JP4884097B2 - 環境評価システムおよび空調システム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、予め設定された室内温度を空調機と複数の風量調節装置(VAV)によって最適な室内温度にコントロールする空調管理システムにおいて、室内側に設置されたルームサーモスイッチにより発信した信号を強風・中風・弱風・停止等所定の風量割合で一定の数値に置き換え、風量調節装置内のダンパ機構を開閉すると共に温度変化による上記数値を空調回路内に組み込まれた変風量・演算ユニットにて積算演算し、これらの合計数値を予め設定された総数値の割合で送風機インバータを制御運転すると同時に空調機の外気取入口、排気口、還気口の各ダンパ機構の開閉及び冷、温水コイル給水バルブ等、全ての空調制御機構の制御運転を行うようにした空調制御システムが記載されている。
図29において、Xは機械室、Yは天井裏、Zは空調対象である居室、Mは人体である。空調システムは、空調機1、基幹ダクト2、分岐ダクト3,4、気流の吹出口5,6、温度センサ7を備えている。
ここで、温度センサ7は、人体Mに近接して設置することが望ましいが、デスクワークや移動時の障害になるおそれを回避すると共に取付の容易さを考慮して、図示するように居室Zの壁面や柱に設置されるのが一般的となっている。
更に、人体Mは常に冷気または暖気に曝されているので、冷え過ぎや暑過ぎなど、人体Mに不快感を与える場合もあった。
しかしながら、この従来技術でも人の周囲である作業空間(タスクエリア)以外の周囲空間(アンビエントエリア)までも余分に空調しているため、十分な省エネルギー効果、ランニングコストの低減を達成することが困難であった。
また、特許文献3に記載された従来技術は、複数の吹出口への空気分配量を順次変化させて室内に変動風を発生させ、定常風よりも高い冷却効果を得ようとするものであるが、やはり作業空間とその周囲空間に着目して適切な制御を行う空調システムについては開示されていない。
また、この環境評価システムを用いて作業空間に対してきめ細かい快適な空調を可能にすると共に、既存システムにも低コストにて適用可能とした空調システムをそれぞれ提供することにある。
居室内に、人体の作業空間とその作業空間を覆う周囲空間とを設定し、作業空間に向けて吹き出される気流により空調が行われる作業空間の環境を評価する環境評価システムであって、
周囲空間の温度を計測して周囲空間温度データを出力する周囲空間温度センサと、周囲空間の湿度を計測して周囲空間湿度データを出力する周囲空間湿度センサと、気流の風速を計測して気流の風速データを出力する風速センサと、を有し、周囲空間温度データ、周囲空間湿度データおよび気流の風速データである環境データが入力される環境データ入力部と、
風速補正データ、在室者着衣量データ、在室者活動量データおよび評価補正データが入力される操作入力部を有し、風速補正データ、在室者着衣量データ、在室者活動量データおよび評価補正データである設定データが入力される設定データ入力部と、
風速補正データおよび風速データを用いて作業空間風速データを算出する手段と、作業空間風速データおよび周囲空間温度データを用いて作業空間温度データを算出する手段と、作業空間温度データ,周囲空間温度データおよび周囲空間湿度データを用いて作業空間湿度データを算出する手段と、作業空間温度データを用いて作業空間輻射温度データを算出する手段と、在室者着衣量データを用いて作業空間在室者着衣量データを算出する手段と、在室者活動量データを用いて作業空間在室者活動量データを算出する手段と、作業空間温度データ,作業空間湿度データ,作業空間風速データ,作業空間輻射温度データ,作業空間在室者着衣量データ,作業空間在室者活動量データおよび評価補正データを用いて作業空間の環境評価データを算出する手段と、を有する環境評価部と、
を備えることを特徴とする。
居室内に、人体の作業空間とその作業空間を覆う周囲空間とを設定するとともに、請求項1に記載の環境評価システムからの環境評価データを用いて作業空間の空調を行う空調システムであって、
空調用の気流を発生させる空調機と、
気流の風量を調節する風量調節装置と、
