JPH11281135A - 食品工場用空気調和システム - Google Patents

食品工場用空気調和システム

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JPH11281135A
JPH11281135A JP10085732A JP8573298A JPH11281135A JP H11281135 A JPH11281135 A JP H11281135A JP 10085732 A JP10085732 A JP 10085732A JP 8573298 A JP8573298 A JP 8573298A JP H11281135 A JPH11281135 A JP H11281135A
Authority
JP
Japan
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air
unit
food
temperature
opening
Prior art date
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Application number
JP10085732A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Ito
雄一郎 伊藤
Hiroaki Sakai
宏明 酒井
Shinichi Kumasaka
信一 熊坂
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品加工業などに使用される空調システムに
おいて、食品と作業者の双方に最適な環境をもたらすと
ともにより効率的で省エネルギーな空気調和を行う空気
調和システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 吸い込みユニット1からの吸込み空気の
温度調節する本体ユニット4とファンユニット8からの
空気を浄化するフィルターユニット11の風量を調節す
る風量調整ユニット13により調整された清浄空気を食
品加工作業ライン20に供給するダクトユニット19を
設けることにより、食品と作業者の双方に最適な環境を
もたらすとともに、より効率的で省エネルギーな空気調
和を行う食品工場用空気調和システムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品加工業などの
作業ラインで使用される空気調和システムに関する。
【0002】
【従来の技術】平成8年5月に我が国の食品衛生法に
「総合衛生管理製造過程による承認制度」としてHAC
CPシステムが導入・施工されたことからもわかるよう
に、近年、食品加工業などの作業ラインにおいて食品衛
生管理の徹底を図る目的から新しい空調システムの提案
が求められている。
【0003】なお、HACCPシステムとは、Hazard A
nalysis Critical Control PointSystemの略で、196
0年代のアポロ計画で宇宙食の安全を確保するために、
病原微生物対策を目的に開発・研究された品質管理手法
のことである。
【0004】従来、この種の空調システムは、特開平7
−265031号公報に記載されたものが知られてい
る。
【0005】以下に、その空調システムについて図23
を参照しながら説明する。図に示すように、作業ゾーン
全体を囲むように本体枠101が設けられ、本体枠10
1の四隅には天井吊り下げ用に吊具102が設けられ、
前記本体枠101の天面には内面を覆うように防塵フー
ド103および内部に清浄空気を導入するための送風機
104が設けられ、天面内面には内部の空気を殺菌する
ための殺菌灯105が設けられている。また、本体枠1
01の外周部にはカーテン106が吊り下げられ、外部
からの空気の進入を抑制する構造となっており、衛生的
なゾーンを確保するために作業ゾーン全体の空気を処理
する構成となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の空調
システムでは、食品だけを集中的に冷却するのではなく
作業ゾーン全体の空気を空調処理する構成となってい
た。そのため加工すべき食品の最適温度(一般的に15
℃前後)と作業者の最適温度(一般的に22℃前後)に
温度的な差異を生じているため、一方の最適温度環境に
してしまうと他方は最適温度範囲から外れてしまうとい
った課題があり、また、エネルギーロスが多いという課
題があり、食品と作業者の双方に最適な環境をもたらす
とともにより効率的で省エネルギーな空気調和を行う空
気調和システムが要求されている。
【0007】また、従来の空調システムでは、作業ゾー
ン全体の空気を処理しているため、吹出口付近の温度と
その他の区域の温度に温度差が生じている。また、作業
者や加工物の出入りが頻繁であると加工する食品の雰囲
気の温度変化が大きくなってしまうばかりでなく室内の
温度分布がより不均一となり、加工する食品の雰囲気温
度の温度むらが大きくなってしまうという課題があり、
きめ細かく温度管理を実施できるシステムが要求されて
いる。
【0008】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、作業ラインのみに温度調節した清浄空気
を供給することができ、より効率的に省エネルギーな空
気調和を行うことができ、また、食品の加工作業内容、
加工工程によるライン長の変化に応じて、食品加工作業
ラインのみに一定した温度および風量の清浄空気を供給
することができる食品工場用空気調和システムを供給す
ることを目的としている。
【0009】
【発明を解決するための手段】本発明の食品工場用空気
調和システムは上記目的を達成するために、清浄空気の
温度を検知する温度センサーおよび内部静圧を検知する
静圧センサーと風量を一定に供給するように開閉するダ
ンパーとを備えた風量調整ユニットと、前記温度センサ
ーの温度信号を入力値とし、前記ファンユニットの送風
量を調節するようにインバータを制御する回転数制御手
段と、前記静圧センサーの静圧信号を入力値とし、ダク
トユニットへの送風量を調整するように前記ダンパーの
開度を制御する開度制御手段とにより食品加工作業ライ
ンのみに一定した温度および風量の清浄空気を供給する
構成としたものである。
【0010】本発明によれば、食品と作業者の双方に最
適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない
効率的な食品工場用空気調和システムを提供できる。
【0011】また、第2の手段は、フィルターユニット
を通った清浄空気の温度を検知する位置に取り付けられ
