JP3835589B2 - 作画装置および作画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

作画装置および作画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オブジェクトの属性値を容易に変更できる作画装置および作画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プログラマブル・ロジック・コントローラ(以下、「PLC」と記す。)などと呼ばれる産業用制御装置は、シーケンス制御をはじめとする各種制御を実現するために、CPUおよびメモリを中心とするハードウェアの部分と、制御を司るソフトウェアの部分とを備えている。
【0003】
そして、プログラマブル表示器は、ドット表示画面、操作用入力スイッチ、ホストコントローラ(PLC)とのインタフェース、画面上での操作入力のような制御のためのプログラムメモリなどを備えた操作用表示器である。一般に、プログラマブル表示器は、グラフィック表示を行うので、操作盤、スイッチ、表示灯などの機能を備えることができる他、制御対象機器(デバイス)の稼働状況や作業指示のような管理のための各種のモニタ、機器に対する設定値を入力する端末としての機能を備えている。さらに、近年では、制御対象機器を接続するための入出力ユニットなどを搭載することによってPLCの制御機能を備えたプログラマブル表示器も登場してきている。
【0004】
このようなプログラマブル表示器で表示される制御画面(表示内容プログラム)は、画面作成ソフトウェア(作画エディタ)を用いてユーザ独自で作成できるようになっている。画面作成に際しては、ユーザが、パーソナルコンピュータなどにおいて作画エディタによって提供されるスイッチ、ランプ、テンキー、メータ表示器、グラフ表示器などの部品(マーク)、描画機能などを用いて所望の制御画面を構成する。
【0005】
作成された制御画面は、画面データとしてプログラマブル表示器に転送されて記憶される。PLCの稼働時には、プログラマブル表示器は、PLCとの間でやり取りされるデータに基づいて、制御対象機器の動作状態に応じて制御画面上に各部品や図形を表示させる。
【0006】
つづいて、従来の作画エディタについて、図6の画面表示例を参照しながら説明する。従来の作画エディタは、スイッチ、ランプ、テンキー、メータ表示器、グラフ表示器などの部品をオブジェクト111a・112・113a〜113dとして表現し、このオブジェクトを制御画面に相当する作画領域110に配置することによって、制御画面を作成する。そして、オブジェクト111a・113a〜113dを構成要素とするグループオブジェクト111・113を作成し、これを部品として用いることもできる。すなわち、画面データは、オブジェクトおよびグループオブジェクトを構成要素とするオブジェクトが配置されることによって作成される。
【0007】
ここで、上記のオブジェクトおよびグループオブジェクトは、作画領域110に配置される際、あらかじめ定義された属性に対して具体的な属性値が設定される。そして、この属性値を変更することによって、オブジェクトやグループオブジェクトの形状等の設定を変更することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の作画エディタでは、属性値の編集を以下の手順で行っていた。なお、ここでは、グループオブジェクト111(GroupObject07)を構成する部品であるオブジェクト111a(Rectangle01)の属性値を変更する場合について説明する。
【0009】
第1に、画面データ一覧ツール(図示せず)でグループ内の編集対象となるオブジェクト111aを選択することにより、編集対象オブジェクトとして選択する。第2に、上記画面データ一覧ツールに設けられた編集ボタンを押下する、もしくは、右ボタンをダブルクリックして、ダイアログボックス120を表示する。第3に、ダイアログボックス120の編集領域121のボタンやボックスを使って新たな属性値を設定する。第4に、属性値の設定が終わるとOKボタン122を左ボタンをクリックして、ダイアログボックス120を閉じる。これにより、ダイアログボックス120での属性値の編集を反映するように、作画領域110の描画が更新される。
【0010】
以上のように、従来の作画エディタでは、ダイアログボックス120を開き、属性値の編集後にこれを閉じる操作が必要であるため、操作手順が多く、煩わしかった。なお、上記の手順とは逆に、属性値を変更するツールを起動した後、編集対象オブジェクトを選択する方法もあるが、操作手順の多さに違いはない。
【0011】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、オブジェクトの属性値を容易に変更できる作画装置および作画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の作画装置は、上記の課題を解決するために、オブジェクトをグラフィカルに編集可能な作画領域を表示画面に表示する作画領域管理手段と、上記作画領域に配置されたオブジェクトのうち編集対象として選択された編集対象オブジェクトの属性および属性値を一覧表示するとともに、当該属性値を編集可能な状態にする属性値編集領域を上記表示画面の未使用領域に常に表示することができる属性値編集領域管理手段と、上記属性値編集領域において上記一覧表示された属性値が編集された結果を所定のタイミングで上記作画領域に反映させる編集制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0013】
