JPH11267306A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JPH11267306A JPH11267306A JP10075527A JP7552798A JPH11267306A JP H11267306 A JPH11267306 A JP H11267306A JP 10075527 A JP10075527 A JP 10075527A JP 7552798 A JP7552798 A JP 7552798A JP H11267306 A JPH11267306 A JP H11267306A
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- special
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- game
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 可変表示装置の表示結果が大当りとならなか
った場合にも、その表示結果を利用して遊技者に遊技の
面白みを提供可能な遊技機を提供する。 【解決手段】 可変表示装置の表示結果が大当りとなら
なかった場合において、その表示結果が特別の表示態様
であった場合には、小当りが発生したものとして短時間
だけ可変入賞球装置を開放するとともにその表示回数を
計数し(SA15)、計数値が所定値になった場合には
(SA16)、大当り制御(SA6以降の処理)が行な
われるようにした。
った場合にも、その表示結果を利用して遊技者に遊技の
面白みを提供可能な遊技機を提供する。 【解決手段】 可変表示装置の表示結果が大当りとなら
なかった場合において、その表示結果が特別の表示態様
であった場合には、小当りが発生したものとして短時間
だけ可変入賞球装置を開放するとともにその表示回数を
計数し(SA15)、計数値が所定値になった場合には
(SA16)、大当り制御(SA6以降の処理)が行な
われるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばパチンコ
遊技機やコイン遊技機、スロットマシンなどで代表され
る遊技機に関し、詳しくは、表示状態が変化可能な可変
表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予め定め
られた特定の表示態様となった場合に遊技者にとって有
利な遊技状態に制御可能となる遊技機に関する。
遊技機やコイン遊技機、スロットマシンなどで代表され
る遊技機に関し、詳しくは、表示状態が変化可能な可変
表示装置を有し、該可変表示装置の表示結果が予め定め
られた特定の表示態様となった場合に遊技者にとって有
利な遊技状態に制御可能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に知られたこの種の遊技
機では、たとえば、可変表示装置に図柄などの識別情報
が可変表示され、可変表示装置の表示結果が予め定めら
れた特定の表示態様となった場合に大当りが発生するな
どして、遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態に制
御可能となるように構成されている。
機では、たとえば、可変表示装置に図柄などの識別情報
が可変表示され、可変表示装置の表示結果が予め定めら
れた特定の表示態様となった場合に大当りが発生するな
どして、遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態に制
御可能となるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遊技機では、たとえ可変表示装置で多くの表示結果が導
出表示されたとしても、その表示結果が前記特定の表示
態様とならない限りは前記有利な遊技状態とはならな
い。この点において、従来の遊技機は可変表示装置の表
示結果に関して今一つ遊技者へのサービスに欠け、十分
な遊技興趣を向上するに至らなかった。
遊技機では、たとえ可変表示装置で多くの表示結果が導
出表示されたとしても、その表示結果が前記特定の表示
態様とならない限りは前記有利な遊技状態とはならな
い。この点において、従来の遊技機は可変表示装置の表
示結果に関して今一つ遊技者へのサービスに欠け、十分
な遊技興趣を向上するに至らなかった。
【0004】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、可変表示装置の表示結果が前記
特定の表示態様とは異なる表示態様となった場合にも遊
技者に遊技の面白みを提供することの可能な遊技機を提
供することである。
のであり、その目的は、可変表示装置の表示結果が前記
特定の表示態様とは異なる表示態様となった場合にも遊
技者に遊技の面白みを提供することの可能な遊技機を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変
表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様と
なった場合に遊技者にとって有利な遊技状態に制御可能
となる遊技機であって、前記可変表示装置の表示結果を
導出表示させるための制御を行なう可変表示制御手段
と、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様
とは異なる特別の表示態様となった回数を特定可能な情
報を記憶可能な特別表示態様情報記憶手段と、該特別表
示態様情報記憶手段が記憶している記憶値が所定値にな
ったことを条件にして、遊技機を遊技者にとって有利な
遊技状態に制御する遊技制御手段とを含むことを特徴と
する。
は、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、該可変
表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示態様と
なった場合に遊技者にとって有利な遊技状態に制御可能
となる遊技機であって、前記可変表示装置の表示結果を
導出表示させるための制御を行なう可変表示制御手段
と、前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様
とは異なる特別の表示態様となった回数を特定可能な情
報を記憶可能な特別表示態様情報記憶手段と、該特別表
示態様情報記憶手段が記憶している記憶値が所定値にな
ったことを条件にして、遊技機を遊技者にとって有利な
遊技状態に制御する遊技制御手段とを含むことを特徴と
する。
【0006】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記遊技制御手段は、前記可
変表示装置の表示結果が前記特別の表示態様となった場
合に、遊技者にとって有利ではあるものの前記有利な遊
技状態よりも遊技者にとっての有利な程度の低い特別遊
技状態に遊技機を制御することを特徴とする。
載の発明の構成に加えて、前記遊技制御手段は、前記可
変表示装置の表示結果が前記特別の表示態様となった場
合に、遊技者にとって有利ではあるものの前記有利な遊
技状態よりも遊技者にとっての有利な程度の低い特別遊
技状態に遊技機を制御することを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明の構成に加えて、所定の記憶値
無効条件が成立した場合に、前記特別表示態様情報記憶
手段が記憶している記憶値により特定される特別の表示
態様となった回数の少なくとも一部を無効にする制御が
可能な記憶値無効制御手段を含むことを特徴とする。
は請求項2に記載の発明の構成に加えて、所定の記憶値
無効条件が成立した場合に、前記特別表示態様情報記憶
手段が記憶している記憶値により特定される特別の表示
態様となった回数の少なくとも一部を無効にする制御が
可能な記憶値無効制御手段を含むことを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の本発明は、請求項1また
は請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記遊技制御
手段は、前記特別表示態様情報記憶手段が記憶している
記憶値が前記所定値に達していない場合に所定の特別遊
技状態制御条件が成立したことを条件にして、遊技者に
とって有利ではあるものの前記有利な遊技状態よりも遊
技者にとっての有利な程度の低い特別遊技状態に遊技機
を制御することを特徴とする。
は請求項3に記載の発明の構成に加えて、前記遊技制御
手段は、前記特別表示態様情報記憶手段が記憶している
記憶値が前記所定値に達していない場合に所定の特別遊
技状態制御条件が成立したことを条件にして、遊技者に
とって有利ではあるものの前記有利な遊技状態よりも遊
技者にとっての有利な程度の低い特別遊技状態に遊技機
を制御することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の発明の構成に加えて、遊技者が前記特別遊技状態制
御条件を成立させるために操作することが可能な操作手
段を含むことを特徴とする。
載の発明の構成に加えて、遊技者が前記特別遊技状態制
御条件を成立させるために操作することが可能な操作手
段を含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、可変表示制
御手段の働きにより、前記可変表示装置の表示結果を導
出表示させるための制御が行なわれる。特別表示態様情
報記憶手段の働きにより、前記可変表示装置の表示結果
が前記特定の表示態様とは異なる特別の表示態様となっ
た回数を特定可能な情報が記憶される。そして、遊技制
御手段の働きにより、特別表示態様情報記憶手段が記憶
している記憶値が所定値になったことを条件にして、遊
技機が遊技者にとって有利な遊技状態に制御される。
御手段の働きにより、前記可変表示装置の表示結果を導
出表示させるための制御が行なわれる。特別表示態様情
報記憶手段の働きにより、前記可変表示装置の表示結果
が前記特定の表示態様とは異なる特別の表示態様となっ
た回数を特定可能な情報が記憶される。そして、遊技制
御手段の働きにより、特別表示態様情報記憶手段が記憶
している記憶値が所定値になったことを条件にして、遊
技機が遊技者にとって有利な遊技状態に制御される。
【0011】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、遊技制御手段の働きに
より、前記可変表示装置の表示結果が前記特別の表示態
様となった場合に、遊技者にとって有利ではあるものの
前記有利な遊技状態よりも遊技者にとっての有利な程度
の低い特別遊技状態に遊技機が制御される。
1に記載の発明の作用に加えて、遊技制御手段の働きに
より、前記可変表示装置の表示結果が前記特別の表示態
様となった場合に、遊技者にとって有利ではあるものの
前記有利な遊技状態よりも遊技者にとっての有利な程度
の低い特別遊技状態に遊技機が制御される。
【0012】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、記憶値
無効制御手段の働きにより、所定の記憶値無効条件が成
立した場合に、前記特別表示態様情報記憶手段が記憶し
ている記憶値により特定される特別の表示態様となった
回数の少なくとも一部を無効にする制御が行なわれる。
1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、記憶値
無効制御手段の働きにより、所定の記憶値無効条件が成
立した場合に、前記特別表示態様情報記憶手段が記憶し
ている記憶値により特定される特別の表示態様となった
回数の少なくとも一部を無効にする制御が行なわれる。
【0013】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項3に記載の発明の作用に加えて、遊技制
御手段の働きにより、前記特別表示態様情報記憶手段が
記憶している記憶値が前記所定値に達していない場合に
所定の特別遊技状態制御条件が成立したことを条件にし
て、遊技者にとって有利ではあるものの前記有利な遊技
状態よりも遊技者にとっての有利な程度の低い特別遊技
状態に遊技機が制御される。
1または請求項3に記載の発明の作用に加えて、遊技制
御手段の働きにより、前記特別表示態様情報記憶手段が
記憶している記憶値が前記所定値に達していない場合に
所定の特別遊技状態制御条件が成立したことを条件にし
て、遊技者にとって有利ではあるものの前記有利な遊技
状態よりも遊技者にとっての有利な程度の低い特別遊技
状態に遊技機が制御される。
【0014】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
4に記載の発明の作用に加えて、操作手段を遊技者が操
作すれば、前記特別遊技状態制御条件を成立させること
が可能とされる。
4に記載の発明の作用に加えて、操作手段を遊技者が操
作すれば、前記特別遊技状態制御条件を成立させること
が可能とされる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示す
が、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機やス
ロットマシンなどであってもよく、表示状態が可変可能
な可変表示装置を有し、当該可変表示装置の表示結果が
予め定められた特定の表示態様となった場合に遊技状態
が遊技者にとって有利な遊技状態に制御可能となる遊技
機であれば、すべてに適用することが可能である。
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示す
が、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機やス
ロットマシンなどであってもよく、表示状態が可変可能
な可変表示装置を有し、当該可変表示装置の表示結果が
予め定められた特定の表示態様となった場合に遊技状態
が遊技者にとって有利な遊技状態に制御可能となる遊技
機であれば、すべてに適用することが可能である。
【0016】図1は、本発明に係る遊技機の一例のパチ
ンコ遊技機1およびこれに対応して設置されたカードユ
ニット35の正面図である。
ンコ遊技機1およびこれに対応して設置されたカードユ
ニット35の正面図である。
【0017】カードユニット35には、カード利用可表
示ランプ47が設けられており、カードユニット35が
使用可能な状態にある旨が、このカード利用可表示ラン
プ47の点灯または点滅により遊技者に知らされる。こ
のカードユニット35は、遊技機設置島に設置されてい
る複数台のパチンコ遊技機1の間に挿入された状態で設
置されており、左右どちらの遊技機に接続されているか
が連結台方向表示器49により表示される。
示ランプ47が設けられており、カードユニット35が
使用可能な状態にある旨が、このカード利用可表示ラン
プ47の点灯または点滅により遊技者に知らされる。こ
のカードユニット35は、遊技機設置島に設置されてい
る複数台のパチンコ遊技機1の間に挿入された状態で設
置されており、左右どちらの遊技機に接続されているか
が連結台方向表示器49により表示される。
【0018】遊技者がカード残高の記録された共通カー
ドをカード挿入口50に挿入すると、その共通カードに
記録されているカード残高が読取られる。そして、遊技
者が貸玉操作を行なうことにより、予め入力設定されて
いる貸出単位額分の残高が減額されるとともに、その貸
出単位額分の打玉がパチンコ遊技機1の上皿89内に貸
