JP2762579B2 - 伝送装置のループバック方式 - Google Patents

伝送装置のループバック方式

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JP2762579B2 JP1167489A JP16748989A JP2762579B2 JP 2762579 B2 JP2762579 B2 JP 2762579B2 JP 1167489 A JP1167489 A JP 1167489A JP 16748989 A JP16748989 A JP 16748989A JP 2762579 B2 JP2762579 B2 JP 2762579B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、2系の伝送路でリング接続された情報伝送
システム内の伝送装置のループバック方式に関し、特
に、迅速に伝送ルートの再構成を行うループバック方式
に関する。
B.発明の概要 本発明は、互に相反する方向に信号が送出される1系
と2系の2つの系の伝送路に複数の伝送装置をリング接
続して構成し、このリング接続された情報伝送システム
内の伝送装置におけるループバック方式において、各伝
送装置は、伝送フレームにループバック処理情報及び伝
送路障害情報を含むループバック制御情報を2つの系そ
れぞれに多重・分離する機能を有し、障害が発生した系
の伝送路の直下流に隣接する伝送装置は、受信した伝送
フレームのフラグパターンの不一致により伝送路障害を
検出し、前方保護及び後方保護の連続確認による同期エ
ラー判定と全フラグビット数に対する瞬時フラグエラー
による誤り率又は全ビットに対するコード化エラーによ
る誤り率の換算値判定とで伝送路障害を判定してループ
バック処理し、伝送フレームにループバック処理情報と
伝送路障害情報を多重して該系の伝送路に送信するとと
もに、非障害系の送信を一時停止して障害が発生した伝
送路の直下流に隣接する伝送装置の受信側に前記障害系
の伝送装置と同様に伝送路障害を判定させ、ループバッ
ク処理と情報の多重をさせることにより、デジタルリレ
ーシステムでループ系統の保護を行うとき、短時間に折
返し可能で、伝送ルートの再構成を迅速に行う技術を提
供するものである。
C.従来の技術 コンピュータの普及に伴い、情報の伝送装置も各種形
態が発達してきたが、例えばループ接続の時分割多重化
装置やデジタルリレーの応用分野で、ループ系統の中央
と端末の間に光ファイバ接続を行った時分割多重化装置
がある。
第7図は、そのようなリング接続伝送システムの一例
を示す構成図である。同図において、伝送システムはマ
スターステーション(MS)71とリモートステーション
(RS)72,73,74及び75をリング状の伝送路76上に配設さ
れている。このような伝送システムでは、伝送路障害に
よるシステムダウンを避けるため、前記伝送路76を第1
の系(以後、1系と略称する)76aと第2の系(以後、
2系と略称する)76bとで構成し、かつループバック
(折返し)機能を付与するのが普通で、また伝送装置の
障害に対しても両端の伝送装置から折返す必要があると
されている。
これらのステーション間を、周期的に伝送されるデー
タは、通常、時分割多重フレームを連ねて構成される。
第8図は、そのマルチフレーム構成例を示す説明図で、
各フレームの先頭部分にフラグパターン81が存在し、続
く部分に各情報82が複数のタイムスロットで多重されて
いる。
D.発明が解決しようとする課題 近年、デジタルシステムでループ系統の保護を行うケ
ースが増えてきたが、上記第7図に示したような伝送シ
ステムを使用する場合には、ループバック機能の折返し
をできるだけ短時間に行い得るものでなければ、システ
ムダウンが全体に波及するのを防ぐことができない。デ
ジタルリレーの応用分野でループ系統の保護に使用する
伝送装置は、パワーケーブルと光ファイバ伝送路とが同
一ケーブル内で使用されていて、ケーブルの切断等に際
しては、迅速に伝送ルートの再構成を行い、数十ms以内
にトリップできるようにしなければならない。
本発明は、このような課題に鑑みて創案されたもの
で、デジタルリレーシステムでループ系統の保護を行う
とき、短時間に折返し可能で、迅速に伝送ルートを再構
成できる伝送装置のループバック方式を提供することを
