JP2002244705A - エディタ装置のデータ転送システムおよびデータ転送プログラム - Google Patents

エディタ装置のデータ転送システムおよびデータ転送プログラム

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JP2002244705A
JP2002244705A JP2001042526A JP2001042526A JP2002244705A JP 2002244705 A JP2002244705 A JP 2002244705A JP 2001042526 A JP2001042526 A JP 2001042526A JP 2001042526 A JP2001042526 A JP 2001042526A JP 2002244705 A JP2002244705 A JP 2002244705A
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JP2001042526A
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Shintaro Yoshida
真太郎 吉田
Hideki Kobayashi
英樹 小林
Yuuji Atomichi
祐二 跡路
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Schneider Electric Japan Holdings Ltd
Original Assignee
Digital Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出力機器がPLCの入出力端子に接続され
る入出力番号(アドレス)とこれに対応付けられた変数
からなるシンボルデータのラダープログラムや画面デー
タ(プログラマブル表示器用)間でのインポート作業を
簡単に行う。 【解決手段】 例えば、PLC2が入出力機器4…の動
作を制御するためのラダープログラムをラダーエディタ
32aを用いて作成する場合、作成されたラダープログ
ラムのプログラムファイル33への保存を完了したとき
に、その作成時に設定された新たなシンボルデータをイ
ンポート部32cによって作画エディタ32bにインポ
ートする。作画エディタ32bは、インポートされたシ
ンボルデータをメモリ部34に設けたシンボルリスト
(テンポラリファイル)に登録し、画面データと組み合
わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御対象機器の動
作に関するプログラムにおける制御対象機器のアドレス
とこれに対応付けられた変数をプログラムを作成するエ
ディタ間で転送するエディタ装置のデータ転送システム
およびデータ転送プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルロジックコントローラ
(以降、PLCと称する)などと呼ばれる産業用制御装
置は、シーケンス制御をはじめとする各種制御を実現す
るために、CPUおよびメモリを中心とするハードウェ
アの部分と、制御を司るソフトウェアの部分とを備えて
いる。ソフトウェアの部分は、PLCを設計当初の制御
システム通りに動作させるためのシーケンス制御フロー
の設計、その制御フローの命令語への変換、命令語のメ
モリへの書き込みなどを含んでいる。一般に、この一連
の作業をプログラミングと称している。
【0003】このようなプログラミングにおいては、コ
ンピュータの専門知識を持たなくても簡単にプログラム
作成ができるように、独自の言語を用いており、利用者
に使いやすい各種のプログラミング言語が次々と開発さ
れるようになった。現在、IEC(International Elect
rotechnical Commission) において、標準のプログラミ
ング言語が制定されている(IEC 6 1131-3 )。それ
は、SFC(Sequential Function Chart) 、LD(Ladde
r Diagram)、IL(Instruction List)、FBD(Functio
n Block Diagram)およびST(Structured Text) の5言
語である。
【0004】上記のように、各種のプログラミング言語
を用いてプログラム開発を行うことができるように環境
が整えられつつある。例えば、ラダー図(LD)は、リ
レー記号を用いて比較的容易にラダー回路を設計するこ
とができるので従来から広く普及しており、現在でも最
もよく用いられているプログラミング言語である。この
ようなプログラミング言語によるプログラミング作業に
おいて用いられるプログラミングツールとしては、ラダ
ーエディタなどのプログラミングソフトウェアが普及し
てきている。このソフトウェアは、パーソナルコンピュ
ータなどのコンピュータ装置において、ラダー図などを
ラダー記号を含む形態で作成できるので、プログラムの
作成および編集を容易に行える。
【0005】一方、HMI(Human Machin Interface)機
器としてのプログラマブル表示器は、ドット表示画面、
操作用入力スイッチ、ホストコントローラ(PLC)と
のインターフェース、画面上での操作入力のような制御
のためのプログラムメモリなどを備えた操作用表示器で
ある。一般に、プログラマブル表示器は、グラフィック
表示を行うので、操作盤、スイッチ、表示灯などの機能
を備えることができる他、制御対象機器(デバイス)の
稼働状況や作業指示のような管理のための各種のモニ
タ、機器に対する設定値を入力する端末としての機能を
備えている。
【0006】また、近年では、制御対象機器を接続する
ための入出力ユニットなどを搭載することによってPL
Cの制御機能を備えたプログラマブル表示器も登場して
きている。
【0007】このようなプログラマブル表示器で表示さ
れる制御画面(表示内容プログラム)は、画面作成ソフ
