JP2002215227A - 発電プラント監視制御システム - Google Patents

発電プラント監視制御システム

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JP2002215227A JP2001009011A JP2001009011A JP2002215227A JP 2002215227 A JP2002215227 A JP 2002215227A JP 2001009011 A JP2001009011 A JP 2001009011A JP 2001009011 A JP2001009011 A JP 2001009011A JP 2002215227 A JP2002215227 A JP 2002215227A
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Toshihiro Yamada
利広 山田
Yutaka Yoshida
豊 吉田
Toshihiko Tanaka
俊彦 田中
Hiroshi Fukuda
浩 福田
Toshio Fujiwara
俊雄 藤原
Kanetoshi Nara
金敏 奈良
Hitoshi Murata
仁 村田
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Toshiba Corp
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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる仕様の複数の発電ユニットを少数の運
転員により監視することが可能な発電プラント監視制御
システムを提供することである。 【解決手段】 各々発電ユニットの状態量を発電ユニッ
ト状態データ入力手段1を介して入力し状態データとし
て発電ユニット状態データ記憶部2に記憶する。プラン
ト情報表示手段3は、発電ユニット状態データ記憶部2
に記憶された各々の発電ユニットの状態データおよび発
電ユニット固定データ記憶部4に記憶された固定データ
に基づいて、各々の発電ユニットのシンボル化した図案
および当該発電ユニットの情報を表示情報として表示装
置5に表示する。これにより、少人数で複数の発電ユニ
ットの監視が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の発電ユニッ
トの監視や制御を集中して行う発電プラント監視制御シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、火力発電所などの発電プラント
は複数台の発電設備を備えている。この発電設備および
その制御装置を含めて発電ユニットと呼び、発電プラン
トの運転は、通常この発電ユニット毎に独立して行なわ
れている。
【0003】図13は、発電所の発電ユニット構成の説
明図である。図13では4箇所の発電所が示されてお
り、A発電所は4つの発電ユニット、B発電所およびC
発電所は8つの発電ユニット、D発電所は3つの発電ユ
ニットを有した一例を示している。
【0004】A発電所の4つの発電ユニットの発電方式
はいずれも汽力発電であり、石炭または重油を燃料とし
ている。汽力発電ではボイラにより高温高圧の蒸気を発
生させ、その上記を蒸気タービンへ導くことにより、蒸
気タービンで発電機を回転させて電力を得る。
【0005】汽力発電にも熱効率の向上を美座してボイ
ラや蒸気タービンに様々な工夫がなされている。例え
ば、ボイラについては、従前はドラム型ボイラが多かっ
たが、現在は負荷追従性が良く高効率かが可能な還流型
ボイラが主流となっており、蒸気条件も亜臨界から超臨
界、そして近年では超超臨界に対応したものが導入され
ている。これに伴って蒸気タービンの形式や制御方法も
工夫されてきている。
【0006】また、使用される燃料も地球温暖化問題や
経済的な理由、供給の安定性などを考慮して、石炭や重
油、軽油、液化天然ガス(LNG)等様々であり、使用
する燃料によって必要となる補機設備および運転方法が
異なっている。ここでは、説明を簡単にするため、様々
な種類がある汽力発電を使用燃料の観点からのみ分類し
ている。
【0007】このA発電所は電力需要がピークを迎える
夏期のみ運転されるいわゆる季節用の発電所である。近
年の地球温暖化問題を背景に、炭酸ガス排出量の多い石
炭や石油系燃料の火力発電プラントは、電力需要の多い
夏場にピーク対応として運転されることが多くなった。
これに代わってLNGを燃料とする発電ユニットが現在
の電力供給の主役となりつつある。
【0008】発電プラント運用形態には、この季節運用
の他に、ベースロード運用、深夜起動停止(DSS)、
週末起動停止(WSS)などがある。ベースロード運用
は電力供給の要となるもので継続的に長期間一定運転を
行うものである。DSSは電力需要の低下する深夜に向
けて停止し早朝起動するもので、WSSは週末に停止す
る運用形態である。この他、昼休みの時間帯における急
激な負荷変化に合わせた運用などもあり、安定した電力
を供給するために発電プラントの運用は非常に複雑にな
る。
【0009】次に、B発電所は8つの発電ユニットを備
えている。発電方式は複合発電である。複合発電とはガ
スタービンによる発電に加えて、ガスタービンの高温の
排ガス(最新鋭の機種では600℃以上にもなる)を利
用して蒸気を発生させ、蒸気タービンにより発電するも
ので、発電効率を50%前後と一般の汽力発電(40%
前後)に比べて高くすることができる。このため、複合
発電は今後の火力発電の主流となる発電方式である。
【0010】複合発電方式のプラントは、通常、複数の
同一使用の発電ユニットを設置することが多い。これ
は、複合発電の場合、部分負荷での効率が急激に低下す
