JP2003008597A - クロックパス切替方法 - Google Patents

クロックパス切替方法

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JP2003008597A JP2001188506A JP2001188506A JP2003008597A JP 2003008597 A JP2003008597 A JP 2003008597A JP 2001188506 A JP2001188506 A JP 2001188506A JP 2001188506 A JP2001188506 A JP 2001188506A JP 2003008597 A JP2003008597 A JP 2003008597A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クロックパス切替の発生をできるだけ抑え、品
質順位の高いクロック選択を得るクロックパス切替方法
を提供する。 【解決手段】マスタノード10、サブマスタノード30
およびスレーブノード20、40とが、同期デジタルハ
イアラキー(SDH)の二重の光伝送路50、60で接
続されたリング状のネットワークを構成し、品質順位が
上位のクロックに障害が発生し、通常の右回りから左回
りに切り替えた後、障害が発生した上位のクロックが復
旧しても、障害が発生したクロックに対して品質順位を
一時的に1レベル下げることにより、初期の品質順位が
同等のクロックで運用している場合には、切り戻しが発
生せず、また、切替先のクロックに障害が発生した場合
には、既に復旧しているクロックの品質順位を元の品質
順位に戻し、その時点で選択可能なクロックの中から最
上位の品質順位のクロックに切り替えを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リングネットワー
クにおけるクロックパス切替方法に関し、特に網同期構
成が必要なリング状ネットワークにおける障害発生時の
クロックパス切替方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のクロックパス切替方法に
あっては、品質順位の低い内部クロックを用いる独立同
期状態に入ることを回避しながら、クロックパス切替の
発生をできるだけ抑制することが望まれている。このた
めに、選択可能な各クロックに品質順位を付与し、使用
中のクロックに障害が発生すると、次の品質順位のクロ
ックパスに切り替えが行われるとともに、障害が発生し
たクロックの品質順位を下げることにより、その後に上
位クロックの障害が復旧しても自動切り戻しを行わず、
不要な主信号の瞬断を避けて運用を続ける方法がとられ
ている。しかしながら、この場合、以下のような問題点
が残されている。
【0003】第1の問題点は、障害が発生した上位クロ
ックが復旧している場合であっても、切り戻し無しであ
るため、品質順位の低いクロックで運用することにな
り、ネットワーク内が信頼性の低いシステム運用となる
ことである。
【0004】第2の問題点は、障害が発生したクロック
の品質順位を下げることにより不要な切替を回避する方
法が取られているため、障害の発生、復旧が繰り返し起
きると品質順位を更新する品質管理テーブルが複雑とな
り大きな領域を確保しなければならないことである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクロッ
クパス切替方法は、障害が発生した上位クロックが復旧
している場合であっても、切り戻しを行わないため、品
質順位の低いクロックで運用するという欠点がある。ま
た、障害が発生したクロックの品質順位を下げることに
より、障害の発生、復旧が繰り返し起きると品質順位を
更新する品質管理テーブルが複雑となり大きな領域を確
保しなければならないという欠点がある。
【0006】本発明の目的は、このような従来の欠点を
除去するため、品質順位が上位のクロックに障害が発生
し、その後に復旧した場合、一時的にそのクロックの品
質順位を1ランク下げることにより、初期の品質順位が
同等のクロックで運用している場合に切り戻しを防ぐこ
とができ、次に、切替後のクロックに障害が発生した場
合に、1ランク下げたクロックを元の品質順位に戻し、
その時点で選択可能なクロックの中から最上位の品質順
位のクロックを選択することにより、信頼性の高いシス
テム運用が可能なクロックパス切替方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のクロックパス切
替方法は、他の網からの複数の同期用クロックを受信し
て同期デジタルハイアラキー(SDH)の二重リング状
の光伝送路へ送信するマスタノードと、前記マスタノー
ドが故障したとき前記マスタノードに代わって他の網か
らの複数の同期用クロックを受信して前記光伝送路を介
し次順のノードへ送信するサブマスタノードと、前記光
伝送路に接続されて前記光伝送路のいずれかから受信し
たクロックに同期した内部クロックで動作するとともに
