JP4181867B2 - 同期網確立方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同期網確立方法及びその装置に関し、特に、SONET装置とSDH装置間で同期を確立する同期網確立方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
SDH(Synchronous Digital Hierarchy)またはSONET(Synchronous Optical Network)のネットワークでは、同期網を常時確立させておくことが大変重要な要素となる。そのためSDHまたはSONETネットワークではマスタクロックの障害や同期を伝達している回線の障害等で同期網が寸断されないような工夫がされている。
【0003】
図1は、基本的なSDHネットワークの構築例を示す。SDHネットワークでは通常マスタクロックをプライマリ,セカンダリそれぞれの位置づけをした2台を設ける。これはネットワークのマスタクロックに冗長を持たせるためである。このマスタクロックからの出力が直接入力されるノード(NE:NetworkElement)を同期系のGNE(Gateway Network Element)と呼ぶ。
【0004】
図1では、ノードNE1がGNEとなる。各ノードNE1〜NE4には自装置が同期するためのタイミングソースを選択する機能がある。各ノードNE1〜NE4が持っているタイミングソース選択機能は、通常複数のタイミングソースを選択でき、その複数選択したタイミングソースに優先度(プライオリティ)を設定する。
【0005】
優先度付けされた各タイミングソースは品質を常時監視され、その中で品質が最も高いタイミングソースが選択される。もし、2つ以上同じ品質のタイミングソースが存在した場合には優先度の高い方のタイミングソースを選択する。また、現在選択中のタイミングソースの品質が低下した場合、次に品質の高いタイミングソースに自動的に切り替えが行われる。
【0006】
タイミングソースの品質の伝達はSTM−n(Synchronous Transfer Module Level−n)の伝送路の場合、MSOH(Multiplex Section Over Head)内のS1バイトの下位4bitに付加されてくるSSM(Synchronization Status Message)コードが用いられる。
【0007】
図1ではノードNE1は同期系のGNEであるから、当然マスタクロックP(Primary)からの外部クロック入力Aをプライオリティ1のタイミングソースとして選択する。さらに、マスタクロックPからの外部クロック入力Aの品質が低下した場合、マスタクロックS(Secondary)に同期したクロックを貰わなければならないので、伝送路Gをプライオリティ2のタイミングソースとして選択する。
【0008】
ノードNE2はノードNE1からマスタクロックPに同期したクロックを貰わなければならないので伝送路Bをプライオリティ1のタイミングソースとして選択する。さらに、伝送路Bの品質が低下した場合、マスタクロックSに同期したクロックを貰わなければならないので、伝送路Fをプライオリティ2のタイミングソースとして選択する。ノードNE3はノードNE2からマスタクロックPに同期したクロックを貰わなければならないので伝送路Cをプライオリティ1のタイミングソースとして選択する。さらに、伝送路Cの品質が低下した場合、マスタクロックSに同期したクロックを貰わなければならないので、伝送路Eをプライオリティ2のタイミングソースとして選択する。
【0009】
ノードNE4はノードNE3からマスタクロックPに同期したクロックを貰わなければならないので伝送路Dをプライオリティ1のタイミングソースとして選択する。さらに、伝送路Cの品質が低下した場合、マスタクロックSに同期したクロックを貰わなければならないので、マスタクロックSからの外部入力Hをプライオリティ2のタイミングソースとして選択する。このようにして同期網は確立される。
【0010】
上記構成の同期ネットワークにおいて、マスタクロックPの品質が低下し、各NEのタイミングソース切り替えが発生し、SDHネットワークがマスタクロックSに同期した場合は、図2に示すように、ノードNE1,NE2,NE3,NE4それぞれは伝送路G,F,E,Hをプライオリティ1のタイミングソースとして選択する。また、伝送路Cの品質が低下してノードNE2とノードNE3のみにタイミングソースの切り替えが発生した場合は、図3に示すように、ノードNE3は伝送路Eをプライオリティ1のタイミングソースとして選択する。
