JPH11294452A - ボールチェーン - Google Patents
ボールチェーンInfo
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- JPH11294452A JPH11294452A JP9313698A JP9313698A JPH11294452A JP H11294452 A JPH11294452 A JP H11294452A JP 9313698 A JP9313698 A JP 9313698A JP 9313698 A JP9313698 A JP 9313698A JP H11294452 A JPH11294452 A JP H11294452A
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- JP
- Japan
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- ball
- ball chain
- rolling element
- guide device
- engaging
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/38—Ball cages
- F16C33/3825—Ball cages formed as a flexible belt, e.g. spacers connected by a thin film
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
- F16C29/0635—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
- F16C29/0638—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls
- F16C29/0642—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls
- F16C29/0647—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls with load directions in X-arrangement
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】転動体循環路などへの異物の侵入を防止でき直
線運動案内装置などへ容易に組み付けられて動摩擦力の
変動を抑制できるボールチェーンを提供する。 【解決手段】ボールチェーン１は直線運動案内装置の転
動体循環路に装填されて、直線運動案内装置のスライダ
を案内レールに沿って移動自在とする。ボールチェーン
１は複数のボール２０と保持器１ａとを備えている。保
持器１ａは保持部２１と連結部２２とを備えている。ボ
ール２０は互いに間隔を隔てて一列に配列されている。
保持部２１は各ボール２０に隣接して設けられボール２
０を転動自在に保持している。連結部２２は前記保持部
２１を互いに連結している。保持器１ａの一方の端部に
位置する保持部２１ａは係合部２５を備えており他方の
端部に位置する保持部２１ｂは係合受け部２６を備えて
いる。係合部２５と係合受け部２６とは互いに係合する
ようになっている。
線運動案内装置などへ容易に組み付けられて動摩擦力の
変動を抑制できるボールチェーンを提供する。 【解決手段】ボールチェーン１は直線運動案内装置の転
動体循環路に装填されて、直線運動案内装置のスライダ
を案内レールに沿って移動自在とする。ボールチェーン
１は複数のボール２０と保持器１ａとを備えている。保
持器１ａは保持部２１と連結部２２とを備えている。ボ
ール２０は互いに間隔を隔てて一列に配列されている。
保持部２１は各ボール２０に隣接して設けられボール２
０を転動自在に保持している。連結部２２は前記保持部
２１を互いに連結している。保持器１ａの一方の端部に
位置する保持部２１ａは係合部２５を備えており他方の
端部に位置する保持部２１ｂは係合受け部２６を備えて
いる。係合部２５と係合受け部２６とは互いに係合する
ようになっている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば直線運動案
内装置やボールねじ装置などのボールの転動を利用する
装置に用いられるボールチェーンに関する。
内装置やボールねじ装置などのボールの転動を利用する
