JPH11273368A - 不揮発性半導体メモリ - Google Patents

不揮発性半導体メモリ

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JPH11273368A
JPH11273368A JP7387798A JP7387798A JPH11273368A JP H11273368 A JPH11273368 A JP H11273368A JP 7387798 A JP7387798 A JP 7387798A JP 7387798 A JP7387798 A JP 7387798A JP H11273368 A JPH11273368 A JP H11273368A
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erasing
semiconductor memory
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JP7387798A
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Hideko Ohira
秀子 大平
Yoshihisa Iwata
佳久 岩田
Yoshihisa Sugiura
義久 杉浦
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消去ブロックサイズを自由に設定できるメモ
リを提供する。 【解決手段】 メモリセルアレイ11は、128個のブ
ロックBLK0〜BLK127から構成され、各ブロッ
クのサイズ(1ページ×直列セル数)は、128キロビ
ット(8キロビット×16セル)である。データ消去時
には、ロウデコーダ12−0,12−1,…12−12
7により少なくとも1つのブロックが選択される。コン
トロールゲートドライバ14は、データ消去時に、選択
された少なくとも1つのブロック内の複数のワード線の
うち一部のワード線に所定電位(0V)を与える。これ
により、一部のワード線に接続されるメモリセルについ
てのみデータ消去を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NAND型EEP
ROMなどの不揮発性半導体メモリにおけるブロック消
去技術に関する。
【0002】
【従来の技術】NAND型EEPROMの場合、1ペー
ジ長×直列セル数を消去ブロック単位とし、この消去ブ
ロック単位を構成するメモリセルの数(消去ブロックサ
イズ)を各世代(4メガ、16メガ、32メガ、64メ
ガ)で統一している。
【0003】図6は、従来の4メガビットNAND型E
EPROMの構成を示すものである。また、図7は、メ
モリセルアレイの1ブロックと1ブロック当りのロウデ
コーダの主要部の構成を示すものである。
【0004】本例では、1つのブロックBLKjが64
キロビット(8キロバイト)の記憶容量を有している。
即ち、消去ブロックサイズは、64キロビットである。
また、メモリセルアレイ11は、64個のブロックBL
K0〜BLK63から構成されているため、メモリセル
アレイ11全体の記憶容量は、4メガビットとなってい
る。
【0005】なお、16メガビットNAND型EEPR
OMの場合には、ブロックの数を256個に設定し、3
2メガビットNAND型EEPROMの場合には、ブロ
ックの数を512個に設定すればよい。つまり、NAN
D型EEPROMでは、各世代(4メガ、16メガ、3
2メガ、64メガ)において消去ブロックサイズが64
キロビットに統一されている。
【0006】メモリセルアレイ11の1つのブロック
(64キロビット)BLKjは、4096本のビット線
BL0〜BL4095の各々に1つずつ接続される40
96個のNANDセルユニット21から構成されてい
る。また、1つのNANDセルユニット21は、直列接
続された16個のメモリセルからなるNANDストリン
グと、NANDストリングの両端にそれぞれ1つずつ接
続された2つの選択トランジスタとから構成されてい
る。
【0007】1本のワード線に接続される(コントロー
ルゲートを共通にする)複数のメモリセルは、ページと
いう単位を構成しており、1ページは、4キロビット
(512バイト)の記憶容量を有している。1ページ
は、同時に、データの読み出し又は書き込みできる単位
である。
【0008】ロウアドレス信号A9〜A12及びブロッ
クアドレス信号A13〜A18は、アドレスバッファ1
3を経由してロウデコーダ12−jに入力される。デー
タの読み出し時や書き込み(“1”書き込み,“0”書
き込み)時には、ロウアドレス信号A9〜A12により
1本のワード線(コントロールゲート)が選択される
が、データ消去(“0”消去)時には、ロウアドレス信
号A9〜A12にかかわらず、1ブロック内の全てのワ
ード線(コントロールゲート)が選択されるため、ブロ
ック単位の消去が実現できる。
【0009】コントロールゲートドライバ14は、デー
タの読み出し、書き込み、消去などの各モードに応じ
て、選択されたワード線(コントロールゲート)に所定
の電位を供給する。セレクトゲートドライバ15は、デ
ータの読み出し、書き込み、消去などの各モードに応じ
て、ブロックごとに、選択トランジスタのオン、オフを
制御する。
【0010】ブロックアドレス信号A13〜A18によ
り選択されたブロックBLKjにおける信号RDECI
Bは、“1”レベルになり、その他の非選択ブロックに
おける信号RDECIBは、“0”レベルになる。信号
RDECIBが“1”レベルの場合、トランスファゲー
ト22がオン状態となるため、選択されたワード線(コ
ントロールゲート)に所定の電位が伝達される。
【0011】なお、図8に示すように、ブロックの選択
の有無を示す信号RDECABCをラッチするラッチ回
路23を設ければ、複数のブロックについて同時に消去
動作を実行するマルチブロック消去が可能になる。通常
のブロック消去とマルチブロック消去の切り替えは、ク
ロックドインバータ24a,24bにより行うことがで
きる。
【0012】ビット線BL0〜BL4095は、センス
アンプ兼ラッチ回路16を経由してカラム選択回路17
に接続されている。センスアンプ兼ラッチ回路16は、
同時に読み出し又は書き込みする1ページ分のデータを
ラッチする。カラムアドレス信号A0〜A8は、アドレ
スバッファ13を経由してカラムデコーダ18に入力さ
れる。1ページ分のデータは、I/Oバッファ19を経
由してシリアルに入出力される。
【0013】表1は、ブロックの選択の有無を示す信号
RDECIB(=RDECABC)とワード線(コント
ロールゲート)CG0〜CG15及び選択ゲートSG
S,SGDの関係を示すものである。
【0014】
【表1】
【0015】ブロック消去時において、選択ブロックに
おける信号RDECIBは、“1”レベル(=“H”)
に設定され、ワード線(コントロールゲート)CG0〜
CG15及び選択ゲートSGS,SGDに繋がるトラン
スファゲート22は、オン状態になっている。
【0016】この時、選択ブロックでは、ワード線(コ
ントロールゲート)CG0〜CG15の電位が0V(接
地電位)、選択ゲートSGS,SGDの電位がVPP
(昇圧電位)に設定され、かつ、選択ブロック内のメモ
リセルが形成されるウェルの電位がVPP(昇圧電位)
に設定されるため、選択ブロック内のメモリセルのフロ
ーティングゲートからウェルへ電子が移動し、ブロック
消去が実行される。
【0017】非選択ブロックでは、ワード線(コントロ
ールゲート)CG0〜CG15の電位及び選択ゲートS
GS,SGDの電位が共にVPP又はフローティング
(VPP)に設定され、かつ、非選択ブロック内のメモ
リセルが形成されるウェルの電位がVPPに設定される
ため、非選択ブロック内のメモリセルについては電子の
移動がなく、ブロック消去が実行されない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】NAND型EEPRO
Mでは、上述したように、各世代(4メガ、16メガ、
32メガ、64メガ)において消去ブロックサイズを6
4キロビット(4キロビット×16セル)に統一し、メ
モリセルアレイの全体の記憶容量は、ブロックの数によ
り調節している。
【0019】従って、1ページ長及びNANDストリン
グの直列セル数のいずれか一方を変えると、今まで統一
してきた消去ブロックサイズが変わることになり、不都
合である。
【0020】しかし、近年では、メモリセルアレイの記
憶容量の増大に伴って、1ページ長又はNANDストリ
ングの直列セル数を変えたい場合が多々ある。例えば、
互いに隣接するビット線間の寄生容量による悪影響を回
避するため、いわゆるシールドビット線方式のデータ読
み出しが提案されているが、この方式によるデータ読み
出しでは、一度に読み出されるデータの数は、1ページ
の半分(2048ビット)になってしまう。
【0021】即ち、図9に示すように、シールドビット
線方式のデータ読み出しでは、一般に、互いに隣接する
2つのビット線の一方を接地電位に固定し、他方にデー
タを読み出すため、1ページ分のデータは、2回に分け
て読み出される。
【0022】そこで、シールドビット線方式を採用した
NAND型EEPROMでは、一度に読み出されるデー
タの数を従来と同じ4096ビットとすべく、1ページ
長を2倍(4キロビット→8キロビット)にすることが
要求されている。
【0023】しかし、1ページ長を2倍にすると、消去
ブロックサイズも2倍になってしまい、不都合である。
一方、1ページ長を2倍にしたときは、直列セル数を1
/2倍(16個→8個)にして消去ブロックサイズを変
えないようにすることも可能である。
【0024】しかし、1ページ長を2倍、直列セル数を
1/2倍にした場合、1ブロック内のNANDセルユニ
ットの数が2倍(4096個→8192個)となり、1
ブロック内の選択トランジスタの数も2倍となるため、
メモリセルアレイの全体の記憶容量が変わらないとする
と、ブロックサイズの増大によりチップ面積が増大する
欠点がある。
【0025】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、1ページ長又はNANDストリン
グの直列セル数に関係なく、自由に消去ブロックサイズ
を設定できる不揮発性半導体メモリを提供すること、具
体的には、1ページ長を2倍にしても(NANDストリ
ングの直列セル数は不変)、消去ブロックサイズが変わ
らないような不揮発性半導体メモリを提供することであ
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の不揮発性半導体メモリは、複数のブロック
からなるメモリセルアレイと、データ消去時に、前記複
数のブロックのうち少なくとも1つのブロックとその少
なくとも1つのブロック内の全てのワード線を選択する
ロウデコーダと、データ消去時に、前記少なくとも1つ
のブロック内の全てのワード線をn等分(nは、2以上
の自然数)して消去単位を形成し、前記消去単位分の複
数本のワード線に消去のための所定電位を与え、それ以
外のワード線に非消去のための所定電位を与えるコント
ロールゲートドライバとを備え、前記消去単位分の複数
本のワード線に接続されるメモリセルについて選択的に
データ消去を実行する。
【0027】本発明の不揮発性半導体メモリは、複数の
ブロックからなるメモリセルアレイと、データ消去時
に、前記複数のブロックのうち少なくとも1つのブロッ
クとその少なくとも1つのブロック内の一部のワード線
を選択するロウデコーダと、データ消去時に、少なくと
も前記一部のワード線に消去のための所定電位を与える
コントロールゲートドライバとを備え、前記一部のワー
ド線に接続されるメモリセルについて選択的にデータ消
去を実行する。
【0028】また、データ消去時に、前記少なくとも1
つのブロック内の全てのワード線がn等分されて消去単
位を形成し、前記ロウデコーダは、前記消去単位分の複
数本のワード線を選択する。
【0029】また、前記少なくとも1つのブロック内の
全てのワード線は、ソース側の下位ワード線とドレイン
側の上位ワード線に二分される。前記少なくとも1つの
ブロック内の全てのワード線は、ロウアドレス信号に応
じてn等分される。
【0030】本発明の不揮発性半導体メモリは、複数の
ブロックから構成され、各ブロックのサイズが1ページ
×直列セル数で表されるメモリセルアレイと、データ消
去時に、前記複数のブロックのうち少なくとも1つのブ
ロックとその少なくとも1つのブロック内の全てのワー
ド線を選択するロウデコーダと、データ消去時に、前記
少なくとも1つのブロック内の全てのワード線のうち少
なくとも1本のワード線に消去のための所定電位を与
え、それ以外のワード線に非消去のための所定電位を与
えるコントロールゲートドライバとを備え、前記少なく
とも1本のワード線に接続されるメモリセルについての
みデータ消去を実行する。
【0031】本発明の不揮発性半導体メモリは、複数の
ブロックから構成され、各ブロックのサイズが1ページ
×直列セル数で表されるメモリセルアレイと、データ消
去時に、前記複数のブロックのうち少なくとも1つのブ
ロックとその少なくとも1つのブロック内の全てのワー
ド線のうち少なくとも1本のワード線を選択するロウデ
コーダと、データ消去時に、前記少なくとも1本のワー
ド線に消去のための所定電位を与えるコントロールゲー
トドライバとを備え、前記少なくとも1本のワード線に
接続されるメモリセルについてのみデータ消去を実行す
る。
【0032】本発明の不揮発性半導体メモリは、さら
に、シールドビット線方式により前記メモリセルアレイ
からデータを読み出す手段を備え、前記少なくとも1つ
のブロック内の全てのワード線は、ソース側の下位ワー
ド線とドレイン側の上位ワード線の2つに分けられ、前
記下位ワード線及び前記上位ワード線のうちのいずれか
一方に接続されるメモリセルについてのみデータ消去を
実行する。
【0033】本発明の不揮発性半導体メモリは、さら
に、前記下位ワード線に接続されるメモリセルのデータ
を消去するか否かを示すデータをラッチする第1ラッチ
回路と、前記上位ワード線に接続されるメモリセルのデ
ータを消去するか否かを示すデータをラッチする第2ラ
ッチ回路と、第1消去サイクルにおいて前記第1ラッチ
回路のデータに基づき前記下位ワード線に接続されるメ
モリセルのデータを消去するか否かを決定し、第2消去
サイクルにおいて前記第2ラッチ回路のデータに基づき
前記上位ワード線に接続されるメモリセルのデータを消
去するか否かを決定するマルチブロック消去手段とを備
える。
【0034】本発明の不揮発性半導体メモリのロウデコ
ーダは、さらに、ロウアドレス信号の一部により、前記
少なくとも1つのブロック内の全てのワード線のうち前
記下位ワード線又は前記上位ワード線を選択するロジッ
ク回路を備える。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の不揮発性半導体メモリについて詳細に説明する。図
1は、本発明の第1実施の形態に関わる16メガビット
NAND型EEPROMの構成を示すものである。ま
た、図2は、メモリセルアレイの1ブロックと1ブロッ
ク当りのロウデコーダの主要部の構成を示すものであ
る。
【0036】本例では、1つのブロックBLKjが12
8キロビット(16キロバイト)の記憶容量を有してい
る。また、メモリセルアレイ11は、128個のブロッ
クBLK0〜BLK127から構成されているため、メ
モリセルアレイ11全体の記憶容量は、16メガビット
となっている。
【0037】なお、32メガビットNAND型EEPR
OMの場合には、ブロックの数が256個に設定され、
64メガビットNAND型EEPROMの場合には、ブ
ロックの数が512個に設定される。
【0038】メモリセルアレイ11の1つのブロック
(128キロビット)BLKjは、8192本のビット
線BL0〜BL8191の各々に1つずつ接続される8
192個のNANDセルユニット21から構成されてい
る。また、1つのNANDセルユニット21は、直列接
続された16個のメモリセルからなるNANDストリン
グと、NANDストリングの両端にそれぞれ1つずつ接
続された2つの選択トランジスタとから構成されてい
る。
【0039】1本のワード線に接続される(コントロー
ルゲートを共通にする)複数のメモリセルは、ページと
いう単位を構成しており、1ページは、8キロビット
(1024バイト)の記憶容量を有している。
【0040】ロウアドレス信号A9〜A12及びブロッ
クアドレス信号A13〜A19は、アドレスバッファ1
3を経由してロウデコーダ12−jに入力される。デー
タの読み出し時や書き込み(“1”書き込み,“0”書
き込み)時には、ロウアドレス信号A9〜A12により
1本のワード線(コントロールゲート)が選択される
が、データ消去(“0”消去)時には、ロウアドレス信
号A9〜A12にかかわらず、1ブロック内の全てのワ
ード線(コントロールゲート)が選択される。
【0041】コントロールゲートドライバ14は、デー
タの読み出し、書き込み、消去などの各モードに応じ
て、選択されたワード線(コントロールゲート)に所定
の電位を供給する。ここで、コントロールゲートドライ
バ14は、消去動作時において、ワード線(コントロー
ルゲート)CG0〜CG15ごとに、電位を設定し得る
構成になっている。つまり、消去を実行したいメモリセ
ルが接続されているワード線は、0V(接地電位)に
し、消去を行わないメモリセルが接続されているワード
線は、VPP(昇圧電位)又はフローティング(VP
P)にすることができる。
【0042】例えば、本例の場合、1ブロックBLKj
は、128キロビットである。よって、消去ブロックサ
イズを従来と同じ64キロビットにするため、1ブロッ
クBLKjを上位ワード線CG15〜CG8側と下位ワ
ード線CG7〜CG0側に分ける。そして、コントロー
ルゲートドライバ14は、消去動作時において、例え
ば、ワード線(コントロールゲート)CG15〜CG8
をVPP(昇圧電位)又はフローティング(VPP)に
し、ワード線(コントロールゲート)CG7〜CG0を
0V(接地電位)にする。なお、ウェルの電位は、VP
Pである。
【0043】これにより、下位ワード線CG7〜CG0
に接続されるメモリセルのデータのみが消去され、上位
ワード線CG15〜CG8に接続されるメモリセルのデ
ータが消去されることはなくなる。つまり、NANDス
トリングの直列セル数を変えずに1ページ長を2倍にし
ても、消去ブロックサイズは、従来と同じ64キロビッ
トに設定することができる。
【0044】なお、上位ワード線CG15〜CG8に接
続されるメモリセルのデータを消去するときは、ワード
線(コントロールゲート)CG15〜CG8を0V(接
地電位)にし、ワード線(コントロールゲート)CG7
〜CG0をVPP(昇圧電位)又はフローティング(V
PP)にし、ウェルの電位をVPPにすればよい。
【0045】1つのブロックBLKjを2つの消去ブロ
ック(上位ワード線側、下位ワード線側)に分けるとき
は、その切り替えは、表2に示すように、ロウアドレス
信号A9〜A12のうちの最上位ビットA12により制
御するのがよい。即ち、最上位ビットA12が“1”の
ときは、上位ワード線CG15〜CG8側が選択され、
最上位ビットA12が“0”のときは、下位ワード線C
G7〜CG0側が選択される。
【0046】
【表2】
【0047】セレクトゲートドライバ15は、データの
読み出し、書き込み、消去などの各モードに応じて、ブ
ロックごとに、選択トランジスタのオン、オフを制御す
る。ブロックアドレス信号A13〜A19により選択さ
れたブロックBLKjにおける信号RDECIBは、
“1”レベルになり、その他の非選択ブロックにおける
信号RDECIBは、“0”レベルになる。信号RDE
CIBが“1”レベルの場合、トランスファゲート22
がオン状態となるため、選択されたワード線(コントロ
ールゲート)に所定の電位が伝達される。
【0048】ビット線BL0〜BL8191は、センス
アンプ兼ラッチ回路16を経由してカラム選択回路17
に接続されている。シールドビット線方式の場合、セン
スアンプ兼ラッチ回路16は、1ページの半分のデータ
をラッチする。カラムアドレス信号A0〜A8は、アド
レスバッファ13を経由してカラムデコーダ18に入力
される。1ページの半分のデータは、I/Oバッファ1
9を経由してシリアルに入出力される。
【0049】表3は、ブロックの選択の有無を示す信号
RDECIB(=RDECABC)とワード線(コント
ロールゲート)CG0〜CG15及び選択ゲートSG
S,SGDの関係を示すものである。
【0050】
【表3】
【0051】ブロック消去時において、選択ブロックB
LKjにおける信号RDECIBは、“1”レベル(=
“H”)に設定され、ワード線(コントロールゲート)
CG0〜CG15及び選択ゲートSGS,SGDに繋が
るトランスファゲート22は、オン状態になっている。
【0052】例えば、選択ブロックBLKj内の上位ワ
ード線側のメモリセル(64キロビット)を消去する場
合、上位ワード線(コントロールゲート)CG15〜C
G8の電位が0V、下位ワード線(コントロールゲー
ト)CG7〜CG0の電位がVPP(昇圧電位)又はフ
ローティング(VPP)、選択ゲートSGS,SGDの
電位がVPPに設定され、かつ、選択ブロックBLKj
内のメモリセルが形成されるウェルの電位がVPPに設
定される。
【0053】よって、選択ブロックBLKj内の下位ワ
ード線側のメモリセルでは、電子の移動がなく、消去が
実行されない一方、選択ブロックBLKj内の上位ワー
ド線側のメモリセルでは、フローティングゲートからウ
ェルへ電子が移動するため、消去ブロックサイズを変え
ることなく、消去が実行される。
【0054】選択ブロックBLKj内の下位ワード線側
のメモリセル(64キロビット)を消去する場合、下位
ワード線(コントロールゲート)CG7〜CG0の電位
が0V、上位ワード線(コントロールゲート)CG15
〜CG8の電位がVPP(昇圧電位)又はフローティン
グ(VPP)、選択ゲートSGS,SGDの電位がVP
Pに設定され、かつ、選択ブロックBLKj内のメモリ
セルが形成されるウェルの電位がVPPに設定される。
【0055】よって、選択ブロックBLKj内の上位ワ
ード線側のメモリセルでは、電子の移動がなく、消去が
実行されない一方、選択ブロックBLKj内の下位ワー
ド線側のメモリセルでは、フローティングゲートからウ
ェルへ電子が移動するため、消去ブロックサイズを変え
ることなく、消去が実行される。
【0056】非選択ブロックでは、ワード線(コントロ
ールゲート)CG0〜CG15の電位及び選択ゲートS
GS,SGDの電位が共にVPP又はフローティング
(VPP)に設定され、かつ、非選択ブロック内のメモ
リセルが形成されるウェルの電位がVPPに設定される
ため、非選択ブロック内のメモリセルについては電子の
移動がなく、消去が実行されない。
【0057】上記構成の不揮発性半導体メモリによれ
ば、例えば、1ページ長を2倍にし、ブロックのサイズ
(記憶容量)を2倍(64キロビット→128キロビッ
ト)にしても、1ブロックを上位ワード線CG15〜C
G8と下位ワード線CG7〜CG0の2つの部分に分
け、消去動作時に、一方に0V(消去側)、他方にVP
P(非消去側)を与えるようにしている(ウェルはVP
P)。
【0058】つまり、0Vが与えられたワード線に繋が
るメモリセルのデータのみが消去されるため、消去ブロ
ックサイズを従来と同じ64キロビットに設定すること
ができる。これは、シールドビット線方式を採用するN
AND型EEPROMのように、1ページ長を増やした
いという要求があるものに非常に有効である。
【0059】なお、本例では、1ブロックを上位ワード
線CG15〜CG8と下位ワード線CG7〜CG0の2
つの部分に分けたが、NANDストリングの直列セル数
を2倍(16セル→32セル)、さらには4倍(16セ
ル→64セル)と増やし、1ブロックを複数(4つ又は
8つ)の部分に分けるようにすることも可能である。こ
の場合には、記憶容量を一定とすると、ビット線に接続
されるNANDセルユニットの数が減るため、メモリセ
ルアレイの面積の縮小に効果的である。
【0060】また、本例によれば、1ブロック(1ペー
ジ×直列セル数)を最大として、消去ブロックサイズを
自由に変えることができる利点がある。即ち、1ブロッ
ク内をカラム方向(ワード線単位)にn分割(nは、2
以上の自然数)することにより、従来の消去ブロックサ
イズにこだわることなく、最小1ページ、最大1ブロッ
クの範囲で自由に消去ブロックサイズを設定できる。
【0061】図3は、本発明の第2実施の形態に関わる
16メガビットNAND型EEPROMの構成を示すも
のである。また、図4は、メモリセルアレイの1ブロッ
クと1ブロック当りのロウデコーダの主要部の構成を示
すものである。
【0062】本例では、1つのブロックBLKjが12
8キロビット(16キロバイト)の記憶容量を有してい
る。また、メモリセルアレイ11は、128個のブロッ
クBLK0〜BLK127から構成されているため、メ
モリセルアレイ11全体の記憶容量は、16メガビット
となっている。
【0063】なお、32メガビットNAND型EEPR
OMの場合には、ブロックの数が256個に設定され、
64メガビットNAND型EEPROMの場合には、ブ
ロックの数が512個に設定される。
【0064】メモリセルアレイ11の1つのブロック
(128キロビット)BLKjは、8192本のビット
線BL0〜BL8191の各々に1つずつ接続される8
192個のNANDセルユニット21から構成されてい
る。また、1つのNANDセルユニット21は、直列接
続された16個のメモリセルからなるNANDストリン
グと、NANDストリングの両端にそれぞれ1つずつ接
続された2つの選択トランジスタとから構成されてい
る。
【0065】1本のワード線に接続される(コントロー
ルゲートを共通にする)複数のメモリセルは、ページと
いう単位を構成しており、1ページは、8キロビット
(1024バイト)の記憶容量を有している。
【0066】ロウアドレス信号A9〜A12及びブロッ
クアドレス信号A13〜A19は、アドレスバッファ1
3を経由してロウデコーダ12−jに入力される。デー
タの読み出し時や書き込み(“1”書き込み,“0”書
き込み)時には、ロウアドレス信号A9〜A12により
1本のワード線(コントロールゲート)が選択される
が、データ消去(“0”消去)時には、ロウアドレス信
号A9〜A12にかかわらず、1ブロック内の全てのワ
ード線(コントロールゲート)が選択される。
【0067】コントロールゲートドライバ14は、デー
タの読み出し、書き込み、消去などの各モードに応じ
て、選択されたワード線(コントロールゲート)に所定
の電位を供給する。即ち、消去動作時には、コントロー
ルゲートドライバ14は、選択ブロックBLKj内のワ
ード線(コントロールゲート)CG0〜CG15に0V
(接地電位)を与え、非選択ブロック内のワード線(コ
ントロールゲート)CG0〜CG15をVPP(昇圧電
位)又はフローティング(VPP)にする。
【0068】セレクトゲートドライバ15は、データの
消去時、選択ゲートSGS,SGDをVPP又はフロー
ティング(VPP)にする。ブロックアドレス信号A1
3〜A19により選択されたブロックBLKjにおける
信号RDECIBは、“1”レベルになり、その他の非
選択ブロックにおける信号RDECIBは、“0”レベ
ルになる。
【0069】ここで、本発明では、ワード線(コントロ
ールゲート)CG0〜CG15に繋がるトランスファゲ
ートを上位ワード線側と下位ワード線側の2つの部分に
分けている。即ち、上位ワード線(コントロールゲー
ト)CG15〜CG8は、トランスファゲート22aに
接続され、下位ワード線(コントロールゲート)CG7
〜CG0は、トランスファゲート22bに接続されてい
る。
【0070】トランスファゲート22aのオン、オフ
は、ブロックの選択の有無を示す信号RDECIB及び
上位アドレス選択信号A12により制御される。また、
トランスファゲート22bのオン、オフは、ブロックの
選択の有無を示す信号RDECIB及び下位アドレス選
択信号/A12(信号A12の反転信号)により制御さ
れる。
【0071】例えば、非選択ブロックでは、信号RDE
CIBが“0”レベルであるため、トランスファゲート
22a,22bは共にオフ状態であり、非選択ブロック
内のメモリセルのデータは消去されない。
【0072】一方、選択ブロックでは、信号RDECI
Bが“1”レベルであるため、上位アドレス選択信号A
12が“1”レベル(/A12は“0”)の場合には、
トランスファゲート22aがオン状態となり、上位ワー
ド線(コントロールゲート)CG15〜CG8は、0V
(接地電位)に固定される。よって、ウェルをVPPに
設定することで、上位ワード線(コントロールゲート)
CG15〜CG8に接続されるメモリセル(64キロビ
ット)のデータの消去が実行される。この時、下位アド
レス選択信号/A12は“0”レベルであるため、トラ
ンスファゲート22bはオフ状態であり、下位ワード線
(コントロールゲート)CG7〜CG0に接続されるメ
モリセル(64キロビット)のデータの消去は行われな
い。
【0073】選択ブロック(RDECIB=“1”)に
おいて、下位アドレス選択信号/A12が“1”レベル
(A12は“0”)の場合には、トランスファゲート2
2bがオン状態となり、下位ワード線(コントロールゲ
ート)CG7〜CG0は、0V(接地電位)に固定され
る。よって、ウェルをVPPに設定することで、下位ワ
ード線(コントロールゲート)CG7〜CG0に接続さ
れるメモリセル(64キロビット)のデータの消去が実
行される。この時、上位アドレス選択信号A12は
“0”レベルであるため、トランスファゲート22aは
オフ状態であり、上位ワード線(コントロールゲート)
CG15〜CG8に接続されるメモリセル(64キロビ
ット)のデータの消去は行われない。
【0074】このように、例えば、NANDストリング
の直列セル数(16セル)を変えずに1ページ長を2倍
(4キロビット→8キロビット)にしても、消去ブロッ
クサイズは、従来と同じ64キロビットに設定すること
ができる。
【0075】本例では、ブロックの選択の有無を示す信
号RDECIBと上位(又は下位)アドレス選択信号A
12(又は/A12)とのロジックをとるロジック回路
(NANDゲート及びインバータ)を備え、その出力に
より、トランスファゲート22a,22bのオン、オフ
を決めている。これは、上記表2に示すように、ロウア
ドレス信号A9〜A12のうち、NANDアドレスの上
位(ワード線CG15〜CG8側)と下位(ワード線C
G7〜CG0側)は、A12により区別できるためであ
る。
【0076】なお、ビット線BL0〜BL8191は、
センスアンプ兼ラッチ回路16を経由してカラム選択回
路17に接続されている。シールドビット線方式の場
合、センスアンプ兼ラッチ回路16は、1ページの半分
のデータをラッチする。カラムアドレス信号A0〜A8
は、アドレスバッファ13を経由してカラムデコーダ1
8に入力される。1ページの半分のデータは、I/Oバ
ッファ19を経由してシリアルに入出力される。
【0077】上記構成の不揮発性半導体メモリによれ
ば、例えば、1ページ長を2倍にし、ブロックのサイズ
(記憶容量)を2倍(64キロビット→128キロビッ
ト)にしても、1ブロックを上位ワード線CG15〜C
G8と下位ワード線CG7〜CG0の2つの部分に分
け、消去動作時に、一方を0V(消去側)に固定し、他
方をフローティングにしている(ウェルはVPP)。
【0078】つまり、0Vに固定されたワード線に繋が
るメモリセルのデータのみが消去されるため、消去ブロ
ックサイズを従来と同じ64キロビットに設定すること
ができる。これは、シールドビット線方式を採用するN
AND型EEPROMのように、1ページ長を増やした
いという要求があるものに非常に有効である。
【0079】なお、本例では、1ブロックを上位ワード
線CG15〜CG8と下位ワード線CG7〜CG0の2
つの部分に分けたが、NANDストリングの直列セル数
を2倍(16セル→32セル)、さらには4倍(16セ
ル→64セル)と増やし、1ブロックを複数(4つ又は
8つ)の部分に分けるようにすることも可能である。こ
の場合には、記憶容量を一定とすると、ビット線に接続
されるNANDセルユニットの数が減るため、メモリセ
ルアレイの面積の縮小に効果的である。
【0080】また、本例によれば、1ブロック(1ペー
ジ×直列セル数)を最大として、消去ブロックサイズを
自由に変えることができる利点がある。即ち、ロウアド
レス信号に応じて、1ブロック内をカラム方向(ワード
線単位)にn分割(nは、2以上の自然数)することに
より、従来の消去ブロックサイズにこだわることなく、
最小1ページ、最大1ブロックの範囲で自由に消去ブロ
ックサイズを設定できる。
【0081】図5は、本発明の第2実施の形態に関わる
NAND型EEPROMの変形例を示すものである。本
例のNAND型EEPROMは、いわゆるマルチブロッ
ク消去を行うことができるように構成されている。通常
のブロック消去とマルチブロック消去の切り替えは、制
御信号MBE2,/MBE2により行う。即ち、制御信
号MBE2が“0”/MBE2が“1”のとき、クロッ
クドインバータ24aが活性化されて通常のブロック消
去が実行され、制御信号MBE2が“1”/MBE2が
“0”のとき、クロックドインバータ24bが活性化さ
れてマルチブロック消去が実行される。
【0082】本発明の第2実施の形態に関わるNAND
型EEPROM(図3、図4)にマルチブロック消去を
適用する場合、上位ワード線CG15〜CG8側及び下
位ワード線CG7〜CG0側に対応させて2つのラッチ
回路23a,23bが必要となる。
【0083】例えば、ブロックBLKjの上位ワード線
CG15〜CG8に接続されるメモリセルのデータを消
去する場合、ブロックBLKjに対応するロウデコーダ
において、ブロックの選択の有無を示す信号RDECA
BC及び上位アドレス選択信号A12を“1”レベルに
設定し、ラッチタイミング信号MBE1によりラッチ回
路23aに“1”をラッチする。
【0084】また、ブロックBLKjの下位ワード線C
G7〜CG0に接続されるメモリセルのデータを消去す
る場合、ブロックBLKjに対応するロウデコーダにお
いて、ブロックの選択の有無を示す信号RDECABC
及び下位アドレス選択信号/A12を“1”レベルに設
定し、ラッチタイミング信号MBE1によりラッチ回路
23bに“1”をラッチする。
【0085】即ち、ブロックBLKjの上位ワード線C
G15〜CG8に接続されるメモリセルのデータを消去
する場合には、ラッチ回路23aに“1”をラッチし、
データの消去を行わない場合には、ラッチ回路23aに
“0”をラッチする。また、ブロックBLKjの下位ワ
ード線CG7〜CG0に接続されるメモリセルのデータ
を消去する場合には、ラッチ回路23bに“1”をラッ
チし、データの消去を行わない場合には、ラッチ回路2
3bに“0”をラッチする。
【0086】このような処理を全てのブロックBLK0
〜BLK127について行い、全てのブロックBLK0
〜BLK127のラッチ回路23a,23bに“1”
(消去)又は“0”(非消去)をラッチする。
【0087】そして、消去動作は、上位アドレス消去サ
イクルと下位アドレス消去サイクルの2つのサイクルに
より実行する。上位アドレス消去サイクルでは、信号D
EL1が“1”に設定される。この場合、各ブロック内
のラッチ回路23aのデータが信号RDECIBとして
出力される。即ち、信号RDECIBが“1”であるブ
ロック(選択ブロック)では、トランスファゲート22
a(図4)がオン状態になり、同時に、上位ワード線C
G15〜CG8に接続されるメモリセルのデータの消去
が実行される。
【0088】同様に、下位アドレス消去サイクルでは、
信号DEL2が“1”に設定される。この場合、各ブロ
ック内のラッチ回路23aのデータが信号RDECIB
として出力される。即ち、信号RDECIBが“1”で
あるブロック(選択ブロック)では、トランスファゲー
ト22b(図4)がオン状態になり、同時に、下位ワー
ド線CG7〜CG0に接続されるメモリセルのデータの
消去が実行される。上記構成によれば、消去ブロックサ
イズを自由に設定できるという利点が得られると共に、
マルチブロック消去が可能になる。
【0089】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の不揮発
性半導体メモリによれば、次のような効果を奏する。例
えば、1ページ長を2倍にし、ブロックのサイズ(記憶
容量)を2倍(64キロビット→128キロビット)に
しても、1ブロックを上位ワード線CG15〜CG8と
下位ワード線CG7〜CG0の2つの部分に分け、消去
動作時に、一方に0V(消去側)、他方にVPP(非消
去側)を与えるようにしている(ウェルはVPP)。つ
まり、0Vが与えられたワード線に繋がるメモリセルの
データのみが消去されるため、消去ブロックサイズを従
来と同じ64キロビットに設定することができる。これ
は、シールドビット線方式を採用するNAND型EEP
ROMのように、1ページ長を増やしたいという要求が
あるものに非常に有効である。
【0090】なお、本例では、1ブロックを上位ワード
線CG15〜CG8と下位ワード線CG7〜CG0の2
つの部分に分けたが、NANDストリングの直列セル数
を2倍(16セル→32セル)、さらには4倍(16セ
ル→64セル)と増やし、1ブロックを複数(4つ又は
8つ)の部分に分けるようにすることも可能である。こ
の場合には、記憶容量を一定とすると、ビット線に接続
されるNANDセルユニットの数が減り、選択トランジ
スタやビット線コンタクト部の数が減るため、メモリセ
ルアレイの面積の縮小に効果的である。
【0091】また、本発明によれば、1ブロック(1ペ
ージ×直列セル数)を最大として、消去ブロックサイズ
を自由に変えることができる利点がある。即ち、1ブロ
ック内をカラム方向(ワード線単位)にn分割すること
により、従来の消去ブロックサイズにこだわることな
く、最小1ページ、最大1ブロックの範囲で自由に消去
ブロックサイズを設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に関わるNAND型E
EPROMを示す図。
【図2】図1のメモリセルアレイの1ブロック及びロウ
デコーダを示す図。
【図3】本発明の第2実施の形態に関わるNAND型E
EPROMを示す図。
【図4】図3のメモリセルアレイの1ブロック及びロウ
デコーダを示す図。
【図5】図4のロウデコーダ内のマルチブロック消去手
段の構成を示す図。
【図6】従来のNAND型EEPROMを示す図。
【図7】図6のメモリセルアレイの1ブロック及びロウ
デコーダを示す図。
【図8】図7のロウデコーダ内のマルチブロック消去手
段の構成を示す図。
【図9】シールドビット線方式のNAND型EEPRO
Mを示す図。
【符号の説明】
11 :メモリセルアレイ、 12−0,12−1,…12−127 :ロウデコー
ダ、 13 :アドレスバッファ、 14 :コントロールゲートドラ
イバ、 15 :セレクトゲートドライ
バ、 16 :センスアンプ兼ラッチ回
路、 17 :カラム選択回路、 18 :カラムデコーダ、 19 :I/Oバッファ、 21 :NANDセルユニット、 22,22a,22b :トランスファゲート、 23a,23b :ラッチ回路、 24a,24b :クロックドインバータ、 BL0〜BL8191 :ビット線。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/788 29/792

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のブロックからなるメモリセルアレ
    イと、データ消去時に、前記複数のブロックのうち少な
    くとも1つのブロックとその少なくとも1つのブロック
    内の全てのワード線を選択するロウデコーダと、データ
    消去時に、前記少なくとも1つのブロック内の全てのワ
    ード線をn等分(nは、2以上の自然数)して消去単位
    を形成し、前記消去単位分の複数本のワード線に消去の
    ための所定電位を与え、それ以外のワード線に非消去の
    ための所定電位を与えるコントロールゲートドライバと
    を具備し、前記消去単位分の複数本のワード線に接続さ
    れるメモリセルについて選択的にデータ消去を実行する
    ことを特徴とする不揮発性半導体メモリ。
  2. 【請求項2】 複数のブロックからなるメモリセルアレ
    イと、データ消去時に、前記複数のブロックのうち少な
    くとも1つのブロックとその少なくとも1つのブロック
    内の一部のワード線を選択するロウデコーダと、データ
    消去時に、少なくとも前記一部のワード線に消去のため
    の所定電位を与えるコントロールゲートドライバとを具
    備し、前記一部のワード線に接続されるメモリセルにつ
    いて選択的にデータ消去を実行することを特徴とする不
    揮発性半導体メモリ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の不揮発性半導体メモリに
    おいて、 データ消去時に、前記少なくとも1つのブロック内の全
    てのワード線がn等分されて消去単位を形成し、前記ロ
    ウデコーダは、前記消去単位分の複数本のワード線を選
    択することを特徴とする不揮発性半導体メモリ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の不揮発性半導体メ
    モリにおいて、 前記少なくとも1つのブロック内の全てのワード線は、
    ソース側の下位ワード線とドレイン側の上位ワード線に
    二分されることを特徴とする不揮発性半導体メモリ。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3記載の不揮発性半導体メ
    モリにおいて、 前記少なくとも1つのブロック内の全てのワード線は、
    ロウアドレス信号に応じてn等分されることを特徴とす
    る不揮発性半導体メモリ。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の不揮発性半導体メモリに
    おいて、 前記下位ワード線に接続されるメモリセルのデータを消
    去するか否かを示すデータをラッチする第1ラッチ回路
    と、前記上位ワード線に接続されるメモリセルのデータ
    を消去するか否かを示すデータをラッチする第2ラッチ
    回路と、第1消去サイクルにおいて前記第1ラッチ回路
    のデータに基づき前記下位ワード線に接続されるメモリ
    セルのデータを消去するか否かを決定し、第2消去サイ
    クルにおいて前記第2ラッチ回路のデータに基づき前記
    上位ワード線に接続されるメモリセルのデータを消去す
    るか否かを決定するマルチブロック消去手段とを備える
    ことを特徴とする不揮発性半導体メモリ。
  7. 【請求項7】 請求項4記載の不揮発性半導体メモリに
    おいて、 前記ロウデコーダは、ロウアドレス信号の一部により、
    前記少なくとも1つのブロック内の全てのワード線のう
    ち前記下位ワード線又は前記上位ワード線を選択するロ
    ジック回路を備えることを特徴とする不揮発性半導体メ
    モリ。
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