JPH11268863A - シールテープ自動貼付け装置 - Google Patents

シールテープ自動貼付け装置

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Publication number
JPH11268863A
JPH11268863A JP7187598A JP7187598A JPH11268863A JP H11268863 A JPH11268863 A JP H11268863A JP 7187598 A JP7187598 A JP 7187598A JP 7187598 A JP7187598 A JP 7187598A JP H11268863 A JPH11268863 A JP H11268863A
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JP
Japan
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tape
seal
head
seal tape
hose
Prior art date
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Pending
Application number
JP7187598A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Kinoshita
利明 木下
Satoshi Ikeda
諭 池田
Takahiro Senda
孝博 仙田
Akio Tsumura
昭雄 津村
Takuhide Horiike
卓英 堀池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
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  • Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールテープを効率よく高速貼付けできると
ともに、ロボットハンドとシールテープの接触を回避し
てシールテープを安定して供給し、シールテープの貼付
けを円滑に行うことのできるシールテープ自動貼付け装
置を提供する。 【解決手段】 シールテープ供給部4と、多関節型のロ
ボットハンド1に取り付けられる貼付けヘッド2と、入
口側が装置フレーム6に支持されるとともに出口側が貼
付けヘッド2に支持されたテープ案内ホース13と、シ
ールテープ供給部4から繰り出されたシールテープTを
テープ案内ホース13の入口まで案内するテープ案内手
段と、テープ送り方向に沿ってテープ案内ホース13内
に空気を流通させるブロワ28と、テープ案内ホース1
3の出口から出たシールテープTを貼付けヘッド2まで
案内するテープ案内手段とを備えてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の空調機器や
冷蔵庫用仕切板、等のワークに、ウレタン発泡体等から
なる伸縮性のある柔軟なシールテープを貼付けるシール
テープ自動貼付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシールテープ自動貼付け装置と
しては、次のようなものが知られている。その一つは、
特開平6−345313号公報に開示されているもので
ある。この装置では、シールテープの連続供給が可能な
貼付けヘッドを固定設置し、この貼付けヘッドに対し
て、多関節型のロボットハンドに把持したワークを動か
すことで、ワークの所定部位へ三次元的にシールテープ
を貼付けてゆくよう構成されている。
【0003】他の一つは、特公平4−11102号公報
に開示されているものである。この装置では、固定設置
したワークに対して、多関節型のロボットハンドに取り
付けた貼付けヘッドを移動させてワークの所定部位へ三
次元的にシールテープを貼付けてゆくよう構成され、か
つ、所定長さに切断したシールテープを案内保持するテ
ープ保持レールを貼付けヘッドに備えた構造となってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例には次のような問題点がある。ロボットハンド
でワークを動かす前者の装置は、ワークが軽量なものの
場合には好適に機能するが、ワークの重量が大きいもの
になると、ロボットハンドの負荷が大きくなって追従性
が低下し、高速貼付けが困難になるという問題点があ
る。
【0005】また、貼付けヘッドをロボットハンドで動
かす後者の装置では、重量の大きいワークに対しても好