トウェア(作画エディタ)を用いてユーザ独自で作成で
きるようになっている。画面作成に際しては、ユーザ
が、パーソナルコンピュータなどにおいて作画ソフトに
よって提供されるスイッチ、ランプ、テンキー、メータ
表示器、グラフ表示器などの部品(マーク)、描画機能
などを用いて所望の制御画面を構成する。
【0008】作成された制御画面は、画面データとして
プログラマブル表示器に転送されて記憶される。PLC
の稼働時には、プログラマブル表示器は、PLCとの間
でやり取りされるデータに基づいて、制御対象機器の動
作状態に応じて制御画面上に各部品や図形を表示させ
る。
【0009】ところで、ラダーエディタなどを用いた制
御手順プログラムの作成(プログラミング)と、作画エ
ディタを用いた表示内容プログラムの作成(画面作成)
とは、一般には独立して行われる。例えば、作成された
制御手順プログラムに基づいて表示内容プログラムを作
成する場合は、制御手順プログラムの作成時に各デバイ
スについて入力された名称およびアドレスをテーブルの
形式で書き留めたような設計資料を作成しておき、その
設計資料を参照しながらI/Oアドレスの定義付けなど
を含む表示内容プログラムの作成作業を行う。また、作
成された表示内容プログラムに基づいて制御手順プログ
ラムを作成する場合も同様に、予め用意された設計資料
に基づいて作業を行う。
【0010】上記のプログラム作成方法では、両プログ
ラムを共通するデバイスに対応付けてそれぞれ作成する
にも関わらず、独立して作成するので、デバイスのアド
レスとラダー命令および部品との割り付けのための入力
操作が別途必要である。また、上記のプログラム作成方
法は、設計資料を作成する必要がある上、プログラム作
成が全てユーザの入力操作による。それゆえ、上記のプ
ログラム作成方法には、作業効率が低く、プログラム作
成に多大の時間を要する問題がある。また、プログラム
作成がユーザの入力操作によることから、一方のプログ
ラム作成後に他方のプログラムを作成する際に、設計資
料を参照しながらの入力操作において誤入力の生じるお
それがある。また、このような誤入力が生じると、プロ
グラムのデバッグ作業がより増大するという問題があ
る。
【0011】従来、このような不都合を解消するため
に、ラダープログラム(制御手順プログラム)および画
面データ(表示内容プログラム)に共通するデータとし
て、デバイスのアドレスに対応付けられた変数などのシ
ンボルをエディタ間でインポートする手法が試みられて
いる。このようなシンボルは、デバイスに関する操作、
コメントなどの情報でありユーザによって所望に設定さ
れる。ラダーエディタによって作成されたラダープログ
ラムは、上記のシンボルを含んでおり、作成後、プログ
ラムファイルの形態で保存される。また、作画エディタ
によって作成された画面データは、上記のシンボルを含
んでおり、作成後、プログラムファイルの形態で保存さ
れる。
【0012】シンボルデータは、ファイル保存されたラ
ダープログラムから作画エディタのシンボルリストにイ
ンポートされたり、ファイル保存された画面データから
ラダーエディタのシンボルリストにインポートされたり
する。シンボルリストは、エディタによるプログラム作
成時にRAMなどにテンポラリファイルとして設けられ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、シンボルデータのインポートをユーザの操作
によってプログラムファイルから1つずつ実行するの
で、多数のシンボルをインポートするために手間がかか
る。また、ラダープログラムにおいてシンボルを追加し
た場合、その都度シンボルデータをインポートし直す必
要がある。したがって、シンボルの追加が頻繁に行われ
る場合、インポートのための操作が煩わしく、使い勝手
が良くないという不都合がある。
【0014】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、シンボルデータのインポート作業を簡単に
行うことを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のエディタ装置の
データ転送システムは、制御対象機器の動作に関するラ
ダープログラムなどのプログラムを上記制御対象機器を
制御するための基本機能を表すラダー記号などの画像ブ
ロックの組み合わせによって作成し、上記制御対象機器
を特定するアドレスと上記画像ブロックとを変数を介し
て対応付けるエディタ手段を備えたエディタ装置におい
て、複数のエディタ手段間で上記アドレスと上記変数と
を含む変数データを転送するデータ転送システムであっ
て、上記の課題を解決するために、上記エディタ手段に
よって作成されたプログラムの保存が完了すると、新規
に設定された変数データを保存された該プログラムから
他のエディタ手段に転送する転送手段を備えていること
を特徴としている。
【0016】上記の構成では、エディタ手段によってプ
ログラムの作成が終了し、そのプログラムをファイルな
どに保存する際、保存が完了すると、転送手段によっ
て、変数データが、保存されたプログラムから他のエデ
ィタ手段に転送される。これにより、プログラムの新規
作成・変更などで新たに変数データが設定されても、そ
のプログラムが保存される毎に、プログラムから変数デ
ータが他のエディタ手段に転送されるので、ユーザが変
数データの転送のための操作を行う必要がなくなる。
【0017】上記のデータ転送システムにおいては、シ
ンボルデータとしての上記変数データの転送元となるエ
ディタ手段が、上記プログラムの保存開始とともに、上
記変数データの転送先となるエディタ手段に上記プログ
ラムの保存完了を通知し、上記変数データの転送先とな
るエディタ手段が、保存完了の通知を受けると、転送さ
れた変数データを登録リストに登録することが好まし
い。
【0018】このような構成では、プログラムの保存完
了が転送元のエディタ手段から転送先のエディタ手段に
