JPH11272574A - 情報配信方法および情報配信システム並びに情報配信処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報配信方法および情報配信システム並びに情報配信処理プログラムを記録した記録媒体

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JPH11272574A
JPH11272574A JP10071036A JP7103698A JPH11272574A JP H11272574 A JPH11272574 A JP H11272574A JP 10071036 A JP10071036 A JP 10071036A JP 7103698 A JP7103698 A JP 7103698A JP H11272574 A JPH11272574 A JP H11272574A
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client
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JP10071036A
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Michihiro Nagaishi
道博 長石
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用するブラウザの状況やユーザの年齢、職
業、嗜好、さらには身体的な状況に適合した情報をユー
ザ側に提供する。 【解決手段】 情報配信サーバ側２は、配信情報を蓄え
るデータベース部２１と、情報送信要求を出したクライ
アント情報機器１の状況とそれを使用するユーザの状況
の少なくとも一方の状況を把握し、その把握結果に適合
した情報を出力する配信情報処理部２２と、情報の送受
信制御を行う情報送受信制御部２３とを有する。そし
て、ユーザからの情報送信要求に対応する情報に対し、
クライアント情報機器１の状況とユーザの状況の少なく
とも一方の状況に適合した情報を、その情報をクライア
ント情報機器１に送信する。なお、クライアント情報機
器１の状況とは、たとえば、ブラウザの表示サイズ、解
像度など主に性能に関する内容であり、ユーザの状況と
は、たとえば、ユーザの年齢、職業、嗜好、さらには、
ユーザの身体的状況をを示す内容である。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインターネットやイ
ントラネットなどのネットワーク上の情報を閲覧・利用
する際、情報を受け取る側のクライアント情報機器の状
況やそれを利用するユーザの個人的な状況を、情報配信
サーバ側が把握してユーザ側の状況に適応した情報を送
るようにした情報配信方法および情報配信システム並び
に情報配信処理プログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】現在、ネットワークで取得できる情報
は、情報配信サーバ側でに用意された情報の中から、欲
しい情報をユーザが能動的に選択することでクライアン
ト側の情報機器に送信される。そして、ユーザは情報配
信サーバから送られてきた膨大な量の情報の中から、ユ
ーザの情報把握に関する知識の程度や使用しているパソ
コンなどの情報機器の能力に応じて、情報を絞り込む作
業を行うのが一般的である。
【０００３】このように、ユーザが必要とする情報を効
率よく得るための手段として、各種検索手段が存在する
が、これら検索手段は、絞り込みの作業を助ける程度の
ものが多く、ユーザの情報把握に関する知識の程度や使
用している情報機器の能力に応じた絞り込みを行ってく
れるものではない。
【０００４】これに対処できる手段として、情報発信側
で公開する情報に対し、情報の属性や内容などを示すラ
ベルを添付し、その情報がユーザ側に送付されたとき、
クライアント側の情報機器でそのラベルの内容を判断し
て自動的に選別する方法やその規格が提案され、利用さ
れつつある。たとえば、ＷＷＷコンソーシアムが制定し
たＰＩＣＳ（Platform for Internet Content Sele
ctio）などもその一つである。
【０００５】この方法によれば、ユーザは最初から非常
に絞り込まれた情報を得ることができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法であっても、結局は、送られて来た情報に対し
て、ユーザ側で処理を施すことになるため、ユーザの所
有する非力な情報機器では、処理に時間や手間がかかる
上、ハードディスクなどの記憶手段における記憶領域の
占有率も高くなり、大量の情報をこの方法で選別するの
は無理がある。また、ユーザに取って最終的には必要の
ない情報であっても、一旦はユーザの情報機器まで送ら
れてくるので、通信伝送路の無駄使いともなり、さら
に、通信料金も無駄となり、色々な面で無駄の多いもの
となる。
【０００７】これに対処するための方法として、予めユ
ーザ側の情報を情報配信サーバ側に登録しておき、当該
ユーザがその情報配信サーバ側にアクセスすると、その
ユーザに適合した情報を配信する方法が提案され、実用
化されている。たとえば、特開平９−２６９９２３（情
報及び広告分配システム及び方法）もその１つである。
【０００８】しかし、この方法により提供される情報
は、登録されているユーザの様々な状況に適合した情報
というより、テレビジョンのチャンネルを選択する程度
