JPH06210743A - シールテープ自動貼付け装置 - Google Patents

シールテープ自動貼付け装置

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Publication number
JPH06210743A
JPH06210743A JP5024736A JP2473693A JPH06210743A JP H06210743 A JPH06210743 A JP H06210743A JP 5024736 A JP5024736 A JP 5024736A JP 2473693 A JP2473693 A JP 2473693A JP H06210743 A JPH06210743 A JP H06210743A
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JP
Japan
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tape
sticking
sealing tape
guide rail
work
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JP5024736A
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English (en)
Inventor
Akio Tsumura
昭雄 津村
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔軟なシールテープでも高い位置精度で貼付
け開始を行うことができるシールテープ自動貼付け装置
を得る。 【構成】 貼付け装置本体とワークWとを相対移動させ
て、貼付け装置本体のガイドレール10先端から導出し
たシールテープTをワークWの所定部位に貼付けてゆく
シールテープ自動貼付け装置において、ガイドレール1
0の先端部位に露出したシールテープTの先端部を両側
方からテープ支持針48で突き刺し支持して所定位置ま
で引き出すテープ支持機構14と、テープ支持機構14
で引き出されたシールテープTを貼付け姿勢に押圧する
テープ押付け機構15と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の空調機器、等の
ワークに、ウレタン発泡体等からなる伸縮性のある柔軟
なシールテープを貼付けるシールテープ自動貼付け装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシールテープ自動貼付け
装置としては、例えば特公平4−11102号公報に示
されるものが提案されている。このシールテープ自動貼
付け装置は、姿勢変更自在なロボットのヘッドに取り付
けた貼付け装置本体に、シールテープを案内保持する保
持レール、シールテープを貼付け部位へ供給する送り出
しローラ、シールテープをワークの貼付け部位へ押圧す
る押さえローラ、および、ワークのテープ貼付け部位に
沿うトレースローラ、等を装備し、このトレースローラ
を介して貼付け装置本体をワークのテープ貼付け部位に
沿わせて移動させることで、シールテープの貼付けを連
続的に行うように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置では、貼
付け開始時のシールテープの先端がガイドレールや押さ
えローラで案内されただけであったために、シールテー
プの先端が安定し難く、特に伸縮性が大きく柔軟なシー
ルテープの場合に、貼付け開始点に位置精度が出し難い
ものであった。
【0004】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、柔軟なシールテープでも高い位置精度
で貼付け開始を行うことができるシールテープ自動貼付
け装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本第1発明では次のような構成をとる。すなわち、
本発明のシールテープ貼付け装置は、貼付け装置本体と
ワークとを相対移動させて、貼付け装置本体のガイドレ
ール先端から導出したシールテープをワークの所定部位
に貼付けてゆくシールテープ自動貼付け装置において、
前記ガイドレールの先端部位に露出したシールテープの
先端部を両側方からテープ支持針で突き刺し支持して所
