JPH11279440A - 活性エネルギー線硬化型オーバープリントニス組成物および印刷物 - Google Patents
活性エネルギー線硬化型オーバープリントニス組成物および印刷物Info
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- JPH11279440A JPH11279440A JP10081868A JP8186898A JPH11279440A JP H11279440 A JPH11279440 A JP H11279440A JP 10081868 A JP10081868 A JP 10081868A JP 8186898 A JP8186898 A JP 8186898A JP H11279440 A JPH11279440 A JP H11279440A
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Abstract
組成物を提供する。 【解決手段】活性エネルギー線硬化型オーバープリント
ニスにフッ素樹脂粒子と紫外線吸収剤とを含有すること
を特徴とする活性エネルギー線硬化型オーバープリント
ニス組成物。
Description
線硬化型オーバープリントニス組成物および印刷物に係
り、特には、撥水性と耐光性に優れた活性線エネルギー
線硬化型オーバープリントニス組成物およびこのオーバ
ープリントニス組成物から構成されたオーバープリント
層を有する印刷物に関する。
印刷物の皮膜を保護するために、印刷面をオーバープリ
ントニス(以下、「OPニス」ということもある。)で
被覆することが行われている。特に紫外線や電子線等の
活性エネルギー線硬化型OPニスは、その皮膜強度が優
れていること等から、印刷インキ各色(黄、紅、藍、墨
等)を印刷した後等に多用されている。しかしながら、
従来の活性エネルギー線硬化型OPニスは、その表面に
コーヒー、ソース、アルコール類等の飲料物がこぼれた
りすると、表面に汚れが付着した跡が残ったり、印刷物
にべた付きが残ったりする等耐汚染性が不十分なことが
ある。また、ポスター等におけるように、屋外環境下に
長期間置かれ、また風雨にさらされると、掻水性や耐光
性が不十分なため、印刷物の皮膜が侵されることがあ
る。さらに、通常の印刷物は衝撃や、引っ掻き傷に対す
る耐摩擦性も必ずしも十分ではない。
印刷物に貼ることによって得ることが可能であった。し
かしながら、近年OPニスを用い、印刷によって安価に
これらの諸性能を満足させたいとの要求が強まってきて
いる。その対策として、OPニスにポリエチレンワック
スやシリコン系の添加剤を添加することが行われている
が、OPニスの性能に対する市場の要求は年々高くな
り、必ずしも十分な性能を有しているとはいい難いのが
現状である。
は、撥水性と耐光性に優れた活性エネルギー線硬化型オ
ーバープリントニス組成物およびこれにより被覆された
印刷物を提供することを課題とする。
に、本発明によれば、活性エネルギー線硬化型オーバー
プリントニスにフッ素樹脂粒子と紫外線吸収剤とを含有
することを特徴とする活性エネルギー線硬化型オーバー
プリントニス組成物が提供される。
バープリントニス組成物の固形分を基準として、10な
いし100重量%の割合で含有され、紫外線吸収剤は、
オーバープリントニス組成物の固形分を基準として、1
重量%以上含有されていることが好ましい。
体積平均粒径は、0.1ないし10μmであることが好
ましい。さらに、本発明によれば、基材シートと、基材
シートの一部に設けられ、概念駆動型の認知が可能な情
報を構成する印刷インキ皮膜と、印刷インキ皮膜を含む
印刷面を被覆して設けられた透明オーバープリント層と
を備え、この透明オーバープリント層が、本発明の活性
エネルギー線硬化型オーバープリントニス組成物から構
成されていることを特徴とする印刷物が提供される。
OPニス組成物は、活性エネルギー線硬化型OPニスに
フッ素樹脂粒子と紫外線吸収剤とを含有することを特徴
とする。本発明の活性エネルギー線硬化型OPニス組成
物において、活性エネルギー線硬化型OPニスは、紫外
線あるいは電子線等の活性エネルギー線によって硬化し
得るものであり、通常使用されているオフセット印刷用
活性エネルギー線硬化型OPニス、シルクスクリーン印
