JPH11270559A - ボール保持器 - Google Patents
ボール保持器Info
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- JPH11270559A JPH11270559A JP7743398A JP7743398A JPH11270559A JP H11270559 A JPH11270559 A JP H11270559A JP 7743398 A JP7743398 A JP 7743398A JP 7743398 A JP7743398 A JP 7743398A JP H11270559 A JPH11270559 A JP H11270559A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- retainer
- rolling element
- balls
- holder body
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/3825—Ball cages formed as a flexible belt, e.g. spacers connected by a thin film
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】直線運動案内装置などの転動体循環路内におい
て、ボールチェーンをスムーズに循環可能とするボール
保持器を提供する。 【解決手段】ボール保持器１は複数のボール２を保持し
て直線運動案内装置の転動体循環路に装填されるボール
チェーン３を形成する。ボール保持器１は保持器本体４
とポケット５とスリット６とを備えている。保持器本体
４は帯板状に形成されている。ポケット５はボール２の
外形に沿って穴状に形成され保持器本体４に設けられて
いる。ポケット５は保持器本体４にボール２に応じた数
設けられている。ポケット５は内周面５ａにそれぞれボ
ール２を保持する。スリット６は夫々のポケット５の内
周面５ａから保持器本体４の側縁７とに亘って保持器本
体４に切欠形成されている。スリット６は保持器本体４
の長手方向に沿って保持器本体４の両側縁７，７に交互
に形成されている。
て、ボールチェーンをスムーズに循環可能とするボール
保持器を提供する。 【解決手段】ボール保持器１は複数のボール２を保持し
て直線運動案内装置の転動体循環路に装填されるボール
チェーン３を形成する。ボール保持器１は保持器本体４
とポケット５とスリット６とを備えている。保持器本体
４は帯板状に形成されている。ポケット５はボール２の
外形に沿って穴状に形成され保持器本体４に設けられて
いる。ポケット５は保持器本体４にボール２に応じた数
設けられている。ポケット５は内周面５ａにそれぞれボ
ール２を保持する。スリット６は夫々のポケット５の内
周面５ａから保持器本体４の側縁７とに亘って保持器本
体４に切欠形成されている。スリット６は保持器本体４
の長手方向に沿って保持器本体４の両側縁７，７に交互
に形成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば直線運動案
内装置やボールねじ装置などのボールの転動を利用する
装置に用いられるボールチェーンにおいて、複数のボー
ルを保持するボール保持器に関する。
内装置やボールねじ装置などのボールの転動を利用する
装置に用いられるボールチェーンにおいて、複数のボー
ルを保持するボール保持器に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば直線運動案内装置やボールねじ装
置などのボールの転動を利用する装置には、特開平５−
５２２１７号公報等に示されているボールチェーンが用
いられることがある。
置などのボールの転動を利用する装置には、特開平５−
５２２１７号公報等に示されているボールチェーンが用
いられることがある。
【０００３】この従来のボールチェーンは、互いに間隔
を隔てて一列に配列される複数のボールと、これらのボ
ールを保持するボール保持器とを備えている。ボール保
持器は、各ボールに隣接して設けられこれらのボールを
転動自在に保持する保持部と、可撓性を有しかつ前記保
持部を互いに連結する一対の帯板状の連結部と、を備え
ている。
を隔てて一列に配列される複数のボールと、これらのボ
ールを保持するボール保持器とを備えている。ボール保
持器は、各ボールに隣接して設けられこれらのボールを
