JP5343565B2 - ネットワーク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、SONET(Synchronous Optical NETwork:同期光伝送網)/SDH(Synchronous Digital Hierarchy:同期デジタル・ハイアラーキ)、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)等の所定の回線種別に対応した複数のインタフェース部を備えたネットワーク装置に関する。
SONET/SDHは図1に示すような固定の伝送レートを持ち、デジタル・ハイアラーキの階層構造を持っている。SONETという名称は主に北アメリカで用いられ、SDHという名称は主にヨーロッパで用いられており、SONET名とSDH名は図示のように対応付けられている。
SONET/SDHのネットワークにおいては、網同期によって回線のクロックが従属的に同期される。図2は網同期の概要を示す図であり、初段のネットワーク装置NEはクロックCを入力して内部のDPLL(Digital Phase Locked Loop)回路によってクロックCを生成し、ネットワーク装置NEに向けた回線にクロックCを用いる。ネットワーク装置NEはネットワーク装置NEからの回線からクロックCを抽出して内部のDPLL回路によってクロックCを生成し、ネットワーク装置NEおよびネットワーク装置NEに向けた回線にクロックCを用いる。同様に、ネットワーク装置NEはネットワーク装置NEからの回線からクロックCを抽出して内部のDPLL回路によってクロックCを生成し、ネットワーク装置NEおよびネットワーク装置NEに向けた回線にクロックCを用いる。終段のネットワーク装置NEはネットワーク装置NEからの回線からクロックCを抽出して内部のDPLL回路によってクロックCを生成し、ネットワーク装置NEに向けた回線にクロックCを用いる。
一方、ネットワーク装置には複数の他のネットワーク装置が接続されるのが一般的であるが、SONET/SDHのOH(Over Head)バイトのS1バイトにはクロック品質情報が格納されてネットワーク内を伝送されるようになっており、このクロック品質情報がクロックの選択に用いられる。OHバイトはネットワーク運用の高度化が図られるように運用・保守情報を転送する領域の総称である。S1バイトにはSSM(Synchronization Status Message:同期状態メッセージ)が格納される。なお、ATMは一般にSDHの光伝送形態の規格で接続され、そのペイロード部にATMセルとしてマッピングされるものであるため、網同期のためのクロックについてはSONET/SDHと同様である。
また、SONET/SDHのインタフェースユニットの他に、クロックを供給する専用のインタフェースとして、北米のDS1フレームや欧州のE1フレームを使ったPDH(Plesiochronous Digital Hierarchy)インタフェースがあり、これらのDS1フレームやE1フレームにもSSMB(Synch Status Message Byte)があり、SONET/SDHのS1バイトと同じくクロック品質情報を伝達するために使用される。
図3はSONET/SDHフォーマットを示す図であり、OHバイト(STS POH)内にS1バイトが含まれていることを示している。
PDHのDS1フレーム(ANSI規格:主に北米にて使用されるデジタル1次群信号フォーマット)は、8KHzを1フレームとした193ビットから構成される。フレームの先頭ビットはFビットと呼ばれ、フレーム情報および保守監視情報等が含まれる。Fビットに続くオクテットTS0〜TS23にはユーザデータが格納される。このインタフェースには2種類のマルチフレームである24MF(ESF)と12MF(SF)が定義される。
図4はPDH(DS1)のEES(24MFモード)フレーム構成を示す図であり、ESFのデータリンク(DataLink)上にS1バイトのメッセージが含まれる。SFの場合はS1バイト相当の情報は持たない(Assumed設定される)。図5はPDH(DS1)のSF(12MFモード)フレーム構成を示す図である。
PDHのE1フレーム(ETSI:主に欧州で使用されるデジタル1次群信号)は、8KHzを1フレームとした256ビットから構成される。フレームの先頭ビットからのオクテットをTS0〜TS31とする。TS0にはフレーム情報および保守監視情報等が含まれる。TS1〜T31はユーザデータが格納される。このうちTS16はシグナリング(Siglaling)チャネルと呼ばれ、ユーザデータの割り当て情報が格納される。このインタフェースにはマルチフレーム構成を持つものと、マルチフレーム構成を持たない2種類のインタフェースが定義される。図6はPDH(E1)フレーム構成を示す図であり、(a)はマルチフレーム構成を持たない場合、(b)はマルチフレーム構成を持つ場合を示している。ともにSaビットがS1バイトである。
図7はSONET/SDHのS1バイトによるクロックの選択の概要を示す図である。S1バイトは図7(a)に示すように、略号(Acronym)、品質レベル(Quality Level)等が規定されており、最も品質レベルが高いのは「PRS」となっている。
ここで、図7(b)のようなネットワーク構成を想定すると、品質レベル「PRS」のクロック基準源Cと品質レベル「ST2」のネットワーク装置NEが接続されるネットワーク装置NEは、品質のより高いクロック基準源Cのクロックを選択する。ネットワーク装置NEから後段に向けた回線のクロックの品質レベルは「PRS」となる。同様に、品質レベル「PRS」のネットワーク装置NEと品質レベル「STU」のネットワーク装置NEが接続されるネットワーク装置NEは、品質のより高いネットワーク装置NEのクロックを選択する。ネットワーク装置NEから後段に向けた回線のクロックの品質レベルは「PRS」となる。同様に、品質レベル「PRS」のネットワーク装置NEと品質レベル「ST3」のネットワーク装置NEが接続されるネットワーク装置NEは、品質のより高いネットワーク装置NEのクロックを選択する。ネットワーク装置NEから後段に向けた回線のクロックの品質レベルは「PRS」となる。
特開2004−112750号公報 特開平5−14760号公報
SONET/SDH等における網同期は上述したように行われるものであり、網同期にて多重される際には同期系のクロックである必要がある。また、ネットワークの中で使われるクロックは同じである必要があるとともに高品質である必要がある。
ところで、この種のネットワーク装置ではLAN(Local Area Network)で一般的なイーサネット(Ethernet)(登録商標)に対応したネットワーク装置との接続が必要となる場合がある。イーサネットはOSI参照モデルにおける物理層およびデータリンク層を規定するものであり、LANの標準規格である。IEEEによりIEEE802.3およびその拡張版として仕様が公開されている。
しかし、イーサネットにおけるクロックの品質は悪く、不要なジッタ(jitter)やワンダ(wander)が含まれていることが多い。ジッタとは、時間軸の遅れによって発生する信号の揺らぎのことである。ワンダとは、ジッタと似たものであり、デジタル波形の最初に送信された状態からの長時間での変化のことである。
