JP2000285052A - Url変換方法および装置 - Google Patents

Url変換方法および装置

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JP2000285052A
JP2000285052A JP11092398A JP9239899A JP2000285052A JP 2000285052 A JP2000285052 A JP 2000285052A JP 11092398 A JP11092398 A JP 11092398A JP 9239899 A JP9239899 A JP 9239899A JP 2000285052 A JP2000285052 A JP 2000285052A
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のURL検索サイトでは、クライアントの
環境に応じたURLを返すようなことは行なっていない
ので、負荷分散が不十分で、不適切なURLに接続する
ことがあった。本発明は、クライアントにURL情報を
提供するシステム(例えば、URL検索サイトやURL
情報仲介システムなど)において、特定の情報が複数の
URLの場所に存在する場合に、各クライアントに最適
なURL情報を返すことを可能とするURL変換方法お
よび装置を提供することを目的とする。 【解決手段】URL情報を提供する相手であるクライア
ントの環境、該クライアントが接続するサーバの環境、
またはネットワーク環境に応じたURL情報を、該クラ
イアントに提供するようにする。例えば、クライアント
からのURL検索要求に応じて検索したURLを、クラ
イアントのユーザID、IPアドレス、ホスト名などに
応じて最適なURLに変換し、変換したURLをクライ
アントに返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クライアントの環
境や入力情報に応じて最適なURLを返すことを可能に
するURL変換方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットやイントラネットで各種
の情報にアクセスしたい場合、クライアントとして動作
するブラウザからURL(ユニフォーム・リソース・ロ
ケータ)を指定する方式が、よく用いられている。UR
Lは一意に情報へアクセスするために指定する表記の規
格であり、すべてのユーザは同じURLを指定すること
により同じ場所に存在する同じ情報をアクセスできる。
【0003】図7は、従来システムでWebクライアン
トからWebサーバの情報にアクセスしている様子を示
す。Webサーバ701が保持する文書1に、複数のク
ライアントがそれぞれブラウザ711〜715によりア
クセスしている。このようなシステムでは、ある情報を
保持するサーバにアクセスが集中し負荷が増大すること
を防止するために、情報の複製を作成して複数のURL
の場所に配置し負荷を分散させることが行われている。
図7のWebサーバ702は、Webサーバ701の保
持する情報(例えば、文書1)の複製を備えたサーバで
ある。文書1がサーバ701と702に分散され、負荷
が分散される。703は検索サイトを示す。各クライア
ントは、情報の在処が不明のときブラウザで検索サイト
703に接続し、所定の検索条件を入力して、その条件
に合致する情報が存在するURLを知ることができる。
【0004】なお、図7ではWebサーバ701,70
2、検索サイト703、および各ブラウザ711〜71
5の接続関係を1本のラインで表しているが、実際に
は、これらの各装置は例えばインターネットに接続され
ており、各ブラウザ711〜715からはURLを指定
することにより任意のサーバ701〜703に接続でき
る。
【0005】一方、別システムに格納されている情報
を、Webサーバ上の変換プログラムによって変換し、
URLによりアクセス可能とするシステムがある。図8
は、そのようなシステムの例である。ネットワークAは
例えばある会社の本社システムを構成するネットワーク
であり、通常は専用のクライアントからしか参照するこ
とができない文書管理システム801を備えている。ネ
ットワークBは例えばインターネットであり、ネットワ
ークCは例えば上記会社の支社システムを構成するイン
トラネットである。
【0006】ネットワークBに属するWebサーバ80
2は、所定の方式によりネットワークAの文書管理シス
テム801に接続されており、変換プログラム803を
備えている。ネットワークBに属するクライアントは、
例えばブラウザ811からURLを指定してWebサー
バ802に接続する。Webサーバ802の変換プログ
ラム803は、ブラウザ811からの指示に応じて、文
書管理システム801から文書を取り出し、ブラウザ8
11で表示できる形式に変換してブラウザ811に送信
する。これにより、直接は文書管理システム801にア
クセスすることができないネットワークBのクライアン
トから、文書管理システム801の文書にアクセスする
ことができる。ネットワークCのWebサーバ804お
よび変換プログラム805は、ネットワークBのWeb
サーバ802および変換プログラム803に対応し、同
様の機能を果たす。これにより、直接は文書管理システ
ム801にアクセスすることができないネットワークC
のクライアントから、文書管理システム801の文書に
アクセスすることができる。
【0007】URL情報仲介システム806は、URL
情報を保存し各クライアントで共有するためのシステム
である。例えば、ブラウザ811から文書管理システム
801の所望の文書にアクセスしたい場合、どのWeb
サーバ経由でアクセスすればよいかを知るために、まず
ブラウザ811からURL情報仲介システム806に接
続し当該文書にアクセスするために接続すべきWebサ
ーバ802のURLを取得し、該URLを指定してWe
bサーバ802に接続し、該Webサーバ802を経由
して当該文書にアクセスする。URL情報仲介システム
806は、あらかじめ、どの文書はどのWebサーバ経
由でアクセスできるかの情報を保持している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7のシス
テムでは、クライアントが所望の情報にアクセスするた
めに入力すべきURLを知らない場合、当該クライアン
トは検索サイト703によりURLを検索し、当該情報
が存在するURLを取得する。この場合、検索サイト7
03に、当該情報が存在するURLとして1つのURL
しか登録されていなければ、そのURLのサーバにアク
セスが集中し負荷分散できないという問題がある。
【0009】例えば、図7のシステムで、検索サイト7
03に文書1の存在場所のURLとしてWebサーバ7
01のURLのみが登録されていたとすると、どのブラ
ウザ711〜715から検索してもWebサーバ701
のURLが返されるので、文書1の複製が別のWebサ
ーバ702に在ったとしても、Webサーバ701にア
クセスが集中し負荷分散できない。また、検索サイトに
よっては、文書1の存在場所のURLとして、Webサ
ーバ701のURLとWebサーバ702のURLの両
方を返すようになっている場合もあるが、これは単にU
RLを並列して返すに過ぎないものであり、クライアン
トから見てどちらのURLに接続すべきか分からない。
Webサーバ701と702、およびブラウザ711〜
715には、それらの装置が接続されるネットワーク上
の位置に応じて、例えばブラウザ711〜713はWe
bサーバ701に接続した方が速度が速く、ブラウザ7
14〜715はWebサーバ702に接続した方が速度
が速いということがあり得る。また、負荷分散するため
に、ブラウザ711〜713はWebサーバ701に、
ブラウザ714〜715はWebサーバ702に、それ
ぞれ接続させたいという場合もある。従来システムで
は、そのような要求に応えることができない。
【0010】図8のシステムでも同様の問題が発生す
る。文書管理システム801の文書にアクセスしたい場
合、ブラウザ812からはWebサーバ804経由でア
クセスした方が望ましいとき(例えば、速度が速くな
る)でも、URL情報仲介システム806がWebサー
バ802のURLを返したときは、ブラウザ812は当
該URL情報仲介システム806から知らされたURL
のWebサーバ802に接続してしまうという不都合が
ある。
【0011】本発明は、クライアントにURL情報を提
供するシステム(例えば、上述の検索サイトやURL情
報仲介システムなど)において、特定の情報が複数のU
RLの場所に存在する場合に、各クライアントに最適な
URL情報を返すことを可能とするURL変換方法およ
び装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、クライアントにURL情報を提供するシ
ステムに適用するURL変換方法であって、URL情報
を提供する相手であるクライアントの環境、該クライア
ントが接続するサーバの環境、またはネットワーク環境
に応じたURL情報を、該クライアントに提供すること
を特徴とする。
【0013】また本発明は、クライアントからの要求に
応じてURL情報を返すシステムに適用するURL変換
方法であって、クライアントからのURL取得要求を受
け付けるステップと、該URL取得要求に応じたURL
情報を検索するステップと、検索されたURL情報を、
前記クライアントの環境に応じたURL情報に変換する
ステップと、変換後のURL情報を前記クライアントに
返すステップとを備えたことを特徴とする。
【0014】さらに本発明は、クライアントからの要求
に応じてURL情報を返すシステムに適用するURL変
換装置であって、クライアントからのURL取得要求を
受け付ける手段と、該URL取得要求に応じたURL情
報を検索する手段と、検索されたURL情報を、前記ク
ライアントの環境に応じたURL情報に変換する手段
と、変換後のURL情報を前記クライアントに返す手段
とを備えたことを特徴とする。
【0015】前記クライアントの環境に応じたURL情
報に変換するステップあるいは手段は、例えば、クライ
アントのユーザID、IPアドレス、ホスト名、アクセ
ス日時、検索キーワード、ブラウザのタイプ、オペレー
ティングシステムのバージョン、アクセス回数、ユーザ
の年齢、ユーザの役職、ユーザ名、所属組織、電話番
号、言語、またはCPU種類に応じてURL情報を変換
するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態に係るシステ
ムの全体図である。Webサーバ101および102、
検索サイト103、およびクライアント(ブラウザ)1
11〜115は、インターネットやイントラネットにそ
れぞれ接続されているものとする。以下では、各ブラウ
ザ111〜115から検索サイト103に接続し、文書
1の在処を検索する場合を例に説明する。
【0018】図3は、Webブラウザ306(図1のブ
ラウザ111〜115に相当)から検索サイト103
(図1)によりURL検索を行なう際の動作を説明する
ための概要図である。図3において、Webブラウザ3
06から「文書1」の検索要求を出す(図3の)と、
検索サイト103内のURL検索システム301は、検
索エンジン302を用いてURL情報用データベース3
03から文書1が存在するURLを検索する(図3の
)。次に、URL変換部304が、URL変換用テー
ブル305を参照して、検索されたURLを変換する
(図3のおよび)。この変換は、検索されたURL
に対して、検索要求を出したクライアントの環境に応じ
たURLに変換するものである。この変換の詳細につい
ては後述する。URL変換部304における変換結果の
URLを、検索要求元のWebブラウザ306に返す。
【0019】図4は、URL検索システムの動作手順を
示すフローチャートである。ステップ401で、クライ
アントからの情報(検索要求)を受信する。この情報
は、例えば、411に示すような、要求元のユーザID
およびIPアドレス、並びに検索条件であるキーワード
などからなる。ステップ402で、クライアントからの
要求に応じて、URL情報用データベースからURL情
報を検索する。検索結果として、幾つかのURL情報を
含むURL情報リストが得られる。次に、ステップ40
3で、URL変換用テーブル413を参照して、要求元
のクライアントの環境に応じて検索結果のURL情報リ
ストを変換する。次にステップ404で、変換したUR
L情報をクライアントで表示できる形式に整形する。ス
テップ405で、整形したURL情報リストをクライア
ントへ送信して処理を終了する。
【0020】図5は、URL変換用テーブルの例であ
る。クライアントの環境が図5の「クライアント情報」
の条件に一致したとき、「変換対象のURLの一部」に
示されたURLの部分を「変換するURLの一部」に示
されたように変換する。種別1〜15のそれぞれが、U
RL変換用テーブルの例である。クライアントの環境と
は、クライアントを構成するハードウエアやソフトウエ
アの各種の現状、特性、属性、および性質など、クライ
アントにおいて保持されている各種の情報、あるいは、
クライアントを使用しているユーザに関する各種の現
状、特性、属性、および性質などを表すものである。
【0021】図5において、例えば、種別1では、クラ
イアント情報が「ユーザID=ABCDE」、変換対象
のURLの一部が「http://Server1.com」、変換するU
RLの一部が「http://Server2.com」である。したがっ
て、ユーザIDがABCDEのユーザが何らかの検索条
件を入力して検索要求を発行してきたとき、URL検索
システムは、その検索条件に合致するURLをURL情
報用データベースから検索し、その検索結果のURLの
一部に「http://Server1.com」があったときは、その部
分を「http://Server2.com」に変換し、その変換結果を
当該ユーザに返す。これにより、ユーザIDに応じて適
切なホスト名またはIPアドレスのサーバに接続でき
る。例えば、米国からのアクセスでは米国のサーバ、日
本からのアクセスでは日本のサーバのURLをそれぞれ
返すというようなことが可能になる。
【0022】種別2および3は、それぞれ、クライアン
トのIPアドレスおよびホスト名が「クライアント情
報」に記載されたものであるときURLを変換する例で
ある。これにより、ネットワーク上の特定の位置にある
クライアントからのアクセスの場合に、ネットワークの
接続経路が近いURLに変換することができる。種別4
は、クライアントがアクセスしてきた日時が特定の日時
であったときURLを変換する例である。これにより、
日時に応じて代替サーバのURLを返すといったことが
できる。種別5はユーザが入力したキーワードに応じた
URLに変換する例である。種別5の例は、ユーザが入
力したキーワードが「日本」であるときURL変換を行
う例である。これにより、ユーザが入力したキーワード
が特定のものであったとき、当該キーワードの対応する
URLを検索結果として返すようにできる。
【0023】種別6は、ブラウザのタイプに応じたUR
Lに変換する例である。クライアントの使用しているブ
ラウザが、例えばA社製、B社製などであるときは、各
社製のブラウザのサポートしている機能の範囲にばらつ
きがあり、あるURLの情報をA社製のブラウザで表示
させた場合に表示が乱れる、というようなことがある。
このとき、ブラウザのタイプに応じたURLに変換して
クライアントに返せば、自動的にそれらのブラウザで表
示できる形式で情報が保持されているURLをクライア
ントに返すことができる。種別7は、クライアントのO
S(オペレーティングシステム)に応じたURLに変換
する例である。例えば、クライアントのOSのバージョ
ンに応じて、適切な情報量の画像をアクセスするための
URLに変換するといったことができる。
【0024】種別8は、アクセス回数に応じたURLに
変換する例である。例えば、特定のクライアントからの
アクセス回数が一定以上のときに、ダイジェスト版では
なく詳細版のURLを返す、というような運用が可能に
なる。種別9〜12は、アクセスするユーザの状況に応
じたURLに変換する例である。ユーザの年齢が一定以
上のときフォントサイズが大きな情報へのURLに変換
する、ユーザの役職が一定以上のとき社外秘の情報も記
述してあるURLへ変換する、ユーザの名称に応じてユ
ーザIDと同様の変換を行う、ユーザの所属組織に応じ
て適切なサーバにアクセスするようにURLを変換す
る、といった形態の運用が可能になる。
【0025】種別13は、クライアントの電話番号に応
じたURLに変換する例である。電話番号によりエリア
を特定して、適切なサーバにアクセスするようにURL
を変換する、というような運用が可能になる。種別14
は、言語に応じたURLに変換する例である。アクセス
にするユーザの使用している言語により、適切なサーバ
にアクセスするようにURLを変換することが可能にな
る。例えば、使用言語が日本語のときは日本語で書かれ
た文書のあるURLを返し、使用言語が英語のときは英
語で書かれた文書のあるURLを返す、といった形態の
運用が可能になる。種別15は、クライアントのCPU
に応じたURLに変換する例である。アクセスするマシ
ンの性能に応じて、最適な情報量のページのURLに変
換する、といったことが可能になる。
【0026】なお、図5では、例えば種別1の「クライ
アント情報」の欄に1つのユーザIDのみを記載した
が、もちろん複数のユーザIDに対してURL変換を行
うようにしてもよい。また、種別2や3に示したような
いわゆるワイルドカードを用いて表現してもよい。幾つ
かの条件をANDやORで連結して「クライアント情
報」の条件としてもよい。「変換対象のURLの一部」
と「変換するURLの一部」との組み合わせは複数組あ
ってもよい。
【0027】URL変換用テーブルの「クライアント情
報」と照合するクライアントの環境は、例えばログイン
したときにユーザが入力した情報、あらかじめクライア
ントとして動作するコンピュータに設定されている情
報、あるいはユーザが別途入力した情報などを用いる。
ユーザの年齢や役職などの個人情報は、例えばユーザI
Dに対応する個人情報を所定のサーバに保持しておき、
ユーザIDに基づいてそこを参照することにより取得す
るようにしてもよい。
【0028】また、図5のような変換用テーブルを用い
た図4のステップ403の処理において、クライアント
の環境が「クライアント情報」の条件に一致しないとき
は、ステップ402で検索されたURL情報リストをそ
のまま用いてステップ404,405の処理を行う。ま
た、クライアントの環境が「クライアント情報」の条件
に一致したとしても、検索したURL中に「変換対象の
URLの一部」が存在しないときも同様に、ステップ4
02で検索されたURL情報リストをそのまま用いてス
テップ404,405の処理を行う。
【0029】図6(a)および(b)は、URL検索の
結果、およびそのURL情報により開かれた画面の例で
ある。ここでは、図5の種別9に示した条件を用いた例
を示す。
【0030】図6(a)の602は、20歳のユーザ6
01が何らかの検索条件を入力してURLを検索した結
果の画面を示す。「1.aaaa」と「2.bbbb」
は検索条件に合致したサイトを表す文字列(ホットテキ
スト)でそれぞれリンクが張られている。すなわち、
「1.aaaa」の部分にマウスポインタをおいてマウ
スボタンをクリックすると、検索された所定のURLに
ジャンプする。図6(a)の例では、ユーザの年齢が2
0歳であるから、図5の種別9のクライアント情報の条
件を満たしていないので、検索されたURLが(変換さ
れずに)そのままクライアントに返される。したがっ
て、ユーザ601が、「1.aaaa」の部分をクリッ
クすると、変換されなかった元のURL情報によって開
かれた画面603が表示される。
【0031】図6(b)の605は、55歳のユーザ6
04が、図6(a)におけるのと同じ検索条件を入力し
てURLを検索した結果の画面を示す。同じ検索条件で
あるので、図6(a)と同じ「1.aaaa」と「2.