適に貼付け処理できる利点があるが、その反面、ワーク
に合わせた長さのシールテープを予め容易しておき、1
回の貼付け処理が終了する度に次のシールテープを貼付
けヘッドのテープ保持レールにセットする構造を採用し
ているために、シールテープを供給するための行程が多
くて作業能率の向上を妨げる一因となるものであった。
【0006】そこで、本出願人は、シールテープ供給部
から繰り出されたセパレータ付きのシールテープを、多
関節型のロボットハンドに取り付けた貼付けヘッドに連
続的に供給してヘッド先端に備えた貼付けローラに導く
とともに、この貼付けローラの近傍でセパレータを折り
返し剥離し、ロボットハンドによって貼付けヘッドをワ
ークの貼付け面に沿って移動させることによって、セパ
レータが剥離されたシールテープを貼付けローラを介し
てワークの貼付け面に押しつけて連続的に貼付けてゆ
き、所定長さの貼付けが終了すると、貼付けヘッドに備
えたテープ切断機構でシールテープを切断するよう構成
したシールテープ自動貼付け装置を提案した(特願平8
−335703号)。
【0007】この提案されたシールテープ自動貼付け装
置によると、上記従来装置に見られた不具合なくシール
テープを効率よく高速貼付けできるようになったのであ
るが、新たに次のような問題点があることが判明した。
すなわち、ロボットハンドに取り付けられた貼付けヘッ
ドをワークの貼付け面に沿って移動させる際、ワークの
貼付け面の向きが大きく変化するような場合、これに伴
って貼付けヘッドに姿勢も大きく変化するので、供給さ
れたシールテープに捩じれが発生したり、固定されたテ
ープガイド部材にシールテープが強く摺接することで、
セパレータがシールテープに対してずれ動いてシールテ
ープ粘着面の一部が露出し、これがテープガイド部材に
接着されてしまってテープ搬送が不能になるおそれがあ
った。また、ロボットハンドが大きく作動した際に、シ
ールテープがロボットハンドや貼付けヘッドに絡みつい
て、テープ搬送が不能になったり、テープ切断事故が発
生するおそれもあった。
【0008】本発明は、このような事情に着目してなさ
れたものであって、シールテープを効率よく高速貼付け
できるとともに、ロボットハンドの大きい作動あるいは
複雑な作動に対してもシールテープの搬送トラブルや切
断事故を招来することなく安定的にシールテープを供給
して、円滑なシールテープ貼付けを行うことのできるシ
ールテープ自動貼付け装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次のような構成をとる。請求項1に係る発
明は、シールテープ供給部と、多関節型のロボットハン
ドに取り付けられる貼付けヘッドと、入口側が装置フレ
ームに支持されるとともに出口側が貼付けヘッドに支持
されたテープ案内ホースと、シールテープ供給部から繰
り出されたシールテープをテープ案内ホースの入口まで
案内する入口側テープ案内手段と、テープ送り方向に沿
ってテープ案内ホース内に空気を流通させる空気供給手
段と、テープ案内ホースの出口から出たシールテープを
貼付けヘッドまで案内する出口側テープ案内手段とを備
えてあることを特徴とする。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、出口側テープ案内手段に、シールテープに
張力を付与するとともにシールテープの引出しに応じて
変位するダンサロールを装備し、このダンサロールの変
位に基づいてテープ案内ホースの入口部位に備えたテー
プ送り込み手段を作動させて、シールテープをテープ案
内ホースに強制的に送り込むよう構成してある。
【0011】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。請求項1に
係る発明によると、シールテープ供給部から繰り出され
たシールテープは、先ず、入口側テープ案内手段によっ
てテープ案内ホースの入口まで導かれ、テープ案内ホー
スの内部を通過して貼付けヘッドに供給され、更に、出
口側テープ案内手段によって貼付けヘッドまで導かれ
る。
【0012】この際、テープ案内ホースの内部には、テ
ープ送り方向に沿って空気が強制流通されているので、
シールテープはホース内面との摩擦による抵抗などを受
けること少なく、円滑に貼付けヘッドに導かれることに
なる。また、ロボットハンドが大きく作動したり貼付け
ヘッドの姿勢が大きく変化して、テープ案内ホースがロ
ボットハンドや貼付けヘッドに接触することがあって
も、シールテープには直接には接触することがないの
で、シールテープはこのテープ案内ホース内を円滑に移
動することになる。
