JP2000154931A - 空気調和機の給気温度設定値演算装置 - Google Patents

空気調和機の給気温度設定値演算装置

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JP2000154931A
JP2000154931A JP10327814A JP32781498A JP2000154931A JP 2000154931 A JP2000154931 A JP 2000154931A JP 10327814 A JP10327814 A JP 10327814A JP 32781498 A JP32781498 A JP 32781498A JP 2000154931 A JP2000154931 A JP 2000154931A
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air
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air supply
temperature
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Masataka Iwasaki
昌隆 岩崎
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Matsushita Seiko Co Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は事務所ビルおよび一般住宅などの空
気調和を行う空気調和機の給気温度設定値演算装置に関
するもので、室内温度制御が良好に行えると同時に省エ
ネルギーを実現するように給気温度設定値を変更するこ
とを目的とする。 【解決手段】 室内温度計測値と室内温度設定値の偏差
および空気調和機のファンのインバータ周波数を監視
し、変更判定手段での判定結果をもとに給気設定値変更
手段で給気温度設定値を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事務所ビルおよび
一般住宅に冷房および暖房を行う空気調和機に対して、
最適な給気温度設定値を与える空気調和機の給気温度設
定値演算装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、事務所ビルおよび一般住宅の空気
調和に対しては快適性と省エネルギー向上に関するニー
ズが高まり、室内温度および給気温度を定められた設定
値に保つように空気調和機の能力を調整する高性能な制
御装置と同様に、快適性と省エネルギーを考慮して、最
適な給気温度設定値を演算する空気調和機の給気温度設
定値演算装置が必要となってきている。
【0003】以下図面を用いて、従来の空気調和機の給
気温度設定値演算装置について説明する。
【0004】図9は代表的な空気調和機であるエアハン
ドリングユニットとその制御装置の概略図である。図9
において、エアハンドリングユニット101には冷温水
コイル102と、冷温水コイル102により熱交換され
た空気を室内103に送る送風機104を有しており、
給気ダクト105を介して室内103へ送風する。室内
103の空気は、還気ダクト106を介してエアハンド
リングユニット101に戻り、冷温水コイル102を通
過し再びファン104により室内に送風される。室内1
03には室内の温度を計測する室内温度センサ107が
設置されており、給気ダクト105内には給気温度を計
測する給気温度センサ108が設置されている。制御装
置109は、室内温度センサ107、給気温度センサ1
08の信号を取り込みそれらの値が、与えられた室内温
度設定値Trset 、給気温度設定値Tssetにな
るように冷温水コイル102に流れる温水あるいは冷水
の量を変化させるバルブ110の開度、ファン104の
送風量を変化させるインバータ111の周波数を変化さ
せている。
【0005】空気調和機の給気温度設定値演算装置は、
制御装置109に対して給気温度設定値Tssetを与
えるもので、その基本的な考え方は、室内温度センサの
計測値と室内温度設定値を比較し、偏差が大きい時に給
気温度設定値を変更するというものである。
【0006】図10は従来の空気調和機の給気温度設定
値演算装置の構成図である。図10において、室内温度
比較手段112は室内温度センサ113の室内温度計測
値と室温設定値設定手段114に設定された室内温度設
定設定値を比較し、変更判定手段115に信号を出力す
る。変更判定手段115は、室内温度比較手段112の
信号を受けて給気設定値変更手段116に信号を出力す
る。給気設定値変更手段116は、変更判定手段115
の信号を受けて給気設定値記憶手段117に信号を出力
する。給気設定値記憶手段117は、給気設定値変更手
段116の信号を受けて制御装置109に信号を出力す
る。
【0007】上記構成において動作を説明する。図11
は従来の空気調和機の給気温度設定値演算装置の動作を
示すフローチャートである。図11に示すように室内温
度比較手段112は室内温度センサ113の計測値Tr
