JP2862369B2 - 画像表示制御装置 - Google Patents

画像表示制御装置

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JP2862369B2
JP2862369B2 JP2327276A JP32727690A JP2862369B2 JP 2862369 B2 JP2862369 B2 JP 2862369B2 JP 2327276 A JP2327276 A JP 2327276A JP 32727690 A JP32727690 A JP 32727690A JP 2862369 B2 JP2862369 B2 JP 2862369B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、CRT、プラズマディスプレイ等の画面上の
任意の座標位置に、図形、グラフ、数字、文字等の各種
画像ブロックを表示する装置に関し、特にシーケンサ
ー、プロセスコンピュータ、パーソナルコンピュータ等
のプログラマブルなコントローラ(以下、プログラマブ
ルコントローラという)のバスを経て送られてくるデー
タに応じて、各画像ブロックの全体域は一部の表示を迅
速且つ容易に変更することが可能な画像表示装置に関す
るものである。
(従来の技術) 斯種画像表示装置は、通常はホストコンピュータにオ
ンラインで接続して、例えばタンク、配管、バルブ等か
ら構成されるプラントの運転状態や、機械工場の工程の
進捗状況等を監視する為のディスプレイ端末機として使
用される(例えば特公昭52−6130参照)。
ところが、従来の画像表示装置は、ホストコンピュー
タからの制御コマンドに従って、画面上の所定の画像ブ
ロックの表示変更を行なう機能を有するに過ぎず、制御
コマンドの作成は、ユーザがホストコンピュータにて行
なう必要があった。この際、ユーザは、多数の制御コマ
ンドを用いたプログラムの作成に習熟せねばならず、そ
のための負担が多大である問題があった。
そこで出願人は、ホストコンピュータから送られてく
る2値データ(状態情報MD)に応じて、自動的に画像ブ
ロックの表示が変更される画像表示制御装置を提案した
(特開平2−150719号)。
該画像表示制御装置(10)は第11図に示す如く、各画
像ブロックを画面上に描くためのグラフィックデータGD
が格納されているグラフィックデータ格納手段(62)
と、前記状態情報MDが2値データの配列として格納され
るべき状態情報格納手段(68)と、後記表示変更処理語
W′が画像ブロック毎に格納されている事象データ格納
手段(61)と、表示変更処理語W′を解読して所定のグ
ラフィックデータに対する表示変更手続きを実行するシ
ステム制御手段(67)とを具えている。
表示変更処理語W′は、表示変更を施すべき画像ブロ
ックを識別する為の事象符号TNと、該画像ブロックに対
応する状態情報の状態情報格納手段内の格納位置を表わ
すアドレスデータADと、該画像ブロックに対応するグラ
フィックデータを前記グラフィックデータ格納手段から
呼び出す為のファイル符号FNと、該画像ブロックに対す
る情報情報MDの2値に応じて予め設定されている表示変
更データZDと、該画像ブロックの画面上の表示位置を表
わす座標データHDとを含んでいる。
上記装置に於いて、外部回路から送られてくる状態情
報MDは、状態情報格納手段(68)の所定アドレスへ順次
書き込まれ、状態情報MDの値は刻々変化する。
システム制御手段(67)は、事象データ格納手段に格
納されている表示変更処理語W′を順次読み出して、読
み出した表示変更処理語を解読し、以下の手続きを実行
する。
該表示変更処理語W′に含まれるアドレスデータADに
基づいて、状態情報格納手段(68)から前記アドレスデ
ータに対応する状態情報MDを読み出すと共に、該表示変
更処理語に含まれるファイル符号FNに基づいて、グラフ
ィックデータ格納手段(62)から対応するグラフィック
データGDを呼び出す。
この際、システム制御手段(67)は、該表示変更処理
