JPH11282527A - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

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JPH11282527A
JPH11282527A JP11000940A JP94099A JPH11282527A JP H11282527 A JPH11282527 A JP H11282527A JP 11000940 A JP11000940 A JP 11000940A JP 94099 A JP94099 A JP 94099A JP H11282527 A JPH11282527 A JP H11282527A
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JP11000940A
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Yukio Miura
幸雄 三浦
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視画面の可変的な表示情報の表示形態を、
対応するプロセスデ一夕の状態に応じて変化させ、オペ
レータに対して、プラント状態を効果的に表示するこ
と。 【解決手段】 表示対象となる各々のプロセスデータの
状態を複数に区分し、各状態区分に対応して、表示色情
報および表示サイズ情報或いは付加情報をそれぞれ設定
された表示態様で可変表示情報記憶手段に記憶させ、プ
ラントから入力したプロセスデータおよび可変表示情報
記憶手段の記憶内容に基づいて各々のプロセスデータを
そのときの状態区分に対応した表示色および表示サイズ
或いは付加情報の表示態様で表示装置に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント状態を監
視するためのプラントから入力したプロセスデータを表
示する監視画面を表示装置に表示するプラント監視装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種プラントにおいては、プラン
トの大型化、および、機器構成の複雑化に伴い、運転員
が監視しなければならない項目が非常に多くなってきて
いる。
【0003】そこで、運転員の監視作業の負担軽減や、
作業効率向上のために、1つの監視画面でプラント各部
の状態を監視できるようにしたプラント監視装置が実用
されている。
【0004】このようなプラント監視装置において、監
視画面を表示する監視画面表示装置は、例えば、プラン
トの起動開始から通常運転まで、あるいは、通常運転か
ら停止完了までというように、プラントの状態が変化す
るような運転過程では、その表示する監視画面を順次切
り換えることができるようにしている。
【0005】一般に、監視画面の表示内容は、固定情報
と可変情報からなる。前者の固定情報は、プラントや計
装の外観および概略を示す固定画面の情報であり、プラ
ント形状等を実物と似せて容易に認識できるようにする
とともに、表示色を構成機器に対応して統一している。
また、後者の可変情報は、プラントの現在状態を表す可
変画面の情報であり、数値、文字、バーチャート、ある
いは、パターンなどで構成される。また、それぞれの監
視対象を区別できるように、表示色やパタ一ンなどが選
択されている。
【0006】そして、オペレータは、監視画面に表示さ
れるプラント状態量およびプラント状態情報を見ながら
状況判断し、それによって、プラント状態を監視してい
る。
【0007】また、プラント監視装置において、各種の
情報データ種別毎の重要度を設定しておき、ある時点で
のプラント状態での前記情報データ種別毎の重要度を判
定して重み付けを行い、情報データ種別に従って画面要
素を拡大表示すること(例えば特開昭63−29229
5号公報)、あるいは、警報信号の種別に応じて、予め
重要度または緊急度を重度、中度、軽度等にレベル分け
しておき、実際の警報発生時に警報信号の種別に応じて
表示色、パターン図などを変えて表示すること(例え
ば、特開昭61−206099号公報)、等が知られて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、1つ
の監視画面に表示されるプラント情報量が非常に多い場
合、監視画面においてプラント状態量を表示する文字の
大きさが小さくなったり、文字同志が近接するために、
