JP2016082473A - 映像再生装置および映像再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】視聴者にとって好適な情報提供を行う映像再生装置および映像再生方法を提供する。【解決手段】映像再生装置100は、操作している視聴者の属性情報を示す視聴者情報と、映像音声出力性能を示す映像音声性能ポリシーとを取得する情報取得部と、視聴者情報と映像音声性能ポリシーとに基づいて、放送番組に関する番組付加情報を通信伝送路から取得するストリーム制御部110と、放送番組と時刻同期して番組付加情報を再生し副映像信号として出力する副映像デコーダ部113と、放送番組に係る映像信号と副映像信号とを重畳し、かつ、視聴者情報に基づいて、副映像信号の映像加工または画質調整を行う映像加工調整部117とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、映像再生装置および映像再生方法に関するものである。
近年、放送局側から放送される放送番組を視聴しながら、サービス事業者側からインターネット等の通信伝送路を介してアプリケーションおよび配信コンテンツを受信し、前記アプリケーションを実行することで前記放送番組と配信コンテンツを連携させて再生する放送通信連携サービスが普及している。従来方式では、現在視聴しているオンエア中の番組に関する放送通信連携サービスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の従来の放送番組受信装置は、現在放送中の番組表示を行っている間、放送通信連携サービスから緊急放送用画像などをダウンロードし、放送番組に重畳して表示するモデルとして知られている。
特開2012−257221号公報
しかしながら、特許文献1に記載の従来の放送番組受信装置は、放送番組再生中に放送通信連携サービスから取得した緊急放送用画像を合成表示するモデルであり、特許文献1には、視聴者属性情報に基づいて、副映像画像の取得、および加工調整する技術については開示されていない。そのため、特許文献1に記載の従来の放送番組受信装置では、視聴者にとって好適な情報提供を行うことは難しい。
そこで、本発明は、視聴者にとって好適な情報提供を行うことが可能な映像再生装置および映像再生方法を提供することを目的とする。
本発明に係る映像再生装置は、放送伝送路から受信した放送番組を再生可能な映像再生装置であって、前記映像再生装置を操作している視聴者の属性情報を示す視聴者情報と、前記映像再生装置の映像音声出力性能を示す映像音声性能ポリシーとを取得する情報取得部と、前記視聴者情報と前記映像音声性能ポリシーとに基づいて、前記放送番組に関する番組付加情報を通信伝送路から取得するストリーム制御部と、前記放送番組と時刻同期して前記番組付加情報を再生し副映像信号として出力する副映像デコーダ部と、前記放送番組に係る映像信号と前記副映像信号とを重畳し、かつ、前記視聴者情報に基づいて、前記副映像信号の映像加工または画質調整を行う映像加工調整部とを備えるものである。
本発明に係る映像再生方法は、放送伝送路から受信した放送番組を再生可能な映像再生方法であって、視聴者の属性情報を示す視聴者情報と、映像音声出力性能を示す映像音声性能ポリシーとを取得するステップ(a)と、前記視聴者情報と前記映像音声性能ポリシーとに基づいて、前記放送番組に関する番組付加情報を通信伝送路から取得するステップ(b)と、前記放送番組と時刻同期して前記番組付加情報を再生し副映像信号として出力するステップ(c)と、前記放送番組に係る映像信号と前記副映像信号とを重畳し、かつ、前記視聴者情報に基づいて、前記副映像信号の映像加工または画質調整を行うステップ(d)とを備えるものである。
本発明によれば、情報取得部は、映像再生装置を操作している視聴者の属性情報を示す視聴者情報と、映像再生装置の映像音声出力性能を示す映像音声性能ポリシーとを取得し、ストリーム制御部は、視聴者情報と映像音声性能ポリシーとに基づいて、放送番組に関する番組付加情報を通信伝送路から取得する。副映像デコーダ部は、放送番組と時刻同期して番組付加情報を再生し副映像信号として出力し、映像加工調整部は、放送番組に係る映像信号と副映像信号とを重畳し、かつ、視聴者情報に基づいて、副映像信号の映像加工または画質調整を行う。このように、視聴者に合わせて番組付加情報を映像加工または画質調整することで、視聴者にとって好適な情報提供を行うことができる。ここで、番組付加情報とは、放送番組に関連した字幕または緊急放送用の画像情報等を含む副映像付加情報を有する情報である。
実施の形態に係る映像再生装置のシステムブロック図である。 放送番組の解像度についての説明図である。 映像音声性能ポリシーのデータ構造例の図である。 映像表示部への表示画面例とプレーン構造の説明図である。 放送通信連携の概念図である。 放送番組の映像ストリームのデータ構造の説明図である。 副映像付加情報の内部データ構造の説明図である。 副音声付加情報の内部データ構造の説明図である。 番組付加情報の取得手順を示すフローチャートである。 番組付加情報の加工調整手順を示すフローチャートである。
<実施の形態>
本発明の実施の形態について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態に係る映像再生装置100のシステムブロック図である。
