JP2000341253A - パス切替制御システム及びパス切替制御方法 - Google Patents

パス切替制御システム及びパス切替制御方法

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JP2000341253A
JP2000341253A JP11145769A JP14576999A JP2000341253A JP 2000341253 A JP2000341253 A JP 2000341253A JP 11145769 A JP11145769 A JP 11145769A JP 14576999 A JP14576999 A JP 14576999A JP 2000341253 A JP2000341253 A JP 2000341253A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信端より上流で故障が発生した場合、障害
は2つのルートに波及し、両系故障となり、冗長構成で
救済を行うことができないので、ルート切替えは不要で
ある。この両系障害発生時の不要な切替動作を防止す
る。 【解決手段】 分岐部103以前の障害検出部101で
上流故障を検出したとき、障害情報挿入部102におい
て上流故障情報を主信号の特定タイムスロットに挿入す
る。ルート上の途中に存在する中継ノード202,20
3では、上流故障情報を転送する仕組みを持たせる。受
信側では、上流故障情報を検出するための上流障害情報
検出部106、107を持たせ、上流故障情報と障害検
出部108、109で検出された障害とを基に、ルート
故障か上流故障か判断し、選択部111の切替制御を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパス切替制御システ
ム及びパス切替制御方法に関し、特に冗長構成ネットワ
ークにおいて、現用及び予備のパスとなる2つの伝送ル
ートの切替えを障害発生に応答して行うパス切替制御シ
ステム及びパス切替制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、冗長構成ネットワークの切替制
御システムの従来例を示す図である。同図において、送
信端701からの信号が分岐点702で分岐され、伝送
ルートAと伝送ルートBとの2つのルートを通る。伝送
ルートAには中継ノード703が存在し、伝送ルートB
には中継ノード704が存在する。
【0003】受信側では、障害検出部705、706で
ルート故障を検出し、切替制御部708は2つのルート
のうち正常な方を選択するように選択部707を切替制
御する。
【0004】ここで、送信端701より上流で故障が発
生した場合、障害はルートAとルートBに波及し、両系
故障となる。このとき、冗長構成で救済を行うことがで
きないので、選択部707でのルート切替えは不要であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の切替制御システムにおいては、以下のような問
題点がある。すなわち、ルートAとルートBとに距離差
があり、ルートAの方が短いとすると、ルートAを受信
側で選択していた場合、両系が故障していても、障害を
障害検出部705で障害検出部706より先に検出して
しまう。このため、切替制御部はルートBは正常で、ル
ートAは障害発生と判断し、ルートBへの切替を行って
しまう。
【0006】ここで、図10を参照すると、時刻a点で
発生した障害はルートA及びルートBに障害が波及す
る。すると、それぞれのルートの伝送遅延時間差によ
り、時刻b点でルートAの故障を検出し、時刻c点でル
ートBの故障を検出することになる。この場合、時刻b
点に着目すると、ルートAの故障は検出されているのに
対し、ルートBの故障は検出されず、時刻c点まではル
ートBが正常であることになる。このため、ルートAか
らルートBに伝送路の切替が行われる。
【0007】しかし、ルートA及びルートBは最終的に
は両方とも障害になるので、ルートAからルートBへの
伝送路の切替えは不要であり、不要な切替えをネットワ
ーク管理システムに通知してしまうと、ネットワーク管
理者の誤判断を招くおそれがある。
【0008】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は両系障害発生
時の不要な切替動作を防止することのできるパス切替制
御システム及びパス切替制御方法を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるパス切替制
