JP3263005B2 - 転がり案内装置 - Google Patents

転がり案内装置

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JP3263005B2
JP3263005B2 JP15672697A JP15672697A JP3263005B2 JP 3263005 B2 JP3263005 B2 JP 3263005B2 JP 15672697 A JP15672697 A JP 15672697A JP 15672697 A JP15672697 A JP 15672697A JP 3263005 B2 JP3263005 B2 JP 3263005B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/3825Ball cages formed as a flexible belt, e.g. spacers connected by a thin film
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/04Ball or roller bearings
    • F16C29/06Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
    • F16C29/0633Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
    • F16C29/0652Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage
    • F16C29/0654Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage with balls
    • F16C29/0659Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage with balls with four rows of balls

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば無限摺動用
の直線案内装置やボールねじ装置等の転がり案内装置に
係り、詳細には、これら転がり案内装置における転動体
の無限循環路に組み込まれて使用され、多数の転動体を
一列に配列した転動体付きベルトの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テーブル等の可動体をベッド等の
固定部に沿って案内する直線案内装置としては、ボール
転走溝を有する軌道レールと、上記ボール転走溝と対向
する負荷転走溝を有すると共に上記負荷転走溝の一端か
ら他端へとボールを循環させる無負荷転走路を有し、上
記軌道レールに沿って移動するスライダと、これらスラ
イダと軌道レールとの間で荷重を負荷しながら転走する
と共に、上記スライダの負荷転走溝及び無負荷転走路よ
り構成される無限循環路を循環する多数のボールとから
構成されるものが知られている。
【0003】このように構成された従来の直線案内装置
では、スライダの無限循環路がボールで満たされている
ことから、該スライダが軌道レールに沿って移動する
と、互いに隣接するボールが相互に衝突あるいは擦れ合
いながら上記無限循環路内を循環することとなり、ボー
ルが早期に磨耗して装置寿命が短命化するといった問題
点があった。
【0004】一方、無限循環路内における個々のボール
の転動状態について着目すると、かかるボールはスライ
ダの負荷転走溝と軌道レールのボール転走溝との間で荷
重を負荷しながら転走する一方、これら両溝の間を抜け
出ると荷重から解放され、これを繰り返しながら上記無
限循環路内を循環している。このため、かかるボールは
上記負荷転走溝とボール転走溝との間(以下、負荷域)
に突入する際に荷重によって僅かに押し潰されることか
ら、無負荷転走通路を転動してきたボールが負荷域に突
入する際には該ボールに対して大きな抵抗が作用する結
果となり、ボールは負荷域の直前で一時的に停止した後
に該負荷域に転がり込むこととなる。このため、前述の
直線案内装置では個々のボールが負荷域に突入する度毎
にスライダの摺動抵抗が変化してしまい、かかるスライ
ダの円滑な運動が阻害されてしまうといった問題点があ
った。また、このような現象は軸受隙間の発生を防止す
る目的でボールに予圧を付与している場合に特に顕著で
ある。
【0005】そこで、このような問題点を解決するもの
として、多数のボールを整列保持したボールチェーンを
上記無限循環路に組み込んだ直線案内装置が提案されて
いる(特開平5−52217号公報)。図15及び図1
6に示すように、かかるボールチェーン100は多数の
ボール101と、これらボール101を所定の間隔をお
いて一列に配列し、回転自在に且つ数珠状に保持した連
結体ベルト102とからなり、上記連結体ベルト102
は各ボール101の間に介装される複数の間座103を