語W′に含まれる座標データHDに基づいて、前記グラフ
ィックデータGDの描画位置を規定する。又、前記状態情
報MDの値(“0"又は“1")に応じて、表示変更処理語
W′に含まれる表示変更データZDの意味を解釈し、これ
に基づいてグラフィックデータGDに対し表示変更処理を
施す。
この結果、システム制御手段(67)によって作成され
たグラフィック制御信号が画像表示部(69)へ供給さ
れ、これによって画面上の所定の画像ブロックの全体或
は一部が表示変更されるのである。
上記画像表示制御装置に於いては、表示変更の内容を
表わす2値データ(状態情報MD)に応じて、所定の画像
ブロックの表示変更を自動的に行なうことが出来るの
で、ホストコンピュータには、単に計装系から送られて
くる監視データを2値の状態情報MDに配列して出力する
簡易な機能を付与すれば可く、従来の如き画面制御コマ
ンドの作成は不要である。
(解決しようとする課題) しかしながら、上記画像表示制御装置においても、状
態情報MDを状態情報格納手段(68)内の所定番地に書込
むためのプログラムは、ユーザがホストコンピュータ側
にて作成し、登録する必要があるから、依然としてユー
ザの負担軽減に関して改良の余地が残されていた。
又、ホストコンピュータと画像表示制御装置とは通信
ケーブルを介して接続されるから、データ通信に時間が
かかる問題があった。
本発明の目的は、プログラマブルコントローラにその
一構成要素として組み込むことが出来る画像表示制御装
置を提供し、これによってユーザの負担を更に軽減し、
然も高速のデータ通信を可能とすることである。
(課題を解決する為の手段) 本発明に係る画像表示制御装置(81)は第1図の如く
プログラマブルコントローラ(8)のバス(89)へ接続
可能に構成され、 複数の画像ブロックを描画するためのグラフィックデ
ータGDが格納されているグラフィックデータ格納手段
(62)と、 特定の画像ブロックを識別する為の事象符号TN、該画
像ブロックに対応する状態情報MDのプログラマブルコン
トローラ(8)内の格納位置を示すアドレスデータ、及
び該画像ブロックの表示位置を表わす座標データHDを含
む表示変更処理語Wが、画像ブロック毎に格納されてい
る事象データ格納手段(61)と、 前記事象データ格納手段(61)内の表示変更処理語W
を解読し、前記アドレスデータに基づいてプログラマブ
ルコントローラ(8)内の所定アドレスの状態情報MDを
読み込むと共に、該状態情報に基づき、表示変更を施す
べき画像ブロックのグラフィックデータGDを、前記表示
変更処理語Wの座標データHDに応じた位置に描画するた
めのグラフィック制御信号を作成し、ディスプレイ(1
1)へ送出するシステム制御手段(6)と、 プログラマブルコントローラ(8)のバス(89)と前
記システム制御手段(6)との間のデータ通信を行なう
バスインターフェース(63) とを具えている。
又、前記システム制御手段(6)、事象データ格納手
段(61)、グラフィックデータ格納手段(62)及びバス
インターフェース(63)は、プログラマブルコントロー
ラ(8)のバス(89)に着脱可能に接続される1つのユ
ニットとして構成することも可能である。
(作 用) 事象データ格納手段(61)には、予め、異なる表示位
置の画像ブロック毎に表示変更処理語Wが登録されてい
る。尚、事象データ格納手段(61)に表示変更処理語W
を登録する手続きは、後述の如く対話形式にて容易に行
なうことが出来る。
画像表示制御装置(81)は、バスインターフェース
(63)をプログラマブルコントローラ(8)のバス(8
9)へ接続することにより、該バスと相互にデータ通信
可能となり、この状態で、システム制御手段(6)は、
事象データ格納手段(61)に格納されている表示変更処
理語Wを順次読み出して、該表示変更処理語を解読し、
その結果に基づいて以下の手続きを実行する。
読み出した表示変更処理語Wに含まれるアドレスデー
タに基づいて、プログラマブルコントローラ(8)内の
所定格納位置からバス(89)及びバスインターフェース