現在のプラント状態量、警報情報、および、異常情報を
認識することが困難になるという不都合を生じていた。
【0009】また、プラント状態量を表示する表示文字
が非常に小さい場合、そのプラント状態量が変化して表
示文字の表示色が変化してもその変化が認識されず、オ
ペレータがかかる状態変化を見落とすという不都合を生
じるおそれもある。
【0010】また、情報データ種別毎、或いは警報種別
毎に表示形態を変更しても、プラントの状態量がどの程
度にあるのか、その変化がどのように進んでいるのか
を、明確に認識することが困難であった。
【0011】本発明は、このような従来の不都合を解決
し、プラント状態量の変化などが明確に認識できるプラ
ント監視装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1のプラント監視
装置は、プラント状態を監視するためのプラントから入
力したプロセスデータを表示する監視画面を表示装置に
表示するプラント監視装置において、監視画面の固定的
な表示情報を記憶する固定表示情報記憶手段と、表示対
象となる各々のプロセスデータについて、当該プロセス
データの状態を3以上の複数に区分し、各状態区分に対
応して、表示色情報および表示サイズ情報がそれぞれ設
定された表示態様情報を記憶する可変表示情報記憶手段
と、前記固定表示情報記憶手段の記憶内容に基づいて表
示装置に監視画面の固定情報を表示する固定情報表示手
段と、プラントから入力したプロセスデータおよび前記
可変表示情報記憶手段の記憶内容に基づいて各々のプロ
セスデータをそのときの状態区分に対応した表示色およ
び表示サイズの表示態様で表示装置に表示する可変情報
表示手段を備えたことを特徴とする。
【0013】この構成によれば、プロセスデータ自体が
表示されると共に、その表示色及び表示サイズがプロセ
スデータの存在する区分に応じて順次変更されていくた
め、プロセスデータの危険度が高まるにつれて文字列な
どの表示認識性が上昇する。このように、監視画面の可
変的な表示情報の表示形態を、対応するプロセスデ一夕
の状態に応じて変化させているので、オペレータに対し
て、プラント状態を効果的に表示することができる。
【0014】請求項2のプラント監視装置は、プラント
状態を監視するためのプラントから入力したプロセスデ
ータを表示する監視画面を表示装置に表示するプラント
監視装置において、監視画面の固定的な表示情報を記憶
する固定表示情報記憶手段と、表示対象となる各々のプ
ロセスデータについて、当該プロセスデータの状態を複
数に区分し、各状態区分に対応して、表示色情報および
強調表示するためのパターンあるいは文字の付加情報が
それぞれ設定された表示態様情報を記憶する可変表示情
報記憶手段と、前記固定表示情報記憶手段の記憶内容に
基づいて表示装置に監視画面の固定情報を表示する固定
情報表示手段と、プラントから入力したプロセスデータ
および前記可変表示情報記憶手段の記憶内容に基づいて
各々のプロセスデータをそのときの状態区分に対応した
表示色および強調表示するためのパターンあるいは文字
が付加された表示態様で表示装置に表示する可変情報表
示手段を備えたことを特徴とする。
【0015】この構成によれば、プロセスデータ自体が
表示されると共に、その表示色及び強調表示するための
パターンあるいは文字の付加情報がプロセスデータの存
在する区分に応じて変更されるため、プロセスデータの
危険度が高まるにつれて文字列などの表示認識性が上昇
する。このように、監視画面の可変的な表示情報の表示
形態を、対応するプロセスデ一夕の状態に応じて変化さ
せているので、オペレータに対して、プラント状態を効
果的に表示することができる。
【0016】請求項3のプラント監視装置は、請求項1
または請求項2に記載のプラント監視装置において、プ
ラントから入力した前記プロセスデータを取り込み、プ
ラントの運転状況を判断し、当該プラントの運転状況に
応じ、所定のプロセスデータを表示/非表示の決める表
示有無情報を書き換えるプラント自動化運転手段とを備
えたことを特徴とする。
【0017】この構成によれば、さらに、プラントの運
転状況に応じて、その時点で監視する必要のないデータ
については監視画面上に表示されないので、表示装置に
表示される監視画面の表示内容が監視を必要とするデー
タのみに絞られるため、表示要素が少なくなり、より効
果的な監視作業を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施例を詳細に説明する。
