JP2013017104A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】マスタノードでの同期処理負荷およびマスタノードとスレーブノードとの時刻同期処理時の通信量を削減することを目的とする。
【解決手段】マスタノードからの送信時刻の情報を含む時刻同期メッセージに基づいて時刻同期処理を行うノードは、該マスタノードから他のノード宛に送信された該時刻同期メッセージの受信時刻を計時する時計部と、該マスタノードから該他のノード宛に送信された該時刻同期メッセージを検出すると共に、検出した該時刻同期メッセージから該送信時刻の情報を抽出するメッセージ検出部と、抽出した該送信時刻の情報および該受信時刻の情報に基づいて、該時計部の時刻を補正する時刻補正部と、該受信部にて受信した該時刻同期メッセージが該他のノード宛であった場合に、該他のノードへ受信した該時刻同期メッセージを転送する転送制御部とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数装置間で同期処理を行う通信システムに関する。
ネットワーク接続された複数のノードを有する通信システムでは、イベント同期とデータ相関を簡易化するためにタイミングを正確に取る必要がある。例えばEthernet(登録商標)は、LAN(Local Area Network)をはじめ、パケット網を支えるインフラ技術として、通信システムの中で利用されている。通信システムにおけるEthernetは、音声データや動画データといった伝送遅延や伝送途中でのデータのロスが、受信したデータの品質に大きく影響するデータの通信にも利用される。
通信システムにおけるデータ通信の伝送品質を向上させるため、伝送遅延や遅延揺らぎ、伝送途中でのデータのロスなどを監視する機能に対する要求が高まっている。伝送品質を監視する機能の一つとして、ITU−T勧告Y.1731で規定されているone−way ETH−DMと呼ばれる機能を用いて伝送遅延を測定する方法がある。この方法では、伝送遅延を測定したい範囲の両端に接続されたノードの間であらかじめ時刻を同期させておく。同期後、送信側のノードは1DMと呼ばれるメッセージを受信側のノードへ送信する。送信側のノードはメッセージの送信時刻を1DMに挿入する。受信側のノードはメッセージ1DMを受信すると、受信時刻を記憶すると共に、メッセージ1DMから送信時刻を抽出する。受信側のノードは、記憶した受信時刻とメッセージから抽出した送信時刻との差分により、送信側のノードと受信側のノードとの伝送遅延時間を求めることが出来る。
送信時刻と受信時刻との差分から伝送遅延時間を求める方法は、送信側のノードと受信側のノードが同期していることが前提となる。ノード間の同期をとる方法として、IEEE1588に基づく時刻同期がある。IEEE1588は、Ethernetなどのマルチキャスト対応ネットワークを介して接続されるクロックを同期するための標準プロトコルを規定する。ここでマルチキャストとは、決められた複数のノードに対し、同時にパケット送信することをいう。IEEE1588では時刻調整用のメッセージを送信する主体を交互に変更し、双方の時刻調整結果を比較する。双方の時刻調整結果にずれがある場合、そのずれを直すように時刻を補正することにより、各ノードの同期をとることが出来る。特許文献1から3には、ノード間の時刻同期に関する技術が開示されている。
国際公開第2008/129593号 国際公開第2008/129594号 特開2005−253033号公報
通信システムにおいて、多くのサービスフローに対して伝送遅延の監視機能を提供する場合、通信システムを構成する多くのノード間で時刻同期が必要となる。基準クロックを提供するノードをマスタノードと呼び、マスタノードに同期するノードをスレーブノードと呼ぶ。1つのマスタノードに対し、複数のスレーブノードが接続されている場合、マスタノードはそれぞれのスレーブノードに対して個別に時刻同期処理を実行する。よって、接続されるスレーブノードの数が増えるほど、マスタノードの時刻同期処理量は増加する。
本技術では、マスタノードでの同期処理負荷およびマスタノードとスレーブノードとの時刻同期処理時の通信量を削減することを目的とする。
上記課題を解決するため、マスタノードからの送信時刻の情報を含む時刻同期メッセージに基づいて時刻同期処理を行うノードは、該マスタノードから他のノード宛に送信された該時刻同期メッセージの受信時刻を計時する時計部と、該マスタノードから該他のノード宛に送信された該時刻同期メッセージを検出すると共に、検出した該時刻同期メッセージから該送信時刻の情報を抽出するメッセージ検出部と、抽出した該送信時刻の情報および該受信時刻の情報に基づいて、該時計部の時刻を補正する時刻補正部と、該受信部にて受信した該時刻同期メッセージが該他のノード宛であった場合に、該他のノードへ受信した該時刻同期メッセージを転送する転送制御部とを有する。
実施形態によれば、マスタノードでの同期処理負荷およびマスタノードとスレーブノードとの時刻同期処理時の通信量を削減することが出来る。
通信システム1のブロック図である。 マスタノード10の詳細ブロック図である。 中継スレーブノード11の詳細ブロック図である。 Aは時刻同期メッセージ40の構成図である。BはSync制御信号50の構成図である。 時刻同期処理の流れを示すシーケンス図である。 中継スレーブノード11の同期処理を説明するシーケンス図である。 監視処理開始後の中継スレーブノード11の動作を説明するシーケンス図である。 障害発生後の中継スレーブノード11での同期処理を説明するシーケンス図である。 中継スレーブノード11の処理フロー図である。
以下、本実施の形態について説明する。なお、各実施形態における構成の組み合わせも本発明の実施形態に含まれる。
図1は本実施例に係る通信システム1のブロック図である。通信システム1はマスタノード10、スレーブノード11、12を有する。本実施例では、マスタノード10に接続されたスレーブノードのうち、マスタノード10に対し最も末端に接続されたスレーブノード12を末端スレーブノードと呼び、マスタノード10と末端スレーブノードとの間に接続されたスレーブノード11を中継スレーブノードと呼ぶ。
マスタノード10は、ネットワーク上で最も精度の高いマスタクロックで動作するノードである。中継スレーブノード11、末端スレーブノード12は、マスタノード10にネットワーク接続されたノードである。通信システム1は、マスタノード10のマスタクロックに、中継スレーブノード11、末端スレーブノード12のスレーブクロックを同期させる。図1の実施例では、1つのマスタノード10に複数の中継スレーブノード11が接続され、それぞれの中継スレーブノード11に複数の末端スレーブノード12が接続されている。本実施例においては、マスタノード10に接続された1つの中継スレーブノード11と、1つの中継スレーブノード11に接続された1つの末端スレーブノード12に着目して説明する。
図2はマスタノード10の詳細ブロック図である。マスタノード10はDemultiplexer20、Sync/FollowUp生成部24、Sync抑止処理部21、DelayResp生成部22、メッセージ処理部23、Multiplexer25、時計部26を有する。
Demultiplexer20は各スレーブノードから受信したパケット信号をSync抑止依頼信号、DelayReqメッセージ、およびその他のメッセージに分離する。Demultiplexer20は分離したSync抑止依頼信号をSync抑止処理部21へ、DelayReqメッセージをDelayResp生成部22へ、その他のメッセージをメッセージ処理部23へそれぞれ送信する。Sync抑止依頼信号は、マスタノード10から出力されるSync/FollowUPメッセージの出力停止を外部から依頼するパケット信号である。DelayReqメッセージはマスタノード10に接続された各スレーブノードから送信される信号である。その他のメッセージは、マスタノード10に接続された各スレーブノードから送信された、時刻同期処理に関する信号以外の信号である。
Sync抑止処理部21は、Demultiplexer20からSync抑止依頼信号を受信した場合に、Sync/FollowUp生成部24に対し、Sync抑止信号を送信する。Sync/FollowUp生成部24の数は、マルチキャスティングするスレーブノードの数に等しい。各Sync/FollowUp生成部24には、パケット信号送信先のスレーブノードのアドレスがあらかじめ登録されている。
Sync/FollowUp生成部24は定期的にSyncメッセージおよびFollowUpメッセージを生成し、Multiplexer25へ送信する生成部として機能する。Sync/FollowUp生成部24は、時計部26からSyncメッセージの送信時刻の時刻情報を読み出し、生成したFollowUpメッセージに挿入する。Sync/FollowUp生成部24はSync抑止処理部21からSync抑止信号を受信すると、指定されたアドレス宛のSyncメッセージおよびFollowUpメッセージの出力を停止する。
DelayResp生成部22は、Demultiplexer20からDelayReqメッセージを受信した場合に、DelayRespメッセージを生成しMultiplexer25へ出力する。DelayResp生成部22は、メッセージの送信時刻の時刻情報を時計部26から読みとり、生成したDelayRespメッセージに挿入する。
メッセージ処理部23は、Demultiplexer20からメッセージを受信した場合に、メッセージの内容に対応した処理メッセージをMultiplexer25へ出力する。メッセージ処理部23へ送信されるメッセージは、Syncメッセージ、FollowUpメッセージ、DelayReqメッセージ、およびDelayRespメッセージ以外の、IEEE1588のメッセージである。
時計部26はマスタノード10の時刻を計時する。時計部26はSync/FollowUp生成部24およびDelayResp生成部22の読み出し要求に応じて、要求時の時刻の時刻情報を送信する。
Multiplexer25は、Sync/FollowUp生成部24から送信されたSyncメッセージおよびFollowUpメッセージ、DelayResp生成部22から送信されたDelayRespメッセージ、およびメッセージ処理部23から送信されたメッセージパケットを多重化し、シリアル信号として外部へ送信する送信部として機能する。
以上の通りマスタノード10は、複数のスレーブノードへメッセージをマルチキャスティングすると共に、複数の末端スレーブノードから送信されたメッセージを処理することが出来る。
図3は中継スレーブノード11の詳細ブロック図である。中継スレーブノード11は、メッセージ検出部30、メッセージ処理部31、転送部32、時計部33、時刻補正部34を有する。本実施例において、末端スレーブノード12は、中継スレーブノード11と同一構成であってもよい。
メッセージ検出部30は、マスタノード10から送信されるSyncメッセージおよびFollowUpメッセージを監視する。メッセージ検出部30は、自分以外の他のスレーブノード宛のSyncメッセージを検出すると、時計部33を参照することにより、メッセージの受信時刻の時刻情報を時刻補正部34へ送信する。またメッセージ検出部30は、自分以外の他のスレーブノード宛のFollowUpメッセージを検出すると、FollowUpメッセージから抽出した時刻情報を時刻補正部34へ送信する。
本実施例に示す通り中継スレーブノード11は、複数の末端スレーブノードに接続されていても良い。中継スレーブノード11から複数の末端スレーブノードへ接続されている場合、マスタノード10から複数の末端スレーブノード宛に送信された複数の時刻同期メッセージが、中継スレーブノード11を通過することとなる。
例えば複数の時刻同期メッセージがほぼ同一のタイミングで中継スレーブノード11を通過する場合、すべての時刻同期メッセージを検出し時刻同期処理するのは、メッセージ検出部30の処理負荷の増大につながる。複数の時刻同期メッセージが中継スレーブノード11を通過する場合、メッセージ検出部30は最初に検出したメッセージについてのみ処理を実行し、検出したメッセージの宛先アドレスを記憶する。続いて時刻同期メッセージを受信した場合、メッセージ検出部30は、記憶した宛先アドレスのメッセージを検出し、それ以外のアドレス宛てのメッセージを無視する。以上の通りメッセージ検出部30を設定することにより、通信システム1は、1つの中継スレーブノードから複数の末端スレーブノードへ分岐接続されている場合であっても、処理負荷を増大させること無く同期処理を実行することが出来る。
メッセージ処理部31は、自分宛に送信されたメッセージを処理する。メッセージ処理部31は、自分宛のSyncメッセージを検出すると、時計部33を参照することにより、メッセージの受信時刻の時刻情報を時刻補正部34へ送信する。またメッセージ処理部31は、自分宛のFollowUpメッセージを検出すると、FollowUpメッセージから抽出した時刻情報を時刻補正部34へ送信する。
メッセージ処理部31は、マスタノード10へ送信するメッセージを生成する。メッセージ処理部31は、メッセージの送信時刻の時刻情報を時計部33から読みとり、時刻補正部34へ送信する。
時計部33は特定のメッセージの送信時刻および受信時刻を計時する。時計部33はメッセージ検出部30およびメッセージ処理部31の要求に応じて、計時した時刻をメッセージ検出部30およびメッセージ処理部31へ送信する。時計部33は時刻補正部34から受信した補正信号に応じて、現在時刻を修正する。
時刻補正部34は、メッセージ検出部30およびメッセージ処理部31から同期処理に関する時刻情報を受信する。時刻補正部34は、受信した時刻情報を記憶する。時刻補正部34は記憶した時刻情報に基づいて、時計部33の補正時間を算出する。時刻補正部34は算出した補正時間に応じて、時計部33の時刻を補正する補正信号を時計部33へ送信する。
転送部32は、中継スレーブノード11が受信したEthernet伝送サービスのサービスフレームを他のノードへ転送する。また転送部32は、送信先の末端スレーブノードを特定し、メッセージを転送する。本実施例において、中継スレーブノード1に接続される末端スレーブノードは1つだが、複数の末端スレーブノードに接続されている場合、転送部32はメッセージの宛先アドレスを読みとることにより、メッセージ転送先の末端スレーブノードを特定する。転送部32は、例えばIEEE802.1Qブリッジの機能を有する。
以上の通りスレーブノードは、マスタノードとの時刻同期メッセージに基づいて、時計部33の時刻同期処理を実行することが出来る。
図4は、IEEE1588に基づく各種信号の構成図である。図4のAは時刻同期メッセージ40の構成図である。図4のBはSync制御信号50の構成図である。
図4のAについて、時刻同期メッセージ40は、宛先アドレス41、送信元アドレス42、EthernetType43、MessageType44、DomainNumber45、データ46を有する。
