JPH1127341A - 信号ループバック装置 - Google Patents

信号ループバック装置

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JPH1127341A
JPH1127341A JP9172604A JP17260497A JPH1127341A JP H1127341 A JPH1127341 A JP H1127341A JP 9172604 A JP9172604 A JP 9172604A JP 17260497 A JP17260497 A JP 17260497A JP H1127341 A JPH1127341 A JP H1127341A
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正徳 平本
Eigo Kawahara
英剛 河原
Keiichiro Tsukamoto
慶一郎 塚本
Akihiko Oka
昭彦 岡
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    • H04L43/0817Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters by checking availability by checking functioning

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 単発で送出されるループバック実行/解除信
号を独立に検出し、対局の故障検出によって、故障以前
のループバック制御状態をクリアする。 【解決手段】 DS3信号とDS1信号の多重/分離部
1と、DS1信号を折り返すためのDS1信号ループバ
ック記憶部2と、入力信号形式のままDS3信号を折り
返すDS3信号ループバック記憶部3と、多重/分離部
1とDS3信号ループバック記憶部3からのDS3ルー
プバック信号のいずれかを選択する選択部4を有し、ル
ープバック実行/解除情報を複数回検出して、保護段つ
き検出部5から出力される実行又は解除の検出結果に基
づいて、DS1DS3信号ループバック用記憶部2,3
及び選択部4に対し、ループバックの実行又は解除を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術(図20) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 発明の実施の形態 ・実施形態の説明(図2〜図19,図21) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号を折り返して
遠隔地監視などに使用する信号ループバック装置に関
し、特に北米DS3 Cビットパリティ(C−bit
Parity)方式(TR−NWT−000499 I
ssue5)に適合したDS3信号ループバック(Lo
opback)に用いて好適な信号ループバック装置に
関する。
【0003】従来から使用されている北米DS3信号に
は、余剰なビットが無い為、遠隔地監視などネットワー
ク監視機能の高度化に整合しづらい問題があったが、そ
れを解決する為に北米BellcoreよりDS3 C
ビットパリティ方式が技術勧告されている。これは、元
来スタッフ指示ビットであるDS3信号中のCビットを
使って対局警報などの各種情報やデータリンク信号など
を伝送する事を可能としている。
【0004】
【従来の技術】従来より、通信装置の保守を行なう際に
は、通信装置の送信側の構成の出力を、そのまま折り返
して受信側の構成に接続し、自装置の機能が正常か否か
を判定するループバックが行なわれている。そして、ル
ープバック制御信号の伝送については、スタッフビット
を用いた方式を適用しており、また、ループバック回路
については、入力されて折り返す信号と、通常送出して
いる出力信号とをセレクタ回路などで2:1に選択する
回路で実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ループバッ
ク制御を誤って実行する事はサービス回線を瞬断させる
事になる為できるだけ避けなくてはならない。特に、回
線エラー(品質劣化)による誤動作の保護等を考慮する
必要がある。また、ループバック実行/解除信号はチャ
ネル(CH)毎にそれぞれ独立に送出されるので、ハー
ドウェアとしての検出回路はチャネル個別に、また、ル
ープバック制御を解除しないまま対向局(制御局)が、
故障してしまう可能性も考慮し対策が必要になる。更
に、何らかの方法によって対局の故障を検出するだけで
なく、この故障検出によって、故障以前のループバック
制御状態をクリアする事も必要になってくる。
【0006】また、DS3Cビットパリティ方式に適合
した信号ループバックに着目すると、DS3信号は4
4.736MHzと高速であり出力波形のパルスマスク
についてはLSIなど論理回路から直接的に生成する事
が多い為、その出力波形の歪みを回避する事が要求され
る。従来のセレクタによるクロック切り替えでは、ルー
プバック実行時と通常運用時とでは論理的な回路が別で
あり、当然ながら出力波形の歪みにバラツキが発生する
為、特性のバラツキに直結してしまう。
【0007】更に、ループバックする入力DS3信号を
論理回路で折り返す場合には、復号回路でバイポーラ信
号からNRZ(Non−Return to Zer
o)信号に復号してから折り返す構成とする事が多い
が、本来は何ら手を加える事無く、折り返すことが望ま
しいという課題がある。本発明は、このような課題に鑑
み創案されたもので、品質劣化による信号の誤検出を考
慮して誤動作からの保護を担保し、チャネル毎に送出さ
れてくるループバック実行/解除信号を共通のハードウ
ェアでチャネル個別に独立に検出し、対局の故障検出に
よって、故障以前のループバック制御状態をクリアする
事をも実現できるようにした、信号ループバック装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の信号ル
ープバック装置を示す原理ブロック図で、この図1に示
す信号ループバック装置10は、多重/分離部1,DS
1信号ループバック用記憶部2,DS3信号ループバッ
ク用記憶部3,選択部4,保護段付き検出部5,ループ
バック制御部6及びクロック発生部7を備えて構成され
る(請求項1,請求項2)。
【0009】多重/分離部1は、DS3Cビットパリテ
ィ方式に適合するディジタル信号としてのDS3信号と
該DS3信号よりも低速ディジタル信号としてのDS1
信号との間で多重/分離処理を施すものである。DS1
信号ループバック用記憶部2は、多重/分離部1のDS
1信号入出力側に介装され、DS1信号を一旦記憶し、
この記憶されたDS1信号を読み出すことにより、DS
1信号を折り返すものである。
【0010】DS3信号ループバック用記憶部3は、多
重/分離部1のDS3信号入出力側に介装され、DS3
信号を一旦記憶し、この記憶されたDS3信号を読み出
すことにより、入力されてきた信号形式のままDS3信
号を折り返すものである。選択部4は、多重/分離部1
からのDS3信号出力及びDS3信号ループバック用記
憶部3からのDS3ループバック信号のうちのいずれか
を選択するものである。
【0011】保護段付き検出部5は、DS3信号のCビ
ットからループバック実行/解除情報を複数回検出する
と、ループバックを実行又は解除する旨の検出結果を出
力するものである。クロック発生部7は、DS3信号ル
ープバック用記憶部3のための読み出しクロック,多重
/分離部1における多重部用の動作クロックを発生する
ものであるが、このクロック発生部7は、基準クロック
発振部,クロック選択式位相比較部及びクロック発振部
を有するPLL回路として構成されることが好ましい。
【0012】尚、クロック選択式位相比較部は、受信ク
ロック及び基準クロック発振部からの基準クロックのう
ちのいずれかを選択して選択されたクロックについて位
相比較出力を出力するものである。更に、DS3信号ル
ープバック用記憶部3が、バイポーラ形式のDS3信号
を書き込みとともに、バイポーラ形式のままDS3信号
を読み出すように構成されていることとしてもよい(請
求項3)。
【0013】また、DS3信号ループバック用記憶部へ
の書き込みが、受信クロックに同期した書き込みクロッ
クで実行されるとともに、DS3信号ループバック用記
憶部からの読み出しが、受信クロックに同期した読み出
しクロックで実行されるように構成され、且つ、書き込
みクロックと読み出しクロックとの位相関係を監視し
て、書き込みクロックの位相と読み出しクロックの位相
との位相差が所定値以下になると、書き込みクロック及
び読み出しクロックの一方を強制的に所定量シフトさせ
るクロック位相調整部を設けてもよい(請求項4)。
【0014】また、保護段付き検出部5が、ループバッ
クを実行又は解除する旨の検出結果を保持する検出結果
保持部をそなえて構成されるとともに、ループバック制
