JP3271703B2 - サブネットワークプロテクションシステムに用いられる伝送装置 - Google Patents

サブネットワークプロテクションシステムに用いられる伝送装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号伝送装置に関
し、詳しくは、パス単位に冗長構成を持つネットワーク
において、ネットワークへの入力信号にパス故障が発生
した場合にも、ネットワークの経路差による誤った切り
替えを発生させない機能を有するサブネットワークプロ
テクションシステムに用いられるのに適した信号伝送装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、サブネットワークの入力で、パ
ス信号を分岐して冗長を持たせ、サブネットワークの出
力でパス信号の切り替えを行うような伝送装置の場合に
は、パス故障の検出について、サンプリングを行い保護
を採るなどの処理を行っていた。
【0003】この種の技術における従来例としては、特
開平07−095227号公報、特開平08−0089
49号公報、特開平10−294729号公報等に開示
された技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、サブネットワークの入力信号に故障が発生し
た場合の不要な切り替えを防止するために、最大の距離
差に対して故障検出のサンプリング時間を十分長くする
処理を行っていたために、実際の距離差にかかわらず切
り替え時間が長くなってしまい、パスプロテクションの
性能が良くないという欠点があった。
【0005】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技
術に内在する上記課題を解決するためになされたもので
あり、従って本発明の目的は、不要な切り替えを防ぎつ
つ、かつパスプロテクションの性能を向上させることを
可能としたサブネットワークプロテクションシステムに
用いられる新規な伝送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係るサブネットワークプロテクションシス
テムに用いられる伝送装置は、送信部と受信部とが第1
の伝送路及び第2の伝送路により接続され同一の信号が
分岐されて前記第1及び第2の伝送路を通して前記受信
部に伝送されるサブネットワークプロテクションシステ
ムにおいて、前記送信部はある一定の周期を示す同期パ
ターンであるマルチフレームを挿入するマルチフレーム
挿入手段を有し、前記受信部は、前記第1の伝送路から
の信号に含まれる同期パターンを検出すると共に該同期
パターンを基準とした入力信号のバイト数のカウントを
行う第1のマルチフレームカウンタと、前記第2の伝送
路からの信号に含まれる同期パターンを検出すると共に
該同期パターンを基準とした入力信号のバイト数のカウ
ントを行う第2のマルチフレームカウンタと、前記第1
及び第2のマルチフレームカウンタのカウント値を比較
することにより前記第1の伝送路と前記第2の伝送路の
距離差を検出するカウンタ値比較手段と、前記第1の伝
送路で発生した切替トリガを検出する第1の切替トリガ
検出手段と、前記第2の伝送路で発生した切替トリガを
検出する第2の切替トリガ検出手段と、前記カウンタ値
比較手段の出力信号、前記第1、第2の切替トリガ検出
手段の出力信号を入力とし前記第1、第2の伝送路のう
ち距離の短い伝送路で切替トリガが発生した場合に前記
第1、第2の伝送路の距離差の分だけ前記切替トリガに
遅延を持たせて切替処理を行う切替判定手段とを備えて
構成される。
【0007】前記マルチフレーム挿入手段は、サブネッ
トワークを通過するパスのパスオーバヘッドに対してマ
ルチフレームを挿入している。
【0008】前記マルチフレームの周期は、サブネット
ワークで冗長をとる複数パスの距離差の最大値の2倍以
上とすることを特徴としている。
【0009】前記マルチフレーム挿入手段により挿入さ
れたパスオーバヘッドの分離により前記マルチフレーム
の同期パターンが検出され、前記第1及び第2のマルチ
フレームカウンタは前記同期パターンの検出時にリセッ
トされる。
【0010】また、本発明に係るリングプロテクション
ネットワークシステムに用いられる伝送装置は、分岐部
と切替部から成る複数個の多重分離装置がリング状に接