出される。
ドをカード挿入口50に挿入すると、その共通カードに
記録されているカード残高が読取られる。そして、遊技
者が貸玉操作を行なうことにより、予め入力設定されて
いる貸出単位額分の残高が減額されるとともに、その貸
出単位額分の打玉がパチンコ遊技機1の上皿89内に貸
出される。
【0019】カードユニット35には端数表示スイッチ
48が設けられており、この端数表示スイッチ48を押
圧操作することにより、たとえばカード残高やエラーが
発生した場合のエラーコードなどの情報をパチンコ遊技
機1に設けられた情報表示器(図示省略)に表示可能で
ある。図中51はカードユニット錠であり、このカード
ユニット錠51に所定のキーを挿入して解錠操作するこ
とにより、カードユニット35の前面側を開成できるよ
うに構成されている。
48が設けられており、この端数表示スイッチ48を押
圧操作することにより、たとえばカード残高やエラーが
発生した場合のエラーコードなどの情報をパチンコ遊技
機1に設けられた情報表示器(図示省略)に表示可能で
ある。図中51はカードユニット錠であり、このカード
ユニット錠51に所定のキーを挿入して解錠操作するこ
とにより、カードユニット35の前面側を開成できるよ
うに構成されている。
【0020】パチンコ遊技機1の遊技盤には、遊技領域
3が形成されている。パチンコ遊技機1には、遊技者が
打球操作するための打球操作ハンドル82が設けられて
おり、この打球操作ハンドル82を遊技者が操作するこ
とにより、上皿89内に貯留されているパチンコ玉を1
個ずつ発射することができる。発射されたパチンコ玉
は、区画レール2の間を通って遊技領域3内に導かれ
る。
3が形成されている。パチンコ遊技機1には、遊技者が
打球操作するための打球操作ハンドル82が設けられて
おり、この打球操作ハンドル82を遊技者が操作するこ
とにより、上皿89内に貯留されているパチンコ玉を1
個ずつ発射することができる。発射されたパチンコ玉
は、区画レール2の間を通って遊技領域3内に導かれ
る。
【0021】遊技領域3の中央には、識別情報の一例と
なる特別図柄を可変表示させることが可能な可変表示装
置4が設けられている。可変表示装置4の下方には、可
変入賞球装置10が設けられている。この可変入賞球装
置10は、ベース板60を遊技盤3に固定することによ
り取付けられている。可変入賞球装置10は、後述する
ソレノイド61aが励磁されることにより開閉板61が
開成して打玉が入賞可能な遊技者にとって有利となる第
1の状態と、ソレノイド61aが消磁されることにより
開閉板61が閉成して打玉が入賞不可能な遊技者にとっ
て不利な第2の状態とに変化可能に構成されている。可
変入賞球装置10には、遊技状態に応じて点灯または点
滅表示する6個のLED62が設けられている。
なる特別図柄を可変表示させることが可能な可変表示装
置4が設けられている。可変表示装置4の下方には、可
変入賞球装置10が設けられている。この可変入賞球装
置10は、ベース板60を遊技盤3に固定することによ
り取付けられている。可変入賞球装置10は、後述する
ソレノイド61aが励磁されることにより開閉板61が
開成して打玉が入賞可能な遊技者にとって有利となる第
1の状態と、ソレノイド61aが消磁されることにより
開閉板61が閉成して打玉が入賞不可能な遊技者にとっ
て不利な第2の状態とに変化可能に構成されている。可
変入賞球装置10には、遊技状態に応じて点灯または点
滅表示する6個のLED62が設けられている。
【0022】可変表示装置4の左側方部分および右側方
部分には、それぞれワープ入口21が設けられている。
このワープ入口21に進入した打玉は、可変表示装置4
の裏面側を通って下方に流下してワープ出口8から再度
遊技領域3に放出される。このため、ワープ出口8から
放出された打玉は、始動口9に比較的入賞しやすい状態
となる。可変表示装置4の左側方部分に設けられたワー
プ入口21に進入した打玉の通過経路には、普通図柄始
動ゲート23が設けられている。この普通図柄始動ゲー
ト23には、玉の通過を検出するための通過球検出器2
3aが設けられている。
部分には、それぞれワープ入口21が設けられている。
このワープ入口21に進入した打玉は、可変表示装置4
の裏面側を通って下方に流下してワープ出口8から再度
遊技領域3に放出される。このため、ワープ出口8から
放出された打玉は、始動口9に比較的入賞しやすい状態
となる。可変表示装置4の左側方部分に設けられたワー
プ入口21に進入した打玉の通過経路には、普通図柄始
動ゲート23が設けられている。この普通図柄始動ゲー
ト23には、玉の通過を検出するための通過球検出器2
3aが設けられている。
【0023】遊技領域3に打込まれた打玉が普通図柄始
動ゲート23に進入すれば、その通過球が通過球検出器
23aにより検出され、その検出出力に基づいて普通図
柄表示器17aが可変開始される。
動ゲート23に進入すれば、その通過球が通過球検出器
23aにより検出され、その検出出力に基づいて普通図
柄表示器17aが可変開始される。
【0024】普通図柄表示器17aはたとえば7セグメ
ント表示器で構成されており、普通図柄と呼ばれる識別
情報が可変表示される。この普通図柄表示器17aの表
示結果が予め定められた特定の識別情報(たとえば7)
となれば、後述するソレノイド20aが励磁されて、始
動口9に設けられた左右1対の可動片20が所定期間だ
け開成し、打玉がより始動入賞しやすい状態となる。こ
の始動口9に入賞した始動入賞球は後述する始動球検出
器9aにより検出され、その検出出力に基づいて可変表
示装置4が可変開始される。
ント表示器で構成されており、普通図柄と呼ばれる識別
情報が可変表示される。この普通図柄表示器17aの表
示結果が予め定められた特定の識別情報(たとえば7)
となれば、後述するソレノイド20aが励磁されて、始
動口9に設けられた左右1対の可動片20が所定期間だ
け開成し、打玉がより始動入賞しやすい状態となる。こ
の始動口9に入賞した始動入賞球は後述する始動球検出
器9aにより検出され、その検出出力に基づいて可変表
示装置4が可変開始される。
【0025】可変表示装置4が可変表示中に打玉が再度
始動口9に始動入賞して始動球検出器9aにより検出さ
れれば、その始動入賞球が記憶され、可変表示装置4が
可変停止した後、再度可変開始可能な状態になってから
前記始動入賞記憶に基づいて可変表示装置4が再度可変
開始される。この始動入賞記憶の上限は、たとえば
「4」と定められている。現時点における始動入賞記憶
個数が始動記憶表示器6により表示される。
始動口9に始動入賞して始動球検出器9aにより検出さ
れれば、その始動入賞球が記憶され、可変表示装置4が
可変停止した後、再度可変開始可能な状態になってから
前記始動入賞記憶に基づいて可変表示装置4が再度可変
開始される。この始動入賞記憶の上限は、たとえば
「4」と定められている。現時点における始動入賞記憶
個数が始動記憶表示器6により表示される。
【0026】可変表示装置4は、たとえば液晶表示可能
なCRT表示機109(図3参照)で構成されており、
特別図柄その他の画像を表示する可変表示部5が設けら
れている。この可変表示部5には、左図柄表示領域と中
図柄表示領域と右図柄表示領域とを3分割して表示可能
であり、各図柄表示領域には、特別図柄が表示される。
左図柄表示領域に表示される特別図柄を左図柄といい、
中図柄表示領域に表示される特別図柄を中図柄といい、
右図柄表示領域に表示される特別図柄を右図柄という。
なCRT表示機109(図3参照)で構成されており、
特別図柄その他の画像を表示する可変表示部5が設けら
れている。この可変表示部5には、左図柄表示領域と中
図柄表示領域と右図柄表示領域とを3分割して表示可能
であり、各図柄表示領域には、特別図柄が表示される。
左図柄表示領域に表示される特別図柄を左図柄といい、
中図柄表示領域に表示される特別図柄を中図柄といい、
右図柄表示領域に表示される特別図柄を右図柄という。
【0027】すべての図柄表示領域で一斉に可変表示が
開始することにより複数種類の特別図柄がそれぞれの表
示領域で上から下に向かってスクロール表示される。そ
の後、所定時間が経過すれば、まず左図柄が停止制御さ
れ、次に右図柄が停止制御され、最後に中図柄が停止制
御される。
開始することにより複数種類の特別図柄がそれぞれの表
示領域で上から下に向かってスクロール表示される。そ
の後、所定時間が経過すれば、まず左図柄が停止制御さ
れ、次に右図柄が停止制御され、最後に中図柄が停止制
御される。
【0028】すべての図柄表示領域の特別図柄が可変停
止された結果、各特別図柄の種類がすべて同一であって
いわゆる大当り図柄のゾロ目(たとえば、777)の表
示結果となった場合には、特定遊技状態(大当り状態)
が発生して可変入賞球装置10の開閉板61が傾動する
ことにより可変入賞球装置10の大入賞口が開口する。
これにより、可変入賞球装置10が第1の状態に制御さ
れ、遊技状態が遊技者にとって有利な状態となる。
止された結果、各特別図柄の種類がすべて同一であって
いわゆる大当り図柄のゾロ目(たとえば、777)の表
示結果となった場合には、特定遊技状態(大当り状態)
が発生して可変入賞球装置10の開閉板61が傾動する
ことにより可変入賞球装置10の大入賞口が開口する。
これにより、可変入賞球装置10が第1の状態に制御さ
れ、遊技状態が遊技者にとって有利な状態となる。
【0029】可変入賞球装置10内には、特定入賞領域
が設けられており、この特定入賞領域に入賞した入賞球
が後述する特定球検出スイッチ61cにより検出され
る。また可変入賞球装置10内に入賞したすべての入賞
球が後述する球数検出スイッチ61bにより検出され
る。具体的には、特定球検出スイッチ61cにより検出
された特定入賞球と、特定入賞領域以外の通常入賞領域
に入賞した通常入賞球とが球数検出スイッチ61bによ
り検出される。第1の状態となった可変入賞球装置10
内に進入した打玉が所定個数(たとえば9個)球数検出
スイッチ61bにより検出された場合または所定期間
(たとえば30秒間)経過した場合のうちのいずれか早
い方の条件が成立した場合に可変入賞球装置10の第1
の状態が終了して第2の状態となる。なお球数検出スイ
ッチ61bによる検出個数は、7セグメント表示器より
なる個数表示器63により表示される。そして、可変入
賞球装置10が第1の状態となっている期間中に進入し
た打玉が特定入賞領域に特定入賞し、可変入賞球装置1
0が第2の状態になった後に特定球検出スイッチ61c
により検出されれば、再度可変入賞球装置10を第1の
状態にする繰返し継続制御(大当り制御)が実行され
る。この繰返し継続制御の実行上限回数はたとえば16
回と定められている。繰返し継続制御において、可変入
賞球装置10が第1の状態にされている状態がラウンド
と呼ばれる。繰返し継続制御の実行上限回数が16回の
場合には、第1ラウンドから第16ラウンドまでの16
ラウンド分、可変入賞球装置10が第1の状態にされ得
る。
が設けられており、この特定入賞領域に入賞した入賞球
が後述する特定球検出スイッチ61cにより検出され
る。また可変入賞球装置10内に入賞したすべての入賞
球が後述する球数検出スイッチ61bにより検出され
る。具体的には、特定球検出スイッチ61cにより検出
された特定入賞球と、特定入賞領域以外の通常入賞領域
に入賞した通常入賞球とが球数検出スイッチ61bによ
り検出される。第1の状態となった可変入賞球装置10
内に進入した打玉が所定個数(たとえば9個)球数検出
スイッチ61bにより検出された場合または所定期間
(たとえば30秒間)経過した場合のうちのいずれか早
い方の条件が成立した場合に可変入賞球装置10の第1
の状態が終了して第2の状態となる。なお球数検出スイ
ッチ61bによる検出個数は、7セグメント表示器より
なる個数表示器63により表示される。そして、可変入
賞球装置10が第1の状態となっている期間中に進入し
た打玉が特定入賞領域に特定入賞し、可変入賞球装置1
0が第2の状態になった後に特定球検出スイッチ61c
により検出されれば、再度可変入賞球装置10を第1の
状態にする繰返し継続制御(大当り制御)が実行され
る。この繰返し継続制御の実行上限回数はたとえば16
回と定められている。繰返し継続制御において、可変入
賞球装置10が第1の状態にされている状態がラウンド
と呼ばれる。繰返し継続制御の実行上限回数が16回の
場合には、第1ラウンドから第16ラウンドまでの16
ラウンド分、可変入賞球装置10が第1の状態にされ得
る。
【0030】特に大当りが予め定められた特別図柄によ
り発生した場合には、大当り発生に基づくすべての繰返
し継続制御が終了した後、大当りの発生する確率が高く
なり、高確率(確変)状態となる。高確率状態を生じさ
せる特別図柄を特に確変図柄という。高確率状態は、た
とえば、確変図柄で大当り発生後、大当りが2回発生す
るまで継続する。なお、遊技状態が高確率状態に制御さ
れている際に確変図柄で大当りが発生した場合には、そ
の大当り発生後、さらに大当りが2回発生するまで高確
率状態が継続することになる。
り発生した場合には、大当り発生に基づくすべての繰返
し継続制御が終了した後、大当りの発生する確率が高く
なり、高確率(確変)状態となる。高確率状態を生じさ
せる特別図柄を特に確変図柄という。高確率状態は、た
とえば、確変図柄で大当り発生後、大当りが2回発生す
るまで継続する。なお、遊技状態が高確率状態に制御さ
れている際に確変図柄で大当りが発生した場合には、そ
の大当り発生後、さらに大当りが2回発生するまで高確
率状態が継続することになる。
【0031】一方、可変表示装置10の表示結果がゾロ
目ではない場合には、いわゆる外れとなる。しかしなが
ら、外れの結果がたとえば連番(たとえば、123、7
89、9ABなど)であった場合には、「小当り」が発
生して可変入賞球装置10の開閉板61が傾動し、所定
の小当り期間(たとえば6秒)だけ大入賞口が開口する
小当り制御が実行される。ただし、可変入賞球装置10
の大入賞口が開口している開口期間に打玉が所定個数
(たとえば8個)だけ球数検出スイッチ61bにより検
出された場合には、その開口期間が経過していなくとも
開閉板61が閉成する。また、一旦、開閉板61が閉成
すれば、たとえ開閉板61の閉成前に打玉が特定入賞領
域に特定入賞していたとしてもその特定入賞に基づいて
再度大入賞口が開口し、繰返し継続制御が行なわれるこ
とはない。
目ではない場合には、いわゆる外れとなる。しかしなが
ら、外れの結果がたとえば連番(たとえば、123、7
89、9ABなど)であった場合には、「小当り」が発
生して可変入賞球装置10の開閉板61が傾動し、所定
の小当り期間(たとえば6秒)だけ大入賞口が開口する
小当り制御が実行される。ただし、可変入賞球装置10
の大入賞口が開口している開口期間に打玉が所定個数
(たとえば8個)だけ球数検出スイッチ61bにより検
出された場合には、その開口期間が経過していなくとも
開閉板61が閉成する。また、一旦、開閉板61が閉成
すれば、たとえ開閉板61の閉成前に打玉が特定入賞領
域に特定入賞していたとしてもその特定入賞に基づいて
再度大入賞口が開口し、繰返し継続制御が行なわれるこ
とはない。
【0032】また、小当りの発生回数は、累積的に小当
り回数表示器17bに表示される。小当りが発生した時
点から所定の小当り有効期間内に再度小当りが発生した
場合には、小当り回数表示器17bの表示回数が加算更
新(+1)される。一方、小当り有効期間内に小当りが
発生しない場合には、小当り回数表示器17bの表示回
数が減算更新(−1)される。そして、小当り回数表示
器17bの表示回数(以下、小当り有効回数という)が