ボールの配列方向に沿った一対の帯部104で連結して
構成されている。この連結体ベルト102は上記ボール
101を金型内に中子として配置した可撓性樹脂の射出
成形によって製作され、ボール101を数珠状に配列し
た状態で上記金型から取り出される。
【0006】このように構成された従来のボールチェー
ン100は、図17に示す如くスライダ105の無限循
環路106に組み込まれて該無限循環路内を循環するの
であるが、この際、互いに隣接するボール101の間に
は間座103が介装されていることから、ボール同志の
相互摩擦や衝突が防止され、ボール101の磨耗を可及
的に防止することができた。
【0007】また、無限循環路内にボールチェーンを組
み込んだ場合では、互いに隣接するボールが連結体ベル
トによって繋がれており、負荷域に突入する直前のボー
ルは既に負荷域に転がり込んだボールの動きに連動して
該負荷域に引き込まれることから、負荷域の直前におい
てもボールは円滑に転動し、スライダの円滑な運動を確
保することができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のボ
ールチェーンは図15の如く略一直線状に成形され、こ
れが無限循環路内に組み込まれて環状に湾曲させられて
使用されることから、かかる無限循環路内では元の直線
状に展開しようとするボールチェーンの両端が無限循環
路の内壁と擦れてしまい、その循環運動に対して不必要
な抵抗が作用してしまうといった問題点があった。
【0009】また、従来のボールチェーンは無限循環路
内においてその両端が互いに連結されていないことか
ら、かかるボールチェーンを無限循環路内で循環させる
と、ボールチェーンの先端に位置するボールは先行する
ボールに引っ張られることなく負荷域に突入しなければ
ならないので、かかる先端ボールが負荷域に突入する際
に該ボールチェーンの循環に対して大きな抵抗が作用す
る結果となり、やはりスライダの円滑な運動が阻害され
てしまうといった問題点があった。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであって、その目的とするところは、両端が無限循
環路の内壁と擦れ合うのを防止し、もって無限循環路内
における循環を可及的に円滑化することが可能な転動体
付ベルトを提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、先端が負荷域
に突入する際に大きな抵抗が作用するのを防止し、もっ
て無限循環路内における循環を可及的に円滑化すること
が可能な転動体付ベルトを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の転が
り案内装置は、転動体の転走溝を有する軌道レールと、
上記転走溝と対向する負荷転走溝を有すると共に上記負
荷転走溝の一端から他端へと転動体を循環させる無負荷
転走路を有し、上記軌道レールに沿って移動するスライ
ダと、これらスライダと軌道レールとの間で荷重を負荷
しながら転走すると共に、上記スライダの負荷転走溝及
び無負荷転走路より構成される無限循環路を循環する多
数の転動体と、これら転動体を所定の間隔をおいて一列
に配列すると共に回転自在に整列させ、上記転動体と共
にスライダの無限循環路内を循環する連結体ベルトとか
ら構成され、上記目的を達成するために、上記転動体と
連結体ベルトとから構成される転動体付きベルトを以下
のように改良するものである。
【0013】先ず、第1の転動体付ベルトは、上記連結
体ベルトがその長手方向の両端部に上記無限循環路内で
一個の緩衝用転動体を介して互いに対向する一対の凹状
先端面を備え、かかる無限循環路内における循環中にこ
れら凹状先端面が上記緩衝用転動体を挟持することを特
徴とするものである。
【0014】このような技術的手段によれば、多数の転
動体が一列に配列された連結体ベルトの両端部には一対
の凹状先端面が形成されており、これら凹状先端面は軸
受装置の無限循環路内において互いに対向し一個の緩衝
用転動体を挟持しているので、かかる転動体無限循環路
内における循環中において、上記連結体ベルトの両端は
無限循環路内を循環する緩衝用転動体の動きに追従して
屈曲することとなり、これら連結体ベルトの両端部が無
限循環路の内壁と擦れ合うのを可及的に防止することが
できるものである。
【0015】また、第2の転動体付ベルトは、上記連結
体ベルトがその長手方向の一端に凹状先端面を備える一
方、他端には上記凹状先端面と合致する凸状先端面を備
え、上記無限循環路内における循環中にこれら凹状先端
面と凸状先端面とが当接することを特徴とするものであ
る。
【0016】このような技術的手段によれば、多数の転
動体が一列に配列された連結体ベルトはその両端部に互
いに合致する凹状先端面及び凸状先端面を夫々備えてお
り、これら凹状先端面及び凸状先端面は軸受装置の無限
循環路内において互いに当接するので、かかる転動体無
限循環路内における循環中において、上記連結体ベルト
の一端は当接した他端の動きに追従して屈曲することと
