JP2000174670A - 伝送路切替装置 - Google Patents

伝送路切替装置

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JP2000174670A
JP2000174670A JP10343793A JP34379398A JP2000174670A JP 2000174670 A JP2000174670 A JP 2000174670A JP 10343793 A JP10343793 A JP 10343793A JP 34379398 A JP34379398 A JP 34379398A JP 2000174670 A JP2000174670 A JP 2000174670A
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transmission line
signal
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JP10343793A
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Seiji Ozaki
成治 小崎
Kazuo Kubo
和夫 久保
Hiroshi Ichibagase
広 一番ヶ瀬
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対向する伝送装置に特別な制限を与えること
なく、更に、適用する伝送路の長さを制限しない、伝送
路切替を無瞬断で実現できる方式及び装置を得る。 【解決手段】 送信装置は、信号を2分岐して出力し、
受信装置は、上記2分岐された信号より一方を選択する
伝送路切替回路において、送信装置は、送信するデータ
より符号化された符号を空いているタイムスロットに挿
入し、受信装置は、挿入された上記符号を検出して記憶
し、2つの符号が一致する位相差を検出する符号一致検
出手段と、この位相差に基づいて、可変遅延回路の位相
を制御する遅延制御手段と、この遅延制御手段の出力に
基づき、2つの入力信号の遅延量を可変設定できる2つ
の可変遅延回路と、上記遅延制御の出力と、外部からの
切り替え要求に基づいて、2つの可変遅延回路の出力を
選択する選択回路を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は伝送路切替装置、
特に伝送信号を一方の方路から他方の方路へ無瞬断で切
替を行う伝送路切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二つの方路を経て入力する伝送信号を外
部制御によって一方の方路から他方の方路へ無瞬断で切
り替える伝送路切替装置として、例えば、特開平05−
183469号公報の伝送路切替装置では、図6および
図7のような構成をとっている。この従来例では、IT
U−T勧告G.707、G.708、G.709に規定
された伝送フレーム構成を有する伝送信号に対する伝送
路切替装置を示しており、伝送フレームに収容される主
情報であるVCパスに、送信側で伝送フレームに対する
マルチフレームを構成する手段を設け、受信側で二つの
方路から入力する伝送フレームを終端後にこのマルチフ
レームの同期をそれぞれ確立し、それぞれのマルチフレ
ーム位相の差から遅延調整を行い、VCパスの位相を合
わせることにより、VCパスのレベルで無瞬断で切替可
能とすると言うものである。
【0003】上記従来技術による伝送路切替装置につい
て、図6と図7を用いて説明する。図6は伝送路切替装
置、図7は伝送路切替装置に含まれるセクション終端生
成装置である。図6において、送信側にはマルチフレー
ム構成手段211を含むVCパス終端生成装置210及
びセクション終端生成装置220を備え、マルチフレー
ム構成手段211がPOHに挿入するデータにマルチフ
レームを構成し、生成されたPOHを含むVC−3また
はVC−4パスがセクション終端生成装置220に出力
される。セクション終端生成装置220はこのVC−3
またはVC−4パス信号を伝送フレームに収容し、二つ
の方路A、Bに伝送フレーム信号として出力する。
【0004】受信側には二つの方路A、Bからの伝送フ
レーム信号をそれぞれ受信しセクションオーバヘッド
(SOH)を終端する二つの局間受信インタフェース部
241、242、及び二つの局間受信インタフェース2
41、242の出力の一方を選択するセレクタ248
と、セレクタ248の出力を局内に送信する局内送信イ
ンタフェース部249とを含むセクション終端生成装置
240と、VCパス終端生成装置250を備える。さら
に図7のセクション終端生成装置240において、二つ
の局間受信インタフェース部241、242の出力を遅
延する可変遅延回路としてエラスティックメモリ24
5、246と、POHの入力データに基づきマルチフレ
ーム同期を確立し二つの局間受信インタフェース部24
1、242の出力の位相差を補正する制御手段としてマ
ルチフレーム同期回路243、244および制御回路2
47を含むようにしている。
【0005】セクション終端生成装置240において、
局間受信インタフェース部241、242の出力は、そ
れぞれエラスティックメモリ245、246に書き込ま
れる。また、局間受信インタフェース部241、242
の出力に接続されたマルチフレーム同期回路243、2
44では、マルチフレーム位相を検出してフレーム同期
を確立し、それぞれのマルチフレーム位相を制御回路2
47に通知する。制御回路247はこれら二つの位相差
を検出し、その位相差によってセレクタ248の入力、
つまり端子263及び264におけるVC−3またはV
C−4パス信号の位相がそろうように、現在選択されて
いない側のエラスティックメモリ(本例では246)に
対し、遅延量の調整を行う。
【0006】上記制御の実施後では、セレクタ248に
入力される信号は位相が一致しているので、外部制御に
よりセレクタ248を切り替える時に、信号に不連続や
重複が発生せず、無瞬断で伝送路の切替を行うことが可
能になると言うものである。
【0007】しかし、上記従来例では上記のごとく伝送
信号内にマルチフレームを構成しているため、送信側で
マルチフレーム情報を生成して伝送信号内に挿入する手
段が必須となり、送受一式で同一仕様の方式で装置を構
成する必要がある。上記従来技術では具体的な使用法と
して、POHのJ1バイトを使用したマルチフレーム構
成を示しているが、J1バイトにマルチフレームを構成
することは上記ITU−T勧告やその他の国際標準には
規定されておらず、従って対向装置に国際標準に準拠し
た伝送装置があっても上記マルチフレーム構成を採用し
ているとは限らない。この場合には二つの方路間の信号
の位相差は検出できず、結果として無瞬断での切替は不
可能となる。
【0008】また、マルチフレームを構成する場合、そ
のマルチフレーム位相を識別するためのコーディング
(上記従来例ではJ1バイトに挿入するビット列)は、
マルチフレームの周期毎の繰り返しパタンとなるため、
そのフレーム長によって受信側で検出可能な二つの方路
間の信号の位相差が制限される。そして、この制限を越
えた位相差の場合は、上記同様に無瞬断での切替は不可
能となる。この、二つの方路間の信号の位相差は、その
ほとんどが二つの方路の伝送距離の差に起因するため、
上記制限はすなわち、この切り替え方式を適用する伝送
装置間の距離への制限となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
による伝送路切替装置では、送受一式で特殊な仕様のマ
ルチフレームを定義する必要があり、対向装置が標準的
な伝送装置であった場合には伝送路切替の無瞬断性が保
証されないという問題があった。また、マルチフレーム
のフレーム長によって、無瞬断での伝送路切替を実行可
能な伝送路長が限定されるという問題があった。
【0010】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、対向する伝送装置に特別な制限を与える
ことなく、標準的な構成であっても、確実に無瞬断で伝
送路切替を実現することを目的とする。また更に、適用
する伝送路の長さを制限せずに、無瞬断で伝送路切替を
実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係わる伝送
路切替装置は、入力された信号を2分岐して伝送路に出
力する送信装置と、上記2分岐された信号を伝送路から
受信する受信装置と、2分岐のうち一方を選択して上記
伝送路を切替える伝送路切替装置において、送信装置
は、送信するデータより符号化した符号を空いているタ
イムスロットに挿入し、受信装置は、挿入された上記符
号を検出して記憶し、2つの符号が一致する位相差を検
出する符号一致検出手段と、この位相差に基づいて、可
変遅延回路の位相を制御する遅延制御手段と、この遅延
制御手段の出力に基づき、2つの入力信号の遅延量を可
変設定できる2つの可変遅延回路と、上記遅延制御の出
力と、外部からの切り替え要求に基づいて、2つの可変
遅延回路の出力を選択する選択回路とを有するものであ
る。
【0012】第2の発明に係わる伝送路切替装置は、上
記受信装置が、上記可変遅延回路の位相の制御後に、上
記二つの可変遅延回路の出力を照合し、所定時間中の連
続一致を検出するデータ照合手段と、上記連続一致が検
出されると上記選択回路に対する制御を許可し、外部か
らの指示により選択信号を出力する切替制御手段を含む
ものである。
【0013】第3の発明に係わる伝送路切替装置は、上
記送信装置が送信する上記符号は、誤り検出符号または
誤り訂正符号である。
【0014】第4の発明に係わる伝送路切替装置は、上
記送信装置が符号を挿入せず、上記受信装置は上記デー
タの所定の一部を上記符号として処理するものである。
【0015】第5の発明に係わる伝送路切替装置は、上
記受信装置が、上記可変遅延回路の出力に接続され、同
出力信号を基に上記誤り検出符号または誤り訂正符号を
用いた誤り検出を行う誤り検出手段を含み、上記データ
照合手段が、上記誤り検出手段が誤りを検出した際に
は、その誤りが検出された相当部分の照合の結果を無効
にするものである。
【0016】第6の発明に係わる伝送路切替装置は、上
記送信装置が送信する上記誤り検出符号は、ビットイン
ターリーブト゛パリティ(BIP)符号である。
【0017】第7の発明に係わる伝送路切替装置は、入
力された信号を2分岐して伝送路に出力する送信装置
と、上記2分岐された信号を伝送路から受信する受信装
置と、2分岐のうち一方を選択して上記伝送路を切替え
る伝送路切替装置において、送信装置は、送信するデー
タより符号化した符号を空いているタイムスロットに挿
入し、受信装置は、挿入された上記符号を検出して記憶
し、2つの符号が一致する位相差を検出する符号一致検
出手段と、この位相差に基づいて、可変遅延回路の位相
を制御する遅延制御手段と、この遅延制御手段の出力に
基づき、2つの入力信号の遅延量を可変設定できる2つ
の可変遅延回路と、上記遅延制御の出力と、2つの可変
遅延回路の出力を選択する選択回路と、上記2つの可変
遅延回路の出力にそれぞれ接続され、同出力信号を基に
誤り訂正符号を用いた誤り訂正を行い、上記選択回路に
出力する2つの誤り訂正手段と、この2つの誤り訂正手
段による誤り訂正処理の結果に基づいて、上記選択回路
の切り替えを制御する切り替え制御手段とを含むもので
ある。
【0018】第8の発明に係わる伝送路切替装置は、上
記切り替え制御手段が、上記2つの誤り訂正手段からの
出力信号のうち、訂正した誤りの少ない方を選択するも
のである。
【0019】第9の発明に係わる伝送路切替装置は、上
記切り替え制御手段が、上記選択回路が現在選択してい
る側の誤り訂正手段の出力に誤りを検出しない場合は切
り替えを行わず、誤りを検出した場合には、他方の誤り
訂正手段からの出力信号に切り替えを行うものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本実施の形態は、
伝送路受信側装置において、送信側装置で分岐され二つ
の方路からそれぞれ入力される、ITU−T勧告G.7
07、G.708、G.709に規定された伝送フレー
ムであるSTM−Nに収容されたVC−4パスについ
て、VC−4パスのPOHであるB3バイトに挿入され
ているパリティ符号を運用系および予備系の間で多点照
合して一致する符号間の位相差を検出し、この位相差を
補正する遅延制御を予備系に対して行った後に、外部か
らの切替要求に基づいて切り替えることにより、無瞬断
での切替を実現するものである。
【0021】本発明による伝送路切替装置の構成例を図
1および図2に示す。図1において、1は送信データ、
2は符号化回路、3は挿入回路、4は信号送信回路、5
aおよび5bは伝送路、6aおよび6bは信号受信回
路、7aはA系データ、7bはB系データ、8は受信装
置である。図2は図1の受信装置8の構成を示してい
る。図2において、101は符号一致検出手段、102
aおよび102bは可変遅延回路、103は選択回路、
104は禁止回路、105は遅延制御手段である。ま
た、111は切替要求信号、112は選択制御信号であ
る。また符号一致検出手段101内の構成要素として、
114aおよび114bは符号検出部、115aおよび
115bは記憶部、116は位相差検出部である。
【0022】次に、動作を説明する。送信装置では、送
信データ1としてVC−4パス信号が符号化回路2に入
力され、符号化回路2はこのVC−4パス信号からBI
P−8符号を生成し、挿入回路3に送る。挿入回路3で
は、符号化回路2からのBIP−8符号を、VC−4パ
ス信号のB3バイトに挿入して信号送信回路4に送る。
信号送信回路4はSTM−Nフレーム信号を発生し、S
TM−Nフレーム内にVC−4パス信号を収容し、2分
岐して伝送路5aおよび5bに送信する。
【0023】信号受信回路6aおよび6bはそれぞれ、
A系、及びB系のSTM−Nフレーム信号についてST
M−Nフレームを終端し、同フレーム内に収容されてい
るVC−4パス信号を抽出して、A系データ、及びB系
データとして出力する。信号受信回路6aおよび6bは
それぞれポインタメモリを備え、これによりVC−4パ
ス信号を抽出する際に受信装置内のタイミングに乗せ替
える。これにより以後の処理は全て同一タイミングで実
行可能となる。上記抽出された両系のVC−4パス信号
は、それぞれ可変遅延回路102a、102bに入力さ
れると共に、符号一致検出手段101にも入力される。
符号一致検出手段101では、これらA系及びB系から
のVC−4パス信号から、符号検出部114aおよび1
14bが、B3バイトに挿入されているBIP−8符号
を抽出し、抽出したBIP−8符号を記憶部115aお
よび115bが時系列的に保存する形で予め定めるサン
プル回数のMs回分記憶する。そして位相差検出部11
6が、以下の動作を行う。
【0024】位相差検出部116は自己の状態として位
相差検出状態、位相差準検出状態、および位相差非検出
状態を持ち、初期は位相差非検出状態となっている。位
相差非検出状態の場合、上記多点サンプルされたBIP
−8符号の中から、両系間で一致する組合せを検索す
る。両系で一致する組合せが検出されなかった場合は次
のBIP−8符号が抽出され、新規記憶されるまで待機
し、新規記憶された後上記同様に検索する。このように
動作して両系で一致する組合せが検出されると位相差準
検出状態となり、次のフレームにおいて、先に検出され
た組合せのBIP−8についてのみ照合を行い、合計M
フレーム(Mは0以上の整数)連続で符号一致検出を確
認すると、位相差検出状態とする。
【0025】連続一致回数がM未満の状態で不一致を確
認すると、連続回数を0に戻し、位相差非検出状態とな
る。また、位相差検出状態で、符号一致検出が連続でM
fフレーム(Mfは自然数)確認されないと、位相差非
検出状態とする。位相差検出状態では、一致が検出され
た組合せのBIP−8符号がそれぞれ抽出された時間差
を、上記のごとくBIP−8符号を時系列的に記憶して
あること、及び両系のVC−4パスのフレーム位相から
検出する。VC−4パスのフレーム位相は、VC−4パ
スを抽出する信号受信回路6a及び6bからそれぞれ入
力し、BIP−8符号を抽出する際にも使用する。そし
て符号一致検出手段101は、位相差検出状態におい
て、上記検出した時間差の情報を遅延制御手段105に
出力し、その後位相差検出状態であることを位相差検出
状態信号118によって禁止回路104に伝える。
【0026】遅延制御手段105は、上記時間差情報を
入力し、一致が検出されたBIP−8の位相が、可変遅
延回路102a及び102bの出力でそろうように、現
在選択回路103によって選択されていない方の系の可
変遅延回路の遅延量を制御する遅延量制御信号を出力す
る。ここでは仮に、A系が選択されているとすると、上
記遅延量制御信号は可変遅延回路102bに対して出力
される。上記遅延量制御信号を入力した可変遅延回路1
02bは、同信号に従ってVC−4パス信号の書き込み
側又は読み出し側を制御し、入出力間の遅延量を変更す
る。
【0027】禁止回路104は、位相差検出状態信号1
18を入力し、位相差検出状態では、外部からの切替要
求信号111による選択回路103の切替を有効にす
る。位相差非検出状態、及び位相差準検出状態では、外
部からの切替要求信号による選択回路103の切替を無
効にする。
【0028】切替要求信号111による切替が無効の場
合、切替要求信号111の変化に関わりなく、禁止回路
104は選択回路103への選択信号112を変化させ
ず、選択回路103は現在選択している系を選択し続け
る。切替要求信号111による切替が有効の場合、切替
要求信号111が有意となると、禁止回路104は選択
回路103への選択信号112を変化させ、選択回路1
03は現在選択していない系、上記例では可変遅延回路
102bからの信号を選択する。つまりb系の選択に切
り替える。また、先に切替要求信号111が有意となっ
ていた場合には、位相差検出状態が確立すると直ちに禁
止回路104は選択信号112を変化させ、上記同様に
切替動作を実行する。
【0029】上記動作に従うと、まずBIP−8の符号
が一致する位相差を検出することにより、これを両系の
VC−4パスの位相差と想定して、想定した位相差に基
づいた符号の連続フレーム一致を監視する。ここで、B
IP−8の符号は異なるVC−4信号に対して偶然に同
一値になることもあるため、この想定は誤る可能性もあ
る。ただしこの場合には、引き続いて実施される連続フ
レーム一致検出処理によって不一致が検出されるため位
相差非検出状態に戻り、改めてBIP−8の符号の一致
検出を行い、真に一致したVC−4パスのBIP−8の
組合せを検出して位相差検出状態になるまで上記動作を
繰り返す。
【0030】位相差検出状態になると、想定した位相差
を補正する遅延調整を予備系の可変遅延回路に対して行
う。結果、想定した位相差が真のVC−4パスの両系の
位相差と等しい場合は、その想定値に従って遅延調整さ
れたVC−4パスの位相も同一となる。位相差検出状態
になると禁止回路は外部からの切替要求による選択回路
の切替を有効にする。ここで切替を行うと、上記のよう
にこの場合はVC−4パスの位相がA系、B系でそろっ
ているため、信号の重複や欠落がない無瞬断切替とな
る。BIP−8の符号が異なるVC−4信号に対して偶
然に同一値になることは、多数フレームに渡って連続し
て起きることは考えにくいため、上記Mの値を適切に設
定することにより、上記想定値が真の位相差に一致した
状態でデータ位相同期状態とし、確実に無瞬断切替を実
現することができる。
【0031】また、本実施の形態によれば、対向する送
信装置は先述のマルチフレーム構成手段等の特殊な機能
を必要とせず、上記ITU−T勧告に準拠した、通常の
伝送装置で問題ない。さらに、本実施の形態において整
合させ得る方路間の位相差は、符号一致検出手段101
が検出できる位相差、及び可変遅延回路102a及び1
02bの可変遅延量の大きさで決まるため、符号一致検
出手段101が記憶するBIP−8符号の量、及び可変
遅延回路102a及び102bの可変遅延量を、想定さ
れる二つの方路間の伝送路長差から求められる最大位相
差を基に備えれば、伝送路長に関係なく無瞬断切替を実
現できる。
【0032】実施の形態2.本実施の形態は、実施の形
態1における伝送路切替装置において、遅延制御された
二つの可変遅延回路からの出力に対して、さらに両系の
データの照合を行い、データ位相の同期を確認した後
に、外部からの切替要求に基づいて切り替えることによ
り、無瞬断での切替を実現するものである。本発明によ
る伝送路切替装置の構成例を図1および図3に示す。図
1は実施の形態1と同じで説明を省く。図3において、
106はデータ照合手段、107は切替制御手段、10
8は符号一致検出結果信号、109はデータ照合結果信
号、110はデータ位相同期状態信号、111は切替要
求信号、112は選択制御信号である。その他の構成は
実施の形態1と同一であり説明を省く。
【0033】位相差検出部116は、データ位相同期状
態信号110が示すデータ位相同期状態により、以下の
動作を行う。データ位相同期はずれ状態の場合、多点サ
ンプルされたBIP−8符号の中から、両系間で一致す
る組合せを検索する。両系で一致する組合せが検出され
なかった場合は次のBIP−8が抽出され、新規記憶さ
れるまで待機し、新規記憶された後上記同様に検索す
る。このように動作して両系で一致する組合せが検出さ
れると、この組合せのBIP−8符号がそれぞれ抽出さ
れた時間差を、上記のごとくBIP−8符号を時系列的
に記憶してあること、及び両系のVC−4パスのフレー
ム位相から検出する。VC−4パスのフレーム位相は、
VC−4パスを抽出する信号受信回路6a及び6bから
それぞれ入力し、BIP−8符号を抽出する際にも使用
する。データ位相準同期状態、またはデータ位相同期状
態においては、先に一致が検出された組合せのB3バイ
トについてのみ照合を行う。そして位相差検出部116
は上記BIP−8符号の一致の検出、非検出の情報とし
て、符号一致検出結果信号108と、上記検出した時間
差の情報を出力する。
【0034】データ照合手段106は可変遅延回路10
2aおよび102bの出力を入力しており、遅延制御手
段105が遅延量制御信号を出力した旨の通知を受信す
るとこれら両系の信号の照合を開始する。そしてMbフ
レーム(Mbは自然数)間での照合結果をデータ照合結
果信号109として出力する。切替制御手段107は、
符号一致検出結果信号108、及びデータ照合結果信号
109を入力し、下記のデータ位相同期保護処理を行
う。まず、初期状態ではデータ位相同期はずれ状態とす
る。符号一致検出結果信号108により符号一致検出を
確認すると、データ位相準同期状態とし、その後データ
照合結果信号109によりデータ照合一致を確認する
と、データ位相同期状態とする。データ位相準同期状態
でデータ照合不一致を確認すると、データ位相同期はず
れ状態に戻る。また、データ位相同期状態で、符号一致
検出結果信号108により符号一致検出が連続でMfフ
レーム(Mfは自然数)確認されないと、データ位相同
期はずれ状態とする。
【0035】上記動作に従うと、まずBIP−8の符号
が一致する位相差を検出することにより、これを両系の
VC−4パスの位相差と想定して、想定した位相差を補
正する遅延調整を予備系の可変遅延回路に対して行う。
ここで、BIP−8の符号が異なるVC−4信号に対し
て偶然に同一値になった場合には、次に実施されるデー
タ照合において不一致が検出されるためデータ位相同期
はずれ状態に戻り、改めてBIP−8の符号の一致検出
を行い、真に一致したVC−4パスのBIP−8の組合
せを検出するまで上記動作を繰り返す。結果、想定した
位相差が真のVC−4パスの両系の位相差と等しい場合
は、その想定値に従って遅延調整されたVC−4パスの
位相も同一となるから、次に実施されるデータ照合にお
いては、伝送路誤り等が発生しなければ一致が検出され
る。伝送路誤り等でデータ照合に不一致が検出された場
合は、上記同様にBIP−8の符号の一致検出からの動
作を繰り返す。データ照合で一致が検出されると切替制
御手段はデータ位相同期状態とし、外部からの切替要求
による選択回路の切替を有効にする。ここで切替を行う
と、上記のようにこの場合はVC−4パスの位相がA
系、B系でそろっているため、信号の重複や欠落がない
無瞬断切替となる。
【0036】本実施の形態が実施の形態1と異なる点と
して、切り替え対象信号であるVC−4パス信号を、ビ
ット毎に両系で照合するため、より早く、あるいはより
確実にデータ位相同期状態を確立することができる。ま
た、実施の形態1同様に、対向する送信装置に対する制
限、及び伝送路長に対する制限はない。
【0037】実施の形態3.本実施の形態は、実施の形
態2における伝送路切替装置において、二つの可変遅延
回路からの出力に対してそれぞれB3符号による誤り検
出を行う誤り検出手段を付加し、これらの少なくとも一
方に誤りが検出された場合は、そのフレーム中のデータ
照合結果を無効とし、前フレームまでの結果を保持する
ものである。本発明による伝送路切替装置の構成例を図
1および図4に示す。図4において、113a及び11
3bは誤り検出手段である。その他の構成は実施の形態
2と同一である。また誤り検出手段113a及び113
bと、データ照合手段106を除く各部の動作は実施の
形態2と同一である。
【0038】誤り検出手段113a及び113bは、可
変遅延回路102a及び102bから出力されるVC−
4パス信号をそれぞれ入力し、上記ITU−T規格に準
じた手法でBIP8をフレーム毎に計算し、得られた結
果を次フレームのB3バイトに挿入されている符号と照
合する。その結果不一致であれば誤り検出信号を出力す
る。データ照合手段106は、実施の形態2における動
作のように、遅延制御手段105が出力する遅延量制御
信号を入力すると可変遅延回路102aおよび102b
からのA、B両系のVC−4パス信号の照合を開始す
る。ただし実施の形態2と異なる点として、照合一致フ
レーム数をMbまで計数するカウンタは、上記誤り検出
信号が入力された場合には、そのフレームのデータ照合
結果に関わらず、上記カウンタの次のカウント動作を実
施しない。またデータ照合結果信号109による不一致
情報の出力も行わない。すなわち、上記動作によりBI
P−8符号による誤りが検出されたVC−4フレームに
ついては、データ照合結果を無効とし、また誤り検出以
前のフレームまでのデータ照合結果を保持して以降のデ
ータ照合動作を継続させる。
【0039】上記動作に従うと、データ照合中に伝送路
誤り等が発生しなければ、実施の形態2と全く同一の動
作、性能となる。伝送路誤り等でデータ照合に不一致が
検出された場合は、実施の形態2では即時にデータ位相
同期はずれ状態となり、BIP−8の符号の一致検出か
らの動作を繰り返すのに対し、本実施の形態では、伝送
路誤り等が誤り検出手段113aまたは113bによっ
て検出され、そのフレームのデータ照合結果を無効とす
るため、次フレームからのデータ照合を継続し、伝送路
誤り発生フレーム前後のデータ照合一致フレーム数の合
計が所定フレーム数Mbに達すると、切替制御手段はデ
ータ位相同期状態とし、外部からの切替要求による選択
回路の切替を有効にする。本実施の形態によれば、上記
Mbが大きく、伝送路誤りが発生しやすい場合には、実
施の形態2に比べて、伝送路誤りによるデータ位相同期
時間の増大を抑えることができる。
【0040】例えば、A、B両系の可変遅延回路での遅
延量が適切に制御され、両系のVC−4フレーム位相が
そろっており、データ照合が行われている状態で、デー
タ照合開始後Mtフレーム時点(MtはMb以下の数)
で伝送路誤りがA、Bどちらかの系に1回発生した場合
の、データ照合開始からデータ位相同期確立までの時間
を比較する。実施の形態2では、Mtフレーム時点でデ
ータ照合に不一致が検出され、符号一致検出から遅延制
御を経て再度データ照合を最初から実施するため、符号
一致検出からデータ照合開始までの処理時間をTpとす
ると、1フレーム時間Tfとして、比較対象時間はTp
+(Mt+Mb)*Tfとなる。本実施の形態では、伝
送路誤り発生フレームを除くMbフレームでデータ照合
一致が検出され、比較対象時間は(1+Mb)*Tfと
なる。従って、その差Tp+(Mt−1)*Tfだけ、
本実施の形態の方がデータ位相同期確立までの時間が早
くなる。ここで、Mtが1未満、例えば最も小さい0の
場合は、上記の差はTp−Tfとなる。Tpについて
は、符号一致検出及びデータ照合はあるフレーム位相を
基準に実行することが通常であることから1フレーム時
間以上となるため、Tp−Tf>0となる。またMtが
大きくなれば上記の差はそれにつれ大きくなる。
【0041】以上より、伝送路誤りがデータ照合開始直
後に発生した場合は実施の形態2と本実施の形態との差
は小さく、データ照合開始から伝送路誤りの発生までの
時間が長いほど、本実施の形態によるデータ位相同期確
立までの時間短縮の効果が大きくなる。また、上記例で
は伝送路誤りの発生回数を1回としたが、例えばMbフ
レームに1回ずつ発生するような場合は、実施の形態2
ではデータ照合不一致〜符号一致検出を繰り返し、デー
タ位相同期確立に到達しない状態となるが、本実施の形
態では、データ照合一致のフレーム数の合計がMbに達
した時点でデータ位相同期確立となる。従って、Mbを
大きく設定し、また伝送路誤りの発生頻度が高い場合に
は、特に本実施の形態によるデータ位相同期確立までの
時間短縮の効果が大きくなる。また、データ位相同期確
立以降の動作は実施の形態2と同一であるから、外部か
らの切替要求による選択回路の切替時には、実施の形態
2同様に信号の重複や欠落がない無瞬断切替となる。ま
た、実施の形態1同様に、対向する送信装置に対する制
限、及び伝送路長に対する制限はない。
【0042】上記実施の形態1、2及び3においては、
被収容信号がVC−4パス信号である場合について説明
したが、VC−3パス信号あるいはVC−4−Xcパス
信号である場合でも、同一構成で同機能を実現できる。
また、VC−1パス信号あるいはVC−2パス信号であ
る場合でも、符号一致検出手段を、B3バイトのBIP
−8符号の代わりに先述のV5バイトあるいはRバイト
のBIP−2符号について、一致及びその位相差を検出
する機能部に置き換えるのみで、同様に同機能を実現可
能である。
【0043】実施の形態4.本実施の形態は、伝送路受
信側装置において、送信側装置で分岐され二つの方路か
らそれぞれ入力される、ITU−T/COM15/R/
R035Eに規定された伝送フレームであるFECフレ
ームに収容された誤り訂正符号の特定ビットを運用系お
よび予備系の間で多点照合して一致する符号間の位相差
を検出し、この位相差を補正する遅延制御を予備系に対
して行い、遅延制御された二つの可変遅延回路からの出
力に対して、さらに上記誤り訂正符号を用いた誤り訂正
処理を行い、両系のデータの品質等を監視することによ
り、自動かつ無瞬断での切替を実現するものである。本
実施の形態による伝送路切替装置の構成例を図1および
図5に示す。図5において、117aおよび117bは
誤り訂正手段である。その他の構成は実施の形態1と同
一である。また図1内の各構成部と、誤り訂正手段11
7aおよび117bと、切替制御手段107を除く各部
の動作は実施の形態1と同一である。
【0044】図1内の各構成部の動作を説明する。符号
化回路2は、送信データ1よりリード・ソロモン符号則
(RS 255,239)に従った誤り訂正符号を生成
し、挿入回路3に送信する。挿入回路3は送信データ1
の空きタイムスロットに上記符号を挿入し、信号送信回
路4に送る。信号送信回路4はこの信号に対し、フレー
ムの領域を識別するための同期パタン等を付加してFE
Cフレームを生成し、2分岐して伝送路5aおよび5b
に送信する。信号受信回路6aおよび6bはそれぞれ、
A系及びB系のFECフレーム信号についてFECフレ
ーム同期を確立し、同フレームの位相信号を生成する。
【0045】次に図5内の説明に移る。上記フレーム同
期を確立された両系のFECフレーム信号は、それぞれ
可変遅延回路102a、102bに入力されると共に、
符号一致検出手段101にも入力される。符号一致検出
手段101では、これらA系及びB系からのFECフレ
ーム信号から、符号検出部114aおよび114bが、
符号領域に挿入されている上記誤り訂正符号の特定位相
の特定ビットを抽出し、抽出した誤り訂正符号を記憶部
115aおよび115bが時系列的に保存する形で予め
定めるサンプル回数のMs回分記憶する。以降、位相差
検出部116の動作は実施の形態1と同一である。
【0046】誤り訂正手段117aおよび117bは、
可変遅延回路102aおよび102bから出力されるF
ECフレームデータに対して、上記誤り訂正符号を用い
た誤り訂正処理を行い、誤り訂正ビット数、または訂正
不能な場合はその情報を切替制御手段107に送る。切
替制御手段107は、両系の誤り訂正手段からの上記誤
り訂正ビット数、訂正不能情報を入力し、訂正不能状態
でなく、かつ誤り訂正ビット数の少ない系を選択するよ
うに選択制御信号112を選択回路103に送る。
【0047】上記動作によれば、誤り訂正手段が伝送路
上などにおけるビット誤りを監視して、切替制御手段が
誤りの少ない系を自動的に選択するため、片方の系の伝
送路に障害が発生して伝送信号の品質が劣化した場合、
即座に一方の正常な系の伝送路からのデータが選択さ
れ、外部からの切替指示なしに切替処理が行える。ま
た、実施の形態1と同様に可変遅延回路によって両系の
データの位相を合わせているため、信号の重複や欠落が
ない無瞬断切替となる。
【0048】実施の形態5.本実施の形態は、実施の形
態4において、切替制御手段107が、選択回路103
が現在選択している側の誤り訂正手段が訂正不能状態で
ない場合は切り替えを行わず、訂正不能状態となった場
合には、他方の誤り訂正手段からの出力信号に切り替え
を行うように動作するものである。本発明による伝送路
切替装置の構成、切替制御手段107以外の各構成部の
動作は実施の形態4と同一である。
【0049】実施の形態4と実施の形態5の相違は、実
施の形態4は誤り訂正数の少ない系を常に選択するた
め、選択後のデータは実施の形態5に比べて品質が高く
なるが、切替が頻繁に起きる。逆に実施の形態5は片方
の系が訂正不能状態にならないと切り替えないため、切
替の回数が減り、オペレーションでの管理アイテムが少
なく済む。
【0050】
【発明の効果】本発明では、以上のように符号一致検出
手段が、両系の信号受信回路の出力からそれぞれ、使用
する伝送フォーマットの規則に従って生成され、所定の
位置に挿入された符号をそれぞれ検出して記憶し、これ
ら二つの符号が一致する位相差を検出し、可変遅延回路
がその位相差に従って両系の信号の遅延調整を行うの
で、対向する送信側装置にマルチフレーム構成手段等の
特別な機能がなくても、確実に無瞬断切替を実現でき
る。また、適用形態における伝送路長に制限を与えるこ
となく、無瞬断切替を実現できる。
【0051】また更に、データ照合手段が、遅延調整さ
れた信号について照合を行い、所定時間の連続一致を検
出した後に切替制御手段が選択回路に対する制御を許可
し、外部からの指示により選択信号を出力するので、よ
り確実に無瞬断切替を実現でき、またデータ入力開始か
ら無瞬断切替可能な状態となるまでの、切替準備時間を
短縮できる。
【0052】また更に、上記符号を誤り検出符号とし、
可変遅延回路の出力に、同出力信号を基に上記誤り検出
符号を用いた誤り検出を行う誤り検出手段を設けて接続
し、上記データ照合手段は、上記誤り検出手段が誤りを
検出した際には、その誤りが検出された相当部分の照合
の結果を無効にするので、データ入力開始から無瞬断切
替可能な状態となるまでの、切替準備時間を短縮でき、
また伝送路品質が劣化している状態でも無瞬断切替を実
現できる。
【0053】また更に、上記送信装置は符号を挿入せ
ず、上記受信装置は上記データの所定の一部を上記符号
として処理するので、送信、受信装置間での共通の符号
則の取り決めが必要なく、簡易な回路構成で無瞬断切替
を実現できる。
【0054】また更に、2つの誤り訂正手段が、上記2
つの可変遅延回路の出力にそれぞれ接続され、同出力信
号を基に誤り訂正符号を用いた誤り訂正を行い、この2
つの誤り訂正手段による誤り訂正処理の結果により、切
替制御手段が、上記選択回路の切り替えを制御するの
で、外部からの指示を必要としない、自動切替を無瞬断
で実現できる。
【0055】また更に、上記切り替え制御手段が、上記
2つの誤り訂正手段からの出力信号のうち、訂正した誤
りの少ない方を選択するので、選択後のデータの品質を
高くできる。
【0056】また更に、上記切り替え制御手段は、上記
選択回路が現在選択している側の誤り訂正手段の出力に
誤りがない場合は切り替えを行わず、誤りが発生した場
合には、他方の誤り訂正手段からの出力信号に切り替え
を行うので、切替の回数が減り、オペレーションでの管
理アイテムが少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における伝送路切替装置全体の構成図で
ある。
【図2】実施の形態1における伝送路切替装置の構成図
である。
【図3】実施の形態2における伝送路切替装置の構成図
である。
【図4】実施の形態3における伝送路切替装置の構成図
である。
【図5】実施の形態4、5における伝送路切替装置の構
成図である。
【図6】従来の伝送路切替装置の構成図である。
【図7】図6のセクション終端生成装置の詳細構成図で
ある。
【符号の説明】
1 送信データ 2 符号化回路 3 挿入回路 4 信号送信回路 5a、5b 伝送路 6a、6b 信号受信回路 7a A系データ 7b B系データ 8 受信装置 101 符号一致検出手段 102a、102b 可変遅延回路 103 選択回路 104 禁止回路 105 遅延制御手段 106 データ照合手段 107 切替制御手段 108 符号一致検出結果信号 109 データ照合結果信号 110 データ位相同期状態信号 111 切替要求信号 112 選択制御信号 113a、113b 誤り検出手段 114a、114b 符号検出部 115a、115b 記憶部 116 位相差検出部 117a、117b 誤り訂正手段 118 位相差検出状態信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一番ヶ瀬 広 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K014 AA01 BA02 BA05 CA06 EA01 EA07 FA01 FA16 GA01 5K021 AA05 AA08 BB06 CC11 DD02 FF03 5K046 AA01 BB05 CC01 EE03 EE06 EF52

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された信号を2分岐して伝送路に出
    力する送信装置と、 上記2分岐された信号を伝送路から受信する受信装置
    と、2分岐のうち一方を選択して上記伝送路を切替える
    伝送路切替装置において、 送信装置は、送信するデータより符号化した符号を空い
    ているタイムスロットに挿入し、 受信装置は、挿入された上記符号を検出して記憶し、2
    つの符号が一致する位相差を検出する符号一致検出手段
    と、この位相差に基づいて、可変遅延回路の位相を制御
    する遅延制御手段と、この遅延制御手段の出力に基づ
    き、2つの入力信号の遅延量を可変設定できる2つの可
    変遅延回路と、上記遅延制御の出力と、外部からの切り
    替え要求に基づいて、2つの可変遅延回路の出力を選択
    する選択回路とを有することを特徴とする伝送路切替装
    置。
  2. 【請求項2】 上記受信装置は、上記可変遅延回路の位
    相の制御後に、上記二つの可変遅延回路の出力を照合
    し、所定時間中の連続一致を検出するデータ照合手段
    と、 上記連続一致が検出されると上記選択回路に対する制御
    を許可し、外部からの指示により選択信号を出力する切
    替制御手段を含むことを特徴とする請求項1記載の伝送
    路切替装置。
  3. 【請求項3】 上記送信装置が送信する上記符号は、誤
    り検出符号または誤り訂正符号であることを特徴とする
    請求項1に記載の伝送路切替装置。
  4. 【請求項4】 上記送信装置は符号を挿入せず、上記受
    信装置は上記データの所定の一部を上記符号として処理
    することを特徴とする請求項1に記載の伝送路切替装
    置。
  5. 【請求項5】 上記受信装置は、上記可変遅延回路の出
    力に接続され、同出力信号を基に上記誤り検出符号また
    は誤り訂正符号を用いた誤り検出を行う誤り検出手段を
    含み、 上記データ照合手段は、上記誤り検出手段が誤りを検出
    した際には、その誤りが検出された相当部分の照合の結
    果を無効にすることを特徴とする請求項2に記載の伝送
    路切替装置。
  6. 【請求項6】 上記送信装置が送信する上記誤り検出符
    号は、ビットインターリーブト゛パリティ(BIP)符号
    であることを特徴とする請求項3または請求項5記載の
    伝送路切替装置。
  7. 【請求項7】 入力された信号を2分岐して伝送路に出
    力する送信装置と、 上記2分岐された信号を伝送路から受信する受信装置
    と、2分岐のうち一方を選択して上記伝送路を切替える
    伝送路切替装置において、 送信装置は、送信するデータより符号化した符号を空い
    ているタイムスロットに挿入し、 受信装置は、挿入された上記符号を検出して記憶し、2
    つの符号が一致する位相差を検出する符号一致検出手段
    と、この位相差に基づいて、可変遅延回路の位相を制御
    する遅延制御手段と、この遅延制御手段の出力に基づ
    き、2つの入力信号の遅延量を可変設定できる2つの可
    変遅延回路と、上記遅延制御の出力と、 2つの可変遅延回路の出力を選択する選択回路と、上記
    2つの可変遅延回路の出力にそれぞれ接続され、同出力
    信号を基に誤り訂正符号を用いた誤り訂正を行い、上記
    選択回路に出力する2つの誤り訂正手段と、この2つの
    誤り訂正手段による誤り訂正処理の結果に基づいて、上
    記選択回路の切り替えを制御する切り替え制御手段とを
    含むことを特徴とする伝送路切替装置。
  8. 【請求項8】 上記切り替え制御手段は、上記2つの誤
    り訂正手段からの出力信号のうち、訂正した誤りの少な
    い方を選択することを特徴とする請求項7記載の伝送路
    切替装置。
  9. 【請求項9】 上記切り替え制御手段は、上記選択回路
    が現在選択している側の誤り訂正手段の出力に誤りを検
    出しない場合は切り替えを行わず、誤りを検出した場合
    には、他方の誤り訂正手段からの出力信号に切り替えを
    行うことを特徴とする請求項7記載の伝送路切替装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005260820A (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Nec Engineering Ltd 無瞬断切替装置
JP2010537466A (ja) * 2007-08-13 2010-12-02 プロヴィジェント リミテッド 改善された保護標識を有する保護された通信リンク
JP4835691B2 (ja) * 2006-09-22 2011-12-14 日本電気株式会社 回線切替信号出力回路及び回線切替信号出力方法
JP2017158115A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 ソフトバンク株式会社 通信装置、通信システム、プログラム、及び通信方法

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