JP4672741B2 - 伝送装置とその上位装置 - Google Patents

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Description

本発明は、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)またはSONET(Synchronous Optical NETwork)などの標準に準拠してディジタルデータを伝送する伝送システムと、当該伝送システムにおいて用いられる伝送装置に関する。特に本発明は、リングネットワークを形成する伝送システムを管理する方式の改良に関する。
リングネットワークを構成するSDH伝送システムは、伝送フレームのSOH(Section Over Head )に定義されるKバイトを用いる冗長切り替え機能(MS - Shared Protection Ring:以下、Ring APSと称する)を備える。Ring APSを実現するためにはリングネットワーク内のノード数、各ノードの接続関係、ネットワークトポロジなどの種々の情報(以下、ネットワーク構成情報と総称する)を、複数の伝送装置のそれぞれに予め設定する必要がある。各伝送装置は設定されたネットワーク構成情報を記憶し、この情報に基づいてそれぞれが自律的に分散処理を実施することで冗長切り替えが実現される。
Kバイトに加えて、SOHにはJ0バイトと称される情報が定義されている。J0バイトは、伝送路として使用される光ファイバケーブルの誤接続の検出などに使用される制御情報である。伝送フレームの送信側から送信される送信J0バイトと、受信側において受信される受信J0バイトとの整合/不整合を判定することにより、これらの伝送装置に挟まれるセクションにおける光ファイバの誤接続を検出できる。
ところで既存のシステムにおいては、ネットワーク構成情報、および送信/受信J0バイトは、いずれもオペレータの手作業により設定される。いずれの設定作業も各伝送装置ごとに実施せねばならないため、システムの初期セットアップ時、あるいはシステム再立ち上げ時などにおけるオペレータの手間は非常に煩雑であり、ミスの生じる虞も大きい。また、このような作業が完了するまで伝送システムは完全に稼働できず、従って運用の開始が遅れがちであることが指摘されている。
さらに近年では、複数の回線を収容可能な伝送装置やクロスコネクト装置などを用い、リングネットワーク内に複数のVPN(Virtual Private Network)を形成することが行われている。このようなシステムにおいては、一つの伝送装置は複数のVPNに跨るノードとして運用されることが多い。従ってネットワーク構成情報および各J0バイトをそれぞれのVPNごとに設定する必要が生じ、オペレータの手間、ミスの生じる可能性、ネットワーク稼働までに要する時間などが倍増することから、何らかの対処が望まれる。
関連する技術が下記特許文献1〜3に開示される。特許文献1には、SOHに定義される各種の管理情報が開示される。特許文献2には、J0バイトを用いたセクショントレース機能に関する詳細が開示される。特許文献3には、SOHに波長IDを書き込むことにより波長接続を確認できるようにした波長多重光伝送システムが開示される。
特開2001−7829号公報(段落番号[0016]、図4) 特開2000−41024号公報(段落番号[0012]〜[0014]、図4) 特開2000−183853号公報(段落番号[0026]〜[0030]、図1)
以上述べたように既存の伝送システムにおいては、ネットワーク構成情報の設定やJ0バイトの設定などといった作業がオペレータの手作業により実施されている。このためシステムの初期セットアップ時、あるいはシステム再立ち上げ時などにおけるオペレータの手間が大きいという不具合が有る。これに付随して、作業ミスの虞や、システム稼働までに長期間を要するという不具合も有る。