なり、やはりこれら連結体ベルトの両端部が無限循環路
の内壁と擦れ合うのを可及的に防止することができるも
のである。
【0017】これら第1及び第2の転動体付ベルトで
は、無限循環路の全長に対して転動体付ベルトの全長が
短い場合、緩衝用転動体を介して又は凹状先端面と凸状
先端面を当接させて、複数本の転動体付ベルトを無限循
環路内で継ぎ足すこともでき、無限循環路の全長が長い
軸受装置に対しても全長の短い転動体付ベルトで対応す
ることが可能となる。
【0018】更に、第3の転動体付ベルトは、上記軸受
装置の無限循環路内に対してその経路に沿って連続する
一対の案内溝を形成する一方、上記連結体ベルトにはそ
の長手方向の両端に位置する転動体よりも該長手方向へ
突出すると共に、上記案内溝に嵌合して連結体ベルトを
無限循環路内で導く誘導片を形成したことを特徴とする
ものである。
【0019】このような技術的手段によれば、連結体ベ
ルトの両端に形成された誘導片は無限循環路内に形成さ
れた案内溝に遊嵌しており、かかる案内溝は無限循環路
の経路に沿って形成されていることから、上記連結体ベ
ルトは無限循環路内を循環するに際し、その両端が案内
溝に沿って移動することとなる。このとき、上記誘導片
は連結体ベルトの長手方向の両端に位置する転動体より
も更に該長手方向へ突出していることから、転動体付ベ
ルトの先端が無限循環路の円弧領域に進入するときに
は、先ず上記誘導片がこの円弧領域に進入し、この誘導
片に続いて転動体が円弧領域に進入する。従って、かか
る誘導片が案内溝に沿った所定の軌跡で円弧領域を進む
と、これに導かれるようにして転動体も円弧領域を転動
するので、転動体付ベルトの先端が無限循環路の内壁と
擦れ合い、あるいは引っ掛かるのを防止することができ
るものである。
【0020】また、上記誘導片が無限循環路の円弧領域
に対して円滑に進入するという観点からすれば、かかる
誘導片の先端を無限循環路の内周に向けて僅かに曲げて
おくことが好ましい。
【0021】また更に、第4の転動体付ベルトは、上記
連結体ベルトの長手方向の両端に位置する転動体の径が
他の転動体よりも小さいことを特徴とするものである。
【0022】このような技術的手段によれば、連結体ベ
ルトの両端に径の小さな転動体を配したことにより、全
ての転動体を同一径とした場合と比較して、無限循環路
内を循環する転動体付ベルトの先端がスライド部材と軌
道軸の間の負荷域に対して進入し易くなり、先端の転動
体が上記負荷域に転がり込んだ後は、これに続く転動体
も連結体ベルトに引っ張られるようにして負荷域に転が
り込むので、負荷域の直前で転動体付ベルトの循環運動
に淀みが生じることがなく、かかる転動体付ベルトの循
環の円滑化を図ることができるものである。。
【0023】更に、第5の転動体付ベルトは、上記連結
体ベルトの長手方向の両端に位置する転動体の縦弾性係
数がその他の転動体のそれよりも小さいことを特徴とす
るものである。
【0024】このような技術的手段によれば、連結体ベ
ルトの両端に縦弾性係数の小さな転動体を配すると、か
かる転動体は荷重が作用した場合の変形量が大きいこと
から、やはり無限循環路内を循環する転動体付ベルトの
先端がスライド部材と軌道軸の間の負荷域に対して進入
し易くなり、先端の転動体が上記負荷域に転がり込んだ
後は、これに続く転動体も連結体ベルトに引っ張られる
ようにして負荷域に転がり込む。従って、この第5の転
動体付ベルトにおいても、負荷域の直前で転動体付ベル
トの循環運動に淀みが生じることがなく、かかる転動体
付ベルトの循環の円滑化を図ることができるものであ
る。
【0025】また、この第5の転動体付ベルトでは、前
述の第4の転動体付ベルトの如く、連結体ベルトの長手
方向の両端に位置する転動体の径を他の転動体のそれよ
りも小さくすることで、更に転動体付ベルトの負荷域に
対する進入が容易となり、無限循環路内における該転動
体付ベルトの循環の更なる円滑化を図ることができるも
のである。
【0026】尚、本発明において、連結体ベルトに配列
される転動体はボールであってもローラであっても差し
支えなく、また、この転動体付ベルトが組み込まれる転
がり案内装置も前述の直線案内装置に限られることな
く、転動体の無限循環路を備えているものであればボー
ルねじ、ボールスプライン、ローラスプライン等であっ
ても良い。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の転動体付ベルトを詳細に説明する。◎第1実施例 図1及び図2は転動体にボールを用いた本発明の転動体
付ベルトの第1実施例としてのボール付ベルトを示すも
のである。このボール付ベルト1は合成樹脂製の連結体
ベルト2に所定間隔で複数のボール3を一列に配列した
ものであり、該ボール3は上記連結体ベルト2に保持さ
れた状態で自在に回転可能となっている。
【0028】上記連結体ベルト2は、互いに隣接するボ
ール3の間に配された複数の間座4と、これら間座4を
連結する一対の帯部5とから構成され、図3及び図4に
示すように、各間座4はその断面が円板状に形成される
