JPH11269799A - 紙用嵩高剤 - Google Patents

紙用嵩高剤

Info

Publication number
JPH11269799A
JPH11269799A JP11004130A JP413099A JPH11269799A JP H11269799 A JPH11269799 A JP H11269799A JP 11004130 A JP11004130 A JP 11004130A JP 413099 A JP413099 A JP 413099A JP H11269799 A JPH11269799 A JP H11269799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
alkyl
alkenyl
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11004130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3537692B2 (ja
Inventor
Yasushi Ikeda
康司 池田
Yoichi Ishibashi
洋一 石橋
Takaaki Tadokoro
敬章 田所
広通 ▲高▼橋
Hiromichi Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP00413099A priority Critical patent/JP3537692B2/ja
Publication of JPH11269799A publication Critical patent/JPH11269799A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3537692B2 publication Critical patent/JP3537692B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙力を損なうことなく、嵩高いシートが得ら
れる紙用嵩高剤を提供する。 【解決手段】 カチオン性化合物、アミン、アミンの酸
塩及び両性化合物から選ばれた少なくとも1種以上の化
合物を含有する紙用嵩高剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルプ原料を抄紙
して得られたシートの嵩高を、紙力を損なうことなく向
上させることのできる紙用嵩高剤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年高
品質、例えば印刷適性やボリューム感に優れた紙が求め
られるようになっている。この印刷適性やボリューム感
は紙の嵩高さと密接に関係があり従来より種々の嵩高向
上方法が試みられてきた。例えば架橋パルプを用いたり
(特開平4−185792号など)、合成繊維との混抄による
方法(特開平3−269199号など)である。またパルプ繊
維間に無機物等の充填物を満たしたり(特開平3−1248
95号など)、空隙をもたらすなどの方法(特開平5−23
0798号など)もある。一方、機械的な面からの改良で
は、カレンダー処理をソフトにする等のカレンダー処理
に改善を施した方法(特開平4−370298号)も報告され
てきている。
【0003】しかしながら、架橋パルプや合成繊維等の
使用はパルプのリサイクルを不可能にしてしまうし、パ
ルプ繊維間に上記のように単に充填物を満たすことや、
空隙をもたらすことでは著しく紙力が損なわれる。また
機械的な処理においては限界があり、未だ満足のいくも
のが得られていないのが現状である。
【0004】また、抄紙時に嵩高剤を添加して紙に嵩高
さを付与する方法も知られており、そのような嵩高剤と
して脂肪酸ポリアミドポリアミン型のものが市販されて
いるが、この化合物では紙力の低下が見られ、満足のゆ
く性能は得られていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の問題
点に鑑み鋭意検討した結果、特定のカチオン性化合物、
アミン、アミンの酸塩及び両性化合物から選ばれた少な
くとも1種以上の化合物、又はさらにこれら化合物に特
定の非イオン界面活性剤の1種以上の化合物を抄紙工程
においてパルプ原料、例えばパルプスラリーに配合する
ことで抄紙して得られたシートの紙力を損なうことなく