装置に用いられるボールチェーンに関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば直線運動案内装置やボールねじ装
置などのボールの転動を利用する装置には、特開平５−
５２２１７号公報等に示されているボールチェーンが用
いられることがある。
置などのボールの転動を利用する装置には、特開平５−
５２２１７号公報等に示されているボールチェーンが用
いられることがある。
【０００３】図１０に示すように、この従来のボールチ
ェーン３１は、互いに間隔を隔てて一列に配列される複
数のボール３２と、各ボール３２に隣接して設けられこ
れらのボール３２を転動自在に保持する保持部３３と、
可撓性を有しかつ前記保持部３３を互いに連結する一対
の板状の連結部３４，３４と、を備えている。
ェーン３１は、互いに間隔を隔てて一列に配列される複
数のボール３２と、各ボール３２に隣接して設けられこ
れらのボール３２を転動自在に保持する保持部３３と、
可撓性を有しかつ前記保持部３３を互いに連結する一対
の板状の連結部３４，３４と、を備えている。
【０００４】そして、前記ボールチェーン３１は、例え
ば図１１に示すように直線運動案内装置３５の転動体循
環路３６内に装填されて、前記ボール３２がレール３７
の案内溝３８上を転動するようになっている。そして、
ボールチェーン３１は、前記ボール３２が案内溝３８上
を転動しかつ転動体循環路３６内を循環するなどして、
直線運動案内装置３５を前記レール３７の長手方向に沿
って移動自在としている。
ば図１１に示すように直線運動案内装置３５の転動体循
環路３６内に装填されて、前記ボール３２がレール３７
の案内溝３８上を転動するようになっている。そして、
ボールチェーン３１は、前記ボール３２が案内溝３８上
を転動しかつ転動体循環路３６内を循環するなどして、
直線運動案内装置３５を前記レール３７の長手方向に沿
って移動自在としている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】直線運動案内装置３５
の転動体循環路３６内に装填された従来のボールチェー
ン３１は、図１１に示すように、その両端部３９，４０
の間に、隙間ｔが生じることがある。
の転動体循環路３６内に装填された従来のボールチェー
ン３１は、図１１に示すように、その両端部３９，４０
の間に、隙間ｔが生じることがある。
【０００６】このため、前記ボールチェーン３１の端部
３９，４０が、前記転動体循環路３６内を循環して案内
溝３８に侵入する際に、図１２中の二点鎖線Ｑで囲んだ
部分のように、直線運動案内装置３５の動摩擦力が変動
することがあって、好ましくない。
３９，４０が、前記転動体循環路３６内を循環して案内
溝３８に侵入する際に、図１２中の二点鎖線Ｑで囲んだ
部分のように、直線運動案内装置３５の動摩擦力が変動
することがあって、好ましくない。
【０００７】なお、図１２においては、図１１中の矢印
Ｃに沿う一方の方向に沿って直線運動案内装置３５を移
動させた場合の動摩擦力をプラスとし、前記矢印Ｃとは
逆向きの矢印Ｄに沿う他方の方向に沿って直線運動案内
装置３５を移動させた場合の動摩擦力をマイナスとして
示している。
Ｃに沿う一方の方向に沿って直線運動案内装置３５を移
動させた場合の動摩擦力をプラスとし、前記矢印Ｃとは
逆向きの矢印Ｄに沿う他方の方向に沿って直線運動案内
装置３５を移動させた場合の動摩擦力をマイナスとして
示している。
【０００８】また、直線運動案内装置３５の移動中に前
記隙間ｔに異物が侵入する恐れがある。異物が前記隙間
ｔを介して転動体循環路３６内に侵入すると、前記ボー
ルチェーン３１などが破損する恐れが生じて好ましくな
い。
記隙間ｔに異物が侵入する恐れがある。異物が前記隙間
ｔを介して転動体循環路３６内に侵入すると、前記ボー
ルチェーン３１などが破損する恐れが生じて好ましくな
い。
【０００９】さらに、前述した隙間ｔを生じさせないた
めに、環状に形成された連結部３４，３４を用いてボー
ルチェーン３１を構成すると、前記転動体循環路３６な
どに装填する際に、前記連結部３４，３４を伸ばす必要
が生じ、直線運動案内装置３５への組み付けが困難とな
る。また、前記連結部３４，３４を可撓性を有する樹脂
などから形成すると、前記転動体循環路３６などに組み
付ける際に、前記連結部３４，３４が伸びてしまって、
転動体循環路３６内に装填するのがより一層困難となる
ことがあった。
めに、環状に形成された連結部３４，３４を用いてボー