所定の大当り発生回数(たとえば5回)に達する小当り
が発生した場合には、可変表示装置10の表示結果が大
当り図柄のゾロ目となった場合と同様にして可変表示装
置10が前記第1の状態に制御され、繰返し継続制御
(大当り制御)が開始される。
り回数表示器17bに表示される。小当りが発生した時
点から所定の小当り有効期間内に再度小当りが発生した
場合には、小当り回数表示器17bの表示回数が加算更
新(+1)される。一方、小当り有効期間内に小当りが
発生しない場合には、小当り回数表示器17bの表示回
数が減算更新(−1)される。そして、小当り回数表示
器17bの表示回数(以下、小当り有効回数という)が
所定の大当り発生回数(たとえば5回)に達する小当り
が発生した場合には、可変表示装置10の表示結果が大
当り図柄のゾロ目となった場合と同様にして可変表示装
置10が前記第1の状態に制御され、繰返し継続制御
(大当り制御)が開始される。
【0033】小当り有効回数が前記「大当り発生回数」
に達するまでに、遊技者がパチンコ遊技機1の左下に設
けられた終了操作ボタン87を押圧すれば、可変入賞球
装置10の開閉板61が傾動して大入賞口が開口し、小
当り制御が実行される。大入賞口の開口期間は小当り回
数表示器17bの表示回数に比例して長くなるように構
成されているが、その最大開口期間は、大当りが発生し
た場合に可変入賞球装置10が開口する最長期間(たと
えば前述したように30秒間)よりも短い。また、開口
期間に打玉が所定個数(たとえば8個)だけ球数検出ス
イッチ61bにより検出された場合には、小当りが発生
した場合と同様に開口期間が経過していなくとも開閉板
61が閉成する。一旦、開閉板61が閉成すれば、たと
え開閉板61の閉成前に打玉が特定入賞領域に特定入賞
していたとしてもその特定入賞に基づいて再度大入賞口
が開口し、繰返し継続制御が行なわれることはない。
に達するまでに、遊技者がパチンコ遊技機1の左下に設
けられた終了操作ボタン87を押圧すれば、可変入賞球
装置10の開閉板61が傾動して大入賞口が開口し、小
当り制御が実行される。大入賞口の開口期間は小当り回
数表示器17bの表示回数に比例して長くなるように構
成されているが、その最大開口期間は、大当りが発生し
た場合に可変入賞球装置10が開口する最長期間(たと
えば前述したように30秒間)よりも短い。また、開口
期間に打玉が所定個数(たとえば8個)だけ球数検出ス
イッチ61bにより検出された場合には、小当りが発生
した場合と同様に開口期間が経過していなくとも開閉板
61が閉成する。一旦、開閉板61が閉成すれば、たと
え開閉板61の閉成前に打玉が特定入賞領域に特定入賞
していたとしてもその特定入賞に基づいて再度大入賞口
が開口し、繰返し継続制御が行なわれることはない。
【0034】このように、このパチンコ遊技機1では、
可変表示装置4の表示結果がたとえ大当りを発生させる
結果とならなかった場合であっても、大当りに比べて発
生頻度の高い小当りが発生すれば、短期間ではあるが可
変入賞球装置10が開口して打玉を入賞させることが可
能となる。さらに、小当りが所定期間内に連続して発生
すれば、大当りが発生した場合と同様の遊技制御が行な
われる。このため、可変表示装置4の表示結果がたとえ
大当りを発生させる結果とならなかった場合であって
も、その表示結果に対する遊技者の期待感を付与でき
る。また、小当り回数表示器17bに小当り有効回数が
表示されるために、遊技者の遊技継続の意欲を高めるこ
とができる。一方、小当り有効期間内に次の小当りが発
生しない場合には、小当り有効期間を経過する毎にそれ
まで計数されていた小当り有効回数が減少していくため
に、緊張感のある遊技を提供できる。
可変表示装置4の表示結果がたとえ大当りを発生させる
結果とならなかった場合であっても、大当りに比べて発
生頻度の高い小当りが発生すれば、短期間ではあるが可
変入賞球装置10が開口して打玉を入賞させることが可
能となる。さらに、小当りが所定期間内に連続して発生
すれば、大当りが発生した場合と同様の遊技制御が行な
われる。このため、可変表示装置4の表示結果がたとえ
大当りを発生させる結果とならなかった場合であって
も、その表示結果に対する遊技者の期待感を付与でき
る。また、小当り回数表示器17bに小当り有効回数が
表示されるために、遊技者の遊技継続の意欲を高めるこ
とができる。一方、小当り有効期間内に次の小当りが発
生しない場合には、小当り有効期間を経過する毎にそれ
まで計数されていた小当り有効回数が減少していくため
に、緊張感のある遊技を提供できる。
【0035】また、終了操作ボタン87を操作すれば現
時点における「小当り有効回数」に応じた開口期間だけ
可変入賞球装置10の大入賞口が開口するために、何ら
かの都合で「小当り有効回数」が「大当り発生回数」に
達する前に遊技を終了させなければならない遊技者が、
これまで苦労して獲得した「小当り有効回数」を無駄に
してしまうこともない。
時点における「小当り有効回数」に応じた開口期間だけ
可変入賞球装置10の大入賞口が開口するために、何ら
かの都合で「小当り有効回数」が「大当り発生回数」に
達する前に遊技を終了させなければならない遊技者が、
これまで苦労して獲得した「小当り有効回数」を無駄に
してしまうこともない。
【0036】パチンコ遊技機1の遊技領域3には、その
他、風車19、通常の入賞口7,11,15、および、
打込まれた打玉がいずれの入賞領域や可変入賞球装置に
も入賞しなかった場合にアウト玉として回収するアウト
口16が設けられている。さらに、遊技盤3には、飾り
図柄表示用のサイドランプ22が設けられている。
他、風車19、通常の入賞口7,11,15、および、
打込まれた打玉がいずれの入賞領域や可変入賞球装置に
も入賞しなかった場合にアウト玉として回収するアウト
口16が設けられている。さらに、遊技盤3には、飾り
図柄表示用のサイドランプ22が設けられている。
【0037】また、始動口9、可変入賞球装置10、通
常の入賞口7,11,15などの各種入賞領域に打玉が
入賞すると、その入賞口に応じた所定個数の景品玉が上
皿89に払出される。上皿89の下方には、上皿玉抜き
レバー84を操作することにより上皿89から排出され
る打玉を貯留しておくための下皿86が設けられてい
る。下皿86に貯留された打玉は、下皿玉抜きレバー8
5を操作することにより排出できる。さらに遊技盤3の
上部の左右には、ステレオ音の音声などの効果音を発生
するためのスピーカ81,81が設けられている。ま
た、図中83は、パチンコ遊技機1の前面側の枠である
前面枠を開閉できないようにするための鍵である。
常の入賞口7,11,15などの各種入賞領域に打玉が
入賞すると、その入賞口に応じた所定個数の景品玉が上
皿89に払出される。上皿89の下方には、上皿玉抜き
レバー84を操作することにより上皿89から排出され
る打玉を貯留しておくための下皿86が設けられてい
る。下皿86に貯留された打玉は、下皿玉抜きレバー8
5を操作することにより排出できる。さらに遊技盤3の
上部の左右には、ステレオ音の音声などの効果音を発生
するためのスピーカ81,81が設けられている。ま
た、図中83は、パチンコ遊技機1の前面側の枠である
前面枠を開閉できないようにするための鍵である。
【0038】次に、パチンコ遊技機1の遊技制御に用い
られる制御回路について説明する。図2および図3は、
パチンコ遊技機1の遊技状態を制御する遊技制御基板に
設けられた各種制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
られる制御回路について説明する。図2および図3は、
パチンコ遊技機1の遊技状態を制御する遊技制御基板に
設けられた各種制御回路の構成を示すブロック図であ
る。
【0039】図2および図3を参照して、制御回路は、
基本回路200、アドレスデコード回路201、入力回
路202、LED回路203、情報出力回路204、初
期リセット回路205、定期リセット回路206、電飾
信号回路207、ソレノイド回路208、設定スイッチ
209、CRT回路210、賞球個数信号出力回路21
1、ランプ回路212、音声合成回路213、音量増幅
回路214、電源回路215を含む。
基本回路200、アドレスデコード回路201、入力回
路202、LED回路203、情報出力回路204、初
期リセット回路205、定期リセット回路206、電飾
信号回路207、ソレノイド回路208、設定スイッチ
209、CRT回路210、賞球個数信号出力回路21
1、ランプ回路212、音声合成回路213、音量増幅
回路214、電源回路215を含む。
【0040】基本回路200は、遊技制御プログラムに
従ってパチンコ遊技機1の各種機器を制御する。基本回
路200の内部には、マイクロコンピュータ(マイコ
ン)200aが設けられている。マイクロコンピュータ
200aには、遊技制御プログラムを記憶しているRO
M200c(Read Only Memory)、遊技制御プログラム
に従って制御動作を行なうためのCPU(Central Proc
essing Unit )200b、CPUのワーク用メモリとし
て機能するRAM(Random Access Memory)200d、
その他図示を省略するがI/O(Input/Output)ポー
ト、クロック発生回路などが設けられている。
従ってパチンコ遊技機1の各種機器を制御する。基本回
路200の内部には、マイクロコンピュータ(マイコ
ン)200aが設けられている。マイクロコンピュータ
200aには、遊技制御プログラムを記憶しているRO
M200c(Read Only Memory)、遊技制御プログラム
に従って制御動作を行なうためのCPU(Central Proc
essing Unit )200b、CPUのワーク用メモリとし
て機能するRAM(Random Access Memory)200d、
その他図示を省略するがI/O(Input/Output)ポー
ト、クロック発生回路などが設けられている。
【0041】入力回路202には、終了操作ボタン87
の操作の有無を検出する操作検出スイッチ87a、始動
口9に始動入賞した打玉を検出するための始動球検出器
9a、可変入賞球装置10の特定入賞領域に入賞した打
玉を検出するための特定球検出スイッチ61c、可変入
賞球装置10の大入賞口に入賞した打玉を検出するため
の球数検出スイッチ61b、普通図柄始動ゲート23を
通過した打玉を検出するための通過球検出器23aがそ
れぞれ接続される。入力回路202は、始動球検出器9
aから出力される始動入賞信号など、各検出器から出力
される検出信号を基本回路200へ送信する。さらに入
力回路202は、操作検出スイッチ87aから出力され
る操作信号を基本回路200へ送信する。基本回路20
0は、操作信号に基づいてRAM200dに記憶してい
る小当り有効回数に応じた小当り制御を行なう。これに
より、可変入賞球装置10が所定期間だけ開口するとと
もにRAM200dの小当り有効回数が0にリセットさ
れる。
の操作の有無を検出する操作検出スイッチ87a、始動
口9に始動入賞した打玉を検出するための始動球検出器
9a、可変入賞球装置10の特定入賞領域に入賞した打
玉を検出するための特定球検出スイッチ61c、可変入
賞球装置10の大入賞口に入賞した打玉を検出するため
の球数検出スイッチ61b、普通図柄始動ゲート23を
通過した打玉を検出するための通過球検出器23aがそ
れぞれ接続される。入力回路202は、始動球検出器9
aから出力される始動入賞信号など、各検出器から出力
される検出信号を基本回路200へ送信する。さらに入
力回路202は、操作検出スイッチ87aから出力され
る操作信号を基本回路200へ送信する。基本回路20
0は、操作信号に基づいてRAM200dに記憶してい
る小当り有効回数に応じた小当り制御を行なう。これに
より、可変入賞球装置10が所定期間だけ開口するとと
もにRAM200dの小当り有効回数が0にリセットさ
れる。
【0042】さらに入力回路202には、入賞玉処理装
置(図示省略)から当たり玉信号A,Bが入力される。
この当たり玉信号A,Bは、入賞玉処理装置で入賞玉が
検出されることに基づいて出力される信号である。この
パチンコ遊技機1では、パチンコ玉の入賞位置に応じて
払出される景品玉数が2種類定められているために、払
出すべき景品玉数を特定するための当たり玉信号がそれ
ぞれA,Bの2種類定められている。入力回路202
は、当たり玉信号A,Bを基本回路200へ出力する。
置(図示省略)から当たり玉信号A,Bが入力される。
この当たり玉信号A,Bは、入賞玉処理装置で入賞玉が
検出されることに基づいて出力される信号である。この
パチンコ遊技機1では、パチンコ玉の入賞位置に応じて
払出される景品玉数が2種類定められているために、払
出すべき景品玉数を特定するための当たり玉信号がそれ
ぞれA,Bの2種類定められている。入力回路202
は、当たり玉信号A,Bを基本回路200へ出力する。
【0043】LED回路203には、小当り回数表示器
17bのLED、個数表示LED63、始動記憶表示器
6のLED、普通図柄表示器17aの普通図柄を表示す
るためのLED、通過記憶表示器18のLEDと接続さ
れる。LED回路203は、基本回路200から出力さ
れる制御信号に応じて、上記各LEDの点灯状態を制御
する。
17bのLED、個数表示LED63、始動記憶表示器
6のLED、普通図柄表示器17aの普通図柄を表示す
るためのLED、通過記憶表示器18のLEDと接続さ
れる。LED回路203は、基本回路200から出力さ
れる制御信号に応じて、上記各LEDの点灯状態を制御
する。
【0044】初期リセット回路205は、電源投入時に
基本回路200をリセットするための回路である。初期
リセット回路205から送られてきた初期リセットパル
スに応答して、基本回路200はパチンコ遊技機1を初
期化する。
基本回路200をリセットするための回路である。初期
リセット回路205から送られてきた初期リセットパル
スに応答して、基本回路200はパチンコ遊技機1を初
期化する。
【0045】定期リセット回路206は、基本回路20
0に対し、定期的(たとえば2msecごと)にリセッ
トパルスを与え、ROM200cに記憶されている遊技
制御プログラムを先頭から繰返し実行させるための回路
である。
0に対し、定期的(たとえば2msecごと)にリセッ
トパルスを与え、ROM200cに記憶されている遊技
制御プログラムを先頭から繰返し実行させるための回路
である。
【0046】ソレノイド回路208は、始動口9の可動
片20を駆動するためのソレノイド20a、および可変
入賞球装置10の開閉板61を駆動するためのソレノイ
ド61aを制御するための回路である。ソレノイド回路
208は、基本回路200から出力される制御信号に応
答して、所定のタイミングでソレノイド20aおよびソ
レノイド61aを作動させる。
片20を駆動するためのソレノイド20a、および可変
入賞球装置10の開閉板61を駆動するためのソレノイ
ド61aを制御するための回路である。ソレノイド回路
208は、基本回路200から出力される制御信号に応
答して、所定のタイミングでソレノイド20aおよびソ
レノイド61aを作動させる。
【0047】アドレスデコード回路201は、基本回路
200内のマイクロコンピュータ200aから送られて
きたアドレス信号をデコードし、マイクロコンピュータ
200a内部に含まれるROM200c、RAM200
dなどのいずれか1つを選択するための信号を出力する
回路である。
200内のマイクロコンピュータ200aから送られて
きたアドレス信号をデコードし、マイクロコンピュータ
200a内部に含まれるROM200c、RAM200
dなどのいずれか1つを選択するための信号を出力する