(63)を経て状態情報MDを読み出すと共に、該状態情報
MDに基づいて、グラフィックデータ格納手段(62)から
対応するグラフィックデータGDを呼び出す。
この際、システム制御手段(6)は、該表示変更処理
語Wに含まれる座標データHDに基づいて、前記グラフィ
ックデータGDの描画位置を規定する。
この結果、システム制御手段(6)によってグラフィ
ック制御信号が作成され、ディスプレイ(11)へ供給さ
れる。これによって画面上の所定の画像ブロックの全体
或は一部が表示変更される。
尚、前記表示変更処理語Wに含まれる事象符号TNは、
表示変更の対象となる画像ブロックの近傍位置に、必要
に応じて表示することが出来る。
(発明の効果) 本発明に係る画像表示制御装置によれば、プログラマ
ブルコントローラ(8)に対し、計装系から送られてく
る監視データを状態情報MDとして所定番地に格納する簡
易な手続を設定すればよく、画像表示制御装置自体に対
する状態情報格納のためのプログラムは不要となり、ユ
ーザの負担が軽減される。
然も、画像表示制御装置はプログラマブルコントロー
ラ(8)の一構成要素としてプログラマブルコントロー
ラのバス(89)へ直結されるから、データ通信は高速で
行なわれる。
(実施例) 実施例は本発明を説明するためのものであって、特許
請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する
様に解すべきではない。
第1図の如く、本発明に係る画像表示制御装置(81)
は、公知構成である上位制御部(82)と共にプログラマ
ブルコントローラ(8)を構成する。実施例ではプログ
マブルコントローラとしてシーケンサを採用している。
上位制御部(82)は周知の如く、外部回路から送られて
くるデータの入力部(85)、該データを格納すべきデー
タ格納部(87)、各種情報処理を行なう情報処理部(8
6)及びバス(89)を具えており、該バス(89)に対し
て画像表示制御装置(81)のバスインターフェース(6
3)が接続される。
画像表示制御装置(81)は、事象データ格納手段(6
1)の構成に関して、第11図に示す画像表示制御装置(1
0)の事象データ格納手段(61)には無い新たな機能を
具えている。
即ち、第11図の画像表示制御装置(10)では1つの表
示変更処理語W′に含めることが出来るファイル符号FN
の数は1個であるから、画面上の一定位置の画像ブロッ
クを、2以上の形態に表示変更するには、ファイル符号
のみが異なる表示変更処理語を前記形態の数だけ予め登
録しておく必要があり、その手続が煩雑である。
そこで、第1図の事象データ格納手段(61)に示す如
く、第11図の表示変更処理語W′と共に、これとは異な
る構成の表示変更処理語Wを新たに設定した。
第1図の如く新たに設定した表示変更処理語Wは、同
一の表示位置に選択的に表示すべき複数の画像ブロック
を他の表示位置の画像ブロックから識別する為の事象符
号TNと、選択すべき画像ブロックに対応するファイル符
号FNを表わす状態情報MDの格納部(第11図の装置では状
態情報格納手段(68)、本発明の装置ではプログラマブ
ルコントローラ(8)のデータ格納部(87))内の格納
位置を示すアドレスデータFAと、該画像ブロックの画面
上の表示位置を示す座標データHDとを含んでいる。
又、第11図の装置では、状態情報MDが表示変更の内容
自体を表わすビットデータとして設定されていたが、第
1図の新たな表示変更処理語Wによって特定される状態
情報は、表示変更を施すべき画像ブロックのファイル符
号FNを表わすワードデータとして構成されている。
新たな表示変更処理語に従った表示変更動作において
は、システム制御手段(6)は、事象データ格納手段
(61)から読み出した表示変更処理語Wの解読結果に基
づいて、以下の手続きを実行する。
読み出した表示変更処理語Wに含まれるアドレスデー
タFAに基づき、前記状態情報格納部(プログラマブルコ
ントローラ(8)のデータ格納部(87))から所定ビッ
ト長の状態情報MDを読み出すと共に、該状態情報MDに基