そのため、イーサネットを同期網に直接に取り込むことは困難であった。これは、インタフェース部から受け取る回線抽出クロックをリファレンスクロックとして各ネットワーク装置内でクロックを生成するDPLL回路が、SONET/SDHのクロックを対象にチューニングされたものであり、品質の悪いイーサネットのクロックを想定していないからである。また、ジッタやワンダの抑圧を目的に、DPLL回路の遮断周波数を相当低くしてフィルタリング精度が高くなるようにフィルタパラメータ(フィルタ係数)を設定するということも考えられる。ただし、この場合、フィルタリング精度とDPLL回路の引き込みが完了するまでのロック時間とはトレードオフの関係にあり、通常のSONET/SDHのクロックに対するロック時間が長時間となってデータ伝送効率の悪化を招く。
そのため、従来、イーサネットに対応したネットワーク装置と接続する場合は、受信データをメモリにいったんバファリングした上で同期網に取り込むようにしていた。かかる処理はベストエフォート(Best Effort)を前提とするものであるため、データの欠落を生じる場合があり、1ビットずつ全てのデータ伝送を可能とする同期網への直接的な取り込みが要望されていた。
一方、特許文献1、2にはPLL回路についての改良技術が開示されているが、上述したSONET/SDH等の同期網を対象としたものではなく、上記の課題を解決できるものではない。
上記の従来の問題点に鑑み、イーサネットの同期網をSONET/SDHと同等に構築することのできるネットワーク装置を提供することを目的とする。
このネットワーク装置の一実施態様では、所定の回線種別に対応した複数のインタフェース部と、当該インタフェース部を介して対向装置から受信した信号からクロック品質情報を取得し、品質の最も高いクロックを決定する制御部と、決定されたクロックから網同期に用いるクロックをデジタルPLL回路により生成するクロック処理部とを備えたネットワーク装置であって、前記クロック処理部は、前記制御部により決定されたクロックにつき、該当する前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数成分を測定し、回線種別を認識する周波数測定部と、認識された回線種別に基づいて前記デジタルPLL回路内のデジタルフィルタの係数を動的に設定するクロック処理制御部とを備え、前記クロック処理部は、前記デジタルフィルタの係数を設定した後、当該係数のもとで前記デジタルPLL回路の引き込みが完了するまでの予想されるロック時間を算出し、当該ロック時間を前記制御部に対して通知するようにしている。
また、所定の回線種別に対応した複数のインタフェース部と、当該インタフェース部を介して対向装置から受信した信号からクロック品質情報を取得し、品質の最も高いクロックを決定する制御部と、決定されたクロックから網同期に用いるクロックをデジタルPLL回路により生成するクロック処理部とを備えたネットワーク装置であって、前記クロック処理部は、前記制御部により決定されたクロックにつき、該当する前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数成分を測定し、回線種別を認識する周波数測定部と、認識された回線種別に基づいて前記デジタルPLL回路内のデジタルフィルタの係数を動的に設定するクロック処理制御部とを備え、前記クロック処理部は、前記デジタルフィルタの係数を設定した後、当該係数のもとで前記デジタルPLL回路の引き込みが完了した時点で前記制御部に引き込みが完了した旨を通知することもできる。
開示のネットワーク装置にあっては、複数の回線種別に柔軟に対応することができ、イーサネットの同期網をSONET/SDHと同等に構築することができる。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<装置構成>
図8は本発明の一実施形態にかかるネットワーク装置の構成例を示す図であり、網同期のための構成のみを示している。
図8において、ネットワーク装置1は、外部のネットワーク装置2A〜2Cと接続されるインタフェース部(インタフェースカード)101A〜101Cと、ネットワーク装置1の全体的な制御を行う制御部(CPU(Central Processing Unit)部)103と、インタフェース部101A〜101Cおよび外部のクロック基準源3と接続され、入力したクロックに基づいてクロック生成を行うクロック処理部107とを備えている。
インタフェース部101AはATM対応のネットワーク装置2Aと接続され、回線からのクロック抽出、回線へのクロック挿入等の機能を有している。なお、インタフェース部101Aは、ATMセルがマッピングされるSDHのOHバイトにおけるS1バイトに従って同期状態メッセージ(SSM)を処理するフレーム処理部102Aを備えている。
インタフェース部101Bはイーサネット対応のネットワーク装置2Bと接続され、回線からのクロック抽出、回線へのクロック挿入等の機能を有している。なお、インタフェース部101Bは、イーサネットのOAM(Operation, Administration, Maintenance)バイトに従って同期状態メッセージを処理するフレーム処理部102Bを備えている。イーサネットのOAMバイトとは、ITU-T Y.1731に準拠したイーサネット網の保守・管理機能の中で、装置間の接続性を確認する機能(ETH-CC(continuity check))、装置までの疎通を確認する機能(ETH-LB(loopback))、経路を確認する機能(ETH-LT(link trace))を提供するための情報である。
図9はイーサネットのOAMフレーム構成を示す図であり、TLV(Type, Length, Value)の部分がOAMバイト情報がマッピングされる領域である。
図8に戻り、インタフェース部101CはSONET/SDH対応のネットワーク装置2Cと接続され、回線からのクロック抽出、回線へのクロック挿入等の機能を有している。なお、インタフェース部101Cは、SDHのOHバイトにおけるS1バイトに従って同期状態メッセージを処理するフレーム処理部102Cを備えている。
なお、インタフェース部の数および対向装置の種類はこれに限らない。実際にはインタフェース部の数は数十個(枚)となる。
制御部103は、SSM処理部104とタイミングソース選択処理部105とインタフェース種別認識部106とを備えている。
SSM処理部104は、インタフェース部101A〜101Cのフレーム処理部102A〜102Cおよびクロック処理部107の後述するPDHインタフェース部110と通信することで、同期状態メッセージによるクロック品質管理を行う機能を有している。
タイミングソース選択処理部105は、SSM処理部104で認識したクロック品質に基づいてリファレンスクロックとして使用するクロックを決定し、クロック処理部107にクロック選択の指示を行う機能を有している。
インタフェース種別認識部106は、インタフェース部101A〜101Cと通信することで、インタフェース種別(回線種別)を認識する機能を有している。
