JP3160962B2 - 通信システムの二重化系切換方式 - Google Patents

通信システムの二重化系切換方式

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JP3160962B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信システムの二重化系
切換方式に関し、更に詳しくは系の異常を検出して二重
化系を切り換える通信システムの二重化系切換方式に関
する。今日、通信システムでは信号を多重・分離した高
速及び低速部の各所において現用及び予備の二重化系を
採用しており、系の異常を検出した時は速やかに二重化
系を切り換えることで通信システムの稼働率を高めてい
る。従って、かかる通信システムでは異常が発生した系
の部分を的確に切り分け、真に異常が発生した系の部分
のみを切り換えることが要望される。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の通信システム、例えばS
ONET(Synchronous Optical NETwork )システムの
ブロック図であり、この例は1+1タイプの二重化系切
換方式を示している。図において、TXはトランスミッ
タ、RSは中継器、RXはレシーバ、Mは伝送信号につ
いてのアラーム検出部、SWは回線の切換部、SCはS
Wの切換制御部、MUXはマルチプレクサ、DMUXは
ディマルチプレクサである。
【0003】SONETシステムは高速の共通部と低速
のチャネル部CHとに分かれており、各部の故障に備え
て二重化系の冗長構成をとっている。そして、高速部の
TX−RS及びRS−RXの区間をセクション(Sectio
n )、MUX−DMUXの区間をライン(Line)及び低
速部のCH−CHの区間をパス(Path)と呼び、各区間
における障害有無の検出は夫々特定のパリティー検査用
情報を検査することで行っている。
【0004】図11はSONETのSTS−1フレーム
構成を示す図で、図において100はSTS−1の1フ
レーム、101は9行×3バイト分のオーバーヘッド
部、101aはその内のセクションオーバーヘッド、1
01bは同ラインオーバーヘッド、102は9行×87
バイト分のペイロード(情報伝送)部、102aはその
中に設けられたパスオーバーヘッドである。
【0005】セクションオーバーヘッド101aにはフ
レーム同期用のバイト情報A1,A2及びパリティー検
査用のバイト情報B1があり、図10のセクションSに
係る部分ではA1,A2の異常からフレーム同期外れ、
かつB1の異常からTX−RX間のビットエラーレート
を検出している。またラインオーバーヘッド101bに
はパリティー検査用のバイト情報B2があり、同ライン
Lに係る部分ではB2の異常からMUX−DMUX間
(但し、セクションSを除く)のビットエラーレートを
検出している。更にまたパスオーバーヘッド102aに
はパリティー検査用のバイト情報B3があり、同パスP
に係る部分ではB3の異常からCH−CH間(但し、ラ
インLを除く)のビットエラーレートを検出している。
このように、SONETシステムではパリティー検査に
も階層構造があるので、例えばセクションSに係る部分
ではラインL又はパスPで発生した障害には感知しない
ことになる。
【0006】そこで、図10に戻り、例えば出力側のC
1 に着目する。TX21a,21bは夫々同一の伝送
信号をRX23a,23bに送っており、この状態で、
M24aはRX23aの受信信号について例えばビット
エラーレートが所定値を超えた等のアラーム状態を検出
するとアラーム信号AL1を出力し、同様にしてM24
bはRX23bの受信信号についてのアラーム状態を検
出するとアラーム信号AL2 を出力する。そして、今、
RX23aが現用系とすると、SC25は、例えばM2
4aからアラーム信号AL1 を受け取り、かつM24b
からはアラーム信号AL2 を受け取らない場合は、これ
は単なるTX21a−RX23a間のみの障害と判断で
きるから、SW26をa側からb側に適正に切り換える
ことができる。RX23bが現用系の場合も同様であ
る。
【0007】しかるに、もしDMUX41aの出力ポー
トで障害が発生したような場合には、SC45の側で
はM42aからアラーム信号AL1 を受け取り、かつM
42bからはアラーム信号AL2 を受け取らないことで
SW46をa側からb側に適正に切り換えることができ