御システムは、分岐され現用及び予備のパスとなる第1
及び第2の伝送ルートの切替えを障害発生に応答して行
うパス切替制御システムであって、前記第1及び第2の
伝送ルートに分岐される直前のパスにおける障害を検出
する障害検出手段と、この障害検出結果を分岐される前
記第1及び第2の伝送ルートによるパスにそれぞれ出力
する分岐手段と、この分岐された前記第1及び第2の伝
送ルートによるパスに出力された障害検出結果が共にパ
スに障害があることを示したとき前記第1及び第2の伝
送ルートの切替えを抑止する切替え抑止手段とを含むこ
とを特徴とする。前記分岐手段は、前記障害検出結果を
前記パスに挿入する挿入部と、この挿入後に前記第1及
び第2の伝送ルートの分岐を行う分岐部とを含むことを
特徴とする。また、前記パスはSDH信号を伝送するパ
スであり、前記障害検出結果は前記SDH信号のAU部
の特定部分に挿入されることを特徴とする。なお、前記
AU部の特定部分は、H3バイトであるか、H1バイト
のSSビットであることを特徴とする。
【0010】本発明によるパス切替制御方法は、分岐さ
れ現用及び予備のパスとなる第1及び第2の伝送ルート
の切替えを障害発生に応答して行うパス切替制御方法で
あって、前記第1及び第2の伝送ルートに分岐される直
前のパスにおける障害を検出する障害検出ステップと、
この障害検出結果を分岐される前記第1及び第2の伝送
ルートによるパスにそれぞれ出力する分岐ステップと、
この分岐された前記第1及び第2の伝送ルートによるパ
スに出力された障害検出結果が共にパスに障害があるこ
とを示したとき前記第1及び第2の伝送ルートの切替え
を抑止する切替え抑止ステップとを含むことを特徴とす
る。前記分岐ステップにおいては、前記障害検出結果を
前記パスに挿入し、この挿入後に前記第1及び第2の伝
送ルートの分岐を行うことを特徴とする。また、前記パ
スはSDH信号を伝送するパスであり、前記障害検出結
果は前記SDH信号のAU部の特定部分に挿入されるこ
とを特徴とする。なお、前記AU部の特定部分は、H3
バイトであるか、H1バイトのSSビットであることを
特徴とする。
【0011】要するに本発明は、ディジタル伝送システ
ムにおいて、送信端で複数ルートへ信号を分岐送信して
おき、受信端で複数ルートから受信する信号を選択する
ことにより構成されるルート冗長系の切替制御方式に関
し、送信端よりも上流側の故障を起因とする両系故障時
の不要な切替動作を防止するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、以下の説明におい
て参照する各図においては、他の図と同等部分には同一
符号が付されている。
【0013】図1は本発明によるパス切替制御システム
の実施の一形態を示すブロック図である。同図には、伝
送システムの冗長構成が示されている。同図において
は、送信ノード201の分岐部103で伝送ルートA及
びBに信号を分岐し、受信ノード204の選択部111
で正常な信号を受信しているルートを選択する。伝送ル
ートAは上流障害情報転送部104を有する中継ノード
202を通過し、伝送ルートBは上流障害情報転送部1
05を有する中継ノード203を通過する。
【0014】また、両ルートの信号の正常性を障害検出
部108、109で監視し、現用ルートで障害検出した
場合は予備ルートへ切替動作を行う。すなわち、本冗長
構成の救済区間は分岐部103から選択部111であ
り、端点Taより上流で発生する障害に対しては救済の
対象外である。しかしこの上流故障は伝送ルートA,B
の両ルートへ波及し、両ルートとも正常な信号が伝送さ
れない。本発明の特徴は、伝送ルートA又はB内で発生
した故障なのか、上流故障を要因とする両系故障なのか
を選択部111で判断できるようにし、上流故障発生時
には不要な切替動作を行わないようにするものである。
ここで、説明のために、冗長構成の救済伝送区間(分岐
部103から選択部111の伝送ルートA又はB)内で
の障害を「ルート故障」、端点Taより上流での障害を
「上流故障」と定義する。
【0015】この上流故障とルート故障を受信ノード側
で判断させる手段として、分岐部103以前にその情報
(上流故障情報)を主信号の特定タイムスロットに挿入
する仕組みを持たせる。障害検出部101で上流故障を
検出したとき、障害情報挿入部102において上流故障
情報を挿入し、送出する。また、この情報を受信端まで
転送するためにルート上の途中に存在する中継ノード2
02,203においては、上流故障情報を転送する仕組
