JPH11272589A - 配電線監視制御システム装置 - Google Patents
配電線監視制御システム装置Info
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- JPH11272589A JPH11272589A JP10070195A JP7019598A JPH11272589A JP H11272589 A JPH11272589 A JP H11272589A JP 10070195 A JP10070195 A JP 10070195A JP 7019598 A JP7019598 A JP 7019598A JP H11272589 A JPH11272589 A JP H11272589A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 親システム1の処理が煩雑になると共に、専
用回線13の回線負荷が上昇してしまう。 【解決手段】 配電系統に状態変化があった設備に対し
ては、更新設備ビットマップ22により示し、表示更新
要求手段23が一定周期にて子システム3にそのビット
マップ情報と共に、表示更新要求を送信する。表示更新
要求を受信した子システム3の系統図表示更新手段27
は、ビットマップ情報を受信した更新設備ビットマップ
26をチェックし、ビットがオンになっている自管轄設
備の系統データ24を読込み、表示装置28に対して配
電系統図などの状態表示処理を行う。
用回線13の回線負荷が上昇してしまう。 【解決手段】 配電系統に状態変化があった設備に対し
ては、更新設備ビットマップ22により示し、表示更新
要求手段23が一定周期にて子システム3にそのビット
マップ情報と共に、表示更新要求を送信する。表示更新
要求を受信した子システム3の系統図表示更新手段27
は、ビットマップ情報を受信した更新設備ビットマップ
26をチェックし、ビットがオンになっている自管轄設
備の系統データ24を読込み、表示装置28に対して配
電系統図などの状態表示処理を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、営業所間を専用
回線にて接続し、配電線の監視および事故発生時の復旧
操作を遠隔監視制御装置を介して行う配電線監視制御シ
ステム装置に関するものである。
回線にて接続し、配電線の監視および事故発生時の復旧
操作を遠隔監視制御装置を介して行う配電線監視制御シ
ステム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の配電線監視制御システム装置は、
営業所システム間の連係を行うために、同等の監視制御
機能を備えた配電線監視制御システム間のまたがり情報
等の関連する情報のみをやりとりし、各々の計算機シス
テムに監視情報または制御情報出力の為の遠隔監視装置
(TC)が接続されている。また、管轄範囲内の営業所
間連係では、特定の表示情報のみをダウンロードし、端
末に受信データを表示するのみである。
営業所システム間の連係を行うために、同等の監視制御
機能を備えた配電線監視制御システム間のまたがり情報
等の関連する情報のみをやりとりし、各々の計算機シス
テムに監視情報または制御情報出力の為の遠隔監視装置
(TC)が接続されている。また、管轄範囲内の営業所
間連係では、特定の表示情報のみをダウンロードし、端
末に受信データを表示するのみである。
【0003】図6は従来の配電線監視制御システム装置
を示すブロック構成図であり、図は管轄内の営業所間連
係を示すものである。図において、1は監視および制御
指令などを行う主計算機を含む親システム、2は親シス
テム1とLANにより接続された親システム1のマンマ
シン計算機、3は親システム1の管轄範囲の内の一部の
管轄範囲を監視する子システムである。また、4は親シ
ステム1の管轄範囲内の配電系統との状変情報を送受信
する遠隔制御装置、5は遠隔制御装置4との状変情報を
送受信するTC送受信手段、6はその状変情報から配電
系統の現在状態を解析する系統解析手段、7はその配電
系統の現在状態に応じて親システム1およびマンマシン
計算機2の系統データ9を更新する表示更新手段であ
る。ここで、系統データ9は配電系統の現在状態を記憶
したものであり、例えば、開閉器の入/切、区間の充電
/停電などの現場の配電系統の変化に応じてリアルタイ
ムに更新されるものである。8は配電系統の切替手順お
よび停電時の復旧手順を作成し、TC送受信手段5に対
して実行要求する融通計算手段である。
を示すブロック構成図であり、図は管轄内の営業所間連
係を示すものである。図において、1は監視および制御
指令などを行う主計算機を含む親システム、2は親シス
テム1とLANにより接続された親システム1のマンマ
シン計算機、3は親システム1の管轄範囲の内の一部の
管轄範囲を監視する子システムである。また、4は親シ
ステム1の管轄範囲内の配電系統との状変情報を送受信
する遠隔制御装置、5は遠隔制御装置4との状変情報を
送受信するTC送受信手段、6はその状変情報から配電
系統の現在状態を解析する系統解析手段、7はその配電
系統の現在状態に応じて親システム1およびマンマシン
計算機2の系統データ9を更新する表示更新手段であ
る。ここで、系統データ9は配電系統の現在状態を記憶
したものであり、例えば、開閉器の入/切、区間の充電
/停電などの現場の配電系統の変化に応じてリアルタイ
ムに更新されるものである。8は配電系統の切替手順お
よび停電時の復旧手順を作成し、TC送受信手段5に対
して実行要求する融通計算手段である。
【0004】また、マンマシン計算機2において、10
は配電系統の新設および撤去に応じたメンテナンス系統
を作成するメンテナンス手段、11は配電系統の設備自
体の情報を記憶した配電系統設備データベース(以下、
配電系統設備DBと言う)であり、配電系統がどのよう
に接続されているか定義されたものを記憶したものであ
る。この配電系統設備DB11は、配電系統の新設およ
び撤去がある場合にはメンテナンス手段10により更新
されるものであり、また、更新の際にはLAN接続によ
り、親システム1の配電系統設備DB11と同等の情報
を記憶したものである。さらに、12は配電系統図など
を表示する表示装置、13は親システム1と子システム
3とを接続する専用回線、14は親システム1から子シ
ステム3にダウンロードされた表示情報である。
は配電系統の新設および撤去に応じたメンテナンス系統
を作成するメンテナンス手段、11は配電系統の設備自
体の情報を記憶した配電系統設備データベース(以下、
配電系統設備DBと言う)であり、配電系統がどのよう
に接続されているか定義されたものを記憶したものであ
る。この配電系統設備DB11は、配電系統の新設およ
び撤去がある場合にはメンテナンス手段10により更新
されるものであり、また、更新の際にはLAN接続によ
り、親システム1の配電系統設備DB11と同等の情報
を記憶したものである。さらに、12は配電系統図など
を表示する表示装置、13は親システム1と子システム
3とを接続する専用回線、14は親システム1から子シ
ステム3にダウンロードされた表示情報である。
【0005】次に動作について説明する。例えば、開閉
器の入/切などの配電系統に状態変化があった場合、遠