刷用活性エネルギー線硬化型OPニス、凸版印刷用等活
性エネルギー線硬化型OPニス等を用いることができ
る。このような活性エネルギー線硬化型OPニスは、基
本的に、エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーま
たはオリゴマーからなる活性エネルギー線硬化性樹脂成
分を含有し、必要に応じて、光硬化開始剤、樹脂、増感
剤、体質顔料、その他の各種添加剤を含んでいてもよ
い。エチレン性不飽和二重結合を有するモノマーまたは
オリゴマーからなる活性エネルギー線硬化性樹脂成分の
例を挙げると、(メタ)アクリル酸エステル、例えばエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジ
オールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテ
トラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ
(テトラ)(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリト
ールペンタ(ヘキサ)(メタ)アクリレート等の多価ア
ルコールの(メタ)アクリレートである。これら2種以
上の混合物も使用できる。エチレン性不飽和二重結合を
有するモノマーまたはオリゴマーは、OPニス組成物の
固形分として5〜100重量%の割合で用いることが好
ましい。
は、一般的に市販される光硬化開始剤を使用することが
できる。そのような光硬化開始剤の例を挙げると、例え
ば、イルガキュアー651、イルガキュアー184、ダ
ロキュアー1173、イルガキュアー907、イルガキ
ュアー369(以上チバ・スペシャルティーケミカルズ
社製);カヤキュアーDETX、カヤキュアーITX
(以上日本化薬社製);ベンゾフェノン、アセトフェノ
ン、4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ベ
ンゾイン、ベンゾインエチルエーテル等であり、これら
を単独でまたは2種以上を組合せて用いることができ
る。また、光硬化開始剤とともに、増感剤として、n一
ブチルアミン、トリエチルアミン、p−ジメチルアミノ
安息香酸エチル等の脂肪族アミン、芳香族アミンを併用
してもよい。光硬化開始剤、増感剤は、活性エネルギー
線硬化型OPニス中に1〜20重量%の割合で使用する
ことができる。
脂は、OPニス皮膜強度の向上、基材シートへの当該ニ
スの固着性の向上等の目的で必要に応じて使用されるも
のである。そのような樹脂としては、アルキッド樹脂、
ポリエステル樹脂、石油樹脂を用いることができ、さら
には、(メタ)アクリル酸で変成された樹脂を用いるこ
ともできる。(メタ)アクリル酸変成樹脂としては、一
分子内に(メタ)アクリロイル基を有するウレタン系
(メタ)アクリレート、エポキシ系(メタ)アクリレー
ト、ポリオール系(メタ)アクリレート等を例示するこ
とができる。これら樹脂は、OPニス組成物中に、0〜
90重量%の割合で使用することができる。
効果を損なわない範囲で用いることができる。そのよう
な添加剤としては、例えば、対摩擦性向上剤、酸化防止
剤、裏移り防止剤、防腐剤、さらには、製造時または貯
蔵時のOPニスのゲル化を防止するためのハイドロキノ
ン等の熱重合禁止剤が含まれる。
Pニス組成物において、フッ素樹脂は、撥水性を付与す
るものとして作用し、耐摩耗性をも付与し得る。フッ素
樹脂は、粒子の形態で本発明のOPニス組成物に含めら
れている。本発明に使用されるフッ素樹脂としては、O
Pニスの溶剤に溶解せず、粒子として均一に分散し得る
ものが望ましい。具体的には、ポリテトラフルオロエチ
レン樹脂(以下、「PTFE」と略すことがある。)、
ポリクロロトリフルオロエチレン樹脂、ポリヘキサフル
オロプロピレン樹脂、エチレン−フルオロエチレン共重
合樹脂、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合樹脂、ポリパーフルオロアルコキシ樹脂等
を使用することができる。中でも、PTFEが特に好ま
しい。
は、当該分野でよく知られているレーザー回折法、コー
ルターカウンター法等により得られる体積平均粒径で表
