JP2007333349A - 空調システム - Google Patents
空調システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007333349A JP2007333349A JP2006168299A JP2006168299A JP2007333349A JP 2007333349 A JP2007333349 A JP 2007333349A JP 2006168299 A JP2006168299 A JP 2006168299A JP 2006168299 A JP2006168299 A JP 2006168299A JP 2007333349 A JP2007333349 A JP 2007333349A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- conditioning system
- temperature
- air volume
- airflow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 title claims abstract description 61
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims abstract description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 22
- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract 5
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 15
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 230000008569 process Effects 0.000 description 10
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 9
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 230000004044 response Effects 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 1
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y02B30/746—
Landscapes
- Duct Arrangements (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Central Air Conditioning (AREA)
Abstract
【解決手段】空調用の気流を発生させる空調機100と、前記気流の風量を調節する風量調節装置200と、この風量調節装置200から供給される気流を居室Z内へ吹き出すための吹出口と、を備えた空調システムにおいて、居室Z内に、人体Mの作業空間TAとその周囲空間AAとを設定し、風量調節装置200は、温湿度センサ300により検出した周囲空間AAの検出温度が設定温度に一致するように風量調節装置200のダンパの開閉状態を制御することにより、吹出口から微風速の気流を作業空間TAに向けて間欠的に吹き出させるようにした。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1には、予め設定された室内温度を空調機と複数の風量調節装置(VAV)によって最適な室内温度にコントロールする空調管理システムにおいて、室内側に設置されたルームサーモスイッチにより発信した信号を強風・中風・弱風・停止等所定の風量割合で一定の数値に置き換え、風量調節装置内のダンパ機構を開閉すると共に温度変化による上記数値を空調回路内に組み込まれた変風量・演算ユニットにて積算演算し、これらの合計数値を予め設定された総数値の割合で送風機インバータを制御運転すると同時に空調機の外気取入口、排気口、還気口の各ダンパ機構の開閉及び冷、温水コイル給水バルブ等、全ての空調制御機構の制御運転を行うようにした空調制御システムが記載されている。
しかしながら、実際には室内に居る人の作業空間(タスクエリア)の空調が適切に行われれば十分であるにもかかわらず、それ以外の周囲空間(アンビエントエリア)までも余分に空調しているため、十分な省エネルギー効果、ランニングコストの低減を達成することが困難であった。
また、特許文献3に記載された従来技術は、複数の吹出口への空気分配量を順次変化させて室内に変動風を発生させ、定常風よりも高い冷却効果を得ようとするものであるが、やはり作業空間とその周囲空間に着目して適切な制御を行う空調システムについては開示されていない。
前記居室内に、人体の作業空間とその周囲空間とを設定し、
前記風量調節装置は、前記周囲空間の設定温度に応じて前記風量調節装置のダンパの開閉状態を制御することにより、前記吹出口から微風速の気流を間欠的に吹き出すものである。
前記周囲空間の温度を検出する温度センサを備え、
この温度センサによる検出温度が設定温度に一致するように前記風量調節装置のダンパの開閉状態を制御するものである。
前記吹出口は居室の天井面から下方に向けて配置されており、この吹出口から前記作業空間に向けて気流を吹き出すものである。
前記空調機に対して複数台の前記風量調節装置が並列的に連結され、かつ、これらの風量調節装置を複数系統に分割すると共に、異なる系統に属する前記風量調節装置のダンパの開閉状態を異ならせるものである。
異なる系統に属する前記風量調節装置のダンパを同期させて交互に開閉するものである。
前記空調機による給気圧力を検出する圧力センサを備え、この圧力センサによる検出圧力に応じて前記空調機を駆動するファンの回転数を制御するものである。
前記温度センサによる検出温度に応じて、前記空調機による給気温度設定値を変更するものである。
前記圧力センサによる検出圧力に応じた回転数の制御方法と、前記風量調節装置からの要求風量に応じた回転数の制御方法とを選択可能にしたものである。
前記吹出口を部分的に遮蔽して前記吹出口から下方に向かう気流を発生させるための気流方向調節具を備えたものである。
前記気流方向調節具を前記吹出口に居室内から取付可能としたものである。
また、気流は微風速であるから人体にとって煩わしさを感じさせず、この気流を間欠的に吹き出させることにより、風量を減少させて空調機の負荷も低減することが可能である。
更に、リニューアル物件において、既設の空調機やダクト、吹出口等を有効利用することができると共に、新規物件においては空調機の容量を小さくすることができる。
総じて本発明によれば、きめ細かい快適な空調を実現し、かつ、設備コスト、ランニングコストの低減が可能になる。
従来の一般的な空調システムとしては、居室Z内の温度を予め所定値(例えば26〔℃〕)に設定し、温度センサ109により検出した居室Z内の温度が設定温度に一致するように空調機100の運転を制御して、吹出口104,105から吹き出す気流の温度や風量を調節し、居室Zを全体的に空調している。
ここで、温度センサ109は、人体Mに近接して設置することが望ましいが、デスクワークや移動時の障害になるおそれを回避すると共に取付の容易さを考慮して、図示するように居室Zの壁面や柱に設置されるのが一般的となっている。
また、例えば冷房時には、吹出口104,105から吹き出す気流をほぼ天井面に沿って吹かせてから、冷気が自然に下降する現象を利用し、人体Mに気流を感じさせずに(例えば人体Mの手元の風速を0.2〔m/s〕に設定)居室全体を冷房しているが、温度設定値を変化させた場合には天井面から少しずつ温度が変化するため、作業空間に居る人体Mの体感温度が適正値になるまでに多くの時間がかかり、居室全体を冷房するために多くのエネルギーを必要としている。
更に、人体Mは常に冷気または暖気に曝されているので、冷え過ぎや暑過ぎなど、人体Mに不快感を与える場合もある。
また、ダクト101からの気流を複数系統に分けて風量調節装置106,107に導入し、これらの風量調節装置106,107を同期させながら交互に、かつ高速で開閉して吹出口104,105から所定風量の気流を吹き出させるようにしたものである。
なお、以下の説明において、「風量調節装置」は空調用の気流通路を開閉するダンパ等の構造部材と、その開閉を制御するコントローラとを含む概念とする。
更に本発明は、単一系統の風量調節装置だけでも所期の空調効果を得ることができる。
図4は、この実施形態を示す全体構成図である。図4において、100は前述した周知の空調機であり、ファン111と、ファン111を駆動するインバータ112と、給気温度センサ113と、給気圧力センサ114と、差圧計115と、フィルタ116と、冷温水コイル117と、二方弁118と、加湿器119と、加湿弁120と、リレー121と、リレー接点122とを備えている。また、123は居室Z内の空気のCO2濃度を検出するCO2センサ、124は外気ダンパである。
また、システムコントローラ126には、省配線システムにより低コストにて通信システムの構築が可能なLONWORKS(登録商標)通信を行うためのインターフェイスが内蔵されており、その通信端子127には、オープンプロトコルの通信線128を介して複数台の風量調節装置200がそれぞれ電気的に接続されている。
これらの風量調節装置200は、1台の空調機100に対し複数台が並列的に連結されていると共に、居室Zの数や広さに応じて複数のグループに分割されている。図示例では、20台の風量調節装置200が4台ずつ5つのグループG1〜G5に分割されており、風量調節装置200の出口側は、ダクト131,132(図1,図2におけるダクト102,103に相当)を介して居室内の吹出口に連結されている。
なお、図4における個々の風量調節装置200には、居室Zの周囲空間AAの温湿度を検出する温湿度センサ300がそれぞれ接続されており、これらの温湿度センサ300による検出温度及び湿度は、前記通信線128を介してシステムコントローラ126にも入力されている。
ここで、図5におけるA系統またはB系統の風量調節装置200のように、ダンパの開閉を高速に行うことにより所定周期で間欠的に発生させる微風速の気流を「変動微風」というものとする。
すなわち、A系統,B系統の風量調節装置200により同一の居室内を分担して冷房する場合、図7に示すように、温度が著しく高い当初はA系統,B系統とも変動微風運転を行わず、ダンパ開度を何れも100%として室内の冷却を促進する。その後、A系統,B系統のそれぞれについて、各系統に対応して周囲空間AAに設置されている各温湿度センサの検出温度に応じて図示するように変動微風運転を行う。この場合、A系統,B系統の風量調節装置200のダンパ開度は、図示する如く個別に制御される。図7においては、A系統の風量調節装置200により冷却される空間の温度が最終的に設定温度よりも下回ったため、図の最後の期間では変動微風運転を行わないようにしている。
このように本実施形態では、A系統,B系統の風量調節装置200を同期させつつ交互に開閉制御するだけでなく、必要に応じて所定期間だけの変動微風運転やダンパ開度の個別制御を行うことも可能である。
まず、図8は、夏季の冷房運転時における、周囲空間AAの設定温度と風量調節装置200のダンパの要求開度(要求風量)との関係を示しており、図9は、冬季の暖房運転時における同様の関係を示している。
なお、上記偏差1,偏差2は、人体Mにとって冷房過剰または冷房不足と感じる温度を考慮して予め設定しておくものとする。
検出温度<SP0−偏差2となった場合には、変動微風運転を中止し、ダンパ開度を最小開度(設定値)に固定して風量調節装置200を運転することにより、居室温度がそれ以上低下するのを防止する。
検出温度>SP0+偏差2となった場合には、変動微風運転を中止し、ダンパ開度を最大開度(設定値)に固定して風量調節装置200を運転することにより、居室温度がそれ以上上昇するのを防止するものである。
まず、図4における給気温度センサ113による検出温度が給気温度設定値に一致するように、システムコントローラ126が二方弁118をPI制御することにより、冷温水コイル117を通過する空気の温度を調節して空調機100の給気温度を制御する。
なお、外気を用いた冷房運転が可能な場合には二方弁118のPI制御を行わないものとする。
この給気温度制御とは、以下に定義される最大温度比率を導入し、この最大温度比率に応じて空調機100の給気温度設定値を複数段階に変更することにより、複数台の風量調節装置200を介した給気温度を一括して変更可能とするものである。
最大温度比率=
{(検出温度−最低温度設定値)/(最高温度設定値−最低温度設定値)}×100%
例えば、図10(b)の左側に示すように、当初は最大温度比率が上限値Imaxよりも大きく、居室内の温度が高い場合には、上述した変更1(S2)の処理によって給気温度設定値をΔt1だけ低下させ、これに応じてシステムコントローラ126が二方弁118を制御することにより、居室内温度が低下し、最大温度比率も低下する。また、最大温度比率がImax〜Iminの範囲にある場合には変更2(S3)の処理によって給気温度設定値を更にΔt2だけ低下させ、給気温度を更に低下させるような制御動作が実行される。
その後、最大温度比率がIminよりも小さくなると、変更3(S4)の処理によって給気温度設定値をΔt3だけ増加させることにより、給気温度を上昇させるような制御動作が実行される。
すなわち、空調機の運転中において(S11Yes)、制御判断継続時間が経過したら最大温度比率を演算し(S12Yes,S13)、演算した最大温度比率に応じて給気温度設定値の変更処理(S14〜S16)を行う。この処理を、給気温度設定値が上下限値を超過しない限り繰り返し実行する(S17No)。
また、給気温度設定値が上下限値を超過した場合には(S17Yes)、上限値または下限値に抑え込む処理を行う(S18)。
以上の処理を制御判断継続時間が経過するたびに行うことにより、給気温度を一定周期できめ細かく設定値通りに制御することができる。
従来では、風量調節装置からの要求風量の合計値に基づいてファン駆動用のインバータの出力周波数(ファンモータの回転数)を制御しているが、本実施形態では、風量調節装置のダンパを高速開閉することにより要求風量が短い周期で変動するため、制御条件として要求風量を用いるのは不適当である。
なお、従来のように風量調節装置からの要求風量に応じた制御方法も選択可能とし、その場合には、一定時間の要求風量の合計値を平均化して求めた平均要求風量に応じてインバータの周波数を決定しても良い。
図13において、201は図4の分岐ダクト130に連結されるケーシングであり、空調機100からの気流が通過する断面矩形の空間を形成している。202は回動羽根203が回動する中心軸としての回動軸であり、図示例では2枚の回動羽根203を互いに平行配置された2本の回動軸202によりそれぞれ回動可能に支持する構造となっている。204は各回動軸202の両端を支持するボールベアリングであり、回動羽根203を円滑に高速回動させ、かつ、軸受け部の磨耗を防止するために設けられている。
ケーシング側面部にはステッピングモータが設けられており、そのモータ回転軸が各回動羽根203及び回動軸202と、複数のギア機構及びリンク機構等(何れも図示せず)を介して連結され、ステッピングモータの回転運動を所定角度(θ)範囲の回動運動に変換し、各回動軸202に伝達することにより、各回動羽根203を気流の通過方向に対し平行な状態(図に実線で示す状態)と傾斜状態(図に一点鎖線で示す状態)との間で所定の開口状態になるよう開閉し、後述する吹出口方向へ通過させる風量を制御している。
図14において、211は空調機100からの気流が通過するダクトであり、例えば風量調節装置200の下流側に配置される。212は図示されていないモータの回転軸に連結された回動軸、213は回動軸212に固定されてダクト211内を回動可能な回動羽根、214は回動軸212をダクト211に対して支持する一対のボールベアリングである。
この例においては、回動羽根213の定速連続回転によってダクト211内を通過する気流の間欠送風を発生することが可能である。
なお、円板状回動羽根の円周上一点に着目すると、その点は、ダクト側面から見ると等速円運動となり、時間経過に対し正弦波関数軌跡を描く。一方、円板状回動羽根は、ダクト軸方向に水平→垂直を正弦波四半周期ごとに繰り返す。また、ダクト軸方向垂直投影では、円板状回動羽根の投影面積(遮蔽面積)が、直線→楕円→円→楕円→直線の変化に応じて、円関数的凸状に増加/減少を繰り返す。逆に、開口面積は、全開面積に対する割合が、円関数的凹状に減少/増加を繰り返す。管内開閉部において、開閉部を通過する風量と遮断面積との時間経過に対する関係は、円関数的凸状変化に対する凹状変化の阻害作用に伴う通過抵抗にて、気流は、正弦波四半周期ごとに、より直線的な変化の繰り返し、つまりジグザグ状に間欠変化して送風される。
ここで、ダンパの構造は図13の例に何ら限定されるものではなく、気流を間欠的に供給可能であって流路の高速開閉が可能であり、かつ、風量を連続的に制御できるものであればいかなる構造であっても良い。
また、図14の円形ダンパに限らず、矩形ダンパの矩形翼でも可能である。
まず、図15は従来の吹出口(いわゆるアネモ型吹出口)の概略的な構造を示す図であり、401は天井面、402は外コーン部、403は多層コーン型の内コーン部である。この吹出口では、冷房時に内コーン部403を室内側へ(下方に)若干引き出して使用しており、外コーン部402と内コーン部403との間から吹き出す気流によって天井面との間に負圧空間を作り、吹出口から吹き出した気流を上記の負圧空間に向かわせることによって天井面に沿ったほぼ水平方向の冷気の流れを作り、この冷気を徐々に下降させることで所望の冷房効果が得られるようにしている。
そこで、本実施形態では、吹出口の内コーン部に構造簡単な気流方向調節具を取り付け、吹出口を下方から見た場合に全周囲方向に放射状に吹き出す気流を部分的に遮蔽することにより、負圧空間生成を排し、吹出口から作業空間TAに直接向かう気流を容易に形成できるようにした。
気流方向調節具500の取付方法は特に限定されず、既存の吹出口の内コーン部に室内から取付可能な方法であれば、いかなる方法でも良い。
また、図17に示すように、係着部502,503に突出板509,510を付設し、この突出板509,510が外コーン部の内径またはそれ以上にまで達するようにすると、中央支持部501の延長上からの気流の吹き出しを確実に遮蔽することができ、作業空間TAに直接向かう気流の形成に一層効果的である。
気流方向調節具500としては、下面から見た場合に、図19(a)に示すように全体としてI字形のものや、図19(b)のように十字形のもの、図19(c)のようにY字形のものなど、種々の形状、構造のものが考えられる。なお、図19(c)において、513は係着部である。
図20は図19(c)に相当する図であり、気流方向調節具500については模式化して示してある。また、気流は紙面の背後から手前方向に吹き出すものとする。
また、図20における空間bについては従来と同様に負圧になる可能性があるが、この空間b方向に向かう気流は、中央支持部501等の両側の気流に誘引されて移動するので、図15に示したような作用は起こりにくくなり、空間aと同様に負圧になる現象を回避することができる。
これにより、吹出口のほぼ全周にわたって天井面付近の負圧空間が生じなくなり、気流は天井面に沿って移動することなく作業空間TAに向かって直接的に吹き出されることとなる。
更にまた、気流方向調節具自体は、必ずしも固定される必要がなく、例えば図21(c)に示すように、ダクト内に設けた回動羽根(プロペラ)と低速回転変換する制御用ギア機構部を介し、コーン部と水平面で回転自在に軸支して、適宜な速度で定速回転するように形成してもよい。この方法では、吹出口だけで、本システムの目的である室内域への間欠送風が可能となる。
Y:天井裏
Z:居室
M:人体
TA:作業空間
AA:周囲空間
G1〜G5:グループ
100:空調機
101〜103:ダクト
104,105:吹出口
106,107:風量調節装置
108:温湿度センサ
111:ファン
112:インバータ
113:給気温度センサ
114:給気圧力センサ
115:差圧計
116:フィルタ
117:冷温水コイル
118:二方弁
119:加湿器
120:加湿弁
121:リレー
122:リレー接点
123:CO2センサ
124:外気ダンパ
125:タッチパネル
126:システムコントローラ
127:通信端子
128:通信線
129:主ダクト
130:分岐ダクト
200:風量調節装置
201:ケーシング
202,212:回動軸
203,213:回動羽根
204,214:ボールベアリング
211:ダクト
300:温湿度センサ
401:天井面
404:外コーン部
405:内コーン部
500,505:気流方向調節具
501,506:中央支持部
502,503,507,508,513:係着部
509,510:突出板
511,512:脚部
Claims (10)
- 空調用の気流を発生させる空調機と、前記気流の風量を調節する風量調節装置と、この風量調節装置から供給される気流を居室内へ吹き出すための吹出口と、を備えた空調システムにおいて、
前記居室内に、人体の作業空間とその周囲空間とを設定し、
前記風量調節装置は、前記周囲空間の設定温度に応じて前記風量調節装置のダンパの開閉状態を制御することにより、前記吹出口から微風速の気流を間欠的に吹き出すことを特徴とする空調システム。 - 請求項1に記載した空調システムにおいて、
前記周囲空間の温度を検出する温度センサを備え、
この温度センサによる検出温度が設定温度に一致するように前記風量調節装置のダンパの開閉状態を制御することを特徴とする空調システム。 - 請求項1または2に記載した空調システムにおいて、
前記吹出口は居室の天井面から下方に向けて配置されており、この吹出口から前記作業空間に向けて気流を吹き出すことを特徴とする空調システム。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載した空調システムにおいて、
前記空調機に対して複数台の前記風量調節装置が並列的に連結され、かつ、これらの風量調節装置を複数系統に分割すると共に、異なる系統に属する前記風量調節装置のダンパの開閉状態を異ならせることを特徴とする空調システム。 - 請求項4に記載した空調システムにおいて、
異なる系統に属する前記風量調節装置のダンパを同期させて交互に開閉することを特徴とする空調システム。 - 請求項2〜5の何れか1項に記載した空調システムにおいて、
前記空調機による給気圧力を検出する圧力センサを備え、この圧力センサによる検出圧力に応じて前記空調機を駆動するファンの回転数を制御することを特徴とする空調システム。 - 請求項1〜6の何れか1項に記載した空調システムにおいて、
前記温度センサによる検出温度に応じて、前記空調機による給気温度設定値を変更することを特徴とする空調システム。 - 請求項7に記載した空調システムにおいて、
前記圧力センサによる検出圧力に応じた回転数の制御方法と、前記風量調節装置からの要求風量に応じた回転数の制御方法とを選択可能にしたことを特徴とする空調システム。 - 請求項1〜8の何れか1項に記載した空調システムにおいて、
前記吹出口を部分的に遮蔽して前記吹出口から下方に向かう気流を発生させるための気流方向調節具を備えたことを特徴とする空調システム。 - 請求項9に記載した空調システムにおいて、
前記気流方向調節具を前記吹出口に居室内から取付可能としたことを特徴とする空調システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006168299A JP2007333349A (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | 空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006168299A JP2007333349A (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | 空調システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007333349A true JP2007333349A (ja) | 2007-12-27 |
Family
ID=38932981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006168299A Pending JP2007333349A (ja) | 2006-06-19 | 2006-06-19 | 空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007333349A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011094899A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Sanki Eng Co Ltd | 空調システム及び空調方法 |
CN108592354A (zh) * | 2018-05-14 | 2018-09-28 | 哈尔滨商业大学 | 一种基于物联网的排风口可移动的温度控制系统 |
CN110360141A (zh) * | 2018-04-10 | 2019-10-22 | 红塔烟草(集团)有限责任公司 | 离心式空压机风量补偿装置以及风量补偿系统 |
CN114248978A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-03-29 | 宿迁正峰包装材料有限公司 | 一种智能包装装置 |
JP2022056341A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | 有限会社トップ | 建物の換気システム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5862444A (ja) * | 1981-10-08 | 1983-04-13 | Shinko Kogyo Kk | 間欠式空気吹出方法 |
JPS6488056A (en) * | 1987-06-17 | 1989-04-03 | Mitsubishi Electric Corp | Air conditioner |
JPH06193948A (ja) * | 1992-12-24 | 1994-07-15 | Ebara Corp | 空調システムの運転方法 |
JPH09273800A (ja) * | 1996-04-05 | 1997-10-21 | Tadahiko Ibamoto | 変動風発生装置 |
-
2006
- 2006-06-19 JP JP2006168299A patent/JP2007333349A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5862444A (ja) * | 1981-10-08 | 1983-04-13 | Shinko Kogyo Kk | 間欠式空気吹出方法 |
JPS6488056A (en) * | 1987-06-17 | 1989-04-03 | Mitsubishi Electric Corp | Air conditioner |
JPH06193948A (ja) * | 1992-12-24 | 1994-07-15 | Ebara Corp | 空調システムの運転方法 |
JPH09273800A (ja) * | 1996-04-05 | 1997-10-21 | Tadahiko Ibamoto | 変動風発生装置 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011094899A (ja) * | 2009-10-30 | 2011-05-12 | Sanki Eng Co Ltd | 空調システム及び空調方法 |
CN110360141A (zh) * | 2018-04-10 | 2019-10-22 | 红塔烟草(集团)有限责任公司 | 离心式空压机风量补偿装置以及风量补偿系统 |
CN108592354A (zh) * | 2018-05-14 | 2018-09-28 | 哈尔滨商业大学 | 一种基于物联网的排风口可移动的温度控制系统 |
JP2022056341A (ja) * | 2020-09-29 | 2022-04-08 | 有限会社トップ | 建物の換気システム |
JP7104382B2 (ja) | 2020-09-29 | 2022-07-21 | 有限会社トップ | 建物の換気システム |
CN114248978A (zh) * | 2021-12-22 | 2022-03-29 | 宿迁正峰包装材料有限公司 | 一种智能包装装置 |
CN114248978B (zh) * | 2021-12-22 | 2022-09-09 | 宿迁正峰包装材料有限公司 | 一种智能包装装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4884097B2 (ja) | 環境評価システムおよび空調システム | |
CN107388370B (zh) | 空调室内机及其控制方法 | |
JP6065184B2 (ja) | 空気調和機 | |
CN110081569B (zh) | 空调器的控制方法 | |
CN105065327A (zh) | 一种蜗壳组件、风机、空调器及一种风机换向的控制方法 | |
JP2007333349A (ja) | 空調システム | |
CN110594861A (zh) | 室内机、空调器及空调器控制的方法 | |
JP2014173826A (ja) | 全熱交換型の換気装置 | |
JP2001304661A (ja) | 天井埋込型空気調和機用室内機 | |
WO2013035218A1 (ja) | 空気調和機 | |
CN110966741A (zh) | 一种格栅组件及厨房空调 | |
WO2013035236A1 (ja) | 空気調和機 | |
CN113669861A (zh) | 一种空调器的控制方法、空调器 | |
CN113531692B (zh) | 厨房空调的分区包围送风控制方法 | |
CN104296348A (zh) | 出风换向结构及空调器的出风控制方法 | |
CN108731219B (zh) | 空调器控制方法、室内机和空调器 | |
CN113531695A (zh) | 厨房空调的烟气包围送风控制方法 | |
CN111780231A (zh) | 一种柜式空调器 | |
JP2008121927A (ja) | シーリングファン | |
JP2013057457A (ja) | 空気調和機 | |
JP5166583B1 (ja) | 空気調和機 | |
CN210832232U (zh) | 室内机及空调器 | |
CN113091132A (zh) | 一种双出风新风空调室内机、新风空调及其控制方法 | |
JPH0642797A (ja) | 空気調和装置の運転制御装置 | |
KR101147282B1 (ko) | 풍량 및 풍향 자동조절식 라인 디퓨져 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090310 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101109 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110106 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110412 |