JP2006121741A - 伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の機能を利用してソース切り換えの状態遷移をITU−T G.781勧告に準拠する伝送装置を提供する。
【解決手段】電源投入後の強制フリーランモードから顧客の指示によりホールドオーバー用のメモリをリセットする自動選択フリーランモードに遷移する。また、自動選択モードからタイミングソースの優先度設定によりホールドオーバー用メモリを更新する自動選択第一ロックモードに遷移する。
【選択図】図17

Description

本発明は、伝送装置に関し、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)方式を採用した伝送装置に関する。
SDH(Synchronous Digital Hierarchy)方式は、北米においては、SONETとして採用されており、本明細書ではこれらの変形方式をも含む概念として、SDH方式という言葉を使用して説明する。SDH方式を採用した伝送装置が誕生して既に10年以上が経過しているが、当初は、ITU−T(International Telecommunication Union−Telecommunication Standardization Sector)でも勧告が行われていない分野が多く、そのような分野については各メーカーが独自の方式を採用しており、同期方法に関する分野も同等であり、つい最近まで勧告が無かった。
図1はSDH伝送装置の一例の概念図を示す。同図中、集合側のチャネル装置10〜13は、主に高速の同期転送モジュールSTM−n(Synchronous Transport Module)の送受信を行い、外部より受信した同期転送モジュールSTM−nをクロスコネクト及び同期部15に供給し、また、クロスコネクト及び同期部15から供給される同期転送モジュールSTM−nを外部に送信する。支流側のチャネル装置17〜20は、主に低速の同期転送モジュールSTM−nまたは2Mbpsの信号ユニットの送受信を行い、外部より受信した同期転送モジュールSTM−nまたは2Mbpsの信号ユニットをクロスコネクト及び同期部15に供給し、また、クロスコネクト及び同期部15から供給される同期転送モジュールSTM−nまたは2Mbpsの信号ユニットを外部に送信する。
クロスコネクト及び同期部15は、クロスコネクト機能と同期機能を持つ。クロスコネクト及び同期部15の外部入力/外部出力は、同期用の外部インタフェフェースである。マイクロコンピュータ22は装置全体を制御し、顧客とのインタフェフェースをつかさどる。NMS(Network Management System)は顧客操作をマイクロコンピュータ22に通知する。
図2は、クロスコネクト及び同期部15内の従来の同期部30の一例のブロック図を示す。同図中、タイミングソースインタフェース部(Timing Source Interface)32は、各種タイミング信号のインタフェース機能を持つ。内部クロック源34は32.768MHz±4.6ppmの内部クロックを生成する固定発振器であり、内部クロックはタイミングソースとして使用される他に、ホールドオーバー動作用のクロックとしても使用される。
EC(Equipment Clock)選択部36は、EC側のタイミングソース(信号から抽出したクロック)をタイミングソース選択部38からの情報により切り替える。ホールドオーバー部40は、EC側のタイミングソースが全て未使用となった場合に陥るホールドオーバー機能を提供する。PLL42は EC選択部36で選択されたタイミングソースを基準として、装置クロックECをタイミングソースに同期させるために設けられている。
EC生成部44は装置クロック及び装置クロックに同期したEC2Mbps及びEC2MHzを生成する。なお、EC2Mbps及びLC2Mbpsとは、特定ビットパターンを持つ伝送レート2Mbps信号であり、EC2MHz及びLC2MHzとは、周波数2MHzのクロックである。モード選択部46は、マイクロコンピュータ22のプロビジョニング項目により外部出力をEC生成部44からの信号もしくはLC生成部48からの信号に切り替える。
LC生成部48は、LC選択部50で選択されたタイミングソースに同期したLC(Line Clock)2Mbps及びLC2MHzを生成する。LC選択部50は、LC側のタイミングソースをタイミングソース選択部38からの情報により切り替える。タイミングソース選択部38は、優先度が設定されているタイミングソースの品質値を比較し、この比較結果に応じてEC選択部36及びLC選択部50の切替え制御を行う。
SSM変換部52は、受信した信号の同期状態を表すSSM(Synchronization Status Message)値を扱い易くするための品質値(Quality Level)に変換する。SSMバス制御部54は、SSMバスの制御を行う。外部入力インタフェース56は、外部入力2Mbps及び2MHzのインタフェースを行う。