【0013】また、請求項2に係る発明によると、シー
ルテープの先端がワークの貼付け開始位置面に貼付けら
れた後、貼付け面に沿って貼付けヘッドが移動すること
によって相対的に貼付けヘッドから引き出されながら連
続して貼付け面に貼付けられてゆく。そして、シールテ
ープの引出しに伴ってダンサロールが変位し、これが検
出されてテープ送り込み手段が作動し、シールテープが
テープ案内ホースの入口部位において強制的にホース内
に送り込まれ、シールテープに設定された張力が付与さ
れた状態が維持される。そして、貼付けが終了してテー
プ引出しが停止すると、その後の強制送り込みによって
ダンサロールが復帰変位する。ダンサロールが元の位置
に復帰変位するとテープ送り込み手段の作動が停止し、
次の貼付けに備えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。図1は、本発明の実施例に係るシー
ルテープ自動貼付け装置の全体を示す側面図である。こ
のシールテープ自動貼付け装置は、6軸多関節型のロボ
ットハンド1の先端ヘッド1aに貼付けヘッド2を取り
付けてなる貼付け装置本体3と、この貼付けヘッド2に
連続的にセパレーター付きのシールテープTを供給する
シールテープ供給部4と、各種空調機器や家電機器のシ
ール部付きの部品であるワークWを所定姿勢で固定保持
するワーク支持台5とから構成されている。
【0015】図2ないし図5を参照する。図2はシール
テープ供給部の側面図、図3はシールテープ供給部およ
び貼付け装置本体を示す側面図、図4はシールテープ供
給部および貼付け装置本体を示す平面図、図5はシール
テープ供給部のテープ送り出し部位の平面図である。こ
れらの図2〜図5に示すように、シールテープ供給部4
は、装置フレーム6の下部に回転可能に支持されたボビ
ン7からセパレータ付きのシールテープTを繰り出し、
位置固定のガイドローラ8を介して上方に導き、装置フ
レーム6の上部に駆動回転可能に備えた繰り出しローラ
9に巻回した後、装置フレーム6の上部に備えた位置固
定のガイドローラ10および方向案内ローラ11に導く
とともに、繰り出しローラ9とガイドローラ10との間
でシールテープTにU字状の垂み部分aが形成されるよ
う構成されている。そして、このシールテープ供給部4
の方向案内ローラ11から導出されたシールテープT
が、装置フレーム6の上部に配備されたガイドローラ1
2によって方向転換された後、テープ案内ホース13を
介して貼付けヘッド2に導かれるようになっている。ま
た、シールテープ供給部4には、貼付けヘッド2から搬
送ホース14を介して送り戻されてきたセパレーターs
を回収する回収容器15が備えられている。
【0016】シールテープ供給部4において、繰り出し
ローラ9とガイドローラ10との間に形成されたシール
テープTのU字状垂み部分yの下端位置が光電スイッチ
16によって監視されており、シールテープTがシール
テープ供給部4から引き出されて垂み部分yの下端が光
電スイッチ16の監視位置より上方に外れると、繰り出
しローラ9が作動してシールテープTを強制的に繰り出
し、垂み部分yの下端が光電スイッチ16の監視位置に
まで下降すると繰り出しローラ9による強制繰り出し作
動が停止するよう構成されている。
【0017】図6および図7に、テープ案内ホース13
の入口部分が示されている。すなわち、装置フレーム6
の上部から垂下された支持アーム20の下部に支持パイ
プ21がほぼ鉛直に取り付けられ、この支持パイプ21
の下端にテープ案内ホース13の一端が接続されるとと
もに、支持パイプ21から斜め上方に分岐延出された入
口パイプ22の先端に、先拡がり形状のテープ入口23
を有する入口ノズル24が取り付けられている。
【0018】テープ入口23の上手には、ステッピング
モータ25によって駆動される送り込みローラ26とこ
れに対向するピンチローラ27とが配備さており、ガイ
ドローラ12によって方向転換されたシールテープT
が、そのセパレータs側を送り込みローラ26に向けた
姿勢で巻回されてテープ入口23に導かれるようになっ
ている。
【0019】図1および図3に示したように、装置フレ
ーム6の上部にはブロワ28が設置されており、このブ
ロワ28から導出された送風ホース29が支持パイプ2
1の上端に接続され、テープ案内ホース13の入口側か
ら空気を送り込むよう構成されている。
【0020】なお、上述したガイドローラ12、入口パ
イプ22、および入口ノズル24、送り込みローラ26
は本発明における入口側テープ案内手段に相当する。ま
た、ブロア28は空気供給手段に相当する。さらに、ス