であり、個々のユーザが持つユーザ特有の状況に適応し
たものを積極的に選択・再構成した情報とはなっていな
い。
【０００９】つまり、個々のユーザは、たとえば、ユー
ザの年齢、職業、興味の対象、情報のレイアウトの好み
などがそれぞれ異なり、また、身体的な面でも、視力が
低かったり、色弱があったり、その他、日常使用してい
る言語も様々である。このようなユーザの個人的な情報
を考慮した情報の選択・再構成がなされることが望まし
いが、従来では、これを考慮した情報の配信サービスは
なされていない。
【００１０】また、ユーザの使用している情報機器にお
けるブラウザの状況、表示ウインドウのサイズ、解像度
などを考慮した情報の配信サービスはなされていない。
【００１１】そこで本発明は、現在のユーザに関する情
報として、ユーザの個人的な状況やユーザの使用してい
る情報機器の状況などを情報配信サーバ側で把握し、そ
の把握結果に適合した情報をユーザ側の情報機器に送る
ことで、無駄な情報が送信されるのを大幅に減らし、ユ
ーザの情報の絞り込み作業などを大幅に軽減するととも
に通信伝送路の無駄使いや通信費用の無駄など、各種無
駄を大幅に省くことを目的としている。
【００１２】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、請求項１記載の情報配信方法は、ユーザからの情
報送信要求を情報配信サーバが受けて、その情報送信要
求に基づいた情報をクライアント情報機器に送信する情
報配信方法において、前記情報配信サーバは、前記情報
送信要求を出しているクライアント情報機器の状況とそ
れを使用するユーザの状況の少なくとも一方の状況を把
握し、その把握内容に基づいてそれに適合した情報をク
ライアント情報機器に送信するようにしている。
【００１３】そして、請求項２の発明は請求項１におい
て、前記クライアント情報機器の状況とは、その情報機
器に使用されるブラウザの性能や仕様についての内容で
あり、それを使用するユーザの状況とは、ユーザの個人
的な状況を示す内容であることを特徴としている。
【００１４】また、請求項３の発明は請求項２におい
て、前記ユーザの個人的な状況を示す内容は、クライア
ント情報機器に予め登録され、登録されているユーザが
その情報機器を用いて情報配信サーバ側に情報送信要求
を送る際、ユーザを特定して当該ユーザの個人的な状況
を示す内容を読み出して情報配信サーバ側に送るように
している。
【００１５】また、請求項４の発明は請求項２または３
において、前記ユーザの個人的な状況を示す内容は、個
人識別カードに予め登録しておき、その個人識別カード
を有するユーザが情報配信サーバ側に情報送信要求を送
る際、前記クライアント情報機器が当該ユーザの個人識
別カード内容を読み取ることで、そのユーザを特定して
当該ユーザの個人的な状況を示す内容を情報配信サーバ
側に送るようにしている。
【００１６】また、請求項５の発明は請求項２におい
て、前記ユーザの個人的な状況を示す内容は、前記情報
配信サーバ側に登録しておき、登録されているユーザ
が、クライアント情報機器から上記情報配信サーバ側に
情報送信要求を出すと、当該情報配信サーバでユーザを
特定して当該ユーザの個人的な状況を示す内容に適合し
た情報を、クライアント情報機器に送信するようにして
いる。
【００１７】また、請求項６の発明は請求項２から５の
いずれか１項において、前記ユーザの個人的な状況を示
す内容を把握し、その把握結果に基づいてそれに適合し
た情報を送信する処理は、ユーザの日常使用言語で書か
れた情報またはその言語を多く含む情報を送信するよう
にしている。
【００１８】また、請求項７の発明は請求項２から６の
いずれか１項において、前記ユーザの個人的な状況を示
す内容を把握し、その把握結果に基づいてそれに適合し
た情報を送信する処理は、ユーザの視力や色弱などの状
況に合わせた文字の大きさ、色、画像サイズとして送信
するようにしている。
【００１９】また、請求項８の発明は請求項２から７の
いずれか１項において、前記ユーザの個人的な状況を示
す内容を把握し、その把握結果に基づいてそれに適合し
た情報を送信する処理は、ユーザの年齢が未成年の場合
は、未成年に不適当な情報は送らないような制限を設け
るようにしている。
【００２０】また、請求項９の発明は請求項２から８の
いずれか１項において、前記ユーザの個人的な状況を示
す内容を把握し、その把握結果に基づいてそれに適合し
た情報を送信する処理は、ユーザの年齢に応じて、文字
の大きさ、文の表現や漢字の難易度を考慮した情報とし
て送信するようにしている。
【００２１】また、請求項１０の発明は請求項２から９
のいずれか１項において、前記ユーザの個人的な状況を
示す内容を把握し、その把握結果に基づいてそれに適合
した情報を送信する処理は、ユーザの嗜好などに応じて
情報のレイアウトや見出しの大きさなどを設定し、必要
に応じて広告、宣伝、ダイレクトメールなどを選定して
提示するようにしている。
【００２２】また、請求項１１の発明は請求項２から１
０のいずれか１項において、前記ブラウザの状況を示す
内容を把握し、その把握結果に基づいてそれに適合した
情報を送信する処理は、表示ウインドウの表示サイズ、
表示手段の解像度や色数などの表示性能や仕様に基づい
て見やすい情報として送信するようにしている。
【００２３】また、請求項１２の発明は請求項２から１
１のいずれか１項において、前記ブラウザの状況を示す
内容を把握し、その把握結果に基づいてそれに適合した
情報を送信する処理は、表示ウインドウの表示サイズに
合わせて改行または改ページ処理を施すようにしてい
る。
【００２４】また、請求項１３の発明は請求項２から１
２のいずれか１項において、前記ブラウザの状況を示す
内容を把握し、その把握結果に基づいてそれに適合した
情報を送信する処理は、表示手段の解像度が低い場合
は、イメージ情報の解像度を低くするか省略するように
している。
【００２５】また、請求項１４に記載の情報配信システ
ムは、ユーザからの情報送信要求を情報配信サーバが受
けて、その情報送信要求に基づいた情報をクライアント
情報機器に送信する情報配信システムにおいて、上記情
報配信サーバ側は、配信すべき情報を蓄えるデータベー
ス部と、情報送信要求を出しているクライアント情報機
器の状況とそれを使用するユーザの状況の少なくとも一
方の状況を把握し、その把握結果に基づいてそれに適合
した情報を出力する配信情報処理部とを有し、クライア
ント情報機器からの情報送信要求に対応する情報に対
し、前記クライアント情報機器の状況とそれを使用する
ユーザの状況の少なくとも一方の状況に基づいてそれに
適合した情報を、前記配信情報処理部で得て、その情報
をクライアント情報機器に送信するようにしている。
【００２６】そして、請求項１５の発明は請求項１４に
おいて、前記クライアント情報機器の状況とは、その情
報機器に使用されるブラウザの性能や仕様についての内
容であり、それを使用するユーザの状況とは、ユーザの
個人的な状況を示す内容であることを特徴としている。
【００２７】また、請求項１６の発明は請求項１５にお
いて、前記ユーザの個人的な状況を示す内容を蓄えるユ
ーザ個人情報登録部を前記クライアント情報機器に設
け、このユーザ個人情報登録部にユーザの個人的な状況
を示す内容を予め登録しておき、登録されているユーザ
がその情報機器を用いて情報配信サーバ側に情報送信要
求を送る際、ユーザを特定して当該ユーザの個人的な状
況を示す内容を読み出して情報配信サーバ側に送るよう
にしている。
【００２８】また、請求項１７の発明は請求項１５また
は１６において、前記ユーザの個人的な状況を示す内容
は、個人識別カードに予め登録しておくとともに、クラ
イアント情報機器に、前記ユーザの個人識別カードを読
み取るカード読み取り手段を前記クライアント情報機器
に設け、その個人識別カードを有するユーザが情報配信
サーバ側に情報送信要求を送る際、前記クライアント情
報機器が当該ユーザの個人識別カード内容を読み取るこ
とで、そのユーザを特定して当該ユーザの個人的な状況
を示す内容を情報配信サーバ側に送るようにしている。
【００２９】また、請求項１８の発明は請求項１５にお
いて、前記ユーザの個人的な状況を示す内容を蓄えるユ
ーザ個人情報登録部を前記情報発信サーバ側に設け、こ
のユーザ個人情報登録部にユーザの個人情報を予め登録
しておき、登録されているユーザが、クライアント情報
機器から上記情報配信サーバ側に情報送信要求を出す
と、当該情報配信サーバでユーザを特定して当該ユーザ
の個人的な状況を示す内容に適合した情報を、クライア
ント情報機器に送信するようにしている。
【００３０】また、請求項１９に記載の情報配信処理プ
ログラムを記録した記録媒体は、ユーザからの情報送信
要求を情報発信サーバが受けて、その情報送信要求に基
づいた情報をクライアント情報機器に送信する情報配信
システムにおける情報配信処理プログラムを記録した記
録媒体であって、その処理プログラムは、情報発信サー
バ側において、クライアント情報機器から情報送信要求
と共に送られてくるクライアント情報機器の状況を示す
内容とユーザの個人的な状況を示す内容の少なくとも一
方を把握する手順と、その把握結果に基づいてそれに適
合した情報を、情報送信要求のあったクライアント情報
機器に送信する手順とを含むことを特徴としている。
【００３１】また、請求項２０に記載の情報配信処理プ
ログラムを記録した記録媒体は、ユーザからの情報送信
要求を情報発信サーバが受けて、その情報送信要求に基
づいた情報をクライアント情報機器に送信する情報配信
システムにおける情報配信処理プログラムを記録した記
録媒体であって、その処理プログラムは、情報発信サー
バ側において、クライアント情報機器から情報送信要求
が送られてくると、情報発信サーバ側に予め登録されて
いるユーザの個人的な状況を示す内容を読み出してその
内容を把握する手順と、その把握結果に基づいてそれに
適合した情報を、情報送信要求のあったクライアント情
報機器に送信する手順とを含むことを特徴としている。
【００３２】本発明は、ユーザ側の状況を情報配信サー
バ側で把握して、その把握結果に適合した情報を送るよ
うにしているので、ユーザ側に無駄な情報が大量に送ら
れるのを防止でき、ユーザの情報の絞り込み作業などを
大幅に軽減するとともに、通信伝送路の無駄使いや通信
費用の無駄など、各種無駄を大幅に省くことができる。
【００３３】また、ユーザの状況を示す情報としては、
ユーザの個人的な情報とブラウザの状況を示す情報であ
るので、ユーザの年齢や職業、表示レイアウトの好み、
日常使用言語、その他、視力や色弱の有無など身体的な
状況を考慮した情報を送ることができる。たとえば、ユ
ーザの日常使用言語で書かれた情報を送る、ユーザが未
成年であれば、未成年が見るのにふさわしくない情報は
送らない、視力が低ければなるべく大きな文字とする、
見えにくい色があればその色は使わない、年齢に応じて
漢字やことば使いを考慮した情報とするなどというよう
に、個々のユーザの個人的な様々な状況をきめ細かく考
慮することができる。
【００３４】また、ブラウザの状況を考慮しているの
で、表示ウインドウのサイズや解像度に適合した情報と
なり、ユーザ側で見やすい情報表示が行える。
【００３５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【００３６】図１は本発明の実施の形態を説明するシス
テム構成を概念的に示す図であり、クライアント情報機
器１と情報配信サーバ２、これらを接続する通信伝送路
３で構成されている。
【００３７】クライアント情報機器（パソコンなど）１
は、ユーザブラウザ１１、クライアント情報認識部１
２、ユーザ個人情報登録部１３、カード読み取り部１４
などを有している。
【００３８】ユーザ個人情報登録部１３には、このクラ
イアント情報機器１を使用するユーザについての個人的
な状況を示す内容（以下では、ユーザ個人情報という）
が予め登録されている。その登録内容としては、そのユ
ーザの年齢、職業、興味の対象、日常使用している言
語、その他必要に応じて、視力が弱ければそれを示す情
報や色弱があれば見づらい色についての情報、好みの表
示レイアウトなど、それぞれのユーザの個人的な状況を
示す内容である。
【００３９】なお、このような様々なユーザ個人情報を
登録する際、各項目を予め用意したアンケート形式にし
て、ユーザが、それぞれの項目について、登録しておき
たい項目に自己の状況を書き込むようにすれば、ユーザ
にとっては登録に要する手間を省くことができるので都
合がよい。
【００４０】また、このような個々のユーザの様々な個
人情報は、ユーザ個人情報登録部１３に登録するだけで
はなく、ＩＣカードなどの個人識別カード１５に登録し
ておいてもよい。そして、個人識別カード１５をカード
読み取り部１４に挿入することにより、その個人識別カ
ード１５の内容を読み取って、それをクライアント情報
処理部１２に渡すようにする。このような個人識別カー
ド１５を作成しておけば、他のクライアント情報機器に
おいても使用できるので便利である。
【００４１】前述のクライアント情報処理部１２は、ユ
ーザ個人情報登録部１３またはカード読み取り部１４か
ら、ユーザの個人情報を取り出すだけでなく、使用する
クライアント情報機器の状況を示す情報として、その情
報機器に使用されているブラウザの状況についても認識
する。たとえば、そのユーザ端末に使用されているブラ
ウザの状況を示す情報として、表示ウインドウの縦横の
サイズ、どのような表示デバイスであるか、解像度はど
の程度かなどを認識する。なお、以下では、ユーザの個
人的な状況を示す情報（ユーザ個人情報）とブラウザの
状況を示す情報を併せてクライアント情報と呼ぶことに
する。
【００４２】このようなクライアント情報は、ユーザが
何らかの情報を情報配信サーバ２から取ろうとして、情
報送信要求を送る際、その情報送信要求とともに通信伝
送路３を通って情報配信サーバ２に送られる。
【００４３】一方、情報配信サーバ２は、配信すべきデ
ータを格納するデータベース部２１、クライアント情報
機器１から送られてきたクライアント情報（ユーザ個人
情報やブラウザの状況を示す情報）などを基にして、配
信すべき情報を選択、作成、さらには、再構成などの処
理を行う配信情報処理部２２、クライアント情報機器１
との間で情報の送受信制御を行う情報送受信制御部２３
などを有している。
【００４４】配信情報処理部２２は、クライアント情報
機器１から送られてきたクライアント情報（ユーザ個人
情報やブラウザの状況を示す情報）に基づいて、送るべ
き情報をどのようにするかを決定し、クライアント情報
に適合した情報を構成する。
【００４５】このような構成において次のその具体的な
動作について説明する。なお、この実施の形態では、行
うべき処理として、次の（１）と（２）で示される２つ
の処理のうち少なくとも一方を行う。
【００４６】（１）主に、クライアント情報機器１に使
用されているブラウザの状況を示す情報を情報配信サー
バ２側に知らせ、情報配信サーバ２側では、クライアン
ト情報機器１で見やすく使いやすい情報となるように、
編集、作成、再構成などの処理を施してクライアント情
報機器１側に送る。
【００４７】（２）主に、ユーザの個人情報を主として
情報配信サーバ２側に知らせて、情報配信サーバ２側
で、そのユーザの様々な状況に適合した情報となるよう
に、編集、作成、再構成などの処理を施してクライアン
ト情報機器１側に送る。
【００４８】まず、上述の（１）について、図２のフロ
ーチャートを参照しながらその処理手順を説明する。こ
の（１）の処理は主に、配信する情報をクライアント情
報機器１で使用するブラウザに合わせて、見やすい状態
の情報を提供するという処理内容である。
【００４９】クライアント情報認識部１２では、まず、
ブラウザの状況を認識する（ステップｓ１）。具体的に
は、表示ウインドウの縦横のサイズ、表示デバイス、解
像度などの認識を行う。次に、ユーザの個人情報を認識
する（ステップｓ２）。
【００５０】このユーザの個人情報というのは、前述し
たように、そのユーザの年齢、職業、興味の対象、日常
使用している言語、その他必要に応じて視力が弱ければ
それを示す情報や色弱のユーザであれば見づらい色につ
いての情報、好みの表示レイアウトなどの情報である
が、この（１）の処理では、その処理内容が、主に、ク
ライアント情報機器１上で見やすく使いやすい表示を行
うものであるため、ユーザ個人情報としては、ユーザの
視力や色弱などに関する情報を用いる。
【００５１】これらのユーザ個人情報はユーザ個人情報
登録部１３から取り出され、クライアント情報認識部１
２に渡される。あるいは、その端末を使おうとするユー
ザが、自己の個人識別カード１５をカード読み取り部１
４に挿入した場合は、その個人識別カード１５に記録さ
れている個人情報が読み出され、同様に、クライアント
情報認識部１２に渡される。
【００５２】そして、これらブラウザの状況を示す情報
とユーザの個人情報からなるクライアント情報は、何ら
かの情報を取るためにユーザが入力した情報送信要求と
ともに、通信伝送路３を通って情報配信サーバ２の情報
送受信制御部２３に送られる（ステップｓ３）。
【００５３】一方、情報配信サーバ２では、クライアン
ト情報機器１から送られてきた情報送信要求と、クライ
アント情報（ユーザの個人情報とブラウザの状況を示す
情報）を受け取ると（ステップｓ４）、情報送信要求に
基づいてデータベース部２１から情報を取り出すととも
に、取り出された情報に対して、送られてきたクライア
ント情報（ユーザの個人情報とブラウザの状況を示す情
報）を解釈し、どのように処理すれば、ユーザにとって
見やすい表示となるか、つまり、クライアント情報機器
１で見やすい表示が行えるかを判断し、その判断に基づ
いて情報を選択、作成、さらには再構成などの処理を行
う（ステップｓ５）。具体的には、ユーザ情報（ブラウ
ザの状況を示す情報およびユーザの個人情報）に基づい
て次の（ａ）〜（ｆ）のような処理を施す。
【００５４】（ａ）視力の弱いユーザに対しては、大き
めの文字とするために文書を拡大するなどの処理を行
う。
【００５５】（ｂ）色弱のユーザに対しては、そのユー
ザが見えにくい色の表示を行わないように情報の中に存
在する色を変更する。たとえば、背景の色を変更して文
字を見やすくするというような処理を行う。
【００５６】（ｃ）表示ウインドウの縦横のサイズに応
じて、改行、改ページを設定し、スクロールし易くす
る。
【００５７】（ｄ）クライアント情報機器が解像度の低
い表示手段を使用している場合は、全般に文字や絵を大
きくする。場合によっては、絵を削除したりする処理も
施す。さらに、ブリンクなどをなくすようにする。
【００５８】（ｅ）表示能力（表示速度や色数）の劣る
クライアント情報機器の場合は、画像の解像度を減らし
たり、省略したりする。これは、一般には、情報配信サ
ーバ２側は、クライアント情報機器の事情に関係なく一
定のデータを送るので、非力なＣＰＵを持つ端末では負
担が大きくなることに対処するために行う処理である。
【００５９】以上（ａ）〜（ｅ）のような処理を施した
のち、クライアント情報機器１にユーザの情報送信要求
に基づいた情報を送信する（ステップｓ６）。
【００６０】このように、あるユーザが情報配信サーバ
２に対して何らかの情報の送信を依頼しようとする際、
クライアント情報機器１側では、クライアント情報認識
部１２によって、そのユーザの個人情報（特に、ここで
は、ユーザの視力や見づらい色など）やそのユーザが使
用する情報機器におけるブラウザの状況（表示ウインド
ウの縦横のサイズや解像度など）などをクライアント情
報として取り出す。そして、このクライアント情報を情
報送信要求とともに情報配信サーバ２に送る。
【００６１】そして、情報配信サーバ２では、ユーザ側
から送られてきたクライアント情報から、ユーザ個人の
様々な状況や使用するクライアント情報機器１における
ブラウザの状況を判断し、それに適応した情報の選択、
作成、さらには、再構成などの処理を行ったのち、クラ
イアント情報機器１側に送信する。これにより、送られ
てくる情報は、個々のユーザの個人的な様々な状況や使
用するブラウザの状況が考慮されたものとなっているた
め、ユーザにとっては見やすい情報となる。また、ブラ
ウザの状況に適合するように再構成されているので、送
られてきても表示しきれなかったり、見づらかったりす
るというようなことがなくなり、無駄な情報を極力減ら
すことができ、クライアント情報機器１の記憶手段の記
憶領域を無駄に占有することもなく、また、通信伝送路
３を無駄に使用したりすることもなくなる。
【００６２】次に、前述した（２）の処理について図３
のフローチャートを参照しながらその処理手順を説明す
る。この（２）の処理は、前述したように、主にユーザ
の個人情報を情報配信サーバ２側に知らせて、情報配信
サーバ２側で、そのユーザの様々な状況に適合した情報
となるように、情報の選択、作成、再構成などの処理を
施してクライアント情報機器１側に送るという処理内容
であり、主に、ユーザの個人情報に適合した情報を提供
するという処理内容である。
【００６３】クライアント情報認識部１２では、まず、
ユーザの個人情報を認識する（ステップｓ１）。このユ
ーザの個人情報というのは、前述したように、そのユー
ザの年齢、職業、興味の対象、日常使用している言語、
その他必要に応じて視力が弱ければそれを示す情報や色
弱のユーザであれば見づらい色についての情報、好みの
表示レイアウトなどの情報である。
【００６４】このように、クライアント情報認識部１２
によって、ユーザの個人情報が認識されると、このユー
ザの個人情報は、何らかの情報を取るための情報送信要
求とともに通信伝送路３を通って情報配信サーバ２に送
られる（ステップｓ２）。
【００６５】一方、情報配信サーバ２では、クライアン
ト情報機器１から送られてきた情報送信要求と、ユーザ
の個人情報を受け取ると（ステップｓ３）、情報送信要
求に基づいてデータベース部２１から情報を取り出すと
ともに、取り出された情報に対して、送られてきたユー
ザの個人情報を解釈し、どのように処理すればそのユー
ザに適応した情報となるかを判断し、その判断に基づい
て情報を選択、作成、再構成するなどの処理を施す（ス