嵩高を向上できることを見出し、本発明を開発するに至
った。
【0006】すなわち本発明は、カチオン性化合物、ア
ミン、アミンの酸塩及び両性化合物から選ばれた少なく
とも1種以上の化合物を含有する紙用嵩高剤を提供する
ものである。
【0007】ここで、紙用嵩高剤とは、同量のパルプ原
料を抄紙してシートを得た際に、その坪量が同じでも紙
厚を増すことができる(よりシートをバルキーにでき
る)剤をいう。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるカチオン性化
合物としては、下記一般式(a1)〜(b1)で示される
化合物が挙げられる。
【0009】
【化4】
【0010】〔式(a1)及び(b1)において、R11
びR12は、互いに同一又は相異なって、それぞれ、炭素
数8〜24のアルキル、アルケニル又はβ−ヒドロキシア
ルキル基であり、R13、R14及びR15は、互いに同一又
は相異なって、それぞれ、炭素数1〜8のアルキルもし
くはヒドロキシアルキル基、ベンジル基、又は式:−
(AO)n-Z(ここで、AOは炭素数2〜4のオキシアル
キレン基であり、Zは、水素原子又はアシル基であり、
nは1〜50の整数である)で表される基であり、R
16は、炭素数8〜36のアルキル、アルケニル又はβ−ヒ
ドロキシアルキル基であり、X-は対イオンである。〕 式(a1)において、R11及びR12は互いに同一又は相
異なって、それぞれ、炭素数10〜22のアルキル、アルケ
ニル基が好ましく、R13、R14は互いに同一又は相異な
って、それぞれ、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基
が好ましく、X-は対イオンで水酸基イオン、ハライド
イオン、モノアルキル(C1〜C3)硫酸エステルイオン、
無機又は有機酸から誘導された陰イオン等が挙げられ、
好ましくはハライドイオン、特にはCl-である。
【0011】また、式(b1)において、R13、R14
びR15は、互いに同一又は相異なって、それぞれ、炭素
数1〜3のアルキル、ベンジル基が好ましく、R16は、
炭素数10〜22のアルキル基が好ましく、対イオンX-
式(a1)と同じであり、ハライドイオン、特にCl-
好ましい。
【0012】本発明に用いられるアミン、アミンの酸塩
としては、下記一般式(a2)〜(f2)で示される化合
物が挙げられる。なお、本発明のアミンの酸塩はイオン
化したものも含む。
【0013】
【化5】
【0014】〔式(a2)〜(f2)において、R21は、
炭素数8〜36のアルキル、アルケニル又はβ−ヒドロキ
シアルキル基であり、R22及びR23は、互いに同一又は
相異なって、それぞれ、水素原子、炭素数1〜24のアル
キル基又は炭素数2〜24のアルケニル基であり、R24
25は、互いに同一又は異なって、水素原子、炭素数1
〜3のアルキル基であり、HAは、無機又は有機酸を示
し、AOは、炭素数2〜4のオキシアルキレン基であ
り、l及びmは、それぞれ、l+mが1〜300の整数で
あるという条件下、0又は正の整数である。nは1〜4
の数である。〕 式(a2)〜(f2)において、R21は、炭素数10〜22の
アルキル基が好ましく、R22及びR23は、互いに同一又
は相異なって、それぞれ、水素原子、炭素数1〜22のア
ルキル基が好ましく、またアミンの酸塩におけるHAの
うち、Aはハロゲン、炭素数2〜5のカルボキシレート
が好ましく、特に好ましくは炭素数2〜3のカルボキシ
レートである。アミン、アミンの酸塩としては、式(a
2)、(b2)の化合物が好ましい。
【0015】本発明に用いられる両性化合物としては、
下記一般式(a3)〜(j3)で示される化合物が挙げら
れる。
【0016】
【化6】
【0017】〔式(a3)〜(j3)において、R31、R
32及びR33は、互いに同一又は相異なって、それぞれ、
炭素数1〜24のアルキル基又は炭素数2〜24のアルケニ
ル基であり、R34は、炭素数8〜36のアルキル、アルケ
ニル又はβ−ヒドロキシアルキル基であり、Mは、水素
原子、アルカリ金属原子、1/2モルのアルカリ土類金属
原子又はアンモニウム基であり、Y1は、式:R35NH
CH2CH2−(ここで、R35は、炭素数1〜36のアルキ
ル基、又は、炭素数2〜36のアルケニルもしくはヒドロ
キシアルキル基である)で表される基であり、Y2は、
水素原子又は式:R35NHCH2CH2−(ここで、R35
は前記定義の通りである)で表される基であり、Z