目的としている。
E.課題を解決するための手段 本発明における上記課題を解決するための手段は、互
に相反する方向に信号が送出される1系と2系の2つの
系の伝送路に複数の伝送装置をリング接続して構成し、
このリング接続された情報伝送システム内の伝送装置に
おけるループバック方式において、各伝送装置は、伝送
フレームにループバック処理情報及び伝送路障害情報を
含むループバック制御情報を2つの系それぞれに多重・
分離する機能を有し、障害が発生した系の伝送路の直下
流に隣接する伝送装置は、受信した伝送フレームのフラ
グパターンの不一致により伝送路障害を検出し、前方保
護及び後方保護の連続確認による同期エラー判定と全フ
ラグビット数に対する瞬時フラグエラーによる誤り率又
は全ビットに対するコード化エラーによる誤り率の換算
値判定とで伝送路障害を判定してループバック処理し、
伝送フレームにループバック処理情報と伝送路障害情報
を多重して該系の伝送路に送信するとともに、非障害系
の送信を一時停止して障害が発生した伝送路の直下流に
隣接する伝送装置の受信側に前記障害系の伝送装置と同
様に伝送路障害を判定させ、ループバック処理と情報の
多重をさせるようにした伝送装置のループバック方式に
よるものとする。
F.作用 本発明では、周期的に伝送される伝送フレーム内のコ
ントロール内の予め指定されたビット位置にループバッ
ク処理情報及び伝送路障害情報を含むループバック制御
情報を2つの系それぞれに多重・分離するものとし、そ
の伝送フレームのフラグパターンの不一致によって伝送
路障害を検出し、例えば、前方保護及び後方保護の連続
確認により同期エラーを判定することと、全フラグビッ
ト数に対する瞬時フラグエラーの誤り率又は全ビットに
対するコード化エラーの誤り率を換算値判定することと
で、伝送路障害を判定する。
一つの系の伝送路障害を検出した伝送装置がループバ
ック処理をし、伝送フレーム内に伝送路障害情報やルー
プバック処理情報を掲載するとともに、もう一つの系の
送信を一時停止して障害が発生した伝送路の両端の伝送
装置がループバックし、他の伝送装置は多重された情報
を分離して認識し処理することにより、高速にループバ
ック,バイパスを実施し、ルートを再構成できる。
G.実施例 以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明
する。
第1図は、本発明を実施したデータ伝送装置の一例を
示す構成図である。同図において、1及び2はフラグ検
出手段、3及び4は前・後方保護手段、5及び6はルー
プバック制御情報を分離するためのコントロール情報分
離手段、7は受信選択手段、8は送信選択手段、9及び
10はループバック情報を多重するためのコントロール情
報多重手段、11,12及び13はアンドゲートである。前記
フラグ検出手段1,前・後方保護手段3,コントロール情報
分離手段5は1系のデータを処理し、フラグ検出手段2,
前・後方保護手段4,コントロール情報分離手段6は2系
のデータを処理する。
第2図は、上記のシステムで、周期的に伝送されるデ
ータのフレーム構造を示す模式図である。同図に示す伝
送フレームは、第8図に示したマルチフレームの1フレ
ーム分を詳細に示すもので、先頭部分にフラグパターン
21を配置し、続く部分にタイムスロット、この例ではCH
1〜CH28を用意している。例えば、一つ目のタイムスロ
ットをループバック情報を表す特定情報エリアとすれ
ば、タイムスロット22の2番目と3番目のビットはマル
チフレーム番号情報を示し、例えば「0,0」は#1フレ
ームを、「0,1」は#2フレームを、「1,0」は#3フレ
ームを示す。前記のマルチフレーム番号情報は、マルチ
フレームとしない場合は不要である。また、後尾の4ビ
ットはループバック処理情報及び伝送路障害情報を、ル
ープバック制御情報として示し、各ビットが立っている
ことにより、それぞれ“1→2ループバック",“2→1
ループバック",“1系断線",“2系断線”を示す。
本発明では、上記の伝送フレーム内に組み込んだ特定
情報エリアのコントロール情報エリアにループバック処
理情報と伝送路障害情報を含むループバック制御情報を
多重・分離するものとし、1系及び2系の伝送路それぞ
れについて、時分割多重フレーム内フラグパターンをコ
ンパレータ比較等により検定するフラグ検出手段から発
