JP3374054B2 - 伝送装置の同期メッセージ処理方法 - Google Patents

伝送装置の同期メッセージ処理方法

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JP3374054B2
JP3374054B2 JP23575997A JP23575997A JP3374054B2 JP 3374054 B2 JP3374054 B2 JP 3374054B2 JP 23575997 A JP23575997 A JP 23575997A JP 23575997 A JP23575997 A JP 23575997A JP 3374054 B2 JP3374054 B2 JP 3374054B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伝送装置の同期メッ
セージ処理方法に係わり、特に、最良のクォリティレベ
ルを示す同期メッセージが挿入された主信号より抽出し
たクロックをマスタークロックとし、該マスタークロッ
クに同期して信号処理する伝送装置の同期メッセージ処
理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在世界的に光伝送中心にネットワーク
のSDH(Synchronous DigitalHierarchy)化が進められて
いる。図15は北米の同期網通信基準であるSONET (Sy
nchronous Optical Network)規格におけるフレーム構造
の説明図であり、155.52Mbpsの場合である。1フレーム
9×270バイトで構成され、最初の9×9バイトはセクショ
ンオーバヘッドSOH(Section Overhead)、残りはパスオ
ーバヘッドPOH(Path Overhead)及び150Mbpsの情報を送
る部分であるペイロードPL(payload)である。
【0003】セクションオーバヘッドSOHは、3×9バイ
トの中継セクションオーバヘッド、1×9バイトのポイン
タ、5×9バイトの多重セクションオーバヘッドで構成さ
れている。多重セクションは図16に示すように端局中
継装置1,2の間の区間を指し、中継セクションは端局
中継装置1,2間に多数の伝送路3a〜3cと中継器4
a,4cが設けられている場合、1つの伝送路の両端の
区間を指し、多重セクションは複数の中継セクションで
構成されている。中継セクションオーバヘッドは、図1
7に示すように、A1〜A2,C1,B1,E1,F
1,D1〜D3バイトを有している。又、多重セクショ
ンオーバヘッドは、B2,K1〜K2,D4〜D12,
S1,Z1〜Z2バイトを有している。各バイトの意味
は図18に示している。中継セクションオーバヘッド
は、フレーム同期信号(A1,A2バイト)や中継セク
ションにおける誤り監視信号(B1バイト)、中継セク
ションにおける故障特定信号(F1バイト)等を伝送す
る。多重セクションオーバヘッドは、セクションの誤り
監視(B2バイト)、予備系/運用系の切替信号(K1
バイト)、多重セクションにおける状態の転送信号(K
2バイト)、同期メッセージSync Msg(S1バイト)等
を伝送する。
【0004】同期メッセージSync Msgはクロックの品質
レベル(クロックの精度)を示すメッセージであり、SD
Hネットワークにおいて同期網を構築するためにSONET信
号のオーバヘッド(S1バイト)あるいはESF DS1信号
のデータ・リンクを使って送受信される。伝送装置は複
数の入力クロックのうち一番品質の良いクロックをマス
タークロック(リファレンスクロック)として選択し、
該マスタークロックに同期してデータを送信する。図1
9は同期メッセージSync Msg及びクォリティレベルの説
明図表であり、8個の同期メッセージ(PRS,ST
U,ST2,ST3,SIC,ST4,DUS,RE
S)とそのクォリティレベル及びクロック精度の対応が
規定されている。なお、同期メッセージST2,ST3
はHO(Holdover)クロックのクォリティレベルを示すもの
で、HOクロックは外部からのクロック供給が無くなった
とき、直前に使っていたマスタークロックを元に装置内
で作り出されて使用されるものである。同期メッセージ
ST4はINT(Internal)クロックであり、装置内で独自
に作り出すクロックで、HOクロックが使えない状態時に
使用される。同期メッセージDUS(Don't Use for Sy
nc)はマスタークロックとして使用不可を示すものであ
る。
【0005】図20は伝送装置のクロック選択動作説明
図であり、伝送装置NEの左側をLINE1側、右側をLINE2
側としている。伝送装置NEにおいて、QRSはクォリ
ティ収集/設定部であり、LINE1側から入力されたU
P方向の主信号及びLINE2側から入力されたDOWN方
向の主信号のオーバヘッドS1バイトに設定されている
同期メッセージに基づいて各入力クロックのクォリティ
を識別/収集すると共に、LINE2側より出力するUP
方向主信号及びLINE1側より出力するDOWN方向主信
号のオーバヘッドS1バイトにマスタークロックのクォ
リティを示す同期メッセージを設定して送出するもので
ある。CPUはプロセッサであり、クォリティ収集/設
定部QRSで収集された各クロックのクォリティレベル
を比較し、最良のクォリティを有するクロックをマスタ
ークロックとするもの、MCSはマスタークロック選択
部であり、プロセッサCPUからの指示によりクォリテ
ィレベルが最良のクロックをマスタークロックとして選
択するものである。伝送装置NEはUP方向に送出する
主信号のオーバヘッドS1バイトにマスタークロックの
クォリティを示す同期メッセージを設定し、該マスター
クロックに同期してUP方向にLINE2側より主信号を送
出する。又、伝送装置NEはDOWN方向に送出する主
信号のオーバヘッドS1バイトにマスタークロックのク
ォリティを示す同期メッセージを設定し、該マスターク
ロックに同期してDOWN方向にLINE1側より主信号を
送出する。
【0006】以上は正常の場合であるが、マスタークロ
ック選択部MCSに障害が発生すると、マスタークロッ
クのクォリティレベルが最良であるとの保証ができなく
なる。そこで、このマスタークロックをネットワーク内
の他の伝送装置で使用不可能にするために、クォリティ
収集/設定部QRSにおいてUP方向及びDOWN方向
主信号のオーバヘッドS1バイトに設定する同期メッセ
ージをDUS(Don'tUse for Sync))にする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(1) 従来は1シェルフで1つの伝送装置が構成されて稼
働しており、クロックの制御は1つの処理部CPUで行
っている。このため、SONET規格では1シェルフ/1伝
送装置における同期メッセージの送受信に関して規定し
ているが、複数シェルフ/1伝送装置における同期メッ
セージの処理については規定しておらず、これについて
規定する必要がある。
【0008】すなわち、最近、複数のシェルフで1つの
システム(伝送装置)が構成されており、装置の統括管
理を行うマスターシェルフ(MASTER)と、その支配下で
動作を行うスレーブシェルフ(SLAVE)に区分されてい
る。各シェルフにはプロセッサCPUが搭載されてクロ
ック制御を行い、全体的なクロック制御はマスターシェ
ルフのプロセッサCPUが行うようになっている。かか
る複数シェルフを有する伝送装置では各シェルフに多数