づいて、グラフィックデータ格納手段(62)から対応す
るグラフィックデータGDを呼び出す。
この際、システム制御手段(6)は、該表示変更処理
語Wに含まれる座標データHDに基づいて、前記グラフィ
ックデータGDの描画位置を規定する。
この結果、システム制御手段(6)によってグラフィ
ック制御信号が作成され、ディスプレイ(11)へ供給さ
れる。これによって画面上の所定の画像ブロックの全体
或は一部が表示変更されるのである。
上記表示変更処理語Wの構成によれば、表示変更処理
語は、異なる表示位置の画像ブロック毎に登録すればよ
く、同一位置にて切換え表示すべき画像ブロック毎に登
録する必要はないから、登録手続が簡易となる。
尚、表示変更処理語が第1図に示す2つのフォーマッ
トの何れであっても、システム制御手段(6)は、状態
情報格納部に設定されている状態情報MDを繰り返し読み
出して、状態情報の値を常時監視し、何れかのアドレス
の状態情報MDに変化があると、事象データ格納手段(6
1)の表示変更処理語W、W′をサーチして、変化のあ
った状態情報の格納位置を表わすアドレスデータFA、AD
を含む表示変更処理語W、W′を呼び出し、これを解読
することによっても、上記同様の表示変更処理が可能で
ある。
以下、第1図に示すプログラマブルコントローラ
(8)の更に具体的な構成及びその動作について詳述す
る。
第1図の画像表示制御装置(81)は画像表示制御ユニ
ット(83)として構成されると共に、上位制御部(82)
は、入力ユニット(21)、CPUユニット(22)、メモリ
ユニット(23)、バス(24)及び出力ユニット(25)か
らなるユニット群(84)として構成されている。前記入
力ユニット(21)には、運転状態を監視すべき計装系か
ら種々の監視データが供給される。
画像表示制御ユニット(83)には、出力装置として一
般的なディスプレイ(11)、入出力装置としてキーボー
ド、パーソナルコンピュータ等の外部情報処理機器(1
2)が接続される。
画像表示制御ユニット(83)は、外部情報処理機器
(12)からの入力信号を取り入れる為のI/Oコントロー
ラ(14)と、CPU(15)と、後述の作画モード及び運転
モードを実行する為のシステムプログラム(第9図、第
10図)等が登録されたROM(4)と、後述の各種RAM(4
1)(42)(43)(44)と、データの読出しタイミング
を制御する為のレジスター(3)と、ディスプレイ(1
1)の描画動作を制御するグラフィックコントローラ
(5)と、バス(24)とのデータ通信を行なうバスイン
ターフェース(13)とを具えている。該バスインターフ
ェース(13)はデータ交換用のバッファとして機能する
デュアルポートRAMを内蔵している。
前記4個のRAMの内、事象RAM(42)が第1図の事象デ
ータ格納手段(61)に、グラフィックRAM(43)がグラ
フィックデータ格納手段(62)に夫々対応し、更にROM
(4)に格納されているシステムプログラムが前記シス
テム制御手段(6)に対応している。これらのRAMの動
作については後述する。
ビデオRAM(44)は、グラフィックコントローラ
(5)によってディスプレイ(11)の描画動作を制御す
る際、グラフィックRAM(43)のデータを画面のイメー
ジに展開する為に用いられるものである。
計装系からの監視データは入力ユニット(21)へ入力
され、CPUユニット(22)による所定の処理を経て作成
された状態情報がメモリユニット(23)へ格納される。
メモリユニット(23)内の状態情報は、バス(24)を経
て画像表示制御ユニット(83)のバスインターフェース
(13)へ送出される。
第3図(a)(b)は、前記プログラマブルコントロ
ーラのメモリユニット(23)のアドレス空間と、画像表
示制御ユニット(83)の状態情報RAM(41)のアドレス
空間を示している。
メモリユニット(23)には、第0ビット乃至第15ビッ
トから構成される16ビット長の格納部が、必要番地(第
0番地から第N番地)だけ設けられている。一方、状態
情報RAM(41)は後述の如く、メモリユニット(23)内