定位置まで引き出すテープ支持機構と、テープ支持機構
で引き出されたシールテープを貼付け姿勢に押圧するテ
ープ押付け機構と、を備えてあることを特徴とする。
【0006】また、本第2発明では、上記第1発明の構
成において、前記テープ支持針に、突き刺したシールテ
ープの側面に当接するフランジを備えてあることを特徴
とする。
【0007】
【作用】第1発明の構成によると、貼付け開始時には、
先ずガイドレールの先端部位に露出したシールテープの
先端部を両側方からテープ支持針で突き刺し支持して所
定位置まで引き出し、この引き出したシールテープをテ
ープ押付け機構で貼付け姿勢に押圧する。このようにし
て、シールテープ先端の位置および姿勢を安定させた状
態でワークに押し付けて、貼付けを開始する。
【0008】第2発明の構成によると、シールテープの
先端部を両側方からテープ支持針で突き刺し支持したと
き、シールテープの両側面がテープ支持針のフランジに
当接するので、シールテープの先端姿勢が一層安定す
る。
【0009】
【実施例】図1に示すように、本発明のシールテープ自
動貼付け装置は、貼付け装置本体1と、シールテープ供
給装置2と、多関節型のワーク支持ロボット3とから構
成されている。前記ワーク支持ロボット3は、図2に示
すように、6個の関節軸心J1 〜J6を備えた多関節型
が使用され、そのアームヘッド3aに装着したワークチ
ャックハンド4にワークWがワンタッチで着脱できるよ
うに構成されており、ワークWのテープ貼付け部位が常
に貼付け装置本体1に対する一定位置において一定姿勢
(実施例では上向き)に維持されるように、ワークWに
応じて予め設定したプログラムに基づいてワークWの姿
勢を変更制御するように図示しない制御装置に接続され
ている。
【0010】シールテープ供給装置2は、ボビン5から
セパレータ付きのシールテープTをガイドローラ6およ
びテンション調整用のダンサローラ7を介して貼付け装
置本体1に供給するように構成されている。
【0011】貼付け装置本体1は、支柱8に高さ調節可
能に装着した支持アーム9に前後位置調節可能および角
度調節可能に装着されており、図3ないし図5に示すよ
うに、ボビン5から導出したシールテープTをそのセパ
レータSの装着面を下にした姿勢で所定の経路に案内す
るガイドレール10、シールテープTからセパレータS
を剥離するセパレータ剥離機構11、シールテープTを
ワークWの姿勢変更に対応して送り出すテープ送り出し
機構12、セパレータ張力検出機構13、ガイドレール
10の終端からシールテープTを一定位置まで引き出し
て保持するテープ支持機構14、シールテープTをワー
クWのテープ貼付け部位に押圧するテープ押付け機構1
5、設定長さのテープ貼付け完了後にシールテープTを
切断するテープカット機構16、テープ弛み検出機構1
7、テープ継ぎ目検出機構18、等を装備しており、以
下、各部の構造を詳細に説明する。
【0012】ガイドレール10は一対の断面L形部材を
組み合わせた角筒状に構成されており、前記支持アーム
9に角度調節可能に連結されたフレーム20に連結固定
されている。図7,図8に示すように、このガイドレー
ル10の内部には、上ガイドバー21と横ガイドバー2
2が装備され、各ガイドバー21,22の前後2か所か
ら上方および側方に延出した一対のネジ軸21a,22
aを、ガイドレール10に回転のみ自在に装着したノブ
23,24によって螺進操作することで、挿通されたシ
ールテープTの幅および厚さに応じて各ガイドバー2
1,22を位置調節して、シールテープTをガタツキな
く走行案内できるように構成されている。
【0013】セパレータ剥離機構11は、図3中に示す
ように、ガイドレール10の終端近くの下部に形成した
開口25に臨設された前後一対の予備剥離ローラ26
と、その中間下方に配備されたガイドローラ27と、ガ
イドレール10の終端下部に配備された主剥離ローラ2
8とからなり、シールテープTの接着面に貼付けられた
セパレータSを、一旦予備剥離ローラ26およびガイド
ローラ27に巻回案内することで予備剥離を行い、接着
を弱くした状態で主剥離ローラ28を介してシールテー
プTの接着面からセパレータSを抵抗少なく円滑に剥離
できるように構成されている。
【0014】テープ送り出し機構12は、セパレータS
を強制的に巻き取り搬送することでシールテープTをガ
イドレール10の終端から送り出すように構成されたも
のであって、図3に示すように、巻取りローラ30、挟
持ローラ31、張力検出用の可動ローラ32、および、
ガイドローラ33、等を備えている。前記巻取りローラ
30は、図3および図6に示すように、ガイドレール1
0の下部に連結したフレーム34に軸支され、フレーム
34の背部に装備したモータ35にベルト36を介して
連動連結されている。また、挟持ローラ31は、フレー
ム34に枢支連結されるとともにバネ38によって揺動
付勢された揺動アーム37の一端に装着されており、巻
取りローラ30と挟持ローラ31との間にセパレータS
を挟持して送り出し搬送するよう構成されている。な
お、図1中に示すように、送り出されたセパレータS
は、エア吹き込みを受けるガイドパイプ39に案内され
て回収容器40内に引き込み回収されるようになってい
る。
【0015】セパレータ張力検出機構13は、前記可動
ローラ32と、巻取りローラ30と、ガイドローラ33
と、可動ローラ32の変位を検出する差動トランス41
とから構成されている。可動ローラ32は、巻取りロー
ラ30とガイドローラ33との間でスライド軸受け42
を介して直線スライド可能に支持された左右一対の支軸
43の下端に装着されており、ガイドローラ33、巻取
りローラ30、および、この可動ローラ32によってセ
パレータSを屈曲案内するように配備され、可動ローラ
32がその自重でセパレータSを屈曲緊張するように構
成されている。また、前記支軸43とこれと平行に配備
した差動トランス41のコア軸41aとがその上端で連
結され、セパレータSの張力の変動が可動ローラ32の
変位として差動トランス41で検出されるようになって
いる。
【0016】この構成によると、ワークWに貼付けられ
たシールテープTがワークWの移動に伴って引き出され
る速度とシールテープ送り出し速度(セパレータSの送
り速度)とが誤差内で同調して、貼付けられるシールテ
ープTの伸縮量が設定した許容範囲内にあれば、セパレ
ータSの張力が予め設定された基準値(不感帯を含む)
内にあり、可動ローラ32が基準位置範囲にある。そし
て、シールテープTの引出し速度がシールテープ送り出
し速度より大きくなって、シールテープTが張り気味に
貼付けられるようになると、セパレータSの張力が減少
して可動ローラ32が基準位置から下方に変位する。逆
に、シールテープTの引出し速度がセパレータSの送り
速度より小さくなって、シールテープTが弛み気味に貼
付けられるようになると、セパレータSの張力が増大し
て可動ローラ32が基準位置から上方に変位することに
なり、この可動ローラ32の変位からセパレータSの張
力の変動が検出される。
【0017】そして、図11に示すように、このセパレ
ータ張力の変動に基づいて得られる速度補正量Vt(=
基準張力との張力差×加・減速率)を基準速度V0 に加
算(増速)あるいは減算(減速)して、セパレータ張力
を基準値内に維持するためのテープ送り出し速度Vの演
算がなされ、これに基づいてモータ35が速度制御され
るようになっている。なお、テープ送り出し速度の制御
動作の詳細は、図12に示すフローチャートに基づいて
後述する。
【0018】テープ支持機構14は、支点aを中心に揺
動可能かつ互いに接近離反移動可能な左右一対のスイン
グアーム45、これを揺動駆動するエアシリンダ46、
両スイングアーム45を互いに接近離反移動させるエア
シリンダ47、等を装備するとともに、両スイングアー
ム45の遊端には互いに対向するテープ支持針48が装
着されている。そして、図3中の実線で示すように、エ
アシリンダ46の収縮作動によってスイングアーム45
の遊端がガイドレール10の先端から離れた位置にあ
り、エアシリンダ46が伸長作動するとスイングアーム
45の遊端がガイドレール10の先端に接近する。ま
た、両スイングアーム45が互いに離反している状態で
は、両テープ支持針48の先端間隔がテープ幅より大き
くなり、両スイングアーム45が互いに接近することで
両テープ支持針48の先端間隔がテープ幅より小さくな
るように設定されており、スイングアーム45の遊端を
ガイドレール10の先端に接近させた状態で両スイング
アーム45が互いに接近することでシールテープTに左
右から両テープ支持針48を突き刺すように構成されて
いる。そして、図9中に示すように、各テープ支持針4
8にはフランジ48aが備えられていて、シールテープ