ルチェーン３１を構成すると、前記転動体循環路３６な
どに装填する際に、前記連結部３４，３４を伸ばす必要
が生じ、直線運動案内装置３５への組み付けが困難とな
る。また、前記連結部３４，３４を可撓性を有する樹脂
などから形成すると、前記転動体循環路３６などに組み
付ける際に、前記連結部３４，３４が伸びてしまって、
転動体循環路３６内に装填するのがより一層困難となる
ことがあった。
【００１０】本発明は前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、転動体循環路などへの異
物の侵入を防止できかつ直線運動案内装置などの動摩擦
力の変動を抑制できるとともに、直線運動案内装置など
へ容易に組み付けることが可能なボールチェーンを提供
することにある。
で、その目的とするところは、転動体循環路などへの異
物の侵入を防止できかつ直線運動案内装置などの動摩擦
力の変動を抑制できるとともに、直線運動案内装置など
へ容易に組み付けることが可能なボールチェーンを提供
することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のボールチェーンは、互いに間
隔を隔てて一列に配列される複数のボールを転動自在に
保持する保持器を備えたボールチェーンにおいて、前記
保持器の一方の端部に設けられた係合部と、前記保持器
の他方の端部に設けられ、前記係合部と係合する係合受
け部と、を備え、前記係合部と係合受け部とを互いに係
合することにより、前記ボールを無端状に連鎖すること
を特徴としている。
達成するために、本発明のボールチェーンは、互いに間
隔を隔てて一列に配列される複数のボールを転動自在に
保持する保持器を備えたボールチェーンにおいて、前記
保持器の一方の端部に設けられた係合部と、前記保持器
の他方の端部に設けられ、前記係合部と係合する係合受
け部と、を備え、前記係合部と係合受け部とを互いに係
合することにより、前記ボールを無端状に連鎖すること
を特徴としている。
【００１２】前記ボールチェーンは、保持器の一方の端
部に設けられた係合部と、保持器の他方の端部に設けら
れた係合受け部とを互いに係合することによって、ボー
ルを無端状に連鎖する。このため、直線運動案内装置の
転動体循環路に装填した際に、隙間などが生じることが
ない。
部に設けられた係合部と、保持器の他方の端部に設けら
れた係合受け部とを互いに係合することによって、ボー
ルを無端状に連鎖する。このため、直線運動案内装置の
転動体循環路に装填した際に、隙間などが生じることが
ない。
【００１３】また、前記係合部と係合受け部とが係合前
のボールチェーンを前記直線運動案内装置の転動体循環
路に挿入したのち、前記係合部と係合受け部とを互いに
係合することによって、前記転動体循環路に装填するこ
とができる。
のボールチェーンを前記直線運動案内装置の転動体循環
路に挿入したのち、前記係合部と係合受け部とを互いに
係合することによって、前記転動体循環路に装填するこ
とができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第１の実施形態を
図１ないし図６を参照して説明する。図１に示すボール
チェーン１は、図４及び図５に示す直線運動案内装置２
のようなボールの転動を利用する装置に用いられる。前
記直線運動案内装置２は、一方向に延びる案内レール３
と、この案内レール３を跨いで組み付けられたスライダ
４などを備えている。
図１ないし図６を参照して説明する。図１に示すボール
チェーン１は、図４及び図５に示す直線運動案内装置２
のようなボールの転動を利用する装置に用いられる。前
記直線運動案内装置２は、一方向に延びる案内レール３
と、この案内レール３を跨いで組み付けられたスライダ
４などを備えている。
【００１５】案内レール３は、図４及び図５に示すよう
に、その外面に、長手方向に沿って延びた断面円弧状の
転動体転動溝５を複数形成している。なお、図示例にお
いては、この転動体転動溝５を、長手方向に対する左右
両外面のそれぞれに２か所、計４か所に設けている。こ
れらの転動体転動溝５は、互いにほぼ平行に形成されて
いる。
に、その外面に、長手方向に沿って延びた断面円弧状の
転動体転動溝５を複数形成している。なお、図示例にお
いては、この転動体転動溝５を、長手方向に対する左右
両外面のそれぞれに２か所、計４か所に設けている。こ
れらの転動体転動溝５は、互いにほぼ平行に形成されて
いる。
【００１６】スライダ４は、断面コ字状のスライダ本体
