JP2655487B2 - 多重化システム - Google Patents

多重化システム

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JP2655487B2
JP2655487B2 JP19915794A JP19915794A JP2655487B2 JP 2655487 B2 JP2655487 B2 JP 2655487B2 JP 19915794 A JP19915794 A JP 19915794A JP 19915794 A JP19915794 A JP 19915794A JP 2655487 B2 JP2655487 B2 JP 2655487B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多重化システムに関し、
特に1つの大容量の網側信号に対する複数個の小容量の
端末信号の多重分離化を行う複数のスレーブ側多重化装
置とこれ等各スレーブ側多重化装置間の相互接続を行う
マスタ側多重化装置とを有する通信システムにおいて、
各スレーブ側多重化装置とマスタ側多重化装置間の相互
接続を行う多重化方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に1つのマスタ側多重化装置10と
複数個のスレーブ側多重化装置11−1〜11−nを用
いた従来の多重化システムのブロック図を示す。尚スレ
ーブ側多重化装置については、1つの装置11−1につ
いてのみ構成を示すが、他の装置11−2〜11−nも
同一構成である。
【0003】従来の多重化システムにおいて、網側イン
タフェース部4は外部から供給される網信号sと網側選
択信号uによりフレーム信号iとクロック信号jと下り
データ信号kを作成し、上りデータ信号lとフレーム信
号iとクロック信号jと網側選択信号uにより網信号s
を作成する。
【0004】端末側インタフェース部5(5−1〜5−
n)は外部から供給される端末信号tとフレーム信号i
とクロック信号jと端末側選択信号xにより上りデータ
信号lを作成し、下り信号kとフレーム信号iとクロッ
ク信号jと端末選択信号xにより端末信号tを作成す
る。
【0005】スレーブ側制御部14は制御信号hとフレ
ムー信号iとクロック信号jにより網側選択信号uとバ
ス側選択信号vとスレーブ側選択信号zと抽出クロック
選択信号wと端末側選択信号xを作成する。
【0006】スレーブ側インタフェース部13はスレー
ブ側選択信号zとマスタ側選択信号aaと下りデータ信
号pにより下りデータ信号kを作成し、スレーブ側選択
信号zとマスタ側選択信号aaと上りデータ信号pによ
り上りデータ信号lを作成し、クロック信号jと抽出ク
ロック選択信号wにより抽出クロック信号cを作成す
る。
【0007】インタフェース制御部21はフレーム信号
mとクロック信号oとバス側選択信号vによりマスタ側
選択信号aaを作成する。マスタ側インタフェース部1
2(12−1〜12−n)はスレーブ側選択信号zと上
りデータ信号lとマスタ側選択信号aaにより上りデー
タ信号qを作成し、スレーブ側選択信号zと下りデータ
信号kとマスタ側選択信号aaにより下りデータ信号p
を作成し、インタフェース制御部21の機能を含む。
【0008】マスタクロック作成部7は抽出クロック信
号cによりフレーム信号mとクロック信号oを作成す
る。メモリスイッチ部9はフレーム信号mとクロック信
号oと上りデータ信号qとメモリスイッチ制御信号ab
により下りデータ信号pを作成する。リモコン装置19
はリモコン制御信号yの接続/終了信号及び抽出クロッ
ク先信号を作成しリモコン制御信号yの許可/不許可信
号を入力とする。マスタ側制御部8はリモコン制御信号
yにより制御信号hとメモリスイッチ制御信号abを作
成する。
【0009】図3に図2に示した従来の多重化システム
の上り側信号(端末側→網側信号)のタイムチャートを
示す。尚、図3の説明においては、スレーブ側多重化装
置11−1にて入力した端末信号tのデータ信号rをマ
スタ側多重化装置10の第1チャンネル(#1CH)
に、スレーブ側多重化装置10の第2チャネル(#2C
H)に多重化を行い、スレーブ側多重化装置11−3に
て網信号sとして出力を行う場合を例としている。
【0010】まず、スレーブ側多重化装置11−1に端
末信号tとして入力したデータ信号rは端末側インタフ
ェース部5にて上りデータ信号lの第1チャネルの位置
に出力を行う。そして、マスタ側インタフェース部12
−1にある上り用FIFO17−1にてマスタ側多重化
装置10にある上りデータ信号qの第1チャネルの位置
に出力を行う。また、スレーブ側多重化装置11−2に
端末信号tとして入力したデータ信号rは、端末インタ
フェース部5にて上りデータ信号lの第2チャネルの位
置に出力を行う。マスタ側インタフェース部12−2に
ある上り用FIFO17−1にてマスタ側多重化装置1
0にある上りデータ信号qの第2チャネルの位置に出力
を行う。
【0011】ここで、マスタ側多重化装置10は、上り
データ信号qをメモリスイッチ部9にてチャネルの入替
え作業を行い、下りデータ信号pへ出力を行うが、図3
の説明においては説明の便宜上、数ビットの移動のみで
説明を行っている。
【0012】下りデータ信号pの第1チャネルと第2チ
ャネルのデータ信号rは、スレーブ側インタフェース部
13−3にある下り用FIFO18−2にてスレーブ側
多重化装置11−3にある上りデータ信号lの第1チャ
ネルと第2チャネルの位置に出力を行う。そして、網側
インタフェース部4にて網信号sとして出力を行う。
【0013】図4は図2に示した従来の多重化システム
の下り側信号(網側→端末側信号)のタイムチャートを
示す。尚、図4の説明においては、スレーブ側多重化装
置11−3にて入力した網信号sをマスタ側多重化装置
10の第1チャネルと第2チャネルに多重化を行い、マ
スタ側多重化装置10の第1チャネルをスレーブ側多重
化装置11−1の端末信号tのデータ信号rとして、マ
スタ側多重化装置10の第2チャネルをスレーブ側多重
化装置11−2の端末信号tのデータ信号rとして夫々
出力を行う場合を例としている(図3の逆動作)。
【0014】まず、スレーブ側多重化装置11−3にて