クロック処理部107は、制御部インタフェース部108とデジタル信号処理部(DSP(Digital Signal Processor)部)109とPDHインタフェース部110と周波数測定部111とを備えている。また、クロック処理部107は、バンドパスフィルタ部121と分周部122とセレクタ部123と位相比較部124とデジタルフィルタ部125とデジタルフィルタ設定部126と発振部(DDS:Direct Digital Synthesizer)127と分周部128と分配部129とを備えている。
制御部インタフェース部108は、制御部103と通信を行う機能を有している。
デジタル信号処理部109は、制御部インタフェース部108を介して制御部103と通信を行い、クロック処理部107内の各部に対する制御(クロック処理制御)を行う機能を有している。
PDHインタフェース部110は、外部のクロック基準源3と接続され、クロック供給を目的としたPDHインタフェースに従ってクロックを入力する機能を有している。
周波数測定部111は、インタフェース部101A〜101Cからの回線抽出クロック、PDHインタフェース部110からのクロックおよびセレクタ部123からの選択後のクロックを入力し、基準クロック源120を用いて周波数および周波数偏差を測定し、回線種別を認識する機能を有している。周波数測定部111の内部構成例については後述する。測定結果は測定結果格納メモリ部118に保持される。
バンドパスフィルタ部121は、インタフェース部101A〜101Cからの回線抽出クロックおよびPDHインタフェース部110からのクロックに対して、所定の中心周波数によるバンドパスフィルタリングを行う機能を有している。中心周波数はデジタル信号処理部109から指示が行われる。
分周部122は、バンドパスフィルタ部121を通過したクロックに対して、所定の分周比で分周を行う機能を有している。分周比はデジタル信号処理部109から指示が行われる。
セレクタ部123は、分周部122を通過したクロックの中から一のクロックを選択する機能を有している。クロックの選択はデジタル信号処理部109からの指示により行われる。
位相比較部124、デジタルフィルタ部125、発振部127および分周部128はDPLL回路を形成する。DPLL回路は各種インタフェースからの回線抽出クロックから、伝送路や送信側装置で発生するジッタやワンダを抑圧するために低周波数での遮断周波数(SONET/SDH規格ではfc=0.1Hz程度)が要求され、またクロックの切り替えや障害発生時にそれ以前の健全な周波数をもつクロックを出し続ける機能が規定されている。そのためのホールドオーバ(Hold Over)機能(リファレンスとなるクロックを忠実に再現する機能)やStratum3の精度を持つインターナル(Internal)モード(装置に搭載されているStratum3準拠の発信器に同期するモード)もサポートする必要がある。また、DPLL回路のデジタルフィルタ部125の係数(伝達関数を左右する係数)は、一般に、ANSIで規定されている初期のファスト(Fast)引き込みモードから、通常のノーマル(Normal)モードへの移行時に変更される。
デジタルフィルタ設定部126はデジタル信号処理部109の指示に基づき、デジタルフィルタ部125のフィルタパラメータを設定する機能を有している。
分配部129は、発振部127の出力であるクロックを所定数(図示の例では3系統)に分配してインタフェース部101A〜101Cに供給する機能を有している。
図10は周波数測定部111の構成例を示す図である。
図10において、周波数測定部111は、抽出クロック引き延ばし部112とエッジ検出部(微分回路)113とカウント部114とカウント値ラッチ部115と測定結果演算部116と測定結果格納メモリ部118と測定結果通知部119とを備えている。
抽出クロック引き延ばし部112は、測定対象となる回線抽出クロックの周期を引き延ばして周波数を例えば1/2にする機能を有している。
エッジ検出部113は、抽出クロック引き延ばし部112により引き延ばされたクロックのエッジ(例えば、立ち上がりエッジ)を検出する機能を有している。引き延ばしが大きいほど高い精度で周波数の測定が可能であるが、その分、回路規模と測定にかかわる時間が増大する。
カウント部114は、エッジ検出部113により検出されたエッジに基づき、例えば立ち上がりエッジから次の立ち上がりエッジまで基準クロック源120のクロック数をカウントする機能を有している。基準クロック源120のクロック周波数は既知であるため、そのカウント数は測定対象となる回線抽出クロックの周波数に対応した値となる。なお、カウント部114はデジタル信号処理部109から測定開始トリガを受けることで、その直後に到来するエッジからカウントを開始する。また、カウント部114はカウント開始および終了を示す測定開始完了フラグを出力する。
カウント値ラッチ部115は、カウント部114のカウント値を測定開始完了フラグが測定完了を示したタイミングで取り込む機能を有している。
測定結果演算部116は、カウント値ラッチ部115が取り込んだカウント値に基づいて測定結果を演算し、測定結果格納メモリ部118に格納する機能を有している。測定結果には、周波数、周波数偏差、回線種別が含まれる。回線種別の判断にはインタフェースカード情報テーブル117が用いられる。
図11はインタフェースカード情報テーブル117の例を示す図であり、接続が想定される回線種別と回線抽出クロックレート(周波数)とが対応付けられている。SONET/SDHは図1に示したような伝送レートであり、それを4分周した12.96MHzが回線抽出クロックレートとなる。また、PDHのクロックレートはSONET(ANSI)ではDS1フレームになるため1.544MHz、SDH(ETSI)ではE1フレームになるため2.048MHzになる。Erhernetは10/100/1G/10G/100Gであり、その回線抽出クロックレートは25MHz/50MHz/125MHzとなる。
測定結果演算部116は測定された周波数から誤差を考慮してインタフェースカード情報テーブル117の回線抽出クロックレートを検索し、該当する回線種別と回線抽出クロックレートを測定結果の回線種別および周波数とする。また、周波数偏差は測定した周波数を統計処理することにより得る。
図10に戻り、測定結果通知部119は、測定結果格納メモリ部118に格納された測定結果をデジタル信号処理部109に通知する機能を有している。図12は測定結果のデータ構造例を示す図であり、回線種別情報、周波数情報、周波数偏差情報、必要的特性情報等を含んでいる。その他は予備情報である。
回線種別情報は、例えば、
000:SONET/SDH
001:PDH(ANSI)
010:PDH(ETSI)
100:Ether(10/100ME)
101:Ether(1GE)
110:Ether(10GE)
といったコードが設定される。
周波数情報は、例えば、
000:12.96MHz(SONET/SDH)
001:1.544MHz(PDH(ANSI))
010:2.048MHz(PDH(ETSI))
100:25MHz(Ether(10/100ME))
101:100MHz(Ether(1GE))
110:125MHz(Ether(10GE))
といったコードが設定される。
必要的特性情報は、カード種によるフィルタリング要求特性情報であり、例えば、
00:Stratum3
01:Stratum3E
10:Ether SYNC
といったコードが設定される。
<動作:網同期>
図8において、インタフェース部101Aのフレーム処理部102Aは、ATM対応のネットワーク装置2Aからの回線からATMセルがマッピングされるSDHのOHバイトにおけるS1バイトに基づきクロックの品質レベルを認識し、制御部103のSSM処理部104はその品質レベルを取得する。インタフェース部101Bのフレーム処理部102Bは、イーサネット対応のネットワーク装置2Bからの回線からOAMバイトに基づきクロックの品質レベルを認識し、制御部103のSSM処理部104はその品質レベルを取得する。インタフェース部101Cのフレーム処理部102Cは、SONET/SDH対応のネットワーク装置2Cからの回線からSDHのOHバイトにおけるS1バイトに基づきクロックの品質レベルを認識し、制御部103のSSM処理部104はその品質レベルを取得する。
そして、制御部103のタイミングソース選択処理部105は、SSM処理部104の取得したインタフェース部101A〜101Cのクロックの品質レベルの中から最も品質の高いクロックをタイミングソースとして決定し、クロック処理部107にクロックの選択を指示する。
また、インタフェース部101A〜101Cからの回線抽出クロックおよびPDHインタフェース部110からのクロックがバンドパスフィルタ部121、分周部122を順次介してセレクタ部123に入力されている。ここで、デジタル信号処理部109が制御部インタフェース部108を介してタイミングソース選択処理部105からクロック選択の指示を受けると、デジタル信号処理部109は指示されたクロックを選択するようセレクタ部123を制御する。これにより、インタフェース部101A〜101Cからの回線抽出クロックおよびPDHインタフェース部110からのクロックのうちの最も品質レベルの高いクロックがDPLL回路に入力される。また、後述する分周部122の分周設定により、分周部122の出力クロックは回線種別によらず一定のクロックレートに分周される。
DPLL回路において、位相比較部124は、セレクタ部123から入力するクロックと、発振部127の出力クロックを分周部128で分周したクロックとを位相比較し、位相差に応じた信号をデジタルフィルタ部125を介して発振部127に制御信号として与える。この制御信号は位相差が所定値に収束するように作用する。従って、当初は位相差が揃っていなくても徐々に収束していき、引き込みが完了してロックした状態では、セレクタ部123の出力クロックと分周部128の出力クロックの位相が揃った状態となる。
これにより、発振部127の出力クロックはリファレンスクロックに同期したものとなり、分配部129により分配されてインタフェース部101A〜101Cに与えられ、ネットワーク装置2A〜2Cに向けた回線に用いられる。これにより、網同期が行われる。
<動作:分周設定およびフィルタパラメータ設定>
図13は分周設定およびフィルタパラメータ設定の処理例を示すフローチャートである。
図13において、クロック処理部107の周波数測定部111は、セレクタ部123により選択されたクロックにつき周波数測定を行い、回線種別を含む測定結果をデジタル信号処理部109に通知する(ステップS101)。
デジタル信号処理部109は測定結果の回線種別につきSONET/SDH系あるいはPDH系の回線種別であるか否か判断する(ステップS102)。SONET/SDH系あるいはPDH系の回線種別でない場合(ステップS102のNO)はイーサネット系の回線種別であるか否か判断する(ステップS103)。イーサネット系の回線種別でないと判断した場合(ステップS103のNO)、対応可能な回線種別ではないとして処理を終了する。
SONET/SDH系あるいはPDH系の回線種別であると判断した場合(ステップS102のYES)、もしくは、イーサネット系の回線種別であると判断した場合(ステップS103のYES)、それぞれ測定結果の周波数偏差が所定の閾値以内であるか否か判断する(ステップS104、S105)。測定結果の周波数偏差が所定の閾値以内でないと判断した場合(ステップS104のNO、ステップS105のNO)、リファレンスクロックとして使用できないものとして処理を終了する。
測定結果の周波数偏差が所定の閾値以内であると判断した場合(ステップS104のYES、ステップS105のYES)、デジタル信号処理部109は分周部122に対して分周設定を行う(ステップS106、S107)。
図14は分周設定の例を示す図であり、デジタル信号処理部109は回線種別に応じた分周比の情報を保持しており、周波数測定部111の測定結果の回線種別に対応する分周比を取得し、分周部122に対して設定を行う。なお、図14では各回線のクロックを回線種別によらずに一定の比較周波数8kHzに分周するようにしている。また、位相比較部124の両入力クロックはロック状態で8kHzとなるが、分周部128が存在するため、発振部127の出力クロックは例えば3.24MHzとなる。
次いで、図13に戻り、デジタル信号処理部109はデジタルフィルタ部125を最適化するためのフィルタパラメータを読み出し(ステップS108、S109)、デジタルフィルタ設定部126によりデジタルフィルタ部125にフィルタパラメータを設定し(ステップS110、S111)、処理を終了する。
図15はフィルタパラメータ設定の例を示す図であり、デジタル信号処理部109は回線種別に応じたフィルタパラメータの情報を保持しており、周波数測定部111の測定結果の回線種別に対応するフィルタパラメータα、βを取得し、デジタルフィルタ部125に対して設定を行う。この例におけるフィルタパラメータα、βは、図16に示すデジタルフィルタ部125の回路構成における増幅器の増幅度に対応している。フィルタパラメータα、βは目標遮断周波数(F)、目標ロック時間、目標ダンピングファクタを満たすように算出された値である。目標遮断周波数は緩やかな周期で発生するジッタやワンダを抑圧するための遮断周波数である。目標ロック時間は運用上許容される、DPLL回路の引き込み完了までのロック時間である。
図17はデジタル信号処理部109からデジタルフィルタ設定部126への設定情報の例を示す図であり、フィルタパラメータα、フィルタパラメータβ、遮断周波数、ダンピングファクタが含まれている。フィルタパラメータα、βをそのまま適用する場合には遮断周波数とダンピングファクタは不要であるが、デジタルフィルタ設定部126側でフィルタパラメータα、βを算出する方式にも対応できるよう、遮断周波数とダンピングファクタを含めている。
このように、分周設定やフィルタパラメータの最適値の設定を自動に行うことで、クロックレートの異なる複数の回線種別に柔軟に対応できるとともに、品質の異なる回線抽出クロックであっても同等の品質にまでクリーンアップすることができる。従って、クロック品質の悪いイーサネット網もジッタやワンダを抑圧してネットワークに取り込むことが可能になる。
<動作:制御部への情報通知>