６と、このスライダ本体６の両端部に取付けられたエン
ドキャップ７とを備えている。スライダ本体６は、図５
に示すように、その両裾部６ａ，６ａの内側面に形成さ
れかつ前記転動体転動溝５の夫々に相対する負荷転動体
転動溝８と、前記両裾部６ａ，６ａの肉厚部分に前記レ
ール３の長手方向に沿って貫通しかつそれぞれの負荷転
動体転動溝８とほぼ平行に設けられた転動体戻し路９
と、を備えている。
６と、このスライダ本体６の両端部に取付けられたエン
ドキャップ７とを備えている。スライダ本体６は、図５
に示すように、その両裾部６ａ，６ａの内側面に形成さ
れかつ前記転動体転動溝５の夫々に相対する負荷転動体
転動溝８と、前記両裾部６ａ，６ａの肉厚部分に前記レ
ール３の長手方向に沿って貫通しかつそれぞれの負荷転
動体転動溝８とほぼ平行に設けられた転動体戻し路９
と、を備えている。
【００１７】エンドキャップ７は、図３に示すように、
それぞれ、前記スライダ本体６の負荷転動体転動溝８と
前記転動体戻し路９とを連通する湾曲路１０を備えてい
る。前述した負荷転動体転動溝８、案内レール３の転動
体転動溝５、転動体戻し路９、湾曲路１０は、転動体循
環路１１を形成している。この転動体循環路１１内に
は、前記ボールチェーン１が装填されるようになってお
り、前記ボールチェーン１の後述するボール２０が転動
自在となっている。
それぞれ、前記スライダ本体６の負荷転動体転動溝８と
前記転動体戻し路９とを連通する湾曲路１０を備えてい
る。前述した負荷転動体転動溝８、案内レール３の転動
体転動溝５、転動体戻し路９、湾曲路１０は、転動体循
環路１１を形成している。この転動体循環路１１内に
は、前記ボールチェーン１が装填されるようになってお
り、前記ボールチェーン１の後述するボール２０が転動
自在となっている。
【００１８】ボールチェーン１は、図１に示すように、
互いに間隔を隔てて一列に配列された複数のボール２０
と、前記ボール２０を転動自在に保持する保持器１ａと
を備えている。保持器１ａは、各ボール２０に隣接して
設けられかつ前記ボール２０を転動自在に保持する保持
部２１と、保持部２１を互いに連結する一対の連結部２
２，２２とを備えている。ボール２０は、例えば鋼など
の金属またはセラミックスなどから球形に形成されてい
る。
互いに間隔を隔てて一列に配列された複数のボール２０
と、前記ボール２０を転動自在に保持する保持器１ａと
を備えている。保持器１ａは、各ボール２０に隣接して
設けられかつ前記ボール２０を転動自在に保持する保持
部２１と、保持部２１を互いに連結する一対の連結部２
２，２２とを備えている。ボール２０は、例えば鋼など
の金属またはセラミックスなどから球形に形成されてい
る。
【００１９】保持部２１は、前記ボール２０の径よりも
小径でかつ偏平な円柱状に形成されており、その両端面
に前記ボール２０を転動自在に保持する凹部２３を設け
ている。この凹部２３は、それぞれ前記ボール２０の外
表面に沿って球面状に形成されている。
小径でかつ偏平な円柱状に形成されており、その両端面
に前記ボール２０を転動自在に保持する凹部２３を設け
ている。この凹部２３は、それぞれ前記ボール２０の外
表面に沿って球面状に形成されている。
【００２０】連結部２２，２２は、各ボール２０の中心
を互いに結んで形成される軸線Ｐに沿って延びる薄板状
に形成されており、前記ボール２０を挟み込んだ状態
で、前記保持部２１を互いに連結している。連結部２
２，２２と、互いに隣接する保持部２１との間には、そ
れぞれ、ボール２０の外形に沿ったボール穴２４が形成
されている。前記ボール穴２４は、前記軸線Ｐが直線と
なるように設けられている。
を互いに結んで形成される軸線Ｐに沿って延びる薄板状
に形成されており、前記ボール２０を挟み込んだ状態
で、前記保持部２１を互いに連結している。連結部２
２，２２と、互いに隣接する保持部２１との間には、そ
れぞれ、ボール２０の外形に沿ったボール穴２４が形成
されている。前記ボール穴２４は、前記軸線Ｐが直線と
なるように設けられている。
【００２１】前記保持部２１と連結部２２とは、可撓性
を有する樹脂などから、射出成型などによって一体に成
形されるようになっている。また、前記保持器１ａの一
方の端部に設けられた保持部２１ａには、係合部２５が
設けられている。係合部２５は、前記保持部２１ａの端
面から前記軸線Ｐに沿って突出する傘状に形成されてい
る。保持器１ａの他方の端部に設けられた保持部２１ｂ
には、係合受け部２６が形成されている。係合受け部２
６は、保持部２１ｂの端面から前記軸線Ｐに沿って凹で
かつ前記係合部２５と係合可能な穴に形成されている。
を有する樹脂などから、射出成型などによって一体に成
形されるようになっている。また、前記保持器１ａの一
方の端部に設けられた保持部２１ａには、係合部２５が
設けられている。係合部２５は、前記保持部２１ａの端
面から前記軸線Ｐに沿って突出する傘状に形成されてい
る。保持器１ａの他方の端部に設けられた保持部２１ｂ
には、係合受け部２６が形成されている。係合受け部２
６は、保持部２１ｂの端面から前記軸線Ｐに沿って凹で
かつ前記係合部２５と係合可能な穴に形成されている。
【００２２】前述した構成によって、ボールチェーン１
は、図２及び図３に示すように、前記係合部２５と係合
受け部２６とを互いに係合させることによって、前記ボ
ール２０を無端状に連鎖するようになっている。また、
前記ボールチェーン１は、係合部２５と係合受け部２６
とを互いに係合させた状態で前記スライダ４の転動体循
環路１１内に装填されており、前記ボール２０が前記レ
ール３の転動体転動溝５上を転動することによって、前
記スライダ４を案内レール３の長手方向に沿って移動自
在としている。
は、図２及び図３に示すように、前記係合部２５と係合
受け部２６とを互いに係合させることによって、前記ボ
ール２０を無端状に連鎖するようになっている。また、
前記ボールチェーン１は、係合部２５と係合受け部２６
とを互いに係合させた状態で前記スライダ４の転動体循
環路１１内に装填されており、前記ボール２０が前記レ
ール３の転動体転動溝５上を転動することによって、前
記スライダ４を案内レール３の長手方向に沿って移動自
在としている。
【００２３】本実施形態によれば、ボールチェーン１
は、前記係合部２５と係合受け部２６とを互いに係合さ
せて前記転動体循環路１１内に装填されるので、この転
動体循環路１１内に常に略等間隔にボール２０を保持す
ることとなる。このため、転動体循環路１１内のボール
チェーン１に切れ目が生じにくくなる。したがって、転
動体循環路１１内に異物が侵入しにくくなる。
は、前記係合部２５と係合受け部２６とを互いに係合さ
せて前記転動体循環路１１内に装填されるので、この転
動体循環路１１内に常に略等間隔にボール２０を保持す
ることとなる。このため、転動体循環路１１内のボール
チェーン１に切れ目が生じにくくなる。したがって、転
動体循環路１１内に異物が侵入しにくくなる。
【００２４】また、転動体循環路１１内に常にボール２
０が略等間隔で保持されるので、図６に示すように、前
記スライダ４を案内レール３の長手方向に沿って移動さ
せたときの動摩擦力の変動を抑制して、この動摩擦力を
略一定とすることができる。なお、図６においては、図
４中の矢印Ａに沿う一方の方向に沿ってスライダ４を移
動させた場合の動摩擦力をプラスとし、図４中の矢印Ｂ
に沿う他方の方向に沿ってスライダ４を移動させた場合
の動摩擦力をマイナスとして示している。
０が略等間隔で保持されるので、図６に示すように、前
記スライダ４を案内レール３の長手方向に沿って移動さ
せたときの動摩擦力の変動を抑制して、この動摩擦力を
略一定とすることができる。なお、図６においては、図
４中の矢印Ａに沿う一方の方向に沿ってスライダ４を移
動させた場合の動摩擦力をプラスとし、図４中の矢印Ｂ
に沿う他方の方向に沿ってスライダ４を移動させた場合
の動摩擦力をマイナスとして示している。
【００２５】さらに、前記転動体循環路１１内に前記係
合部２５と係合受け部２６とが係合前のボールチェーン
１を挿入し、かつ係合部２５と係合受け部２６とを負荷
転動体転動溝８に位置させて、これら係合部２５と係合
受け部２６とを互いに係合して、転動体循環路１１内に
装填する。したがって、ボールチェーン１は、直線運動
案内装置２に容易に組み付けることができる。
合部２５と係合受け部２６とが係合前のボールチェーン
１を挿入し、かつ係合部２５と係合受け部２６とを負荷
転動体転動溝８に位置させて、これら係合部２５と係合
受け部２６とを互いに係合して、転動体循環路１１内に
装填する。したがって、ボールチェーン１は、直線運動
案内装置２に容易に組み付けることができる。
【００２６】図７ないし図９は、第２の実施形態を示
し、第１の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付
して説明を省略する。本実施形態における係合部２５ａ
は、図７及び図８に示すように、前記保持部２１ａの先
端部から、前記軸線Ｐに対し略直交する方向に沿って突
出した棒状に形成されている。
し、第１の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付
して説明を省略する。本実施形態における係合部２５ａ
は、図７及び図８に示すように、前記保持部２１ａの先
端部から、前記軸線Ｐに対し略直交する方向に沿って突
出した棒状に形成されている。
【００２７】また、本実施形態における係合受け部２６
ａは、前記保持部２１ｂの先端部に設けられているとと
もに、前記軸線Ｐに対し略直交する方向に沿って貫通し
かつ前記係合部２５ａと係合可能な穴に形成されてい
る。
ａは、前記保持部２１ｂの先端部に設けられているとと
もに、前記軸線Ｐに対し略直交する方向に沿って貫通し
かつ前記係合部２５ａと係合可能な穴に形成されてい
る。
【００２８】前述した構成によって、ボールチェーン１
は、例えば図８に示す前記軸線Ｐに対し略直交する矢印
Ｅに沿って係合受け部２６ａに対し係合部２５ａを移動
することによって、図９に示すように、前記係合部２５
ａと係合受け部２６ａとを互いに係合させることができ
る。そして、前記ボール２０を無端状に連鎖して、前記
スライダ４を案内レール３の長手方向に沿って移動自在
とする。
は、例えば図８に示す前記軸線Ｐに対し略直交する矢印
Ｅに沿って係合受け部２６ａに対し係合部２５ａを移動
することによって、図９に示すように、前記係合部２５
ａと係合受け部２６ａとを互いに係合させることができ
る。そして、前記ボール２０を無端状に連鎖して、前記
スライダ４を案内レール３の長手方向に沿って移動自在
とする。
【００２９】本実施形態において、前述した第１の実施
形態と同様に、転動体循環路１１内に異物が侵入しにく
くなりかつ、スライダ４が案内レール３を移動する際の
動摩擦力の変動を抑制して略一定とすることができると
ともに、直線運動案内装置２に容易に組み付けることが
できる。
形態と同様に、転動体循環路１１内に異物が侵入しにく
くなりかつ、スライダ４が案内レール３を移動する際の
動摩擦力の変動を抑制して略一定とすることができると
ともに、直線運動案内装置２に容易に組み付けることが
できる。
【００３０】さらに、前記係合部２５ａと係合受け部２
６ａとを互いに係合させた後、図９（Ａ）に示すよう
に、前記係合部２５ａの先端を熱しかつこの係合部２５
ａの軸方向に沿って圧することによって、前記係合部２
５ａと係合受け部２６ａとの係合を外れにくくすること
が可能となる。このため、より確実に転動体循環路１１
内に異物が侵入しにくくなりかつ動摩擦力の変動をより
確実に抑制することが可能となる。
６ａとを互いに係合させた後、図９（Ａ）に示すよう
に、前記係合部２５ａの先端を熱しかつこの係合部２５
ａの軸方向に沿って圧することによって、前記係合部２
５ａと係合受け部２６ａとの係合を外れにくくすること
が可能となる。このため、より確実に転動体循環路１１
内に異物が侵入しにくくなりかつ動摩擦力の変動をより
確実に抑制することが可能となる。
【００３１】
【発明の効果】本発明によると、保持器の一方の端部に
設けた係合部と、保持器の他方の端部に設けた係合受け
部とを互いに係合することによって、ボールを無端状に
連鎖する。このため、直線運動案内装置の転動体循環路
に装填された際に、ボールチェーンの一方の端部と他方
の端部との間に隙間が生じにくくなる。したがって、転
動体循環路内への異物の侵入を防止できるとともに、直
線運動案内装置などの動摩擦力の変動を抑制できる。
設けた係合部と、保持器の他方の端部に設けた係合受け
部とを互いに係合することによって、ボールを無端状に
連鎖する。このため、直線運動案内装置の転動体循環路
に装填された際に、ボールチェーンの一方の端部と他方
の端部との間に隙間が生じにくくなる。したがって、転
動体循環路内への異物の侵入を防止できるとともに、直
線運動案内装置などの動摩擦力の変動を抑制できる。
【００３２】また、前記係合部と係合受け部との係合前
のボールチェーンを転動体循環路に挿入したのち、前記
係合部と係合受け部とを互いに係合することによって、
転動体循環路に装填することができる。したがって、前
記直線運動案内装置に容易に組み付けることができる。
のボールチェーンを転動体循環路に挿入したのち、前記
係合部と係合受け部とを互いに係合することによって、
転動体循環路に装填することができる。したがって、前
記直線運動案内装置に容易に組み付けることができる。
【図１】本発明の第１の実施形態のボールチェーンを示
す平面図。
す平面図。
【図２】同実施形態のボールチェーンの係合部と係合受
け部とが互いに係合した状態を示す側面図。
け部とが互いに係合した状態を示す側面図。
【図３】同実施形態のボールチェーンが転動体循環路に
装填された状態を示す図。
装填された状態を示す図。
【図４】同実施形態のボールチェーンを組み込んだ直線
運動案内装置を示す斜視図。
運動案内装置を示す斜視図。
【図５】図４に示された直線運動案内装置の断面図。
【図６】同実施形態のボールチェーンを組み込んだ直線
運動案内装置の動摩擦力の変化の一例を示す図。
運動案内装置の動摩擦力の変化の一例を示す図。
【図７】本発明の第２の実施形態のボールチェーンを示
す平面図。
す平面図。
【図８】図７に示された実施形態のボールチェーンの係
合部と係合受け部とが互いに係合する状態を示す側面
図。
合部と係合受け部とが互いに係合する状態を示す側面
図。
【図９】（Ａ）は、図７に示された実施形態の係合部と
係合受け部とが互いに係合した状態を示す側面図。
（Ｂ）は、図９（Ａ）の状態のボールチェーンの一部を
拡大して示す平面図。
係合受け部とが互いに係合した状態を示す側面図。
（Ｂ）は、図９（Ａ）の状態のボールチェーンの一部を
拡大して示す平面図。
【図１０】従来のボールチェーンを示す平面図。
【図１１】図１０に示された従来のボールチェーンが転
動体循環路に装填された状態を示す図。
動体循環路に装填された状態を示す図。
【図１２】図１０に示されたボールチェーンを組み込ん
だ直線運動案内装置の動摩擦力の変化の一例を示す図。
だ直線運動案内装置の動摩擦力の変化の一例を示す図。
１…ボールチェーン １ａ…保持器 ２０…ボール ２１…保持部 ２２…連結部 ２５…係合部 ２５ａ…係合部 ２６…係合受け部 ２６ａ…係合受け部
Claims (1)
- 【請求項１】互いに間隔を隔てて一列に配列される複数
のボールを転動自在に保持する保持器を備えたボールチ
ェーンにおいて、 前記保持器の一方の端部に設けられた係合部と、 前記保持器の他方の端部に設けられ、前記係合部と係合
する係合受け部と、を備え、 前記係合部と係合受け部とを互いに係合することによ
り、前記ボールを無端状に連鎖することを特徴とするボ
ールチェーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9313698A JPH11294452A (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | ボールチェーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9313698A JPH11294452A (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | ボールチェーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11294452A true JPH11294452A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14074120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9313698A Pending JPH11294452A (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | ボールチェーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11294452A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001092737A1 (de) * | 2000-05-29 | 2001-12-06 | Siemens Dematic Ag | Käfig für wälzkörper |
| KR100807246B1 (ko) | 2006-10-12 | 2008-03-04 | 히윈 테크놀러지스 코포레이션 | 안내 블럭을 갖춘 동기 스페이서 |
| DE102006047945A1 (de) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Hiwin Technologies Corp. | Synchron beweglicher Abstandshalter mit einem Führungsstück |