通知され、それに応じて転送先のエディタ手段が転送さ
れた変数データを登録リストに登録する。それゆえ、転
送先のエディタ手段が、転送された変数データの登録を
プログラムの保存完了と同期して行うことができる。
【0019】このデータ転送システムにおいては、上記
変数データの転送先となるエディタ手段が、変数データ
の上記登録リストへの登録を完了すると、上記変数デー
タの転送元となるエディタ手段に登録完了を通知するこ
とが好ましい。
【0020】このような構成では、変数データの登録完
了が転送先のエディタ手段から転送元のエディタ手段に
通知されるので、転送元のエディタ手段が登録の完了を
確認することができる。それゆえ、登録の間にメッセー
ジを表示したりして、ユーザが不用意にエディタ手段の
動作を終了させないようにすることができる。
【0021】本発明のデータ転送プログラムは、上記の
各データ転送システムにおける上記エディタ手段および
上記転送手段をコンピュータに実行させるので、上記の
各データ転送システムと同様の変数データの転送に係る
処理を実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図10に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0023】本実施の形態に係る表示/制御システム
は、図1に示すように、プログラマブル表示器1および
PLC2を含んでいる。
【0024】プログラマブル表示器1は、CPU11、
メモリ部12、VRAM13、ディスプレイ14、グラ
フィックコントローラ15、タッチパネル16、タッチ
パネルコントローラ17、メンテナンスポート18、通
信コントローラ19、入出力ユニット20(図中、I/
Oユニット)およびI/O制御インターフェース21を
備えている。
【0025】メモリ部12は、DRAM12a、FEP
ROM(Flash Erasable and Programmable ROM)12b
等のメモリを含んでいる。DRAM12aは、主に、表
示制御などの演算処理時の作業用に用いられる他、PL
C2との間でやり取りされるデータの一時的な記憶に用
いられる。FEPROM12bは、書き替え可能な読み
出し専用のフラッシュメモリであり、一般のパーソナル
コンピュータにおけるハードディスクドライブの役割を
果たす。フラッシュメモリは、可動部を持たず、かつ衝
撃に強いので、劣悪な周囲環境でも安定して動作する。
【0026】また、上記のFEPROM12bは、図2
に示すように、表示制御システムプログラムと、通信プ
ロトコルと、画面データとをそれぞれ格納するエリアを
有している。表示制御システムプログラムは、画像表示
制御を行うための基本機能を実現するためのプログラム
である。通信プロトコルは、PLC2との通信処理で用
いられるプロトコルであり、PLC2の機種(メーカ)
に応じて固有に定められている。画面データは、後述す
る作画エディタ32bによって作成されて、FEPRO
M12bにダウンロードされている。この画面データ
は、ディスプレイ14に表示すべきベース画面や画像ブ
ロックとしてのマークのデータおよび各マークに付与さ
れた後述する処理指示語W(図3参照)などを含んでお
り、表示内容プログラムを構成している。
【0027】上記のマークは、タッチスイッチ、ラン
プ、各種表示器などの画像化された基本的な部品として
予め用意されている。また、マークとしては、スイッチ
や数値表示器などの動的変化を画面上の任意の位置で表
現させるために、所望の位置に設定された矩形エリアに
所望の動画機能が設定された機能部も含まれる。
【0028】図3に示すように、画面データに含まれる
処理指示語Wは、ベース画面上で実行されるべき事象毎
に作成されている。この処理指示語Wは、基本的には、
表示制御動作を実行すべきベース画面のファイル番号F
と、このベース画面上で実行されるべき動作内容を特定
する事象名Tと、各実行事象毎に参照される1または複
数のデータからなる参照情報Iとを一組として備えてい
る。
【0029】CPU11は、前述のFEPROM12b
に格納された表示制御システムプログラムにしたがっ
て、プログラマブル表示器1の各部の動作を制御する。
また、CPU11は、後述するメンテナンスポート18
を介しての後述するコンピュータ装置3との通信を制御
する機能を有しており、作画エディタ32bからの画面
データを受け取るとFEPROM12bに格納したり、
ラダーエディタ32aからのラダープログラム(ユーザ
プログラム)を受け取るとPLC2に転送したりする。
【0030】VRAM13は、ディスプレイ14に表示
される画面のイメージを一時的に保持するメモリであ
り、FEPROM12bからの画面データのイメージを
水平方向に表示される順にドットデータとして格納して
いる。
【0031】ディスプレイ14は、液晶パネルやELパ
ネルのような平板型表示素子によって構成されている。
グラフィックコントローラ15は、VRAM13に展開
された画面のイメージを、ディスプレイ14に描画する
ドライバソフトウェアである。タッチパネル16は、デ
ィスプレイ14の表示画面上で入力を行うために設けら
れており、アナログ抵抗膜式タッチパネルなどが好適で
ある。タッチパネルコントローラ17は、タッチパネル
16の出力電圧を入力位置情報に変換してCPU11に
出力する。
【0032】メンテナンスポート18は、後述するコン
ピュータ装置3との間の通信を行うための通信ポートで
ある。一方、通信コントローラ19は、通信ケーブル
(例えばRS−232C)を介してPLC2との間で入
出力機器4…の制御や監視に関するデータなどの転送や
PLC2の出力データの取り込みを制御するインターフ
ェースである。
【0033】また、プログラマブル表示器1は、さらに
PLC機能を備えて入出力機器4…を直接制御するよう
に構成されていてもよい。このため、プログラマブル表