従来のSDH伝送装置の同期機能は、標準となる規格が今まで無かったため、独自の方式が用いられてきたが、99年6月にITU−T G.781(Synchronization Layer Function)が勧告され、この勧告に準拠させていかなければならなくなった。
従来装置の同期機能において、外部2MbpsSSM機能はアシュームドSSM機能だけであったが勧告によりインカミングSSM機能が追加になり、STM−n SSM機能はインカミングSSM機能だけであったが勧告によりアシュームドSSM機能が追加になった。また、タイミングソース切替えではQL−Enable機能だけであったがQL−Disable機能が追加になり、ホールドオフタイム機能及びウエイトリストア機能が追加になり、ソース切り換えの状態遷移が新たになった。このため、従来装置の同期機能は上記ITU−T勧告に準拠しなくなったという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、従来の機能を利用してソース切り換えの状態遷移をITU−T G.781勧告に準拠する伝送装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、電源投入後の強制フリーランモードから顧客の指示によりホールドオーバー用のメモリをリセットする自動選択フリーランモードに遷移することにより、自動選択フリーランモードを追加することができる。
請求項2に記載の発明は、自動選択フリーランモードからタイミングソースの優先度設定によりホールドオーバー用メモリを更新する自動選択第1ロックドモードに遷移することにより、自動選択第1ロックドモードを追加することができる。
請求項3に記載の発明は、前記自動選択第1ロックドモードから前記ホールドオーバー用メモリの更新が一周以上したことにより前記ホールドオーバー用メモリを更新を続け優先度設定された全てのタイミングソースの断によりホールドオーバーモードに遷移する自動選択第2ロックドモードに遷移することにより、追加した自動選択第1ロックドモードから自動選択第2ロックドモードに遷移することができる。
請求項4に記載の発明は、前記自動選択第2ロックドモードから前記ホールドオーバー用メモリの更新が一周未満における優先度設定された全てのタイミングソースの断により前記自動選択フリーランモードに遷移することにより、自動選択第2ロックドモードから追加した自動選択フリーランモードに遷移することができる。
本発明によれば、電源投入後の強制フリーランモードから顧客の指示によりホールドオーバー用のメモリをリセットする自動選択フリーランモードに遷移することにより、自動選択フリーランモードを追加することができる。
図3は、本発明におけるクロスコネクト及び同期部15内の同期部60の一実施例のブロック図を示す。同図中、タイミングソースインタフェース部(Timing Source Interface)62は、各種タイミングソースのインタフェース機能を持ち、チャネル装置及び外部入力インタフェース86からタイミングソース供給されており、優先度1〜4(Pri1〜4)の装置クロックをEC選択部66に供給し、優先度1〜4(Pri1〜4)のラインクロックをLC選択部80に供給する。内部クロック源64は32.768MHz±4.6ppmの内部クロックを生成する固定発振器であり、内部クロックはタイミングソースとして使用される他に、ホールドオーバー動作用のクロックとしても使用される。
EC(Equipment Clock)選択部66は、EC側のタイミングソースをタイミングソース選択部68からの情報により切り替える。ホールドオーバー部70は、EC側のタイミングソースが全て未使用となった場合に陥るホールドオーバー機能を提供する。PLL72は EC選択部66で選択されたタイミングソースを基準として、装置クロックECをタイミングソースに同期させるために設けられている。EC生成部74は装置クロック及び装置クロックに同期したクロックEC2Mbps及び信号EC2MHzを生成する。モード選択部76は、プロビジョニング信号により外部出力をEC生成部74からの信号もしくはLC生成部78からの信号に切り替える。
LC生成部78は、LC選択部80で選択されたタイミングソースに同期したクロックLC(Line Clock)2Mbps及び信号LC2MHzを生成する。LC選択部80は、LC側のタイミングソースをタイミングソース選択部68からの情報により切り替える。タイミングソース選択部68は、優先度が設定されているタイミングソースの品質値(QL:Quality Level)を比較し、この比較結果に応じてEC選択部66及びLC選択部80の切替え制御信号SW CONTを生成する。この切替え制御信号SW CONTは保護部94を通してEC選択部66,LC選択部80それぞれに供給される。
