JPH11271800A - 液晶駆動基板の検査装置及びその検査方法 - Google Patents

液晶駆動基板の検査装置及びその検査方法

Info

Publication number
JPH11271800A
JPH11271800A JP7804798A JP7804798A JPH11271800A JP H11271800 A JPH11271800 A JP H11271800A JP 7804798 A JP7804798 A JP 7804798A JP 7804798 A JP7804798 A JP 7804798A JP H11271800 A JPH11271800 A JP H11271800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
liquid crystal
pixel electrode
driving substrate
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7804798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4104728B2 (ja
Inventor
Terumasa Ishihara
照正 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP7804798A priority Critical patent/JP4104728B2/ja
Publication of JPH11271800A publication Critical patent/JPH11271800A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4104728B2 publication Critical patent/JP4104728B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに隣り合う画素電極間の短絡欠陥を検出
する。 【解決手段】 複数の画素電極と該画素電極にデータ電
圧を書き込むスイッチング素子が行列状に備えられた液
晶駆動基板に電気光学素子板を対向配置する検査装置に
おいて、ある電圧印加パターンにおいて、互いに隣り合
う画素電極の一方に所定電圧値を書込むようにスイッチ
ング素子にゲート電圧とデータ電圧とを供給し、かつ互
いに隣り合うもう一方の画素電極のスイッチング素子に
は遮断状態に維持するようにゲート電圧とデータ電圧と
を供給し、他の電圧印加パターンにおいては、もう一方
の画素電極に所定電圧値を書込むようにスイッチング素
子にゲート電圧とデータ電圧とを供給し、かつ一方の画
素電極のスイッチング素子には遮断状態に維持するよう
にゲート電圧とデータ電圧とを供給する電源装置を具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶駆動基板の検
査装置及びその検査方法に係わり、特に液晶駆動基板に
対向配置された電気光学素子の表面画像に基づいて液晶
駆動基板の動作状態を検査する技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、液晶表示パネルは、液晶
が封入されたガラス板に当該液晶に電界を加える液晶駆
動基板を対向配置したものである。この液晶表示パネル
は、液晶駆動基板の画素電極に加えるデータ電圧を制御
して液晶に加える電界を調節し、この電界調節によって
液晶の光透過率をコントロールして画像を表示するもの
である。このような液晶表示パネルに用いられる液晶駆
動基板は、ガラス板上に行列状態に設けられた複数の画
素電極を備え、これら画素電極に書込む電圧をTFT等
のスイッチング素子を用いてコントロールするものであ
る。
【0003】図8は、このような液晶駆動基板の一種と
して、TFT(薄膜トランジスタ)を使用したアクティ
ブマトリックス方式の液晶駆動基板の構成例を示す平面
図である。この図において、ガラス基板a1の表面に
は、一定間隔を隔てて行列(マトリクス)状に多数の画
素電極a2が形成されている。すなわち、画素電極a2
は、当該液晶駆動基板Aを用いて表示される画像の水平
方向と垂直方向とに沿って一定間隔を隔ててマトリクス
状に配置される。
【0004】これら各画素電極a2は、保持容量a3を介
して各々Cs配線a4に接続される一方、TFTa5を介
してデータ配線a6にそれぞれ接続されている。各TF
Ta5は、ソース端子が画素電極a2に接続されると共に
ドレイン端子がデータ配線a6に接続され、またゲート
端子がゲート配線a7にそれぞれ接続されている。上記
Cs配線a4は、水平方向に並ぶ各行の保持容量a3毎に
設けられており、ガラス基板a1の端部(この図では右
端)に設けられたショートバーa8にそれぞれ共通接続
されている。ゲート配線a7も、同じく水平方向に並ぶ
各行のTFTa5毎に設けられており、ガラス基板a1の
端部(この図では左端)に設けられたショートバーa9
にそれぞれ共通接続されている。また、データ配線a6
は、垂直方向に並ぶ各列のTFTa5毎に設けられてお
り、ガラス基板a1の端部(この図では上端)に設けら
れたショートバーa10にそれぞれ共通接続されている。
【0005】すなわち、この図に示すように、画素電極
a2の近傍には保持容量a3とTFTa5とが付加的に設
けられて1つの画素ユニットを形成し、Cs配線a4とゲ
ート配線a7とは水平方向に並ぶ画素ユニットの間を水
平方向に配線されている。この図では、水平方向に並ぶ
画素ユニットの下側にCs配線a4が配線され、上側にゲ
ート配線a7がそれぞれ配線されている。一方、データ
配線a6は、垂直方向に並ぶ画素ユニットの間を垂直方
向に配線されている。
【0006】上記各TFTa5は、ゲート配線a7に所定
のゲート電圧が印加されることによって導通状態とな
り、この時各データ配線a6に印加されているデータ電
圧を各画素電極a2に書き込む。そして、TFTa5が非
導通状態とされると、画素電極a2に書き込まれたデー
タ電圧は、保持容量a3によって保持される。なお、こ
のような液晶駆動基板Aは、液晶表示パネルの製造工程
の途中のものであり、液晶表示パネルとして完成する時
点では、各ショートバーa8〜a10はガラス基板a1から
分離・除去される。そして、Cs配線a4とデータ配線a
6とゲート配線a7とは、当該液晶駆動基板Aを駆動する
駆動回路(ドライバ)に接続される。
【0007】上記液晶駆動基板Aは、ゲート配線及びデ
ータ配線がそれぞれ2つの別系統のショートバーに接続
されるものであり、便宜上2G2Dタイプの液晶駆動基
板と称する。液晶駆動基板には、この2G2Dタイプの
他に、ゲート配線が1つのショートバーに接続され、か
つデータ配線が2つのショートバーに接続された1G2
Dタイプの液晶駆動基板や、ゲート配線が2つの系統の
ショートバーに接続され、かつデータ配線が3つの系統
のショートバーに接続された2G3Dタイプの液晶駆動
基板が考案されており、またドライバ付の液晶駆動基板
も実用化されている。
【0008】2G3Dタイプの液晶駆動基板は、互いに
隣り合う3つの画素電極が画像の三原色(R,G,B)
に対応するものであり、各色の画素電極毎にデータ電圧
を設定できるようにデータ配線が3つのショートバーに
分かれて接続され、またゲート配線については上記液晶
駆動基板Aと同様に奇数行と偶数行とが各々独立したシ
ョートバーに接続されたものである。また、ドライバ付
液晶駆動基板は、列方向に並ぶ各画素電極のデータ電圧
を各々独立してコントロールするドライバと各行の各画
素電極のゲート電圧を各々独立してコントロールするド
ライバとを備えたものである。
【0009】このような液晶駆動基板Aの作動を検査す
る検査装置としては、例えば特開平5−256794号
公報等に記載された電気光学素子板(モジュレータと称
する)を用いるものがある。図9は、このようなモジュ
レータを用いた検査装置の構成例の概要図である。この
図において、符号Bはモジュレータである。このモジュ
レータBは、内部に液晶が封入された液晶シートb1の
片面に薄膜透明電極b2を貼り合わせ、またもう一方の
面にモジュレータBに照射された光を反射する半導体反
射膜b3(誘電体反射膜)を蒸着または貼り合わせて構
成される。
【0010】このモジュレータBは、図示しない検査装
置本体に固定され、また液晶駆動基板Aはモジュレータ
Bに微小ギャップ(10μm〜数10μm)を隔てて対
向配置される。液晶駆動基板Aは、ガラス基板a1上に
多数の画素電極a2が行列状に設けられ、これら各画素
電極a2への電圧の印加がTFTa5によって制御される
ようになっている。
【0011】モジュレータBの薄膜透明電極b2及び液
晶駆動基板Aの各TFTのゲート電極とソース電極に
は、電圧印加装置Cによって液晶駆動基板Aの動作を検
査するために必要な所定電圧が印加され、さらにモジュ
レータBの表面には光源D(LED等)によって光が照
射される。この状態において、CCDカメラEは、モジ
ュレータBの表面からの反射光によってモジュレータB
の表面の模様を画像として捉える。
【0012】液晶駆動基板Aは微小間隔をおいてモジュ
レータBに対向して配置されているので、液晶シートb
1内に封入された液晶は、薄膜透明電極b2と液晶駆動基
板Aの各画素電極a2との間に発生する電界の影響を受
けて分子の配向状態が変化することになる。この結果、
該液晶の分子配向の状態に応じて液晶シートb1の光透
過率が調節され、よってモジュレータBに照射された光
の反射率が変化することになる。
【0013】この結果、CCDカメラEによって捉えら
れるモジュレータBの表面画像は、液晶駆動基板Aの各
画素電極a2に印加された電圧を反映させた輝度の画像
(電圧イメージ)となる。画像処理装置Fは、この電圧