テッピングモータ25、送り込みローラ26、ピンチロ
ーラ27はテープ送り込み手段に相当する。
【0021】図8に貼付けヘッド2の側面図が、図9に
その正面図が、また、図10にその背面図がそれぞれ示
されている。この貼付けヘッド2の主フレーム30は、
基端フランジ部30aを介してロボットハンド1の先端
ヘッド1aに連結され、この主フレーム30に、テープ
導入部31と、、テープ張力調整機構32と、テープ切
断機構33と、貼付け機構34と、セパレーター剥離機
構35と、テープ送り出し機構36とが備えられてい
る。
【0022】図11に示すように、テープ導入部31に
は大径のフランジ付きガイドローラ40が備えられてお
り、このガイドローラ40の巻き込み側に対向して配備
した出口パイプ41にテープ案内ホース13の他端が接
続されている。テープ出口42から出たシールテープT
は、フランジ付きガイドローラ40に巻回案内された
後、幅広の方向転換ローラ43および位置規制ローラ4
4によって案内されてテープ張力調整機構32に導かれ
るようになっている。フランジ付きガイドローラ40、
幅広の方向転換ローラ43、および位置規制ローラ44
などは、本発明における出口側テープ案内手段に相当す
る。
【0023】テープ張力調整機構32には、支点p周り
に揺動変位自在な揺動アーム45に支持されたダンサロ
ーラ46と、テープを引っ張る方向に揺動アーム45を
揺動付勢するバネ47と、位置固定のガイドローラ48
と、ダンサローラ46の変位を監視する光電スイッチ4
9とが備えられている。ダンサローラ46によってU字
状に巻回案内されたシールテープTは、ダンサローラ4
6の付勢作用によって張力が付与されるとともに、テー
プ引出しによってダンサローラ46がバネ47に抗して
設定位置以上に変位すると、これが光電スイッチ49で
検知される。光電スイッチ49の検知信号に基づいて、
図7中に示したステッピングモータ25が起動されてテ
ープ案内ホース13へのテープ送り込みが行われ、常に
設定範囲内の張力がシールテープTに付与された状態で
のテープ引出しが行われるようになっている。
【0024】テープ張力調整機構32を出たシールテー
プTは、クランプ機構50およびテープ切断機構33を
経て貼付け機構34に直線状に送られるようになってい
る。この際、シールテープTは、その直線移動経路にお
いて図8中の下面側にセパレーターsが位置する姿勢と
なるよう案内される。
【0025】クランプ機構50は、テープ移動経路の下
側に固定配備された受けローラ51および受けレール5
2と、エアーシリンダ53で上下に駆動変位される側面
視U字形状のクランプ金具54とからなり、このクラン
プ金具54の前後上端部に受けローラ51および受けレ
ール52に対向するクランプ片55がそれぞれ備えら
れ、通常はクランプ金具54がシールテープTから離反
されてテープクランプ機能は解除されている。
【0026】テープ切断機構33は、図12および図1
3に示すように、テープ移動方向に対してほぼ45°に
傾斜する、支点軸心aを中心に揺動可能なカッターアー
ム60の先端部に、支点軸心aと平行な軸心b周りに回
転する円盤カッター61が取り付けられる。この円盤カ
ッター61がベルト62,63を介して電動モータ64
に巻き掛け連動され、かつ、カッターアーム60がエア
ーシリンダ65によって揺動駆動されるようになってい
る。エアーシリンダ65が伸長作動すると、図13中の
仮想線で示すように、円盤カッター61はテープ移動経
路から外れた非作用位置に後退され、エアーシリンダ6
5が短縮作動すると、図13中の実線で示すように、円
盤カッター61がテープ移動経路を45°の角度で横断
する切断作用位置に移動されるようになっている。な
お、カッターアーム60には、円盤カッター61を上方
から覆うカッターカバー66が取り付けられている。
【0027】また、このテープ切断機構33の背部に
は、非作用位置に後退された円盤カッター61の刃縁に
シリコンオイルを塗布して、テープ切断時にシールテー
プTの粘着剤が刃縁へ付着するのを防止するオイル塗布
機構67が設けられている。このオイル塗布機構67
は、外周にスリット68aを有する二つ割り構造のドラ
ム68を支軸69を介して遊転自在に支持するととも
に、このドラム68内にシリコンオイルを含浸させたフ
ェルト70を装着し、非作用位置に後退された円盤カッ
ター61の刃縁がスリット68aを通してドラム内に突
入してフェルト70にくい込むよう構成されている。な
お、ドラム68の支軸69を長孔71を介して位置調節
して、フェルト70への刃縁くい込み量を調節すること
ができるようになっている。