と共に、ボール3との接触面6はボール3の球面に倣っ
た凹状に形成されている。
【0029】また、上記連結体ベルト2の両端部にはボ
ールの球面に倣った凹状先端面7が夫々形成されてお
り、後述する直線案内装置のボール無限循環路内に該ボ
ール付ベルト1を組み込んだ際に、これら一対の凹状先
端面7で緩衝用ボール8を挟み込むようになっている。
【0030】このボール付ベルト1は上記ボール3を中
子として金型内に配列した合成樹脂の射出成形により成
形され、成形完了後に上記連結体ベルト2をボール3と
共に金型から離型して製造される。また、単に連結体ベ
ルト2を射出成形したのみでは該ベルト2の間座4及び
帯部5がボール3と密着してしまい、該連結体ベルト2
に対してボール3が自在に回転しないことから、この実
施例では成形完了後のボール付ベルト1を鉱油系潤滑油
に浸漬し、経時的な連結体ベルト2の膨潤を待ってボー
ル3と間座4又は帯部5との間に隙間を形成し、該ボー
ル3の自由な回転を可能としている。
【0031】図5及び図6は上記ボール付ベルトが組み
込まれる直線案内装置の一実施例を示すものである。同
図において、符号10は工作機械のベッド等の固定部に
対して配設される軌道レール、符号20はテーブル等の
可動体を上記軌道レール10に沿って案内するスライダ
であり、ボール3はこれら軌道レール10とスライダ2
0との間で荷重を負荷しながら転動すると共に上記スラ
イダ20内で無限循環する。
【0032】先ず、上記軌道レール10は断面略矩形状
に形成されており、上記ボール3が転走するボール転走
面11a,11bが長手方向(図5の紙面垂直方向)に
沿って計4条形成されている。これらボール転走面11
a,11bは軌道レール10の両側面及び上面の両縁部
に形成されており、両側面のボール転走面11aは紙面
左右方向から30°下向きに形成される一方、上面のボ
ール転走面11bは垂直方向上向きに形成されている。
また、軌道レール10にはその長手方向に適宜間隔をお
いてボルト取付孔12が形成されており、軌道レール1
0はこのボルト取付孔12に挿入される図示外の固定ボ
ルトによって固定部に固定される。
【0033】一方、上記スライダ20は、テーブル等の
可動体の取付面41及び当該可動体の固定ボルトが螺合
するタップ孔42を有する移動ブロック40と、この移
動ブロック40の前後両端面に対して固定される一対の
蓋体50,50とから構成されており、かかる蓋体50
を移動ブロック40に固定することで当該スライダ20
内にボール3の無限循環路が具備されるようになってい
る。また、上記蓋体50には軌道レール10に摺接する
シール部材60が取り付けられており、軌道レール10
に付着している塵芥等がスライダ20の移動に伴って当
該スライダ20内に侵入するのを防止している。
【0034】上記移動ブロック40は取付面41が形成
された水平部40a及びこの水平部40aから垂れ下が
る一対のスカート部40b,40bを備えて断面略サド
ル状に形成されており、これら水平部40aの下面側及
び各スカート部40bの内面側には軌道レール10のボ
ール転走面11a,11bに対向する4条の負荷転走面
43a,43bが形成されている。また、上記水平部4
0a及び各スカート部40bには各負荷転走面43a,
43bに夫々対応したボール戻し孔44a,44bが形
成されており、前述の蓋体50に形成されたボール3の
方向転換路51によって各負荷転走面43a,43bと
これに対応するボール戻し孔44a,44bとが連結さ
れ、ボール3の無限循環路が形成されるようになってい
る。
【0035】これにより、軌道レール10のボール転走
面11a,11bと移動ブロック40の負荷転走面43
a,43bとの間で荷重を負荷していたボール3は、ス
ライダ2の移動に伴って上記負荷転走面43a,43b
を転走し終えると上記荷重から開放されて一方の蓋体5
の方向転換路51に入り込み、そのままの無負荷状態で
負荷転走面43a,43bにおける転走方向とは逆方向
へ向かって移動ブロック40のボール戻し孔44a,4
4bを転走する。また、ボール戻し孔44a,44bを
転走し終えたボール3は他方の蓋体5の方向転換路51
を介して再度軌道レール10と移動ブロック40との間
の負荷域に入り込み、荷重を負荷しながら上記負荷転走
面43a,43bを転走する。
【0036】また、図6に示すように、上記移動ブロッ
ク40の前後両端面には半円状のボール案内部46が突
設されており、蓋体5の方向転換路51と相俟ってボー
ル戻し孔44a,44bを出入りするボール3を案内す
るようになっている。
【0037】更に、上記負荷転走面43a,43bの両
側にはボール保持部45が形成され、軌道レール10か
らスライダ20を取り外した際に、これら負荷転走面4
3a,43bからボール3が脱落するのを防止してい
る。
【0038】上記移動ブロック40は機械加工によって
形成された金属製のブロック本体47に対して合成樹脂
を射出成形で肉付けして形成されており、前述した可動
体取付面41やボール3の負荷転走面43a,43b
等、機械的強度が要求される部位は当該ブロック本体4