隔制御装置4を介して親システム1に状変情報が入力さ
れ、TC送受信手段5を介して系統解析手段6により系
統解析され、その結果が表示更新手段7により親システ
ム1およびマンマシン計算機2の系統データ9に一斉同
報機能により更新される。また、配電系統設備DB11
の更新については、マンマシン計算機2のメンテナンス
手段10により入力され、登録指示により配電系統設備
DB11に反映され、同様に親システム1の配電系統設
備DB11にLANを介して等価される。
器の入/切などの配電系統に状態変化があった場合、遠
隔制御装置4を介して親システム1に状変情報が入力さ
れ、TC送受信手段5を介して系統解析手段6により系
統解析され、その結果が表示更新手段7により親システ
ム1およびマンマシン計算機2の系統データ9に一斉同
報機能により更新される。また、配電系統設備DB11
の更新については、マンマシン計算機2のメンテナンス
手段10により入力され、登録指示により配電系統設備
DB11に反映され、同様に親システム1の配電系統設
備DB11にLANを介して等価される。
【0006】マンマシン計算機2の表示装置12では、
自身のマンマシン計算機2内に設けられた配電系統設備
DB11により配電系統図を表示することができると共
に、系統データ9によりその配電系統図上の開閉器の入
/切などの現在状態を表示することができる。さらに、
子システム3の表示装置12の表示は、親システム1よ
り表示要求が行われた場合に、その親システム1におい
て子システム3の表示装置12に表示したい配電系統
図、例えば、子システム3の管轄範囲内の配電系統図に
応じたデータを、親システム1の配電系統設備DB11
および系統データ9から抽出し、さらに編集して、専用
回線13を介して子システム3に表示情報14としてダ
ウンロードし、その表示情報14が表示される。
自身のマンマシン計算機2内に設けられた配電系統設備
DB11により配電系統図を表示することができると共
に、系統データ9によりその配電系統図上の開閉器の入
/切などの現在状態を表示することができる。さらに、
子システム3の表示装置12の表示は、親システム1よ
り表示要求が行われた場合に、その親システム1におい
て子システム3の表示装置12に表示したい配電系統
図、例えば、子システム3の管轄範囲内の配電系統図に
応じたデータを、親システム1の配電系統設備DB11
および系統データ9から抽出し、さらに編集して、専用
回線13を介して子システム3に表示情報14としてダ
ウンロードし、その表示情報14が表示される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の配電線監視制御
システム装置は以上のように構成されているので、マン
マシン計算機2の表示装置12の表示に関しては、マン
マシン計算機2内に設けられた配電系統設備DB11お
よび系統データ9により、配電系統図の現在状態を表示
することができるのに対して、子システム3の表示装置
12の表示に関しては、親システム1において表示情報
14を編集してダウンロードしなければならず、親シス
テム1としては、マンマシン計算機2に対する処理と子
システム3に対する処理が異なるため、処理が煩雑にな
るなどの課題があった。また、子システム3の表示装置
12に表示させたい配電系統図の現在状態が頻繁に変化
する場合、例えば、開閉器の入/切状態が短時間で多数
変化する場合などは、その都度、親システム1において
表示情報14を編集してダウンロードしなければなら
ず、親システム1としては、処理が煩雑になると共に、
専用回線13の回線負荷が上昇してしまうなどの課題が
あった。
システム装置は以上のように構成されているので、マン
マシン計算機2の表示装置12の表示に関しては、マン
マシン計算機2内に設けられた配電系統設備DB11お
よび系統データ9により、配電系統図の現在状態を表示
することができるのに対して、子システム3の表示装置
12の表示に関しては、親システム1において表示情報
14を編集してダウンロードしなければならず、親シス
テム1としては、マンマシン計算機2に対する処理と子
システム3に対する処理が異なるため、処理が煩雑にな
るなどの課題があった。また、子システム3の表示装置
12に表示させたい配電系統図の現在状態が頻繁に変化
する場合、例えば、開閉器の入/切状態が短時間で多数
変化する場合などは、その都度、親システム1において
表示情報14を編集してダウンロードしなければなら
ず、親システム1としては、処理が煩雑になると共に、
専用回線13の回線負荷が上昇してしまうなどの課題が
あった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、親システムのマンマシン計算機と
子システムとを同一の操作卓の位置付けとし、親システ
ムによりマンマシン計算機と子システムとを一元管理す
ることにより、親システムの処理を容易にすると共に、
子システムの地位を向上させる配電線監視制御システム
装置を得ることを目的とする。また、この発明は、親シ
ステムから子システムへの回線負荷を低減する配電線監
視制御システム装置を得ることを目的とする。
めになされたもので、親システムのマンマシン計算機と
子システムとを同一の操作卓の位置付けとし、親システ
ムによりマンマシン計算機と子システムとを一元管理す
ることにより、親システムの処理を容易にすると共に、
子システムの地位を向上させる配電線監視制御システム
装置を得ることを目的とする。また、この発明は、親シ
ステムから子システムへの回線負荷を低減する配電線監
視制御システム装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る配電線監
視制御システム装置は、親システム側には、配電系統の
現在状態の変化に応じて子システム側に送信する系統更
新手段を備え、子システム側には、親側系統記憶手段と
同等の配電系統の設備情報を記憶する子側系統記憶手段
と、系統更新手段から送信された配電系統の現在状態を
記憶する子側状態記憶手段と、子側系統記憶手段に記憶
された配電系統の設備情報と子側状態記憶手段に記憶さ
れた配電系統の現在状態に応じて配電系統図を表示する
表示手段とを備えたものである。
視制御システム装置は、親システム側には、配電系統の
現在状態の変化に応じて子システム側に送信する系統更
新手段を備え、子システム側には、親側系統記憶手段と
同等の配電系統の設備情報を記憶する子側系統記憶手段
と、系統更新手段から送信された配電系統の現在状態を
記憶する子側状態記憶手段と、子側系統記憶手段に記憶
された配電系統の設備情報と子側状態記憶手段に記憶さ
れた配電系統の現在状態に応じて配電系統図を表示する
表示手段とを備えたものである。
【0010】この発明に係る配電線監視制御システム装
置は、親システム側には、一定周期に子システム側に表
示更新要求と共に、親側更新設備ビットマップに保持さ
れた各設備の更新状態を送信する表示更新要求手段を備
え、子システム側には、表示更新要求手段から送信され
た表示更新要求に応じて、子側更新設備ビットマップに
保持された各設備の更新状態に該当する子側状態記憶手
段に記憶された配電系統の現在状態を抽出して、表示手