るため、大容量の複合発電ユニット一つで運用するより
も、比較的小さな容量の複合発電ユニットを複数備えて
おいた方が、よりきめ細かな運用(起動停止)を行うこ
とにより、部分負荷での効率を高く保つことが可能とな
るためである。B発電所では240MWと300MWの
複合発電ユニットをそれぞれ4つずつ備えている。複合
発電ではここの発電ユニットを軸と呼ぶことがあるが、
ここではすべて発電ユニットと呼ぶことにする。
【0011】C発電所は4ユニットの汽力発電と4ユニ
ットの複合発電を有した発電所である。運用形態もWS
S、ベースロード、DSSが混在したものとなってい
る。D発電所は原子力発電所で発電ユニットは加圧水型
軽水炉(PWR)、沸騰水型原子炉(BWR)、改良型
沸騰水型原子炉(ABWR)の3ユニットを保有するベ
ースロード用発電所である。
【0012】ここで示したように、電力の安定供給と経
済的な運用のためには、様々な発電プラントを負荷に合
わせて効率よく運用することが必要となる。
【0013】図14は、発電ユニット11の構成図であ
る。一つの発電設備12に対して一つのユニット計算機
13が設けられる。そして、このユニット計算機13に
より制御盤14や制御装置15を介して発電設備は監視
制御される。
【0014】発電設備の状態量は、所定の処理周期また
は各プロセス量毎に予め決められている入力周期毎に制
御装置15またはプロセス入出力装置16から、ユニッ
ト計算機13のユニット入力部17を介して監視制御部
18に入力され監視制御が行われる。
【0015】例えば、監視制御部18で処理した監視デ
ータは出力部19を介して表示装置20やプリンタ21
に出力される。表示装置20では監視データを図形表示
したり、また、プロセス量の中で警報状態となっている
ものについては、そのフリッカ表示し、警報状態である
旨メッセージを出力する。
【0016】また、発電ユニット11の運転実績や性能
管理に関わるデータは、発電運転日誌のログ項目として
プロセス量を基に処理計算した後、プリンタ21や表示
装置20に出力する。
【0017】一方、制御においてもプロセス量を基に監
視制御部18の中で、予め決められた処理に従って、プ
ラントの自動運転に必要なデータを制御装置15及びプ
ロセス入出力装置16を介して出力する。また、発電ユ
ニット11の運転に際しては、中央給電指令所22か
ら、季節や時間帯によって変化する電力需要に応じた発
電ユニット11の発電出力要求を運転員が電話で受け、
その発電ユニット11の出力制御を実施している。 こ
のように、発電プラントの監視制御は個々の発電ユニッ
ト11に対して個別に行われている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、複数の発電
ユニットを統括して監視制御する場合には、発電ユニッ
ト毎に監視制御する必要があるので、例えば、監視する
発電ユニットの個数分だけの表示装置20やプリンタ2
1を監視しなければならない。
【0019】1つの発電ユニットにおける監視画面や操
作画面は数枚から数十枚もあり、複数の発電ユニットを
同時監視制御する場合は、その情報は膨大な数になる。
さらに、個々の発電ユニットの使用燃料や熱サイクルの
種類、運用形態よって多くの種類があり、それぞれ運転
方法や監視方法が異なる。このため、これまでは発電ユ
ニット毎に専任運転員を割り当てて監視制御を行う必要
があった。
【0020】本発明の目的は、異なる仕様の複数の発電
ユニットを少数の運転員により監視することが可能な発
電プラント監視制御システムを提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係わる
プラント監視制御システムは、複数の発電ユニットを統
括監視制御する発電プラント監視制御システムにおい
て、各々発電ユニットの状態量を発電ユニット状態デー
タ入力手段を介して入力し状態データとして記憶する発
電ユニット状態データ記憶部と、各々の発電ユニットの
情報を表示するための固定データを予め記憶した発電ユ
ニット固定データ記憶部と、前記発電ユニット状態デー
タ記憶部に記憶された各々の発電ユニットの状態データ
および前記発電ユニット固定データ記憶部に記憶された
固定データに基づいて各々の発電ユニットのシンボル化
した図案および当該発電ユニットの情報を表示情報とし
て表示装置に表示するプラント情報表示手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0022】請求項1の発明に係わるプラント監視制御
システムにおいては、各々発電ユニットの状態量を発電
ユニット状態データ入力手段を介して入力し状態データ
として発電ユニット状態データ記憶部に記憶する。プラ
ント情報表示手段は、発電ユニット状態データ記憶部に
記憶された各々の発電ユニットの状態データおよび発電
ユニット固定データ記憶部に記憶された固定データに基
づいて、各々の発電ユニットのシンボル化した図案およ
び当該発電ユニットの情報を表示情報として表示装置に
表示する。これにより、少人数で複数の発電ユニットの
監視が行える。
【0023】請求項2の発明に係わるプラント監視制御
システムは、請求項1の発明において、前記プラント情
報表示手段は、前記発電ユニットの仕様に関する情報ま
たは発電ユニットの状態に関する情報に応じて、前記図
案および前記表示情報の形状、大きさ、色、表示位置の
少なくともいずれか一つを変化させて表示することを特
徴とすることを特徴とする。
【0024】請求項2の発明に係わるプラント監視制御
システムにおいては、請求項1の発明の作用に加え、発
電ユニットの仕様に関する情報または発電ユニットの状
態に関する情報に応じて、前記図案および前記表示情報
の形状、大きさ、色、表示位置の少なくともいずれか一