イメージに一定の画像処理を施すことによって正常な電
圧が印加されていない画素電極a2(欠陥画素)を特定
し、例えばその欠陥数等に基づいて液晶駆動基板Aの良
否を検査する。そして、この検査結果は、モニタGに送
られて表示される。
【0014】このような検査装置を用いて液晶駆動基板
Aを検査する場合、ゲート配線a7やデータ配線a6の断
線あるいは画素電極a2とゲート配線a7の短絡等、種々
の原因によって生じる液晶駆動基板Aの異常を検出する
ために、種々のパターンのゲート電圧及びデータ電圧が
ショートバーa6〜a9を介して液晶駆動基板Aに供給さ
れ、このときのモジュレータBの表面画像が電圧イメー
ジとして取得される。そして、これらの電圧イメージを
画像処理装置Fによって画像処理することによって正常
にデータ電圧が書込まれない画素電極(欠陥画素)が検
出される。ここで、画像処理装置Fに供される画像波形
が片極性(例えば正極性)となるようにゲート電圧ある
いはデータ電圧を印加して電圧イメージを取得する検査
手法をユニポーライメージングという。
【0015】さらに、従来の液晶駆動基板の検査では、
ゲート電圧及びデータ電圧を種々のパターンに変更しな
ければ検出することができなかった欠陥について、図1
0に示すような検査方法を採用していた。ここで、各々
のサブイメージ1〜nは2フレームのCCD撮像イメー
ジから生成される電圧イメージである。これらサブイメ
ージ1〜nには、主にCCDのショットノイズに起因す
るランダムノイズがかなり重畳されており、1つのサブ
イメージ1〜nからだけでは十分な画像電圧検知精度を
得ることができない。
【0016】このため、電圧イメージ1を生成するため
に、パネル印加パターン1を繰り返し液晶駆動基板Aに
印加しながら、複数のサブイメージ1を加算してノイズ
レベルを相対的に低下させる手法を採用している。そし
て、このようにして得られた電圧イメージ1に基づいて
欠陥情報1を取得する。これを1サイクルとして、2サ
イクル目では、パネル印加パターン1で検出される欠陥
とは別の欠陥を検出するためのパネル印加パターン2を
繰り返し液晶駆動基板Aに印加して複数のサブイメージ
2を加算することによって電圧イメージ2を生成し、該
電圧イメージ2に基づいて欠陥情報2を取得する。
【0017】さらに、同様にしてnサイクルの処理を実
行することにより欠陥情報3,4,……,nを取得し、
全ての欠陥情報1,2,……,nを総合することによっ
て1枚の液晶駆動基板Aについての欠陥マップを生成す
る。この場合、画像処理装置によって各電圧イメージ1
〜nが取得され、これら電圧イメージ1〜nに基づく欠
陥情報1,2,……,nの取得は、高速処理が可能なホ
ストコンピュータ等によって行われている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ユニポーライメージングを用いた従来の液晶駆動基板A
の検査装置では、互いに隣り合う画素電極a2が何らか
の原因で短絡しており、かつその短絡がゲート配線ある
いはデータ配線との短絡を含まない場合に、これを異常
として検出することができなかった。画素電極間短絡が
配線との短絡を含むかどうかは、TFTパネルの設計上
決まるものであり、最近の傾向としてそのような設計が
多くなっている。
【0019】また、このような短絡欠陥を検出する手法
として、互いに隣り合う画素電極に異なる極性のデータ
電圧を書込む技術(バイポーライメージング)がある
が、この技術ではCCDと液晶駆動基板Aの画素数の相
異に起因して画像イメージにモアレ(干渉稿)が発生す
るため、欠陥閾値を厳しく設定することができず、よっ
て検査精度が低下する。
【0020】また、2G3Dタイプの液晶駆動基板にバ
イポーライメージングを適用した場合、正負極性の振幅
を対称にするには、例えばRGB信号に+10V,0
V,−10Vを印加することが考えられるが、この場
合、データ配線間の短絡は検出できるが、0Vを印加し
たデータ配線の断線欠陥が検出できない。また、例えば
各色の画素電極の何れか1つに正極性のデータ電圧を書
き込み、他の2つの画素電極に負極性のデータ電圧を書
込んだ場合、電圧イメージの波形の空間デューティ比が
正極性側に偏って該波形の欠陥判定しきい値が安定しな
い上、負極性が隣り合う信号間の短絡検出ができず、し
たがって上述した短絡欠陥を安定して検出することがで
きない。さらに、画素電極のピッチが狭い高精細型液晶
駆動基板にバイポーライメージングを適用した場合、電
圧イメージの波形変化の空間周波数が高くなるため、波
形の振幅が小さくなり、よって短絡欠陥や断線欠陥を安
定して検出することが困難である。
【0021】また、数多くの電圧印加パターンを組み合
わせることによって様々なモードの欠陥を検出すること
も考えられるが、この場合には検査のために取得しなけ
ればならない電圧イメージの枚数が増加することになる
ので、検査のスループットが低下し、検査効率が悪化す
るという不都合がある。その場合、複数の電圧印加パタ
ーンから得られる複数の電圧イメージを高速に合成して
1枚の電圧イメージを得るという手法を用いることによ
り、スループットを低下させないで、より多くのモード
の欠陥を検出することができる。液晶表示パネルの需要
が飛躍的に増大している現状からして、検査効率の悪化
は許容されるものではない。
【0022】さらに、上記図10に示すような検査方法
では、各パネル印加パターン1〜n毎に電圧イメージ1
〜nを取得し、また該電圧イメージ1〜nに基づいて欠
陥情報1,2,……,nを取得する必要があるので、液
晶駆動基板の検査に掛かるスループットが低下するとい
う問題点がある。
【0023】本発明は、上述する問題点に鑑みてなされ
たもので、以下の点を目的とするものである。 (1)ゲート配線あるいはデータ配線との短絡を含まな
い互いに隣り合う画素電極間の短絡欠陥を検出すること
が可能な液晶駆動基板の検査装置及びその検査方法を提
供する。 (2)検査のスループットを低下させることなく互いに
隣り合う画素電極間の短絡欠陥を検出することが可能な
液晶駆動基板の検査装置及びその検査方法を提供する。 (3)ユニポーライメージングによって隣り合う画素電
極間の短絡欠陥を検出することが可能な液晶駆動基板の
検査装置及びその検査方法を提供する。 (4)複数の電圧パターンを印加して複数のサブイメー
ジを生成し、それらを高速に合成して1枚の電圧イメー
ジを取得することによりCCDのランダムノイズの低減
と複数の電圧イメージの合成とを同時に行い、これの基
づいて欠陥判定を行うことにより各々の電圧パターンで
しか検出できない欠陥を画素電圧検知精度やスループッ
トを低下させることなく検出することが可能な液晶駆動
基板の検査装置及びその検査方法を提供する。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、液晶駆動基板の検査装置に係わる第1
の手段として、画素電極と該画素電極へのデータ電圧の
書込みを制御するスイッチング素子とが行列状に多数設
けられた液晶駆動基板の検査装置において、平板状に封
止された液晶または電気光学効果を有するシートと該シ
ートまたは液晶の一面に備えられた透明電極ともう一面
に備えられた誘電体反射膜とからなり、前記シートまた
は液晶を透明電極との間で挟込むように液晶駆動基板に
対向配置される電気光学素子板と、前記スイッチング素
子の遮断/導通を操作するゲート電圧と前記データ電圧
とを複数の電圧印加パターンで液晶駆動基板に供給する
と共に、前記透明電極にも電圧を供給する電源装置と、
前記各々の電圧印加パターンにおける誘電体反射膜から
反射してくる画像を撮影する撮像手段と、前記各電圧印
加パターンに対応する画像を加算して合成イメージを生
成すると共に、該合成イメージに基づいて欠陥画素電極
を検出し、該検出結果を液晶駆動基板の検査結果として
出力する画像処理装置とからなり、前記電源装置は、あ
る電圧印加パターンにおいて、互いに隣り合う画素電極
の一方に所定電圧値を書込むようにスイッチング素子に
ゲート電圧とデータ電圧とを供給し、かつ、互いに隣り
合うもう一方の画素電極のスイッチング素子には遮断状
態に維持するようにゲート電圧とデータ電圧とを供給
し、他の電圧印加パターンにおいては、前記もう一方の
画素電極に所定電圧値を書込むようにスイッチング素子
にゲート電圧とデータ電圧とを供給し、かつ、前記一方
の画素電極のスイッチング素子には遮断状態に維持する
ようにゲート電圧とデータ電圧とを供給するという手段
を採用する。
【0025】また、液晶駆動基板の検査装置に係わる第
2の手段として、画素電極と該画素電極へのデータ電圧
の書込みを制御するTFTとが行列状に多数設けられ、
かつ、該TFTにデータ電圧を供給するデータ配線が各
列毎に設けられると共に、遮断/導通を操作するゲート
電圧をTFTに供給するゲート配線が各行毎に設けられ
た液晶駆動基板の検査装置において、平板状に封止され
た液晶または電気光学効果を有するシートと該シートま
たは液晶の一面に備えられた透明電極ともう一面に備え
られた誘電体反射膜とからなり、前記シートまたは液晶
を透明電極との間で挟込むように前記液晶駆動基板に対
向配置される電気光学素子板と、前記ゲート電圧とデー
タ電圧とを複数の電圧印加パターンで液晶駆動基板に供
給すると共に、前記透明電極に所定のバイアス電圧を供
給する電源装置と、前記各々の電圧印加パターンにおけ
る誘電体反射膜から反射してくる画像を撮影する撮像手
段と、前記各電圧印加パターンに対応する画像を加算し
て合成イメージを生成すると共に、該合成イメージに基
づいて欠陥画素電極を検出し、該検出結果を液晶駆動基
板の検査結果として出力する画像処理装置とからなり、
前記電源装置は、ある電圧印加パターンにおいて、ある
列において隣り合う画素電極の一方に第1の電圧値Ed2