上記の構成により、第1に、作画領域において編集対象オブジェクトが選択されると、そのオブジェクトの属性値を属性値編集領域に編集可能に一覧表示する。第2に、属性値編集領域で編集する属性値が編集対象に選択され、新たな属性値が設定される。その後、属性値編集領域で編集された属性値を、所定のタイミングで確定し、その変更を作画領域に反映する。例えば、オペレータが属性値の編集後、別の属性値を編集対象に選択したり、別のオブジェクトの編集や追加のために作画領域を選択したタイミングで、属性値編集領域での属性値の編集結果を確定する。
【0014】
よって、本発明に係る作画装置によれば、従来の作画エディタのように、ダイアログボックスを開き、属性値の編集後にこれを閉じる操作が必要でない。したがって、本発明に係る作画装置は、操作手順が少なく、作画を行うオペレータの思考を妨げないため、操作が容易である。
【0015】
本発明の作画装置は、上記の課題を解決するために、さらに、上記作画領域において指定されたオブジェクトを上記編集対象オブジェクトとする第1オブジェクト選択手段を備えていることを特徴としている。
【0016】
上記の構成により、さらに、オペレータが、作画領域において指定したオブジェクトを編集対象オブジェクトとして選択することができる。
【0017】
よって、作画領域において編集対象オブジェクトを直接選択することができる。しかも、この操作により、編集対象オブジェクトの属性値を属性値編集領域に編集可能に一覧表示することができる。したがって、本発明に係る作画装置は、操作手順が少なく、作画を行うオペレータの思考を妨げないため、操作が容易である。
【0018】
本発明の作画装置は、上記の課題を解決するために、さらに、上記作画領域において、上記オブジェクトを構成要素を含むグループオブジェクトがクリックによって指定されると、上記グループオブジェクトに含まれるオブジェクトを上記クリック毎に順に切り換えながら上記編集対象オブジェクトを選択する第2オブジェクト選択手段を備えていることを特徴としている。
【0019】
上記の構成により、さらに、編集対象オブジェクトを構成要素に含むグループオブジェクトが指定されると、構成要素として含むオブジェクトを順に切り換えながら編集対象オブジェクトに指定する。
【0020】
よって、オペレータは、所望する編集対象オブジェクトがグループオブジェクトに含まれている場合、所望の編集対象オブジェクトが選択されるまでグループオブジェクトを指定することで、編集対象オブジェクトを選択できる。
【0021】
したがって、本発明に係る作画装置によれば、作画領域において編集対象オブジェクトを直接選択することが難しい場合でも、操作手順が少なく、編集対象オブジェクトを選択できるため、操作が容易である。
【0022】
本発明の作画装置は、上記の課題を解決するために、さらに、上記作画領域に配置されたオブジェクトのリストを上記表示画面に表示するとともに、上記リスト中で選択されたオブジェクトを上記編集対象オブジェクトとする第3オブジェクト選択手段を備えていることを特徴としている。
【0023】
上記の構成により、さらに、作画領域に配置されたオブジェクトはリストとして表示画面に表示される。そして、リスト中でオブジェクトが選択されると、そのオブジェクトを編集対象オブジェクトに選択する。
【0024】
よって、作画領域のグラフィカルな表示に加えて、上記リストにより、作画領域に配置されたオブジェクトを文字による表示に基づいて確認できる。また、上記リストから編集対象オブジェクトを選択できる。さらに、リストにオブジェクトの属性値を表示しておけば、属性値を正確に確認した上で編集対象オブジェクトを選択し、属性値の編集に移行することができる。
【0025】
したがって、本発明に係る作画装置によれば、作画領域に配置されたオブジェクトをリストで確認後、直ちに編集対象オブジェクトを選択し、属性値の編集へ移ることができるため、操作手順が少なく、作画を行うオペレータの思考を妨げることなく、操作が容易である。
【0026】
本発明の作画装置は、上記の課題を解決するために、さらに、上記作画領域が、作画した画像データを表示する画像表示装置の表示可能領域と同一サイズに設けられることを特徴としている。
【0027】
上記の構成により、さらに、作画装置の作画領域は、作画装置で作成された画像データを表示する画像表示装置と同じ表示状態が得られるように、画像表示装置の表示可能領域に相当するサイズに設定できる。
【0028】
よって、画像データの使用時の状態を確認しながら作画できる。また、画像表示装置よりも大きな表示可能領域を有する作画装置で作画すれば、作画領域の周囲に属性値編集領域やオブジェクトのリストが常に表示できる。
【0029】
本発明の作画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の課題を解決するために、上記作画装置を動作させる作画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0030】
上記の構成により、上記記録媒体から読み出された作画プログラムによって、上記作画装置を実現することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図1から図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0032】
