JPH11280946A - 定流量電磁弁 - Google Patents
定流量電磁弁Info
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- JPH11280946A JPH11280946A JP10068498A JP10068498A JPH11280946A JP H11280946 A JPH11280946 A JP H11280946A JP 10068498 A JP10068498 A JP 10068498A JP 10068498 A JP10068498 A JP 10068498A JP H11280946 A JPH11280946 A JP H11280946A
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Abstract
向上、メンテナンス性の向上、コンパクト化、を達成し
うる安価な定流量電磁弁を提供する。 【構成】 弁本体1には、上端1Aに向かって弁座2を
備えた可動コア案内孔1Bが開口し、左側端1Cに1次
側流路1Dが開口し、下端1Eに2次側流路1Fが開口
する。1次側流路1Dにストレーナ3が配置され、2次
側流路1Fに絞り部9Aを備えたオリフィス部材9が配
置される。弁本体1の上端1Aに電磁装置Sが配置さ
れ、可動コア案内孔1Bに可動コア6が移動自在に配置
され、弁座2は、可動コア6に配置された弁部8にて開
閉される。
Description
流体の圧力が変動した際においても常に一定なる流量を
2次側流路内へ供給する為の定流量電磁弁に関するもの
で、例えばファンコイルユニットにおける加湿装置等へ
の水の供給あるいは停止に用いられる。
流体中に含まれる異物を除去する為のストレーナ。流路
内を流れる流体圧力を一定圧力に制御する為の減圧弁。
流量を一定流量に繰り込む為のオリフィスニップル。流
路を開閉して流体の供給、停止を行なう電磁弁、よりな
るもので、前記ストレーナ、減圧弁、オリフィスニップ
ル、電磁弁は、格別に用意され、それら各構成がニップ
ル、エルボ等によって配管接続され、システム構成とし
て定流量電磁弁機能を備える。すなわち、第1配管より
ストレーナに流入する流体は、ストレーナにて異物が除
去され、清浄なる流体が第2配管を介して減圧弁に供給
される。減圧弁にあっては流入する流体圧力に応じて一
定なる流体圧力に制御され、この一定なる圧力に制御さ
れた流体は第3配管を介してオリフィスニップルに供給
される。オリフィスニップルにあっては、内部のオリフ
ィスにて一定流量にその流量を制御し、一定流量の流体
が第4配管を介して電磁弁に供給される。一方、電磁弁
にあっては、流体の供給時に弁座が開放されて第5配管
を介して消費部に向けて流体が供給され、流体の供給停
止時において弁座が閉塞され、消費部に向かう流体の供
給が停止される。
磁弁システムによると、以下の不具合を有する。 (1)ストレーナ、減圧弁、電磁弁、にあっては、それ
らの基本部材となる本体部を必ず各構成において必要と
するもので、ストレーナ本体、減圧弁本体、電磁弁本体
を共用することが困難である。以上によると、各構成部
品を製作する上において、部品点数を削減することが困
難で部品コスト高、組みつけコスト高、を招来し安価な
システムを供給し得ないものである。 (2)各構成は複数のニップル、エルボ等の連結部材を
もって配管接続されるもので、これによると、接続作業
に多大な工数を必要とすること、接続部の洩れの確認が
必要なこと、から接続作業コストが高価となって好まし
いものでない。又、前記接続によると、特にその接続方
向において大型化するものでコンパクトな定流量電磁弁
システムを提供できない。 (3)更に、前記各構成のメンテナンスを行なう際、各
構成をそれぞれ配管から取り外し、再び取りつける必要
があり、これによってメンテナンス性が大きく阻害され
る。
ので、単一の本体内に前記各構成を備えることによって
構成部品の製造コストの低減、接続作業性の向上、メン
テナンス性の向上、更にはコンパクト化、を図ることの
できる安価な定流量電磁弁を提供することを目的とす
る。
は、前記目的を達成する為に、1次側流路と2次側流路
とに区分する弁座が可動コア案内孔を介して上端に向か
って開口し、前記1次側流路が左側端に開口するととも
に2次側流路が下端に開口する弁本体と;1次側流路の
開口より1次側流路内に配置されるストレーナと;2次
側流路の開口より2次側流路内に挿入され、該流路を流
下する流体によってその絞り部が可変制御されるオリフ
ィス部材と;を備え、前記弁座を、弁本体の上端に配置
される電磁装置の可動コアに取着せる弁部にて開閉した
ことを第1の特徴とする。
弁本体の右側端より可動コア案内孔に向けて操作杆収納
孔を穿設するとともに該操作杆収納孔内に、可動コアの
下端に臨むカム部を備えた操作部材を回転自在に配置
し、操作部材の回転によりカム部を可動コアを移動し、
弁座を機械的に開閉したことを第2の特徴とする。
電磁弁の主要構成部位であるストレーナ、電磁弁、定流
量弁、の機能を一体的に収納配置できる。
コイルへの非通電時にあっても操作部材を回転すること
によってカム部をして弁座を機械的に開放できる。
について図により説明する。1は弁本体であり、以下よ
りなる。弁本体1の上端1Aより下方に向けて可動コア
案内孔1Bが穿設される。又、弁本体1の左側端1Cよ
り可動コア案内孔1Bに向けて1次側流路1Dが穿設さ
れ、更に弁本体1の下端1Eから上方の可動コア案内孔
1Bに向けて2次側流路1Fが穿設される。このとき、
2次側流路1Fは、弁座2をもって可動コア案内孔1B
に開口する。
1D、可動コア案内孔1B、弁座2、2次側流路1F、