テップｓ４）。具体的には、ユーザの個人情報に基づい
て次の（ａ）〜（ｈ）のような処理を施す。
【００６６】（ａ）ユーザの日常使用言語が日本語であ
れば、情報送信要求に該当する情報のうち、できるだけ
日本語で書かれたページを選択する。本文まですべて日
本語で書かれたページがなければ、少なくともタイトル
や項目は日本語に変換してその情報の概要程度はユーザ
が理解できるような情報とする。これは、サイトにより
複数の言語バージョンを用意していることが多いので対
応することができる。
【００６７】（ｂ）ユーザが未成年である場合には、未
成年のユーザに不適切な情報は送信しない。
【００６８】（ｃ）たとえば情報送信要求がその日のニ
ュースなどである場合、それを要求したユーザが子供や
幼児である場合、年齢相応にアレンジしたバージョンを
送信する。
【００６９】（ｄ）年齢など習熟度に応じた漢字表示や
ことば使いに変更して送信する。
【００７０】（ｅ）ユーザの仕事の業種や興味の対象な
どに応じて、たとえば、ニュースなどの記事の配列や見
出しの大きさを変更して送信する。一例として、ユーザ
の職業が情報処理に関する仕事であれば、その日にそれ
に関する記事が有った場合、それをトップ記事とすると
いうような処理を施す。
【００７１】（ｆ）ユーザの仕事の業種や興味の対象な
どに応じて、推奨する情報を用意する。つまり、この分
野のユーザならこのような情報を望んでいると判断して
それを送付する。
【００７２】（ｇ）ユーザの仕事の業種や興味の対象な
どに応じて、興味を示しそうな広告、宣伝、ダイレクト
メールなどを選定して送付する。
【００７３】（ｈ）そのユーザの好きな形式（たとえ
ば、背景の色や、絵が多い）などに変更する。
【００７４】以上（ａ）〜（ｈ）のような処理を施した
のち、クライアント情報機器１にユーザの情報送信要求
に基づいた情報を送信する（ステップｓ５）。
【００７５】このように、あるユーザが情報配信サーバ
２に対して何らかの情報の送信を依頼しようとする際、
クライアント情報機器１側では、クライアント情報認識
部１２によって、そのユーザの個人情報をクライアント
情報として取り出す。そして、このクライアント情報を
情報送信要求とともに情報配信サーバ２に送る。
【００７６】そして、情報配信サーバ２では、ユーザ側
から送られてきたクライアント情報から、ユーザ個人の
様々な状況を判断し、それに適応した情報の選択、作
成、さらには、再構成などの処理を行ったのち、クライ
アント情報機器１側に送信する。これにより、送られて
くる情報は、個々のユーザの個人的な様々な状況が考慮
されたものとなる。また、無駄な情報は送らないので、
クライアント情報機器１の記憶手段の記憶領域を無駄に
使うこともなく、さらに、通信伝送路３を無駄に使用し
たりすることもなくなる。
【００７７】なお、以上説明した（１）と（２）は、ど
ちらか一方を行うことでも効果は得られるが、両者を共
に行うようにすればよい一層大きな効果が得られる。ま
た、前述した（１）と（２）において、（１）の（ａ）
〜（ｅ）で示される各処理項目、（２）の（ａ）〜
（ｈ）で示される各処理項目はその一例であって、これ
らの項目を全て行う必要もなく、取捨選択することも勿
論可能であり、さらに、（１）と（２）の各処理項目を
適宜組み合わせることも可能である。また、他の処理を
付け加えることも勿論可能である。
【００７８】また、本発明は以上説明した実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、前
述したようなユーザの個人情報は、クライアント情報機
器に登録しておくのではなく、情報配信サーバ側に予め
登録しておくようにしてもよい。そして、ユーザがクラ
イアント情報機器から何かの情報を要求使用とするとき
に、そのユーザを特定する情報を情報配信サーバ側に送
ることで、情報配信サーバ側では、そのユーザを特定
し、自動的に当該ユーザの個人情報を取り出し、それに
対応した処理を行うようにすることもできる。これによ
れば、クライアント情報機器からユーザ情報をその都度
送る必要がなく、手間が省けると共に、クライアント情
報機器側にユーザ個人情報を蓄える必要がなくなり、ク
ライアント情報機器の記憶手段の記憶容量を無駄に使用
することがなくなる。
【００７９】また、以上説明した本発明の処理を行う処
理プログラムは、フロッピィディスク、光ディスク、ハ
ードディスクなどの記録媒体に記録させておくことがで
き、本発明はその記録媒体をも含むものである。また、
ネットワークから処理プログラムを得るようにしてもよ
い。
【００８０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
ライアント側の状況を表す内容として、表示ウインドウ
のサイズや解像度などブラウザの性能や仕様に関する内
容、ユーザの年齢や職業、表示レイアウトの好み、日常
使用言語、その他、視力や色弱の有無などの状況を示す
内容を情報配信サーバ側で把握して、その把握結果に適
合した情報を送るようにしているので、クライアント情
報機器側に無駄な情報が大量に送られるのを防止でき、
情報の絞り込みなど従来ではユーザが行っていた面倒な
作業を大幅に軽減することができる。また、無駄な情報
がクライアント側に送られないことにより、クライアン
ト側の情報機器が余分な情報を蓄積したりそれをら処理
したりすることがなくなるので、クライアント側の情報
機器の記憶容量や処理の負担を軽減できる。また、通信
伝送路の無駄使いや通信費用の無駄など、各種無駄を大