【0019】第1図は、本発明の一実施例にかかるプラ
ント監視装置を示している。
【0020】同図において、プラントデータ入力手段1
は、プラント2の各部の状態をあらわすプラントデータ
を所定の周期で入力するものであり、その入力したプラ
ントデータは、プラントデータ保存テープル3に記憶さ
れるとともに、プラント自動化運転手段4に出力され
る。
【0021】プラント自動化運転手段4は、プラントデ
ータ保存テーブル3の記憶内容に基づいて、プラント2
を自動化運転するための指令データを形成し、その指令
データをプラント2に出力するとともに、そのときのプ
ラント2の運転状況に応じて、監視画面記憶装置5に記
憶されている可変表示情報(後述)の表示有無の状態を
判断し、その判断結果に対応して監視画面記憶装置5の
可変表示情報の内容を一部書き換える。
【0022】監視画面記憶装置5は、表示装置6に表示
する監視画面の固定情報および可変情報を記憶するもの
である。
【0023】入力装置7は、表示装置6に表示する監視
画面をオペレータが選択するための操作を行うためのも
のであり、オペレータによって選択された監視画面の識
別情報は、監視画面固定部表示手段8に出力される。
【0024】監視画面固定部表示手段8は、入力装置7
より通知された監視画面の識別情報に対応して、監視画
面記憶装置5に記憶されている固定画面情報(後述)を
取り出し、その固定画面を表示するための固定画面表示
データを形成して、表示装置6に出力するものである。
また、監視画面固定部表示手段8は、入力装置7より通
知された監視画面の識別情報を監視画面可変部表示手段
9に通知する。
【0025】監視画面可変部表示手段9は、監視画面固
定部表示手段8より通知された監視画面の識別情報に対
応して、監視画面記憶装置5に記憶されている可変画面
情報を取り出し、その可変画面情報に登録されているプ
ラントデータの値をプラントデータ保存テーブル3より
入力する。そして、そのプラントデータの値を可変画面
情報の登録内容に対応した形態で表示するための可変画
面表示データを形成して、表示装置6に出力するもので
ある。
【0026】表示装置6では、監視画面固定部表示手段
8から入力した固定画面表示データと、監視画面可変部
表示手段9から入力した可変画面表示データを合成し、
オペレ一タが選択した監視画面を表示出力する。
【0027】また、監視画面可変部表示手段9の動作
は、表示手段6の表示サイクルに対応して繰返し行われ
る。
【0028】第2図(a)は、監視画面記憶装置5に記
憶されている監視画面情報の一例を示している。
【0029】監視画面情報は、n個の監視画面表示情報
DS1〜DSnからなり、各々の監視画面表示情報DS
1〜DSnは、その画面表示情報DS1〜DSnにより
表示出力される監視画面を識別するための監視画面識別
情報ID、その監視画面に付された名称を表す名称情報
NM、その監視画面におけるプラントの外観などを表す
固定部分情報表示データFI、および、その監視画面に
表示するプラントデータの数字表示などの可変部分表示
情報データFLからなる。
【0030】可変部分表示情報データFLは、同図
(b)に示すように、その監視画面に表示する各可変情
報の内容をあらわす表示データ情報DT1〜DTmから
なる。
【0031】また、それぞれの表示データ情報DT1〜
DTmは、第3図(a)に示すように、その表示データ
情報DT(DT1〜DTm)が対応しているプラントデ
ータを表すプラントデータ番号PID、プラントデータ
を表示する画面位置をあらわす表示位置PST、そのプ
ラントデータを表示するか否かの区別を表す表示有無情
報AVL、プラントデータが取り得る信号範囲を分割し
て設定された複数の信号区間において、それぞれの区間
範囲にあるときのそのプラントデータの表示形態をあら
わすデータ表示情報DP1〜DPiからなる。
【0032】ここで、表示有無情報AVLは、プラント
自動化運転手段4によって、その内容が書き換えられる
ものである。
【0033】そして、それぞれのデータ表示情報DP
(DP1〜DPi)は、同図(b)に示すように、その
プラントデータを表示する優先度を表す表示優先度PR
I、対応する区間の上限値と下限値を表す区間範囲情報
ARE、プラントデータを表示する数字の表示色とその
文字サイズを表す文字表示情報CHR、プラントデータ
を表示する数字に強調表示のために付加するパターンを
表示するか否かを表すパターン表示有無情報とパターン
を表示するときのパターン表示色を表すパターン表示情