段に表示される配電系統図を更新する系統図表示更新手
段を備えたものである。
置は、親システム側には、一定周期に子システム側に表
示更新要求と共に、親側更新設備ビットマップに保持さ
れた各設備の更新状態を送信する表示更新要求手段を備
え、子システム側には、表示更新要求手段から送信され
た表示更新要求に応じて、子側更新設備ビットマップに
保持された各設備の更新状態に該当する子側状態記憶手
段に記憶された配電系統の現在状態を抽出して、表示手
段に表示される配電系統図を更新する系統図表示更新手
段を備えたものである。
【0011】この発明に係る配電線監視制御システム装
置は、親システム側には、メンテナンス系統作成手段に
より作成されたメンテナンス系統と親側系統記憶手段に
記憶された配電系統の設備情報との比較に応じて差分デ
ータレコードのみの設備変更レコードマップを作成する
差分系統作成手段と、その設備変更レコードマップを子
システム側に送信して、子側系統記憶手段の配電系統の
設備情報を更新する差分更新手段とを備えたものであ
る。
置は、親システム側には、メンテナンス系統作成手段に
より作成されたメンテナンス系統と親側系統記憶手段に
記憶された配電系統の設備情報との比較に応じて差分デ
ータレコードのみの設備変更レコードマップを作成する
差分系統作成手段と、その設備変更レコードマップを子
システム側に送信して、子側系統記憶手段の配電系統の
設備情報を更新する差分更新手段とを備えたものであ
る。
【0012】この発明に係る配電線監視制御システム装
置は、親システム側には、設備情報圧縮手段により圧縮
された配電系統の設備情報を子システム側に送信する設
備情報送信手段を備え、子システム側には、圧縮された
配電系統の設備情報を解凍して子側系統記憶手段に記憶
する設備情報解凍手段を備えたものである。
置は、親システム側には、設備情報圧縮手段により圧縮
された配電系統の設備情報を子システム側に送信する設
備情報送信手段を備え、子システム側には、圧縮された
配電系統の設備情報を解凍して子側系統記憶手段に記憶
する設備情報解凍手段を備えたものである。
【0013】この発明に係る配電線監視制御システム装
置は、親システム側には、親子管轄間の配電系統におい
て事故が発生した場合に、その事故情報を作成する事故
情報作成手段と、その事故情報を記憶する親側事故情報
記憶手段と、その事故情報を子システム側に送信し、表
示手段に表示させる事故情報送信手段と、その事故の復
旧手順を作成する融通計算手段とを備え、子システム側
には、事故情報送信手段から送信された事故情報を記憶
する子側事故情報記憶手段と、融通計算手段に復旧手順
の作成要求を送信する手順作成要求手段とを備えたもの
である。
置は、親システム側には、親子管轄間の配電系統におい
て事故が発生した場合に、その事故情報を作成する事故
情報作成手段と、その事故情報を記憶する親側事故情報
記憶手段と、その事故情報を子システム側に送信し、表
示手段に表示させる事故情報送信手段と、その事故の復
旧手順を作成する融通計算手段とを備え、子システム側
には、事故情報送信手段から送信された事故情報を記憶
する子側事故情報記憶手段と、融通計算手段に復旧手順
の作成要求を送信する手順作成要求手段とを備えたもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による配
電線監視制御システム装置を示すブロック構成図であ
り、図において、1は監視および制御指令などを行う主
計算機を含む親システム、3は親システム1の管轄範囲
の内の一部の管轄範囲を監視する子システムである。
尚、従来技術で示したマンマシン計算機2は、この実施
の形態の説明上必要がないので省略する。4は親システ
ム1の管轄範囲内の配電系統との状変情報を送受信する
遠隔制御装置、5は遠隔制御装置4との状変情報を送受
信するTC送受信手段、6はその状変情報から配電系統
の現在状態を解析する系統解析手段である。また、9は
系統データ(親側状態記憶手段)であり、従来技術同
様、この系統データ9は配電系統の現在状態を記憶した
ものであり、例えば、開閉器の入/切、区間の充電/停
電などの現場の配電系統の変化に応じてリアルタイムに
更新されるものである。また、11は配電系統の設備自
体の情報を記憶する配電系統設備データベース(以下、
配電系統設備DBと言う:親側系統記憶手段)であり、
配電系統がどのように接続されているか定義されたもの
を記憶したものである。
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による配
電線監視制御システム装置を示すブロック構成図であ
り、図において、1は監視および制御指令などを行う主
計算機を含む親システム、3は親システム1の管轄範囲
の内の一部の管轄範囲を監視する子システムである。
尚、従来技術で示したマンマシン計算機2は、この実施
の形態の説明上必要がないので省略する。4は親システ
ム1の管轄範囲内の配電系統との状変情報を送受信する
遠隔制御装置、5は遠隔制御装置4との状変情報を送受
信するTC送受信手段、6はその状変情報から配電系統
の現在状態を解析する系統解析手段である。また、9は
系統データ(親側状態記憶手段)であり、従来技術同
様、この系統データ9は配電系統の現在状態を記憶した
ものであり、例えば、開閉器の入/切、区間の充電/停
電などの現場の配電系統の変化に応じてリアルタイムに
更新されるものである。また、11は配電系統の設備自
体の情報を記憶する配電系統設備データベース(以下、
配電系統設備DBと言う:親側系統記憶手段)であり、
配電系統がどのように接続されているか定義されたもの
を記憶したものである。
【0015】また、21は系統解析手段6により解析さ
れた配電系統の現在状態の変化に応じて系統データ9の
記憶内容を更新すると共に、子システム3の系統データ
24にその変化した配電系統の現在状態を送信する系統
更新手段である。22は系統更新手段21による配電系
統の現在状態の変化に応じてその配電系統の各設備の更
新状態を保持する更新設備ビットマップ(親側更新設備
ビットマップ)、23は一定周期に子システム3に表示
更新要求と共に、更新設備ビットマップ22に保持され
た各設備の更新状態を送信する表示更新要求手段であ
る。また、13は親システム1と子システム3とを接続
する専用回線、24は親システム1の系統更新手段21
から送信された配電系統の現在状態を記憶する系統デー
タ(子側状態記憶手段)、25は親システム1の配電系
統設備DB11と同等の配電系統の設備情報を記憶する
配電系統設備DB(子側系統記憶手段)、26は表示更
新要求手段23から送信された更新設備ビットマップ2
2に保持された各設備の更新状態を保持する更新設備ビ
ットマップ(子側更新設備ビットマップ)、27は表示
更新要求手段23から送信された表示更新要求に応じ
て、更新設備ビットマップ26に保持された各設備の更
新状態に該当する系統データ24に記憶された配電系統
の現在状態を抽出して、表示装置(表示手段)28に表
示される配電系統図を更新する系統図表示更新手段であ
る。
れた配電系統の現在状態の変化に応じて系統データ9の
記憶内容を更新すると共に、子システム3の系統データ
24にその変化した配電系統の現在状態を送信する系統