と室温設定値設定手段114に設定された室内温度設定
設定値Trsetとの偏差eを e=Trset−Tr のようにして演算し、演算結果を変更判定手段115に
出力する(1001)。変更判定手段115は、eがd
Tより大きい時はアップ信号を、eが−dTより小さい
時はダウン信号を給気設定値変更手段116に出力する
(1002〜1004)。なお、dTは、あらかじめオ
ペレータにより設定された定数である(一般に0.5〜
2℃)。給気設定値変更手段116は、変更判定手段1
15よりアップ信号を受けた時は、給気温度設定値をd
Tsだけ上げ、ダウン信号を受けた時は給気温度設定値
をdTsだけ下げ、給気設定値記憶手段117に出力す
る(1005〜1007)。給気設定値記憶手段117
は、給気設定値変更手段116から出力された給気温度
設定値を制御装置109に出力する(1008)。以
下、一定時間経過後1001に戻り同様の動作を繰り返
す(1009)。
【0008】なお、dTおよびdTsは、あらかじめオ
ペレータにより設定された定数である(一般に0.5〜
2℃)。
【0009】以上のようにして室内温度計測値と室内温
度設定値の偏差が大きくならないように給気温度設定値
を変化させて室内を快適な状態に保っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の空気調和機の給気温度設定値演算装置では、
室内温度比較手段112で室内温度計測値と室内温度設
定値との偏差を演算し偏差が大きい場合に給気温度設定
値を変化させておりファンのインバータ周波数は考慮し
ていないために、結果的にファン回転数が大きくなり、
空気調和機のファン搬送動力が大きくなるという課題が
あった。
【0011】また、空気システムの過渡特性(室内温度
計測値および給気温度計測値をそれぞれの設定値と等し
くするまでにはある程度時間がかかるということ)を考
慮しないで、給気温度設定値の変更を一定時間間隔で行
っているために給気温度設定値が頻繁に上下動し制御が
安定しないという課題があった。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、ファ
ン回転数を出来るだけ小さくし省エネも実現でき、ま
た、給気温度設定値を頻繁に上下動させることのない空
気調和機の給気温度設定値演算装置を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機の給
気温度設定値演算装置は上記目的を達成するために、室
内温度計測値と室内温度設定値の偏差を演算する室内温
度比較手段と、インバータ周波数を監視するインバータ
周波数監視手段と、給気温度設定値の変更判定を行う変
更判定手段を備えた構成としたものである。
【0014】この本発明によれば、室内温度状況と空気
調和機のファン回転数状況から給気温度設定値を変更す
るので快適性と省エネの両面を考慮した空気調和機の給
気温度設定値演算装置を提供できる。
【0015】他の手段は、空気調和機の運転状況(ON
/OFF状況)を監視し、給気設定値変更手段に許可信
号を通知する空調機監視手段を備えた構成としたもので
ある。
【0016】この本発明によれば、空気調和機が運転開
始後、一定時間給気温度設定値の変更を中止することの
できる空気調和機の給気温度設定値演算装置を提供でき
る。
【0017】他の手段は、室内温度設定値を監視し、給
気設定値変更手段に許可信号を通知する室温設定値監視
手段を備えた構成としたものである。
【0018】この本発明によれば、室内温度設定値変更
後、一定時間給気温度設定値の変更を中止することので
きる空気調和機の給気温度設定値演算装置を提供でき
る。
【0019】他の手段は、給気温度設定値と給気温度計
測値を監視し、給気設定値変更手段に許可信号を通知す
る給気設定値監視手段を備えた構成としたものである。
【0020】この本発明によれば、給気温度設定値変更
後、給気温度が設定値に達してから一定時間経過するま
で給気温度設定値の変更を中止することのできる空気調
和機の給気温度設定値演算装置を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
室内温度を計測する室内温度センサと、空気調和機の室
内温度設定値を設定する室温設定値設定手段と、空気調
和機のファンの回転数を変化させるインバータと、前記
室内温度センサの計測値と前記室温設定値設定手段に設
定された室内温度設定値を比較する室内温度比較手段
と、前記インバータの周波数を監視するインバータ周波
数監視手段と、前記室内温度比較手段の比較結果と前記
インバータ周波数監視手段で監視されたインバータの周
波数から室内への給気温度目標値を決める給気温度設定
値の変更を行うか否かの判定をする変更判定手段と、給
気温度設定値を記憶する給気設定値記憶手段と、前記変
更判定手段の判定結果をもとに給気温度設定値を変更し
前記給気設定値記憶手段に出力する給気設定値変更手段
を備えた構成としたものであり、室内温度状況と空気調
和機のファン回転数状況から給気温度設定値を変更する
という作用を有する。