報PTR、および、例えば、プラントデ−夕が警報発生
として判定されるように信号範囲にあってその旨を表示
する付加情報を表示するか否かを表す付加情報表示有無
情報と付加情報の内容を表すデータからなる付加情報表
示情報ADTからなる。
【0034】例えば、第4図(a)に示すように、A給
水系のポンプPの流量について考えると、このポンプP
の流量は、第5図に示すようにその取り得る値が0〜1
50まで変化し、0以上50未満の信号範囲が区間1
に、50以上100未満の信号範囲が区間2に、100
以上150未満の信号範囲が区間3にそれぞれ設定され
ており、区間1から区間3に変化するに従って、警報状
態がより深刻な状態になる。
【0035】この場合、このポンプPのデータ表示情報
DPは、第6図に示すように形成される。
【0036】すなわち、このポンプPの流量には、プラ
ントデータ番号PIDが「100」に、また、表示位置
PSTの座標位置が(300,300)に設定されてい
て、3つのデータ表示情報DP1〜DP3が設定されて
いる。
【0037】データ表示情報DP1では、表示優先度P
RIが「100」に、文字サイズが「16×8」に、文
字の表示色が「白」に、パターン表示が「表示なし」
に、また、付加情報が「表示なし」にそれぞれ設定され
ている。
【0038】データ表示情報DP2では、表示優先度P
RIが「50」に、文字サイズが「24×12」に、文
字の表示色が「黒」に、パターン表示が「表示あり」で
その表示色が「黄」に、また、付加情報が「表示なし」
にそれぞれ設定されている。
【0039】データ表示情報DP3では、表示優先度P
RIが「5」に、文字サイズが「36×18」に、文字
の表示色が「黒」に、パターン表示が「表示あり」でそ
の表示色が「赤」にそれぞれ設定されるとともに、この
ときには、警報状態であり、その旨を表す付加情報とし
て「流量大」という文字列を表示することが設定されて
いる。
【0040】このようにして、プラントデータの危険度
が高まるにつれて、表示文字列の認識性が上昇するよう
に表示属性が変更されているとともに、表示優先度が上
昇するように、表示データ情報が形成されている。
【0041】また、プラント自動化運転手段4によって
その内容が書き換えられる表示有無情報AVL以外の情
報は、あらかじめ設定されて、監視画面記憶装置5に記
憶されている。
【0042】以上の構成で、プラントデータ入力手段1
は、プラント2より出力されるプラントデータを所定の
周期で入力してプラントデータ保存テーブル3に記憶
し、また、プラント自動化運転手段4は、プラントデー
タ保存テーブル3の記憶内容に基づいて、プラント2の
自動化運転を行うとともに、そのときの運転状況に応じ
て、監視画面記憶装置5に記憶されている監視画面表示
情報DS1〜DSnのそれぞれの可変部分情報表示デー
タFLについて、表示データ情報DT1〜DTmの表示
有無情報AVLを表示有または表示無に書き換える。
【0043】この状態で、オペレータが入力装置7を操
作入力して、プラント2の状態を監視するために表示さ
せる監視画面、例えば、第4図(a)のA給水系の監視
画面を選択し、その監視画面を表示するように指令する
と、監視画面固定部表示手段8は、監視画面記憶装置5
より対応する固定部分情報表示データFIを読み出して
対応する表示情報を表示装置6に出力するとともに、監
視画面可変部表示手段9に表示指令された監視画面の識
別情報を通知する。
【0044】それによって、表示装置6には、まず、そ
の監視画面の固定部の表示画面、すなわち、第4図
(a)の系統図を構成する画面が表示される。
【0045】監視画面可変部表示手段9は、監視画面固
定部表示手段8より通知された識別情報に従って、監視
画面記憶装置5よりA給水系の可変部分情報表示データ
FLを読み出す。
【0046】ここで、A給水系のプラント要素であるポ
ンプPについて考えると、そのポンプPの流量について
は、第6図に示すように表示データ情報DTが設定され
ており、また、このとき、プラント自動化運転手段4に
よって表示有無情報AVLが表示有に設定されているも
のとする。
【0047】監視画面可変部表示手段9がプラントデー
タ保存テーブル3より入力してプラントデータ番号PI
Dが「100」のプラントデータの値が「35」であっ
た場合、この場合には、区間1に相当するので、監視画
面可変表示手段9は、16×8の文字サイズの2つの数
字からなる表示色が白の文字列「35」を、その基準位
置の座標が表示装置6の座標(300,300)に一致
するように表示する表示情報を形成し.その表示情報を
表示装置6に出力する。
【0048】これにより、表示装置6には、第4図
(a)に示すように、系統図の所定位置にポンプPの流
量表示が挿入された監視画面が表示される。
【0049】また、そのポンプPの流量が「80」に変
化した場合、この場合には、区間2に相当するので、監
視画面可変表示手段9は、24×12の文字サイズの2
つの数字からなり表示色が黒でその周囲の領域が黄色、
すなわち、黄色の地に黒抜きで表示される文字列「8
0」を、その基準位置の座標が表示装置6の座標(30
0,300)に一致するように表示する表示情報を形成
し、その表示情報を表示装置6に出力する。
【0050】これにより、表示装置6には、第4図
(b)に示すように、系統図の所定位置にポンプPの流
量表示が、同図(a)の場合よりも大きな文字で、か
つ、オペレータの注目を受けるように黄色の地に黒抜き
でなされる。
【0051】また、そのポンプPの流量が「120」に
変化した場合、この場合には、区間3に相当するので、
監視画面可変表示手段9は、36×18の文字サイズの
3つの数字からなり表示色が黒でその周囲の領域が赤
色、すなわち、赤色の地に黒抜きで表示される文字列
「120」を、その基準位置の座標が表示装置6の座標
(300,300)に一致するように表示し、さらに、
その右側に「流量大」の文字列を流量表示と同一の文字
列で表示する表示情報を形成し、その表示情報を表示装
置6に出力する。
【0052】これにより、表示装置6には、第4図
(c)に示すように、系統図の所定位置にポンプPの流
量表示が、同図(b)の場合よりも大きな文字で、か
つ、警報状態をあらわす赤色の地に黒抜きでなされ、さ
らに、警報内容をあらわす「流量大」の文字列が表示さ
れる。
【0053】また、ポンプPの動作を監視する必要がな
いような運転状況では、プラント自動化運転手段4によ
って表示有無情報AVLが表示無に書き換えられるの
で、ポンプPの流量は監視画面内に表示されない。
【0054】また、表示優先度PRIが小さい表示情報
と、表示優先度PRIが大きい表示情報が同一の表示領
域を占める場合には、前者の優先度が後者よりも高いた
め、後者の表示情報は表示されない。
【0055】このようにして、プラントデータの値に応
じて、そのプラントデータの表示態様が変化するので、
オペレータは、そのプラントデータの状態を他のプラン
トデータを容易に識別できるようになる。
【0056】したがって、1つの監視画面上に多数のプ
ラントデータの表示がなされている場合でも、オペレー
タは、危険な状態にあるプラントデータを容易に認識で
きる。
【0057】また、その時点で監視する必要のないプラ
ントデータについては監視画面上に表示されないので、
表示装置6に表示される監視画面の表示内容が監視を必
要とするプラントデータのみに絞られるため、表示要素
が少なくなり、より効果的な監視作業を行うことができ
る。
【0058】また、より優先度の高いプラントデータが
優先的に表示されるので、オペレータは、危険な状況に
なりつつあるプラントデータを容易に認識することがで
きる。
【0059】ところで、上述した実施例では、プラント
データの表示を文字列により行っているが、それ以外の
表示形態、例えば、特定のシンボルによる表示を行うこ
ともできる。その場合、例えば、異常状態になるとその
シンボルの表示サイズを大きくするなどして、より認識
性が向上するようにするとよい。
【0060】また、通常はあまり注意を要しないシンボ
ル等を暗色で表示することにより、オペレータの目に与
える健康上の影響を抑制することができ、また、他のプ
ラントデータの表示形態の変化をより早く気付かせるこ
ともできる。
【0061】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、プロセスデー
タ自体が表示されると共に、その表示色及び表示サイズ
がプロセスデータの存在する区分に応じて順次変更され
ていくため、プロセスデータの危険度が高まるにつれて
文字列などの表示認識性が上昇する。このように、監視
画面の可変的な表示情報の表示形態を、対応するプロセ
スデ一夕の状態に応じて変化させているので、オペレー
タに対して、プラント状態を効果的に表示することがで
きる。
【0062】請求項2の構成によれば、プロセスデータ
自体が表示されると共に、その表示色及び強調表示する
ためのパターンあるいは文字の付加情報がプロセスデー
タの存在する区分に応じて変更されるため、プロセスデ
ータの危険度が高まるにつれて文字列などの表示認識性
が上昇する。このように、監視画面の可変的な表示情報
の表示形態を、対応するプロセスデ一夕の状態に応じて
変化させているので、オペレータに対して、プラント状
態を効果的に表示することができる。
【0063】請求項3の構成によれば、さらに、プラン
トの運転状況に応じて、その時点で監視する必要のない
データについては監視画面上に表示されないので、表示
装置に表示される監視画面の表示内容が監視を必要とす
るデータのみに絞られるため、表示要素が少なくなり、
より効果的な監視作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるプラント監視装置を
示すブロック図。
【図2】監視画面記憶装置の記憶内容、及び可変部分情
報表示データを例示した概略図。
【図3】表示デ一タ情報、及びデータ表示情報の一例を
示す概略図。
【図4】監視画面の一例を示す概略図。
【図5】プラントデータの変化の一例を示すグラフ図。
【図6】表示デ一タ情報の具体例を示す概略図。
【符号の説明】
4 プラント自動化運転手段 5 監視画面記憶装置 8 監視画面固定部表示手段 9 監視画面可変部表示手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント状態を監視するためのプラント
    から入力したプロセスデータを表示する監視画面を表示
    装置に表示するプラント監視装置において、 監視画面の固定的な表示情報を記憶する固定表示情報記
    憶手段と、 表示対象となる各々のプロセスデータについて、当該プ
    ロセスデータの状態を3以上の複数に区分し、各状態区
    分に対応して、表示色情報および表示サイズ情報がそれ
    ぞれ設定された表示態様情報を記憶する可変表示情報記
    憶手段と、 前記固定表示情報記憶手段の記憶内容に基づいて表示装
    置に監視画面の固定情報を表示する固定情報表示手段
    と、 プラントから入力したプロセスデータおよび前記可変表
    示情報記憶手段の記憶内容に基づいて各々のプロセスデ
    ータをそのときの状態区分に対応した表示色および表示
    サイズの表示態様で表示装置に表示する可変情報表示手
    段を備えたことを特徴とするプラント監視装置。
  2. 【請求項2】 プラント状態を監視するためのプラント
    から入力したプロセスデータを表示する監視画面を表示
    装置に表示するプラント監視装置において、 監視画面の固定的な表示情報を記憶する固定表示情報記
    憶手段と、 表示対象となる各々のプロセスデータについて、当該プ
    ロセスデータの状態を複数に区分し、各状態区分に対応
    して、表示色情報および強調表示するためのパターンあ
    るいは文字の付加情報がそれぞれ設定された表示態様情
    報を記憶する可変表示情報記憶手段と、 前記固定表示情報記憶手段の記憶内容に基づいて表示装
    置に監視画面の固定情報を表示する固定情報表示手段
    と、 プラントから入力したプロセスデータおよび前記可変表
    示情報記憶手段の記憶内容に基づいて各々のプロセスデ
    ータをそのときの状態区分に対応した表示色および強調
    表示するためのパターンあるいは文字が付加された表示
    態様で表示装置に表示する可変情報表示手段を備えたこ
    とを特徴とするプラント監視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のプラン
    ト監視装置において、プラントから入力した前記プロセ
    スデータを取り込み、プラントの運転状況を判断し、当
    該プラントの運転状況に応じ、所定のプロセスデータの
    表示/非表示を決める表示有無情報を書き換えるプラン
    ト自動化運転手段とを具備することを特徴とするプラン
    ト監視装置。
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JP (1) JPH11282527A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002215227A (ja) * 2001-01-17 2002-07-31 Toshiba Corp 発電プラント監視制御システム
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