される。本発明において、フッ素樹脂粒子は、体積平均
粒径が0.1ないし10μmであることが好ましい。フ
ッ素樹脂粒子は、これらの粒径範囲で特に優れた撥水性
を示す。フッ素樹脂粒子の体積平均粒子は、2〜5μm
であることがより好ましい。フッ素樹脂粒子の体積平均
粒径が2μm以上であれば、フッ素樹脂粒子がOPニス
皮膜の中に埋没することなくOPニス皮膜上へ突出し、
耐摩擦性をより向上させるものとなり、他方、体積平均
粒径が5μm以下である場合は、フッ素樹脂粒子のOP
ニスへの分散性がより高く、流動性も一層向上し、フッ
素樹脂粒子が印刷機の版やブランケットへ堆積すること
がほとんどなくなる。使用する全フッ素樹脂粒子の45
重量%以上の粒子が2〜4μmの体積平均粒径を有する
ことが特に好ましい。
物の固形分(フッ素樹脂粒子(および紫外線吸収剤)を
除く。本明細書において同じ。)を基準として10〜1
00重量%の割合でOPニス組成物に配合される。フッ
素樹脂粒子の含有量が固形分に対して10重量%より少
ないと、撥水性、耐汚染性、耐摩擦性が十分に得られ
ず、他方フッ素樹脂粒子の含有量が固形分に対して10
0重量%より多いと、耐パイリング性、レベリング性が
不十分となり、また光沢も劣化しやすくなる。フッ素樹
脂粒子は、上記固形分に対して20〜120重量%の割
合でOPニス組成物に添加されることがさらに好まし
い。
形分は、本発明のOPニス組成物に含まれ、活性エネル
ギー線の照射により硬化する成分および場合により配合
される樹脂から構成される常温(20℃)で固体の成分
で、溶媒成分や以後詳述する紫外線吸収剤を除くもので
ある。他の成分の量を規定するとき、固形分にはフッ素
樹脂粒子も除外する。
線吸収剤は、OPニス組成物に耐光性を付与するもので
あり、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤を好ましく
使用することができる。そのようなベンゾトリアゾール
系紫外線吸収剤の例を挙げると、2−(5−メチル−2
−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2
−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジ
ル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−
(3,5−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−5−メチル−
2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−
t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、メチル−3−[3−t−
ブチル−5−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)
−4−ヒドロキシフェニル]プロピネートとポリエチレ
ングリコール(分子量約300)との縮合物、ヒドロキ
シフェニルベンゾトリアゾール誘導体等である。これら
紫外線吸収剤は、いずれも市販されている。
成物の固形分を基準として、1重量%以上、好ましくは
1〜100重量%の割合で添加する。紫外線吸収剤の添
加量が1重量%未満であると、十分な耐光性が得られな
いおそれがある。紫外線吸収剤は、20重量%以下の割
合で添加することがさらに好ましい。
一部に設けられ、概念駆動型の認知が可能な情報を構成
する印刷インキ皮膜を含む印刷面を被覆して設けられ
る。本発明のOPニス組成物は、オフセット印刷方式、
グラビア印刷方式もしくはシルクスクリーン方式等で塗
工することができる。塗工されたOPニス組成物は、乾
燥後実質的に無色透明の皮膜を形成する。
は、上にも述べたように、概念駆動型の認知が可能な情
報を構成する印刷インキ皮膜が基材シートの少なくとも
一部に形成されているものである。
ンキ受容性を有するものであれば任意のシートが利用で
きるが、中でも、パルプを主成分とする紙、合成樹脂を
主成分とするプラスチックフィルム、あるいは合成樹脂
を主成分としてその印刷インキ受容性を改善させた合成
紙等が好ましく利用できる。