1は、−CH2COOM(ここで、Mは前記定義の通りで
ある)で表される基であり、Z2は、水素原子又は式:
−CH2COOM(ここで、Mは前記定義の通りであ
る)で表される基である。〕 式(a3)〜(j3)においてR31、R32及びR33は、互
いに同一又は相異なって、それぞれ、炭素数1〜22のア
ルキル基、特にはR31は炭素数10〜20のアルキル基、R
32、R33は炭素数1〜3のアルキル基が好ましく、R34
は炭素数10〜22のアルキル基が好ましい。また、両性化
合物としては、式(a3)、(b3)の化合物が好まし
い。
【0018】本発明の紙用嵩高剤は、さらに特定の非イ
オン界面活性剤を含有することが好ましい。前記式(a
1)〜(b1)、(a2)〜(e2)、(a3)〜(h3)で
示される化合物の1種以上と特定の非イオン界面活性剤
の1種以上とを併用することにより、本発明の効果を高
めることができる。本発明で用いる非イオン界面活性剤
としては下記(A)〜(C)が挙げられる。
【0019】(A):下記一般式(A)で表される化合
物 RO(EO)m(PO)nH (A) 〔式中、Rは炭素数6〜22の直鎖又は分岐のアルキル基
もしくはアルケニル基又は炭素数4〜20のアルキル基を
有するアルキルアリール基を示し、Eはエチレン基、P
はプロピレン基を示し、m、nは平均付加モル数であ
り、mは0≦m≦20の範囲の数であり、nは0≦n≦
50の数である。なお、EOとPO付加形式はブロック
又はランダムいずれでもよく、またいずれが先でもよ
い。〕 式(A)で表される化合物は、C6〜C22高級アルコー
ルやアルキルフェノール等にエチレンオキサイド(E
O)、プロピレンオキサイド(PO)等のアルキレンオ
キサイドを付加したものであるが、本発明では、特にエ
チレンオキサイドの平均付加モル数mが0≦m≦20の範
囲にあるものが使用される。平均付加モル数mは好まし
くは0≦m≦10、さらに好ましくは0≦m≦5の範囲で
ある。mが20を超えると紙に対する嵩高付加効果が低下
する。また、プロピレンオキサイド(PO)の平均付加
モル数nは0≦n≦50、好ましくは0≦n≦20である。
nが50を超えても性能の低下は少ないが、経済的に不利
である。
【0020】また、式(A)中のRとしては、炭素数8
〜18の直鎖又は分岐のアルキル基又はアルケニル基が好
ましい。式(A)中のRがアルキル基もしくはアルケニ
ル基の場合、炭素数が6〜22の範囲にないと、またアル
キルアリール基の場合は炭素数4〜20のアルキル基を有
するアルキルアリール基でないと、紙に対する嵩高付与
効果が低下する。
【0021】また、式(A)中のE及びPはそれぞれ炭
素数2、3の直鎖又は分岐のアルキレン基を示し、具体
的にはエチレン、プロピレンが挙げられる。式(A)中
の(EO)m(PO)n基がポリオキシエチレンとポリオキシ
プロピレンの混合形態の場合、C24O基とC36O基
の付加形態はランダムでもブロックでもよい。その場
合、好ましくはポリオキシプロピレン基(C36O基)
を全平均付加モル数中の50モル%以上、特に好ましくは
70モル%以上含むものが良い。なお、R基に結合するア
ルキレンオキサイド基はEO、POいずれが先であって
もよい。
【0022】(B):下記一般式(B)で表される化合
物 RCOO(EO)m(PO)nb (B) 〔式中、R、E、P、m、nは式(A)と同じであり、
bはH又はアルキル基、アルケニル基、アルキルアリ
ール基を示す。〕 式(B)中のR、E、P、m、nの好ましいものは式
(A)のものと同じである。また、式(B)中のRb
うち、アルキル基、アルケニル基としては炭素数1〜4
のものが挙げられ、アルキルアリール基としては炭素数
1〜4のアルキル基を有するフェニル基などが挙げられ
る。
【0023】(C):下記(1)〜(3)から選ばれる
非イオン界面活性剤 (1)油脂系非イオン界面活性剤 (2)糖アルコール系非イオン界面活性剤 (3)糖系非イオン界面活性剤。
【0024】(1)油脂系非イオン界面活性剤 油脂系非イオン界面活性剤(1)としては、例えば特開
平4−352891号公報に記載されるような油脂又は
該油脂を予めグリセリンと反応させた生成物と、1価〜
14価のアルコールとの混合物に、アルキレンオキサイド
(AO)を付加したものが挙げられる。好ましくは油脂
と多価アルコールの混合物にAOを付加したものであ
る。ここで、AOとしては、エチレンオキサイド(E
O)及び/又はプロピレンオキサイド(PO)であり、
EOとPOの両方を用いる場合はランダム付加でもブロ
ック付加でも何れでも良い。また、各々の平均付加モル
数は、EOは0〜200 モルが好ましく、10〜100 モルが
より好ましい。POは0〜150モルが好ましく、2〜100
モルがより好ましい。
【0025】このタイプの非イオン界面活性剤に用いら
れる油脂としては、陸産動物油、水産動物油及びこれら
の硬化油、半硬化油、更にはこれら油脂の精製工程で得
られる回収油等が挙げられる。好ましくはヤシ油、牛
脂、魚油、アマニ油、菜種油、ヒマシ油が挙げられる。
また、これらの油脂とグリセリンを予め反応させる場合
の割合は、油脂/グリセリン=1/0.05〜1/1が好ま
しい。
【0026】また、このタイプの非イオン界面活性剤に
用いられる1〜14価のアルコールのうち、1価アルコー
ルとしては、炭素数1〜24の直鎖又は分岐の飽和又は不
飽和のアルコール、環状アルコールが挙げられ、炭素数
4〜12の直鎖又は分岐の飽和アルコールが好ましい。2
価アルコールとしては、炭素数2〜32のα,ω−グリコ
ール、1,2−ジオール、対称α−グリコール、環状
1,2−ジオールが挙げられ、炭素数2〜6のα,ω−
グリコールが好ましい。3価以上のアルコールとして
は、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、スタキ
オースなどの炭素数3〜24までのいずれかよりなるもの
を挙げることができる。アルコールとしては、特に炭素
数2〜6の2〜6価のアルコールが好ましい。
【0027】(2)糖アルコール系非イオン界面活性剤 糖アルコール系非イオン界面活性剤(2)としては、糖
アルコールのAO付加物、糖アルコールAO付加物の脂
肪酸エステル、糖アルコールの脂肪酸エステルが挙げら
れる。ここで、多価アルコール型の非イオン界面活性剤
を構成する糖アルコールとは、炭素数3〜6の単糖類の
アルデヒド基、ケトン基を還元して得られるアルコール
であり、具体的には、グリセリン、エリトリット、アラ
ビット、ソルビット、マンニット等が挙げられる。特に
炭素数6のものが好ましい。糖アルコールのAO付加物
の脂肪酸エステルを構成する脂肪酸は、炭素数1〜24、
好ましくは炭素数12〜18までの飽和脂肪酸、不飽和脂肪
酸どちらでもよく、更にはオレイン酸が好ましい。ま
た、糖アルコールのエステル置換度は0から全ての−O
Hが置換されたものまでのどれでもよいが、1〜3が好
ましい。なお、AOの種類や平均付加モル数は(1)と
同様である。
【0028】(3)糖系非イオン界面活性剤 糖系の非イオン界面活性剤(3)としては、糖のAO付
加物、糖のAO付加物の脂肪酸エステル、糖脂肪酸エス
テルが挙げられる。糖としては、上記糖アルコールで述
べたような単糖類の他、ショ糖などの多糖類を用いるこ
とができ、グルコース、ショ糖が好ましい。なお、AO
の種類や平均付加モル数は(1)と同様である。糖系の
非イオン界面活性剤(3)としては、特に糖のAO付加
物が好ましく、中でもグルコースにPOを平均で1〜10
モル付加したものが好ましい。
【0029】上記(A)〜(C)のような非イオン界面
活性剤を併用する場合、その比率は、カチオン性化合
物、アミン、アミンの酸塩、両性化合物(イ)と、非イ
オン界面活性剤(ロ)の重量比で、(イ)/(ロ)=10
0/0〜1/99、好ましくは100/0〜10/90である。
【0030】なお、(イ)と(ロ)の添加は、(イ)と
(ロ)を混合してから添加しても、別々に添加してもよ
い。
【0031】本発明の嵩高剤を適用できるパルプ原料と
しては、機械パルプ、化学パルプなどのヴァージンパル
プから、各種古紙パルプに至るものまで広くパルプ一般
に適用できるものである。また、本発明の嵩高剤の添加
場所としては抄紙工程であれば特に限定するものではな
いが、例えば、工場ではレファイナー、マシンチェス
ト、ヘッドボックスで添加するなど均一にパルプ原料に
ブレンドできる場所が望ましい。なお、本発明の嵩高剤
はパルプ原料に添加後、そのまま抄紙され紙上に残存す
る。本発明の紙用嵩高剤の添加量は、パルプに対して0.
01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
【0032】本発明の紙用嵩高剤を用いて得られたパル
プシートは、無添加品に比べて緊度(測定方法は、後述
の実施例記載の方法による)が5%以上、好ましくは7