前記光伝送路を介して次順のノードへ送信を行う複数の
スレーブノードとより構成し、前記マスタノード、前記
サブマスタノードおよび前記複数のスレーブノードのそ
れぞれは、選択可能な複数の同期用クロックおよび内部
クロックの優先順位を定めた優先順位テーブルと、クロ
ックを選択する場合の前記各クロックの品質順位および
障害を示す予め定められた品質コードが記憶された品質
管理テーブルとを備え、2つのテーブルを基にシステム
として最適なクロックパスを自動選択することを特徴と
している。
【0008】また、前記マスタノード、前記サブマスタ
ノードおよび前記複数のスレーブノードのそれぞれは、
選択可能なクロックのうち最上位の品質順位のクロック
を選択し、SDHのオーバーヘッド(OH)の余剰ビッ
トに選択中のクロックの品質順位を同期メッセージとし
て次順のノードへ送信することを特徴としている。
【0009】また、前記マスタノードは、前記複数の同
期用クロックを他の網から受信し、前記優先順位テーブ
ルに基づく優先順位の高いクロックを選択し、前記二重
リング状の光伝送路のそれぞれに送出することを特徴と
している。
【0010】また、前記サブマスタノードは、前記サブ
マスタノードが他の網から受信する同期用クロックを前
記マスタノードが他の網から受信する同期用クロックよ
り1ランク低い品質順位に設定されていることを特徴と
している。
【0011】また、前記サブマスタノードおよび前記ス
レーブノードは、前記二重リングの光伝送路の一方に障
害が発生したことを検出すると、障害を示す品質コード
を設定するとともに前記品質管理テーブルに設定された
次の品質順位のクロックに切り替え、切り替えたクロッ
クの品質コードに変更した同期メッセージを次順のノー
ドへ転送することを特徴としている。
【0012】さらに、前記サブマスタノードおよび前記
スレーブノードは、光伝送路の障害が復旧した時には、
障害が発生していた光伝送路からのクロックを1ランク
低い品質順位に変更した結果に基づいて品質順位の高い
クロックを選択し、切替後の光伝送路に障害が発生した
時点で、元の品質順位に戻すことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明のクロック
パス切替方法が適用される実施の形態として、リングネ
ットワークの一構成例を示すブロック図である。
【0014】図1に示す本実施の形態は、2つの同期用
外部クロック(外部CLK)1、2を他の網から受信
し、いずれか一方のクロックに同期して内部動作を行う
とともに二重の光伝送路50、60へデータを送信する
マスタノード10と、光伝送路50、60を介してマス
タノード10から送信されたクロックを抽出し、抽出し
たクロックおよび外部から入力した外部クロック1、2
の中より品質順位の高いクロックを選択し、選択したク
ロックに同期して内部動作を行うとともに、光伝送路5
0、60へデータを送出するサブマスタノード30と、
光伝送路50、60を介して他のノードから送信された
クロックを抽出し、抽出したクロックに同期して内部動
作を行うとともに、次順のノードへデータを送出する2
台のスレーブノード20、40とより構成されている。
【0015】すなわち、本実施の形態は、マスタノード
10、サブマスタノード30およびスレーブノード2
0、40とが、同期デジタルハイアラキー(SDH)の
リングの二重の光伝送路50、60で接続されたリング
状のネットワークを構成している。
【0016】また、マスタノード10、サブマスタノー
ド30およびスレーブノード20、40には、複数の同
期用外部クロック1、2および内部クロック(内部CL
K)の使用優先順位を定めた優先順位テーブルと、二重
の光伝送路50、60上でそれらのクロックを選択する
場合にクロックの品質順位または障害を示す予め定めら
れたコード番号が記憶された品質管理テーブルとを備
え、システムとして最適なクロックパスを選択するため
に、選択しているクロックの品質コードをSDHのオー
バーヘッド(OH)の余剰ビットに同期メッセージとし
て次順のノードへ送信する。
【0017】次に、本実施の形態のクロックパス切替方
法に基づく動作を図1を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は、SDHのリング状ネットワークシ
ステムにおける、外部クロック1、2および光伝送路5
0、60が共に正常状態の場合を示している。ここで、
各ノードは、例として次のようにクロックの優先順位
(Pの値)が設定された優先順位テーブルと品質コード
(Qの値)が設定された品質管理テーブルとが備えられ
ている。
【0019】マスタノード10には、外部クロック1を
優先順位1(P=1)、外部クロック2を優先順位2
(P=2)、光伝送路50からのクロックを優先順位3
(P=3)、光伝送路60からのクロックを優先順位4
(P=4)、内部クロックを優先順位5(P=5)とす
る優先順位テーブルが設定され、また、外部クロック
1、2に対する品質コード2(Q=2)、内部クロック
に対する品質コード5(Q=5)、クロック選択の最低
