JPH11269581A - 装身具用銀合金 - Google Patents
装身具用銀合金Info
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- JPH11269581A JPH11269581A JP10237799A JP23779998A JPH11269581A JP H11269581 A JPH11269581 A JP H11269581A JP 10237799 A JP10237799 A JP 10237799A JP 23779998 A JP23779998 A JP 23779998A JP H11269581 A JPH11269581 A JP H11269581A
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Abstract
上添加することにより、長年使用しても汗等で変色しな
い上、光輝性が損なわれることのない装身具用銀合金を
提供しようとするもののである。 【解決手段】1)AgにPtを10%以上添加したこと
を特徴とする装身具用銀合金。 2)AgにPtおよびPd合計で10%以上、かつPt
≧Pdとなるよう添加したことを特徴とする装身具用銀
合金。 3)Agと、Agに対して10%以上のPtとを別々に
沸点下で溶融させ、PtにPd,Inを添加した上、A
gとPtとを混合し、さらにZnを添加したことを特徴
とする装身具用銀合金。 4)Agと、Agに対して10%以上のPtとを別々に
沸点下で溶融させ、PtにPd,Inを添加した上、A
gとPtとを混合し、さらにZnを添加したことを特徴
とする装身具用銀合金。
Description
チ、ペンダント等の装身具として使用したときに、汗等
で黒く変色したりすることのない装身具用銀合金を提供
しようとするものである。
ント等の装身具として広く使用されてきているが、従来
の銀合金からなる装身具は、使用中に汗等と接触して黒
く変色してしまうことが避けられなかった。そこで耐変
色性の代表的な銀合金として、Au−Ag−Pd合金が
知られている。
にPd,Sn,Zn,を添加し、あるいはこれにMg,
Al,Ge,In,Ni等を添加した銀合金(特開昭5
3−43620号公報参照)が知られている。
する、Ag−Pd−Auからなる銀合金(特開昭60−
9844号公報参照)や、Ag−Ptベースに特定量の
Pd,Zn,In,Snの一種以上を添加した銀合金
(特開昭61−73847号、特開昭61−73848
号公報参照)、Agに特定量のPd,Ru,Inを添加
した銀合金(特開平1−275726号公報参照)等が
提案されている。
具においては、長年使用しても汗等で変色しない上、光
輝性を損なわれることがないということが極めて重要な
課題である。特に汗や経年変化で変色し、洗っても元に
戻らない場合には、その価値は使用できないほどに低下
してしまい、購入意欲をそぐ結果となってしまう。
d合金や、AgにPd,Sn,Zn,を添加し、あるい
はこれにMg,Al,Ge,In,Ni等を添加した銀
合金においては、いずれもPdを添加量で10%(重量
%、以下同じ)以上含有することが必須要件になってい
る。したがって高価であることはもちろん、色調も黒灰
色を帯びているため、銀本来の美しい色調と明るさを損
なうという問題点を有している。
を添加する種々のの用途の銀合金においては、黒く変色
することをある程度押さえることができても、あくまで
も短期的な改善策であり、銀合金の大部分を占めるAg
の成分量が変わらないために根本的な解決にはなり得な
かった。
として鋭意研究した結果、Agの成分にPtおよびPd
の成分を一定量以上添加することにより、長年使用して
も汗等で変色しない上、光輝性が損なわれることのない
装身具用銀合金を発明するに至ったのである。
身具用銀合金は、AgにPtを10%以上添加したこと
を特徴とするものである。
PtおよびPd合計で10%以上、かつPt≧Pdとな
るよう添加したことをも特徴とするものである。この発
明の装身具用銀合金は、AgにPtおよびPd合計で1
0%以上、かつPt≧Pdとなるよう添加し、さらにA
u約10%、Cu約5%、およびIn、Cdを約1%添
加したことをも特徴とするものである。
gに対して10%以上のPtとを別々に沸点下で溶融さ
せ、PtにPd,Inを添加した上、AgとPtとを混
合し、さらにZnを添加したことをも特徴とするもので
ある。
装身具用銀合金に占めるPtの成分量を10%以上とす
ることにより、長年使用しても汗等で何ら変色しない
上、光輝性を損なわれることがないという効果を高める
ことができるようにしたものである。
加することは、Ptそのものを主成分とする貴金属合金
と変わらなくなってしまうので意味のないことであり、
装身具用銀合金として得ようとする原価や光輝性等の素
材の雰囲気等を損ない、好ましくない。
成したので、長年使用しても汗等で変色しない上、光輝
性が損なわれることのない装身具用銀合金を提供するこ
とができるようになった。