回路である。
【0048】情報出力回路204は、基本回路200か
ら与えられるデータ信号に基づいて、大当り情報や図柄
確定情報、確率変動情報などの各種遊技情報をホストコ
ンピュータであるホール用管理コンピュータなどに対し
て出力する。ここで、大当り情報とは、大当りの発生を
示すための情報であり、図柄確定情報とは、始動口9に
入賞した打玉の入賞個数のうち実際に可変表示装置4に
おける図柄の可変表示の始動に使用された個数を示すた
めの情報であり、確率変動情報とは、高確率状態の発生
に関する情報である。設定スイッチ209は、大当り確
率を設定するためのスイッチである。
ら与えられるデータ信号に基づいて、大当り情報や図柄
確定情報、確率変動情報などの各種遊技情報をホストコ
ンピュータであるホール用管理コンピュータなどに対し
て出力する。ここで、大当り情報とは、大当りの発生を
示すための情報であり、図柄確定情報とは、始動口9に
入賞した打玉の入賞個数のうち実際に可変表示装置4に
おける図柄の可変表示の始動に使用された個数を示すた
めの情報であり、確率変動情報とは、高確率状態の発生
に関する情報である。設定スイッチ209は、大当り確
率を設定するためのスイッチである。
【0049】電飾信号回路207は、遊技機に設けられ
た複数種類の電飾(図示省略)の点灯状態を制御する電
飾基板(図示省略)へランプ制御データD0〜D3を送
信する。ランプ制御データD0〜D3は、電飾の点灯状
態を制御するためのデータであり、大当り時、あるいは
高確率状態などにおける電飾の点灯状態を指定する。な
お、ランプ制御データコモンは共通線信号である。
た複数種類の電飾(図示省略)の点灯状態を制御する電
飾基板(図示省略)へランプ制御データD0〜D3を送
信する。ランプ制御データD0〜D3は、電飾の点灯状
態を制御するためのデータであり、大当り時、あるいは
高確率状態などにおける電飾の点灯状態を指定する。な
お、ランプ制御データコモンは共通線信号である。
【0050】CRT回路210は、基本回路200から
出力される制御信号に従って、CRT表示機109を駆
動制御するための回路である。CRT回路210からC
RT表示機109に送信される信号の中には、コマンド
信号としてのCD0〜CD7と、表示制御通信トリガ信
号(割込信号)であるINTとが含まれる。さらに、C
RT回路210とCRT表示機109とを接続する信号
線には、電源供給のための+5V線と、+12V線と、
グランド信号線であるGND線とがある。基本回路20
0は、定期リセット回路206からの定期リセット信号
が入力されたタイミングでCRT回路210を介してC
RT表示機109へ、割込信号(INT)と画像表示制
御信号(コマンド信号CD0〜CD7)とを出力する。
出力される制御信号に従って、CRT表示機109を駆
動制御するための回路である。CRT回路210からC
RT表示機109に送信される信号の中には、コマンド
信号としてのCD0〜CD7と、表示制御通信トリガ信
号(割込信号)であるINTとが含まれる。さらに、C
RT回路210とCRT表示機109とを接続する信号
線には、電源供給のための+5V線と、+12V線と、
グランド信号線であるGND線とがある。基本回路20
0は、定期リセット回路206からの定期リセット信号
が入力されたタイミングでCRT回路210を介してC
RT表示機109へ、割込信号(INT)と画像表示制
御信号(コマンド信号CD0〜CD7)とを出力する。
【0051】ランプ回路212は、枠ランプ22と接続
される。ランプ回路212は、基本回路200から出力
される制御信号に応じて、上記各ランプの点灯状態を制
御する。
される。ランプ回路212は、基本回路200から出力
される制御信号に応じて、上記各ランプの点灯状態を制
御する。
【0052】電源回路215は、AC24Vの交流電源
に接続され、+30V、+21V、+12V、+5Vの
複数種類の直流電圧を各回路に供給するための回路であ
る。なお、電源回路215から発生される+30Vの直
流電圧はCRT表示機109へ出力される。
に接続され、+30V、+21V、+12V、+5Vの
複数種類の直流電圧を各回路に供給するための回路であ
る。なお、電源回路215から発生される+30Vの直
流電圧はCRT表示機109へ出力される。
【0053】音声合成回路213は、基本回路200か
ら出力される音声発生指令信号に応じて効果音データを
合成し、合成した効果音データを音量増幅回路214に
与える。音量増幅回路214は、効果音を増幅して電飾
基板へ出力する。
ら出力される音声発生指令信号に応じて効果音データを
合成し、合成した効果音データを音量増幅回路214に
与える。音量増幅回路214は、効果音を増幅して電飾
基板へ出力する。
【0054】基本回路200は、当たり玉信号の種類
(A,B)に応じて払出すべき景品玉の個数データであ
る賞球個数データを賞球個数信号出力回路211に出力
する。賞球個数信号出力回路211は、これに応じて、
払出すべき賞球数を特定するための賞球個数信号0〜3
を払出制御基板(図示省略)へ出力する。なお、賞球個
数信号コモンは共通線信号である。
(A,B)に応じて払出すべき景品玉の個数データであ
る賞球個数データを賞球個数信号出力回路211に出力
する。賞球個数信号出力回路211は、これに応じて、
払出すべき賞球数を特定するための賞球個数信号0〜3
を払出制御基板(図示省略)へ出力する。なお、賞球個
数信号コモンは共通線信号である。
【0055】図4は、本実施形態におけるパチンコ遊技
機1に用いられる主なランダムカウンタの種類とその内
容を示す説明図である。ランダムカウンタとは、可変表
示装置4の特別図柄の可変表示制御などに用いられる乱
数をカウントするカウンタである。図4には、C_RN
D1、C_RND_L、C_RND_C、C_RND_
R、C_RND_RCHの5種類のランダムカウンタが
示されている。これらのランダムカウンタの値がパチン
コ遊技中の所定のタイミングで読出され、その値に基づ
いて可変表示装置4の可変表示動作が制御される。ラン
ダムカウンタのカウント値の抽出処理は、基本回路20
0の内部に設けられたCPU200bがROM200c
内に記憶された制御プログラムに従って実行する。
機1に用いられる主なランダムカウンタの種類とその内
容を示す説明図である。ランダムカウンタとは、可変表
示装置4の特別図柄の可変表示制御などに用いられる乱
数をカウントするカウンタである。図4には、C_RN
D1、C_RND_L、C_RND_C、C_RND_
R、C_RND_RCHの5種類のランダムカウンタが
示されている。これらのランダムカウンタの値がパチン
コ遊技中の所定のタイミングで読出され、その値に基づ
いて可変表示装置4の可変表示動作が制御される。ラン
ダムカウンタのカウント値の抽出処理は、基本回路20
0の内部に設けられたCPU200bがROM200c
内に記憶された制御プログラムに従って実行する。
【0056】C_RND1は、可変表示装置4における
特別図柄の可変表示の結果、大当りを発生させるか否か
を事前に決定するための大当り決定用ランダムカウンタ
である。なお、このC_RND1のカウンタ値に基づい
て大当り以外とすることが事前決定された場合には、さ
らにこのC_RND1のカウンタ値に基づいて小当りと
するか否かが事前決定される。C_RND1は、「0〜
377」のカウント範囲で、カウンタ値が0.002秒
ごとに1ずつカウントアップ(加算)される。C_RN
D1は、その上限までカウントアップされると、再度0
からカウントをし直すように構成されている。なお、
0.002秒とは、基本回路200において、定期リセ
ット回路206から出力された定期リセット信号に応答
して遊技制御プログラムが繰返し実行される間隔であ
る。
特別図柄の可変表示の結果、大当りを発生させるか否か
を事前に決定するための大当り決定用ランダムカウンタ
である。なお、このC_RND1のカウンタ値に基づい
て大当り以外とすることが事前決定された場合には、さ
らにこのC_RND1のカウンタ値に基づいて小当りと
するか否かが事前決定される。C_RND1は、「0〜
377」のカウント範囲で、カウンタ値が0.002秒
ごとに1ずつカウントアップ(加算)される。C_RN
D1は、その上限までカウントアップされると、再度0
からカウントをし直すように構成されている。なお、
0.002秒とは、基本回路200において、定期リセ
ット回路206から出力された定期リセット信号に応答
して遊技制御プログラムが繰返し実行される間隔であ
る。
【0057】C_RND_R、C_RND_C、C_R
ND_Lは、左、中、右の各図柄表示領域のそれぞれに
導出表示させる左、中、右図柄の種類を決定するための
図柄表示用ランダムカウンタである。C_RND_L、
C_RND_C、C_RND_Rの各々のカウント範囲
は「0〜14」である。
ND_Lは、左、中、右の各図柄表示領域のそれぞれに
導出表示させる左、中、右図柄の種類を決定するための
図柄表示用ランダムカウンタである。C_RND_L、
C_RND_C、C_RND_Rの各々のカウント範囲
は「0〜14」である。
【0058】C_RND_Lのカウンタ値は0.002
秒ごとに1つずつカウントアップされる。C_RND_
Cのカウンタ値は0.002秒ごとに1つずつカウント
アップされるとともに、基本回路200の割込処理動作
の余り時間を利用してカウントアップされる。C_RN
D_Rのカウンタ値はC_RND_Cの桁上げのとき1
つずつカウントアップされる。
秒ごとに1つずつカウントアップされる。C_RND_
Cのカウンタ値は0.002秒ごとに1つずつカウント
アップされるとともに、基本回路200の割込処理動作
の余り時間を利用してカウントアップされる。C_RN
D_Rのカウンタ値はC_RND_Cの桁上げのとき1
つずつカウントアップされる。
【0059】C_RND_RCHは、可変表示部5にリ
ーチ状態を表示させる際に、複数種類のリーチ状態の中
からいずれのリーチ状態を選択して可変表示部5に表示
させるかを定めるためのランダムカウンタである。C_
RND_RCHのカウント範囲は、「0〜11」であ
る。C_RND_RCHのカウンタ値は、0.002秒
ごとに1つずつカウントアップされるとともに、基本回
路200の割込処理動作の余り時間を利用して1つずつ
カウントアップされる。
ーチ状態を表示させる際に、複数種類のリーチ状態の中
からいずれのリーチ状態を選択して可変表示部5に表示
させるかを定めるためのランダムカウンタである。C_
RND_RCHのカウント範囲は、「0〜11」であ
る。C_RND_RCHのカウンタ値は、0.002秒
ごとに1つずつカウントアップされるとともに、基本回
路200の割込処理動作の余り時間を利用して1つずつ
カウントアップされる。
【0060】リーチは、特別図柄の可変表示が一斉に開
始された後、たとえば左図柄および右図柄が停止制御さ
れた段階で、両図柄が同一図柄であることにより成立す
る。リーチが成立すれば、残る中図柄表示領域に左右の
図柄と同一図柄が停止することで大当りが発生するため
に、遊技者は大当りの発生に大きな期待を抱く。
始された後、たとえば左図柄および右図柄が停止制御さ
れた段階で、両図柄が同一図柄であることにより成立す
る。リーチが成立すれば、残る中図柄表示領域に左右の
図柄と同一図柄が停止することで大当りが発生するため
に、遊技者は大当りの発生に大きな期待を抱く。
【0061】図5は、ランダムカウンタC_RND1の
値により大当りを発生させるか否かを事前に決定するた
めの制御手順を示すフローチャートである。また、図6
は、ランダムカウンタC_RND1の値により小当りを
発生させるか否かを事前に決定するための制御手順を示
すフローチャートである。両図を参照して、可変表示装
置4の可変表示結果を大当りとするか小当りとするか、
あるいは外れとするかを決定するための手順、および、
可変表示部5に停止表示される左図柄、中図柄、右図柄
の種類を決定するための手順について説明する。
値により大当りを発生させるか否かを事前に決定するた
めの制御手順を示すフローチャートである。また、図6
は、ランダムカウンタC_RND1の値により小当りを
発生させるか否かを事前に決定するための制御手順を示
すフローチャートである。両図を参照して、可変表示装
置4の可変表示結果を大当りとするか小当りとするか、
あるいは外れとするかを決定するための手順、および、
可変表示部5に停止表示される左図柄、中図柄、右図柄
の種類を決定するための手順について説明する。
【0062】まず、図5を参照して、始動入賞の発生と
同時にC_RND1の値が抽出され、抽出されたC_R
ND1の値が大当り決定値「7」であれば大当りとする
ことが事前決定され、大当り決定値「7」以外であれば
大当り以外とすることが事前決定される。なお、遊技状
態が高確率状態にある場合には、「7、11、79」が
大当り決定値とされ、それら以外の値の場合には外れと
することが事前決定される。
同時にC_RND1の値が抽出され、抽出されたC_R
ND1の値が大当り決定値「7」であれば大当りとする
ことが事前決定され、大当り決定値「7」以外であれば
大当り以外とすることが事前決定される。なお、遊技状
態が高確率状態にある場合には、「7、11、79」が
大当り決定値とされ、それら以外の値の場合には外れと
することが事前決定される。
【0063】大当りとすることが事前決定された場合に
は、引続いてC_RND_Lの値が判定されることによ
り、大当りを発生させるための特別図柄(大当り図柄)
の種類が決定される。そして、C_RND_Lの値に対
応する特別図柄が、各図柄表示領域に最終的に停止する
予定停止図柄として定められる。
は、引続いてC_RND_Lの値が判定されることによ
り、大当りを発生させるための特別図柄(大当り図柄)
の種類が決定される。そして、C_RND_Lの値に対
応する特別図柄が、各図柄表示領域に最終的に停止する
予定停止図柄として定められる。
【0064】C_RND1の値により、大当り以外とす
ることが事前決定された場合は、図6のフローチャート
に示す小当り決定の処理が実行される。図6を参照し
て、抽出済のC_RND1の値が小当り決定値「21
0」または「321」のうち、いずれかであれば小当り
とすることが事前決定される。
ることが事前決定された場合は、図6のフローチャート
に示す小当り決定の処理が実行される。図6を参照し
て、抽出済のC_RND1の値が小当り決定値「21
0」または「321」のうち、いずれかであれば小当り
とすることが事前決定される。
【0065】小当りとすることが事前決定された場合に
は、引続いてC_RND_Lの値が抽出され、抽出され
た値に基づいて小当りを発生させるための左特別図柄の
種類が決定される。次に、抽出されたC_RND_Lの
値に1を加算した値がC_RND_Cの値として定めら
れ、その値に対応する特別図柄が中特別図柄として決定
される。さらに、抽出されたC_RND_Lの値に2を
加算した値がC_RND_Rの値として定められ、その
値に対応する特別図柄が右特別図柄として決定される。
これにより、C_RND_Lの値に対応する左特別図柄
を基準とした連番の予定停止図柄が決定される。
は、引続いてC_RND_Lの値が抽出され、抽出され
た値に基づいて小当りを発生させるための左特別図柄の
種類が決定される。次に、抽出されたC_RND_Lの
値に1を加算した値がC_RND_Cの値として定めら
れ、その値に対応する特別図柄が中特別図柄として決定
される。さらに、抽出されたC_RND_Lの値に2を
加算した値がC_RND_Rの値として定められ、その
値に対応する特別図柄が右特別図柄として決定される。
これにより、C_RND_Lの値に対応する左特別図柄