位または障害を示す品質コード7(Q=7)が品質管理
テーブルに設定されている。
【0020】サブマスタノード30には、光伝送路50
からのクロックを優先順位1(P=1)、光伝送路60
からのクロックを優先順位2(P=2)、外部クロック
1を優先順位3(P=3)、外部クロック2を優先順位
4(P=4)、内部クロックを優先順位5(P=5)と
する優先順位テーブルが設定され、また、外部クロック
1、2に対する品質コード3(Q=3)、内部クロック
に対する品質コード5(Q=5)、クロック選択の最低
位に対する品質コード7(Q=7)が品質管理テーブル
に設定されている。
【0021】スレーブノード20、40には、光伝送路
50からのクロックを優先順位1(P=1)、光伝送路
60からのクロックを優先順位2(P=2)、内部クロ
ックを優先順位3(P=3)とする優先順位テーブルが
設定され、また、内部クロックの品質コード5(Q=
5)、クロック選択の最低位に対する品質コード7(Q
=7)が品質管理テーブルに設定されている。
【0022】まず、マスタノード10は、使用優先順位
の設定が最も高い外部クロック1(P=1)を選択して
内部が動作し、外部クロック1に同期しているときに
は、外部クロック1に対する品質コード2(Q=2)を
同期メッセージとしてスレーブノード20、40のそれ
ぞれに光伝送路50、60を介して送信する。
【0023】スレーブノード20は、品質順位の設定が
最も高い光伝送路50(Q=2)からのクロック、すな
わちマスタノード10で選択された外部クロック1を抽
出し、外部クロック1に同期して内部が動作する。ま
た、スレーブノード20は、下流のサブマスタノード3
0に対して、マスタノード10からの外部クロック1で
動作していることを示すために品質コード2(Q=2)
を同期メッセージとして転送し、マスタノード10に対
しては、マスタノード10からの外部クロック1に同期
して動作しているので、ループロックタイミングの発生
を防ぐため最低位の品質コード7(Q=7)を同期メッ
セージとして送信する。
【0024】サブマスタノード30は、品質順位の設定
が最も高い光伝送路50(Q=2)から外部クロック1
を抽出し、外部クロック1に同期して内部が動作する。
また、サブマスタノード30は、スレーブノード40に
対し、マスタノード10からの外部クロック1で動作し
ていることを示すために品質コード2(Q=2)を同期
メッセージとして転送し、スレーブノード20に対して
は、ループロックタイミングの発生を防ぐため最低位の
品質コード7(Q=7)を同期メッセージとして送信す
る。
【0025】スレーブノード40は、品質順位の設定が
最も高い光伝送路50から外部クロック1を抽出し、外
部クロック1に同期して内部が動作する。また、スレー
ブノード40は下流のマスタノード10に対して、マス
タノード10からの外部クロック1で動作していること
を示すために品質コード2(Q=2)を同期メッセージ
として転送し、サブマスタノード30に対しては、ルー
プロックタイミングの発生を防ぐため最低位の品質コー
ド7(Q=7)を同期メッセージとして送信する。
【0026】以上の動作により、マスタノード10、サ
ブマスタノード30、スレーブノード20、40が、マ
スタノード10で選択された優先順位および品質順位の
最も高い外部クロック1により、伝送路50による右回
りの動作を行い、リング内の全てのノードが同期する構
成となっている。
【0027】次に、マスタノード10とスレーブノード
20との間で光伝送路50に障害が発生した場合の動作
について説明する。図2は、光伝送路50に障害が発生
した場合の動作を説明するブロック図である。
【0028】まず、スレーブノード20においては、マ
スタノード10とスレーブノード20との間で光伝送路
50に障害が発生した場合、光伝送路50からの外部ク
ロック1に同期して動作している状態では、光伝送路5
0に対する同期メッセージを品質コード2(Q=2)か
ら障害を示す品質コード9(Q=9)に内部的な処理で
固定する。このとき、優先順位の設定が次に高い光伝送
路60からのクロック(P=2)は、サブマスタノード
30から同期メッセージとして品質コード7(Q=7)
が転送されているので、品質管理テーブルの中で品質コ
ード7(Q=7)より品質順位が高い内部クロック(Q
=5)を選択し、サブマスタノード30に対して、品質
コード2(Q=2)から品質コード5(Q=5)に代え
た同期メッセージを送信する。
【0029】サブマスタノード30は、スレーブノード
20から受信した品質コード5(Q=5)、スレーブノ
ード40から受信した品質コード7(Q=7)および外
部クロック1、2の品質コード3(Q=3)を比較し、
品質順位が最も高い外部クロック1(Q=3)に切り替
え、スレーブノード40に対し、品質コード2(Q=
2)から品質コード3(Q=3)に代えた同期メッセー
ジを送信する。
【0030】スレーブノード40は、サブマスタノード
30から受信した品質コード3(Q=3)とマスタノー
ド10から受信した品質コード2(Q=2)とを比較
し、品質順位が高い光伝送路60(Q=2)からのクロ
