベクタの送出に要する時間
を短縮し得る割込ベクタ制御方式を提供することを目的
としている。
(i)請求項1記載の発明 第1図は、請求項1記載の発明の割込ベクタ制御方式
の原理ブロック図である。
の原理ブロック図である。
図において、割り込みを受け付ける第1処理装置111
に割込信号を出力する複数の第2処理装置113を接続
し、複数の割込信号を前記第1処理装置111で受け付け
た後そのうちの1つの割込信号に係る割込処理を行うに
際して、前記第2処理装置113から前記割込信号を受け
付けたとき、これらの割込信号に対して割込レベルデー
タ及び前記受け付けを示す応答信号を前記複数の第2処
理装置113に出力することを要する割込ベクタ制御方式
の第2処理装置を次のように構成したことを特徴とす
る。
に割込信号を出力する複数の第2処理装置113を接続
し、複数の割込信号を前記第1処理装置111で受け付け
た後そのうちの1つの割込信号に係る割込処理を行うに
際して、前記第2処理装置113から前記割込信号を受け
付けたとき、これらの割込信号に対して割込レベルデー
タ及び前記受け付けを示す応答信号を前記複数の第2処
理装置113に出力することを要する割込ベクタ制御方式
の第2処理装置を次のように構成したことを特徴とす
る。
前記第2処理装置113のそれぞれを、 前記第1処理装置111から受け取った前記割込レベル
データ対応の割込レベルにあるとき、前記第1処理装置
111から受け取った前記応答信号に応答して前記割込信
号を出力した前記第2処理装置113のうちの1つである
ことを示す検出信号を出力し、該検出信号及び自装置以
外からの検出信号から自装置の割り込みの優先順位の判
定を行う判定手段118と、 該判定手段118から判定結果を受け取った後に、当該
判定結果が最高位であれば、割込先を示す割込ベクタを
前記第1処理装置111に出力する割込ベクタ出力手段119
とを具えて構成した。
データ対応の割込レベルにあるとき、前記第1処理装置
111から受け取った前記応答信号に応答して前記割込信
号を出力した前記第2処理装置113のうちの1つである
ことを示す検出信号を出力し、該検出信号及び自装置以
外からの検出信号から自装置の割り込みの優先順位の判
定を行う判定手段118と、 該判定手段118から判定結果を受け取った後に、当該
判定結果が最高位であれば、割込先を示す割込ベクタを
前記第1処理装置111に出力する割込ベクタ出力手段119
とを具えて構成した。
(ii)請求項2記載の発明 前記請求項1記載の割込ベクタ制御方式の前記第1処
理装置111に、前記割込ベクタが供給されない場合の割
込先を示す所定の値を保持すると共に、前記割込ベクタ
が供給されなければセットされるフラグを有し、前記フ
ラグがセットされれば、前記割込ベクタに替えて前記所
定の値を前記割込先として割込処理を実行するように構
成したことを特徴とする。
理装置111に、前記割込ベクタが供給されない場合の割
込先を示す所定の値を保持すると共に、前記割込ベクタ
が供給されなければセットされるフラグを有し、前記フ
ラグがセットされれば、前記割込ベクタに替えて前記所
定の値を前記割込先として割込処理を実行するように構
成したことを特徴とする。
(iii)請求項3記載の発明 請求項1記載の割込ベクタ制御方式の前記第2処理装
置113のそれぞれに、前記割込先の初期値を保持し、前
記割込先が未定の場合に、前記初期値を前記割込ベクタ
に設定するように構成したことを特徴とする。
置113のそれぞれに、前記割込先の初期値を保持し、前
記割込先が未定の場合に、前記初期値を前記割込ベクタ
に設定するように構成したことを特徴とする。
(i)請求項1記載の発明 割込レベルが同一に設定された複数の第2処理装置11
3のうちの割込みを要求する複数の処理装置113から割込
信号が第1処理装置111に出力される。
3のうちの割込みを要求する複数の処理装置113から割込
信号が第1処理装置111に出力される。
その割込信号が第1処理装置111で受け付けられる
と、第1処理装置111から応答信号及び割込レベルデー
タが第1処理装置111の出力手段117から複数の第2処理
装置113に返送される。
と、第1処理装置111から応答信号及び割込レベルデー
タが第1処理装置111の出力手段117から複数の第2処理
装置113に返送される。
割込信号を出力した第2処理装置113の各々の判定手
段118で、第1処理装置111から受け取った割込レベルデ
ータ対応の割込レベルにあるとの判定をしたとき、第1
処理装置111から受け取った応答信号に応答して割込信
号を出力した第2処理装置であることを示す検出信号を
出力する。