入力した網信号sは、網側インタフェース部4にて下り
データ信号kの第1チャネルと第2チャネルの位置に出
力を行う。そして、マスタ側インタフェース部12−3
にある上り用FIFO17−2にてマスタ側多重化装置
10にある上りデータ信号qの第1チャネルと第2チャ
ネルの位置に出力を行う。
【0015】ここで、マスタ側多重化装置10は、上り
データ信号qをメモリスイッチで9にてチャネルの入替
え作業を行い、下りデータ信号pへ出力を行うが、図4
の説明においては説明の便宜上、数ビットの移動のみで
説明を行っている。
【0016】下りデータ信号pの第1チャネルのデータ
信号rは、スレーブ側インタフェース部13−1にある
下り用FIFO18−1にてスレーブ側多重化装置11
−1にある下りデータ信号kの第1チャネル位置に出力
を行う。そして、端末側インタフェース部5にて端末信
号tとしてデータ信号rの出力を行う。
【0017】下りデータ信号pの第2チャネルのデータ
信号rは、スレーブ側インタフェース部13−2にある
下り用FIFO18−1にてスレーブ側多重化装置11
−2にある下りデータ信号kの第2チャネルの位置に出
力を行う。そして、端末側インタフェース部5にて端末
信号tとしてデータ信号rの出力を行う(尚、これ等図
3及び図4の詳細な動作は特願平4−287211号の
データ信号多重分離装置を参照のこと)。
【0018】図3及び図4の説明においては、説明の便
宜上、各スレーブ側多重化装置11の各クロック信号j
とマスタ側多重化装置10のクロック信号oを同一の周
波数にて示しているが、マスタ側多重化装置10と各ス
レーブ側多重化装置11の間で受け渡しを行うデータ信
号の伝送速度が互いに整合していれば、各スレーブ側多
重化装置11の各クロック信号jとマスタ側多重化装置
10のクロック信号oの周波数が、夫々異なっていても
動作に支障は生じない(上り用FIFO17と下り用F
IFO18による異速度通信の多重化を指す)。
【0019】これにより、マスタ側多重化装置10の下
りデータ信号pと上りデータ信号qの伝送速度を、各ス
レーブ側多重化装置11の下りデータ信号kと上りデー
タ信号lの伝送速度の総和値以上に設定を行えば、各ス
レーブ側多重化装置11にある任意の端末側インタフェ
ース部5と任意の網側インタフェース部4の接続の組合
せ全てが設定可能となる。
【0020】また、図3及び図4の説明においては、説
明の便宜上、各スレーブ側多重化装置11からマスタ側
多重化装置10へのデータ信号rの伝送時、及びマスタ
側多重化装置10から各スレーブ側多重化装置11への
データ信号rの伝送時、同一のチャネル一を使用してい
るが、バス側選択信号vとスレーブ側選択信号zの設定
により、夫々任意に設定可能となる(例えば、上りデー
タ信号lの第1チャネルのデータ信号rを上りデータ信
号qの第2チャネルに出力を行うことが可能となる)。
【0021】また、図3,4の説明において、各スレー
ブ側多重化装置11のフレーム信号iの位置が全て異な
っているが、これは各網信号sのフレーム位置が互いに
異なっていても動作可能であることを示している。
【0022】図5にスレーブ側多重化装置11の内部フ
レーム構成を示す。まず、上りデータ信号lと下りデー
タ信号kは、クロック信号jの8クロック単位(つまり
情報量が8ビット単位)を1つとしたチャネルという単
位で構成されている。このチャネルは端末信号tの1本
の情報量を1個のチャネルとして使用する。そして、2
4個のチャネルを1つのフレーム構成として、フレーム
信号のiの1周期を1フレームとして表現を行ってい
る。
【0023】図5の説明においては説明の便宜上、1フ
レームを24個のチャネルとして固定を行っているが、
各チャネルの伝送速度が全てのスレーブ側多重化装置1
1で一致していれば、各スレーブ側多重化装置11毎に
任意のチャネル数を1フレームとして設定可能となる
(例えば、スレーブ側多重化装置11−1が24チャネ
ルを1フレーム構成とし、スレーブ側多重化装置11−
2が32チャネルを1フレーム構成として使用しても可
能となる)。
【0024】図6にスレーブ側多重化装置11の多重化
原理のタイムチャートとブロック図を示す。まず、末端
側インタフェース部5は、上りデータ信号lの出力を行
う場合にスリーステートバッファ22を使用して信号の
出力を行う。これにより出力を行っていない場合にはハ
イインピーダンス状態(Hi−Z状態)となり、他の端
末側インタフェース部5からの出力を可能な状態として
いる(つまりワイヤードオアによる多重化を行ってい
る)。
【0025】この、上りデータ信号lの出力を行うか、
行わないかの制御を行っている信号が端末側選択信号x
である。端末側選択信号xは、“H”状態の場合に上り
データ信号lの出力を行い、“L”状態の場合にHi−
Z状態としている。
【0026】図7にマスタ側多重化装置10の多重化原
理のタイムチャートとブロック図を示す。このマスタ側
多重化装置10の多重化原理は、スレーブ側多重化装置
11と同様に行っている(ワイヤードオアによる多重化
を行っている)。まず、マスタ側インタフェース部12
は、上りデータ信号qの出力を行う場合にスリーステー
ト・バッファ22を使用して信号の出力を行う。これに
より出力を行っていない場合にはHi−Z状態となり、
他のマスタ側インタフェース部12からの出力を可能な
状態としている。
【0027】この、上りデータ信号qの出力を行うか、
行わないかの制御を行っている信号がマスタ側選択信号
aaである。マスタ側選択信号aaは、“H”状態の場
合に上りデータ信号qの出力を行い、“L”状態の場合
にHi−Z状態としている。尚、図5,図6及び図7の
詳細な動作は、特願平03−035066の多重分離装
置を参照のこと。
【0028】次に図2に示す各ブロックの動作について
簡単に説明を行う。図8に網側インタフェース部4の構
成及び動作タイムチャートを示す。
【0029】まず、網側インタフェース4は、大きく分
けて上り側の構成と下り側の構成に分かれる。上り側の
構成は、上りデータ信号lを網側選択信号uにて上りデ
ータ信号l’を作成し、上りデータ信号l’とフレーム
信号iとクロック信号jからフラグ信号作成挿入回路2
3にて上りユニポーラ信号adの作成を行う。尚、この