本発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、ネットワーク運用のための設定作業にかかる手間を削減でき、これにより運用状の便宜の向上を図った伝送装置とその上位装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明の一態様によれば、オーバヘッド領域(例えばSOH)を有する伝送信号フレーム(例えばSTM−4,16などのSDHフレーム)を階層的な多重化単位で多重して伝送する複数の伝送装置(例えば伝送装置100)と、これらの複数の伝送装置により形成される通信網を管理する上位装置(例えば監視装置200)とを具備する伝送システムであって、前記上位装置が、前記複数の伝送装置の各々から通知された固有情報と検出情報とに基づいて当該複数の伝送装置の前記多重化単位ごとの接続関係を認識する認識手段(例えばネットワーク構成認識部8)と、この認識手段における認識の結果から得られるネットワーク構成情報を前記複数の伝送装置の各々に通知し前記通信網の稼働に必要な設定情報を前記複数の伝送装置の各々に設定させる設定手段(例えばネットワーク構成設定部10)とを備える伝送システム、に設置される前記伝送装置において、前記伝送信号フレームのオーバヘッド領域における既定位置(例えばJ0バイト)に前記多重化単位(例えば伝送パスやセクションなど)ごとに固有の前記固有情報を挿入する挿入手段(例えばJ0信号挿入部1)と、受信した伝送信号フレームのオーバヘッド領域における前記既定位置の情報を検出する検出手段(例えばJ0信号検出部2)と、前記挿入手段により挿入された固有情報と前記検出手段により検出された検出情報とを前記上位装置に通知する通知手段(例えばJ0信号挿入部1およびJ0信号検出部2の通知機能)とを具備することを特徴とする伝送装置が提供される。
このような手段を講じることにより、例えばSDHを例に採れば、セクションごとに固有、すなわち全ての伝送装置および収容回線において固有のビット列がJ0バイトに挿入される。J0バイトのビット列は各伝送装置において検出される。そして、J0バイトに挿入されたビット列と、検出されたビット列とが各伝送装置から上位装置に通知される。これにより上位装置において各伝送装置のセクションごとの接続関係を認識でき、一意に決定付けることができる。これによりネットワーク構成情報を上位装置において得ることができ、このネットワーク構成情報は各伝送装置に設定される。すなわちネットワーク構成情報が自動的に生成され、かつ各伝送装置に設定される。従って、オペレータの介在する作業を削減してミスを防止できるとともに手間を省くことができ、さらに、システムの運用を開始するまでの時間を短縮することができる。
本発明によれば、ネットワーク運用のための設定作業にかかる手間を削減できるようになり、これにより運用状の便宜の向上を図った伝送装置とその上位装置を提供することができる。
図1は、本発明に係わる伝送システムに用いられる伝送装置100および監視装置200の実施の形態を示す機能ブロック図である。本実施形態では、SDHに準拠し、ITU−T勧告Gシリーズなどに記載されるAPSを備える伝送システムを想定する。図1において、伝送装置100は他の伝送装置(図示せず)と伝送路Fを介してリング状に接続されてリングネットワークを形成する。伝送路Fは複数のパスが時分割多重されるSDHフレームを伝送する。各パスは多重化単位に相当する。監視装置200はいずれかの伝送装置100にOAM(Operation and Maintenance)回線を介して接続され、リングネットワークを管理する。このような形態のシステムは、大陸間を結ぶ光海底ケーブルシステムなどに利用される。
図1において、伝送装置100は、J0信号挿入部1と、伝送路障害検出部2と、J0信号検出部3と、期待値記憶部4と、比較部5と、警報通知部6と、ネットワーク構成記憶部7と、表示制御部11と、表示部12とを備える。
J0信号挿入部1は、伝送路Fに送出されるSDHフレームのSOHにおけるJ0バイトに、パスごとに固有のビット列を挿入する。このビット列は、システム内の全ての伝送装置、および全てのセクションにおいてユニークな値とする。このビット列は監視装置200に通知される。J0バイトは8ビット系列であるので、256通りの情報を区別することができる。
伝送路障害検出部2は、伝送路Fを介して受信したSDHフレームを監視し、伝送路FにおけるLOS(Loss of Signal)やLOF(Loss of Frame)などの障害の有無を検出する。障害が検出されると、その旨は警報通知部6に通知される。J0信号検出部3は、伝送路Fを介して受信したSDHフレームのSOHにおけるJ0バイトのビット列を検出する。これにより、セクションを介して隣接する伝送装置により挿入されたビット列が検出されることになる。この検出されたビット列も監視装置200に通知される。