bbbb」が検索結果として表示される。しかし、図6
(b)の例では、ユーザの年齢が55歳であるから、図
5の種別9のクライアント情報の条件を満たすので、検
索されたURLが変換されてクライアントに返される。
したがって、ユーザ601が、「1.aaaa」の部分
をクリックすると、変換されたURL情報によって開か
れた画面606が表示される。
【0032】図6の例では、同じ内容の文書Aaaaで
あっても、ユーザの年齢が50歳以下のときは通常の大
きさの文字で表示し、ユーザの年齢が50歳を超えてい
るときは大きな文字で表示するようにしている。なお、
検索結果の表示方式としては、検索サイトから返された
URLをそのまま表示してもよいが、通常は図6の例の
ようにホットテキストを表示し、URLは該ホットテキ
ストに埋め込まれた形とすることが多い。この場合、ユ
ーザは検索結果のURLが変換されたものか否かを知る
ことはなく、ユーザにURL変換を意識させずにリンク
先を提示できる。
【0033】図2は、別システムに格納されている情報
を、Webサーバ上の変換プログラムによって変換し、
URLによりアクセス可能とするシステムに本発明を適
用した例である。従来技術の図8で説明したのと同様
に、ネットワークAは例えばある会社の本社システムを
構成するネットワークであり、通常は専用のクライアン
トからしか参照することができない文書管理システム2
01を備えている。ネットワークBは例えばインターネ
ットであり、ネットワークCは例えば上記会社の支社シ
ステムを構成するイントラネットである。
【0034】ネットワークBに属するWebサーバ20
2は、所定の方式によりネットワークAの文書管理シス
テム201に接続されており、変換プログラム203を
備えている。ネットワークBに属するクライアントは、
例えばブラウザ211からURLを指定してWebサー
バ202に接続する。Webサーバ202の変換プログ
ラム203は、ブラウザ211からの指示に応じて、文
書管理システム201から文書を取り出し、ブラウザ2
11で表示できる形式に変換してブラウザ211に送信
する。これにより、直接は文書管理システム201にア
クセスすることができないネットワークBのクライアン
トから、文書管理システム201の文書にアクセスする
ことができる。ネットワークCのWebサーバ204お
よび変換プログラム205は、ネットワークBのWeb
サーバ202および変換プログラム203に対応し、同
様の機能を果たす。これにより、直接は文書管理システ
ム201にアクセスすることができないネットワークC
のクライアントから、文書管理システム201の文書に
アクセスすることができる。
【0035】URL情報仲介システム206は、URL
情報を保存し各クライアントで共有するためのシステム
である。例えば、ブラウザ211から文書管理システム
201の所望の文書にアクセスしたい場合、どのWeb
サーバ経由でアクセスすればよいかを知るために、まず
ブラウザ211からURL情報仲介システム206に接
続し当該文書にアクセスするために接続すべきWebサ
ーバ202のURLを取得し、該URLを指定してWe
bサーバ202に接続し、該Webサーバ202を経由
して当該文書にアクセスする。URL情報仲介システム
206は、あらかじめ、どの文書はどのWebサーバ経
由でアクセスできるかの情報を保持している。
【0036】このURL情報仲介システム206に、図
1の検索サイト103と同様のURL変換機能を持たせ
る。具体的には、図3〜図6で説明したのと同様にすれ
ばよい。これにより、URL情報仲介システム206か
ら、各クライアントの環境に応じたURLが返されるよ
うになるので、ブラウザ211はWebサーバ202に
接続し、ブラウザ212,213はWebサーバ204
に接続するというように、負荷分散などを考慮したUR
Lを返すようにできる。
【0037】なお、上記実施の形態では、URL検索シ
ステムやURL仲介システムに本発明を適用した例を説
明したが、これら以外でも、例えばWebゲートウェイ
プログラムに適用し、出力するURL情報をユーザ環境
に合わせて変換してから出力するようにしてもよい。ま
た、クライアント環境ではなく、サーバ環境やネットワ
ーク環境に応じてURLを変換するようにしてもよい。
これにより、クライアントから、障害が発生していない
情報に確実にアクセスすることができるようになる。サ
ーバ環境やネットワーク環境とは、サーバやネットワー
クを構成するハードウエアやソフトウエアの各種の現
状、特性、属性、および性質など、サーバやネットワー
クにおいて保持されている各種の情報、あるいは、サー
バやネットワークを使用しているユーザに関する各種の
現状、特性、属性、および性質などを表すものである。
【0038】上記実施の形態では、図5のような変換テ
ーブルを用いたが、URLの変換の方式はこれに限らな
い。例えば、URL格納データベースに内容をユーザ状
況に合わせたURLを登録しておき、ユーザ環境に応じ
た検索条件により絞り込んで出力するようにしてもよ
い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クライアントからの要求に応じてURLを返すシステム
において、クライアントからの要求に応じて検索したU
RLを、クライアントの環境に応じたURLに変換して
クライアントに返すようにしているので、各クライアン
トの環境に応じた最適なURLを返すようにできる。し
たがって、例えば、所定のサーバにアクセスが集中する
ことを避けて負荷分散したり、クライアントのネットワ
ーク内の位置に応じて速度が速いURLを返すようにで
きる。また、クライアントのユーザID、IPアドレ
ス、ホスト名、アクセス日時、検索キーワード、ブラウ
ザのタイプ、オペレーティングシステムのバージョン、
アクセス回数、ユーザの年齢、ユーザの役職、ユーザ
名、所属組織、電話番号、言語、またはCPU種類など
に応じて最適なURLを知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシステム(その1)
の全体図
【図2】本発明の実施の形態に係るシステム(その2)
の全体図
【図3】WebブラウザからURL検索を行なう際の動
作を説明するための概要図
【図4】URL検索システムの動作手順を示すフローチ
ャート図
【図5】URL変換用テーブルの例を示す図
【図6】URL検索の結果およびそのURL情報により
開かれた画面の例を示す図
【図7】従来システムでWebクライアントからWeb
サーバの情報にアクセスしている様子を示す図
【図8】別システムに格納されている情報をWebサー
バ上の変換プログラムによって変換し、URLによりア
クセス可能とする従来システムを示す図
【符号の説明】
101,102…Webサーバ、103…検索サイト、
111〜115…ブラウザ、201…文書管理システ
ム、202,204…Webサーバ、203,205…
変換プログラム、206…URL情報仲介システム、2
11〜213…ブラウザ、301…URL検索システ
ム、302…検索エンジン、303…URL情報用デー
タベース、304…URL変換部、305…URL変換
用テーブル、306…Webブラウザ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クライアントにURL情報を提供するシス
    テムに適用するURL変換方法であって、 URL情報を提供する相手であるクライアントの環境、
    該クライアントが接続するサーバの環境、またはネット
    ワーク環境に応じたURL情報を、該クライアントに提
    供することを特徴とするURL変換方法。
  2. 【請求項2】クライアントからの要求に応じてURL情
    報を返すシステムに適用するURL変換方法であって、 クライアントからのURL取得要求を受け付けるステッ
    プと、 該URL取得要求に応じたURL情報を検索するステッ
    プと、 検索されたURL情報を、前記クライアントの環境に応
    じたURL情報に変換するステップと、 変換後のURL情報を前記クライアントに返すステップ
    とを備えたことを特徴とするURL変換方法。
  3. 【請求項3】前記クライアントの環境に応じたURL情
    報に変換するステップは、クライアントのユーザID、
    IPアドレス、ホスト名、アクセス日時、検索キーワー
    ド、ブラウザのタイプ、オペレーティングシステムのバ
    ージョン、アクセス回数、ユーザの年齢、ユーザの役
    職、ユーザ名、所属組織、電話番号、言語、またはCP
    U種類に応じてURL情報を変換するものである請求項
    2に記載のURL変換方法。
  4. 【請求項4】クライアントからの要求に応じてURL情
    報を返すシステムに適用するURL変換装置であって、 クライアントからのURL取得要求を受け付ける手段
    と、 該URL取得要求に応じたURL情報を検索する手段
    と、 検索されたURL情報を、前記クライアントの環境に応
    じたURL情報に変換する手段と、 変換後のURL情報を前記クライアントに返す手段とを
    備えたことを特徴とするURL変換装置。
  5. 【請求項5】前記クライアントの環境に応じたURL情
    報に変換する手段は、クライアントのユーザID、IP
    アドレス、ホスト名、アクセス日時、検索キーワード、
    ブラウザのタイプ、オペレーティングシステムのバージ
    ョン、アクセス回数、ユーザの年齢、ユーザの役職、ユ
    ーザ名、所属組織、電話番号、言語、またはCPU種類
    に応じてURL情報を変換するものである請求項4に記
    載のURL変換装置。
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