上りユニポーラ信号はTTLレベルのため、外部への伝
送に適していないので、U/B変換器24にてバスポー
ラ信号の網信号sに変換を行う。
【0030】下り側の構成は、外部からの網信号sをB
/U変換器25にてTTLレベルの下りユニポーラ信号
acに変換を行い、そして網信号sのフラグ信号の検出
を同期検出回路26にて行い、フレーム信号i’の作成
を行う。下りユニポーラ信号acをクロック抽出回路2
7にてクロック信号jの抽出を行う。そして、クロック
信号jのタイミングでD形フリツプフロップ28−1に
て下りユニポーラ信号acを下りデータ信号k’に、フ
レーム信号i’をフレーム信号iに夫々変換し、下りデ
ータ信号k’は更に網側選択信号uにより下りデータ信
号kの作成を行う。
【0031】図9に端末側インタフェース部5の動作ブ
ロック図を、図10に端末側インタフェース部5の下り
側タイムチャートを、図11に端末側インタフェース部
5の上り側タイムチャートを示す。
【0032】まず、端末側インタフェース部5は、大き
く分けて上り側の構成と下り側の構成に分かれる。下り
側の構成は、下りデータ信号kから端末選択信号xによ
り選択された下りデータ信号k’の信号の抽出を行う。
そして、端末側選択信号xとクロック信号jにて歯抜け
クロック信号aeの作成を行い、歯抜けクロック信号a
eのタイミングにより下りデータ信号k’を端末側FI
FO29−1に入力を行う。
【0033】端末クロック作成回路30にてクロック信
号jの分周を行い端末クロック信号afを作成して、端
末クロック信号afのタイミングにより端末側FIFO
29−1より端末信号tの出力を外部へ行う(図10を
参照)。
【0034】そして、上り側の構成は、外部より入力を
行う端末信号tを端末クロック信号afのタイミングに
より構成側FIFO29−2に入力を行う。そして、歯
抜けクロック信号aeのタイミングにより端末側FIF
O29−2から上り側データ信号lの出力を行う(図1
1を参照)。
【0035】図8〜図11の詳細な動作は特願平03−
035066の多重分離装置を参照のこと。
【0036】図12にスレーブ側制御部14の動作ブロ
ック図を示す。まず、スレーブ側制御部14では制御機
能として中央処理装置(CPU)31−1を使用して制
御を行う。そして、処理を行うプログラムを格納してい
るのが読出し専用記憶装置(ROM)35−2であり、
ワークエリア等のメモリとしてランダムアクセスメモリ
(RAM)36−1の使用を行っている。
【0037】各種選択信号を作成するために、フレーム
信号iとクロック信号jから制御用カウンタ33−1に
より下りデータ信号kと上りデータ信号lの現在のビッ
ト番号値の出力を行い、ROM35−1にて網側選択信
号u、端末側選択信号x、スレーブ側選択信号zの各種
選択信号の作成を行う。
【0038】図12の説明の便宜上、データバスag−
1を16ビットに、アドレスバスah−1を20ビット
にて記述を行っているが、実際には使用するCPU31
−1の処理能力等により決定される。
【0039】ここで、スレーブ側制御部14の動作を各
種信号の制御手順をともに説明を行う。尚、実際には制
御信号中のコマンドはスレーブ側制御部のアドレスを付
加して通信を行っているが、説明の便宜上、省略して記
入を行っている(詳細はマスタ側制御部8にて説明を行
う)。
【0040】図13にスレーブ側制御部14の各種選択
信号の制御手順を示す。まず、マスタ側制御部8から制
御信号hを経由して網側選択制御を開始するコマンド
(CONN)の通知が行われた場合、シリアルインタフ
ェース部32−1はCPU31−1にコマンドの通知を
行い、CPU31−1はシリアルインタフェース32−
1に肯定のコマンド(ACK)の通知を行う。そして、
シリアルインタフェース部32−1は制御信号hを経由
してマスタ側制御部8へACKコマンドの通知を行う。
【0041】CPU31−1はパラレルインタフェース
部34−1へ網側選択制御の設定を行い、ROM35−
1にて網側選択信号uの制御を行う。
【0042】マスタ側制御部8から制御信号hを経由し
て異常なコマンドの通知が行われた場合、シリアルイン
タフェース32−1はCPU31−1にコマンドの通知
を行い、CPU31−1はシリアルインタフェース部3
2−1に否定のコマンド(NAK)の通知を行う。そし
て、シリアルインタフェース部32−1は制御信号hを
経由してマスタ側制御部8へNAKコマンドの通知を行
う。
【0043】マスタ側制御部8から制御信号hを経由し
て網側選択制御を終了するコマンド(DISC)の通知
が行われた場合、シリアルインタフェース部32−1は
CPU31−1にコマンドの通知を行い、CPU31−
1はシリアルインタフェース32−1に肯定のコマンド
(ACK)の通知を行う。そして、シリアルインタフェ
ース部32−1は制御信号hを経由してマスタ側制御部
8へACKコマンドの通知を行う。
【0044】CPU31−1はパラレルインタフェース
部34−1へ網側選択制御の解放を行い、そしてROM
35−1にて網側選択信号uの制御を行う。尚、以上の
制御手段と同様に、バス側選択信号v及び端末側選択信
号xの制御が行われる。
【0045】図14にスレーブ側制御部14のバス側選
択信号vの制御手順を、図15にスレーブ側制御部14
の抽出クロック選択信号wの制御手順を夫々示す。先
ず、マスタ側制御部8から制御信号hを経由してバス側
選択制御を開始するコマンド(CONN)の通知が行わ
れた場合、シリアルインタフェース部32−1はCPU
31−1にコマンドの通知を行い、CPU31−1はシ
リアルインタフェース32−1にACKコマンドの通知
を行う。そして、シリアルインタフェース部32−1は
制御信号hを経由してマスタ側制御部8へACKコマン
ドの通知を行う。
【0046】CPU31−1はパラレルインタフェース
部34−2へバス側選択制御の設定を行い、バス側選択
信号vの制御を行う。マスタ側制御部8から制御信号h
を経由して異常なコマンドの通知が行われた場合、シリ
アルインタフェース32−1はCPU31−1にコマン
ドの通知を行い、CPU31−1はシリアルインタフェ
ース部32−1に否定のコマンド(NAK)の通知を行
う。そして、シリアルインタフェース部32−1は制御