を書込み、その後、もう一方の画素電極に前記第1の電
圧と異なる第3の電圧を書き込むように、もう一方の画
素電極のデータ電圧を一定の期間T4に亘って変化さ
せ、他の電圧印加パターンにおいては、前記一方の画素
電極ともう一方の画素電極に印加する電圧を入れ替えて
供給するという手段を採用する。
【0026】さらに、液晶駆動基板の検査装置に係わる
第3の手段として、画素電極と該画素電極へのデータ電
圧の書込みを制御するTFTとが行列状に多数設けら
れ、かつ、該TFTにデータ電圧を供給するデータ配線
が各列毎に設けられると共に、遮断/導通を操作するゲ
ート電圧をTFTに供給するゲート配線が各行毎に設け
られた液晶駆動基板の検査装置において、平板状に封止
された液晶または電気光学効果を有するシートと該シー
トまたは液晶の一面に備えられた透明電極ともう一面に
備えられた誘電体反射膜とからなり、前記シートまたは
液晶を透明電極との間で挟込むように前記液晶駆動基板
に対向配置される電気光学素子板と、前記ゲート電圧と
データ電圧とを複数の電圧印加パターンで液晶駆動基板
に供給すると共に、前記透明電極に所定のバイアス電圧
を供給する電源装置と、前記各々の電圧印加パターンに
おける誘電体反射膜から反射してくる画像を撮影する撮
像手段と、前記各電圧印加パターンに対応する画像を加
算して合成イメージを生成すると共に、該合成イメージ
に基づいて欠陥画素電極を検出し、該検出結果を液晶駆
動基板の検査結果として出力する画像処理装置とからな
り、前記電源装置は、ある電圧印加パターンにおいて、
ある行において隣り合う画素電極の一方に第1の電圧値
Ed2を書込むようにゲート電圧とデータ電圧とを供給
し、その後、もう一方の画素電極に前記第1の電圧Ed2
よりも低い第2の電圧Ed1を書き込むようにゲート電圧
を一定の期間T5に亘って供給し、他の電圧印加パター
ンにおいては、前記一方の画素電極ともう一方の画素電
極に印加する電圧を入れ替えて供給するという手段を採
用する。
【0027】一方、本発明では、液晶駆動基板の検査方
法に係わる第1の手段として、画素電極と該画素電極へ
のデータ電圧の書込みを制御するスイッチング素子とが
行列状に多数設けられた液晶駆動基板に平板状に封止さ
れた液晶または電気光学効果を有するシートと該シート
または液晶の一面に備えられた透明電極ともう一面に備
えられた誘電体反射膜とからなる電気光学素子板をシー
トまたは液晶を透明電極との間に挟込むように対向配置
し、前記スイッチング素子の遮断/導通を操作するゲー
ト電圧と前記データ電圧とを供給すると共に前記透明電
極にも電圧を供給し、この際の電気光学素子板の表面の
画像に基づいて液晶駆動基板を検査する方法において、
互いに隣り合う画素電極の一方に所定電圧値を書込むよ
うにスイッチング素子にゲート電圧とデータ電圧とを供
給すると共に、互いに隣り合うもう一方の画素電極のス
イッチング素子には遮断状態に維持するようにゲート電
圧とデータ電圧とを供給して電気光学素子板の表面の画
像を取得する第1の工程と、前記もう一方の画素電極に
所定電圧値を書込むようにスイッチング素子にゲート電
圧とデータ電圧とを供給すると共に、前記一方の画素電
極のスイッチング素子には遮断状態に維持するようにゲ
ート電圧とデータ電圧とを供給して電気光学素子板の表
面の画像を取得する第2の工程と、前記第1及び第2の
工程で得られた画像を加算して合成イメージを生成する
第3の工程と、該合成イメージに基づいて欠陥画素電極
を検出する第4の工程と、該第4の工程における検出結
果を液晶駆動基板の検査結果として出力する第5の工程
とからなる手段を採用する。
【0028】また、液晶駆動基板の検査方法に係わる第
2の手段として、画素電極と該画素電極へのデータ電圧
の書込みを制御するTFTとが行列状に多数設けられた
液晶駆動基板に平板状に封止された液晶または電気光学
効果を有するシートと該シートまたは液晶の一面に備え
られた透明電極ともう一面に備えられた誘電体反射膜と
からなる電気光学素子板をシートまたは液晶を透明電極
との間に挟込むように対向配置し、前記TFTの遮断/
導通を操作するゲート電圧と前記データ電圧とを供給す
ると共に前記透明電極にも電圧を供給し、この際の電気
光学素子板の表面の画像に基づいて液晶駆動基板を検査
する方法において、ある列において隣り合う画素電極の
一方に第1の電圧値Ed2を書込み、その後、もう一方の
画素電極に前記第1の電圧と異なる第3の電圧を書き込
むように、もう一方の画素電極のデータ電圧を一定の期
間T4に亘って変化させた場合の電気光学素子板の表面
の画像を取得する第1の工程と、前記一方の画素電極と
もう一方の画素電極に印加する電圧を入れ替えて供給し
た場合の電気光学素子板の表面の画像を取得する第2の
工程と、前記第1及び第2の工程で得られた画像を加算
して合成イメージを生成する第3の工程と、該合成イメ
ージに基づいてデータ電圧が正常に印加されない欠陥画
素電極を検出する第4の工程と、該第4の工程における
検出結果を液晶駆動基板の検査結果として出力する第5
の工程とからなる手段を採用する。
【0029】さらに、液晶駆動基板の検査方法に係わる
第3の手段として、画素電極と該画素電極へのデータ電
圧の書込みを制御するTFTとが行列状に多数設けられ
た液晶駆動基板に平板状に封止された液晶または電気光
学効果を有するシートと該シートまたは液晶の一面に備
えられた透明電極ともう一面に備えられた誘電体反射膜
とからなる電気光学素子板をシートまたは液晶を透明電
極との間に挟込むように対向配置し、前記TFTの遮断
/導通を操作するゲート電圧と前記データ電圧とを供給
すると共に前記透明電極にも電圧を供給し、この際の電
気光学素子板の表面の画像に基づいて液晶駆動基板を検
査する方法において、ある行において隣り合う画素電極
の一方に第1の電圧値Ed2を書込むようにゲート電圧と
データ電圧とを供給し、その後、もう一方の画素電極に
前記第1の電圧Ed2よりも低い第2の電圧Ed1を書き込
むようにゲート電圧を一定の期間T5に亘って供給した
場合の電気光学素子板の表面の画像を取得する第1の工
程と、前記一方の画素電極ともう一方の画素電極に印加
する電圧を入れ替えて供給した場合の電気光学素子板の
表面の画像を取得する第2の工程と、前記第1及び第2
の工程で得られた画像を加算して合成イメージを生成す
る第3の工程と、該合成イメージに基づいてデータ電圧
が正常に印加されない欠陥画素電極を検出する第4の工
程と、該第4の工程における検出結果を液晶駆動基板の
検査結果として出力する第5の工程とからなる手段を採
用する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係わる液晶駆動基板の検査装置及びその検査方法の一実
施形態について説明する。なお、本実施形態は、上述し
た液晶駆動基板A、すなわち奇数行と偶数行のゲート電
圧を各々独立して設定すると共に、奇数列と偶数列のデ
ータ電圧をも各々独立に設定することが可能な2G2D
タイプの液晶駆動基板の検査に係わるものである。以下
の説明において、既に説明した部材については、同一符
号を付してその説明を省略する。
【0031】 図1は、本実施形態における検査装置の
機能構成図である。この図において、符号1は電気光学
素子板(モジュレータ)であって、内部に液晶が平板状
に封入された液晶シート1aと薄膜透明電極1bと誘電
体反射膜1cとから構成されている。このモジュレータ
1は、例えば方形状の液晶シート1aの片面に薄膜透明
電極1bを貼り合わせ、かつもう一方の面に誘電体反射
膜1cを蒸着または貼り合わせて構成されている。この
モジュレータ1は、その面が水平かつ誘電体反射膜1c
が下向きとなるように図示しない検査装置本体に固定さ
れ、その下方には微小ギャップ△d(10μm〜数10
μm)を隔てて液晶駆動基板Aが対向配置されるように
なっている。
【0032】符号2はX−Yステージであり、図示しな
い制御装置による制御の下に、水平面内で液晶駆動基板
Aを移動させるものである。液晶駆動基板Aが比較的大
型の場合には、液晶駆動基板Aの面積がモジュレータ1
よりも大きくなる。この場合、すべての画素電極a2を
一度にモジュレータ1と対向させることができないの
で、X−Yステージ2を作動させて液晶駆動基板Aを水
平面内で移動させることによって、液晶駆動基板Aのす
べての画素電極a2をモジュレータ1と対向させて検査
を行う。
【0033】符号3はビームスプリッタ、4は光源であ
る。ビームスプリッタ3は、モジュレータ1の上方に対
向状態に備えられ、その側方に備えられた光源4から照
射された光を反射してモジュレータ1の全面に照射す
る。また、このビームスプリッタ3は、モジュレータ1
からの反射光を上方に透過させる作用を持つものであ
る。ここで、光源4は、例えばLED等の高輝度の光を
放射するものが適用され、図示しない制御装置によって
その発光がストロボ状に制御されるものである。
【0034】符号5はフィルタ(光学フィルタ)であ
り、上記ビームスプリッタ3の上方に備えられ、電気光
学素子としてポッケルス素子を採用した場合、一方の直
線偏光光のみを通す偏光板フィルタとして使用し楕円偏
光した光を光強度の変化に変換する役割を持ち、液晶を
用いた電気光学素子の場合には該ビームスプリッタ3を
透過したモジュレータ1の反射光から特定波長範囲の光
のみをレンズ6に透過するものである。レンズ6は凸レ
ンズであり、フィルタ5を透過した光を集光させてCC
Dカメラ7に導くものである。
【0035】CCDカメラ7は、レンズ6から入射され
た光に基づいて上記モジュレータ1の表面の画像、すな
わち画素電極a2への印加電圧に応じて変化する電圧イ
メージを撮像するものである。このCCDカメラ7は、
例えば撮像時のフレーム周波数が30Hz、空間分解能
が2.8CCD/100μm、画素数が1024kの性