%以上低く、且つJIS P 8116により測定された引き裂き
強度が無添加品の90%以上、好ましくは95%以上である
ことがより好ましい。
【0033】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお、例中の部及び%は特記しない限り重量基
準である。
【0034】実施例1〜42及び比較例1 〔パルプ原料〕パルプ原料としては下記に示される古紙
パルプ及びヴァージンパルプを用いた。 <古紙パルプ>古紙パルプは市中回収された原料古紙
(新聞紙/チラシ=70/30%)に温水及び水酸化ナトリ
ウム(対原料)1%、珪酸ソーダ(対原料)3%、30%
過酸化水素水(対原料)3%、脱墨剤として、牛脂/グ
リセリン(1:1)EO70モルPO10モルブロック付加物
(平均付加モル数)0.3 %(対原料)を加え、離解後フ
ロテーション処理、水洗、濃度調整を行い得た1%の脱
墨パルプ(DIP)スラリーを用いた。このときのDIPのフ
リーネスは220ml であった。 <ヴァージンパルプ>ヴァージンパルプはLBKP(広
葉樹晒パルプ)を、室温下叩解機にて離解、叩解して1
%のLBKPスラリーとしたものを用いた。この時のL
BKPのフリーネスは420ml であった。
【0035】〔嵩高剤〕表1〜5に示すカチオン性化合
物、アミン、アミンの酸塩及び両性化合物、もしくはこ
れらと表6に示す非イオン界面活性剤とを、後述の表
7、8のように用いた。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】
【表5】
【0041】
【表6】
【0042】(注)表中、Cnは炭素数nのアルキル基
を意味する。また、表6中、油脂と多価アルコールの比
はモル比であり、その他は重量比である。EOはエチレン
オキサイド、POはプロピレンオキサイドであり、これに
続く数字は平均付加モル数である。また、「ドバノール
23」は三菱化学製のアルコールである。
【0043】〔抄紙方法〕1%のパルプスラリーを抄紙
後のシートの坪量が60g/m2になるように、上記のパル
プを量り取ってからpHを硫酸バンドで4.5 に調整し
た。それから表7、8に示す種々の嵩高剤を対パルプ3
%添加し、角型タッピ抄紙機にて80メッシュワイヤーで
抄紙しシートを得た。抄紙後のシートは、3.5kg /cm2
で2分間プレス機にてプレスし、鏡面ドライヤーを用
い、105 ℃で1分間乾燥した。乾燥されたシートは20
℃、湿度65%の条件で1日間調湿してから紙の嵩高性と
して紙の緊度、紙力性能として引き裂き強度を測定し
た。その結果を表7、8に示す。測定値は10回の平均値
である。
【0044】<評価項目・方法> ・嵩高性(緊度) 調湿されたシートの坪量(g/m2)と厚み(mm)を測定
し、計算値より緊度(g/cm3)を求めた。 計算式:嵩高性(緊度)=(坪量)/(厚み)×0.001 緊度は絶対値が小さいほど嵩が高く、また緊度の0.02の
差は有意差として十分に認識されるものである。 ・紙力(引き裂き強度) 調湿されたシートをJIS P 8116(紙及び板紙の引き裂き
強さ試験方法)に基づいて測定した。 計算式:引き裂き強度=A/S×16 引き裂き強度;(gf) A;目盛りの読み S;引き裂き枚数 引き裂き強度は絶対値が大きいほど紙力が強く、また引
き裂き強度の20gfの差は有意差として十分に認識される
ものである。
【0045】
【表7】
【0046】
【表8】
【0047】(注)比較例1は、市販品嵩高剤「バイボ
リュームPリキッド」(脂肪酸ポリアミドポリアミン
型、バイエル社製)を用いた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼橋 広通 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カチオン性化合物、アミン、アミンの酸
    塩及び両性化合物から選ばれた少なくとも1種以上の化
    合物を含有する紙用嵩高剤。
  2. 【請求項2】 カチオン性化合物が下記一般式(a1
    〜(b1)で示される化合物であることを特徴とする請
    求項1記載の紙用嵩高剤。 【化1】 〔式(a1)及び(b1)において、R11及びR12は、互
    いに同一又は相異なって、それぞれ、炭素数8〜24のア
    ルキル、アルケニル又はβ−ヒドロキシアルキル基であ
    り、R13、R14及びR15は、互いに同一又は相異なっ
    て、それぞれ、炭素数1〜8のアルキルもしくはヒドロ
    キシアルキル基、ベンジル基、又は式:−(AO)n-Z
    (ここで、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基で
    あり、Zは、水素原子又はアシル基であり、nは1〜50
    の整数である)で表される基であり、R16は、炭素数8
    〜36のアルキル、アルケニル又はβ−ヒドロキシアルキ
    ル基であり、X-は対イオンである。〕
  3. 【請求項3】 アミン、アミンの酸塩が下記一般式(a
    2)〜(f2)で示される化合物であることを特徴とする
    請求項1記載の紙用嵩高剤。 【化2】 〔式(a2)〜(f2)において、R21は、炭素数8〜36
    のアルキル、アルケニル又はβ−ヒドロキシアルキル基
    であり、R22及びR23は、互いに同一又は相異なって、
    それぞれ、水素原子、炭素数1〜24のアルキル基又は炭
    素数2〜24のアルケニル基であり、R24、R25は、互い
    に同一又は異なって、水素原子、炭素数1〜3のアルキ
    ル基であり、HAは、無機又は有機酸を示し、AOは、
    炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、l及びm
    は、それぞれ、l+mが1〜300の整数であるという条
    件下、0又は正の整数である。nは1〜4の数であ
    る。〕
  4. 【請求項4】 両性化合物が下記一般式(a3)〜
    (j3)で示される化合物であることを特徴とする請求
    項1記載の紙用嵩高剤。 【化3】 〔式(a3)〜(j3)において、R31、R32及びR
    33は、互いに同一又は相異なって、それぞれ、炭素数1
    〜24のアルキル基又は炭素数2〜24のアルケニル基であ
    り、R34は、炭素数8〜36のアルキル、アルケニル又は
    β−ヒドロキシアルキル基であり、Mは、水素原子、ア
    ルカリ金属原子、1/2モルのアルカリ土類金属原子又は
    アンモニウム基であり、Y1は、式:R35NHCH2CH
    2−(ここで、R35は、炭素数1〜36のアルキル基、又
    は、炭素数2〜36のアルケニルもしくはヒドロキシアル
    キル基である)で表される基であり、Y2は、水素原子
    又は式:R35NHCH2CH2−(ここで、R35は前記定
    義の通りである)で表される基であり、Z1は、−CH2
    COOM(ここで、Mは前記定義の通りである)で表さ
    れる基であり、Z2は、水素原子又は式:−CH2COO
    M(ここで、Mは前記定義の通りである)で表される基
    である。〕
  5. 【請求項5】 さらに下記(A)〜(C)で示される非
    イオン界面活性剤の1種以上を含有することを特徴とす
    る請求項1〜4の何れか1項記載の紙用嵩高剤。 (A):下記一般式(A)で表される化合物 RO(EO)m(PO)nH (A) 〔式中、Rは炭素数6〜22の直鎖又は分岐のアルキル基
    もしくはアルケニル基又は炭素数4〜20のアルキル基を
    有するアルキルアリール基を示し、Eはエチレン基、P
    はプロピレン基を示し、m、nは平均付加モル数であ
    り、mは0≦m≦20の範囲の数であり、nは0≦n≦50
    の数である。なお、EOとPO付加形式はブロック又は
    ランダムいずれでもよく、またいずれが先でもよい。〕 (B):下記一般式(B)で表される化合物 RCOO(EO)m(PO)nb (B) 〔式中、R、E、P、m、nは式(A)と同じであり、
    bはH又はアルキル基、アルケニル基、アルキルアリ
    ール基を示す。〕 (C):下記(1)〜(3)から選ばれる非イオン界面
    活性剤 (1)油脂系非イオン界面活性剤 (2)糖アルコール系非イオン界面活性剤 (3)糖系非イオン界面活性剤
JP00413099A 1998-01-13 1999-01-11 紙用嵩高剤 Expired - Fee Related JP3537692B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00413099A JP3537692B2 (ja) 1998-01-13 1999-01-11 紙用嵩高剤