信号hを経由してマスタ側制御部8へNAKコマンドの
通知を行う。
【0047】マスタ側制御部8から制御信号hを経由し
てバス側選択制御を終了するコマンド(DISC)の通
知が行われた場合、シリアルインタフェース部32−1
はCPU31−1にコマンドの通知を行い、CPU31
−1はシリアルインタフェース32−1にACKコマン
ドの通知を行う。そして、シリアルインタフェース部3
2−1は制御信号hを経由してマスタ側制御部8へAC
Kコマンドの通知を行う。CPU31−1は、パラレル
インタフェース部34−2へバス側選択制御の解放を行
い、バス側選択信号vの制御を行う。以上の制御手順と
同様に、抽出クロック選択信号wの制御が行われる。
【0048】図16にスレーブ側インタフェース部13
の動作のブロック図を、図17にスレーブ側インタフェ
ース部13の動作タイムチャートを示す。上りデータ信
号lの第1チャネルはスレーブ側選択信号z−1により
上りデータ信号l’の作成を行い、そして、スレーブ側
選択信号Z−1とクロック信号jにより歯抜けクロック
信号ai−1の作成を行う。歯抜けクロック信号aj−
1のタイミングにより下りデータ信号p’の第1チャネ
ルを下り用FIFO18−1に入力を行う。そして、歯
抜けクロック信号ai−1のタイミングにより下り用F
IFO18−1から下りデータ信号k”を作成し、下り
データ信号k”はスレーブ側選択信号z−1により下り
データ信号kの第1チャネルの作成を行う。
【0049】下りデータ信号kの第2チャネルはスレー
ブ側選択信号z−1により下りデータ信号k’の作成を
行い、スレーブ側選択信号z−2とクロック信号jによ
り歯抜けクロック信号ai−2の作成を行う。歯抜けク
ロック信号aj−2のタイミングにより下りデータ信号
p’の第2チャネルを下り用FIFO18−2に入力を
行う。そして、歯抜けクロック信号ai−2のタイミン
グにより下り用FIFO18−2から上りデータ信号
l”を作成し、上りデータ信号l”はスレーブ側選択信
号z−2により上りデータ信号lの第2チャネルの作成
を行う。クロック信号jは抽出クロック信号wにより抽
出クロック信号cの作成を行う。
【0050】図18はマスタ側インタフェース部12の
ブロック図を、図19にマスタ側インタフェース部12
の動作タイムチャートを示す。フレーム信号mとクロッ
ク信号oによりインタフェース制御部21の制御用カウ
ンタ33−2とROM35−3を使用してマスタ側選択
信号aa−1とマスタ側選択信号aa−2の作成を行
う。下りデータ信号pの第1チャネルはマスタ側選択信
号aa−1により下りデータ信号p’の作成を行い、そ
して、マスタ側選択信号aa−1とクロック信号oによ
り歯抜けクロック信号aj−1の作成を行う。
【0051】歯抜けクロック信号aj−1のタイミング
により上りデータ信号l’の第1チャネルを上り用FI
FO17−1に入力を行う。そして、歯抜けクロック信
号aj−1のタイミングにより上り用FIFO17−1
から上りデータ信号q’−1の作成を行い、上りデータ
信号q’−1はマスタ側選択信号aa1−により上りデ
ータ信号qの第1チャネルの作成を行う。
【0052】マスタ側選択信号aa−2とクロック信号
oにより歯抜けクロック信号aj−2の作成を行う。歯
抜けクロック信号aj−2のタイミングにより下りデー
タ信号k’の第2チャネルを上り用FIFO17−2に
入力を行う。そして、歯抜けクロック信号aj−2のタ
イミングにより上り用FIFO17−2から上りデータ
信号q’−2の作成を行い、そして、上りデータ信号
q’−2はマスタ側選択信号aa−2により上りデータ
信号qの第2チャネルの作成を行う。
【0053】図20にマスタクロック作成部7の構成及
び動作タイムチャートを示す。抽出クロック信号cから
分周用カウンタ37−1にて抽出側分周クロック信号a
kの作成を行い、クロック信号oから分周用カウンタ3
7−2にてマスタ側分周クロック信号alの作成を行
う。そして、抽出側分周クロック信号akとマスタ側分
周クロック信号alの位相をPHCOMP(位相比較
器)38にて比較を行い、位相比較信号amの作成を行
う。位相比較信号amよりVCXO39にてクロック信
号oの作成を行い、クロック信号oより分周用カウンタ
37−3にてフレーム信号mの作成を行う。
【0054】図21にマスタ側制御部8のブロック図を
示す。マスタ側制御部8では制御機能として中央処理装
置(CPU)31−3を使用して制御を行う。そして、
処理を行うプログラムの格納を行っているのがROM3
5−5であり、ワークエリア等のメモリとしてRAM3
6−3の使用を行っている。図21では説明の便宜上、
データバスag−3を16ビットに、アドレスバスah
−3を20ビットにて記述を行っているが、実際には使
用するCPU31−3の処理能力等により決定が行われ
る。メモリスイッチ制御信号abも説明の便宜上、8ビ
ットにて記述を行っているが、実際にはメモリスイッチ
部9の処理を行う上りデータ信号qと下りデータ信号p
のフレーム構成により決定が行われる。
【0055】ここで、マスタ側制御部8の動作を各種信
号の制御手順をもとに説明を行う。図22にマスタ側制
御部8のスレーブ側制御部14との設定制御手順を示
す。リモコン装置19から制御信号yを経由してスレー
ブ側制御部14−1への設定コマンド(CONN−1)
の通知が行われた場合、シリアルインタフェース部32
−3はCPU31−3にコマンドの通知を行い、CPU
31−3はシリアルインタフェース32−4にコマンド
の通知を行う。
【0056】シリアルインタフェース32−4は、制御
信号hを経由して全てのスレーブ側制御部14へコマン
ドの通知を行い、このコマンドにあるアドレス先のスレ
ーブ側制御部14−1が制御信号hを経由してマスタ側
制御部8のシリアルインタフェース32−4へACKコ
マンドの通知を行う。シリアルインタフェース32−4
はCPU31−3へコマンドの通知を行い、CPU31
−3はシリアルインタフェース32−3へコマンドの通
知を行う。シリアルインタフェース32−3は制御信号
yを経由してリモコン装置19へコマンドの通知を行
う。
【0057】リモコン装置19から制御信号yを経由し
て異常なコマンドの通知が行われた場合、シリアルイン