本実施の形態に係る作画装置は、例えば、制御用ホストコンピュータ(作画装置)7(図2)の一機能として実現される。
【0033】
図2に示すように、上記制御用ホストコンピュータ7を備えた制御システム1は、ターゲットシステム2を制御するプログラマブル・ロジック・コントローラ(以下、「PLC」と記す。)3と、シリアルケーブル4を介してPLC3に接続され、多くの場合、ターゲットシステム2の近傍でターゲットシステム2のオペレータにより操作されるプログラマブル表示器5と、上記制御用ホストコンピュータ7および各プログラマブル表示器5間を接続するネットワーク6とが設けられている。
【0034】
上記ターゲットシステム2は、例えば、バルブやモータなど、指示に応じた動作を行う制御対象機器、あるいは、例えば、流量センサや温度センサなど、ターゲットシステム2各部の状態を検出するセンサなどのデバイス8を備えている。そして、上記PLC3は、各デバイス8と通信しながら、あらかじめ格納された制御プログラムに従って、各デバイス8を制御している。なお、当該制御プログラムは、例えば、制御用ホストコンピュータ7からプログラマブル表示器5を介して配信するなどして、各PLC3に伝送される。
【0035】
上記プログラマブル表示器5は、画像データに基づいて入力および画面表示を制御可能な表示器であって、シリアルケーブル4に接続されるPLC側通信処理部51と、ネットワーク6に接続されるネットワーク側通信処理部52と、両者の通信を中継するプロトコル変換部53とに加えて、画面データ等を記憶する記憶装置54と、画面データやオペレータの操作や通信結果などに基づいてディスプレイ(画像表示装置)56への表示処理を行う表示処理部55とを備えている。
【0036】
ここで、上記PLC3は、シリアルケーブル4を介して、プログラマブル表示器5と接続されており、当該PLC3が通信可能な専用プロトコルで、プログラマブル表示器5と通信する。一方、上記ネットワーク6は、例えば、イーサネット(商標:ゼロックス社)などのLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)であり、各プログラマブル表示器5や制御用ホストコンピュータ7は、共通プロトコルであるTCP/IPプロトコルによって相互に通信している。そこで、上記の専用プロトコルと共通プロトコルとが互いに異なる場合、上記プロトコル変換部53によって、両プロトコルを相互に変換する。
【0037】
また、ディスプレイ56は、液晶パネルやELパネルのような平板型表示素子によって構成されている。そして、ディスプレイ56の表示画面上には、入力を行うためのタッチパネルが設けられている。
【0038】
一方、上記制御用ホストコンピュータ7は、制御システム1全体の監視制御を行う表示処理部71と、ネットワーク6に接続される共通プロトコルインタフェース部(以下、「共通プロトコルIF部」と記す。)74と、共通プロトコルIF部74およびネットワーク6を介して各プログラマブル表示器5と通信して、表示処理部71などの要求に応じるサーバ部73とを備えており、多くの場合、プログラマブル表示器5よりも離れた場所から、ターゲットシステム2やPLC3あるいはプログラマブル表示器5の状態をディスプレイ(表示画面)72に表示したり制御できる。
【0039】
また、上記制御用ホストコンピュータ7には、プログラマブル表示器5の画面データを作成する作画エディタ部70と、作成した画面データ等を格納する記憶装置75とが設けられており、各プログラマブル表示器5の表示/制御動作を規定する画面データは、作画エディタ部70で集約して作成(修正)された後、サーバ部73、共通プロトコルIF部74およびネットワーク6を介して、各プログラマブル表示器5へ配布される。
【0040】
上記の構成では、まず、制御システム1の使用者は、制御用ホストコンピュータ7の作画エディタ部70を操作し、ターゲットシステム2の実情やプログラマブル表示器5のオペレータの習熟度や好みに合わせて、画面データを作成・修正する。つぎに、作成された画面データは、例えば、シミュレーションや接続試験などによって、正常に動くことが確認された後、プログラマブル表示器5に配信されて、プログラマブル表示器5が画面データに応じた表示を開始する。
【0041】
このように、プログラマブル表示器5で表示される画面データを、制御用ホストコンピュータ7で一括して管理できるため、多くの場所で並行して管理する場合に比べて、画面データの管理が容易である。
【0042】
つづいて、制御用ホストコンピュータ7に実現される作画装置について、詳細に説明する。
【0043】
図1は、制御用ホストコンピュータ7において上記作画装置の機能を実現する作画エディタ部70の機能ブロック図である。なお、制御用ホストコンピュータ7は、パーソナルコンピュータなどの汎用のコンピュータによって構成することができる。よって、制御用ホストコンピュータ7は、CPUがRAM,ROM等のメモリを用いて、作画エディタ部70を含む各種のアプリケーションプログラムを動作させることにより、各種の機能を実現する。なお、アプリケーションプログラムは記憶装置75にあらかじめ格納しておくことができる。
【0044】