御部6が、ループバックの解除時に保護段付き検出部5
での検出状態を強制的にリセットするための強制リセッ
ト信号を出力しうるように構成され、且つ、保護段付き
検出部5に、ループバック制御部6からの強制リセット
信号を受けると、検出結果保持部で保持されている検出
結果を強制的にリセットする強制リセット部強制リセッ
ト部を備えるようにしてもよい(請求項5)。
【0015】他方、本願の信号ループバック装置は、D
S3信号及びDS1信号に限らず、他のディジタル信号
に対してもループバックの制御を行なうことができ、こ
の場合は、ループバック部,保護段付き検出部,ループ
バック制御部を備えるように構成する。以下、上述の構
成の本発明装置を「他の信号ループバック装置」という
とすると、図1に示す信号ループバック装置のブロック
図を、この他の信号ループバック装置にあてはめるなら
ば、図1中符号3で表記されるDS3信号ループバック
用記憶部がループバック部に相当し、図1中符号5で表
記される保護段付き検出部が保護段付き検出部に相当
し、図1中符号6で表記されるループバック制御部がル
ープバック制御部に相当する(請求項6)。
【0016】ここで、ループバック部(図1中符号3参
照)は、入力線を通じて入力されてきたディジタル入力
信号を一旦記憶し、入力されてきた信号形式のままディ
ジタル入力信号を折り返して出力線へループバックを行
なうものである。保護段付き検出部(図1中符号5参
照)は、ディジタル入力信号からループバック実行/解
除情報を複数回検出すると、ループバックを実行又は解
除する旨の検出結果を出力するものである。
【0017】ループバック制御部(図1中符号6参照)
は、保護段つき検出部での検出結果に基づいて、ループ
バック部に対し、ループバックの実行又は解除のための
制御を施すものである。また、ループバック部(図1中
符号6参照)が、ディジタル入力信号を一旦記憶する記
憶部をそなえ、記憶部への書き込みが、受信クロックに
同期した書き込みクロックで実行されるとともに、記憶
部からの読み出しが、受信クロックに同期した読み出し
クロックで実行されるように構成してもよい(請求項
7)。
【0018】更に、書き込みクロックと読み出しクロッ
クとの位相関係を監視して、書き込みクロックの位相と
読み出しクロックの位相との位相差が所定値以下になる
と、書き込みクロック及び読み出しクロックの一方を強
制的に所定量シフトさせるクロック位相調整部を設けら
れることもこともできる(請求項8)。尚、ディジタル
入力信号の信号形式がバイポーラ形式であって、記憶部
を、バイポーラ形式のディジタル入力信号を書き込みと
ともに、バイポーラ形式のままディジタル入力信号を読
み出すように構成することも実施に際し好適である(請
求項9)。
【0019】保護段つき検出部(図1中符号5参照)
が、ループバックを実行又は解除する旨の検出結果を保
持する検出結果保持部をそなえて構成されるとともに、
ループバック制御部(図1中符号6参照)が、ループバ
ックの解除時に保護段つき検出部での検出状態を強制的
にリセットするための強制リセット信号を出力しうるよ
うに構成され、且つ、保護段つき検出部(図1中符号5
参照)に、ループバック制御部(図1中符号6参照)か
らの強制リセット信号を受けると、検出結果保持部で保
持されている検出結果を強制的にリセットする強制リセ
ット部が設ける構成により実施をすることも望ましい
(請求項10)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。さて、本実施形態にかかる信号ル
ープバック装置は、基幹系に向けて設けられる多重分離
装置に敷設される装置であり、例えば、図21に示すよ
うに、電話器50からの電気信号はPCM/MUX51
により64kHzの信号に変換され、更に多重部(MU
X部)52により1.544MHzのDS1信号に変換
され、多重分離装置53でDS1入力信号が多重変換さ
れ44.736MHzのDS3信号として基幹系40を
そのままのDS3信号又は、SDHあるいはSONET
方式で伝送される。その後は、対向する多重分離装置6
3でDS3信号がDS1信号に変換される。
【0021】尚、逆に、対向多重分離装置53からのD
S3信号は、基幹系40を通じ多重分離装置63でDS
1信号に変換され、その後は順次低速信号に変換され
て、最終的には電話機へ至る。これにより、双方向に送
信が可能となる。勿論、端末は電話機に限らず、コンピ
ュータ端末である場合も、上述のネットワークにおい
て、同様の信号処理が行なうことがきる。
【0022】また、この対向多重分離装置63には、ネ
ットワーク監視部(NM)64が接続されており、この
多重分離装置63を通じループバックの実行あるいは解
除のための信号が基幹系40を通じて多重分離装置53
へ送ることができるようになっていて、後述する手法
で、この多重分離装置53は、信号ループバックを実行
したり、解除したりすることができるようになってい
る。
【0023】これにより、ネットワーク監視部(NM)
64で遠隔監視が可能になる。このように、信号ループ
バック装置は、基幹系に対して信号を多重分離する多重
分離装置に設けられていることになる。図2は、本発明
の信号ループバック装置の実施形態を示すブロック図で
あるが、この図2に示す信号ループバック装置20は、
上述のごとく、多重分離装置(53,63)内に組み込
まれており、M13DMUX/M13MUX部11のほ
かに、DS1ループバックメモリ回路12,DS3ルー
プバックメモリ回路13,セレクタ14,ループバック
信号検出回路15,制御部16及びクロック発生部17
を備えて構成される。
【0024】ここで、M13DMUX/M13MUX部
11は、M13DMUX部11−1,M13MUX部1
1−2を備えて構成され、M13DMUX部11−1
は、DS3信号をDS1*28CHに分離する機能を有
するものであり、M13MUX部11−2は、DS1*
28CHを北米DS3信号に多重変換する機能を有する
ものである。
【0025】従って、M13DMUX部11−1とM1
3MUX部11−2は、DS3Cビットパリティ方式に
適合するディジタル信号としてのDS3信号とDS3信
号よりも低速ディジタル信号としてのDS1信号との間
で多重/分離処理を施す多重/分離部としての機能を有
する。DS1ループバックメモリ回路12は、通常の多
重変換DS1データ28CHとループバック用のDS1
データ(出力DS1信号と同じ)28CHが入力され
て、入力DS1データを非同期多重変換用の対応するチ
ャネルメモリに書き込み動作を行ない、入力DS1クロ
ックとマスタクロックから生成したDS1クロックとの
間で位相比較を行ない、その結果を非同期スタッフ制御
信号としてM13MUX部11−2に渡す事で非同期多
重変換を実現するようにしたもので、それゆえ、多重/
分離部のDS1信号入出力側に介装され、DS1信号を
一旦記憶し、この記憶されたDS1信号を読み出すこと
により、DS1信号を折り返すためのDS1信号ループ
バック用記憶部としての機能を備えるものである。
【0026】DS3ループバックメモリ回路13は、ル
ープバック用のDS3データ(DS3バイポーラデータ
等)を、送られてきたデータ伝送形式と同じ伝送形式で
送り返すために一時的に記憶するものである。ここで、
図3は、本発明の実施形態におけるDS3ループバック
メモリ回路13の概略構成を示すブロック図であり、こ
の図3に示すDS3ループバックメモリ回路13は、メ
モリ13−1,パルスジェネレータ13−2及び位相比
較部13−3を備えて構成される。
【0027】メモリ13−1は、DS3信号を一旦記憶
するものであり、DS3信号ループバックの際に、DS
3ループバックメモリ回路13に一時的に入力されてき
たDS3信号を保持するものである。ここで、図4と図
5は、メモリ13−1の一例としてP/Nバイポーラデ
ータ4ビットメモリ回路を示す図であり、この図4と図
5に示すP/Nバイポーラデータ4ビットメモリ回路
(13−1−1,13−1−2)は、シフトレジスタ
(shift register)とOR回路及びAN
D回路を備えて構成される。
【0028】このP/Nバイポーラデータ4ビットメモ
リ回路(13−1−1,13−1−2)では、入力DS
3バイポーラ信号を、受信クロックに基づいて生成され
たライト(Write)パルスのタイミングを基に、順
次ストアしていくとともに、一方マスタクロック(送信
クロック)に基づいたリード(Read)パルスにより
シフトレジスタのデータを順次選択する事で読み出しク
ロック(マスタクロック)に同期したデータを出力する
ものである。
【0029】クロック/パルスに関しては、後述する
が、上記を換言すると、P/Nバイポーラデータ(DS
3信号)をメモリ回路内に書き込むタイミングは、受信
クロックに基づいて生成されたライトパルスによりデー
タが書き込まれる一方、メモリ回路からのデータの読み
出しタイミングは、マスタクロックに基づいて生成され
た読み出しタイミングパルスによりデータが読み出され
る。
【0030】更に、別言すれば、後述するメモリ内のフ