幅に省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態を説明するシステム構成図
である。
【図２】本発明の実施の形態における処理手順を説明す
るフローチャートであり、主にブラウザの状況を考慮し
た情報配信処理を行うための処理手順を説明する図であ
る。
【図３】本発明の実施の形態における処理手順を説明す
るフローチャートであり、主にユーザの個人情報を考慮
した情報配信処理を行うための処理手順を説明する図で
ある。
【符号の説明】
１ クライアント情報機器 ２ 情報配信サーバ ３ 通信伝送路 １１ ユーザブラウザ １２ クライアント情報認識部 １３ ユーザ個人情報登録部 １４ カード読み取り部 １５ 個人識別カード ２１ データベース部 ２２ 配信情報処理部 ２３ 情報送受信制御部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ユーザからの情報送信要求を情報配信サ
    ーバが受けて、その情報送信要求に基づいた情報をクラ
    イアント情報機器に送信する情報配信方法において、 前記情報配信サーバは、前記情報送信要求を出している
    クライアント情報機器の状況とそれを使用するユーザの
    状況の少なくとも一方の状況を把握し、その把握内容に
    基づいてそれに適合した情報をクライアント情報機器に
    送信することを特徴とする情報配信方法。
  2. 【請求項２】 前記クライアント情報機器の状況とは、
    その情報機器に使用されるブラウザの性能や仕様につい
    ての内容であり、それを使用するユーザの状況とは、ユ
    ーザの個人的な状況を示す内容であることを特徴とする
    請求項１記載の情報配信方法。
  3. 【請求項３】 前記ユーザの個人的な状況を示す内容
    は、クライアント情報機器に予め登録され、登録されて
    いるユーザがその情報機器を用いて情報配信サーバ側に
    情報送信要求を送る際、ユーザを特定して当該ユーザの
    個人的な状況を示す内容を読み出して情報配信サーバ側
    に送るようにしたことを特徴とする請求項２記載の情報
    配信方法。
  4. 【請求項４】 前記ユーザの個人的な状況を示す内容
    は、個人識別カードに予め登録しておき、その個人識別
    カードを有するユーザが情報配信サーバ側に情報送信要
    求を送る際、前記クライアント情報機器が当該ユーザの
    個人識別カード内容を読み取ることで、そのユーザを特
    定して当該ユーザの個人的な状況を示す内容を情報配信
    サーバ側に送るようにしたことを特徴とする請求項２ま
    たは３に記載の情報配信方法。
  5. 【請求項５】 前記ユーザの個人的な状況を示す内容
    は、前記情報配信サーバ側に登録しておき、登録されて
    いるユーザが、クライアント情報機器から上記情報配信
    サーバ側に情報送信要求を出すと、当該情報配信サーバ
    でユーザを特定して当該ユーザの個人的な状況を示す内
    容に適合した情報を、クライアント情報機器に送信する
    ことを特徴とする請求項２記載の情報配信方法。
  6. 【請求項６】 前記ユーザの個人的な状況を示す内容を
    把握し、その把握結果に基づいてそれに適合した情報を
    送信する処理は、 ユーザの日常使用言語で書かれた情報またはその言語を
    多く含む情報を送信することを特徴とする請求項２から
    ５のいずれか１項に記載の情報配信方法。
  7. 【請求項７】 前記ユーザの個人的な状況を示す内容を
    把握し、その把握結果に基づいてそれに適合した情報を
    送信する処理は、 ユーザの視力や色弱などの状況に合わせた文字の大き
    さ、色、画像サイズとして送信することを特徴とする請
    求項２から６のいずれか１項に記載の情報配信方法。
  8. 【請求項８】 前記ユーザの個人的な状況を示す内容を
    把握し、その把握結果に基づいてそれに適合した情報を
    送信する処理は、 ユーザの年齢が未成年の場合は、未成年に不適当な情報
    は送らないような制限を設けることを特徴とする請求項
    ２から７のいずれか１項に記載の情報配信方法。
  9. 【請求項９】 前記ユーザの個人的な状況を示す内容を
    把握し、その把握結果に基づいてそれに適合した情報を
    送信する処理は、 ユーザの年齢に応じて、文字の大きさ、文の表現や漢字
    の難易度を考慮した情報として送信することを特徴とす
    る請求項２から８のいずれか１項に記載の情報配信方
    法。
  10. 【請求項１０】 前記ユーザの個人的な状況を示す内容
    を把握し、その把握結果に基づいてそれに適合した情報
    を送信する処理は、 ユーザの嗜好などに応じて情報のレイアウトや見出しの
    大きさなどを設定し、必要に応じて広告、宣伝、ダイレ
    クトメールなどを選定して提示することを特徴とする請
    求項２から９のいずれか１項に記載の情報配信方法。
  11. 【請求項１１】 前記ブラウザの状況を示す内容を把握
    し、その把握結果に基づいてそれに適合した情報を送信
    する処理は、 表示ウインドウの表示サイズ、表示手段の解像度や色数
    などの表示性能や仕様に基づいて見やすい情報として送
    信することを特徴とする請求項２から１０のいずれか１
    項に記載の情報配信方法。
  12. 【請求項１２】 前記ブラウザの状況を示す内容を把握
    し、その把握結果に基づいてそれに適合した情報を送信
    する処理は、 表示ウインドウの表示サイズに合わせて改行または改ペ
    ージ処理を施すことを特徴とする請求項２から１１のい
    ずれか１項に記載の情報配信方法。
  13. 【請求項１３】 前記ブラウザの状況を示す内容を把握
    し、その把握結果に基づいてそれに適合した情報を送信
    する処理は、 表示手段の解像度が低い場合は、イメージ情報の解像度
    を低くするか省略することを特徴とする請求項２から１
    ２のいずれか１項に記載の情報配信方法。
  14. 【請求項１４】 ユーザからの情報送信要求を情報配信
    サーバが受けて、その情報送信要求に基づいた情報をク
    ライアント情報機器に送信する情報配信システムにおい
    て、 上記情報配信サーバ側は、配信すべき情報を蓄えるデー
    タベース部と、 情報送信要求を出しているクライアント情報機器の状況
    とそれを使用するユーザの状況の少なくとも一方の状況
    を把握し、その把握結果に基づいてそれに適合した情報
    を出力する配信情報処理部と、 を有し、 クライアント情報機器からの情報送信要求に対応する情
    報に対し、前記クライアント情報機器の状況とそれを使
    用するユーザの状況の少なくとも一方の状況に基づいて
    それに適合した情報を、前記配信情報処理部で得て、そ
    の情報をクライアント情報機器に送信することを特徴と
    する情報配信システム。
  15. 【請求項１５】 前記クライアント情報機器の状況と
    は、その情報機器に使用されるブラウザの性能や仕様に
    ついての内容であり、それを使用するユーザの状況と
    は、ユーザの個人的な状況を示す内容であることを特徴
    とする請求項１４記載の情報配信システム。
  16. 【請求項１６】 前記ユーザの個人的な状況を示す内容
    を蓄えるユーザ個人情報登録部を前記クライアント情報
    機器に設け、このユーザ個人情報登録部にユーザの個人
    的な状況を示す内容を予め登録しておき、登録されてい
    るユーザがその情報機器を用いて情報配信サーバ側に情
    報送信要求を送る際、ユーザを特定して当該ユーザの個
    人的な状況を示す内容を読み出して情報配信サーバ側に
    送るようにしたことを特徴とする請求項１５記載の情報
    配信システム。
  17. 【請求項１７】 前記ユーザの個人的な状況を示す内容
    は、個人識別カードに予め登録しておくとともに、クラ
    イアント情報機器に、前記ユーザの個人識別カードを読
    み取るカード読み取り手段を前記クライアント情報機器
    に設け、その個人識別カードを有するユーザが情報配信
    サーバ側に情報送信要求を送る際、前記クライアント情
    報機器が当該ユーザの個人識別カード内容を読み取るこ
    とで、そのユーザを特定して当該ユーザの個人的な状況
    を示す内容を情報配信サーバ側に送るようにしたことを
    特徴とする請求項１５または１６に記載の情報配信シス
    テム。
  18. 【請求項１８】 前記ユーザの個人的な状況を示す内容
    を蓄えるユーザ個人情報登録部を前記情報発信サーバ側
    に設け、このユーザ個人情報登録部にユーザの個人情報
    を予め登録しておき、登録されているユーザが、クライ
    アント情報機器から上記情報配信サーバ側に情報送信要
    求を出すと、当該情報配信サーバでユーザを特定して当
    該ユーザの個人的な状況を示す内容に適合した情報を、
    クライアント情報機器に送信することを特徴とする請求
    項１５記載の情報配信システム。
  19. 【請求項１９】 ユーザからの情報送信要求を情報発信
    サーバが受けて、その情報送信要求に基づいた情報をク
    ライアント情報機器に送信する情報配信システムにおけ
    る情報配信処理プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、その処理プログラムは、 情報発信サーバ側において、クライアント情報機器から
    情報送信要求と共に送られてくるクライアント情報機器
    の状況を示す内容とユーザの個人的な状況を示す内容の
    少なくとも一方を把握する手順と、 その把握結果に基づいてそれに適合した情報を、情報送
    信要求のあったクライアント情報機器に送信する手順
    と、 を含むことを特徴とする情報配信処理プログラムを記録
    した記録媒体。
  20. 【請求項２０】 ユーザからの情報送信要求を情報発信
    サーバが受けて、その情報送信要求に基づいた情報をク
    ライアント情報機器に送信する情報配信システムにおけ
    る情報配信処理プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、その処理プログラムは、 情報発信サーバ側において、クライアント情報機器から
    情報送信要求が送られてくると、情報発信サーバ側に予
    め登録されているユーザの個人的な状況を示す内容を読
    み出してその内容を把握する手順と、 その把握結果に基づいてそれに適合した情報を、情報送
    信要求のあったクライアント情報機器に送信する手順
    と、 を含むことを特徴とする情報配信処理プログラムを記録
    した記録媒体。
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