転動自在に保持する保持部と、可撓性を有しかつ前記保
持部を互いに連結する一対の帯板状の連結部と、を備え
ている。
【０００４】そして、このボールチェーンは、例えば直
線運動案内装置の転動体循環路内に装填されて、前記ボ
ールがレールの案内溝を転動するようになっている。そ
して、ボールチェーンは、前記ボールが案内溝を転動し
かつ転動体循環路内を循環するなどして、直線運動案内
装置を前記レールの長手方向に沿って移動自在としてい
る。
線運動案内装置の転動体循環路内に装填されて、前記ボ
ールがレールの案内溝を転動するようになっている。そ
して、ボールチェーンは、前記ボールが案内溝を転動し
かつ転動体循環路内を循環するなどして、直線運動案内
装置を前記レールの長手方向に沿って移動自在としてい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記直線運動案内装置
の転動体循環路は、前記案内溝とほぼ平行に前記直線運
動案内装置内に設けられた転動体戻し路と、前記案内溝
と転動体戻し路とを互いに連通する湾曲路などを備えて
いる。前記案内溝は、前記ボールチェーンのボールが循
環する際に負荷を生じるようになっている。前記転動体
戻し路と湾曲路は、前記ボールが循環する際に負荷が生
じないようになっている。
の転動体循環路は、前記案内溝とほぼ平行に前記直線運
動案内装置内に設けられた転動体戻し路と、前記案内溝
と転動体戻し路とを互いに連通する湾曲路などを備えて
いる。前記案内溝は、前記ボールチェーンのボールが循
環する際に負荷を生じるようになっている。前記転動体
戻し路と湾曲路は、前記ボールが循環する際に負荷が生
じないようになっている。
【０００６】前記ボールチェーンのボールは、前記レー
ルの案内溝などの負荷域では前記案内溝上を転動すると
ともに、前記転動体戻し路と湾曲路などの無負荷域では
この転動体戻し路内及び湾曲路内を滑りを伴って転動す
る。
ルの案内溝などの負荷域では前記案内溝上を転動すると
ともに、前記転動体戻し路と湾曲路などの無負荷域では
この転動体戻し路内及び湾曲路内を滑りを伴って転動す
る。
【０００７】したがって、前記案内溝上でのボールの移
動速度と、転動体戻し路内と湾曲路内でのボールの移動
速度との間に、速度差が生じることとなる。前記従来の
ボールチェーンのボール保持器は可撓性を有しているが
伸縮性を有していない。このため、前述したボールの移
動速度が生じると、転動体循環路内での循環がスムーズ
に行われないことがあった。
動速度と、転動体戻し路内と湾曲路内でのボールの移動
速度との間に、速度差が生じることとなる。前記従来の
ボールチェーンのボール保持器は可撓性を有しているが
伸縮性を有していない。このため、前述したボールの移
動速度が生じると、転動体循環路内での循環がスムーズ
に行われないことがあった。
【０００８】本発明は前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、直線運動案内装置などの
転動体循環路内におけるボールチェーンのスムーズな循
環を可能とするボール保持器を提供することにある。
で、その目的とするところは、直線運動案内装置などの
転動体循環路内におけるボールチェーンのスムーズな循
環を可能とするボール保持器を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のボール保持器は、互いに間隔
を隔てて一列に配列される複数のボールを保持するボー
ル保持器であって、帯板状の保持器本体と、前記保持器
本体に設けられかつ前記ボールの外形に沿って形成され
て前記ボールを保持するポケットと、それぞれのポケッ
トのボールと相対する面と保持器本体の側縁とに亘って
前記保持器本体に切欠形成されたスリットと、を備え、
前記スリットが保持器本体の長手方向に沿って、保持器
本体の両側縁に交互に形成されたことを特徴としてい
る。
達成するために、本発明のボール保持器は、互いに間隔
を隔てて一列に配列される複数のボールを保持するボー
ル保持器であって、帯板状の保持器本体と、前記保持器
本体に設けられかつ前記ボールの外形に沿って形成され
て前記ボールを保持するポケットと、それぞれのポケッ
トのボールと相対する面と保持器本体の側縁とに亘って
前記保持器本体に切欠形成されたスリットと、を備え、
前記スリットが保持器本体の長手方向に沿って、保持器
本体の両側縁に交互に形成されたことを特徴としてい
る。
【００１０】このため、ボール保持器は、保持器本体が