【0028】図8に示すように主フレーム30のテープ
切断作用部位には前後に適当な小間隔をもって一対のガ
イドローラ72が装備されている。ガイドローラ72は
シールテープTを下方から案内し、これら前後のガイド
ローラ72の間に形成された間隙が円盤カッター61の
進入経路となっている。また、両ガイドローラ72の下
方には、シールテープTの粘着面から一時的に剥離した
セパレーターsを迂回案内した後、再びシールテープT
の粘着面に貼り戻すためのガイドローラ73が設置さ
れ、前後のガイドローラ72の間に円盤カッター61が
進入してもシールテープTのみが切断されて、セパレー
ターsが切断されることがないよう構成されている。
【0029】貼付け機構34には、主フレーム30の前
端部に対して支点c周りに上下回動可能に枢支連結され
る貼付けフレーム80が備えられており、この貼付けフ
レーム80に、テープ切断機構33を通過してきたシー
ルテープTを囲んで直線的に案内するガイド部81と、
そのテープ案内経路の先端前方に位置する貼付けローラ
82とが設けられている。ここで、貼付けローラ82の
中心は、ロボットハンド1における先端ヘッド1aの軸
心Xと一致するように配置されている。また、ガイド部
81の先端近くの案内経路上方には、シールテープTの
前端が始端位置P1 から設定長さLだけ手前に設定した
検出位置P2 (図18参照)に到達したことを検知する
検知センサとして、反射型の光センサ83が配備されて
いる。なお、貼付けフレーム80と後述するテープ送り
出し機構36の支持フレーム84との間には、貼付けフ
レーム80を常に一定方向に回動付勢するバネ85が張
設されるとともに、貼付けフレーム80に備えたストッ
パー86が主フレーム30側の一部に当接されて貼付け
フレーム80が一定姿勢に弾性保持されるようになって
いる。従って、貼付けヘッド2が貼付け方向Aに移動し
ている時に貼付け機構34の一部が他物に接触しても、
貼付け機構34全体が支点c周りに後退揺動して損傷が
未然に回避されるようになっている。
【0030】貼付けヘッド2の先端部分の貼付け機構3
4は全体として細長く形成されているので、複雑に込み
入ったワークWにシールテープTを貼付ける場合でも、
貼付け機構34の一部がワークWに干渉することが少な
くなり、円滑にシールテープTを貼付けることができ
る。なお、ワークWの形状に応じて、貼付け機構34の
部分を更に細長く形成するようにしてもよく、あるい
は、曲線経路が形成されるような形状にしてもよい。
【0031】セパレーター剥離機構35は、ガイド部8
1の先端近くのテープ案内経路下方において貼付けフレ
ーム80に小径の剥離ローラ87を取り付け、ガイド部
材81の終端に至ったシールテープTの下面からセパレ
ーターsを剥離ローラ87によって折り返して剥離する
よう構成されている。
【0032】テープ送り出し機構36は、主フレーム3
0の側面に取り付けた支持フレーム84に備えられてお
り、この支持フレーム84に、剥離ローラ87から導か
れたセパレーターsを案内する固定ガイドローラ88、
エアーシリンダ89によって支点d周りに揺動される揺
動アーム90、その遊端に取り付けたピンチローラ9
1、およびピンチローラ91に対向して、電動モータ9
2で回転する駆動ローラ93が取り付けられている。さ
らに、この支持フレーム84には、ブラケット94を介
して大容量空気発生装置95が取り付けられている。こ
こにおいて、通常の貼付け行程時には、ピンチローラ9
1は駆動ローラ93から離反されており、セパレーター
sは駆動ローラ93に触れることなく固定ガイドローラ
88を介して大容量空気発生装置95から導き出され、
搬送ホース14を通って回収されてゆく。なお、搬送ホ
ース14には大容量空気発生装置95から圧送されてき
た空気が吹き込まれ、そのエアー流れに乗ってセパレー
ターsが搬送ホース14に沿って回収用の容器15(図
2参照)にまで送られるようになっている。
【0033】本実施例に係るシールテープ自動貼付け装
置の構成は以上のようであり、次にそのシールテープ自
動貼付け作動を図14〜図18に基づいて説明する。
【0034】 図8に示すように、貼付けヘッド2を
ワークWの貼付け開始位置にまで移動させる時には、シ
ールテープTの前端tsは貼付けローラ82に対して一
定量突出された所定の始端位置P1 にセットされてい
る。
【0035】 図14に示すように、貼付けヘッド2
がワークWに対して所定の貼付け開始位置に到達する
と、貼付けローラ82によってシールテープTの前端t
sをワークWの貼付け面に押しつけ、かつ、貼付けヘッ
ド2が貼付け面に対してほぼ45°の前倒れ傾斜姿勢に