【0011】
以上のようにSDHまたはSONETの同期ネットワークではマスタクロックの障害や同期を伝達している回線の障害等で同期網が寸断されないような対策が施されている。
【0012】
近年、グローバルキャリヤと呼ばれる顧客が主流になってきており、各国を介するようなネットワークが増えている(例えば、特許文献1参照)。そうすると自然にSDHのノード装置(SDH装置)とSONETのノード装置(SONET装置)が同じネットワークに混在する場合が増えてくる。近年のノード装置はSDHとSONETが混在するネットワークを視野に入れて設計してあるので主信号やアラームの検出などは問題無く行えるようになっている。
【0013】
しかしながら同期系に関してはSDH装置/SONET装置でSSMコードに対する定義が違うのでうまく接続できていないのが現状である。図4にSDHとSONETそれぞれのSSMコードの定義を示す。
【0014】
従来は、SSMコードを使用したSDHとSONETが混在する同期網は構築できておらず、SSMディスエーブル機能もしくはアシュームドSSM機能しか用いていなかった。SSMディスエーブル機能は、図5(A)に概略を示すように、SSMを用いずにタイミングソースの断のみを検出して切り替える機能である。また、アシュームドSSM機能は、図5(B)に概略を示すように、受信SSMを任意のSSM値(固定値)に書き換える機能である。
【0015】
【特許文献1】
特許第3003948号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
SDHネットワークにSONET装置が混在した例を図6に示す。同図中、ノードNE1,NE2,NE4がSDH装置で、ノードNE3がSONET装置である。この場合、ノードNE1では外部クロック入力Aから送信されてくるSSMコードは[0010]で図4に基づきQL−PRCと判断し、伝送路Gから送信されてくるSSMコードは[1111]でQL−DNUと判断するので、品質の高いプライオリティ1のタイミングソース(外部クロック入力A)を選択する。
【0017】
ノードNE2では伝送路Bから送信されてくるSSMコードは[0010]でQL−PRCと判断し、伝送路Fから送信されてくるSSMコードは[1100]でQL−INV12と判断するので、品質の高いプライオリティ1のタイミングソース(伝送路B側)を選択する。ノードNE3では伝送路Cから送信されてくるSSMコードは[0010]でQL−INV2と判断し、伝送路E)から送信されてくるSSMコードも[0010]でQL−INV2と判断するので選択可能なタイミングソースが無くなり、インターナルクロックもしくはホールドオーバーで使用せざるをえない。
【0018】
ノードNE4では伝送路Dから送信されてくるSSMコードは[1100]でQL−INV12と判断し、外部クロック入力Hから送信されてくるSSMコードは[0010]でQL−PRCと判断するの、で品質の高いプライオリティ2のタイミングソースを選択する。以上のような動作となりSSMコードに対する定義が違うため、SONET装置はSDHネットワークにうまく縦続接続できないという問題があった。もちろん、その逆にSONETネットワークにSDH装置が混在した場合も同様にうまく縦続接続できないという問題があった。
【0019】
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、第1方式のネットワークまたは第2方式のネットワークに第2方式または第1方式のノード装置を縦続接続して網同期を確立することができる同期網確立方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、同期網を確立するために用いる同期状態指示コードが互いに異なる第1方式のノード装置と第2方式のノード装置とが混在するネットワークの同期網確立方法であって、
異なる方式の隣接するノード装置から供給される同期状態指示コードを自装置の方式の同期状態指示コードに変換して同期網確立を行い、
異なる方式の隣接するノード装置から供給される変換前の同期状態指示コードを、変換後の同期状態指示コードの空きビットに保持して次の隣接するノード装置に供給することにより、
第1方式のネットワークまたは第2方式のネットワークに第2方式のノード装置または第1方式のノード装置を縦続接続して網同期を確立することができる。