の主信号が入力される。マスターシェルフはこれら主信
号の同期メッセージ及びクロックを収集し、同期メッセ
ージより各クロックのクォリティを識別し、一番品質が
良いクロックをマスタークロックとして選択して各シェ
ルフに送ってシェルフ間の同期を取るようにする。この
ため、クロックの受け渡しケーブルを介してスレーブシ
ェルフよりマスターシェルフにクロックClockと共にオ
ーバヘッドS1バイトを送信してマスターシェルフに同
期メッセージ機能を実現させることが行われている。し
かしかかる方法では、マスターシェルフが同期メッセー
ジを検出してクォリティの識別をしなくてはならず負荷
が増大する問題がある。
【0009】(2) 複数シェルフを有する伝送装置ではマ
スターシェルフにマスタークロックを決定して該マスタ
ークロックを各シェルフに送出するユニット(システム
タイミング処理部)が存在する。このユニットに障害が
発生すると、マスタークロックの品質が一番良いと保証
できなくなり、該クロックを他の伝送装置がマスターク
ロックとして使用するとネットワークの同期が崩れてし
まう問題がある。 (3) 各スレーブシェルフにはマスターシェルフより送出
されてきたマスタークロックを選択して処理するユニッ
トが存在する。このユニットに障害が発生すると、該ユ
ニットが選択するマスタークロックは品質が一番良いと
保証できなくなり、該クロックを他の伝送装置がマスタ
ークロックとして使用するとネットワークの同期が崩れ
てしまう問題がある。
【0010】(4) マスターシェルフよりスレーブシェル
フにマスタークロックを送出するためのケーブルが断線
した時、スレーブシェルフはHO(Holdover)クロックある
いはINT(Internal)クロックに同期した処理を行う。こ
のため、スレーブシェルフより送出する主信号のオーバ
ヘッドS1バイトにHO(Holdover)クロックあるいはINT
(Internal)クロックのクォリティを示す同期メッセージ
を挿入する必要があるが、従来かかる同期メッセージの
挿入を簡単に行うことができなかった。 (5) マスターシェルフでマスタークロックを選択してい
るとき、各シェルフはマスタークロックとして何を使用
すればよいか不明となる。この為、マスタークロック選
択中という短時間は、HO(Holdover)クロックあるいはIN
T(Internal)クロックなどのSelf-Timingクロックをリフ
ァレンスクロックとして使用し、マスタークロック選択
後は、該マスタークロックを使用する状態になる。すな
わち、シェルフは短時間の間に3種類のクロックを切り
替えて使用する。かかる場合、使用クロックを切り替え
る毎に該クロックのクォリティを示す同期メッセージを
主信号に挿入している。しかし、短時間でクォリティが
切り替わるため、ネットワーク内の他局でもマスターク
ロックの切り替えが頻繁に発生し、ネットワーク全体が
不安定になり、ネットワークの同期が崩れてしまう問題
がある。
【0011】以上から本発明の目的は、同期メッセージ
の検出処理を各シェルフ(マスターシェルフ、スレーブ
シェルフ)で分散処理することによりマスターシェルフ
の負荷を軽減することである。本発明の目的は、クロッ
クのクォリティが変化した時のみ、あるいは、マスター
クロックのクォリティが変化した時のみマスターシェル
フとスレーブシェルフ間でプロセッサ間ケーブルを介し
てクォリティを示す同期メッセージの送受を行い、クォ
リティが変化しない場合は同期メッセージを送受しない
ことにより各シェルフ特にマスターシェルフの負荷を軽
減することである。本発明の目的は、マスタークロック
を決定するマスターシェルフのユニットが故障しても、
他の伝送装置が該マスタークロックを使用しないように
してネットワークの同期が崩れるのを防止することであ
る。
【0012】本発明の目的は、マスターシェルフより送
出されてきたマスタークロックを選択して処理するスレ
ーブシェルフのユニットが故障しても、他の伝送装置が
スレーブシェルフから送出する主信号に含まれるクロッ
クを使用しないようにしてネットワークの同期が崩れる
のを防止することである。本発明の目的は、マスターク
ロックを送出するためのケーブルが断線してスレーブシ
ェルフがHO(Holdover)クロックあるいはINT(Internal)
クロックをリファレンスクロックとして使用した場合で
も、スレーブシェルフより送出する主信号のオーバヘッ
ドS1バイトにこれらクロックのクォリティを示す同期
メッセージを設定することである。本発明の目的は、マ
スタークロック選択中にHO(Holdover)クロックあるいは
INT(Internal)クロックなどのSelf-Timingクロックをリ
ファレンスクロックとして使用しても、該クロックのク
ォリティを示す同期メッセージを送出しないようにし、
これにより、ネットワーク内のClockの不要な切替えを
防止し、かつ、ネットワークの同期が崩れるのを防止す
ることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、クロックを送受するクロックケーブルとプロセッサ
間通信を行うためのプロセッサ間ケーブルでマスターユ
ニットとスレーブユニット間を接続すること、スレーブ
ユニットは、回線より入力した主信号に挿入されている
同期メッセージを識別し、該同期メッセージをプロセッ
サ間ケーブルを介してマスターユニットに通知するこ
と、マスターユニットのプロセッサは、スレーブユニッ
トより収集した同期メッセージを用いて最良のクォリテ
ィを示す同期メッセージを求めること、該求めた同期メ
ッセージが挿入されている主信号より抽出したクロック
をマスタークロックとすることにより達成される。すな
わち、本発明によれば、同期メッセージを検出する処理
を各ユニット(マスターユニット、スレーブユニット)
で分散処理することができるため、マスターユニットは
スレーブユニットよりプロセッサ間ケーブルを介して同
期メッセージを収集してそのクォリティレベルを比較す
るだけでマスタークロックを決定することができる
【0014】又、上記課題は本発明によれば、スレーブ
ユニットは主信号に挿入されている同期メッセージの内
容が変化したときのみ新たな同期メッセージをプロセッ
サ間ケーブルを介してマスターユニットに通知するこ
と、マスターユニットは該同期メッセージの受信により
マスタークロックの決定処理を開始することにより達成
される。すなわち、本発明によれば、同期メッセージの
内容が変化した時のみマスターユニットとスレーブユニ
ット間で同期メッセージの送受を行い、変化しない場合
は同期メッセージを送受しないため各ユニット、特にマ
スターユニットの負荷を軽減することができる。
【0015】上記課題は本発明によれば、マスターユニ
ットはマスタークロック決定処理により決定したマスタ
ークロックのクォリティレベルが変化したときのみ該ク
ォリティレベルを示す同期メッセージをプロセッサ間ケ
ーブルを介してスレーブユニットに通知すること、スレ
ーブユニットは該通知された同期メッセージを主信号に
挿入することにより達成される。すなわち、本発明によ
れば、マスタークロックのクォリティが変化した時のみ
マスターユニットとスレーブユニット間で該クォリティ
を示す同期メッセージの送受を行い、変化しない場合は
同期メッセージを送受しない。このため、各シェルフ特
にマスターユニットの負荷を軽減することができる。
【0016】上記課題は本発明によれば、マスタークロ