の全状態情報の内、現に表示している一固定画面上の画
像ブロックに対応する状態情報のみを集約して一次格納
するためのものであって、16ビット長の格納部がメモリ
ユニット(23)よりも少ない必要番地(第0番地から第
M番地)だけ設けられている。状態情報RAM(41)は、
メモリユニット(23)から読み出された状態情報を一旦
格納するバッファとしての機能を果すものであって、必
ずしも必要なものでなく、メモリユニット(23)から読
み出した状態情報を状態情報RAM(41)へ書き込むこと
なく、直接に表示変更処理に用いることも可能である。
プログラマブルコントローラ(8)の入力ユニット
(21)へ供給された監視データは、CPUユニット(22)
に予め設定されている手続きにより“0"“1"のデータ列
(状態情報MD)に変換された後、1ビット毎のビットデ
ータ(“ON"又は“OFF")はメモリユニット(23)の所
定アドレスの所定ビット番地(以下、ビットデバイスア
ドレスと言う)へ格納される。又、16ビット毎のワード
データはメモリユニット(23)の所定アドレス(以下、
ワードデバイスアドレスと言う)へ格納される。
画像表示制御ユニット(83)からプログラマブルコン
トローラ(8)へ読出し制御信号が送られると、該制御
信号に応じたビットデバイスアドレス又はワードデバイ
スアドレスのデータが、画像表示制御ユニット(83)の
状態情報RAM(41)内へ順番に格納される。従って、状
態情報RAM(41)内の各状態情報の格納アドレスは、事
象RAM(42)内の表示変更処理語の登録順と対応して規
定されることになる。
そして、上記状態情報RAM(41)への登録処理と並列
的に進行する処理手続によって、状態情報RAM(41)内
のデータが読み出されて、後述の画像表示変更処理が実
行されるのである。
尚、以下の運転モードの説明においては、メモリユニ
ット(23)から読み込まれた状態情報を一旦、状態情報
RAM(41)へ格納する手続については説明を省略する。
第4図は、事象RAM(42)に格納されている表示変更
処理語Wの一例を示しており、該表示変更処理語Wは、
第1図にて前述した新たなフォーマット、即ち事象符合
TN、アドレスデータFA及び座標データHDを基本的構成と
するものである。
以下、第5図乃至第7図に示す例において、バルブの
表示を変更する場合の表示変更処理語Wの構成につき、
具体的に説明する。
第5図の画面は、タンク(7)、配管(71)及びバル
ブ(72)を示す3個の画像ブロックから構成される。タ
ンク(7)及び配管(71)は第6図の如く、ディスプレ
イ(11)の固定画として作成され、そのグラフィックデ
ータは、グラフィックRAM(43)にファイル番号F1と共
に格納されている。又、バルブ(72)は第7図に示す如
く、前記固定画に対して相対的に呼び出し可能な3種類
の画像ブロック(72)(73)(74)から任意に選択され
たもので、これらの画像ブロックのグラフィックデータ
が、グラフィックRAM(43)に夫々ファイル番号F2、F
3、F4と共に登録されている。ファイル番号は16ビット
長のワードデータとして表わされる。
第4図の事象RAM(42)に表示変更処理語Wを登録す
る場合、装置は作画モードに設定され、前記外部情報処
理機器(12)であるキーボードの操作によって第9図に
示す登録手続きが行なわれる。
前述の固定画のファイル番号F1(ここでは1番)をキ
ー設定することにより、該ファイル番号は第4図に示す
事象RAM(42)の第0番地に格納される。
次に第6図の固定画を呼び出す為の状態情報(例えば
“1")を格納すべきメモリユニット(23)内のビットデ
バイスアドレスA1を入力することにより、該入力データ
が事象RAM(42)の第1番地に格納される。
更に前記メモリユニット(23)のビットデバイスアド
レスA1に格納される状態情報がON(“1")或はOFF
(“0")何れのときに固定画を呼び出すのかを表わすON
/OFFデータSを設定する。該データは事象RAM(42)の
第2番地に格納される。