ただし、伝送路障害検出部2により伝送路障害が検出されている状態においては、検出されたビット列の信頼性が失われる。よってこのような状態においては、J0信号検出部3は、伝送フレームごとに順次到来するJ0バイトのうち直前のビット列を保持する。
期待値記憶部4は、監視装置200から通知されたJ0バイトの期待値を、半導体メモリなどに記憶する。J0バイトの期待値とは、ネットワーク構成情報の帰結としてJ0信号検出部3により検出されると期待されるビット列である。比較部5は、期待値記憶部4に記憶されるビット列と、J0信号検出部3により検出されたビット列とを比較する。そして、両ビット列が異なる場合には、比較部5はその旨を警報通知部6に通知する。
より詳しくは、比較部5は、J0信号検出部3から出力されるJ0バイトのビット列に変化が生じた場合にのみ、当該ビット列と期待値との比較処理を実施する。ただし、J0信号期待値記憶部に何も設定されていない状態においては、比較部5は比較処理を実行しない。
警報通知部6は、J0信号検出部3により検出されたビット列が期待値でない旨が比較部5から通知された場合に、その旨を警報として監視装置200に通知する。ネットワーク構成記憶部7は、監視装置200から通知されたネットワーク構成情報を半導体メモリなどに記憶する。表示制御部11は、ネットワーク構成情報をネットワーク構成記憶部7から読み出し、ネットワーク構成情報を反映するネットワーク構成図を表示部12に視覚的に表示する。
図1において、監視装置200は、ネットワーク構成認識部8と、期待値設定部9と、ネットワーク構成設定部10とを備える。ネットワーク構成認識部8は、各伝送装置のJ0信号挿入部1およびJ0信号検出部3から通知される情報をもとに、J0バイトの送信ビット列と受信ビット列とを各伝送装置ごとに取得する。各伝送装置から送出されるJ0バイトの送信ビット列はユニークであるため、ネットワーク構成認識部8は、リングネットワークにおける各伝送装置の接続構成を認識することができる。すなわちネットワーク構成認識部8は、各伝送装置100から受信したJ0バイトの送信ビット列と受信ビット列とに基づいて、各伝送装置100の回線ごとの接続関係を認識する。
期待値設定部9は、ネットワーク構成認識部8における認識の結果の帰結として各伝送装置100のJ0信号検出部3により検出されると期待される期待値を、各伝送装置100の期待値記憶部4に記憶させる。すなわち期待値設定部9は、システムが運用に入る前に期待値記憶部4に期待値を設定する。設定される期待値は、その時点でJ0信号検出部3が検出している値となる。この設定の完了後にファイバの誤接続が起こると、受信J0信号と期待値とに差分が発生し、これにより伝送装置100から監視装置200に警報が通知されることになる。
ネットワーク構成設定部10は、ネットワーク構成認識部8における認識の結果から得られるネットワーク構成情報を各伝送装置100の各々に通知し、リングネットワークの稼働に必要な設定情報をネットワーク構成記憶部7に記憶させる。設定情報にはリングネットワーク内のノード数、各伝送装置100のノードID、リングネットワークのトポロジーなどがある。
なおネットワーク構成認識部8は、いずれかの伝送装置100において受信J0信号が不定の場合(ケーブルの未接続や障害の発生などが原因となる)には、通信網の状態をパーシャル・リングネットワークとして認識する。
図1に示す各機能ブロックは、例えば専用の言語で記述されるプログラムの機能オブジェクトとして捉えられる。このほか各伝送装置100は、Ring APSを実施するための機能オブジェクト(図示せず)を備える。各伝送装置100は、Ring APSに基づく切替処理を、ネットワーク構成記憶部7に設定されたネットワーク構成情報を拠り所として実施する。