つを変化させて表示する。これにより、発電ユニットの
仕様や発電ユニットの状態が直観的に分かるようにす
る。
【0025】請求項3の発明に係わるプラント監視制御
システムは、請求項2の発明において、前記発電ユニッ
トの仕様に関する情報は、発電ユニットの種類、発電ユ
ニットの運用形態、発電ユニットの認可出力であること
を特徴とする。
【0026】請求項3の発明に係わるプラント監視制御
システムにおいては、請求項2の発明の作用に加え、発
電ユニットの種類としては原子力発電ユニット、火力発
電ユニット、水力発電ユニット等の発電形態、発電ユニ
ットの運用形態としてはベースロード運転、DSS、W
SS、発電ユニットの認可出力としては定格出力に応じ
て表示を変化させる。
【0027】請求項4の発明に係わるプラント監視制御
システムは、請求項2の発明において、前記発電ユニッ
トの状態に関する情報は、発電ユニットのイベントデー
タまたはプラントデータであることを特徴とする。
【0028】請求項4の発明に係わるプラント監視制御
システムは、請求項2の発明の作用に加え、発電ユニッ
トのイベントデータまたはプラントデータに応じて票所
を変化させる。
【0029】請求項5の発明に係わるプラント監視制御
システムは、請求項4の発明において、前記発電ユニッ
トのイベントデータは、警報発生を示すデータ、または
予め定めた論理式に基づいて出力されるデータであるこ
とを特徴とする。
【0030】請求項6の発明に係わるプラント監視制御
システムにおいては、請求項4の発明の作用に加え、発
電機出力を示すデータ、燃料消費量を示すデータ、効率
を示すデータ、管内総発電量に対する当該発電ユニット
の発電量の割合、現在の運転フェーズを示すデータ、現
在の発電機出力の余力を示すデータ、発電ユニットの重
要度を示すデータに応じて表示を変化させる。
【0031】請求項7の発明に係わるプラント監視制御
システムは、請求項6の発明において、前記発電ユニッ
トの重要度は、過去の発電電力量の積算値、または過去
の起動回数の積算値に基づいて決まるものであることを
特徴とする。
【0032】請求項7の発明に係わるプラント監視制御
システムにおいては、請求項6の発明の作用に加え、発
電ユニットの重要度は、過去の発電電力量の積算値、ま
たは過去の起動回数の積算値に基づいて決める。
【0033】請求項8の発明に係わるプラント監視制御
システムは、請求項1の発明において、前記表示情報と
して、当該発電ユニットの現在の運転状態下における重
要情報を表示するようにしたことを特徴とする。
【0034】請求項8の発明に係わるプラント監視制御
システムにおいては、請求項1の発明の作用に加え、当
該発電ユニットの現在の運転状態下における重要情報を
表示する。
【0035】請求項9の発明に係わるプラント監視制御
システムは、請求項8の発明の作用に加え、停止中の発
電ユニットの場合はユニット起動までの予想所要時間、
稼働中の発電ユニットの場合は発電機出力や効率等の運
用コストに関する情報を重要情報として表示する。
【0036】請求項10の発明に係わるプラント監視制
御システムは、請求項1の発明において、前記プラント
情報表示手段は、前記図案または前記表示情報が指定さ
れたとき、当該発電ユニットのより詳細な情報を表示す
ることを特徴とする。
【0037】請求項10の発明に係わるプラント監視制
御システムにおいては、請求項1の発明の作用に加え、
図案または表示情報を指定することにより、当該発電ユ
ニットのより詳細な情報を表示する。
【0038】請求項11の発明に係わるプラント監視制
御システムは、請求項1の発明において、一つの発電ユ
ニットに対し一つのシンボル化された図案に代えて、複
数の発電ユニットを一つのシンボル化された図案で表示
するようにしたことを特徴とする。
【0039】請求項11の発明に係わるプラント監視制
御システムにおいては、請求項1の発明の作用に代え
て、複数の発電ユニットを一つのシンボル化された図案
で表示する。
【0040】請求項12の発明に係わるプラント監視制
御システムは、請求項11の発明の作用に加え、複数の
発電ユニット毎の図案を表示するには、複数の発電ユニ
ットを一つのシンボル化された図案で表示した図案が選
択操作する。
【0041】請求項13の発明に係わるプラント監視制
御システムにおいては、請求項11の発明の作用に加
え、複数の発電ユニットを一つのシンボル化された図案
で表示した図案に含まれる発電ユニットのいずれかに警
報が発生したときは、自動的に発電ユニット毎の図案に
展開して表示する。
【0042】請求項14の発明に係わるプラント監視制
御システムは、請求項13の発明の作用に加え、警報発
生の発電ユニットに対応する図案と警報発生していない
発電ユニットの図案とが識別可能なように表示する。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の実施の形態に係わる発電プラント
監視制御システムのブロック構成図である。各々発電ユ
ニットの状態量は発電ユニット状態データ入力手段1を
介して発電ユニット状態データ記憶部2に入力され状態
データとして記憶される。
【0044】状態データは発電設備および監視制御シス
テムのデータで、数千点から数万点に及ぶ膨大なデータ
である。例えば、発電機出力、燃料流量、蒸気圧力、排
気ガス温度などのアナログ値や、弁の全開全閉信号や警
報発生信号などのデジタル値(オン/オフ値)を初めと
して現在の運転フェーズ(起動準備、海水計起動、真空
情報、点火、初負荷、負荷上昇、通常運転等)や、運転
実績・効率などの性能管理に関わるデータ等、発電プラ
ントの運用に関わるあらゆるデータが対象となる。勿
論、すべてのデータを発電ユニット状態データ記憶部5
に記憶する必要はなく、後述する情報表示のために必要
なデータのみを対象としても良い。