更新手段である。22は系統更新手段21による配電系
統の現在状態の変化に応じてその配電系統の各設備の更
新状態を保持する更新設備ビットマップ(親側更新設備
ビットマップ)、23は一定周期に子システム3に表示
更新要求と共に、更新設備ビットマップ22に保持され
た各設備の更新状態を送信する表示更新要求手段であ
る。また、13は親システム1と子システム3とを接続
する専用回線、24は親システム1の系統更新手段21
から送信された配電系統の現在状態を記憶する系統デー
タ(子側状態記憶手段)、25は親システム1の配電系
統設備DB11と同等の配電系統の設備情報を記憶する
配電系統設備DB(子側系統記憶手段)、26は表示更
新要求手段23から送信された更新設備ビットマップ2
2に保持された各設備の更新状態を保持する更新設備ビ
ットマップ(子側更新設備ビットマップ)、27は表示
更新要求手段23から送信された表示更新要求に応じ
て、更新設備ビットマップ26に保持された各設備の更
新状態に該当する系統データ24に記憶された配電系統
の現在状態を抽出して、表示装置(表示手段)28に表
示される配電系統図を更新する系統図表示更新手段であ
る。
【0016】次に動作について説明する。例えば、開閉
器の入/切などの配電系統に状態変化があった場合、遠
隔制御装置4を介して親システム1に状変情報が入力さ
れ、TC送受信手段5を介して系統解析手段6により系
統解析され、系統更新手段21によりその結果に応じて
系統データ9の記憶内容を更新すると共に、子システム
3の系統データ24の記憶内容を更新する。さらに、系
統更新手段21は、更新設備ビットマップ22に配電系
統に状態変化があった設備番号に対応するビット位置を
オンにする。この時点では、未だ子システム3ヘの表示
更新要求は実施せず、次に表示更新要求手段23が一定
周期にて動作し、子システム3の管轄範囲内に属する設
備番号のビットマップ情報のみを子システム3の更新設
備ビットマップ26に送信すると共に、系統図表示更新
手段27に対して表示更新要求を行う。この表示更新要
求を受信した子システム3の系統図表示更新手段27
は、更新設備ビットマップ26をチェックし、ビットが
オンになっている自管轄設備の系統データ24を読み込
み、表示装置28に対して配電系統図などの状態表示処
理を行う。尚、更新設備ビットマップ22は、子システ
ム3に送信された後にクリアされてオフとなり、また、
更新設備ビットマップ26は、表示装置28に対して表
示変更完了後にクリアされてオフとなる。
器の入/切などの配電系統に状態変化があった場合、遠
隔制御装置4を介して親システム1に状変情報が入力さ
れ、TC送受信手段5を介して系統解析手段6により系
統解析され、系統更新手段21によりその結果に応じて
系統データ9の記憶内容を更新すると共に、子システム
3の系統データ24の記憶内容を更新する。さらに、系
統更新手段21は、更新設備ビットマップ22に配電系
統に状態変化があった設備番号に対応するビット位置を
オンにする。この時点では、未だ子システム3ヘの表示
更新要求は実施せず、次に表示更新要求手段23が一定
周期にて動作し、子システム3の管轄範囲内に属する設
備番号のビットマップ情報のみを子システム3の更新設
備ビットマップ26に送信すると共に、系統図表示更新
手段27に対して表示更新要求を行う。この表示更新要
求を受信した子システム3の系統図表示更新手段27
は、更新設備ビットマップ26をチェックし、ビットが
オンになっている自管轄設備の系統データ24を読み込
み、表示装置28に対して配電系統図などの状態表示処
理を行う。尚、更新設備ビットマップ22は、子システ
ム3に送信された後にクリアされてオフとなり、また、
更新設備ビットマップ26は、表示装置28に対して表
示変更完了後にクリアされてオフとなる。
【0017】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、子システム3の表示装置28の表示に関しても、従
来技術で示したマンマシン計算機2の表示装置12の表
示と同様に、子システム3内に設けられた配電系統設備
DB25および系統データ24により、配電系統図の現
在状態を表示することができ、親システム1のマンマシ
ン計算機2に対する処理と子システム3に対する処理を
ほぼ同等とすることができるので、親システム1の処理
を容易にすることができる。また、配電系統に状態変化
があった設備に対しては、更新設備ビットマップ22,
26により示し、表示更新要求手段23が一定周期にて
子システム3にそのビットマップ情報と共に、表示更新
要求を送信するので、専用回線13の回線負荷を低減す
ることができる。
ば、子システム3の表示装置28の表示に関しても、従
来技術で示したマンマシン計算機2の表示装置12の表
示と同様に、子システム3内に設けられた配電系統設備
DB25および系統データ24により、配電系統図の現
在状態を表示することができ、親システム1のマンマシ
ン計算機2に対する処理と子システム3に対する処理を
ほぼ同等とすることができるので、親システム1の処理
を容易にすることができる。また、配電系統に状態変化
があった設備に対しては、更新設備ビットマップ22,
26により示し、表示更新要求手段23が一定周期にて
子システム3にそのビットマップ情報と共に、表示更新
要求を送信するので、専用回線13の回線負荷を低減す
ることができる。
【0018】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による配電線監視制御システム装置の動作を示すフ
ローチャートであり、図は親システム1のマンマシン計
算機2によって入力されたメンテナンス情報の処理を示
すものである。図において、31は配電系統設備の新設
または撤去などを項目毎に記憶したメンテナンス件名項
目、32はそのメンテナンス件名項目31から系統に反
映したメンテナンス系統、33はメンテナンス系統32
と配電系統設備DB11に記憶された配電系統の設備情
報との比較に応じて作成された差分データレコードのみ
の設備変更レコードマップである。
態2による配電線監視制御システム装置の動作を示すフ
ローチャートであり、図は親システム1のマンマシン計
算機2によって入力されたメンテナンス情報の処理を示
すものである。図において、31は配電系統設備の新設
または撤去などを項目毎に記憶したメンテナンス件名項
目、32はそのメンテナンス件名項目31から系統に反
映したメンテナンス系統、33はメンテナンス系統32
と配電系統設備DB11に記憶された配電系統の設備情
報との比較に応じて作成された差分データレコードのみ
の設備変更レコードマップである。
【0019】次に動作について説明する。先ず、マンマ
シン計算機2から入力された配電系統設備の新設または
撤去などのオペレーション項目を1手順ずつメンテナン
ス件名項目31として作成し(ステップST1:メンテ
ナンス系統作成手段)、作成された個々のメンテナンス
件名項目31をメンンナンス系統32に反映し(ステッ
プST2:メンテナンス系統作成手段)、そのメンンナ
ンス系統32を論理的に接続する(ステップST3:メ
ンテナンス系統作成手段)。次に、メンンナンス系統3
2と配電系統設備DB11に記憶された配電系統の設備