続されたリングプロテクションネットワークシステムに
おいて、前記分岐部はある一定の周期を示す同期パター
ンであるマルチフレームを挿入して該マルチフレームを
第1の伝送路及び第2の伝送路に2分岐して送出するマ
ルチフレーム挿入手段を有し、前記切替部は、前記第1
の伝送路からの信号に含まれる同期パターンを検出する
と共に該同期パターンを基準とした入力信号のバイト数
のカウントを行う第1のマルチフレームカウンタと、前
記第2の伝送路からの信号に含まれる同期パターンを検
出すると共に該同期パターンを基準とした入力信号のバ
イト数のカウントを行う第2のマルチフレームカウンタ
と、前記第1及び第2のマルチフレームカウンタのカウ
ント値を比較することにより前記第1の伝送路と前記第
2の伝送路の距離差を検出するカウンタ値比較手段と、
前記第1の伝送路で発生した切替トリガを検出する第1
の切替トリガ検出手段と、前記第2の伝送路で発生した
切替トリガを検出する第2の切替トリガ検出手段と、前
記カウンタ値比較手段の出力信号、前記第1、第2の切
替トリガ検出手段の出力信号を入力とし前記第1、第2
の伝送路のうち距離の短い伝送路で切替トリガが発生し
た場合に前記第1、第2の伝送路の距離差の分だけ前記
切替トリガに遅延を持たせて切替処理を行う切替判定手
段とを備えて構成される。
【0011】
【作用】図1において、送信部1のマルチフレーム挿入
部3から挿入されたある一定の周期を示す同期パターン
を含む信号が、伝送路A11と伝送路B12に分岐して
送信される。受信部2におけるマルチフレームカウンタ
A4、マルチフレームカウンタB5は、各々伝送路A1
1、伝送路B12からの信号に含まれる同期パターンの
検出、及びその同期パターンを基準とした入力信号のバ
イト数のカウントを行う。
【0012】カウンタ値比較回路6は、それらのマルチ
フレームカウンタA4、B5のカウンタ値を比較するこ
とにより、伝送路A11と伝送路B12の距離差を検出
する。切替判定部10は、切替トリガ検出回路A7もし
くは切替トリガ検出回路B8のうち、距離の短い伝送路
で切替トリガが発生した場合に、その距離差の分だけ切
替トリガに遅延を持たせて切替処理を行う。
【0013】このようにして、送信部1の入力にて例え
ばP−AISのようなパス故障が検出され、下流に転送
されている場合においても、伝送路A11と伝送路B1
2の距離差の分だけ保護時間を持つので、誤った切り替
えの発生を防ぐことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明をその好ましい各実
施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】[第1の実施の形態]図1は、本発明によ
る第1の実施の形態を示すブロック構成図である。
【0016】図1は本発明に係る伝送装置の第1の実施
の形態における送信部1と受信部2を組み合わせて記述
したものである。
【0017】[第1の実施の形態の構成]図1を参照す
るに、送信部1は、冗長構成をとるサブネットワークの
入力部分に配置される。送信部1は、サブネットワーク
を通過するパス(例えばSDH伝送システムにおけるV
C3/VC4)のパスオーバヘッドに対して(例えばV
C3/VC4でのJ1バイト)マルチフレームを挿入す
るマルチフレーム挿入部3を有する。
【0018】マルチフレームの周期は、サブネットワー
クで冗長をとる複数パスの距離差の最大値の倍以上とす
る。マルチフレーム挿入部3の出力は、各々冗長となる
伝送路A11、伝送路B12に分岐、送信される。
【0019】受信部2は、サブネットワークの出力端に
配置される。マルチフレームカウンタA4及びマルチフ
レームカウンタB5は、各々伝送路A11及び伝送路B
12からの信号を、バイト単位でカウントする。また、
マルチフレーム挿入部3で挿入されたパスオーバヘッド
の分離によりマルチフレームの同期パターンを検出す
る。マルチフレームカウンタA4及びB5は、この同期
パターンの検出時にリセットされる。
【0020】カウンタ値比較回路6は、マルチフレーム
カウンタA4、マルチフレームカウンタB5のカウンタ
値の比較を行い、結果を切替判定部10に出力する。
【0021】また、切替トリガ検出回路A7は伝送路A
11から受信された信号の切替トリガを、切替トリガ検
出回路B8は伝送路B1から受信された信号の切替トリ
ガをそれぞれ検出し、切替判定部10に送信する。
【0022】切替判定部10は、カウンタ値比較回路6
によるカウンタ値比較結果によって、伝送路A11、伝
送路B12のどちらの伝送路がどれだけ近いかの距離の
情報を得る。切替判定部10は、切替トリガ検出回路A
7と切替トリガ検出回路B8から受信されたパス故障
(検出トリガ)情報について、距離の短いほうの伝送路
を監視している切替トリガ情報に距離差分だけ遅延を与
えた後に、2つの切替トリガ情報から正常な伝送路を選
択するようにセレクタ9の制御を行う。
【0023】[第1の実施の形態の動作]次に、図1に
示された本発明に係る伝送装置の第1の実施の形態の動
作について説明する。
【0024】図1を参照するに、送信部1のマルチフレ
ーム挿入部3では、入力されたパス信号(例えばVC3
/VC4)のパスオーバヘッドに対して、ある周期で生
成されるマルチフレームを示す同期パターンが挿入され
る。マルチフレームの周期は、サブネットワークで冗長
をとる2本のパスの距離差の最大値の倍以上とする。例
えば、この距離差が800km(時間差として4ms)
とすると、1フレームの周期が125マイクロ秒とし
て、マルチフレームの周期は「64」以上となる。
【0025】受信部2のマルチフレームカウンタA4及
びマルチフレームカウンタB5では、それぞれ伝送路A
11、伝送路B12から受信したパス信号の同期パター
ンを検出し、その同期パターンを基準に、入力パス信号
のバイト数のカウントを行う。
【0026】カウンタ値比較回路6は、マルチフレーム
カウンタA4及びマルチフレームカウンタB5のそれぞ
れのカウンタ値の出力を比較することにより、「伝送路
A11、伝送路B12のどちらが近いか」と「距離差」
の情報を出力する。例えば送信部1と受信部2の間の距
離について、伝送路A11のほうが伝送路B12よりも
距離「100km)分だけ短いとすると、カウンタ値比
較回路6の出力は「伝送路A11」が「100km」の
距離の分(500マイクロ秒)だけ短いという情報を出
力する。
【0027】送信部1の入力信号がパス故障となってい
たとすると、切替トリガ検出回路A7が、切替トリガ検
出回路B8よりも100km分だけ(500マイクロ
秒)先にパス故障を検出し、その後に、切替トリガ検出
回路B8がパス故障を検出する。
【0028】切替判定部10では、伝送路A11が伝送
路B12より100km分だけ距離が短いという情報が
入力されているので、切替トリガ検出回路A7で検出さ
れる切替トリガについて100km分の遅延が挿入され
る。
【0029】セレクタ9が伝送路A11を選択している
状態で先に切替トリガ検出回路A7でパス故障が検出さ
れても、「100km」の時間経過後に、切替トリガ検
出回路A7及び切替トリガ検出回路B8から両方パス故
障である状態が検出されるので切替は実行されない。
【0030】伝送路A11が正常で、伝送路B12に故
障が発生した場合には、切替トリガ検出回路B8の切替
トリガには遅延挿入されていないので、セレクタ9が伝
送路B12を選択している場合には切替判定部10で
は、伝送路B12側にパス故障が検出されているため
に、セレクタ9を伝送路A11側に切り替える。
【0031】[第2の実施の形態]次に、本発明による
第2の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説
明する。
【0032】図2は、本発明による第2の実施の形態を
示し、本発明を多重分離装置13を用いたリングプロテ
クションネットワークシステムに適応した実施例を示す
ブロック構成図である。
【0033】図2を参照するに、多重分離装置13は、
分岐部14、切替部15から構成され、図2の実施の形
態により示された例では、ネットワークはA、B、C、
Dの4つの多重分離装置13から構成される。
【0034】多重分離装置13では、叙上の図1に示さ
れた第1の実施の形態の送信部1、受信部2に該当する
部分をそれぞれ多重分離装置13の分岐部14、切替部
15に有している。
【0035】即ち、多重分離装置13の分岐部14には
マルチフレーム挿入部3が設けられ、伝送路A11、B
12を含む伝送路により切替部15に接続されている。
【0036】切替部15には図1に示された第1の実施
の形態と同様の機能を有するマルチフレームカウンタA
4、マルチフレームカウンタB5、カウンタ値比較回路
6、切替トリガ検出回路A7、切替トリガ検出回路B
8、セレクタ9、切替判定部10が設けられている。
【0037】スイッチ部15によって、多重・分離・通
過の設定を行うことによって、A、B、C、Dの4つの
多重分離装置13の間でフレキシブルにパスを構成する
ことができる。
【0038】また、切替部15は、多重・分離処理によ
りリング上の1本の伝送路16に対して複数パスの送受
信を行う。
【0039】図2の第2の実施の形態では、リングの伝
送路16の上で、A−D間、B−C間にパスを構成して
いる。各々のパスはリングの左回りと右回りで冗長構成
となっており、どちらかの伝送路に故障が発生した場合
に、切替部15にパス故障を検出して切り替える機能を
有する。
【0040】この時に、Aに配置された多重分離装置1
3の入力パス信号がパス故障となった場合においては右
回りのルートが左回りのルートより短いために、Dに配
置された多重分離装置13の切替部15では右回りのル
ートで先にパス故障を検出するが、本切替トリガについ
ては距離差に応じた遅延が挿入されているので、切替部
15での切り替えは発生しない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、送信部にてパスオーバヘッドにマルチフレームを挿
入することにより、受信部にて冗長をとる伝送路の距離
差分だけ、切替トリガに遅延を挿入することによって保
護を設けることができるために、以下に示すような効果
が得られる。
【0042】(1).サブネットワークの受信部にて短
い伝送路を選択している状態にて、送信部の入力にパス
故障が発生した場合に余分な切り替えを発生させること
を防ぐことができる。
【0043】(2).パスオーバヘッドを用いて距離差
を検出することによって余分な保護をとることがないた
めに、切り替えを実行するための保護時間を短くするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施の形態を示すブロック
構成図である。
【図2】本発明による第2の実施の形態を示すブロック
構成図である。
【符号の説明】
1…送信部 2…受信部 3…マルチフレーム挿入部 4…マルチフレームカウンタA 5…マルチフレームカウンタB 6…カウンタ値比較回路 7…切替トリガ検出回路A 8…切替トリガ検出回路B 9…セレクタ 10…切替判定部 11…伝送路A 12…伝送路B 13…多重分離装置 14…分岐部 15…切替部 16…伝送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−294729(JP,A) 特開 平10−84375(JP,A) 特開 平10−13447(JP,A) 特開 平9−153877(JP,A) 特開 平9−36826(JP,A) 特開 平8−8949(JP,A) 特開 平7−95227(JP,A) 特開 平6−69937(JP,A) 特開 平6−14048(JP,A) 特開 平3−201840(JP,A) 特公 昭62−26215(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/437

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信部と受信部とが第1の伝送路及び第
    2の伝送路により接続され同一の信号が分岐されて前記
    第1及び第2の伝送路を通して前記受信部に伝送される
    サブネットワークプロテクションシステムにおいて、前
    記送信部はある一定の周期を示す同期パターンであるマ
    ルチフレームを挿入するマルチフレーム挿入手段を有
    し、前記受信部は、前記第1の伝送路からの信号に含ま
    れる同期パターンを検出すると共に該同期パターンを基
    準とした入力信号のバイト数のカウントを行う第1のマ
    ルチフレームカウンタと、前記第2の伝送路からの信号
    に含まれる同期パターンを検出すると共に該同期パター
    ンを基準とした入力信号のバイト数のカウントを行う第
    2のマルチフレームカウンタと、前記第1及び第2のマ
    ルチフレームカウンタのカウント値を比較することによ
    り前記第1の伝送路と前記第2の伝送路の距離差を検出
    するカウンタ値比較手段と、前記第1の伝送路で発生し
    た切替トリガを検出する第1の切替トリガ検出手段と、
    前記第2の伝送路で発生した切替トリガを検出する第2
    の切替トリガ検出手段と、前記カウンタ値比較手段の出
    力信号、前記第1、第2の切替トリガ検出手段の出力信
    号を入力とし前記第1、第2の伝送路のうち距離の短い
    伝送路で切替トリガが発生した場合に前記第1、第2の
    伝送路の距離差の分だけ前記切替トリガに遅延を持たせ
    て切替処理を行う切替判定手段とを有することを特徴と
    したサブネットワークプロテクションシステムに用いら
    れる伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記マルチフレーム挿入手段は、サブネ
    ットワークを通過するパスのパスオーバヘッドに対して
    マルチフレームを挿入することを更に特徴とする請求項
    1に記載のサブネットワークプロテクションシステムに
    用いられる伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記マルチフレームの周期は、サブネッ
    トワークで冗長をとる複数パスの距離差の最大値の2倍
    以上とすることを更に特徴とする請求項1または2のい
    ずれか一項に記載のサブネットワークプロテクションシ
    ステムに用いられる伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記マルチフレーム挿入手段により挿入
    されたパスオーバヘッドの分離により前記マルチフレー
    ムの同期パターンが検出され、前記第1及び第2のマル
    チフレームカウンタは前記同期パターンの検出時にリセ
    ットされることを更に特徴とする請求項2または3のい
    ずれか一項に記載のサブネットワークプロテクションシ
    ステムに用いられる伝送装置。
  5. 【請求項5】 分岐部と切替部から成る複数個の多重分
    離装置がリング状に接続されたリングプロテクションネ
    ットワークシステムにおいて、前記分岐部はある一定の
    周期を示す同期パターンであるマルチフレームを挿入し
    て該マルチフレームを第1の伝送路及び第2の伝送路に
    2分岐して送出するマルチフレーム挿入手段を有し、前
    記切替部は、前記第1の伝送路からの信号に含まれる同
    期パターンを検出すると共に該同期パターンを基準とし
    た入力信号のバイト数のカウントを行う第1のマルチフ
    レームカウンタと、前記第2の伝送路からの信号に含ま
    れる同期パターンを検出すると共に該同期パターンを基
    準とした入力信号のバイト数のカウントを行う第2のマ
    ルチフレームカウンタと、前記第1及び第2のマルチフ
    レームカウンタのカウント値を比較することにより前記
    第1の伝送路と前記第2の伝送路の距離差を検出するカ
    ウンタ値比較手段と、前記第1の伝送路で発生した切替
    トリガを検出する第1の切替トリガ検出手段と、前記第
    2の伝送路で発生した切替トリガを検出する第2の切替
    トリガ検出手段と、前記カウンタ値比較手段の出力信
    号、前記第1、第2の切替トリガ検出手段の出力信号を
    入力とし前記第1、第2の伝送路のうち距離の短い伝送
    路で切替トリガが発生した場合に前記第1、第2の伝送
    路の距離差の分だけ前記切替トリガに遅延を持たせて切
    替処理を行う切替判定手段とを有することを特徴とした
    リングプロテクションネットワークシステムに用いられ
    る伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記マルチフレーム挿入手段により挿入
    されたパスオーバヘッドの分離により前記マルチフレー
    ムの同期パターンが検出され、前記第1及び第2のマル
    チフレームカウンタは前記同期パターンの検出時にリセ
    ットされることを更に特徴とする請求項5に記載のリン
    グプロテクションネットワークシステムに用いられる伝
    送装置。
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