7に形成される一方、ボール戻し孔44a,44b、ボ
ール保持部45及びボール案内部46等の機械的強度が
重要とされない部位は合成樹脂で形成され、可能な限り
移動ブロック40の軽量化が図られている。
【0039】また、上記移動ブロック40のボール戻し
孔44a,44b及びボール保持部45、蓋体50の方
向転換路51にはボール3の循環方向に沿って連続する
一対の案内溝が形成されており、上記ボール付ベルト1
はその帯部5を該案内溝に遊嵌させながらスライタ20
の無限循環路を循環するように構成されている。
【0040】図7は上記スライダ20のボール無限循環
路9に対して前述のボール付ベルト1を組み込んだ状態
を示すものである。かかるボール付ベルト1は1個の緩
衝用ボール8と共にボール無限循環路9に組み込まれ、
ボール無限循環路9内においては連結体ベルト2の両端
部に形成された凹状先端面7が上記緩衝用ボール8を挟
持している。すなわち、上記ボール付ベルト1の全長は
ボール無限循環路9の全長よりも緩衝用ボール8の直径
分だけ短く形成されており、各凹状先端面7,7が緩衝
用ボール8と殆ど隙間なく当接するようになっている。
尚、図7では凹状先端面7と緩衝用ボール8との間に隙
間が描かれているが、これは緩衝用ボール8の存在を明
確にするためであり、実際には凹状先端面7と緩衝用ボ
ール8が当接しているのが好ましい。
【0041】そして、このように緩衝用ボール8と共に
スライダ20のボール無限循環路9に組み込まれる本実
施例のボール付ベルト1によれば、その連結体ベルト2
の凹状先端面7が緩衝用ボール8と当接していることか
ら、かかる凹状先端面7はその動きが緩衝用ボール8に
よって拘束されることとなる。従って、ボール付ベルト
1が無限循環路9内を循環する際に、上記連結体ベルト
2の凹状先端面7は常に緩衝用ボール8の進行方向、す
なわちボール3の循環方向へ向くようになり、ボール付
ベルト1の両端部が無限循環路9の内壁と擦れ合うのを
可及的に防止することができるものである。
【0042】また、このようなボール付ベルト1によれ
ば、図8に示すように、ボール無限循環路9内に複数の
ボール付ベルト1,1を組み込むと共に、これらボール
付ベルト1,1の間に緩衝用ボール8,8を介装するこ
とにより、複数のボール付ベルト1でボール無限循環路
9を満たすこともでき、全長の長いボール無限循環路に
対しても全長の短いボール付ベルトで対応することが可
能となる。
【0043】◎第2実施例 次に、図9に示す本発明の転動体付ベルトの第2実施例
について説明する。このボール付ベルト61も合成樹脂
製の連結体ベルト62に所定間隔で複数のボール3を一
列に配列したものであり、該ボール3は上記連結体ベル
ト62に保持された状態で自在に回転可能となってい
る。
【0044】上記連結体ベルト62はボール3の球面に
沿って、しかも該ボール3の配列方向に沿って帯状に形
成された4本のベルト部材65を有し、かかるベルト部
材65は互いに隣接するボール3,3の間において他の
ベルト部材65と相互に連結されている。また、互いに
隣接するボール3の間には円盤状の連結部64が形成さ
れており、各ベルト部材65はこの連結部64を介して
他のベルト部材65と相互に連結される一方、この連結
部64は互いに隣接するボール3の接触を防止する間座
としての役割も果たしている。
【0045】上記ベルト部材65はボール3の球面を4
等分するようにボール列の上下左右に配されており、ボ
ール3がこれに隣接する一対の連結部64の間から抜け
でることがないよう、4方向からボール3の動きを拘束
している。また、かかるベルト部材65はボール3の球
面に沿って形成されており、ボール付ベルト61を全体
的に観察した場合に、上記連結体ベルト62は連結部6
4の形成位置において最も括れた形状をなしている。
【0046】従って、このボール付ベルト61は前述の
第1実施例のボール付ベルト1と比較して何れの方向へ
も自由に屈曲させることが可能であり、例えばボールね
じ装置等の如く螺旋状に形成された無限循環路に対して
組み込んだ際にも、かかる循環路内を円滑に循環し得る
ようになっている。
【0047】また、このボール付ベルト61の一端に位
置する連結部64aには凹状先端面66が形成される一
方、他端に位置する連結部14bには上記凹状先端面6
6と合致する凸状先端面67が形成されており、直線案
内装置等のボール無限循環路内に該ボール付ベルト61
を組み込んだ際に、図10に示すように、上記凹状先端
面66と凸状先端面67とが互いに対向して当接するよ
うになっている。
【0048】このボール付ベルト61は前述の第1実施
例のボール付ベルト1と全く同様の方法により成形さ
れ、やはり成形完了後に鉱油系潤滑油に浸漬することで
ボール3の自由な回転を可能としている。
【0049】そして、このように構成された本実施例の
ボール付ベルト61も、例えば図5及び図6に示す直線
案内装置の無限循環路に組み込まれた際に、上記凹状先
端面66と凸状先端面とが当接しているので、かかる無
限循環路内における循環中には常にその一端が他端の動