能を有し、撮像した電圧イメージをデジタル映像信号と
して画像処理装置8に出力する。なお、上記液晶駆動基
板Aの画素電極a2のピッチは、例えば100μm程度
であり、上記CCDカメラ7の分解能は、この画素電極
a2のピッチに対して十分な性能を有している。
【0036】画像処理装置8は、CCDカメラ7から入
力されたデジタル映像信号に所定の画像処理を施すこと
によって、上記電圧イメージから液晶駆動基板Aの欠陥
画素(正常にデータ電圧が印加されていない画素電極a
2)を検出し、その結果をモニタ9に出力する。例え
ば、モニタ9に表示される検査結果情報としては、欠陥
部分と正常部分とを色分けしてその分布状態を示す画像
や欠陥画素の個数を示す数値情報等である。
【0037】符号10は電源装置であって、モジュレー
タ1の薄膜透明電極1bにバイアス電圧を印加すると共
に、液晶駆動基板Aにゲート電圧及びデータ電圧を印加
するためのものである。バイアス電圧は、例えば上記C
CDカメラ7のフレーム周波数30Hzで±230V
p-pの両極性方形波である。この電源装置10は、図示
しない制御装置による制御の下、上記ゲート電圧とデー
タ電圧及びバイアス電圧を出力する。
【0038】 次に、このように構成された液晶駆動基
板の検査装置の動作について、図2〜図7を参照して説
明する。
【0039】本実施形態では、図2の模式図に示すよう
に、4つの電圧印加パターン時の電圧イメージ(サブイ
メージ1〜4)が画像処理装置8によって加算されるこ
とによって合成イメージが取得され、該合成イメージに
基づいて当該液晶駆動基板Aの良否が画像処理装置8に
よって判定される。この場合、何れかの異常によって画
素電極a2に正常にデータ電圧が書き込まれなかった場
合、当該画素電極a2(すなわち欠陥画素)の画像は正
常な画素電極a2に対して異なった輝度となる。
【0040】なお、本実施形態において検査対象とする
2G2Dタイプの液晶駆動基板Aの場合、上記電圧印加
パターンは以下の4パターンである。 奇数列の画素電極a2のみが「10V」の電圧イメー
ジになるようなデータ電圧を印加し、偶数列の画素電極
a2には「0V」の電圧イメージになるようなデータ電
圧を印加する第1の電圧印加パターン。 偶数列の画素電極a2のみに「10V」のの電圧イメ
ージになるようなデータ電圧を印加し、奇数列の画素電
極a2には「0V」の電圧イメージになるようなデータ
電圧を印加する第2の電圧印加パターン。 奇数行の画素電極a2のみに「10V」のの電圧イメ
ージになるようなデータ電圧を印加し、偶数行の画素電
極a2には「0V」の電圧イメージになるようなデータ
電圧を印加する第3の電圧印加パターン。 偶数行の画素電極a2のみに「10V」のの電圧イメ
ージになるようなデータ電圧を印加し、奇数行の画素電
極a2には「0V」の電圧イメージになるようなデータ
電圧を印加する第4の電圧印加パターン。
【0041】図3は、列(奇数列)方向に隣り合う画素
電極a21,a23と画素電極a21に対して行(奇数行)方
向に隣り合う画素電極a22と、該画素電極a22に対して
行(偶数行)方向に隣り合う画素電極a24(偶数列にお
いて画素電極a22に隣り合う)を抽出し、等価回路とし
て示したものである。この図に示すように、奇数列の画
素電極a21,a23は、各々にTFTa31,a33を介して
奇数列データ配線a51に接続されると共に、各々にコン
デンサy1,y3を介して接地電位(GND)に接続され
ている。偶数列の画素電極a22,a24は、各々にTFT
a32,a34を介して偶数列データ配線a52に接続される
と共に、各々にコンデンサy2,y4を介して接地電位
(GND)に接続されている。
【0042】各TFTa31,a32は、奇数行ゲート配線
a41に接続されており、該奇数行ゲート配線a41に供給
されるゲート電圧によってスイッチング動作するように
なっている。また、各TFTa33,a34は、偶数行ゲー
ト配線a42に接続されており、該偶数行ゲート配線a42
に供給されるゲート電圧によってスイッチング動作する
ようになっている。
【0043】いま、この奇数行に位置する画素電極a21
と画素電極a22とは、短絡欠陥X1によって互いに電気
的に接続され、また奇数列に位置する画素電極a21と画
素電極a23とは短絡欠陥X2によって電気的に接続され
ているものとする。このような状態において、本実施形
態では、上記第1〜第4の電圧印加パターンに基づいて
短絡欠陥X1,X2を検出する。
【0044】まず、第1の電圧印加パターンにおいて、
短絡欠陥X1を検知するために、以下のように各TFT
a31,a32,a33,a34を駆動して画素電極a21,a23
と画素電極a22,24とにデータ電圧を書き込む。すなわ
ち、図4(a)の波形図に示すように、奇数列データ配
線a51には、電圧印加期間T1において電圧Ed2、また
これ以外の期間においては電圧Ed2とは異なる電圧Ed1
となるデータ信号da1を供給する。また、偶数列データ
配線a52には、同じく電圧印加期間T1において電圧Ed
3、これ以外の期間においては電圧Ed2とは異なる電圧
Ed1となるデータ信号db2を供給する。
【0045】なお、ここでは、電圧Ed2に対して電圧E
d1を低い電圧としているが、電圧Ed1については、電圧
Ed2と異なる電圧であれば任意の電圧でもよい。また、
電圧Ed2と電圧Ed1とは原理的には同一電圧でも良い
が、全ての画素電極a2には、初期電圧として電圧Ed1
を予め書き込んでいるため、電圧Ed1を電圧Ed2に対し
て異なる電圧としている。
【0046】そして、奇数行ゲート配線a41には、上記
電圧印加期間T1内に位置する電圧印加期間T2において
電圧Eg2、またこれ以外の期間においては電圧Eg1とな
るゲート信号ga1を供給し、また偶数行ゲート配線a42
にも上記ゲート信号ga1と同様のゲート信号gb1を供給
する。ここで、データ信号db2の電圧Ed3は、各ゲート
信号ga1,gb1の電圧Eg2よりも高く設定され(Ed3>
Eg2)、データ信号da1の電圧Ed2は、ゲート信号ga
1,gb1の電圧Eg2から各TFTa31,a32,a33,a3
4のON/OFF動作のしきい値Vtを差し引いた電圧よ
りも低く設定されている(Eg2−Vt>Ed2)。
【0047】この結果,ゲート信号ga1,gb1の電圧印
加期間T2において、各TFTa31,a33はON状態と
なり、電圧Ed2(例えば「10V」)が画素電極a21、
a23に書き込まれる。このとき、TFTa32,a34は0
N状態とならず、画素電極a22,a24には何らデータ電
圧は書き込まれない。しかし、画素電極a22は、短絡欠
陥X1の存在によって画素電極a21と同電位となり、結
局、画素電極a21と同等の電圧Ed2、すなわち「10
V」が書き込まれた場合と同様の状態となる。
【0048】すなわち,本実施形態では、TFTa32,
a34をOFF状態に維持することにより画素電極a22,
a24にデータ電圧を書き込まず、したがって画素電極a
24のように短絡欠陥X1が存在しない画素電極は、予め
書き込まれた初期電圧を維持する。例えば,この初期電
圧を「0V」とすることにより、画素電極a24の電圧は
「0V」を維持することになる。
【0049】このように画素電極a21,a23及び画素電
極a22に初期電圧とは異なるデータ電圧が書き込まれた
後、電圧印加期間T3において上記光源4からモジュレ
ータ1の表面に光が照射され、CCDカメラ7によって
該モジュレータ1の表面の画像が撮像されて画像処理装
置8に取り込まれる。以上が上記第1の電圧印加パター
ンによるモジュレータ1の表面画像の取得手順であり、
この表面画像に基づいてサブイメージ1が生成される。
【0050】続いて、第2の電圧印加パターンについて
説明する。ここでは、データ信号da1の電圧Ed2をゲー
ト信号ga1,gb2の電圧Eg2よりも高く設定することに
よりTFTa31,a33をOFF状態に維持し、データ信
号db2の電圧Ed3をゲート信号ga1,gb1の電位Eg2か
ら上記しきい値Vtを差し引いた電圧(=Eg2−Vt)よ
りも低く設定することにより、TFTa32,a34をON
状態とすることができる。
【0051】この結果、画素電極a22,a24には「10
V」のデータ電圧が書き込まれるが、画素電極a21,a
23にはデータ電圧が何ら書き込まれない。しかし、画素
電極a21は、短絡欠陥X1が存在することによって画索
電極a22と同様に「10V」のデータ電圧が書き込まれ
た状態となる。さらに、画素電極a23は、短絡欠陥X2
が存在することによって、画素電極a21と同様に「10
V」のデータ電圧が書き込まれた状態となる。このよう
な電圧印加状態におけるモジュレータ1の表面画像がサ
ブイメージ2として画像処理装置8に取得される。
【0052】以上の処理によってサブイメージ1とサブ
イメージ2とが得られるが、このサプイメージ1とサブ
イメージ2とを画像処理装置8において加算した場合、
画素電極a21,a23及び画素電極a22は、「20V」
(=10V+10V)のデータ電圧に対応した電圧イメ
ージとなり、短絡欠陥X1,X2が存在しない正常な場合
には、「10V」(=10V+0V)のデータ電圧に対
応した電圧イメージとなる。したがって、この電圧イメ
ージの相異に基づいて短絡欠陥X1,X2の存在を検出す
ることができる。
【0053】ここで、上記第1の電圧印加パターンにお
いて、TFTa32をOFF状態に維持することなく、画
素電極a22に「0V」のデータ電圧を書き込んだ場合、
短絡欠陥X1が存在するために、この書込電圧は正常に
保持されず、短絡欠陥X1の抵抗値に応じて抵抗分割さ
れる。例えば、画素電極a21に「8V」が保持され、画
素電極a22には「2V」が保持されることになる。ま
た、第2の電圧印加パターンにおいて、TFTa31をO
FF状態に維持することなく、画素電極a21に「0V」
の電圧を書き込んだ場合、画素電極a22には「10V」
のデータ電圧が書き込まれる。この場合においては、画
素電極a21には「2V」が保持され,画素電極a22には
「8V」が保持されることになる。
【0054】このような状況では、サブイメージ1とサ
ブイメージ2を加算した場合に、画素電極a21,a22の
部分の電圧イメージは、各々に「10V」(=8V+2
V)つまり短絡がなく正常なデータ電圧が書き込まれた
状態と同じ電圧イメージとなる。この場合には、行方向
に隣り合う画素電極a21と画素電極a22との間の短絡欠
陥を検出することができない。
【0055】以上のように、行方向に互いに隣り合う画
素電極において、一方の画素電極にデータ電圧を書き込
み、かつもう一方の画素電極にはデータ電圧を書き込ま
ないようにすると共に、当該データ電圧を上記一方の画
素電極に予め書き込まれている電圧とは異なる電圧値に
設定することにより、行方向に互いに隣り合う画素電極
の短絡欠陥X1を検出することができる。なお、上記の
例では、初期電圧よりも高い電圧Ed2を設定するように
したが、初期電圧よりも低い電圧値を電圧Ed2として設
定することによっても、短絡欠陥X1を検出することが
できる。以上のことは、列方向に互いに隣り合う画素電
極の短絡欠陥X2についても全く同様であり、以下にそ
の具体例について説明する。
【0056】上記図3の場合では、画素電極a21に短絡
欠陥X1,X2が同時に存在しており、これに対して上記
第1の電圧印加パターンと第2の電圧印加パターンを用
いることにより短絡欠陥X1のみならず、短絡欠陥X2の
存在をも検出することができる。しかし、行方向の短絡
欠陥X1が存在しない場合には、上記第1の電圧印加パ
ターンと第2の印加パターンでは、列方向の短絡欠陥X
2の存在を検出することができない。そこで、このよう
な場合に短絡欠陥X2を検知するために、以下のように
第3の電圧印加パターンと第4の電圧印加パターンを用
いる。
【0057】すなわち、第3の電圧印加パターンにおい
ては、図4(b)の波形図に示すように、奇数列データ
配線a51には、電圧印加期間T1において電圧Ed2、ま
たこれ以外の電圧印加期間においては電圧Ed1となるデ
ータ信号da1を供給する。また、偶数列データ配線a52
にも、奇数列データ配線a51と同様に電圧印加期間T1
において電圧Ed2、これ以外の電圧印加期間においては
電圧Ed1となるデータ信号db1を供給する。なお、この
場合においても、電圧Ed1については、電圧Ed2と異な
る電圧であれば任意の電圧でもよい。
【0058】そして、奇数行ゲート配線a41には、電圧
印加期間T1内に位置する電圧印加期間T2において電圧
Eg2、またこれ以外の電圧印加期間においては電圧Eg1
となるゲート信号ga1を供給し、偶数行ゲート配線a42
は一定の電圧Eg1からなるゲート信号ga2を供給する。
ここで,ゲート信号ga1の電圧Eg2は、データ信号da
1,db1の電圧Ed2に各TFTa31,a32,a33,a34
のON/OFF動作のしきい値Vtを加算した電圧よりも
高く設定され(Eg2>Ed2+Vt)、ゲート信号ga1,
gb2の電圧Eg1は、データ信号da1,db1の電圧Ed2が
電圧Ed1よりも高いときには電圧Ed1よりも低く設定さ
れている(Ed2>Ed1>Eg1)。また、電圧Ed2が電圧
Ed1よりも低いときには、電圧Ed2よりも低く設定され
ている(Ed1>Ed2>Eg1)。
【0059】この結果、ゲート信号ga1の電圧印加期間
T2において、TFTa31,a32はON状態となり、電
圧Ed2がデータ電圧として画素電極a21,a22とに書き
込まれるが、TFTa33,a34についてはON状態とな
らず、画素電極a23,a24には何らデータ電圧は書き込
まれない。しかし、短絡欠陥X1が存在しない場合で
も、短絡欠陥X2の存在によって画素電極a23は、画素
電極a21と同電圧となり、該画素電極a21と同等の電圧
Ed2が書き込まれた状態となる。
【0060】すなわち、本実施形態では、TFTa33,
a34はOFF状態に維持されるので、画素電極a23,a
24にはデータ電圧が書き込まれない。この結果、短絡欠
陥X2が存在しない画素電極a24は予め書き込まれた初
期電圧となる。例えば、この初期電圧を「0V」とする
ことにより、画素電極a24は「0V」の状態を維持する
ことになる。また、例えば電圧Ed2を「10V」とする
ことによって、画素電極a21,a22,a23には当該「1
0V」が書き込まれることになる。
【0061】このように画素電極a21,a22及び画素電
極a23にデータ電圧が書き込まれた後、期間T3におい
て光源4からモジュレータ1の表面に光が照射され、C
CDカメラ7によって該モジュレータ1の表面画像が撮
像されて画像処理装置8に取り込まれる。そして、この
モジュレータ1の表面画像からザプイメージ3が生成さ
れる。
【0062】続いて、第4の電圧印加パターンでは、ゲ
ート信号ga1を一定の電位Eg1(Ed2>Eg1)を維持す
ることによりTFTa31,a32をOFF状態に維持し、
また電圧印加期間T2において電圧Eg2(Eg2>Ed2+
Vt)となるゲート信号gb2を供給することによりTF
Ta33,a34をON状態にすることができる。この結
果、画素電極a23,a24には、「10V」のデータ電圧
が書き込まれるが、画素電極a21,a23にはデータ電圧
が何ら書き込まれない。しかし、短絡欠陥X2の存在に
よって、画素電極a21は、画素電極a23と同様に「10
V」のデータ電圧が書き込まれた状態となる。この状態
におけるモジュレータ1の表面画像をサプイメージ4と
して取得する。
【0063】そして、第3の電圧印加パターンによるサ
ブイメージ3と上記第4の電圧印加パターンによるサブ
イメージ4とを画像処理装置8において加算すると、短
絡欠陥X1が存在せず短絡欠陥X2のみが存在する場合に
おいても、画素電極a21と画素電極a23は、「20V」
(=10V+10V)のデータ電圧に対応した電圧イメ
ージとなり、短絡欠陥X1,X2が存在しない正常な場合
(10V=10V+0V)と比較して明らかに異なった
電圧イメージとなる。
【0064】したがって、列方向に互いに隣り合う画素
電極において、一方の画素電極にデータ電圧を書き込
み、かつもう一方の画素電極にはデータ電圧を書き込ま
ないようにすると共に、当該データ電圧を上記一方の画
素電極に予め書き込まれている電圧とは異なる電圧値に
設定することにより、列方向に互いに隣り合う画素電極
の短絡欠陥X2を検出することができる。
【0065】このように第1〜第4の電圧印加パターン
に基づいて得られたサブイメージ1〜4は、画像処理装
置8によって加算されて合成イメージとされる。画像処
理装置8は、該合成イメージあるいは合成イメージから
抽出した画素単位の電圧マップを一定の検査しきい値と
比較することによって2値化して2値化画像データに変
換し、異常輝度(異常電圧)の部位を欠陥画素として検
出する。そして、画像処理装置8は、欠陥画素の個数や
その分布状態に応じて当該検査対象の液晶駆動基板Aの
合否を判定し、その判定結果をモニタ9に表示させて検
査を終了する。
【0066】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、以下のような変形も本発明の範囲に含
まれる。 (1)例えば,図5(a)に示すように、上記データ信
号db2に代えてデータ信号db3をTFTa32,a34に供
給する。すなわち、電圧印加期間T2においてデータ信
号da1によって電圧Ed2を奇数列の画素電極a21,a23
に書き込むと同時に偶数列の画素電極a22,a24にはデ
ータ信号da3によって電圧Ed1(例えば「0V」)を一
旦書き込む。そして、その後、電圧イメージの撮影まで
の間に一定期間T4に亘って電圧Ed4を偶数列データ配
線a52に供給することによって(このとき、ゲート信号
ga1,gb1は電位Eg1を維持する)、TFTa32,a34
をON状態とする。
【0067】ここで、上記電圧Ed4は、ゲート信号ga
1,gb1の電圧Eg1からTFTa32,a34のON/OF
F動作のしきい値Vtを差し引いた電圧よりも低い電圧
に設定する(Eg1−Vt>Ed4)。この結果、偶数列に
位置する画素電極a22,a24には、電圧(Eg1−Vt)
が書き込まれることになる。例えば、電圧Eg1を上記E
d1と同様に「0V」とした場合、画素電極a22,a24に
対向するモジュレータ1の表面部位は、奇数列の画素電
極と比較して低い印加電圧に対応した輝度の画像とな
る。
【0068】また、行方向に隣り合う画素電極の短絡欠
陥を検出するために、図5(b)に示すように上記ゲー
ト信号gb2に代えてゲート信号gb3をTFTa33,a34
に供給する。すなわち、ゲート信号ga1が電圧Eg2を維
持する期間T2においてはゲート信号gb3を電圧Eg1と
してTFTa33,a34をOFF状態に維持し、その後、
電圧イメージの撮影までの間に一定期間T5に亘ってゲ
ート信号gb3を電圧Eg3とする。この電圧Eg3は、デー
タ信号da1,db1の電圧Ed1にTFTa33,a34のON
/OFF動作のしきい値Vtを加算した値よりも高い電
圧に設定する(Eg3>Ed1+Vt)。この結果、偶数行
に位置する画素電極a23,a24に対向するモジュレータ
1の表面部位は、奇数行の画素電極と比較して低い印加
電圧に対応した輝度の画像となる。
【0069】(2)上記実施形態では2G2Dタイプの
液晶駆動基板Aの検査について説明したが、2G3Dタ
イプの液晶駆動基板にも本発明を適用することができ
る。この2G3Dタイプの液晶駆動基板の場合、図6の
模式図に示すように、ゲート電圧については奇数行と偶
数行とを独立に設定可能であり、かつ画像の三原色
(R,G,B)に対応する3つの画素電極aR,aG,a
B(カラー画像の1画素を構成する画素電極)について
各々独立にデータ電圧を書き込めるので、合計5つのサ
ブイメージ1’〜5’を加算して合成イメージを得るこ
とになる。この場合にも、上記実施形態と同様に、「0
V」のデータ電圧を書き込む方の画素電極のTFTをO
FF状態に維持することによって、あるいは上記図5の
電圧印加パターンを採用することにより、互いに隣り合
う画素電極の短絡欠陥を検出することができる。
【0070】(3)ドライバ付液晶駆動基板の場合に
は、図7に示すように、列方向に並ぶ各画素電極a2の
データ電圧を各々独立してコントロールするXドライバ
と各行の各画素電極a2のゲート電圧を各々独立してコ
ントロールするYドライバが備えられている。この場
合、データ電圧とゲート電圧の組み合わせによって列方
向及び行方向の各画素電極について、チェッカーフラグ
状に「10V」と「0V」のデータ電圧を書き込むこと
ができる。サブイメージS1は、このようにして左上端
の画素電極に「10V」のデータ電圧を書き込むように
した場合の電圧イメージ画像であり、サブイメージS2
はこれを反転させたものである。この2つのサブイメー
ジS1,S2を加算することによって合成イメージが生成
される。
【0071】このようにドライバ付液晶駆動基板の場
合、上記図5の電圧印加方法を採用することにより、互
いに隣り合う画素電極の短絡欠陥を検出することができ
る。なお、この場合には、「0V」のデータ電圧を書込
んだ画素電極a2についてXドライバの一括書込機能等
を用いてデータ電圧をマイナスの電圧値とすることによ
り、該マイナスの電圧値を当該画素電極a2に書込むこ
とができる。
【0072】(4)上記実施形態では、保持容量を備え
た液晶駆動基板について本願発明を適用した場合につい
て説明した。これは、電圧印加パターンを切り替えてサ
ブイメージを取得するためには、各画素電極に書き込ま
れたデータ電圧をある程度の期間保持する必要があるか
らである。しかし、サブイメージをより高速に取得する
ことが可能な場合には、保持容量を備えていない液晶駆
動基板にも本願発明を適用することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる液
晶駆動基板の検査装置及びその検査方法によれば、以下
のような効果を奏する。 (1)画素電極と該画素電極へのデータ電圧の書込みを
制御するスイッチング素子とが行列状に多数設けられた
液晶駆動基板の検査装置において、平板状に封止された
液晶または電気光学効果を有するシートと該シートまた
は液晶の一面に備えられた透明電極ともう一面に備えら
れた誘電体反射膜とからなり、前記シートまたは液晶を
透明電極との間で挟込むように液晶駆動基板に対向配置
される電気光学素子板と、前記スイッチング素子の遮断
/導通を操作するゲート電圧と前記データ電圧とを複数
の電圧印加パターンで液晶駆動基板に供給すると共に、
前記透明電極にも電圧を供給する電源装置と、前記各々
の電圧印加パターンにおける誘電体反射膜から反射して
くる画像を撮影する撮像手段と、前記各電圧印加パター
ンに対応する画像を加算して合成イメージを生成すると
共に、該合成イメージに基づいて欠陥画素電極を検出
し、該検出結果を液晶駆動基板の検査結果として出力す
る画像処理装置とからなり、電源装置は、ある電圧印加
パターンにおいて、互いに隣り合う画素電極の一方に所
定電圧値を書込むようにスイッチング素子にゲート電圧
とデータ電圧とを供給し、かつ、互いに隣り合うもう一
方の画素電極のスイッチング素子には遮断状態に維持す
るようにゲート電圧とデータ電圧とを供給し、他の電圧
印加パターンにおいては、前記もう一方の画素電極に所
定電圧値を書込むようにスイッチング素子にゲート電圧
とデータ電圧とを供給し、かつ、前記一方の画素電極の
スイッチング素子には遮断状態に維持するようにゲート
電圧とデータ電圧とを供給するので、互いに隣り合う画
素電極間の短絡欠陥を検出することができる。
【0074】(2)また、電圧の書き込み方の工夫によ
って互いに隣り合う画素電極間の短絡欠陥を検出するよ
うにしているので、取得すべき電気光学素子板の表面の
画像の枚数が多くならず、よって検査のスループットを
低下させることなく互いに隣り合う画素電極間の短絡欠
陥を検出することができる。
【0075】(3)バイポーライメージングを使用する
必要がなく、ユニポーライメージングによって隣り合う
画素電極間の短絡欠陥を検出することができる。したが
って、2G3Dタイプの液晶駆動基板や高精細型液晶駆
動基板等に適用した場合にも、安定して隣り合う画素電
極間の短絡欠陥を検出することができる。
【0076】(4)画素電極と該画素電極へのデータ電
圧の書込みを制御するTFTとが行列状に多数設けら
れ、かつ、該TFTにデータ電圧を供給するデータ配線
が各列毎に設けられると共に、遮断/導通を操作するゲ
ート電圧をTFTに供給するゲート配線が各行毎に設け
られた液晶駆動基板の検査装置において、平板状に封止
された液晶または電気光学効果を有するシートと該シー
トまたは液晶の一面に備えられた透明電極ともう一面に
備えられた誘電体反射膜とからなり、前記シートまたは
液晶を透明電極との間で挟込むように前記液晶駆動基板
に対向配置される電気光学素子板と、ゲート電圧とデー
タ電圧とを複数の電圧印加パターンで液晶駆動基板に供
給すると共に、前記透明電極に所定のバイアス電圧を供
給する電源装置と、各々の電圧印加パターンにおける誘
電体反射膜から反射してくる画像を撮影する撮像手段
と、各電圧印加パターンに対応する画像を加算して合成
イメージを生成すると共に、該合成イメージに基づいて
欠陥画素電極を検出し、該検出結果を液晶駆動基板の検
査結果として出力する画像処理装置とからなり、電源装
置は、ある電圧印加パターンにおいて、ある列において
隣り合う画素電極の一方に第1の電圧値Ed2を書込み、
その後、もう一方の画素電極に前記第1の電圧と異なる
第3の電圧を書き込むように、もう一方の画素電極のデ
ータ電圧を一定の期間T4に亘って変化させ、他の電圧
印加パターンにおいては、一方の画素電極ともう一方の
画素電極に印加する電圧を入れ替えて供給するので、同
一行において互いに隣り合うもう一方の画素電極にに書
き込まれる電圧の差を大きくすることができる。したが
って、撮像手段によって撮像される画像のコントラスト
が向上するので、同一行において互いに隣り合う短絡欠
陥をより容易に検出することができる。
【0077】(5)画素電極と該画素電極へのデータ電
圧の書込みを制御するTFTとが行列状に多数設けら
れ、かつ、該TFTにデータ電圧を供給するデータ配線
が各列毎に設けられると共に、遮断/導通を操作するゲ
ート電圧をTFTに供給するゲート配線が各行毎に設け
られた液晶駆動基板の検査装置において、平板状に封止
された液晶または電気光学効果を有するシートと該シー
トまたは液晶の一面に備えられた透明電極ともう一面に
備えられた誘電体反射膜とからなり、シートまたは液晶
を透明電極との間で挟込むように液晶駆動基板に対向配
置される電気光学素子板と、ゲート電圧とデータ電圧と
を複数の電圧印加パターンで液晶駆動基板に供給すると
共に、前記透明電極に所定のバイアス電圧を供給する電
源装置と、各々の電圧印加パターンにおける誘電体反射
膜から反射してくる画像を撮影する撮像手段と、各電圧
印加パターンに対応する画像を加算して合成イメージを
生成すると共に、該合成イメージに基づいて欠陥画素電
極を検出し、該検出結果を液晶駆動基板の検査結果とし
て出力する画像処理装置とからなり、ある電圧印加パタ
ーンにおいて、ある行において隣り合う画素電極の一方
に第1の電圧値Ed2を書込むようにゲート電圧とデータ
電圧とを供給し、その後、もう一方の画素電極に前記第
1の電圧Ed2よりも低い第2の電圧Ed1を書き込むよう
にゲート電圧を一定の期間T5に亘って供給し、他の電
圧印加パターンにおいては、前記一方の画素電極ともう
一方の画素電極に印加する電圧を入れ替えて供給するよ
うに電源装置を構成するので、同一列において互いに隣
り合うもう一方の画素電極にに書き込まれる電圧の差を
大きくすることができる。したがって、撮像手段によっ
て撮像される画像のコントラストが向上するので、同一
列において互いに隣り合う短絡欠陥をより容易に検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願に係わる液晶駆動基板の検査装置及びそ
の検査方法の一実施形態において、液晶駆動基板の検査
装置の構成概要を示す平面図である。
【図2】 本願に係わる液晶駆動基板の検査装置及びそ
の検査方法の一実施形態において、2G2Dタイプの液
晶駆動基板における画素電極への電圧印加パターンの一
例を示す模式図である。
【図3】 本願に係わる液晶駆動基板の検査装置及びそ
の検査方法の一実施形態において、互いに隣り合う画素
電極の電気的構成を示す等価回路である。
【図4】 本願に係わる液晶駆動基板の検査装置及びそ
の検査方法の一実施形態において、ゲート電圧とデータ
電圧の印加パターンの詳細を示す第1のタイミングチャ
ートである。
【図5】 本願に係わる液晶駆動基板の検査装置及びそ
の検査方法の一実施形態において、ゲート電圧とデータ
電圧の印加パターンの詳細を示す第2のタイミングチャ
ートである。
【図6】 本願に係わる液晶駆動基板の検査装置及びそ
の検査方法の一実施形態において、2G3Dタイプの液
晶駆動基板における画素電極への電圧印加パターンの一
例を示す模式図である。
【図7】 本願に係わる液晶駆動基板の検査装置及びそ
の検査方法の一実施形態において、ドライバを具備した
液晶駆動基板における画素電極への電圧印加パターンの
一例を示す模式図である。
【図8】 従来の液晶駆動基板の構成の一例を示す平面
図である。
【図9】 従来の液晶駆動基板の検査装置の構成を示す
概要図である。
【図10】 従来の液晶駆動基板の検査方法の一例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1……モジュレータ 1a……液晶シート 1b……薄膜透明電極(透明電極) 1c……誘電体反射膜 2……X−Yステージ 3……ビームスプリッタ 4……光源 5……フィルタ 6……レンズ 7……CCDカメラ(撮像手段) 8……画像処理装置 9……モニタ 10……電源装置 A……液晶駆動基板 a1……ガラス板 a21,a22,a23,a24……画素電極 a31,a32,a33,a34……TFT(薄膜トランジス
タ) a41……奇数行ゲート配線 a42……偶数行ゲート配線 a51……奇数列データ配線 a52……偶数列データ配線 y1〜y4……コンデンサ X1,X2……短絡欠陥

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素電極と該画素電極へのデータ電圧の
    書込みを制御するスイッチング素子とが行列状に多数設
    けられた液晶駆動基板の検査装置であって、 平板状に封止された液晶または電気光学効果を有するシ
    ートと該シートまたは液晶の一面に備えられた透明電極
    ともう一面に備えられた誘電体反射膜とからなり、前記
    シートまたは液晶を透明電極との間で挟込むように液晶
    駆動基板に対向配置される電気光学素子板と、 前記スイッチング素子の遮断/導通を操作するゲート電
    圧と前記データ電圧とを複数の電圧印加パターンで液晶
    駆動基板に供給すると共に、前記透明電極にも電圧を供
    給する電源装置と、 前記各々の電圧印加パターンにおける誘電体反射膜から
    反射してくる画像を撮影する撮像手段と、 前記各電圧印加パターンに対応する画像を加算して合成
    イメージを生成すると共に、該合成イメージに基づいて
    欠陥画素電極を検出し、該検出結果を液晶駆動基板の検
    査結果として出力する画像処理装置とからなり、 前記電源装置は、ある電圧印加パターンにおいて、互い
    に隣り合う画素電極の一方に所定電圧値を書込むように
    スイッチング素子にゲート電圧とデータ電圧とを供給
    し、かつ、互いに隣り合うもう一方の画素電極のスイッ
    チング素子には遮断状態に維持するようにゲート電圧と
    データ電圧とを供給し、他の電圧印加パターンにおいて
    は、前記もう一方の画素電極に所定電圧値を書込むよう
    にスイッチング素子にゲート電圧とデータ電圧とを供給
    し、かつ、前記一方の画素電極のスイッチング素子には
    遮断状態に維持するようにゲート電圧とデータ電圧とを
    供給する、 ことを特徴とする液晶駆動基板の検査装置。
  2. 【請求項2】 画素電極と該画素電極へのデータ電圧の
    書込みを制御するTFTとが行列状に多数設けられ、か
    つ、該TFTにデータ電圧を供給するデータ配線が各列
    毎に設けられると共に、遮断/導通を操作するゲート電
    圧をTFTに供給するゲート配線が各行毎に設けられた
    液晶駆動基板の検査装置であって、 平板状に封止された液晶または電気光学効果を有するシ
    ートと該シートまたは液晶の一面に備えられた透明電極
    ともう一面に備えられた誘電体反射膜とからなり、前記
    シートまたは液晶を透明電極との間で挟込むように前記
    液晶駆動基板に対向配置される電気光学素子板と、 前記ゲート電圧とデータ電圧とを複数の電圧印加パター
    ンで液晶駆動基板に供給すると共に、前記透明電極に所
    定のバイアス電圧を供給する電源装置と、 前記各々の電圧印加パターンにおける誘電体反射膜から
    反射してくる画像を撮影する撮像手段と、 前記各電圧印加パターンに対応する画像を加算して合成
    イメージを生成すると共に、該合成イメージに基づいて
    欠陥画素電極を検出し、該検出結果を液晶駆動基板の検
    査結果として出力する画像処理装置とからなり、 前記電源装置は、ある電圧印加パターンにおいて、ある
    列において隣り合う画素電極の一方に第1の電圧値Ed2
    を書込み、その後、もう一方の画素電極に前記第1の電
    圧と異なる第3の電圧を書き込むように、もう一方の画
    素電極のデータ電圧を一定の期間T4に亘って変化さ
    せ、他の電圧印加パターンにおいては、前記一方の画素
    電極ともう一方の画素電極に印加する電圧を入れ替えて
    供給する、 ことを特徴とする液晶駆動基板の検査装置。
  3. 【請求項3】 画素電極と該画素電極へのデータ電圧の
    書込みを制御するTFTとが行列状に多数設けられ、か
    つ、該TFTにデータ電圧を供給するデータ配線が各列
    毎に設けられると共に、遮断/導通を操作するゲート電
    圧をTFTに供給するゲート配線が各行毎に設けられた
    液晶駆動基板の検査装置であって、 平板状に封止された液晶または電気光学効果を有するシ
    ートと該シートまたは液晶の一面に備えられた透明電極
    ともう一面に備えられた誘電体反射膜とからなり、前記
    シートまたは液晶を透明電極との間で挟込むように前記
    液晶駆動基板に対向配置される電気光学素子板と、 前記ゲート電圧とデータ電圧とを複数の電圧印加パター
    ンで液晶駆動基板に供給すると共に、前記透明電極に所
    定のバイアス電圧を供給する電源装置と、 前記各々の電圧印加パターンにおける誘電体反射膜から
    反射してくる画像を撮影する撮像手段と、 前記各電圧印加パターンに対応する画像を加算して合成
    イメージを生成すると共に、該合成イメージに基づいて
    欠陥画素電極を検出し、該検出結果を液晶駆動基板の検
    査結果として出力する画像処理装置とからなり、 前記電源装置は、ある電圧印加パターンにおいて、ある
    行において隣り合う画素電極の一方に第1の電圧値Ed2
    を書込むようにゲート電圧とデータ電圧とを供給し、そ
    の後、もう一方の画素電極に前記第1の電圧Ed2よりも
    低い第2の電圧Ed1を書き込むようにゲート電圧を一定
    の期間T5に亘って供給し、他の電圧印加パターンにお
    いては、前記一方の画素電極ともう一方の画素電極に印
    加する電圧を入れ替えて供給する、 ことを特徴とする液晶駆動基板の検査装置。
  4. 【請求項4】 画素電極と該画素電極へのデータ電圧の
    書込みを制御するスイッチング素子とが行列状に多数設
    けられた液晶駆動基板に平板状に封止された液晶または
    電気光学効果を有するシートと該シートまたは液晶の一
    面に備えられた透明電極ともう一面に備えられた誘電体
    反射膜とからなる電気光学素子板をシートまたは液晶を
    透明電極との間に挟込むように対向配置し、前記スイッ
    チング素子の遮断/導通を操作するゲート電圧と前記デ
    ータ電圧とを供給すると共に前記透明電極にも電圧を供
    給し、この際の電気光学素子板の表面の画像に基づいて
    液晶駆動基板を検査する方法であって、 互いに隣り合う画素電極の一方に所定電圧値を書込むよ
    うにスイッチング素子にゲート電圧とデータ電圧とを供
    給すると共に、互いに隣り合うもう一方の画素電極のス
    イッチング素子には遮断状態に維持するようにゲート電
    圧とデータ電圧とを供給して電気光学素子板の表面の画
    像を取得する第1の工程と、 前記もう一方の画素電極に所定電圧値を書込むようにス
    イッチング素子にゲート電圧とデータ電圧とを供給する
    と共に、前記一方の画素電極のスイッチング素子には遮
    断状態に維持するようにゲート電圧とデータ電圧とを供
    給して電気光学素子板の表面の画像を取得する第2の工
    程と、 前記第1及び第2の工程で得られた画像を加算して合成
    イメージを生成する第3の工程と、 該合成イメージに基づいて欠陥画素電極を検出する第4
    の工程と、 該第4の工程における検出結果を液晶駆動基板の検査結
    果として出力する第5の工程と、 からなることを特徴とする液晶駆動基板の検査方法。
  5. 【請求項5】 画素電極と該画素電極へのデータ電圧の
    書込みを制御するTFTとが行列状に多数設けられた液
    晶駆動基板に平板状に封止された液晶または電気光学効
    果を有するシートと該シートまたは液晶の一面に備えら
    れた透明電極ともう一面に備えられた誘電体反射膜とか
    らなる電気光学素子板をシートまたは液晶を透明電極と
    の間に挟込むように対向配置し、前記TFTの遮断/導
    通を操作するゲート電圧と前記データ電圧とを供給する
    と共に前記透明電極にも電圧を供給し、この際の電気光
    学素子板の表面の画像に基づいて液晶駆動基板を検査す
    る方法であって、 ある列において隣り合う画素電極の一方に第1の電圧値
    Ed2を書込み、その後、もう一方の画素電極に前記第1
    の電圧と異なる第3の電圧を書き込むように、もう一方
    の画素電極のデータ電圧を一定の期間T4に亘って変化
    させた場合の電気光学素子板の表面の画像を取得する第
    1の工程と、 前記一方の画素電極ともう一方の画素電極に印加する電
    圧を入れ替えて供給した場合の電気光学素子板の表面の
    画像を取得する第2の工程と、 前記第1及び第2の工程で得られた画像を加算して合成
    イメージを生成する第3の工程と、 該合成イメージに基づいてデータ電圧が正常に印加され
    ない欠陥画素電極を検出する第4の工程と、 該第4の工程における検出結果を液晶駆動基板の検査結
    果として出力する第5の工程と、 からなることを特徴とする液晶駆動基板の検査方法。
  6. 【請求項6】 画素電極と該画素電極へのデータ電圧の
    書込みを制御するTFTとが行列状に多数設けられた液
    晶駆動基板に平板状に封止された液晶または電気光学効
    果を有するシートと該シートまたは液晶の一面に備えら
    れた透明電極ともう一面に備えられた誘電体反射膜とか
    らなる電気光学素子板をシートまたは液晶を透明電極と
    の間に挟込むように対向配置し、前記TFTの遮断/導
    通を操作するゲート電圧と前記データ電圧とを供給する
    と共に前記透明電極にも電圧を供給し、この際の電気光
    学素子板の表面の画像に基づいて液晶駆動基板を検査す
    る方法であって、 ある行において隣り合う画素電極の一方に第1の電圧値
    Ed2を書込むようにゲート電圧とデータ電圧とを供給
    し、その後、もう一方の画素電極に前記第1の電圧Ed2
    よりも低い第2の電圧Ed1を書き込むようにゲート電圧
    を一定の期間T5に亘って供給した場合の電気光学素子
    板の表面の画像を取得する第1の工程と、 前記一方の画素電極ともう一方の画素電極に印加する電
    圧を入れ替えて供給した場合の電気光学素子板の表面の
    画像を取得する第2の工程と、 前記第1及び第2の工程で得られた画像を加算して合成
    イメージを生成する第3の工程と、 該合成イメージに基づいてデータ電圧が正常に印加され
    ない欠陥画素電極を検出する第4の工程と、 該第4の工程における検出結果を液晶駆動基板の検査結
    果として出力する第5の工程と、 からなることを特徴とする液晶駆動基板の検査方法。
JP7804798A 1998-03-25 1998-03-25 液晶駆動基板の検査装置及びその検査方法 Expired - Fee Related JP4104728B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7804798A JP4104728B2 (ja) 1998-03-25 1998-03-25 液晶駆動基板の検査装置及びその検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7804798A JP4104728B2 (ja) 1998-03-25 1998-03-25 液晶駆動基板の検査装置及びその検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11271800A true JPH11271800A (ja) 1999-10-08
JP4104728B2 JP4104728B2 (ja) 2008-06-18

Family

ID=13650947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7804798A Expired - Fee Related JP4104728B2 (ja) 1998-03-25 1998-03-25 液晶駆動基板の検査装置及びその検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4104728B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100756229B1 (ko) 2006-10-26 2007-09-07 주식회사 탑 엔지니어링 어레이 테스트 장비
KR100822895B1 (ko) 2007-10-05 2008-04-16 주식회사 탑 엔지니어링 어레이 테스트 장치용 모듈레이터
KR100848948B1 (ko) * 2007-01-22 2008-07-29 세심광전자기술(주) 평탄면을 갖는 액정변조기와 그 제조 방법 및 이를 이용한기판검사장치
KR100868748B1 (ko) * 2007-11-26 2008-11-13 주식회사 오킨스전자 회로기판 검사장치 및 그 검사 방법
JPWO2006120861A1 (ja) * 2005-05-02 2008-12-18 株式会社島津製作所 Tftアレイ基板検査装置
JP2010122615A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Shimadzu Corp Tftアレイの検査方法及びtftアレイの検査装置
JP2011095041A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Shimadzu Corp Tftアレイの検査方法及びtftアレイ検査装置
CN114578591A (zh) * 2020-12-01 2022-06-03 群创光电股份有限公司 封装电路的制造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006120861A1 (ja) * 2005-05-02 2008-12-18 株式会社島津製作所 Tftアレイ基板検査装置
KR100756229B1 (ko) 2006-10-26 2007-09-07 주식회사 탑 엔지니어링 어레이 테스트 장비
KR100848948B1 (ko) * 2007-01-22 2008-07-29 세심광전자기술(주) 평탄면을 갖는 액정변조기와 그 제조 방법 및 이를 이용한기판검사장치
KR100822895B1 (ko) 2007-10-05 2008-04-16 주식회사 탑 엔지니어링 어레이 테스트 장치용 모듈레이터
KR100868748B1 (ko) * 2007-11-26 2008-11-13 주식회사 오킨스전자 회로기판 검사장치 및 그 검사 방법
JP2010122615A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Shimadzu Corp Tftアレイの検査方法及びtftアレイの検査装置
JP2011095041A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Shimadzu Corp Tftアレイの検査方法及びtftアレイ検査装置
CN114578591A (zh) * 2020-12-01 2022-06-03 群创光电股份有限公司 封装电路的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4104728B2 (ja) 2008-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017041480A1 (zh) 显示基板及其测试方法、显示装置
TW543025B (en) Test method and test circuit of electro-optical device, electro-optical device, and electronic equipment
JP3246704B2 (ja) 配線基板の検査装置
KR101213592B1 (ko) 액정 디스플레이의 검사 회로와 검사 방법
KR20140094723A (ko) 박막 트랜지스터 기판, 그것의 검사 방법 및 그것을 포함하는 액정 표시 장치
JP2001265248A (ja) アクティブ・マトリックス表示装置、及び、その検査方法
KR20010070439A (ko) 어레이기판 및 어레이기판의 검사방법
JPH0933874A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
KR101304415B1 (ko) 표시 장치
JP4104728B2 (ja) 液晶駆動基板の検査装置及びその検査方法
JP4071331B2 (ja) 液晶駆動基板の検査装置及びその検査方法
JP2006276368A (ja) アレイ基板とその検査方法
US20130229398A1 (en) Display apparatus and method of driving the same
JP2002366109A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置
JP2007171993A (ja) 画像表示装置
KR102037053B1 (ko) 표시패널
JP2001305500A (ja) 液晶パネルのリペア方法
JP2000155302A (ja) 液晶表示装置の検査方法およびその検査装置
JP3479170B2 (ja) 液晶駆動基板の検査方法
JPH06201516A (ja) 液晶パネル用疑似欠陥発生装置
JP3898037B2 (ja) 液晶表示パネルの点灯表示検査方法及び点灯表示検査装置
JP3302623B2 (ja) アクティブマトリックス型液晶パネルの検査方法
KR102516283B1 (ko) 어레이 테스트 장치
JP2006267787A (ja) 表示用パネル及びその製造方法
JPH11316388A (ja) 液晶表示装置の検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20041119

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20050324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050418

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070903

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees