JP5073874B2 - ウェブサーバ装置、ウェブサーバプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びウェブサービス方法 - Google Patents

ウェブサーバ装置、ウェブサーバプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びウェブサービス方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、高齢のため視力が低下した人でも視認し易い出力態様で出力されるウェブページを返信するウェブサーバ装置、ウェブサーバプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びウェブサービス方法に関する。
従来から、端末装置から受信したリクエストに応じた内容のウェブページを生成すると共に、生成されたウェブページを端末装置へ返信する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特許第3984473号公報
ここで、従来の技術では、ユーザに適した出力態様で出力されるウェブページを返信できないため、例えば、視力が低い者にとって読み難い表示態様で出力されるウェブページを返信してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、このような点に鑑み、その目的とするところは、ユーザに適した出力態様で出力されるウェブページを送信できるウェブサーバ装置、ウェブサーバプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びウェブサービス方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るウェブサーバ装置は、
ウェブページの返信を求めるリクエストを、端末装置から受信する受信部と、
前記受信されたリクエストから、前記返信を求めるウェブページの内容と関連するパラメータを取得するパラメータ取得部と、
前記取得されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する属性特定部と、
前記特定された属性に応じて、前記端末装置で出力されるウェブページの出力態様を決定する出力態様決定部と、
前記リクエストにより返信を求められたウェブページと、前記決定された出力態様で前記ウェブページを出力するよう指定する態様指示と、を前記端末装置へ送信する送信部と、を備え、
前記パラメータが複数取得された場合、前記属性特定部は、当該複数のパラメータの間に補充される助詞を推定し、当該推定された助詞の係り受け関係に基づいていずれかの前記パラメータを選択し、当該選択されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
ことを特徴とする。
また、第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
前記パラメータ取得部は、前記受信されたリクエストから、前記返信を求めるウェブページを前記端末装置で表示するために用いられるウェブブラウザの種類を表す種類情報を取得し、
前記属性特定部は、前記取得された前記ウェブブラウザの種類を表す種類情報に基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
としても良い。
さらに、第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
前記パラメータ取得部は、前記受信されたリクエストから、前記返信を求めるウェブページを表示する前記端末装置の種類を表す種類情報を取得し、
前記属性特定部は、前記取得された前記端末装置の種類を表す種類情報に基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
としても良い。
またさらに、第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
前記パラメータ取得部は、前記受信されたリクエストから、前記パラメータを用いた検索条件式を表す検索条件記号を取得し、
前記属性特定部は、前記取得された検索条件記号に基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
としても良い。
第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
前記リクエストは、ウェブページの検索に用いられるパラメータを指定し、
前記属性特定部は、前記指定されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定し、
前記取得されたパラメータに基づいて、ウェブページを検索する検索エンジンを、さらに備え、
前記送信部は、前記検索エンジンによる検索結果を表すウェブページであって、前記特定された属性に応じて決定された出力態様で出力されるウェブページを送信する、
としても良い。
また、第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
前記リクエストには、前記返信を求めるウェブサイトの参照元のウェブページを表すリファラ情報が含まれ、
前記パラメータ取得部は、前記リクエストに含まれるリファラ情報から前記参照元のウェブページの検索に用いられたパラメータを取得する、
としても良い。
また、第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
前記パラメータが複数取得された場合、前記属性特定部は、当該複数のパラメータの前記リクエストにおける順序に基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
としても良い。
また、第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
前記パラメータが複数取得された場合、前記属性特定部は、当該複数のパラメータのそれぞれにより特定される属性の重複度に基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
としても良い。
また、第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
前記特定された属性に基づいて、前記ユーザが有する能力を推定する能力推定部を、さらに備え、
前記出力態様決定部は、前記推定された能力に応じて、前記リクエストに対して返信される前記ウェブページの出力態様を決定する、
としても良い。
また、第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
前記属性は、前記ユーザが属する年齢層を含み、
前記属性特定部は、前記取得されたパラメータの内容に基づいて、前記ユーザの属する年齢層を特定し、
前記能力推定部は、前記特定された年齢層に基づいて、前記ユーザが有する能力を推定する、
としても良い。
また、第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
前記能力は、視力を含み、
前記能力推定部は、前記特定された属性情報に基づいて、前記ユーザの視力を推定し、
前記ウェブページの出力態様は、前記ウェブページの表示態様を含み、
前記出力態様決定部は、前記推定された視力が低い程、前記リクエストに対して返信される前記ウェブページの出力態様を、前記ウェブページで表示される文字が大きい表示態様、及び前記ウェブページで表示される画像のコントラストが大きい表示態様のいずれか1つ以上の表示態様に決定する、
としても良い。
また、第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
前記能力は、聴力を含み、
前記能力推定部は、前記特定された属性情報に基づいて、前記ユーザの聴力を推定し、
前記ウェブページの出力態様は、前記ウェブページで出力される音声の出力態様を含み、
前記出力態様決定部は、前記推定された聴力が低い程、前記リクエストに対して返信される前記ウェブページの出力態様を、大きい音声を出力する態様及び周波数が高い音声を出力する態様のいずれか1つ以上に決定する、
としても良い。
また、第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
前記能力は、知力を含み、
前記能力推定部は、前記特定された属性情報に基づいて、前記ユーザの知力を推定し、
前記ウェブページの出力態様は、前記ウェブページの表示態様を含み、
前記出力態様決定部は、前記推定された知力が低い程、前記リクエストに対して返信される前記ウェブページの出力態様を、前記ウェブページで表示される文字が大きい表示態様、画像が多い表示態様、平仮名が多い表示態様、及びカタカナが多い表示態様のいずれか1つ以上の表示態様に決定する、
としても良い。
また、第1の観点に係るウェブサーバ装置において、
属性を表す属性情報と、前記属性を有するユーザに商品を宣伝する広告を表す広告情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
前記特定された属性情報に対応付けて前記記憶部が記憶した前記広告情報を検索する広告情報検索部と、をさらに備え、
前記送信部は、前記検索された広告情報で表される前記広告と、前記検索エンジンによる検索結果とを表すウェブページを送信する、
としても良い。
本発明の第2の観点に係るウェブサーバプログラムは、
コンピュータを、
ウェブページの返信を求めるリクエストを、端末装置から受信する受信部、
前記受信されたリクエストから、前記返信を求めるウェブページの内容と関連するパラメータを取得するパラメータ取得部、
前記取得されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する属性特定部、
前記特定された属性に応じて、前記端末装置で出力されるウェブページの出力態様を決定する出力態様決定部、
前記リクエストにより返信を求められたウェブページと、前記決定された出力態様で前記ウェブページを出力するよう指定する態様指示と、を前記端末装置へ送信する送信部、として機能させ、
前記パラメータが複数取得された場合、前記属性特定部は、当該複数のパラメータの間に補充される助詞を推定し、当該推定された助詞の係り受け関係に基づいていずれかの前記パラメータを選択し、当該選択されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
ことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係るコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたウェブサーバプログラムは、
コンピュータを、
ウェブページの返信を求めるリクエストを、端末装置から受信する受信部、
前記受信されたリクエストから、前記返信を求めるウェブページの内容と関連するパラメータを取得するパラメータ取得部、
前記取得されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する属性特定部、
前記特定された属性に応じて、前記端末装置で出力されるウェブページの出力態様を決定する出力態様決定部、
前記リクエストにより返信を求められたウェブページと、前記決定された出力態様で前記ウェブページを出力するよう指定する態様指示と、を前記端末装置へ送信する送信部、として機能させ、
前記パラメータが複数取得された場合、前記属性特定部は、当該複数のパラメータの間に補充される助詞を推定し、当該推定された助詞の係り受け関係に基づいていずれかの前記パラメータを選択し、当該選択されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
ことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るウェブサービス方法は、
受信部、パラメータ取得部、属性特定部、出力態様決定部、及び送信部を備えるウェブサーバ装置が実行する方法であって、
前記受信部が、ウェブページの返信を求めるリクエストを、端末装置から受信する受信ステップと、
前記パラメータ取得部が、前記受信されたリクエストから、前記返信を求めるウェブページの内容と関連するパラメータを取得するパラメータ取得ステップと、
前記属性特定部が、前記取得されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する属性特定ステップと、
前記出力態様決定部が、前記特定された属性に応じて、前記端末装置で出力されるウェブページの出力態様を決定する出力態様決定ステップと、
前記送信部が、前記リクエストにより返信を求められたウェブページと、前記決定された出力態様で前記ウェブページを出力するよう指定する態様指示と、を前記端末装置へ送信する送信ステップと、を有
前記パラメータ取得ステップで前記パラメータが複数取得された場合、前記属性特定ステップで、前記属性特定部は、当該複数のパラメータの間に補充される助詞を推定し、当該推定された助詞の係り受け関係に基づいていずれかの前記パラメータを選択し、当該選択されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
ことを特徴とする。
本発明に係るウェブサーバ装置、ウェブサーバプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びウェブサービス方法によれば、ユーザに適した出力態様で出力されるウェブページを送信できる。
本発明の実施例1に係るウェブサーバ装置で構成されるシステムの一構成例を表すシステム構成図である。 ウェブサーバ装置の一構成例を表すハードウェア構成図である。 端末装置が実行する返信要求処理の一例を表すフローチャートである。 (a)は、20歳の女性によって端末装置へ入力された検索キーワードの一例を表す図である。(b)は、実施例1において、(a)の検索キーワードを用いた検索結果を出力スタイル3で出力する出力例を表す図である。(c)は、70歳の男性によって端末装置へ入力された検索キーワードの一例を表す図である。(d)は、実施例1において、(c)の検索キーワードを用いた検索結果を出力スタイル5で出力する出力例を表す図である。 実施例1に係るウェブサーバ装置が実行する要求応答処理の一例を表すフローチャートである。 実施例1に係るウェブサーバ装置が有する機能を表す機能ブロック図である。 (a)は、ユーザの属性を表す情報と、その属性を有するユーザに多く用いられる検索キーワードとを対応付けたテーブルの一例を表す図である。(b)は、ユーザの属性を表す情報と、その情報で表される属性を有するユーザの年齢層を表す情報及び性別を表す情報とを対応付けたテーブルの一例を表す図である。(c)は、ユーザの年齢層と、その年齢層のユーザに適した出力スタイル(出力態様)を表す情報とを対応付けたテーブルの一例を表す図である。(d)は、出力スタイルを表す情報と、その情報で表される出力スタイルで定められたウェブページの文字サイズ及びルビ(振り仮名)の有無とを対応付けたテーブルの一例を表す図である。 端末装置が実行するページ出力処理の一例を表すフローチャートである。 実施例2に係るウェブサーバ装置が実行する要求応答処理の一例を表すフローチャートである。 実施例2に係るウェブサーバ装置が有する機能を表す機能ブロック図である。 ウェブサーバ装置が実行する能力推定処理の一例を表すフローチャートである。 ウェブサーバ装置が実行する出力態様決定処理の一例を表すフローチャートである。 (a)は、実施例2における、20歳の女性によって端末装置へ入力された検索キーワードを用いた検索結果の出力例を表す図である。(b)は、実施例2における、70歳の男性によって端末装置へ入力された検索キーワードを用いた検索結果の出力例を表す図である。 実施例2における、8歳の男性によって端末装置へ入力された検索キーワードを用いた検索結果の出力例を表す図である。 本発明の実施例3に係るウェブサーバ装置及び検索サーバ装置で構成されるシステムの一構成例を表すシステム構成図である。 実施例3に係るウェブサーバ装置が実行する要求応答処理の一例を表すフローチャートである。
以下、本発明の最良の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
本発明の実施例1に係るウェブサーバ装置100は、図1に示すように、例えば、インターネットなどのコンピュータ通信網10(以下単に、通信網10という)を介して端末装置201及び202に接続する。
ウェブサーバ装置100は、ウェブページを返信するように求めるHTTP(HyperText Transfer Protocol)リクエストを端末装置201から通信網10を介して受信すると、受信したリクエストに基づいて端末装置201におけるウェブページの出力態様を決定する。その後、ウェブサーバ装置100は、リクエストに応じたウェブページと、決定した出力態様でウェブページを出力するように指定する指示(以下、態様指示という)とを返信する。尚、ウェブページは、通信網10上で公開された文書であれば良く、例えば、HTML(HyperText Markup Language)文書、又は、PDF(Portable Document Format)文書を含む。
ウェブサーバ装置100は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)100a、ROM(Read Only Memory)100b、RAM(Random Access Memory)100c、ハードディスク100d、メディアコントローラ100e、LANカード(Local Area Network)100f、ビデオカード100g、LCD(Liquid Crystal Display)100h、キーボード100i、及びスピーカ100jで構成される。
CPU100aは、ROM100b又はハードディスク100dに保存されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することで、ウェブサーバ装置100の全体制御を行う。RAM100cは、CPU100aによるプログラムの実行時において、処理対象とする情報(つまり、データ)を一時的に記憶する。
ハードディスク100dは、例えば、アパッチ(Apache HTTP Server)などのウェブサーバソフトウェアを記憶する。また、ハードディスク100dは、通信網10上に公開されたウェブページを所定の周期で取得すると共に、取得されたウェブページの内容を解析した解析結果をデータベースに保存する、例えば、クローラ(Crawler)などのボット(Bot)プログラムを記憶する。さらに、ハードディスク100dは、各種の情報(つまり、データ)を保存した表(つまり、テーブル)を記憶する記憶部である。ハードディスク100dが記憶するテーブルについては、後に説明を行う。尚、ウェブサーバ装置100は、ハードディスク100dの代わりに、フラッシュメモリを備えても良い。
メディアコントローラ100eは、記録媒体から各種のデータ及びプログラムを読み出す。尚、記録媒体は、フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、及びブルーレイディスク(Blu-ray Disc)(登録商標)を含む。
LANカード100fは、通信網10を介して接続する端末装置201及び202との間でデータを送受信する受信部であり、かつ送信部である。キーボード100iは、ユーザの操作に応じた信号を入力する。
ビデオカード100gは、CPU100aから出力されたデジタル信号に基づいて画像を描画(つまり、レンダリング)すると共に、描画された画像を表す画像信号を出力する。LCD100hは、ビデオカード100gから出力された画像信号に従って画像を表示する。スピーカ100jは、CPU100aから出力された信号に基づいて音声を出力する。尚、ウェブサーバ装置100は、LCD100hの代わりに、PDP(Plasma Display Panel)又はEL(Electroluminescence)ディスプレイを備えても良い。
ここで、図2で説明したハードウェアを用いてウェブサーバ装置100が実行するソフトウェア処理について説明する前に、図1に示した端末装置201が実行する処理について説明する。尚、端末装置201及び202とはそれぞれ同様の構成を有するので、以下、端末装置202の説明を省略する。
端末装置201は、ウェブページの返信を求めるリクエストをウェブサーバ装置100へ送信する、図3に示すような返信要求処理を実行する。
図3に示す返信要求処理の実行を開始すると、端末装置201は、ユーザの操作によって入力された、図4(a)に示すような検索キーワードを受け付ける(ステップS01)。尚、ユーザは、例えば20歳の女性であり、図4(a)のテキストボックスTBに表示された「彼氏」及び「プレゼント」という検索キーワードを端末装置201に順に入力した。交際中の男性へ送られる一般的なプレゼントに関するコンテンツを掲載するウェブページを閲覧することで、ユーザが、ユーザの彼氏に送るプレゼントを決定するためである。
次に、端末装置201は、パラメータに検索キーワードを格納する(ステップS02)。その後、端末装置201は、検索キーワードの内容を掲載したウェブページを検索すると共に、検索結果を表すウェブページを返信するようにウェブサーバ装置100に対して求めるHTTPリクエストを生成する(ステップS03)。その後、端末装置201は、HTTPリクエストに含まれるウェブサーバ装置100のURI(Uniform Resource Identifier)に対してパラメータを所定の規則に従って追加する(ステップS04)。具体例としては、端末装置201は、パラメータをCGI(Common Gateway Interface)又はPHP(Hypertext Preprocessor)の引き数を表す形式でURIに追加する。次に、端末装置201は、HTTPリクエストをウェブサーバ装置100へ送信する(ステップ05)。その後、端末装置201は、返信要求処理の実行を終了する。
図1のウェブサーバ装置100は、端末装置201から送信されたHTTPリクエストの要求に応答する、図5に示すような要求応答処理を実行する。尚、図2に示したウェブサーバ装置100のCPU100aは、要求応答処理を実行することで、図6に示すようなパラメータ取得部120、ウェブページ生成部130、属性特定部140、及び出力態様決定部150として機能し、かつLANカード100fと協働することで、受信部110及び送信部160として機能する。
図5に示す要求応答処理の実行を開始すると、図6の受信部110は、端末装置201からHTTPリクエストを受信する(ステップS11)。次に、パラメータ取得部120は、受信部110で受信されたHTTPリクエストからURIを取得した後に、URIの末尾に追加された「彼氏」及び「プレゼント」という文字列を格納したパラメータを取得する(ステップS12)。
次に、ウェブページ生成部130は、パラメータ取得部120で取得されたパラメータに基づいて、通信網10上のウェブページを検索した検索結果を表すウェブページ(つまり、HTTPリクエストに要求されたウェブページ)を生成する(ステップS13)。具体的には、ウェブページ生成部130は、図2のハードディスク100dが記憶するボットプログラムによって収集されたウェブページの解析結果をパラメータに基づいて検索した検索結果に基づいて、パラメータの内容を掲載するウェブページへのリンクと、リンク先のページに掲載された内容の要約を表す文章とを掲載したウェブページを生成する。
その後、属性特定部140は、パラメータ取得部120で取得されたパラメータを用いて、ユーザの属性を特定する(ステップS14)。ここで、属性は、例えば、ユーザの年齢層及び性別を含む。しかし、これに限定される訳ではなく、属性は、例えば、ユーザの学歴、年収、職業、勤務先、勤務地域、居住地域、配偶者の有無、扶養家族の数、喫煙習慣の有無、飲酒量、及び趣味をさらに含んでもよい。つまり、属性を表す情報(以下単に、属性情報という)は、デモグラフィック(demographic)情報であり、個人を説明する情報であって、かつ単体では個人を識別できない情報をいう。
ここで、ステップS14の処理を具体的に説明すると、属性特定部140は、例えば、図7(a)に示すようなユーザの属性を表す属性情報と、その属性を有するユーザによって、その属性を有しないユーザよりも多く検索に用いられる検索キーワードを表す情報とを対応付けた情報を保存したテーブルから、「彼氏」というキーワードに対応付けられた識別字列「T、F1」を検索する。尚、「プレゼント」という検索キーワードは、ほぼ全てのユーザがほぼ同じ頻度で検索に用いるキーワードであるため、図7(a)のテーブルには、「プレゼント」という文字列が保存されていない。
次に、属性特定部140は、識別字列「T、F1」をカンマで区切って文字「T」及び文字列「F1」を取得する。その後、属性特定部140は、文字「T」及び文字列「F1」に基づいて図7(b)に示すテーブルを検索することで、ユーザが「13歳〜19歳」の「男性又は女性」、又は「20歳〜34歳」の女性であることを特定する。ここで、より彼氏に適した出力態様のウェブページを返信するため、属性特定部140は、ユーザが「20歳〜34歳」の女性であると最終的に特定する。
図5のステップS14が実行された後に、出力態様決定部150は、属性特定部140で特定されたユーザの属性に基づいて、ウェブページ生成部130で生成されたウェブページの端末装置201における出力態様を決定する出力態様決定処理を実行する(ステップS15)。具体的には、出力態様決定部150は、ユーザの年齢層を表す情報と、ユーザに使用される端末装置201におけるウェブページの出力態様(つまり、出力スタイル)を表す情報とを対応付けた情報を保存する図7(c)のテーブルから、ステップS14で特定されたユーザの年齢層「20歳から34歳」に基づいて「出力スタイル3」を取得する。
尚、出力スタイルは、図7(d)のテーブルに示すように、所定の文字サイズでウェブページの文字を表す態様及び常用漢字でない漢字(以下、非常用漢字という)にルビ(つまり、平仮名又は片仮名の振り仮名)を振って表示する態様又は振らないで表示する態様を含む。よって、出力態様決定部150は、ユーザの「20歳から34歳」の年齢層に基づいて、ウェブページの表示態様を、文字のサイズが「11」ポイントであって、かつ非常用漢字にルビを振る態様に決定する。通常、漢字の読み方に関する知識は、ユーザが年齢を重ねる程多くユーザに蓄積されるため、年齢層「50歳以上」のユーザにとって非常用漢字の読解が容易であっても、それよりも年齢層が低いユーザにとっては、非常用漢字の読解が困難である場合があるためである。
尚、図7(d)に示すような出力スタイルを定める定義は、ウェブページの出力態様を定義するスタイルシート(Style Sheet)に記載されている。スタイルシートに記載された定義は、ユーザの年齢層が高い程(つまり、高齢な程)、ユーザが使用する端末装置201における出力態様を、文字のサイズが大きい態様、及びルビが少ない態様に定める。通常、年齢層が高い程、視力が弱くかつ知識が多いためである。このスタイルシートは、図2のハードディスク100dに保存されている。
図5のステップS15が実行された後に、送信部160は、ウェブページ生成部130で生成されたウェブページと、出力態様決定部150で決定された出力態様でウェブページを出力するよう指定する態様指示とを、端末装置201へ返信する(ステップS16)。尚、送信部160は、決定された出力態様の定義を記載したスタイルシートを端末装置201へさらに返信しても良い。その後、ウェブサーバ装置100は、要求応答処理の実行を終了する。
図1の端末装置201は、ウェブサーバ装置100から送信されたウェブページを、ウェブサーバ装置100に指定された態様で出力する、図8に示すようなページ出力処理を実行する。
図8に示すページ出力処理の実行を開始すると、端末装置201は、ウェブサーバ装置100からウェブページと態様指示とを受信する(ステップS21)。端末装置201は、態様指示で指定された出力態様を定義するスタイルシートをウェブサーバ装置100からさらに受信しても良い。
次に、端末装置201は、態様指示で指定された態様(つまり、出力スタイル3)のウェブページを描画する(ステップS22)。具体的には、端末装置201は、スタイルシートに記載された出力スタイル3の定義を参照する。その後、端末装置201は、出力スタイル3の定義に従って、図4(b)に示すような、検索されたウェブページの要約を表す文章RT1の文字サイズが「11」ポイントであり、かつ文章RT1に含まれる非常用漢字「鼈甲」にルビ「べっこう」を振ったウェブページを描画する。
その後、端末装置201は、描画されたウェブページを、端末装置201が備えるLCDに表示する(ステップS23)。次に、端末装置201は、ウェブページで出力する音声をウェブサーバ装置100から受信した後に、受信された音声を端末装置201が備えるスピーカから出力する(ステップS24)。その後、端末装置201は、ページ出力処理の実行を終了する。
尚、図4(b)のウェブページは、スタイルシートに定義された出力スタイルを一覧表示するリストボックスLBを有する。ユーザは、例えば、ウェブページの表示態様が視認し難い場合、又はユーザの嗜好に合わない場合に、リストボックスLBに表示された出力スタイルから1つを選択する操作を端末装置201が有するキーボード又はマウスに対して行う。その後、端末装置201は、ユーザの操作に応じて入力された信号に基づいて、ユーザが選択した出力スタイルを特定した後に、ウェブページの出力スタイルをユーザによって選択された出力スタイルに変更してから表示し直す。
尚、端末装置201のユーザは、端末装置201に表示された文章RT1を閲覧する。また、ユーザは、文章RT1によって内容の一部を表したウェブページを端末装置201にさらに表示させて閲覧する場合には、例えば、端末装置201が有するマウスを操作することで、端末装置201に表示されたカーソルを文章RT1に張られたリンクに合わせた後にマウスをクリックする。その後、端末装置201は、ユーザの操作に応じてマウスから入力された信号に応じて、ユーザに指定されたウェブページをダウンロードした後に、ダウンロードされたページを、ウェブサーバ装置100によって既に指定された出力スタイル3で表示する。
次に、端末装置201のユーザが70歳の男性であり、図4(c)のテキストボックスTBに表示された「孫」及び「プレゼント」という検索キーワードを端末装置201に入力した場合について説明する。
端末装置201は、図3のステップS01からS05の処理を実行することで、文字列「孫」及び「プレゼント」を格納したパラメータを含むHTTPリクエストをウェブサーバ装置100へ送信する。
ウェブサーバ装置100は、端末装置201からHTTPリクエストを受信する(図5のステップS11)。次に、ウェブサーバ装置100は、文字列「孫」及び「プレゼント」を格納したパラメータをHTTPリクエストから取得する(ステップS12)。その後、ウェブサーバ装置100は、パラメータの内容「孫」及び「プレゼント」に基づいてウェブページを検索した結果を表すウェブページ(つまり、要求されたウェブページ)を生成する(ステップS13)。
その後、パラメータの文字列「孫」及び「プレゼント」と、図7(a)のテーブル及び図7(b)のテーブルとに基づいて、ユーザの属性を「50歳以上」の「男性又は女性」と特定する(ステップS14)。次に、ウェブサーバ装置100は、出力態様決定処理を実行することで、ユーザの年齢層「50歳以上」と、図7(c)のテーブルとに基づいて、ユーザによって使用される端末装置201におけるウェブページの出力態様を「出力スタイル5」に決定する(ステップS15)。尚、出力スタイル5は、図7(d)に示すように、文字サイズ「18」ポイント、かつルビ「無し」でウェブページを表示する表示態様である。
次に、送信部160は、ウェブページと、ウェブページを「出力スタイル5」で出力するよう指定する態様指示とを、端末装置201へ返信する(ステップS16)。
端末装置201は、ウェブサーバ装置100からウェブページと態様指示とを受信する(図8のステップS21)。次に、端末装置201は、態様指示で指定された「出力スタイル5」でウェブページを描画する(ステップS22)。具体的には、端末装置201は、図4(d)に示す文章RT2の文字サイズを、図4(b)に示す文章RT1のサイズよりも「6」ポイントだけ大きい「18」ポイントのサイズで描画し、かつ非常用漢字「鼈甲」をルビ無しで表すウェブページを描画する。その後、端末装置201は、描画したウェブページを表示し(ステップS23)、音声を出力する(ステップS24)。
ここで、ウェブページに含まれる内容には、特定の属性を有するユーザによって多く閲覧されるものがある。具体的には、ウェブページに含まれる内容には、特定の年齢層に属するユーザによって多く閲覧されるものがある。よって、これらの構成によれば、ウェブページの内容に関連するパラメータの内容に基づいて、ユーザが属する年齢層などの属性を特定できるだけでなく、特定された属性を有するユーザに適した出力態様で出力されるウェブページを返信できる。つまり、特定された属性が、例えば、高齢者などの視力の弱い者に共通な属性である場合には、視力が弱いユーザでも視認し易い態様で出力されるウェブページを返信できる。また、特定された属性が、例えば、若年者などの高齢者と比べて知識が少ない者に共通な属性である場合には、知識が少ないユーザでも読解し易い態様で出力されるウェブページを返信できる。
また、これらの構成によれば、ウェブページを検索するユーザの行動に基づいて、ユーザの属性を特定できる。つまり、ユーザのビヘイビアー(behavior)情報に基づいて、ユーザのデモグラフィック情報を特定できるため、ユーザのデモグラフィック情報を直接的に取得しなくとも、直接的に取得されたユーザのビヘイビアー情報に基づいて、ユーザに適した出力態様で出力されるウェブページを返信できる。
尚、端末装置201は、スタイルシートに基づいてウェブページの出力態様を変更するとして説明したが、これに限定される訳ではない。端末装置201は、例えば、ウェブサーバ装置100から受信したJava(登録商標)プログラムを実行することで、ウェブページの出力態様を変更しても良い。
<実施例1の変形例1>
本実施例では、ウェブサーバ装置100は、ウェブページ生成部130で生成されたウェブページと、出力態様決定部150で決定された出力態様でウェブページを出力するよう指定する態様指示とを、端末装置201へ返信するとして説明した。しかし、これに限定される訳ではなく、ウェブサーバ装置100は、ウェブページ生成部130で生成されたウェブページの出力態様(例えば、文字サイズなど)を、出力態様決定部150で決定された出力態様へ変換し、変換された出力態様のウェブページを、端末装置201へ返信しても良い。
<実施例1の変形例2>
本実施例において、属性特定部140は、例えば、図7(a)に示すようなユーザの属性を表す属性情報と、その属性を有するユーザによって、その属性を有しないユーザよりも多く検索に用いられる検索キーワードを表す情報とを対応付けた情報が保存されたテーブルから、キーワードに対応付けられた属性情報を検索するとして説明した。このテーブルには、同じ内容を表す言葉であるが、ある属性を有するユーザによって、その属性を有しないユーザよりも多く検索に用いられる検索キーワードを表す情報と、当該言葉を表す情報とが対応付けられて保存されているとしても良い。このような言葉の具体例としては、「袖なしの短い胴着」を表す言葉である「チョッキ」と「ベスト」とが挙げられる。「チョッキ」という言葉は、「50歳以上」のユーザに主に使用され、「ベスト」という言葉は、「50歳未満」のユーザに主に使用される。このように、同じ内容を表す言葉であってもユーザの年齢層によって使用される頻度が異なる言葉が検索キーワードとして使用されたか否かに基づいて、ユーザの年齢層をより正確に特定できる。
<実施例1の変形例3>
実施例1において、出力態様決定部150は、ユーザの年齢層を表す情報と、ユーザによって使用される端末装置201における出力態様を表す情報とを対応付けた情報を保存する図7(c)のテーブルを用いて、属性特定部140で特定されたユーザの年齢層に適した出力態様を決定するとして説明した。また、出力態様(出力スタイル)は、図7(d)に示すように、所定のサイズでウェブページの文字を表示する態様及びルビを用いて又は用いずに文字を表示する態様を含むとして説明した。
しかし、これに限定される訳ではなく、出力態様決定部150は、ユーザの年齢層を表す情報と、さらにユーザの性別を表す情報とを、出力態様を表す情報に対応付けた情報を保存するテーブルから、属性特定部140で特定されたユーザの年齢層及び性別に基づいて出力態様を検索する構成を採用できる。また、出力態様(出力スタイル)は、さらに所定の画像を背景としたウェブページを表示する態様を含んでも良い。具体例としては、バラなどの花を表す背景画像のように、20歳から35歳の女性が、他の年齢層の同性ユーザ及び男性ユーザよりも一般的に好む背景画像を、ウェブページの背景画像とする表示態様である。これらの構成によれば、ユーザの年齢層及び性別毎に異なる嗜好に適した態様でウェブページを表示できる。
尚、本実施例では、端末装置201は、URIにパラメータを追加して送信し、サーバ装置100は、例えば、GETメソッドを用いて、URIからパラメータを取得するとして説明した。しかし、これに限定される訳ではなく、端末装置201は、URIにパラメータを追加せずに送信し、サーバ装置100は、例えば、POSTメソッドを用いて、パラメータを取得しても良い。
次に、実施例2について説明を行う。実施例2に係るウェブサーバ装置300は、端末装置から受信したリクエストに基づいて端末装置を使用するユーザの能力を推定した後に、リクエストに応じたウェブページと、推定した能力のユーザに適した出力態様でウェブページを出力するように指定する態様指示とを返信する。
尚、本実施例に係るウェブサーバ装置300、ウェブサーバ装置300に接続する通信網、及び通信網を介してウェブサーバ装置300と通信する端末装置と、実施例1に係るウェブサーバ装置100、通信網10、並びに端末装置201及び202とに共通する構成については説明を省略する。
ウェブサーバ装置300が備えるCPUは、図9に示すような要求応答処理を実行することで、図10に示すようなパラメータ取得部320、ウェブページ生成部330、属性特定部340、能力推定部348、出力態様決定部350、検索エンジン355、及び広告情報検索部358として機能する。また、CPUは、ウェブサーバ装置300が備えるハードディスクと協動して、属性データベース(以下、属性DBという)341、能力データベース(以下、能力DBという)349、態様データベース(以下、態様DBという)351、及び広告データベース(以下、広告DBという)359として機能する。尚、受信部310及び送信部360は、実施例1の受信部110及び送信部160と同様である。
図9の要求応答処理の実行が開始されると、図10の受信部310は、ウェブページの返信を要求するHTTPリクエストを、端末装置から受信する(ステップS31)。次に、パラメータ取得部320は、受信部310で受信されたHTTPリクエストからパラメータを取得する(ステップS32)。その後、属性特定部340は、取得されたパラメータに基づいて、図7(a)のテーブルに保存された情報及び図7(b)のテーブルに保存された情報を管理する属性DB341からユーザの属性を検索することで、ユーザの年齢層及び性別を含む属性を特定する(ステップS33)。
次に、能力推定部348は、ユーザの能力を推定する、図11に示すような能力推定処理を実行する(ステップS34)。尚、ユーザの能力は、ユーザの視力、聴力、及び知力を含む。また、ユーザの能力は、ユーザの学力、文書の読解力、及びウェブページで使用される言語の理解力をさらに含んでも良い。
図11の能力推定処理の実行が開始されると、図10の能力推定部348は、属性特定部340で特定されたユーザの年齢層に基づいてユーザの視力を推定する(ステップS41)。具体的には、能力推定部348は、年齢層を表す情報と、その年齢層における平均視力を表す情報、平均聴力を表す情報、及び平均知力を表す情報とを対応付けた情報を保存する、能力DB349に管理されたテーブルから、図9のステップS33で特定された年齢層に対応付けられた平均視力を検索する。その後、能力推定部348は、検索された平均視力を、ユーザの視力と推定する。
尚、通常、ユーザの加齢に伴ってユーザの視力及び聴力は低下するため、能力推定部348によって使用されるテーブルは、高い年齢層を表す情報程、低い視力を表す情報及び低い聴力を表す情報に対応づけられている。これに対して、通常、ユーザが年齢を重ねるに従ってユーザに知識が蓄積するため、能力推定部348によって使用されるテーブルは、高い年齢層を表す情報程、高い知力を表す情報に対応づけられている。
図11のステップS41の処理が実行された後に、能力推定部348は、属性特定部340で特定されたユーザの年齢層に基づいてユーザの聴力を推定する(ステップS42)。次に、能力推定部348は、特定されたユーザの年齢層に基づいてユーザの知力を推定する(ステップS43)。その後、能力推定部348は、能力推定処理の実行を終了する。
尚、能力推定部348は、ユーザの年齢に基づいてユーザの能力を推定するとして説明したが、これに限定される訳ではない。例えば、検索キーワードが「鉄骨」及び「工事」である場合に、属性特定部140は、ユーザの属性の1つである勤務先が「鉄工所」又は「工事現場」であると特定し、能力推定部348は、属性特定部140で特定された属性に基づいてユーザの聴力などを推定する構成を採用できる。「鉄工所」又は「工事現場」に勤務するユーザは、日常的に騒音にさらされるため、職業性難聴になり易くかつ騒音に慣れているため、平均的に聴力が低くかつ大きな音に耐える能力を有すると推測できるためである。また、視力が良い者しか従事できないパイロットのような職業、聴力の良い者しか従事できないピアノ調律師、知力が高い者しか従事できない教師などの職業が存在するため、能力推定部348は、ユーザの職業に基づいてユーザの能力を推定しても良い。さらに、ウェブサーバ装置300は、ユーザの職業に基づいて、当該職業に従事するユーザの平均的な知力を取得すると共に、取得した平均的な知力をユーザの知力として推定しても良い。これらの構成によれば、年齢層に基づいてユーザの能力を推定する場合に比べて、ユーザの能力を個別により正確に推定できる。
図9のステップ34の処理が終了すると、出力態様決定部350は、能力推定部348で推定されたユーザの能力(以下、推定能力という)に基づいて出力態様を決定する、図12に示すような出力態様決定処理を実行する(ステップ35)。尚、推定能力は、能力推定部348で推定された視力(以下、推定視力という)、推定された聴力(以下、推定聴力という)、及び推定された知力(以下、推定知力という)を含む。