【0021】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の同期網確立方法において、異なる方式の隣接するノード装置から供給される同期状態指示コードの前記空きビットに保持されている変換前の同期状態指示コードを用いて同期網確立を行う。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0024】
既に述べた通り、SDH装置とSONET装置で同期網が構築できないのは、SDH,SONETそれぞれでSSMコードに対する定義が違うからである。この定義をうまく変換できれば同期網の構築が可能となる。
【0025】
図7は、ITU−T G.781規格に記載されているSDH,SONETのSSMコードの品質順位を示す。ちなみにQL値(QL−Value)は装置内でQLレベル(QL−Level)を扱いやすくするために、各QLレベルに割り当てた数字であり、値が小さいほど品質が高い。
【0026】
SDHとSONETのSSMコードに割り付けられているQLレベルの意味合いは、同じ物もあれば違うものもある。しかしながら違う物は全く違う訳では無く、仕様としては近い関係ではある。そこで、類似しているもの同士を変換させることで違和感無く同期網の構築を実現させる。
【0027】
本発明では、SDHとSONETで仕様が類似しているものQLレベル同士をStratum1/Stratum2/Stratum3/Stratum4/未使用(Do not use)という5グループにまとめる。
【0028】
図8は、本発明の品質レベルのグルーピングの一実施例を示す。SDHのQL−PRCとSONETのQL−PRS/QL−STUはStratum1、SDHのQL−SSU−AとSONETのQL−ST2/QL−TNCはStratum2、SDHのQL−SSU−BとSONETのQL−ST3/QL−ST3EをStratum3、SDHのQL−SECとSONETのQL−SMC/QL−PROVをStratum4とする。各ノードは、このグルーピングに従ってQL−レベルの変換を行う。
【0029】
図9に、SDH装置からSONET装置を介しSDH装置に至る変換機能のイメージを示し、図10に、SONET装置からSDH装置を介しSONET装置に至る変換機能のイメージを示す。
【0030】
次に、SDH/SONET混在の同期網においてSDH/SONETのSSMコードの変換がどのように行われるかを説明する。
【0031】
図11は、SDHネットワークにSONET装置(NE3)が混在した場合のSSM変換を説明するための図を示す。同図中、SONET装置(NE3)及びSONET装置(NE3)に隣り合うSDH装置(NE2,NE4)にSSM変換機能を持たせる。
【0032】
同期系のGNEであるノードNE1はマスタクロックPからの外部クロック入力Aから受信したSSMコード=0010(QL−PRC)と伝送路Gから受信したSSMコード=1111(QL−DNU)を比較し、品質の高い外部クロック入力Aをタイミングソースとして選択する。この時、伝送路Bには選択中のタイミングソースのSSMコードであるSSMコード=0010(QL−PRC)を送信する。
【0033】
ノードNE2では伝送路Bから受信したSSMコード=0010(QL−PRC)と伝送路Fから受信したSSMコード=1111(QL−DNU)を比較し、品質の高い伝送路Bをタイミングソースとして選択する。この時、伝送路Cには選択中のタイミングソースのSSMコードであるSSMコード=0010(QL−PRC)を送信し、伝送路Gにはタイミングループを防ぐため、SSMコード=1111(QL−DNU)を送信する。
【0034】
ノードNE3では伝送路Cから受信したSSMコード=0010(QL−INV2)をSSMコード=0001(QL−PRS)に変換した値と、伝送路Eから受信したSSMコード=1111(QL−DUS)とを比較し、品質の高い伝送路Cをタイミングソースとして選択する。この時、伝送路Dには選択中のタイミングソースのSSMコードであるSSMコード=0001(QL−PRS)を送信し、伝送路Gにはタイミングループを防ぐためSSMコード=1111(QL−DUS)を送信する。
【0035】
ノードNE4では伝送路Dから受信したSSMコード=0001(QL−INV1)をSSMコード=0010(QL−PRC)に変換した値と、マスタクロックSからの外部クロック入力Hから受信したSSMコード=0010(QL−PRC)とを比較し、クオリティレベルが同じである為、プライオリティ設定の高い伝送路Dをタイミングソースとして選択する。この時、伝送路Eにはタイミングループを防ぐためSSMコード=1111(QL−DUS)を送信する。