次に表示変更を施すべき画像ブロック(事象)の種
類、即ちバルブの如きマークの表示であるか、マークよ
りも複雑な構成のライブラリーの表示であるか、時刻の
表示であるか等を区別するデータ(例えばマークの表示
の場合は“1")を入力する。該入力データは事象RAM(4
2)の第3番地に格納される。
第5図の如くバルブ(72)の近傍位置に、“バルブ”
という事象名TNを表示する場合は、該事象名の画面上の
表示開始位置を入力した後、“バルブ”とキーインす
る。これらの入力データは事象RAM(42)の第4番地及
び第5番地に格納される。
次に、第7図のバルブの画像ブロックの表示色を変更
する為の状態情報を格納すべきメモリユニット(23)内
のビットデバイスアドレスA2を設定することにより、こ
のデータが事象RAM(42)の第6番地に格納される。
更に、第7図に示す3種類のバルブの画像ブロックの
登録ファイル番号F2、F3及びF4の何れかを表わす状態情
報のメモリユニット(23)内のワードデバイスアドレス
A3をキー設定することにより、該アドレスデータが事象
RAM(42)の第7番地に格納される。
その後、前記ビッドデバイスアドレスA2の状態情報が
ON(“1")とOFF(“0")のときに、夫々マーク(バル
ブ)を何色に塗り込むのかを表わすON/OFF色情報ZDをキ
ーインする。例えばONのときは赤の指定キー、OFFのと
きは緑の指定キーを操作する。該ON/OFF情報ZDは事象RA
M(42)の第8番地に格納される。
最後に、マーク(バルブ)の画面上の表示位置を示す
座標データHD(第5図に示すX及びY)を入力する。該
座標データは事象RAM(42)の第9番地に格納される。
以上の表示変更処理語Wの作成手続きを、表示変更を
施すべき全ての事象について繰り返すことにより、事象
RAM(42)の登録が完了する。この手続は、ディスプレ
イ(11)の表示とユーザのキー操作との対話形式により
行なわれる。
尚、登録ファイル番号格納ワードデバイスアドレスA3
を含む表示変更処理語Wと、登録ファイル番号自体を含
む表示変更処理語W′とを混在させて、事象RAM(42)
に登録することも可能である。この場合、前者の表示変
更処理語Wが解読されたときは、メモリユニット(23)
内のデータを介して間接的に画像ブロック(マーク或い
はライブラリー)のファイル番号が指定され、後者の表
示変更処理語W′が解読されたときは、該表示変更処理
語に含まれるデータによって直接にファイル番号が指定
されることになる。
次に、本発明に係る画像表示制御ユニット(83)をプ
ログラマブルコントローラ(8)に組み込んだ運転モー
ドに於ける動作につき、第10図に沿って説明する。
装置に電源が投入されると、先ず運転モードであるか
否かが判断され、NOのときは、作画モードが指定されて
いるか否かが判断される。作画モードの判断において、
YESのときは作画モードが設定され、NOのときは動作を
確認するためのシミュレーションモードが設定される。
運転モードの場合は、事象RAM(42)に格納されてい
る多数の表示変更処理語Wの内容を順番に読み出すと共
に、プログラマブルコントローラ(8)と画像表示制御
ユニット(83)とのデータ通信処理を開始し、以下の手
続きを実行する。
先ず、読み出した表示変更処理語Wに含まれる画面呼
出しビットデバイスアドレスA1に基づいて、プログラマ
ブルコントローラのメモリユニット(23)内の(A1)番
地に格納されている状態情報MDの値を読み出し、読み出
した値と、該表示変更処理語に含まれる画面呼出しON/O
FFデータSの値とを比較(9)する。不一致の場合は、
プログラマブルコントローラ(8)が表示変更を指示し
ていないと判断して、データ通信処理に戻る。
前記状態情報MDとON/OFFデータSとが一致した場合
は、該表示変更処理語Wに含まれるファイル番号F1に基
づいて、グラフィックRAM(43)から固定画を呼び出
す。
次に該表示変更処理語Wに含まれる事象の種類に応じ
てモードが分岐(91)され、各モード毎に処理が進めら
れる。
事象RAM(41)に、登録ファイル番号格納ワードデバ
イスアドレスA3を含む表示変更処理語Wと、アドレスA3
の代りに登録ファイル番号を含む表示変更処理語W′と
が混在して登録されている場合、前者の表示変更処理語
Wが解読されたときは、メモリユニット(23)内のデー
タを介して間接的にマーク或いはライブラリーのファイ
ル番号が指定され、マーク或いはライブラリーが表示
(間接表示)される。
一方、後者の表示変更処理語W′が解読された場合
は、該表示変更処理語に含まれるデータによって直接に
ファイル番号が指定され、マーク或いはライブラリーが
表示(直接表示)されることになる。
例えば第10図の如くマーク(バルブ)の間接表示の場
合は、必要に応じて、表示変更処理語Wに含まれる事象
名開始位置及び事象名TNに基づいて、事象名開始位置で
指定される画面位置に、事象名TN(“バルブ”)を表示
(92)する。
その後、該表示変更処理語Wに含まれる事象表示呼出
しビットデバイスアドレスA2に基づいて、メモリユニッ
ト(23)の(A2)番地から状態情報データMDを読み出
し、読み出したデータMDの値が“ON"であるか“OFF"で
あるかを判断(93)する。
上記判断結果が“ON"であれば、該表示変更処理語W
に含まれる登録ファイル番号格納ワードデバイスアドレ
スA3に基づき、メモリユニット(23)の前記アドレスA3
に格納されている16ビットの状態情報MDを読み出して、
該状態情報をファイル番号としてグラフィックRAM(4
3)に登録されている画像ブロック(バルブ)のグラフ
ィックデータGDを読み出す。更に該表示変更処理語Wに
含まれる座標データHDで指定される画面位置に、ON/OFF
色情報が“ON"のときの色(赤)で、画像ブロック(バ
ルブ)を表示する。
又、上記判断結果が“OFF"であれば、該表示変更処理
語Wに含まれる登録ファイル番号格納ワードデバイスア
ドレスA3に基づき、メモリユニット(23)の前記アドレ
スA3に格納されている16ビットの状態情報MDを読み出し
て、該状態情報MDをファイル番号としてグラフィックRA
M(43)に登録されている画像ブロック(バルブ)のグ
ラフィックデータGDを読み出す。更に、該表示変更処理
語Wに含まれる座標データHDで指定される画面位置に、
ON/OFF色情報が“OFF"のときの色(緑)で、画像ブロッ
ク(バルブ)を表示する。
その後、前記データ通信処理に戻り、次の表示変更処
理語Wに基づく表示変更を続行する。
以上の手続きによって、ディスプレイ(11)の画面
は、プログラマブルコントローラ(8)から送られてく
るデータに応じて刻々変化することになる。
上記画像表示制御ユニット(83)によれば、プログラ
マブルコントローラ(8)に設定すべきプログラムは、
計装系からの監視データをそのまま状態情報としてメモ
リユニット(23)の所定番地へ移す処理や、グラフィッ
クRAM(43)内のファイル符号を指定する16ビットの状
態情報を作成する処理等を実行するための単純なもので
あり、従来の複雑な制御コマンドを含むプログラムに比
べて、その作成は遥かに容易である。
又、上記画像表示制御ユニット(83)に於いては、第
4図の事象RAM(42)に対し、表示変更を施すべき事象
毎に事象名TNが書き込まれているから、例えば事象RAM
(42)の登録を修正したい場合に、事象名をキーワード
として、事象RAM(42)をクロスサーチすることが可能
である。この結果は、例えば第8図の如き図表に編集さ
れ、アウトプットされる。従って、ユーザはこの図表を
参照しながら、容易に事象RAM(42)を書き替えること
が出来、便利である。
更に、本発明に係る画像表示制御装置はプログラマブ
ルコントローラの一ユニットとして構成されているの
で、既設のプログラマブルコントローラを利用して、該
プログラマブルコントローラの基板へ上記画像表示制御
ユニット(83)をセットするだけで上記動作が実現出来
る。然も、プログラマブルコントローラの他のユニット
としてBASICプログラムユニットやラダー言語プログラ
ムユニットを追加すれば、BASICやラダー言語を用いて
画像表示制御ユニットを制御することが可能となる等、
汎用性の高い装置が実現される。
図面及び上記実施例の説明は、本発明を説明するため
のものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請
求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であ
ることは勿論である。例えば実施例ではプログラマブル
なコントローラとしてシーケンサを用いたが、これに限
らずプログラム可能な制御機器であれば、プロセスコン
ピュータ、パーソナルコンピュータ等も採用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る画像表示制御装置の基本的な構成
を示すブロック図、第2図は該画像表示制御装置を組み
込んだプログラマブルコントローラの具体的な構成を示
すブロック図、第3図はプログラマブルコントローラ内
のメモリユニットと画像表示制御ユニット内の状態情報
RAMのアドレス空間を説明する図、第4図は事象RAMに格
納される表示変更処理語の構成を説明する図、第5図は
ディスプレイ画面の一例を示す図、第6図は該画面を構
成する固定画部分を示す図、第7図は表示変更を施すべ
き画像ブロックを示す図、第8図は事象名をキーワード
とするクロスサーチの結果を示す図表、第9図は作画モ
ードに於ける動作を表わすフローチャート、第10図は運
転モードに於ける動作を表わすフローチャート、第11図
は出願人が先に提案した画像表示制御装置の構成を示す
ブロック図である。 (8)……プログラマブルコントローラ (81)……画像表示制御装置 (11)……ディスプレイ MD……状態情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 5/00 - 5/40 G01D 7/00 - 7/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラマブルなコントローラ(8)のバ
    ス(89)を経て送られてくる状態情報MDに基づいて、予
    め登録された複数の画像ブロックを選択的にディスプレ
    イ(11)の所定位置へ描画する画像表示制御装置であっ
    て、 a) 前記複数の画像ブロックを描画するためのグラフ
    ィックデータGDが格納されているグラフィックデータ格
    納手段(62)と、 b) 特定の画像ブロックを識別する為の事象符号TN、
    該画像ブロックに対応する状態情報MDのコントローラ
    (8)内の格納位置を示すアドレスデータ、及び該画像
    ブロックの表示位置を表わす座標データHDを含む表示変
    更処理語Wが、画像ブロック毎に格納されている事象デ
    ータ格納手段(61)と、 c) 前記事象データ格納手段(61)内の表示変更処理
    語Wを解読し、前記アドレスデータに基づいてコントロ
    ーラ(8)内の所定アドレスの状態情報MDを読み込むと
    共に、該状態情報に基づき、表示変更を施すべき画像ブ
    ロックのグラフィックデータGDを、前記表示変更処理語
    Wの座標データHDに応じた位置に描画するためのグラフ
    ィック制御信号を作成し、ディスプレイ(11)へ送出す
    るシステム制御手段(6)と、 d) コントローラ(8)のバス(89)と前記システム
    制御手段(6)との間のデータ通信を行なうバスインタ
    ーフェース(63) とを具えている画像表示制御装置。
  2. 【請求項2】システム制御手段(6)、事象データ格納
    手段(61)、グラフィックデータ格納手段(62)及びバ
    スインターフェース(63)は、コントローラ(8)のバ
    ス(89)に対して着脱可能な1つのユニットとして構成
    されている請求項1に記載の画像表示制御装置。
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