なお図1においては伝送装置100に収容される回線数が1のケースを示したが、これに限らず、複数の回線を収容することもできる。これは、リングネットワーク内に複数のサブネットワークが形成される状態に相当する。各サブネットワークは論理的なリングネットワークとして運用される。この場合には、各伝送装置100においてJ0信号挿入部1、伝送路障害検出部2、J0信号検出部3、期待値記憶部4、比較部5、およびネットワーク構成記憶部7が各回線ごとに設けられる。次に、複数回線を収容可能な伝送装置100により形成されるネットワーク構成の例を説明する。
図2は、図1の伝送装置100を用いたネットワーク構成の例を示す図である。図2において、それぞれ図1の構成を持つ伝送装置がリング状に接続される。各伝送装置をノード(Node)A〜ノードDと称する。各ノードA〜ノードDはEAST側およびWEST側にそれぞれ4つの送受信ポートを備える。EAST側およびWEST側において、4つのポートは2つのサービス系と2つのプロテクション系とに区別される。このようなネットワークの形態は、4ファイバMS SPRing(Multiplex Section Shared Protection Ring)と称される。
この種のネットワークにおいては、論理的なサブネットワークとしてのリングネットワークを複数形成することができる。各リングネットワークは、SDHフレームに多重される複数のパスをグルーピングすることにより形成される。図2においては4つのリングネットワークが示され、それぞれをリングR1〜リングR4として区別する。
リングR1は、ノードA〜Dが論理的に接続されるリングネットワークである。リングR2は、ノードC以外のノードが接続されるリングネットワークである。リングR3は、ノードD以外のノードが接続されるリングネットワークである。リングR4は、ノードA以外のノードが接続されるリングネットワークである。図2においては、各伝送装置において、WESTポート(Port)1とEASTポート1、WESTポート2とEASTポート2、WESTポート3とEASTポート3、WESTポート4とEASTポート4が互いに接続される状態を示す。なお、図2に相当する模式図が、図1の表示部12に表示される。
図3は、図2のネットワークにおいて各ポートから送信されるJ0バイトの例を示す図である。図3においてはJ0バイトを簡略的に2桁の数字として示すが、本来は8ビットで表現される2進数字である。各J0バイトは、全てのノードの全てのポートにおいてユニークな値となっている。
図4は、図2に示される構成のネットワークにおいて図3に示されるJ0バイトが送信された場合に、ノードA〜Dの受信ポートにおいて受信されるはずのJ0バイトを示す図である。すなわち図4は、J0バイトの期待値を示す。逆の観点から見れば、監視装置200は、図3および図4の情報を取得することにより、図2のネットワーク構成を認識することができる。
図5は、図2の構成のネットワークにおいて形成されるパーシャル・ネットワークの一例を示す図である。図5においては、リングR1のケーブル敷設が遅れたことによりノードA〜ノードB間、およびノードC〜ノードD間が未接続であるケースが想定される。このような状態においては図4に示されるように、ノードA,C,Dにおいて受信されないJ0バイトが生じる。このことに基づいて監視装置200のネットワーク構成認識部8は、リングR1aおよびリングR1bを別々のパーシャル・ネットワークとして認識する。
ネットワーク内にパーシャルリングが存在することを認識すると、ネットワーク構成認識部8は、パーシャルリングをも含むネットワーク稼働させるためのネットワーク構成情報を生成してネットワーク構成設定部10に渡す。ネットワーク構成設定部10は、このネットワーク構成情報を各伝送装置100に伝達し、ネットワーク構成記憶部7に記憶させることにより設定する。これによりネットワークは、パーシャルリングをも含めた運用を開始することができる。
その後ケーブル敷設が完了してフル・リングが形成されると、Ring APSを一時的に停止状態としたのちネットワーク構成情報を再設定すると良い。これによりネットワーク構成の変化にも柔軟に対処することができる。
このように本実施形態では、各伝送装置100において、送信ポートから送出されるSDHフレームのJ0バイトにそれぞれユニークなビット列を挿入するとともに、受信したSDHフレームに含まれるJ0バイトのビット列を各伝送装置100において検出する。そして、挿入したJ0バイトのビット列および検出したビット列の双方を、監視装置200に通知する。これにより、監視装置200において各伝送装置100のパスごとの接続関係を認識し、その結果に基づいてネットワーク構成情報を生成する。そして、監視装置200からネットワーク構成情報を各伝送装置100に伝達し、ネットワーク構成記憶部7に記憶させるようにしている。
このようにしたので、ネットワーク構成情報が自動的に生成され、またネットワーク構成情報の各伝送装置100への設定処理も自動的に実施される。これにより、Ring APSなどの機能を動作させるにあたり必要な情報を、オペレータのマニュアル操作の介在無しに各伝送装置に設定することが可能になる。これによりオペレータの手間を格段に少なくすることができるとともに、操作ミスの虞も無くすることが可能になる。さらには、ケーブルの敷設からシステム稼働までにかかる期間を飛躍的に短縮することが可能になる。さらに、監視装置200においてパーシャルリングを認識できるようにしているので、この個とによっても、システム稼働までにかかる期間をさらに短縮することが可能になる。これらのことから、ネットワーク運用のための設定作業にかかる手間を削減でき、これにより運用状の便宜の向上を図った伝送システムおよび伝送装置を提供することが可能になる。
このようにしたので、ネットワーク構成情報が自動的に生成され、またネットワーク構成情報の各伝送装置100への設定処理も自動的に実施される。これにより、Ring APSなどの機能を動作させるにあたり必要な情報を、オペレータのマニュアル操作の介在無しに各伝送装置に設定することが可能になる。これによりオペレータの手間を格段に少なくすることができるとともに、操作ミスの虞も無くすることが可能になる。さらには、ケーブルの敷設からシステム稼働までにかかる期間を飛躍的に短縮することが可能になる。さらに、監視装置200においてパーシャルリングを認識できるようにしているので、この個とによっても、システム稼働までにかかる期間をさらに短縮することが可能になる。これらのことから、ネットワーク運用のための設定作業にかかる手間を削減でき、これにより運用状の便宜の向上を図った伝送装置とその上位装置を提供することが可能になる。
さらに本発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明に係わる伝送システムに用いられる伝送装置100および監視装置200の実施の形態を示す機能ブロック図。 図1の伝送装置100を用いたネットワーク構成の例を示す図。 図2のネットワークにおいて各ポートから送信されるJ0バイトの例を示す図。 図2に示される構成のネットワークにおいて図3に示されるJ0バイトが送信された場合に、ノードA〜Dの受信ポートにおいて受信されるはずのJ0バイトを示す図。 図2の構成のネットワークにおいて形成されるパーシャル・ネットワークの一例を示す図。
符号の説明
A〜D…ノード、R1〜R4…リングネットワーク、R1a,R1b…パーシャルリング、F…伝送路、1…J0信号挿入部、2…伝送路障害検出部、3…J0信号検出部、4…期待値記憶部、5…比較部、6…警報通知部、7…ネットワーク構成記憶部、8…ネットワーク構成認識部、9…期待値設定部、10…ネットワーク構成設定部、11…表示制御部、12…表示部、100…伝送装置、200…監視装置

Claims (12)

  1. オーバヘッド領域を有する伝送信号フレームを階層的な多重化単位で多重して伝送する複数の伝送装置とこれらの複数の伝送装置により形成される通信網を管理する上位装置とを具備する伝送システムであって、前記上位装置が、前記複数の伝送装置の各々から通知された固有情報と検出情報とに基づいて当該複数の伝送装置の前記多重化単位ごとの接続関係を認識する認識手段と、この認識手段における認識の結果から得られるネットワーク構成情報を前記複数の伝送装置の各々に通知し前記通信網の稼働に必要な設定情報を前記複数の伝送装置の各々に設定させる設定手段とを備える伝送システム、に設置される前記伝送装置において
    前記伝送信号フレームのオーバヘッド領域における既定位置に前記多重化単位ごとに固有の前記固有情報を挿入する挿入手段と、
    受信した伝送信号フレームのオーバヘッド領域における前記既定位置の情報を検出する検出手段と、
    前記挿入手段により挿入された固有情報と前記検出手段により検出された検出情報とを前記上位装置に通知する通知手段とを具備することを特徴とする伝送装置
  2. さらに、前記上位装置に通知した固有情報と検出情報とに基づいて、他の伝送装置との前記多重化単位ごとの接続関係を反映するネットワーク構成情報が前記上位装置から通知された場合に、当該ネットワーク構成情報を反映するネットワーク構成図を視覚的に表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の伝送装置
  3. 前記上位装置が、前記認識手段における認識の結果の帰結として前記検出手段により検出されると期待される期待値を前記複数の伝送装置の各々に個別に記憶させる期待値設定手段を備える場合に、
    さらに、前記検出情報と前記期待値とを比較する比較手段と、
    この比較手段による比較の結果前記検出情報と前記期待値とが一致しない場合にその旨を前記上位装置に通知するレポート手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の伝送装置
  4. 前記伝送システムはSDH(Synchronous Digital Hierarchy)に準拠し、
    前記挿入手段は、SDHフレームにおけるJ0バイトに前記固有情報を挿入することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置
  5. 前記伝送システムはSDH(Synchronous Digital Hierarchy)に準拠し、
    前記挿入手段は、SDHフレームにおけるD1〜D8バイトの少なくともいずれかの領域に前記固有情報を挿入することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置。
  6. 前記伝送システムはSONET(Synchronous Optical NETwork)に準拠することを特徴とする請求項1に記載の伝送装置
  7. オーバヘッド領域を有する伝送信号フレームを階層的な多重化単位で多重して伝送する複数の伝送装置により形成される通信網を管理する上位装置において、
    前記複数の伝送装置の各々から通知される通知情報に基づいて当該複数の伝送装置の前記多重化単位ごとの接続関係を認識する認識手段と、
    この認識手段における認識の結果から得られるネットワーク構成情報を前記複数の伝送装置の各々に通知し、前記通信網の稼働に必要な設定情報を前記複数の伝送装置の各々に設定させる設定手段とを備えることを特徴とする上位装置。
  8. 前記複数の伝送装置の各々は、送信する伝送信号フレームのオーバヘッド領域における既定位置に前記多重化単位ごとに固有の固有情報を挿入する挿入手段と、受信した伝送信号フレームのオーバヘッド領域における前記既定位置の情報を検出する検出手段とを備え、
    前記通知情報は、前記挿入手段により挿入された固有情報と前記検出手段により検出された検出情報であることを特徴とする請求項7に記載の上位装置。
  9. さらに、前記認識手段における認識の結果の帰結として前記検出手段により検出されると期待される期待値を前記複数の伝送装置の各々に個別に記憶させる期待値設定手段を備ることを特徴とする請求項8に記載の上位装置。
  10. 前記通信網は、前記複数の伝送装置が伝送路を介してリング状に接続されるリングネットワークであり、
    前記設定手段は、前記リングネットワークの構成情報を前記複数の伝送装置の各々に設定することを特徴とする請求項7に記載の上位装置。
  11. 前記多重化単位に相当する複数のサブネットワークを前記リングネットワーク内に形成可能である場合に、
    前記認識手段は、伝送装置間のリング状接続が未完のサブネットワークをパーシャルリングとして認識し、
    前記設定手段は、前記パーシャルリングを稼働させるのに必要な設定情報を前記複数の伝送装置の各々に設定させることを特徴とする請求項10に記載の上位装置。
  12. 前記通信網はSDH(Synchronous Digital Hierarchy)に準拠することを特徴とする請求項7に記載の上位装置。
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