Tの側面をフランジ48aで支持することで、シールテ
ープTを安定した姿勢で引出し保持することができるよ
うに構成されている。
【0019】テープ押付け機構15は、支点bを中心に
揺動可能な揺動アーム50、これを揺動駆動するエアシ
リンダ51、揺動アーム50の遊端に装備された押付け
ローラ52、とからなり、前記スイングアーム45の遊
端に突き刺し支持されて引き出されたシールテープTを
前方下方に押し出すように構成されている。
【0020】テープカット機構16は、図5に示すよう
に、支点cを中心に揺動可能な揺動ブラケット55、こ
れを揺動駆動するエアシリンダ56、揺動ブラケット5
5に装備された熱線カッタ57、等を装備している。揺
動ブラケット55には、ガイド軸58を介して直線スラ
イド可能に支持されてエアシリンダ59でスライド駆動
される可動部材60が装備されており、この可動部材6
0に設けた左右一対のホルダー61に亘って前記熱線カ
ッタ57が水平に張設されている(図10参照)。そし
て、図5中の実線で示すように、エアシリンダ56が伸
長作動して揺動ブラケット55が後退揺動している状態
では熱線カッタ57がガイドレール10の下方に後退
し、図5中の仮想線で示すように、エアシリンダ56が
収縮作動して揺動ブラケット55が進出揺動すると熱線
カッタ57がガイドレール10の先端下方に移動して、
前記上ガイドバー21の突出部21aの下面に形成した
スリット62に対向するようになっている。そして、こ
の位置で、エアシリンダ59が収縮作動することで熱線
カッタ57がスリット62に突入して、ガイドレール1
0から引き出されたシールテープTが下面から溶断され
るようになっている。
【0021】テープ弛み検出機構17は、図5に示すよ
うに、検出片65aを備えたマイクロスイッチ65を前
記上ガイドバー21の先端に装備して構成されており、
シールテープTが引出し緊張状態にあると、シールテー
プTの上面が検知片65aに接触して検知片65aが上
方に変位され、シールテープTが設定以上の弛み状態に
あると検知片65aが下方に復帰変位するようになって
いる。
【0022】図1に示したテープ継ぎ目検出機構18
は、前記ガイドレール10の入口近くの下面に反射式の
光学センサー66を配備して構成されており、テープ継
ぎ目においてセパレータSの接続用に貼付けた接着テー
プ片を感知すると、このテープ継ぎ目がガイドレール1
0から所定量出るまでシールテープTを送り出し制御し
た後、テープカット機構15を作動させて、テープ継ぎ
目を含んだシールテープ部分を排除するようにモータ3
5の駆動制御機構に連係されている。
【0023】本実施例のシールテープ自動貼付け装置
は、以上のように構成されており、以下に、ワークWの
環状シール部にシールテープを貼付けてゆく一巡の動作
を図13〜図18に基づいて説明する。
【0024】(1)初期セット状態では、図13に示す
ように、テープ支持機構14のスイングアーム45がガ
イドレール10の先端近くにあるとともに、テープ押付
け機構15の押付けローラ52は振り上がり姿勢にあ
り、また、テープカット機構16も後退姿勢にある。こ
の初期セット状態において貼付け起動指令がだされる
と、先ず両スイングアーム45が互いに接近作動してシ
ールテープTの先端部を左右からテープ支持針48で突
き刺し支持する。この際、テープ支持針48に備えたフ
ランジ48aでシールテープTを左右から面挟持するの
で、テープ姿勢が安定する。
【0025】(2)次に、図14に示すように、スイン
グアーム45が振り出し揺動して、シールテープTの先
端部を押付けローラ52の下を迂回して前方に引出し保
持する。
【0026】(3)次に、図15に示すように、押付け
ローラ52が振り下げ移動して、シールテープTを少し
引出しながらその先端部付近を下方に押し下げ変形させ
る。
【0027】(4)次に、ワーク支持ロボット3がワー
クWを上昇させて、シールテープTの先端部付近をワー
クWのテープ貼付け部位に押し付けた後、両スイングア
ーム45を離反作動させてテープ先端の支持を解除し、
スイングアーム45をセット位置に復帰揺動させる。
【0028】(5)次に、ワークWを貼付け移動方向と
逆方向に少し移動させて、シールテープTの前端Taま
で押付けローラ52を作用させてワークWに貼付ける。
その後、図16に示すように、ワークWのテープ貼付け
部位が押付けローラ52が作用する一定位置において一