上記作画エディタ部70は、プログラマブル表示器5が、デバイス8…の稼働状況や作業指示のような管理のための各種のモニタ、機器に対する設定値を入力する端末としての機能を備えるように、ディスプレイ56に表示させる画面データを作成する画面作成ソフトウェアである。一般に、作画エディタ部70は、ユーザ独自の画面(ユーザ画面)を作成できるように、スイッチ、ランプ、テンキー、各種表示器(例えば、数値表示器、メータ表示器およびグラフ表示器)などの部品(マーク)、描画機能、テキスト入力機能などを備えている。そして、作画エディタ部70は、GUI(graphical user interface)の環境下で、上記の部品などのオブジェクトを画面の作画領域20(図3)に配置して画面データを作成できる。なお、作画エディタ部70は、作成された画面に配置されたオブジェクトの各デバイス8…対する入出力番号(アドレス)を割り付ける。
【0045】
図1に示すように、上記作画エディタ部70は、編集制御部(編集制御手段)11と、作画領域管理部(作画領域管理手段)12と、属性値編集領域管理部(属性値編集領域管理手段)13と、オブジェクト選択部(第1オブジェクト選択手段・第2オブジェクト選択手段・第3オブジェクト選択手段)14とを備えて構成されている。
【0046】
また、図3は、上記作画エディタ部70によるディスプレイ72への表示例である。図3に示すように、作画エディタ部70は、作画領域20、属性値編集領域30、データリスト(リスト)40をインタフェースとして表示する。図4は、上記属性値編集領域30の具体的な表示例である。図5は、上記データリスト40の具体的な表示例である。
【0047】
上記作画領域管理部12は、上記作画領域20を管理する。すなわち、作画領域管理部12は、作画領域20への入力、他のツールとの間の入出力、作画領域20の描画を管理することにより、マウス等のポインティング・デバイスを用いたグラフィカルな作画環境を提供する。
【0048】
具体的には、プログラマブル表示器5に表示するスイッチ、ランプ、テンキー、メータ表示器、グラフ表示器などの部品をオブジェクト21a・22・23a〜23dとして表現し、このオブジェクトをディスプレイ56の制御画面に相当する作画領域20に配置することによって、制御画面の画面データを作成することができる。ここで、オブジェクト21a・23a〜23dを構成要素とするグループオブジェクト21・23を作成し、これを部品として用いることもできる。すなわち、画面データは、要素であるオブジェクトおよびグループオブジェクトが入れ子状にネスティングして構成されたオブジェクトを配置することにより作成される。
【0049】
上記のオブジェクトおよびグループオブジェクトは、作画領域20に配置される際、あらかじめ定義された属性に対して具体的な属性値が設定される。そして、この属性値を変更することによって、オブジェクトやグループオブジェクトの形状・位置・色・動作等の設定を変更することができる。
【0050】
なお、ディスプレイ72に表示される作画領域20は、プログラマブル表示器5のディスプレイ56での表示と同じ表示状態が得られるように、ディスプレイ56の表示可能領域に相当するサイズに設定できる。これにより、オペレータはディスプレイ72において、画像データのディスプレイ56での使用時の状態を確認しながら作画できる。
【0051】
ここで、ディスプレイ56はターゲットシステム2のオペレータによって操作されるプログラマブル表示器5に搭載されるため、一般にその表示可能領域は、制御用ホストコンピュータ7に設けられるディスプレイ72の表示可能領域よりも狭いことが多い。このような場合、作画領域20をディスプレイ56の表示可能領域と同一サイズに設けても、ディスプレイ72の表示画面には未使用の領域が残る。そこで、この未使用の領域を使用して、属性値編集領域30を常に表示することができる。また、未使用の領域が大きければ、属性値編集領域30に加えてデータリスト40をも常に表示することができる。以上のように、ディスプレイ72の作画領域20を表示した残余の領域に、属性値編集領域30と、可能であればデータリスト40とを常に表示することによって、優れた操作性が実現できる。
【0052】
上記属性値編集領域管理部13は、上記属性値編集領域30を管理する。すなわち、属性値編集領域30は、作画領域20やデータリスト40等で選択された編集対象オブジェクトのすべての属性・属性値を、属性値編集領域30の属性名欄31および属性値欄32に属性値を編集可能に表示することにより、オブジェクトを修正する手段を提供する。また、属性値編集領域30は、画像データを作成する際、ディスプレイ72に常に表示しておくことができる。
【0053】
ここで、本実施の形態に係る作画装置で扱うオブジェクトおよびグループオブジェクトが含むデータについて説明する。オブジェクトおよびグループオブジェクトは、オブジェクトの種類ごとにあらかじめ定義された属性について、それぞれ属性値が設定されている。すなわち、オブジェクト21a、22、23は、それぞれオブジェクトの種類“Rectangle”、“Circle”、“GroupObject”に対して定義された属性を備え、属性値が設定されている。
【0054】
例えば、図4に示すように、オブジェクト21aの属性名欄31および属性値欄32には、オブジェクトの種類(Rectangle)につづいて、属するグループオブジェクトの名称(GropuName:GroupObject07)、オブジェクト名(Name:Rectangle01)が表示される。
【0055】