タフェース部32−3はCPU31−3にコマンドの通
知を行い、CPU31−3はシリアルインタフェース部
32−3にNAKコマンドの通知を行う。シリアルイン
タフェース部32−3は制御信号yを経由してリモコン
装置19へNAKコマンドの通知を行う。
【0058】スレーブ側制御部14よりNAKコマンド
の通知が行われた場合、シリアルインタフェース32−
4はCPU31−3へコマンドの通知を行い、CPU−
31−3はシリアルインタフェース32−3へコマンド
の通知を行う。シリアルインタフェース32−3は制御
信号yを経由してリモコン装置19へコマンドの通知を
行う。
【0059】全てのスレーブ側制御部14から、何もコ
マンドの通知が無く、タイムアウトが発生した場合、C
PU31−3にてシリアルインタフェース32−3へN
AKコマンドの通知を行い、シリアルインタフェース3
2−3は制御信号yを経由してリモコン装置19へコマ
ンドの通知を行う。
【0060】図23にマスタ側制御部8のスレーブ側制
御部14と解放制御手順を示す。リモコン装置19から
制御信号yを経由してスレーブ側制御部14−1への解
放コマンド(DISC−1)の通知が行われた場合、シ
リアルインタフェース部32−3はCPU31−3にコ
マンドの通知を行い、CPU31−3はシリアルインタ
フェース32−4にコマンドの通知を行う。
【0061】シリアルインタフェース32−4は、制御
信号hを経由して全てのスレーブ側制御部14へコマン
ドの通知を行い、このコマンドにあるアドレス先のスレ
ーブ側制御部14−1が制御信号hを経由してマスタ側
制御部8のシリアルインタフェース32−4へACKコ
マンドの通知を行う。シリアルインタフェース32−4
はCPU31−3へコマンドの通知を行い、CPU31
−3はシリアルインタフェース32−3へコマンドの通
知を行う。シリアルインタフェース32−3は制御信号
yを経由してリモコン装置19へコマンドの通知を行
う。
【0062】図24にマスタ側制御部8のメモリスイッ
チ制御信号abの制御手順を示す。リモコン装置19か
ら制御信号yを経由してメモリスイッチの設定コマンド
(CONN)の通知が行われた場合、シリアルインタフ
ェース部32−3はCPU31−3にコマンドの通知を
行い、CPU31−3はシリアルインタフェース部32
−3にACKコマンドの通知を行う。そして、CPU3
1−3はパラレルインタフェース34−4へメモリスイ
ッチ制御の設定を行い、メモリスイッチ制御信号abの
制御を行う。
【0063】リモコン装置19から制御信号yを経由し
て異常なコマンドの通知が行われた場合、シリアルイン
タフェース部32−3はCPU−31−3にコマンドの
通知を行い、CPU31−3はシリアルインタフェース
部32−3にNAKコマンドの通知を行う。シリアルイ
ンタフェース部32−3は制御信号yを経由してリモコ
ン装置19へNAKコマンドの通知を行う。
【0064】図25にリモコン装置19のブロック図を
示す。リモコン装置19では制御機能として中央処理装
置(CPU)31−2を使用して制御を行う。そして、
処理を行うプログラムの格納を行っているのがROM3
5−4であり、ワークエリア等のメモリとしてRAM3
6−2の使用を行っている。
【0065】図25では説明の便宜上、データバスag
−2を16ビットに、アドレスバスah−2を20ビッ
トにて記述を行っているが、実際には使用するCPU3
1−2の処理能力等により決定が行われる。
【0066】ここで、リモコン装置19の動作を各種信
号の制御手順をもとに説明を行う。図26にリモコン装
置19の制御手順を示す。キーパッド43にて設定の入
力を行ったコマンドは、キーインタフェース42にコマ
ンドの通知が行われ、キーインタフェース42はCPU
31−2にコマンドの通知を行う。CPU31−2はシ
リアルインタフェース32−2にコマンドの通知を行
い、シリアルインタフェース32−2は制御信号Yを経
由してマスタ側制御部8へコマンドの通知を行う。マス
タ側制御部8から制御信号Yを経由してACKコマンド
の通知が行われた場合、シリアルインタフェース32−
2はCPU31−2へACKコマンドの通知を行い、C
PU31−2はLCDインタフェース41へコマンドの
通知を行い、LCDインタフェース41はLCD40へ
表示を行う。
【0067】マスタ側制御部8から制御信号Yを経由し
てNAKコマンドの通知が行われた場合、シリアルイン
タフェース32−2はCPU31−2へNAKコマンド
の通知を行い、CPU31−2はLCDインタフェース
41へコマンドの通知を行い、LCDインタフェース4
1はLCD40へ表示を行う。マスタ側制御部8より何
もコマンドの通知が無く、タイムアウトが発生した場
合、CPU31−2にてLCDインタフェース41へエ
ラー通知を行い、LCDインタフェース41はLCD4
0へ表示を行う。
【0068】キーパッド43にて解放の入力を行ったコ
マンドは、キーインタフェース42にコマンドの通知が
行われ、キーインタフェース42はCPU31−2にコ
マンドの通知を行う。CPU31−2はシリアルインタ
フェース32−2にコマンドの通知を行い、シリアルイ
ンタフェース32−2は制御信号Yを経由してマスタ側
制御部8へコマンドの通知を行う。マスタ側制御部8か
ら制御信号Yを経由してACKコマンドの通知が行われ
た場合、シリアルインタフェース32−2はCPU31
−2へACKコマンドの通知を行い、CPU31−2は
LCDインタフェース41へコマンドの通知を行い、L
CDインタフェース41はLCD40へ表示を行う。
【0069】図27にメモリスイッチ部9のブロツク図
を、図28にメモリスイッチ部9の動作タイムチャート
を示す。メモリスイッチ制御信号abとフレーム信号m
とクロック信号oからACMメモリ46により書込みア
ドレスaoの作成が行われ、このACMメモリ46はメ
モリスイッチ制御信号abによりデータ信号qの各ビッ
ト位置のデータを下りデータ信号pのどの位置に出力す
るかを示しており、書込みアドレスaoは選択器(SE
L)45−1を経由してデータメモリ44のデータメモ
リアドレスaqとしてデータメモリ44に出力を行う。
【0070】フレーム信号mとクロック信号oから読出
しカウンタ47により読出しアドレスapの作成が行わ
れ、書込みアドレスaoと同様にSEL45−1を経由
してデータメモリ44のデータメモリアドレスaqとし
てデータメモリ44に出力を行う。
【0071】データメモリ44は2個で構成され、一方
は書込みモード(データメモリアドレスaqが書込みア
ドレスaoを使用)となり、他方が読出しモード(デー
タメモリアドレスaqが読出しアドレスapを使用)と
して動作を行っている。
【0072】この、書込みモードと読出しモードを決定
しているのが切替信号anで、この切替信号anはフレ
ーム信号mからD形フリツプフロップ28−2により作
成が行われる(1フレームごとに切替を行っている。) 読出しモードのデータメモリ44はSEL45−2を経
由して下りデータ信号pとして出力を行う。従って、メ
モリスイッチ部9より出力が行われる下りデータ信号p
は、上りデータ信号qの信号から1フレーム分だけ遅れ
た信号となる。
【0073】このメモリスイッチ部9は各スレーブ側多
重化装置11からの上りデータ信号qにある任意のタイ
ムスロットのデータ信号rを、下りデータ信号pの別の
タイムスロットのデータ信号rに出力を行うことによ
り、異なるスレーブ側多重化装置11間のデータ信号r
の受け渡しを可能としている。
【0074】
【発明が解決しようとする課題】従来のマスタ側多重化
装置10では、上りデータ信号qの多重化を図29の上
部に示す理想的な上りデータ信号qの様に多重化を行う
様にしても、現実には上りデータ信号qの信号中には遅
延が発生するので、マスタクロック作成部7から最遠の
位置にあるマスタ側インタフェース部12−1までの距
離が長いと信号線中の遅延により、最近の位置にあるマ
スタ側インタフェース部12−nから出力を行うマスタ
側上りデータ信号q(図29のデータ信号r−2)の出
力位置がマスタ側インタフェース部12−1からのマス
タ側上りデータ信号q(図29のデータ信号r−1)と
ずれてしまい、隣にあるマスタ側上りデータの信号q
(図29のデータ信号r−2)と重なる可能性が有る
(図29を参照)。そのためにマスタ側多重化装置10
の内部にてマスタ側クロック信号oの速度調節や各マス
タ側インタフェース部12間の距離の調節等が必要とな
る欠点がある。
【0075】また、従来のマスタ側多重化装置10の構
成では、スレーブ側多重化装置11の増設によりスレー
ブ側インタフェース部13を増設する必要があるので、
スレーブ側多重化装置11の増設によりマスタ側多重化
装置10の構成が変化するという欠点があり、多数のス
レーブ側インタフェース部13を増設すると、マスタ側
多重化装置10の構成が複雑になるという欠点がある。
【0076】本発明の目的は、マスタ側多重化装置と各
スレーブ側多重化装置との間の各距離を意識することな
く、これ等装置を接続することが可能な多重化システム
を提供することである。
【0077】本発明の他の目的は、複数のスレーブ側多
重化装置間の結合を行うマスタ側多重化装置の構造を簡
略化可能としてスレーブ側多重化装置の増設に柔軟に対
応できる様にした多重化システムを提供することであ
る。
【0078】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、フレー
ム信号とクロック信号とを生成して上りフレーム信号線
及び上りクロック線へ夫々出力するマスタ側多重化装置
と、前記上りフレーム信号線及び上りクロック信号とに
より定められる各タイムスロットに配下の端末からの受
信データを夫々挿入して上りデータ信号として共通の上
りデータ信号線へ導出する上りデータ信号線インタフェ
ース手段を有する複数のスレーブ側多重化装置と、前記
上りデータ信号線、前記上りフレーム信号線及び前記上
りクロック線を折返して下りデータ線、下りフレーム信
号線及び下りクロック信号線とする終端器とを含み、更
に前記スレーブ側多重化装置の各々は、前記下りデータ
線のデータを通信網へ送出する網インタフェース手段を
有することを特徴とする多重化システムが得られる。
【0079】
【作用】マスタ側多重化装置において、フレーム信号を
上り/下りフレーム信号に分離し、またクロック信号を
上り/下りクロック信号に分離して使用し、上りフレー
ム信号と上りクロック信号と上りデータ信号とを夫々下
りフレーム信号と下りクロック信号と下りデータ信号と
に折返して使用する構成とする。
【0080】こうすることで、上りデータ信号と下りデ
ータ信号との間の切替えをなすためのメモリスイッチが
不用となると共に、マスタ側多重化装置と複数のスレー
ブ側多重化装置との間の各距離を意識する必要がなくな
る。更に、マスタ側多重化装置に設けられていたマスタ
側インタフェース部を、各スレーブ側多重化装置のイン
タフェース部で共用化できることになる。
【0081】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0082】図1は本発明の実施例のシステムブロック
図であり、図2と同等部分及び同等信号は同一符号によ
り示している。図1において、マスタ側多重化装置1と
スレーブ側多重化装置2−1〜2−nとはバス信号部1
6にて接続されている。このバス信号部16は、上りフ
レーム信号a,上りクロック信号,抽出クロック信号
c,上りデータ信号d,下りフレーム信号e,下りクロ
ック信号f,下りデータ信号g,制御信号hの各信号バ
スからなっている。上りフレーム信号aと上りクロック
信号bと上りデータ信号dとは、終端器15にて折返さ
れて下りフレーム信号e,下りクロック信号f,下りデ
ータ信号gとなっている。
【0083】マスタ側多重化装置1は上りフレーム信号
aと上りクロック信号bと抽出クロックcとを生成する
マスタクロック作成部7と、制御信号hを生成するマス
タ制御部8とからなる。
【0084】各スレーブ側多重化装置2−1〜2−nは
全て同一構成であり、図1ではスレーブ側多重化装置2
−1についてのみ示している。図2に示した従来のマス
タ側多重化装置10のマスタ側インタフェース部12−
1内におけるFIFO17−1,17−2を、本実施例
ではスレーブ側多重化装置2のマスタ/スレーブインタ
フェース部3内へ組込み、インタフェース制御部20を
介してバス信号部16と接続する構成である。