るが、しかし、通常このような障害の発生から切換動作
が完了するまでの間にはかなりの量の劣化した伝送信号
がそのままチャネル部の側にも流れてしまうので、この
ためにチャネル部のM24a,24bにおいては、アラ
ーム信号AL1 及びAL2 を略同時に、かつ所定の間隔
で何度も発生してしまうことになる。
【0008】このような場合に、従来のSC25は、ま
ず現用系であるM24aのアラーム信号AL1 を受け付
けてSW26をa側からb側に切り換え、しかる後に現
用系となったM24bのアラーム信号AL2 を受け付け
て再びSW26をb側からa側に切り換える、というよ
うな切換制御を頻繁に行っていた。更にまた、例えば高
速部のTX11a−RX13a間で障害が発生したよう
な場合には、SC15の側では現用系から予備系に適正
に切り換えることができるが、その際にTX11a−R
X13a間で劣化した伝送信号はそのままDMUX41
a,41bの各出力ポート〜に分配されてしまうの
で、下流のSC45及び低速チャネル部のSC25,3
5の側では上記のような煩雑な切換制御を頻繁に行って
いた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のS
ONETシステムでは、真に異常が発生した系の部分の
みならず、それ以外の部分でも二重化系の切り換えが頻
繁に行われてしまっていた。なお、このような問題は、
高速及び低速回線間で信号の多重・分離を行うと共に、
高速及び低速回線の各部で伝送信号のアラーム検出を行
うことにより夫々に1+1又は1:N方式の二重化系を
切り換えるような一般の通信システムにおいても発生す
る問題である。
【0010】本発明の目的は、真に異常が発生した系の
部分のみを的確に切り換えることの可能な通信システム
の二重化系切換方式を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明の通信システムの二重
化系切換方式は、系の異常を検出して二重化系を切り換
える通信システムの二重化系切換方式において、複数系
の伝送信号について夫々にアラーム状態を検出するアラ
ーム検出部1と、アラーム検出部1の出力の各アラーム
信号ALに基づいて二重化系を切り換える切換制御部2
とを備え、前記切換制御部2は任意の複数の系について
のアラーム信号ALが略同時に発生した場合は当該複数
のアラーム信号ALを無視するものである。
【0012】
【作用】図1は一例として1:2方式の二重化系を示し
ており、今、CH1,CH2 は現用系で、CH3 はこれ
らの予備系とする。CH1 ,CH2 には夫々異なる伝送
信号が送られるが、CH3 は通常は不図示の送信側でC
1 又はCH2 に接続されており、従ってCH3 にはC
1 又はCH2 と同じ伝送信号が送られる。
【0013】各アラーム検出部11 〜13 は複数系CH
1 〜CH3 の各伝送信号について夫々に同期外れ、ビッ
トエラーレートの劣化、回線断等のアラーム状態を検出
しており、該アラーム状態を検出した時は夫々アラーム
信号AL1 〜AL3 を出力する。一方、切換制御部2
は、これらのアラーム信号AL1 〜AL3に基づいて二
重化系を切り換えるのであるが、任意の2以上の系につ
いてのアラーム信号ALが略同時に発生した場合は当該
2以上のアラーム信号ALを無視するものである。以
下、切換制御部2の切換制御を具体的に説明する。
【0014】まず全アラーム信号AL1 〜AL3 が発生
していない場合は現状を維持する。次にアラーム信号A
1 又はAL2 が単独で発生した場合は、当該CH1
はCH2 のみで障害が発生したものと考えられるから、
切換部10のCH1 又はCH 2 の接点をb側に切り換え
る。またCH3 がCH1 又はCH2 の現用系になってい
る時にアラーム信号AL3 が単独で発生した場合は切換
部10のCH1 又はCH2 の接点をa側に切り換える。
以上は従来と変わらない。
【0015】次にアラーム信号AL1 及びAL2 が略同
時に発生した場合は、例えば前段の不図示の高速部又は
DMUX部等で障害が発生したものと考えられるから、
当該アラーム信号AL1 及びAL2を無視する。なお、
このような状態はCH3 が送信側でCH1 又はCH2
接続されていない場合に起こる。またアラーム信号AL
1 及びAL3 が略同時に発生した場合は、例えば前段の
多重化前のCH1 の系又はDMUX部の共通の出力ポー
トで障害が発生したものと考えられるから、当該アラー
ム信号AL1 及びAL3 を無視する。同様にしてアラー
ム信号AL2 及びAL3 が略同時に発生した場合も当該
アラーム信号AL2 及びAL3 を無視する。そしてアラ
ーム信号AL1 ,AL2 及びAL3 が略同時に発生した
場合は、前段の高速部又はDMUX部で障害が発生した
ものと考えられるから、当該アラーム信号AL1,AL
2 及びAL3 を無視する。
【0016】好ましくは、二重化系は1:N方式で実現
される。また好ましくは、二重化系は図1のCH2 の部
分を省略したような1+1方式で実現される。かくし
て、このような1+1又は1:N方式の切換制御部2を
通信システムの各所に設けることで、該通信システムは
必然的に真に異常が発生した系の部分のみを的確に切り
換えることができるようになる。
【0017】また好ましくは、切換制御部2は、任意の
複数の系について略同時に発生したアラーム信号ALを
相互にキャンセルすると共にそれ以外の場合のアラーム
信号ALを通過させるアラーム信号処理部3を備える。
こうすれば、従来からある切換制御部の切換アルゴリズ
ムに対して変更を加える必要がない。好ましくは、アラ
ーム信号処理部3は、複数のアラーム信号AL1 〜AL
n を受けて夫々を第1の時間T1 だけ遅延させる複数の
遅延回路41 〜4n と、複数のアラーム信号AL1 〜A
n を受けて夫々から第1の時間T1 の2倍以上の時間
幅のゲート信号G1 〜Gn を形成する複数のゲート信号
形成回路51 〜5n と、各遅延回路41 〜4n の出力の
遅延アラーム信号DAL1 〜DALn を夫々他の1又は
2以上のゲート信号G1 〜Gn の論理和信号で阻止する
複数のゲート回路61 〜6n とを備える。
【0018】また好ましくは、アラーム信号処理部3
は、複数のアラーム信号AL1 〜AL n を受けて夫々を
第1の時間T1だけ遅延させる複数の遅延回路41 〜4
n と、複数のアラーム信号AL1 〜ALn を受けて夫々
から第1の時間T1 の2倍以上の時間幅のゲート信号G
1 〜Gn を形成する複数のゲート信号形成回路51 〜5
n と、各遅延回路41 〜4n の出力の遅延アラーム信号
DAL1 〜DALn を夫々任意の2以上のゲート信号G
1 〜Gn の論理積信号で阻止する複数のゲート回路71
〜7n とを備える。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例の通信シ
ステム、例えば図10のSONETシステムのブロック
図で、図において、ASCは切換制御部(図1の2に相
当)であり、この例では2つの系についてアラーム信号
AL1 ,AL2 が略同時に発生した場合は当該アラーム
信号AL1 及びAL2 を無視すると共に、それ以外の場
合はアラーム信号AL1 又はAL2 に基づいて二重化系
を切り換えるものである。以下、通信システムにおける
各ASCの切換制御を具体的に説明する。
【0020】例えば、ASC25´はアラーム信号AL
1 及びAL2 のいずれも発生していない場合は現状を維
持する。またアラーム信号AL1 又はAL2 が単独で発
生した場合は、障害がTX21a−RX23a間又はT
X21a−RX23a間のみで単独に発生したものと考
えられるから、SW26をb側又はa側に切り換える。
次にアラーム信号AL1 及びAL2 が略同時に発生した
場合は、上流の多重化前のCH1 の系、高速部のTX1
1a−13a間又はDMUX41aで障害が発生したも
のと考えられるから、当該アラーム信号AL1 及びAL
2 を無視する。他のASC35´、ASC45´の切換
制御についても同様である。かくして、本実施例によれ
ばSONETシステムにおける真に異常が発生した系の
部分のみを的確に切り換えることができる。
【0021】ところで、SONETシステムではセクシ
ョンSのパリティー検査によってはラインLやパスPで
発生したパリティーエラーを検査することはできない
が、他の一般の通信システムではそのような検査を可能
に構成することもできる。従って本発明による切換制御
部(ASC)は図2のASC15´,55´,65´及
び75´にも適用可能であり、効果を発揮する。
【0022】好ましくは、上記のような切換制御部(A
SC)は、任意の複数の系について略同時に発生したア
ラーム信号ALを相互にキャンセルすると共に、それ以
外の場合のアラーム信号ALは通過させるようなアラー
ム信号処理部3を備える。図3は第1実施例のアラーム
信号処理部のブロック図で、図において41 〜4 n は遅
延回路、51 〜5n はゲート信号形成回路、61 〜6n
はゲート回路、EはEXOR回路、AはANDゲート回
路、OはORゲート回路、FFはフリップフロップ回
路、NOはNORゲート回路である。図4は第1実施例
のアラーム信号処理部の動作タイミングチャートであ
り、以下に動作を説明する。
【0023】遅延回路41 は例えば10段のシフトレジ
スタ(SR)から成っており、入力のアラーム信号AL
1 を1KHZ のクロック信号CLKで順次シフトするこ
とにより、その出力端子Qには第1の時間T1 (=10
mS)だけ遅れた遅延アラーム信号DAL1 が得られ
る。この遅延回路41 には更に10段のシフトレジスタ
1 が直列に設けられており、これによりゲート信号形
成回路51はアラーム信号AL1 を受けて第1の時間T
1 の2倍の時間幅T1 +T2 (=20mS)のゲート信
号G1 を形成する。即ち、フリップフロップ回路9
1 は、まず入力のアラーム信号AL1 の立ち上がりによ
り強制セットされ、次にシフトレジスタ81 の出力信号
の後端部を微分した信号R1 によって強制リセットさ
れ、その出力端子Qにはゲート信号G1 が得られる。他
の遅延回路42 〜4n 及びゲート信号形成回路52 〜5
n についても同様である。そして、ゲート回路61 では
遅延回路4 1 の出力の遅延アラーム信号DAL1 を他の
ゲート信号G2 〜Gn の論理和信号で阻止している。他
のゲート回路62 〜6n についても同様である。
【0024】従って、もしアラーム信号AL1 が単独で
入力した場合は、他のゲート信号G 2 〜Gn は形成され
ないので、ゲート回路61 の出力にはアラーム信号AL
1 ´(=DAL1 )が得られる。しかし、アラーム信号
AL1 の入力と略同時、即ち第1の時間T1 以内に他の
アラーム信号AL2〜ALn のいずれか1又は2以上が
入力した場合は、当該他のゲート信号G2 〜Gn によっ
てアラーム信号AL1 ´の出力は阻止されてしまう。ま
た同時に当該他の遅延アラーム信号AL2 ´〜ALn ´
の出力もゲート信号G1 によって阻止される。
【0025】このように第1の時間T1 は二重化系にお
ける略同時の時間的な範囲を決めるものであり、従って
この第1の時間T1 はシステムの各アラーム検出部
(M)におけるアラーム状態の検出タイミングの僅かな
相違(ジッタ)等を考慮して決定されるべきものであ
る。なお、第1実施例のアラーム信号処理部はアラーム
信号ALのパルス幅が略同時とみなされる時間幅(ジッ
タ幅)よりも狭いような場合に有効な回路構成になって
いる。
【0026】また、各ゲート信号形成回路51 〜5n
おけるゲート信号G1 〜Gn の時間幅が夫々第1の時間
1 の2倍に選ばれているということは、略同時に発生
したアラーム信号AL1 〜ALn が夫々同一の条件で相
互にキャンセルされることを意味している。ところで、
例えばゲート信号G1 のみの時間幅を第1の時間T1
2倍よりも大きく選ぶことが可能であり、この場合は、
例えばアラーム信号AL1 が最初に発生した場合に、第
1の時間T1 よりも少し遅れて発生した他のアラーム信
号AL2 〜ALn までも強制的にマスクしてしまうよう
な効果が生まれる。即ち、一般的には、ある系に対する
1 又はT2 を他の系のものと違えることで、当該ある
系に対して様々な重み付けをした切換制御が実現でき
る。
【0027】図5は第2実施例のアラーム信号処理部の
ブロック図で、図においてDは1素子当たりΔt(例え
ば100μS)の遅延時間を有する遅延バッファ回路で
ある。図6は第2実施例のアラーム信号処理部の動作タ
イミングチャートであり、以下に動作を説明する。遅延
回路41 は、例えば5段の遅延バッファ回路(D)の直
列回路から成っており、入力のアラーム信号AL1を順
次遅延させることでその出力段には第1の時間T1 (=
500μS)だけ遅れた遅延アラーム信号DAL1 が得
られる。この遅延回路41 には更に5段の遅延バッファ
回路Dが直列に設けられており、これにより、ゲート信
号形成回路51 はアラーム信号AL1 を受けて該アラー
ム信号AL1 の信号幅に第1の時間T1 の2倍の時間幅
1 +T2 (=500μS)を加えたパルス幅のゲート
信号G1 を形成する。他の遅延回路42 〜4n 及びゲー
ト信号形成回路52 〜5n についても同様である。そし
て、ゲート回路61 では遅延アラーム信号DAL1 の出
力を他のゲート信号G2 〜Gn の論理和信号で阻止して
いる。他のゲート回路62 〜6n についても同様であ
る。
【0028】従って、もしアラーム信号AL1 が単独で
入力した場合は、他のゲート信号G 2 〜Gn は形成され
ないので、ゲート回路61 の出力にはアラーム信号AL
1 ´(=DAL1 )が得られる。しかし、アラーム信号
AL1 の入力と略同時、即ち第1の時間T1 以内に他の
アラーム信号AL2〜ALn のいずれか1又は2以上が
入力した場合は、当該他のゲート信号G2 〜Gn によっ
てアラーム信号AL1 ´の出力は阻止される。また同時
に当該他のアラーム信号AL2 ´〜ALn ´の出力もゲ
ート信号G1 によって阻止される。このように、第2実
施例のアラーム信号処理部は、アラーム信号ALのパル
ス幅が略同時とみなされる時間幅(ジッタ幅)よりも広
いような場合に、回路が簡単になって有用である。
【0029】図7は第3実施例のアラーム信号処理部の
ブロック図で、図において41 〜4 n 及び51 〜5n
第1又は第2実施例の遅延回路及びゲート信号形成回
路、7 1〜7n はゲート回路である。図8は第3実施例
のアラーム信号処理部の動作タイミングチャートであ
り、全アラーム信号AL1 〜ALn が略同時に発生した
場合にのみ、当該全アラーム信号AL1 〜ALn が相互
にキャンセルされる。
【0030】このようなアラーム信号処理部は、例えば
1:N方式の二重化系切換制御部に利用できる。即ち、
CH1 〜CHn-1 が現用でかつCHn が予備の場合に、
例えば上流の高速部(特定の共通部)で障害が発生した
場合にのみ二重化系の切り換えを阻止したいような場合
に有用である。なお、必ずしも各遅延アラーム信号DA
1 〜DALnを全ゲート信号G1 〜Gn の論理積信号
で阻止するように構成する必要はなく、一般的には、任
意の2以上のゲート信号G1 〜Gn の論理積信号で阻止
するように構成してもよい。
【0031】かくして、上記第1〜第3実施例の各アラ
ーム信号処理部は、例えば多数決論理による切換制御部
も含めたような、様々な条件下における切換制御部に適
用可能である。図9は他の実施例の通信システムのブロ
ック図で、この例は1:2タイプの二重化系切換方式を
示している。今、CH1 ,CH2 は現用系で、CH3
これらの予備系とする。CH3 はSW91により送信側
のCH1 又はCH2 に接続されており、従ってCH3
はCH1 又はCH2 と同じ伝送信号が送られる。以下、
ASC85の切換制御を説明する。
【0032】まず、全アラーム信号AL1 〜AL3 が発
生していない場合、あるいはいずれかのアラーム信号A
1 〜AL3 が単独で発生した場合の切換制御は従来と
変わらない。次にアラーム信号AL1 及びAL3 が略同
時に発生した場合は、上流の多重化前のCH1 の系又は
DMUX41aの出力ポートで障害が発生したものと
考えられるから、当該アラーム信号AL1 及びAL3
無視する。同様にしてアラーム信号AL2 及びAL3
略同時に発生した場合も当該アラーム信号AL2 及びA
3 を無視する。そしてアラーム信号AL1 ,AL2
びAL3 が略同時に発生した場合は、上流の高速部IN
又はDMUX41a(出力ポート及び)で障害が発
生したものと考えられるから、当該アラーム信号A
1 ,AL2 及びAL3 を無視する。
【0033】なお、上記実施例では切換制御部(AS
C)に第1乃至第3実施例のアラーム信号処理部を備え
る構成に付いて述べたが、これに限らない。例えば、任
意の複数の系について略同時に発生したアラーム信号A
Lを無視し、それ以外の場合のアラーム信号ALは受け
付けるようなアラーム信号処理は、プログラム制御に基
づくCPUによっても実現できる。
【0034】また、上記実施例はSONETシステムに
ついて述べたが、本発明の通信システムの二重化系切換
方式は有線、無線を問わず全ての通信システムに適用可
能である。
【0035】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、複数系
の伝送信号について夫々にアラーム状態を検出するアラ
ーム検出部1と、アラーム検出部1の出力の各アラーム
信号ALに基づいて二重化系を切り換える切換制御部2
とを備え、前記切換制御部2は任意の複数の系について
のアラーム信号ALが略同時に発生した場合は当該複数
のアラーム信号ALを無視するので、かかる切換制御部
2を通信システムの各二重化系切換部に設けることによ
り、真に異常が発生した系の部分のみを的確に切り換え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理的構成図である。
【図2】図2は実施例の通信システムのブロック図であ
る。
【図3】図3は第1実施例のアラーム信号処理部のブロ
ック図である。
【図4】図4は第1実施例のアラーム信号処理部の動作
タイミングチャートである。
【図5】図5は第2実施例のアラーム信号処理部のブロ
ック図である。
【図6】図6は第2実施例のアラーム信号処理部の動作
タイミングチャートである。
【図7】図7は第3実施例のアラーム信号処理部のブロ
ック図である。
【図8】図8は第3実施例のアラーム信号処理部の動作
タイミングチャートである。
【図9】図9は他の実施例の通信システムのブロック図
である。
【図10】図10は従来の通信システムのブロック図で
ある。
【図11】図11はSONETのSTS−1フレーム構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 〜13 アラーム検出部 2 切換制御部 3 アラーム信号処理部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−188035(JP,A) 特開 平2−214337(JP,A) 特開 平4−265022(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/74

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 系の異常を検出して二重化系を切り換え
    る通信システムの二重化系切換方式において、 複数系の伝送信号について夫々にアラーム状態を検出す
    るアラーム検出部(1)と、 アラーム検出部(1)の出力の各アラーム信号(AL)
    に基づいて二重化系を切り換える切換制御部(2)とを
    備え、 前記切換制御部(2)は任意の複数の系についてのアラ
    ーム信号(AL)が略同時に発生した場合は当該複数の
    アラーム信号(AL)を無視することを特徴とする通信
    システムの二重化系切換方式。
  2. 【請求項2】 二重化系は1:N方式であることを特徴
    とする請求項1の通信システムの二重化系切換方式。
  3. 【請求項3】 二重化系は1+1方式であることを特徴
    とする請求項1の通信システムの二重化系切換方式。
  4. 【請求項4】 切換制御部(2)は、任意の複数の系に
    ついて略同時に発生したアラーム信号(AL)を相互に
    キャンセルすると共にそれ以外の場合のアラーム信号
    (AL)を通過させるアラーム信号処理部(3)を備え
    ることを特徴とする請求項1の通信システムの二重化系
    切換方式。
  5. 【請求項5】 アラーム信号処理部(3)は、 複数のアラーム信号(AL1 〜ALn )を受けて夫々を
    第1の時間(T1 )だけ遅延させる複数の遅延回路(4
    1 〜4n )と、 複数のアラーム信号(AL1 〜ALn )を受けて夫々か
    ら第1の時間(T1 )の2倍以上の時間幅のゲート信号
    (G1 〜Gn )を形成する複数のゲート信号形成回路
    (51 〜5n )と、 各遅延回路(41 〜4n )の出力の遅延アラーム信号
    (DAL1 〜DALn )を夫々他の1又は2以上のゲー
    ト信号(G1 〜Gn )の論理和信号で阻止する複数のゲ
    ート回路(61 〜6n )とを備えることを特徴とする請
    求項4の通信システムの二重化系切換方式。
  6. 【請求項6】 アラーム信号処理部(3)は、 複数のアラーム信号(AL1 〜ALn )を受けて夫々を
    第1の時間(T1 )だけ遅延させる複数の遅延回路(4
    1 〜4n )と、 複数のアラーム信号(AL1 〜ALn )を受けて夫々か
    ら第1の時間(T1 )の2倍以上の時間幅のゲート信号
    (G1 〜Gn )を形成する複数のゲート信号形成回路
    (51 〜5n )と、 各遅延回路(41 〜4n )の出力の遅延アラーム信号
    (DAL1 〜DALn )を夫々任意の2以上のゲート信
    号(G1 〜Gn )の論理積信号で阻止する複数のゲート
    回路(71 〜7n )とを備えることを特徴とする請求項
    4の通信システムの二重化系切換方式。
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