SSM変換部82は、受信した信号の同期状態を表すSSM(Synchronization Status Message)値を扱い易くするための品質値(Quality Level)に変換してタイミングソース選択部68に供給する。SSMバス制御部84は、SSMバスの制御を行う。外部入力インタフェース86は、外部入力信号2Mbps及びクロック2MHzのインタフェースを行う。
ここで、2Mbpsの外部入力のSSM機能について説明する。2Mbpsの外部入力信号のフレーム構成は図4に示すようになっている。2Mbpsのマルチフレームは16フレームで構成され、上位8フレームをサブマルチフレームIと呼び下位8フレームをサブマルチフレームIIと呼ぶ。各々のフレームは32のタイムスロットで構成されており、先頭のタイムスロット(Time Slot0)にフレームパターン(FAS,NFAS)及びOHBが付加されている。
図5は、各フレームの先頭のタイムスロット(Time Slot0)の構成を示す。同図中、E1,E2はCRC−4(Cyclic Redundancy Check−4)のエラー表示ビットであり、AはRAI(Remote Alarm Indication)ビットである。また、C1〜C4 はCRC−4ビットであり、Sa41〜Sa84 はSSMの送受に使用するスペアビットである。SSMはサブマルチフレーム(SFM)毎のSan1〜San4(n=4〜8)の4ビットに設定されてくる。MSBはSan1でLSBはSan4となる。どのSan1〜San4のSSMを抽出するかは顧客設定による。受信したSSMは3段の保護を取る(3回連続しての同一検出)必要がある。
図6は、本発明装置の外部2Mbpsインタフェース回路の一実施例のブロック図を示す。この外部2Mbpsインタフェース回路は図3に示す外部入力インタフェース86内の一部である。また、この回路に対応する従来回路の構成を図7に示す。図6,図7において、同一部分には同一符号を付す。
図6において、B/U部100は、外部より供給される2Mbpsのバイポーラ信号をユニポーラ信号に変換する。また、2Mbpsのバイポーラ信号からクロック成分を抽出する機能も有している。HDB3DEC部102は、2Mbps信号がHDB3符号則で送られてくるため、HDB3符号を復号化する。同期障害検出部104は、復号された2Mbpsの信号の同期障害を検出してSSMバス制御部84に通知すると共に、同期障害アラームを図1に示すマイクロコンピュータ22に通知する。また、レジスタ106にはマイクロコンピュータ22のプロビジョニング項目「PROV SSM」により例えば”0010”などのアシュームドSSM値が設定され、SSMバス制御部84に通知される。
本発明で追加されたCRC−4エラー検出部108は、マルチフレームのCRC−4ビットC1〜C4を監視してエラーを検出すると保護部112に通知する。SSM抽出部110は2Mbps信号に設定されているSSM情報を抽出して保護部112に供給する。保護部112は、受信したSSMの3段の保護を取る。この保護により、3回連続して同一のSSM値は現在受信しているインカミングSSM値としてSSMモニタ部114からコンディショニング項目「SSM MON」でマイクロコンピュータ22に通知されると共に、選択部116に供給される。
選択部116は、マイクロコンピュータ22のプロビジョニング項目「INC/ASS SEL」により、保護部112からのインカミングSSM、または、レジスタ106からのアシュームドSSMのいずれかを選択してSSMバス制御部84に通知する。
図8は、本発明装置の集合側のチャネル装置の一実施例のブロック図を示す。また、これに対応する従来のチャネル装置の構成を図9に示す。図8,図9において、同一部分には同一符号を付す。
図8において、同期障害検出部120は、同期転送モジュールSTM−nの同期障害を検出して、コンディショニング項目「Alarm」を通知すると共に、SSMバス制御部122,タイミングソースバス制御部124に通知する。また、S1バイト抽出部126は、同期転送モジュールSTM−nのMSOH(Multiplex Section OverHead)内にあるS1バイト即ちSSM値を抽出して、SSMモニタ部128から現在受信しているインカミングSSM値としてコンディショニング項目「SSM MON」に通知すると共に、選択部130に供給する。
なお、同期転送モジュールSTM−n(n=1/4/16)のSSM値は、図10に示すフォーマットのMSOH内のS1バイトによって伝送されてくる。S1バイトは下位4ビットがSSMとして定義されている(ITU−T G.707 9.2.2.11項)。S1バイトの上位4ビットは使用されない。