た温度センサーと、前記温度センサーの温度信号を入力
値とし、熱源ユニット熱交換能力を調節するようにイン
バータを制御する能力制御手段とにより食品加工作業ラ
インのみに一定した温度および風量の清浄空気を供給す
る構成としたものである。
【0012】本発明によれば、食品と作業者の双方に最
適な環境をもたらすとともに、よりエネルギーロスが少
なく、効率的で、より構成が簡易となる食品工場用空気
調和システムを提供できる。
【0013】また、第3の手段は、清浄空気の静圧を検
知する位置に取り付けられた静圧センサーと、前記静圧
センサーの静圧信号を入力値とし、ファンユニットの送
風量を調節するようにインバータを制御する回転数制御
手段とにより、食品加工作業ラインのみに一定した温度
および風量の清浄空気を供給する構成としたものであ
る。
【0014】本発明によれば、食品と作業者の双方に最
適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない
効率的な空調を行い、さらに食品の加工作業内容、加工
工程によるライン長の変化にも対応した食品工場用空気
調和システムを提供できる。
【0015】また、第4の手段は、清浄空気の静圧を検
知する位置に取り付けられた静圧センサーと、前記静圧
センサーの静圧信号を入力値とし、本体ユニットのファ
ンの送風量を調節するようにインバータを制御する回転
数制御手段とにより、食品加工作業ラインのみに一定し
た温度および風量の清浄空気を供給する構成としたもの
である。
【0016】発明によれば、食品と作業者の双方に最適
な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない効
率的な空調を行い、さらに食品の加工作業内容、加工工
程によるライン長の変化にも対応し、より構成が簡易と
なる食品工場用空気調和システムを提供できる。
【0017】また、第5の手段は、ファンユニットから
の空気をフィルターユニットと独立に搬送し、内部に備
えた高効率フィルターにより空気を清浄化する送風路
と、一方では風量調節ユニットからの温度調節された清
浄空気を、もう一方では前記送風路からの清浄空気と風
量調節ユニットからの温度調節された清浄空気とを混合
した混合清浄空気とを2層にして下方の食品加工作業ラ
イン上に供給する構成としたものである。
【0018】本発明によれば、食品と作業者の双方に最
適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない
効率的な空調を行い、食品加工作業ライン上に供給され
る温度によるダクト内外での結露を防止する食品工場用
空気調和システムを提供できる。
【0019】また、第6の手段は、本体ユニット同様に
吸い込みユニットからの室内空気を送風供給するファン
を備えたファンユニットと、本体ユニットから供給され
る温度調節された空気と前記ファンユニットから供給さ
れる空気とを混合しフィルターユニットに備えられてい
る高効率フィルターと同等の性能のフィルターを備えた
送風路と、前記送風路からの温度調節された清浄空気と
フィルターユニットからの温度調節された清浄空気とを
2層にして下方の食品加工作業ライン上に供給する構成
としたものである。
【0020】本発明によれば、食品と作業者の双方に最
適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない
効率的な空調を行い、食品加工作業ライン上に供給され
る温度によるダクト内外での結露を防止し、構成が簡易
となる食品工場用空気調和システムを提供できる。
【0021】また、第7の手段は、2枚の板はねの開閉
によって吹き出し風量が変化する開閉部と、前記2枚の
板はね各々に設けた固定部と、前記固定部を任意の開度
に段階的に固定し、前記開閉部の開度を調節する調節部
とを備えた風量調節器をダクトユニットの吹き出し部分
に設け、前記風量調節器を通して送風する構成としたも
のである。
【0022】本発明によれば、食品と作業者の双方に最
適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない
効率的な空調を行い、食品工場などの食品加工作業ライ
ンのように吹き出し口の長いダクトユニットでも簡便か
つ均一に送風量を調節、供給できる食品工場用空気調和
システムを提供できる。
【0023】また、第8の手段は、蝶番のように合わせ
た2枚の板はねの開閉によって吹き出し風量が変化する
開閉部と、正ネジと逆ネジを一本となるようにカシメ部
によって固定され両端につまみを備えたネジ部と、前記
ネジ部を水平に且つ前記2枚の板はねの蝶番部と直角方
向になるようにナットを備えた前記2枚の板はね各々に
設けられた固定部とを備えた風量調節器をダクトユニッ
トの吹き出し部分に設け、前記ネジ部の前記つまみを回
転させることによって前記開閉部の開度を無段階に調節
された前記風量調節器を通して送風する構成としたもの
である。
【0024】本発明によれば、食品と作業者の双方に最
適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない
効率的な空調を行い、食品工場などの食品加工作業ライ
ンのように吹き出し口の長いダクトユニットでも均一に
きめ細かく送風量を調節、供給できる食品工場用空気調
和システムを提供できる。
【0025】また、第9の手段は、蝶番のように合わせ
た2枚の板はねの開閉によって吹き出し風量が変化する
開閉部と、つまみを備えたネジ部と、前記2枚の板はね
各々に取り付けられた前記2枚の板はね各々を支える腕
が接続されかつ前記ネジ部を前記2枚の板はねの蝶番部
に設けられたネジ固定部より垂直方向に通るようにナッ
トを備えた風量調節器をダクトユニットの吹き出し部分
に設け、前記ネジ部の前記つまみを回転させることによ
って前記開閉部の開度を無段階に調節された前記風量調
節器を通して送風する構成としたものである。
【0026】本発明によれば、食品と作業者の双方に最
適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない
効率的な空調を行い、食品工場などの食品加工作業ライ
ンのように吹き出し口の長いダクトユニットでも簡便か
つ均一にきめ細かく送風量を容易に調節できる食品工場
用空気調和システムを提供できる。
【0027】また、第10の手段は、開閉部の2枚の板
はねに孔をあけた風量調節器を通して送風する構成とし
たものである。
【0028】本発明によれば、食品と作業者の双方に最
適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない
効率的な空調を行い、風量調節をする際に前記開閉部が
閉じ、ダクト内が高静圧になっても急激な吹き出し風速
の変化を抑える食品工場用空気調和システムを提供でき
る。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、室内空気吸込口に粗塵フィルターを設けた吸い込み
ユニットと、熱交換器およびファンを設け、前記吸い込
みユニットからの空気を温度調節し供給する本体ユニッ
トと、前記熱交換器と接続される熱源ユニットと、イン
バータにより回転数が変化し、送風量を可変に供給でき
るファンを設け、前記本体ユニット同様に前記吸い込み
ユニットからの室内空気を送風供給するファンユニット
と、前記本体ユニットから供給される温度調節された空
気および前記ファンユニットから供給される室内空気と
を混合し、内部に備えた高効率フィルターにより混合空
気を清浄化するフィルターユニットと、前記フィルター
ユニットを通った清浄空気の温度を検知する温度センサ
ーおよび内部静圧を検知する静圧センサーと風量を一定
に供給するように開閉するダンパーとを設けた風量調整
ユニットと、前記風量調整ユニットから送られてくる清
浄空気を食品加工作業ライン上に供給するダクトユニッ
トと、前記温度センサーの温度信号を入力値とし、前記
ファンユニットの送風量を調節するように前記インバー
タを制御する回転数制御手段と、前記静圧センサーの静
圧信号を入力値とし、前記ダクトユニットへの送風量を
調整するように前記ダンパーの開度を制御する開度制御
手段とを備えた構成としたものであり、食品加工作業ラ
インのみに一定した温度および風量の清浄空気を供給す
るという作用を有する。
【0030】請求項2に記載の発明は、室内空気吸込口
に粗塵フィルターを設けた吸い込みユニットと、一定量
の空気を送風するファンおよび熱交換器とを設け、前記
吸い込みユニットからの空気を温度調節し供給する本体
ユニットと、前記熱交換器に接続される熱源ユニット
と、前記熱源ユニットの熱交換能力を変化させるインバ
ータと、前記本体ユニットから供給される温度調節され
た空気を内部に設けた高効率フィルターにより清浄化す
るフィルターユニットと、前記フィルターユニットを通
った清浄空気の温度を検知する位置に取り付けられた温
度センサーと、前記風量調整ユニットから送られてくる
清浄空気を食品加工作業ライン上に供給するダクトユニ
ットを配し、前記温度センサーの温度信号を入力値と
し、前記熱源ユニット熱交換能力を調節するように前記
インバータを制御する能力制御手段とを備えた構成とし
たものであり、食品加工作業ラインのみに一定した温度
および風量の清浄空気を供給する作用を有する。
【0031】請求項3に記載の発明は、インバータによ
り回転数が変化し、送風量を可変に供給できるファンを
備え、本体ユニット同様に吸い込みユニットからの室内
空気を送風供給するファンユニットと、フィルターユニ
ットを通って供給される清浄空気の静圧を検知する位置
に取り付けられた静圧センサーと、前記静圧センサーの
静圧信号を入力値とし、前記ファンユニットの送風量を
調節するように前記インバータを制御する回転数制御手
段とを備えた構成としたことにより、食品加工作業ライ
ンのみに、食品の加工作業内容、加工工程によるライン
長の変化などがあっても一定した温度および風量の清浄
空気を供給する作用を有する。
【0032】請求項4に記載の発明は、インバータによ
り回転数が変化し、送風量を可変に供給できるファンお
よび熱交換器とを備え、吸い込みユニットからの空気を
温度調節し供給する本体ユニットと、前記熱交換器に接
続される熱源ユニットと、前記熱源ユニットの熱交換能
力を変化させるインバータと、フィルターユニットを通
って供給される清浄空気の静圧を検知する位置に取り付
けられた静圧センサーと、前記静圧センサーの静圧信号
を入力値とし、前記本体ユニットの前記ファンの送風量
を調節するように前記インバータを制御する回転数制御
手段とを備えた構成としたことにより、食品加工作業ラ
インのみに、食品の加工作業内容、加工工程によるライ
ン長の変化などがあっても一定した温度および風量の清
浄空気を供給する作用を有する。
【0033】請求項5に記載の発明は、ファンユニット
からの空気をフィルターユニットと独立に搬送し、内部
に備えた高効率フィルターにより空気を清浄化する送風
路と、一方では風量調節ユニットからの温度調節された
清浄空気を、もう一方では前記送風路からの清浄空気と
風量調節ユニットからの温度調節された清浄空気とを混
合した混合清浄空気とを食品加工作業ライン上に供給す
るダクトユニットとを備えた構成としたことにより、前
記清浄空気と前記混合清浄空気とを下方の食品加工作業
ラインのみに2層にして供給する作用を有する。
【0034】請求項6に記載の発明は、本体ユニット同
様に吸い込みユニットからの室内空気を送風供給するフ
ァンを備えたファンユニットと、本体ユニットから供給
される温度調節された空気と前記ファンユニットから供
給される空気とを混合しフィルターユニットに備えられ
ている高効率フィルターと同等の性能のフィルターを設
けた送風路と、前記送風路からの温度調節された清浄空
気とフィルターユニットからの温度調節された清浄空気
とを食品加工作業ライン上に供給するダクトユニットと
を備えた構成としたことにより、前記送風路からの温度
調節された清浄空気とフィルターユニットからの温度調
節された清浄空気とを下方の食品加工作業ラインのみに
2層にして供給する作用を有する。
【0035】請求項7に記載の発明は、2枚の板はねを
蝶番のように合わせ、前記2枚の板はねの蝶番面を上方
中央に位置するように配置し、前記2枚の板はねの開閉
によって吹き出し風量が変化する開閉部と、前記2枚の
板はね各々に設けた固定部と、前記固定部を段階的に固
定し、前記開閉部の開度を調節する調節部を設け、ダク
トユニットの吹き出し部分に設けられる風量調節器とを
備えた構成としたことにより、前記調節部で前記開閉部
の開度を調節できる作用を有する。
【0036】請求項8に記載の発明は、2枚の板はねを
蝶番のように合わせ、前記2枚の板はねの蝶番面を上方
中央に位置するように配置し、前記2枚の板はねの開閉
によって吹き出し風量が変化する開閉部と、正ネジと逆
ネジを一本となるようにカシメ部によって固定され両端
につまみを備えたネジ部と、前記ネジ部を水平に且つ前
記2枚の板はねの蝶番部と直角方向になるようにナット
を備えた前記2枚の板はね各々に設けられた固定部を設
け、ダクトユニットの吹き出し部分に設けられる風量調
節器とを備えた構成としたことにより、前記ネジ部の前
記つまみを回転させて前記開閉部の開度を無段階に調節
できる作用を有する。
【0037】請求項9に記載の発明は、2枚の板はねを
蝶番のように合わせ、前記2枚の板はねの蝶番面を上方
中央に位置するように配置し、前記2枚の板はねの開閉
によって吹き出し風量が変化する開閉部と、つまみを備
えたネジ部と、前記2枚の板はね各々に取り付けられた
前記2枚の板はね各々を支える腕が接続されかつ前記ネ
ジ部を前記2枚の板はねの蝶番部設けられたネジ固定部
より垂直方向に通るようにナットを設け、ダクトユニッ
トの吹き出し部分に設けられる風量調節器とを備えた構
成としたことにより、前記ネジ部の前記つまみを回転さ
せて前記開閉部の開度を無段階に調節できる作用を有す
る。
【0038】請求項10に記載の発明は、開閉部の2枚
の板はねに穴をあけた風量調節器を通して送風する構成
としたことにより、風量調節をする際に前記開閉部が閉
じ、ダクト内が高静圧になっても急激な吹き出し風速の
変化を抑える作用を有する。
【0039】以下、本発明の実施例について添付図面を
参照しながら説明する。
【0040】
【実施例】(実施例1)図1および図2に示すように、
吸い込みユニット1から吸い込まれる室内空気は室内空
気吸込口2に設けられた粗塵フィルター3を通って取り
込まれ、本体ユニット4は熱交換器5およびファン6を
設け、吸い込みユニット1からの空気を熱交換器5によ
り温度調節し、ファン6によって空気を供給する。熱交
換器5は熱源ユニット7と接続されている。ファンユニ
ット8は、インバータ9の信号により回転数が変化し送
風量を可変に供給できるファン10を備えており、本体
ユニット4と同様に、吸い込みユニット1からの室内空
気を取り込み、ファン10によって空気を供給する。フ
ィルターユニット11は、本体ユニット4から供給され
る温度調節された空気とファンユニット8から供給され
る室内空気とを混合し、内部に備えた高効率フィルター
12により混合空気を清浄化する。風量調整ユニット1
3は、フィルターユニット11より送られてくる清浄空
気の温度を検知する温度センサー14、内部静圧を検知
する静圧センサー15、風量を一定にするように開閉す
るダンパー16とを備えており、ダンパー16は、回転
数制御手段17および開度制御手段18の制御によって
開閉される。回転数制御手段17は、温度センサー14
の温度信号を入力値とし、ファンユニット8の送風量を
調節するようにインバータ9を制御する。開度制御手段
18は、静圧センサー15の静圧信号を入力値とし、ダ
クトユニットへ19の送風量を一定と風量となるように
ダンパー16の開度を制御する。ダクトユニット19
は、風量調整ユニット13から送られてくる清浄空気を
食品加工作業ライン20上に供給する構成としている。
【0041】上記構成により、食品加工作業ライン20
上の食品21に一定した温度および風量の清浄空気を供
給することができる。
【0042】したがって、食品と作業者の双方に最適な
環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない効率
的な食品工場用空気調和システムが実現できる。
【0043】なお、実施例では、室内空気の吸い込み部
分を吸い込みユニット1を用いているが、粗塵フィルタ
ー3を備えた吸込口以外は室内と密閉されている天井
裏、床下、壁内などに本システムを設置するなど、本体
ユニット4、ファンユニット8各々に粗塵フィルター3
を通った室内空気が供給される構成であればどのような
構成でもよい。
【0044】また、温度センサー14を風量調整ユニッ
ト13内に設置したが、食品加工作業ライン20上に供
給する空気の温度を検知できる位置であれば、フィルタ
ーユニット11内、ダクトユニット19内、食品加工作
業ライン20上などどこでもよい。
【0045】また、静圧センサー15を風量調整ユニッ
ト13内に設置したが、食品加工作業ライン20上に供
給する空気の静圧を検知できる位置であれば、フィルタ
ーユニット11内、ダクトユニット19内などどこでも
よい。
【0046】また、熱源ユニット7は、直膨タイプ、冷
温水タイプなどタイプを特定するものではない。
【0047】(実施例2)図3に示すように、吸い込み
ユニット1から吸い込まれる室内空気は室内空気吸込口
2に設けられた粗塵フィルター3を通って取り込まれ
る。本体ユニット4は一定量の空気を送風するファン6
および熱交換器5とを備え、吸い込みユニット1からの
空気を熱交換器5により温度調節しファン6により供給
する。熱交換器5はインバータ22の出力によって熱交
換能力を変化させる熱源ユニット7Aと接続されてい
る。フィルターユニット11は本体ユニット4から供給
される温度調節された空気を内部に備えた高効率フィル
ター12により清浄化する。温度センサー14はフィル
ターユニット11を通った清浄空気の温度を検知する位
置に取り付けられている。能力制御手段23は温度セン
サー14の温度信号を入力値とし、熱源ユニット7Aの
熱交換能力を調節するようにインバータ22を制御す
る。ダクトユニット19は風量調整ユニット13Aから
送られてくる清浄空気を食品加工作業ライン20上に供
給する構成としている。
【0048】上記構成により、食品加工作業ライン20
上の食品21に一定した温度および風量の清浄空気を供
給することができる。
【0049】したがって、食品と作業者の双方に最適な
環境をもたらすとともに、よりエネルギーロスが少な
く、効率的で、より構成が簡易となる食品工場用空気調
和システムが実現できる。
【0050】なお、実施例では、熱源ユニット7Aの能
力調節をインバータ22によって調節する構成としてい
るが、熱源ユニット7Aのタイプによって、冷温水弁な
どを用いることは言うまでもない。
【0051】(実施例3)図4に示すように、ファンユ
ニット8は、インバータ9の信号により回転数が変化し
送風量を可変に供給できるファン10を備えており、本
体ユニット4と同様に、吸い込みユニット1からの室内
空気を取り込み、ファン10によって空気を供給する。
静圧センサー15はフィルターユニット11を通った清
浄空気の静圧を検知する位置に取り付けられている。回
転数制御手段17Aは、静圧センサー15の静圧信号を
入力値とし、ファンユニット8の送風量を調節するよう
にインバータ9を制御する構成としている。
【0052】上記構成により、食品加工作業ライン20
上に、食品21の加工作業内容、加工工程によるライン
長の変化などがあっても一定した温度および風量の清浄
空気を供給することができる。
【0053】したがって、食品と作業者の双方に最適な
環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない効率
的な空調を行い、さらに食品の加工作業内容、加工工程
によるライン長の変化にも対応した食品工場用空気調和
システムが実現できる。
【0054】(実施例4)図5に示すように、本体ユニ
ット4Aは、インバータ9Aの信号により回転数が変化
し送風量を可変に供給できるファン6と、熱交換器5と
を備えており、吸い込みユニット1からの空気を熱交換
器5により温度調節しファン6により供給する。熱交換
器5はインバータ22の出力によって熱交換能力を変化
させる熱源ユニット7と接続されている。静圧センサー
15はフィルターユニット11を通った清浄空気の静圧
を検知する位置に取り付けられている。回転数制御手段
17Aは、静圧センサー15の静圧信号を入力値とし、
本体ユニット4Aのファン6の送風量を調節するように
インバータ9Aを制御する構成としている。
【0055】上記構成により、食品加工作業ライン20
上に、食品21の加工作業内容、加工工程によるライン
長の変化などがあっても一定した温度および風量の清浄
空気を供給することができる。
【0056】したがって、食品と作業者の双方に最適な
環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない効率
的な空調を行い、さらに食品の加工作業内容、加工工程
によるライン長の変化にも対応し、より構成が簡易とな
る食品工場用空気調和システムが実現できる。
【0057】(実施例5)図6および図7に示すよう
に、送風路24はファンユニット8から供給される室内
空気をフィルターユニット11へ流れる送風経路と独立
にダクトユニット19Aへと連通されており、内部に高
効率フィルター25を備え、室内空気を清浄化する。ダ
クトユニット19Aは、一方では風量調節ユニット13
からの温度調節された清浄空気が、もう一方では送風路
24からの清浄空気と風量調節ユニット13からの温度
調節された清浄空気とを混合した混合清浄空気が送ら
れ、食品加工作業ライン20上に供給する構成としてい
る。
【0058】上記構成により、清浄空気と混合清浄空気
とを下方の食品加工作業ライン20のみに2層にして供
給するとともに、室内の温度と食品加工作業ライン20
上に供給される温度との温度差によるダクト内外での結
露を防止することができる。
【0059】したがって本発明によれば、食品と作業者
の双方に最適な環境をもたらすとともに、エネルギーロ
スの少ない効率的な空調を行い、食品加工作業ライン上
に供給される温度によるダクト内外での結露を防止する
食品工場用空気調和システムを提供できる。
【0060】(実施例6)図8に示すように、ファンユ
ニット8Aはファン10を備え、本体ユニット4Bと同
様に吸い込みユニット1からの室内空気をファン10に
より送風供給する。送風路24は、本体ユニット4Bか
ら供給される温度調節された空気とファンユニット8A
から供給される空気とを混合し、フィルターユニット1
1に備えられている高効率フィルター12と同等の性能
の高効率フィルター25を備え、室内空気を清浄化す
る。ダクトユニット19Bは送風路24からの温度調節
された清浄空気とフィルターユニット11からの温度調
節された清浄空気とを食品加工作業ライン20上に供給
する構成としている。
【0061】上記構成により、送風路24からの温度調
節された清浄空気とフィルターユニット11からの温度
調節された清浄空気とを下方の食品加工作業ライン20
のみに2層にして供給するとともに、室内の温度と食品
加工作業ライン20上に供給される温度との温度差によ
るダクト内外での結露を防止することができる。
【0062】したがって、食品と作業者の双方に最適な
環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない効率
的な空調を行い、食品加工作業ライン上に供給される温
度によるダクト内外での結露を防止し、構成が簡易とな
る食品工場用空気調和システムが実現できる。
【0063】(実施例7)図9から図11に示すよう
に、風量調節器26はダクトユニット19Cの吹き出し
部分に、2枚の板はね27が軸28を中心にして蝶番の
ように接合された開閉部29の軸28を上方中央に位置
するように配置されている。また、2枚の板はね27各
々には棒状の突起となる固定部30が設けられており、
調節部31にあけられた孔32により固定部30を固定
する構成としている。
【0064】上記構成により、調節部31によって開閉
部29の開度を調節するように段階的に固定部30を固
定することができ、開閉部29の開度によって吹き出し
風量を変化させることができるため、風量調節器26を
通して送風することにより、食品工場などの食品加工作
業ラインのように吹き出し口の長いダクトユニットでも
簡便かつ均一に送風量を調節、供給することができる。
【0065】したがって、食品と作業者の双方に最適な
環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない効率
的な空調を行い、食品工場などの食品加工作業ラインの
ように吹き出し口の長いダクトユニットでも簡便かつ均
一に送風量を調節、供給できる食品工場用空気調和シス
テムが実現できる。
【0066】なお、本実施例では、固定部30を棒状の
突起と、調節部31にあけられた孔32により開閉部分
を固定しているが、図12および図13のように各々板
はね27Aを曲げた曲げ部33と、鋸状に設けられた調
節部31の溝34に引っかけるなど、簡便に固定できる
方法であればどのような構成を用いてもよい。
【0067】(実施例8)図14および図15に示すよ
うに、風量調節器26はダクトユニット19Dの吹き出
し部分に、2枚の板はね27Bが軸28を中心にして蝶
番のように接合された開閉部29の軸28を上方中央に
位置するように配置されている。また、2枚の板はね2
7B各々には、ナット35を備えた固定部30が軸28
とは逆端に取り付けられている。ネジ部36は正ネジと
逆ネジを一本となるようにカシメ部37によって固定さ
れ、両端につまみ38が取り付けられており、各々固定
部30の各々ナット35を通るように水平に且つ軸28
と直角方向となるように配置した構成としている。
【0068】上記構成により、つまみ38を回転させる
ことで、ネジ部36の正ネジおよび逆ネジの回転で、2
枚の板はね27Bが開閉動作を行うので、開閉部29の
開度を無段階に調節することができ、開閉部29の開度
によって吹き出し風量を変化させることができるため、
風量調節器26を通して送風することにより、食品工場
などの食品加工作業ラインのように吹き出し口の長いダ
クトユニットでも均一にきめ細かく送風量を調節、供給
することができる。
【0069】したがって、食品と作業者の双方に最適な
環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない効率
的な空調を行い、食品工場などの食品加工作業ラインの
ように吹き出し口の長いダクトユニットでも均一にきめ
細かく送風量を調節、供給できる食品工場用空気調和シ
ステムが実現できる。
【0070】なお、本実施例では、正ネジおよび逆ネジ
の回転で、2枚の板はね27Bの開閉動作を行っている
が、図16および図17に示すように、2枚の板はね2
7Cを支える手段として各々アングル39を取り付け、
各々アングル39を固定する手段として蝶ネジ40、蝶
ナット41で固定するなど開閉部の開度を無段階に調節
して固定できる方法であればどのような構成を用いても
よい。
【0071】また、本実施例では、つまみ38がネジ部
36に取り付けられた状態であるが、開度調節作業時の
み取り付けるように着脱可能なつまみの構成にすれば、
加工ライン管理者のみが開度調節作業を行うなど作業管
理が徹底できるのでより良い。
【0072】(実施例9)図18から図20に示すよう
に、風量調節器26はダクトユニット19Eの吹き出し
部分に、2枚の板はね27Dが軸28を中心にして蝶番
のように接合された開閉部29の軸28を上方中央に位
置するように配置されている。また、2枚の板はね27
D各々には、板はね27Dを支える腕42が取り付けら
れ、ナット43に接続されている。つまみ38を備えた
ネジ部44は軸28に設けたネジ固定部45より垂直方
向にナット43を通るように配置された構成としてい
る。
【0073】上記構成により、つまみ38の回転による
ネジ部44の回転で、ナット43とネジ固定部45との
間隔が変化し、ナット43に接続されている腕42が上
下するとともに2枚の板はね27Dが開閉動作をするた
め、開閉部29の開度を無段階に調節することができ、
開閉部29の開閉によって吹き出し風量を変化させるこ
とができるため、風量調節器26を通して送風すること
により、食品工場などの食品加工作業ラインのように吹
き出し口の長いダクトユニットでも均一にきめ細かく送
風量を調節、供給することができる。また、ダクトユニ
ット19Eは、通常は天井付近の高い位置に設置されて
いるが、つまみ38が下方となる配置としているため、
開度調節作業が簡便に行える。
【0074】したがって、食品と作業者の双方に最適な
環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない効率
的な空調を行い、食品工場などの食品加工作業ラインの
ように吹き出し口の長いダクトユニットでも簡便かつ均
一にきめ細かく送風量を簡便かつ容易に調節できる食品
工場用空気調和システムが実現できる。
【0075】(実施例10)図21および図22に示す
ように、2枚の板はね27Eに孔46をあけた構成とし
ている。
【0076】上記構成により、風量調節をする際に開閉
部29が閉じ、ダクト内が高静圧になっても、孔46か
ら空気を逃がすことによりダクト内の静圧を下げること
ができる。
【0077】したがって、食品と作業者の双方に最適な
環境をもたらすとともに、エネルギーロスの少ない効率
的な空調を行い、風量調節をする際に前記開閉部が閉
じ、ダクト内が高静圧になっても急激な吹き出し風速の
変化を抑える食品工場用空気調和システムが実現でき
る。
【0078】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、食品と作業者の双方に最適な環境をもたら
すとともに、エネルギーロスの少ない効率的な空気調和
を行うことができるという有利な効果が得られる食品工
場用空気調和システムを提供できる。
【0079】また、本発明によれば、食品と作業者の双
方に最適な環境をもたらすとともに、よりエネルギーロ
スが少なく、効率的で、より構成が簡易となる有利な効
果が得られる食品工場用空気調和システムを提供でき
る。
【0080】また、本発明によれば、食品と作業者の双
方に最適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの
少ない効率的な空調を行い、さらに食品の加工作業内
容、加工工程によるライン長の変化にも対応できるとい
う有利な効果が得られる食品工場用空気調和システムを
提供できる。
【0081】また、本発明によれば、食品と作業者の双
方に最適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの
少ない効率的な空調を行い、さらに食品の加工作業内
容、加工工程によるライン長の変化にも対応し、より構
成が簡易となる有利な効果が得られる食品工場用空気調
和システムを提供できる。
【0082】また、本発明によれば、食品と作業者の双
方に最適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの
少ない効率的な空調を行い、食品加工作業ライン上に供
給される温度によるダクト内外での結露を防止するとい
う有利な効果が得られる食品工場用空気調和システムを
提供できる。
【0083】また、本発明によれば、食品と作業者の双
方に最適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの
少ない効率的な空調を行い、食品加工作業ライン上に供
給される温度によるダクト内外での結露を防止し、構成
が簡易となる有利な効果が得られる食品工場用空気調和
システムを提供できる。
【0084】また、本発明によれば、食品と作業者の双
方に最適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの
少ない効率的な空調を行い、食品工場などの食品加工作
業ラインのように吹き出し口の長いダクトユニットでも
簡便かつ均一に送風量を調節、供給できるという有利な
効果が得られる食品工場用空気調和システムを提供でき
る。
【0085】また、本発明によれば、食品と作業者の双
方に最適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの
少ない効率的な空調を行い、食品工場などの食品加工作
業ラインのように吹き出し口の長いダクトユニットでも
均一にきめ細かく送風量を調節、供給できるという有利
な効果が得られる食品工場用空気調和システムを提供で
きる。
【0086】また、本発明によれば、食品と作業者の双
方に最適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの
少ない効率的な空調を行い、食品工場などの食品加工作
業ラインのように吹き出し口の長いダクトユニットでも
簡便かつ均一にきめ細かく送風量を簡便かつ容易に調節
できるという有利な効果が得られる食品工場用空気調和
システムを提供できる。
【0087】また、本発明によれば、食品と作業者の双
方に最適な環境をもたらすとともに、エネルギーロスの
少ない効率的な空調を行い、風量調節をする際に前記開
閉部が閉じ、ダクト内が高静圧になっても急激な吹き出
し風速の変化を抑えるという有利な効果が得られる食品
工場用空気調和システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の食品工場用空気調和システ
ムの構成を示す側面図
【図2】同食品工場用空気調和システムの清浄空気の供
給状態を示す断面図
【図3】本発明の実施例2の食品工場用空気調和システ
ムの構成を示す側面図
【図4】本発明の実施例3の食品工場用空気調和システ
ムの構成を示す側面図
【図5】本発明の実施例4の食品工場用空気調和システ
ムの構成を示す側面図
【図6】本発明の実施例5の食品工場用空気調和システ
ムの構成を示す側面図
【図7】同食品工場用空気調和システムの清浄空気の供
給状態を示す断面図
【図8】本発明の実施例6の食品工場用空気調和システ
ムの構成を示す側面図
【図9】本発明の実施例7の食品工場用空気調和システ
ムのダクトユニットの構成を示す断面図
【図10】同食品工場用空気調和システムのダクトユニ
ットの構成を示す側面図
【図11】同食品工場用空気調和システムのダクトユニ
ットの構成を示す斜視図
【図12】同食品工場用空気調和システムの他のダクト
ユニットの構成を示す断面図
【図13】同食品工場用空気調和システムの他の調節部
を示す斜視図
【図14】本発明の実施例8の食品工場用空気調和シス
テムのダクトユニットの構成を示す断面図
【図15】同食品工場用空気調和システムのダクトユニ
ットの構成を示す側面図
【図16】同食品工場用空気調和システムの他のダクト
ユニットの構成を示す断面図
【図17】同食品工場用空気調和システムの他の調節部
の展開組立図
【図18】本発明の実施例9の食品工場用空気調和シス
テムのダクトユニットの構成を示す断面図
【図19】同食品工場用空気調和システムの腕のナット
部分の斜視図
【図20】同食品工場用空気調和システムのネジ固定部
を示す斜視図
【図21】本発明の実施例10の食品工場用空気調和シ
ステムの板はねを示す斜視図
【図22】同食品工場用空気調和システムのダクトユニ
ットの構成を示す断面図
【図23】従来の空調システムを示す斜視図
【符号の説明】
1 吸い込みユニット 2 室内空気吸い込み口 3 粗塵フィルター 4 本体ユニット 4A 本体ユニット 4B 本体ユニット 5 熱交換器 6 ファン 7 熱源ユニット 7A 熱源ユニット 8 ファンユニット 8A ファンユニット 9 インバータ 9A インバータ 10 ファン 11 フィルターユニット 12 高効率フィルター 13 風量調整ユニット 13A 風量調整ユニット 14 温度センサー 15 静圧センサー 16 ダンパー 17 回転数制御手段 17A 回転数制御手段 18 開度制御手段 19 ダクトユニット 19A ダクトユニット 19B ダクトユニット 19C ダクトユニット 19D ダクトユニット 19E ダクトユニット 20 食品加工作業ライン 22 インバータ 23 能力制御手段 24 送風路 25 高効率フィルター 26 風量調節器 27 板はね 27A 板はね 27B 板はね 27C 板はね 27D 板はね 27E 板はね 28 軸 29 開閉部 30 固定部 31 調節部 32 孔 35 ナット 36 ネジ部 37 カシメ部38 つまみ 42 腕 43 ナット 44 ネジ部 45 ネジ固定部 46 孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内空気吸込口に粗塵フィルターを設け
    た吸い込みユニットと、熱交換器およびファンを設け、
    前記吸い込みユニットからの空気を温度調節し供給する
    本体ユニットと、前記熱交換器と接続される熱源ユニッ
    トと、インバータにより回転数が変化し、送風量を可変
    に供給できるファンを設け、前記本体ユニット同様に前
    記吸い込みユニットからの室内空気を送風供給するファ
    ンユニットと、前記本体ユニットから供給される温度調
    節された空気および前記ファンユニットから供給される
    室内空気とを混合し、内部に設けた高効率フィルターに
    より混合空気を清浄化するフィルターユニットと、前記
    フィルターユニットを通った清浄空気の温度を検知する
    温度センサーおよび内部静圧を検知する静圧センサーと
    風量を一定に供給するように開閉するダンパーとを設け
    た風量調整ユニットと、前記風量調整ユニットから送ら
    れてくる清浄空気を食品加工作業ライン上に供給するダ
    クトユニットと、前記温度センサーの温度信号を入力値
    とし、前記ファンユニットの送風量を調節するように前
    記インバータを制御する回転数制御手段と、前記静圧セ
    ンサーの静圧信号を入力値とし、前記ダクトユニットへ
    の送風量を調整するように前記ダンパーの開度を制御す
    る開度制御手段とを備え、食品加工作業ラインのみに一
    定した温度および風量の清浄空気を供給する構成とした
    食品工場用空気調和システム。
  2. 【請求項2】 室内空気吸込口に粗塵フィルターを設け
    た吸い込みユニットと、一定量の空気を送風するファン
    および熱交換器とを設け、前記吸い込みユニットからの
    空気を温度調節し供給する本体ユニットと、前記熱交換
    器に接続される熱源ユニットと、前記熱源ユニットの熱
    交換能力を変化させるインバータと、前記本体ユニット
    から供給される温度調節された空気を内部に設けた高効
    率フィルターにより清浄化するフィルターユニットと、
    前記フィルターユニットを通った清浄空気の温度を検知
    する位置に取り付けられた温度センサーと、前記風量調
    整ユニットから送られてくる清浄空気を食品加工作業ラ
    イン上に供給するダクトユニットを配し、前記温度セン
    サーの温度信号を入力値とし、前記熱源ユニットの熱交
    換能力を調節するように前記インバータを制御する能力
    制御手段とを備え、食品加工作業ラインのみに一定した
    温度および風量の清浄空気を供給する構成とした食品工
    場用空気調和システム。
  3. 【請求項3】 インバータにより回転数が変化し、送風
    量を可変に供給できるファンを設け、本体ユニット同様
    に吸い込みユニットからの室内空気を送風供給するファ
    ンユニットと、フィルターユニットを通って供給される
    清浄空気の静圧を検知する位置に取り付けられた静圧セ
    ンサーと、前記静圧センサーの静圧信号を入力値とし、
    前記ファンユニットの送風量を調節するように前記イン
    バータを制御する回転数制御手段とを備え、食品加工作
    業ラインのみに、食品の加工作業内容、加工工程による
    ライン長の変化などがあっても一定した温度および風量
    の清浄空気を供給する構成とした請求項2記載の食品工
    場用空気調和システム。
  4. 【請求項4】 インバータにより回転数が変化し、送風
    量を可変に供給できるファンおよび熱交換器とを設け、
    吸い込みユニットからの空気を温度調節し供給する本体
    ユニットと、前記熱交換器に接続される熱源ユニット
    と、前記熱源ユニットの熱交換能力を変化させるインバ
    ータと、フィルターユニットを通って供給される清浄空
    気の静圧を検知する位置に取り付けられた静圧センサー
    と、前記静圧センサーの静圧信号を入力値とし、前記本
    体ユニットの前記ファンの送風量を調節するように前記
    インバータを制御する回転数制御手段とを備え、食品加
    工作業ラインのみに、食品の加工作業内容、加工工程に
    よるライン長の変化などがあっても一定した温度および
    風量の清浄空気を供給する構成とした請求項2記載の食
    品工場用空気調和システム。
  5. 【請求項5】 ファンユニットからの空気をフィルター
    ユニットと独立に搬送し、内部に設けた高効率フィルタ
    ーにより空気を清浄化する送風路と、一方では風量調節
    ユニットからの温度調節された清浄空気を、もう一方で
    は前記送風路からの清浄空気と風量調節ユニットからの
    温度調節された清浄空気とを混合した混合清浄空気とを
    食品加工作業ライン上に供給するダクトユニットを備
    え、前記清浄空気と前記混合清浄空気とを下方の食品加
    工作業ラインのみに2層にして供給する構成とした請求
    項1および請求項3記載の食品工場用空気調和システ
    ム。
  6. 【請求項6】 本体ユニット同様に吸い込みユニットか
    らの室内空気を送風供給するファンを設けたファンユニ
    ットと、前記本体ユニットから供給される温度調節され
    た空気と前記ファンユニットから供給される空気とを混
    合しフィルターユニットに設けられている高効率フィル
    ターと同等の性能のフィルターを設けた送風路と、前記
    送風路からの温度調節された清浄空気と前記フィルター
    ユニットからの温度調節された清浄空気とを食品加工作
    業ライン上に供給するダクトユニットとを備え、前記送
    風路からの温度調節された清浄空気と前記フィルターユ
    ニットからの温度調節された清浄空気とを下方の食品加
    工作業ラインのみに2層にして供給する構成とした請求
    項2および請求項4記載の食品工場用空気調和システ
    ム。
  7. 【請求項7】 2枚の板はねを蝶番のように合わせ、前
    記2枚の板はねの蝶番面を上方中央に位置するように配
    置し、前記2枚の板はねの開閉によって吹き出し風量が
    変化する開閉部と、前記2枚の板はね各々に設けた固定
    部と、前記固定部を段階的に固定し、前記開閉部の開度
    を調節する調節部を設け、ダクトユニットの吹き出し部
    分に設けられる風量調節器とを備え、前記調節部で前記
    開閉部の開度を調節し、前記風量調節器を通して送風す
    ることにより、食品工場などの食品加工作業ラインに送
    風量を調節、供給できる構成とした請求項1から請求項
    6記載の食品工場用空気調和システム。
  8. 【請求項8】 2枚の板はねを蝶番のように合わせ、前
    記2枚の板はねの蝶番面を上方中央に位置するように配
    置し、前記2枚の板はねの開閉によって吹き出し風量が
    変化する開閉部と、正ネジと逆ネジを一本となるように
    カシメ部によって固定され両端につまみを設けたネジ部
    と、前記ネジ部を水平に且つ前記2枚の板はねの蝶番部
    と直角方向になるようにナットを設けた前記2枚の板は
    ね各々に設けられた固定部を設け、ダクトユニットの吹
    き出し部分に設けられる風量調節器とを備え、前記ネジ
    部の前記つまみを回転させて前記開閉部の開度を無段階
    に調節し、食品工場などの食品加工作業ラインの送風量
    を調節、供給できる構成とした請求項1から請求項6記
    載の食品工場用空気調和システム。
  9. 【請求項9】 2枚の板はねを蝶番のように合わせ、前
    記2枚の板はねの蝶番面を上方中央に位置するように配
    置し、前記2枚の板はねの開閉によって吹き出し風量が
    変化する開閉部と、つまみを設けたネジ部と、前記2枚
    の板はね各々に取り付けられた前記2枚の板はね各々を
    支える腕が接続されかつ前記ネジ部を前記2枚の板はね
    の蝶番部分に設けられたネジ固定部より垂直方向に通る
    ようにナットを設け、ダクトユニットの吹き出し部分に
    設けられる風量調節器とを備え、前記ネジ部の前記つま
    みを回転させて前記開閉部の開度を無段階に調節し、食
    品工場などの食品加工作業ラインに送風量を調節、供給
    できる構成とした請求項1から請求項6記載の食品工場
    用空気調和システム。
  10. 【請求項10】 開閉部の2枚の板はねに孔をあけた風
    量調節器を設け、前記風量調節器を通して送風すること
    により急激な吹き出し風速の変化を抑える構成とした請
    求項7から請求項9記載の食品工場用空気調和システ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106016491A (zh) * 2016-07-13 2016-10-12 大连兆和科技发展有限公司 一种除尘空气调节设备

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CN106016491A (zh) * 2016-07-13 2016-10-12 大连兆和科技发展有限公司 一种除尘空气调节设备

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