生するフラグエラーを一定周期毎に瞬時検出又は誤り率
演算等により検出したのち、前方保護・後方保護の処理
によって同期エラーを判定し、この判定で伝送路障害を
検出すると、CPU処理によりループバック機能を実行
し、伝送データのフレーム内のコントロール情報の予め
指定された前記のコントロール情報エリアのビット位置
に伝送路障害情報(1系断線又は2系断線)及びループ
バック処理情報(2→1ループバック又は1→2ループ
バック)を多重して他伝送装置へ伝達する。多重する情
報がないときには、これらの情報のタイムスロット領域
は多重しないバイパスモード(コントロール情報のバイ
パス)とする。
第1図において、前・後方保護手段3及び4は各系の
同期エラーを検出し、コントロール情報分離手段5及び
6はそれぞれのループバック処理情報及び伝送路障害情
報を出力する。
周期状態は、第2図の伝送フレームの先頭フラグパタ
ーンの連続一致が確認されることで認識するが、その状
態から連続一致が確認されなくなった時、即ち、同期は
ずれ状態になった時に、同期エラーを出すことを前方保
護と称し、同期はずれ状態からフラグパターンの存在が
検出された後、連続一致が確認されなくなった時に同期
エラーを解除することを後方保護と称して同期エラーを
検出する。
受信選択手段7はループバック制御の受信選択信号RX
1SELに基づいて1系又は2系のいずれかを選択し、分離
された受信データを自ステーションへ取り込む。送信選
択手段8はループバック制御の送信選択手段TX2SELによ
り2系又は多重のいずれかを選択し、2系データをその
まま2系のコントロール情報多重手段10へ転送するか、
自ステーションからの送信データを多重させて1系のコ
ントロール情報多重手段9へ送るかを行う。コントロー
ル情報多重手段9及び10は、バイパス信号によって当該
伝送装置で処理したループバック処理情報及び当該伝送
装置が検出した伝送路障害情報をそれぞれの系に多重す
る。つまり、バイパス信号により、非バイパスモードと
した場合、フレーム内のループバック制御情報は、当該
伝送装置で書き直され、即ち、多重され、バイパスモー
ドとした場合はフレーム内のループバック制御情報は影
響を受けない。
第3図は、本発明の障害検出動作の一例を示す説明図
である。第1図に示したようなハードウェアを備えた伝
送システムにおいて、第3図に示す如く、伝送路36a又
は36bの障害を検出した伝送装置33,34では、伝送路障害
情報(1系断線又は2系断線)と自らが処理したループ
バック情報(1系断線のときは2→1ループバック、2
系断線のときは1→2ループバック)とを多重する。伝
送路36a又は36bそれぞれ片方が障害の時を説明する。1
系断線の場合は上位対局に対してループバックをうなが
すために2系の送信を停止し、2系断線の場合は下位対
局に対してループバックをうながすために1系の送信を
停止する。この送信停止は所定の時間T1だけ行われ、ル
ープバックをうながされた上位又は下位は同期エラー検
出回路で伝送路障害を判断し、ループバック処理を行
う。マスターステーション31ではコントロール情報内か
らP31点で1系より2→1ループバックを検出し、P32点
で2系より1→2ループバックを検出して、P32点の2
系受信データを2系送信データに出力するバイパス処理
を行う。
伝送路36a又は36bの障害がなくなると、それまで同期
エラーで折返しを行っていたものを正常形態に戻すが、
同時に、コントロール情報も復元してバイパスさせる。
対局した装置においては相手側からのコントロール情報
内の伝送路障害情報(1系断線又は2系断線)の復帰を
確認して正常化し、マスターステーション31はP31点で
1系受信からの2→1ループバック情報の復帰、また、
2系受信からの1→2ループバック情報の復帰を確認し
てバイパス処理を正常化する。
以下、本発明の実施例を更に詳細に説明する。第4図
(a)及び(b)は、本発明の回線制御部である第1図
の符号5,6,9,10部と、第1図の7,8,11,12,13部について
の一例を示す。
第4図(a)において、図中矢印で伝送方向を示した
1系伝送路41及び2系伝送路42により第3の端末43及び
第4の端末44が接続されている。マスターステーション
は非バイパスモードでBYPAS1及びBYPAS2を共に“H"に