を基準とした連番の予定停止図柄が決定される。
【0066】抽出済のC_RND1の値が小当り決定値
「210」、「321」のいずれでもない場合には、外
れとすることが事前決定される。外れとすることが事前
決定された場合には、引続いて、C_RND_L、C_
RND_C,C_RND_Rの各値を判定することによ
り、予定停止図柄の種類がそれぞれ決定される。なお、
外れとする場合に決定された停止図柄の組合せが、偶
然、大当りまたは小当りとなる組合せとなる場合は、C
_RND_Cの値に「1」が加算されて強制的に外れ図
柄の組合せで停止表示するように調整される。
「210」、「321」のいずれでもない場合には、外
れとすることが事前決定される。外れとすることが事前
決定された場合には、引続いて、C_RND_L、C_
RND_C,C_RND_Rの各値を判定することによ
り、予定停止図柄の種類がそれぞれ決定される。なお、
外れとする場合に決定された停止図柄の組合せが、偶
然、大当りまたは小当りとなる組合せとなる場合は、C
_RND_Cの値に「1」が加算されて強制的に外れ図
柄の組合せで停止表示するように調整される。
【0067】図7は、遊技制御のメインプログラムの処
理手順を示すフローチャートである。まず、クロックモ
ニタ制御レジスタをクロックモニタイネーブルに設定す
る処理がなされる(SB1)。次に、スタックポインタ
のアドレス(00FFH)を設定する処理がなされる
(SB2)。
理手順を示すフローチャートである。まず、クロックモ
ニタ制御レジスタをクロックモニタイネーブルに設定す
る処理がなされる(SB1)。次に、スタックポインタ
のアドレス(00FFH)を設定する処理がなされる
(SB2)。
【0068】次に、システムチェック処理が実行される
(SB3)。このシステムチェック処理においては、遊
技制御の実行に用いられる基本回路200のRAM20
0dの作業領域の初期化が行なわれる。次に、表示制御
データ設定処理が実行される(SB4)。この表示制御
データ設定処理においては、表示制御データを書込むR
AM200dのアドレスが設定される。次に、表示制御
データ伝送処理が実行される(SB5)。この表示制御
データ伝送処理においては、表示制御データをCRT表
示機109に向けて伝送する処理が行なわれる。
(SB3)。このシステムチェック処理においては、遊
技制御の実行に用いられる基本回路200のRAM20
0dの作業領域の初期化が行なわれる。次に、表示制御
データ設定処理が実行される(SB4)。この表示制御
データ設定処理においては、表示制御データを書込むR
AM200dのアドレスが設定される。次に、表示制御
データ伝送処理が実行される(SB5)。この表示制御
データ伝送処理においては、表示制御データをCRT表
示機109に向けて伝送する処理が行なわれる。
【0069】次に、データ出力処理が実行される(SB
6)。このデータ出力処理においては、各種機器の制御
を行なうための制御データおよびパチンコ遊技機1の外
部に所定の情報を出力するための情報データを出力する
処理が行なわれる。次に、ランプタイマ処理が実行され
る(SB7)。このランプタイマ処理においては、タイ
マを用いて各種ランプを動作させるための処理が行なわ
れる。
6)。このデータ出力処理においては、各種機器の制御
を行なうための制御データおよびパチンコ遊技機1の外
部に所定の情報を出力するための情報データを出力する
処理が行なわれる。次に、ランプタイマ処理が実行され
る(SB7)。このランプタイマ処理においては、タイ
マを用いて各種ランプを動作させるための処理が行なわ
れる。
【0070】次に、出力データ設定処理が実行される
(SB8)。このデータ設定処理においては、SB6に
より出力するデータを設定するための処理が行なわれ
る。次に、エラー処理が実行される(SB9)。このエ
ラー処理においては、エラー状態が発生した場合にエラ
ー状態を設定してその旨の報知を行なう処理と、所定条
件下でエラー状態を解除する処理とが行なわれる。次
に、判定用乱数更新処理が実行される(SB10)。こ
の判定用乱数更新処理においては、大当り(小当り)判
定用カウンタC_RND1を更新する処理が行なわれ
る。
(SB8)。このデータ設定処理においては、SB6に
より出力するデータを設定するための処理が行なわれ
る。次に、エラー処理が実行される(SB9)。このエ
ラー処理においては、エラー状態が発生した場合にエラ
ー状態を設定してその旨の報知を行なう処理と、所定条
件下でエラー状態を解除する処理とが行なわれる。次
に、判定用乱数更新処理が実行される(SB10)。こ
の判定用乱数更新処理においては、大当り(小当り)判
定用カウンタC_RND1を更新する処理が行なわれ
る。
【0071】次に、特別図柄プロセス処理が実行される
(SB11)。この特別図柄プロセス処理においては、
複数のプロセスに分けられた特別図柄を表示するための
プロセスを、プロセスを選択するフラグに応じて分岐実
行させるための処理が行なわれる。なお、この特別図柄
プロセス処理で実行される複数のプロセスの中には、図
8、図9で後述する特別図柄判定処理が含まれる。
(SB11)。この特別図柄プロセス処理においては、
複数のプロセスに分けられた特別図柄を表示するための
プロセスを、プロセスを選択するフラグに応じて分岐実
行させるための処理が行なわれる。なお、この特別図柄
プロセス処理で実行される複数のプロセスの中には、図
8、図9で後述する特別図柄判定処理が含まれる。
【0072】次に、普通図柄プロセス処理が実行される
(SB12)。この普通図柄プロセス処理においては、
複数のプロセスに分けられた普通図柄を表示するための
プロセスを、プロセスを選択するフラグに応じて分岐実
行させるための処理が行なわれる。
(SB12)。この普通図柄プロセス処理においては、
複数のプロセスに分けられた普通図柄を表示するための
プロセスを、プロセスを選択するフラグに応じて分岐実
行させるための処理が行なわれる。
【0073】次に、スイッチ処理が実行される(SB1
3)。このスイッチ処理においては、Vスイッチ33等
の各種スイッチのスイッチ別の出力信号の論理判定を実
行させるための処理が行なわれる。次に、音声処理が実
行される(SB14)。この音声処理においては、効果
音等に用いられる音声を出力するための処理が行なわれ
る。
3)。このスイッチ処理においては、Vスイッチ33等
の各種スイッチのスイッチ別の出力信号の論理判定を実
行させるための処理が行なわれる。次に、音声処理が実
行される(SB14)。この音声処理においては、効果
音等に用いられる音声を出力するための処理が行なわれ
る。
【0074】次に、表示用乱数更新処理が実行される
(SB15)。この表示用乱数更新処理においては、特
別図柄の表示のために用いるC_RND_L、C_RN
D_C、C_RND_R、C_RND_RCH等の各種
ランダムカウンタを更新する処理がなされる。次に、入
賞球信号処理がなされる(SB16)。この入賞球信号
処理においては、入賞球の検出に応じた景品玉の払出し
を実行させるための処理が行なわれる。次に、遊技価値
付与処理が実行される(SB17)。遊技価値付与処理
が実行されることにより、終了操作ボタン87の操作が
検出されて、可変入賞球装置10の大入賞口が小当り有
効回数に応じた時間だけ開口する。遊技価値付与処理の
詳細については、図10で後述する。次に、タイマ処理
が実行される(SB18)。タイマ処理が実行されるこ
とにより、小当り有効期間の計時が行なわれる。タイマ
処理の詳細については、図11で後述する。次に、所定
の割り込みがかかるまで、SB15と同様の表示用乱数
更新処理が繰返し実行される(SB19)。
(SB15)。この表示用乱数更新処理においては、特
別図柄の表示のために用いるC_RND_L、C_RN
D_C、C_RND_R、C_RND_RCH等の各種
ランダムカウンタを更新する処理がなされる。次に、入
賞球信号処理がなされる(SB16)。この入賞球信号
処理においては、入賞球の検出に応じた景品玉の払出し
を実行させるための処理が行なわれる。次に、遊技価値
付与処理が実行される(SB17)。遊技価値付与処理
が実行されることにより、終了操作ボタン87の操作が
検出されて、可変入賞球装置10の大入賞口が小当り有
効回数に応じた時間だけ開口する。遊技価値付与処理の
詳細については、図10で後述する。次に、タイマ処理
が実行される(SB18)。タイマ処理が実行されるこ
とにより、小当り有効期間の計時が行なわれる。タイマ
処理の詳細については、図11で後述する。次に、所定
の割り込みがかかるまで、SB15と同様の表示用乱数
更新処理が繰返し実行される(SB19)。
【0075】次に、図8および図9を参照して、SB1
1の特別図柄プロセス処理のプロセスの1つとして実行
される特別図柄判定処理の内容について説明する。ま
ず、RAM200dに記憶されている確率変動フラグの
値が参照され、遊技状態が高確率状態となっているか否
かが判断される(SA1)。高確率状態となっている場
合には大当りを発生させるか否かの判定値データとして
高確率時特別図柄判定値データが設定される。具体的に
は、大当り判定用ランダムカウンタの大当り判定値とし
て、7,11,79が設定される。一方、遊技状態が高
確率状態でない場合には低確率時特別図柄判定値データ
が設定される(SA2)。具体的には、大当り判定用ラ
ンダムカウンタの大当り判定値として7が設定される。
次に、大当りフラグと小当りフラグとがともにクリアさ
れる(SA4)。大当りフラグは、大当り制御を行なう
ことが事前決定された際に後述のSA6またはSA20
で設定されるフラグである。一方、小当りフラグは、小
当りを発生させることが事前決定された際に後述のSA
13で設定されるフラグである。次に、「特別図柄判定
用バンク0」のデータが参照され、そのデータがSA2
またはSA3で設定された特別図柄判定値データの大当
り判定値と一致しているか否かが判断される(SA
5)。事前にSA2で低確率時特別図柄判定値データが
設定されている場合には、「特別図柄判定用バンク0」
のデータと大当り判定値「7」とが一致しているか否か
が判断されることになる。一方、事前にSA3で高確率
時特別図柄判定値データが設定されている場合には、
「特別図柄判定用バンク0」のデータと複数の大当たり
判定値のうちの最初の判定値(たとえば7)とが一致し
ているか否かが判断されることになる。
1の特別図柄プロセス処理のプロセスの1つとして実行
される特別図柄判定処理の内容について説明する。ま
ず、RAM200dに記憶されている確率変動フラグの
値が参照され、遊技状態が高確率状態となっているか否
かが判断される(SA1)。高確率状態となっている場
合には大当りを発生させるか否かの判定値データとして
高確率時特別図柄判定値データが設定される。具体的に
は、大当り判定用ランダムカウンタの大当り判定値とし
て、7,11,79が設定される。一方、遊技状態が高
確率状態でない場合には低確率時特別図柄判定値データ
が設定される(SA2)。具体的には、大当り判定用ラ
ンダムカウンタの大当り判定値として7が設定される。
次に、大当りフラグと小当りフラグとがともにクリアさ
れる(SA4)。大当りフラグは、大当り制御を行なう
ことが事前決定された際に後述のSA6またはSA20
で設定されるフラグである。一方、小当りフラグは、小
当りを発生させることが事前決定された際に後述のSA
13で設定されるフラグである。次に、「特別図柄判定
用バンク0」のデータが参照され、そのデータがSA2
またはSA3で設定された特別図柄判定値データの大当
り判定値と一致しているか否かが判断される(SA
5)。事前にSA2で低確率時特別図柄判定値データが
設定されている場合には、「特別図柄判定用バンク0」
のデータと大当り判定値「7」とが一致しているか否か
が判断されることになる。一方、事前にSA3で高確率
時特別図柄判定値データが設定されている場合には、
「特別図柄判定用バンク0」のデータと複数の大当たり
判定値のうちの最初の判定値(たとえば7)とが一致し
ているか否かが判断されることになる。
【0076】ここで、「バンク」について説明する。R
AM200d(図2参照)には、始動記憶を行なうため
の始動記憶領域や、始動記憶の発生と連動して抽出した
ランダムカウンタC_RND_Lのカウンタ値を格納す
るためのC_RND_L格納領域などが構成されてい
る。さらに始動記憶領域には最大4つの始動入賞をそれ
ぞれ記憶するための始動記憶用の4つのバンク(バンク
0〜バンク3)が構成されている。これら4つのバンク
を特別図柄判定用バンクという。同様に、C_RND_
L格納領域にも、特別図柄判定用バンクの各値に対応し
て抽出されたC_RND_Lの値をそれぞれ記憶するた
めの4つのバンク(バンク0〜バンク3)が構成されて
いる。これら4つのバンクを特定図柄判定用バンクとい
う。
AM200d(図2参照)には、始動記憶を行なうため
の始動記憶領域や、始動記憶の発生と連動して抽出した
ランダムカウンタC_RND_Lのカウンタ値を格納す
るためのC_RND_L格納領域などが構成されてい
る。さらに始動記憶領域には最大4つの始動入賞をそれ
ぞれ記憶するための始動記憶用の4つのバンク(バンク
0〜バンク3)が構成されている。これら4つのバンク
を特別図柄判定用バンクという。同様に、C_RND_
L格納領域にも、特別図柄判定用バンクの各値に対応し
て抽出されたC_RND_Lの値をそれぞれ記憶するた
めの4つのバンク(バンク0〜バンク3)が構成されて
いる。これら4つのバンクを特定図柄判定用バンクとい
う。
【0077】可変表示の最中などに始動入賞が発生すれ
ば、始動記憶のされていない特別図柄判定用バンクのう
ち最も若い番号の特別図柄判定用バンク(たとえばバン
ク3よりもバンク2がバンク番号が若い)に始動記憶が
なされる。そして、始動記憶に基づいて可変表示が行な
われる際には、常に先頭バンク(バンク0)の記憶内容
に基づいて大当りや小当りを発生させるか否かが判定さ
れる。先頭バンクの記憶内容に基づいて大当りや小当り
を発生させるか否かが判定されれば、後述の作業領域転
送処理(SA25)等でバンクシフトが行なわれる。バ
ンクシフトとは、バンク1の記憶内容をバンク0に上書
き更新した後、バンク2の記憶内容をバンク1に上書き
更新し、さらにバンク3の記憶内容をバンク2に上書き
更新し、最後にバンク3の記憶内容を消去する処理であ
る。
ば、始動記憶のされていない特別図柄判定用バンクのう
ち最も若い番号の特別図柄判定用バンク(たとえばバン
ク3よりもバンク2がバンク番号が若い)に始動記憶が
なされる。そして、始動記憶に基づいて可変表示が行な
われる際には、常に先頭バンク(バンク0)の記憶内容
に基づいて大当りや小当りを発生させるか否かが判定さ
れる。先頭バンクの記憶内容に基づいて大当りや小当り
を発生させるか否かが判定されれば、後述の作業領域転
送処理(SA25)等でバンクシフトが行なわれる。バ
ンクシフトとは、バンク1の記憶内容をバンク0に上書
き更新した後、バンク2の記憶内容をバンク1に上書き
更新し、さらにバンク3の記憶内容をバンク2に上書き
更新し、最後にバンク3の記憶内容を消去する処理であ
る。
【0078】特定図柄判定用バンクについても同様に各
特定図柄判定用バンクのうち最も若い番号の特定図柄判
定用バンクから順にランダム値が格納される。そして、
常に先頭バンク(バンク0)の記憶内容に基づいて左図
柄の種類が判定され、作業領域転送処理(SA25)等
でバンクシフトが行なわれる。
特定図柄判定用バンクのうち最も若い番号の特定図柄判
定用バンクから順にランダム値が格納される。そして、
常に先頭バンク(バンク0)の記憶内容に基づいて左図