みを持たせる(上流故障情報転送部)。受信側では、上
流故障情報を検出するための上流障害情報検出部10
6、107を持たせる。そして切替制御部110は、上
流故障情報と障害検出部108、109で検出された障
害とを基に、ルート故障か上流故障か判断し、選択部1
11の切替制御を行う。
【0016】図2は、SDH(Synchronous Digital Hi
erarchy )伝送装置による4ノードのリング型ネットワ
ークシステムの構成例である。このリングネットワーク
システムは、リング内では高速のSDHフレーム伝送を
行っており、各ノードは低速のSDHフレームをこの高
速伝送ネットワークに高次群パスVC単位で多重分離す
る機能をもっているので端点Taから端点Tbへ、高次
群パスの伝送をこのネットワークを介して行うことがで
きる。
【0017】この端点Taから端点Tbへのリング内で
の伝送は、送信ノード(A)201から、中継ノード
(B)202を介する伝送ルートAと、中継ノード
(C)203を介する伝送ルートBとの両方が用いら
れ、冗長構成になっている。片方のルートで障害が発生
した場合、受信ノード(D)204の選択部で片方向パ
ス切替を行うことで、端点Taから端点Tbへの信号伝
送の故障救済が行われる。
【0018】上流故障を受信端に通知する手段として、
SDH多重フレームのAU(Administrative Unit )ポ
インタのH1バイト,H2バイト,H3バイトのうちH
3バイトを使用する。図3には、SDH信号(STM−
N)のフレーム構成が示されている。SDH信号のサイ
ズはN×270×9バイトである。そして、そのうちの
9×9バイト長の部分が、SOH(Section Over Head
)及びAUポインタ部である。残りの261×9バイ
ト長がペイロード部である。ペイロード部には、POH
(Path Over Head)が付加されたデータ(VC3,VC
4)が搭載される。
【0019】同図中のAU部には、通常、H1〜H3バ
イトが含まれている(図示せず)。そのH1バイトのb
1〜b4はポインタ値の変更を表すニューデータフラ
グ、H1バイトのb5及びb6はAUタイプ表示、H1
のb7及びb8並びにH2バイトはポインタ値、H3バ
イトは基準クロックと装置の多重化用クロックの周波数
がずれた場合スタッフ動作を行う負スタッフアクション
バイトとして定義されている。AIS(Alarm Indicati
on Signal )は、H1バイト,H2バイトがオール
“1”である場合、検出条件であり、下流にAISを転
送する場合もH1バイト,H2バイトの値をオール
“1”として送出する。負スタッフ用のH3バイトは信
号が正常な場合において使用されるので、AIS送信の
場合に上流故障情報バイトとして使用することは可能で
ある。
【0020】ここで、H3バイト値の定義を行う。信号
が正常(H1バイト,H2バイトはオール“1”でない
とき)な場合、H3バイトは負スタッフアクションバイ
ト(従来通り)。AIS(H1バイト,H2バイトがオ
ール“1”)の場合、H3=“01010101”
(“55h”)であれば上流故障情報を表すものとす
る。上流故障でないAISは、H3バイトを従来通りオ
ール“1”とする。なお、“h”は16進数であること
を示すものとする。
【0021】図4は、送信ノードでの上流故障送信機能
を示すブロック図である。同図に示されているように、
送信ノードは、端点Taよりの低速のSDHフレーム信
号のSOHを終端するSOH処理部301と、AUポイ
ンタを終端するAUポインタ処理部302と、AUポイ
ンタのAIS情報を監視するAIS監視部303と、上
流故障情報を挿入するH3バイト挿入部304と、信号
を2方向に分岐する分岐部305と、高速のSDHフレ
ーム信号のSOHを生成するSOH処理部306及び3
07とを含んで構成されている。
【0022】図5は、中継ノードでの上流故障転送機能
を示すブロック図である。同図に示されているように、
中継ノードは、高速SDHフレーム信号の終端・生成を
行うSOH処理部401及び404と、AUポインタの
終端を行うAUポインタ処理部402と、AISを検出
するAIS監視部405と、H3バイト値をモニタする
H3バイト監視部406と、上流故障を検出する上流故
障検出部407と、上流故障情報を挿入するH3バイト
挿入部403とを含んで構成されている。
【0023】図6は、受信ノードでの上流故障判定機能
を示すブロック図である。同図に示されているように、
受信ノードは、高速SDHフレーム信号の終端を行うS
OH処理部501及び502と、AUポインタを終端す