上述したフィルタパラメータ設定処理によりデジタルフィルタ部125は回線種別に応じた最適値に設定されるが、デジタルフィルタ部125の設定変更によりDPLL回路の引き込み完了までのロック時間も変化する。特に、クロック品質の悪いイーサネット網からのクロックがリファレンスクロックに選択された場合には、ジッタやワンダを抑制するために遮断周波数が低い値(例えば、0.01Hz程度)に設定されるため、ロック時間も長くなる。
一般に、制御部103は制御部インタフェース部108を介してデジタル信号処理部109にDPLL回路の引き込み完了を問い合わせ、引き込み完了の状態に入ったか否かを監視しており、その間は他の処理を十分に行うことができない。従って、ロック時間が長くなることで監視し続けなければならない時間が長くなり、他の処理を行うための支障となる。
そこで、本実施形態では、デジタルフィルタ部125のフィルタパラメータを設定する際にDPLL回路の引き込み完了までの予想されるロック時間を算出ないしは取得し、制御部103に通知するようにしている。これにより、制御部103は通知されたロック時間の経過後に引き込み完了を確認すればよいため、制御部103の負担が軽減され、ソフトウェアの簡易化および効率化が図ることができる。
図18は制御部103への情報通知の処理例を示すフローチャートである。
図18において、デジタル信号処理部109は周波数測定部111より測定結果を取得し(ステップS121)、デジタルフィルタ部125のフィルタパラメータの設定(ステップS122)を行った後、DPLL回路のロック時間を算出ないしは取得し、制御部インタフェース部108を介して制御部103にロック時間を含む情報を通知する(ステップS123)。図19はデジタル信号処理部109から制御部103への通知情報の例を示す図であり、回線種別、ロック時間、遮断周波数を含んでいる。
図18に戻り、制御部103はデジタル信号処理部109から制御部インタフェース部108を介してロック時間を含む情報を取得すると(ステップS131)、ロック時間を経過したか否かを周期的に判断する(ステップS132)。
ロック時間を経過したと判断した場合(ステップS132のYES)、制御部103は制御部インタフェース部108を介してデジタル信号処理部109に引き込み完了状態を確認する(ステップS133)。デジタル信号処理部109は位相比較部124の比較出力が所定周期に渡って安定していることをもってDPLL回路の引き込みが完了したか否かを認識しており、制御部103からの問い合わせに対して引き込み完了状態であるか否かを返答する。
制御部103は確認結果からDPLL回路の引き込みが完了したか否か判断し(ステップS134)、引き込みが完了していると判断した場合(ステップS134のYES)は引き込み完了と認識して処理を終了する(ステップS135)。
また、引き込みが完了していないと判断した場合(ステップS134のNO)、デジタル信号処理部109への確認が所定回数(例えば3回)に達したか否か判断し(ステップS136)、達していない場合(ステップS136のNO)はデジタル信号処理部109への引き込み完了状態の確認(ステップS133)を繰り返す。
デジタル信号処理部109への確認が所定回数に達した場合(ステップS136のYES)、エラーが発生したと認識して処理を終了する(ステップS137)。
なお、図18では制御部103からデジタル信号処理部109に引き込み完了を問い合わせる形態をとっているが、デジタル信号処理部109から引き込み完了に遷移した時点で制御部103に積極的に通知するようにすることもできる。この場合、デジタル信号処理部109から制御部103への割り込み処理機能を持たせることで実現することができる。
<動作:制御部の主導によるフィルタパラメータ設定>
上述した実施形態ではクロック処理部107が自律的にデジタルフィルタ部125のフィルタパラメータの設定を行うようにしているが、本実施形態では、制御部103がSSM処理部104により収集したクロックの品質情報に基づき、DPLL回路のロック時間や遮断周波数をデジタル信号処理部109に対して任意に指示し、その指示に応じてデジタルフィルタ部125のフィルタパラメータの設定を行うことで、よりコントローラブルな構成を提供するものである。
予め、ロック時間として、例えば1分以内で引き込みを完了し、引き込みが完了したノーマル(Normal)モードに遷移したいなどにより、デジタルフィルタ部125の設定を制御部103が決定することで、装置の立ち上げ時間を優先した形態を構築することができる。これはSONET/SDH網やイーサネット網でも予め品質の良いクロックが供給されていることがわかっている場合などには有効な手法である。SONET/SDH網のS1バイトによる品質管理やイーサネット網でのOAMバイトを用いた品質管理を利用し、非常に品質の高いメッセージが通知された場合などには制御部103からデジタル信号処理部109に対してロック時間の短くなるようなデジタルフィルタ設定の指示を行う構成を持つことで対応することができる。
図20は制御部103の主導によるフィルタパラメータ設定の処理例を示すフローチャートである。
図20において、制御部103はインタフェース部101A〜101Cのフレーム処理部102A〜102CからSSM処理部104で取得したS1バイトもしくはOAMバイトに基づくクロック品質を確認する(ステップS141)。
品質が良い場合には、制御部103に予め管理者等により設定された優先設定を確認し、ロック時間優先であるか品質優先であるかを判断する(ステップS142)。そして、ロック時間優先である場合には遮断周波数を高く、ロック時間を短くするようデジタル信号処理部109に指示し(ステップS143)、品質優先である場合には遮断周波数を低く、ロック時間を長くするようデジタル信号処理部109に指示する(ステップS144)。
一方、S1バイトもしくはOAMバイトに基づくクロック品質が悪い場合には、制御部103に予め管理者により設定された優先設定を確認し、ロック時間優先であるか品質優先であるかを判断する(ステップS145)。そして、ロック時間優先である場合には遮断周波数を高く、ロック時間を短くするようデジタル信号処理部109に指示し(ステップS146)、品質優先である場合には遮断周波数を低く、ロック時間を長くするようデジタル信号処理部109に指示する(ステップS147)。図21は制御部103からデジタル信号処理部109への指示情報の例を示す図であり、ロック時間と遮断周波数とを含んでいる。
図20に戻り、デジタル信号処理部109は制御部103から指示を受けると、回線種別に応じ、指示された遮断周波数およびロック時間を満たすフィルタパラメータを取得もしくは算出し、デジタルフィルタ設定部126を介してデジタルフィルタ部125に設定する(ステップS148〜S151)。フィルタパラメータは、例えば図15に示す回線種別のそれぞれに対して遮断周波数およびロック時間の異なる複数のフィルタパラメータの候補を保持しておき、その中から制御部103からの指示に基づいて選択することで取得することができる。また、制御部103から指示された遮断周波数およびロック時間よりフィルタパラメータを直接に算出することもできる。
<動作:バンドパスフィルタ制御>