し、1系及び2系共にコントロール情報のビット4,5,6,
7を常時オフ側にセットしておく。マスターステーショ
ンは、1系と2系のコントロール情報を監視することに
より、リモートステーションからのループバック情報を
迅速に検出できる。リモートステーションは正常時には
バイパスモードをとり、ラインのコントロール情報を変
更しない。
伝送路障害でループバックを実施する端末は、非バイ
パスモードのBYPAS1及びBYPAS2を共に“L"で、コントロ
ール情報のタイムスロットにビットをセットでき、この
とき前記ビット4,5,6,7がループバック処理情報と伝送
障害情報を含むループバック制御情報となる。
この回路でループバック制御を実施する方法は下記の
方式による。
まず、前記多重・分離回路でコントロール情報(伝送
路障害情報及びループバック制御情報)を多重・分離す
る。分離側は、常時CPUからステータス読み出しが可能
であるが、多重側は、CPUからの選択信号(BYPAS1又は
2)によってのみ多重する。多重単位は、ビット単位
(ビット4,5,6,7)とBYPAS信号とのアンド条件により、
ビット単位の多重を行う。下表に1系の信号例を示す。
回線制御部の内部は、第4図(b)に示すように構成
されていて、CPUからの制御コマンドを判断するレジス
タ45,46,47,48,49を備えている。各レジスタとコマンド
の関係は、下表のとおりである。
例えば、このようにループバックを行う。1系断線検
出状態時は、RX1SEL=0,DIS1TXD=1により2系受信デ
ータを1系送信に折り返す。
2系断線検出状態時は、RX1SEL=1,TX2SEL=0,DIS2TX
D=0により、1系受信データを2系送信に折り返す。
本実施例で、端末のループバック状態は、上記のコマ
ンドと、2つのタイマー設定によって遷移する。1つは
復旧確認タイマーで、その設定時間T1を例えば6ms、1
つはトライ確認タイマーで、その設定時間T2を例えば20
msとすると、状態遷移条件は下記の如くになる。
第5図は、マスターステーション(MS)の状態遷移の
模式図である。同図において、まず、正常状態から1系
断線発生、復帰、両系断線発生状態への移行例は、次の
とおりである。なお、1NG1,1NG2,1NG3,2NG1,2NG2,2NG3,
12NGは状態を示す。
正常→1NG1、2系受信選択 1系フラグ同期エラーの連続判定か、1系フラグエラ
ー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定か、1系
CMIエラー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定
かによりタイマーT1をセットする。同時に、第2表の設
定により、2系受信データを受信する。
1NG1→1NG2、2系送信停止 時間T1後も1系エラーが継続する場合は、エラー区間
が特定されたとして、復旧トライのため、タイマーT2を
セットする。
1NG2→1NG3、2系送信停止解除 時間T2後、トライモードを設定する。
1NG1→正常、1系受信選択 1系フラグ同期エラー復帰を連続判定か、1系フラグ
エラー発生誤り率10-5の測定による伝送路障害復帰判定
か、1系CMIエラー発生誤り率10-5の測定による伝送路
障害復帰判定かの後、1系のコントロール情報に2系断
線情報があれば、その2系断線情報の復帰連続判定で1
系受信2系不良状態を正常状態に復帰させる。
1NG3→12NG、受信禁止 2系フラグ同期エラーの連続判定か、2系フラグエラ
ー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定か、2系
CMIエラー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定
かの後は第2表の設定により受信禁止とする。
次に、正常状態から2系断線発生、復帰、両系断線発
生状態への移行は、次のとおりである。
正常→2NG1、1系受信選択不変 2系フラグ同期エラーの連続判定か、2系フラグエラ
ー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定か、2系
CMIエラー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定
かによりタイマーT1をセットする。常時1系受信なの
で、受信処理は変えない。
2NG1→2NG2、1系送信停止 時間T1後も2系エラーが継続する場合は、エラー区間
が特定されたとして、復旧トライのため、タイマーT2を
セットする。
2NG2→2NG3、1系送信停止解除 時間T2後、トライモードを設定する。
2NG→正常 2系フラグ同期エラー復帰を連続判定か、2系フラグ
エラー発生誤り率10-5の測定による伝送路障害復帰判定
か、2系CMIエラー発生誤り率10-5の測定による伝送路
障害復帰判定かの後、2系コントロール情報に、2系断
線情報があれば、その2系断線情報の復帰連続判定で2
系受信1系不良状態を正常状態に復帰させる。
2NG3→12NG、受信禁止 1系フラグ同期エラーの2連続判定か、1系フラグエ
ラー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定か、2
系CMIエラー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判
定かの後は受信禁止とする。
最後に、正常状態からバイパス状態、1系断線及び2
系断線への移行と、両系断からの復帰は、次のとおりで
ある。
正常→バイパス 1系,2系とも正常であって、1系受信コントロール情
報から2→1ループバック及び2系受信コントロール情
報から1→2ループバック情報を連続確認した後は第2
表の設定により、2系受信データを2系送信に出力しバ
イパス状態とする。
バイパス→正常 1系,2系とも正常であり、1系受信コントロール情報
2→1ループバック情報を連続復帰確認した後は正常状
態とする。
バイパス→1NG1、2系受信選択 1系フラグ同期エラーの2連続判定か、1系フラグエ
ラー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定か、1
系CMIエラー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判
定かによりタイマーT1をセットする。
バイパス→2NG1、1系受信選択不変 2系フラグ同期エラーの連続判定か、2系フラグエラ
ー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定か、2系
CMIエラー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定
かによりタイマーT1をセットする。
12NG→1NG1、RX2受信選択 1系フラグ同期エラーの2連続判定か、1系フラグエ
ラー発生誤り率10-5の測定による伝送路障害復帰判定
か、1系CMIエラー発生誤り率10-5の測定による伝送路
障害復帰判定かによりタイマーT1をセットする。
12NG→2NG1、RX1受信選択 2系フラグ同期エラーの連続判定か、2系フラグエラ
ー発生誤り率10-5の測定による伝送路障害復帰判定か、
2系CMIエラー発生誤り率10-5の測定による伝送路復帰
判定かによりタイマーT1をセットする。
第6図は、リモートステーション(RS)の状態遷移の
模式図である。同図において、まず、正常状態から1系
断線発生、復帰、両系断線発生状態への移行は、次のと
おりである。
正常→1NG1、2系受信選択 1系フラグ同期エラーの連続判定か、1系フラグエラ
ー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定か、1系
CMIエラー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定
かによりタイマーT1をセットする。同時に第2表の設定
により、2系受信データを受信する。常時、1系へ送信
しているので、1系送信は不変とする。
また、1系受信のコントロール情報の2系断線のセッ
トの連続判定でも2→1系のループバックモードを構成
する。この場合、後述するT1,T2による2系送信停止処
理,解除処理は、当該区間の2系の断線であるため要否
は問わない。
1NG1→1NG2、2系送信停止 時間T1の間は2系受信を選択し、1系コントロール情
報に1系断線,2→1ループバックをセット、2系コント
ロール情報に1系断線,2→1ループバックをセットす
る。時間T1後も、1系断線が継続している場合は、断線
区間が特定されたとして、復旧トライのためタイマーT2