つぎに、形状関連の属性として、オブジェクトの位置情報(縦(Top:90),横(Left:150))および大きさ情報(横(Width:100 ),縦(Height:100))が表示される。なお、オブジェクト21aが“Rectangle”であるため、大きさ情報が(横(Width:100 ),縦(Height:100))で表されている。
【0056】
つぎに、色(color)関連の属性として、外形線(Line Setting)および内部の塗り込み(塗りつぶし)(Fill Setting)の属性・属性値が表示される。まず、外形線については、線の色(LineColor:Black)、点滅の有無(LineBlink:No)、線種(LineStyle:Solid)、線幅(LineWidth:4)が表示される。また、内部の塗り込みについては、前景の色(ForeColor:Black)、前景の点滅の有無(ForeBlink:No)、背景の色(BackColor:Black)、背景の点滅の有無(BackBlink:No)、模様(Pattern:Normal)が表示される。
【0057】
つぎに、オブジェクトの動作情報の属性として、アニメーションの種類(Animation:Color)が表示される。
【0058】
一方、グループオブジェクトは、上記のような位置情報・大きさ情報、動作情報などに加えて、構成要素として含んでいるオブジェクトおよびグループオブジェクトへのポインタ情報が設定されている。このポインタ情報をたどることにより、階層化されたグループオブジェクトに含まれるオブジェクトの具体的なデータにアクセスできる。
【0059】
なお、上記の位置情報とは、オブジェクトおよびグループオブジェクトの作画領域20内での表示位置である。具体的には、作画領域20(すなわち、ディスプレイ56)の左上角を基点(0,0)とする座標平面での、オブジェクトおよびグループオブジェクトの画像の左上角の位置で表す。なお、グループオブジェクトに含まれるオブジェクトおよびグループオブジェクトの位置情報は、それを含むグループオブジェクトの左上角を基点(0,0)とする座標平面での位置として表してもよい。
【0060】
また、上記の動作情報には、そのオブジェクトに設定されているアニメーションの種類が含まれている。ここで、オブジェクトおよびグループオブジェクトは、画面内での位置、形状、色等を時間的に変化させる動作を定義することができる。そして、この時間的な動作をアニメーションの種類の属性として、属性値を設定する。なお、オブジェクトおよびグループオブジェクトは、アニメーション属性により表示/非表示を設定できる。
【0061】
上記オブジェクト選択部14は、編集対象オブジェクトを選択するために、次の三つの方法を提供する。
【0062】
〔1〕作画領域で直接指定する。
【0063】
第1に、オブジェクト選択部14は、作画領域20において、オブジェクトあるいはグループオブジェクトの画像がクリックされた場合、そのオブジェクトあるいはグループオブジェクトを編集対象オブジェクトとして選択する。
【0064】
〔2〕作画領域で親のグループオブジェクトを連続クリックする。
【0065】
第2に、オブジェクト選択部14は、編集対象オブジェクトとして選択されているグループオブジェクトがさらに続けて選択された場合、そのグループオブジェクトが構成要素として含むオブジェクトおよびグループオブジェクトを順に切り換えながら編集対象オブジェクトとして選択する。
【0066】
すなわち、オペレータが所望する編集対象オブジェクト(オブジェクトあるいはグループオブジェクト)が他のグループオブジェクト(親のグループオブジェクト)に含まれている場合、所望の編集対象オブジェクトが選択されるまで親のグループオブジェクトを連続してクリックすればよい。例えば、グループオブジェクト23の外周部を1度クリックするとグループオブジェクト23が編集対象オブジェクトに選択され、さらに続けてクリックすると、そのたびにオブジェクト23a〜23dを順に切り換えながら編集対象オブジェクトが選択される。オブジェクト23dを選択後、さらにクリックした場合、グループオブジェクト23の選択状態に戻ってもよい。
【0067】
なお、作画領域20のオブジェクトが配置されていない領域がクリックされた場合、最上層のオブジェクトおよびグループオブジェクトを順に切り換えながら編集対象オブジェクトに選択してもよい。
【0068】
また、親のグループオブジェクトが間接的に含む、より下層のオブジェクトおよびグループオブジェクトも選択できるように切り換えてもよい。これにより、親のグループオブジェクトがグループオブジェクト(子のグループオブジェクト)を含む場合、親のグループオブジェクトを連続してクリックすることによって、子のグループオブジェクトに含まれるオブジェクトおよびグループオブジェクトを選択できる。
【0069】
〔3〕データリストから選択する。
【0070】
第3に、オブジェクト選択部14は、データリスト40(図5)を表示する。データリスト40には、作画領域20に配置されているすべてのオブジェクトおよびグループオブジェクトが、階層構造をツリー形式で表現して一覧表示できる。なお、データリスト40は、画像データを作成する際、ディスプレイ72に常に表示しておいてもよいし、オペレータの指示により適宜表示してもよい。
【0071】
図5に示すように、データリスト40は、オブジェクトおよびグループオブジェクトの属性名を表示する属性名部41と、オブジェクトおよびグループオブジェクトの属性値を表示するリスト部42とからなっている。
【0072】