上述したフィルタパラメータ設定処理によりデジタルフィルタ部125は回線種別に応じた最適値に設定されるが、DPLL回路に入力されるリファレンスクロックには周波数の飛び(跳ね飛び)が含まれることがあり、デジタルフィルタ部125で十分に抑制が行えない場合がある。特に、クロック品質の悪いイーサネット網からの回線抽出クロックには周波数の飛びが多く含まれている。このような周波数の飛びはDPLL回路の引き込み時間を長くし、クロック生成に影響を与える。
そこで、本実施形態では、周波数測定部111による測定結果に基づいて統計処理を行い、インタフェース部後段のバンドパスフィルタ部121の中心周波数を制御することで、ジッタやワンダの成分を有効に除去するようにしている。これにより、後段のDPLL回路のデジタルフィルタ部125の設定につき、ロック時間を短縮した設定にすることが可能となる。
図22はバンドパスフィルタ制御の処理例を示すフローチャートである。
図22において、デジタル信号処理部109は周波数測定部111の測定結果格納メモリ部118から周波数の測定結果を読み出し(ステップS161)、ガウス分布(標準分布)を当てはめ、ガウス分布から外れた周波数を除去する(ステップS162)。これは、著しく周波数の飛びが発生した測定結果を除去することでジッタやワンダの成分を除去するためである。
図23は周波数の測定結果の例を示す図であり、横軸は周波数、縦軸は周波数についての測定結果数である。図に示すように、測定結果に対してガウス分布曲線Gを当てはめ、それから外れた周波数データD1、D2を除去する。
図22に戻り、Kを設定可能な係数として、±Kσの範囲内での平均から周波数の平均値を算出する(ステップS163)。確率変数xがN(μ,σ)に従う時、平均μからのずれが±1σ以下の範囲にxが含まれる確率は68.26%、±2σ以下だと95.44%、さらに±3σだと99.74%となることから、例えばK=3として±3σの平均値をとればかなり精度の高い中心周波数が得られる。
そして、デジタル信号処理部109は算出した平均値によりバンドパスフィルタ部121の中心周波数を設定する(ステップS164)。
<動作:インタフェースカード誤実装検知>
インタフェース部101A〜101Cはインタフェースカードとしてネットワーク装置1に装着されるものであり、一般にカードスロット毎に回線種別が定められている。しかし、ネットワーク装置1の保守時には許容されていない回線種別に対応するインタフェースカードがカードスロットに装着されるという誤実装(miss-mount)が発生する場合がある。
そのため、従来より、制御部103のインタフェース種別認識部106において、インタフェースカード(インタフェース部101A〜101Cのいずれか)が実装された際にインタフェースカードと通信を行い、インタフェース種別(回線種別)の判断を行うことで、誤実装の確認を行うとともに、インタフェースカードへの各種初期設定を行うようにしていた。
本実施形態では、周波数測定部111の機能を利用することにより、上記の制御部103の確認を待つまでもなく、周波数という物理的な状態により瞬時にインタフェースカードの誤実装を検出できるようにしている。
周波数測定部111は、その設定や回路構成に依存するが、小規模な回路構成において高精度の周波数を測定することが可能である。一般にSONET/SDH系はSTS1と呼ばれる最小単位(51.84MHz)を基本単位に多重されており、例えばその4分周である12.96MHzを回線タイミングとして運用している。周波数測定部111は最低限守らなければならないStratum3規格の周波数偏差分を監視する機能を有することになるが、この機能を用いてイーサネット系で使用される回線タイミングを12.5MHzとした場合に、SONET/SDH系の回線タイミングである12.96MHzと12.5MHzの周波数の差分を抽出することは容易である。
図24はインタフェースカード誤実装検知の処理例を示すフローチャートである。
図24において、クロック処理部107ではインタフェースカードの実装により処理を開始すると、周波数測定部111により回線抽出クロックの測定を行い(ステップS171)、回線種別を判断する(ステップS172)。
回線種別がSONET/SDHである場合、カードスロットに対して予定されたカード種別(回線種別)であるか否か判断する(ステップS173)。そして、予定したカード種別でない場合には誤実装であると認識する(ステップS176)。
一方、回線種別がイーサネット系である場合、カードスロットに対して予定されたカード種別(回線種別)であるか否か判断する(ステップS175)。そして、予定したカード種別でない場合には誤実装であると認識する(ステップS176)。
そして、周波数測定部111はデジタル信号処理部109を介して制御部103に対して判定結果を通知する(ステップS177)。図25は通知される情報の例を示す図であり、回線種別情報、周波数情報、周波数偏差情報、誤実装情報を含んでいる。
通知を受け取った制御部103は、誤実装でなく予定したカード種別である場合には対応する系の設定を実施する。また、誤実装である場合には警告ランプ(MISMOUNTのLED等)等の表示により保守者等に対して報知を行う。
<総括>
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
(付記1)
所定の回線種別に対応した複数のインタフェース部と、当該インタフェース部を介して対向装置から受信した信号からクロック品質情報を取得し、品質の最も高いクロックを決定する制御部と、決定されたクロックから網同期に用いるクロックをデジタルPLL回路により生成するクロック処理部とを備えたネットワーク装置であって、
前記クロック処理部は、
前記制御部により決定されたクロックにつき、該当する前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数成分を測定し、回線種別を認識する周波数測定部と、
認識された回線種別に基づいて前記デジタルPLL回路内のデジタルフィルタの係数を動的に設定するクロック処理制御部と
を備えたことを特徴とするネットワーク装置。
(付記2)
付記1に記載のネットワーク装置において、
前記クロック処理部は、前記周波数測定部により認識された回線種別に基づいて分周部の分周設定を行い、回線抽出クロックを均一のクロックレートに変換する
ことを特徴とするネットワーク装置。
(付記3)
付記1または2のいずれか一項に記載のネットワーク装置において、
前記クロック処理制御部は、予め保持されている回線種別に対応したデジタルフィルタの係数から、前記周波数測定部により認識された回線種別に基づいてデジタルフィルタの係数を取得し、前記デジタルPLL回路内のデジタルフィルタに対して設定を行う
ことを特徴とするネットワーク装置。
(付記4)
付記1または2のいずれか一項に記載のネットワーク装置において、
前記クロック処理制御部は、遮断周波数とダンピングファクタを前記デジタルPLL回路内のデジタルフィルタに対して指示し、デジタルフィルタ側で係数を計算して設定する
ことを特徴とするネットワーク装置。
(付記5)
付記1乃至4のいずれか一項に記載のネットワーク装置において、
前記クロック処理部は、
前記デジタルフィルタの係数を設定した後、当該係数のもとで前記デジタルPLL回路の引き込みが完了するまでの予想されるロック時間を算出し、当該ロック時間を前記制御部に対して通知する
ことを特徴とするネットワーク装置。