なるように、その姿勢を維持しながら貼付け方向Aに移
動する。ロボットハンド1が予めプログラム設定(ティ
ーチング)されたように3次元的に動くことにより、貼
付けヘッド2が対象ワークWの貼付け経路に沿ってシー
ルテープTを連続して貼付けてゆく。
【0036】なお、上述したように貼付けローラ82
は、その中心がロボットハンド2の先端ヘッド1aの軸
心Xと一致するように配置されているので、先端ヘッド
1aの座標位置と貼付けローラ52の座標位置(すなわ
ち、貼付け位置の座標)とのズレが最小限度に抑えられ
ている。従って、ロボットハンド2に貼付け経路をティ
ーチングする際の座標の補正が少なく、ティーチング作
業を比較的容易に行うことができる。
【0037】 図15に示すように、貼付けヘッド2
の移動に伴ってワークWに貼付けられたシールテープT
はセパレーターsとともに貼付けヘッド2から相対的に
引き出され、かつ、これに伴って剥離されたセパレータ
ーsは搬送ホース14に送り込まれてゆく。なお、セパ
レーターsは、ガイド部81の上手において一旦剥離さ
れた後に貼付けられたものであるために、当初よりも剥
離しやすくなっている。このために剥離ローラ87にお
いてシールテープTがセパレーターsとともに巻き込ま
れることが未然に回避されている。
【0038】 貼付けが進行して、貼付け長さの残り
が設定値になると、貼付けヘッド2の移動が一旦停止さ
れ、図16に示すように、テープ切断機構33の円盤カ
ッター61がテープ移動経路を横断する位置に進出し
て、シールテープTの途中箇所が残り貼付け長さに相当
する位置で斜めに切断される。この際、前述のようにセ
パレーターsはガイドローラ73を介して迂回されてい
るために切断されることはない。
【0039】 切断が完了すると円盤カッター61が
後退移動されるとともに、貼付けヘッド2は貼付け移動
を再開する。そして、図17に示すように、シールテー
プTの後端te(切断端)が剥離ローラ87の近くにま
で到達すると、貼付けられたシールテープTのセパレー
ターsを引き出す力が弱くなり、切断箇所以降のシール
テープTの引出しが停止され、シールテープTの後端部
のみがセパレーターsから離れてしまい、その上を貼付
けローラ82が通過することで、シールテープTの後端
teまで貼り終える。また、後端teを前端ts上に重
ね合わせればエンドレス状態に貼付けられる。
【0040】 以上で1回の貼付け作動が終了し、次
の貼付け作動のために準備作動が次のように行われる。
つまり、上記のように1回の貼付け作動が終了した時点
では、次回に貼付け処理されるシールテープTの前端t
sは剥離ローラ87の手前で停止しており、これを始端
位置P1 にまで送り出してセットする必要がある。そこ
で、図18に示すように、先ず、テープ送り出し機構3
6のエアーシリンダ89を短縮作動させてピンチローラ
91を駆動ローラ93に押し当て、電動モータ92を回
転させて、剥離されたセパレーターsを強制的に搬送す
ることでシールテープTを前方に送り出す。
【0041】前方に送られたシールテープTの前端ts
が検出位置P2 に到達すると、これが光センサ83で検
知され、この検知時点から設定された個数のパルス信号
を電動モータ92に出力した後に駆動ローラ93が停止
し、ピンチローラ91を復帰後退させる。前記設定パル
ス数は、始端位置P1 と検出位置P2 との間の長さLの
距離を駆動ローラ93の回転角度に換算し制御回路内に
設定されている。この設定パルス数のシールテープTの
送り出しによって、シールテープTの前端tsが始端位
置P1 に精度良くセットされる。
【0042】 以下、上記各行程を繰り返してシール
テープTを貼付けていく。
【0043】なお、上記実施例ではテープ供給ホース1
3に空気を流通させる空気供給手段としてブロワ28を
用いているが、エアーコンプレッサーを利用するもよ
い。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明のシールテープ自動貼付け装置によれば、以下のよう
な効果が期待できる。請求項1に係る発明によると、貼
付けヘッドをロボットハンドに取り付けているので、ワ
ークが大型化しても可搬重量の小さいロボットが使用で
き、シールテープを高速に貼付けることができる。ま
た、シールテープ供給部から貼付けヘッドにシールテー
プが連続的に供給されるので、予め所定長さに裁断した
シールテープを用いる装置に比べて、シールテープ貼付
け工程を簡素化することができる。
【0045】しかも、シールテープは、内部に空気が強
制流通されるテープ案内ホースを介して貼付けヘッドに
導くようにしたので、シールテープとテープ案内ホース