宛先アドレス41は、時刻同期メッセージ40の送信先ノードを示すアドレスである。例えば時刻同期メッセージ40が末端スレーブノード12宛に送信される場合、宛先アドレス41には末端スレーブノード12のアドレスが挿入される。
送信元アドレス42は、時刻同期メッセージ40の送信元ノードを示すアドレスである。時刻同期メッセージ40がマスタノード10から送信される場合、送信元アドレス42にはマスタノード10のアドレスが挿入される。
EthernetType43は、時刻同期メッセージ40の形式を決定している規格の種類を示す符号である。本実施例の場合、EthernetType43はIEEE1588を示す符号が挿入される。
MessageType44は、時刻同期メッセージ40の種類を示す符号である。本実施例において、時刻同期メッセージ40は、Syncメッセージ、FollowUpメッセージ、DelayReqメッセージ、DelayRespメッセージの4つを含む。
DomainNumber45は、同期処理対象であるクロックドメインを示す符号である。例えばマスタノード10から複数の異なるクロックドメインに対して同期処理を実行する場合、各ノードは、どのクロックドメインに対する時刻同期メッセージであるかを示す符号をDomainNumber45に挿入する。
データ46は、時刻同期メッセージ40中に挿入可能なデータの格納領域である。例えばFollowUpメッセージやDelayRespメッセージの場合、データ46としてメッセージ送信時刻の時刻情報を挿入する。
図4のBについて、Sync制御信号50は、宛先アドレス51、送信元アドレス52、MessageType53を有する。
宛先アドレス51は、時刻同期メッセージ40の送信先ノードを示すアドレスである。例えば時刻同期メッセージ40が末端スレーブノード12宛に送信される場合、宛先アドレス41には末端スレーブノード12のアドレスが挿入される。
送信元アドレス52は、時刻同期メッセージ40の送信元ノードを示すアドレスである。時刻同期メッセージ40がマスタノード10から送信される場合、送信元アドレス42にはマスタノード10のアドレスが挿入される。
MessageType53は、Sync制御信号50の種類を示す符号である。本実施例において、Sync制御信号50は、Sync抑止依頼信号、Sync生成依頼信号の2つを含む。
以上の通り時刻同期メッセージ40は、IEEE1588の規格に基づくデータ構造を有する。
図5は、時刻同期処理の流れを示すシーケンス図である。図1におけるマスタノード10の時計を基準とした場合の、スレーブノード11および12の時刻同期処理を例に説明する。
マスタノード10のSync/FollowUp生成部24は、メッセージを送信した時刻T1の時刻情報を記憶すると共に、Syncメッセージを末端スレーブノード12へ定期的に送信する(S10)。
中継スレーブノード11のメッセージ検出部30は、マスタノード10から送信された末端スレーブノード12宛のSyncメッセージを検出すると、自身の時計部33を参照することにより、メッセージの受信時刻T2Aの時刻情報を作成する。メッセージ検出部30はSyncメッセージを受信した時刻T2Aの時刻情報を時刻補正部34へ送信する。時刻補正部34は、メッセージ検出部30から受信した時刻T2Aの時刻情報を記憶する。中継スレーブノード11の転送部32は、受信したSyncメッセージを末端スレーブノード12へ転送する。
末端スレーブノード12のメッセージ処理部31は、中継スレーブノード11から転送された末端スレーブノード12宛のSyncメッセージを受信すると、自身の時計部33を参照することにより、メッセージの受信時刻T2Bの時刻情報を作成する。メッセージ処理部31はSyncメッセージを受信した時刻T2Bの時刻情報を時刻補正部34へ送信する。時刻補正部34は、メッセージ処理部31から受信した時刻T2Bの時刻情報を記憶する。
マスタノード10のSync/FollowUp生成部24は、記憶したSyncメッセージ送信時刻の時刻情報を含むFollowUpメッセージを末端スレーブノード12へ送信する(S11)。
中継スレーブノード11のメッセージ検出部30は、マスタノード10から送信された末端スレーブノード12宛のFollowUpメッセージを検出すると、メッセージ中の時刻情報を抽出する。メッセージ検出部30は抽出した時刻情報を時刻T1Aとして時刻補正部34へ送信する。時刻補正部34は、メッセージ検出部30から受信した時刻T1Aの時刻情報を記憶する。中継スレーブノード11は、受信したFollowUpメッセージを末端スレーブノード12へ転送する。
末端スレーブノード12のメッセージ処理部31は、中継スレーブノード11から転送された末端スレーブノード12宛のFollowUpメッセージを受信すると、メッセージ中の時刻情報を抽出する。メッセージ処理部31は抽出した時刻情報を時刻T1Bとして時刻補正部34へ送信する。時刻補正部34は、メッセージ処理部31から受信した時刻T1Bの時刻情報を記憶する。
時刻T1Aと、時刻T2Aとの差分(|T2A−T1A|)は、マスタノード10のマスタクロックに対する、中継スレーブノード11のスレーブクロックのオフセットおよびネットワーク伝搬遅延により発生する。また、時刻T1Bと、時刻T2Bとの差分(|T2B−T1B|)は、マスタノード10のマスタクロックに対する、末端スレーブノード12のスレーブクロックのオフセットおよびネットワーク伝搬遅延により発生する。
末端スレーブノード12のメッセージ処理部31は、マスタノード10へ送信するDelayReqメッセージを生成する。メッセージ処理部31は、生成したDelayReqメッセージをマスタノード10へ送信する(S12)。メッセージ処理部33は、DelayReqメッセージを送信した時刻T3Bの時刻情報を時計部33から読みとる。メッセージ処理部31は、読みとった時刻T3Bの時刻情報を時刻補正部34へ送信する。時刻補正部34は時刻T3Bの時刻情報を記憶する。
中継スレーブノード11のメッセージ検出部30は、マスタノード10へ送信するDelayReqメッセージを検出すると、DelayReqメッセージを検出した時刻T3Aの時刻情報を時計部33から読みとる。メッセージ検出部30は、読みとった時刻T3Aの時刻情報を時刻補正部34へ送信する。時刻補正部34は時刻T3Aの時刻情報を記憶する。
マスタノード10のDelayResp生成部22は、末端スレーブノード12から送信されたDelayReqメッセージを受信すると、受信時刻T4の時刻情報を時計部26から読みとる。DelayResp生成部22は、時刻T4の時刻情報を挿入したDelayRespメッセージを末端スレーブノード12へ送信する(S13)。
中継スレーブノード11のメッセージ検出部30は、マスタノード10から送信された末端スレーブノード12宛のDelayRespメッセージを検出すると、メッセージ中の時刻情報を抽出する。メッセージ検出部30は抽出した時刻情報を時刻T4Aとして時刻補正部34へ送信する。時刻補正部34は、メッセージ検出部30から受信した時刻T4Aの時刻情報を記憶する。中継スレーブノード11は、受信したDelayRespメッセージを末端スレーブノード12へ転送する。
末端スレーブノード12のメッセージ処理部31は、中継スレーブノード11から転送された末端スレーブノード12宛のDelayRespメッセージを検出すると、メッセージ中の時刻情報を抽出する。メッセージ処理部31は抽出した時刻情報を時刻T4Bとして時刻補正部34へ送信する。時刻補正部34は、メッセージ処理部31から受信した時刻T4Bの時刻情報を記憶する。
時刻T3Aと、時刻T4Aとの差分(|T4A−T3A|)は、マスタノード10のマスタクロックに対する、中継スレーブノード11のスレーブクロックのオフセットおよびネットワーク伝搬遅延により発生する。また、時刻T3Bと、時刻T4Bとの差分(|T4B−T3B|)は、マスタノード10のマスタクロックに対する、末端スレーブノード12のスレーブクロックのオフセットおよびネットワーク伝搬遅延により発生する。
中継スレーブノード11における時刻補正部34は、時刻T1A,T2A,T3A,T4Aの時刻情報を記憶している。時刻補正部34は記憶する時刻情報に基づいて、マスタノード10と中継スレーブノード11との間の伝搬遅延時間TDELAY11を計算する。伝搬遅延時間TDELAY11は、TDELAY11={(T4A−T1A)−(T3A−T2A)}/2により算出することが出来る。マスタノード10と中継スレーブノード11との時刻のずれTDIFF11はTDIFF11=T2A−T1A−TDELAY11により計算することが出来る。時刻のずれTDIFF11が正の値の場合、中継スレーブノード11の時刻がマスタノード10よりも進んでいることを示し、時刻のずれTDIFF11が負の値の場合、中継スレーブノード11の時刻がマスタノード10よりも遅れていることを示す。
時刻補正部34は計算した時刻のずれTDIFF11を時計部33に送信する。時計部33は受信した時刻のずれTDIFF11の値に基づいて、時刻を修正する。
以上の通り中継スレーブノードである中継スレーブノード11は、マスタノード10と末端スレーブノード12との間で送受信される時刻同期用メッセージを監視することにより、マスタノード10との時刻調整処理を実行することが出来る。
同様に末端スレーブノード12における時刻補正部34は、時刻T1B,T2B,T3B,T4Bの時刻情報を記憶している。時刻補正部34は記憶する時刻情報に基づいて、マスタノード10と末端スレーブノード12との間の伝搬遅延時間TDELAY12を計算する。伝搬遅延時間TDELAY12は、TDELAY12={(T4B−T1B)−(T3B−T2B)}/2により算出することが出来る。マスタノード10と末端スレーブノード12との時刻のずれTDIFF12はTDIFF12=T2B−T1B−TDELAY11により計算することが出来る。時刻のずれTDIFF12が正の値の場合、末端スレーブノード12の時刻がマスタノード10よりも進んでいることを示し、時刻のずれTDIFF12が負の値の場合、末端スレーブノード12の時刻がマスタノード10よりも遅れていることを示す。
時刻補正部34は計算した時刻のずれTDIFF12を時計部33に送信する。時計部33は受信した時刻のずれTDIFF12の値に基づいて、時刻を修正する。以上の処理により末端スレーブノード12は、マスタノード10との時刻同期処理を実行することが出来る。
図6は、中継スレーブノード11において、マスタノード10と時刻同期メッセージを直接やり取りする処理から、マスタノード10と末端スレーブノード12との時刻同期メッセージを監視して同期処理を実行する処理への切り替え動作を説明するシーケンス図である。
本実施例において中継スレーブノード11および末端スレーブノード12は、いずれもマスタノード10から時刻同期の提供を受けている。また本実施例において、提供される時刻同期用メッセージはすべて、同じ時刻のドメインに属している。
中継スレーブノード11は、マスタノード10からSyncメッセージおよびFollowUpメッセージを受信する(S20、S21)。同様に末端スレーブノード12は、マスタノード10からSyncメッセージおよびFollowUpメッセージを受信する(S22、S23)。
中継スレーブノード11は、マスタノード10から末端スレーブノード12へ送信されるメッセージを検出する。中継スレーブノード11は、検出したメッセージのクロックドメインが、自分宛のメッセージにおけるクロックドメインと同一である場合(S24)、Syncタイマによるカウントを開始する(S25)。
中継スレーブノード11は、Syncタイマ開始と共に、マスタノード10から末端スレーブノード12へ送信されるメッセージの監視を開始する(S26)。また中継スレーブノード11は、自分宛のSyncメッセージの送信が不要であることを依頼するSync抑止依頼信号をマスタノード10へ送信する(S27)。
以上の通り中継スレーブノード11は、メッセージの監視結果に基づいてマスタノード10からの自分宛メッセージの送信を抑止することにより、マスタノード10の時刻同期処理負荷を軽減することが出来る。
図7は、監視処理開始後の中継スレーブノード11の動作を説明するシーケンス図である。図6のシーケンス図と同一の処理には同一番号を付し、その説明を省略する。
中継スレーブノード11は、マスタノード10から末端スレーブノード12へ送信されるSyncメッセージを検出すると、タイマを開始すると共にマスタノード10へSync抑止依頼信号を送信する。Syncタイマに設定される値は、例えば中継スレーブノード11が時刻同期処理を実行しなくても時刻の精度を維持できる時間に基づいて決定する。
タイマ開始後、一定時間経過する前にスレーブノードを通過するSyncメッセージが検出できない場合、中継スレーブノード11はタイムアウトを検出する(S28)。タイムアウト検出後、中継スレーブノード11はマスタノード10に対し、自分宛のSyncメッセージを送信するよう、Sync生成依頼信号を送信する(S29)。
以上の通り中継スレーブノード11は、Sync抑止処理後のタイムアウトを設けることにより、他のスレーブノードへ送信されるSyncメッセージが検出できない場合の時刻同期処理を保障することが出来る。
図8は、中継スレーブノード11と末端スレーブノード12との間にネットワーク上の問題が発生した場合の、中継スレーブノード11での時刻同期処理を説明するシーケンス図である。
中継スレーブノード11と末端スレーブノード12との間にネットワーク上の問題がない場合、中継スレーブノード11は、末端スレーブノード12からマスタノード10へ送信されるDelayReqメッセージおよびマスタノード10から末端スレーブノード12へ送信されるDelayRespメッセージを検出することが出来る(S31、S32)。
中継スレーブノード11は、末端スレーブノード12からマスタノード10へ送信されるDelayReqメッセージを検出するごとにDelayReqタイマを開始する(S33)。DelayReqタイマの値は、例えば中継スレーブノード11が時刻同期処理を実行しなくても時刻の精度を維持できる時間に基づいて決定する。
中継スレーブノード11と末端スレーブノード12との間にネットワーク上の問題が発生すると、マスタノード10から送信されたSyncメッセージおよびFollowUpメッセージは、中継スレーブノード11で検出出来ても、末端スレーブノード12へ到達しない(S34、S35)。また、末端スレーブノード12からマスタノード10へ送信されたDelayReqメッセージは、中継スレーブノード11へ到達しない(S36)。中継スレーブノード11において、末端スレーブノード12からマスタノード10へ送信されたDelayReqメッセージが一定時間経過前に検出できない場合、中継スレーブノード11はタイムアウトを検出する(S37)。
タイムアウトを検出した中継スレーブノード11は、マスタノード10に対しDelayReqメッセージを送信する(S38)。中継スレーブノード11は、DelayReqメッセージを送信した時刻T3Aの時刻情報を記憶する。
中継スレーブノード11からDelayReqメッセージを受信したマスタノード10は、中継スレーブノード11に対し、送信時刻T4の時刻情報を挿入したDelayRespメッセージを送信する(S39)。中継スレーブノード11は、受信したDelayRespメッセージから抽出した時刻情報を時刻T4Aとして記憶する。
以上の通り中継スレーブノード11は、中継スレーブノード11と末端スレーブノード12との間にネットワーク上の問題が生じた場合であっても、時刻同期処理を継続することが出来る。
図9は中継スレーブノード11の処理フロー図である。
中継スレーブノード11においてメッセージ検出部30は、他のスレーブノード宛に送信されたSyncメッセージを検出する(S40:YES)。メッセージ検出部30は、検出したSyncメッセージの送信元であるマスタノードが同一であり、かつクロックドメインが同一である場合(S41:YES)、他のスレーブノードのアドレスを監視対象として記憶する(S42)。
メッセージ検出部30は、Syncメッセージ監視用のSyncタイマおよびDelayReqメッセージ監視用のDelayReqタイマをそれぞれ有する。メッセージ検出部30は監視対象となるスレーブノードのアドレスを記憶後、SyncタイマおよびDelayReqタイマを開始する(S43)。メッセージ検出部30はマスタノード10に対し、Sync抑止依頼信号を送信する(S44)。
Syncタイマ開始後、Syncメッセージを検出すると(S45)、メッセージ検出部30はSyncタイマを停止させる(S51)。メッセージ検出部30はSyncメッセージ受信時の時刻を時計部33から読み出し、時刻補正部34へ時刻T2Aとして送信する。時刻補正部34は、受信した時刻T2Aの時刻情報を記憶する(S52)。メッセージ検出部30は停止していたSyncタイマをリセットし、タイマを開始させる(S53)。
メッセージ検出部30はFollowUpメッセージを検出すると(S46:YES)、メッセージ中の時刻情報を抽出し、時刻T1Aとして時刻情報を時刻補正部34へ送信する。時刻補正部34は、受信した時刻T1Aの時刻情報を記憶する(S54)。
メッセージ検出部30はDelayReqメッセージを検出すると(S47:YES)、DelayReqタイマを停止させる(S55)。メッセージ検出部30はDelayReqメッセージを受信した時刻を時計部33から読み出し、時刻補正部34へ時刻T3Aとして送信する。時刻補正部34は、受信した時刻T3Aの時刻情報を記憶する(S56)。メッセージ検出部30は停止していたDelayReqタイマをリセットし、タイマを開始させる(S57)。
メッセージ検出部30はDelayRespメッセージを検出すると(S48:YES)、メッセージ中の時刻情報を抽出し、時刻T4Aとして時刻情報を時刻補正部34へ送信する。時刻補正部34は、受信した時刻T1Aの時刻情報を記憶する(S58)。時刻補正部34は、記憶している時刻T1A、T2A、T3A、T4Aの時刻情報に基づいて、時刻補正演算を実行する(S59)。
DelayReqタイマ開始後、一定時間経過する前にスレーブノードを通過するDelayReqメッセージが検出できない場合、メッセージ検出部30はタイムアウトを検出する(S49:YES)。タイムアウト検出後、中継スレーブノード11のメッセージ処理部31は、マスタノード10に対し自分宛のDelayRespメッセージを送信するよう、DelayReqメッセージを送信する(S60)。
メッセージ処理部31はDelayReqメッセージを創出した時刻T3Aを時計部33から読みとる。メッセージ処理部31は読みとった時刻T3Aの時刻情報を時刻補正部34へ送信する。時刻補正部34は受信した時刻T3Aの時刻情報を記憶する(S61)。
メッセージ処理部31は、マスタノード10へ送信したDelayReqメッセージに対する自分宛のDelayRespメッセージを検出すると(S62:YES)、メッセージに挿入された時刻情報を抽出し、時刻T4Aの時刻情報として時刻補正部34へ送信する。時刻補正部34は受信した時刻T4Aの時刻情報を記憶する(S63)。時刻補正部34は、記憶している時刻T1A、T2A、T3A、T4Aの時刻情報に基づいて、時刻補正演算を実行する(S64)。
Syncタイマ開始後、一定時間経過する前にスレーブノードを通過するSyncメッセージが検出できない場合、メッセージ検出部30はタイムアウトを検出する(S50:YES)。タイムアウト検出後、メッセージ検出部30は、監視対象として記憶している、末端スレーブノードのアドレスを削除する(S65)。メッセージ検出部30はマスタノード10に対し、自分宛のSyncメッセージを送信するよう、Sync生成依頼信号を送信する(S66)。Sync生成依頼信号を受信したマスタノード10は、停止していた中継スレーブノード11宛のSyncメッセージの送信を再開する。
以上の通り中継スレーブノード10は、マスタノード10から自身宛の同期処理量を削減するとともに、必要に応じて、自身宛の同期処理を再開することが出来る。
1 通信システム
10 マスタノード
11、12 スレーブノード
20 Demultiplexer
21 Sync抑止処理部
22 DelayResp生成部
23 メッセージ処理部
24 Sync/FollowUp生成部
25 Multiplexer
26 時計部
30 メッセージ検出部
31 メッセージ処理部
32 転送部
33 時計部
34 時刻補正部
40 時刻同期メッセージ
41 宛先アドレス
42 送信元アドレス
43 EthernetType
44 MessageType
45 DomainNumber
46 データ

Claims (8)

  1. マスタノードからの送信時刻の情報を含む時刻同期メッセージに基づいて時刻同期処理を行うノードであって、
    該マスタノードから他のノード宛に送信された該時刻同期メッセージの受信時刻を計時する時計部と、
    該マスタノードから該他のノード宛に送信された該時刻同期メッセージを検出すると共に、検出した該時刻同期メッセージから該送信時刻の情報を抽出するメッセージ検出部と、
    抽出した該送信時刻の情報および該受信時刻の情報に基づいて、該時計部の時刻を補正する時刻補正部と、
    該受信部にて受信した該時刻同期メッセージが該他のノード宛であった場合に、該他のノードへ受信した該時刻同期メッセージを転送する転送部と
    を有することを特徴とするノード。
  2. 該時計部は、該他のノードが該時刻同期メッセージに応答して該マスタノード宛に送信した応答メッセージの受信時刻を計時し、
    該メッセージ検出部は、該応答メッセージを検出すると共に、該他のノードが該応答メッセージを送信した応答時刻の情報を抽出し、
    該時刻補正部は、該応答メッセージの受信時刻の情報および該応答時刻の情報に基づいて、該時計部の時刻を補正する
    ことを特徴とする、請求項1に記載のノード。
  3. 該メッセージ検出部は、該時刻同期メッセージの検出に応じて、該マスタサーバから自分宛の時刻同期メッセージ送信の停止を依頼する停止依頼信号を該マスタサーバへ送信することを特徴とする、請求項1または2に記載のノード。
  4. 該メッセージ検出部は、該他のノードのアドレスを記憶し、記憶した該アドレスに基づいて、該マスタノードから受信する時刻同期メッセージを検出することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のノード。
  5. 第1のノード、第2のノード、及び、該第2のノード宛のメッセージを該第1のノードを経由して送信するマスタノードを有する通信システムであって、
    該マスタノードは、
    該送信時刻の情報を含む時刻同期メッセージを生成する生成部と、
    該時刻同期メッセージの送信時刻を計時する第1の時計部と、
    該生成部により生成された該時刻同期メッセージを該第2のノード宛に送信する第1の送信部と
    を有し、
    該第1のノードは、
    該時刻同期メッセージの受信時刻を計時する第2の時計部と、
    該時刻同期メッセージを検出すると共に、検出した該時刻同期メッセージから該送信時刻の情報を抽出するメッセージ検出部と、
    抽出した該送信時刻の情報および該受信時刻の情報に基づいて、該時計部の時刻を補正する時刻補正部と、
    該メッセージ検出部にて検出した該時刻同期メッセージが、該第2のノード宛である場合、該時刻同期メッセージの宛先となる該第2のノードへ転送する転送部と
    を有する通信システム。
  6. 該第2のノードは、
    該時刻同期メッセージに応答する応答メッセージを生成するメッセージ処理部と、
    該応答メッセージを該マスタノードへ送信する応答時刻を計時する第3の時計部と
    を有し、
    該第2の時計部は、該第2のノードから該マスタノード宛に送信された該応答メッセージの受信時刻を計時し、
    該メッセージ検出部は、該応答メッセージを検出すると共に、該第2のノードが該応答メッセージを送信した該応答時刻の情報を抽出し、
    該時刻補正部は、該応答メッセージの受信時刻の情報および該応答時刻の情報に基づいて、該第2の時計部の時刻を補正する
    ことを特徴とする、請求項5に記載の通信システム。
  7. 該メッセージ検出部は、検出した該第2のノード宛の時刻同期メッセージが、該第1のノード宛の時刻同期メッセージと同一のクロックドメインに基づく送信時刻の情報を有する場合に、該マスタサーバから該第1のノード宛の時刻同期メッセージ送信の停止を依頼する停止依頼信号を該マスタサーバへ送信することを特徴とする、請求項5または6に記載の通信システム。
  8. 該メッセージ検出部は、該第2のノードのアドレスを記憶し、記憶した該アドレスに基づいて、該マスタノードから受信する時刻同期メッセージを検出することを特徴とする、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の通信システム。
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