るAUポインタ処理部503及び504と、パス信号の
誤り監視バイト(B3バイト)をモニタするPOHモニ
タ部505及び506と、H3バイト値をモニタするH
3バイト監視部507及び508と、AUポインタのA
IS情報を監視するAIS監視部511及び512と、
上流故障を検出する上流故障検出部509及び510
と、パス切替のトリガを検出するパス切替トリガ監視部
513及び514と、パス切替の制御を行うパス切替制
御部515と、ルートA又はルートBの信号の選択を行
う選択部516とを含んで構成されている。
【0024】かかる構成からなる本システムの動作につ
いて説明する。図4において、端点Taからの低速SD
Hフレーム信号をノードA201が受信すると、ノード
A内のSOH処理部301でSOHが終端されAU部が
分離される。このときAUポインタ処理部302で終端
されたAUポインタをAIS監視部303で監視し、A
Uポインタがオール“1”の場合にAISと判定する。
AISと判定したときは、上流故障情報として定義した
H3バイト値“55h”をH3バイト挿入部404で挿
入する。そして、分岐点305で分岐された信号は、S
OH処理部306、307で高速のSDHフレーム信号
に多重化されルートA又はルートBに送出される。
【0025】ノードB又はノードCでは、高速SDHフ
レームは終端されAUポインタの終端も行われるので、
受信ノードへ上流故障情報を転送する処理が必要であ
る。上流故障情報転送機能は、上流故障を検出した場合
には、通常のAUポインタ生成処理がなされたあとに上
流故障定義値を挿入することで実現できる。その動作に
ついて図5を参照して説明すると、SOH処理部401
で終端された信号は、AUポインタ処理部402でAU
ポインタが終端される。上流故障検出部407で、AI
S監視部405からのAIS情報とH3バイト監視部4
06からのH3バイト情報により上流故障であるか判定
し、上流故障であればH3バイト挿入部403で上流故
障定義値“55h”を挿入する。上流故障検出部407
での上流故障判定は、AIS(AUポインタのH1バイ
ト及びH2バイトがオール“1”)かつH3バイトが
“55h”であるときである。そして、SOH処理部4
04でSOH処理され伝送路に送出される。
【0026】次に、図6を参照して説明する。ノードD
において、ルートA及びルートBからのSDH信号を受
信すると、これらの信号はSOH処理部501、502
で終端される。次に、AUポインタ処理部503、50
4でAUポインタが終端され、H3バイトはH3バイト
監視部507、508に、H1バイト,H2バイトはA
IS監視部511、512に渡される。そして、これら
H1バイト,H2バイトの値(AIS情報)及びH3バ
イトの値は、上流故障検出部509、510に渡され、
AIS(H1バイト,H2バイトがオール“1”)かつ
H3バイト値が“55h”のとき上流故障あり、AIS
(H1バイト,H2バイトがオール“1”)でH3バイ
ト値もオール“1”であるときは上流故障なしと判定さ
れる。つまり、AISでない(信号が正常)ときは、H
3バイトは負スタッフ用のバイトで、H3バイトが“5
5h”でも上流故障を意味しない。
【0027】また、AUポインタ処理後のVC(Virtua
l Container)信号はPOHモニタ部でモニタされVC
信号の符号誤り情報を示すB3バイトはパス切替トリガ
監視部513,514に渡される。パス切替トリガは、
AISかB3バイトの誤り検出時である。切替制御部5
15は、パス切替トリガにより選択部516の切替を制
御するが、上流故障検出部509,510で上流故障情
報を検出した場合には、パス切替トリガがあっても切替
制御を行わない。
【0028】次に、本発明によるパス切替制御システム
の他の実施形態について図7を参照して説明する。上述
した実施例では上流障害情報の通知手段としてH3バイ
トを用いているのに対し、本例ではAUポインタのSS
ビット(H1バイトの第5ビット及び第6ビット)を用
いる。このSSビットは、AUのタイプを表示するため
に用いられるビットである。
【0029】AUポインタのH1バイト,H2バイト
は、AISのときにオール“1”が代入される。SSビ
ットについては、上流障害情報の通知ビットと定義す
る。
【0030】本実施例におけるシステムの構成及び動作
は、ほぼ上述の実施例と同じであるので異なる部分につ
いて図7を参照して説明する。具体的には、SSビット
の挿入,転送,判定の機能について説明する。
【0031】まず、最初に上流故障情報のSSビットの