【0045】プラント情報表示手段3は、発電ユニット
状態データ記憶部2に記憶された各々の発電ユニットの
状態データおよび発電ユニット固定データ記憶部4に記
憶された固定データに基づいて、各々の発電ユニットの
シンボル化した図案および当該発電ユニットの情報を表
示情報として表示装置5に表示する。
【0046】発電ユニット固定データ記憶部4には、各
々の発電ユニットの運用形態や名称が予め記憶された発
電ユニットデータテーブル、表示する図案や表示色を特
定するための表示パターン設定テーブル、運転フェーズ
(停止中か稼働中か)により表示するデータを特定する
ための運転フェーズ詳細表示データ定義テーブル、警報
状態時に表示するデータを特定するための警報状態詳細
表示データ定義テーブルが予め記憶されている。
【0047】次に、これら各テーブルの設定項目につい
て説明する。図2は発電ユニットデータテーブルの説明
図である。発電ユニットデータテーブルは、各々の発電
ユニットに対する共通データと各々の発電ユニット毎の
データとから構成される。
【0048】共通データは、シンボル化した図案により
表示する発電ユニット数を定義するものであり、表示装
置5に表示する発電ユニット数を特定するための表示発
電ユニット数を特定する。例えば、図13に示した4カ
所の発電所のすべての発電ユニットを対象にしたとする
と、発電ユニット数は23となる。
【0049】一方、発電ユニットデータは、各発電ユニ
ット毎の発電ユニット運用形態、発電ユニットの名称、
認可出力、表示位置、警報状態データ位置、警報判定論
理式番号、発電出力データ位置、運転フェーズデータ位
置を定義する。
【0050】発電ユニット運用形態は、ベースロード運
転する発電ユニット、DSS運用する発電ユニット、W
SS運用する発電ユニット、季節運用もしくは長期停止
している発電ユニットのような運用形態を定義する。認
可出力は、発電ユニットの発電出力定格値を定義する。
表示位置は、シンボル化した図案を表示する画面上の表
示位置を定義する。
【0051】ここで、警報状態データおよび警報判定論
理式は発電ユニットの異常発生を検知するためのもので
あり、このような発電ユニットの状態変化を示すデータ
をイベントデータと呼ぶこととする。イベントデータは
通常前述したデジタル値(オンオフ値)で表されること
が多い。これに対して、発電機出力および運転フェーズ
のように、アナログ的(または連続的)もしくは段階的
に変化し、現在の発電ユニットの状態を示すものをプラ
ントデータと呼ぶこととする。
【0052】警報状態データ位置は、警報状態を示すイ
ベントデータが発電ユニット状態データ記憶部2のどの
位置にあるかを定義したものであり、警報判定論理式番
号は、警報判定を論理式により行う場合の論理式の番号
を定義したものである。
【0053】また、発電出力データ位置および運転フェ
ーズデータ位置は、これらのプラントデータが発電ユニ
ット状態データ記憶部2のどの位置にあるかを定義した
ものである。
【0054】図3は、表示パターン設定テーブルの説明
図である。表示パターン設定テーブルは、全発電ユニッ
トで共通の設定データであり、運用形態、警報状態、運
転フェーズの情報により、シンボル化した図案のシンボ
ルパターン、表示色、点滅状態を定義したものである。
図4に示した設定例では、運用形態によりシンボルのパ
ターンを変化させ、発電ユニットの停止中は灰色、運転
中で正常状態の場合は緑色、運転中で警報状態の場合は
赤色点滅表示、停止中で警報状態の場合は灰色点滅表示
としている。
【0055】図4は運転フェーズ詳細表示定義テーブル
の説明図である。運転フェーズ詳細表示定義テーブル
は、各発電ユニットの運転フェーズ状態により、表示す
る詳細情報のパラメータが発電ユニット状態データ記憶
部2のどの位置にあるかを定義したものである。図4の
設定例では、例えば停止中の発電プラントでは「ユニッ
ト起動までの予想時間」、稼働中の発電プラントでは
「プラントの効率」、「発電出力」のように運用コスト
に関するもの等、それぞれの運転フェーズで重要なパラ
メータを指定する。
【0056】ここでは、停止中と運転中の二つを例とし
て示したが、運転フェーズを前述したように、さらに細
分化して起動過程や負荷上昇過程などが分かるようにし
ても良い。また、発電ユニットによって違った運転フェ
ーズの分類も考えられるが、これも運転フェーズ詳細表
示定義本テーブル上でそれぞれ定義することにより実現
可能である。
【0057】図5は警報状態詳細表示定義テーブルの説
明図である。警報状態詳細表示定義テーブルは、各発電
ユニットが警報状態となったときに表示する詳細情報の
パラメータが発電ユニット状態データ記憶部2のどの位
置にあるかを定義したものである。警報発生時に表示す
る詳細情報としては、例えば、警報発生設備名や警報の
種類(主蒸気温度高等)等が考えられる。これも各発電
ユニットの設備構成や監視・保護項目によって違いがあ
り、各発電ユニット毎に設定する。
【0058】以上の設定テーブルの内容により、プラン
ト情報表示手段3は、図6に示すような画面を表示装置
5に表示する。図6では4個の発電ユニット11a、1
1b、11c、11dを表示した場合を示している。
【0059】発電ユニット11a〜11dをシンボル化
した図案6a〜6dの形状は運用形態を表しており、発
電ユニット11aは運用形態がベースロード運転である
場合、発電ユニット11b、11cは運用形態がDSS
・WSS運用である場合、発電ユニット11dは運用形
態が季節運用である場合をそれぞれ示している。また、
それぞれのシンボル化した図案6a〜6dの大きさによ
り、認可出力の値を表現している。これらシンボル化さ
れた図案6a〜6dの下部には発電ユニット11a〜1
1dの名称7a〜7dが表示される。
【0060】一方、警報状態であれば、発電ユニット1
1a、11cのように図案6a、6cの近傍に警報パラ
メータ8a、8cの表示を行うと共に、図案6a、6c
の表示色や点滅を異ならせて表示する。また、発電ユニ
ット11a〜11dの近傍には、運転フェーズパラメー
タ9a〜9dの表示が行われる。
【0061】また、発電出力シンボル10a〜10d
は、認可出力の発電出力が発電されていれば発電ユニッ
ト11aの発電出力シンボル10aのように全て塗りつ
ぶしの円を表示する。また、発電出力が認可出力に満た
ない場合は、発電ユニット11cの発電出力シンボル1
0cのように、発電出力の割合分が塗りつぶされた表示
を行う。また、発電出力が出ていない場合は、発電ユニ
ット11b、11dの発電出力シンボル10b、10d
に示すような塗りつぶし無しの円を表示する。
【0062】次に、図7および図8は、プラント情報表
示手段3の処理内容を示すフローチャートである。
【0063】プラント情報表示手段3は、発電ユニット
固定データ記憶部4の発電ユニットデータテーブルより
表示発電ユニット数を取り出し(S1)、表示発電ユニ
ット数を初期化し(S2)、初期化した表示発電ユニッ
ト数iに1をプラスして一つめの発電ユニットについて
表示処理を開始する(S3)。
【0064】まず、発電ユニットデータテーブルより対
象発電ユニットの表示位置を取り出す(S4)。次に、
発電ユニットデータテーブルより発電ユニットの名称を
取り出し、ステップS4で取り出した表示位置の近傍に
発電ユニットの名称を表示する(S5)。これにより、
例えば、図6の発電ユニット名称7aが表示される。
【0065】次に、発電ユニットデータテーブルより発
電ユニットの運用形態を取り出す(S6)。そして、発
電ユニットデータテーブルより警報判定論理式の指定が
あるか否かの判定を行い(S7)、論理式が指定されて
いない場合は、発電ユニットデータテーブルの警報状態
データ位置より、対象発電ユニットの発電ユニット状態
データ記憶部2より警報状態のデータを取り出す(S
8)。この警報状態のデータの基づき警報状態か否かの
判定を行う(S9)。
【0066】一方、ステップS7の判定で、論理式が指
定されている場合は、発電ユニットデータテーブルより
その発電ユニットの論理式番号を取り出し(S10)、
論理判定を実施し警報状態か正常状態かの設定を行い
(S11)、警報状態か否かの判定を行う(S9)。
【0067】この警報状態の判定により、警報状態であ
れば、警報状態詳細表示データ定義テーブルの対象発電
ユニットのデータより、警報時表示するパラメータのデ
ータ位置を取り出し、発電ユニット状態データ記憶部2
より各パラメータの状態を取り出し、ステップS4で取
り出した表示位置の近傍に、警報状態パラメータの表示
を行う(S12)。これにより、例えば図6の警報状態
パラメータ8aの表示を行う。
【0068】次に、発電ユニットデータテーブルの運転
フェーズデータ位置より、対象発電ユニットの発電ユニ
ット状態データ記憶部2より運転フェーズ状態のデータ
を取り出す(S13)。次に、運転フェーズ詳細表示デ
ータ定義テーブルの対象発電ユニットの表示パラメータ
データより、各運転フェーズで表示するパラメータのデ
ータ位置を取り出し、発電ユニット状態データ記憶部2
より各パラメータの状態を取り出し、ステップS4で取
り出した表示位置の近傍に、運転フェーズパラメータの
表示を行う(S14)。例えば、図6の運転フェーズパ
ラメータ9aの表示を行う。
【0069】次に、ステップS6で取り出した運用形
態、ステップS12で取り出した警報状態、ステップS
14で取り出した運転フェーズより表示パターンを計算
し、表示パターンテーブルより表示シンボル、色、点滅
状態を取り出す(S15)。また、発電ユニットデータ
テーブルより、発電ユニットの認可出力を取り出す(S
16)。
【0070】次に、認可出力より表示シンボル(図案)
のサイズを算出し、ステップS4で取り出した表示位置
に認可出力に比例した大きさの表示シンボル(図案)
を、ステップS15で取り出した色、点滅状態で表示出
力する(S17)。これにより、例えば図6の図案6a
が表示される。
【0071】次に、発電ユニットデータテーブルの発電
出力データ位置より、対象発電ユニットの発電ユニット
状態データ記憶部2より発電出力のデータを取り出し
(S18)、認可出力より発電出力シンボルの表示サイ
ズを算出する(S19)。そして、発電出力データよ
り、発電出力に比例した塗り潰しの円の表示サイズを算
出する(S20)。上記の認可出力の円を発電出力の円
で塗りつぶしたを発電出力シンボルを前記表示位置の近
傍に表示する(S21)。これにより、例えば図6の発
電出力シンボル10aが表示される。
【0072】これにより、一つの発電ユニット11aの
表示が完了し、次の発電ユニット11bの表示処理に移
る(S22)。そして、以上の表示処理を全発電ユニッ
ト11a〜11d分処理することで、各発電ユニットの
状態表示を行うことができる。
【0073】以上のように、複数の仕様の異なる発電ユ
ニット11a〜11dを同時にまとめて容易に監視する
ことが可能となり、運転員を大幅に削減できる。
【0074】ここで、図2に示した発電ユニットデータ
テーブルの各発電ユニットデータに、火力発電ユニッ
ト、原子力発電ユニット、水力発電ユニット等の発電ユ
ニット種別を追加し、図3の表示パターン設定テーブル
の条件にこれら発電ユニット種別を追加し、表示パター
ンを追加することで、発電ユニットの種別毎の表示シン
ボルを変えることが可能となる。
【0075】また、発電ユニットデータテーブルの各発
電ユニットデータに、発電ユニットの重要度を追加し、
表示パターン設定テーブルの条件にその重要度を追加
し、表示パターンを追加することで、重要度毎の表示シ
ンボルを変えることが可能となる。