柄の種類が判定され、作業領域転送処理(SA25)等
でバンクシフトが行なわれる。
【0079】再度、図8を参照して、SA5で特別図柄
判定用バンク0のデータが先のSA2またはSA3で設
定された特別図柄判定値データの大当り判定値と一致し
ていると判断された場合には、以下のSA6〜SA11
およびSA23、SA24の処理が実行され、可変表示
装置4に大当り図柄のぞろ目を表示させるための制御が
なされる。まず、大当りフラグ、リーチフラグがそれぞ
れ設定される(SA6、SA7)。大当りフラグが設定
されることにより、前述の大当り制御(繰返し継続制
御)を行なうことが定義される。次に、予定停止図柄の
種類を決定するたの後述の制御の準備のために、C_R
ND_Lの値が格納された「特定図柄用バンク0」のデ
ータが抽出される(SA8)。
判定用バンク0のデータが先のSA2またはSA3で設
定された特別図柄判定値データの大当り判定値と一致し
ていると判断された場合には、以下のSA6〜SA11
およびSA23、SA24の処理が実行され、可変表示
装置4に大当り図柄のぞろ目を表示させるための制御が
なされる。まず、大当りフラグ、リーチフラグがそれぞ
れ設定される(SA6、SA7)。大当りフラグが設定
されることにより、前述の大当り制御(繰返し継続制
御)を行なうことが定義される。次に、予定停止図柄の
種類を決定するたの後述の制御の準備のために、C_R
ND_Lの値が格納された「特定図柄用バンク0」のデ
ータが抽出される(SA8)。
【0080】次に、確率変動回数カウンタのカウンタ値
は予め定められた最大継続回数以上となっているか否か
が判断される(SA9)。特別図柄データ確率変動回数
カウンタのカウンタ値が最大継続回数以上となっている
場合、すなわち、確率変動継続回数が予め定められたリ
ミット回数に達している場合には、最大継続回数を超え
て確率変動が発生することを防止するためにリミッタ作
動時特別図柄データが設定される(SA11)。リミッ
タ作動時特別図柄データには、確変図柄を除く複数種類
の大当り図柄に関するデータが含まれており、「特定図
柄用バンク0」のデータに基づいて予定停止図柄とすべ
き大当り図柄が1種類選択される。このように、リミッ
タ作動時特別図柄データには確変図柄が含まれていない
ために予定停止図柄が確変図柄となることはない。一
方、確率変動回数カウンタが最大継続回数以上となって
いない場合には通常時特別図柄データが設定される(S
A10)。通常時特別図柄データには、確変図柄を含む
すべての大当り図柄に関するデータが含まれている。通
常時特別図柄データが設定されることにより、「特定図
柄用バンク0」のデータに基づいて確変図柄または確変
図柄以外の大当り図柄が予定停止図柄として選択される
ことになる。次に、SA10またはSA11で設定され
た特別図柄データから「特定図柄用バンク0」のデータ
に基づいて1種類の特別図柄データが抽出され(SA2
3)、抽出された特別図柄データに基づいて特別図柄の
予定停止図柄がそれぞれ設定される(SA24)。以上
により、可変表示装置4に大当り図柄のぞろ目を表示さ
せるための制御が完了する。
は予め定められた最大継続回数以上となっているか否か
が判断される(SA9)。特別図柄データ確率変動回数
カウンタのカウンタ値が最大継続回数以上となっている
場合、すなわち、確率変動継続回数が予め定められたリ
ミット回数に達している場合には、最大継続回数を超え
て確率変動が発生することを防止するためにリミッタ作
動時特別図柄データが設定される(SA11)。リミッ
タ作動時特別図柄データには、確変図柄を除く複数種類
の大当り図柄に関するデータが含まれており、「特定図
柄用バンク0」のデータに基づいて予定停止図柄とすべ
き大当り図柄が1種類選択される。このように、リミッ
タ作動時特別図柄データには確変図柄が含まれていない
ために予定停止図柄が確変図柄となることはない。一
方、確率変動回数カウンタが最大継続回数以上となって
いない場合には通常時特別図柄データが設定される(S
A10)。通常時特別図柄データには、確変図柄を含む
すべての大当り図柄に関するデータが含まれている。通
常時特別図柄データが設定されることにより、「特定図
柄用バンク0」のデータに基づいて確変図柄または確変
図柄以外の大当り図柄が予定停止図柄として選択される
ことになる。次に、SA10またはSA11で設定され
た特別図柄データから「特定図柄用バンク0」のデータ
に基づいて1種類の特別図柄データが抽出され(SA2
3)、抽出された特別図柄データに基づいて特別図柄の
予定停止図柄がそれぞれ設定される(SA24)。以上
により、可変表示装置4に大当り図柄のぞろ目を表示さ
せるための制御が完了する。
【0081】次に、作業領域転送処理が実行される(S
A25)。作業領域転送処理が実行されることにより、
特別図柄のバンクシフトデータがそれぞれバンクシフト
される。続いて、特別図柄判定用バンク3、特定図柄判
定用バンク3がそれぞれクリアされる(SA26、SA
27)。これにより、特別図柄判定用バンクおよび特定
図柄判定用バンクのすべてのバンクシフトが完了する。
最後に特別図柄プロセスフラグが更新(+1)され(S
A28)、処理が終了する。特別図柄プロセスフラグが
更新されることにより、更新後の特別図柄プロセスフラ
グのフラグ値に基づいた他のプロセス処理が実行され
る。
A25)。作業領域転送処理が実行されることにより、
特別図柄のバンクシフトデータがそれぞれバンクシフト
される。続いて、特別図柄判定用バンク3、特定図柄判
定用バンク3がそれぞれクリアされる(SA26、SA
27)。これにより、特別図柄判定用バンクおよび特定
図柄判定用バンクのすべてのバンクシフトが完了する。
最後に特別図柄プロセスフラグが更新(+1)され(S
A28)、処理が終了する。特別図柄プロセスフラグが
更新されることにより、更新後の特別図柄プロセスフラ
グのフラグ値に基づいた他のプロセス処理が実行され
る。
【0082】SA5で、特別図柄判定用バンク0のデー
タと特別図柄判定値データの大当り判定値とが一致して
いないと判断された場合には、特別図柄判定用バンク0
のデータが図6に示した小当り判定値(210or32
1)と一致しているか否かが判断される(SA12)。
小当り判定値と一致しない場合には、次の特別図柄判定
値データが設定された後(SA18)、設定された特別
図柄判定値は判定終了コードであるか否かが判断される
(SA19)。先のSA2で低確率時特別図柄判定値デ
ータが設定されている場合には、特別図柄判定値データ
は「7」の1種類であるために、ここでは即座にYES
の判断がなされ、処理がSA25に移行する。一方、先
のSA3で高確率時特別図柄判定値データが設定されて
いる場合には、特別図柄判定値データは特別図柄判定値
データが複数(7,11,79)存在するために、ここ
ではNOの判断がなされる場合がある。NOの判断がな
された場合には、再度前記SA5で次の大当り判定値と
特別図柄判定用バンク0のデータとが比較されることに
なる。
タと特別図柄判定値データの大当り判定値とが一致して
いないと判断された場合には、特別図柄判定用バンク0
のデータが図6に示した小当り判定値(210or32
1)と一致しているか否かが判断される(SA12)。
小当り判定値と一致しない場合には、次の特別図柄判定
値データが設定された後(SA18)、設定された特別
図柄判定値は判定終了コードであるか否かが判断される
(SA19)。先のSA2で低確率時特別図柄判定値デ
ータが設定されている場合には、特別図柄判定値データ
は「7」の1種類であるために、ここでは即座にYES
の判断がなされ、処理がSA25に移行する。一方、先
のSA3で高確率時特別図柄判定値データが設定されて
いる場合には、特別図柄判定値データは特別図柄判定値
データが複数(7,11,79)存在するために、ここ
ではNOの判断がなされる場合がある。NOの判断がな
された場合には、再度前記SA5で次の大当り判定値と
特別図柄判定用バンク0のデータとが比較されることに
なる。
【0083】SA12で特別図柄判定用バンク0のデー
タが小当り判定値と一致する場合には、小当りフラグが
設定される(SA13)。小当りフラグが設定されるこ
とにより、小当りの発生に基づいた可変入賞球装置10
の開口制御を行なうことが定義される。次に、小当り有
効期間を計時するためのタイマがリセットされた後、再
度、そのタイマの計時を開始させる処理が実行される
(SA14)。これにより、今回発生した小当りの発生
時期を基準とした「小当り有効期間」の計時が開始され
ることになる。次に、小当りカウンタのカウンタ値が加
算更新(+1)される(SA15)。次に、小当りカウ
ンタのカウンタ値が所定値(大当り発生回数)となって
いるか否かが判断される(SA16)。小当りカウンタ
のカウンタ値が大当り制御を実行させるのに必要な所定
値に達している場合には小当りカウンタと小当りフラグ
とがそれぞれリセットされた後(SA17)、大当り制
御を実行させるために大当りフラグが設定される(SA
20)。これにより、可変表示装置4に小当りの表示結
果が導出表示された後、大当たりが発生した時と同様に
して前述の大当り制御が実行されることになる。その
後、小当り用特別図柄データが設定される(SA2
2)。一方、小当りカウンタのカウンタ値が所定値に達
していない場合には、大当りフラグが設定されることな
く、SA22で小当り用特別図柄データが設定される。
小当り用特別図柄データには、小当りを発生させること
が可能な複数の特別図柄に関するデータが含まれてお
り、「特定図柄用バンク0」のデータに基づいて予定停
止図柄とすべき特別図柄(ここでは、左特別図柄)が1
種類選択される。次に、設定された小当り用特別図柄デ
ータから「特定図柄用バンク0」のデータに基づいて予
定停止図柄とすべき特別図柄データが抽出され(SA2
3)、抽出された特別図柄データに基づいて、予定停止
図柄が設定される(SA24)。具体的には、SA23
で抽出された特別図柄データ(左特別図柄の種類を決定
するためのC_RND_Lの値)に基づいて、左特別図
柄が決定され、さらにその値に+1、+2された値に基
づいて、中特別図柄、右特別図柄がそれぞれ決定され
る。その後、前述したSA25に処理が移行する。
タが小当り判定値と一致する場合には、小当りフラグが
設定される(SA13)。小当りフラグが設定されるこ
とにより、小当りの発生に基づいた可変入賞球装置10
の開口制御を行なうことが定義される。次に、小当り有
効期間を計時するためのタイマがリセットされた後、再
度、そのタイマの計時を開始させる処理が実行される
(SA14)。これにより、今回発生した小当りの発生
時期を基準とした「小当り有効期間」の計時が開始され
ることになる。次に、小当りカウンタのカウンタ値が加
算更新(+1)される(SA15)。次に、小当りカウ
ンタのカウンタ値が所定値(大当り発生回数)となって
いるか否かが判断される(SA16)。小当りカウンタ
のカウンタ値が大当り制御を実行させるのに必要な所定
値に達している場合には小当りカウンタと小当りフラグ
とがそれぞれリセットされた後(SA17)、大当り制
御を実行させるために大当りフラグが設定される(SA
20)。これにより、可変表示装置4に小当りの表示結
果が導出表示された後、大当たりが発生した時と同様に
して前述の大当り制御が実行されることになる。その
後、小当り用特別図柄データが設定される(SA2
2)。一方、小当りカウンタのカウンタ値が所定値に達
していない場合には、大当りフラグが設定されることな
く、SA22で小当り用特別図柄データが設定される。
小当り用特別図柄データには、小当りを発生させること
が可能な複数の特別図柄に関するデータが含まれてお
り、「特定図柄用バンク0」のデータに基づいて予定停
止図柄とすべき特別図柄(ここでは、左特別図柄)が1
種類選択される。次に、設定された小当り用特別図柄デ
ータから「特定図柄用バンク0」のデータに基づいて予
定停止図柄とすべき特別図柄データが抽出され(SA2
3)、抽出された特別図柄データに基づいて、予定停止
図柄が設定される(SA24)。具体的には、SA23
で抽出された特別図柄データ(左特別図柄の種類を決定
するためのC_RND_Lの値)に基づいて、左特別図
柄が決定され、さらにその値に+1、+2された値に基
づいて、中特別図柄、右特別図柄がそれぞれ決定され
る。その後、前述したSA25に処理が移行する。
【0084】次に、図10を参照して、SB17で実行
される遊技価値付与処理の処理内容を説明する。遊技価
値付与処理においては、まず、終了操作ボタン87の操
作が検出されたか否かが判断される(SC1)。操作が
検出された場合には、現在、大当り制御または小当り制
御のうち、いずれかの制御が実行途中にあるか否かが判
断され(SC2)、いずれかの制御が実行途中にある場
合には処理が終了する。いずれの制御も実行途中にない
場合には、小当りカウンタのカウンタ値が参照され(S
C3)、参照された小当りカウンタ値に対応する開放時
間(開口期間)がタイマ2にセットされる(SC4)。
さらに、遊技価値付与フラグがセットされ(SC5)、
可変入賞球装置10の大入賞口を開口させるためのソレ
ノイドが励磁される(SC6)。
される遊技価値付与処理の処理内容を説明する。遊技価
値付与処理においては、まず、終了操作ボタン87の操
作が検出されたか否かが判断される(SC1)。操作が
検出された場合には、現在、大当り制御または小当り制
御のうち、いずれかの制御が実行途中にあるか否かが判
断され(SC2)、いずれかの制御が実行途中にある場
合には処理が終了する。いずれの制御も実行途中にない
場合には、小当りカウンタのカウンタ値が参照され(S
C3)、参照された小当りカウンタ値に対応する開放時
間(開口期間)がタイマ2にセットされる(SC4)。
さらに、遊技価値付与フラグがセットされ(SC5)、
可変入賞球装置10の大入賞口を開口させるためのソレ
ノイドが励磁される(SC6)。
【0085】SC1で終了操作ボタン87の操作が検出
されない場合には、遊技価値付与フラグがすでにセット
されているか否かが判断され(SC7)、遊技価値付与
フラグが設定されていない場合には処理が終了する。遊
技価値付与フラグがセットされている場合には、SC4
でセットされているタイマ2のタイマ値が減算更新(−
1)される(SC8)。これにより、可変入賞球装置1
0の開口期間(開放時間)が計時される。次に、減算更
新後のタイマ2のタイマ値が0となっているか否かが判
断され(SC9)、0になっていない場合には継続して
大入賞口を開口させるための制御が行なわれる(SC
6)。タイマ2のタイマ値が0に達している場合には、
遊技価値付与フラグが消去され(SC10)、さらに、
小当りカウンタのカウンタ値がリセットされる(SC1
1)。これにより、可変入賞球装置10の大入賞口が閉
口される。
されない場合には、遊技価値付与フラグがすでにセット
されているか否かが判断され(SC7)、遊技価値付与
フラグが設定されていない場合には処理が終了する。遊
技価値付与フラグがセットされている場合には、SC4
でセットされているタイマ2のタイマ値が減算更新(−
1)される(SC8)。これにより、可変入賞球装置1
0の開口期間(開放時間)が計時される。次に、減算更
新後のタイマ2のタイマ値が0となっているか否かが判
断され(SC9)、0になっていない場合には継続して
大入賞口を開口させるための制御が行なわれる(SC
6)。タイマ2のタイマ値が0に達している場合には、
遊技価値付与フラグが消去され(SC10)、さらに、
小当りカウンタのカウンタ値がリセットされる(SC1
1)。これにより、可変入賞球装置10の大入賞口が閉
口される。
【0086】次に、図11を参照して、SB18で実行
されるタイマ処理の内容を説明する。まず、小当り有効
期間を計時するためのタイマのタイマ値が所定値以上と
なっているか否かが判断される(SF1)。タイマ値が
所定値に達していない場合には、まだ小当り有効期間は
経過していないために、タイマが加算更新(+1)さ
れ、小当り有効期間の計時が継続して行なわれる(SF
4)。タイマ値が所定値以上となっている場合には、小
当りが発生することなく、小当り有効期間が経過してい
ることになる。この場合には、まず、タイマがリセット
された後再度タイマの計時が開始され(SF2)、さら
に、小当りカウンタのカウンタ値が減算更新(−1)さ
れた後(SF3)、処理が終了する。小当りカウンタの
カウンタ値が減算更新されることにより、小当り有効回
数が1つだけ、無効とされることになる。
されるタイマ処理の内容を説明する。まず、小当り有効
期間を計時するためのタイマのタイマ値が所定値以上と
なっているか否かが判断される(SF1)。タイマ値が
所定値に達していない場合には、まだ小当り有効期間は
経過していないために、タイマが加算更新(+1)さ
れ、小当り有効期間の計時が継続して行なわれる(SF
4)。タイマ値が所定値以上となっている場合には、小
当りが発生することなく、小当り有効期間が経過してい
ることになる。この場合には、まず、タイマがリセット
された後再度タイマの計時が開始され(SF2)、さら
に、小当りカウンタのカウンタ値が減算更新(−1)さ
れた後(SF3)、処理が終了する。小当りカウンタの
カウンタ値が減算更新されることにより、小当り有効回
数が1つだけ、無効とされることになる。
【0087】図12は、小当りの発生回数と可変入賞球
装置10との関係を示すタイミングチャートである。こ
のタイミングチャートには、小当りの発生の有無、大当
りの発生の有無、可変入賞球装置10の大入賞口の開口
状況、終了操作ボタン87の操作の有無が、それぞれ示
されている。なお、小当りの発生を示す各パルス上の数
字は説明の都合上、附した符号であり、それぞれ小当り
1、小当り2、…と称する。
装置10との関係を示すタイミングチャートである。こ
のタイミングチャートには、小当りの発生の有無、大当
りの発生の有無、可変入賞球装置10の大入賞口の開口
状況、終了操作ボタン87の操作の有無が、それぞれ示
されている。なお、小当りの発生を示す各パルス上の数
字は説明の都合上、附した符号であり、それぞれ小当り
1、小当り2、…と称する。
【0088】可変表示装置4の可変表示の結果、小当り
1が発生すれば、これに基づいて可変入賞球装置10の
大入賞口が所定期間だけ開口した後、閉口する。なお、
小当り1によって、たとえば小当り有効回数が「1」と
なり、その有効回数が小当り回数表示器17b(図1参
照)に表示される。その後、小当り有効期間t内に図示
のごとく次々と小当り2〜4が発生した場合には、それ
ぞれの小当りの発生に連動して可変入賞球装置10の大
入賞口が開口した後閉口する。その後、続いて小当り有
効期間t内に小当り5が発生した場合には、小当り有効
回数が「5」となって大当り発生回数に達し、図示する
ように大当りが発生したものとみなされて可変入賞球装
置10で前述した大当り制御(繰返し継続制御)が行な
われる。
1が発生すれば、これに基づいて可変入賞球装置10の
大入賞口が所定期間だけ開口した後、閉口する。なお、
小当り1によって、たとえば小当り有効回数が「1」と
なり、その有効回数が小当り回数表示器17b(図1参
照)に表示される。その後、小当り有効期間t内に図示
のごとく次々と小当り2〜4が発生した場合には、それ
ぞれの小当りの発生に連動して可変入賞球装置10の大
入賞口が開口した後閉口する。その後、続いて小当り有
効期間t内に小当り5が発生した場合には、小当り有効
回数が「5」となって大当り発生回数に達し、図示する
ように大当りが発生したものとみなされて可変入賞球装
置10で前述した大当り制御(繰返し継続制御)が行な
われる。
【0089】大当り制御が終了して可変入賞球装置10
の大入賞口が閉口した後、小当り6が発生すれば、小当
り有効回数が改めて「1」とされ、これに連動して可変
入賞球装置10の大入賞口が所定期間だけ開口した後、
閉口する。しかしながら、その後小当り有効期間t内に
後続する小当りが発生しないために小当り有効回数が
「0」とされる。その後、可変表示装置4で大当り図柄
のゾロ目が表示されて大当りが発生し、大当り制御が行
なわれる。
の大入賞口が閉口した後、小当り6が発生すれば、小当
り有効回数が改めて「1」とされ、これに連動して可変
入賞球装置10の大入賞口が所定期間だけ開口した後、
閉口する。しかしながら、その後小当り有効期間t内に
後続する小当りが発生しないために小当り有効回数が
「0」とされる。その後、可変表示装置4で大当り図柄
のゾロ目が表示されて大当りが発生し、大当り制御が行
なわれる。
【0090】大当り制御が終了して可変入賞球装置10
の大入賞口が閉口した後、小当り7が発生すれば、小当
り有効回数が改めて「1」とされ、その後小当り有効期
間t内に連続して小当り8、9が発生し、小当り有効回
数が「3」となる。その後、小当り有効期間t内に終了
操作ボタン87の操作が検出された結果、小当り有効回
数=3に対応した開口期間だけ可変入賞球装置10が開
口するとともに、小当り有効回数が「0」にリセットさ
れる。
の大入賞口が閉口した後、小当り7が発生すれば、小当
り有効回数が改めて「1」とされ、その後小当り有効期
間t内に連続して小当り8、9が発生し、小当り有効回
数が「3」となる。その後、小当り有効期間t内に終了
操作ボタン87の操作が検出された結果、小当り有効回
数=3に対応した開口期間だけ可変入賞球装置10が開
口するとともに、小当り有効回数が「0」にリセットさ
れる。
【0091】次に、図13〜図14を参照して、以上説
明した第1実施形態とは異なる第2実施形態について以
下に説明する。なお、第2実施形態に係るパチンコ遊技
機の外観構成および内部回路の構成は、図1〜図3と同
一であるので、図1〜図3に示した各符号をそのまま流
用して第2実施形態について説明する。第2実施形態が
第1実施形態と異なる点は、次の2点である。
明した第1実施形態とは異なる第2実施形態について以
下に説明する。なお、第2実施形態に係るパチンコ遊技
機の外観構成および内部回路の構成は、図1〜図3と同
一であるので、図1〜図3に示した各符号をそのまま流
用して第2実施形態について説明する。第2実施形態が
第1実施形態と異なる点は、次の2点である。
【0092】1点目は、第1実施形態では可変表示装置
4の可変表示結果として連番の図柄が導出表示された場
合に小当りが発生するのに対し、この第2実施形態で
は、可変表示結果として同一種類の特別図柄が2つ導出
表示され、残る1つの特別図柄として他の特別図柄とは
異なる種類の図柄が導出表示されている場合に小当りが
発生する点である。
4の可変表示結果として連番の図柄が導出表示された場
合に小当りが発生するのに対し、この第2実施形態で
は、可変表示結果として同一種類の特別図柄が2つ導出
表示され、残る1つの特別図柄として他の特別図柄とは
異なる種類の図柄が導出表示されている場合に小当りが
発生する点である。
【0093】2点目は、第1実施形態では小当りが発生
するごとに自動的に短い開口時間による小当り制御が行
なわれるのに対し、この第2実施形態では、それぞれの
小当りの発生毎に自動的に小当り制御が行なわれること
はなく、小当り累積回数が大当り発生回数(たとえば5
回)に達したことを条件にして自動的に大当り制御が行
なわれる点にある。なお、小当り累積回数が大当り発生
回数に達する以前に終了操作ボタン87の操作があれ
ば、操作が行なわれた時点の小当り累積回数に応じて小
当り制御が行なわれる点においては、この第2実施形態
は先の第1実施形態と同じである。
するごとに自動的に短い開口時間による小当り制御が行
なわれるのに対し、この第2実施形態では、それぞれの
小当りの発生毎に自動的に小当り制御が行なわれること
はなく、小当り累積回数が大当り発生回数(たとえば5
回)に達したことを条件にして自動的に大当り制御が行
なわれる点にある。なお、小当り累積回数が大当り発生
回数に達する以前に終了操作ボタン87の操作があれ
ば、操作が行なわれた時点の小当り累積回数に応じて小
当り制御が行なわれる点においては、この第2実施形態
は先の第1実施形態と同じである。
【0094】以下、図13〜図14に示すフローチャー
トに従って第2実施形態に係るパチンコ遊技機1の制御
内容を説明する。
トに従って第2実施形態に係るパチンコ遊技機1の制御
内容を説明する。
【0095】図13および図14は、特別図柄判定処理
の処理内容を説明するためのフローチャートである。な
お、この第2実施形態では、第1実施形態と同じ順序で
図7の各処理が実行されるが、特別図柄プロセス処理
(SB11)を除くその他の各処理の内容は図7に示す
ものと同様である。したがって、たとえば図10に示し
た遊技価値付与処理や図11に示したタイマ処理など
は、第2実施形態でも同様の手順で実行される。このた
め、ここでは、特別図柄プロセス処理内で第1実施形態
とは異なる手順で実行される特別図柄判定処理の処理内
容のみを以下に詳細に説明する。
の処理内容を説明するためのフローチャートである。な
お、この第2実施形態では、第1実施形態と同じ順序で
図7の各処理が実行されるが、特別図柄プロセス処理
(SB11)を除くその他の各処理の内容は図7に示す
ものと同様である。したがって、たとえば図10に示し
た遊技価値付与処理や図11に示したタイマ処理など
は、第2実施形態でも同様の手順で実行される。このた
め、ここでは、特別図柄プロセス処理内で第1実施形態
とは異なる手順で実行される特別図柄判定処理の処理内
容のみを以下に詳細に説明する。
【0096】まず、第1実施形態の特別図柄判定処理
(図8、図9)と同様に、RAM200dに記憶されて
いる確率変動フラグの値が参照され、遊技状態が高確率
状態となっているか否かが判断される(SD1)。そし
て、高確率状態となっている場合には高確率時特別図柄
判定値データが設定され(SD3)、高確率状態でない
場合には低確率時特別図柄判定値データが設定される
(SD2)。
(図8、図9)と同様に、RAM200dに記憶されて
いる確率変動フラグの値が参照され、遊技状態が高確率
状態となっているか否かが判断される(SD1)。そし
て、高確率状態となっている場合には高確率時特別図柄
判定値データが設定され(SD3)、高確率状態でない
場合には低確率時特別図柄判定値データが設定される
(SD2)。
【0097】次に、大当りフラグがクリアされる(SD
4)。大当りフラグは、大当り制御を行なうことが事前
決定された際に後述のSD6またはSD19で設定され
るフラグである。一方、図8のSA4に示す小当りフラ
グは、この第2実施形態では使用されていない。小当り
制御は行なわれないためである。
4)。大当りフラグは、大当り制御を行なうことが事前
決定された際に後述のSD6またはSD19で設定され
るフラグである。一方、図8のSA4に示す小当りフラ
グは、この第2実施形態では使用されていない。小当り
制御は行なわれないためである。
【0098】次に、「特別図柄判定用バンク0」のデー
タが参照され、そのデータがSD2またはSD3で設定
された特別図柄判定値データの大当り判定値と一致して
いるか否かが判断される(SD5)。大当り判定値と一
致していないと判断された場合には、次の特別図柄判定
値データが設定された後(SD12)、設定された特別
図柄判定値は判定終了コードであるか否かが判断される
(SD13)。判定終了コードでないとの判断がなされ
た場合には、再度前記SD5で次の大当り判定値と特別
図柄判定用バンク0のデータとが比較されることにな
る。一方、先のSA2で低確率時特別図柄判定値データ
が設定されている場合には、特別図柄判定値データは
「7」の1種類であるために、ここでは即座にYESの
判断がなされて処理がSD14に以降する。これによ
り、大当りとしないことが事前決定されたことになる。
タが参照され、そのデータがSD2またはSD3で設定
された特別図柄判定値データの大当り判定値と一致して
いるか否かが判断される(SD5)。大当り判定値と一
致していないと判断された場合には、次の特別図柄判定
値データが設定された後(SD12)、設定された特別
図柄判定値は判定終了コードであるか否かが判断される
(SD13)。判定終了コードでないとの判断がなされ
た場合には、再度前記SD5で次の大当り判定値と特別
図柄判定用バンク0のデータとが比較されることにな
る。一方、先のSA2で低確率時特別図柄判定値データ
が設定されている場合には、特別図柄判定値データは
「7」の1種類であるために、ここでは即座にYESの
判断がなされて処理がSD14に以降する。これによ
り、大当りとしないことが事前決定されたことになる。
【0099】SD14では、予め抽出されているランダ
ムカウンタC_RND_L,C,Rの値が参照されて、
大当り表示とならないための予定停止図柄が決定される
とともに、その予定停止図柄に同一種類の図柄が2つあ
るか否かが判断される。同一種類の図柄が2つない場合
には、小当りを発生させないことが事前決定され、処理
がSD23に移行する。一方、同一種類の図柄が2つあ
る場合には、小当りを発生させることが事前決定され、
小当り回数を計数するための小当りカウンタのカウンタ
値が加算更新(+1)される(SD15)。次に、小当
り有効期間を計時するためのタイマがリセットされた
後、再度、そのタイマの計時を開始させる処理が実行さ
れる(SD16)。これにより、今回発生した小当りの
発生時期を基準とした「小当り有効期間」の計時が再度
開始されることになる。なお、「小当り有効期間」の計
時は、図11に示したタイマ処理により行なわれる。
ムカウンタC_RND_L,C,Rの値が参照されて、
大当り表示とならないための予定停止図柄が決定される
とともに、その予定停止図柄に同一種類の図柄が2つあ
るか否かが判断される。同一種類の図柄が2つない場合
には、小当りを発生させないことが事前決定され、処理
がSD23に移行する。一方、同一種類の図柄が2つあ
る場合には、小当りを発生させることが事前決定され、
小当り回数を計数するための小当りカウンタのカウンタ
値が加算更新(+1)される(SD15)。次に、小当
り有効期間を計時するためのタイマがリセットされた
後、再度、そのタイマの計時を開始させる処理が実行さ
れる(SD16)。これにより、今回発生した小当りの
発生時期を基準とした「小当り有効期間」の計時が再度
開始されることになる。なお、「小当り有効期間」の計
時は、図11に示したタイマ処理により行なわれる。
【0100】次に、小当りカウンタのカウンタ値が所定
値(大当り発生回数)となっているか否かが判断される
(SD17)。小当りカウンタのカウンタ値が大当り制
御を実行させるのに必要な所定値に達している場合には
小当りカウンタがリセットされた後(SD18)、大当
り制御を実行させるために大当りフラグが設定される
(SD20)。これにより、可変表示装置4に小当りの
表示結果が導出表示された後、大当たりが発生した時と
同様にして前述の大当り制御が実行されることになる。
その後、処理がSD23に移行する。一方、小当りカウ
ンタのカウンタ値が所定値に達していない場合には、大
当りフラグが設定されることなく、処理がSD23に移
行する。
値(大当り発生回数)となっているか否かが判断される
(SD17)。小当りカウンタのカウンタ値が大当り制
御を実行させるのに必要な所定値に達している場合には
小当りカウンタがリセットされた後(SD18)、大当