【0036】
図12は、マスタクロックPに障害が発生しタイミングソースが切り替わる途中のSSM変換を説明するための図を示す。同図中、ノードNE1はマスタクロックPからの外部クロック入力Aから受信したSSMコード=1111(QL−DNU)と伝送路Gから受信したSSMコード=1111(QL−DNU)を比較し、選択可能なタイミングソースが無くなったことを認識し、ホールドオーバーに移行する。この時、伝送路BにはホールドオーバーのSSMコードであるSSMコード=1101(QL−SEC)を送信する。
【0037】
ノードNE2では伝送路Bから受信したSSMコード=1101(QL−SEC)と伝送路Fから受信したSSMコード=1111(QL−DNU)を比較し、品質の高い伝送路Bをタイミングソースとして選択する。この時、伝送路Cには選択中のタイミングソースのSSMコードであるSSMコード=1011(QL−SEC)を送信し、伝送路Gにはタイミングループを防ぐためSSMコード=1111(QL−DNU)を送信する。
【0038】
ノードNE3では伝送路Cから受信したSSMコード=1011(QL−INV11)をSSMコード=1100(QL−SMC)に変換した値と、伝送路Eから受信したSSMコード=1111(QL−DUS)とを比較し、品質の高い伝送路Cをタイミングソースとして選択する。この時、伝送路Dには選択中のタイミングソースのSSMコードであるSSMコード=1100(QL−SMC)を送信し、伝送路Gにはタイミングループを防ぐためSSMコード=1111(QL−DUS)を送信する。
【0039】
ノードNE4では伝送路Dから受信したSSMコード=1100(QL−INV12)をSSMコード=1011(QL−SEC)に変換した値と、マスタクロックSからの外部クロック入力Hから受信したSSMコード=0010(QL−PRC)とを比較し、品質の高いマスタクロックSをタイミングソースとして選択しようとする。この時、未だ伝送路Eにはタイミングループを防ぐためSSMコード=1111(QL−DUS)が送信されている。
【0040】
図13は、マスタクロックPに障害が発生しタイミングソースの切り替わった後のSSM変換を説明するための図を示す。同図中、ノードNE4では伝送路Dから受信したSSMコード=1100(QL−INV12)をSSMコード=1011(QL−SEC)に変換した値と、マスタクロックSから受信したSSMコード=0010(QL−PRC)とを比較し、マスタクロックSをタイミングソースとして選択する。この時、伝送路Eには選択中のタイミングソースのSSMコードであるSSMコード=0010(QL−PRS)を送信する。
【0041】
ノードNE3では伝送路Eから受信したSSMコード=0010(QL−INV2)をSSMコード=0001(QL−PRS)に変換した値と、伝送路Cから受信したSSMコード=1111(QL−DUS)とを比較し、品質の高い伝送路Eをタイミングソースとして選択する。この時、伝送路Fには選択中のタイミングソースのSSMコードであるSSMコード=0001(QL−PRS)を送信し、伝送路Dにはタイミングループを防ぐためSSMコード=1111(QL−DUS)を送信する。
【0042】
ノードNE2では伝送路Fから受信したSSMコード=0001(QL−INV1)をSSMコード=0010(QL−PRC)に変換した値と、伝送路Bから受信したSSMコード=1111(QL−DNU)とを比較し、品質の高い伝送路Fをタイミングソースとして選択する。この時、伝送路Gには選択中のタイミングソースのSSMコードであるSSMコード=0010(QL−PRC)を送信し、伝送路Cにはタイミングループを防ぐためSSMコード=1111(QL−DNU)を送信する。
【0043】
ノードNE1では伝送路Gから受信したSSMコード=0010(QL−PRC)と、外部クロック入力Aから受信したSSMコード=1111(QL−DNU)とを比較し、品質の高い伝送路Gをタイミングソースとして選択する。この時、伝送路Bにはタイミングループを防ぐためSSMコード=1111(QL−DNU)を送信する。
【0044】
次に、ノード内でどのようにSSMコードを変換しているかを具体的に説明する。図14は、各ノード内の同期部の第1実施例のブロック図を示す。同図中、伝送路入力は帯域フィルタ10に供給され、ここでクロックが抽出され、タイミングソース選択部12に供給される。タイミングソース選択部12は各伝送路から抽出されたクロックが供給されており、タイミングソース選択部12は切り替え指示に基づいて、いずれか一つのクロックを選択してPLL回路14に供給する。PLL回路14は供給されるクロックに同期した装置クロックを生成して図示しない後続回路に供給する。