情報との比較に応じて差分データレコードのみの設備変
更レコードマップ33を作成する(ステップST4:差
分系統作成手段)。ここで、設備変更レコードマップ3
3は全体系統のうち、メンテナンスにより変更になった
系統に関する配電系統の設備情報を示すものである。
シン計算機2から入力された配電系統設備の新設または
撤去などのオペレーション項目を1手順ずつメンテナン
ス件名項目31として作成し(ステップST1:メンテ
ナンス系統作成手段)、作成された個々のメンテナンス
件名項目31をメンンナンス系統32に反映し(ステッ
プST2:メンテナンス系統作成手段)、そのメンンナ
ンス系統32を論理的に接続する(ステップST3:メ
ンテナンス系統作成手段)。次に、メンンナンス系統3
2と配電系統設備DB11に記憶された配電系統の設備
情報との比較に応じて差分データレコードのみの設備変
更レコードマップ33を作成する(ステップST4:差
分系統作成手段)。ここで、設備変更レコードマップ3
3は全体系統のうち、メンテナンスにより変更になった
系統に関する配電系統の設備情報を示すものである。
【0020】次に、ステップST1〜ST3にて作成さ
れたメンテナンス系統32に対して系統の論理性をチェ
ックする(ステップST5)。例えば、接続は電気的に
正しいか、孤立した設備はないか、電源衝突はしていな
いか、電圧降下および過負荷は発生していないかなどで
ある。全てのチェックが終了すれば(ステップST
6)、設備変更レコードマップ33により配電系統設備
DB11の配電系統の設備情報を更新すると共に、その
設備変更レコードマップ33を専用回線13を介して子
システム3に送信して、配電系統設備DB25の配電系
統の設備情報を更新する(ステップST7:差分更新手
段)。
れたメンテナンス系統32に対して系統の論理性をチェ
ックする(ステップST5)。例えば、接続は電気的に
正しいか、孤立した設備はないか、電源衝突はしていな
いか、電圧降下および過負荷は発生していないかなどで
ある。全てのチェックが終了すれば(ステップST
6)、設備変更レコードマップ33により配電系統設備
DB11の配電系統の設備情報を更新すると共に、その
設備変更レコードマップ33を専用回線13を介して子
システム3に送信して、配電系統設備DB25の配電系
統の設備情報を更新する(ステップST7:差分更新手
段)。
【0021】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、配電系統設備DB25のメンテナンスによるデータ
更新においても、差分データレコードのみの設備変更レ
コードマップ33を作成して専用回線13を介して子シ
ステム3に送信するので、配電系統の設備情報の送信時
間の短縮および専用回線13の回線負荷を低減すること
ができる。
ば、配電系統設備DB25のメンテナンスによるデータ
更新においても、差分データレコードのみの設備変更レ
コードマップ33を作成して専用回線13を介して子シ
ステム3に送信するので、配電系統の設備情報の送信時
間の短縮および専用回線13の回線負荷を低減すること
ができる。
【0022】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3による配電線監視制御システム装置の動作を示すフ
ローチャートであり、図は子システム3の立ち上げ時、
または、親システム1,子システム3間の回線異常復帰
時に、親システム1の配電系統設備DB11の配電系統
の設備情報を子システム3の配電系統設備DB25に送
信し、配電系統設備DB11と配電系統設備DB25と
を等価にする場合に用いられる処理である。
態3による配電線監視制御システム装置の動作を示すフ
ローチャートであり、図は子システム3の立ち上げ時、
または、親システム1,子システム3間の回線異常復帰
時に、親システム1の配電系統設備DB11の配電系統
の設備情報を子システム3の配電系統設備DB25に送
信し、配電系統設備DB11と配電系統設備DB25と
を等価にする場合に用いられる処理である。
【0023】次に動作について説明する。先ず、親シス
テム1の配電系統設備DB11と子システム3の配電系
統設備DB25とを等価にする場合に(ステップST1
1)、配電系統設備DB11に記憶された配電系統の設
備情報を圧縮し(ステップST12:設備情報圧縮手
段)、その圧縮された配電系統の設備情報を専用回線1
3を介して子システム3に送信する(ステップST1
3:設備情報送信手段)。次に、子システム3では圧縮
された配電系統の設備情報を受信し解凍し、子システム
3の配電系統設備DB25を更新する(ステップST1
4:設備情報解凍手段)。さらに、解凍後にメモリにロ
ードして(ステップST15)、表示装置28において
表示させる。
テム1の配電系統設備DB11と子システム3の配電系
統設備DB25とを等価にする場合に(ステップST1
1)、配電系統設備DB11に記憶された配電系統の設
備情報を圧縮し(ステップST12:設備情報圧縮手
段)、その圧縮された配電系統の設備情報を専用回線1
3を介して子システム3に送信する(ステップST1
3:設備情報送信手段)。次に、子システム3では圧縮
された配電系統の設備情報を受信し解凍し、子システム
3の配電系統設備DB25を更新する(ステップST1
4:設備情報解凍手段)。さらに、解凍後にメモリにロ
ードして(ステップST15)、表示装置28において
表示させる。
【0024】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、親システム1の配電系統設備DB11と子システム
3の配電系統設備DB25とを等価にする場合に、配電
系統設備DB11に記憶された配電系統の設備情報を圧
縮して専用回線13を介して子システム3に送信するの
で、配電系統の設備情報の送信時間の短縮および専用回
線13の回線負荷を低減することができる。
ば、親システム1の配電系統設備DB11と子システム
3の配電系統設備DB25とを等価にする場合に、配電
系統設備DB11に記憶された配電系統の設備情報を圧
縮して専用回線13を介して子システム3に送信するの
で、配電系統の設備情報の送信時間の短縮および専用回
線13の回線負荷を低減することができる。
【0025】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4による配電線監視制御システム装置を示すブロック
構成図であり、図において、41は親システム1の管轄
範囲内の子システム3が管轄する範囲を定義した子管轄
範囲定義テーブルである。また、親システム1におい
て、42は親システム1の管轄範囲内に事故が発生した
場合にその事故を検出する事故検出手段であり、特にこ
の事故検出手段42は親システム1,子システム3管轄
間の配電系統において事故が発生した場合においてもそ
の事故を検出するものである。43は事故検出手段42
において事故が検出された場合にその事故情報を作成す
る事故情報作成手段であり、その事故情報をマンマシン
計算機2の表示装置12に表示させると共に、事故情報
(親側事故情報記憶手段)45として記憶するものであ
る。44は事故情報作成手段43により作成された事故
情報を専用回線13を介して子システム3に送信する事