ック決定処理中、各ユニットは自分が内部的に発生する
クロックを用いて信号処理すること、該クロックのクォ
リティを示す同期メッセージをマスターユニットに通知
することを禁止することにより達成される。すなわち、
本発明によれば、マスタークロック選択中にスレーブユ
ニットがHO(Holdover)クロックあるいはINT(Internal)
クロックなどのSelf-Timingクロックをリファレンスク
ロックとして使用しても、スレーブユニットは該クロッ
クのクォリティを示す同期メッセージをマスターユニッ
トに通知しない。このため、マスターユニットは該同期
メッセージをスレーブユニットから送出される主信号に
挿入できない。この結果、マスタークロック選択中の短
い時間に各ユニットが使用するクロックのクォリティを
示す同期メッセージはネットワーク内の他の伝送装置に
送られることがなく、ネットワーク内の他の伝送装置は
不要なクロック切替えを行わず、ネットワークの同期を
維持することができる。
【0017】上記課題は本発明によれば、スレーブユニ
ットからのクロックを受信し、該クロックのうちマスタ
ークロックとして決定されたクロックをスレーブユニッ
トに送出するクロック処理部(システムタイミング処理
部)をマスターユニット内に設けること、該クロック処
理部の障害発生を監視すること、障害発生を検出した
時、マスターユニットはクロック処理部の障害発生をス
レーブユニットに通知すること、マスターユニット及び
スレーブユニットは連携して伝送装置から送出する全て
の主信号に、該主信号に含まれるクロックの使用不可を
示す同期メッセージを挿入することにより達成される。
すなわち、本発明によれば、ネットワーク内の他の伝送
装置はクロック処理部が故障した伝送装置から送られて
くる主信号に含まれるクロックを使用しないようにでき
る。このためネットワークの同期が崩れるのを防止する
ことができる。
【0018】上記課題は本発明によれば、主信号よりク
ロックを抽出してマスターユニットに送信し、かつ、マ
スターユニットより送られてくるマスタークロックを用
いて信号処理するクロック処理部(システムタイミング
処理部)をスレーブユニット設けること、該クロック処
理部の障害発生を監視すること、障害発生を検出した
時、スレーブユニットはプロセッサ間ケーブルを介して
クロック処理部の障害発生をマスターユニットに通知す
ること、マスターユニットはスレーブユニットと連携し
て、スレーブユニットから送出する全ての主信号に該主
信号に含まれるクロックの使用不可を示す同期メッセー
ジを挿入することにより達成される。すなわち、本発明
によれば、スレーブユニットのクロック処理部が故障し
た場合、ネットワーク内の他の伝送装置は該スレーブユ
ニットから送出される主信号よりクロックを抽出して使
用しないようにできる。このため、ネットワークの同期
が崩れるのを防止することができる。
【0019】上記課題は、本発明によれば、クロックケ
ーブルの障害発生を監視すること、クロックケーブルの
障害発生を検出した時、スレーブユニットは自分が内部
的に発生するクロックを用いて信号処理すること、該ク
ロックのクォリティレベルを示す同期メッセージをプロ
セッサ間ケーブルを介してマスターユニットに通知する
こと、マスターユニットはスレーブユニットと連携し
て、スレーブユニットから送出する全ての主信号に前記
通知された同期メッセージを挿入することにより達成さ
れる。このようにすれば、マスタークロックを送出する
ためのケーブルが断線してスレーブユニットがHO(Holdo
ver)クロックあるいはINT(Internal)クロックを使用し
た場合でも、これらクロックのクォリティを示す同期メ
ッセージをスレーブユニットより送出する主信号に挿入
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(A)本発明を適用できる伝送装置の全体の構成 (a)全体構成 図1は本発明を適用できる伝送装置NEの全体構成図で
あり、2つのシェルフを備え、一方がマスターシェルフ
(マスターユニット)11、他方がスレーブシェルフ
(スレーブユニット)21となっている。マスターシェ
ルフ11にはUP方向の2つの回線(例えば現用/予備回
線)1m1,1m2よりそれぞれ主信号が入力され、所定
の処理を施されてUP方向の2つの回線2m1,2m2
ら送出されるようになっている。スレーブシェルフ21
にはDOWN方向の2つの回線(例えば現用/予備回線)
2s1,2s2よりそれぞれ主信号が入力され、所定の処
理を施されてDOWN方向の2つの回線1s1,1s2
ら送出されるようになっている。
【0021】マスターシェルフ11とスレーブシェルフ
21間は、2本のクロックケーブル31,32、プロセ
ッサ間ケーブル33、インターリンクケーブル34で接
続されている。クロックケーブル31,32はスレーブ
シェルフ21からクロックをマスターシェルフ11に送
出すると共に、マスターシェルフ11よりマスタークロ
ックをスレーブシェルフ21に送出するものである。プ
ロセッサ間ケーブル33はマスターシェルフ11及びス
レーブシェルフ21のCPU間で各種データ(同期メッ
セージSync Msg、障害発生アラーム等)を送受するも
の、インターリンクケーブル34はマスターシェルフ1
1とスレーブシェルフ21間でオーバヘッド情報(同期
メッセージ)を送受するものである。
【0022】(b)マスターシェルフ マスターシェルフ11において、11a1,11a2はSO
NET信号受信部であり、それぞれ回線1m1,1m2から
入力された光信号(主信号)を電気信号に変換する光電
変換部、主信号(SONET信号)よりオーバヘッドを抽出す
るオーバヘッド抽出部等を有している。11bはオーバ
ヘッド処理部であり、回線1m1,1m2から入力され
た主信号のオーバヘッドS1バイトより同期メッセージ
(Sync Msg)を検出してプロセッサCPUに入力すると共
に、プロセッサCPUから指示された同期メッセージ
を含むオーバヘッドをスレーブシェルフ21から回線1
1〜1s2に送出する主信号に挿入するものである。
【0023】11c1,11c2は信号処理部であり、シ
ステムタイミング処理部ST1,ST2やADD/DRO
P部AD1,AD2等を備えている。システムタイミング
処理部ST1,ST2は、主信号よりクロックを抽出す
ると共に、スレーブシェルフ21よりクロックケーブ
ル31,32を介してクロックを受信し、所定のクロ
ックをマスタークロックとしてクロックケーブル31,
32を介してスレーブシェルフ21に送出する。ADD
/DROP部AD1,AD2は、時分割多重されている
主信号の所定タイムスロットからデータを抽出(Drop)
して図示しない端末装置に入力すると共に、端末装置
から入力されたデータを所定のタイムスロットに挿入(a
dd)して出力する。
【0024】11d1、11d2はSONET信号送信部であ
り、スレーブシェルフ21のオーバヘッド処理部から指
示されたオーバヘッド(同期メッセージを含む)を主信
号に挿入するオーバヘッド挿入部、電気信号(主信号)
を光信号に変換して回線2m 1,2m2に送出する電光変
換部等を有している。11eはアラーム検出部であり、
システムタイミング処理部ST1,ST2における障害発
生やクロックケーブルにおける障害発生等を検出し、プ
ロセッサCPUに通知する。11fはプロセッサCPU
であり、マスターシェルフ全体を制御するものであり、
本発明に関係する機能として、Sync Msg処理機能やリフ