よりなる流路が形成される。
が配置される。このストレーナ3は環状リング3Aと環
状リング3Aの開口に張設されたネット3Bとにより形
成されるもので、かかるストレーナ3は1次側流路1D
の開口から1次側流路1D内へ挿入配置される。以上に
よると1次側流路1Dから可動コア案内孔1Bへ向かう
流体の異物は、このストレーナ3によって除去され、清
浄な流体のみが可動コア案内孔1B内へと供給される。
される。電磁装置Sは、筒状のコイル4の内方に固定コ
ア5と、固定コア5に対して接離する可動コア6と、可
動コア6を固定コア5より離反するよう付勢するプラン
ジャースプリング7と、を備えるもので可動コア6の先
端には弁部8を有する。前記電磁装置Sは、前述の如く
弁本体1の上端1Aに配置されるもので、前記可動コア
6の下方は、弁本体1の上端1Aに向かって開口する可
動コア収納孔1Bに移動自在に配置される。そして、前
記可動コア6の先端に設けた弁部8は、可動コア案内孔
1B内に臨んで開口する弁座2に対応して配置されるも
ので弁座2は弁部8によって開閉される。すなわち、コ
イル4へ通電されると、可動コア6はコイル4によって
生起する磁力によって固定コア5側へ吸引されて移動
し、これによって弁部8が弁座2を開放し、一方コイル
4への通電が断たれると、可動コア6はプランジャース
プリング7のバネ力にて固定コア5より離反し、弁部8
は、弁座2を再び閉塞保持する。
置される。このオリフィス部材9は以下よりなる。オリ
フィス部材9は円柱形状をなし、その外径は2次側流路
1Fに微少な間隙をもって挿入される直径に選定され、
その中心部には小径なる絞り部9Aが貫通して穿設され
る。又、オフリィス部材9は弾性を有する例えばゴム材
料にて形成されるものであって、絞り部9Aを流体が通
過する際に生ずる負圧力によってその絞り部9Aの直径
が変化する。すなわち、絞り部9Aを多量の流体が流下
することによると、絞り部9Aに生起する負圧力は増加
し、これによって絞り部9Aの内径は縮少されて、流体
の通過量を自動的に減少させる。かかるオリフィス部材
9は、2次側流路1Fの開口から2次側流路1F内へ挿
入され、次いでリング10をオリフィス部材9に向けて
固定配置することによって、2次側流路1F内に固定さ
れる。
路1D、可動コア案内孔1B、弁座2、2次側流路1
F、よりなる流路が形成され、前記流路の1次側流路1
Dにストレーナ3が配置され、弁座2に向けて電磁装置
Sの弁部8が配置され、2次側流路1Fにオリフィス部
材9が配置される。
Sのコイル4に通電されない状態において、可動コア6
はプランジャースプリング7のバネ力によって下方へ押
圧され、弁部8は、弁座2を閉塞保持する。以上による
と1次側流路1Dと2次側流路1Fとは遮断されて保持
される。
流体を供給する際について説明する。コイル4に通電さ
れると、可動コア6はコイル4に生起する磁力により、
プランジャースプリング7のバネ力に抗して固定コア5
側へ移動するもので、可動コア6に装着された弁部8は
弁座2を開放する。以上によると、1次側流路1D内の
流体は、可動コア案内孔1B、弁座2を介して2次側流
路1F内へと流入する。
孔1B内へ向かって流れる流体は、ストレーナ3のネッ
ト3Bによって異物が除去されるので、弁座2に向かっ
て清浄なる流体を供給できる。従って弁部8による弁座
2の閉塞時において確実な閉塞を行なえるとともに弁部
8又は弁座2の摩耗を完全に抑止でき、長期に渡って安
定した弁閉塞性を保持できる。
する流体の量が所定の量に比較して多くの量が供給され
ると、オリフィス部材9の絞り部9Aを通過する流体の
流速が増加し、絞り部9Aに生起する負圧力が大きく増
加する。以上によると、オリフィス部材9が弾性部材に
て形成されることから絞り部9Aは負圧力を受けて内方
へ変形し、絞り部9Aの径を自動的に縮少する。そし
て、この絞り部9Aの径が縮少されたことによると、絞
り部9Aを通過する流体の量を減少でき、もって所定の
量に制御された流体を2次側流路1Fに向けて供給でき
たものである。
内孔1Bに向けて操作杆収納孔1Hを穿設する。そし
て、この操作杆収納孔1Hには、操作部材11が回転自
在に配置される。操作部材11はその先端にカム部11
Aを有し、その後端に操作溝11Bを有する。前記操作
部材11が操作杆収納孔1H内に挿入配置されると、カ
ム部11Aは可動コア案内孔1B内にあって可動コア6
の下端6Aに臨んで配置される。そして、操作部材11
の非動作状態にあっては、カム部11Aは可動コア6の
下端6Aに当接することがなく間隙Pを有する。この状
態は図1に示される。以上によれば、操作部材11のカ
ム部11Aは、可動コア6に対して何等の規制をするも
のでなく、可動コア6は電磁装置Sによって作動され
る。
0度回転すると、カム部11Aは、可動コア6の下端6
Aに当接するもので、可動コア6は操作部材11により
上動されて弁部8が弁座2を機械的に開放する。以上に
よると、弁部8は電磁装置Sのコイル4へ通電すること
なく、弁座2を開放できたもので、例えばコイル4が断
線している状態、停電時、あるいは機器の周囲に電源が
未だ備えられていない状態、等にあっても定流量弁とし
ての機能を果たすことができる。
によると、1次側流路と2次側流路とに区分する弁座が
可動コア案内孔を介して上端に向かって開口し、前記1
次側流路が左側端に開口するとともに2次側流路が下端
に開口する弁本体と;1次側流路の開口より1次側流路
内に配置されるストレーナと;2次側流路の開口より2
次側流路内に挿入され、該流路を流下する流体によって
その絞り部が可変制御されるオリフィス部材と;を備
え、前記弁座を、弁本体の上端に配置される電磁装置の
可動コアに取着せる弁部にて開閉したので、部品点数を
大きく削減できるとともにコンパクトで安価な定流量電
磁弁を提供できる。又、全ての機能が単一の筐体内に配
置されることによって接続配管を減少でき、これによる
と配管の減少、配管接続作業の減少を達成できる。更に
メンテナンス作業を行なう際にあっては、流入路に連な
る配管と、吐出路に連なる配管とを取り外すことによっ
て定流量電磁弁を取り出すことができるので、メンテナ
ンス作業性を大きく向上できたものである。
て操作杆収納孔を穿設するとともに該操作杆収納孔内
に、可動コアの下端に臨むカム部を備えた操作部材を回
転自在に配置し、操作部材の回転によりカム部を可動コ
アを移動し、弁座を機械的に開閉したことによると、電
磁装置へ電流を供給し得ない状態にあっても定流量弁と
しての機能を果たすことができる。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 1次側流路1Dと2次側流路1Fとに区
分する弁座2が可動コア案内孔1Bを介して上端1Aに
向かって開口し、前記1次側流路1Dが左側端1Cに開
口するとともに2次側流路1Fが下端1Eに開口する弁
本体1と;1次側流路1Dの開口より1次側流路1D内
に配置されるストレーナ3と;2次側流路1Fの開口よ
り2次側流路1F内に挿入され、該流路を流下する流体
によってその絞り部9Aが可変制御されるオリフィス部
材9と;を備え、前記弁座2を、弁本体1の上端1Aに
配置される電磁装置Sの可動コア6に取着せる弁部8に
て開閉してなる定流量電磁弁。 - 【請求項2】 前記弁本体1の右側端1Gより可動コア
案内孔1Bに向けて操作杆収納孔1Hを穿設するととも
に該操作杆収納孔1H内に、可動コア6の下端6Aに臨
むカム部11Aを備えた操作部材11を回転自在に配置
し、操作部材11の回転によりカム部11Aを可動コア
6を移動し、弁座2を機械的に開閉してなる請求項1記
載の定流量電磁弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10068498A JP4069306B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 定流量電磁弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10068498A JP4069306B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 定流量電磁弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11280946A true JPH11280946A (ja) | 1999-10-15 |
JP4069306B2 JP4069306B2 (ja) | 2008-04-02 |
Family
ID=14280578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10068498A Expired - Fee Related JP4069306B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 定流量電磁弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012052667A (ja) * | 2011-11-25 | 2012-03-15 | Lixil Corp | パイロット式流調弁装置 |
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JP2014013038A (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-23 | Waertsilae Schweiz Ag | 潤滑システム |
CN104295789A (zh) * | 2014-08-10 | 2015-01-21 | 安徽省宁国新鼎汽车零部件有限公司 | 一种高寿命直动式电磁开关阀 |
CN112555426A (zh) * | 2020-12-07 | 2021-03-26 | 西安航天动力研究所 | 具有高可靠性的舱间复压用双控制阀 |
WO2021087772A1 (zh) * | 2019-11-05 | 2021-05-14 | 深圳市大疆创新科技有限公司 | 电磁阀组件及可移动平台 |
WO2021087677A1 (zh) * | 2019-11-04 | 2021-05-14 | 深圳市大疆创新科技有限公司 | 电磁阀、机载喷洒系统及农业植保机 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10068498A patent/JP4069306B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN112555426A (zh) * | 2020-12-07 | 2021-03-26 | 西安航天动力研究所 | 具有高可靠性的舱间复压用双控制阀 |
CN112555426B (zh) * | 2020-12-07 | 2022-05-10 | 西安航天动力研究所 | 具有高可靠性的舱间复压用双控制阀 |
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JP4069306B2 (ja) | 2008-04-02 |
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