【0045】
S1バイト抽出部16は伝送路入力の主信号(SDHまたはSONET)のSOH(Section Over Head)内のS1バイトの下位4bitに付加されているSSMコードを抽出する。抽出されたSSMコードはSDH/SONET変換部18に供給され、図8に示す如き変換テーブルを用いて、SDHからSONETへの、または、SONETからSDHへの、SSMコードの変換を行う。図11に示すネットワークでは、SONET装置(ノードNE3)とそれに隣接するSDH装置(ノードNE2,NE4)に本実施例の同期部を適用してSSM変換を行う。なお、ノードNE1ではSDH/SONET変換部18を持たない従来の同期部を使用する。
【0046】
変換されたSSMコードは品質比較部20に供給され、ここで、他の伝送路から供給された主信号のSSMコードと比較され、品質の最も高い伝送路の抽出クロックの選択するための切り替え指示が生成されて、タイミングソース選択部12に供給される。また、S1バイト挿入部22では伝送路出力の主信号(SDHまたはSONET)のSOH内のS1バイトの下位4bitにSSMコードを挿入する。
【0047】
図15は、各ノード内の同期部の第2実施例のブロック図を示す。同図中、図14と同一部分には同一符号を付す。図15において、伝送路入力は帯域フィルタ10に供給され、ここでクロックが抽出され、タイミングソース選択部12に供給される。タイミングソース選択部12は各伝送路から抽出されたクロックが供給されており、タイミングソース選択部12は切り替え指示に基づいて、いずれか一つのクロックを選択してPLL回路14に供給する。PLL回路14は供給されるクロックに同期した装置クロックを生成して図示しない後続回路に供給する。
【0048】
S1バイト抽出部16は伝送路入力の主信号(SDHまたはSONET)のSOH(Section Over Head)内のS1バイトの下位4bitに付加されているSSMコードを抽出する。抽出されたSSMコードはSDH/SONET変換部18に供給されると共にS1選択部24に供給される。SDH/SONET変換部18は、図8に示す如き変換テーブルを用いて、SDHからSONETへの、または、SONETからSDHへの、SSMコードの変換を行って変換したSSMコードをS1選択部24に供給する。
【0049】
S1選択部24は、ノード内の図示しない制御部(μ−COM)から切り替え指示信号を供給されており、抽出されたSSMコードと変換したSSMコードとのいずれか一方を選択して品質比較部20に供給する。
【0050】
図11に示すネットワークでは、SONET装置(ノードNE3)とそれに隣接するSDH装置(ノードNE2,NE4)におけるS1選択部24は変換したSSMコードを選択し、ノードNE1におけるS1選択部24は抽出されたSSMコードを選択する。つまり、この実施例では、SDH/SONET変換機能が必要なノードと不必要なノードを共用化することができる。
【0051】
変換されたSSMコードは品質比較部20に供給され、ここで、他の伝送路から供給された主信号のSSMコードと比較され、品質の最も高い伝送路の抽出クロックの選択するための切り替え指示が生成されて、タイミングソース選択部12に供給される。また、S1バイト挿入部22では伝送路出力の主信号(SDHまたはSONET)のSOH内のS1バイトの下位4bitにSSMコードを挿入する。
【0052】
図16は、各ノード内の同期部の第3実施例のブロック図を示す。同図中、図15と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。この実施例では、S1選択部24は、ディップ・スイッチ26のオン/オフを切り替え指示信号として供給されている。S1選択部24の切り替え設定は頻度が非常に低いので、制御部(μ−COM)の代わりにディップ・スイッチ26を用いることで、制御部(μ−COM)のソフト・デバッグの手間を省区ことができる。
【0053】
図17は、各ノード内の同期部の第4実施例のブロック図を示す。同図中、図15と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。この第4実施例は、主信号からSDH,SONETを自動的に検出し、その情報によってS1選択部24の切り替えを制御するものである。SDH,SONETの検出は、SOH内のポインタ(H1,H2バイト)にCI(Concatenation Indication)表示があるかないかで容易に見分けることができる。
【0054】
図17において、CI検出部28は、SOH内のポインタにおけるCI表示を検出する。そして、CI検出部28の出力する検出情報によりS1選択部24を制御する。図18に検出情報とSSMコードの変換有無との関係を示す。
【0055】
ところで、SDH/SONET変換部18の変換テーブルを、顧客が自由に設定できるようにすることが可能である。具体的には顧客に変換テーブルを作ってもらう。SDHからSONETへの変換テーブルとして、原型を図19(A)に示すように設定しておく。この変換テーブルから顧客によって変更された変換テーブルの例を図19(B)に示す。
【0056】
この例では、変換テーブルの原型ではQL−SSU−AをQL−ST2に変換し、QL−SSU−BをQL−ST3Eに変換する構成であったが、顧客の変更によってQL−SSU−AをQL−TNCに変換し、QL−SSU−BをQL−ST3に変換する構成にされている。
【0057】
ここで、SDHで定義されているSSNコード数とSONETで定義されているSSMコード数は異なっており、図8に示すように、SDHのSSMコードは6種類、SONETのSSMコードは10種類である。従って、SSMコードをSONETからSDHに変換し、その後、SDHからSONETに変換すると、もとのSONETのSSMコードとは異なってしまうおそれがある。
【0058】
S1バイトの構成は図20に示すように、8ビットのうちSSMコードはS1バイトの下位4ビットを用いて伝達され、上位4ビットは空きビットである。このため、本発明では、変換前のSSMコードを、この上位4ビットの空きビットを使用して保持する。
【0059】
図21は、SONETネットワークにSDH装置(NE2)が混在した場合のSSM変換を説明するための図を示す。同図中、SDH装置(NE2)は下位4ビットを対向するSONET装置(NE1,NE3)からのSSMコードとして普通に変換を行い、SSMコード=1010をSSMコード=1000として処理するが、上位4ビットについては対向局に送信するS1バイトの上位4ビットにそのまま挿入する。
【0060】
SDH装置(NE2)と隣り合うSONET装置(NE1,NE3)では上位4ビットをSDH装置(NE2)からのSSMコードとして処理する。このようにすればSONET装置のSSMコードを完全に変換することができる。
【0061】
このようにして、従来SDH装置とSONET装置の間で実現できていなかったタイミングソースの切り替えが可能となり、SDH装置とSONET装置が混在するネットワークにおいても同期網の確立が可能となる。
【0062】
なお、SDHが請求項記載の第1方式に対応し、SONETが第2方式に対応し、SDH/SONET変換部18が同期状態指示コード変換手段に対応し、S1選択部24が選択手段に対応し、ディップ・スイッチ26がスイッチ手段に対応し、CI検出部28が切替指示手段に対応する。
【0063】
(付記1) 同期網を確立するために用いる同期状態指示コードが互いに異なる第1方式のノード装置と第2方式のノード装置とが混在するネットワークの同期網確立方法であって、
異なる方式の隣接するノード装置から供給される同期状態指示コードを自装置の方式の同期状態指示コードに変換して同期網確立を行う
ことを特徴とする同期網確立方法。
【0064】
(付記2) 同期網を確立するために用いる同期状態指示コードが互いに異なる第1方式または第2方式のノード装置と接続される第2方式または第1方式のノード装置であって、
前記第1または第2方式のノード装置から供給される同期状態指示コードを自装置の方式の同期状態指示コードに変換する同期状態指示コード変換手段を
有することを特徴とするノード装置。
【0065】
(付記3) 付記2記載のノード装置において、
前記第1または第2方式のノード装置から供給される同期状態指示コードと 前記同期状態指示コード変換手段から供給される変換された同期状態指示コードとのいずれか一方を選択する選択手段を
有することを特徴とするノード装置。
【0066】
(付記4) 付記3記載のノード装置において、
前記選択手段は、切り替え指示信号に従って切り替えを行うことを特徴とするノード装置。
【0067】
(付記5) 付記3記載のノード装置において、
前記選択手段の切り替え指示を行うスイッチ手段を
有することを特徴とするノード装置。
【0068】
(付記6) 付記3記載のノード装置において、