定義を行う。通常、H1バイト,H2バイトは、AIS
のときオール“1”であるが、リングネットワーク内で
は、SSビットを含めない他のビットをオール“1”と
する。そして、SS=“00”のとき上流故障情報を示
し、それ以外の場合は“11”とする。すなわち、受信
端でAIS受信時、切替トリガとなるH1バイトは“1
1110011”で、切替トリガとならないH1バイト
は“11111111”である。なお、この定義はリン
グネットワークシステムに閉じたものであり、送信ノー
ドでのAIS受信及び受信ノードでの低速側へのAIS
送信は、通常の定義に基づくAISの送受信を行うもの
とする。
【0032】AIS監視部601でAISを検出した場
合、SSビット挿入部602でSSビットに“00”を
挿入した後、分岐部603を介して転送する。中継ノー
ドにおいて、AIS監視部604によるAIS監視とS
Sビット監視部605によるSSビットの監視とを行
い、AISかつSSビット=“00”であれば、SSビ
ット挿入部606でSSビットに“00”を挿入し転送
する。受信ノードではAIS監視部607とSSビット
監視部608でAISかつSSビット=“00”を検出
した場合には切替トリガ監視部609で切替トリガを検
出しても切替制御部610は選択部611の切替えを行
わない。
【0033】以上説明した2つの実施例においては、以
下のようなパス切替制御方法が実現されていることにな
る。すなわち、分岐され現用及び予備のパスとなる2つ
の伝送ルートの切替えを障害発生に応答して行うパス切
替制御方法であり、その制御方法は、2つの伝送ルート
に分岐される直前のパスにおける障害を検出する障害検
出ステップと、この障害検出結果を分岐される2つの伝
送ルートによるパスにそれぞれ出力する分岐ステップ
と、この分岐された2つの伝送ルートによるパスに出力
された障害検出結果が共にパスに障害があることを示し
たとき2つの伝送ルートの切替えを抑止する切替え抑止
ステップとを含んでいるのである。
【0034】この制御方法について、図8を参照してさ
らに説明する。同図に示されているように、まず、2つ
の伝送ルートに分岐される直前のパスにおける障害を検
出する(ステップS701)。そして、この障害検出結
果を分岐される2つの伝送ルートによるパスにそれぞれ
出力する(ステップS702)。
【0035】次に、この分岐された2つの伝送ルートに
よるパスに出力された障害検出結果が共にパスに障害が
あることを示しているかどうかを判断する(ステップS
703)。この判断の結果、障害検出結果が2つのパス
に共に障害があることを示している場合には、2つの伝
送ルートの切替えを抑止し(ステップS703→S70
4)、処理は終了となる(ステップS706)。また、
ステップS703の判断の結果、2つのパスの少なくと
も一方に障害がないことを示している場合には、切替え
は抑止されず、通常通り、正常なパスを選択するように
パスの切替えが行われ(ステップS705)、処理は終
了となる(ステップS706)。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、送信点で
の故障発生時に上流障害情報を転送することにより、上
流故障から波及した両方向のルート障害であるのか、切
替を必要とするルート障害であるのかを判定できるの
で、両方向のルート障害発生時に起きる不要な切替動作
を防止でき、不要な切替通知によるネットワーク管理者
の誤判断を抑止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるパス切替制御シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】SDH伝送装置による4ノードのリング型ネッ
トワークシステムの構成例を示すブロック図である。
【図3】SDH信号のフレームを示す図である。
【図4】送信ノードでの上流故障送信機能を示すブロッ
ク図である。
【図5】中継ノードでの上流故障転送機能を示すブロッ
ク図である。
【図6】受信ノードでの上流故障判定機能を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明の実施の他の形態によるパス切替制御シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明によるパス切替制御システムのパス切替
動作を示すフローチャートである。
【図9】従来のパス切替制御システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図10】従来のパス切替制御システムにおけるパス切