定の上向き姿勢に維持されるようにワーク支持ロボット
3がワークWを移動制御し、これに伴ってシールテープ
Tが相対的にガイドレール10から引き出されるととも
に、モータ35が作動してシールテープTを送り出して
ゆき、押付けローラ52を介してシールテープTが連続
的にワークWのテープ貼付け部位に貼付けられてゆく。
【0029】この際のテープ送り出し速度の制御動作
を、図12に示すフローチャートに基づいて説明する。
すなわち、テープ貼付け行程が開始されると、先ずテー
プ弛み検出機構17からの情報(マイクロスイッチ65
のON/OFF)に基づいてシールテープTの弛みの有
無を判断し(#1 )、弛みがある場合にはモータ35を
停止してワークWの移動によりシールテープTを引き出
し(#2 )、弛みが無い場合には張力検出機構13から
の情報(差動トランス41の出力信号)を読み込む(#
3 )。
【0030】読み込んだセパレータ張力が予め設定され
た最大値より大きいか否かを判断し(#4 )、大きけれ
ばモータ35を停止してワークWの移動によりシールテ
ープTを引き出し(#2 )、読み込んだセパレータ張力
が予め設定された最大値以下の場合には、次のステップ
#5 で基準張力範囲内にあるか否かの判断を行う。
【0031】そして、セパレータ張力が基準張力範囲内
にある場合には、タイマー1で設定された時間後に元に
戻り(#6 )、基準張力範囲から外れているとステップ
#7に移って、基準値に対する大小判断を行う。
【0032】セパレータ張力が基準値より大きい時(シ
ールテープTが弛み気味)には、減速処理に移行して
(#8 )、シールテープ送り出し速度の補正演算が行わ
れ(#9 )、また、セパレータ張力が基準値以下の時
(シールテープTが張り気味)には、増速処理に移動し
て(#10)、シールテープ送り出し速度の補正演算が行
われる(#11)。ここで、ステップ#9 における減速補
正演算、および、ステップ#11における増速補正演算
は、次のようである。 〔減速〕 基準速度−(検出張力と基準張力との差
×減速率) 〔増速〕 基準速度+(検出張力と基準張力との差
×増速率) 以上のようにして演算されたシールテープ送り出し速度
に向けてモータ35の速度修正が行われ(#12)、タイ
マー2で設定された時間後に元に戻る(#13)。なお、
ステップ#12の速度修正行程では、変速初期の立ち上が
りを緩慢にすることでハンチングを回避するようにして
いる。
【0033】(6) 図17に示すように、テープ貼付
けが貼付け終端から設定量手前に達すると、ワークWが
一旦停止される。ロボット3から与えられた停止信号に
基づき、テープ引き出し作動も一旦停止される。続い
て、ワークWを停止させた状態で、テープ引き出し作動
が再開してシールテープTを送り出し、テープ弛み検出
機構17の検出片65aが下方に復帰変位して、ガイド
レール10から導出されたテープT部分に適度の弛みが
形成されたことが検知された時点でモータ35が停止さ
る。この状態で、テープカット機構16の揺動ブラケッ
ト55が振り上げ作動して熱線カッタ57がスリット6
2の下方位置に移動される。
【0034】(7) 次に、図18に示すように、熱線
カッタ57がスリット62に突入上昇してシールテープ
Tが切断されて、テープ後端部TbはワークW上に自重
で落下する。この際、ガイドレール10から導出された
テープT部分は引っ張りのない状態で切断されるので、
切断後にシールテープTが収縮することがなく、シール
テープTが精度よく切断される。その結果、テープ後端
部TbはワークWに貼付けられたシールテープTの前端
部Taにほとんど隙間なく適正に突き合わされることに
なる。
【0035】(8) 最後に、押付けローラ52がテー
プ突き合わせ部位を通過するまでワークWがもう少し前
進移動され、これで1回の貼付け作動が完了する。
【0036】そして、以上の貼付け作動中に、テープ継
ぎ目検出機構18の光学センサー66がテープ継ぎ目に
貼付けた接着テープ片を感知すると、上記貼付け作動完
了後に、テープ継ぎ目がガイドレール10の先端から所
定長さ出るまでシールテープTを送り出し制御した後、
テープカット機構16を作動させて、テープ継ぎ目を含
んだシールテープT部分を排除する。なお、この際のテ
ープ送り出し量の検出は、ステッピングモータに構成さ
れたモータ35の駆動パルスを計数して行われる。