リップフロップ(FF)に、データを書き込むタイミン
グは、書き込みタイミングパルスに依存し、メモリ3−
1のフリップフロップ(FF)からデータが読み出され
る際には、読み出しタイミングパルスに依存する。パル
スジェネレータ13−2は、DS3バイポーラ信号をメ
モリ13−1に書き込むときのライトパルスや、メモリ
13−1からDS3バイポーラ信号を読み込むためのリ
ードパルスを生成するものであり、このため、パルスジ
ェネレータ13−2は、例えば、図6に示すように、ラ
イトパルスジェネレータ13−2−1とリードパルスジ
ェネレータ13−2−2を備えて構成される。
【0031】ここで、ライトパルスジェネレータ13−
2−1は、リングカウンタ(ring counte
r)として構成され、ライトパルスジェネレータ13−
2−1は、書き込みクロックによって書き込みタイミン
グパルス(ライトパルス)を生成するようになってい
る。N/Pバイポーラデータ4ビットメモリ13−1−
1〜2では、各フリップフロップ(FF)にパルスジェ
ネレータ13−2から送られてくるライトパルスのタイ
ミングを基に、データが各フリップフロップに順次書き
込まれていくようになっている。
【0032】一方、リードパルスジェネレータ13−2
−2は、シフトレジスタとゲートを備えてリングカウン
タ(ring counter)として構成され、リー
ドパルスジェネレータ13−2−2は、読み出しクロッ
クによってリードパルスを生成するようになっている。
N/Pバイポーラデータ4ビットメモリ13−1−1〜
2では、各フリップフロップ(FF)にパルスジェネレ
ータ13−2から送られてくるリードパルスのタイミン
グを基に、データが各フリップフロップから順次に読み
出されていくようになっている。
【0033】尚、リードパルスジェネレータ13−2−
2は、位相比較部13−3からの強制位相調整入力によ
り、読み出し位置を最適な位置に強制的にリセットする
事で読み出し位置の調整を行なうようになっている。位
相比較部13−3は、ライトパルスとリードパルスの位
相を監視し、書き込みタイミングに読み出しタイミング
が近づいていた場合に、強制位相調整信号(リセット信
号)をリードパルスジェネレータ13−2−2に出力す
るものである。
【0034】ここで、図7は、位相比較部の一例を示す
図であり、この図7に示す位相比較部は、4ビットメモ
リ回路に対応して4つの位相比較回路(13−3−1〜
13−3−4)を備えて構成される。各位相比較回路
(13−3−1〜13−3−4)は、3つのフリップフ
ロップ(FF)を中心に構成されており、位相比較部
は、P/Nバイポーラデータ4ビットメモリに対応し
て、4つの位相調整回路(13−3−1〜13−3−
4)を備えて構成され、この各位相調整回路は、リード
パルスジェネレータ13−2−2のフリップフロップに
対して作用するものである。
【0035】換言すると、例えば、位相比較回路13−
3−1は、メモリ13−1内のフリップフロップFF1
に関し、ライトパルスとリードパルスの位相比較を行な
うとともに、ライトパルスとリードパルスの位相差が所
定値以下になると、フリップフロップFF1からデータ
を読み出すリードパルスを生成するリードパルスジェネ
レータに、強制位相調整信号を出力するものである。
【0036】ここで、強制位相調整信号を受けた、リー
ドパルスジェネレータは、フリップフロップFF1から
データを読み出すリードパルスの生成を抑止され、強制
位相調整信号が解除されると、リードパルスが生成され
る。このように、位相比較部13−3(若しくは各位相
比較回路13−3−1〜4)は、パルスジェネレータ1
3−2により生成されるライトパルスとリードパルスと
の位相比較を行なうようになっており、書き込みクロッ
クと読み出しクロックとの位相関係を監視して、書き込
みクロックの位相と読み出しクロックの位相との位相差
が所定値以下になると、書き込みクロック及び読み出し
クロックの一方を強制的に所定量シフトさせるクロック
位相調整部としての機能を備えるものである。
【0037】ここで、図15,図16及び図17は、D
S3ループバックメモリ回路13の動作を説明するため
のタイムチャートである(尚、図15等において用いる
が(1)〜(16)等の符号は、各図において共通であ
る。)。図15は、DS3ループバックメモリ回路13
の通常動作時を示すタイムチャートであり、この図15
が示すように、入力データ((P),(N);A〜L)
は、受信クロックを基準として生成されたライトパルス
(WE1〜4)に基づき、シフトレジスタ内のフリップ
フロップ(FF1〜4)に順次書き込まれ、一方では送
信クロックを基準として生成されたリードパルス(RE
1〜4)に基づきシフトレジスタ内のFF1〜4から順
次読み出され、出力データ((P),(N);A〜L)
として、ループバックが行なわれるようになっている。
【0038】一方、図16は、ライトパルスWE1の直
後にリードパルスRE1が位置している場合で、リード
パルスRE1がフリップフロップ(FF1)のデータ変
化点に位置する場合DS3ループバックメモリ回路13
の動作説明するためのタイムチャートである。この場合
において、DS3ループバックメモリ回路13内の位相
比較部13−3がリードパルスRE1がデータ変化点に
あることを検出することで、強制位相調整信号として、
リードパルスRE1のリセットイネーブル信号,リード
パルスRE1のリセット信号を出力する。
【0039】即ち、経時的に、ライトパルスWE1とリ
ードパルスRE1とがフリップフロップFF1に対し
て、同じタイミングとなると、リードパルスRE1をシ
フトすべく、リードパルスRE1のリセットイネーブル
を出力し、所望のタイミングでリードパルスRE1を出
力する。パルスジェネレータ内のリードパルスRE1を
発生させるリードパルスジェネレータに、リードパルス
RE1のリセットイネーブルとリードパルスRE1のリ
セット出力信号とが強制位相調整入力される。
【0040】他方、図17は、ライトパルスWE1の直
前にリードパルスRE1が位置している場合、即ち、フ
リップフロップFF1に関し、ライトパルスWE1に対
してリードパルスRE1がデータの変化点にある状態に
おける、DS3ループバックメモリ回路13の動作を説
明するためのタイムチャートである。ライトパルスWE
1とリードパルスRE1とが、経時的に同じタイミング
で、フリップフロップFF1に入力されることで、リー
ドパルスRE1のリセットイネーブルが出力され、リー
ドパルスRE1とライトパルスWE1のタイミングが重
なることから強制位相出力信号が出力され、リードパル
スRE1の位相調整が行なわれる。
【0041】このようにして、クロックの位相差が所定
値以下になるとその一方を強制的に所定量シフトさせる
ことができる。上述のように、位相比較部13−3は、
ライトパルスとリードパルスとの位相関係を監視して、
ライトパルスの位相とリードパルスの位相との位相差が
所定値以下になると、ライトパルス,リードパルスの一
方を強制的に所定量シフトさせるものであるから、クロ
ック位相調整部としての機能を有する。
【0042】ところで、図2に示すセレクタ14は、M
13MUX部11−1からのDS3信号出力及びDS3
信号ループバックメモリ回路13からのDS3ループバ
ック信号のうちいずれかを選択するものである。換言す
ると、セレクタ14は、M13MUX部11−1からク
ロックに同期して送られてくるDS3信号出力及びDS
3信号ループバックメモリ回路13から送られてくるD
S3ループバック信号のうちいずれかをクロックの切り
替えなしに選択するものである。
【0043】ループバック信号検出回路15は、DS3
バイポーラ信号からループバック信号等を検出するもの
であり、このため、このループバック信号検出回路15
は、図8に示すように、保護回路15−1,受信判定コ
ード判定部15−2,受信コード検出保持部15−3及
び強制リセット部15−4を備えて構成されている。保
護回路15−1は、DS3 Cビットパリティ方式のD
S3信号からC13(ループバック実行/解除信号等を
行なう旨の信号若しくは情報等を有するCビット)を検
出するものである。C13に付加されている所定のコー
ドを検出するに際して、DS3信号のCビットからルー
プバック実行/解除情報を複数回検出すると、ループバ
ックを実行又は解除する旨の検出結果を出力するように
なっている。
【0044】換言すると、保護回路15−1は、入力D
S3信号の回線品質劣化を考慮し、ある程度のビット誤
りを許容するものである。ここで、図9は、保護回路1
5−1の一例を示す図であり、この図9に示す保護回路
15−1は、シリアルパターン検出部15−1−1,6
ビットコードの10段保持回路15−1−2,コード一
致検出部15−1−3,検出回路タイミング発生部15
−1−4,7/10一致カウンタ及び判定部15−1−
5並びに検出コード保持部15−1−6を備えて構成さ
れる。
【0045】図9に示す保護回路15−1は、入力DS
3信号(ループバック制御信号)を受信クロックに同期
して入力し、DS3フレーム上のC13位置を示すタイ
ミングパルス(FTIMEタイミングパルス,図中「T
iMFEAC」と表記)にて必要なFEACビットを抽
出するようになっている。抽出されたFEACビット
は、シリアルパタン検出部15−1−1に入力され、1
6ビットシリアルデータ単位で“111111110x
xxxxx0”(最左が先,x:不定)を監視する事で
コードの先頭を判定すると同時に6ビットコード“xx
xxxx”をパラレルに変換し(図中太線に6パラと表
記)、6ビットパラレルコード10段保持回路15−1
−2に入力されるようになっている。
【0046】6ビットパラレルコード10段保持回路1
5−1−2の出力は、コード一致検出部15−1−3に
て検出回路タイミング発生部15−1−4の制御により
1回目〜10回目まで順次コードの一致/不一致を検出
し、その結果を7/10一致カウンタ及び判定部15−
1−5に入力するようになっている。尚、図9中の太線
は、同様に6パラレル信号を意味するものである。
【0047】ここで、図9の第一検出回路タイミング発
生回路15−1−4−Aと図10に第二検出回路タイミ
ング発生回路15−1−4−Bとは、併せて検出回路タ
イミング発生部15−1−4として機能するものであ
る。検出回路タイミング発生回路15−1−4−Aは、
入力DS3信号からシリアルパターン検出部15−1−
1で検出されたときは、検出するコードを個別に捉え
て、一致カウンタ及び判定部において、これから10回
連続して入ってくるコードの検出を図るタイミングを所
望のときに発生させるものである。
【0048】一方、検出回路タイミング発生回路15−
1−4−Bは、検出回路タイミング発生回路15−1−
4−Aのタイミング発生の開始から7/10一致カウン
タ及び判定部等でコードを10個検出するためのタイミ
ングを図るものである。10回中7回以上一致するまで
は、コード一致検出部15−1−3は、最新コードとの
比較によって一致/不一致判定するものである。
【0049】検出コードが7回以上一致した場合、その
受信コードを検出コード保持部15−1−6で保持し、
ループバック実行判定部15−2−Aとループバック解
除判定部15−2−B及び受信コード判定部15−2に
保持コードとして入力するようになっている(図9に示
すように、7/10一致カウンタ及び判定部15−1−
5,検出コード保持部15−1−6の検出結果は、図1
1及び図12に示すように、ループバック実行判定部1
5−2−Aとループバック解除判定部15−2−B及び
受信コード判定部15−2に保持コードとして入力され
る(図11に示す端子(符号「C」を表記)や図12の
端子(符号「C′」,「C″」と表記)に検出結果が、
検出コード保持部15−1−6から送られてくる。)。
【0050】尚、ここで、多図にわたって図中に表記さ
れている同じ符号等は、共通して用いられている。受信
コード判定部15−2は、保護回路15−1にDS3信
号から抽出され、且つ、検出されたコードの判定を行な
うものである。ここで、図11は、受信コード判定部1
5−2の実施例を示す図であり、この図12に示す受信
コード判定部15−2は、検出コードがFEACコード
(Alarm and Status,In Ba
nd Loop Back,UNASSIGED C
ODE)として具体的にいかなるコードかを判定するも
のであり、一方、図12も、受信コード判定部15−2
を示すもので、この図11に示す受信コード判定部15
−2は、ループバックの実行又は解除のコードか否かを
判定するようになっている。
【0051】図11及び図12の入力端(端子「C」)
からは、図9に示す保護回路15−1の一致カウンタ及
び判定部からの検出コードが入力され、図11に示すル
ープバック実行判定部15−2−Aでループバック実行
のコードが検出されると、その検出結果を図12に示す
端子Aから受信コード検出保持部15−3に入力する、
一方、ループバック解除判定部15−2−Bでループバ
ック解除のコードが検出されると、その検出結果を図1
2に示す端子Bから受信コード検出保持部15−3に入
力するようになっている。
【0052】即ち、ループバック実行判定部15−2−
Aは、“111000”を検出し、ループバック解除判
定部15−2−Bは“001110”を検出するもので
ある。その検出結果は、受信コード検出保持部15−3
に入力され、ループバックの検出/解除条件として使用
される。他方、受信コード判定部15−2は、受信コー
ドをデコードして受信コード検出保持部15−3に受信
コードを入力するようになっている。
【0053】受信コード検出保持部15−3は、判定さ
れたコードを保持するものである。ここで、図12は、
受信コード検出保持部15−3の実施例を示す図であ
り、この図12に示す受信コード検出保持部15−3
は、受信コード毎に(例えば、チャネル個別に)保持す
ることができるようになっている。受信コード検出保持
部15−3は、ループバックを実行又は解除する旨の検
出結果を保持する検出結果保持部としての機能を備える
ものである。
【0054】即ち、受信コード検出保持部15−3で
は、62種類の“独立した検出結果保持回路”を備え受
信結果を保持する機能を持つようになっている。受信コ
ード検出保持部15−3の出力は、独立した出力とし
て、NMインタフェース部16−1に通知する。換言す
ると、受信コード判定部15−2及び受信コード検出保
持部15−3チャネル毎に送出されてくるループバック
実行/解除信号を共通のハードウェアでチャネル個別に
独立に検出するものであり、チャネル個別に検出コード
を保持するものである。
【0055】強制リセット部15−4は、NMインタフ
ェース部16−1からの信号に基づき受信コード検出保
持部15−3で保持されているコードを解除するもので
ある。強制リセット部15−4は、ループバック制御部
6からの強制リセット信号を受けると、検出結果保持部
で保持されている検出結果を強制的にリセットする強制
リセット部としての機能を備えるものである。
【0056】ここで、図13は、強制リセット部15−
4を示す図であり、この図13が示す強制リセット部1
5−4は、NMインタフェース部16−1からの制御信
号に基づきコードを保持している状態の解除を行なうも
のである。また、リセットタイミング乗せ換え部15−
4−1では、NMインタフェース部16−1から入力さ
れる複数の“リセット制御信号”を処理しやすいように
マスタクロックであるDS3入力クロックに乗せ換える
機能を持つようになっている。
【0057】マスタクロックに乗せ換えられた“リセッ
ト制御信号”は、受信コード検出保持回路15−3に入
力され、対応する受信コード検出保持回路のリセット制
御を行なうようになっている。尚、NMインタフェース
部16−1からのループバック実行/解除制御信号は、
ループバック信号検出回路にも接続され、解除信号によ
って対応するループバック信号検出回路を初期化する機
能を持つ。即ち、受信コード検出保持コード15−3で
保持されているコードを解除するようになっている。
【0058】従って、ループバック信号検出回路15
は、DS3信号のCビットからループバック実行/解除
情報を複数回検出すると、ループバックを実行又は解除
する旨の検出結果を出力する保護段つき検出部としての
機能を有するものである。制御部16は、NMインタフ
ェース部16−1とネットワーク監視装置(NM)16
−2とにより構成されるものである。
【0059】NMインタフェース部16−1は、ループ
バック検出回路15でコードが検出された場合に、その
コードをネットワーク監視装置(NM)16−2に通知
するものであるとともに、ネットワーク監視装置(N
M)16−2からの制御信号をループバック信号検出回
路15やDS1ループバック回路に通知するものであ
り、ネットワーク監視装置(NM)16−2と各回路
(12,13,15,17等)間の接続機器である。
【0060】制御部16−2は、DS3信号のC13の
フレームに付加されている情報,コードに基づいてルー
プバックの実行又は解除のための制御を施すものであ
る。ここで、図18は、ネットワーク監視装置(NM)
16−2でのループバック制御の手順例を示すフローチ
ャートであり、1つのコードに着目して制御ステップを
説明する。
【0061】ネットワーク監視装置(NM)16−2で
ループバック制御がスタートとすると、ループバック信
号検出回路15で検出されるコードがループバック実行
コードか否かを監視し(ステップS1)、ループバック
実行コードが検出されないなら以後監視をし続ける。一
方、ループバック実行コードが検出されるループバック
制御コマンドを実行する用になっている(ステップS
2)。
【0062】換言すると、コードに対応するチャネルを
ループバック制御すべく、そのチャネルのネットワーク
監視装置(NM)16−2内のアドレスを指定し、ルー
プバック実行のコマンドを実行する。ここで、ネットワ
ーク監視装置(NM)16−2は、ループバック実行の
コマンドを実行すると、その旨をNMインタフェース部
16−1を通じてループバック信号検出回路15,DS
1ループバックメモリ回路12等に通知するようになっ
ている。
【0063】かたやループバックを実行後は、そのルー
プバックを解除するコードを監視する、換言すると、ル
ープバック信号検出回路15で、ループバック解除コー
ドが検出されているか監視するようになっており、ルー
プバック解除コードが検出されないなら以後解除コード
の監視をし続ける(ステップS3)。一方、ループバッ
ク解除コードが検出される際には、ループバック制御コ
マンドを解除する用になっている(ステップS5)。
【0064】即ち、コードに対応するチャネルのループ
バック制御すべく、そのチャネルのネットワーク監視装
置(NM)内のアドレスを指定し、ループバック解除の
コマンドを実行する。 ここで、ネットワーク監視装置
(NM)16−2は、ループバック解除のコマンドを実
行すると、その旨をNMインタフェース部16−1を通
じてループバック信号検出回路15,DS1ループバッ
クメモリ回路12等に通知するようになっている。
【0065】ループバック解除の旨の信号を受けた検出
コード保持回路15−3は、保持しているループバック
実行のコードを解除(リセット)するようになってい
る。他方、ループバック実行の制御後ループバックの解
除コードが検出されないときは、ネットワーク監視装置
(NM)16−2は、ループバック解除コードを監視す
る他、ループバック実行状態を監視するようになってい
る(ステップS4)。
【0066】即ち、ループバック実行後に、解除する所
望の要件(例えば実行後の時間監視)を具備するかを監
視する。ループバック実行状態を監視して、解除するた
めの所望の要件を具備するときに、ネットワーク監視装
置(NM)16−2は、検出コード保持回路15−3で
保持されているループバック実行コードを強制的にリセ
ット(解除)するために強制リセット部15−4にNM
インタフェース部16−1を通じて、その旨の信号を出
力する一方、解除の要件を具備するに至らない場合に
は、ループバック実行状態を監視し続けるようになって
いる(ステップS4)。
【0067】尚、ループバック実行状態監視によりルー
プッバクの解除のコマンドが実行されたとき(ステップ
S4からステップ5)は、ループバック解除コードの監
視は終了する。このように、NMインタフェース部16
−1とネットワーク監視装置(NM)16−2を備える
制御部16は、ループバックの実行後所定の要件を具備
するに至った場合は、ループバックの実行を解除するた
めの制御を施す機能を備えるものであるとともに、ルー
プバックの解除時に保護段付き検出部での検出状態を強
制的にリセットするための強制リセット信号を出力しう
るループバック制御部としての機能を備えるものであ
る。
【0068】ここで、付言しておくが、先にも述べた
が、図18に示すフローチャートは、1つのコードに対
する制御部16でのループバック制御手順を示すもので
ある。換言すると、各チャネル毎に、ループバック実行
/解除のコード(全チャネルループバック制御を行なう
ときは、その旨のコード又は、ある特定のチャネルルー
プバック制御を行なうときは、その旨のコード)を制御
部で図18の如く監視が行なわれるようになっている。
【0069】クロック発生部17は、DS3信号ループ
バックメモリ回路13のための読み出しクロック及び多
重部であるM13MUX部11−2の動作クロックを発
生するものである。ここで、図14は、クロック発生部
17の一例を示す図であり、この図14に示すクロック
発生部17は、XO(通常基準クロック発生部)17−
1,クロック選択回路17−2及び電圧制御発振器とし
ての送信クロック発信部(VCXO)17−3を備えて
構成される。
【0070】ここで、クロック選択回路17−2は、セ
レクタ回路17−2−1,位相比較回路17−2−2,
ローパスフィルタ(LP)17−2−3を備えて構成さ
れ、XO(通常基準クロック発生部)17−1,クロッ
ク選択回路17−2とともにPLL回路(Phase−
Locked Loop)を構成するものである。セレ
クタ回路17−2−1は、NMインタフェース部16−
1からの信号に基づいて、受信クロックか送信(マス
タ)クロックの何れかを選択するものである。即ち、セ
レクタ回路17−2−1は、メモリ13−1にデータを
書き込む際には受信クロックを、一方、メモリ13−1
からデータを読み込む際には送信クロックを選択するよ
うになっている。
【0071】即ち、セレクタ回路17−2−1は、送信
クロック発信にVCXOを用い位相比較の為の基準タイ
ミングを切り替え可能としたものである。換言すると、
クロック選択回路17−2は、受信クロックを基準クロ
ックとして選択し、送信クロック源である外部VCXO
の位相比較を行ない、PLL回路内をフィードバックさ
せることで、基準クロックと外部VCXOのクロックを
同期させることができるようになっている。
【0072】尚、ループバック制御信号等は、FEAC
(FEAC;Far End Alarm and C
ontrol)コードとして伝送され、FEACコード
は、DS3フレーム中のCビット(C13)のタイムス
ロットを使用し、16ビットで示される。このFEAC
コードは、3つに分類され、Alarm andSt
atus(優先度順位),In Band Loop
Back(ループバック信号),UNASSIGN
ED CODEである。
【0073】図20(A)は、DS3 Cビットパリテ
ィ方式のデータの伝送形態を簡略して示す図であり、こ
の図20(A)が示すように、FEACコードは、同一
コード(例えば、図中では「A」あるいは「B」で表記
される。)を10回連続挿入して伝送することとなって
おり、FEACコードの挿入が無い場合には、アイドル
(Idle)コード“1”を挿入する。
【0074】図20(B)もDS3 C−ビットパリテ
ィ方式のデータの伝送形態を簡略して示す図であり、こ
の図20(B)が示すように、ループバック信号は、
先ずループバック実行“11111111 01110
000”か解除“11111111 0001110
0”を10回送出した後、目的の制御実行チャネル(C
H)#1を指定するコードを10回送出する。つまり、
ループバック信号は合計20回分のコードを使って判定
される。
【0075】尚、図20(B)は、ループバック実行
(図中「実」と表記されいる。)を10回送出した後
に、目的の制御チャネル(CH)を指定するコード(図
中では、例えば「♯1」と表記されている。)を10回
送出した例が示されている。図20(C)もDS3 C
ビットパリティ方式のデータの伝送形態を簡略して示す
図であり、この図20(C)が示すように、とのF
EACコードよりも、ループバック信号のコード挿入
を優先する。
【0076】このように、FEACコードのうちのルー
プバック信号は、ループバック実行か解除を10回送出
した後、目的の制御チャネルを指定するコードを10回
送出することがわかる。上述の構成により、DS3信号
のC13にコード(情報)が付加されている場合は、保
護回路15−1において連続して所定回数(例えば10
回中7回)同じコードが検出された場合には、そのコー
ドを受信コード判定部15−2に送り如何なるコードか
を判別する。
【0077】受信コード判定部15−2においては、保
護回路15−1から送られてきたコードをデコードし
て、判別する。コードを判別するとそのコードは、受信
コード検出保持部15−3において保持されるととも
に、NMインタフェース部16−1に通知される。ここ
で、ループバックの実行をすべき旨のコード若しくは通
知を受けたネットワーク監視装置(NM)16−2は、
NMインタフェース部16−1を通じて、ループバック
信号検出回路15,DS3ループバックメモリ回路13
若しくはDS1ループバックメモリ回路12,セレクタ
14及びクロック発生部17にループバック実行信号を
送る。
【0078】NMインタフェース部16−1からDS3
ループバック実行の信号を受けたDS3ループバックメ
モリ回路13は、位相比較部によるライトパルスとリー
ドパルスとの位相を比較する監視の下、パルスジェネレ
ータからのライトパルスにより、DS3信号のデータを
4ビットメモリに記憶させ、その4ビットメモリに記憶
されたデータが、リードパルスに基づいて読みだされる
ことでループバックの実行が行なわれる。
【0079】DS3ループバック実行の信号を受けたク
ロック発生部17のセレクタ回路17−2−1は、DS
3信号からのデータをメモリ3−1に書き込む際に、基
準クロックとして受信クロックを選択する一方、メモリ
からデータを読み込む際には、基準クロックとして送信
クロックを選択する。DS3ループバック実行の信号を
受けたセレクタ14は、セレクタ回路はDS3ループバ
ック信号側を選択する。
【0080】また、NMインタフェース部16−1から
DS3信号ループバックの解除をすべき旨の信号を検出
したときは、DS3信号のループバック解除をDS3ル
ープバックメモリ回路13に対して指示する。DS3ル
ープバックメモリ回路13は、指示に従いDS3入力信
号の折り返しを止め、出力DS3信号を選択してM13
MUX部11−2の出力線を選択することで、DS3信
号のループバックを解除する。
【0081】さらに、DS3ループバックの解除の信号
を受けたループバック信号検出回路15は、その解除す
るループバックに対応するループバック信号検出回路に
保持されているループバック実行に対応するコードを解
除(リセットする)する。一方、DS1信号のループバ
ックの実行/解除の制御として、例えば、DS1CH#
1(チャネル#1)の実行信号がループバック信号検出
回路15で検出された場合、ネットワーク監視装置(N
M)16−2は、NMインタフェース部16−1を通じ
て、DS1CH#1のループバック実行をDS1ループ
バックメモリ回路12に対して指示する。DS1ループ
バックメモリ回路12は、指示に従いDS1出力信号#
1を折り返しM13MUX部11−2に入力する事で、
DS1信号のループバックを実現する。
【0082】また、ループバック信号検出回路15で、
Cビットからループバックの実行/解除信号監視を常時
行なっているので、DS1CH#1のループバックの解
除信号を検出した場合、NMインタフェース部16−1
は、DS1CH#1のループバック解除をDS1ループ
バックメモリ回路12に対して指示する。DS1ループ
バックメモリ回路12は、ネットワーク監視装置(N
M)16−2の指示に従いDS1出力信号#1の折り返
しを止め、入力DS1信号CH#1を選択してM13M
UX部11−2に入力する事で、DS1信号のループバ
ックを解除する。
【0083】ところで、ループバック信号検出回路15
で、ループバックを実行すべき旨のコードを検出した後
において、ループバックを解除すべき旨のコードが検出
されない場合には、ソフトウェアの制御により強制的に
ループバック実行に対応するコードを解除する。即ち、
ネットワーク監視装置(NM)16−2は、NMインタ
フェース部16−1を通じて、ループバックを解除する
よう強制リセット部15−4に信号を出すことでループ
バックの解除が行なわれる。
【0084】更に、ループバック信号でないFEAC
(Alarm and Status,UNASS
IGED CODE)コードに対しても、受信コード検
出保持部15−3でコードが保持されている状態を解除
するように、強制リセット部15−4へNMインタフェ
ース部16−1からその信号が出力され、リセットが行
なわれる。
【0085】ここで、図19は、FEAC(Alar
m and Status;図19において「Aコー
ド」と表記する。,UNASSIGED CODE;
図19中において「Bコード」と表記する。)コードの
受信コード検出保持部15−3と強制リセット部15−
4との関連における制御部16との制御動作を簡略化し
て示すタイムチャートでである。
【0086】図19(A),(B)は、ループバック信
号検出保護回路15でのFEACコードの受信状態を示
すタイムチャートであり、受信コード判定部15−2に
おいて、FEAC(Alarm and Statu
s,UNASSIGEDCODE)コードが検出され
ると、受信コード検出保持部15−3において、制御部
16によるリードアクセス(図19(C)中の点線矢
印)が来るまで、検出されたコードを保持しておき(図
19(A),(B))、制御部16がコードをリードア
クセスする際に、そのコード受信が続いていたなら受信
コード検出保持部15−3でそのコードを次のリードア
クセスまで保持し(図19(D))、一方、リードアク
セスを行なう際に、そのコードが受信されていないとき
は、そのコードを保持する状態を解除する(図19
(E))。即ち、制御部16からの強制リセット部15
−4へ、リセット信号が出力される。
【0087】このように、本発明にかかる信号ループバ
ック装置20によれば、DS3Cビットパリティ方式に
適合するディジタル信号としてのDS3信号とDS1信
号との間で多重/分離処理を施すM13MUX部11−
1,D13MUX部11−2と、M13MUX部11−
1,D13MUX部11−2のDS1信号入出力側に介
装され、DS1信号を一旦記憶し、この記憶されたDS
1信号を読み出すことにより、DS1信号を折り返すた
めのDS1ループバックメモリ回路12と、M13MU
X部11−1,D13MUX部11−2のDS3信号入
出力側に介装され、DS3信号を一旦記憶し、この記憶
されたDS3信号を読み出すことにより、入力されてき
た信号形式のままDS3信号を折り返すDS3ループバ
ックメモリ回路13と、M13MUX部11−1,D1
3MUX部11−2からのDS3信号出力及びDS3ル
ープバックメモリ回路13からのDS3ループバック信
号のうちのいずれかを選択するセレクタ7と、DS3信
号のCビットからループバック実行/解除情報を複数回
検出すると、ループバックを実行又は解除する旨の検出
結果を出力するループバック信号検出回路15と、ルー
プバック信号検出回路15での検出結果に基づいて、D
S1ループバックメモリ回路12,DS3ループバック
メモリ回路13及びセレクタ14に対し、ループバック
の実行又は解除のための制御を施す制御部16とをそな
えることにより、回線エラー(品質劣化)状態でも、ル
ープバック実行/解除が確実に実行できることにより、
ループバックの誤制御が防止できるとともに、出力波形
の歪みの要因である論理回路(ハードウェア)を1つ
(共通)にする事によって、出力波形の歪みをループバ
ックの実行/未実行状態によらず出力波形を一定とする
ことをもできる。
【0088】ループバック信号検出回路15が、ループ
バックを実行又は解除する旨の検出結果を保持する検出
コード保持部をそなえて構成されるとともに、ループバ
ック制御部が、ループバックの解除時に保護段つき検出
部での検出状態を強制的にリセットするための強制リセ
ット部15−4を備えて構成され、且つ、ループバック
信号検出回路15に、ループバック制御部からの強制リ
セット信号を受けると、検出コード保持部で保持されて
いる検出結果を強制的にリセットする強制リセット部が
設けられているので、回線エラー(品質劣化)状態で
も、ループバック実行/解除が確実に実行できるととも
に、ループバック制御を解除しないまま対向局(制御
局)が故障するなど異常状態でもソフトウェア制御によ
り検出回路の初期化が出来る事により、ループバックの
誤制御を防止できる。
【0089】更に、メモリ3−1にて、P/Nバイポー
ラデータをそのまま記憶することから、ループバックす
る入力DS3信号を復号回路を用いる事無く、論理的バ
イポーラ信号そのまま折り返すことも実現できる。ま
た、位相比較部の作用により、常時書き込みタイミング
の中央付近に読み出しタイミングが位置するようにな
り、電源変動や温度変動によってクロック変動が発生し
ても、読み出しデータの欠落を防止することができる。
【0090】尚、本願の信号ループバック装置は、DS
3信号とDS1信号をループバックする装置に限定され
るものではなく、その他の通信信号(ディジタル信号)
にも同様にして適応することができる。更に、本願の信
号ループバック装置の実施に際して、付言すると、DS
3信号のC13に付加されているFEACコードがルー
プバックコードでない場合においては、ループバックメ
モリ回路,D13MUX部,M13MUX部等は必ずし
も必要ではなく、このような場合でも、信号の誤検出を
十分に防止することができるなどの利点がある。
【0091】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の信号ルー
プバック装置は、DS3Cビットパリティ方式に適合す
るディジタル信号としてのDS3信号とDS3信号より
も低速ディジタル信号としてのDS1信号との間で多重
/分離処理を施す多重/分離部と、多重/分離部のDS
1信号入出力側に介装され、DS1信号を一旦記憶し、
この記憶されたDS1信号を読み出すことにより、DS
1信号を折り返すためのDS1信号ループバック用記憶
部と、多重/分離部のDS3信号入出力側に介装され、
DS3信号を一旦記憶し、この記憶されたDS3信号を
読み出すことにより、入力されてきた信号形式のままD
S3信号を折り返すDS3信号ループバック用記憶部
と、多重/分離部からのDS3信号出力及びDS3信号
ループバック用記憶部からのDS3ループバック信号の
うちのいずれかを選択する選択部と、DS3信号のCビ
ットからループバック実行/解除情報を複数回検出する
と、ループバックを実行又は解除する旨の検出結果を出
力する保護段つき検出部と、保護段つき検出部での検出
結果に基づいて、DS1信号ループバック用記憶部,D
S3信号ループバック用記憶部及び選択部に対し、ルー
プバックの実行又は解除のための制御を施すループバッ
ク制御部とをそなえて構成されているので、回線エラー
(品質劣化)状態でも、ループバック実行/解除が確実
に実行できることにより、ループバックの誤制御が防止
できる利点があるとともに、多重/分離部からのDS3
信号出力及びDS3信号ループバック用記憶部からのD
S3ループバック信号のうちのいずれかを選択する選択
部により、クロックを切り替えることなく信号出力する
ことができるので、出力波形の変動がなく、ループバッ
クの実行/未確定状態によらず出力波形を一定とするこ
とをもできる利点もある。
【0092】また、請求項2記載の本発明の信号ループ
バック装置によれば、DS3信号ループバック用記憶部
のための読み出しクロック,多重/分離部における多重
部用の動作クロックを発生するクロック発生部をそな
え、クロック発生部が、基準クロック発振部と、受信ク
ロック及び基準クロック発振部からの基準クロックのう
ちのいずれかを選択して選択されたクロックについて位
相比較出力を出力するクロック選択式位相比較部と、ク
ロック選択式位相比較部からの位相比較出力に応じて読
み出しクロック又は動作クロックを出力するクロック発
振部とを有するPLL回路として機能するので、DS3
信号ループバック用記憶部のための読み出しクロックの
発生部と多重/分離部における多重部用の動作クロック
の発生部を共有化して、装置の簡素化を図ることができ
る。
【0093】また、請求項3記載の本発明の信号ループ
バック信号によれば、DS3信号の信号形式がバイポー
ラ形式であって、DS3信号ループバック用記憶部は、
バイポーラ形式のDS3信号を書き込みとともに、バイ
ポーラ形式のままDS3信号を読み出すことができるの
で、ループバックする入力DS3信号を復号回路を用い
る事無く、論理的バイポーラ信号そのまま折り返すこと
が実現できる利点もある。
【0094】更に、請求項4記載の本発明の信号ループ
バックによれば、DS3信号ループバック用記憶部への
書き込みが、受信クロックに同期した書き込みクロック
で実行されるとともに、DS3信号ループバック用記憶
部からの読み出しが、受信クロックに同期した読み出し
クロックで実行されるように構成され、且つ、書き込み
クロックと読み出しクロックとの位相関係を監視して、
書き込みクロックの位相と読み出しクロックの位相との
位相差が所定値以下になると、書き込みクロック及び読
み出しクロックの一方を強制的に所定量シフトさせるク
ロック位相調整部が設けられるので、電源変動や温度変
動によってクロック変動が発生しても、読み出しデータ
の欠落を防止できる利点もある。
【0095】並びに、請求項5記載の本発明によれば、
保護段つき検出部が、ループバックを実行又は解除する
旨の検出結果を保持する検出結果保持部をそなえて構成
されるとともに、ループバック制御部が、ループバック
の解除時に保護段つき検出部での検出状態を強制的にリ
セットするための強制リセット信号を出力しうるように
構成され、且つ、保護段つき検出部に、ループバック制
御部からの強制リセット信号を受けると、検出結果保持
部で保持されている検出結果を強制的にリセットする強
制リセット部が設けられているので、回線エラー(品質
劣化)状態でも、ループバック実行/解除が確実に実行
できるとともに、ループバック制御を解除しないまま対
向局(制御局)が故障するなど異常状態でもソフトウェ
ア制御により検出回路の初期化が出来る事により、ルー
プバックの誤制御を確実に防止できる利点がある。
【0096】他方、請求項6記載の信号ループバック装
置によれば、入力線を通じて入力されてきたディジタル
入力信号を一旦記憶し、入力されてきた信号形式のまま
ディジタル入力信号を折り返して出力線へループバック
しうるループバック部と、ディジタル入力信号からルー
プバック実行/解除情報を複数回検出すると、ループバ
ックを実行又は解除する旨の検出結果を出力する保護段
つき検出部と、保護段つき検出部での検出結果に基づい
て、ループバック部に対し、ループバックの実行又は解
除のための制御を施すループバック制御部とをそなるこ
とにより、回線エラー(品質劣化)状態でも、ループバ
ック実行/解除を確実に実行できることにより、ループ
バックの誤制御が防止できる利点があるとともに、出力
波形の歪みの要因である論理回路を1つにする事によっ
て、出力波形の歪みをループバックの実行/未確定状態
によらず一定とすることをもできる利点がある。
【0097】また、請求項7記載の本発明の信号ループ
バック装置によれば、ループバック部が、ディジタル入
力信号を一旦記憶する記憶部をそなえ、記憶部への書き
込みが、受信クロックに同期した書き込みクロックで実
行されるとともに、記憶部からの読み出しが、受信クロ
ックに同期した読み出しクロックで実行されるので、デ
ータの損失を防止することができる利点がある。
【0098】更に、請求項8記載の本発明の信号ループ
バック装置によれば、書き込みクロックと読み出しクロ
ックとの位相関係を監視して、書き込みクロックの位相
と読み出しクロックの位相との位相差が所定値以下にな
ると、書き込みクロック及び読み出しクロックの一方を
強制的に所定量シフトさせるクロック位相調整部が設け
られるので、電源変動や温度変動によってクロック変動
が発生しても、読み出しデータの欠落を防止できる利点
もある。
【0099】また、請求項9記載の本発明の信号ループ
バック装置によれば、ディジタル入力信号の信号形式が
バイポーラ形式であって、記憶部は、バイポーラ形式の
ディジタル入力信号を書き込みとともに、バイポーラ形
式のままディジタル入力信号を読み出すので、ループバ
ックする入力DS3信号を復号回路を用いる事無く、論
理的バイポーラ信号そのまま折り返すことが実現できる
利点もある。
【0100】並びに、請求項10記載の本発明の信号ル
ープバック装置によれば、保護段つき検出部が、ループ
バックを実行又は解除する旨の検出結果を保持する検出
結果保持部をそなえて構成されるとともに、ループバッ
ク制御部が、ループバックの解除時に該保護段つき検出
部での検出状態を強制的にリセットするための強制リセ
ット信号を出力しうるように構成され、且つ、保護段つ
き検出部に、ループバック制御部からの該強制リセット
信号を受けると、検出結果保持部で保持されている検出
結果を強制的にリセットする強制リセット部が設けられ
ていることにより、回線エラー(品質劣化)状態でも、
ループバック実行/解除を確実に実行できるとともに、
ループバック制御を解除しないまま対向局(制御局)が
故障するなど異常状態でもソフトウェア制御により検出
回路の初期化が出来る事により、ループバックの誤制御
を防止できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるDS3ループバッ
クメモリ回路を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるNバイポーラデー
タ4ビットメモリを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるPバイポーラデー
タ4ビットメモリを示す図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるパルスジェネレー
タを示す図である。
【図7】本発明の一実施形態における位相比較部を示す
図である。
【図8】本発明の一実施形態におけるループバック信号
検出回路のブロック図である。
【図9】本発明の一実施形態における保護回路の要部構
成を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態における第二検出回路タ
イミング発生回路を示す図である。
【図11】本発明の一実施形態におけるループバック実
行/解除判定部を示す図である。
【図12】本発明の一実施形態における受信コード判定
部及び受信コード検出保持部を示す図である。
【図13】本発明の一実施形態における強制リセット部
を示す図である。
【図14】本発明の一実施形態におけるクロック発生部
を示す図である。
【図15】本発明の一実施形態におけるループバック回
路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図16】本発明の一実施形態におけるループバック回
路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図17】本発明の一実施形態におけるループバック回
路の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図18】本発明の一実施形態における制御部の制御要
領を説明するためのフローチャートである。
【図19】(A〜(E)は、本発明の一実施形態におけ
るFEACコードに対するNMインタフェース部の制御
動作を簡略化して示すタイムチャートである。
【図20】(A)〜(C)は、DS3 Cビットパリテ
ィ方式におけるC13コードの伝送の動作を示す図であ
る。
【図21】本発明の一実施形態を適用したネットワーク
を簡略化して示す図である。
【符号の説明】