替動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
101 障害検出部 102 障害情報挿入部 103 分岐部 104,105 上流障害情報転送部 106,107 上流障害情報検出部 108,109 障害検出部 110 切替制御部 111 選択部 201 送信ノード 202,203 中継ノード 204 受信ノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/28 H04L 13/00 311 29/14 Fターム(参考) 5K014 AA01 AA04 CA01 CA06 EA07 FA01 FA08 5K028 AA15 DD04 LL02 MM05 PP04 PP05 QQ01 5K030 GA12 HB25 JA11 JL07 JL10 MB03 MD02 5K035 AA03 BB04 CC09 DD01 JJ01 LL01 LL14 9A001 BB02 BB04 CC07 DD10 JJ18 KK56 LL02 LL05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐され現用及び予備のパスとなる第1
    及び第2の伝送ルートの切替えを障害発生に応答して行
    うパス切替制御システムであって、前記第1及び第2の
    伝送ルートに分岐される直前のパスにおける障害を検出
    する障害検出手段と、この障害検出結果を分岐される前
    記第1及び第2の伝送ルートによるパスにそれぞれ出力
    する分岐手段と、この分岐された前記第1及び第2の伝
    送ルートによるパスに出力された障害検出結果が共にパ
    スに障害があることを示したとき前記第1及び第2の伝
    送ルートの切替えを抑止する切替え抑止手段とを含むこ
    とを特徴とするパス切替制御システム。
  2. 【請求項2】 前記分岐手段は、前記障害検出結果を前
    記パスに挿入する挿入部と、この挿入後に前記第1及び
    第2の伝送ルートの分岐を行う分岐部とを含むことを特
    徴とする請求項1記載のパス切替制御システム。
  3. 【請求項3】 前記パスはSDH信号を伝送するパスで
    あり、前記障害検出結果は前記SDH信号のAU部の特
    定部分に挿入されることを特徴とする請求項2記載のパ
    ス切替制御システム。
  4. 【請求項4】 前記AU部の特定部分は、H3バイトで
    あることを特徴とする請求項3記載のパス切替制御シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記AU部の特定部分は、H1バイトの
    SSビットであることを特徴とする請求項3記載のパス
    切替制御システム。
  6. 【請求項6】 分岐され現用及び予備のパスとなる第1
    及び第2の伝送ルートの切替えを障害発生に応答して行
    うパス切替制御方法であって、前記第1及び第2の伝送
    ルートに分岐される直前のパスにおける障害を検出する
    障害検出ステップと、この障害検出結果を分岐される前
    記第1及び第2の伝送ルートによるパスにそれぞれ出力
    する分岐ステップと、この分岐された前記第1及び第2
    の伝送ルートによるパスに出力された障害検出結果が共
    にパスに障害があることを示したとき前記第1及び第2
    の伝送ルートの切替えを抑止する切替え抑止ステップと
    を含むことを特徴とするパス切替制御方法。
  7. 【請求項7】 前記分岐ステップにおいては、前記障害
    検出結果を前記パスに挿入し、この挿入後に前記第1及
    び第2の伝送ルートの分岐を行うことを特徴とする請求
    項6記載のパス切替制御方法。
  8. 【請求項8】 前記パスはSDH信号を伝送するパスで
    あり、前記障害検出結果は前記SDH信号のAU部の特
    定部分に挿入されることを特徴とする請求項7記載のパ
    ス切替制御方法。
  9. 【請求項9】 前記AU部の特定部分は、H3バイトで
    あることを特徴とする請求項8記載のパス切替制御方
    法。
  10. 【請求項10】 前記AU部の特定部分は、H1バイト
    のSSビットであることを特徴とする請求項8記載のパ
    ス切替制御方法。
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