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP487798 1998-01-13
JP10-4877 1998-01-13
JP00413099A JP3537692B2 (ja) 1998-01-13 1999-01-11 紙用嵩高剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11269799A true JPH11269799A (ja) 1999-10-05
JP3537692B2 JP3537692B2 (ja) 2004-06-14

Family

ID=26337851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00413099A Expired - Fee Related JP3537692B2 (ja) 1998-01-13 1999-01-11 紙用嵩高剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3537692B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001271292A (ja) * 2000-03-24 2001-10-02 Nippon Paper Industries Co Ltd 柔軟性印刷用紙
WO2002038862A1 (fr) * 2000-11-13 2002-05-16 Nippon Paper Industries, Co., Ltd. Papier bouffant souple et son procede de production
JP2003221799A (ja) * 2002-01-22 2003-08-08 Harima Chem Inc 不透明化度向上紙の製紙方法
JP2004044058A (ja) * 2002-05-22 2004-02-12 Seiko Pmc Corp 紙用柔軟剤、それを使用した製紙方法、及び紙
JP2004131922A (ja) * 2000-06-27 2004-04-30 Nippon Paper Industries Co Ltd 印刷用塗被紙
JP2005060921A (ja) * 2003-07-31 2005-03-10 Kao Corp 粉末状抄紙用組成物
US6918994B2 (en) 1999-12-17 2005-07-19 Nippon Paper Industries Co., Ltd. Soft printing paper
JP2006083503A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Kao Corp 紙質向上剤
JP2007254900A (ja) * 2006-02-23 2007-10-04 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd 紙密度調整剤
JP2007277736A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Kao Corp 製紙用薬剤組成物
US7344621B2 (en) 2003-03-24 2008-03-18 Nof Corporation Paper additive composition and method for producing paper using the same
JP2008163499A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Kao Corp 液状紙用嵩高剤
JP2009041158A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Nof Corp 紙用柔軟剤
JP2014148767A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Daio Paper Corp 印刷用紙

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57136426A (en) * 1980-10-15 1982-08-23 Procter & Gamble Soft absorbable tissue paper
JPS61252400A (ja) * 1985-04-30 1986-11-10 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 紙もしくは紙状材料の製造方法
JPS63165597A (ja) * 1986-12-26 1988-07-08 新王子製紙株式会社 柔軟化薄葉紙の製造方法
JPH0299690A (ja) * 1988-06-14 1990-04-11 Procter & Gamble Co:The 非陽イオン界面活性剤を含有する柔軟なティッシュペーパー
JPH0299691A (ja) * 1988-06-14 1990-04-11 Procter & Gamble Co:The 非陽イオン界面活性剤で処理された柔軟なティッシュペーパーの製法
JPH04100995A (ja) * 1990-08-10 1992-04-02 Nippon Oil & Fats Co Ltd 紙用柔軟剤組成物
JPH07109693A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 Kureshia:Kk 柔軟性ティシュペーパー及びその製造方法
JPH07189171A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Kao Corp 紙用柔軟剤
JPH07189170A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Kao Corp 紙用柔軟剤
JPH09324381A (ja) * 1996-06-03 1997-12-16 Kao Corp 脱墨方法
WO1998003730A1 (fr) * 1996-07-18 1998-01-29 Kao Corporation Agents gonflants pour papier, feuilles de papier a fort gonflement et leur procede de production

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57136426A (en) * 1980-10-15 1982-08-23 Procter & Gamble Soft absorbable tissue paper
JPS61252400A (ja) * 1985-04-30 1986-11-10 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 紙もしくは紙状材料の製造方法
JPS63165597A (ja) * 1986-12-26 1988-07-08 新王子製紙株式会社 柔軟化薄葉紙の製造方法
JPH0299690A (ja) * 1988-06-14 1990-04-11 Procter & Gamble Co:The 非陽イオン界面活性剤を含有する柔軟なティッシュペーパー
JPH0299691A (ja) * 1988-06-14 1990-04-11 Procter & Gamble Co:The 非陽イオン界面活性剤で処理された柔軟なティッシュペーパーの製法
JPH04100995A (ja) * 1990-08-10 1992-04-02 Nippon Oil & Fats Co Ltd 紙用柔軟剤組成物
JPH07109693A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 Kureshia:Kk 柔軟性ティシュペーパー及びその製造方法
JPH07189171A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Kao Corp 紙用柔軟剤
JPH07189170A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Kao Corp 紙用柔軟剤
JPH09324381A (ja) * 1996-06-03 1997-12-16 Kao Corp 脱墨方法
WO1998003730A1 (fr) * 1996-07-18 1998-01-29 Kao Corporation Agents gonflants pour papier, feuilles de papier a fort gonflement et leur procede de production

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6918994B2 (en) 1999-12-17 2005-07-19 Nippon Paper Industries Co., Ltd. Soft printing paper
JP2001271292A (ja) * 2000-03-24 2001-10-02 Nippon Paper Industries Co Ltd 柔軟性印刷用紙
JP2004131922A (ja) * 2000-06-27 2004-04-30 Nippon Paper Industries Co Ltd 印刷用塗被紙
WO2002038862A1 (fr) * 2000-11-13 2002-05-16 Nippon Paper Industries, Co., Ltd. Papier bouffant souple et son procede de production
JP2003221799A (ja) * 2002-01-22 2003-08-08 Harima Chem Inc 不透明化度向上紙の製紙方法
JP2004044058A (ja) * 2002-05-22 2004-02-12 Seiko Pmc Corp 紙用柔軟剤、それを使用した製紙方法、及び紙
US7344621B2 (en) 2003-03-24 2008-03-18 Nof Corporation Paper additive composition and method for producing paper using the same
JP2005060921A (ja) * 2003-07-31 2005-03-10 Kao Corp 粉末状抄紙用組成物
JP4574271B2 (ja) * 2003-07-31 2010-11-04 花王株式会社 粉末状抄紙用組成物
JP4531503B2 (ja) * 2004-09-17 2010-08-25 花王株式会社 紙質向上剤
JP2006083503A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Kao Corp 紙質向上剤
JP2007254900A (ja) * 2006-02-23 2007-10-04 Miyoshi Oil & Fat Co Ltd 紙密度調整剤
JP2007277736A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Kao Corp 製紙用薬剤組成物
JP2008163499A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Kao Corp 液状紙用嵩高剤
JP2009041158A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Nof Corp 紙用柔軟剤
JP2014148767A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Daio Paper Corp 印刷用紙

Also Published As

Publication number Publication date
JP3537692B2 (ja) 2004-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3128248B2 (ja) 紙用嵩高剤、高嵩高性パルプシート及び該パルプシートの製造方法
JP2971447B1 (ja) 紙用嵩高剤
JP3537692B2 (ja) 紙用嵩高剤
JP3482336B2 (ja) 紙用嵩高剤
US6228223B1 (en) Composition for treatment of cellulosic material
JP3453505B2 (ja) 紙用嵩高剤
JP3482337B2 (ja) 紙用嵩高剤
US6346169B1 (en) Paper bulking promoter
CA2121059C (en) Processing aid for paper making
JP3181569B2 (ja) 高嵩高性パルプシートの製造方法
EP0904448A1 (en) Deinking process
JP3283248B2 (ja) 抄紙用紙質向上剤
JP5138214B2 (ja) 液状紙用嵩高剤
JP4795077B2 (ja) 製紙用薬剤組成物
JP2003105685A (ja) パルプシートの製造方法
JP3387036B2 (ja) 平滑性及び透気性向上剤
JP3283246B2 (ja) パルプシートの製造方法
JP2007191831A (ja) 製紙用嵩高剤
JP2007204906A (ja) 製紙用嵩高剤
JP2002294586A (ja) 古紙再生用添加剤および再生紙の製造方法
JP2002327396A (ja) パルプシートの製造方法
JP2003328297A (ja) 紙用低密度化剤及び低密度紙の製造方法
EP0896046A1 (en) A Composition for treatment of cellulosic material
JP2005325492A (ja) 紙類用嵩高剤及び低密度紙類の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20031216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040317

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080326

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090326

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100326

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110326

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120326

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120326

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130326

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140326

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees