JP2005267267A - 制御用表示装置、画面データ生成装置、並びに、それらのプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

制御用表示装置、画面データ生成装置、並びに、それらのプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 オペレータへより多くの情報を提示でき、より効率良く操作可能な制御用表示装置を実現する。
【解決手段】 アラーム監視処理部41によってアラームの発生が検出されると、ウィンドウイメージ形成処理部42は、当該アラームが発生した場合に表示すべきウィンドウのイメージを形成し、ブレンド率設定処理部43は、当該ウィンドウを構成する各部位のブレンド率を設定する。さらに、表示処理部44は、上記ウィンドウイメージの各部分と、背景となる画面のイメージとを、上記ブレンド率設定処理部43によって設定されたブレンド率で合成して、上記ディスプレイへ表示する。これにより、アラームが発生した場合、当該アラームに関する操作を受け付けるためのアラームウィンドウは、当該アラームウィンドウとは異なる背景画面の上に、半透明に表示される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デバイスの状態を示すと共に、デバイスへの操作を受け付ける制御用表示装置、および、それが参照する画面データを生成する画面データ生成装置に関するものである。
従来から、制御システムのHMI(Human Machine Interface )として、プログラマブル表示器をはじめとするグラフィック操作パネルが広く使用されている(後述する特許文献1参照)。
当該グラフィック操作パネルは、デバイスの状態を操作画面上に表示してオペレータへ通知すると共に、オペレータによる操作画面への操作を受け付け、当該操作に応じてデバイスを制御している。
ところで、上記制御システムでは、特に、異常が発生していない場合は、デバイスの状態を表示し、デバイスへの操作を受け付ければよいが、異常が発生した場合は、オペレータへ異常の発生を通知し、異常への対処を促す必要がある。
したがって、上記特許文献1に係るグラフィック操作パネルは、制御対象となるデバイスの状態を監視してアラームの発生の有無を検出すると共に、アラームが発生した場合には、当該アラームに関する操作を受け付けるためのアラームウィンドウを、画面上に表示して、オペレータへ異常への対処を促している。
特開2001−67120号公報(公開日:2001年3月16日)
しかしながら、上記従来の構成では、アラームが発生した場合、それまで表示していた画面に重なるように、アラームウィンドウが表示され、当該アラームウィンドウによって、それまで表示していた画面(背景画面)が隠されてしまう。したがって、オペレータは、アラームウィンドウによって、アラームに関する操作を確認できる一方で、上記背景画面によってアラームの原因となったデバイスの現状が表示されていても、それを把握することができない。この結果、例えば、デバイスの現状などを把握するためには、それまで表示して画面を参照しようとして、アラームウィンドウを移動させたりする必要があり、操作に手間がかかるという問題を生じる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、オペレータへより多くの情報を提示でき、より効率良く操作可能な制御用表示装置、および、それが参照する画面データを生成する画面データ生成装置を実現することにある。
本発明に係る制御用表示装置は、上記課題を解決するために、制御対象となるデバイスの状態を監視してアラームの発生の有無を検出する検出手段と、アラームが発生した場合に当該アラームに関する操作を受け付けるためのアラームウィンドウを、表示装置の画面上に表示させる表示制御手段とを有する制御用表示装置において、上記表示制御手段は、上記アラームウィンドウとは異なる背景画面の上に、アラームウィンドウを半透明に表示させることを特徴としている。
上記構成によれば、アラームが発生した場合に、表示制御手段は、表示装置の画面上に、アラームウィンドウを他の背景画面に重ねて半透明に表示させる。したがって、他の画面によって表示されている各デバイスの現状(アラームの原因を示す情報)の上に、アラームウィンドウを表示し、当該アラームウィンドウによって、当該アラームに対応する対応方法の指示を受け付けることができるにも拘わらず、制御用表示装置は、オペレータへ、当該アラームウィンドウを透かして、アラームの原因を示している各デバイスの現状を提示できる。
この結果、アラームウィンドウによって上記背景画面を完全に覆い隠してしまう構成よりも、オペレータへより多くの情報を提示でき、より効率良く操作可能な制御用表示装置を実現できる。
また、本発明に係る制御用表示装置は、上記構成に加えて、上記表示制御手段が上記表示装置にデバイスの状態を示す操作画面を表示させるための動作と、当該操作画面への操作を受け付けたときの動作とを規定する画面データを記憶する記憶手段を備え、上記画面データには、各アラームウィンドウを半透明表示する際の半透明の程度を示すブレンド率が含まれており、上記表示制御手段は、アラームウィンドウを半透明表示させる際、上記記憶手段の画面データに含まれる当該アラームウィンドウのブレンド率の示す程度に半透明表示させてもよい。なお、ブレンド率としては、例えば、アルファブレンド処理の係数(アルファ値)を使用できる。
当該構成によれば、表示制御手段は、画面データにおいて、各アラームウィンドウ毎に記憶されたブレンド率に基づき、当該ブレンド率の示す程度にアラームウィンドウを半透明表示する。したがって、各アラームウィンドウのブレンド率が1種類に固定されている構成とは異なり、各アラームウィンドウの表示に適した値にブレンド率を設定でき、オペレータへ、より操作しやすいアラームウィンドウを提示できる。また、アラームウィンドウの各部位毎にブレンド率を設定する構成よりも、ブレンド率の設定対象の数が少ないので、画面データに含まれる全ブレンド率のデータ量を削減できると共に、より少ない手間で画面データに含まれる全ブレンド率を設定できる。
さらに、本発明に係る制御用表示装置は、上記構成に加えて、上記画面データには、アラームウィンドウの各部位に対応して、当該部位を半透明表示するか否かを示すフラグ情報が含まれており、上記表示制御手段は、当該フラグ情報が半透明表示を示している部位については、上記アラームウィンドウのブレンド率の示す程度に半透明表示させると共に、上記フラグ情報が非半透明表示を示している部位については、当該部位を透過させずに表示させてもよい。
当該構成では、アラームウィンドウ毎にブレンド率が設定されているだけではなく、アラームウィンドウを複数の部位に分け、各部位については、当該部位を半透明表示するか否かの情報が設定されている。したがって、特定の部分については、透過させずに表示することができ、当該部位を際立たせて表示できる。また、各部位毎にブレンド率を設定する構成と比較して、より少ないデータ量で半透明表示のためのデータを記憶できると共に、より少ないデータ量で、半透明表示のための処理を行うことができる。
加えて、本発明に係る制御用表示装置は、上記構成に加えて、上記表示制御手段は、デバイスの状態に応じて、アラームの重要度を判定し、判定結果に応じて、当該アラームに関するアラームウィンドウの各部位の少なくともいずれかを半透明表示させる際の程度を変更してもよい。
当該構成では、上記表示制御手段が、デバイスの状態に応じて、アラームの重要度を判定し、判定結果に応じて、当該アラームに関するアラームウィンドウの各部位の少なくともいずれかを半透明表示させる。したがって、デバイスの状態によって、アラームの重要度が、より重要になると、よりアラームウィンドウを際立たせて表示させることができる。この結果、デバイスの状態に拘わらず、アラームウィンドウの各部位のブレンド率が一定の構成とは異なり、上記制御用表示装置は、アラームウィンドウの各部位のブレンド率の変化によって、アラームの重要度が変化したことも通知できる。また、ブレンド率が一定の構成と比較して、オペレータが制御用表示装置の画面に余り注意を払っていない場合であっても、制御用表示装置は、重要なアラームが発生したことをオペレータへ、より確実に通知できる。
また、本発明に係る制御用表示装置は、上記構成に加えて、上記表示制御手段が上記表示装置にデバイスの状態を示す操作画面を表示させるための動作と、当該操作画面への操作を受け付けたときの動作とを規定する画面データを記憶する記憶手段を備え、上記画面データには、各アラームの重要度を示す重要度情報が含まれており、上記表示制御手段は、上記記憶手段の画面データに含まれるアラームの重要度情報に応じて、当該アラームに関するアラームウィンドウの各部位の少なくともいずれかを半透明表示させる際の程度または半透明表示させるか否かを変更してもよい。
ここで、多くの場合、制御システムに発生し得るアラームには、どの程度緊急に対処すべきかを示す重要度が設定されており、例えば、重要度に応じた色で、それに関連するデバイスの状態を表示したり、重要度順にアラームを表示するなど、アラームの重要度に応じた処理を行うために、制御用表示装置の画面データには、各アラームの重要度を示す重要度情報が含まれている。一方、重要なアラーム程、オペレータが制御用表示装置の画面に余り注意を払っていない場合であっても、そのアラームが発生したことを確実に通知する必要があり、よりアラームウィンドウを際立たせる方が望ましい。
したがって、上記表示制御手段が、上記画面データを参照して、より重要度なアラーム程、アラームウィンドウが際立つように、アラームウィンドウの各部を半透明表示させる際の程度または半透明表示させるか否かを変更することによって、アラームの重要度情報で、上記程度または半透明表示させるか否かを示す情報を代用できる。この結果、画面データから、当該程度または半透明表示させるか否かを示す情報を省略できると共に、画面データを生成する際において、当該程度または半透明表示させるか否かを指定する手間を削減できる。
さらに、本発明に係る制御用表示装置は、上記構成に加えて、上記表示制御手段は、予め定められた操作を受け付けた場合、表示中のアラームウィンドウを半透明表示する際の半透明の程度または半透明表示させるか否かを、一時的に変更させてもよい。
当該構成では、オペレータは、上記予め定められた操作を行うことによって、上記表示制御手段へ、半透明の程度または半透明表示させるか否かの一時的な変更を指示できるので、アラームウィンドウのある部位、あるいは、背景画面のある部位が見にくい場合、半透明の程度または半透明表示させるか否かを一時的に変更して、当該部位を見やすくすることができる。この結果、アラームウィンドウを背景画面の上に半透明表示しているにも拘わらず、オペレータが把握できない部位を無くすことができる。
ところで、上記制御用表示装置は、ハードウェアで実現してもよいが、プログラムをコンピュータに実行させることによって実現してもよい。具体的には、本発明に係るプログラムは、上記制御用表示装置の各手段としてコンピュータを動作させるプログラムであり、本発明に係る記録媒体には、当該プログラムが記録されている。
これらのプログラムがコンピュータによって実行されると、当該コンピュータは、上記制御用表示装置として動作する。したがって、上記制御用表示装置と同様に、アラームウィンドウによって上記背景画面を完全に覆い隠してしまう構成よりも、オペレータへより多くの情報を提示でき、より効率良く操作可能な制御用表示装置を実現できる。
一方、本発明に係る画面データ生成装置は、上記課題を解決するために、制御対象となるデバイスの状態を監視してアラームの発生を検出した場合に当該アラームに関する操作を受け付けるためのアラームウィンドウを当該アラームウィンドウとは異なる背景画面の上に半透明に表示する制御用表示装置が、デバイスの状態を示す操作画面を表示させるための動作と、当該操作画面への操作を受け付けたときの動作とを規定する画面データを生成する画面データ生成装置であって、上記各アラームウィンドウ毎に、上記制御用表示装置が当該アラームウィンドウを半透明表示する際の半透明の程度を示すブレンド率の入力を受け付ける受付手段と、上記画面データとして、上記各アラームウィンドウに関連付けて、上記受付手段によって受け付けられた当該アラームウィンドウのブレンド率を示す情報を含む画面データを生成する生成手段とを備えていることを特徴としている。
なお、上記画面データ生成装置も、ハードウェアで実現してもよいが、プログラムをコンピュータに実行させることによって実現してもよい。具体的には、本発明に係るプログラムは、上記画面データ生成装置の各手段としてコンピュータを動作させるプログラムであり、本発明に係る記録媒体には、当該プログラムが記録されている。さらに、これらのプログラムがコンピュータによって実行されると、当該コンピュータは、上記画面データ生成装置として動作する。
当該各構成の画面データ生成装置では、上記受付手段によって受け付けられた当該アラームウィンドウのブレンド率を示す情報を含む画面データが、上記生成手段によって生成される。したがって、上記制御用表示装置へ、各アラームウィンドウに適したブレンド率を指示する画面データを生成できる。
この結果、アラームウィンドウによって上記背景画面を完全に覆い隠してしまう構成よりも、オペレータへより多くの情報を、上記制御用表示装置に提示させることができ、より効率良く操作可能な制御用表示装置を実現できる。また、各アラームウィンドウのブレンド率が1種類に固定されている構成とは異なり、各アラームウィンドウの表示に適した値にブレンド率を設定できるので、オペレータがより操作しやすいアラームウィンドウを、上記制御用表示装置に提示させることができる。また、アラームウィンドウの各部位毎にブレンド率を設定する構成よりも、ブレンド率の設定対象の数が少ないので、画面データに含まれる全ブレンド率のデータ量を削減できると共に、より少ない手間で画面データに含まれる全ブレンド率を設定できる。
また、本発明に係る画面データ生成装置は、上記構成に加えて、上記受付手段は、上記アラームウィンドウの各部位毎に、当該部位を半透明表示するか否かの入力を受け付け、上記生成手段は、上記画面データとして、上記受付手段の受け付けた入力に基づいて、上記アラームウィンドウの各部位に対応し、しかも、当該部位を半透明表示するか否かを示すフラグ情報を含む画面データを生成してもよい。
当該構成では、アラームウィンドウ毎のブレンド率を指定するだけではなく、アラームウィンドウの各部位に対応するフラグ情報をも含む画面データを生成できる。したがって、特定の部分については、透過させずに表示するように、制御用表示装置を制御でき、当該制御用表示装置に、当該部位を際立たせて表示させることができる。また、制御用表示装置は、各部位毎にブレンド率を設定する構成と比較して、より少ないデータ量で半透明表示のためのデータを記憶できると共に、より少ないデータ量で、半透明表示のための処理を行うことができるので、上記画面データを生成することによって、より構成の簡略化な制御用表示装置を実現できる。
本発明の制御用表示装置および画面データ生成装置によれば、アラームが発生した場合に当該アラームに関する操作を受け付けるためのアラームウィンドウを、上記アラームウィンドウとは異なる背景画面の上に、アラームウィンドウを半透明に表示させることができるので、アラームウィンドウによって上記背景画面を完全に覆い隠してしまう構成よりも、オペレータへより多くの情報を提示でき、より効率良く操作可能な制御用表示装置を実現できる。
〔第1の実施形態〕
本発明の一実施形態について図1ないし図9に基づいて説明すると以下の通りである。すなわち、本実施形態に係る制御システムは、以下のグラフィック操作パネル、すなわち、制御対象となるデバイスの状態を監視してアラームの発生の有無を検出すると共に、アラームが発生した場合に当該アラームに関する操作を受け付けるためのアラームウィンドウを、背景となる画面の上に半透明に表示可能なグラフィック操作パネルを備えたシステムであって、オペレータへより多くの情報を提示でき、より効率良く操作させることができる。
以下では、グラフィック操作パネルの構成について説明する前に、制御システム全体の概略構成および動作について説明する。
すなわち、本実施形態に係る制御システム1は、図2に示すように、ターゲットシステム2のデバイス2aを制御するためのシステムであって、例えば、ベルトコンベアー式の自動組付機などのデバイス2aの制御に好適に用いられている。
上記制御システム1には、上記デバイス2aを制御する制御装置としてのPLC11と、多くの場合、制御対象近傍に配されると共に、制御システム1のHMIとして、デバイス2aの状態を表示し、オペレータによるデバイス2aへの操作を受け付けるグラフィック操作パネル(画面データ生成装置)13とを備えている。
本実施形態に係る制御システム1では、各グラフィック操作パネル13は、イーサネット(登録商標)などのLAN(ローカルエリアネットワーク)15によって互いに接続されている。さらに、上記LAN15には、多くの場合、グラフィック操作パネル13よりも離れた場所から、制御システム1全体を管理する制御用ホストコンピュータ17が接続されている。
また、上記各グラフィック操作パネル13は、シリアルケーブルなどの通信路を介して、それぞれに対応するPLC11と接続されている。また、図2では、説明の便宜上、LAN15にグラフィック操作パネル13が2台接続されると共に、各グラフィック操作パネル13に1台ずつのPLC11、各PLC11に1台ずつのデバイス2aがそれぞれ接続されている場合を例示しているが、当然ながら、それぞれの接続台数は任意に設定できる。
また、デバイスは、デバイスアドレスにより特定可能で、しかも、状態を取得したり、制御(変更)できるものであれば、例えば、デバイス2a自体であってもよいし、例えば、PLC11やグラフィック操作パネル13の記憶装置など、制御システム1に設けられた記憶装置の一領域を示していてもよい。
ここで、上記制御システム1では、制御システム1に必須の構成であり、しかも、HMIとして動作するため、演算能力に余力のあるグラフィック操作パネル13が通信の大半を処理するように構成されている。さらに、各グラフィック操作パネル13は、自らに接続されているPLC11の機種に固有の専用プロトコルと、LAN15での共通プロトコルとを変換して、他のグラフィック操作パネル13や制御用ホストコンピュータ17と、PLC11との通信を中継する。なお、共通プロトコルと専用プロトコルとの間のプロトコル変換には、同じ指示に同じコードが割り当てられるように予め定められた共通のコマンドと上記共通のコマンドに対応するPLC11固有のコマンドとの間の変換や、データやアドレスの表現方法の変換、デバイスアドレスと、当該デバイスアドレスに対応し、しかも、デバイスアドレスとは異なる値に設定可能な変数や変数の名称(変数名)との変換なども含まれる。
これにより、グラフィック操作パネル13および制御用ホストコンピュータ17は、他のグラフィック操作パネル13に接続されているPLC11の機種に拘らず、LAN15を介して共通のプロトコルで通信できる。この結果、互いに異なる機種のPLC11の混在する制御システム1が比較的容易に実現されている。
上記グラフィック操作パネル13は、後述する画面データに基づいて、デバイスの状態を画面表示する際の動作や、画面への操作に応じてデバイスの状態を制御する際の動作を特定するものであって、PLC11と通信するPLC・IF部31と、上記LAN15に接続するためのLAN・IF部32と、例えば、液晶表示装置などからなるディスプレイ33と、ディスプレイ33の画面上に配されたタッチパネルなどからなる入力装置34と、上記各部材31〜34を制御するHMI処理部(表示制御手段)35と、当該HMI処理部35によって参照され、上記画面データおよび上記変数が格納されるメモリ(記憶手段)36とを備えている。
本実施形態に係るグラフィック操作パネル13は、例えば、プログラマブル表示器であって、上記画面データは、画面上の領域と、当該領域への表示や入力に対応するデバイスとの対応関係を示すタグを組み合わせて構成されている。本実施形態では、HMI処理部35が複数の単位画面を切り換え表示可能であり、上記タグは、当該タグが有効となる単位画面を示すファイル番号と、単位画面上で実行すべき動作内容を特定する事象名と、各事象毎に参照される参照情報とを含んでいる。
例えば、上記タグが所定の画面領域(表示座標範囲)へ所定のデバイスの状態に応じた部品図形を表示する表示タグの場合、上記参照情報には、表示座標範囲と、デバイスを特定可能な変数と、例えば、部品図形がスイッチの場合、ONを示す図形のファイルおよびOFFを示す図形のファイルなど、表示時に参照するファイル番号とが含まれる。さらに、タグが入力タグの場合、参照情報として、有効入力座標範囲と、入力結果が書き込まれるデバイスの変数とが含まれる。
また、メモリ36には、各変数について、変数の名称(変数名)と、変数に対応するデバイス2aまたは内部メモリを特定するための情報(例えば、アドレスなど)と、変数の内容との組み合わせが記憶されている。なお、本実施形態では、変数に対応するデバイス2aの機種に拘わらず、変数の内容を格納する際の表現方法(例えば、ワード長や符号の有無、あるいは、BCD/2進表記など)が予め定められた表現方法に統一されており、変数が実在のデバイス2aに対応する場合、メモリ36には、実際の機種での表現方法も格納されている。この場合、HMI処理部35は、PLC・IF部31を介してデバイス2aの状態を取得あるいは制御する際、表現方法を形式変換して、格納時の表現方法を統一する。
一方、上記HMI処理部35は、所定の時間間隔で、メモリ36に格納された画面データから、ベース画面のファイル番号が、現在表示中のベース画面である表示タグを抽出する。さらに、HMI処理部35は、メモリ36に格納された変数を参照して、タグに対応する変数の内容を読み出し、内容に応じた部品図形をディスプレイ33に表示する。ここで、PLC・IF部31に接続されたPLC11により制御されるデバイス2aに、上記変数が対応している場合、HMI処理部35は、PLC・IF部31によるPLC11との通信によって、デバイス2aの状態を取得し、上記変数の内容を当該状態に応じて更新している。これにより、ディスプレイ33には、デバイス2aの状態が表示される。
なお、変数が他のグラフィック操作パネル13に接続されたPLC11によって制御されるデバイス2aの場合、HMI処理部35は、LAN・IF部32、LAN15および他のグラフィック操作パネル13を介して当該PLC11と通信するなどして、デバイスの状態を取得し、それに応じて変数の内容を更新する。
また、入力装置34への押し操作など、オペレータの入力操作を受け付けると、HMI処理部35は、上記画面データから、現在表示中のベース画面に対応し、当該入力操作にマッチする入力タグを検索すると共に、入力結果に応じて、タグに対応する変数の内容を更新する。さらに、HMI処理部35は、デバイス2aの状態を取得する場合と略同様に、PLC11やグラフィック操作パネル13と通信するなどして、上記変数の内容に応じて、デバイス2aの状態を制御させる。ここで、入力操作の後も、HMI処理部35は、デバイス2aの状態を画面表示するので、操作結果が画面表示に反映される。
加えて、HMI処理部35は、例えば、他のグラフィック操作パネル13や制御用ホストコンピュータ17など、LAN15に接続された機器から自らに接続されたPLC11のデバイス2aへの制御指示を受け取った場合や、これとは逆に、上記機器へ報告すべきデバイス2aの状態を自らのPLC11から受け取った場合には、上述したプロトコル変換によって、LAN15での通信、および、PLC11との通信の間を中継できる。
一方、上記制御用ホストコンピュータ17は、制御システム1の監視制御を行うHMI処理部71と、LAN15に接続され、上述の共通プロトコルで通信するLAN・IF部72と、LAN・IF部72およびLAN15を介して各グラフィック操作パネル13と通信して、HMI処理部71などの要求に応じるサーバ部73とを備えており、ターゲットシステム2やPLC11あるいはグラフィック操作パネル13の状態を表示したり制御できる。
さらに、本実施形態では、グラフィック操作パネル13のHMI処理部35が、画面データを参照して、以下のアラームウィンドウ、すなわち、アラームが発生した場合に表示され、そのアラームに対応する対応方法を指示するウィンドウを表示する際、当該アラームウィンドウを半透明に表示できるように構成されている。
具体的には、本実施形態に係るHMI処理部35は、図1に示すように、例えば、各IF部31・32とやり取りするなどして、デバイスの状態を監視して、上記メモリ36に記憶されている画面データによって規定されたアラームが発生しているか否かを判定するアラーム監視処理部(検出手段)41と、上記画面データを参照して、アラームが発生した場合に表示すべきウィンドウを構成する各部位の表示形態(形状、色などブレンド率以外の各部位の表示属性)を決定し、それらの部位からなるウィンドウのイメージを形成するウィンドウイメージ形成処理部(表示制御手段)42と、上記画面データを参照して、ウィンドウを構成する各部位のブレンド率を設定するブレンド率設定処理部(表示制御手段)43と、上記ウィンドウイメージ形成処理部42によって指示された形態を持ったウィンドウの各部位を、ブレンド率設定処理部43によって設定されたブレンド率で、例えば、背景となる画面のイメージなど、HMI処理部35によって表示される他の画面のイメージと合成して、上記ディスプレイ33へ表示する表示処理部(表示制御手段)44とを備えている。
より詳細には、本実施形態に係る画面データには、HMI処理部35へ、各アラームの発生を監視するよう指示するための情報(アラーム情報)が格納されている。当該アラーム情報には、例えば、アラームが発生しているか否かを示すフラグが格納されている変数、あるいは、アラームが発生しているか否かを判定するためのデバイスを特定する変数と、当該変数から、アラームが発生しているか否かを判定するための条件との組み合わせなど、各アラームの発生を監視するための情報と、各アラームが発生した場合に表示するウィンドウを示す情報とが含まれている。
一方、上記アラーム監視処理部41は、当該アラーム情報に基づいて、例えば、予め定められた周期で、上記監視対象とするフラグが格納されている変数の値を確認したり、予め定められた周期で、上記監視対象とするデバイスに対応する変数から、当該デバイスの現状を読み出して、上記条件が成立しているか否かを確認したりして、上記アラーム情報によって規定されたアラームが発生しているか否かを監視できる。また、アラーム監視処理部41は、アラームが発生した場合、アラーム情報を参照して、当該アラームが発生した場合に表示すべきウィンドウを特定し、当該ウィンドウイメージの形成および当該ウィンドウを構成する各部位のブレンド率設定を、上記ウィンドウイメージ形成処理部42およびブレンド率設定処理部43へ指示できる。
また、上記アラーム監視処理部41は、各アラームが発生した場合、例えば、当該ウィンドウの表示位置を表示処理部44へ指示するなどして、ウィンドウイメージ形成処理部42によってイメージが形成され、上記ブレンド率設定処理部43によって各部のブレンド率が設定されたウィンドウを表示するように、表示処理部44へ指示できる。
さらに、上記画面データには、各アラームが発生した場合にウィンドウを表示するためのウィンドウ情報が格納されており、当該ウィンドウ情報には、ウィンドウを構成する各画面要素(文字列、図形など)を示すオブジェクトの情報(オブジェクト情報)が関連付けられている。さらに、当該オブジェクト情報には、例えば、画面要素の形状や大きさ、ウィンドウにおける位置、および、各部の色(線の色や背景色)など、ウィンドウ内に画面要素を表示するために必要な情報が含まれている。一方、上記ウィンドウイメージ形成処理部42は、ウィンドウ情報を参照して、当該ウィンドウ情報に関連付けられた各オブジェクト情報に対応する各画面要素からなるウィンドウのイメージを形成し、表示処理部44へ当該イメージの表示を指示できる。
これにより、アラームが発生した場合に、アラームウィンドウを他の画面に重ねて半透明に表示できる。したがって、他の画面によって表示されている各デバイスの現状(アラームの原因を示す情報)の上に、アラームウィンドウを表示して、当該アラームウィンドウによって、当該アラームに対応する対応方法の指示を受け付けることができるにも拘わらず、グラフィック操作パネル13は、オペレータへ、当該アラームウィンドウを透かして、アラームの原因を示している各デバイスの現状を提示できる。
さらに、本実施形態に係るグラフィック操作パネル13は、合成に必要なメモリ容量および設定に必要な手間を余り増加させることなく、各アラームウィンドウを見やすく表示するために、ウィンドウイメージを他のイメージと重ね合わせて表示する際の比率(ブレンド率)をウィンドウ毎に設定すると共に、アルファブレンド処理を行うか否かをウィンドウの各部位毎に設定できるように構成されている。
具体的には、上記画面データのウィンドウ情報には、当該ウィンドウのブレンド率が含まれている。また、上記オブジェクト情報には、各部の色の情報と共に、当該部分をアルファブレンド処理するか否かを示すフラグ情報が含まれている。
一方、上記ブレンド率設定処理部43は、ウィンドウを構成する各部位のブレンド率を設定する際、上記表示処理部44へ、上記ウィンドウ情報から求めた当該ウィンドウのブレンド率を指示すると共に、上記オブジェクト情報から求めた各部のフラグ情報に基づいて、ウィンドウの各部分をアルファブレンド処理するか否かを指示できる。
また、表示処理部44は、当該ウィンドウを表示する際、ウィンドウのうち、アルファブレンド処理を行うよう指示された部分については、上記ウィンドウのブレンド率として指示されたブレンド率でブレンドして表示する一方、アルファブレンド処理を行わないよう指示された部分については、ブレンド率が100%に設定されたときと同様、透過させずに表示できる。
一例として、上記ブレンド率設定処理部43がウィンドウのイメージの各ドット毎にアルファブレンド処理の要否を示すブレンドフラグを通知する場合について説明すると、表示処理部44は、例えば、図3に示すように、各イメージを構成する各ドット毎に、R、GおよびBの階調の情報(階調情報)と、当該ドットのブレンドフラグとを格納する表示用メモリ44aと、当該表示用メモリ44aに格納されているイメージのうち、表示が指示された各イメージを、指示されたように重ね合わせて、各イメージを合成し、合成後のイメージデータを出力するブレンド率演算装置44bとを備えている。
上記表示用メモリ44aには、ウィンドウイメージ形成処理部42によって、各イメージを構成する各ドット毎に、R、GおよびBの階調の情報(階調情報)が、それぞれのウィンドウに関連付けて記憶されている。また、表示用メモリ44aには、ブレンド率設定処理部43によって、上記各ドットに対応するブレンドフラグが、それぞれのウィンドウに関連付けて記憶されている。
上記ブレンド率演算装置44bは、上記ブレンド率設定処理部43から、上記ウィンドウのブレンド率として、当該ウィンドウの比率TopWindowRateと、当該ウィンドウの下に表示されるウィンドウの比率2ndWindowRateとが指示され、あるドットのアルファブレンド処理が指示された場合、当該ドットの色を、TopWindowColor、当該ドットの下に表示されるドットの色を、2ndWindowColorとすると、以下の式(1)の演算、すなわち、
TopWindowColor × TopWindowRate + 2ndWindowColor × 2ndWindowRate …(1)
によって、合成後のドットの色を算出する。一方、あるドットのアルファブレンド処理が不要と指示された場合、ブレンド率演算装置44bは、当該ドットの色を TopWindowColor で指定された色に設定する。
これにより、上記ブレンド率設定処理部43が、各ウィンドウのイメージを構成する各ドットに関連付けながら、それぞれのブレンドフラグを上記表示用メモリ44aへ書き込むと共に、上記ブレンド率演算装置44bへブレンド率を設定することによって、ウィンドウを構成する各部位のブレンド率を設定できる。
なお、ブレンド率設定処理部43のうち、表示用メモリ44aへ各ドットのブレンドフラグを書き込む部分は、ウィンドウイメージ形成処理部42と独立して形成されていてもよいが、当該部分をウィンドウイメージ形成処理部42と共用した場合は、オブジェクト情報からドットイメージに変換する処理の大部分を共用できる。
上記構成では、図4に示すように、ステップ1(以下では、S1のように略称する)において、アラーム監視処理部41は、画面データによって監視すべきと規定されたアラームが発生しているか否かを監視している。
ここで、アラームが発生していない状態では、アラーム監視処理部41は、表示処理部44へ当該アラームに対応するウィンドウの表示を指示していないので、当該ウィンドウは表示されていない。したがって、例えば、図5に示すように、グラフィック操作パネル13のディスプレイ33には、通常の操作画面が表示され、デバイスの状態を表示している。
一方、アラームが発生した場合(S1にて、YES の場合)、アラーム監視処理部41は、当該アラームが発生した場合に表示すべきウィンドウとして、上記画面データにより設定されているウィンドウのイメージ形成をウィンドウイメージ形成処理部42へ指示し、当該ウィンドウイメージ形成処理部42は、ウィンドウのイメージを生成し、例えば、当該ウィンドウのイメージを表示用メモリ44aへ書き込むなどして、当該ウィンドウイメージを表示処理部44へ通知する(S2)。
また、アラームが発生した場合(S1にて、YES の場合)、ブレンド率設定処理部43は、S3において、アラーム監視処理部41からのブレンド率設定指示に応じて、ウィンドウの各部分をアルファブレンド処理するか否かを画面データに基づき決定すると共に、例えば、上記ウィンドウイメージの各ドットに対応するブレンドフラグを表示用メモリ44aへ書き込むなどして、ウィンドウの各部分をアルファブレンド処理するか否かを指示する。さらに、ブレンド率設定処理部43は、S4において、画面データに基づいて、当該ウィンドウのブレンド率を決定し、例えば、ブレンド率演算装置44bへ、上記ウィンドウの比率TopWindowRateと、当該ウィンドウの下に表示されるウィンドウの比率2ndWindowRateとを指示するなどして、表示処理部44へ、当該ウィンドウのブレンド率を指示する。
一方、上記S2〜S4の処理が終わると、アラーム監視処理部41は、S5において、例えば、ウィンドウの表示位置を指示するなどして、表示処理部44へ上記ウィンドウの表示を指示し、表示処理部44は、当該ウィンドウの各部位を、指示されたブレンド率で表示する。
これにより、アラームが発生した場合、例えば、図6に示すように、デバイスの状態を示す画面の上に、アラームウィンドウを重ねて半透明に表示できる。したがって、図7に示すように、アラームウィンドウが非透過の場合、すなわち、各デバイスの現状(アラームの原因の情報)を示す画面(背景)を覆い隠して表示する構成と異なって、背景の上にアラームウィンドウを表示し、当該アラームウィンドウによって当該アラームに対応する対応方法の指示を受け付けることができるにも拘わらず、グラフィック操作パネル13は、オペレータへ、当該アラームウィンドウを透かして、アラームの原因を示している各デバイスの現状を提示できる。したがって、上記覆い隠す構成と比較して、オペレータへより多くの情報を提示でき、より効率良く操作可能なグラフィック操作パネル13を実現できる。
ここで、図6は、一例として、ブレンドフラグが全てアルファブレンドの処理することを示していた場合を記載したが、ブレンドフラグが、例えば、文字の部分だけ、アルファブレンドしないように設定されていると、図8に示すように、文字の部分だけが透過されずに表示される。したがって、この場合は、アルファブレンド処理しないと設定した部分(この例では文字の部分)を際立たせることができる。なお、図6〜図8および図12〜図14では、説明の便宜上、文字も半透明表示している状態を、白抜き文字で表現している。
この場合でも、アラームウィンドウのうち、アルファブレンド処理するように設定されている部分は、半透明に表示されるので、グラフィック操作パネル13は、当該部分を介して、アラームの原因を示している各デバイスの現状をオペレータに提示できる。
ところで、本実施形態に係るブレンド率設定処理部43は、オペレータの指示を入力装置34を介して受け付けて、ブレンド率を一時変更できるように構成されている。これにより、アラームウィンドウの半透明表示によって、アラームウィンドウまたは背景となる画面が見にくくなった場合でも、グラフィック操作パネル13は、それらの内容を一時的により明確に提示できる。
具体的には、オペレータからアラームウィンドウをより明確に表示する旨の指示を受け付けると、ブレンド率設定処理部43は、例えば、ウィンドウのブレンド率を透過しないように変更したり、各ドットのブレンドフラグをアルファブレンド処理しないように設定したりして、表示処理部44へアラームウィンドウを一時的に透過しないように指示できる。これにより、グラフィック操作パネル13の表示画面では、図7と同様に、アラームウィンドウが一時的に透過しなくなる。この結果、アラームウィンドウを半透明にすることによって、アラームウィンドウが見にくくなった場合でも、グラフィック操作パネル13は、オペレータへアラームウィンドウの内容をより確実に提示できる。
なお、上記では、アラームウィンドウを一時的に非透過に設定する場合を例示したが、ブレンド率設定処理部43は、例えば、ブレンド率変更を表示処理部44へ指示して、よりアラームウィンドウのブレンド率をより高く設定してもよい。また、例えば、文字など、予め定められた部分のブレンドフラグをアルファブレンド処理しないように設定して、当該部分を際立たせてもよい。これらの場合でも、グラフィック操作パネル13は、オペレータに対して、アラームウィンドウの内容をより明確に提示できる。
これとは逆に、オペレータから背景となる画面をより明確に表示する旨の指示を受け付けると、ブレンド率設定処理部43は、表示処理部44へ指示して、例えば、各ドットのブレンドフラグをアルファブレンド処理するように変更したり、ウィンドウのブレンド率をより低く変更したりする。これにより、アラームウィンドウの表示によって、背景となる画面が見にくくなった場合でも、グラフィック操作パネル13は、オペレータの操作に応じて、背景となる画面の内容を、一時的により明確に提示できる。
以下では、図2および図9を参照しながら、上述した画面データを作成するための作画エディタ装置の構成を説明する。すなわち、本実施形態に係る画面データ生成装置は、図2に示すように、制御用ホストコンピュータ17の一機能ブロックとして実現されており、制御用ホストコンピュータ17には、グラフィック操作パネル13の画面データを格納する画面データ記憶部74と、ユーザの指示に応じて、当該画面データを作成し、当該画面データ記憶部74に格納する作画処理部(画面データ生成装置)75とが設けられている。
上記作画処理部75は、図9に示すように、画面データに対応する情報が一時的に格納される作業用のメモリ81と、ユーザの指示を受け付けて、当該メモリ81の内容を書き換える編集処理部(受付手段)82と、編集処理部82によって編集されるメモリ81の内容を図示しないディスプレイに表示させる表示処理部83と、画面データ記憶部74に格納された画面データを当該メモリ81に展開したり、編集後のメモリ81の内容に応じた画面データを画面データ記憶部74へ書き込むデータ入出力処理部(生成手段)84とを備えている。
ここで、上記画面データは、上述したように、画面上の領域と、当該領域への表示や入力に対応するデバイスを特定可能なアドレスとの対応関係を示すタグを組み合わせて構成されており、作画処理部75の編集処理部82は、例えば、タグのパレットを表示し、パレット中のタグを選択して画面上に所望のタグを配置するようにユーザへ促す。また、編集処理部82は、ユーザによるタグの配置操作を受け付けると、当該操作に応じて、編集中の画面データが上記配置されたタグを含むように、メモリ81の内容を変更し、表示処理部83は、メモリ81の内容に基づいて、当該タグを指定された座標に表示する。また、編集処理部82は、ユーザのドラッグ&ドロップなどの操作に応じてメモリ81の内容を変更して、当該タグの表示座標を調整し、表示処理部83は、変更後の位置にタグを表示する。また、編集処理部82は、タグに関連するアドレスや変数を入力するようにユーザへ促すと共に、入力されたアドレスや変数が当該タグに関連するように、メモリ81の内容を変更し、表示処理部83は、ユーザの指示に応じて、各タグに関連つけられているアドレスや変数を表示する。一方、編集終了指示を受け付けると、データ入出力処理部84は、メモリ81の内容に応じた画面データを生成して、画面データ記憶部74へ書き込む。なお、サーバ部73は、画面データ記憶部74に格納された画面データを、LAN15を介して、グラフィック操作パネル13へ送信し、グラフィック操作パネル13のメモリ36に格納させる。
これらの結果、ユーザは、作画処理部75を操作して、画面上の所望の位置にタグを配置すると共に、各タグとデバイスのアドレスとを対応付けるだけで、画面データを作成できる。したがって、グラフィック操作パネル13の表示プログラムを修正する場合に比べて容易に、各グラフィック操作パネル13の表示や操作を決定(変更)でき、制御システム1のユーザ(制御用ホストコンピュータ17のユーザ)は、ターゲットシステム2の実情や、グラフィック操作パネル13のオペレータの習熟度、あるいは、ユーザの好みに合わせることができる。
さらに、本実施形態に係る作画処理部75は、ウィンドウの各部位のブレンド率を決定するための情報の入力を受け付け、入力された情報を示すデータを含む画面データを生成できるように構成されている。
具体的には、本実施形態に係る画面データは、ウィンドウの各部位のブレンド率を決定するための情報として、ウィンドウのブレンド率と、ウィンドウの各部分(より詳細には、ウィンドウを構成するオブジェクトの各部分)をアルファブレンド処理するか否かを示すフラグ情報とを含んでおり、図9に示すメモリ81には、ウィンドウのブレンド率を示す情報を記憶する領域ABと、ウィンドウの各部分のフラグ情報を示す情報を記憶する領域AFとが設けられている。
また、表示処理部83は、ユーザの指示に応じて、上記領域ABに記憶された各ウィンドウのブレンド率を表示すると共に、上記領域AFに記憶された各部分のフラグ情報を表示できる。さらに、編集処理部82は、ユーザによるウィンドウのブレンド率設定指示を受け付けて、上記領域ABに書き込むと共に、ウィンドウの各部分をアルファブレンド処理するか否かの指示をユーザから受け付けると、指示に応じて、上記領域AFのフラグ情報を示す情報を変更できる。
本実施形態では、上述したように、上記フラグ情報は、ウィンドウを構成するオブジェクトの各部分に関連付けて設定されており、上記編集処理部82は、上記オブジェクトの各部の色(例えば、線の色など)の入力と共に、当該部分をアルファブレンド処理するか否かの入力を受け付け、各部分に関連付けて、フラグ情報を示す情報を格納できる。
また、データ入出力処理部84は、画面データを生成する際、上記領域ABおよびAFを参照して、画面データとして、各ウィンドウを示すウィンドウ情報が当該ウィンドウのブレンド率を含み、各オブジェクトを示すオブジェクト情報が当該オブジェクトの各部のフラグ情報を含むデータを出力できる。
なお、上記では、制御用ホストコンピュータ17の作画処理部75が、ウィンドウ毎のブレンド率設定指示を受け付け、当該指示に応じて、ウィンドウ情報中にブレンド情報が含まれた画面データを生成する場合を例にして説明したが、ブレンド率の設定操作と、アラームの重要度の設定操作とを共用してもよい。
具体的には、多くの場合、制御システム1に発生し得るアラームには、どの程度緊急に対処すべきかを示す重要度が設定されており、グラフィック操作パネル13は、例えば、重要度に応じた色で、それに関連するデバイスの状態を表示したり、重要度順にアラームを表示するなど、アラームの重要度に応じた処理を行うことができる。これに伴なって、グラフィック操作パネル13が参照する画面データには、各アラームの重要度を示す重要度情報と、アラームの重要度に応じた処理を示す情報とが含まれている。ここで、重要度判定情報としては、例えば、あるデバイスの異常は、重要度1であり、他のデバイスの異常は、それよりも重要な重要度2であることを示す情報など、監視対象とするデバイスと重要度との対応関係を示す情報が挙げられる。
一方、重要なアラーム程、オペレータがグラフィック操作パネル13の画面に余り注意を払っていない場合であっても、そのアラームが発生したことを確実に通知する必要があり、よりアラームウィンドウを際立たせる方が望ましい。
したがって、上記ブレンド率設定処理部43が、上記画面データを参照して、より重要度なアラーム程、アラームウィンドウが際立つように、アラームウィンドウの各部のブレンド率を表示処理部44へ指示すれば、重要度情報で、ウィンドウ毎のブレンド率の情報を代用できる。この結果、画面データから、アラームウィンドウ毎のブレンド率を省略できると共に、作画処理部75によるブレンド率設定処理を省略できる。
ここで、より際立たせる指示として、ブレンド率設定処理部43は、例えば、アラームウィンドウのブレンド率を予め定められた値から増加させる指示が挙げられる。また、重要度がある値の場合は、ブレンド率設定処理部43がフラグ情報に拘わらず、アラームウィンドウの各部位にアルファブレンド処理しないように指示しておき、当該値よりも重要度が増加すると、ブレンド率設定処理部43がフラグ情報に応じて各部位のアルファブレンド処理の要否を指示すれば、相対的にアラームウィンドウを際立たせることができる。
また、上記では、作画処理部75が、ユーザから、アラームウィンドウの各部位毎にアルファブレンド処理するか否かの指定を受け付けて、画面データを生成する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、アラームウィンドウの表示に使用される色毎に、アルファブレンド処理するか否かの指定を受け付けて、画面データを生成してもよい。当該構成では、部位毎に指定しなくても、アラームウィンドウのうち、特定の色を持った部位を一括して際立たせることができるので、アラームウィンドウの表現力向上と入力の手間削減とのバランスを取ることができる。
なお、上記各部材31〜44、並びに、部材71〜84は、CPUなどの演算手段が、ROMやRAMなどの記憶手段に格納されたプログラムを実行し、タッチパネルや液晶表示装置などの入出力手段、あるいは、インターフェース回路などの通信回路を制御することによって実現される機能ブロックである。なお、これらの部材のうち、メモリ36・81および画面データ記憶部74は、ROMやRAMなどの記憶装置自体であってもよい。したがって、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体(例えば、CD−ROMなど)を読み取って、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態に係るグラフィック操作パネル13および制御用ホストコンピュータ17を実現できる。
また、例えば、シリアルケーブルやLAN15あるいは、他の通信路を介してプログラムをダウンロードするためのプログラムが、上記コンピュータに予めインストールされていれば、当該通信路を介して、上記コンピュータへ上記プログラムを配付することもできる。
〔第2の実施形態〕
ところで、第1の実施形態では、例えば、オペレータによるブレンド率変更指示を受け付けた場合、および、他のアラームウィンドウを表示する場合など、特別な場合を除いて、基本的に、アラームウィンドウの各部位のブレンド率をデバイスの状態に拘わらず固定している構成について説明した。これに対して、本実施形態では、同じアラームウィンドウを表示している場合であっても、デバイスの状態に応じて当該アラームウィンドウのブレンド率を変更可能な構成について説明する。
すなわち、本実施形態に係るグラフィック操作パネル13aは、図2に示すように、第1の実施形態に係るグラフィック操作パネル13と略同様の構成であるが、メモリ36に格納される画面データには、第1の実施形態の画面データに含まれていた情報に加えて、デバイスの状態に応じた、アラームの重要度を判定するための重要度判定用情報が含まれている。
上記重要度判定用情報は、例えば、アラームの重要度を判定するために必要なデバイスを特定するためのアドレスや変数と、これらのデバイスの状態からアラームの重要度を判定するための条件とを示していてもよい。
また、当該重要度判定用情報は、ブレンド率を決定するためだけに設けられていてもよいが、本実施形態では、HMI処理部35aがアラームの重要度を判定するための情報と共用されている。
以下では、一例として、デバイスの状態を示す値の取り得る範囲が、図10に示すように、正常な場合の数値範囲(第1の数値範囲)R0と、正常な状態から外れ、デバイスの状態に注意すべき場合の数値範囲(第2の数値範囲)R1と、正常な状態から大きく外れ、緊急に対処すべき場合の数値範囲(第3の数値範囲)R2とに分けられており、それぞれが、しきい値LL、L、HおよびHHによって区分されている場合について説明する。なお、しきい値LLおよびHHは、第2の数値範囲R1の下限値および上限値であり、しきい値LおよびHは、第1の数値範囲R0の下限値および上限値である。
本実施形態に係るグラフィック操作パネル13aにおいて、画面データには、重要度判定用情報として、デバイスを特定するためのアドレスまたは変数と、各しきい値LL、L、HおよびHHとが含まれている。また、当該画面データは、デバイスの状態を示す値が上記各数値範囲R0〜R2のいずれにあるかによって、当該デバイスを表示する際の色を変更するように設定されていると共に、数値範囲R1の場合は、重要度1のアラームが発生したことを通知させ、数値範囲R2の場合は、それよりも重要な重要度2のアラームが発生したことを通知させるように設定されている。さらに、上記HMI処理部35aは、当該画面データに基づいて、デバイスの状態を示す値に応じて、表示の色を変更すると共に、アラームの重要度を把握し、例えば、オペレータの指示に応じて、重要度順にアラーム表示するなど、アラームの重要度に応じた処理を行っている。
さらに、本実施形態に係るHMI処理部35aでは、図11に示すように、ブレンド率設定処理部43に代えて設けられたブレンド率設定処理部43aが、画面データの重要度判定用情報を参照して、デバイスの状態に応じたアラームの重要度を特定すると共に、アラームの重要度に応じて、アラームウィンドウの各部のブレンド率を変更している。
より詳細には、上記ブレンド率設定処理部43aは、ブレンド率設定処理部43の処理に加えて、アラームの重要度が増加するに伴なって、アラームウィンドウをより際立たせて表示するように、アラームウィンドウの各部のブレンド率を変更している。
一例として、上述した重要度判定用情報が画面データに含まれている場合、ブレンド率設定処理部43aは、当該重要度判定用情報に基づいて、例えば、上記各IF部31・32とやり取りして取得したデバイスの状態と条件とから重要度を判定するなど、当該重要度判定用情報から重要度を判定するために予め定められた手順でアラームの重要度を判定する。アラームの重要度が1になると、ブレンド率設定処理部43aは、フラグ情報に拘わらず、アラームウィンドウの全てのブレンドフラグをアルファブレンド処理するように設定する。これにより、図12に示すように、グラフィック操作パネル13は、アラームウィンドウを透かして、背景の画面をオペレータへ通知できる。
ここで、デバイスの状態を示す値が数値範囲R2に入るなどして、アラームの重要度が2に増加すると、ブレンド率設定処理部43aは、フラグ情報に応じて、ウィンドウの各部位のアルファブレンド処理の要否を表示処理部44へ指示する。これにより、図13に示すように、アラームウィンドウのうち、予め定められた部分(この例では、文字)が被透過状態に変化して、当該部分を際立たせる。この結果、グラフィック操作パネル13は、アラームウィンドウの各部位のブレンド率の変化によって、アラームの重要度が変化したことも通知できると共に、オペレータがグラフィック操作パネル13の画面に余り注意を払っていない場合であっても、グラフィック操作パネル13は、重要なアラームが発生したことをオペレータへ、より確実に通知できる。
なお、上記では、一例として、アラームウィンドウの全ての部位が半透明な状態から、部分的に非透過な状態へと変化させる場合を例にして説明したが、これに限るものではなく、例えば、図14に示すように、アラームウィンドウの全てを非透過に変化させてもよい。また、アラームウィンドウのブレンド率を増加させてもよい。デバイスの状態に応じて変化するアラームの重要度に応じて、ブレンド率設定処理部43aがウィンドウの各部位のブレンド率を変更できれば、同様の効果が得られる。
なお、上記では、重要度判定用情報が、アラームの重要度を判定するために必要なデバイスを特定するためのアドレスや変数と、これらのデバイスの状態からアラームの重要度を判定するための条件とを示している場合を例にして説明したが、これに限るものではない。例えば、アラームの重要度を示す情報が、制御システム1a内に格納されており、例えば、当該情報が、HMI処理部35aなどによってデバイスの状態に応じて更新されている場合は、当該情報の格納場所を示すアドレスや変数であってもよい。いずれの場合であっても、デバイスの状態に応じて、アラームの重要度を判定できれば、同様の効果が得られる。
また、上記各実施形態に係るブレンド率設定処理部43(43a)は、ブレンドフラグによって、各ドットのアルファブレンド処理の要否を設定している。したがって、以下のようにして、表示可能なウィンドウの数を、見かけ上、増加させることができる。具体的には、例えば、図15に示すように、1つのアラームウィンドウW1内に、2つの領域A1・A2を設け、上記ブレンド率設定処理部43(43a)は、当該両領域A1・A2の各ドットについては、ブレンドフラグの値をアルファブレンド処理不要を示す値に設定し、残余の領域(背景)については、アルファブレンド処理が必要であることを示す値に設定する。これにより、HMI処理部35(35a)は、例えば、図16に示す画面をディスプレイ33に表示させて、見かけ上2つのウィンドウがあるように見せかけることができる。なお、図16では、アルファブレンド処理の結果、アラームウィンドウW1の背景を透過して、その下の画面(アラーム1:発生中)などが表示されている。この結果、ハードウェアの制限によって、1つの表示画面に同時に表示可能なウィンドウの数が制限されている場合であっても、表示可能なウィンドウの数を、見かけ上、増加させることができる。
本発明の制御用表示装置および画面データ生成装置によれば、アラームが発生した場合に当該アラームに関する操作を受け付けるためのアラームウィンドウを、上記アラームウィンドウとは異なる背景画面の上に、アラームウィンドウを半透明に表示させることができるので、アラームウィンドウによって上記背景画面を完全に覆い隠してしまう構成よりも、オペレータへより多くの情報を提示でき、より効率良く操作可能な制御用表示装置を実現できる。したがって、制御システムにおいて、制御用表示装置、および、それが参照する画面データを生成する画面データ生成装置として好適に使用できる。
本発明の実施形態を示すものであり、グラフィック操作パネルのHMI処理部の要部構成を示すブロック図である。 上記グラフィック操作パネルを含む制御システムの要部構成を示すブロック図である。 上記グラフィック操作パネルに設けられた表示処理部の要部構成を示すブロック図である。 上記グラフィック操作パネルの動作を示すフローチャートである。 上記グラフィック操作パネルに表示される画面例を示すものであり、アラームが発生していない状態の画面例を示す図面である。 上記グラフィック操作パネルに表示される画面例を示すものであり、アラームが発生した状態の画面例を示す図面である。 比較例を示すものであり、アラームが発生した状態において、グラフィック操作パネルに表示される画面例を示す図面である。 上記実施形態に係るグラフィック操作パネルに表示される画面例を示すものであり、アラームが発生した状態の他の画面例を示す図面である。 上記制御システムの制御用ホストコンピュータに設けられた作画処理部の要部構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態を示すものであり、制御システムのデバイスの状態を示す値と、重要度との関係を示す図面である。 上記制御システムのグラフィック操作パネルに設けられたHMI処理部の要部構成を示すブロック図である。 上記グラフィック操作パネルに表示される画面例を示すものであり、アラームが発生した状態の画面例を示す図面である。 上記グラフィック操作パネルに表示される画面例を示すものであり、上記アラームの重要度が増大した状態の画面例を示す図面である。 上記グラフィック操作パネルに表示される画面例を示すものであり、上記アラームの重要度が増大した状態の他の画面例を示す図面である。 上記グラフィック操作パネルに表示される画面の設定例を示す図面である。 上記設定によって、グラフィック操作パネルに表示される画面例を示す図面である。
符号の説明
2a デバイス
13・13a グラフィック操作パネル(制御用表示装置)
35 HMI処理部(表示制御手段)
36 メモリ(記憶手段)
41 アラーム監視処理部(検出手段)
42 ウィンドウイメージ形成処理部(表示制御手段)
43・43a ブレンド率設定処理部(表示制御手段)
44 表示処理部(表示制御手段)
75 作画処理部(画面データ生成装置)
82 編集処理部(受付手段)
84 データ入出力処理部(生成手段)

Claims (12)

  1. 制御対象となるデバイスの状態を監視してアラームの発生の有無を検出する検出手段と、アラームが発生した場合に当該アラームに関する操作を受け付けるためのアラームウィンドウを、表示装置の画面上に表示させる表示制御手段とを有する制御用表示装置において、
    上記表示制御手段は、上記アラームウィンドウとは異なる背景画面の上に、アラームウィンドウを半透明に表示させることを特徴とする制御用表示装置。
  2. 上記表示制御手段が上記表示装置にデバイスの状態を示す操作画面を表示させるための動作と、当該操作画面への操作を受け付けたときの動作とを規定する画面データを記憶する記憶手段を備え、
    上記画面データには、各アラームウィンドウを半透明表示する際の半透明の程度を示すブレンド率が含まれており、
    上記表示制御手段は、アラームウィンドウを半透明表示させる際、上記記憶手段の画面データに含まれる当該アラームウィンドウのブレンド率の示す程度に半透明表示させることを特徴とする請求項1記載の制御用表示装置。
  3. 上記画面データには、アラームウィンドウの各部位に対応して、当該部位を半透明表示するか否かを示すフラグ情報が含まれており、
    上記表示制御手段は、当該フラグ情報が半透明表示を示している部位については、上記アラームウィンドウのブレンド率の示す程度に半透明表示させると共に、上記フラグ情報が非半透明表示を示している部位については、当該部位を透過させずに表示させることを特徴とする請求項2記載の制御用表示装置。
  4. 上記表示制御手段は、デバイスの状態に応じて、アラームの重要度を判定し、判定結果に応じて、当該アラームに関するアラームウィンドウの各部位の少なくともいずれかを半透明表示させる際の程度または半透明表示させるか否かを変更することを特徴とする請求項1、2または3記載の制御用表示装置。
  5. 上記表示制御手段が上記表示装置にデバイスの状態を示す操作画面を表示させるための動作と、当該操作画面への操作を受け付けたときの動作とを規定する画面データを記憶する記憶手段を備え、
    上記画面データには、各アラームの重要度を示す重要度情報が含まれており、
    上記表示制御手段は、上記記憶手段の画面データに含まれるアラームの重要度情報に応じて、当該アラームに関するアラームウィンドウの各部位の少なくともいずれかを半透明表示させる際の程度または半透明表示させるか否かを変更することを特徴とする請求項1記載の制御用表示装置。
  6. 上記表示制御手段は、予め定められた操作を受け付けた場合、表示中のアラームウィンドウを半透明表示する際の半透明の程度を、一時的に変更させることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の制御用表示装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の各手段として、コンピュータを動作させるプログラム。
  8. 請求項7記載のプログラムが記録された記録媒体。
  9. 制御対象となるデバイスの状態を監視してアラームの発生を検出した場合に当該アラームに関する操作を受け付けるためのアラームウィンドウを当該アラームウィンドウとは異なる背景画面の上に半透明に表示する制御用表示装置が、デバイスの状態を示す操作画面を表示させるための動作と、当該操作画面への操作を受け付けたときの動作とを規定する画面データを生成する画面データ生成装置であって、
    上記各アラームウィンドウ毎に、上記制御用表示装置が当該アラームウィンドウを半透明表示する際の半透明の程度を示すブレンド率の入力を受け付ける受付手段と、
    上記画面データとして、上記各アラームウィンドウに関連付けて、上記受付手段によって受け付けられた当該アラームウィンドウのブレンド率を示す情報を含む画面データを生成する生成手段とを備えていることを特徴とする画面データ生成装置。
  10. 上記受付手段は、上記アラームウィンドウの各部位毎に、当該部位を半透明表示するか否かの入力を受け付け、
    上記生成手段は、上記画面データとして、上記受付手段の受け付けた入力に基づいて、上記アラームウィンドウの各部位に対応し、しかも、当該部位を半透明表示するか否かを示すフラグ情報を含む画面データを生成することを特徴とする請求項9記載の制御用表示装置。
  11. 請求項9または10記載の各手段として、コンピュータを動作させるプログラム。
  12. 請求項11記載のプログラムが記録された記録媒体。
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