図8において、分周部132は、STM−nの信号から抽出したクロックを、タイミングソースとしての2.048MHzまで分周してタイミングソースバス制御部124に供給する。SSMバス制御部122は、クロスコネクト及び同期部15とSSM情報の送受を行っているSSMバスの制御を行う。また、全1挿入部134に対してタイミングループの防止制御を行う。タイミングソースバス制御部124は、プロビジョニング情報により、タイミングソースバスの制御を行う。
PLL136は、装置クロックを基準とし、STM−n出力を装置クロックに同期させる。S1バイト挿入部138は、SSMバス制御部122からのSSM情報をSTM−nのMSOH内にあるS1バイトに挿入する。全1挿入部134は、プロビジョニング項目「S1 ENA/DIS」及びSSMバス制御部122からの情報により、STM−nのMSOH内にあるS1バイトに挿入するSSM情報を全ビット1にする。
ITU−T G.781 5.4.3項では同期転送モジュールSTM−nのタイミングソースに対してもアシュームドSSM機能を持つように要求されているため、レジスタ140及び選択部130を追加している。レジスタ140にはマイクロコンピュータ22のプロビジョニング項目「PROV SSM」により例えば”0010”などのアシュームドSSM値が設定される。選択部130は、プロビジョニング項目「INC/ASS SEL」により、S1バイト抽出部126からのインカミングSSM、または、レジスタ140からのアシュームドSSMのいずれかを選択してSSMバス制御部84に通知する。
従来は常にSSM値を変換した品質値(Quality Level)を監視し、これが変化したことに基づいてタイミングソースの切替えを行うQL(Quality Level)−Enable機能であったが、ITU−T G.781(5.12.2)ではQL−Disable機能の要求されている。
QL−Enable機能は、SSM値を変換した品質値/Signal Fail via QL−Failed(つまり、SSM値が全ビット1で信号が使用できない)/優先度(同一QLが複数の場合は優先度が高い方)/外部コマンド(顧客からのマニュアルスイッチ操作等)、それぞれを切替え要因としてタイミングソースの切替えが制御されるものである。
これに対し、QL−Disable機能はSignal Fail(信号が使用できない)/優先度(同一QLが複数の場合は優先度が高い方)/外部コマンド(顧客からのマニュアルスイッチ操作等)、それぞれによってタイミングソースの切替えが制御されるものである。
図3において、ECダウン検出部90は、タイミングソースインタフェース部62から出力されるEC側の複数のタイミングソースのダウン検出を行い、ダウン検出信号をタイミングソース選択部68に供給する。LCダウン検出部92は、タイミングソースインタフェース部62から出力されるLC側の複数のタイミングソースのダウン検出を行い、ダウン検出信号をタイミングソース選択部68に供給する。
タイミングソース選択部68には図11に示す選択部94が設けられている。選択部94には、ECダウン検出部90またはLCダウン検出部92からのダウン検出信号EC/LC DWN DETと、SSM変換部82から品質値(QL)を供給されている。選択部94はマイクロコンピュータ22のプロビジョニング項目が「QL− Enable」の場合は品質値を選択し、マイクロコンピュータ22のプロビジョニング項目「QL−Disable」の場合はダウン検出信号EC/LC DWN DETを選択して、EC選択部66及びLC選択部80の切替え制御を行う。
従来のタイミングソースの切替えは図12に示すようにタイマクロックの2周期以内に行われる即時動作であり、また、タイミングソースの切り戻しも図13に示すようにタイマクロックの2周期以内に行われる即時動作であったが、ITU−T G.781 5.8項には短時間の障害では切替え/切り戻し動作しないようHold−off Time/Wait to Restore Timeが要求されている。
このため、本発明では図3に示すタイミングソース選択部68と、EC選択部66及びLC選択部80との間に保護部94を設け、切替え信号を設定時間分の保護を行い、EC選択部66及びLC選択部80に通知する。
タイミングソース選択部68は、図14に示すように、優先度(Pri)1〜4の各信号の品質値(Quality Level)を比較して最も品質値が高い(小さい)優先度(Pri)の信号を選択する切替え制御信号を生成する。これによって、当初は優先度(Pri)1の信号が選択されるが、この優先度(Pri)1の信号の品質値が2から6に低下すると、タイミングソース選択部68はタイマクロックの2周期以内に品質値が2である優先度(Pri)3の信号を選択する切替え制御信号を生成する。この信号は保護部94に供給され、所定時間(Hold−off time)だけ保護、即ち所定時間持続したときに信号変化が反映されて、EC選択部66及びLC選択部80に供給される。上記の所定時間(Hold−off time)はマイクロコンピュータ22から設定された値である。
また、タイミングソース選択部68は、図15に示すように、当初、優先度(Pri)2の信号を選択しており、優先度(Pri)1の信号の品質値が6から2に上がると、タイミングソース選択部68はタイマクロックの2周期以内に品質値が2である優先度(Pri)1の信号を選択する切替え制御信号を生成する。この信号は保護部94で所定時間(WTR time:Wait To Restore time)だけ保護、即ち所定時間持続したときに信号変化が反映されて、EC選択部66及びLC選択部80に供給される。上記の所定時間(WTR time)はマイクロコンピュータ22から設定された値である。
従来の同期部では図16に示すように、強制フリーランモード(Forced freerun Operation Mode),自動選択処理モード(Auto Selection Operation Mode)内の自動選択ロックドモード(Locked Mode),自動選択ホールドオーバーモード(Holdover Mode),強制ホールドオーバーモード(Forced Holdover Operation Mode)の各モードでな状態遷移を行っていたが、ITU−T G.781 6.3項には、図17に示すように、自動選択処理モードに自動選択フリーランモード(freerun Mode)と自動選択第1ロックドモード(Locked Mode acquiring holdover memory)が追加されている。なお、図16,図17で同一部分には同一符号を付す。
図3に示す状態遷移管理部96では、装置電源が投入されるか、または、自動選択処理モードから顧客の指示(MANUAL/FORCE)により、図17に示す強制的に内部クロック(freerun)を選択する強制フリーランモード(Forced freerun Operation Mode)200となる。この時、ホールドオーバー用のメモリはリセットされる。
ここで、顧客が「AUTO SELECT」を設定すると、自動選択フリーランモード(Auto Selection Operation Mode freerun Mode)210となる。この自動選択フリーランモード210は、顧客がタイミングソースを入力するまでの一時的なものである。この時、ホールドオーバー用のメモリはリセットされる。
自動選択第1ロックドモード(Locked Mode(AcquiringHoldover Memory))220は、顧客がタイミングソースの優先度を設定した直後で、ホールドオーバー用のメモリ(ホールドオーバー部70に内蔵)を更新中の時のモードである。このメモリの更新が一周(タイミングソースを再生するに充分な情報を一周と呼ぶ)以上すれば、自動選択第2ロックドモード(Locked Mode(Holdover Memory Acquired))230に遷移する。また、メモリの更新が一周未満であるときに顧客が入力した全てのタイミングソースが使用不可(DNU)になった場合には、自動選択フリーランモード210に遷移する。自動選択第2ロックドモード230では、常にメモリは更新され続ける。顧客が優先度設定した全てのタイミングソースが使用不可になった場合は、ホールドオーバーモード(Holdover Mode)240に遷移する。
ホールドオーバーモード240では、ホールドオーバー用のメモリに蓄積された情報で動作する。ホールドオーバー用のメモリの更新を中止し、メモリ復旧した場合は自動選択第2ロックドモード230に遷移する。
強制ホールドオーバーモード(Forced Holdover Operation Mode)250では、自動選択処理モードから顧客の指示(MANUAL/FORCE)により強制的にホールドオーバータイミングを選択する。この時、ホールドオーバー用のメモリの更新を中止し、メモリに蓄積された情報で動作する。
(付記1) SDH方式の伝送装置において、
2Mbpsの外部入力信号のスペアビットから信号の同期状態を表すSSMを抽出するSSM抽出部と、
前記SSM抽出部からのSSMと、制御用マイクロコンピュータから設定されているSSMとのいずれかを選択する第1選択部とを
有することを特徴とする伝送装置。
(付記2) 付記1記載の伝送装置において、
前記SSM抽出部で抽出されたSSMが所定回数連続して同一の場合に前記SSMを有効とする保護部を
有することを特徴とする伝送装置。
(付記3) SDH方式の伝送装置において、
外部入力の同期転送モジュール信号のS1バイトから信号の同期状態を表すSSMを抽出するS1バイト抽出部と、
制御用マイクロコンピュータからSSMを設定されるレジスタと、
前記S1バイト抽出部からのSSMと、前記レジスタからのSSMとのいずれかを選択する第2選択部とを
有することを特徴とする伝送装置。
(付記4) 付記1記載の伝送装置において、
外部入力信号のSSMが変化したことを検出してタイミングソースの切替えを行う第1切替手段と、
全てのタイミングソースの断を検出してタイミングソースの切替えを行う第2切替手段と、