段118で、第1処理装置111から受け取った割込レベルデ
ータ対応の割込レベルにあるとの判定をしたとき、第1
処理装置111から受け取った応答信号に応答して割込信
号を出力した第2処理装置であることを示す検出信号を
出力する。
検出信号を出力した第2処理装置113では、また、自
装置が出力した検出信号と検出信号を出力して来る第2
処理装置113のその検出信号とに応答して自装置の割り
込みの優先順位を判定する。
装置が出力した検出信号と検出信号を出力して来る第2
処理装置113のその検出信号とに応答して自装置の割り
込みの優先順位を判定する。
そして、優先順位の判定が為された後、判定結果が最
高位の優先順位を示している第2処理装置の割込ベクタ
出力手段119が、第1処理装置111に対して割込ベクタを
出力する。
高位の優先順位を示している第2処理装置の割込ベクタ
出力手段119が、第1処理装置111に対して割込ベクタを
出力する。
請求項1記載の発明によれば、従来のように、第2処
理装置からの応答を監視する必要がないから、割込レベ
ルが同一に設定された複数の第2処理装置のうちの1つ
の第2処理装置から割込ベクタを第1処理装置へ送出す
る際の割込ベクタの送出に要する時間を短縮するのに役
立つ。また、監視に要する回路を設ける必要性が無くな
るので、回路の簡易化に寄与する。
理装置からの応答を監視する必要がないから、割込レベ
ルが同一に設定された複数の第2処理装置のうちの1つ
の第2処理装置から割込ベクタを第1処理装置へ送出す
る際の割込ベクタの送出に要する時間を短縮するのに役
立つ。また、監視に要する回路を設ける必要性が無くな
るので、回路の簡易化に寄与する。
(ii)請求項2記載の発明 請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、第1処理装置111で第2処理装置113から割込ベクタ
を受け取らないとき、第1処理装置111のフラグがセッ
トされ、第2処理装置113からの割込ベクタ送出動作が
正常であったなら受け取ったであろう割込ベクタに替え
て、第1処理装置11で保持している所定の値を割込先と
して割込処理を実行する。割込ベクタが供給されない場
合の誤動作を防止することができる。
て、第1処理装置111で第2処理装置113から割込ベクタ
を受け取らないとき、第1処理装置111のフラグがセッ
トされ、第2処理装置113からの割込ベクタ送出動作が
正常であったなら受け取ったであろう割込ベクタに替え
て、第1処理装置11で保持している所定の値を割込先と
して割込処理を実行する。割込ベクタが供給されない場
合の誤動作を防止することができる。
(iii)請求項3記載の発明 請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、第2処理装置113で割り込みが生じたが、その割り
込みに対する割込先が未定となる場合には、その第2処
理装置113が予め保持している初期値を前記割り込みに
対する割込先を示す割込ベクタとして第1処理装置111
へ出力する。割込ベクタが未定の場合に生ずる誤動作を
防止することができる。
て、第2処理装置113で割り込みが生じたが、その割り
込みに対する割込先が未定となる場合には、その第2処
理装置113が予め保持している初期値を前記割り込みに
対する割込先を示す割込ベクタとして第1処理装置111
へ出力する。割込ベクタが未定の場合に生ずる誤動作を
防止することができる。
以下、図面に基づいて請求項1乃至請求項3記載の発
明の実施例について詳細に説明する。
明の実施例について詳細に説明する。
第2図は、請求項1乃至請求項3記載の発明の割込ベ
クタ制御方式を採用した一実施例の構成を示す。
クタ制御方式を採用した一実施例の構成を示す。
I.実施例と第1図との対応関係 ここで、請求項1乃至請求項3記載の発明の実施例と
第1図との対応関係を示しておく。
第1図との対応関係を示しておく。
第1処理装置111は、処理装置210に相当する。
第2処理装置113は、入出力制御装置251に相当する。
出力手段117は、プロセッサ211,割込レベル出力回路2
15に相当する。
15に相当する。
判定手段118は、割込ベクタ出力回路253に相当する。
割込ベクタ出力手段119は、割込ベクタ出力回路253に
相当する。
相当する。
以上のような対応関係があるものとして、以下請求項
1乃至請求項3記載の発明の実施例について説明する。
1乃至請求項3記載の発明の実施例について説明する。
II.実施例の構成 第2図において、請求項1乃至請求項3記載の発明の
実施例の情報処理装置は、処理装置210と、8個の入出