ァレンスクロック選択機能等がある。Sync Msg処理機能
は、同期メッセージのクォリティレベルを参照してマ
スタークロックを決定する機能、スレーブシェルフか
ら送出される主信号に挿入する同期メッセージを決定す
る機能である。リファレンスクロック選択機能は、マス
タークロック動作中にHOクロックあるいはINTクロック
をリファレンスクロックとして選択する機能である。
【0025】(c)スレーブシェルフ スレーブユニット21において、21a1,21a2はSO
NET信号受信部であり、それぞれ回線2s1,2s2から
入力された光信号(主信号)を電気信号に変換する光電
変換部、主信号(SONET信号)よりオーバヘッドを抽出す
るオーバヘッド抽出部等を有している。21bはオーバ
ヘッド処理部であり、回線2s1,2s2から入力され
た主信号のオーバヘッドS1バイトより同期メッセージ
を検出してプロセッサCPUに入力すると共に、プロ
セッサCPUから指示された同期メッセージをマスター
シェルフ11から回線2m1〜2m2に送出する主信号に
挿入するものである。21c1,21c2は信号処理部で
あり、システムタイミング処理部ST3,ST4やADD
/DROP部AD3,AD4等を備えている。システムタ
イミング処理部ST3,ST4は、主信号よりクロック
を抽出すると共に、該クロックをクロックケーブル3
1,32を介してマスターシェルフ11のシステムタイ
ミング部ST1,ST2に送出し、更に、マスターシェ
ルフ11よりクロックケーブル31,32を介してマス
タークロックを受信して各部に入力する。ADD/DR
OP部AD3,AD4は、時分割多重されている主信
号の所定タイムスロットからデータを抽出(Drop)して
端末装置に入力すると共に、端末装置から入力された
データを所定のタイムスロットに挿入(add)して出力す
る。
【0026】21d1、21d2はSONET信号送信部であ
り、マスターシェルフ11のオーバヘッド処理部11b
から指示されたオーバヘッド(同期メッセージを含む)
を主信号に挿入するオーバヘッド挿入部、電気信号(主
信号)を光信号に変換して回線1s1,1s2に送出する
電光変換部等を有している。21eはアラーム検出部で
あり、システムタイミング処理部ST3,ST4における
障害発生やクロックケーブルにおける障害発生等を検出
し、プロセッサCPUに通知する。21fはプロセッサ
CPUであり、スレーブシェルフ全体を制御するもので
あり、Sync Msg処理機能やリファレンスクロック選択機
能等を有している。Sync Msg処理機能は、主信号に挿
入されている同期メッセージのクォリティレベルを識別
してCPU間ケーブル31を介してマスターシェルフに
通知する機能、マスターシェルフから送出される主信
号に挿入する同期メッセージを作成する機能である。リ
ファレンスクロック選択機能は、マスタークロック動
作中にHOクロックあるいはINTクロックをリファレンス
クロックとして選択する機能、クロックケーブルの障
害によりマスタークロックの到来が停止したとき、HOク
ロックあるいはINTクロックをリファレンスクロックと
して選択する機能である。
【0027】(d)複数シェルフを有する伝送装置の別
の構成 図1の伝送装置は図2(a)に示すようになる。複数シ
ェルフを有する伝送装置はかかる図2(a)の構成に限
らず図2(b)、図2(c)に示すような構成をとるこ
ともできる。すなわち、図2(b)の伝送装置では、マ
スター、スレーブの各シェルフ11′、21′それぞれ
に、UP方向及びDOWN方向から合計2つの信号が入
力し、各信号は所定の処理を施されてUP方向及びDO
WN方向に出力する構成を有している。図2(c)の伝
送装置は、マスター、スレーブの各シェルフ11″、2
1″それぞれに、UP方向あるいはDOWN方向からた
だ1つの信号が入力し、該信号は所定の処理を施されて
UP方向あるいはDOWN方向に出力する構成を有して
いる。又、以上ではスレーブシェルフが1つであるが、
スレーブシェルフを2以上有する伝送装置も可能であ
る。
【0028】(e)簡略表示 図1ではマスターシェルフ11及びスレーブシェルフ2
1が2回線構成になっているため煩雑である。そこで、
以後の説明では図3に示すように、マスターシェルフ1
1及びスレーブシェルフ21を共に1回線構成にし、か
つ、オーバヘッド処理部11b,21bを、Sync Msg検
出部12a,22aとSync Msg挿入部12b,22bと
に分解して説明する。なお、図3において、図1と同一
部分には同一符号を付している。
【0029】(B)マスタークロック決定及び同期メッ
セージ挿入処理 図4はマスタークロック決定及び同期メッセージ挿入処
理フローである。スレーブシェルフ21のSONET信号受
信部21a1は回線2s1よりSONETフレーム信号を受信
すれば、オーバヘッドを抽出してSync Msg検出部22a
に入力する(ステップ101)。Sync Msg検出部22a
はオーバヘッドより同期メッセージを抽出し、プロセッ
サ21fに入力する(ステップ102)。プロセッサ2
1fは入力された同期メッセージがそれまでの同期メッ
セージと異なっているかチェックし(ステップ10
3)、異なっていれば、新たな同期メッセージをCPU
間ケーブル33を介してマスターシェルフ11のプロセ
ッサ11fに通知する(ステップ104)。なお、シス
テムタイミング処理部21c1はSONETフレーム信号より
抽出したクロックをクロックケーブル31を介してマス
ターシェルフ11のシステムタイミング処理部11c1
に送出しており、又、システムタイミング処理部11c
1はマスタークロックをクロックケーブル31を介して
スレーブシェルフ21のシステムタイミング処理部21
1に送出している。
【0030】以後、プロセッサ21fは所定の時間内に
マスターシェルフ11のプロセッサ11fからCPU間
ケーブル33を介してマスタークロックのクォリティを
示す同期メッセージを受信するかチェックする(ステッ
プ105)。すなわち、マスタークロックが切り替わ
り、クォリティレベルが変化したかチェックする。所定
時間経過してもマスタークロックのクォリティを示す同
期メッセージを受信しなければ、マスタークロックの切
り替えが行われなかったものと判断してはじめに戻る。
しかし、所定時間内にマスタークロックのクォリティを
示す同期メッセージを受信すれば、マスタークロックの
切り替えが行われたものであるから、受信した同期メッ
セージをSync Msg挿入部22bに入力する。Sync Msg挿
入部22bは入力された同期メッセージをオーバヘッド
のS1バイトに設定してインターリンクケーブル34を
介してSONET信号送信部11d1に送る。SONET信号送信
部11d1はシステムタイミング処理部11c1より入力
するデータとスレーブシェルフ21より入力するオーバ
ヘッドを用いてSONETフレーム信号を組み立てて回線2
1に送出する(ステップ106)。
【0031】一方、マスターシェルフ11のSONET信号
受信部11a1は回線1m1よりSONETフレーム信号を受
信すれば、オーバヘッドを抽出してSync Msg検出部12
aに入力する(ステップ111)。Sync Msg検出部12
aはオーバヘッドより同期メッセージを抽出し、プロセ
ッサ11fに入力する(ステップ112)。プロセッサ
11fは入力された同期メッセージがそれまでの同期メ
ッセージと異なっているかチェックする(ステップ11
3)。異なっていなければ、スレーブシェルフ21のプ
ロセッサ21fよりCPU間ケーブル33を介して同期
メッセージを受信したかチェックする(ステップ11
4)。なお、スレーブシェルフ21においてクロックの
クォリティレベルが変化すれば、プロセッサ21fはス
テップ104で該クォリティレベルを示す同期メッセー
ジをプロセッサ11fに通知する。
【0032】ステップ114において、プロセッサ21
fより同期メッセージを受信してなければ、マスターク
ロックを切り替える必要はないからはじめに戻り以降の
処理を繰り返す。しかし、ステップ113において回線
1m1より入力したSONET信号に含まれる同期メッセージ
がそれまでの同期メッセージと異なれば、あるいは、ス
テップ114においてプロセッサ21fより同期メッセ
ージを受信していれば、マスタークロックを決定する必
要がある。そこで、プロセッサ11fは、スレーブシェ
ルフ21から収集した同期メッセージとステップ112
で検出した同期メッセージのうち最良のクォリティを示
す同期メッセージを求め、該同期メッセージが挿入され
ている主信号より抽出したクロックをマスタークロック
とする(ステップ115)。これにより、システムタイ
ミング処理部11c1は決定されたマスタークロックを
クロックケーブル31を介してスレーブシェルフのシス
テムタイミング処理部21c1に送信する(ステップ1
16)。
【0033】ついで、プロセッサ11fはマスタークロ
ックのクォリティレベルがそれまでのマスタークロック
のクォリティレベルから変化したかチェックし(ステッ
プ117)、変化してなければ、はじめに戻り以降の処
理を繰り返す。しかし、マスタークロックのクォリティ
レベルが変化していれば、該クォリティレベルを示す同
期メッセージをCPU間ケーブル33を介してスレーブ
シェルフ21のプロセッサ21fに通知する(ステップ
118)。ついで、プロセッサ11fは前記マスターク
ロックのクォリティレベルを示す同期メッセージをSync
Msg挿入部12bに入力する。Sync Msg挿入部12bは
入力された同期メッセージをオーバヘッドのS1バイト
に設定してインターリンクケーブル34を介してSONET
信号送信部21d1に送る。SONET信号送信部21d1
システムタイミング処理部21c1より入力するデータ
とマスターシェルフ11より入力するオーバヘッドを用
いてSONETフレーム信号を組み立てて回線1s1に送出す
る(ステップ119)。
【0034】図5はマスタークロック決定時における同
期メッセージの経路説明図、図6はSONET信号に同期メ
ッセージを挿入する際の該同期メッセージの経路説明図
である。図5に示すように、回線1m1から入力するSON
ET信号の同期メッセージがSTU(クォリティレベル=
2)であり、回線2s1から入力するSONET信号の同期メ
ッセージがST3(クォリティレベル=4)のとき、回
線1m1から入力するSONET信号から抽出されたクロック
がマスタークロックとなる。かかる状態で回線2s1
ら入力するSONET信号の同期メッセージがST3からP
RS(クォリティレベル=1)に変化すると、プロセッ
サ21fはCPU間通信でマスターシェルフ11のプロ
セッサ11fに同期メッセージがPRSに変化したこと
を通知する。プロセッサ11fその通知により自シェル
フの受信同期メッセージであるSTUとスレーブシェル
フの受信同期メッセージであるPRSのクォリティレベ
ル比較し、最もクォリティレベルの良い同期メッセージ
PRSが挿入されているSONET信号より抽出したクロッ
クをマスタークロックに選択する。この場合、回線2s
1から入力したSONET信号より抽出したクロックがマスタ
ークロックになる。
【0035】この結果、回線2m1及び1s1から送出さ
れるSONET信号に挿入する同期メッセージをPRSにす
る必要がある。そこで、図6に示すように、プロセッサ
11fは回線1s1より送出するSONET信号の同期メッセ
ージがPRSとなるようにSync Msg挿入部12bを制御
し該SONET信号のオーバヘッド(S1バイト)にPRSを
設定する。また、プロセッサ11fはCPU間ケーブル
33を介してスレーブシェルフ21のプロセッサ21f
にマスタークロックのクォリティレベルに応じた同期メ
ッセージ「PRS」を通知する。プロセッサ21fはそ
の通知に従い回線2m1から送出するSONET信号の同期メ
ッセージがPRSとなるようにSync Msg挿入部22bを
制御し、該SONET信号のオーバヘッド(S1バイト)にP
RSを設定する。
【0036】(C)システムタイミング処理部における
障害発生時の処理 (a)マスターシェルフのシステムタイミング処理部に
障害が発生した場合 図7はマスターシェルフ11のシステムタイミング処理
部11c1に障害が起きた場合の説明図である。マスタ
ーシェルフ11のシステムタイミング処理部11c1
障害が発生すると自装置のマスタークロックはネットワ
ーク内の他の伝送装置のマスター・クロックとして使用
されないようにする必要がある。このため、自装置から
送出するSONET信号に挿入する同期メッセージは全てD
USとする必要がある。
【0037】アラーム検出部11eはシステムタイミン
グ処理部11c1の障害発生を検出するとアラーム信号S
YS ALMをマスターシェルフ11のプロセッサ11fに入
力する。プロセッサ11fはアラーム信号が入力すると
スレーブシェルフ21より回線1s1に送出するSONET信
号の同期メッセージがDUSとなるように送信SyncMsg
挿入部12bを制御し、該SONET信号のオーバヘッド
(S1バイトに)にDUSを設定する。また、マスター
シェルフ11より回線2m1に送出するSONET信号の同期
メッセージの制御はスレーブシェルフで行う。この為、
プロセッサ11fは該SONET信号の同期メッセージ「D
US」をCPU間通信でスレーブシェルフ21のプロセ
ッサ21fに通知する。プロセッサ21fはSONET信号
の同期メッセージ「DUS」を受信すると、マスターシ
ェルフ11より回線2m1に送出するSONET信号の同期メ
ッセージがDUSとなるようにSync Msg挿入部22bを
制御し、該SONET信号のオーバヘッド(S1バイトに)に
DUSを設定する。
【0038】(b)スレーブシェルフのシステムタイミ
ング処理部に障害が発生した場合 図8はスレーブシェルフ21のシステムタイミング処理
部21c1に障害が起きた場合の説明図である。スレー
ブシェルフのシステムタイミング処理部21c 1に障害
が発生するとスレーブシェルフ21から送出するSONET
信号に含まれるクロックはネットワーク内の他の伝送装
置のマスター・クロックとして使用されないようにする
必要がある。アラーム検出部21eはシステムタイミン
グ処理部21c1の障害発生を検出するとアラーム信号S
YS ALMをスレーブシェルフ21のプロセッサ21fに入
力する。プロセッサ21fはアラーム信号が入力すると
マスターシェルフのプロセッサ11fに対しシステムタ
イミング処理部21c1に障害が起きたことをCPU間
通信で通知する。この通知によりマスターシェルフのプ
ロセッサ11fはスレーブシェルフ21より回線1s1
に送出するSONET信号の同期メッセージがDUSとなる
ようにSync Msg挿入部12bを制御し、該SONET信号の
オーバヘッド(S1バイトに)にDUSを設定する。
【0039】(c)処理フロー 図9はマスターシェルフ及びスレーブシェルフのシステ
ムタイミング処理部11c1,21c1における障害発生