【0076】例えば、発電ユニットデータテーブルの各
発電ユニットデータに、発電ユニットの発電電力量の積
算値データ位置または過去の起動回数の積算値を追加
し、発電電力量の積算値または過去の起動回数の積算値
により重要度を計算し、表示パターン設定テーブルの条
件にその重要度を追加し、表示パターンを追加すること
で、発電電力量の積算値または過去の起動回数の積算値
による重要度毎の表示シンボルを変えることが可能とな
る。
【0077】また、表示装置5の画面に表示される発電
ユニットの状態に関する情報として、各々の発電ユニッ
トの燃料消費量を示すデータ、効率を示すデータ、管内
総発電量に対する当該発電ユニットの発電量の割合、現
在の発電機出力の余力を示すデータ等を、発電機出力と
同様に表示することも可能である。
【0078】また、表示装置5の画面に表示される表示
情報として、当該発電ユニットの現在の運転状態下にお
ける重要情報を表示することも可能である。例えば、停
止中の発電ユニットの場合はユニット起動までの予想所
要時間、稼働中の発電ユニットの場合は発電機出力や効
率等の運用コストに関する情報を重要情報として表示す
る。また、発電ユニットをシンボル化した図案または表
示情報が指定されたときに、当該発電ユニットのより詳
細な情報を表示するようにしても良い。
【0079】以上の説明では、一つの発電ユニットに対
し一つのシンボル化された図案を表示するようにした
が、複数の発電ユニットを一つのシンボル化された図案
で表示することも可能である。
【0080】複数の発電ユニットに対し一つのシンボル
化された図案を表示する場合には、発電ユニット固定デ
ータ記憶部4に図9に示すグループ定義テーブルを追加
する。図10および図11は、複数の発電ユニットに対
し一つのシンボル化された図案を表示する場合のプラン
ト情報表示手段3の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【0081】プラント情報表示手段3は、発電ユニット
固定データ記憶部4のグループ定義テーブルより表示発
電グループ数を取り出し(S1)、表示発電ユニット数
を初期化し(S2)、初期化した表示発電ユニット数k
に1をプラスして一つめの発電ユニットについて表示処
理を開始する(S3)。
【0082】まず、グループ定義テーブルより対象表示
グループの表示シンボルおよび表示位置を取り出す(S
4)。次に、次に、グループ定義テーブルより対象表示
グループの名称を取り出し、ステップS4で取り出した
表示位置の近傍に表示グループの名称を表示する(S
5)。そしtげ、グループ警報状態、グループ認可出力
総和、グループ発電出力の値をクリアする(S6)。
【0083】次に、グループ定義テーブルからグループ
内に定義されている発電ユニット番号を取り出す(S
7)。そして、発電ユニットデータテーブルより対象発
電ユニットの表示位置を取り出し(S8)、発電ユニッ
トデータテーブルより発電ユニットの運用形態を取り出
す(S9)。
【0084】次に、発電ユニットデータテーブルより警
報判定論理式の指定があるか否かの判定を行い(S1
0)、論理式が指定されていない場合は、発電ユニット
データテーブルの警報状態データ位置より、対象発電ユ
ニットの発電ユニット状態データ記憶部2より警報状態
のデータを取り出す(S11)。この警報状態のデータ
の基づき警報状態か否かの判定を行う(S12)。
【0085】一方、ステップS10の判定で、論理式が
指定されている場合は、発電ユニットデータテーブルよ
りその発電ユニットの論理式番号を取り出し(S1
3)、論理判定を実施し警報状態か正常状態かの設定を
行い(S14)、警報状態か否かの判定を行う(S1
2)。
【0086】この警報状態の判定により、警報状態であ
れば、グループ警報状態を警報状態に設定し(S1
5)、警報状態詳細表示データ定義テーブルの対象発電
ユニットのデータより、警報時表示するパラメータのデ
ータ位置を取り出し、発電ユニット状態データ記憶部2
より各パラメータの状態を取り出し、ステップS4で取
り出した表示位置の近傍に、警報状態パラメータの表示
を行う(S16)。
【0087】次に、発電ユニットデータテーブルの運転
フェーズデータ位置より、対象発電ユニットの発電ユニ
ット状態データ記憶部2より運転フェーズ状態のデータ
を取り出す(S17)。次に、運転フェーズ詳細表示デ
ータ定義テーブルの対象発電ユニットの表示パラメータ
データより、各運転フェーズで表示するパラメータのデ
ータ位置を取り出し、発電ユニット状態データ記憶部2
より各パラメータの状態を取り出し、ステップS4で取
り出した表示位置の近傍に、運転フェーズパラメータの
表示を行う(S18)。
【0088】次に、ステップS9で取り出した運用形
態、ステップS16で取り出した警報状態、ステップS
17で取り出した運転フェーズより表示パターンを計算
し、表示パターンテーブルより表示シンボル、色、点滅
状態を取り出す(S19)。また、発電ユニットデータ
テーブルより、発電ユニットの認可出力を取り出す(S
20)。そして、グループ許可出力総和に発電ユニット
の許可出力和を加算する(S21)。
【0089】次に、認可出力より表示シンボル(図案)
のサイズを算出し、認可出力に比例した大きさの表示シ
ンボル(図案)を取り出し(S22)、発電ユニットデ
ータテーブルの発電出力データ位置より、対象発電ユニ
ットの発電ユニット状態データ記憶部2より発電出力の
データを取り出す(S23)。そして、グループ発電出
力総和に発電ユニットの発電出力値を加算する(S2
4)。
【0090】また、認可出力より発電出力シンボルの表
示サイズを算出する(S25)。そして、発電出力デー
タより、発電出力に比例した塗り潰しの円の表示サイズ
を算出する(S26)。