る原価や光輝性等の素材の雰囲気等を損なうこともな
く、高品質でしかも適正な価格の装身具用銀合金を提供
できるようになった。
実施の形態を、実施例を用いて詳細に説明する。
作製した。作製に当たっては、図1のようにAgとPt
とを別々に加熱して沸点下で溶解させ、さらにPtにP
d,Inをそれぞれ特定量添加した上、図2のように溶
融したAgとPtとを特定の割合で混合し、さらに図3
のようにZnを特定量添加して撹拌した。得た溶融銀合
金を型に流し込み、銀合金の地金を作製した。
パー等で表面研磨して色調と明るさを調査するととも
に、0.1%のNa2Sおよび5%のNaCl水溶液に
浸漬して変色度合いを調査した。なお、変色度合いの判
定試験は、表面研磨した試料を0.1%のNa2Sおよ
び5%のNaCl水溶液に10時間浸漬して行ない、そ
の判定結果は大きな変色を×、若干の変色を△、変色な
く、当初の表面光沢を維持したものを○で示した。明る
さの評価は、「純銀と同等のもの」を◎、「純銀に近い
もの」を○、「純銀に似たもの」を△、「多少純銀の感
じがするもの」を×とした。
合計)の添加量が10%未満であると、NaClに対し
ては耐変色性を示すが、一方、Na2Sに対しては良好
な耐変色性を得ることができない。
計)の添加量は、Agの添加量の10%以上であれば耐
変色性を同様に改善することができ、また銀本来の色調
を保つこともできることが判明した。
構成したので、長年使用しても汗等で変色しない上、光
輝性が損なわれることのない装身具用銀合金を提供する
ことができるようになった。
る原価や光輝性等の素材の雰囲気等を損なうこともな
く、高品質でしかも適正な価格の装身具用銀合金を提供
できるようになった。
示す概略図である。
る。
略図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 AgにPtを10%以上添加したことを
特徴とする装身具用銀合金。 - 【請求項2】 AgにPtおよびPd合計で10%以
上、かつPt≧Pdとなるよう添加したことを特徴とす
る装身具用銀合金。 - 【請求項3】 AgにPtおよびPd合計で10%以
上、かつPt≧Pdとなるよう添加し、さらにAu約1
0%、Cu約5%、およびIn、Cdを約1%添加した
ことを特徴とする装身具用銀合金。 - 【請求項4】 Agと、Agに対して10%以上のPt
とを別々に沸点下で溶融させ、PtにPd,Inを添加
した上、AgとPtとを混合し、さらにZnを添加した
ことを特徴とする装身具用銀合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10237799A JPH11269581A (ja) | 1998-01-22 | 1998-08-24 | 装身具用銀合金 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-10424 | 1998-01-22 | ||
JP1042498 | 1998-01-22 | ||
JP10237799A JPH11269581A (ja) | 1998-01-22 | 1998-08-24 | 装身具用銀合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269581A true JPH11269581A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=26345685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10237799A Pending JPH11269581A (ja) | 1998-01-22 | 1998-08-24 | 装身具用銀合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11269581A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62235445A (ja) * | 1986-04-04 | 1987-10-15 | Seiko Epson Corp | 耐硫化性銀合金 |
JPH02277734A (ja) * | 1989-01-11 | 1990-11-14 | Zero Wan:Kk | 耐変色性銀合金 |
-
1998
- 1998-08-24 JP JP10237799A patent/JPH11269581A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62235445A (ja) * | 1986-04-04 | 1987-10-15 | Seiko Epson Corp | 耐硫化性銀合金 |
JPH02277734A (ja) * | 1989-01-11 | 1990-11-14 | Zero Wan:Kk | 耐変色性銀合金 |
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