ば、更紙、中質紙、上質紙等が利用できる。合成紙とし
ては、例えば、無孔質のプラスチックフィルムの片面ま
たは両面に印刷インキ受容性の塗料を塗布しその塗布膜
を形成して、印刷インキ受容性を改善させたものが利用
できる。このようなプラスチックフィルムとしては、例
えば、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム等
が例示でき、また印刷インキ受容性塗料としては、マッ
ト剤を含有するものが使用できる。マット剤としては、
シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等が使用でき
る。
ルムを発泡させて微細な孔を多数設け、この微細孔によ
って印刷インキ受容性を改善させたもの、溶剤溶解性の
微粉末を混合して製膜したプラスチックフィルムから微
粉末を溶剤により溶解除去し、こうして除去された微粉
末存在部位を微細な孔として、この微細孔によって印刷
インキ受容性を改善させたもの、あるいは微粉末を混合
して製膜したプラスチックフィルムを延伸し、この延伸
によって微粉末とプラスチックとの間に微細な亀裂を生
じせしめ、この微細な亀裂によって印刷インキ受容性を
改善させたもの等が適用できる。
中に分散させた塗被層を表面に備える基材シートも使用
することができる。このような粘土質の材料としては、
タルク、クレー、カオリン等が例示でき、合成樹脂バイ
ンダーとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体等の各種合成樹脂が利用で
きる。なお、合成樹脂バインダーとしてポリオレフィン
を利用する場合には、塗被層表面のポリオレフィンに酸
化処理を施して、本発明のOPニスとの密着性を増大さ
せることが望ましい。酸化処理としては、コロナ放電処
理、火炎処理、オゾン処理等が利用できる。なお、上記
塗被層は、その表面が平坦に構成されていることが望ま
しい。
が形成される面側に設けられていればよく、必ずしも基
材シートの両面に設けられている必要はない。基材シー
ト上に形成される印刷インキ皮膜としては、周知の印刷
技術に係るものが適用できる。例えば、シルクスクリー
ン印刷による印刷インキ皮膜、オフセット印刷による印
刷インキ皮膜、凸版印刷による印刷インキ皮膜、グラビ
ア印刷による印刷インキ皮膜、グラビアオフセット印刷
による印刷インキ皮膜等であり、一色に限らず、多色の
印刷インキで刷り重ねられた多層構造の印刷インキ皮膜
であってよい。
全面に設けられる必要はなく、その一部に、概念駆動型
の認知が可能な可視情報を構成する形状に設けられれば
よい。ここで、概念駆動型の認知が可能な可視情報と
は、可視情報観察者の持つ既存の知識に基づいて上記情
報が認知されるもので、もっぱら刺激駆動型の知覚に頼
る可視情報(例えば、木目模様等の装飾模様等)と異な
り、その印刷インキ皮膜の形状が意味を有し、この意味
を認知することができるものをいい、主に、文字、記号
(例えば、電話や郵便を意味する記号、天気図において
使用される晴天や雨天を意味する記号、著作権や商標権
を示す記号、地図において使用される鉄道の記号や等高
線、芸能人等著名人の写真等)、あるいは建築物の間取
り図に用いられる各種の符号や線等であり、通常、上記
印刷物の価値を化体する。
により、印刷インキ皮膜を含む印刷面を被覆するように
適用される。通常、OPニス層の厚さは、印刷方法によ
っても異なるが、0.5ないし1.5μm程度である。
代わりに、ポリオレフィン粒子またはシリカ粒子を用い
てもよい。ポリオレフィン粒子としては、低密度ポリエ
チレン粒子、高密度ポリエチレン粒子、中密度ポリエチ
レン粒子、ポリプロピレン粒子、ポリブテン粒子、ポリ
ペンテン粒子、あるいはそれらの共重合体から構成され
る粒子を用いることができ、また実害のない範囲でオレ
フィン以外の微量のモノマーをオレフィンモノマーに対
して共重合させた共重合体粒子を用いることもできる。
これらの中でも、ポリエチレン粒子が好ましい。平均体
積粒径は、1〜30μmが好適である。またシリカ粒子
は、平均体積粒子が1〜40μmであるものが好適であ
る。
以下の例中、「部」および「%」は、重量基準である。 実施例1〜9、比較例1〜5 昭和高分子(株)製エポキシアクリレート樹脂SP15
19X2(30.0部)、日本化薬(株)製アクリルオ
リゴマーDPHA(30.0部)、日本化薬(株)製ア
クリルオリゴマーDPCA60(13.9部)、日本化
薬(株)製アクリルオリゴマーR−604(20.0
部)、チバ・スペシャルティーケミカルズ社製光硬化開
始剤イルガキュアー18(6.0部)および熱重合禁止
剤としてのヒドロキノン(0.1部)を十分に混合して
紫外線硬化型OPニスを調製した。この紫外線硬化型O
Pニスに、フッ素樹脂粒子として体積平均粒径3.9μ
mのPTFE粒子((株)セイシン企業製FTワックス
FT−301)と紫外線吸収剤として2−(3,5−t
−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ルを下記表1に示す比率で混合して、本発明の紫外線硬
化型OPニス組成物を調製した。
(C.I.ピグメントNo.12を12%含有)を文字
状に下刷りしたコート紙に各OPニス組成物を塗布し、
耐光性試験により、下刷り黄色インキが80%退色した
時間で耐光性を評価した。
Iテスター)にてコート紙に印刷し常温で24時間放置
後撥水性試験を以下のようにして行った。市販のコーヒ
ーを印刷物に1滴垂らし、1分間後、布で拭き取った時
の印刷物のべと付き度合いを以下の5段階基準で評価し
た。
や劣る;1:劣る。結果を表1に併記する。
水性と耐光性に優れた活性エネルギー線線硬化型OPニ
スオーバープリントニス組成物および印刷物が提供され
る。
硬化型オーバープリントニス組成物および印刷物に係
り、特には、撥水性と耐光性に優れた活性エネルギー線
硬化型オーバープリントニス組成物およびこのオーバー
プリントニス組成物から構成されたオーバープリント層
を有する印刷物に関する。
以下の例中、「部」および「%」は、重量基準である。 実施例1〜9、比較例1〜5 昭和高分子(株)製エポキシアクリレート樹脂SP15
19X2(30.0部)、日本化薬(株)製アクリルオ
リゴマーDPHA(30.0部)、日本化薬(株)製ア
クリルオリゴマーDPCA60(13.9部)、日本化
薬(株)製アクリルオリゴマーR−604(20.0
部)、チバ・スペシャルティーケミカルズ社製光硬化開
始剤イルガキュアー184(6.0部)および熱重合禁
止剤としてのヒドロキノン(0.1部)を十分に混合し
て紫外線硬化型OPニスを調製した。この紫外線硬化型
OPニスに、フッ素樹脂粒子として体積平均粒径3.9
μmのPTFE粒子((株)セイシン企業製FTワック
スFT−301)と紫外線吸収剤として2−(3,5−
t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾ
ールを下記表1に示す比率で混合して、本発明の紫外線
硬化型OPニス組成物を調製した。
(C.I.ピグメントNo.12を12%含有)を文字
状に下刷りしたコート紙に各OPニス組成物を塗布し、
耐光性試験により、下刷り黄色インキが80%まで退色
した時間で耐光性を評価した。
Claims (4)
- 【請求項1】 活性エネルギー線硬化型オーバープリン
トニスにフッ素樹脂粒子と紫外線吸収剤とを含有するこ
とを特徴とする活性エネルギー線硬化型オーバープリン
トニス組成物。 - 【請求項2】 前記フッ素樹脂粒子が、該オーバープリ
ントニス組成物の固形分を基準として、10ないし10
0重量%の割合で含有され、前記紫外線吸収剤が、該オ
ーバープリントニス組成物の固形分を基準として、1重
量%以上含有されていることを特徴とする請求項1記載
のオーバープリントニス組成物。 - 【請求項3】 前記フッ素樹脂粒子の体積平均粒径が、
0.1ないし10μmであることを特徴とする請求項1
または2記載のオーバープリントニス組成物。 - 【請求項4】 基材シートと、該基材シートの一部に設
けられ、概念駆動型の認知が可能な情報を構成する印刷
インキ皮膜と、該印刷インキ皮膜を含む印刷面を被覆し
て設けられた透明オーバープリント層とを備え、該透明
オーバープリント層が、請求項1ないし3のいずれか1
項記載の活性エネルギー線硬化型オーバープリントニス
組成物で構成されていることを特徴とする印刷物。
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