前記第1切替手段と第2切替手段とを選択する第3選択部とを
有することを特徴とする伝送装置。
(付記5) 付記4記載の伝送装置において、
タイミングソースの切替え動作の保護を行う切替保護手段を
有することを特徴とする伝送装置。
(付記6) 付記4記載の伝送装置において、
タイミングソースの切り戻し動作の保護を行う切り戻し保護手段を
有することを特徴とする伝送装置。
(付記7) SDH方式の伝送装置において、
電源投入後の強制フリーランモードから顧客の指示によりホールドオーバー用のメモリをリセットする自動選択フリーランモードに遷移することを特徴とする伝送装置。
(付記8) 付記7記載の伝送装置において、
前記自動選択フリーランモードからタイミングソースの優先度設定によりホールドオーバー用メモリを更新する自動選択第1ロックドモードに遷移することを特徴とする伝送装置。
(付記9) 付記8記載の伝送装置において、
前記自動選択第1ロックドモードから前記ホールドオーバー用メモリの更新が一周以上したことにより前記ホールドオーバー用メモリを更新を続け優先度設定された全てのタイミングソースの断によりホールドオーバーモードに遷移する自動選択第2ロックドモードに遷移することを特徴とする伝送装置。
(付記10) 付記9記載の伝送装置において、
前記自動選択第2ロックドモードから前記ホールドオーバー用メモリの更新が一周未満における優先度設定された全てのタイミングソースの断により前記自動選択フリーランモードに遷移することを特徴とする伝送装置。
(付記11) 付記2記載の伝送装置において、
前記所定回数は、3回であることを特徴とする伝送装置。
(付記12) 付記11記載の伝送装置において、
前記保護部で有効とされたSSMを前記制御用マイクロコンピュータでモニタ可能とすることを特徴とする伝送装置。
(付記13) 付記5記載の伝送装置において、
前記切替保護手段は、前記制御用マイクロコンピュータから切替え動作の保護時間を設定されることを特徴とする伝送装置。
(付記14) 付記6記載の伝送装置において、
前記切り戻し保護手段は、前記制御用マイクロコンピュータから切り戻し動作の保護時間を設定されることを特徴とする伝送装置。
SDH伝送装置の一例の概念図である。 従来の同期部30の一例のブロック図である。 本発明における同期部60の一実施例のブロック図である。 2Mbpsのフレーム構成を示す図である。 各フレームの先頭のタイムスロットの構成を示す図である。 本発明装置の外部2Mbpsインタフェース回路の一実施例のブロック図である。 従来の外部2Mbpsインタフェース回路の一例のブロック図である。 本発明装置の集合側のチャネル装置の一実施例のブロック図である。 従来の集合側のチャネル装置の一例のブロック図である。 同期転送モジュールのフォーマットを示す図である。 選択部94の一実施例のブロック図である。 従来のタイミングソースの切替えを示す図である。 従来のタイミングソースの切替えを示す図である。 本発明のタイミングソースの切替えを示す図である。 本発明のタイミングソースの切替えを示す図である。 従来の同期部の状態遷移を表す図である。 本発明の同期部の状態遷移を表す図である。
符号の説明
15 クロスコネクト及び同期部
62 タイミングソースインタフェース部
64 内部クロック源
66 EC選択部
68 タイミングソース選択部
70 ホールドオーバー部
72 PLL
74 EC生成部
76 モード選択部
78 LC生成部
80 LC選択部
82 SSM変換部
84 SSMバス制御部
86 外部入力インタフェース
90 ECダウン検出部
92 LCダウン検出部
94 保護部

Claims (4)

  1. SDH方式の伝送装置において、
    電源投入後の強制フリーランモードから顧客の指示によりホールドオーバー用のメモリをリセットする自動選択フリーランモードに遷移することを特徴とする伝送装置。
  2. 請求項1記載の伝送装置において、
    前記自動選択フリーランモードからタイミングソースの優先度設定によりホールドオーバー用メモリを更新する自動選択第1ロックドモードに遷移することを特徴とする伝送装置。
  3. 請求項2記載の伝送装置において、
    前記自動選択第1ロックドモードから前記ホールドオーバー用メモリの更新が一周以上したことにより前記ホールドオーバー用メモリを更新を続け優先度設定された全てのタイミングソースの断によりホールドオーバーモードに遷移する自動選択第2ロックドモードに遷移することを特徴とする伝送装置。
  4. 請求項3記載の伝送装置において、
    前記自動選択第2ロックドモードから前記ホールドオーバー用メモリの更新が一周未満における優先度設定された全てのタイミングソースの断により前記自動選択フリーランモードに遷移することを特徴とする伝送装置。
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