きに追従するようになり、前記第1実施例と同様、ボー
ル付ベルト11の両端部を無限循環路の内壁と擦れ合わ
せることなく、かかるボール付ベルト11を円滑に循環
させることができるものである。
【0050】◎第3実施例 次に、図11乃至図13に示す本発明の転動体付ベルト
の第3実施例について説明する。この実施例のボール付
ベルト71は前述の第1実施例のボール付ベルト11と
略同一の構成を有するものであるが、スライダ20の方
向転換路51内における運動をより円滑なものとするた
め、上記連結体ベルト2の両端部に誘導片72を突設
し、ボール付ベルト71がこの誘導片72を先頭にして
上記方向転換路内に進入するように構成したものであ
る。それ以外の構成は第2実施例と全く同一であるの
で、図中に第1実施例と同一符号を付して詳細な説明は
省略する。
【0051】上記誘導片72は、図11に示すように連
結体ベルト2の両端に位置する間座4aよりも該連結体
ベルト2の長手方向へ突出すると共に、図12に示すよ
うに帯部5から連続して形成されている。そして、この
ように形成された誘導片72は、図13に示すように、
上記帯部5と共にスライダ20のボール無限循環路9に
形成された案内溝90に遊嵌している。
【0052】従って、この第3実施例のボール付ベルト
71を前述の直線案内装置のスライダ20の無限循環路
に組み込んで循環させると、かかるボール付ベルト71
はその両端に位置するボール3よりも更に前方へ突出し
た誘導片72を先頭にして該無限循環路を循環すること
から、方向転換路51等の曲線部分においては案内溝9
0をトレースする誘導片72に導かれるようにしてボー
ル3が方向転換路に進入するので、方向転換路の入口付
近においてボールが無限循環路の内壁と擦れ合い、ある
いは引っ掛かるのを防止することができ、無限循環路内
におけるボール付ベルト71の循環の円滑化を促進する
ことができるものである。
【0053】また、この実施例においては、ボール付ベ
ルト71が無限循環路の方向転換路に突入する際に、上
記誘導片72それ自体が案内溝と擦れあってしまう懸念
があるため、一層のボール付ベルト71の循環の円滑化
を図るためには、図13に示すように、誘導片72の先
端を方向転換路51の内径方向へ向けて僅かに屈曲させ
ておくのが好ましい。
【0054】◎第4実施例 次に、図14示す本発明の転動体付ベルトの第4実施例
について説明する。この実施例のボール付ベルト81は
前述の第2実施例のボール付ベルト61と略同一の構成
を有するものであるが、無限循環路を循環するボール付
ベルトの先端が負荷域に対する進入をより容易なものと
するため、上記連結体ベルト2の両端部に位置するボー
ル3a,3bを他のボール3よりも小径としたものであ
る。それ以外の構成は第2実施例と全く同一であるの
で、図中に第2実施例と同一符号を付して詳細な説明は
省略する。
【0055】無限循環路内を転動するボール3は負荷
域、すなわちスライダ20の負荷転走面43a,43b
と軌道レール10のボール転走面11a,11bの間に
おいて荷重により僅かに弾性変形しており、上記負荷転
走面43a,43bとボール転走面11a,11bとの
距離はボール3の径よりも小さい。従って、このように
ボール付ベルト81の両端に位置するボール3a,3b
の径が他のボール3の径よりも小さくとも、かかるボー
ルは負荷域において負荷転走面43a,43b及びボー
ル転走面11a,11bの双方に接し、荷重の一部を負
荷することができる。但し、ボール3a,3bの径が他
のボール3よりも極端に小さいと、かかるボール3a,
3bは負荷域において荷重を負荷することなく遊んでし
まうことから、その径は他のボール3の予圧量との関係
から決定することが必要である。
【0056】そして、前述の如く負荷転走面43a,4
3bとボール転走面11a,11bの距離はボール3の
径よりも小さいことから、全てのボール3の径が同一の
ボール付ベルトを無限循環路内て循環させると、ボール
付ベルトの先端が負荷域に突入する直前で該ボール付ベ
ルトの動きに淀みが生じ易い。しかし、以上のように構
成された第4実施例のボール付ベルト81を循環させる
と、かかるボール付ベルト81の先端に位置するボール
3a,3bは他のボール3よりもその径が小さく形成さ
れているので、ボール付ベルト81の先端がより負荷域
に突入し易くなり、無限循環路内におけるボール付ベル
ト81の循環の円滑化を図ることができるものである。
【0057】◎第5実施例 次に、本発明の転動体付ベルトの第5実施例について説
明する。この実施例のボール付ベルトも前述の第2実施
例のボール付ベルト61と略同一の構成を有するもので
あるが、無限循環路を循環するボール付ベルトの先端が
負荷域に対する進入をより容易なものとするため、上記
連結体ベルト2の両端部に位置するボールを鋼球よりも
縦弾性係数の小さい合成樹脂ボールとしたものである。
それ以外の構成は第2実施例と全く同一であるので、こ
こではその詳細な説明は省略する。
【0058】ボールは負荷域に突入する際に荷重によっ
て押し潰されて弾性変形することから、弾性変形し難い