【0085】図30にマスタ/スレーブ用インタフェー
ス部3のブロック図を、図31にマスタ/スレーブ用イ
ンタフェース部3の上り側タイムチャートを、図32に
マスタ/スレーブ用インタフェース部3の下り側タイム
チャートを夫々示す。
【0086】フレーム信号aとクロック信号bとバス側
選択信号vよりインタフェース制御部20にある制御用
カウンタ33−3とROM35−4にて上り側選択信号
arの作成を行う。そして、上り側選択信号ar−1と
クロック信号bにより歯抜けクロック信号aj−3の作
成を行い、上り側選択信号ar−2とクロック信号bに
より歯抜けクロック信号aj−5の作成を行う。
【0087】フレーム信号eとクロック信号fとバス側
選択信号vよりインタフェース制御部20にある制御用
カウンタ33−4とROM35−5にて下り側選択信号
asの作成を行う。そして、下り側選択信号as−1と
クロック信号fにより歯抜けクロック信号aj−4の作
成を行い、下り側選択信号as−2とクロック信号fに
より歯抜けクロック信号aj−6の作成を行う。
【0088】上りデータ信号lの第1チャネルはスレー
ブ側選択信号z−1により上りデータ信号l’の作成を
行い、そして、スレーブ側選択信号z−1とクロック信
号jにより歯抜けクロック信号ai−1の作成を行う。
歯抜けクロック信号ai−1のタイミングにより上りデ
ータ信号l’の第1チャネルを上り用FIFO17−1
に入力を行う。そして、歯抜けクロック信号aj−3の
タイミングにより上り用FIFO17−1から上りデー
タ信号d’−1の作成を行い、上りデータ信号d’−1
は上り側選択信号ar−1により上りデータ信号dの第
1チャネルの作成を行う。
【0089】下りデータ信号kの第2チャネルはスレー
ブ側選択信号z−2により下りデータ信号k’の作成を
行い、そして、スレーブ側選択信号z−2とクロック信
号jにより歯抜けクロック信号ai−2の作成を行う。
【0090】歯抜けクロック信号ai−2のタイミング
により下りデータ信号k’の第2チャネルを上り用FI
FO17−2に入力を行う。そして、歯抜けクロック信
号aj−5のタイミングにより上り用FIFO17−2
から上りデータ信号d’−2の作成を行い、そして、上
りデータ信号d’−2は歯抜けクロック信号ar−2に
より上りデータ信号dの第2チャネルの作成を行う。
【0091】下りデータ信号gの第1チャネルは歯抜け
クロック信号aj−4のタイミングにより下り用FIF
O18−1に入力を行う。そして、歯抜けクロック信号
ai−1のタイミングにより下り用FIFO18−1か
ら下りデータ信号k”の作成を行い、下りデータ信号
k”はスレーブ側選択信号z−1により下りデータ信号
kの第1チャネルの作成を行う。下りデータ信号gの第
2チャネルは歯抜けクロック信号aj−6のタイミング
により下り用FIFO18−2に入力を行う。
【0092】歯抜けクロック信号ai−2のタイミング
により下り用FIFO18−2から上りデータ信号l”
の作成を行い、そして、上りデータ信号l”はスレーブ
側選択信号z−2により上りデータ信号lの第2チャネ
ルの作成を行う。クロック信号jは抽出クロック信号w
により抽出クロック信号cの作成を行う。
【0093】ここで、マスタ/スレーブ用インタフェー
ス部3を使用して、上りデータ信号dにて、隣同士にあ
るデータ信号r−1とデータ信号r−2が重ならない説
明を行う。
【0094】図33に上りデータ信号dの動作タイムチ
ャートを示す。スレーブ側多重化装置2−nより出力を
行うデータ信号r−2は、上りフレーム信号aののタ
イミングと、上りクロック信号bののタイミングで、
上りデータ信号dへのタイミングで出力を行う。
【0095】データ信号r−2を含む上りデータ信号d
がスレーブ側多重化装置2−1の位置に来た場合、この
上りデータ信号dはのタイミングとなる。スレーブ側
多重化装置2−1より出力を行うデータ信号r−1は、
上りフレーム信号aののタイミングと、上りクロック
信号bののタイミングで、上りデータ信号dへのタ
イミングで出力を行う。
【0096】ここで、上りフレーム信号aのとの遅
延時間と、上りクロック信号bのとの遅延時間と、
上りデータ信号dのと、又はの遅延時間が同じバ
ス信号16の、同じ方向(スレーブ側多重化装置2−n
→スレーブ側多重化装置2−1の方向)のために、すべ
て同じ遅延時間となるので、上りデータ信号dのデータ
信号r−1とデータ信号r−2が重ならずに多重化が行
えることが分かる。
【0097】ここで、スレーブ側多重化装置2−1から
出力したデータ信号r−1を、スレーブ側多重化2−n
に入力を行う動作を例にして下りデータ信号gの信号の
流れの説明を行う。図34に下りデータ信号gの動作タ
イムチャートを示す。スレーブ側多重化装置2−1より
出力を行うデータ信号r−1は、上りフレーム信号aの
のタイミングと、上りクロック信号bののタイミン
グで、上りデータ信号dへのタイミングで出力を行
う。終端器15で上りフレーム信号aが下りフレーム信
号eに、上りクロック信号bが下りクロック信号fに、
上りデータ信号dが下りデータ信号gに夫々変換され
る。
【0098】スレーブ側多重化装置2−nにて入力を行
うデータ信号r−1は、下りフレーム信号eののタイ
ミングと、下りクロック信号fののタイミングで、下
りデータ信号gよりのタイミングで入力を行う。
【0099】ここで、上りフレーム信号aのからを
経由して下りフレーム信号eのまでの遅延時間と、上
りクロック信号bのからを経由して下りクロック信
号fのまでの遅延時間と、上りデータ信号dのから
を経由して下りデータ信号gのまでの遅延時間が、
同じバス信号16と終端器15の、同じ方向(スレーブ
側多重化装置2−n→終端器15→スレーブ側多重化装
置2−1の方向)のために、すべて同じ遅延時間となる
ので、下りデータ信号gのデータ信号r−1の検出を行
う下り側選択信号as−2が正常な遅延位置にあること
が分かる。
【0100】ここで、従来のメモリスイッチ部9が省略
できる説明を行う。従来のマスタ側インタフェース部1
2は、自分が上りデータ信号qに出力を行ったタイムス
ロットを、下りデータ信号pの同じタイムスロットの入
力を行うので、異なるスレーブ側装置11間でデータ信
号rの受け渡しを行うには、各タイムスロットにあるデ