上記リスト部42には、1行に1つのオブジェクトあるいはグループオブジェクトの属性値が表示される。そして、行を選択することによって、その行のオブジェクトあるいはグループオブジェクトを編集対象オブジェクトに選択することができる。
【0073】
リスト部42の各行には、例えば、1つのオブジェクトあるいはグループオブジェクトの表示順序、オブジェクト名、位置、アニメーションの各属性値がそれぞれ表示されている。もちろん、表示する属性は任意に設定できる。
【0074】
上記の表示順序は、オブジェクトあるいはグループオブジェクトが作画領域20に配置された順番を示す。上記のオブジェクト名は、オブジェクトあるいはグループオブジェクトの名前を示す。上記の位置は、オブジェクトあるいはグループオブジェクトの作画領域20での座標を示す。
【0075】
また、上記のアニメーションは、そのオブジェクトあるいはグループオブジェクトに設定されているアニメーションの種類を示す。なお、作画領域20では主に静止状態で作画するため、オブジェクトに設定されているアニメーション等の動作情報を確認することが難しい。この点、データリスト40において、動作情報の属性値を表示することで容易に確認できる。
【0076】
また、グループオブジェクトの行には、オブジェクト名の欄の左端にそのグループオブジェクトが構成要素に含むオブジェクトあるいはグループオブジェクトの行の表示/非表示を切り換えるアイコンが配設されている。
【0077】
また、上記属性名部41に表示される属性名はそれぞれボタン41a…になっている。そして、ボタン41aをクリックすることで、その属性についてリスト部42をソートできる。なお、このソート結果に基づいて、上記〔2〕の親のグループオブジェクトを連続してクリックした時にオブジェクトおよびグループオブジェクトを切り換えてもよい。
【0078】
ここで、上記作画エディタ部70による属性値の編集の手順は、以下のとおりである。なお、ここでは、グループオブジェクト21(GroupObject07)を構成する部品であるオブジェクト21a(Rectangle01)の属性値を変更する場合について説明する。
【0079】
第1に、作画領域20のグループオブジェクト21をマウスの左ボタンでクリックしてグループオブジェクト21を選択した後、オブジェクト21aをマウスの左ボタンでクリックすることにより、オブジェクト21aを編集対象オブジェクトとして選択する。これにより、オブジェクト21aのすべての属性および属性値が属性値編集領域30の属性名欄31および属性値欄32にそれぞれ表示される。このとき、属性値欄32は各属性値が編集可能な状態となる。第2に、変更する属性値が表示されている属性値欄32をクリックして編集対象に選択し、ボタンやボックスを使って新たな属性値を設定する。例えば、オブジェクト21aの外形線の色を黒から赤に変更する場合、"LineColor" の属性値の欄を選択し、右端のボタンを押下してリストを表示させ、"Red" を選択する。
【0080】
その後、編集された属性値は、あらかじめ決められたタイミングで確定され、その変更が作画領域20およびデータリスト40に反映される。ここで、あらかじめ決められたタイミングとは、例えば、与えられた選択項目の中から何れか1つの属性値が選ばれた時、または、キーボードから値を入力する必要があるものは、キャリッジリターンが入力された時である。
【0081】
ここで、上記編集制御部11は、作画エディタの3つの領域(作画領域20・属性値編集領域30・データリスト40)が一体として協調動作するように、作画領域管理部12・属性値編集領域管理部13・オブジェクト選択部14の間の制御を行う。例えば、上記のような、作画領域20またはデータリスト40において編集対象オブジェクトが選択された時に、そのオブジェクトの属性・属性値を属性値編集領域30に表示させる処理や、属性値編集領域30における属性値の編集結果を確定させると同時に、それを作画領域20およびデータリスト40へ反映させる処理等は、編集制御部11の制御に従って実行される。
【0082】
以上のように、本発明に係る作画装置では、編集対象オブジェクトの選択操作によって、すべての属性値が編集可能な状態で属性値編集領域30に表示される。さらに、編集の結果は、編集する属性値やオブジェクトの変更のタイミングで、自動的に確定するとともに、作画領域20の描画とデータリスト40のリスト表示に反映される。
【0083】
よって、本発明に係る作画装置によれば、従来の作画エディタのように、ダイアログボックス120(図6)を開き、属性値の編集後にこれを閉じる操作が必要でない。したがって、操作手順が少なく、作画を行う使用者の思考を妨げることがないため、操作が容易である。また、オブジェクトをグループ化した状態のまま、すなわち、グループを解除することなく、各オブジェクトの属性値を変更できるため、複合部品の取り扱いが容易である。
【0084】
最後に、上記の各実施の形態は本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、以下のように構成することができる。
【0085】
本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、端末コンピュータ、インタフェース機器、ネットワーク機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(パーソナルコンピュータなど)に適用してもよい。
【0086】
また、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである作画プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0087】
上記プログラムコードを供給するための記録媒体は、システムあるいは装置と分離可能に構成することができる。また、上記記録媒体は、プログラムコードを供給可能であるように固定的に担持する媒体であってもよい。そして、上記記録媒体は、記録したプログラムコードをコンピュータが直接読み取ることができるようにシステムあるいは装置に装着されるものであっても、外部記憶装置としてシステムあるいは装置に接続されたプログラム読み取り装置を介して読み取ることができるように装着されるものであってもよい。
【0088】
例えば、上記記録媒体としては、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピーディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
【0089】
また、上記プログラムコードは、コンピュータが記録媒体から読み出して直接実行できるように記録されていてもよいし、記録媒体から主記憶のプログラム記憶領域へ転送された後コンピュータが主記憶から読み出して実行できるように記録されていてもよい。
【0090】
さらに、上記記録媒体は、通信ネットワーク等を介してプログラムコードを供給可能であるように流動的に担持する媒体であってもよい。この場合、システムあるいは装置を通信ネットワーク(インターネット等を含む)と接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークからダウンロードすることにより供給することができる。
【0091】
なお、プログラムコードを記録媒体から読み出して主記憶に格納するためのプログラム、および、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするためのプログラムは、コンピュータによって実行可能にあらかじめシステムあるいは装置に格納されているものとする。
【0092】
上述した機能は、コンピュータが読み出した上記プログラムコードを実行することによって実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行うことによっても実現される。
【0093】
さらに、上述した機能は、上記記録媒体から読み出された上記プログラムコードが、コンピュータに装着された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行うことによっても実現される。
【0094】
【発明の効果】
本発明の作画装置は、以上のように、オブジェクトをグラフィカルに編集可能な作画領域を表示画面に表示する作画領域管理手段と、上記作画領域に配置されたオブジェクトのうち編集対象として選択された編集対象オブジェクトの属性および属性値を一覧表示するとともに、当該属性値を編集可能な状態にする属性値編集領域を上記表示画面の未使用領域に常に表示することができる属性値編集領域管理手段と、上記属性値編集領域において 上記一覧表示された属性値が編集された結果を所定のタイミングで上記作画領域に反映させる編集制御手段とを備えている構成である。
【0095】
それゆえ、従来の作画エディタのように、ダイアログボックスを開き、属性値の編集後にこれを閉じる操作が必要でない。したがって、本発明に係る作画装置によれば、操作手順が少なく、作画を行うオペレータの思考を妨げないため、操作が容易であるという効果を奏する。
【0096】
本発明の作画装置は、以上のように、さらに、上記作画領域において指定されたオブジェクトを上記編集対象オブジェクトとする第1オブジェクト選択手段を備えている構成である。
【0097】
それゆえ、さらに、作画領域において編集対象オブジェクトを直接選択することができる。しかも、この操作により、編集対象オブジェクトの属性値を属性値編集領域に編集可能に一覧表示することができる。したがって、本発明に係る作画装置によれば、操作手順が少なく、作画を行うオペレータの思考を妨げないため、操作が容易であるという効果を奏する。
【0098】
本発明の作画装置は、以上のように、さらに、上記作画領域において、上記オブジェクトを構成要素を含むグループオブジェクトがクリックによって指定されると、上記グループオブジェクトに含まれるオブジェクトを上記クリック毎に順に切り換えながら上記編集対象オブジェクトを選択する第2オブジェクト選択手段を備えている構成である。
【0099】
それゆえ、さらに、オペレータは、所望する編集対象オブジェクトがグループオブジェクトに含まれている場合、所望の編集対象オブジェクトが選択されるまでグループオブジェクトを指定することで、編集対象オブジェクトを選択できる。
【0100】
したがって、本発明に係る作画装置によれば、作画領域において編集対象オブジェクトを直接選択することが難しい場合でも、操作手順が少なく、編集対象オブジェクトを選択できるため、操作が容易であるという効果を奏する。
【0101】
本発明の作画装置は、以上のように、さらに、上記作画領域に配置されたオブジェクトのリストを上記表示画面に表示するとともに、上記リスト中で選択されたオブジェクトを上記編集対象オブジェクトとする第3オブジェクト選択手段を備えている構成である。
【0102】