長手方向に沿って引っ張られると、前記両側縁における
スリットの開口部が前記長手方向に沿って広がるよう
に、保持器本体が伸びるとともに、前記長手方向に沿っ
て圧縮されると、前記スリットの開口部が前記長手方向
に沿って縮まるように、保持器本体が縮小する。
長手方向に沿って引っ張られると、前記両側縁における
スリットの開口部が前記長手方向に沿って広がるよう
に、保持器本体が伸びるとともに、前記長手方向に沿っ
て圧縮されると、前記スリットの開口部が前記長手方向
に沿って縮まるように、保持器本体が縮小する。
【００１１】したがって、転動体循環路内におけるボー
ルの移動速度に速度差が生じても、例えば負荷域では前
記保持器本体が伸びかつ無負荷域では保持器本体が縮む
こととなる。このため、前記ボール保持器は、ボールチ
ェーンの転動体循環路内での循環をスムーズにすること
が可能となる。
ルの移動速度に速度差が生じても、例えば負荷域では前
記保持器本体が伸びかつ無負荷域では保持器本体が縮む
こととなる。このため、前記ボール保持器は、ボールチ
ェーンの転動体循環路内での循環をスムーズにすること
が可能となる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図１
ないし図４を参照して説明する。図１に示すように、ボ
ール保持器１は、鋼などの金属またはセラミックスなど
から球形に形成された複数のボール２を、互いに間隔を
隔てて一列に配列してボールチェーン３を形成する。こ
のボールチェーン３は直線運動案内装置２０（図４に示
す）のような前記ボール２の転動を利用した装置に用い
られる。
ないし図４を参照して説明する。図１に示すように、ボ
ール保持器１は、鋼などの金属またはセラミックスなど
から球形に形成された複数のボール２を、互いに間隔を
隔てて一列に配列してボールチェーン３を形成する。こ
のボールチェーン３は直線運動案内装置２０（図４に示
す）のような前記ボール２の転動を利用した装置に用い
られる。
【００１３】図４に示すように、直線運動案内装置２０
は、一方向に延びる案内レール２１と、この案内レール
２１を跨いで組み付けられたスライダ２２などを備えて
いる。案内レール２１は、長手方向に沿って延びた転動
体転動溝２３を形成している。
は、一方向に延びる案内レール２１と、この案内レール
２１を跨いで組み付けられたスライダ２２などを備えて
いる。案内レール２１は、長手方向に沿って延びた転動
体転動溝２３を形成している。
【００１４】スライダ２２は、スライダ本体２４と、こ
のスライダ本体２４の両端部に取付けられたエンドキャ
ップ２５を備えている。なお、図４においては一方のエ
ンドキャップ２５のみを示している。
のスライダ本体２４の両端部に取付けられたエンドキャ
ップ２５を備えている。なお、図４においては一方のエ
ンドキャップ２５のみを示している。
【００１５】前記スライダ本体２４は、前記案内レール
２１の転動体転動溝２３に相対する負荷転動体転動溝２
６と、この負荷転動体転動溝２６とほぼ平行に形成され
た転動体戻し路２７と、を備えている。
２１の転動体転動溝２３に相対する負荷転動体転動溝２
６と、この負荷転動体転動溝２６とほぼ平行に形成され
た転動体戻し路２７と、を備えている。
【００１６】エンドキャップ２５は、それぞれ、前記ス
ライダ本体２４の負荷転動体転動溝２６と前記転動体戻
し路２７とを連通する湾曲路２８を備えている。前述し
た負荷転動体転動溝２６、案内レール２１の転動体転動
溝２３、転動体戻し路２７、湾曲路２８は、転動体循環
路２９を形成している。
ライダ本体２４の負荷転動体転動溝２６と前記転動体戻
し路２７とを連通する湾曲路２８を備えている。前述し
た負荷転動体転動溝２６、案内レール２１の転動体転動
溝２３、転動体戻し路２７、湾曲路２８は、転動体循環
路２９を形成している。
【００１７】前記転動体循環路２９内には、前記ボール
チェーン３が装填されるようになっている。転動体循環
路２９内に装填されたボールチェーン３のボール２は、
前記転動体転動溝２３と負荷転動体転動溝２６内では、
これらの溝２３，２６上を負荷を伴って転動し、かつ前
記転動体戻し路２７と湾曲路２８内では、この溝２７と
この湾曲路２８の内周面に対し滑りを伴って転動する。
チェーン３が装填されるようになっている。転動体循環
路２９内に装填されたボールチェーン３のボール２は、
前記転動体転動溝２３と負荷転動体転動溝２６内では、
これらの溝２３，２６上を負荷を伴って転動し、かつ前