図1に示すように、映像再生装置100は、システム制御部101、メモリ部120、デコーダブロック150、操作部130、および外部環境入力部132を備えている。システム制御部101は、点線矢印で示す通信制御およびデコーダ制御によりデコーダブロック150を制御することで、映像再生装置100全体を統合制御している。なお、システム制御部101の詳細については後述する。
デコーダブロック150は、チューナー部102、ネットワークインターフェース部103、ストリーム制御部110、映像デコーダ部111、音声デコーダ部112、副映像デコーダ部113、副音声デコーダ部114、映像表示部115、音声出力部116、映像加工調整部117、および音声加工調整部118を備えている。
チューナー部102は、放送伝送路から伝送される放送波を取得し、放送波を例えばMPEG−2トランスポートストリームに復号する。ストリーム制御部110は、MPEG−2トランスポートストリーム(放送ストリーム)から、符号化圧縮された映像ストリームまたは音声ストリームに分離して取り出すためにデマルチプレクサを行う。本実施の形態では、放送波をMPEG−2トランスポートストリームで多重化されているものとして説明を進めるが、MMT(MPEG Media Transport)と呼ばれる方式で多重化されていても構わない。
映像デコーダ部111は、ストリーム制御部110にて分離したMPEG−2などで符号化された映像ストリームをデコード処理し映像信号に復号する。音声デコーダ部112は、ストリーム制御部110にて分離したAC−3などで符号化された音声ストリームをデコード処理して出力音声信号に復号する。副映像デコーダ部113は、符号化圧縮されている副映像信号を復号化する。副音声デコーダ部114は、符号化圧縮されている副音声信号を復号化する。映像加工調整部117は、映像デコーダ部111から出力される映像信号と副映像デコーダ部113から出力される副映像信号とを重畳し、かつ後述する映像音声加工制御部153からの指示に基づき、映像信号の映像加工または画質調整を行う。
音声加工調整部118は、音声デコーダ部112と副音声デコーダ部114の音声信号をミキシングし、かつ後述する映像音声加工制御部153からの指示に基づき、音声出力調整を行う。映像表示部115は、映像加工調整部117からの出力映像信号に基づいて生成した映像を表示する。音声出力部116は、音声加工調整部118からの出力音声信号に基づいて生成した音声を出力する。
操作部130は、視聴者などによってなされた操作に基づいて映像再生装置100に対して要求を行う。一般に操作部130は、映像再生装置100のフロントパネルに配置される操作パネルまたはリモコンなどである。映像再生装置100は、操作部130から要求された命令の内容を解釈し、デコーダブロック150を制御することで任意の放送ストリームを再生する。
操作部130が操作パネルである場合、携帯端末131で映像再生装置100の再生制御が可能なアプリケーションを実行することで、操作部130に対して映像再生装置100の再生制御を行わせる。ここで、携帯端末131は、例えばスマートフォンである。外部環境入力部132は、映像再生装置100の視聴環境を示す情報(設置場所での外光の有無情報)を、後述する視聴環境特定部154に入力する。
メモリ部120は、システム制御部101に接続され、後述する視聴者特定部152が取得した視聴者情報140、および映像再生装置100の映像音声出力に関する性能(映像音声出力性能)を示す映像音声性能ポリシー141が記録される不揮発性メモリである。映像音声性能ポリシー141はメモリ部120に予め記録されている。
ここで、後述する番組付加情報を取得するために、視聴者情報140および映像音声性能ポリシー141の2つの情報が必要である。これらの情報は情報取得部によって取得され、メモリ部120は情報取得部の一例として機能する。視聴者情報140および映像音声性能ポリシー141は、メモリ部120に予め記録されていてもよいし、外部から入力される都度メモリ部120に記録されてもよい。なお、情報取得部は、必ずしもメモリ部120によって構成される必要はなく、視聴者情報140および映像音声性能ポリシー141を外部から取得できるように構成されていればよい。
次に、システム制御部101について説明する。システム制御部101は、放送ストリーム解析制御部151、視聴者特定部152、映像音声加工制御部153、および視聴環境特定部154を備えている。放送ストリーム解析制御部151、視聴者特定部152、映像音声加工制御部153、および視聴環境特定部154は、システム制御部101内のファームウェアなどで構成されている。
放送ストリーム解析制御部151は、ストリーム制御部110内でデマルチプレクスする際に、放送ストリームを解析し、当該放送ストリームに関連付けられた番組付加情報に対する通信伝送路上の取得先情報を得る。番組付加情報が通信伝送路上にある場合、放送ストリーム解析制御部151は、ネットワークインターフェース部103を介して番組付加情報を取得するようにストリーム制御部110を制御する。なお、番組付加情報は、各国言語に対応する字幕情報または緊急放送用画像などをはじめとする副映像付加情報511(図5参照)と、各国言語に対応する音声情報をはじめとする副音声付加情報512(図5参照)とを示すものとして説明を進める。
視聴者特定部152は、映像再生装置100にて番組視聴する視聴者に関する情報、すなわち、映像再生装置100を操作している視聴者の属性情報を示す視聴者情報140を取得する。より具体的には、視聴者特定部152は、視聴者の年齢、国籍、性別および嗜好性などの視聴者情報140を取得する。ここで、視聴者情報140は携帯端末131から提供されてもよいし、映像再生装置100自身で視聴者情報140を取得してもよい。
視聴者特定部152は、携帯端末131から視聴者情報140を取得する場合、携帯端末131に内蔵されているカメラで操作者(視聴者)の顔画像を解析することで、視聴者情報140のうち性別、年齢、および国籍を示す情報を取得する。本実施の形態では顔画像を解析することで視聴者情報140を取得する例について示したが、例えば操作者が音声を通じて再生制御を行う場合には、操作者の音声解析を行うことで視聴者情報140を取得してもよい。または、携帯端末131の利用者情報または言語設定情報から視聴者情報140を取得してもよい。なお、視聴者情報140のうち嗜好性を示す情報は、携帯端末131でブラウジングした履歴またはSNSの利用履歴などから取得するものとして説明を進める。
一方、視聴者情報140を映像再生装置100で取得する場合、図示しない映像再生装置100に具備したカメラまたはマイクから、携帯端末131と同様の手法で年齢、性別、および国籍を示す情報を取得する。なお、映像再生装置100の言語設定内容から国籍を判断してもよい。また、放送番組の視聴履歴から視聴者の嗜好性を示す情報を取得してもよい。
なお、視聴者情報140は、前述した年齢、国籍、性別、および嗜好性を示す全ての情報、またはその一部だけでも構わない。また、視聴者情報140を、映像再生装置100および携帯端末131のいずれか一方から取得する例について示したが、映像再生装置100および携帯端末131の両方から得られた情報を組み合わせることで構成しても構わない。
映像音声加工制御部153は、視聴者情報140に基づいて映像加工調整部117を制御することで、映像出力設定、映像加工または画質調整を行う。また、映像音声加工制御部153は、視聴者情報140に基づいて音声加工調整部118を制御することで、音声出力設定、音声加工または音質調整を行う。
より具体的には、映像音声加工制御部153は、映像加工調整部117を制御し、映像デコーダ部111からの主映像出力と副映像デコーダ部113からの副映像出力を重畳させる。なお、その際、副映像信号のスケーリング、色域調整、HDR(ハイダイナミックレンジ)対応、および表示更新速度調整が行われる。また、映像音声加工制御部153は、音声加工調整部118を制御し、音声デコーダ部112からの主音声出力と副音声デコーダ部114からの副音声出力のマージを行わせる。その際、最大音量レベル調整および主副音声出力バランス調整などが行われる。
視聴環境特定部154は、外部環境入力部132からの情報取得を行う。視聴環境特定部154は、外光状況および映像出力信号の輝度状況に合わせて、副映像出力の輝度および色域調整を行う。
なお、本実施の形態では、放送ストリーム解析制御部151、視聴者特定部152、映像音声加工制御部153、および視聴環境特定部154は、システム制御部101内のファームウェアなどで構成される例を示しているが、これらはシステム制御部101の外部に存在しても構わないし、当該機能を有するハードウェアであっても構わない。また、放送ストリーム解析制御部151、視聴者特定部152、映像音声加工制御部153、および視聴環境特定部154を別機能ブロックとして説明したが、これらの機能を統合していてもよいし、さらに細分化した機能ブロックであっても構わない。
次に、放送番組の解像度について説明する。図2は、放送番組の解像度についての説明図である。現行放送の解像度は2K放送201と呼ばれ、横1920ピクセル×縦1080ピクセルの解像度を持つ。しかしながら近年、放送番組として超高精細映像が放送されはじめ、4K放送202および8K放送203の標準化が進められている。
4K放送202は、2K放送201の解像度の4倍となる横3840ピクセル×縦2160ピクセルの解像度を持つ。また、8K放送203は、4K放送202の4倍となる横7680ピクセル×縦4320ピクセルの解像度を持つ。8K放送203になると従来放送規格と比較して情報量が膨大になるため、映像再生装置100の通信負荷および復号負荷が大きくなるといった問題がある。
次に、映像音声性能ポリシーのデータ構造について説明する。図3は、映像音声性能ポリシーのデータ構造例の図である。映像音声性能ポリシー141とは、表示性能項目301毎に、当該映像再生装置100の映像音声性能設定値302をまとめたものである。本実施の形態では、表示性能項目301は、表示可能解像度(主映像)310、表示可能解像度(副映像)311、PVフラグ312、副映像出力有無フラグ313、副音声出力有無フラグ314、副映像出力情報315、および副音声出力情報316から構成される。
表示可能解像度(主映像)310は、設定可能項目として、「8K(7680×4320ピクセル)/4K(3840×2160ピクセル)/2K(1920×1080ピクセル)」がある。本実施の形態では、映像音声性能設定値302が、「8K(7680×4320ピクセル)」に設定されているものとして説明を進める。この場合、放送映像を表示するための主映像プレーンの表示解像度が8K(7680×4320ピクセル)であることを示す。
表示可能解像度(副映像)311は、設定可能項目として、「8K(7680×4320ピクセル)/4K(3840×2160ピクセル)/2K(1920×1080ピクセル)」がある。本実施の形態では、映像音声性能設定値302が、「4K(3840×2160ピクセル)」に設定されているものとして説明を進める。この場合、字幕などの副映像を表示するための副映像プレーンの表示解像度が4K(3840×21660ピクセル)であることを示す。
PVフラグ312は、当該映像再生装置100が公共スペースに置かれているか否かを示すフラグ情報である。PVフラグ312は、設定可能項目として、「ON/OFF」である。本実施の形態では、映像音声性能設定値302が、「OFF」に設定されているものとして説明を進める。公共スペースに置かれている場合、不特定多数の視聴者が存在することとして判定するため、PVフラグ312は、操作者の国籍を判定するための閾値を厳しくするように制御するために利用される。また、公共スペースは雑音が多く存在することも多いため、PVフラグ312は、音声認識時のノイズフィルターの感度を高めるなどの制御を行うために利用される。
副映像出力有無フラグ313は、当該映像再生装置100が副映像を出力できる機能を具備しているか否かを示すフラグ情報である。副映像出力有無フラグ313は、設定可能項目として、「ON/OFF」である。本実施の形態では、映像音声性能設定値302が、「ON」に設定されているものとして説明を進める。副映像出力有無フラグ313がOFFの場合には、放送映像に重畳した字幕映像およびグラフィックの表示ができないことを示すため、放送波に関連付けられた番組付加情報の副映像付加情報511が存在したとしても、取得しないように制御できるため、不要な通信を行うことがないよう制御できる。
副音声出力有無フラグ314は、当該映像再生装置100が副音声を出力できる機能を具備しているか否かを示すフラグ情報である。副音声出力有無フラグ314は、設定可能項目として、「ON/OFF」である。本実施の形態では、映像音声性能設定値302が、「ON」に設定されているものとして説明を進める。副音声出力有無フラグ314がOFFの場合には、放送映像に重畳した副音声情報の音声出力ができないことを示すため、放送波に関連付けられた番組付加情報の副音声付加情報512が存在したとしても、取得しないように制御できるため、不要な通信を行うことがないよう制御できる。
副映像出力情報315は、当該映像再生装置100が副映像を出力できる場合に、副映像表示に関する表示情報の有無を示す。副映像出力情報315は、設定可能項目として、「有/無」である。本実施の形態では、映像音声性能設定値302が、「有」に設定されているものとして説明を進める。副映像出力情報315を有する場合、例えば副映像プレーンで表示可能な色域範囲、色域調整機能有無、輝度深度、HDR対応有無、表示可能な副映像プレーン数、スケーリング可否、および副映像表示更新速度情報などがあることを示す。
副音声出力情報316は、当該映像再生装置100が副音声を出力できる場合に、副音声再生に関する出力情報の有無を示す。副音声出力情報316は、設定可能項目として、「有/無」である。本実施の形態では、映像音声性能設定値302が、「有」に設定されているものとして説明を進める。副音声出力情報316を有する場合、例えば最大音量レベルおよび主副音声の音量レベル調整機能の有無などがあることを示す。
なお、映像音声性能ポリシー141は、あらかじめ固定値として決定することができる情報であるため、メモリ部120内に保持せず、映像再生装置100自身のファームウェアであるプログラム上に情報を記録しておいてもよい。
図4は、映像表示部115への表示画面例とプレーン構造の説明図である。表示画面はプレーン構造を採用しており、主映像が再生される主映像プレーン401と、主映像プレーン401の前面に配置されかつ副映像が再生される副映像プレーン402とを有する。主映像プレーン401および副映像プレーン402を重畳表示することで、映像表示部115への出力映像400となる。
なお、主映像プレーン401の解像度と副映像プレーン402の解像度は異なっていてもよい。本実施の形態では、主映像プレーン401は8K解像度(7680×4320ピクセル)、副映像プレーン402は4K解像度(3840×2160ピクセル)であるものとして説明を進める。このように主映像プレーン401と副映像プレーン402の解像度が異なっている場合には、通信伝送路から取得する番組付加情報の副映像付加情報511は、副映像プレーン402に表示されるため、4K解像度(3840×2160ピクセル)の副映像付加情報511が取得される。
次に、放送通信連携について説明する。図5は、放送通信連携の概念図である。これからの放送規格では、放送伝送路と通信伝送路とを同様に取り扱うことができる。図5は、放送伝送路と通信伝送路の両方のデータを用いるサービスの構成例を示している。
放送波の物理チャンネル500には、映像アセット501、音声#1アセット502、字幕#1アセット503、および字幕#2アセット504が含まれる。放送伝送路のみでサービス(チャンネル)を選択すれば、物理チャンネル500に含まれるアセットだけが視聴できる。
また、通信伝送路から、当該サービス(チャンネル)に対応した番組付加情報を取得することができる。本実施の形態では、通信伝送路から副映像付加情報アセット511(以下、「副映像付加情報511」ともいう)および副音声付加情報アセット512(以下、「副音声付加情報512」ともいう)を取得できる。これらの情報は放送波の物理チャンネル500に紐づけられた情報であり、放送波の映像と同期して再生が行なわれる。なお、副映像付加情報アセット511および副音声付加情報アセット512で伝送される情報量が小さい場合には、データ放送のようにカルーセル巡回データ形式で伝送されても構わない。この場合にこれらの情報は、IPデータフロー510として伝送される。
視聴者が、あるイベント(番組)520を選択すると、図5の鎖線で囲まれたデータを取得し、映像再生装置100内で時刻同期がとられて放送伝送路と通信伝送路の情報が組み合わされ、映像表示部115でイベント(番組)を視聴することができる。
本実施の形態では、通信伝送路上から、視聴者の国籍に合わせた言語設定がなされ、かつ映像再生装置100で表示可能な適切な解像度の番組付加情報を取得する例として説明を行う。例えば、日本の放送番組を受信している場合には、放送波として音声(#1)502は日本語音声、字幕(#1)503は日本語字幕、字幕(#2)は英語字幕などが一般に用いられている。ここで視聴者がフランス人である場合、放送通信路にはフランス語の字幕および音声は含まれていないため、放送がどのような内容かを理解することは困難である。
そこで、通信伝送路上に、複数言語の番組付加情報を用意しておき、映像再生装置100は視聴者情報140を参照し、操作者(視聴者)の国籍がフランスであると判断すると、複数言語の番組付加情報の中からフランス語が言語設定されている副映像付加情報アセット511および副音声付加情報アセット512を取得するよう制御する。
また、副映像付加情報511を取得するにあたり、通信伝送路上には様々な解像度の副映像付加情報511が用意されているものとする。映像再生装置100は、自身の副映像プレーン402の解像度で表現可能な最大の解像度を持った副映像付加情報511を選択して取得する。このように構成することで、副映像プレーン402が4K解像度までしか表現できない状態で、8K解像度の副映像付加情報511を取得するなど、無駄なデータを通信することを防ぐことができ、通信負荷およびCPU負荷を抑えることができる。
次に、放送番組の映像ストリームのデータ構造について説明する。図6は、放送番組の映像ストリームのデータ構造の説明図であり、ストリーム制御部110でデマルチプレクスすることで生成される符号化圧縮された映像ストリーム600のデータ構造を示す図である。
図6に示すように、映像ストリーム600は、符号化圧縮単位となるGOP(Group Of Picture)601単位で情報圧縮される。GOP601は、フレーム内でデータ圧縮されたIピクチャ610と、時間的に前方向のIピクチャによる動き補償を加えてデータ圧縮されたPピクチャ611と、時間的に前後方向のIピクチャ610またはPピクチャ611による動き補償を加えてデータ圧縮されたBピクチャ612から構成されている。符号化圧縮は、例えば約0.5秒の再生時間ごとに行われている。
Iピクチャ610はGOP601の先頭に位置しており、GOP601の中で最初にデコードされる。また、Iピクチャ610は、表示時刻情報620、映像属性情報630、および符号化映像データ640(スライス641)から構成されている。
表示時刻情報620は、PTS(Presentation Time Stamp)が付与されており、映像表示部115への提示時間情報が記録される。なお、表示時刻情報620は、映像および音声が同期可能な時刻情報であればよく、PTSではなくNTP(Network Time Protocol)で定義される時刻情報でも構わない。
映像属性情報630は、AUD(Access Unit Delimiter)631、SPS632、およびPPS633から構成されている。AUD631は、映像のアクセスユニットの先頭を示す識別子情報を示しているとともに、当該アクセスユニットに含まれるスライスの種類を示す情報を有している。また、SPS(System Parameter Set)632には、GOP601全体の符号化に関わるプロファイル、レベル、解像度、フレームレート、およびビットレート上限値などの情報が記録される。PPS(Picture Parameter Set)633は、ピクチャ全体の符号化に関わる情報を持ち、PPS633には、エントロピー符号化モードおよびピクチャ単位の量子化パラメータ等の情報が記録される。
なお、図6に示すように、Iピクチャ610以外のPピクチャ611およびBピクチャ612はSPS632を含んでいない。
次に、副映像付加情報511の内部データ構造について説明する。図7は、副映像付加情報511の内部データ構造の説明図である。副映像付加情報511は、SEI(Supplemental Enhancement Information)700として記録される。SEI700は、ピクチャ単位で副映像付加情報511が記録されている複数のピクチャ差分710から構成されている。ピクチャ差分710は、表示時刻情報720、国コード730、緊急度情報740、副映像属性情報750、および副映像グラフィックス情報760から構成されている。
表示時刻情報720は、PTS(Presentation Time Stamp)が付与されており、映像表示部115への提示時間情報が記録される。なお、表示時刻情報720は、映像および音声が同期可能な時刻情報であればよく、PTSではなくNTP(Network Time Protocol)で定義される時刻情報でも構わない。この表示時刻情報720は副映像付加情報511の再生タイミングを規定しており、映像アセット501と同じタイムスタンプを設定することで、主映像と副映像の同期再生が行われる。
なお、当該副映像付加情報511が、地震または津波などの緊急速報を示す画像情報である場合、必ずしも主映像に同期させる必要がない。その場合は表示時刻情報720として、時刻情報を持つのではなく、“非同期”を示す識別子を持たせることで、主映像と時刻同期させることなく、当該ピクチャ差分710をフレーム毎に順次表示させるように構成しても構わない。
国コード730は、当該SEI700の情報の言語設定値をコード化したものである。国コード730は、例えばISO639で定義されている言語コードを示し、日本語の場合「JPN」のような3文字の英語表記で表わされる。
緊急度情報740は、当該副映像付加情報511の表示緊急度を示す。緊急度情報740として、例えば1から5までの数字が割り振られ、数字が大きいほど緊急度が高いことを示す。なお、本実施の形態では、このように緊急度情報740は5段階に分類された例を示すが、さらに細分化したり、さらに数値範囲を統合したりしていても構わない。
副映像属性情報750には、当該副映像の解像度、文字サイズ、色域、HDR有無、色域変換テーブル、輝度深度、漢字使用レベル、描画更新速度、および符号化圧縮方式などの情報が記録される。
副映像グラフィックス情報760は、符号化圧縮された副映像の画像情報である。当該副映像画像は、副映像デコーダ部113で復号化処理され、副映像プレーン402に表示される。
次に、副音声付加情報512の内部データ構造について説明する。図8は、副音声付加情報512の内部データ構造の説明図である。副音声付加情報512は、副映像付加情報511と同様に、SEI(Supplemental Enhancement Information)700として記録する。なお、副映像付加情報511の場合と同様の意味を持つデータは同じ符号を付し、説明を省略する。
SEI700は、副音声付加情報512を記録しており、複数のアクセスユニット810から構成される。アクセスユニット810は、例えば33ミリ秒などの所定時間幅を持つ符号化圧縮された音声情報であり、表示時刻情報720、国コード730、緊急度情報740、副音声属性情報850、および副音声情報860から構成されている。
副音声属性情報850には、最大音声レベル、音声周波数、主副音声レベル調整可否、および符号化圧縮方法などの情報が記録される。
副音声情報860は、符号化圧縮情報であり、当該副音声情報860は副音声デコーダ部114で復号化処理され、音声出力部116に出力される。
次に、番組付加情報の取得手順について説明する。図9は、番組付加情報の取得手順を示すフローチャートである。
まず、ストリーム制御部110が放送番組をデマルチプレクスする際に、放送ストリーム解析制御部151は、放送ストリームを解析することで、当該放送に係る通信伝送路からの番組付加情報の有無を確認する(ステップS101)。番組付加情報がない場合は(ステップS101においてNO)、映像再生装置100は、ステップS102に遷移して、通常の放送映像を再生する。
他方、番組付加情報がある場合(ステップS101においてYES)、放送ストリーム解析制御部151は、メモリ部120に保持されている映像音声性能ポリシー141を取得し(ステップS103)、その後視聴者情報140を取得する(ステップS104)。
放送ストリーム解析制御部151は、映像音声性能ポリシー141から、副映像プレーンで表現可能な解像度情報である表示可能解像度(副映像)311と、色域範囲、色域調整機能の有無、輝度深度、HDR対応の有無、副映像プレーン数、スケーリング可否、および副映像表示更新速度情報などの副映像出力情報315とを取得する。また、放送ストリーム解析制御部151は、副音声の最大音量レベル、および主副音声の音量レベル調整機能の有無などの副音声出力情報316を取得する。これらの情報によって、通信伝送路上に副映像性能情報または副音声性能情報が異なる同一コンテンツの番組付加情報があった場合には、映像再生装置100の表現可能な範囲内で最小の情報量を持つ番組付加情報を取得することができる。一例として、副映像プレーン402が4K解像度までしか対応していなければ、放送ストリーム解析制御部151は、4K解像度用の副映像付加情報511を取得する。
また、放送ストリーム解析制御部151は、視聴者情報140から、操作者の国籍および年齢情報を取得する。これらの情報によって、通信伝送路上に表示言語、文字サイズ、字幕更新速度、漢字使用レベル、文字表示色、音声言語、または音声速度が異なる同一コンテンツの番組付加情報があった場合には、当該映像再生装置100が視聴者にとって好適な副映像付加情報511を選択取得することができる。映像再生装置100は、一例として、視聴者の国籍がフランス、かつ年齢が子供であった場合、表示言語はフランス語、文字サイズが大きく、字幕更新速度がゆっくり、かつ文字表示色の輝度が抑え目になるような副映像付加情報511を取得する。他にも国籍が日本、かつ年齢が子供であった場合などは、漢字の使用を抑えた字幕表示を行うよう映像再生装置100を制御してもよい。
その後、放送ストリーム解析制御部151からの指示で、ストリーム制御部110は、通信伝送路からかつ映像再生装置100の表現可能な範囲内、かつ視聴者にとって好適な番組付加情報を取得する(ステップS105)。すなわち、ストリーム制御部110は、視聴者情報140と映像音声性能ポリシー141とに基づいて番組付加情報を取得する。その際、放送番組全体の番組付加情報を取得しても構わないし、現在視聴している放送番組の表示時刻情報以降の番組付加情報を取得しても構わない。このように構成することで、余分な情報を取得しないようにすることができるため、さらに通信量を削減することができる。
本実施の形態では、放送番組の表示時刻情報以降を取得しないよう構成しているが、その際には映像再生装置100の映像音声再生時、通信時のバッファリング時間、または後続データが安定処理できるようにあらかじめ決められた閾値よりも前の時刻情報から番組付加情報を取得しても構わない。このようにして番組付加情報を取得した後は、放送映像と同期して当該番組付加情報の副映像付加情報511を組み合わせた放送映像が再生される(ステップS106)。
次に、番組付加情報の加工調整手順について説明する。図10は、番組付加情報の加工調整手順を示すフローチャートである。このフローチャートでは、通信伝送路から取得した番組付加情報をそのまま表示するのではなく、視聴者に応じた映像音声加工調整を行う。
まず、映像デコーダ部111は符号化圧縮された映像を復号化する(ステップS201)。その後、システム制御部101からの指示のもと、副映像デコーダ部113および副音声デコーダ部114は、通信伝送路から取得した番組付加情報について、映像デコーダ部111で復号化する映像ピクチャに対するPTS(表示時刻)と同一のPTSを持つ副映像付加情報511、または副音声付加情報512を特定し再生する(ステップS202)。その後、映像音声加工制御部153は、メモリ部120に保持している視聴者情報140を取得する(ステップS203)。
映像音声加工制御部153からの指示のもと、映像加工調整部117は、当該視聴者情報140に基づいて映像加工または画質調整を行う(ステップS204)。具体的な加工調整方法について、いくつかの具体例を挙げて説明を行う。例えば、視聴者情報140の年齢が子供である場合には、目の発達の未熟であるため、高輝度部分を抑えたり、点滅または鮮明な画像を少し抑えるなどしたりして行う。また、副映像が字幕情報であった場合には、文字を大きくしたり、更新速度を遅くしたりするなどの制御が行われる。また、年齢に合わせた漢字レベル以上の文字をひらがなに変換することで読みやすくするなどの制御が行われる。逆に視聴者情報140の年齢が年配であった場合には、年齢とともに目の水晶体が黄色くなり純粋な色が知覚することができなくなるため、色補正をかけることで自然に近い色を表現してもよい。
他の具体例として、視聴者情報140の国籍がヨーロッパ系であった場合、赤の見分けにくい特性を持つ。そのため赤成分を鮮明にすることで、自然色に近い色認識を行うことができる。また、国籍が米国である場合、赤または黄色のソリッドカラーが好まれる。そのため、映像加工調整部117は、字幕色も赤または黄色成分を強くするよう調整することで、国籍で好まれる色成分で副映像表示を行うことができる。
なお、緊急度情報740を参照し緊急性が高いと判定された場合、映像加工調整部117は、副映像付加情報511の高輝度、かつ注意をひくような色設定を行う。また、映像加工調整部117は、副映像付加情報511の文字サイズを大きくするように調整しても構わない。
また、映像音声加工制御部153からの指示のもと、音声加工調整部118は、当該視聴者情報140に基づいて、音声加工または音質調整を行う(ステップS205)。また、副映像の場合と同様に、緊急度情報740を参照し緊急性が高いと判定された場合、音声加工調整部118は、副音声の音量レベルを上げるとともに、主音声の音量レベルを下げるように調整してもよい。
なお、映像音声性能ポリシー141にて副音声出力有無フラグ314がOFFに設定されていた場合は、副音声付加情報512を字幕のような副映像付加情報511に変換してもよい。逆に映像音声性能ポリシー141にて副映像出力有無フラグ313がOFFに設定されていた場合は、字幕のような副映像付加情報511を副音声付加情報512に変換してもよい。
また、映像音声性能ポリシー141のPVフラグ312がONに設定、かつ副映像出力情報315として複数の副映像プレーン402が存在する場合は、複数言語の副映像付加情報511を同時に表示するなど行ってもよい。
以上のように、実施の形態に係る映像再生装置100では、情報取得部は、映像再生装置100を操作している視聴者の属性情報を示す視聴者情報140と、映像再生装置100の映像音声出力性能を示す映像音声性能ポリシー141とを取得し、ストリーム制御部110は、視聴者情報140と映像音声性能ポリシー141とに基づいて、放送番組に関する番組付加情報を通信伝送路から取得する。副映像デコーダ部113は、放送番組と時刻同期して番組付加情報を再生し副映像信号として出力し、映像加工調整部117は、放送番組に係る映像信号と副映像信号とを重畳し、かつ、視聴者情報140に基づいて、副映像信号の映像加工または画質調整を行う。このように、視聴者に合わせて番組付加情報を映像加工または画質調整することで、視聴者にとって好適な情報提供を行うことができる。
また、通信伝送路から視聴者および映像再生装置100の性能に合った番組付加情報を選択的に取得できるため、例えば視聴者の国籍に応じた番組付加情報だけを選択的に取得することができる。また、映像再生装置100の表現可能な解像度、色空間および輝度深度などを考慮した番組付加情報を取得できるため、不必要な通信情報量を削減できるといった効果を奏する。
視聴者情報は視聴者の国籍を示す情報であるため、視聴者に適した個別の字幕言語または音声言語の情報を通信伝送路から適宜取得できる。これにより、視聴者にとって好適な情報提供を行うことができる。また、全ての情報を放送波に載せなくてもよく、通信情報量を節約することができる。
また、映像再生装置100の副映像プレーンの解像度に合わせて、副映像付加情報511を取得できるため、不要な情報を通信しなくてもよい。また、通信伝送路から番組付加情報を取得する際には、映像再生装置100が表現可能な最小サイズの番組付加情報を取得できるため、無駄な通信を行うことがなく、通信負荷およびCPU負荷を抑えることができる。
視聴者情報は視聴者の年齢を示す情報であるため、例えば、視聴者の年齢が子供であった場合、文字サイズが大きく、字幕更新速度がゆっくり、かつ文字表示色の輝度が抑えめになるような副映像付加情報511を取得することができる。これにより、視聴者にとって好適な情報提供を行うことができる。
番組付加情報は緊急放送レベル情報を含み、映像加工調整部117は、さらに緊急放送レベル情報に基づいて、副映像信号の映像加工または画質調整を行うため、緊急度に応じて情報提供表示内容を変更することができる。
また、本発明は、映像再生装置100が備える特徴的な構成部の動作をステップとする映像再生方法として実現してもよい。また、本発明は、そのような映像再生方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現してもよい。また、本発明は、そのようなプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現されてもよい。また、当該プログラムは、インターネット等の伝送媒体を介して配信されてもよい。
上記実施の形態で用いた全ての数値は、本発明を具体的に説明するための一例の数値である。すなわち、本発明は、上記実施の形態で用いた各数値に制限されない。
また、本発明に係る映像再生方法は、図9と図10の処理の一部またはすべてに相当する。図9と図10における、対応する全てのステップを必ずしも含む必要はない。すなわち、本発明に係る映像再生方法は、本発明の効果を実現できる最小限のステップのみを含めばよい。
また、映像再生方法における各ステップの実行される順序は、本発明を具体的に説明するための一例であり、上記以外の順序であってもよい。また、映像再生方法におけるステップの一部と、他のステップとは、互いに独立して並列に実行されてもよい。
また、映像再生装置100の各構成要素の一部は典型的には集積回路であるLSI(Large Scale Integration)として実現されてもよい。例えば、システム制御部101は、集積回路として実現されてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100 映像再生装置、110 ストリーム制御部、113 副映像デコーダ部、117 映像加工調整部。

Claims (8)

  1. 放送伝送路から受信した放送番組を再生可能な映像再生装置であって、
    前記映像再生装置を操作している視聴者の属性情報を示す視聴者情報と、前記映像再生装置の映像音声出力性能を示す映像音声性能ポリシーとを取得する情報取得部と、
    前記視聴者情報と前記映像音声性能ポリシーとに基づいて、前記放送番組に関する番組付加情報を通信伝送路から取得するストリーム制御部と、
    前記放送番組と時刻同期して前記番組付加情報を再生し副映像信号として出力する副映像デコーダ部と、
    前記放送番組に係る映像信号と前記副映像信号とを重畳し、かつ、前記視聴者情報に基づいて、前記副映像信号の映像加工または画質調整を行う映像加工調整部と、
    を備える、映像再生装置。
  2. 請求項1記載の映像再生装置であって、
    前記視聴者情報は前記視聴者の国籍を示す情報である、映像再生装置。
  3. 請求項1記載の映像再生装置であって、
    前記視聴者情報は前記視聴者の年齢を示す情報である、映像再生装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の映像再生装置であって、
    前記番組付加情報は緊急放送レベル情報を含み、
    前記映像加工調整部は、さらに前記緊急放送レベル情報に基づいて、前記副映像信号の映像加工または画質調整を行う、映像再生装置。
  5. 放送伝送路から受信した放送番組を再生可能な映像再生方法であって、
    (a)視聴者の属性情報を示す視聴者情報と、映像音声出力性能を示す映像音声性能ポリシーとを取得するステップと、
    (b)前記視聴者情報と前記映像音声性能ポリシーとに基づいて、前記放送番組に関する番組付加情報を通信伝送路から取得するステップと、
    (c)前記放送番組と時刻同期して前記番組付加情報を再生し副映像信号として出力するステップと、
    (d)前記放送番組に係る映像信号と前記副映像信号とを重畳し、かつ、前記視聴者情報に基づいて、前記副映像信号の映像加工または画質調整を行うステップと、
    を備える、映像再生方法。
  6. 請求項5記載の映像再生方法であって、
    前記視聴者情報は前記視聴者の国籍を示す情報である、映像再生方法。
  7. 請求項5記載の映像再生方法であって、
    前記視聴者情報は前記視聴者の年齢を示す情報である、映像再生方法。
  8. 請求項5から7のいずれか1つに記載の映像再生方法であって、
    前記番組付加情報は緊急放送レベル情報を含み、
    前記ステップ(d)は、さらに前記緊急放送レベル情報に基づいて、前記副映像信号の映像加工または画質調整を行うステップである、映像再生方法。
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