示器1は、図1に示すように、メモリ部12にさらにS
RAM12cを備えるとともに、前述の通信コントロー
ラ19に加えて入出力ユニット20およびI/O制御イ
ンターフェース21を備えている。
【0034】SRAM12cは、ラダーエディタ32a
によって作成されたラダープログラムを格納するエリア
を有している。また、FEPROM12bは、PLC機
能を備える場合、図4に示すように、表示制御システム
プログラムと、通信プロトコルと、画面データとをそれ
ぞれ格納するエリアに加えて、制御機能プログラムとラ
ダープログラムとをそれぞれ格納するエリアを有してい
る。制御機能プログラムは、シーケンス制御の基本機能
を実現するためのプログラムである。
【0035】入出力ユニット20は、入出力機器4…が
接続可能となるように、多数の入出力端子、入出力回路
などを備えている。I/O制御インターフェース21
は、CPU11と入出力ユニット20との間の信号の授
受を仲介するインターフェース回路であって、入出力メ
モリ、D/A変換器、A/D変換器などを備えている。
【0036】PLC2は、内蔵するCPU部によって、
制御機能プログラムにしたがい、ラダーエディタ32a
で作成されたラダープログラム(制御手順プログラム)
で定められた手順で、入出力機器4…の動作を制御す
る。
【0037】PLC2内のメモリには、アドレスを指定
することにより、ワードデバイスおよびビットデバイス
が格納場所を特定可能に設定されている。ワードデバイ
スは、入出力されるデータが数値のようなワードデータ
に対して設定され、ビットデバイスは、オン・オフ状態
のようなビットデータに対して設定される。このような
設定により、PLC2内の任意のワードデバイスまたは
ビットデバイスをアクセスするだけで入出力機器4…を
制御し、またはその動作状態に関する情報を個別に取り
出すことができる。
【0038】プログラマブル表示器1は、上記のビット
デバイスまたはワードデバイスが示す状態情報のうち、
必要な情報を適時にメモリ部12に読み込む一方、上記
の処理指示語Wを繰り返し読み出して各処理指示語Wの
事象名Tで特定される内容の動作をPLC2側の状態情
報を参照しながら実行する。これによって、ビットデバ
イスまたはワードデバイスの状態の変化に応じて変化す
る表示動作が実行される。
【0039】続いて、コンピュータ装置3について説明
する。
【0040】コンピュータ装置3は、パーソナルコンピ
ュータなどの汎用コンピュータによって構成されてい
る。このコンピュータ装置3は、図1に示すように、C
PU31、エディタ部32、プログラムファイル33、
メモリ部34、ディスプレイ35、入力装置36、外部
記憶装置37およびインターフェース部(図中、I/
F)38を備えている。
【0041】CPU31は、コンピュータ装置3にイン
ストールされているOS(オペレーティングシステム)
上でエディタ部32を含む各種のアプリケーションソフ
トウェアを動作させる際の各部の制御や演算処理を行
う。
【0042】メモリ部34は、RAM、ROMなどのメ
モリを備えており、固定データの格納、一時的なデータ
記憶、CPU31の演算処理時における作業エリアの提
供といった役割を果たしている。
【0043】エディタ部32は、ラダーエディタ32
a、作画エディタ32bおよびインポート部32cを含
んでいる。
【0044】エディタ手段としてのラダーエディタ32
aは、入出力機器4…が所望のシーケンスにしたがって
動作するようにPLC2の制御手順を定めるラダープロ
グラムを作成するためのプログラミングソフトウェアで
あり、ディスプレイ35の表示画面上で入出力機器4の
動作に対応するラダー記号(画像ブロック)を配置して
ラダー図を作成できるように構成されている。このラダ
ーエディタ32aにおいては、例えば、国際基準IEC
に準拠した前述のプログラミング言語が用いられる。
【0045】また、ラダーエディタ32aは、PLC2
の入力端子および出力端子のそれぞれに付与されている
入力番号および出力番号と、各入出力端子に接続される
入出力機器4について設定された変数との対応付けを入
出力番号の割り付け(I/Oアサイン)として行う。こ
の割り付けの結果は、割り付け作業時には、メモリ部3
4のRAMにテンポラリファイルとして作成される後述
のシンボルリスト41(図5(a)参照)に登録され、
ラダープログラムの作成後にはラダープログラムの一部
としてプログラムファイル33に保存される。
【0046】割り付けを行う際、メモリ部34には、入
力番号および出力番号をそれぞれI/Oアドレス(以
降、単にアドレスと称する)として、各アドレスに対応
するデバイス名が格納される。従来、このような割り付
けは、PLCのメーカによって異なっており、絶対アド
レスで設定されるので、メーカに応じたメモリテーブル
を用意する必要がある。ただし、IECに準拠した本ラ
ダーエディタ32aは、自由変数によってユーザが入出
力を決定できるので、上記のようなメモリテーブルは不
要である。また、一度決定した割り付けも、後に変更す
ることができる。
【0047】ラダーエディタ32aで作成されたラダー
プログラムは、プログラマブル表示器1を介して(また
は直接)PLC2に転送され、PLC2内のメモリにダ
ウンロードされる。
【0048】エディタ手段としての作画エディタ32b
は、プログラマブル表示器1が、入出力機器4…の稼働
状況や作業指示のような管理のための各種のモニタ、機
器に対する設定値を入力する端末としての機能を備える
ように、ディスプレイ14に表示させる画面を作成する
画面作成ソフトウェアである。一般に、作画エディタ3
2bは、ユーザ独自の画面(ユーザ画面)を作成できる
ように、スイッチ、ランプ、テンキー、各種表示器(例
えば、数値表示器、メータ表示器およびグラフ表示器)
などの部品(マーク)、描画機能、テキスト入力機能な
どを備えている。また、作画エディタ32bは、作成さ
れた画面に配置されたマークの各入出力機器4に対する
前記の入出力番号(アドレス)と上記の変数とを、ラダ
ーエディタ32aと同様に割り付けて、後述するシンボ
ルリスト42(図5(b)参照)に登録する。
【0049】このようにして作成されたユーザ画面は、
画面データとしてプログラムファイル33に格納され、
必要に応じてインターフェース部38を介してプログラ
マブル表示器1に転送され、FEPROM12bに画面
データとしてダウンロードされる。
【0050】図5(a)に示すように、登録リストとし
てのシンボルリスト41は、ラダーエディタ32aによ
って割り付けられた変数とアドレスとを登録するために
設けられており、シンボルとしての変数とアドレスとを
1対1で対応付けて登録している。一方、図5(b)に
示すように、登録リストとしてのシンボルリスト42
は、作画エディタ32bによって割り付けられた変数と
アドレスとを登録するために設けられており、シンボル
としての変数とアドレスとを1対1で対応付けて登録し
ている。
【0051】転送手段としてのインポート部32cは、
プログラムファイル33に格納されたラダープログラム
または画面データと上記のシンボルリスト42または4
1との間で、1つの変数とそれに対応する1つのアドレ
スとの対を含む変数データとしてのシンボルデータをイ
ンポート(転送)する。このインポート部32cは、ラ
ダーエディタ32aで作成されたラダープログラムがプ
ログラムファイル33に保存されるとき、そのラダープ
ログラムに含まれている新規登録・追加・変更により新
規に設定されたシンボルデータのみをシンボルリスト4
2にインポートする。また、インポート部32cは、作
画エディタ32bで作成された画面データがプログラム
ファイル33に保存されるとき、その画面データに含ま
れている新規登録・追加・変更により新規に設定された
シンボルデータのみをシンボルリスト41にインポート
する。
【0052】このため、インポート部32cは、ラダー
エディタ32aによるラダープログラムのプログラムフ
ァイル33への保存が完了すると、保存されたラダープ
ログラムからシンボルデータを読み出して作画エディタ
32bにインポートする。また、インポート部32c
は、作画エディタ32bによる画面データのプログラム
ファイル33への保存が完了すると、保存された画面デ
ータからシンボルデータを読み出してラダーエディタ3
2aにインポートする。
【0053】上記のインポート部32cは、ラダーエデ
ィタ32aおよび作画エディタ32bと独立して設けら
れてもよいし、ラダーエディタ32aまたは作画エディ
タ32bの一方に含まれていてもよい。
【0054】コンピュータ装置3は、エディタ部32を
備えることによってラダープログラムおよび画面データ
の作成および編集を行うためのエディタ装置として機能
する。
【0055】エディタ部32は、パッケージソフトウェ
アまたはオーダーメイドソフトウェアとしてプログラム
メディアの形態で提供可能なソフトウェアであって、例
えば、コンピュータ装置3と分離可能な記録媒体5に記
録されている。そして、エディタ部32は、記録媒体5
からコンピュータ装置3にインストールされることによ
ってエディタ機能を発揮することができる。
【0056】なお、エディタ部32は、単一の記録媒体
5に記録されていてもよいが、ラダーエディタ32aと
作画エディタ32bとがそれぞれ別個の記録媒体に記録
されていてもよい。
【0057】上記のプログラムメディアは、磁気テープ
やカセットテープなどのテープ系、フロッピディスクや
ハードディスクなどの磁気ディスク系、CD−ROM、
MO、MD、DVDなどの光ディスク系、ICカード
(メモリカードを含む)、光カードなどのカード系が好
適である。その他、上記のプログラムメディアは、マス
クROM、EPROM、EEPROM、フラッシュRO
Mなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラム
を担持する媒体であってもよい。
【0058】また、コンピュータ装置3は、インターネ
ットを含む通信ネットワークと接続可能であることか
ら、通信ネットワークからプログラムをダウンロードす
るように流動的にプログラムを担持する媒体であっても
よい。ただし、このように通信ネットワークからプログ
ラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用
プログラムは予めコンピュータ装置3に格納されるか、
あるいは別な記録媒体からインストールされるものであ
ってもよい。
【0059】プログラムファイル33は、ラダーファイ
ル33aおよび画面ファイル33bを含んでいる。プロ
グラムファイル33は、互いに関連するプログラム(ラ
ダープログラムおよび画面データ)を共通するファイル
として管理している。
【0060】図6(a)に示すように、ラダーファイル
33aは、コマンドファイル部33a1 および変数デー
タファイル部33a2 から構成されている。コマンドフ
ァイル部33a1 は、入力されたラダー記号に対応する
ニーモニック(ラダー命令)およびオペランドを格納
し、変数データファイル部33a2 は、コマンドファイ
ル部33a1 に対応するように、入力されたラダー命令
についてシンボルリスト41で設定された変数およびア
ドレスを格納している。ラダーファイル33aは、各ラ
ダープログラム毎にコマンドファイル部33a1 および
変数データファイル部33a2 に格納したデータを管理
している。
【0061】変数としては、スイッチに対応するSW1
やランプに対応するLAMP1のようにデバイス(入出
力機器4)に対応する符号や、操作指示、デバイスの動
作状態のような事象名が挙げられる。このように定義さ
れる変数は、前述のように、デバイスに対応する所望の
入出力番号(アドレス)に予め対応付けられている。
【0062】図6(b)に示すように、画面ファイル3
3bは、図形データファイル部33b1 および変数デー