1 多重/分離部 11 M13DMUX/M13MUX部 11−1 M13DMUX部 11−2 M13MUX部 2 DS1信号ループバック用記憶部 12 DS1ループバックメモリ回路 3 DS3信号ループバック用記憶部 13 DS3ループバックメモリ回路 13−1 メモリ 13−1−1 Nバイポーラデータ4ビットメモリ 13−1−2 Pバイポーラデータ4ビットメモリ 13−2 パルスジェネレータ 13−2−1 ライトパルスジェネレータ 13−2−2 リードパルスジェネレータ 13−3 位相比較部 13−3−1〜4 位相比較回路 4 選択部 14 セレクタ(SEL) 5 保護段付き検出部 15 ループバック信号検出回路 15−1 保護回路 15−1−1 シリアルパターン検出部 15−1−2 6ビットコードの10段保持回路 15−1−3 コード一致検出部 15−1−4 検出回路タイミング発生部 15−1−4−A 第一検出回路タイミング発生回路 15−1−4−B 第二検出回路タイミング発生回路 15−1−5 7/10一致カウンタ及び判定部 15−1−6 検出コード保持部 15−2 受信コード判定部 15−2−A ループバック実行判定部 15−2−B ループバック実行解除部 15−3 受信コード検出保持部 15−4 強制リセット部 15−4−1 リセットタイミング乗り換え部 6 ループバック制御部 16 制御部 16−1 NMインタフェース部 16−2 ネットワーク監視装置(NM) 7,17 クロック発生部 17−1 基準クロック発信部(XO) 17−2 クロック選択回路 17−3 送信クロック発信部(VCXO) 17−2−1 セレクタ回路(SEL) 17−2−2 位相比較回路(PD) 17−2−3 ループフィルタ(LF) 17 クロック発生部 10,20 信号ループバック装置 40 基幹系 50,60 電話機 51,61 PCM/MUX 52 多重部 53,63 多重分離装置 62 分離部 64,54 ネットワーク監視部(NM)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 慶一郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 岡 昭彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DS3Cビットパリティ方式に適合する
    ディジタル信号としてのDS3信号と該DS3信号より
    も低速ディジタル信号としてのDS1信号との間で多重
    /分離処理を施す多重/分離部と、 該多重/分離部のDS1信号入出力側に介装され、該D
    S1信号を一旦記憶し、この記憶されたDS1信号を読
    み出すことにより、該DS1信号を折り返すためのDS
    1信号ループバック用記憶部と、 該多重/分離部のDS3信号入出力側に介装され、該D
    S3信号を一旦記憶し、この記憶されたDS3信号を読
    み出すことにより、入力されてきた信号形式のまま該D
    S3信号を折り返すDS3信号ループバック用記憶部
    と、 該多重/分離部からのDS3信号出力及び該DS3信号
    ループバック用記憶部からのDS3ループバック信号の
    うちのいずれかを選択する選択部と、 該DS3信号のCビットからループバック実行/解除情
    報を複数回検出すると、ループバックを実行又は解除す
    る旨の検出結果を出力する保護段つき検出部と、 該保護段つき検出部での検出結果に基づいて、上記のD
    S1信号ループバック用記憶部,DS3信号ループバッ
    ク用記憶部及び選択部に対し、ループバックの実行又は
    解除のための制御を施すループバック制御部とをそなえ
    て構成されたことを特徴とする、信号ループバック装
    置。
  2. 【請求項2】 該DS3信号ループバック用記憶部のた
    めの読み出しクロック,該多重/分離部における多重部
    用の動作クロックを発生するクロック発生部をそなえ、 該クロック発生部が、基準クロック発振部と、受信クロ
    ック及び該基準クロック発振部からの基準クロックのう
    ちのいずれかを選択して選択されたクロックについて位
    相比較出力を出力するクロック選択式位相比較部と、該
    クロック選択式位相比較部からの位相比較出力に応じて
    上記の読み出しクロック又は動作クロックを出力するク
    ロック発振部とを有するPLL回路として構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1記載の信号ループバック
    装置。
  3. 【請求項3】 該DS3信号の信号形式がバイポーラ形
    式であって、該DS3信号ループバック用記憶部は、バ
    イポーラ形式の該DS3信号を書き込みとともに、バイ
    ポーラ形式のまま該DS3信号を読み出すように構成さ
    れていることを特徴とする、請求項1記載の信号ループ
    バック装置。
  4. 【請求項4】 該DS3信号ループバック用記憶部への
    書き込みが、受信クロックに同期した書き込みクロック
    で実行されるとともに、該DS3信号ループバック用記
    憶部からの読み出しが、該受信クロックに同期した読み
    出しクロックで実行されるように構成され、且つ、 上記の書き込みクロックと読み出しクロックとの位相関
    係を監視して、上記の書き込みクロックの位相と読み出
    しクロックの位相との位相差が所定値以下になると、上
    記の書き込みクロック及び読み出しクロックの一方を強
    制的に所定量シフトさせるクロック位相調整部が設けら
    れたことを特徴とする、請求項1記載の信号ループバッ
    ク装置。
  5. 【請求項5】 該保護段つき検出部が、ループバックを
    実行又は解除する旨の検出結果を保持する検出結果保持
    部をそなえて構成されるとともに、 該ループバック制御部が、ループバックの解除時に該保
    護段つき検出部での検出状態を強制的にリセットするた
    めの強制リセット信号を出力しうるように構成され、且
    つ、 該保護段つき検出部に、該ループバック制御部からの該
    強制リセット信号を受けると、該検出結果保持部で保持
    されている検出結果を強制的にリセットする強制リセッ
    ト部が設けられていることを特徴とする、請求項1記載
    の信号ループバック装置。
  6. 【請求項6】 入力線を通じて入力されてきたディジタ
    ル入力信号を一旦記憶し、入力されてきた信号形式のま
    ま該ディジタル入力信号を折り返して出力線へループバ
    ックしうるループバック部と、 該ディジタル入力信号からループバック実行/解除情報
    を複数回検出すると、ループバックを実行又は解除する
    旨の検出結果を出力する保護段つき検出部と、 該保護段つき検出部での検出結果に基づいて、該ループ
    バック部に対し、ループバックの実行又は解除のための
    制御を施すループバック制御部とをそなえて構成された
    ことを特徴とする、信号ループバック装置。
  7. 【請求項7】 該ループバック部が、該ディジタル入力
    信号を一旦記憶する記憶部をそなえ、該記憶部への書き
    込みが、受信クロックに同期した書き込みクロックで実
    行されるとともに、該記憶部からの読み出しが、該受信
    クロックに同期した読み出しクロックで実行されるよう
    に構成されていることを特徴とする、請求項6記載の信
    号ループバック装置。
  8. 【請求項8】 上記の書き込みクロックと読み出しクロ
    ックとの位相関係を監視して、上記の書き込みクロック
    の位相と読み出しクロックの位相との位相差が所定値以
    下になると、上記の書き込みクロック及び読み出しクロ
    ックの一方を強制的に所定量シフトさせるクロック位相
    調整部が設けられたことを特徴とする、請求項6記載の
    信号ループバック装置。
  9. 【請求項9】 該ディジタル入力信号の信号形式がバイ
    ポーラ形式であって、該記憶部は、バイポーラ形式の該
    ディジタル入力信号を書き込みとともに、バイポーラ形
    式のまま該ディジタル入力信号を読み出すように構成さ
    れていることを特徴とする、請求項6記載の信号ループ
    バック装置。
  10. 【請求項10】 該保護段つき検出部が、ループバック
    を実行又は解除する旨の検出結果を保持する検出結果保
    持部をそなえて構成されるとともに、 該ループバック制御部が、ループバックの解除時に該保
    護段つき検出部での検出状態を強制的にリセットするた
    めの強制リセット信号を出力しうるように構成され、且
    つ、 該保護段つき検出部に、該ループバック制御部からの該
    強制リセット信号を受けると、該検出結果保持部で保持
    されている検出結果を強制的にリセットする強制リセッ
    ト部が設けられていることを特徴とする、請求項6記載
    の信号ループバック装置。
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