ックを選択する。また、スレーブノード40は、サブマ
スタノード30に対し同期メッセージとして品質コード
7(Q=7)から品質コード2(Q=2)に変更した同
期メッセージを転送し、マスタノード10に対し、品質
コード(Q=2)から品質コード(Q=7)に変更した
同期メッセージを送信する。
【0031】サブマスタノード30は、スレーブノード
40から転送された品質コード2(Q=2)と外部クロ
ック1の品質コード3(Q=3)とを比較し、品質順位
が高い光伝送路60からのクロックに切り替えて動作す
る。また、サブマスタノード30は、スレーブノード2
0に対し同期メッセージとして品質コード7(Q=7)
から品質コード2(Q=2)に変更した同期メッセージ
を転送し、スレーブノード40に対し、品質コード(Q
=3)から品質コード(Q=7)に変更した同期メッセ
ージを送信する。
【0032】以上の動作により、リングネットワークの
クロックパスが左回りに切り替わって動作する。この切
替方法は、ノード内に同期メッセージとして転送されて
いる品質コードを、各ノードに設定されているクロック
優先順位より優先させることにより、品質の高いクロッ
クへ遷移させることができる。
【0033】次に、マスタノード10とスレーブノード
20との間で発生した光伝送路50の障害が復旧した場
合の動作について説明する。図3は、光伝送路50の障
害復旧後の動作を説明するためのブロック図である。
【0034】スレーブノード20において、光伝送路5
0の障害が復旧した場合、障害を示す品質コード9(Q
=9)から、光伝送路50からのクロックに対する同期
メッセージの品質コード2(Q=2)を1ランク下げた
品質コード3(Q=3)に内部的な処理で固定する。ま
た、スレーブノード20は、光伝送路60からのクロッ
クの品質順位が品質コード2(Q=2)で最も高いの
で、切替を行わなわず、光伝送路60からのクロックで
左回りの動作を継続する。
【0035】次に、マスタノード10とスレーブノード
40との間で光伝送路60に障害が発生した場合の動作
について説明する。図4は、光伝送路60に障害が発生
した場合の動作を説明するブロック図である。
【0036】まず、スレーブノード40においては、マ
スタノード10とスレーブノード40との間で光伝送路
60に障害が発生した場合、光伝送路60からのクロッ
クに同期して動作している状態では、光伝送路60に対
する同期メッセージを品質コード2(Q=2)から障害
を示す品質コード9(Q=9)に内部的な処理で固定す
る。
【0037】続いて、前述の光伝送路50における障害
発生時と同様にして、同期メッセージがスレーブノード
20に転送された時点で、スレーブノード20は、内部
的な処理で固定した光伝送路50に対する品質コード3
(Q=3)を障害発生前の品質コード、すなわちマスタ
ノード10よりオーバーヘッドの余剰ビットに同期メッ
セージと受信している元の品質コード2(Q=2)に復
帰させる。光伝送路50に対する品質コードを復帰させ
たことにより、品質順位が最も高い光伝送路50からの
クロック(Q=2)を選択することが可能となり、クロ
ックが右回りに切り替わり動作する。
【0038】このように、本実施の形態のクロックパス
切替方法では、品質順位が上位のクロックに障害が発生
し、右回り(または左回り)から左回り(または右回
り)に切り替えた後、障害が発生した上位のクロックが
復旧しても、障害が発生したクロックに対して品質順位
を一時的に1レベル下げることにより、初期の品質順位
が同等のクロックで運用している場合には、切り戻しが
発生せず切り替え後の運用を継続する。
【0039】次に、切替先のクロックに障害が発生した
場合には、既に復旧しているクロックはその品質順位を
障害発生前の品質順位に戻し、その時点で選択可能なク
ロックの中から最上位の品質順位のクロックに切り替え
を行う。また、複数のクロックに障害が発生しても、そ
の時点で復旧しているクロックを含めて最上位の品質順
位のクロックで運用することができる。したがって、不
要な切り替えを避けつつ最上位のクロックで運用可能と
なり、信頼性の高いクロックシステムの運用が可能であ
る。
【0040】また、従来の切り戻し無し/切り戻し有り
もできて、ストラップ切替などにより設定可能であるの
でクロックシステムに柔軟性がある。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクロック
パス切替方法によれば、上位クロックに順次障害が発生
した場合、上位のクロックが復旧していれば、上位のク
ロックに切替を行うため、以下の3つの効果を得ること
ができる。
【0042】第一の効果は、ネットワーク内の、障害が
復旧している選択可能なクロックの中で、最上位の品質
順位のクロックで動作が可能となり、信頼性の高いシス
テム運用が可能となることである。
【0043】第二の効果は、障害によって切り替えたク
ロックが障害復旧しても、同等の品質順位の場合には不
要な切替が発生しないため、主信号への影響がないこと
である。
【0044】第三の効果は、障害の発生/復旧をくり返