力制御装置2511,2512,…,2518とを具える。8個の入出
力制御装置2511,2512,…,2518のそれぞれは処理装置210
に接続されると共に、バス281に接続されている。この
バス281はアドレス/データの両方の供給に使用され
る。
実施例の情報処理装置は、処理装置210と、8個の入出
力制御装置2511,2512,…,2518とを具える。8個の入出
力制御装置2511,2512,…,2518のそれぞれは処理装置210
に接続されると共に、バス281に接続されている。この
バス281はアドレス/データの両方の供給に使用され
る。
処理装置210は、プロセッサ211と、所定の時間に割込
レベルデータを出力する割込レベル出力回路215を有す
る割込ハンドラ213とを具える。プロセッサ211と割込ハ
ンドラ213は接続されている。
レベルデータを出力する割込レベル出力回路215を有す
る割込ハンドラ213とを具える。プロセッサ211と割込ハ
ンドラ213は接続されている。
入出力制御装置251のそれぞれは、所定の時間に割込
ベクタを出力する割込ベクタ出力回路253を具えてい
る。
ベクタを出力する割込ベクタ出力回路253を具えてい
る。
III.実施例の動作 (i)割込ベクタフェッチサイクル 第3図は、実施例の動作タイミングを示す。
共通バス281内のコントロールバスには動作の基準と
なるバスクロック信号が供給されている。割込ベクタの
フェッチは、バスクロック信号の1サイクルの整数倍を
動作クロック信号として行なわれる。例えばバスクロッ
ク信号の1サイクル単位で動作する。この1サイクルを
動作の進捗に応じて第1スロット,第2スロット,…と
称する。
なるバスクロック信号が供給されている。割込ベクタの
フェッチは、バスクロック信号の1サイクルの整数倍を
動作クロック信号として行なわれる。例えばバスクロッ
ク信号の1サイクル単位で動作する。この1サイクルを
動作の進捗に応じて第1スロット,第2スロット,…と
称する。
まず、入出力制御装置2511からプロセッサ211へIRQ信
号(割込信号)271が出力される(第3図(a)参
照)。
号(割込信号)271が出力される(第3図(a)参
照)。
第1スロット()の間、プロセッサ211はIRQ信号27
1を受信する。
1を受信する。
第2スロット()で、プロセッサ211から割込ハン
ドラ213へPUIV信号(応答信号)221が出力される(第3
図(b)参照)。この出力に同期してプロセッサ211か
ら割込レベルデータ223が出力される。
ドラ213へPUIV信号(応答信号)221が出力される(第3
図(b)参照)。この出力に同期してプロセッサ211か
ら割込レベルデータ223が出力される。
このPUIV信号211の出力によって割込ベクタフェッチ
サイクルが開始される。
サイクルが開始される。
第3スロット()で、PUIV信号221に応じて割込ハ
ンドラ213から入出力制御装置251へアクセス開始(AS)
信号275が出力される(第3図(e)参照)。このAS信
号275の出力に同期して割込レベル出力回路215(後述す
る)からバス281にプロセッサ211から供給される割込レ
ベルデータが送出される(第3図(g)参照)。
ンドラ213から入出力制御装置251へアクセス開始(AS)
信号275が出力される(第3図(e)参照)。このAS信
号275の出力に同期して割込レベル出力回路215(後述す
る)からバス281にプロセッサ211から供給される割込レ
ベルデータが送出される(第3図(g)参照)。
第4スロット()で、バス281のデータの送信方向
が切り換えられる。
が切り換えられる。
第3スロット()と第4スロット()において、
入出力制御装置2511は、AS信号275に応じて優先順位を
判定する。
入出力制御装置2511は、AS信号275に応じて優先順位を
判定する。
優先順位の判定は、例えば入出力制御装置2511が行な
う。
う。
バス281には同じ割込レベルの入出力制御装置251が接
続されているものとする。通常入出力制御装置251は自
装置に対応するバス281を論理レベル“1"で保持してお
り、IRQ信号271を出力した入出力制御装置251は、AS信
号275に応じて対応するバス281を論理レベル“0"に切り
換えている。
続されているものとする。通常入出力制御装置251は自
装置に対応するバス281を論理レベル“1"で保持してお
り、IRQ信号271を出力した入出力制御装置251は、AS信
号275に応じて対応するバス281を論理レベル“0"に切り
換えている。
入出力制御装置2511は、AS信号275を受信すると、バ
ス281を論理レベル“0"で保持し、バス281に他に論理レ
ベル“0"を保持する入出力制御装置251が有るか否かを
調べる。他に論理レベル“0"を保持する入出力制御装置
251があれば、他装置と自装置に割り当てられている値
から何れの優先度が高いかを判定する。
ス281を論理レベル“0"で保持し、バス281に他に論理レ
ベル“0"を保持する入出力制御装置251が有るか否かを
調べる。他に論理レベル“0"を保持する入出力制御装置
251があれば、他装置と自装置に割り当てられている値
から何れの優先度が高いかを判定する。
このようにして判定した結果、入出力制御装置2511が
優先順位を得れば、第5スロット()で、入出力制御
装置251から割込ハンドラ213へACK信号273が出力され
る。また、割込ベクタ出力回路2531(後述する)からAC
K信号273に同期してバス281に割込ベクタが送出され
る。
優先順位を得れば、第5スロット()で、入出力制御
装置251から割込ハンドラ213へACK信号273が出力され
る。また、割込ベクタ出力回路2531(後述する)からAC
K信号273に同期してバス281に割込ベクタが送出され
る。
ACK信号273に応じて、割込ハンドラ213はバス281から
割込ベクタを読み込む。
割込ベクタを読み込む。
第6スロット()で、割込ハンドラ213からプロセ
ッサ211へDTACK信号225が出力される。また、プロセス
バス227に割込ベクタが送出される。
ッサ211へDTACK信号225が出力される。また、プロセス
バス227に割込ベクタが送出される。
このようにしてクロックサイクルに基づいて入出力制
御装置251からの要求に対する処理が終了する。
御装置251からの要求に対する処理が終了する。
本実施例では、バス281に同じ割込レベルの8個の入
出力制御装置251を接続しており、プロセッサ211がIRQ
信号271を受信すると必ず割込ベクタが返される。しか
し、信号伝送上のエラー等によってプロセッサ211がIRQ
信号271を受信しながら、割込ベクタが供給されない場
合も起こり得る。
出力制御装置251を接続しており、プロセッサ211がIRQ
信号271を受信すると必ず割込ベクタが返される。しか
し、信号伝送上のエラー等によってプロセッサ211がIRQ
信号271を受信しながら、割込ベクタが供給されない場
合も起こり得る。
このような場合には、割込ハンドラ213に予め割込ベ
クタが供給されない場合の割込先を示す固定ベクタを設
定しておき、割込ベクタが供給されなければ、この固定
ベクタをプロセッサ211に出力する。プロセッサ211は固
定ベクタにしたがって割り込みを実行する。
クタが供給されない場合の割込先を示す固定ベクタを設
定しておき、割込ベクタが供給されなければ、この固定
ベクタをプロセッサ211に出力する。プロセッサ211は固
定ベクタにしたがって割り込みを実行する。
この固定ベクタは、割込ベクタが供給されない場合以
外にも、システム運用上の幾つかの場合に対応して使用
されることがある。
外にも、システム運用上の幾つかの場合に対応して使用
されることがある。
従って、他の処理に同じ固定ベクタを使用するシステ
ムにおいては、割込ハンドラ213に割込ベクタの供給の
有無を格納する領域を設け、割込ベクタの供給がない場
合、この領域にフラグを立て、プロセッサ211はフラグ
から固定ベクタが割込ベクタの代替であることを認識
し、割込処理を実行するようにする必要がある。
ムにおいては、割込ハンドラ213に割込ベクタの供給の
有無を格納する領域を設け、割込ベクタの供給がない場
合、この領域にフラグを立て、プロセッサ211はフラグ
から固定ベクタが割込ベクタの代替であることを認識
し、割込処理を実行するようにする必要がある。
また、割り込みが発生しても入出力制御装置251に割
込ベクタが未設定の場合(例えば情報処理装置の起動時
のエラー発生等)、各入出力制御装置251が割込ベクタ
の初期値を保持し、この初期値を割込ベクタに設定し、
AS信号275に応じてこの割込ベクタを送出する。
込ベクタが未設定の場合(例えば情報処理装置の起動時
のエラー発生等)、各入出力制御装置251が割込ベクタ
の初期値を保持し、この初期値を割込ベクタに設定し、
AS信号275に応じてこの割込ベクタを送出する。
(ii)割込レベル出力回路 第4図(a)は、AS信号275に同期して割込レベルデ
ータをバス281に送出する割込レベル出力回路215の構成
を示す。
ータをバス281に送出する割込レベル出力回路215の構成
を示す。
図において、割込レベル出力回路215は、アクセス要
求回路411とドライバ413とを具える。
求回路411とドライバ413とを具える。
バスクロック信号は、アクセス要求回路411に入力さ
れている。
れている。
IRQ信号271を受信すると、プロセッサ211からPUIV信
号221がアクセス要求回路411に供給される。
号221がアクセス要求回路411に供給される。
PUIV信号221のアクセス要求回路411への供給に同期し
て、ドライバ413の入力端子にはプロセッサ211から割込
レベルデータ223が供給される。
て、ドライバ413の入力端子にはプロセッサ211から割込
レベルデータ223が供給される。
アクセス要求回路411は、PUIV信号221とバスクロック
信号に基づいて第3スロット()になると論理レベル
“1"のAS信号275をバス281に出力する。また、AS信号27
5は、ドライバ413の制御端子に反転入力される。
信号に基づいて第3スロット()になると論理レベル
“1"のAS信号275をバス281に出力する。また、AS信号27
5は、ドライバ413の制御端子に反転入力される。
ドライバ413は、制御端子にAS信号275が供給されると
バス281に割込レベルデータを出力する。
バス281に割込レベルデータを出力する。
第4スロット()になると、AS信号275は論理レベ
ル“0"になり、これに応じて割込レベルデータの出力は
停止される。
ル“0"になり、これに応じて割込レベルデータの出力は
停止される。
従って、AS信号275に同期して割込レベルデータ223が
バス281に送出される。
バス281に送出される。
(iii)割込ベクタ出力回路 第4図(b)は、AS信号275を受信して、3スロット
目にACK信号273を送出する割込ベクタ出力回路253を示
す。
目にACK信号273を送出する割込ベクタ出力回路253を示
す。
図において、割込ベクタ出力回路253は、インバータ4
51,2つのD−FF453,455,論理積回路457,割込レベル判定
回路461,ドライバ463を具える。
51,2つのD−FF453,455,論理積回路457,割込レベル判定
回路461,ドライバ463を具える。
バスクロック信号は、インバータ451を介してD−FF4
53,455のクロック入力端子Cに入力(反転入力)され
る。AS信号275はD−FF453の入力端子Dに入力される。
D−FF453の出力端子Qの出力はD−FF455の入力端子D
に入力される。D−FF455の出力端子Qの出力は論理積
回路457に供給される。
53,455のクロック入力端子Cに入力(反転入力)され
る。AS信号275はD−FF453の入力端子Dに入力される。
D−FF453の出力端子Qの出力はD−FF455の入力端子D
に入力される。D−FF455の出力端子Qの出力は論理積
回路457に供給される。
バス281から供給される割込レベルデータは割込レベ
ル判定回路461に入力される。割込レベル判定回路461に
は、バス281から各入出力制御装置251がバス281に出力
している情報も入力される。この情報はAS信号275に応
じて切り替わる論理レベルである((i)割込ベクタフ
ェッチサイクルの優先順位の判定で記述した)。割込レ
ベル判定回路461は、論理レベル“0"を保持する入出力
制御装置251を検出し(論理レベル“0"を検出した信号
を検出信号という。)、同じ割込レベルの入出力制御装
置251間の優先順位を判定する。結果は通知信号465とし
て論理積回路457に出力される。通常、通知信号465は、
例えば論理レベル“0"である。
ル判定回路461に入力される。割込レベル判定回路461に
は、バス281から各入出力制御装置251がバス281に出力
している情報も入力される。この情報はAS信号275に応
じて切り替わる論理レベルである((i)割込ベクタフ
ェッチサイクルの優先順位の判定で記述した)。割込レ
ベル判定回路461は、論理レベル“0"を保持する入出力
制御装置251を検出し(論理レベル“0"を検出した信号
を検出信号という。)、同じ割込レベルの入出力制御装
置251間の優先順位を判定する。結果は通知信号465とし
て論理積回路457に出力される。通常、通知信号465は、
例えば論理レベル“0"である。
入出力制御装置2511の優先順位が最も高い場合に、割
込レベル判定回路461は、割込可能を通知する通知信号4
65を論理レベル“1"にして論理積回路457に供給する。
また、割込ベクタをドライバ463に出力する。
込レベル判定回路461は、割込可能を通知する通知信号4
65を論理レベル“1"にして論理積回路457に供給する。
また、割込ベクタをドライバ463に出力する。
論理積回路457の出力はACK信号273として出力される
と共に、ドライバ463の制御端子に入力される。
と共に、ドライバ463の制御端子に入力される。
ドライバ463は、ACK信号273がドライバ463の制御端子
に供給されると割込ベクタをバス281に送出する。
に供給されると割込ベクタをバス281に送出する。
AS信号275の立ち下がりに応じてACK信号273も立ち下
がり、これに同期して割込ベクタの出力が停止する。
がり、これに同期して割込ベクタの出力が停止する。
このようにして、ACK信号273と同期して割込ベクタを
出力することができる。
出力することができる。
IV.実施例のまとめ このようにして、IRQ信号271が送出されると、バスク
ロック信号に基づいて、最初のスロットでプロセッサ21
1は、PUIV信号221,割込レベルデータ223を同期して出力
する。続くスロットでPUIV信号221に応じて、割込ハン
ドラ213は、AS信号275および割込レベルデータをバス28
1に出力する。AS信号275に応じて入出力制御装置251は
優先順位の判定を行なう。優先順位判定の結果、最高位
であれば次のスロットで入出力制御装置251からACK信号
273および割込ベクタの送出を行なう。
ロック信号に基づいて、最初のスロットでプロセッサ21
1は、PUIV信号221,割込レベルデータ223を同期して出力
する。続くスロットでPUIV信号221に応じて、割込ハン
ドラ213は、AS信号275および割込レベルデータをバス28
1に出力する。AS信号275に応じて入出力制御装置251は
優先順位の判定を行なう。優先順位判定の結果、最高位
であれば次のスロットで入出力制御装置251からACK信号
273および割込ベクタの送出を行なう。
従来は割込ハンドラ213にADS信号577,IACK信号579に
対する入出力制御装置251の応答を監視する監視回路を
設けて、応答を確認した後に優先順位の判定を行なって
いたが、本実施例では所定のスロットになるとAS信号27
5に応じて優先順位が判定される。従って、この監視回
路が不要となる。また、スロット単位で動作するために
制御信号の数を低減できるので複雑なバス制御が簡略で
き、回路構成を簡易化すると共に、ベクタフェッチサイ
クルの時間を短縮することが可能となる。
対する入出力制御装置251の応答を監視する監視回路を
設けて、応答を確認した後に優先順位の判定を行なって
いたが、本実施例では所定のスロットになるとAS信号27
5に応じて優先順位が判定される。従って、この監視回
路が不要となる。また、スロット単位で動作するために
制御信号の数を低減できるので複雑なバス制御が簡略で
き、回路構成を簡易化すると共に、ベクタフェッチサイ
クルの時間を短縮することが可能となる。
V.発明の変形態様 なお、「I.実施例と第1図との対応関係」において、
請求項1乃至請求項3記載の発明と実施例との対応関係
を説明しておいたが、請求項1乃至請求項3記載の発明
はこれに限られることはなく、各種の変形態様があるこ
とは当業者であれば容易に推考できるであろう。
請求項1乃至請求項3記載の発明と実施例との対応関係
を説明しておいたが、請求項1乃至請求項3記載の発明
はこれに限られることはなく、各種の変形態様があるこ
とは当業者であれば容易に推考できるであろう。
上述したように、請求項1記載の発明によれば、割込
レベルを同一とする複数の第2処理装置のうちの割込み
を要求する複数の第2処理装置から受け取った割込信号
に対して、第1処理装置が割込レベルデータ及び応答信
号を複数の第2処理装置に返し、第1処理装置から受け
取った割込レベルデータ対応の割込レベルにあると第2
処理装置で判定したとき、第1処理装置111から受け取
った応答信号に応答して割込信号を出力した第2処理装
置であることを示す検出信号を出力すると共に、その割
込信号を出力した各第2処理装置で、自装置が出力した
検出信号及び検出信号を出力して来る第2の処理装置の
検出信号に応答して自装置の割り込みの優先順位を判定
した最高位の優先順位を示している第2処理装置が、第
1処理装置に対して割込ベクタを出力するようにしたの
で、従来のように、第2処理装置からの応答を監視する
必要がなくなり、割込レベルを同一とする複数の第2処
理装置のうちの1つの第2処理装置から割込ベクタを第
1処理装置へ送出する際の割込ベクタの送出に要する時
間を短縮するのに役立つ。また、監視に要する回路を設
ける必要性が無くなるので、回路の簡易化に寄与する。
レベルを同一とする複数の第2処理装置のうちの割込み
を要求する複数の第2処理装置から受け取った割込信号
に対して、第1処理装置が割込レベルデータ及び応答信
号を複数の第2処理装置に返し、第1処理装置から受け
取った割込レベルデータ対応の割込レベルにあると第2
処理装置で判定したとき、第1処理装置111から受け取
った応答信号に応答して割込信号を出力した第2処理装
置であることを示す検出信号を出力すると共に、その割
込信号を出力した各第2処理装置で、自装置が出力した
検出信号及び検出信号を出力して来る第2の処理装置の
検出信号に応答して自装置の割り込みの優先順位を判定
した最高位の優先順位を示している第2処理装置が、第
1処理装置に対して割込ベクタを出力するようにしたの
で、従来のように、第2処理装置からの応答を監視する
必要がなくなり、割込レベルを同一とする複数の第2処
理装置のうちの1つの第2処理装置から割込ベクタを第
1処理装置へ送出する際の割込ベクタの送出に要する時
間を短縮するのに役立つ。また、監視に要する回路を設
ける必要性が無くなるので、回路の簡易化に寄与する。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明に
おいて、第1処理装置で第2処理装置から割込ベクタを
受け取らないとき、第1処理装置のフラグがセットさ
れ、割込ベクタの出力動作の正常時には受け取ったであ
ろう割込ベクタに替えて、第1処理装置で保持している
所定の値を割込先を示す割込ベクタとして出力するよう
にしたので、割込ベクタが供給されない場合の誤動作を
防止することができる。
おいて、第1処理装置で第2処理装置から割込ベクタを
受け取らないとき、第1処理装置のフラグがセットさ
れ、割込ベクタの出力動作の正常時には受け取ったであ
ろう割込ベクタに替えて、第1処理装置で保持している
所定の値を割込先を示す割込ベクタとして出力するよう
にしたので、割込ベクタが供給されない場合の誤動作を
防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明に
おいて、第2処理装置で割り込みが生じたが、その割り
込みに対する割込先が未定となる場合には、その第2処
理装置に予め保持している初期値を前記割り込みに対す
る割込先を示す割込ベクタとして第1の処理装置へ出力
するようにしたので、割込ベクタが未定の場合に生ずる
誤動作を防止することができる。
おいて、第2処理装置で割り込みが生じたが、その割り
込みに対する割込先が未定となる場合には、その第2処
理装置に予め保持している初期値を前記割り込みに対す
る割込先を示す割込ベクタとして第1の処理装置へ出力
するようにしたので、割込ベクタが未定の場合に生ずる
誤動作を防止することができる。
第1図は請求項1乃至請求項3記載の発明の割込ベクタ
制御方式の原理ブロック図、 第2図は請求項1乃至請求項3記載の発明の実施例の構
成図、 第3図は請求項1乃至請求項3記載の発明の実施例のタ
イミング図、 第4図は実施例の構成図、 第5図は従来例の構成図、 第6図は従来例のタイミング図、 第7図は従来例のタイミング図である。 図において、 111は第1処理装置、 113は第2処理装置、 117は出力手段、 118は判定手段、 119は割込ベクタ出力手段、 210,510は処理装置、 211はプロセッサ、 213,513は割込ハンドラ、 221はPUIV信号、 223は割込レベルデータ、 225はDTACK信号、 227はプロセスバス、 251,551は入出力制御装置、 271はIRQ信号、 273はACK信号、 281,581,583,585はバス、 411はアクセス要求回路、 413,463はドライバ、 451はインバータ、 453,455はD−FF、 457は論理積回路、 461は割込レベル判定回路である。
制御方式の原理ブロック図、 第2図は請求項1乃至請求項3記載の発明の実施例の構
成図、 第3図は請求項1乃至請求項3記載の発明の実施例のタ
イミング図、 第4図は実施例の構成図、 第5図は従来例の構成図、 第6図は従来例のタイミング図、 第7図は従来例のタイミング図である。 図において、 111は第1処理装置、 113は第2処理装置、 117は出力手段、 118は判定手段、 119は割込ベクタ出力手段、 210,510は処理装置、 211はプロセッサ、 213,513は割込ハンドラ、 221はPUIV信号、 223は割込レベルデータ、 225はDTACK信号、 227はプロセスバス、 251,551は入出力制御装置、 271はIRQ信号、 273はACK信号、 281,581,583,585はバス、 411はアクセス要求回路、 413,463はドライバ、 451はインバータ、 453,455はD−FF、 457は論理積回路、 461は割込レベル判定回路である。
フロントページの続き (72)発明者 山口 達也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−207934(JP,A) 特開 昭59−62937(JP,A) 特開 昭58−161046(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 13/24 G06F 9/46
Claims (3)
- 【請求項1】割り込みを受け付ける第1処理装置に割込
信号を出力する複数の第2処理装置を接続し、複数の割
込信号を前記第1処理装置で受け付けた後そのうちの1
つの割込信号に係る割込処理を行うに際して、前記第2
処理装置から前記割込信号を受け付けたとき、これらの
割込信号に対して割込レベルデータ及び前記受け付けを
示す応答信号を前記複数の第2処理装置に出力すること
を要する割込ベクタ制御方式において、 前記第2処理装置のそれぞれは、 前記第1処理装置から受け取った前記割込レベルデータ
対応の割込レベルにあるとき、前記第1処理装置から受
け取った前記応答信号に応答して前記割込信号を出力し
た前記第2処理装置のうちの1つであることを示す検出
信号を出力し、該検出信号及び自装置以外からの検出信
号から自装置の割り込みの優先順位の判定を行う判定手
段と、 該判定手段から判定結果を受け取った後に、当該判定結
果が最高位であれば、割込先を示す割込ベクタを前記第
1処理装置に出力する割込ベクタ出力手段とを具えたこ
とを特徴とする割込ベクタ制御方式。 - 【請求項2】前記第1処理装置は、前記割込ベクタが供
給されない場合の割込先を示す所定の値を保持すると共
に、前記割込ベクタが供給されなければセットされるフ
ラグを有し、前記フラグがセットされれば、前記割込ベ
クタにかえて前記所定の値を前記割込先として割込処理
を実行するように構成したことを特徴とする請求項1記
載の割込ベクタ制御方式。 - 【請求項3】前記第2処理装置のそれぞれは、前記割込
先の初期値を保持し、前記割込先が未定の場合に、前記
初期値を前記割込ベクタに設定するように構成したこと
を特徴とする請求項1記載の割込ベクタ制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1061900A JP2802091B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 割込ベクタ制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1061900A JP2802091B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 割込ベクタ制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02240758A JPH02240758A (ja) | 1990-09-25 |
JP2802091B2 true JP2802091B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=13184485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1061900A Expired - Fee Related JP2802091B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 割込ベクタ制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2802091B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58161046A (ja) * | 1982-03-19 | 1983-09-24 | Hitachi Ltd | 割込み制御回路 |
JPS5962937A (ja) * | 1982-09-30 | 1984-04-10 | Omron Tateisi Electronics Co | マイクロコンピユ−タシステムの割り込みベクトル拡張装置 |
JPS60207934A (ja) * | 1984-03-31 | 1985-10-19 | Toshiba Corp | 割込み装置 |
-
1989
- 1989-03-14 JP JP1061900A patent/JP2802091B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02240758A (ja) | 1990-09-25 |
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