(付記6)
付記1乃至4のいずれか一項に記載のネットワーク装置において、
前記クロック処理部は、
前記デジタルフィルタの係数を設定した後、当該係数のもとで前記デジタルPLL回路の引き込みが完了した時点で前記制御部に引き込みが完了した旨を通知する
ことを特徴とするネットワーク装置。
(付記7)
付記1乃至6のいずれか一項に記載のネットワーク装置において、
前記制御部は、前記デジタルフィルタの係数の設定に対する制限値を前記クロック処理部に指示し、
前記クロック処理部は、前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数測定に基づく前記デジタルフィルタの係数の設定に代えて、前記制御部から指示された制限値に基づいてデジタルフィルタの係数を動的に設定する
ことを特徴とするネットワーク装置。
(付記8)
付記1乃至7のいずれか一項に記載のネットワーク装置において、
前記クロック処理部は、前記周波数測定部の周波数測定結果から統計的分布を外れている周波数を排除した上で中心周波数を求め、前記デジタルPLL回路の前段側に配置したバンドパスフィルタの中心周波数として設定する
ことを特徴とするネットワーク装置。
(付記9)
付記1乃至8のいずれか一項に記載のネットワーク装置において、
前記クロック処理部は、所定位置に実装された前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数成分を前記周波数測定部により測定することで回線種別を認識し、前記所定位置に実装されるべき回線種別と比較し、回線種別が異なる場合に誤実装である旨を前記制御部に対して通知する
ことを特徴とするネットワーク装置。
(付記10)
所定の回線種別に対応した複数のインタフェース部と、当該インタフェース部を介して対向装置から受信した信号からクロック品質情報を取得し、品質の最も高いクロックを決定する制御部と、決定されたクロックから網同期に用いるクロックをデジタルPLL回路により生成するクロック処理部とを備えたネットワーク装置の制御方法であって、
前記クロック処理部は、
前記制御部により決定されたクロックにつき、該当する前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数成分を測定して回線種別を認識し、
認識した回線種別に基づいて前記デジタルPLL回路内のデジタルフィルタの係数を動的に設定する
ことを特徴とする網同期クロック処理制御方法。
(付記11)
付記10に記載の網同期クロック処理制御方法において、
前記クロック処理部は、認識された回線種別に基づいて分周部の分周設定を行い、回線抽出クロックを均一のクロックレートに変換する
ことを特徴とする網同期クロック処理制御方法。
(付記12)
付記10または11のいずれか一項に記載の網同期クロック処理制御方法において、
前記クロック処理部は、予め保持されている回線種別に対応したデジタルフィルタの係数から、前記周波数測定部により認識された回線種別に基づいてデジタルフィルタの係数を取得し、前記デジタルPLL回路内のデジタルフィルタに対して設定を行う
ことを特徴とする網同期クロック処理制御方法。
(付記13)
付記10または11のいずれか一項に記載の網同期クロック処理制御方法において、
前記クロック処理部は、遮断周波数とダンピングファクタを前記デジタルPLL回路内のデジタルフィルタに対して指示し、デジタルフィルタ側で係数を計算して設定する
ことを特徴とする網同期クロック処理制御方法。
(付記14)
付記10乃至13のいずれか一項に記載の網同期クロック処理制御方法において、
前記クロック処理部は、
前記デジタルフィルタの係数を設定した後、当該係数のもとで前記デジタルPLL回路の引き込みが完了するまでの予想されるロック時間を算出し、当該ロック時間を前記制御部に対して通知する
ことを特徴とする網同期クロック処理制御方法。
(付記15)
付記10乃至13のいずれか一項に記載の網同期クロック処理制御方法において、
前記クロック処理部は、
前記デジタルフィルタの係数を設定した後、当該係数のもとで前記デジタルPLL回路の引き込みが完了した時点で前記制御部に引き込みが完了した旨を通知する
ことを特徴とする網同期クロック処理制御方法。
(付記16)
付記10乃至15のいずれか一項に記載の網同期クロック処理制御方法において、
前記制御部は、前記デジタルフィルタの係数の設定に対する制限値を前記クロック処理部に指示し、
前記クロック処理部は、前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数測定に基づく前記デジタルフィルタの係数の設定に代えて、前記制御部から指示された制限値に基づいてデジタルフィルタの係数を動的に設定する
ことを特徴とする網同期クロック処理制御方法。
(付記17)
付記10乃至16のいずれか一項に記載の網同期クロック処理制御方法において、
前記クロック処理部は、前記周波数測定部の周波数測定結果から統計的分布を外れている周波数を排除した上で中心周波数を求め、前記デジタルPLL回路の前段側に配置したバンドパスフィルタの中心周波数として設定する
ことを特徴とする網同期クロック処理制御方法。
(付記18)
付記10乃至17のいずれか一項に記載の網同期クロック処理制御方法において、
前記クロック処理部は、所定位置に実装された前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数成分を前記周波数測定部により測定することで回線種別を認識し、前記所定位置に実装されるべき回線種別と比較し、回線種別が異なる場合に誤実装である旨を前記制御部に対して通知する
ことを特徴とする網同期クロック処理制御方法。
SONET/SDHの伝送レートを示す図である。 網同期の概要を示す図である。 SONET/SDHフォーマットを示す図である。 PDH(DS1)のEES(24MFモード)フレーム構成を示す図である。 PDH(DS1)のSF(12MFモード)フレーム構成を示す図である。 PDH(E1)フレーム構成を示す図である。 SONET/SDHのS1バイトによるクロックの選択の概要を示す図である。 本発明の一実施形態にかかるネットワーク装置の構成例を示す図である。 イーサネットのOAMフレーム構成を示す図である。 周波数測定部の構成例を示す図である。 インタフェースカード情報テーブルの例を示す図である。 測定結果のデータ構造例を示す図である。 分周設定およびフィルタパラメータ設定の処理例を示すフローチャートである。 分周設定の例を示す図である。 フィルタパラメータ設定の例を示す図である。 フィルタパラメータの説明図である。 デジタル信号処理部からデジタルフィルタ設定部への設定情報の例を示す図である。 制御部への情報通知の処理例を示すフローチャートである。 デジタル信号処理部から制御部への通知情報の例を示す図である。 制御部の主導によるフィルタパラメータ設定の処理例を示すフローチャートである。 制御部からデジタル信号処理部への指示情報の例を示す図である。 バンドパスフィルタ制御の処理例を示すフローチャートである。 周波数の測定結果の例を示す図である。 インタフェースカード誤実装検知の処理例を示すフローチャートである。 周波数測定部からデジタル信号処理部を介して制御部に通知される情報の例を示す図である。