【0022】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に空気調和機の運転状況を監視し給気設定値変更手段
に許可信号あるいは禁止信号を出力する空調機監視手段
を付加した構成としたものであり、空気調和機が運転開
始後、一定時間給気温度設定値の変更を中止するという
作用を有する。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
発明に室温設定値設定手段に設定された室内温度設定値
を監視し給気設定値変更手段に許可信号あるいは禁止信
号を出力する室温設定値監視手段を付加した構成とした
ものであり、室内温度設定値変更後、一定時間給気温度
設定値の変更を中止するという作用を有する。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
発明に空気調和機からの吹き出し空気の温度を計測する
給気温度センサと、前記給気温度センサの計測値と給気
設定値記憶手段に記憶された給気温度設定値を監視し給
気設定値変更手段に許可信号あるいは禁止信号を出力す
る給気設定値監視手段を付加した構成としたものであ
り、給気温度設定値変更後、給気温度が設定値に達して
から一定時間経過するまで給気温度設定値の変更を中止
するという作用を有する。
【0025】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0026】
【実施例】(実施例1)図1は空気調和機の給気温度設
定値演算装置の構成図を示し、図1において、室内温度
比較手段1は室内温度センサ2の信号と室温設定値設定
手段3の信号を受け変更判定手段4に信号を出力する。
インバータ周波数監視手段5はインバータ6の周波数を
監視し、変更判定手段4に信号を出力する。変更判定手
段4は室内温度比較手段1の信号とインバータ周波数監
視手段5の信号を受け給気設定値変更手段7に信号を出
力する。給気設定値変更手段7は変更判定手段4の信号
を受け給気設定値記憶手段8に信号を出力する。給気設
定値記憶手段8は給気設定値変更手段7の信号を受け制
御装置109に信号を出力する。
【0027】次に、動作について説明する。図2は、空
気調和機が冷房を行っている時の空気調和機の給気温度
設定値演算装置の動作を示すフローチャートである。
【0028】図2において、室内温度比較手段1は室内
温度センサ2の計測値Trと室温設定値設定手段3に記
憶された室内温度設定値Trsetの偏差eを e=Trset−Tr のように演算する(201)。インバータ周波数監視手
段5はインバータ6の周波数Fを計測する。変更判定手
段4は、eがdTより大きい場合は給気温度設定値アッ
プ指令を、FがFminより大きい場合はダウン指令を
給気設定値変更手段7に出力する(202〜205)。
給気設定値変更手段7は、変更判定手段4よりアップ信
号を受けた時は、給気温度設定値をdTsだけ上げ、ダ
ウン信号を受けた時は給気温度設定値をdTsだけ下
げ、給気設定値記憶手段8に出力する(206〜20
8)。給気設定値記憶手段8は、給気設定値変更手段7
から出力された給気温度設定値を制御装置109に出力
する(209)。以下、一定時間経過後201に戻り同
様の動作を繰り返す(210)。
【0029】なお、dT、FminおよびdTsはオペ
レータによってあらかじめ設定された定数である(一般
にdT、dTsは0.5℃〜2℃、Fminは10Hz
〜30Hz)。
【0030】また、空気調和機が暖房を行っている時の
空気調和機の給気温度設定値演算装置の動作は、図2の
201が e=Tr−Trset に、203がダウン指令に、205がアップ指令に、2
06が給気温度設定値ダウンに、207が給気温度設定
値アップに変わる。
【0031】このように本発明の実施例1の空気調和機
の給気温度設定値演算装置によれば、室内温度比較手段
1で室内温度計測値と室内温度設定値の偏差を演算し、
インバータ周波数監視手段5でインバータの周波数を監
視し、この2つの情報をもとに変更判定手段4で、給気
温度設定値を上げるか下げるか変更しないかの判定をす
る。
【0032】これにより、出来る限り少ないファン搬送
動力で室内温度を設定値に保つことのできるように給気
温度設定値の変更を行う空気調和機の給気温度設定値演
算装置が得られる。
【0033】(実施例2)図3は空気調和機の給気温度
設定値演算装置の構成図を示し、図3に示すように、空
調機監視手段9は空気調和機の運転/停止状況を監視
し、給気設定値変更手段10に信号を出力する。給気設
定値変更手段10は変更判定手段4の信号と空調機監視
手段9の信号を受け給気設定値記憶手段8に信号を出力
する。
【0034】次に、動作を説明する。図4は、空気調和
機が冷房を行っている時の空気調和機の給気温度設定値
演算装置の動作を示すフローチャートである。
【0035】図4において、空調機監視手段9は空気調
和機の運転/停止状況を監視し、空気調和機が停止時お
よび運転開始後dt1時間経過するまで給気設定値変更
手段10に禁止信号を、空気調和機が運転開始後dt時