風量調節装置から供給される気流を居室内へ吹き出すための吹出口と、
環境評価データに基づいて風量調節装置を制御する中央処理部と、
を備え、風量調節装置は中央処理部の制御に応じて風量調節装置のダンパの開閉状態を制御することにより、吹出口から微風速の気流を間欠的に吹き出すことを特徴とする。
請求項2に記載した空調システムにおいて、
前記中央処理部には温度設定部が接続され、
作業空間温度データが設定温度と一致するように前記空調機による給気温度設定値の変更および/または前記風量調節装置のダンパの開閉状態の制御を行うことを特徴とする。
請求項2または請求項3に記載した空調システムにおいて、
前記空調機に対して複数台の前記風量調節装置が並列的に連結され、かつ、これらの風量調節装置を複数系統に分割すると共に、異なる系統に属する前記風量調節装置のダンパの開閉状態を異ならせることを特徴とする。
請求項4に記載した空調システムにおいて、
異なる系統に属する前記風量調節装置のダンパを同期させて交互に開閉することを特徴とする。
居室内に、人体の作業空間とその作業空間を覆う周囲空間とを設定するとともに、請求項1に記載の環境評価システムからの環境評価データを用いて作業空間の空調を行う空調システムであって、
空調用の気流を発生させる空調機と、
空調機から供給される気流を居室内へ吹き出すための吹出口と、
環境評価データに基づいて空調機を制御する中央処理部と、
を備えることを特徴とする。
請求項6に記載した空調システムにおいて、
前記中央処理部には温度設定部が接続され、
作業空間温度データが設定温度と一致するように前記空調機による給気温度設定値の変更を行うことを特徴とする。
請求項2〜請求項7の何れか1項に記載した空調システムにおいて、
前記空調機による給気圧力を検出する圧力センサを備え、この圧力センサによる検出圧力に応じて前記空調機を駆動するファンの回転数を制御することを特徴とする。
請求項2〜請求項8の何れか一項に記載した空調システムにおいて、
前記吹出口は居室の天井面から下方に向けて配置されており、この吹出口から前記作業空間に向けて気流を吹き出すことを特徴とする。
請求項2〜請求項9の何れか一項に記載した空調システムにおいて、
前記吹出口を部分的に遮蔽して前記吹出口から下方に向かう気流を発生させるための気流方向調節具を備えたことを特徴とする。
請求項10に記載した空調システムにおいて、
前記気流方向調節具を前記吹出口に居室内から取付可能としたことを特徴とする。
また、この環境評価システムを用いて作業空間に対してきめ細かい快適な空調を可能にすると共に、既存システムにも低コストにて適用可能とした空調システムをそれぞれ提供することができる。
環境センサ50は、図1にも図示されている周囲空間湿度センサ51、周囲空間温度センサ52、風速センサ53を備える。
操作入力部80は、風速補正データ入力部81、在室者着衣量データ入力部82、在室者活動量データ入力部83、評価補正データ入力部84を備える。
環境評価部60は、作業空間風速データ算出手段61、作業空間温度データ算出手段62、作業空間湿度データ算出手段63、作業空間輻射温度データ算出手段64、作業空間在室者着衣量データ生成手段65、作業空間在室者活動量データ生成手段66、環境評価データ算出手段67を備える。
在室者着衣量データ入力部82を操作して在室者着衣量データが入力される。在室者着衣量データは作業空間在室者着衣量データ生成手段65に入力されて作業者空間在室者着衣量データが出力される。
評価補正データ入力部84から評価補正データが入力される。
まず、風速センサ53から出力された風速データと前記風速補正データとが作業空間風速データ算出手段61へ出力される。作業空間風速データ算出手段61は、風速補正データおよび風速データを用いて作業空間風速データを算出する。
このため、周辺空間温度データTAおよび作業空間風速データVTが得られれば、作業空間温度データTTが算出されることとなる。作業空間温度データ算出手段62は、図2で示すように、周辺空間温度線センサ52から周辺空間温度データTAが、および、作業空間風速データ算出手段61から作業空間風速データVTがそれぞれ得られるため、作業空間温度データTTを算出することができる。