1 ネットワーク装置
101A〜101C インタフェース部
102A〜102C フレーム処理部
103 制御部
104 SSM処理部
105 タイミングソース選択処理部
106 インタフェース種別認識部
107 クロック処理部
108 制御部インタフェース部
109 デジタル信号処理部
110 PDHインタフェース部
111 周波数測定部
112 抽出クロック引き延ばし部
113 エッジ検出部
114 カウント部
115 カウント値ラッチ部
116 測定結果演算部
117 インタフェースカード情報テーブル
118 測定結果格納メモリ部
119 測定結果通知部
120 基準クロック源
121 バンドパスフィルタ部
122 分周部
123 セレクタ部
124 位相比較部
125 デジタルフィルタ部
126 デジタルフィルタ設定部
127 発振部
128 分周部
129 分配部
2A〜2C ネットワーク装置
3 クロック基準源

Claims (8)

  1. 所定の回線種別に対応した複数のインタフェース部と、当該インタフェース部を介して対向装置から受信した信号からクロック品質情報を取得し、品質の最も高いクロックを決定する制御部と、決定されたクロックから網同期に用いるクロックをデジタルPLL回路により生成するクロック処理部とを備えたネットワーク装置であって、
    前記クロック処理部は、
    前記制御部により決定されたクロックにつき、該当する前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数成分を測定し、回線種別を認識する周波数測定部と、
    認識された回線種別に基づいて前記デジタルPLL回路内のデジタルフィルタの係数を動的に設定するクロック処理制御部と
    を備え
    前記クロック処理部は、
    前記デジタルフィルタの係数を設定した後、当該係数のもとで前記デジタルPLL回路の引き込みが完了するまでの予想されるロック時間を算出し、当該ロック時間を前記制御部に対して通知する
    ことを特徴とするネットワーク装置。
  2. 所定の回線種別に対応した複数のインタフェース部と、当該インタフェース部を介して対向装置から受信した信号からクロック品質情報を取得し、品質の最も高いクロックを決定する制御部と、決定されたクロックから網同期に用いるクロックをデジタルPLL回路により生成するクロック処理部とを備えたネットワーク装置であって、
    前記クロック処理部は、
    前記制御部により決定されたクロックにつき、該当する前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数成分を測定し、回線種別を認識する周波数測定部と、
    認識された回線種別に基づいて前記デジタルPLL回路内のデジタルフィルタの係数を動的に設定するクロック処理制御部と
    を備え、
    前記クロック処理部は、
    前記デジタルフィルタの係数を設定した後、当該係数のもとで前記デジタルPLL回路の引き込みが完了した時点で前記制御部に引き込みが完了した旨を通知する
    ことを特徴とするネットワーク装置。
  3. 請求項1または2のいずれか一項に記載のネットワーク装置において、
    前記クロック処理部は、前記周波数測定部により認識された回線種別に基づいて分周部の分周設定を行い、回線抽出クロックを均一のクロックレートに変換する
    ことを特徴とするネットワーク装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のネットワーク装置において、
    前記制御部は、前記デジタルフィルタの係数の設定に対する制限値を前記クロック処理部に指示し、
    前記クロック処理部は、前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数測定に基づく前記デジタルフィルタの係数の設定に代えて、前記制御部から指示された制限値に基づいてデジタルフィルタの係数を動的に設定する
    ことを特徴とするネットワーク装置。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のネットワーク装置において、
    前記クロック処理部は、前記周波数測定部の周波数測定結果から統計的分布を外れている周波数を排除した上で中心周波数を求め、前記デジタルPLL回路の前段側に配置したバンドパスフィルタの中心周波数として設定する
    ことを特徴とするネットワーク装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のネットワーク装置において、
    前記クロック処理部は、所定位置に実装された前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数成分を前記周波数測定部により測定することで回線種別を認識し、前記所定位置に実装されるべき回線種別と比較し、回線種別が異なる場合に誤実装である旨を前記制御部に対して通知する
    ことを特徴とするネットワーク装置。
  7. 所定の回線種別に対応した複数のインタフェース部と、当該インタフェース部を介して対向装置から受信した信号からクロック品質情報を取得し、品質の最も高いクロックを決定する制御部と、決定されたクロックから網同期に用いるクロックをデジタルPLL回路により生成するクロック処理部とを備えたネットワーク装置の制御方法であって、
    前記クロック処理部は、
    前記制御部により決定されたクロックにつき、該当する前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数成分を測定して回線種別を認識し、
    認識した回線種別に基づいて前記デジタルPLL回路内のデジタルフィルタの係数を動的に設定し、
    前記デジタルフィルタの係数を設定した後、当該係数のもとで前記デジタルPLL回路の引き込みが完了するまでの予想されるロック時間を算出し、当該ロック時間を前記制御部に対して通知する
    ことを特徴とする網同期クロック処理制御方法。
  8. 所定の回線種別に対応した複数のインタフェース部と、当該インタフェース部を介して対向装置から受信した信号からクロック品質情報を取得し、品質の最も高いクロックを決定する制御部と、決定されたクロックから網同期に用いるクロックをデジタルPLL回路により生成するクロック処理部とを備えたネットワーク装置の制御方法であって、
    前記クロック処理部は、
    前記制御部により決定されたクロックにつき、該当する前記インタフェース部から受け取る回線抽出クロックの周波数成分を測定して回線種別を認識し、
    認識した回線種別に基づいて前記デジタルPLL回路内のデジタルフィルタの係数を動的に設定し、
    前記デジタルフィルタの係数を設定した後、当該係数のもとで前記デジタルPLL回路の引き込みが完了した時点で前記制御部に引き込みが完了した旨を通知する
    ことを特徴とする網同期クロック処理制御方法。
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