記転動体戻し路２７と湾曲路２８内では、この溝２７と
この湾曲路２８の内周面に対し滑りを伴って転動する。
【００１８】ボール２が前述したように転動することに
よって、ボールチェーン１が転動体循環路２９内を循環
して、スライダ２２を案内レール２１に沿って移動自在
とする。また、前記ボール２は、前記転動溝２３，２６
内では負荷を伴って転動し、かつ前記転動体戻し路２７
と湾曲路２８内では滑りを伴って転動するので、前記ボ
ール２は、前記転動溝２３，２６内と、前記転動体戻し
路２７と湾曲路２８内において速度差を生じることとな
る。
よって、ボールチェーン１が転動体循環路２９内を循環
して、スライダ２２を案内レール２１に沿って移動自在
とする。また、前記ボール２は、前記転動溝２３，２６
内では負荷を伴って転動し、かつ前記転動体戻し路２７
と湾曲路２８内では滑りを伴って転動するので、前記ボ
ール２は、前記転動溝２３，２６内と、前記転動体戻し
路２７と湾曲路２８内において速度差を生じることとな
る。
【００１９】前記ボール保持器１は、図１に示すよう
に、帯板状の保持器本体４と、ポケット５と、スリット
６などを備えている。ポケット５は、保持器本体４に設
けられかつ前記ボール２の外形に沿った穴状に形成され
ている。ポケット５は、その内周面５ａにボール２を転
動自在に保持するようになっている。ポケット５は、前
記ボール２に応じた数が設けられており、各ボール２の
中心を互いに結んで形成される軸線Ｐが直線となるよう
に一列に設けられている。
に、帯板状の保持器本体４と、ポケット５と、スリット
６などを備えている。ポケット５は、保持器本体４に設
けられかつ前記ボール２の外形に沿った穴状に形成され
ている。ポケット５は、その内周面５ａにボール２を転
動自在に保持するようになっている。ポケット５は、前
記ボール２に応じた数が設けられており、各ボール２の
中心を互いに結んで形成される軸線Ｐが直線となるよう
に一列に設けられている。
【００２０】スリット６は、それぞれのポケット５のボ
ール２と相対する面としての内周面５ａと、保持器本体
４の側縁７とに亘って、前記保持器本体４に切欠形成さ
れている。
ール２と相対する面としての内周面５ａと、保持器本体
４の側縁７とに亘って、前記保持器本体４に切欠形成さ
れている。
【００２１】また、前記スリット６は、図１（Ａ）に示
すように、前記保持器本体４の長手方向に沿って、保持
器本体４の両側縁７，７に交互に開口して形成されてい
る。なお、保持器本体４の両側縁７，７におけるそれぞ
れのスリット６の開口部８は、前記軸線Ｐに沿って、間
隔Ｔを有して形成されている。
すように、前記保持器本体４の長手方向に沿って、保持
器本体４の両側縁７，７に交互に開口して形成されてい
る。なお、保持器本体４の両側縁７，７におけるそれぞ
れのスリット６の開口部８は、前記軸線Ｐに沿って、間
隔Ｔを有して形成されている。
【００２２】前記保持器本体４は、可撓性を有する樹脂
などから、前記ボール２を成形型に挿入した状態でこれ
らのボール２とともに、射出成型などによって一体に成
形されるようになっている。
などから、前記ボール２を成形型に挿入した状態でこれ
らのボール２とともに、射出成型などによって一体に成
形されるようになっている。
【００２３】前述した構成によって、ボール保持器１
は、保持器本体４が可撓性を有する樹脂などからなるた
め、保持器本体４の互いに隣接するボール２の間を曲げ
かつ、前記保持器本体４の両端部を互いに連結すること
などによって、図３に示すように、前述した一列に配列
された複数のボール２を無端状に連鎖する事もできる。
そして、図３に示した状態で、前記直線運動案内装置２
０の転動体循環路２９内に装填されている。
は、保持器本体４が可撓性を有する樹脂などからなるた
め、保持器本体４の互いに隣接するボール２の間を曲げ
かつ、前記保持器本体４の両端部を互いに連結すること
などによって、図３に示すように、前述した一列に配列
された複数のボール２を無端状に連鎖する事もできる。
そして、図３に示した状態で、前記直線運動案内装置２
０の転動体循環路２９内に装填されている。
【００２４】また、ボール保持器１は、その保持器本体
４が可撓性を有する樹脂などからなるので、前記ポケッ
ト５に複数のボール２を保持した状態で、軸線Ｐに沿っ
て引っ張られると、前記スリット６の開口部８がそれぞ
れ前記軸線Ｐに沿って広がる。そして、図２（Ａ）に示
すように、ボール保持器１は、スリット６の開口部８が