間経過した後は許可信号を出力し、給気設定値変更手段
10は空調機監視手段9からの許可信号がある場合のみ
変更判定手段4からのアップ信号あるいはダウン信号を
受けて給気温度設定値の変更を行う(401、40
2)。
【0036】なお、dt1は空気調和機が運転開始後、
室内温度計測値が定常状態に達するまでにかかる時間
で、オペレータによってあらかじめ設定される定数(一
般に30分〜60分)である。
【0037】なお、他の部分については構成および動作
が実施例1と同じであるので説明は省略する。
【0038】このように本発明の実施例2の空気調和機
の給気温度設定値演算装置によれば、空調機監視手段9
で空気調和機の運転状況を監視し、運転してから一定時
間経過後、給気設定値変更手段10に許可信号を出力す
る。
【0039】これにより、室内温度が定常状態に達する
まで給気温度設定値を変更しないので、給気温度設定値
を頻繁に変更することのない空気調和機の給気温度設定
値演算装置が得られる。
【0040】(実施例3)図5は空気調和機の給気温度
設定値演算装置の構成図を示し、図5に示すように、室
温設定値監視手段11は室温設定値設定手段12の信号
を受け、給気設定値変更手段13に信号を出力する。給
気設定値変更手段13は変更判定手段4の信号と室温設
定値監視手段11の信号を受け給気設定値記憶手段8に
信号を出力する。
【0041】次に、動作を説明する。図6は、空気調和
機が冷房を行っている時の空気調和機の給気温度設定値
演算装置の動作を示すフローチャートである。
【0042】図6において、室温設定値監視手段11
は、室温設定値設定手段12に設定された室内温度設定
値が変化してからdt2時間経過するまで給気設定値変
更手段13に禁止信号をその他の時は許可信号を送る。
給気設定値変更手段13は室温設定値監視手段11から
の許可信号がある場合のみ変更判定手段4からのアップ
信号あるいはダウン信号を受けて給気温度設定値変更を
行う(601、602)。
【0043】なお、dt2は室内温度設定値が変更され
てから、室内温度計測値が定常状態に達するまでにかか
る時間で、オペレータによってあらかじめ設定される定
数(一般に30分〜60分)である。
【0044】なお、他の部分については構成および動作
が実施例1と同じであるので説明は省略する。
【0045】このように本発明の実施例3の空気調和機
の給気温度設定値演算装置によれば、室温設定値監視手
段11で室内温度設定値の変更を監視し、室内温度設定
値を変更してから一定時間経過した後、給気設定値変更
手段13に許可信号を出力する。
【0046】これにより、室内温度設定値が変更されて
から室内温度計測値が定常状態に達するまでの間は給気
温度設定値を変更しないので、給気温度設定値を頻繁に
変更することのない空気調和機の給気温度設定値演算装
置が得られる。
【0047】(実施例4)図7は空気調和機の給気温度
設定値演算装置の構成図を示し、図7に示すように、給
気設定値監視手段14は給気温度センサ15の計測値と
給気設定値記憶手段16の信号を受け給気設定値変更手
段17に信号を出力する。給気設定値変更手段17は変
更判定手段4の信号と給気設定値監視手段14の信号を
受け給気設定値記憶手段16に信号を出力する。
【0048】次に、動作を説明する。図8は、空気調和
機が冷房を行っている時の空気調和機の給気温度設定値
演算装置の動作を示すフローチャートである。
【0049】図8において、給気設定値監視手段14は
給気温度センサ15の計測値と給気設定値記憶手段16
に記憶された給気温度設定値を監視し、給気温度設定値
が変化した場合、給気温度計測値と給気温度設定値の偏
差がdTminより小さくなってからdt3時間経過す
るまで給気設定値変更手段17に禁止信号をその他の場
合に許可信号を送る。給気設定値変更手段17は給気設
定値監視手段14からの許可信号がある場合のみ変更判
定手段4からのアップ信号あるいはダウン信号を受けて
給気温度設定値変更を行う(801、802)。
【0050】なお、dTminはオペレータによってあ
らかじめ設定される定数(一般に0.5℃〜1℃)であ
る。dt3は室内温度設定値が変更されてから、室内温
度計測値が定常状態に達するまでにかかる時間で、オペ
レータによってあらかじめ設定される定数(一般に10
分〜60分)である。
【0051】なお、他の部分については構成および動作
が実施例1と同じであるので説明は省略する。
【0052】このように本発明の実施例4の空気調和機
の給気温度設定値演算装置によれば、給気設定値監視手
段14で給気温度設定値の変更を監視し、給気温度設定
値を変更した場合は給気温度設定値と給気温度計測値の
偏差が小さくなってから一定時間経過後、給気設定値変
更手段17に許可信号を出力する。
【0053】これにより、給気温度設定値が変更されて
から給気温度計測値および室内温度計測値が定常状態に
達するまで給気温度設定値を変更しないので、給気温度
設定値を頻繁に変更することのない空気調和機の給気温
度設定値演算装置が得られる。
【0054】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば室内温度設定値と室内温度計測値の偏差、お