故情報送信手段である。また、46は記憶された事故情
報45に応じて、その事故の復旧手順を作成する融通計
算手段である。さらに、子システム3において、47は
事故情報送信手段44からの送信を記憶する事故情報
(子側事故情報記憶手段)、48は融通計算手段46に
復旧手順の作成要求を送信する手順作成要求手段、49
はTC送受信手段5に復旧手順の送信要求を送信するT
C出力要求手段である。
態4による配電線監視制御システム装置を示すブロック
構成図であり、図において、41は親システム1の管轄
範囲内の子システム3が管轄する範囲を定義した子管轄
範囲定義テーブルである。また、親システム1におい
て、42は親システム1の管轄範囲内に事故が発生した
場合にその事故を検出する事故検出手段であり、特にこ
の事故検出手段42は親システム1,子システム3管轄
間の配電系統において事故が発生した場合においてもそ
の事故を検出するものである。43は事故検出手段42
において事故が検出された場合にその事故情報を作成す
る事故情報作成手段であり、その事故情報をマンマシン
計算機2の表示装置12に表示させると共に、事故情報
(親側事故情報記憶手段)45として記憶するものであ
る。44は事故情報作成手段43により作成された事故
情報を専用回線13を介して子システム3に送信する事
故情報送信手段である。また、46は記憶された事故情
報45に応じて、その事故の復旧手順を作成する融通計
算手段である。さらに、子システム3において、47は
事故情報送信手段44からの送信を記憶する事故情報
(子側事故情報記憶手段)、48は融通計算手段46に
復旧手順の作成要求を送信する手順作成要求手段、49
はTC送受信手段5に復旧手順の送信要求を送信するT
C出力要求手段である。
【0026】次に動作について説明する。図5は親シス
テムの管轄範囲と子システムの管轄範囲を示す概念図で
あり、図に示すように、親システム1の配電系統設備D
B11と子システム3の配電系統設備DB25は、共に
A〜C配電線についての配電系統の設備情報が記憶され
ている。また、子システム3の子管轄範囲定義テーブル
41には、親システム1の管轄範囲であるA〜C配電線
の内の子システム3が管轄するC配電線範囲を定義して
いる。従って、この図5の場合は、親システム1のマン
マシン計算機2の表示装置12には、A〜C配電線につ
いての配電系統図が表示され、子システム3の表示装置
28には、C配電線についての配電系統図が表示され
る。
テムの管轄範囲と子システムの管轄範囲を示す概念図で
あり、図に示すように、親システム1の配電系統設備D
B11と子システム3の配電系統設備DB25は、共に
A〜C配電線についての配電系統の設備情報が記憶され
ている。また、子システム3の子管轄範囲定義テーブル
41には、親システム1の管轄範囲であるA〜C配電線
の内の子システム3が管轄するC配電線範囲を定義して
いる。従って、この図5の場合は、親システム1のマン
マシン計算機2の表示装置12には、A〜C配電線につ
いての配電系統図が表示され、子システム3の表示装置
28には、C配電線についての配電系統図が表示され
る。
【0027】図4では、親システム1と子システム3の
管轄範囲をC配電線の中央の開閉器で区分した場合であ
り、この親システム1,子システム3間にまたがるC配
電線の中央の開閉器で事故が発生した場合、親システム
1の事故検出手段42によりその事故を検出し、事故情
報作成手段43はその事故情報を作成する。そして、そ
の事故情報をマンマシン計算機2の表示装置12に表示
させると共に、事故情報45として記憶する。さらに、
事故情報送信手段44は事故情報作成手段43により作
成された事故情報を専用回線13を介して子システム3
に送信する。また、子システム3において、事故情報送
信手段44からの送信を事故情報47として記憶し、子
システム3の表示装置28にはその事故情報47に応じ
て、C配電線に事故が発生したこととその事故情報が表
示される。ここで、その事故情報47に応じて、その事
故の復旧手順の作成要求をしたい場合は、手順作成要求
手段48により融通計算手段46に復旧手順の作成要求
を送信する。融通計算手段46ではその作成要求があれ
ば、記憶された事故情報45に応じてその事故の復旧手
順を作成する。また、その復旧手順の送信要求をしたい
場合は、TC出力要求手段49によりTC送受信手段5
に復旧手順の送信要求を送信する。TC送受信手段5で
はその送信要求があれば、融通計算手段46で作成され
た事故の復旧手順を現場の配電線系統に送信する。
管轄範囲をC配電線の中央の開閉器で区分した場合であ
り、この親システム1,子システム3間にまたがるC配
電線の中央の開閉器で事故が発生した場合、親システム
1の事故検出手段42によりその事故を検出し、事故情
報作成手段43はその事故情報を作成する。そして、そ
の事故情報をマンマシン計算機2の表示装置12に表示
させると共に、事故情報45として記憶する。さらに、
事故情報送信手段44は事故情報作成手段43により作
成された事故情報を専用回線13を介して子システム3
に送信する。また、子システム3において、事故情報送
信手段44からの送信を事故情報47として記憶し、子
システム3の表示装置28にはその事故情報47に応じ
て、C配電線に事故が発生したこととその事故情報が表
示される。ここで、その事故情報47に応じて、その事
故の復旧手順の作成要求をしたい場合は、手順作成要求
手段48により融通計算手段46に復旧手順の作成要求
を送信する。融通計算手段46ではその作成要求があれ
ば、記憶された事故情報45に応じてその事故の復旧手
順を作成する。また、その復旧手順の送信要求をしたい
場合は、TC出力要求手段49によりTC送受信手段5
に復旧手順の送信要求を送信する。TC送受信手段5で
はその送信要求があれば、融通計算手段46で作成され
た事故の復旧手順を現場の配電線系統に送信する。
【0028】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、親システム1,子システム3間にまたがる配電系統
で事故が発生した場合でも、子システム3が親システム
1と同等に管理することができ、運用性の向上を図るこ
とができる。
ば、親システム1,子システム3間にまたがる配電系統
で事故が発生した場合でも、子システム3が親システム
1と同等に管理することができ、運用性の向上を図るこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、子シ
ステムの表示手段の表示に関しても、従来技術で示した
マンマシン計算機の表示手段の表示と同様に、子システ
ム内に設けられた子側系統記憶手段および子側状態記憶
手段により、配電系統図の現在状態を表示することがで
き、親システムのマンマシン計算機に対する処理と子シ
ステムに対する処理をほぼ同等とすることができるの
で、親システムの処理を容易にすることができる効果が
得られる。
ステムの表示手段の表示に関しても、従来技術で示した
マンマシン計算機の表示手段の表示と同様に、子システ
ム内に設けられた子側系統記憶手段および子側状態記憶
手段により、配電系統図の現在状態を表示することがで
き、親システムのマンマシン計算機に対する処理と子シ