時の処理フローである。スレーブシェルフ21のアラー
ム検出部21eはシステムタイミング処理部21c1
障害が発生したかチェックする(ステップ201)。障
害発生を検出すれば、アラーム検出部21eはアラーム
信号SYS ALMをプロセッサ21fに入力し、プロセッサ
21fはCPU間ケーブル33を介してプロセッサ11
fに対しシステムタイミング処理部21c1の障害発生
を通知する(ステップ202)。しかる後、あるいは、
ステップ201においてシステムタイミング処理部21
1に障害が発生していない場合、プロセッサ21fは
マスターシェルフのプロセッサ11fからCPU間ケー
ブル33を介してSONET信号の同期メッセージ「DU
S」を受信したかチェックする(ステップ203)。
【0040】受信してなければ、はじめに戻り以降の処
理を繰り返す。しかし、SONET信号の同期メッセージ
「DUS」を受信していれば、マスターシェルフ11よ
り回線2m1に送出するSONET信号の同期メッセージがD
USとなるようにSync Msg挿入部22bを制御し、該SO
NET信号のオーバヘッド(S1バイトに)にDUSを設定
する(ステップ204)。以後、はじめに戻り以降の処
理を繰り返す。一方、マスタースレーブ11において、
アラーム検出部11eはシステムタイミング処理部11
1に障害が発生したかチェックする(ステップ21
1)。障害発生を検出すれば、アラーム検出部11eは
アラーム信号SYS ALMをプロセッサ11fに入力し、プ
ロセッサ11fはCPU間ケーブル33を介してプロセ
ッサ21fにSONET信号の同期メッセージ「DUS」を
送る(ステップ212)。これにより、プロセッサ21
fはステップ204の処理を実行し、マスターシェルフ
11より回線2m1に送出するSONET信号のオーバヘッド
(S1バイトに)にDUSを設定する。
【0041】ステップ212の処理実行後、プロセッサ
11fはスレーブシェルフ21より回線1s1に送出す
るSONET信号の同期メッセージがDUSとなるようにSyn
c Msg挿入部12bを制御し、該SONET信号のオーバヘッ
ド(S1バイトに)にDUSを設定する(ステップ21
3)。以上のステップ211〜213により、マスター
シェルフ11のシステムタイミング処理部11c1に障
害が発生した時、自装置から送出される全SONET信号の
同期メッセージはすべてDUSになる。一方、ステップ
211において、システムタイミング処理部11c1
障害が発生していない場合は、プロセッサ21fからシ
ステムタイミング処理部21c 1における障害発生通知
を受信しているかチェックし(ステップ214)、受信
してなければ、はじめに戻り以降の処理を繰り返す。し
かし、障害発生通知を受信していれば、ステップ213
の処理を実行する。すなわち、プロセッサ11fは、ス
レーブシェルフ21より回線1s1に送出するSONET信号
の同期メッセージがDUSとなるようにSync Msg挿入部
12bを制御し、該SONET信号のオーバヘッド(S1バ
イトに)にDUSを設定する。
【0042】(D)クロックケーブルにおける障害発生
時の制御 図10はクロックケーブルにおける障害発生時の制御説
明図、図11は処理フローである。クロックケーブル3
1に障害が起きた場合、スレーブユニット21はマスタ
ーユニット11からクロック供給が無くなるためHOクロ
ックあるいはINTクロックに切り替わる(ステップ30
1、302)。この場合、マスターシェルフ11のプロ
セッサ11fは、スレーブシェルフ21においてリファ
レンスクロックがHOクロックあるいはINTクロックにな
ったことを検出できない。そこで、プロセッサ21fは
プロセッサ11fにリファレンスクロック情報(クォリ
ティレベルを含む)をCPU間ケーブル33を介して通
知する(ステップ303)。この通知によりプロセッサ
11fはスレーブシェルフ21においてリファレンスク
ロックがHOクロックあるいはINTクロックに切り替わっ
たことを認識する(ステップ311)。ついで、プロセ
ッサ11fは回線1s1に送出するSONET信号に挿入する
同期メッセージをST3あるいはST4(HOクロックの
同期メッセージはST3、INTクロックの同期メッセー
ジはST4である)として同期メッセージ挿入部12b
を制御し、該SONET信号のオーバヘッド(S1バイト)に
「ST3」あるいは「ST4」を設定する(ステップ3
12)。
【0043】(E)マスタークロック選択中の処理 各クロックのクォリティレベルに基づいてマスタークロ
ックを選択しているとき、各シェルフはマスタークロッ
クとして何を使用すればよいか不明となる。この為、マ
スタークロック選択中という短時間の間、HO(Holdover)
クロックあるいはINT(Internal)クロックなどのSelf-Ti
mingクロックをリファレンスクロックとして使用する。
かかる場合、使用クロックを切り替える毎に該クロック
のクォリティレベルを示す同期メッセージを変更して送
信すると、ネットワーク内の他局でマスタークロックの
切り替えが頻繁に発生し、ネットワーク全体が不安定に
なり、ネットワークの同期が崩れてしまう問題がある。
そこで、マスタークロック選択中にHO(Holdover)クロッ
クあるいはINT(Internal)クロックなどのSelf-Timingク
ロックをリファレンスクロックとして使用した場合に
は、同期メッセージを変更しないようにする。
【0044】図12及び図13はマスタークロック選択
中の制御説明図である。図12に示すように、回線1m
1からマスターシェルフ11に入力するSONET信号の同期
メッセージがPRS(クォリティレベル=1)、回線2
1からスレーブシェルフに入力するSONET信号の同期メ
ッセージがSTU(クォリティレベル=2)、INTクロ
ックの同期メッセージがST3(クォリティレベル=
4)のとき、回線1m1から入力するSONET信号から抽出
したクロックがマスタークロックになっている。かかる
状態において、回線1m1から入力するSONET信号の同期
メッセージがST2(クォリティレベル=3)に変化す
ると、マスターシェルフ11はINT(Internal)クロック
をリファレンスクロックとして使用する。又、マスター
シェルフのプロセッサ11fはマスタークロック決定処
理を開始すると共にプロセッサ21fにCPU間ケーブ
ル33を介して「クロック選択中」を通知する。この
「クロック選択中」通知を受信すれば、スレーブシェル
フ21はINT(Internal)クロックをリファレンスクロッ
クとして使用する。以上のように、INT(Internal)クロ
ックをリファレンスクロックとして使用する場合であっ
ても、各シェルフ11,21から回線2m1,1s1に送
出するSONET信号の同期メッセージは変更しない。
【0045】しかる後、マスターシェルフ11のプロセ
ッサ11fはマスタークロックの決定処理を終了する。
この場合、回線2s1から入力するSONET信号より抽出し
たクロックがマスタークロックになる。プロセッサ11
fはマスタークロック決定処理を終了すると、図13に
示すようにCPU間ケーブル33を介してマスタークロ
ックのクォリティレベルを示す同期メッセージ(ST
U)をスレーブシェルフ21のプロセッサ21fに入力
する。又、マスターシェルフのプロセッサ11fは、ス
レーブシェルフ21より回線1s1に送出するSONET信号
の同期メッセージがSTUとなるようにSync Msg挿入部
12bを制御し、該SONET信号のオーバヘッド(S1バ