よびインバータ周波数を見て給気温度設定値を変更する
か否かの判定をするので室内温度を快適に保つことので
きさらに、空気調和機のファン搬送動力を低減し省エネ
ルギーを達成する効果のある空気調和機の給気温度設定
値演算装置が提供できる。
【0055】また、空気調和機の運転状況、室内温度設
定値の変更状況、給気温度設定値の変更状況を監視し、
室内温度計測値および給気温度計測値が定常状態になる
まで給気温度設定値の変更を行わないので給気温度設定
値が頻繁に上下動し室内温度を悪化させたり、ファン搬
送動力を増やすことのない効果のある空気調和機の給気
温度設定値演算装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の空気調和機の給気温度設定
値演算装置の構成図
【図2】同動作を示すフローチャート
【図3】本発明の実施例2の空気調和機の給気温度設定
値演算装置の構成図
【図4】同動作を示すフローチャート
【図5】本発明の実施例3の空気調和機の給気温度設定
値演算装置の構成図
【図6】同動作を示すフローチャート
【図7】本発明の実施例4の空気調和機の給気温度設定
値演算装置の構成図
【図8】同動作を示すフローチャート
【図9】エアハンドリングユニットとその制御装置の構
成図
【図10】従来の空気調和機の給気温度設定値演算装置
の構成図
【図11】同動作を示すフローチャート
【符号の説明】 1 室内温度比較手段 2 室内温度センサ 3 室温設定値設定手段 4 変更判定手段 5 インバータ周波数監視手段 6 インバータ 7 給気設定値変更手段 8 給気設定値記憶手段 9 空調機監視手段 10 給気設定値変更手段 11 室温設定値監視手段 12 室温設定値設定手段 13 給気設定値変更手段 14 給気設定値監視手段 15 給気温度センサ 16 給気設定値記憶手段 17 給気設定値変更手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内温度を計測する室内温度センサと、
    空気調和機の室内温度設定値を設定する室温設定値設定
    手段と、空気調和機のファンの回転数を変化させるイン
    バータと、前記室内温度センサの計測値と前記室温設定
    値設定手段に設定された室内温度設定値を比較する室内
    温度比較手段と、前記インバータの周波数を監視するイ
    ンバータ周波数監視手段と、前記室内温度比較手段の比
    較結果と前記インバータ周波数監視手段で監視されたイ
    ンバータの周波数から室内への給気温度目標値を決める
    給気温度設定値の変更を行うか否かの判定をする変更判
    定手段と、給気温度設定値を記憶する給気設定値記憶手
    段と、前記変更判定手段の判定結果をもとに給気温度設
    定値を変更し前記給気設定値記憶手段に出力する給気設
    定値変更手段とから構成された空気調和機の給気温度設
    定値演算装置。
  2. 【請求項2】 空気調和機の運転状況を監視し給気設定
    値変更手段に許可信号あるいは禁止信号を出力する空調
    機監視手段を付加した請求項1記載の空気調和機の給気
    温度設定値演算装置。
  3. 【請求項3】 室温設定値設定手段に設定された室内温
    度設定値を監視し給気設定値変更手段に許可信号あるい
    は禁止信号を出力する室温設定値監視手段を付加した請
    求項1記載の空気調和機の給気温度設定値演算装置。
  4. 【請求項4】 空気調和機からの吹き出し空気の温度を
    計測する給気温度センサと、前記給気温度センサの計測
    値と給気設定値記憶手段に記憶された給気温度設定値を
    監視し給気設定値変更手段に許可信号あるいは禁止信号
    を出力する給気設定値監視手段を付加した請求項1記載
    の空気調和機の給気温度設定値演算装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100406809C (zh) * 2004-10-12 2008-07-30 株式会社日立制作所 空调系统
JP2012112557A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Mitsubishi Electric Corp 冷温水システム及び冷温水システムのポンプ制御方法
JP2014240707A (ja) * 2013-06-11 2014-12-25 アズビル株式会社 Vav制御システムおよびvav制御方法
JP2016044831A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 株式会社Nttファシリティーズ 熱媒体循環システム
CN110657555A (zh) * 2019-09-30 2020-01-07 广州亚禾电子科技有限公司 一种空调运行整体环境及自身性能持续监测方法及装置

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