【0037】なお、実施例では貼付け装置本体1を固定
して、ワークWを多関節ロボット3で移動させる形態と
しているが、逆に、ワークWを固定して、貼付け装置本
体1を多関節ロボット3で移動させる形態として実施す
ることも可能である。また、ワークWに応じて寸法切り
したセパレータ付きのシールテープTをガイドレール1
0に1本づつ装填して貼付ける形態とすることもでき
る。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかように、本発明に
係るシールテープ自動貼付け装置によれば、貼付け開始
時におけるシールテープ先端の位置および姿勢をテープ
支持機構により安定させることができ、柔軟なシールテ
ープでも高い精度で貼付け開始することができるように
なった。特に、シールテープ先端を左右から突き刺し支
持するテープ支持針にフランジを備えると、シールテー
プが左右のフランジで面挟持状に支持されて、一層安定
した姿勢での貼付け開始を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシールテープ自動貼付け装置の全
体を示す側面図である。
【図2】ワーク支持ロボットの斜視図である。
【図3】貼付け装置本体の一部を切り欠いた側面図であ
る。
【図4】貼付け装置本体の平面図である。
【図5】貼付け装置本体の反対側からの側面図である。
【図6】テープ送り出し機構の駆動部を示す平面図であ
る。
【図7】ガイドレール先端側からの正面図である。
【図8】図3におけるA−A線断面図である。
【図9】図3におけるB−B矢視図である。
【図10】図5におけるC−C矢視図である。
【図11】テープ送り出し機構の送り出し速度制御系を
示すブロック線図である。
【図12】テープ送り出し速度の制御動作を示すフロー
チャートである。
【図13】テープ自動貼付け動作の初期セット状態を示
す説明図である。
【図14】テープ自動貼付け動作のテープ引き出し行程
を示す説明図である。
【図15】テープ自動貼付け動作のテープ押付け準備行
程を示す説明図である。
【図16】テープ自動貼付け動作の貼付け行程を示す説
明図である。
【図17】テープ自動貼付け動作の切断準備行程を示す
説明図である。
【図18】テープ自動貼付け動作の切断完了行程を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 貼付け装置本体 10 ガイドレール 14 テープ支持機構 15 テープ押付け機構 48 テープ支持針 48a フランジ T シールテープ W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貼付け装置本体とワークとを相対移動さ
    せて、貼付け装置本体のガイドレール先端から導出した
    シールテープをワークの所定部位に貼付けてゆくシール
    テープ自動貼付け装置であって、 前記ガイドレールの先端部位に露出したシールテープの
    先端部を両側方からテープ支持針で突き刺し支持して所
    定位置まで引き出すテープ支持機構と、 テープ支持機構で引き出されたシールテープを貼付け姿
    勢に押圧するテープ押付け機構と、 を備えてたことを特徴とするシールテープ自動貼付け装
    置。
  2. 【請求項2】 前記テープ支持針に、突き刺したシール
    テープの側面に当接するフランジを備えてある請求項1
    記載のシールテープ自動貼付け装置。
JP5024736A 1993-01-19 1993-01-19 シールテープ自動貼付け装置 Pending JPH06210743A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022760A (ja) * 2011-07-15 2013-02-04 Fuk:Kk フィルム貼付装置
JP2020070190A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社フジキン シールテープ巻付装置
CN114290691A (zh) * 2022-01-20 2022-04-08 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种带预贴附功能的自动上冷凝管设备

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