イト)にSTUを設定する。一方、スレーブシェルフ2
1のプロセッサ21fは、SONET信号の同期メッセージ
「STU」を受信すれば、マスターシェルフ11より回
線2m1に送出するSONET信号の同期メッセージがSTU
となるようにSync Msg挿入部22bを制御し、該SONET
信号のオーバヘッド(S1バイト)にSTUを設定す
る。
【0046】(F)変形例 以上では、伝送装置は図1に示すように、マスターシ
ェルフ11から回線2m1〜2m2に送出するSONET信号
のオーバヘッド情報をスレーブシェルフ21のオーバヘ
ッド処理部21bで作成して該SONET信号に挿入し、
スレーブシェルフ21から回線1s1〜1s2に送出する
SONET信号のオーバヘッド情報をマスターシェルフ11
のオーバヘッド処理部11bで作成して該SONET信号に
挿入する構成を有している。しかし、伝送装置は図1の
構成に限らず図14に示す構成を有する場合にも本発明
を適用することができる。図14の伝送装置では、オ
ーバヘッド処理部11gをマスターシェルフ11に設け
ると共にオーバヘッド処理部21gをスレーブシェルフ
21に設け、マスターシェルフ11から回線2m1
2m2に送出するSONET信号のオーバヘッド情報をオーバ
ヘッド処理部11gで作成して該SONET信号に挿入し、
スレーブシェルフ21から回線1s1〜1s2に送出す
るSONET信号のオーバヘッド情報をオーバヘッド処理部
21gで作成して該SONET信号に挿入する。
【0047】以上では各シェルフに1回線が収容された
場合について詳細に説明したが、複数回線を収容する場
合であっても1回線の場合と同様にマスタークロックの
決定制御、同期メッセージの作成/挿入制御、リファレ
ンスクロックの選択制御等を行うことができる。以上、
本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲
に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であ
り、本発明はこれらを排除するものではない。
【0048】
【発明の効果】以上本発明によれば、同期メッセージを
検出する処理を各ユニット(マスターユニット、スレー
ブユニット)で分散処理することができるため、マスタ
ーユニットは同期メッセージを収集して比較するだけで
マスタークロックを決定することができる本発明によれ
ば、クォリティが変化した時のみマスターユニットとス
レーブユニット間で同期メッセージの送受を行い、変化
しない場合は同期メッセージを送受しないため各ユニッ
ト、特にマスターユニットの負荷を軽減することができ
る。
【0049】本発明によれば、マスタークロックのクォ
リティが変化した時のみマスターユニットとスレーブユ
ニット間でマスタークロックのクォリティレベルを示す
同期メッセージの送受を行い、変化しない場合は同期メ
ッセージを送受しないため各シェルフ、特にマスターシ
ェルフのの負荷を軽減することができる。本発明によれ
ば、マスタークロック選択中にスレーブユニットがHO(H
oldover)クロックあるいはINT(Internal)クロックなど
のSelf-Timingクロックをリファレンスクロックとして
使用しても、スレーブユニットは該クロックのクォリテ
ィレベルを示す同期メッセージをマスターユニットに通
知しない。このため、マスターユニットは該クロックの
クォリティを示す同期メッセージをスレーブから送出す
る主信号に挿入して伝送できない。この結果、マスター
クロック選択中の短い時間に各ユニットが使用するクロ
ックのクォリティを示す同期メッセージが変更されてネ
ットワーク内の他の伝送装置に送られることがない。こ
れにより、他の伝送装置は不要なクロック切替えを行わ
ないですみ、ネットワークの同期が崩れることはない。
【0050】本発明によれば、マスタークロックをスレ
ーブユニットに送出するクロック処理部(システムタイ
ミング処理部)をマスターユニット内に設け、該システ
ムタイミング処理部の障害発生を監視し、障害発生を検
出した時、マスターユニットはシステムタイミング処理
部の障害発生をスレーブユニットに通知し、マスターユ
ニット及びスレーブユニットは連携して送出する全ての
主信号に、該主信号に含まれるクロックの使用不可を示
す同期メッセージ「DUS」を挿入する。このため、ネ
ットワーク内の他の伝送装置は、マスターユニット内の
システムタイミング処理部が故障した伝送装置から送出
されるSONET信号に含まれるクロックを使用しないよう
にでき、ネットワークの同期が崩れるのを防止すること
ができる。
【0051】本発明によれば、主信号よりクロックを抽
出してマスターユニットに送信し、かつ、マスターユニ
ットから送られてくるマスタークロックを用いて信号処
理するクロック処理部(システムタイミング処理部)を
スレーブユニットに設け、該システムタイミング処理部
の障害発生を監視し、障害発生を検出した時、スレーブ
ユニットはプロセッサ間ケーブルを介してシステムタイ
ミング処理部の障害発生をマスターユニットに通知し、
マスターユニットはスレーブユニットと連携して、スレ
ーブユニットから送出する全ての主信号に該主信号に含
まれるクロックの使用不可を示す同期メッセージ「DU
S」を挿入する。このため、ネットワーク内の他の伝送
装置は、システムタイミング処理部が故障したスレーブ
ユニットから送出されるSONET信号に含まれるクロック
を使用しないようにでき、ネットワークの同期が崩れる
のを防止することができる。
【0052】本発明によれば、クロックケーブルの障害
発生を監視し、クロックケーブルの障害発生を検出した
時、スレーブユニットは自分が発生するクロックを用い
て信号処理すると共に、該クロックのクォリティレベル
を示す同期メッセージをプロセッサ間ケーブルを介して
マスターユニットに通知し、マスターユニットはスレー
ブユニットと連携して、スレーブユニットから送出する
全ての主信号に前記通知された同期メッセージを挿入す
る。この結果、マスタークロックを送出するためのケー
ブルが断線してスレーブシェルフがHO(Holdover)クロッ
クあるいはINT(Internal)クロックを使用した場合で
も、これらクロックのクォリティを示す同期メッセージ
をスレーブシェルフより送出する主信号に確実に挿入す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用できる伝送装置の全体構成図であ
る。
【図2】複数のシェルフを有する伝送装置の構成図であ
る。
【図3】マスターシェルフ及びスレーブシェルフを1回
線構成にした時の伝送装置の構成図である。
【図4】マスタクロック決定及びSync Msg挿入処理フロ
ーである。
【図5】マスタクロック決定時におけるSync Msgの経路
説明図である。
【図6】SONET信号へSync Msgを挿入する際のSync Msg
の経路説明図である。
【図7】マスターシェルフのシステムタイミング処理部
に障害が発生した場合の処理説明図である。
【図8】スレーブシェルフのシステムタイミング処理部
に障害が発生した場合の処理説明図である。
【図9】システムタイミング部における障害発生時の処
理である。
【図10】クロックケーブルにおける障害発生時の処理
説明図である。
【図11】クロックケーブルにおける障害発生時の処理
フローである。
【図12】マスタークロック選択中の制御説明図(その
1)である。
【図13】マスタークロック選択中の制御説明図(その