ボール、すなわち縦弾性係数の大きなボール程、負荷域
に突入する際に大きな抵抗が作用すると言える。従っ
て、ボール付ベルトの両端に位置するボールを縦弾性係
数の小さな合成樹脂ボールとすれば、かかるボールは鋼
球である他のボールに比して負荷域に突入し易いので、
ボール付ベルトの先端が負荷域の直前に達した際に、該
ボール付ベルトの動きに淀みが生じることもなく、無限
循環路内におけるボール付ベルトの循環の一層の円滑化
を図ることができるものである。
【0059】また、前述の第4実施例の如く、ボール付
ベルトの両端に位置する一対の合成樹脂ボールを他のボ
ールよりも小径のボールとすれば、かかるボール付ベル
トの先端の負荷域への突入がより一層容易なものとな
り、無限循環路内におけるボール付ベルトの循環のより
一層の円滑化を図ることができるものである。
【0060】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の転動
体付ベルトが組み込まれた転がり案内装置によれば、多
数の転動体が配列された連結体ベルトの両端部の形状を
種々工夫することにより、無限循環路に組み込まれた転
動体付ベルトの両端が該無限循環路の内壁と擦れ合うの
を防止し、もって無限循環路内における循環を可及的に
円滑化することが可能となる。
【0061】また、本発明の転動体付ベルトが組み込ま
れた転がり案内装置によれば、その両端に位置するボー
ルの大きさや材質を工夫することにより、転動体付ベル
トの先端が負荷域に突入する際に該転動体付ベルトに対
して大きな抵抗が作用するのを防止し、もって無限循環
路内における循環を可及的に円滑化することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の転動体付ベルトの第1実施例として
のボール付ベルトを示す平面図である。
【図2】 本発明の転動体付ベルトの第1実施例として
のボール付ベルトを示す側面図である。
【図3】 図1のIII−III線断面図である。
【図4】 第1実施例に係るボール付ベルトの端部を示
す拡大図である。
【図5】 第1実施例に係るボール付ベルトが組み込ま
れる直線案内装置の一例を示す正面図及び断面図であ
る。
【図6】 第1実施例に係るボール付ベルトが組み込ま
れる直線案内装置の一例を示す側面図である。
【図7】 第1実施例に係るボール付ベルトをボール無
限循環路中に組み込んだ様子を示す概略図である。
【図8】 ボール無限循環路中に実施例に係るボール付
ベルトを複数本組み込んだ様子を示す概略図である。
【図9】 本発明の転動体付ベルトの第2実施例として
のボール付ベルトを示す平面図である。
【図10】 第2実施例に係るボール付ベルトの両端部
が無限循環路内において当接した状態を示す拡大図であ
る。
【図11】 本発明の転動体付ベルトの第3実施例とし
てのボール付ベルトを示す側面図である。
【図12】 本発明の転動体付ベルトの第3実施例とし
てのボール付ベルトを示す平面図である。
【図13】 第3実施例に係るボール付ベルトの無限循
環路内における循環状態を示す拡大図である。
【図14】 本発明の転動体付ベルトの第4実施例とし
てのボール付ベルトを示す平面図である。
【図15】 従来のボールチェーンを示す平面図であ
る。
【図16】 従来のボールチェーンを示す側面図であ
る。
【図17】 従来のボールチェーンを直線案内装置のボ
ール無限循環路に組み込んだ状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ボール付ベルト、2…連結体ベルト、3…ボール、
7…凹状先端面、8…緩衝用ボール
フロントページの続き (72)発明者 山倉 亙 東京都品川区西五反田3丁目11番6号、 テイエチケー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−146053(JP,A) 特開 平5−196037(JP,A) 特開 昭62−184221(JP,A) 特開 昭62−242126(JP,A) 実開 昭54−15145(JP,U) 実開 昭56−40224(JP,U) 実開 平6−4431(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 29/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転動体の転走溝を有する軌道レールと、
    上記転走溝と対向する負荷転走溝を有すると共に上記負
    荷転走溝の一端から他端へと転動体を循環させる無負荷
    転走路を有し、上記軌道レールに沿って移動するスライ
    ダと、これらスライダと軌道レールとの間で荷重を負荷
    しながら転走すると共に、上記スライダの負荷転走溝及
    び無負荷転走路より構成される無限循環路を循環する多
    数の転動体と、これら転動体を所定の間隔をおいて一列
    に配列すると共に回転自在に整列させ、上記転動体と共
    にスライダの無限循環路内を循環する有端状の連結体ベ