| US7632018B2 (en) * | 2007-03-08 | 2009-12-15 | Hiwin Technologies Corp. | Synchronous chain for a linear guideway |
| JP2010054043A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-03-11 | Shangyin Sci & Technol Co Ltd | ボールねじモジュール |
| US7837389B2 (en) * | 2008-05-20 | 2010-11-23 | Hiwin Technologies Corp. | Rolling element chain system for a linear guideway |
| US8955404B2 (en) | 2008-08-29 | 2015-02-17 | Hiwin Technologies Corp | Ball screw module |
| CN105822672A (zh) * | 2015-01-04 | 2016-08-03 | 吴旻杰 | 保持器及炼条式滚珠保持装置 |
| WO2017179361A1 (ja) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | Thk株式会社 | 転がり案内装置 |
| KR20220023709A (ko) * | 2020-08-21 | 2022-03-02 | 티비아이 모션 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 볼 리테이너 |
-
1998
- 1998-04-06 JP JP9313698A patent/JPH11294452A/ja active Pending
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001092737A1 (de) * | 2000-05-29 | 2001-12-06 | Siemens Dematic Ag | Käfig für wälzkörper |
| DE102006047945A1 (de) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Hiwin Technologies Corp. | Synchron beweglicher Abstandshalter mit einem Führungsstück |
| DE102006047945B4 (de) * | 2006-10-10 | 2011-02-24 | Hiwin Technologies Corp. | Synchron beweglicher Abstandshalter mit einem Führungsstück |
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| WO2017179361A1 (ja) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | Thk株式会社 | 転がり案内装置 |
| JP2017190792A (ja) * | 2016-04-11 | 2017-10-19 | Thk株式会社 | 転がり案内装置 |
| CN108779797A (zh) * | 2016-04-11 | 2018-11-09 | Thk株式会社 | 滚动导向装置 |
| US10330150B2 (en) | 2016-04-11 | 2019-06-25 | Thk Co., Ltd. | Rolling guide device |
| TWI700441B (zh) * | 2016-04-11 | 2020-08-01 | 日商蒂業技凱股份有限公司 | 滾動引導裝置 |
| KR20220023709A (ko) * | 2020-08-21 | 2022-03-02 | 티비아이 모션 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 볼 리테이너 |
| US12006970B2 (en) | 2020-08-21 | 2024-06-11 | Tbi Motion Technology Co., Ltd. | Ball retainer |
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