ータ信号rのタイムスロットの置き換えを行うメモリス
イッチ部9が必要であった。
【0101】これに対して本発明のマスタ/スレーブ用
インタフェース部3は、それぞれ任意のタイムスロット
の上りデータ信号dに出力が可能であり、任意のタイム
スロットの下りデータ信号gより入力が可能であるので
(上りデータ信号dと下りデータ信号gは、それぞれの
タイムスロットの設定が可能であるので)、従来のメモ
リスイッチ部9の省略が可能となる。
【0102】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、マス
タ側多重化装置と複数のスレーブ側多重化装置との間の
上りフレーム信号、上りクロック信号、上りデータ信号
と下りフレーム信号、下りクロック信号、下りデータ信
号とに夫々分離して使用し、これ等上/下フレーム信
号、上/下クロック信号、上/下データ信号を終端器で
折返す様に各信号バスを設け、これ等各信号バスを介し
てマスタ側と各スレーブ側の多重化装置とを相互接続し
たので、最遠にあるスレーブ側多重化装置までの信号バ
スの距離を意識する必要がなくなり、また、マスタ側多
重化装置に従来必要であったメモリスイッチ部やインタ
フェース部が省略でき、構成の簡素化が図れるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における多重化装置のブロック図であ
る。
【図2】従来の多重化装置のブロック図である。
【図3】従来の多重化装置の上り側信号のタイムチャー
トである。
【図4】従来の多重化装置の下り側信号のタイムチャー
トである。
【図5】スレーブ側多重化装置11の内部フレーム構成
を示す図である。
【図6】スレーブ側多重化装置11の多重化原理を示す
図である。
【図7】マスタ側多重化装置10の多重化原理を示す図
である。
【図8】網側インタフェース部4の動作を示す図であ
る。
【図9】端末側インタフェース部5のブロック図であ
る。
【図10】端末側インタフェース部5の動作の下り側タ
イムチャートを示す図である。
【図11】端末側インタフェース部5の動作の上り側タ
イムチャートを示す図である。
【図12】スレーブ側制御部14のブロック図である。
【図13】スレーブ側制御部14の各種選択信号の制御
手順を示す図である。
【図14】スレーブ側制御部14のバス側選択信号vの
制御手順を示す図である。
【図15】スレーブ側制御部14の抽出クロック選択信
号wの制御手順を示す図である。
【図16】スレーブ側インタフェース部13のブロック
図である。
【図17】スレーブ側インタフェース部13の動作タイ
ムチャートを示す図である。
【図18】マスタ側インタフェース部12のブロック図
である。
【図19】マスタ側インタフェース部12の動作タイム
チャートを示す図である。
【図20】マスタクロック作成部7のブロック図及び動
作タイムチャートである。
【図21】マスタ側制御部8のブロック図である。
【図22】マスタ側制御部8のスレーブ側制御部14に
対する設定制御手順を示す図である。
【図23】マスタ側制御部8のスレーブ側制御部14に
対する解放制御手順を示す図である。
【図24】マスタ側制御部8のメモリスイッチ制御信号
abの制御手順を示す図である。
【図25】リモコン装置19のブロック図である。
【図26】リモコン装置19の制御手順を示す図であ
る。
【図27】メモリスイッチ部9のブロック図である。
【図28】メモリスイッチ部9の動作タイムチャートを
示す図である。
【図29】従来のマスタ側多重化装置10の問題点を示
す図である。
【図30】マスタ/スレーブ用インタフェース部3のブ
ロック図である。
【図31】マスタ/スレーブ用インタフェース部3の上
り側タイムチャートである。
【図32】マスタ/スレーブ用インタフェース部3の下
り側タイムチャートである。
【図33】上りデータ信号dの動作タイムチャートであ
る。
【図34】下りデータ信号gの動作タイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 マスタ側多重化装置 2 スレーブ側多重化装置 3 マスタ/スレーブ用インタフェース部 4 網側インタフェース部 5 端末側インタフェース部 6 論理積(AND)回路 7 マスタクロック作成部 8 マスタ側制御部 15 終端器 16 バス信号部 17 上り用FIFO 18 下り用FIFO 19 リモコン装置

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム信号とクロック信号とを生成し
    て上りフレーム信号線及び上りクロック線へ夫々出力す
    るマスタ側多重化装置と、 前記上りフレーム信号線及び上りクロック信号とにより
    定められる各タイムスロットに配下の端末からの受信デ
    ータを夫々挿入して上りデータ信号として共通の上りデ
    ータ信号線へ導出する上りデータ信号線インタフェース
    手段を有する複数のスレーブ側多重化装置と、 前記上りデータ信号線、前記上りフレーム信号線及び前
    記上りクロック線を折返して下りデータ線、下りフレー
    ム信号線及び下りクロック信号線とする終端器とを含
    み、 更に前記スレーブ側多重化装置の各々は、前記下りデー
    タ線のデータを通信網へ送出する網インタフェース手段
    を有することを特徴とする多重化システム。
  2. 【請求項2】 前記スレーブ側多重化装置の各々は、前
    記網イタンフェースを介して前記通信網から送出されて
    きたタイムスロットのデータを前記下りデータ線へ前記
    下りクッロク信号線の各クロック信号に同期して送出す
    る下りデータ線インタフェース手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の多重化システム。
  3. 【請求項3】 前記上りデータ信号線インタフェース手
    段及び前記下りデータ線インタフェース手段はファース
    トインファーストアウトメモリであることを特徴とする
    請求項2記載の多重化システム。
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