ステムに対する処理をほぼ同等とすることができるの
で、親システムの処理を容易にすることができる効果が
得られる。
【0030】この発明によれば、配電系統に状態変化が
あった設備に対しては、親側および子側更新設備ビット
マップにより示し、表示更新要求手段が一定周期にて子
システムにそのビットマップ情報と共に、表示更新要求
を送信するので、専用回線の回線負荷を低減することが
できる効果が得られる。
あった設備に対しては、親側および子側更新設備ビット
マップにより示し、表示更新要求手段が一定周期にて子
システムにそのビットマップ情報と共に、表示更新要求
を送信するので、専用回線の回線負荷を低減することが
できる効果が得られる。
【0031】この発明によれば、配電系統の新設および
撤去による子側系統記憶手段の配電系統の設備情報の更
新においても、差分データレコードのみの設備更新レコ
ードマップを作成して専用回線を介して子システムに送
信するので、配電系統の設備情報の送信時間の短縮およ
び専用回線の回線負荷を低減することができる効果が得
られる。
撤去による子側系統記憶手段の配電系統の設備情報の更
新においても、差分データレコードのみの設備更新レコ
ードマップを作成して専用回線を介して子システムに送
信するので、配電系統の設備情報の送信時間の短縮およ
び専用回線の回線負荷を低減することができる効果が得
られる。
【0032】この発明によれば、親システムの親側系統
記憶手段と子システムの子側系統記憶手段とを等価にす
る場合に、親側系統記憶手段に記憶された配電系統の設
備情報を圧縮して専用回線を介して子システムに送信す
るので、配電系統の設備情報の送信時間の短縮および専
用回線の回線負荷を低減することができる効果が得られ
る。
記憶手段と子システムの子側系統記憶手段とを等価にす
る場合に、親側系統記憶手段に記憶された配電系統の設
備情報を圧縮して専用回線を介して子システムに送信す
るので、配電系統の設備情報の送信時間の短縮および専
用回線の回線負荷を低減することができる効果が得られ
る。
【0033】また、この発明によれば、親子システム間
にまたがる配電系統で事故が発生した場合でも、子シス
テムが親システムと同等に管理することができ、運用性
の向上を図ることができる効果が得られる。
にまたがる配電系統で事故が発生した場合でも、子シス
テムが親システムと同等に管理することができ、運用性
の向上を図ることができる効果が得られる。
【図1】 この発明の実施の形態1による配電線監視制
御システム装置を示すブロック構成図である。
御システム装置を示すブロック構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による配電線監視制
御システム装置の動作を示すフローチャートである。
御システム装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態3による配電線監視制
御システム装置の動作を示すフローチャートである。
御システム装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態4による配電線監視制
御システム装置を示すブロック構成図である。
御システム装置を示すブロック構成図である。
【図5】 親システムの管轄範囲と子システムの管轄範
囲を示す概念図である。
囲を示す概念図である。
【図6】 従来の配電線監視制御システム装置を示すブ
ロック構成図である。
ロック構成図である。
1 親システム、3 子システム、9 系統データ(親
側状態記憶手段)、11 配電系統設備データベース
(親側系統記憶手段)、21 系統更新手段、22 更
新設備ビットマップ(親側更新設備ビットマップ)、2
3 表示更新要求手段、24 系統データ(子側状態記
憶手段)、25 配電系統設備DB(子側系統記憶手
段)、26 更新設備ビットマップ(子側更新設備ビッ
トマップ)、27 系統図表示更新手段、28 表示装
置(表示手段)、33 設備変更レコードマップ、43
事故情報作成手段、44 事故情報送信手段、45
事故情報(親側事故情報記憶手段)、46 融通計算手
段、47 事故情報(子側事故情報記憶手段)、48
手順作成要求手段、ステップST1〜ST3 メンテナ
ンス系統作成手段、ステップST4 差分系統作成手
段、ステップST7 差分更新手段、ステップST12
設備情報圧縮手段、ステップST13 設備情報送信
手段、ステップST14 設備情報解凍手段。
側状態記憶手段)、11 配電系統設備データベース
(親側系統記憶手段)、21 系統更新手段、22 更
新設備ビットマップ(親側更新設備ビットマップ)、2
3 表示更新要求手段、24 系統データ(子側状態記
憶手段)、25 配電系統設備DB(子側系統記憶手
段)、26 更新設備ビットマップ(子側更新設備ビッ
トマップ)、27 系統図表示更新手段、28 表示装
置(表示手段)、33 設備変更レコードマップ、43
事故情報作成手段、44 事故情報送信手段、45
事故情報(親側事故情報記憶手段)、46 融通計算手
段、47 事故情報(子側事故情報記憶手段)、48
手順作成要求手段、ステップST1〜ST3 メンテナ
ンス系統作成手段、ステップST4 差分系統作成手
段、ステップST7 差分更新手段、ステップST12
設備情報圧縮手段、ステップST13 設備情報送信
手段、ステップST14 設備情報解凍手段。
Claims (5)
- 【請求項1】 親システム側には、配電系統の設備情報
を記憶する親側系統記憶手段と、上記配電系統の現在状
態を記憶する親側状態記憶手段と、上記配電系統の現在
状態の変化に応じて上記親側状態記憶手段の記憶内容を
更新すると共に、子システム側にその変化した配電系統
の現在状態を送信する系統更新手段とを備え、子システ
ム側には、上記親側系統記憶手段と同等の上記配電系統
の設備情報を記憶する子側系統記憶手段と、上記系統更
新手段から送信された上記配電系統の現在状態を受信し
記憶する子側状態記憶手段と、上記子側系統記憶手段に
記憶された配電系統の設備情報と上記子側状態記憶手段
に記憶された配電系統の現在状態に応じて配電系統図を
表示する表示手段とを備えた配電線監視制御システム装
置。 - 【請求項2】 親システム側には、系統更新手段による
配電系統の現在状態の変化に応じてその配電系統の各設
備の更新状態を保持する親側更新設備ビットマップと、
一定周期に子システム側に表示更新要求と共に、上記親
側更新設備ビットマップに保持された各設備の更新状態
を送信する表示更新要求手段とを備え、子システム側に
は、上記表示更新要求手段から送信された上記親側更新
設備ビットマップに保持された各設備の更新状態を保持
する子側更新設備ビットマップと、上記表示更新要求手
段から送信された表示更新要求に応じて、上記子側更新
設備ビットマップに保持された各設備の更新状態に該当
する子側状態記憶手段に記憶された配電系統の現在状態
を抽出して、表示手段に表示される配電系統図を更新す
る系統図表示更新手段とを備えたことを特徴とする請求
項1記載の配電線監視制御システム装置。 - 【請求項3】 親システム側には、配電系統の新設およ
び撤去に応じたメンテナンス系統を作成するメンテナン
ス系統作成手段と、そのメンテナンス系統作成手段によ
り作成されたメンテナンス系統と親側系統記憶手段に記
憶された配電系統の設備情報との比較に応じてそれら差
分データレコードのみの設備変更レコードマップを作成
する差分系統作成手段と、その差分系統作成手段により
作成された設備変更レコードマップを子システム側に送
信して、子側系統記憶手段の配電系統の設備情報を更新
する差分更新手段とを備えたことを特徴とする請求項1
または請求項2記載の配電線監視制御システム装置。 - 【請求項4】 親システム側には、親側系統記憶手段に
記憶された配電系統の設備情報を圧縮する設備情報圧縮
手段と、その設備情報圧縮手段により圧縮された配電系
統の設備情報を子システム側に送信する設備情報送信手
段とを備え、子システム側には、上記設備情報送信手段
から送信された圧縮された配電系統の設備情報を受信し
解凍して子側系統記憶手段に記憶する設備情報解凍手段
とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のう
ちのいずれか1項記載の配電線監視制御システム装置。 - 【請求項5】 親システム側には、親子管轄間の配電系
統において事故が発生した場合に、その事故情報を作成
する事故情報作成手段と、その事故情報作成手段により
作成された事故情報を記憶する親側事故情報記憶手段
と、上記事故情報作成手段により作成された事故情報を
子システム側に送信し、表示手段に表示させる事故情報
送信手段と、上記親側事故情報記憶手段に記憶された事
故情報に応じて、その事故の復旧手順を作成する融通計
算手段とを備え、子システム側には、上記事故情報送信
手段から送信された事故情報を記憶する子側事故情報記
憶手段と、上記融通計算手段に復旧手順の作成要求を送
信する手順作成要求手段とを備えたことを特徴とする請
求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の配電線
監視制御システム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10070195A JPH11272589A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 配電線監視制御システム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10070195A JPH11272589A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 配電線監視制御システム装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11272589A true JPH11272589A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13424504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10070195A Pending JPH11272589A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 配電線監視制御システム装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11272589A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003023938A1 (en) * | 2001-09-10 | 2003-03-20 | Densei Lambda K.K. | System for forming power system wiring diagram and power supply apparatus and program for use therein |
US7181630B2 (en) | 2001-10-29 | 2007-02-20 | Densei-Lambda K.K. | Uninterrupted power supply managing system displays connection tree generated from connection information between interrupted power supply device and load devices received from lower controller |
JP2008171157A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 分散型監視制御システムおよび監視制御システムのデータ更新方法 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP10070195A patent/JPH11272589A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003023938A1 (en) * | 2001-09-10 | 2003-03-20 | Densei Lambda K.K. | System for forming power system wiring diagram and power supply apparatus and program for use therein |
CN1309146C (zh) * | 2001-09-10 | 2007-04-04 | 电盛兰达株式会社 | 电力系统配线图编制系统以及使用该系统的供电机器和连接数据收集方法 |
US7444208B2 (en) | 2001-09-10 | 2008-10-28 | Densei-Lambda K.K. | Electrical system wiring diagram generating system, and power supply device and program used for the same |
US7181630B2 (en) | 2001-10-29 | 2007-02-20 | Densei-Lambda K.K. | Uninterrupted power supply managing system displays connection tree generated from connection information between interrupted power supply device and load devices received from lower controller |
JP2008171157A (ja) * | 2007-01-10 | 2008-07-24 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 分散型監視制御システムおよび監視制御システムのデータ更新方法 |
JP4623743B2 (ja) * | 2007-01-10 | 2011-02-02 | 中国電力株式会社 | 分散型監視制御システムおよび監視制御システムのデータ更新方法 |
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