それゆえ、さらに、作画領域のグラフィカルな表示に加えて、上記リストにより、作画領域に配置されたオブジェクトを文字による表示に基づいて確認できる。また、上記リストから編集対象オブジェクトを選択できる。さらに、リストにオブジェクトの属性値を表示しておけば、属性値を正確に確認した上で編集対象オブジェクトを選択し、属性値の編集に移行することができる。
【0103】
したがって、本発明に係る作画装置によれば、作画領域に配置されたオブジェクトをリストで確認後、直ちに編集対象オブジェクトを選択し、属性値の編集へ移ることができるため、操作手順が少なく、作画を行うオペレータの思考を妨げることなく、操作が容易であるという効果を奏する。
【0104】
本発明の作画装置は、以上のように、さらに、上記作画領域が、作画した画像データを表示する画像表示装置の表示可能領域と同一サイズに設けられる構成である。
【0105】
それゆえ、さらに、作画装置の作画領域は、作画装置で作成された画像データを表示する画像表示装置と同じ表示状態が得られるように、画像表示装置の表示可能領域に相当するサイズに設定できる。
【0106】
したがって、画像データの使用時の状態を確認しながら作画できるという効果を奏する。そして、画像表示装置よりも大きな表示可能領域を有する作画装置で作画すれば、作画領域の周囲に属性値編集領域やオブジェクトのリストが常に表示できるという効果を奏する。
【0107】
本発明の作画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、以上のように、上記作画装置を動作させる作画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0108】
それゆえ、上記記録媒体から読み出された作画プログラムによって、上記作画装置を実現することができる。したがって、上記した作画装置の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る作画装置の構成の概略を示す機能ブロック図である。
【図2】 図1に示す作画装置を一機能として含む制御用ホストコンピュータの構成の概略を示す機能ブロック図である。
【図3】 図1に示す作画装置の表示例であり、作画領域、属性値編集領域、データリストを示す説明図である。
【図4】 図3に示す属性値編集領域の具体例を示す説明図である。
【図5】 図3に示すデータリストの具体例を示す説明図である。
【図6】 従来の技術に係る作画装置の表示例であり、属性値変更のためのダイアログボックスを示す説明図である。
【符号の説明】
7 制御用ホストコンピュータ(作画装置)
11 編集制御部(編集制御手段)
12 作画領域管理部(作画領域管理手段)
13 属性値編集領域管理部(属性値編集領域管理手段)
14 オブジェクト選択部(第1オブジェクト選択手段
・第2オブジェクト選択手段・第3オブジェクト選択手段)
20 作画領域
21a・22・23a〜23d オブジェクト
21,23 グループオブジェクト
30 属性値編集領域
40 データリスト(リスト)
56 ディスプレイ(画像表示装置)
72 ディスプレイ(表示画面)

Claims (6)

  1. オブジェクトをグラフィカルに編集可能な作画領域を表示画面に表示する作画領域管理手段と、
    上記作画領域に配置されたオブジェクトのうち編集対象として選択された編集対象オブジェクトの属性および属性値を一覧表示するとともに、当該属性値を編集可能な状態にする属性値編集領域を上記表示画面の未使用領域に常に表示することができる属性値編集領域管理手段と、
    上記属性値編集領域において上記一覧表示された属性値が編集された結果を所定のタイミングで上記作画領域に反映させる編集制御手段とを備えていることを特徴とする作画装置。
  2. 上記作画領域において指定されたオブジェクトを上記編集対象オブジェクトとする第1オブジェクト選択手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の作画装置。
  3. 上記作画領域において、上記オブジェクトを構成要素に含むグループオブジェクトがクリックによって指定されると、上記グループオブジェクトに含まれるオブジェクトを上記クリック毎に順に切り換えながら上記編集対象オブジェクトを選択する第2オブジェクト選択手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の作画装置。
  4. 上記作画領域に配置されたオブジェクトのリストを上記表示画面に表示するとともに、上記リスト中で選択されたオブジェクトを上記編集対象オブジェクトとする第3オブジェクト選択手段を備えていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の作画装置。
  5. 上記作画領域が、作画した画像データを表示する画像表示装置の表示可能領域と同一サイズに設けられることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の作画装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の作画装置を動作させる作画プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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