図12に示す出力態様決定処理の実行が開始されると、出力態様決定部350は、推定視力に基づいて文字サイズを決定する(ステップS51)。具体的には、出力態様決定部350は、態様DB351で管理される平均視力を表す情報と、その視力を有するユーザに適した文字サイズを表す情報と、そのユーザに適したコントラストを表す情報とを対応付けた情報を保存するテーブルから、推定視力を表す情報に対応付けられた文字サイズを表す情報を検索する。同様に、出力態様決定部350は、推定視力に基づいてコントラストを決定する(ステップS52)。
次に、出力態様決定部350は、推定聴力に基づいてウェブページから出力する音声の音量を決定する(ステップS53)。具体的には、出力態様決定部350は、平均聴力を表す情報と、その聴力を有するユーザに適した音量(つまり、聞き取り易い音量)を表す情報と、そのユーザに適した周波数(つまり、聞き取り易い周波数)を表す情報とを対応付けた情報を保存する、態様DB351に管理されたテーブルから、推定聴力を表す情報に対応付けられた音量を表す情報を検索する。同様に、出力態様決定部350は、推定聴力に基づいて周波数を決定する(ステップS54)。
次に、出力態様決定部350は、推定知力に基づいてウェブページで平仮名又は片仮名を使用する割合(以下、仮名使用率という)を決定する(ステップS55)。具体的には、出力態様決定部350は、平均知力を表す情報と、その知力を有するユーザに適した仮名使用率(つまり、ウェブページを読解し易い仮名使用率)を表す情報とを対応付けた情報を保存する、態様DB351に管理されたテーブルから、推定知力を表す情報に対応付けられた仮名使用率を表す情報を検索する。尚、仮名使用率は、例えば、ウェブページで使用される総文字数に対する平仮名又は片仮名の文字数である。
次に、出力態様決定部350は、推定知力に基づいてウェブページで使用する画像数(以下、使用画像数という)を決定する(ステップS56)。具体的には、出力態様決定部350は、平均知力を表す情報と、その知力を有するユーザに適した画像数(つまり、ユーザによるウェブページの理解を助けるのに必要な画像の数)を表す情報とを対応付けた情報を保存する、態様DB351に管理されたテーブルから、推定知力を表す情報に対応付けられた使用画像数を表す情報を検索する。その後、出力態様決定部350は、出力態様決定処理の実行を終了する。
図9のステップS35の実行が終了した後に、図10の検索エンジン355は、パラメータ取得部320で取得されたパラメータに基づいてウェブページを検索する(ステップS36)。具体的には、実施例1と同様に、ボットプログラムによって収集されたウェブページの解析結果をパラメータに基づいて検索する。
次に、広告情報検索部358は、属性特定部340で特定された属性に基づいて、特定された属性を有するユーザによって、他のユーザよりも多く購買される商品を、出力態様決定部350で決定された態様で宣伝する広告を検索する(ステップS37)。具体的には、広告情報検索部358は、属性情報と広告を表す広告情報とを対応付けた情報を保存する、広告DB359に管理されたテーブルから、属性特定部340で特定された属性を表す属性情報に対応付けられた広告情報を検索する。
ここで、広告情報は、商品の広告画像のURIを表す情報、当該商品の広告文を掲載するウェブページのURIを表す情報、当該商品の広告音声のURIを表す情報を含む。次に、広告情報検索部358は、検索された広告情報から、出力態様決定部350で決定されたコントラストの広告画像、及び決定された音量かつ周波数の広告音声で商品を広告する広告情報を検索する。さらに、広告情報検索部358は、検索された広告情報から出力態様決定部350で決定された仮名使用率を満足する広告文を掲載し、かつ決定された使用画像数の広告画像を掲載するウェブページのURIを表す広告情報を検索しても良い。
ステップS37の処理が実行された後に、ウェブページ生成部330は、検索エンジン355の検索結果と、広告情報検索部358で検索された広告情報とを表すウェブページであって、出力態様決定部350で決定された出力態様(つまり、決定態様)のウェブページを生成する(ステップS38)。
具体的には、ウェブページ生成部330は、検索エンジン355で検索されたウェブページに掲載された画像から、出力態様決定部350で決定されたコントラストの画像を、出力態様決定部350で決定された使用画像数だけ検索する。具体的には、図13(a)に示すように、検索されたウェブページが「鼈甲の名刺入れ」の画像RG11及び説明文を掲載したページである場合には、ウェブページ生成部330は、ウェブページに掲載された「鼈甲の名刺入れ」を表す画像RG11のURIを取得する。
さらに、ウェブページ生成部330は、検索エンジン355で検索されたウェブページの検索結果で用いられる漢字を、例えば、漢字と漢字の読み仮名とを対応付けた辞書(つまり、ライブラリ)を用いて、出力態様決定部350で決定された仮名使用率を満足する量だけ平仮名又は片仮名に変換する。尚、ウェブページ生成部330は、決定された仮名使用率を満足する量だけ振り仮名(ルビ)を残した文章を生成しても良い。また、ウェブページ生成部330は、出力態様決定部350の決定に従ってウェブページの文字サイズを変更してもしなくても良い。端末装置がスタイルシートに従ってウェブページの文字サイズを変更できるためである。
その後、ウェブページ生成部330は、図13(a)に示すような、広告情報検索部358で検索された広告画像AG1及び広告文の掲載されたウェブページへのリンクAL1と、出力態様決定部350で決定された仮名使用率で、検索エンジン355によるウェブページの検索結果を表す文章RT1と、検索されたウェブページに掲載された画像RG11とを表し、かつ広告情報検索部358で検索された広告音声を出力するウェブページを生成する。
その後、送信部360は、生成されたウェブページと、決定された態様でウェブページを出力するように指定する態様指示とを端末装置へ返信する(図9のステップS39)。その後、ウェブサーバ装置300は、返信要求処理の実行を終了する。
次に、図13(a)、図13(b)、及び図14を参照して、ウェブサーバ装置300からウェブページと態様指示とを受信した端末装置で出力されるウェブページについて説明する。
図13(a)は、ユーザが「彼氏」及び「プレゼント」という検索キーワードを端末装置へ入力した場合に、端末装置が表示するウェブページP1を表す図である。尚、このユーザは、実施例1と同様に、20歳の女性である。
図13(b)は、ユーザが「孫」及び「プレゼント」という検索キーワードを端末装置へ入力した場合に、端末装置が表示するウェブページP2を表す図である。尚、このユーザは、実施例1と同様に、70歳の男性である。
図14は、ユーザが「おじいちゃん」及び「プレゼント」という検索キーワードを端末装置へ入力した場合に、端末装置が表示するウェブページP3を表す図である。尚、このユーザは、8歳の男児である。
図13(b)に示す70歳のユーザが視聴するウェブページP2の文字サイズは、図13(a)に示す20歳のユーザが視聴するウェブページP1の文字サイズと比べて大きい。また、70歳のユーザが視聴するウェブページP2に掲載された商品の広告画像AG2は、20歳のユーザが視聴するウェブページP1に掲載された商品の広告画像AG1よりもコントラストが高い。よって、これらの構成によれば、例えば、高齢のため視力が低いユーザであっても、ウェブページを視認し易い。また、ユーザにとってウェブページが視認し易いため、商品を効率良く広告できる。
また、図14に示す8歳のユーザが視聴するウェブページP3の文字サイズは、図13(a)に示す20歳のユーザが視聴するウェブページP1の文字サイズと比べて大きい。さらに、8歳のユーザが視聴するウェブページP3の仮名使用率は、20歳のユーザが視聴するウェブページP1の仮名使用率と比べて高い(つまり、平仮名又は片仮名が多く使われている)。さらに、ウェブページP1及びP3は、ウェブページの検索結果を表す文章RT1及びRT3と、検索されたウェブページに掲載されている画像PG11、並びにPG31及びPG32とをそれぞれ関連付けて表示する。この8歳のユーザが視聴するウェブページP3で使用される画像数(つまり、使用画像数)は値「2」であり、20歳のユーザが視聴するウェブページP1の使用画像数の値「1」と比べて多い。よって、これらの構成によれば、文字が大きく、仮名使用率が高く、かつ使用画像数が多い態様でウェブページを表示するため、例えば、義務教育を終了する年齢に達していないため知力(又は学力)が低いユーザであっても、ウェブページの内容を読解し易い。
尚、70歳のユーザが視聴するウェブページP2で出力される広告音声は、20歳のユーザが視聴するウェブページP1で出力される広告音声よりも、音量が大きくかつ周波数が高い。これらの構成によれば、例えば、高齢のため聴力が低いユーザであっても、ウェブページで出力される音声を聴音し易い。また、ユーザにとって広告音声が聴音し易いため、商品を効率良く広告できる。
また、20歳のユーザが視聴する図13(a)のウェブページP1に掲載された広告画像AG1は、通常、20歳から34歳の女性のユーザが、他のユーザよりも多く購入する「口紅」を宣伝する画像である。同様に、70歳のユーザが視聴する図13(b)のウェブページP2に掲載された広告画像AG2は、通常、50歳以上のユーザが、他のユーザよりも多く購入する「老眼鏡」を宣伝する画像である。また同様に、8歳のユーザが視聴する図14のウェブページP3に掲載された広告画像AG3は、通常、4歳から12歳のユーザが、他のユーザよりも多く購入する「玩具」を宣伝する画像である。よって、これらの構成によれば、ウェブサーバ装置300が特定したユーザの属性に基づいてウェブページで広告する商品を変更できるため、ユーザに対して特定の商品を効率的に広告できる。
本実施例において、ウェブサーバ装置300は、推定したユーザの視力が低い程、コントラストが高い画像を掲載したウェブページを端末装置へ送信するとして説明した。しかし、これに限定される訳ではなく、ウェブサーバ装置300は、推定したユーザの視力が低い程、大きい画像を掲載したウェブページを端末装置へ送信しても良い。
尚、端末装置のユーザは、端末装置に表示された広告画像AG1(AG2又はAG3)を閲覧する。また、ユーザは、広告画像AG1(AG2又はAG3)によって広告された商品を掲載したウェブページを端末装置にさらに表示させて閲覧する場合には、例えば、端末装置が有するマウスを操作することで、端末装置に表示されたカーソルをリンクAL1(AL2又はAL3)に合わせた後にマウスをクリックする。その後、端末装置は、ユーザの操作に応じてマウスから入力された信号に基づいて、ユーザに指定された商品を広告するウェブページをダウンロードした後に、ダウンロードされたページを、ウェブサーバ装置300によって既に決定された出力態様で表示する。尚、ダウンロードされるページは、商品を広告するページのみならず、商品の購入に用いられるページであっても良い。
<実施例2の変形例1>
本実施例において、図10の能力DB349は、年齢層を表す情報と、当該年齢層に属する一般的なユーザの平均知力を表す情報とを対応付けて記憶しており、能力推定部348は、推定されたユーザの年齢層に対応付けて能力DB349が記憶する情報で表される平均知力をユーザの知力と推定するとして説明した。しかし、これに限定されるわけでない。例えば、図10の能力DB349は、それぞれ同じ内容を表す平仮名を表す情報、片仮名を表す情報、漢字を表す情報、例えば、英語などの外国語表記を表す情報と、当該内容を平仮名で入力する一般的なユーザの平均知力を表す情報、当該内容を片仮名で入力する一般的なユーザの平均知力を表す情報、当該内容を漢字で入力する一般的なユーザの平均知力を表す情報、当該内容を外国語で入力する一般的なユーザの平均知力を表す情報とを対応付けて記憶しており、能力推定部348は、平仮名、片仮名、漢字、又は外国語表記のパラメータに対応付けて能力DB349に記憶された平均知力を表す情報を検索し、検索された情報で表される平均知力をユーザの知力と推定する構成を採用できる。
この構成において、能力DB349が記憶する情報で表される平均知力は、同じ内容を平仮名又は片仮名で入力する一般的なユーザの平均知力よりも、当該内容を漢字で入力する一般的なユーザの平均知力の方が高い値に設定されている。同様に、この構成において、能力DB349が記憶する情報で表される平均知力は、同じ内容を漢字で入力する一般的なユーザの平均知力よりも、当該内容を外国語で入力する一般的なユーザの平均知力の方が高い値に設定されているとして説明するが、これに限定される訳ではない。より好適な平均知力の値は、当業者が実験により定めることができる。
通常、同じ年齢層に属するユーザであっても、漢字の読み書きの能力、外国語の読解能力に差異があるため、この構成によれば、ユーザの年齢層に基づいてユーザの知力を推定する場合に比べて、より正確にユーザの知力を推定できる。
<実施例2の変形例2>
次に、ウェブサーバ装置300が、複数のキーワード「孫」、「彼氏」、及び「プレゼント」を含むリクエストを受信した場合に実行される、図9の要求応答処理の一例について説明する。
ウェブサーバ装置300は、図9のステップS31を実行することで受信されたリクエストから、端末装置で入力された複数のキーワードを格納したパラメータ「孫」、「彼氏」、及び「プレゼント」を入力順に取得する(ステップS32)。
ここで、キーワード「孫」に対して、図7(a)及び図7(b)のテーブルにおいて対応付けられた年齢層は「50歳以上」である。これに対して、キーワード「彼氏」に対して、図7(a)及び図7(b)のテーブルにおいて対応付けられた年齢層は「13歳から19歳」及び「20歳から34歳」である。
このため、それぞれのキーワードに基づいて特定される年齢層が相反するので、図10に示すウェブサーバ装置300の属性特定部340は、公知の文言解析処理を実行することで、キーワード「孫」、「彼氏」、及び「プレゼント」の間に補充される助詞を推定し、ユーザの検索対象を表す一文が「孫の彼氏に対するプレゼント」であると推定する。その後、属性特定部340は、「孫の彼氏に対するプレゼント」を構成する助詞の係り受け関係に基づいて実行される公知の解析方法により、キーワード「孫」、「彼氏」、及び「プレゼント」の内で、ユーザの属性を最も良く表すキーワードとして「孫」を選択する。次に、属性特定部340は、選択されたキーワード「孫」に基づいて、図7(a)及び図7(b)のテーブルからユーザの属性に含まれる年齢層を「50歳以上」と特定する(ステップS33)。
その後、ウェブサーバ装置300は、特定された年齢層「50歳以上」を用いて、図9のステップS34からステップS39の処理を実行した後に、要求応答処理の実行を終了することで、「50歳以上」の年齢層に属するユーザに適した出力態様で出力されるウェブページを返信する。
ここで、複数のパラメータは、それぞれのパラメータに助詞が補充されてユーザが検索する対象を表す一文を構成することが多い。特に、パラメータが検索キーワードである場合には、このような傾向が強い。一文を構成する複数のパラメータは、助詞の係り受けによって他のパラメータ及びユーザとの関係が表される。このため、これらの構成によれば、複数のパラメータ間に補充される助詞の係り受け関係に基づいてパラメータを選択し、選択されたパラメータに基づいてユーザの属性を精度良く特定できる。
<実施例2の変形例3>
次に、ウェブサーバ装置300が、複数のキーワード「上司」、「退職金」、及び「相談」を含むリクエストを受信した場合に実行される、図9の要求応答処理の一例について説明する。
ウェブサーバ装置300は、実施例2の変形例2と同様に、図9のステップS31で受信されたリクエストから、端末装置で入力された複数のキーワードをそれぞれ格納し複数のパラメータ「退職金」、「上司」、及び「相談」を入力順に取得する(ステップS32)。
ここで、図10に示すウェブサーバ装置300の属性特定部340は、キーワード「退職金」に対して、図7(a)及び図7(b)のテーブルにおいて対応付けられた属性「50歳以上の男性」又は「50歳以上の女性」がユーザの属性であると特定する。これに対して、属性特定部340は、キーワード「上司」に対して、図7(a)及び図7(b)のテーブルにおいて対応付けられた属性「20歳から34歳の女性」、「20歳から34歳の男性」、「35歳から49歳の男性」、又は「50歳以上の男性」がユーザの属性であると特定する。つまり、それぞれのキーワードに基づいて特定された属性が一部重複するが、全て重複しているわけではない。
このため、属性特定部340は、先に入力されたキーワードに対応付けられた属性ほど重く重み付けを行った上で、キーワードに対応付けられた属性の特定回数をそれぞれカウントする。具体的には、属性特定部340は、最初に入力されたキーワードに基づいて属性「50歳以上の男性」及び「50歳以上の女性」を特定した回数を、重付係数「1」を用いて「1」回とカウントするが、2番目に入力されたキーワードに基づいて属性「20歳から34歳の女性」、「20歳から34歳の男性」、「35歳から49歳の男性」、及び「50歳以上の男性」を特定した回数を「1回」ではなく重付係数「1/2」を乗算された「0.5回」とカウントする。その後、属性特定部340は、「20歳から34歳の女性」、「20歳から34歳の男性」、及び「35歳から49歳の男性」の重付総特定回数を「0.5回」とカウントし、「50歳以上の女性」の重付総特定回数を「1.0回」とカウントし、及び「50歳以上の男性」の重付総特定回数を「1.5回」とカウントする。尚、重付総特定回数は、重複して同じ属性が特定された回数を表すため、重複度とも称される。
その後、属性特定部340は、最も多い重付総特定回数に基づいて、ユーザの属性が「50歳以上の男性」であると特定する。これは、ユーザは、重要と考えるキーワードほど先に入力する傾向があり、ユーザの属性が異なるとユーザが重要と考えるキーワードが異なることが多いため、先に入力されたキーワードほどユーザの属性に密接に関連付いていると考えられるからである。このため、重付係数を重要度とも称する。具体例としては、「20歳から34歳」の年齢層のユーザは、「50歳以上」の年齢層のユーザよりも勤続年数が短く、退職時に支払われる退職金が少ないので、「退職金」というキーワードが重要であるとは考えない傾向が強い。このため、「退職金」というキーワードを他のキーワードよりも先に入力するユーザは、「50歳以上」の年齢層のユーザである可能性が高いのである。
ユーザの属性を「50歳以上の男性」と特定すると、ウェブサーバ装置300は、特定された属性を用いて、図9のステップS34からステップS39の処理を実行した後に、要求応答処理の実行を終了することで、「50歳以上の男性」の属性を有するユーザに適した出力態様で出力されるウェブページを返信する。
ここで、上記のように検索に用いられるキーワードなどは、ユーザが重要と考えるキーワードから順に入力される。また、通常、リクエストにおけるパラメータは、当該パラメータに格納されたキーワードなどが入力された順序に従って順に並んでいる。このため、これらの構成によれば、複数のパラメータと、これら複数のパラメータのリクエストにおける順序とに基づいて、ユーザの属性を精度良く特定できる。
また通常、それぞれのキーワードでユーザの属性が複数特定される場合には、より重複して特定された属性の方がそうでない属性の方よりもユーザの属性を正確に表していると考えられる。このため、これらの構成によれば、複数のパラメータのそれぞれで特定された属性の重要度に基づいてユーザの属性を精度良く特定できる。
<実施例2の変形例4>
本実施例において、図10に示したウェブサーバ装置300の属性DB341は、属性を表す情報と、当該属性のユーザが、他の属性のユーザよりも多く使用するウェブブラウザの種類を表す種類情報とを対応付けて記憶する構成を採用できる。具体例としては、「Chrome(登録商標)」という種類のウェブブラウザは、比較的歴史が浅く、パーソナルコンピュータなどにデフォルトでインストールされているブラウザではないため、コンピュータの知識が豊富であり、新しい物に敏感な「20歳から34歳の男性」という属性のユーザに主に使用されている。これに対して、MSN(MicroSoft Network)(登録商標)の「bing(登録商標)」という種類のブラウザは、パーソナルコンピュータにデフォルトでインストールされているため、コンピュータの知識が豊富でなく、新しい物に敏感でない「50歳以上」のユーザに主に使用されている。この構成において、パラメータ取得部320は、受信部310で受信されたリクエストのヘッダ部から、ユーザが端末装置で用いるウェブブラウザの種類を表す種類情報を取得し、属性特定部340は、取得された種類情報に対応付けられた属性情報で表される属性を、ユーザの属性であると特定する構成を採用できる。この構成によれば、ユーザが使用するブラウザの種類に基づいてユーザの属性を精度良く特定できる。
<実施例2の変形例5>
本実施例において、属性DB341は、属性を表す情報と、当該属性のユーザが、他の属性のユーザよりも多く使用する端末装置の種類を表す種類情報とを対応付けて記憶する構成を採用できる。具体例としては、スマートフォンなどの機種は、「20歳から34歳の男性」又は「20歳から34歳の女性」という属性のユーザに主に使用されている。この構成において、パラメータ取得部320は、受信部310で受信されたHTTPリクエストのヘッダ部から、例えば、「HTTP_USER_AGENT」情報を取得することで、ユーザが使用する端末装置の種類を表す種類情報を取得し、属性特定部340は、取得された種類情報に対応付けられた属性情報で表される属性を、ユーザの属性であると特定する構成を採用できる。この構成によれば、ユーザが使用する端末装置の種類に基づいてユーザの属性を精度良く特定できる。
<実施例2の変形例6>
本実施例において、属性DB341は、属性を表す情報と、当該属性のユーザが、他の属性のユーザよりも多くウェブサイトを閲覧する時間帯を表す時間帯情報とを対応付けて記憶する構成を採用できる。具体例としては、「50歳以上」のユーザは、例えば、午前5時から7時までの早朝の時間帯にウェブページの閲覧を行う傾向が強い。これに対して、「20歳から34歳」のユーザは、例えば、午後10時から12時までの深夜の時間帯にウェブページの閲覧を行う傾向が強い。この構成において、受信部310は、リクエストを受信すると、例えば、OS(Operating System)のシステム時刻を参照し、参照したシステム時刻をリクエストの受信時刻とし、パラメータ取得部320は、当該リクエストの受信時刻を受信部310から取得し、属性特定部340は、取得された受信時刻が属する時間帯を表す時間帯情報に対応付けられた属性情報を検索し、検索された属性情報で表される属性を、ユーザの属性であると特定する構成を採用できる。この構成によれば、リクエストを受信した時刻に基づいてユーザの属性を精度良く特定できる。
<実施例2の変形例7>
本実施例において、属性DB341は、属性を表す情報と、当該属性のユーザが、他の属性のユーザよりも多く使用する検索条件式を表す検索条件記号とを対応付けて記憶する構成を採用できる。検索条件記号の具体例としては、キーワード1又はキーワード2が記載されたウェブページを検索することを求める検索条件式「キーワード1 OR キーワード2」の記号「OR」、キーワード1が記載されているがキーワード2が記載されていないウェブページを検索することを求める検索条件式「キーワード1 -キーワード2」の記号「-」、及び、「キーワード1 キーワード2」を1つの検索キーワードとしてウェブページを検索することを求める検索条件式「"キーワード1 キーワード2"」の記号「"」が挙げられる。これらの検索条件記号で表される検索条件式は、他の年齢層と比べて検索エンジンの使用方法に精通した若い年齢層「20歳から34歳」のユーザによって多く使用される。この構成において、パラメータ取得部320は、受信部310で受信されたリクエストからパラメータを用いた検索条件式を取得し、取得した検索条件式から検索条件記号をパラメータとして取得し、属性特定部340は、取得された検索条件記号に対応付けられた属性情報で表される属性を、ユーザの属性であると特定する構成を採用できる。この構成によれば、ユーザが使用する検索条件式のスタイルに基づいてユーザの属性を精度良く特定できる。
次に、実施例3について説明を行う。本発明の実施例3に係るウェブサーバ装置400は、図15に示すように、例えば、実施例1で説明した通信網10を介して端末装置203及び204のみならず検索サーバ500にも接続する。尚、端末装置203及び204は、それぞれ同様の構成を有するので端末装置204の説明を省略する。
端末装置203は、実施例1で説明したように、ユーザの操作によって入力された、検索キーワードを受け付ける。例えば、端末装置203は、「孫」及び「プレゼント」という端末装置203に入力された検索キーワードを受け付ける。次に、端末装置203は、パラメータに検索キーワードを格納してHTTPリクエストを生成する。その後、端末装置203は、HTTPリクエストに含まれるURIに対してパラメータを所定の規則に従って追加する。次に、端末装置203は、URIにパラメータが含まれたHTTPリクエストを、検索サーバ装置500へ送信する。
検索サーバ装置500は、端末装置203からHTTPリクエストを受信する。次に、検索サーバ装置500は、受信されたHTTPリクエストからURIを取得した後に、URIの末尾に追加された「孫」及び「プレゼント」という文字列を格納したパラメータを取得する。
次に、検索サーバ装置500は、取得されたパラメータに基づいて、通信網10上のウェブページを検索した検索結果を表すウェブページを生成して端末装置203に送信する。このとき、検索結果を示すウェブページのURIには、パラメータ(この例では「孫」及び「プレゼント」)が含まれている。
端末装置203は、検索サーバ装置500から検索結果を示すウェブページを受信し、LCDに当該ウェブページを表示する。次に、端末装置203は、検索結果を示すウェブページをLCDに表示した状態で、ユーザの操作によってクリックされたURI(この例ではウェブサーバ装置400のURI)を受け付ける。次に、端末装置203は、クリックされたURIを格納したHTTPリクエストを生成する。その後、端末装置203は、HTTPリクエストをウェブサーバ装置400へ送信する。このとき、リンク元(つまり、参照元)のウェブページを示すリファラとしてパラメータ(この例では「孫」及び「プレゼント」)が含まれたURIも送信される。
ウェブサーバ装置400は、図16に示すような要求応答処理を実行することで、端末装置203によって送信されたHTTPリクエストに対して応答する。
図16に示す要求応答処理の実行を開始すると、ウェブサーバ装置400は、端末装置203からHTTPリクエストを受信する(ステップS71)。次に、ウェブサーバ装置400は、受信されたHTTPリクエストからリファラとしてのURIの末尾に追加された「孫」及び「プレゼント」という文字列を格納したパラメータを取得する(ステップS72)。
次に、ウェブサーバ装置400は、URIが示すウェブページ(つまり、HTTPリクエストで要求されたウェブページ)を、例えば、ウェブサーバ装置400が有するハードディスクから取得する(ステップS73)。その後、ウェブサーバ装置400は、取得されたパラメータを用いて、ユーザの属性を特定する(ステップS74)。ここで、属性は、例えば、ユーザの年齢層及び性別を含む。例えば、ウェブサーバ装置400は、パラメータの文字列「孫」から、上述した図7(a)及び図7(b)に示したテーブルを参照して、ユーザの年齢層が「50歳以上」であることを特定する。
図16のステップS74が実行された後に、ウェブサーバ装置400は、特定されたユーザの属性に基づいて、取得されたウェブページの端末装置203における出力態様を決定する出力態様決定処理を実行する(ステップS75)。例えば、ユーザの年齢層が「50歳以上」の場合、上述した図7(c)及び図7(d)に示したテーブルを参照して、文字サイズ「18」ポイント、かつルビ「無し」でウェブページを表示する表示態様に、端末装置203における出力態様を決定する。
ステップS75が実行された後に、ウェブサーバ装置400は、取得されたウェブページと、決定された出力態様でウェブページを出力するよう指定する態様指示とを、端末装置203へ返信する(ステップS76)。
端末装置203は、ウェブページと態様指示とを受信すると、図8に示したようなページ出力処理を実行することで、態様指示によって指定された態様でウェブページを表示する。
本実施例では、ウェブサーバ装置400は、ウェブサーバ装置400が有するハードディスクから取得したウェブページと、決定された出力態様でウェブページを出力するよう指定する態様指示とを、端末装置203へ返信するとして説明した。しかし、これに限定される訳ではなく、ウェブサーバ装置400は、取得したウェブページの出力態様(例えば、文字サイズなど)を、決定された出力態様へ変換し、出力態様の変換されたウェブページを、端末装置203へ返信しても良い。
これらの構成によれば、例えば、ウェブページを検索するなどといったユーザのビヘイビアー情報を取得しなくとも、返信を求められたウェブサイトの参照元のウェブページの検索に用いられたパラメータに基づいて、ユーザのデモグラフィック情報を特定できるので、ユーザに適した出力態様で出力されるウェブページを返信できる。
実施例1に係るサーバ装置100と端末装置201及び202とで構成されるサーバクライアントシステム、及び実施例2に係るサーバ装置300と端末装置とで構成されるサーバクライアントシステムは、実施例3に係るサーバ装置300と端末装置203及び204とで構成されるサーバクライアントシステムのように、検索結果を示すウェブページのリンクがクリックされた場合に送信されるリファラとして取得したURLのパラメータに基づいて属性を判断し、当該属性に基づいてウェブページを表示するようにしてもよい。
尚、本発明の実施例1から3、実施例1の変形例1から変形例3、及び実施例2の変形例1から変形例7は、それぞれ互いに組み合わせることができる。また、実施例1から3、実施例1の変形例1から変形例3、及び実施例2の変形例1から変形例7のいずれかに係る機能を実現するための構成を予め備えたウェブサーバ装置として提供できることはもとより、プログラムの適用により、既存のウェブサーバ装置を実施例1から3、実施例1の変形例1から変形例3、及び実施例2の変形例1から変形例7のいずれかに係るウェブサーバ装置として機能させることもできる。すなわち、上記実施例で例示したウェブサーバ装置100、300、又は400による各機能構成を実現させるためのサーバプログラムを、既存のウェブサーバ装置を制御するコンピュータ(CPUなど)が実行できる様に適用することで、本発明に係るウェブサーバ装置100、300、又は400として機能させることができる。
この様なプログラムの配布方法は任意であり、例えば、メモリカード、CD−ROM、又はDVD−ROMなどの記録媒体に格納して配布できる他、インターネットなどの通信媒体を介して配布することもできる。
また、本発明に係るウェブサービス方法は、ウェブサーバ装置100、300、及び400のいずれかを用いて実施できる。
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本出願は、2010年3月26日に出願された日本国特許出願2010−071547号に基づく。本明細書中に日本国特許出願2010−071547号の明細書、特許請求の範囲、図面全体を参照として取り込むものとする。
10:通信網
100,300,400:ウェブサーバ装置
100a:CPU
100b:ROM
100c:RAM
100d:ハードディスク
100e:メディアコントローラ
100f:LANカード
100g:ビデオカード
100h:LCD
100i:キーボード
100j:スピーカ
110,310:受信部
120,320:パラメータ取得部
130,330:ウェブページ作成部
140,340:属性特定部
150,350:出力態様決定部
160,360:送信部
201,202,203,204:端末装置
341:属性DB
348:能力推定部
349:能力DB
351:態様DB
355:検索エンジン
358:広告情報検索部
359:広告DB
500:検索サーバ装置
AG1,AG2,AG3:広告画像
LB:リストボックス
RG11,RG31,RG32:画像
RT1,RT2,RT3:文章
TB:テキストボックス

Claims (17)

  1. ウェブページの返信を求めるリクエストを、端末装置から受信する受信部と、
    前記受信されたリクエストから、前記返信を求めるウェブページの内容と関連するパラメータを取得するパラメータ取得部と、
    前記取得されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する属性特定部と、