の内面との摺動抵抗が少なく、シールテープが円滑に送
られる。そのため、シールテープが捩じれたり案内部材
に擦れてセパレータがずれ動き、テープ粘着面の一部が
露出するようなトラブルがなく、シールテープの貼付け
を安定して行うことができる。
【0046】また、シールテープをテープ案内ホースを
介して貼付けヘッドに導くので、ロボットハンドが3次
元の複雑な動きをしても、シールテープが直接にロボッ
トハンドや貼付けヘッドに接触して絡み付くことがな
く、シールテープの搬送トラブルや切断事故を防止する
ことができる。
【0047】さらに、請求項2に係る発明によると、貼
付け移動に伴うシールテープの引出しに応じてシールテ
ープがテープ案内ホースに強制に送り込まれるので、貼
付けヘッドに案内されるシールテープには、主としてダ
ンサロールによって調整された張力が作用するだけであ
り、安定した張力のもとでの連続貼付けを良好に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールテープ自動貼付け装置の一
実施例の全体を示す側面図である。
【図2】シールテープ供給部の側面図である。
【図3】シールテープ供給部および貼付け装置本体を示
す側面図である。
【図4】シールテープ供給部および貼付け装置本体を示
す平面図である。
【図5】シールテープ供給部のテープ送り出し部位の平
面図である。
【図6】シールテープ供給案内部位の縦断図である。
【図7】シールテープ供給案内部位の平面図である。
【図8】貼付けヘッドの側面図である。
【図9】貼付けヘッドの正面図である。
【図10】貼付けヘッドの背面図である。
【図11】テープ導入部の正面図である。
【図12】テープ切断機構の平面図である。
【図13】テープ切断機構の正面図である。
【図14】貼付け開始直後の状態を示す貼付けヘッドの
概略側面図である。
【図15】テープ貼付け行程にある貼付けヘッドの概略
側面図である。
【図16】テープ切断行程にある貼付けヘッドの概略側
面図である。
【図17】貼付け終了直前の状態を示す貼付けヘッドの
概略側面図である。
【図18】テープ初期セット行程を示す貼付けヘッドの
概略側面図である。
【符号の説明】 1 ロボットハンド 2 貼付けヘッド 4 シールテープ供給部 6 装置フレーム 13 テープ案内ホース 28 ブロワ(空気供給手段) 46 ダンサローラ T シールテープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 津村 昭雄 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 精機株式会社内 (72)発明者 堀池 卓英 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 精機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールテープ供給部と、多関節型のロボ
    ットハンドに取り付けられる貼付けヘッドと、入口側が
    装置フレームに支持されるとともに出口側が貼付けヘッ
    ドに支持されたテープ案内ホースと、シールテープ供給
    部から繰り出されたシールテープをテープ案内ホースの
    入口まで案内する入口側テープ案内手段と、テープ送り
    方向に沿ってテープ案内ホース内に空気を流通させる空
    気供給手段と、テープ案内ホースの出口から出たシール
    テープを貼付けヘッドまで案内する出口側テープ案内手
    段とを備えてあることを特徴とするシールテープ自動貼
    付け装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシールテープ自動貼付け
    装置において、出口側テープ案内手段に、シールテープ
    に張力を付与するとともにシールテープの引出しに応じ
    て変位するダンサロールを装備し、このダンサロールの
    変位に基づいてテープ案内ホースの入口部位に備えたテ
    ープ送り込み手段を作動させて、シールテープをテープ
    案内ホースに強制的に送り込むよう構成してあるシール
    テープ自動貼付け装置。
JP7187598A 1998-03-20 1998-03-20 シールテープ自動貼付け装置 Pending JPH11268863A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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