タファイル部33b2 から構成されている。図形データ
ファイル部33b1 は、入力されたマークについての図
形データを格納し、変数データファイル部33b2 は、
図形データファイル部33b1 に対応するように、入力
されたマークについてシンボルリスト42で設定された
変数およびアドレスを格納している。画面ファイル33
bは、各画面データ毎にコマンドファイル部33b1
よび変数データファイル部33b2 に格納したデータを
管理している。
【0063】ラダーファイル33aおよび画面ファイル
33bが、変数データファイル部33a2 ・33b2
よって互いに関連付けられているので、本表示/制御シ
ステムにおける表示動作および制御動作は互いに関連す
る。
【0064】ディスプレイ35は、CRT、LCDなど
によって構成されるが、パネルコンピュータであるコン
ピュータ装置3においては、液晶パネルやELパネルの
ような平板型表示素子によって構成される。入力装置3
6は、キーボード、マウスなどの入力操作を行うための
装置であり、特に、GUI(Graphical User Interface)
環境上で動作するエディタ部32での入力作業にはマウ
スなどの装置が適している。外部記憶装置37は、ハー
ドディスク装置などの磁気ディスクドライブ、CD−R
OMドライブなどの光ディスクドライブ、ICカードな
どのメモリカードドライブといった装置であり、少なく
とも、前記の記録媒体5に記録されたプログラムなどの
情報を読み出すことができる装置を含んでいる。インタ
ーフェース部38は、プログラマブル表示器1との間で
データ通信を行う入出力部である。ラダーエディタ32
aで作成されたラダープログラムおよび作画エディタ3
2bで作成された画面データは、このインターフェース
部38を介してプログラマブル表示器1に転送される。
【0065】ここで、上記のように構成される表示/制
御システムにおけるシンボルデータのインポートについ
て、図7および図8のフローチャートを参照して説明す
る。
【0066】先に、ラダープログラムから画面データに
シンボルデータをインポートする場合について説明す
る。この場合、コンピュータ装置3において、ラダーエ
ディタ32aおよび作画エディタ32bが起動されてお
り、ディスプレイ35の表示部(図示せず)には、ラダ
ープログラム作成用のエディタ画面を表示するウインド
ウ(以降、ラダーウインドウと称する)および画面デー
タ作成用のエディタ画面を表示するウインドウ(以降、
作画ウインドウと称する)が開いている。
【0067】図7に示すように、この状態で、まず、ラ
ダーウインドウ上にて、各入出力機器4を対象としてラ
ダー記号を配置することによってラダー命令を記述する
(S1)。次いで、記述されたラダー命令について使用
する変数およびアドレスからなるシンボルデータを入力
し(S2)、ラダー命令およびシンボルデータをテンポ
ラリファイルに登録する(S3)。このとき、シンボル
データは、前述のシンボルリスト41に登録される。そ
の後、ユーザの操作に応じてプログラミング処理を終了
するか否かを判断する(S4)。ここで、終了しない場
合はS1に処理を戻す一方、終了する場合は作成された
ラダープログラムをラダーファイル33aに保存する
(S5)。
【0068】保存処理が完了すると、ラダーエディタ3
2aが、作画エディタ32bに保存処理が完了したとい
うメッセージをOSの通信機能を利用して送信するとと
もに、「ラダープログラム保存中」というメッセージを
含むダイアログボックスをラダーウインドウ上に表示し
て、ユーザに対してはラダープログラムの保存中である
ことを報知する(S6)。一方、インポート部32c
は、ラダーファイル33aからラダープログラムの作成
によって新規登録・追加・変更されたシンボルデータを
読み出して、作画エディタ32bにインポートする(S
7)。
【0069】作画エディタ32bは、このメッセージを
受信すると、インポートされたシンボルデータをシンボ
ルリスト42に登録し(S8)、登録が完了すると、ラ
ダーエディタ32aに登録が完了したというメッセージ
を送信する(S9)。ラダーエディタ32aは、このメ
ッセージを受信すると、上記のダイアログボックスを消
去して「ラダープログラム保存中」のメッセージを消去
する(S10)。
【0070】このようにして、ラダーエディタ32aか
ら作画エディタ32bへのシンボルデータのインポート
の処理が終了する。
【0071】続いて、画面データからラダープログラム
にシンボルデータをインポートする場合について説明す
る。この場合も同様に、コンピュータ装置3において、
ラダーウインドウおよび作画ウインドウが開いている。
【0072】図8に示すように、この状態で、まず、作
画ウインドウ上にて、各入出力機器4を対象としてマー
クを配置する(S11)。次いで、配置されたマークに
ついて使用する変数およびアドレスからなるシンボルデ
ータを入力し(S12)、マークおよびシンボルデータ
をテンポラリファイルに登録する(S13)。このと
き、シンボルデータは、前述のシンボルリスト42に登
録される。その後、ユーザの操作に応じてプログラミン
グ処理を終了するか否かを判断する(S14)。ここ
で、終了しない場合はS11に処理を戻す一方、終了す
る場合は作成された画面データを作画ファイル33bに
保存する(S15)。
【0073】保存処理が完了すると、作画エディタ32
bが、ラダーエディタ32aに保存処理が完了したとい
うメッセージをOSの通信機能を利用して送信するとと
もに、「画面データ保存中」というメッセージを含むダ
イアログボックスを作画ウインドウ上に表示して、ユー
ザに対しては画面データの保存中であることを報知する
(S16)。一方、インポート部32cは、作画ファイ
ル33bから画面データの作成によって新規登録・追加
・変更されたシンボルデータを読み出して、ラダーエデ
ィタ32aにインポートする(S17)。
【0074】ラダーエディタ32aは、このメッセージ
を受信すると、インポートされたシンボルデータをシン
ボルリスト41に登録し(S18)、登録が完了する
と、作画エディタ32bに登録が完了したというメッセ
ージを送信する(S19)。作画エディタ32bは、こ
のメッセージを受信すると、上記のダイアログボックス
を消去して「画面データ保存中」のメッセージを消去す
る(S20)。
【0075】このようにして、作画エディタ32bから
ラダーエディタ32aへのシンボルデータのインポート
の処理が終了する。
【0076】以上に述べたように、本実施の形態に係る
コンピュータ装置3は、インポート部32cを備えるこ
とによって、ラダープログラムまたは作画データが保存
されるときに、シンボルデータを自動的に作画エディタ
32bまたはラダーエディタ32aにインポートするよ
うに構成されている。これにより、シンボルデータが新
規登録・追加・変更されても、シンボルデータのインポ
ートが自動的に実行されるので、シンボルデータが新規
に設定される毎に、ユーザがシンボルデータのインポー
ト操作を行う必要がなくなる。それゆえ、インポート作
業の手間が省かれて、プログラミング作業の効率を大幅
に向上させることができる。
【0077】例えば、ラダーエディタ32aによって、
図9(a)に示すシンボルリスト41において、変数
“SW1”およびアドレス“XB0001”を含むシン
ボルデータと、変数“LAMP1”およびアドレス“Y
B0001”を含むシンボルデータと、変数“SW2”
およびアドレス“XB0002”を含むシンボルデータ
が登録されたとき、図9(b)に示すシンボルリスト4
2においては、シンボルデータが登録されていない。し
かしながら、そのラダープログラムの登録完了ととも
に、これらのシンボルデータが作画エディタ32bにイ
ンポートされ、図9(c)に示すように、シンボルリス
ト42に登録される。
【0078】次いで、図10(a)に示すように、シン
ボルリスト41において、変数“LAMP2”およびア
ドレス“YB0002”を含むシンボルデータと、変数
“SW3”およびアドレス“XB0003”を含むシン
ボルデータが追加登録されたとき、図10(b)に示す
シンボルリスト42においては、これらのシンボルデー
タが登録されていない。しかしながら、そのラダープロ
グラムの登録完了とともに、これらのシンボルデータが
インポートされ、図10(c)に示すように、シンボル
リスト42に登録される。これにより、常にシンボルリ
スト41・42に同じシンボルデータが自動的に登録さ
れる。
【0079】また、本実施の形態に係るコンピュータ装
置3において、ラダーエディタ32aまたは作画エディ
タ32bが、シンボルデータのインポート先のエディタ
32bまたは32aに、プログラム(ラダープログラム
または画面データ)の保存完了を通知し、それを受けた
エディタ32bまたは32aがシンボルリスト42また
は41にインポートされたシンボルデータを登録するよ
うに構成されている。それゆえ、インポート先のエディ
タ32bまたは32aがインポートされたシンボルデー
タの登録を、プログラムの保存完了と同期して行うこと
ができる。したがって、変数データの登録を効率よく行
うことができる。
【0080】さらに、本実施の形態に係るコンピュータ
装置において、ラダーエディタ32aまたは作画エディ
タ32bが、インポートされたシンボルデータのシンボ
ルリスト41または42への登録を完了すると、シンボ
ルデータのインポート元のエディタ32bまたは32a
に登録完了を通知するように構成されている。これによ
り、インポート元のエディタ32bまたは32aが登録
の完了を確認することができる。それゆえ、登録の間に
前述のようにメッセージを表示したりして、ユーザが不
用意にエディタ32a・32bの動作を終了させないよ
うにすることができる。したがって、変数データの登録
を確実に行うことができる。
【0081】なお、本実施の形態では、ラダープログラ
ムおよび画面データが単一のプログラムファイル33に
統合されて保存されるが、ラダープログラムおよび画面
データがそれぞれ独立したプログラムファイルに個別に
保存される場合にも、本発明を適用できる。
【0082】
【発明の効果】以上のように、本発明のエディタ装置の
データ転送システムは、制御対象機器の動作に関するプ
ログラムを上記制御対象機器を制御するための基本機能
を表す画像ブロックの組み合わせによって作成し、上記
制御対象機器を特定するアドレスと上記画像ブロックと
を変数を介して対応付けるエディタ手段を備えたエディ
タ装置において、複数のエディタ手段間で上記アドレス
と上記変数とを含む変数データを転送するデータ転送シ
ステムであって、上記エディタ手段によって作成された
プログラムの保存が完了すると、新規に設定された変数
データを保存された該プログラムから他のエディタ手段
に転送する転送手段を備えている構成である。
【0083】これにより、プログラムの新規作成・追加
・変更などで新たに変数データが設定されても、そのプ
ログラムが保存される毎に、プログラムから変数データ
が他のエディタ手段に転送されるので、ユーザが変数デ
ータの転送のための操作を行う必要がなくなる。したが
って、プログラム作成の効率を向上させることができる
という効果を奏する。
【0084】上記のデータ転送システムにおいては、上
記変数データの転送元となるエディタ手段が、上記プロ
グラムの保存開始とともに、上記変数データの転送先と
なるエディタ手段に上記プログラムの保存完了を通知
し、上記変数データの転送先となるエディタ手段が、保
存完了の通知を受けると、転送された変数データを登録
リストに登録することによって、転送先のエディタ手段
が、転送された変数データの登録をプログラムの保存完
了と同期して行うことができる。したがって、変数デー
タの登録を効率よく行うことができるという効果を奏す
る。
【0085】このデータ転送システムにおいては、上記
変数データの転送先となるエディタ手段が、変数データ
の上記登録リストへの登録を完了すると、上記変数デー
タの転送元となるエディタ手段に登録完了を通知するこ
とによって、転送元のエディタ手段が登録の完了を確認
することができる。それゆえ、登録の間にメッセージを
表示したりして、ユーザが不用意にエディタ手段の動作
を終了させないようにすることができる。したがって、
変数データの登録を確実に行うことができるという効果
を奏する。
【0086】本発明のデータ転送プログラムは、上記の
各データ転送システムにおける上記エディタ手段および
上記転送手段をコンピュータに実行させるので、上記の
各データ転送システムと同様の変数データの転送に係る
処理を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る表示/制御システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記表示/制御システムにおけるプログラマブ
ル表示器のFEPROMに格納されるプログラム構成を
示す説明図である。
【図3】上記プログラマブル表示器で表示されるユーザ
画面の画面データに含まれる指示処理語の基本的フォー
マットを示す説明図である。
【図4】上記表示/制御システムにおけるプログラマブ
ル表示器のFEPROMに格納される他のプログラム構
成を示す説明図である。
【図5】(a)は上記表示/制御システムにおけるコン
ピュータ装置のラダーエディタで用いられるシンボルリ
ストを示す説明図であり、(b)は上記コンピュータ装
置の作画エディタで用いられるシンボルリストを示す説
明図である。
【図6】(a)は上記コンピュータ装置において形成さ
れるプログラムファイルにおけるラダーファイルを示す
説明図であり、(b)は上記コンピュータ装置において
形成されるプログラムファイルにおける画面ファイルを
示す説明図である。
【図7】上記コンピュータ装置のエディタ部で実行され
るラダープログラムの作成およびシンボルデータのイン
ポートの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】上記コンピュータ装置のエディタ部で実行され
る画面データの作成およびシンボルデータのインポート
の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】(a)ないし(c)はシンボルデータのインポ
ートの具体例を示す説明図である。
【図10】(a)ないし(c)はシンボルデータのイン
ポートの他の具体例を示す説明図である。
【符号の説明】
3 コンピュータ装置 4 入出力機器(制御対象機器) 5 記録媒体 32a ラダーエディタ(エディタ手段) 32b 作画エディタ(エディタ手段) 32c インポート部(転送手段) 33 プログラムファイル 33a ラダーファイル 33b 画面ファイル 34 メモリ部 41・42 シンボル(登録リスト)
フロントページの続き (72)発明者 跡路 祐二 大阪府大阪市住之江区南港東8−2−52 株式会社デジタル内 Fターム(参考) 5H220 BB12 CC07 CX02 DD04 EE01 EE08 JJ12 JJ13 JJ24 JJ59

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御対象機器の動作に関するプログラムを
    上記制御対象機器を制御するための基本機能を表す画像
    ブロックの組み合わせによって作成し、上記制御対象機
    器を特定するアドレスと上記画像ブロックとを変数を介
    して対応付けるエディタ手段を備えたエディタ装置にお
    いて、複数のエディタ手段間で上記アドレスと上記変数
    とを含む変数データを転送するデータ転送システムであ
    って、 上記エディタ手段によって作成されたプログラムの保存
    が完了すると、新規に設定された変数データを保存され
    た該プログラムから他のエディタ手段に転送する転送手
    段を備えていることを特徴とするエディタ装置のデータ
    転送システム。
  2. 【請求項2】上記変数データの転送元となるエディタ手
    段が、上記プログラムの保存完了とともに、上記変数デ
    ータの転送先となるエディタ手段に上記プログラムの保
    存完了を通知し、 上記変数データの転送先となるエディタ手段が、保存完
    了の通知を受けると、転送された変数データを登録リス
    トに登録することを特徴とする請求項1に記載のエディ
    タ装置のデータ転送システム。
  3. 【請求項3】上記変数データの転送先となるエディタ手
    段が、変数データの上記登録リストへの登録を完了する
    と、上記変数データの転送元となるエディタ手段に登録
    完了を通知することを特徴とする請求項2に記載のエデ
    ィタ装置のデータ転送システム。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載のデー
    タ転送システムにおける上記エディタ手段および上記転
    送手段をコンピュータに実行させるためのデータ転送プ
    ログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009146229A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Fuji Electric Systems Co Ltd プログラマブルコントローラシステム
WO2023286431A1 (ja) * 2021-07-14 2023-01-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 プログラミング支援方法、プログラミング支援用のプログラム、及びプログラミング支援システム

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