    ルトと、から構成される転がり案内装置において、 上記連結体ベルトは、その長手方向の両端部に上記無限
    循環路内で一個の緩衝用転動体を介して互いに対向する
    一対の凹状先端面を備え、かかる無限循環路内における
    循環中にこれら凹状先端面が上記緩衝用転動体を挟持す
    ることを特徴とする転がり案内装置。
  2. 【請求項2】 転動体の転走溝を有する軌道レールと、
    上記転走溝と対向する負荷転走溝を有すると共に上記負
    荷転走溝の一端から他端へと転動体を循環させる無負荷
    転走路を有し、上記軌道レールに沿って移動するスライ
    ダと、これらスライダと軌道レールとの間で荷重を負荷
    しながら転走すると共に、上記スライダの負荷転走溝及
    び無負荷転走路より構成される無限循環路を循環する多
    数の転動体と、これら転動体を所定の間隔をおいて一列
    に配列すると共に回転自在に整列させ、上記転動体と共
    にスライダの無限循環路内を循環する有端状の連結体ベ
    ルトと、から構成される転がり案内装置において、 上記連結体ベルトはその長手方向の一端に凹状先端面を
    備える一方、他端には上記凹状先端面と合致する凸状先
    端面を備え、上記無限循環路内における循環中にこれら
    凹状先端面と凸状先端面とが当接することを特徴とする
    転がり案内装置。
  3. 【請求項3】 転動体の転走溝を有する軌道レールと、
    上記転走溝と対向する負荷転走溝を有すると共に上記負
    荷転走溝の一端から他端へと転動体を循環させる無負荷
    転走路を有し、上記軌道レールに沿って移動するスライ
    ダと、これらスライダと軌道レールとの間で荷重を負荷
    しながら転走すると共に、上記スライダの負荷転走溝及
    び無負荷転走路より構成される無限循環路を循環する多
    数の転動体と、これら転動体を所定の間隔をおいて一列
    に配列すると共に回転自在に整列させ、上記転動体と共
    にスライダの無限循環路内を循環する有端状の連結体ベ
    ルトと、から構成される転がり案内装置において、 上記スライダの無限循環路内にはその経路に沿って連続
    する一対の案内溝が形成される一方、上記連結体ベルト
    にはその長手方向の両端に位置する転動体よりも該長手
    方向へ突出すると共に、上記案内溝に嵌合して連結体ベ
    ルトを無限循環路内で導く誘導片が形成されていること
    を特徴とする転がり案内装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の転がり案内装置におい
    て、上記連結体ベルトに形成された誘導片の先端は無限
    循環路の内周に向けて曲げられていることを特徴とする
    転がり案内装置。
  5. 【請求項5】 転動体の転走溝を有する軌道レールと、
    上記転走溝と対向する負荷転走溝を有すると共に上記負
    荷転走溝の一端から他端へと転動体を循環させる無負荷
    転走路を有し、上記軌道レールに沿って移動するスライ
    ダと、これらスライダと軌道レールとの間で荷重を負荷
    しながら転走すると共に、上記スライダの負荷転走溝及
    び無負荷転走路より構成される無限循環路を循環する多
    数の転動体と、これら転動体を所定の間隔をおいて一列
    に配列すると共に回転自在に整列させ、上記転動体と共
    にスライダの無限循環路内を循環する有端状の連結体ベ
    ルトと、から構成される転がり案内装置において、 上記連結体ベルトの長手方向の両端に位置する転動体
    は、その径が他の転動体よりも小さいことを特徴とする
    転がり案内装置。
  6. 【請求項6】 転動体の転走溝を有する軌道レールと、
    上記転走溝と対向する負荷転走溝を有すると共に上記負
    荷転走溝の一端から他端へと転動体を循環させる無負荷
    転走路を有し、上記軌道レールに沿って移動するスライ
    ダと、これらスライダと軌道レールとの間で荷重を負荷
    しながら転走すると共に、上記スライダの負荷転走溝及
    び無負荷転走路より構成される無限循環路を循環する多
    数の転動体と、これら転動体を所定の間隔をおいて一列
    に配列すると共に回転自在に整列させ、上記転動体と共
    にスライダの無限循環路内を循環する有端状の連結体ベ
    ルトと、から構成される転がり案内装置において、 上記連結体ベルトの長手方向の両端に位置する転動体
    は、その他の転動体よりも縦弾性係数が小さいことを特
    徴とする転がり案内装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の転がり案内装置におい
    て、上記連結体ベルトの長手方向の両端に位置する転動
    体は、その径が他の転動体よりも小さいことを特徴とす
    る転がり案内装置。
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