【0091】そして、一つのグループ分の処理が完了し
たか否かを判定し(S27)、一つのグループが完了す
るまでステップS7〜ステップS26の処理を繰り返し
行う(S27)。一つのグループ分の処理が完了する
と、グループ警報状態か否かを判定し(S28)、グル
ープ警報状態であるときはグループ内の各発電ユニット
の各項目を表示する(29)。すなわち、各発電ユニッ
トの名称、表示シンボル、発電出力シンボル、警報詳細
パラメータ表示、運転フェース詳細パラメータ表示を表
示する。そして、全表示グループ分の処理が完了するま
で繰り返し処理を行う(S30)。
【0092】一方、ステップS28の処理で、グループ
警報状態でない場合には、グループ表示シンボルを表示
し(S31)、発電出力シンボルのサイズをグループ許
可出力総和とグループ発電出力総和から算出し表示する
(S32)。
【0093】このように、表示グループの処理中には各
発電ユニットの表示は行わず、表示データは保存してお
く。また、警報状態は各発電ユニットの警報状態の論理
和をとりグループ警報状態に保存する。認可出力は、各
発電ユニットの総和をグループ認可出力総和に保存し、
発電出力は、各発電ユニットの総和をグループ発電出力
総和に保存する。
【0094】そして、グループ内の発電ユニットを全て
処理したら、グループ警報状態を確認し、警報状態でな
いときは、グループ表示シンボルを表示し、グループ認
可出力総和とグループ発電出力総和から、出力量に面積
の比例した発電出力シンボルを表示する。
【0095】一方、警報状態になったときは、グループ
内の各発電ユニットの状態を表示する。図12は、警報
状態になったときに、グループ表示シンボルから各発電
ユニット11A〜11Dのシンボルを表示した場合の説
明図である。
【0096】通常状態のときは、図12の左側に示すよ
うに、グループ全体を一つの発電プラント23として、
図案24、発電プラント名称25、運転フェーズパラメ
ータ27、発電出力シンボル28を表示する。そして、
いずれかの発電ユニット11において、機器の異常等に
より警報発生状態となった場合には、図12の右側のよ
うに、各発電ユニット毎の表示を行う。これにより、異
常発生した発電ユニットは警報パラメータ8Bが表示さ
れている発電ユニット11Bであることが分かり、どの
設備における警報であるかも識別可能となる。このよう
に、複数の仕様の異なる発電ユニット11を同時にまと
めて容易に監視することが可能となり、運転員の大幅な
削減が可能となる。
【0097】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、複
数の発電ユニットをシンボル化して表示し、監視に必要
な情報を視覚的に表示するので、少人数でかつ正確に監
視することができる。従って、発電プラントの運用コス
トを大幅に削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる発電プラント監視
制御システムのブロック構成図。
【図2】本発明の実施の形態における発電ユニットデー
タテーブルの説明図。
【図3】本発明の実施の形態における表示パターン設定
テーブルの説明図。
【図4】本発明の実施の形態における運転フェーズによ
る詳細表示データ定義テーブルの説明図。
【図5】本発明の実施の形態における警報状態による詳
細表示データ定義テーブルの説明図。
【図6】本発明の実施の形態における監視画面の一例を
示す平面図。
【図7】本発明の実施の形態におけるプラント情報表示
手段で発電ユニットをシンボル化した図案で表示する場
合の処理内容を示すフローチャート(その1)。
【図8】本発明の実施の形態におけるプラント情報表示
手段で発電ユニットをシンボル化した図案で表示する場
合の処理内容を示すフローチャート(その2)。
【図9】本発明の実施の形態におけるグループ定義テー
ブルの説明図。
【図10】本発明の実施の形態におけるプラント情報表
示手段で複数の発電ユニットに対し一つのシンボル化さ
れた図案で表示する場合の処理内容を示すフローチャー
ト(その1)。
【図11】本発明の実施の形態におけるプラント情報表
示手段で複数の発電ユニットに対し一つのシンボル化さ
れた図案で表示する場合の処理内容を示すフローチャー
ト(その2)。
【図12】本発明の実施の形態におけるグループ表示中
にグループの含まれる発電ユニットが警報状態になった
ときに各発電ユニットを表示した場合の説明図。
【図13】発電所の発電ユニット構成の説明図。
【図14】従来の発電ユニットの構成図。
【符号の説明】
1…発電ユニット状態データ入力手段、2…発電ユニッ
ト状態データ記憶部、3…プラント情報表示手段、4…
発電ユニット固定データ記憶部、5…表示装置、6…図
案、7…発電ユニット名称、8…警報パラメータ、9…
運転フェーズパラメータ、10…発電出力シンボル、1
1…発電ユニット、12…発電設備、13…ユニット計
算機、14…制御盤、15…制御装置、16…プロセス
入出力装置、17…ユニット入出力部、18…監視制御
部、19…出力部、20…表示装置、21…プリンタ、