しても、障害が発生したクロックの品質順位を各ノード
の内部処理に止めることにより、品質管理テーブルの領
域を大きく確保する必要が無いことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクロックパス切替方法が適用される実
施の形態として、リングネットワークの一構成例を示す
ブロック図である。
【図2】光伝送路50に障害が発生した場合の動作を説
明するブロック図である。
【図3】光伝送路50の障害復旧後の動作を説明するた
めのブロック図である。
【図4】光伝送路60に障害が発生した場合の動作を説
明するブロック図である。
【符号の説明】 1、2 外部クロック(外部CLK) 10 マスタノード 30 サブマスタノード 20、40 スレーブノード 50、60 光伝送路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の網からの複数の同期用クロックを受
    信して同期デジタルハイアラキー(SDH)の二重リン
    グ状の光伝送路へ送信するマスタノードと、前記マスタ
    ノードが故障したとき前記マスタノードに代わって他の
    網からの複数の同期用クロックを受信して前記光伝送路
    を介し次順のノードへ送信するサブマスタノードと、前
    記光伝送路に接続されて前記光伝送路のいずれかから受
    信したクロックに同期した内部クロックで動作するとと
    もに前記光伝送路を介して次順のノードへ送信を行う複
    数のスレーブノードとより構成し、前記マスタノード、
    前記サブマスタノードおよび前記複数のスレーブノード
    のそれぞれは、選択可能な複数の同期用クロックおよび
    内部クロックの優先順位を定めた優先順位テーブルと、
    クロックを選択する場合の前記各クロックの品質順位お
    よび障害を示す予め定められた品質コードが記憶された
    品質管理テーブルとを備え、2つのテーブルを基にシス
    テムとして最適なクロックパスを自動選択することを特
    徴とするクロックパス切替方法。
  2. 【請求項2】 前記マスタノード、前記サブマスタノー
    ドおよび前記複数のスレーブノードのそれぞれは、選択
    可能なクロックのうち最上位の品質順位のクロックを選
    択し、SDHのオーバーヘッド(OH)の余剰ビットに
    選択中のクロックの品質順位を同期メッセージとして次
    順のノードへ送信することを特徴とする請求項1記載の
    クロックパス切替方法。
  3. 【請求項3】 前記マスタノードは、前記複数の同期用
    クロックを他の網から受信し、前記優先順位テーブルに
    基づく優先順位の高いクロックを選択し、前記二重リン
    グ状の光伝送路のそれぞれに送出することを特徴とする
    請求項1又は2記載のクロックパス切替方法。
  4. 【請求項4】 前記サブマスタノードは、前記サブマス
    タノードが他の網から受信する同期用クロックを前記マ
    スタノードが他の網から受信する同期用クロックより1
    ランク低い品質順位に設定されていることを特徴とする
    請求項1、2又は3記載のクロックパス切替方法。
  5. 【請求項5】 前記サブマスタノードおよび前記スレー
    ブノードは、前記二重リングの光伝送路の一方に障害が
    発生したことを検出すると、障害を示す品質コードを設
    定するとともに前記品質管理テーブルに設定された次の
    品質順位のクロックに切り替え、切り替えたクロックの
    品質コードに変更した同期メッセージを次順のノードへ
    転送することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    のクロックパス切替方法。
  6. 【請求項6】 前記サブマスタノードおよび前記スレー
    ブノードは、光伝送路の障害が復旧した時には、障害が
    発生していた光伝送路からのクロックを1ランク低い品
    質順位に変更した結果に基づいて品質順位の高いクロッ
    クを選択し、切替後の光伝送路に障害が発生した時点
    で、元の品質順位に戻すことを特徴とする請求項1、
    2、3、4又5は記載のクロックパス切替方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101015187B1 (ko) * 2003-03-25 2011-02-17 트랜스퍼시픽 소닉, 엘엘씨 클럭 비교 분석 회로를 이용한 디에스피 입력 클럭의최적화 방법
JP2014163678A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Nec Corp 時刻供給装置、時刻供給方法およびプログラム
JP7511538B2 (ja) 2021-09-28 2024-07-05 三菱電機株式会社 保護リレーシステム

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