前記間隔Ｔより広い間隔Ｔ１となるように、前記軸線Ｐ
に沿って伸びる。
４が可撓性を有する樹脂などからなるので、前記ポケッ
ト５に複数のボール２を保持した状態で、軸線Ｐに沿っ
て引っ張られると、前記スリット６の開口部８がそれぞ
れ前記軸線Ｐに沿って広がる。そして、図２（Ａ）に示
すように、ボール保持器１は、スリット６の開口部８が
前記間隔Ｔより広い間隔Ｔ１となるように、前記軸線Ｐ
に沿って伸びる。
【００２５】さらに、ボール保持器１は、前記ポケット
５に複数のボール２を保持した状態で、軸線Ｐに沿って
圧縮されると、前記スリット６の開口部８が前記軸線Ｐ
に沿って縮まる。そして、図２（Ｂ）に示すように、ボ
ール保持器１は、スリット６の開口部８が前記間隔Ｔよ
り狭い間隔Ｔ２となるように、前記軸線Ｐに沿って縮小
する。
５に複数のボール２を保持した状態で、軸線Ｐに沿って
圧縮されると、前記スリット６の開口部８が前記軸線Ｐ
に沿って縮まる。そして、図２（Ｂ）に示すように、ボ
ール保持器１は、スリット６の開口部８が前記間隔Ｔよ
り狭い間隔Ｔ２となるように、前記軸線Ｐに沿って縮小
する。
【００２６】したがって、前記ボール保持器１を備えた
ボールチェーン３は、前記転動体循環路２９内に装填さ
れて、前記案内溝２３，２６と、転動体戻し路２７及び
湾曲路２８との間においてボール２の移動速度に速度差
が生じても、例えば、図４に示すように、前記案内溝２
３，２６内のような負荷域では保持器本体４が若干伸び
かつ転動体戻し路２７及び湾曲路２８内のような無負荷
域では保持器本体４が若干縮むこととなる。
ボールチェーン３は、前記転動体循環路２９内に装填さ
れて、前記案内溝２３，２６と、転動体戻し路２７及び
湾曲路２８との間においてボール２の移動速度に速度差
が生じても、例えば、図４に示すように、前記案内溝２
３，２６内のような負荷域では保持器本体４が若干伸び
かつ転動体戻し路２７及び湾曲路２８内のような無負荷
域では保持器本体４が若干縮むこととなる。
【００２７】このため、前記転動体循環路２９内を、ボ
ール２がよりスムーズに転動することとなって、前記ボ
ール保持器１を備えたボールチェーン３が転動体循環路
２９内をよりスムーズに循環することとなる。なお、本
ボール保持器１は、無端状でも有端状でも、その作用は
変わりなく、後述の効果を発揮することができる。
ール２がよりスムーズに転動することとなって、前記ボ
ール保持器１を備えたボールチェーン３が転動体循環路
２９内をよりスムーズに循環することとなる。なお、本
ボール保持器１は、無端状でも有端状でも、その作用は
変わりなく、後述の効果を発揮することができる。
【００２８】
【発明の効果】本発明によると、保持器本体が長手方向
に沿って引っ張られると、保持器本体の前記両側縁に形
成されたスリットの開口部が前記長手方向に沿って広が
るように、保持器本体が伸びる。一方、保持器本体が前
記長手方向に沿って圧縮されると、前記スリットの開口
部が前記長手方向に沿って縮まるように、保持器本体が
縮小する。
に沿って引っ張られると、保持器本体の前記両側縁に形
成されたスリットの開口部が前記長手方向に沿って広が
るように、保持器本体が伸びる。一方、保持器本体が前
記長手方向に沿って圧縮されると、前記スリットの開口
部が前記長手方向に沿って縮まるように、保持器本体が
縮小する。
【００２９】このため、転動体循環路内において、ボー
ル負荷域では例えば前記保持器本体が伸びかつ無負荷域
では保持器本体が縮むこととなっても、ボールチェーン
の転動体循環路内での循環をスムーズにさせることが可
能となる。
ル負荷域では例えば前記保持器本体が伸びかつ無負荷域
では保持器本体が縮むこととなっても、ボールチェーン
の転動体循環路内での循環をスムーズにさせることが可
能となる。
【図１】（Ａ）は、本発明の一実施形態のボール保持器
を示す平面図。（Ｂ）は、同実施形態のボール保持器を
示す側面図。
を示す平面図。（Ｂ）は、同実施形態のボール保持器を
示す側面図。
【図２】（Ａ）は、同実施形態のボール保持器が長手方
向に沿って引っ張られた状態を示す平面図。（Ｂ）は、
同実施形態のボール保持器が長手方向に沿って圧縮され
た状態を示す平面図。
向に沿って引っ張られた状態を示す平面図。（Ｂ）は、
同実施形態のボール保持器が長手方向に沿って圧縮され
た状態を示す平面図。
【図３】同実施形態のホール保持器を備えたボールチェ
ーンが無端状となった状態を示す側面図。
ーンが無端状となった状態を示す側面図。
【図４】同実施形態のホール保持器を備えたボールチェ
ーンが直線運動案内装置に組み込まれた状態を示す断面
図。
ーンが直線運動案内装置に組み込まれた状態を示す断面
図。
１…ボール保持器 ２…ボール ４…保持器本体 ５…ポケット ５ａ…内周面（ボールと相対する面） ６…スリット ７…側縁
Claims (1)
- 【請求項１】互いに間隔を隔てて一列に配列される複数
のボールを保持するボール保持器であって、 帯板状の保持器本体と、 前記保持器本体に設けられかつ前記ボールの外形に沿っ
て形成されて前記ボールを保持するポケットと、 それぞれのポケットのボールと相対する面と保持器本体
の側縁とに亘って前記保持器本体に切欠形成されたスリ
ットと、を備え、 前記スリットが保持器本体の長手方向に沿って、保持器
本体の両側縁に交互に形成されたことを特徴とするボー
ル保持器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7743398A JPH11270559A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | ボール保持器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7743398A JPH11270559A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | ボール保持器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11270559A true JPH11270559A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13633886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7743398A Pending JPH11270559A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | ボール保持器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11270559A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003013950A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-15 | Otsuka Seiko Co Ltd | ガイドロッド及びこれを用いたクロスローラガイド |
| WO2003072966A1 (en) * | 2002-02-27 | 2003-09-04 | Thomson Industries, Inc. | Segmented ball/roller guide for a linear motion bearing |
| JP2010054043A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Shangyin Sci & Technol Co Ltd | ボールねじモジュール |
| US8955404B2 (en) | 2008-08-29 | 2015-02-17 | Hiwin Technologies Corp | Ball screw module |
-
1998
- 1998-03-25 JP JP7743398A patent/JPH11270559A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003013950A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-15 | Otsuka Seiko Co Ltd | ガイドロッド及びこれを用いたクロスローラガイド |
| JP4539807B2 (ja) * | 2001-07-03 | 2010-09-08 | 大塚精工株式会社 | クロスローラガイド |
| WO2003072966A1 (en) * | 2002-02-27 | 2003-09-04 | Thomson Industries, Inc. | Segmented ball/roller guide for a linear motion bearing |
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