をセットする。
1NG2→1NG3、2系送信停止解除 時間T2の間は2系送信を停止し、2系受信選択、2系
送信、1系コントロール情報に1系断線,2→1ループバ
ックを2系コントロール情報に1系断線,2→1ループバ
ックのセットを継続する。時間T2後はトライモードと判
定し、監視ロックをセットする。
1NG3→12NG、受信停止 所定の監視ロック時間が経過した後、2系の断線状態
の監視を行い、2系フラグ同期エラーの2連続判定か、
2系フラグエラー発生誤り率10-4の測定による伝送路障
害判定か、2系CMIエラー発生誤り率10-4の測定による
伝送路障害判定かの後は第2表の設定により受信禁止と
する。
1NG(1NG1,1NG2,1NG3)→正常、 1系フラグ同期エラー復帰を連続判定するか、1系フ
ラグエラー発生誤り率10-5測定により伝送路障害復帰を
判定するか、1系CMIエラー発生誤り率10-5の測定によ
り伝送路障害復帰を判定するかの後、1系のコントロー
ル情報に2系断線情報があれば、その2系断線情報の復
帰連続判定で1系受信2系不良状態を正常状態に復帰さ
せる。次に、正常状態から2系断線発生、復帰、両系断
線発生状態への移行は、次のとおりである。
正常→2NG1、1系受信不変 2系フラグ同期エラーの連続判定か、2系フラグエラ
ー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定か、2系
CMIエラー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害判定
かによりタイマーT1をセットする。同時に第2表の設定
により、1系受信のまま送信データを2系送信に出力す
る。
また、2系受信コントロール情報の1系断線のセット
の連続判定でも、1→2系のループバックモードを構成
する。この場合、後述するT1,T2による1系送信停止処
理,解除処理は、当該区間の1系の断線であるため要否
は問わない。
2NG1→2NG2、1系送信停止 時間T1の間は1系送信を選択し、1系コントロール情
報に2系断線1→2ループバックを、2系コントロール
情報に2系断線1→2ループバックのセットを行う。時
間T1後も、2系断線が継続する場合は、エラー区間が特
定されたとして、復旧トライのため、タイマーT2をセッ
トする。
2NG2→2NG3、1系送信停止解除 時間T2の間は1系送信を停止し、1系コントロール情
報に2系断線1→2ループバックを、2系コントロール
情報に2系断線1→2ループバックのセットを継続す
る。時間T2後はトライモードと判定し、監視ロックをセ
ットする。
2NG3→12NG、受信停止 所定の監視ロック時間が経過した後、2系の断線状態
の監視を行い、1系フラグ同期エラーの連続判定か、1
系フラグエラー発生誤り率10-4の測定による伝送路障害
判定か、2系CMIエラー発生誤り率10-4の測定による伝
送路障害判定かの後は受信禁止とする。
2NG(2NG1,2NG2,2NG3)→正常 2系フラグ同期エラー復帰を連続判定するか、2系フ
ラグエラー発生誤り率10-5測定により伝送路障害復帰を
判定するか、2系CMIエラー発生誤り率10-5の測定によ
り伝送路障害復帰を判定するかの後、2系のコントロー
ル情報に1系断線情報があれば、その1系断線情報の復
帰連続判定で2系受信1系不良状態を正常状態に復帰さ
せる。
12NG→1NG1、RX2受信選択 1系フラグ同期エラー復帰の連続判定か、1系フラグ
エラー発生誤り率10-5の測定による伝送路障害復帰判定
か、1系CMIエラー発生誤り率10-5の測定による伝送路
障害復帰判定かによりタイマーT1をセットする。
12NG→2NG1、RX1受信選択 2系フラグ同期エラー復帰の連続判定か、2系フラグ
エラー発生誤り率10-5の測定による伝送路障害復帰判定
か、2系CMIエラー発生誤り率10-5の測定による伝送路
障害復帰判定かによりタイマーT1をセットする。
本実施例は、このような状態遷移の手順により伝送路
障害を検出した伝送装置が伝送フレーム内に障害情報や
ループバック処理情報を載せているため、高速にループ
バックやバイパスを実施し、ルートを再編成できる。
H.発明の効果 以上、説明したとおり、本発明によれば、デジタルリ
レーシステムでループ系統の保護を行う際に、短時間に
折返し可能で、伝送ルートの再構成を迅速に行い得る伝
送装置のループバック方式を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図は伝送フレ
ーム内容の模式図、第3図は実施例の動作の説明図、第
4図は回線制御部の構成図、第5図及び第6図は端末の
状態遷移の模式図、第7図は伝送システムの構成図、第
8図は多重フレームの説明図である。 1,2……フラグ検出手段、3,4……前・後方保護手段、5,
6……コントロール情報分離手段、7……受信選択手
段、8……送信選択手段、9,10……コントロール情報多
重手段、11〜13……アンド・ゲート、31……マスタース
テーション、32〜35……リモートステーション、36a…
…1系伝送路、36b……2系伝送路。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−264334(JP,A) 特開 昭62−279752(JP,A) 特開 昭61−26346(JP,A) 特開 昭60−187160(JP,A) 特開 平1−245636(JP,A) 特開 昭62−42638(JP,A) 特開 昭60−30236(JP,A) 特開 昭57−212848(JP,A) 特開 昭53−68046(JP,A) 明電時報 1989年11・12月 No.6 (通巻209号)興建俊幸外3名:「ディ ジタルリレーのハードウェア技術 p p.11〜15,平成元年12月27日 明電時報 1989年3・4月 No.2 (通巻205号)渡部勝昭外6名:「22K V環線系統保護継電システム」pp.23 〜28,平成元年4月25日 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/42 - 12/437 JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互に相反する方向に信号が送出される1系
    と2系の2つの系の伝送路に複数の伝送装置をリング接
    続して構成し、このリング接続された情報伝送システム
    内の伝送装置におけるループバック方式において、各伝
    送装置は、伝送フレームにループバック処理情報及び伝
    送路障害情報を含むループバック制御情報を2つの系そ
    れぞれに多重・分離する機能を有し、障害が発生した系
    の伝送路の直下流に隣接する伝送装置は、受信した伝送
    フレームのフラグパターンの不一致により伝送路障害を
    検出し、前方保護及び後方保護の連続確認による同期エ
    ラー判定と全フラグビット数に対する瞬時フラグエラー
    による誤り率又は全ビットに対するコード化エラーによ
    る誤り率の換算値判定とで伝送路障害を判定してループ
    バック処理し、伝送フレームにループバック処理情報と
    伝送路障害情報を多重して該系の伝送路に送信するとと
    もに、非障害系の送信を一時停止して障害が発生した伝
    送路の直下流に隣接する伝送装置の受信側に前記障害系
    の伝送装置と同様に伝送路障害を判定させ、ループバッ
    ク処理と情報の多重をさせることを特徴とする伝送装置
    のループバック方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60187160A (ja) * 1984-03-07 1985-09-24 Fujitsu Ltd ル−プ伝送路障害通知方式
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JPH01264334A (ja) * 1988-04-15 1989-10-20 Nec Corp 伝送路制御装置

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Title
明電時報 1989年11・12月 No.6(通巻209号)興建俊幸外3名:「ディジタルリレーのハードウェア技術 pp.11〜15,平成元年12月27日
明電時報 1989年3・4月 No.2(通巻205号)渡部勝昭外6名:「22KV環線系統保護継電システム」pp.23〜28,平成元年4月25日

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