2)である。
【図14】伝送装置の別の構成である。
【図15】SONET規格のフレーム構造説明図である。
【図16】多重セクション、中継セクションの説明図で
ある。
【図17】セクションオーバヘッドの構成である。
【図18】セクションオーバヘッドの各バイトの意味で
ある。
【図19】Sync Msg及びクオリティレベルの説明図表で
ある。
【図20】伝送装置のクロック選択動作説明図である。
【符号の説明】
1m1,1m2・・マスターに入力するUP方向の2つの
回線 2m1,2m2・・マスターから出力するUP方向の2つ
の回線 1s1,1s2・・スレーブから出力するDOWN方向の
2つの回線 2s1,2s2・・スレーブに入力するDOWN方向の2
つの回線 11・・マスターシェルフ(マスターユニット) 21・・スレーブシェルフ(スレーブユニット) 31,32・・クロックケーブル 33・・プロセッサ間ケーブル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−95677(JP,A) 特開 平9−219687(JP,A) 特許3298353(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主信号が入力され該主信号に所定の処理
    を施して送出するユニットを複数備え、これらユニット
    の1つをマスターユニット、残りをスレーブユニットと
    し、マスターユニットは各ユニットに入力した主信号に
    挿入されている同期メッセージのうち最良のクォリティ
    レベルを示す同期メッセージが挿入されている主信号よ
    り抽出したクロックをマスタークロックと決定し、各ユ
    ニットにおいて該マスタークロックに同期して信号処理
    する伝送装置の同期メッセージ処理方法において、 クロックを送受するクロックケーブルとプロセッサ間通
    信を行うためのプロセッサ間ケーブルでマスターユニッ
    トとスレーブユニット間を接続し、 スレーブユニットは、回線より入力した主信号に挿入さ
    れている同期メッセージを識別し、該同期メッセージを
    プロセッサ間ケーブルを介してマスターユニットに通知
    し、 マスターユニットはスレーブユニットより収集した同期
    メッセージを用いて最良のクォリティレベルを示す同期
    メッセージを求め、該同期メッセージが挿入されている
    主信号より抽出したクロックをマスタークロックとする
    ことを特徴とする伝送装置の同期メッセージ処理方法。
  2. 【請求項2】 マスターユニットに入力した主信号に挿
    入されている同期メッセージを識別し、該同期メッセー
    ジと前記スレーブユニットより収集した同期メッセージ
    の中から最良のクォリティレベルを示す同期メッセージ
    を求めることを特徴とする請求項1記載の伝送装置の同
    期メッセージ処理方法。
  3. 【請求項3】 スレーブユニットは、回線より入力した
    主信号からクロックを抽出し、該クロックをマスターユ
    ニットに前記クロックケーブルを介して送出し、 マスターユニットは、前記マスタークロックとしたクロ
    ックを前記クロックケーブルを介して各スレーブユニッ
    トに送出することを特徴とする請求項1記載の伝送装置
    の同期メッセージ処理方法。
  4. 【請求項4】 スレーブユニットは、主信号に挿入され
    ている同期メッセージが変化したのみ該同期メッセージ
    をプロセッサ間ケーブルを介してマスターユニットに通
    知し、マスターユニットは新たな同期メッセージの受信
    によりマスタークロックの決定処理を開始することを特
    徴とする請求項3記載の伝送装置の同期メッセージ処理
    方法。
  5. 【請求項5】 マスターユニットは、マスタークロック
    のクォリティレベルを示す同期メッセージをプロセッサ
    間ケーブルを介してスレーブユニット通知し、 スレーブユニットは通知された同期メッセージを主信号
    に挿入することを特徴とする請求項3記載の伝送装置の
    同期メッセージ処理方法。
  6. 【請求項6】 マスターユニットは、マスタークロック
    決定処理により決定したマスタークロックのクォリティ
    レベルがそれまでのクォリティレベルと異なるとき、該
    クォリティレベルを示す同期メッセージをプロセッサ間
    ケーブルを介してスレーブユニット通知することを特徴
    とする請求項5記載の伝送装置の同期メッセージ処理方
    法。
  7. 【請求項7】 マスタークロック決定処理中、各ユニッ
    トは自分が内部的に発生するクロックを用いて信号処理
    すると共に、該クロックのクォリティレベルを示す同期
    メッセージをマスターユニットに通知することを禁止す
    ることを特徴とする請求項5記載の伝送装置の同期メッ
    セージ処理方法。
  8. 【請求項8】 スレーブユニットからのクロックを受信
    し、該クロックのうち前記マスタークロックとして決定
    されたクロックをスレーブユニットに送出するクロック
    処理部をマスターユニット内に設け、 該クロック処理部の障害発生を監視し、 障害発生を検出した時、マスターユニットはクロック処
    理部の障害発生をプロセッサ間ケーブルを介してスレー
    ブユニットに通知し、 マスターユニット及びスレーブユニットは連携して伝送
    装置から送出する全ての主信号に、該主信号に含まれる
    クロックの使用不可を示す同期メッセージを挿入するこ
    とを特徴とする請求項3記載の伝送装置の同期メッセー
    ジ処理方法。
  9. 【請求項9】 主信号よりクロックを抽出してマスター
    ユニットに送信し、かつ、マスターユニットより送られ
    てくるマスタークロックを用いて信号処理するクロック
    処理部をスレーブユニット設け、 該クロック処理部の障害発生を監視し、 障害発生を検出した時、スレーブユニットはプロセッサ
    間ケーブルを介してクロック処理部の障害発生をマスタ
    ーユニットに通知することを特徴とする請求項3記載の
    伝送装置の同期メッセージ処理方法。
  10. 【請求項10】 マスターユニットはスレーブユニット
    と連携して、スレーブユニットから送出する全ての主信
    号に該主信号に含まれるクロックの使用不可を示す同期
    メッセージを挿入することを特徴とする請求項9記載の
    伝送装置の同期メッセージ処理方法。
  11. 【請求項11】 クロックケーブルの障害発生を監視
    し、 クロックケーブルの障害発生を検出した時、スレーブユ
    ニットは自分が内部的に発生するクロックを用いて信号
    処理すると共に、該クロックのクォリティレベルを示す
    同期メッセージをプロセッサ間ケーブルを介してマスタ
    ーユニットに通知することを特徴とする請求項3記載の
    伝送装置の同期メッセージ処理方法。
  12. 【請求項12】 マスターユニットはスレーブユニット
    と連携して、スレーブユニットから送出する全ての主信
    号に前記通知されたクォリティレベルを示す同期メッセ
    ージを挿入することを特徴とする請求項11記載の伝送
    装置の同期メッセージ処理方法。
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