    前記特定された属性に応じて、前記端末装置で出力されるウェブページの出力態様を決定する出力態様決定部と、
    前記リクエストにより返信を求められたウェブページと、前記決定された出力態様で前記ウェブページを出力するよう指定する態様指示と、を前記端末装置へ送信する送信部と、を備え、
    前記パラメータが複数取得された場合、前記属性特定部は、当該複数のパラメータの間に補充される助詞を推定し、当該推定された助詞の係り受け関係に基づいていずれかの前記パラメータを選択し、当該選択されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
    ことを特徴とするウェブサーバ装置。
  2. 前記パラメータ取得部は、前記受信されたリクエストから、前記返信を求めるウェブページを前記端末装置で表示するために用いられるウェブブラウザの種類を表す種類情報を取得し、
    前記属性特定部は、前記取得された前記ウェブブラウザの種類を表す種類情報に基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のウェブサーバ装置。
  3. 前記パラメータ取得部は、前記受信されたリクエストから、前記返信を求めるウェブページを表示する前記端末装置の種類を表す種類情報を取得し、
    前記属性特定部は、前記取得された前記端末装置の種類を表す種類情報に基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のウェブサーバ装置。
  4. 前記パラメータ取得部は、前記受信されたリクエストから、前記パラメータを用いた検索条件式を表す検索条件記号を取得し、
    前記属性特定部は、前記取得された検索条件記号に基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のウェブサーバ装置。
  5. 前記リクエストは、ウェブページの検索に用いられるパラメータを指定し、
    前記属性特定部は、前記指定されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定し、
    前記取得されたパラメータに基づいて、ウェブページを検索する検索エンジンを、さらに備え、
    前記送信部は、前記検索エンジンによる検索結果を表すウェブページであって、前記特定された属性に応じて決定された出力態様で出力されるウェブページを送信する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のウェブサーバ装置。
  6. 前記リクエストには、前記返信を求めるウェブサイトの参照元のウェブページを表すリファラ情報が含まれ、
    前記パラメータ取得部は、前記リクエストに含まれるリファラ情報から前記参照元のウェブページの検索に用いられたパラメータを取得する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のウェブサーバ装置。
  7. 前記パラメータが複数取得された場合、前記属性特定部は、当該複数のパラメータの前記リクエストにおける順序に基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
    ことを特徴とする請求項又はに記載のウェブサーバ装置。
  8. 前記パラメータが複数取得された場合、前記属性特定部は、当該複数のパラメータのそれぞれにより特定される属性の重複度に基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
    ことを特徴とする請求項又はに記載のウェブサーバ装置。
  9. 前記特定された属性に基づいて、前記ユーザが有する能力を推定する能力推定部を、さらに備え、
    前記出力態様決定部は、前記推定された能力に応じて、前記リクエストに対して返信される前記ウェブページの出力態様を決定する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のウェブサーバ装置。
  10. 前記属性は、前記ユーザが属する年齢層を含み、
    前記属性特定部は、前記取得されたパラメータの内容に基づいて、前記ユーザの属する年齢層を特定し、
    前記能力推定部は、前記特定された年齢層に基づいて、前記ユーザが有する能力を推定する、
    ことを特徴とする請求項に記載のウェブサーバ装置。
  11. 前記能力は、視力を含み、
    前記能力推定部は、前記特定された属性情報に基づいて、前記ユーザの視力を推定し、
    前記ウェブページの出力態様は、前記ウェブページの表示態様を含み、
    前記出力態様決定部は、前記推定された視力が低い程、前記リクエストに対して返信される前記ウェブページの出力態様を、前記ウェブページで表示される文字が大きい表示態様、及び前記ウェブページで表示される画像のコントラストが大きい表示態様のいずれか1つ以上の表示態様に決定する、
    ことを特徴とする請求項又は1に記載のウェブサーバ装置。
  12. 前記能力は、聴力を含み、
    前記能力推定部は、前記特定された属性情報に基づいて、前記ユーザの聴力を推定し、
    前記ウェブページの出力態様は、前記ウェブページで出力される音声の出力態様を含み、
    前記出力態様決定部は、前記推定された聴力が低い程、前記リクエストに対して返信される前記ウェブページの出力態様を、大きい音声を出力する態様及び周波数が高い音声を出力する態様のいずれか1つ以上に決定する、
    ことを特徴とする請求項から1のいずれか一項に記載のウェブサーバ装置。
  13. 前記能力は、知力を含み、
    前記能力推定部は、前記特定された属性情報に基づいて、前記ユーザの知力を推定し、
    前記ウェブページの出力態様は、前記ウェブページの表示態様を含み、
    前記出力態様決定部は、前記推定された知力が低い程、前記リクエストに対して返信される前記ウェブページの出力態様を、前記ウェブページで表示される文字が大きい表示態様、画像が多い表示態様、平仮名が多い表示態様、及びカタカナが多い表示態様のいずれか1つ以上の表示態様に決定する、
    ことを特徴とする請求項から1のいずれか一項に記載のウェブサーバ装置。
  14. 属性を表す属性情報と、前記属性を有するユーザに商品を宣伝する広告を表す広告情報とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記特定された属性情報に対応付けて前記記憶部が記憶した前記広告情報を検索する広告情報検索部と、をさらに備え、
    前記送信部は、前記検索された広告情報で表される前記広告と、前記検索エンジンによる検索結果とを表すウェブページを送信する、
    ことを特徴とする請求項1から1のいずれか一項に記載のウェブサーバ装置。
  15. コンピュータを、
    ウェブページの返信を求めるリクエストを、端末装置から受信する受信部、
    前記受信されたリクエストから、前記返信を求めるウェブページの内容と関連するパラメータを取得するパラメータ取得部、
    前記取得されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する属性特定部、
    前記特定された属性に応じて、前記端末装置で出力されるウェブページの出力態様を決定する出力態様決定部、
    前記リクエストにより返信を求められたウェブページと、前記決定された出力態様で前記ウェブページを出力するよう指定する態様指示と、を前記端末装置へ送信する送信部、として機能させ、
    前記パラメータが複数取得された場合、前記属性特定部は、当該複数のパラメータの間に補充される助詞を推定し、当該推定された助詞の係り受け関係に基づいていずれかの前記パラメータを選択し、当該選択されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
    ことを特徴とするウェブサーバプログラム。
  16. コンピュータを、
    ウェブページの返信を求めるリクエストを、端末装置から受信する受信部、
    前記受信されたリクエストから、前記返信を求めるウェブページの内容と関連するパラメータを取得するパラメータ取得部、
    前記取得されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する属性特定部、
    前記特定された属性に応じて、前記端末装置で出力されるウェブページの出力態様を決定する出力態様決定部、
    前記リクエストにより返信を求められたウェブページと、前記決定された出力態様で前記ウェブページを出力するよう指定する態様指示と、を前記端末装置へ送信する送信部、として機能させ、
    前記パラメータが複数取得された場合、前記属性特定部は、当該複数のパラメータの間に補充される助詞を推定し、当該推定された助詞の係り受け関係に基づいていずれかの前記パラメータを選択し、当該選択されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
    ことを特徴とするウェブサーバプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 受信部、パラメータ取得部、属性特定部、出力態様決定部、及び送信部を備えるウェブサーバ装置が実行する方法であって、
    前記受信部が、ウェブページの返信を求めるリクエストを、端末装置から受信する受信ステップと、
    前記パラメータ取得部が、前記受信されたリクエストから、前記返信を求めるウェブページの内容と関連するパラメータを取得するパラメータ取得ステップと、
    前記属性特定部が、前記取得されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する属性特定ステップと、
    前記出力態様決定部が、前記特定された属性に応じて、前記端末装置で出力されるウェブページの出力態様を決定する出力態様決定ステップと、
    前記送信部が、前記リクエストにより返信を求められたウェブページと、前記決定された出力態様で前記ウェブページを出力するよう指定する態様指示と、を前記端末装置へ送信する送信ステップと、を有
    前記パラメータ取得ステップで前記パラメータが複数取得された場合、前記属性特定ステップで、前記属性特定部は、当該複数のパラメータの間に補充される助詞を推定し、当該推定された助詞の係り受け関係に基づいていずれかの前記パラメータを選択し、当該選択されたパラメータに基づいて、前記端末装置を使用するユーザが有する属性を特定する、
    ことを特徴とするウェブサービス方法。
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