隣接するノード装置から供給される信号の所定ビットから前記信号が前記第1または第2方式のノード装置のいずれから供給されたかを検出し、前記選択手段の切り替え指示を行う切替指示手段を
有することを特徴とするノード装置。
【0069】
(付記7) 付記2記載のノード装置において、
前記同期状態指示コード変換手段により変換する内容を、変更自在とした
ことを特徴とするノード装置。
【0070】
(付記8) 付記1記載の同期網確立方法において、
異なる方式の隣接するノード装置から供給される変換前の同期状態指示コードを、変換後の同期状態指示コードの空きビットに保持して次の隣接するノード装置に供給する
ことを特徴とする同期網確立方法。
【0071】
(付記9) 付記8記載の同期網確立方法において、
異なる方式の隣接するノード装置から供給される同期状態指示コードの前記空きビットに保持されている変換前の同期状態指示コードを用いて同期網確立を行う
ことを特徴とする同期網確立方法。
【0072】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1に記載の発明に記載の発明は、第1方式のネットワークまたは第2方式のネットワークに第2方式のノード装置または第1方式のノード装置を縦続接続して網同期を確立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本的なSDHネットワークの構築例を示す図である。
【図2】SDHネットワークがマスタクロックSに同期した状態を示す図である。
【図3】伝送路Cの品質が低下してノードNE2とノードNE3のみにタイミングソースの切り替えが発生した状態を示す図である。
【図4】SDHとSONETそれぞれのSSMコードの定義を示す図である。
【図5】SSMディスエーブル機能とアシュームドSSM機能を説明するための図である。
【図6】SDHネットワークにSONET装置が混在した例を示す図である。
【図7】SDH,SONETのSSMコードの品質順位を示す図である。
【図8】本発明の品質レベルのグルーピングの一実施例を示す図である。
【図9】DH装置からSONET装置を介しSDH装置に至る変換機能のイメージを示す図である。
【図10】SONET装置からSDH装置を介しSONET装置に至る変換機能のイメージを示す図である。
【図11】SDHネットワークにSONET装置(NE3)が混在した場合のSSM変換を説明するための図である。
【図12】マスタクロックPに障害が発生しタイミングソースが切り替わる途中のSSM変換を説明するための図である。
【図13】マスタクロックPに障害が発生しタイミングソースの切り替わった後のSSM変換を説明するための図である。
【図14】各ノード内の同期部の第1実施例のブロック図である。
【図15】各ノード内の同期部の第2実施例のブロック図である。
【図16】各ノード内の同期部の第3実施例のブロック図である。
【図17】各ノード内の同期部の第4実施例のブロック図である。
【図18】検出情報とSSMコードの変換有無との関係を示す図である。
【図19】SDH/SONET変換部の変換テーブルを顧客が自由に設定できることを説明するための図である。
【図20】S1バイトの構成を示す図である。
【図21】SONETネットワークにSDH装置(NE2)が混在した場合のSSM変換を説明するための図である。
【符号の説明】
10 帯域フィルタ
12 タイミングソース選択部
14 PLL回路
16 S1バイト抽出部
18 SDH/SONET変換部
20 品質比較部
22 S1バイト挿入部
24 S1選択部
26 ディップ・スイッチ
28 CI検出部

Claims (2)

  1. 同期網を確立するために用いる同期状態指示コードが互いに異なる第1方式のノード装置と第2方式のノード装置とが混在するネットワークの同期網確立方法であって、
    異なる方式の隣接するノード装置から供給される同期状態指示コードを自装置の方式の同期状態指示コードに変換して同期網確立を行い、
    異なる方式の隣接するノード装置から供給される変換前の同期状態指示コードを、変換後の同期状態指示コードの空きビットに保持して次の隣接するノード装置に供給する
    ことを特徴とする同期網確立方法。
  2. 請求項1記載の同期網確立方法において、
    異なる方式の隣接するノード装置から供給される同期状態指示コードの前記空きビットに保持されている変換前の同期状態指示コードを用いて同期網確立を行う
    ことを特徴とする同期網確立方法。
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