このため、RHA、TA 、TTが計測できれば作業空間湿度データRHT が算出されることとなる。このように作業空間湿度データ算出手段63は、図2で示すように、作業空間温度データTT、周辺空間温度データTAおよび周辺空間湿度データRHAを用いて作業空間湿度データRHT を算出する。
そしてRTTとTTとは以下の関係も満たす。
更に、作業空間輻射温度データ算出手段64では、環境センサに対し、選択的条件として、図示していないが外気温度計、日射計および壁面温度計を別途設置し、それらの計測データからしきい値判定による輻射環境係数sを算出し、その輻射環境係数sを輻射レベル係数rに乗算して、作業空間輻射温度データRTTを細分化算出することにより、各項目には冬季、中間期、夏季それぞれに対応して設定できるようにしてもよい。
次に、各変数の詳細について説明する。ここに、算出に用いられる定数は以下のようになる。なお、以下数9〜数17は、国際規格(ISO7730)に準拠している。
続いて上記代謝量MWは次式で表される。
続いて上記蒸発熱損失量Ediffは次式で表される。
続いて上記機械的仕事量Eswは次式で表される。
続いて上記顕熱損失量LRESは次式で表される。
続いて上記潜熱損失量DRESは次式で表される。
続いて上記放射による熱損失量Rは次式で表される。
続いて上記対流による熱損失量Cは次式で表される。
これら変数を上記数式に代入することにより環境評価データPMVを算出することができる。
−3:寒い,−2:涼しい,−1:やや涼しい,0:快適(±0.5の範囲が快適範囲),+1:やや暖かい,+2:暖かい,+3:暑い
このような環境評価データが中央処理部70へ入力される。
中央処理部70は、入力される環境評価データが0ならば空調機10や風量調節装置40の制御はそのままに風速v2の変動微風を維持する。環境評価データが涼しい環境(−1)を示す場合には空調機10はそのままに風量調節装置40のバルブ開度を小さくして風速v3として作業空間への空調を弱め、環境評価データが暖かい環境(+1)を示す場合には空調機10はそのままに風量調節装置40のバルブ開度を大きくして風速v1として作業空間への空調を強める。
同様に湿度については空調機10が内蔵する図示しない加湿器の稼働などで対処する。
本形態の空調システムでは、ダクト20からの気流を風量調節装置40A,40Bにより間欠的に供給するものであり、具体的には、風量調節装置40A,40Bのダンパを所定周期で断続的に開閉制御し、かつ、ダンパの高速な開閉動作を可能にして変動的な微風を生成すると共に、吹出口30A,30Bの構造を改良して気流が作業空間TA内の人体Mに直接、供給されるようにしたものである。
なお、以下の説明において、「風量調節装置」は空調用の気流通路を開閉するダンパ等の構造部材と、その開閉を制御するコントローラとを含む概念とする。
図10は、他の形態の空調システムを示す全体構成図である。図10において、10は前述した周知の空調機であり、ファン111と、ファン111を駆動するインバータ112と、給気温度センサ113と、給気圧力センサ114と、差圧計115と、フィルタ116と、冷温水コイル117と、二方弁118と、加湿器119と、加湿弁120と、リレー121と、リレー接点122とを備えている。また、123は居室Z内の空気のCO2濃度を検出するCO2センサ、124は外気ダンパである。
また、システムコントローラ90には、省配線システムにより低コストにて通信システムの構築が可能なLONWORKS(登録商標)通信を行うためのインターフェイスが内蔵されており、その通信端子127には、オープンプロトコルの通信線128を介して複数台の風量調節装置40A,40Bがそれぞれ電気的に接続されている。
これらの風量調節装置40A,40Bは、1台の空調機10に対し複数台が並列的に連結されていると共に、居室Zの数や広さに応じて複数のグループに分割されている。図示例では、20台の風量調節装置40が4台ずつ5つのグループG1〜G5に分割されており、風量調節装置40A,40Bの出口側は、ダクト20(図8,図9におけるダクト20A,20Bに相当)を介して居室内の吹出口30A,30Bに連結されている。
なお、図4における個々の風量調節装置40A,40Bには、居室Zの周囲空間AAの温湿度を検出する温湿度センサ300がそれぞれ接続されており、これらの周囲空間湿度センサ51、周囲空間温度センサ52による検出温度及び湿度は、前記通信線128を介してシステムコントローラ90にも入力されている。
ここで、図11におけるA系統またはB系統の風量調節装置40A,40Bのように、ダンパの開閉を高速に行うことにより所定周期で間欠的に発生させる微風速の気流を「変動微風」というものとする。
このように本実施形態では、A系統,B系統の風量調節装置40A,40Bを同期させつつ交互に開閉制御するだけでなく、必要に応じて所定期間だけの変動微風運転やダンパ開度の個別制御を行うことも可能である。
まず、図14は、夏季の冷房運転時における、周囲空間AAの設定温度と風量調節装置40のダンパの要求開度(要求風量)との関係を示しており、図15は、冬季の暖房運転時における同様の関係を示している。
なお、上記偏差1,偏差2は、人体Mにとって冷房過剰または冷房不足と感じる温度を考慮して予め設定しておくものとする。
作業空間温度データ<SP0−偏差2となった場合には、変動微風運転を中止し、ダンパ開度を最小開度(設定値)に固定して風量調節装置40A,40Bを運転することにより、居室温度がそれ以上低下するのを防止する。
作業空間温度データ>SP0+偏差2となった場合には、変動微風運転を中止し、ダンパ開度を最大開度(設定値)に固定して風量調節装置40A,40Bを運転することにより、居室温度がそれ以上上昇するのを防止するものである。
まず、図10における給気温度センサ113による検出温度が給気温度設定値に一致するように、システムコントローラ90が二方弁118をPI制御することにより、冷温水コイル117を通過する空気の温度を調節して空調機10の給気温度を制御する。
なお、外気を用いた冷房運転が可能な場合には二方弁118のPI制御を行わないものとする。
この給気温度制御とは、以下に定義される最大温度比率を導入し、この最大温度比率に応じて空調機10の給気温度設定値を複数段階に変更することにより、複数台の風量調節装置40を介した給気温度を一括して変更可能とするものである。
最大温度比率=
{(作業空間温度値−最低温度設定値)/(最高温度設定値−最低温度設定値)}×
100%
例えば、図16(b)の左側に示すように、当初は最大温度比率が上限値Imaxよりも大きく、居室内の温度が高い場合には、上述した変更1(S2)の処理によって給気温度設定値をΔt1だけ低下させ、これに応じてシステムコントローラ90が二方弁118を制御することにより、居室内温度が低下し、最大温度比率も低下する。また、最大温度比率がImax〜Iminの範囲にある場合には変更2(S3)の処理によって給気温度設定値を更にΔt2だけ低下させ、給気温度を更に低下させるような制御動作が実行される。
その後、最大温度比率がIminよりも小さくなると、変更3(S4)の処理によって給気温度設定値をΔt3だけ増加させることにより、給気温度を上昇させるような制御動作が実行される。
すなわち、空調機の運転中において(S11Yes)、制御判断継続時間が経過したら最大温度比率を演算し(S12Yes,S13)、演算した最大温度比率に応じて給気温度設定値の変更処理(S14〜S16)を行う。この処理を、給気温度設定値が上下限値を超過しない限り繰り返し実行する(S17No)。
また、給気温度設定値が上下限値を超過した場合には(S17Yes)、上限値または下限値に抑え込む処理を行う(S18)。
以上の処理を制御判断継続時間が経過するたびに行うことにより、給気温度を一定周期できめ細かく設定値通りに制御することができる。
従来では、風量調節装置からの要求風量の合計値に基づいてファン駆動用のインバータの出力周波数(ファンモータの回転数)を制御しているが、本実施形態では、風量調節装置のダンパを高速開閉することにより要求風量が短い周期で変動するため、制御条件として要求風量を用いるのは不適当である。
なお、従来のように風量調節装置からの要求風量に応じた制御方法も選択可能とし、その場合には、一定時間の要求風量の合計値を平均化して求めた平均要求風量に応じてインバータの周波数を決定しても良い。
また、CO2センサ123により検出した居室内のCO2濃度に応じて外気ダンパ124を動作させ、外気取り入れ量を制御するものであるが、これらについては便宜上、詳述を省略する。
図19において、201は図10の分岐ダクト130に連結されるケーシングであり、空調機10からの気流が通過する断面矩形の空間を形成している。202は回動羽根203が回動する中心軸としての回動軸であり、図示例では2枚の回動羽根203を互いに平行配置された2本の回動軸202によりそれぞれ回動可能に支持する構造となっている。204は各回動軸202の両端を支持するボールベアリングであり、回動羽根203を円滑に高速回動させ、かつ、軸受け部の磨耗を防止するために設けられている。
ケーシング側面部にはステッピングモータが設けられており、そのモータ回転軸が各回動羽根203及び回動軸202と、複数のギア機構及びリンク機構等(何れも図示せず)を介して連結され、ステッピングモータの回転運動を所定角度(θ)範囲の回動運動に変換し、各回動軸202に伝達することにより、各回動羽根203を気流の通過方向に対し平行な状態(図に実線で示す状態)と傾斜状態(図に一点鎖線で示す状態)との間で所定の開口状態になるよう開閉し、後述する吹出口方向へ通過させる風量を制御している。
図20において、211は空調機10からの気流が通過するダクトであり、例えば風量調節装置40A,40Bの下流側に配置される。212は図示されていないモータの回転軸に連結された回動軸、213は回動軸212に固定されてダクト211内を回動可能な回動羽根、214は回動軸212をダクト211に対して支持する一対のボールベアリングである。
この例においては、回動羽根213の定速連続回転によってダクト211内を通過する気流の間欠送風を発生することが可能である。
なお、円板状回動羽根円周上一点に着目すると、その点は、ダクト側面から見ると等速円運動となり、時間経過に対し正弦波関数軌跡を描く。一方、円板状回動羽根は、ダクト軸方向に水平→垂直を正弦波四半周期ごとに繰り返す。又、ダクト軸方向垂直投影では、円板状回動羽根の投影面積(遮蔽面積)が、直線→楕円→円→楕円→直線の変化に応じて、円関数的凸状に増加/減少を繰り返す。逆に、開口面積は、全開面積に対する割合が、円関数的凹状に減少/増加を繰り返す。管内開閉部において、開閉部を通過する風量と遮断面積との時間経過に対する関係は、円関数的凸状変化に対する凹状変化の阻害作用に伴う通過抵抗にて、気流は、正弦波四半周期ごとに、より直線的な変化の繰り返し、つまりジグザグ状に間欠変化して送風される。
ここで、ダンパの構造は図19の例に何ら限定されるものではなく、気流を間欠的に供給可能であって流路の高速開閉が可能であり、かつ、風量を連続的に制御できるものであればいかなる構造であっても良い。
また、図20の円形ダンパに限らず、矩形ダンパの矩形翼でも可能である。
まず、図21は従来の吹出口(いわゆるアネモ型吹出口)の概略的な構造を示す図であり、401は天井面、402は外コーン部、403は多層コーン型の内コーン部である。この吹出口では、冷房時に内コーン部403を室内側へ(下方に)若干引き出して使用しており、外コーン部402と内コーン部403との間から吹き出す気流によって天井面との間に負圧空間を作り、吹出口から吹き出した気流を上記の負圧空間に向かわせることによって天井面に沿ったほぼ水平方向の冷気の流れを作り、この冷気を徐々に下降させることで所望の冷房効果が得られるようにしている。
そこで、本実施形態では、吹出口の内コーン部に構造簡単な気流方向調節具を取り付け、吹出口を下方から見た場合に全周囲方向に放射状に吹き出す気流を部分的に遮蔽することにより、負圧空間生成を排し、吹出口から作業空間TAに直接向かう気流を容易に形成できるようにした。
気流方向調節具500の取付方法は特に限定されず、既存の吹出口の内コーン部に室内から取付可能な方法であれば、いかなる方法でも良い。
また、図23に示すように、係着部502,503に突出板509,510を付設し、この突出板509,510が外コーン部の内径またはそれ以上にまで達するようにすると、中央支持部501の延長上からの気流の吹き出しを確実に遮蔽することができ、作業空間TAに直接向かう気流の形成に一層効果的である。
気流方向調節具500としては、下面から見た場合に、図25(a)に示すように全体としてI字形のものや、図25(b)のように十字形のもの、図25(c)のようにY字形のものなど、種々の形状、構造のものが考えられる。なお、図25(c)において、513は係着部である。
図26は図25(c)に相当する図であり、気流方向調節具500については模式化して示してある。また、気流は紙面の背後から手前方向に吹き出すものとする。
また、図26における空間bについては従来と同様に負圧になる可能性があるが、この空間b方向に向かう気流は、中央支持部501等の両側の気流に誘引されて移動するので、図21に示したような作用は起こりにくくなり、空間aと同様に負圧になる現象を回避することができる。
これにより、吹出口のほぼ全周にわたって天井面付近の負圧空間が生じなくなり、気流は天井面に沿って移動することなく作業空間TAに向かって直接的に吹き出されることとなる。
更に又、気流方向調節具自体は、必ずしも固定される必要がなく、例えば、図27(c)に示すように、ダクト91内に設けた回動羽根(プロペラ)92と低速回転変換する回転制御用ギア機構部93を介し、外コーン部94と水平面で回転自在に軸支して、適宜な速度で定速回転するように形成してもよい。
この方法では、吹出口だけで、本システムの目的である室内域への間欠送風が可能となる。
更に、リニューアル物件において、既設の空調機やダクト、吹出口等を有効利用することができると共に、新規物件においては空調機の容量を小さくすることができる。
総じて本発明によれば、きめ細かい快適な空調を実現し、かつ、設備コスト、ランニングコストの低減が可能になる。
Z:居室
M:人体
TA:作業空間
AA:周囲空間
G1〜G5:グループ
1:空調システム
10:空調機
111:ファン
112:インバータ
113:給気温度センサ
114:給気圧力センサ
115:差圧計
116:フィルタ
117:冷温水コイル
118:二方弁
119:加湿器
120:加湿弁
121:リレー
122:リレー接点
123:CO2センサ
124:外気ダンパ
125:タッチパネル
126:システムコントローラ
127:通信端子
128:通信線
129:主ダクト
130:分岐ダクト
20:ダクト
30:気流の吹出口
40:風量調節装置
200:風量調節装置
201:ケーシング
202,212:回動軸
203,213:回動羽根
204,214:ボールベアリング
211:ダクト
300:温湿度センサ
401:天井面
404:外コーン部
405:内コーン部
500,505:気流方向調節具
501,506:中央支持部
502,503,507,508,513:係着部
509,510:突出板
511,512:脚部
50:環境センサ
51:周囲空間湿度センサ
52:周囲空間温度センサ
53:風速センサ
54:作業空間風速センサ
55:ネック風量センサ
56:作業空間温度センサ
57:作業空間湿度センサ
58:作業空間グローブ湿度センサ
60:環境評価部
61:作業空間風速データ算出手段
62:作業空間温度データ算出手段
63:作業空間湿度データ算出手段
64:作業空間輻射温度データ算出手段
65:作業空間在室者着衣量データ生成手段
66:作業空間在室者活動量データ生成手段
67:環境評価データ算出手段
70:中央処理部
80:操作入力部
81:風速補正データ入力部
82:在室者着衣量データ入力部
83:在室者活動量データ入力部
84:評価補正データ入力部
91:ダクト
92:回動羽根(プロペラ)
93:回転制御用ギア機構部
94:外コーン部
Claims (11)
- 居室内に、人体の作業空間とその作業空間を覆う周囲空間とを設定し、作業空間に向けて吹き出される気流により空調が行われる作業空間の環境を評価する環境評価システムであって、
周囲空間の温度を計測して周囲空間温度データを出力する周囲空間温度センサと、周囲空間の湿度を計測して周囲空間湿度データを出力する周囲空間湿度センサと、気流の風速を計測して気流の風速データを出力する風速センサと、を有し、周囲空間温度データ、周囲空間湿度データおよび気流の風速データである環境データが入力される環境データ入力部と、
風速補正データ、在室者着衣量データ、在室者活動量データおよび評価補正データが入力される操作入力部を有し、風速補正データ、在室者着衣量データ、在室者活動量データおよび評価補正データである設定データが入力される設定データ入力部と、
風速補正データおよび風速データを用いて作業空間風速データを算出する手段と、作業空間風速データおよび周囲空間温度データを用いて作業空間温度データを算出する手段と、作業空間温度データ,周囲空間温度データおよび周囲空間湿度データを用いて作業空間湿度データを算出する手段と、作業空間温度データを用いて作業空間輻射温度データを算出する手段と、在室者着衣量データを用いて作業空間在室者着衣量データを算出する手段と、在室者活動量データを用いて作業空間在室者活動量データを算出する手段と、作業空間温度データ,作業空間湿度データ,作業空間風速データ,作業空間輻射温度データ,作業空間在室者着衣量データ,作業空間在室者活動量データおよび評価補正データを用いて作業空間の環境評価データを算出する手段と、を有する環境評価部と、
を備えることを特徴とする環境評価システム。 - 居室内に、人体の作業空間とその作業空間を覆う周囲空間とを設定するとともに、請求項1に記載の環境評価システムからの環境評価データを用いて作業空間の空調を行う空調システムであって、
空調用の気流を発生させる空調機と、
気流の風量を調節する風量調節装置と、
風量調節装置から供給される気流を居室内へ吹き出すための吹出口と、
環境評価データに基づいて風量調節装置を制御する中央処理部と、
を備え、風量調節装置は中央処理部の制御に応じて風量調節装置のダンパの開閉状態を制御することにより、吹出口から微風速の気流を間欠的に吹き出すことを特徴とする空調システム。 - 請求項2に記載した空調システムにおいて、
前記中央処理部には温度設定部が接続され、
作業空間温度データが設定温度と一致するように前記空調機による給気温度設定値の変更および/または前記風量調節装置のダンパの開閉状態の制御を行うことを特徴とする空調システム。 - 請求項2または請求項3に記載した空調システムにおいて、
前記空調機に対して複数台の前記風量調節装置が並列的に連結され、かつ、これらの風量調節装置を複数系統に分割すると共に、異なる系統に属する前記風量調節装置のダンパの開閉状態を異ならせることを特徴とする空調システム。 - 請求項4に記載した空調システムにおいて、
異なる系統に属する前記風量調節装置のダンパを同期させて交互に開閉することを特徴とする空調システム。 - 居室内に、人体の作業空間とその作業空間を覆う周囲空間とを設定するとともに、請求項1に記載の環境評価システムからの環境評価データを用いて作業空間の空調を行う空調システムであって、
空調用の気流を発生させる空調機と、
空調機から供給される気流を居室内へ吹き出すための吹出口と、
環境評価データに基づいて空調機を制御する中央処理部と、
を備えることを特徴とする空調システム。 - 請求項6に記載した空調システムにおいて、
前記中央処理部には温度設定部が接続され、
作業空間温度データが設定温度と一致するように前記空調機による給気温度設定値の変更を行うことを特徴とする空調システム。 - 請求項2〜請求項7の何れか1項に記載した空調システムにおいて、
前記空調機による給気圧力を検出する圧力センサを備え、この圧力センサによる検出圧力に応じて前記空調機を駆動するファンの回転数を制御することを特徴とする空調システム。 - 請求項2〜請求項8の何れか一項に記載した空調システムにおいて、
前記吹出口は居室の天井面から下方に向けて配置されており、この吹出口から前記作業空間に向けて気流を吹き出すことを特徴とする空調システム。 - 請求項2〜請求項9の何れか一項に記載した空調システムにおいて、
前記吹出口を部分的に遮蔽して前記吹出口から下方に向かう気流を発生させるための気流方向調節具を備えたことを特徴とする空調システム。 - 請求項10に記載した空調システムにおいて、
前記気流方向調節具を前記吹出口に居室内から取付可能としたことを特徴とする空調システム。
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