22…中央給電指令所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 俊彦 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 福田 浩 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 藤原 俊雄 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 奈良 金敏 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 村田 仁 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 2G075 AA03 AA04 AA05 BA03 CA01 CA02 DA20 EA01 FB20 FD01 FD07 GA16 5C087 AA02 AA03 AA09 AA12 AA22 AA24 BB03 BB74 DD03 DD22 EE05 EE12 EE18 FF01 FF02 FF04 GG09 GG18 GG23 GG31 GG66 5H223 AA02 BB01 CC08 DD03 DD07 DD09 EE06 FF03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発電ユニットを統括監視制御する
    発電プラント監視制御システムにおいて、各々発電ユニ
    ットの状態量を発電ユニット状態データ入力手段を介し
    て入力し状態データとして記憶する発電ユニット状態デ
    ータ記憶部と、各々の発電ユニットの情報を表示するた
    めの固定データを予め記憶した発電ユニット固定データ
    記憶部と、前記発電ユニット状態データ記憶部に記憶さ
    れた各々の発電ユニットの状態データおよび前記発電ユ
    ニット固定データ記憶部に記憶された固定データに基づ
    いて各々の発電ユニットのシンボル化した図案および当
    該発電ユニットの情報を表示情報として表示装置に表示
    するプラント情報表示手段とを備えたことを特徴とする
    発電プラント監視制御システム。
  2. 【請求項2】 前記プラント情報表示手段は、前記発電
    ユニットの仕様に関する情報または発電ユニットの状態
    に関する情報に応じて、前記図案および前記表示情報の
    形状、大きさ、色、表示位置の少なくともいずれか一つ
    を変化させて表示することを特徴とすることを特徴とす
    る請求項1に記載の発電プラント監視制御システム。
  3. 【請求項3】 前記発電ユニットの仕様に関する情報
    は、発電ユニットの種類、発電ユニットの運用形態、発
    電ユニットの認可出力であることを特徴とする請求項2
    に記載の発電プラント監視制御システム。
  4. 【請求項4】 前記発電ユニットの状態に関する情報
    は、発電ユニットのイベントデータまたはプラントデー
    タであることを特徴とする請求項2に記載の発電プラン
    ト監視制御システム。
  5. 【請求項5】 前記発電ユニットのイベントデータは、
    警報発生を示すデータ、または予め定めた論理式に基づ
    いて出力されるデータであることを特徴とする請求項4
    に記載の発電プラント監視制御システム。
  6. 【請求項6】 前記発電ユニットのプラントデータは、
    発電機出力を示すデータ、燃料消費量を示すデータ、効
    率を示すデータ、管内総発電量に対する当該発電ユニッ
    トの発電量の割合、現在の運転フェーズを示すデータ、
    現在の発電機出力の余力を示すデータ、発電ユニットの
    重要度を示すデータであることを特徴とする請求項4に
    記載の発電プラント監視制御システム。
  7. 【請求項7】 前記発電ユニットの重要度は、過去の発
    電電力量の積算値、または過去の起動回数の積算値に基
    づいて決まるものであることを特徴とする請求項6に記
    載の発電プラント監視制御システム。
  8. 【請求項8】 前記表示情報として、当該発電ユニット
    の現在の運転状態下における重要情報を表示するように
    したことを特徴とする請求項1に記載の発電プラント監
    視制御システム。
  9. 【請求項9】 前記重要情報は、停止中の発電ユニット
    の場合はユニット起動までの予想所要時間、稼働中の発
    電ユニットの場合は発電機出力や効率等の運用コストに
    関する情報であることを特徴とする請求項8に記載の発
    電プラント監視制御システム。
  10. 【請求項10】 前記プラント情報表示手段は、前記図
    案または前記表示情報が指定されたとき、当該発電ユニ
    ットのより詳細な情報を表示することを特徴とする請求
    項1に記載の発電プラント監視制御システム。
  11. 【請求項11】 一つの発電ユニットに対し一つのシン
    ボル化された図案に代えて、複数の発電ユニットを一つ
    のシンボル化された図案で表示するようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の発電プラント監視制御システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記プラント情報表示手段は、複数の
    発電ユニットを一つのシンボル化された図案で表示した
    前記図案が選択操作されたときは、複数の発電ユニット
    毎の図案を表示することを特徴とする請求項11に記載
    の発電プラント監視制御システム。
  13. 【請求項13】 前記プラント情報表示手段は、複数の
    発電ユニットを一つのシンボル化された図案で表示した
    前記図案に含まれる発電ユニットのいずれかに警報が発
    生したときは、自動的に発電ユニット毎の図案に展開し
    て表示することを特徴とする請求項11に記載の発電プ
    ラント監視制御システム。
  14. 【請求項14】 前記プラント情報表示手段は、警報発
    生の発電ユニットに対応する図案と警報発生していない
    発電ユニットの図案とが識別可能なように表示すること
    を特徴とする請求項13に記載の発電プラント監視制御
    システム。
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