り制御を実行させるために大当りフラグが設定される
(SD20)。これにより、可変表示装置4に小当りの
表示結果が導出表示された後、大当たりが発生した時と
同様にして前述の大当り制御が実行されることになる。
その後、処理がSD23に移行する。一方、小当りカウ
ンタのカウンタ値が所定値に達していない場合には、大
当りフラグが設定されることなく、処理がSD23に移
行する。
【0101】SD5で、特別図柄判定用バンク0のデー
タが先のSD2またはSD3で設定された特別図柄判定
値データの大当り判定値と一致していると判断された場
合には、SD6〜SD11およびSD21〜SD22の
各処理が実行され、可変表示装置4に大当り図柄のぞろ
目を表示させるための制御がなされる。各処理の内容
は、図8および図9のSA6〜SA11およびSA22
〜SA24と同様である。このため、ここではその説明
を省略する。
タが先のSD2またはSD3で設定された特別図柄判定
値データの大当り判定値と一致していると判断された場
合には、SD6〜SD11およびSD21〜SD22の
各処理が実行され、可変表示装置4に大当り図柄のぞろ
目を表示させるための制御がなされる。各処理の内容
は、図8および図9のSA6〜SA11およびSA22
〜SA24と同様である。このため、ここではその説明
を省略する。
【0102】次に、作業領域転送処理、特別図柄判定用
バンク3および特定図柄判定用バンク3をクリアする処
理がそれぞれ実行される(SD23、SD24、SD2
5)。これにより、バンクシフトが完了する。最後に特
別図柄プロセスフラグが更新(+1)され(SD2
6)、処理が終了する。
バンク3および特定図柄判定用バンク3をクリアする処
理がそれぞれ実行される(SD23、SD24、SD2
5)。これにより、バンクシフトが完了する。最後に特
別図柄プロセスフラグが更新(+1)され(SD2
6)、処理が終了する。
【0103】次に以上説明した実施形態の変形例や特徴
点を以下に列挙する。 (1) 可変表示装置の表示結果が予め定められた特定
の表示態様となった場合に発生する「遊技者にとって有
利な遊技状態」としては、大当り状態の他、高確率状態
(確変状態)などが考えられる。また各実施形態では、
特別表示態様情報記憶手段が記憶している記憶値が所定
値になったことを条件にして、発生する「遊技者にとっ
て有利な遊技状態」の一例として、大当り状態を示し
た。しかしながら、この場合の「遊技者にとって有利な
遊技状態」とは、大当り状態に限定されるものではな
い。たとえば、高確率状態が発生するように構成するこ
とも考えられる。その他、大当りが発生した場合と比較
して少ないラウンド数(たとえば、大当りが発生した場
合には16回のラウンド数に対して、小当りが発生した
場合には15回以下)で繰返し継続制御が実行されるよ
うに構成してもよい。
点を以下に列挙する。 (1) 可変表示装置の表示結果が予め定められた特定
の表示態様となった場合に発生する「遊技者にとって有
利な遊技状態」としては、大当り状態の他、高確率状態
(確変状態)などが考えられる。また各実施形態では、
特別表示態様情報記憶手段が記憶している記憶値が所定
値になったことを条件にして、発生する「遊技者にとっ
て有利な遊技状態」の一例として、大当り状態を示し
た。しかしながら、この場合の「遊技者にとって有利な
遊技状態」とは、大当り状態に限定されるものではな
い。たとえば、高確率状態が発生するように構成するこ
とも考えられる。その他、大当りが発生した場合と比較
して少ないラウンド数(たとえば、大当りが発生した場
合には16回のラウンド数に対して、小当りが発生した
場合には15回以下)で繰返し継続制御が実行されるよ
うに構成してもよい。
【0104】(2) 各実施形態では、小当りが発生し
てから所定の小当り有効期間に次の小当りが発生しない
場合には、小当りカウンタのカウンタ値が減算されるよ
うにしている。しかしながら、これに代えて、以下のよ
うに構成することも考えられる。たとえば、遊技領域3
に打玉が通過可能な所定の通過領域や打玉が進入可能な
所定の進入口を設け、打玉がそれらの通過領域や進入口
に進入などすることを条件にして小当りカウンタのカウ
ンタ値を減算することが考えられる。さらには、可変表
示装置4の表示結果として、予め定められた図柄が導出
されたことを条件にして小当りカウンタのカウンタ値を
減算してもよい。また、減算する値は「1」に限られる
ものではない。たとえば、小当りカウンタのカウンタ値
が「1」となってから比較的長い小当り有効期間が経過
するまでは、カウンタ値の減算を行なわず、小当り有効
期間が経過すればその時のカウンタ値がいくつであるか
を問わずカウンタ値を「0」にリセットするようにして
もよい。
てから所定の小当り有効期間に次の小当りが発生しない
場合には、小当りカウンタのカウンタ値が減算されるよ
うにしている。しかしながら、これに代えて、以下のよ
うに構成することも考えられる。たとえば、遊技領域3
に打玉が通過可能な所定の通過領域や打玉が進入可能な
所定の進入口を設け、打玉がそれらの通過領域や進入口
に進入などすることを条件にして小当りカウンタのカウ
ンタ値を減算することが考えられる。さらには、可変表
示装置4の表示結果として、予め定められた図柄が導出
されたことを条件にして小当りカウンタのカウンタ値を
減算してもよい。また、減算する値は「1」に限られる
ものではない。たとえば、小当りカウンタのカウンタ値
が「1」となってから比較的長い小当り有効期間が経過
するまでは、カウンタ値の減算を行なわず、小当り有効
期間が経過すればその時のカウンタ値がいくつであるか
を問わずカウンタ値を「0」にリセットするようにして
もよい。
【0105】(3) 前記特別の表示態様の一例とし
て、第1実施形態では特別図柄の連番を、第2実施形態
では、3つの特別図柄のうち2つが同一の特別図柄であ
って残りの特別図柄が他の2図柄とは異なる種類の図柄
である場合を、それぞれ例示した。しかしながら、前記
特別の表示態様とはこれらに限られるものではなく、表
示結果が大当りとならないものであれば、いずれの表示
態様を前記特別の表示態様として定めてもよい。また、
確変図柄で大当りが発生した場合に、小当りカウンタの
カウンタ値を加算更新するように構成してもよい。
て、第1実施形態では特別図柄の連番を、第2実施形態
では、3つの特別図柄のうち2つが同一の特別図柄であ
って残りの特別図柄が他の2図柄とは異なる種類の図柄
である場合を、それぞれ例示した。しかしながら、前記
特別の表示態様とはこれらに限られるものではなく、表
示結果が大当りとならないものであれば、いずれの表示
態様を前記特別の表示態様として定めてもよい。また、
確変図柄で大当りが発生した場合に、小当りカウンタの
カウンタ値を加算更新するように構成してもよい。
【0106】(4) 小当りカウンタには、有効な小当
り回数が記憶されるようにした。しかしながら、これに
代えて、小当りカウンタがリセットされたときの値が0
以外の所定値(たとえば5)となるように構成し、小当
りが発生する毎に小当りカウンタのカウンタ値が1つ減
算更新され、所定時間が経過する毎にそのカウンタ値が
加算更新されるようにしてもよい。そして、小当りカウ
ンタの更新の結果、カウンタ値が所定値(たとえば0)
となったことを条件にして大当り制御を行なうようにし
てもよい。
り回数が記憶されるようにした。しかしながら、これに
代えて、小当りカウンタがリセットされたときの値が0
以外の所定値(たとえば5)となるように構成し、小当
りが発生する毎に小当りカウンタのカウンタ値が1つ減
算更新され、所定時間が経過する毎にそのカウンタ値が
加算更新されるようにしてもよい。そして、小当りカウ
ンタの更新の結果、カウンタ値が所定値(たとえば0)
となったことを条件にして大当り制御を行なうようにし
てもよい。
【0107】(5) 終了操作ボタン87の操作が検出
されることにより、小当りカウンタのカウンタ値に応じ
た開放時間だけ可変入賞球装置10が開放するようにし
たが、遊技領域に設けられた所定の玉通過領域や玉進入
口に進入することや可変表示装置4に所定の図柄が所定
の態様で表示されたことなどを条件にして小当りカウン
タのカウンタ値に応じた開放時間だけ可変入賞球装置1
0が自動的に開放するとともに小当りカウンタの値をリ
セットするように構成してもよい。
されることにより、小当りカウンタのカウンタ値に応じ
た開放時間だけ可変入賞球装置10が開放するようにし
たが、遊技領域に設けられた所定の玉通過領域や玉進入
口に進入することや可変表示装置4に所定の図柄が所定
の態様で表示されたことなどを条件にして小当りカウン
タのカウンタ値に応じた開放時間だけ可変入賞球装置1
0が自動的に開放するとともに小当りカウンタの値をリ
セットするように構成してもよい。
【0108】(6) 大当り状態により、可変表示装置
の表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場
合に発生する、遊技者にとって有利な特定遊技状態が構
成されている。図11のフローチャートに示す処理によ
り、前記特別表示態様回数記憶手段の記憶がなされてか
ら少なくとも所定時間が経過することを条件にして、前
記特別表示態様回数記憶手段が記憶している記憶値を減
算更新可能な減算更新手段が構成されている。パチンコ
遊技機1から遊技者に払出される賞球により、遊技の結
果、遊技者に付与される遊技結果価値(遊技結果価値物
体)が構成されている。その他、コイン、所定の得点な
どで遊技結果価値を構成してもよい。前記操作手段が操
作された際に前記特別表示態様回数記憶手段で記憶され
ている記憶値により特定される特別の表示態様となった
回数に応じて、遊技者にとっての有利な程度を変更して
遊技機を前記特別遊技状態に制御する回数別遊技状態制
御手段が構成されている。小当り回数表示器17bによ
り、前記前記特別表示態様回数記憶手段で記憶されてい
る記憶値により特定される特別の表示態様となった回数
を遊技者が視認可能に表示する回数表示手段が構成され
ている。
の表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場
合に発生する、遊技者にとって有利な特定遊技状態が構
成されている。図11のフローチャートに示す処理によ
り、前記特別表示態様回数記憶手段の記憶がなされてか
ら少なくとも所定時間が経過することを条件にして、前
記特別表示態様回数記憶手段が記憶している記憶値を減
算更新可能な減算更新手段が構成されている。パチンコ
遊技機1から遊技者に払出される賞球により、遊技の結
果、遊技者に付与される遊技結果価値(遊技結果価値物
体)が構成されている。その他、コイン、所定の得点な
どで遊技結果価値を構成してもよい。前記操作手段が操
作された際に前記特別表示態様回数記憶手段で記憶され
ている記憶値により特定される特別の表示態様となった
回数に応じて、遊技者にとっての有利な程度を変更して
遊技機を前記特別遊技状態に制御する回数別遊技状態制
御手段が構成されている。小当り回数表示器17bによ
り、前記前記特別表示態様回数記憶手段で記憶されてい
る記憶値により特定される特別の表示態様となった回数
を遊技者が視認可能に表示する回数表示手段が構成され
ている。
【0109】(7) 図8のフローチャートのSA1
6、SA17、SA20、図13のフローチャートのS
D17〜SD19により、前記可変表示装置の表示結果
が前記特定の表示態様とは異なる特別の表示態様となっ
た回数が、所定回数となっているか否かを判別する判別
手段が構成されているとともに、前記特別表示態様情報
記憶手段の記憶値に基づいて前記判別を行なう前記判別
手段が構成されている。基本回路200により、該判別
手段により前記特別の表示態様となった回数が前記所定
回数となっていると判別されたことを条件にして、遊技
機を遊技者にとって有利な遊技状態に制御する遊技制御
手段が構成されているとともに、前記判別手段により前
記特別の表示態様となった回数が前記所定回数となって
いると判別されていない場合に所定の特別遊技状態制御
条件が成立したことを条件にして、遊技者にとって有利
ではあるものの前記有利な遊技状態よりも遊技者にとっ
ての有利な程度の低い特別遊技状態に遊技機を制御する
前記遊技制御手段が構成されている。
6、SA17、SA20、図13のフローチャートのS
D17〜SD19により、前記可変表示装置の表示結果
が前記特定の表示態様とは異なる特別の表示態様となっ
た回数が、所定回数となっているか否かを判別する判別
手段が構成されているとともに、前記特別表示態様情報
記憶手段の記憶値に基づいて前記判別を行なう前記判別
手段が構成されている。基本回路200により、該判別
手段により前記特別の表示態様となった回数が前記所定
回数となっていると判別されたことを条件にして、遊技
機を遊技者にとって有利な遊技状態に制御する遊技制御
手段が構成されているとともに、前記判別手段により前
記特別の表示態様となった回数が前記所定回数となって
いると判別されていない場合に所定の特別遊技状態制御
条件が成立したことを条件にして、遊技者にとって有利
ではあるものの前記有利な遊技状態よりも遊技者にとっ
ての有利な程度の低い特別遊技状態に遊技機を制御する
前記遊技制御手段が構成されている。
【0110】(8) 小当りの態様は、大入賞口の開口
に限らず、始動口9の開成を所定期間行なうものでもよ
いし、開成頻度を高くするものであってもよい。
に限らず、始動口9の開成を所定期間行なうものでもよ
いし、開成頻度を高くするものであってもよい。
【0111】(9) 今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0112】
【課題を解決するための手段の具体例】パチンコ遊技機
1により、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、
該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示
態様となった場合に遊技者にとって有利な遊技状態に制
御可能となる遊技機が構成されている。可変表示装置4
の表示結果が大当り図柄のゾロ目(たとえば777)と
なることにより、前記特定の表示態様が構成されてい
る。大当り制御(繰返し継続制御)が行なわれる遊技状
態により、前記遊技者にとって有利な遊技状態が構成さ
れている。
1により、表示状態が変化可能な可変表示装置を有し、
該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表示
態様となった場合に遊技者にとって有利な遊技状態に制
御可能となる遊技機が構成されている。可変表示装置4
の表示結果が大当り図柄のゾロ目(たとえば777)と
なることにより、前記特定の表示態様が構成されてい
る。大当り制御(繰返し継続制御)が行なわれる遊技状
態により、前記遊技者にとって有利な遊技状態が構成さ
れている。
【0113】CRT回路210により、前記可変表示装
置の表示結果を導出表示させるための制御を行なう可変
表示制御手段が構成されている。RAM200dおよび
小当りカウンタにより、前記可変表示装置の表示結果が
前記特定の表示態様とは異なる特別の表示態様となった
回数を特定可能な情報を記憶可能な特別表示態様情報記
憶手段が構成されている。可変表示装置4の表示結果と
して特別図柄の連番が表示されている態様、あるいは、
同一種類の特別図柄が2つ導出表示され、残る1つの特
別図柄として他の特別図柄とは異なる種類の図柄が導出
表示されている態様により、前記特定の表示態様とは異
なる特別の表示態様が構成されている。
置の表示結果を導出表示させるための制御を行なう可変
表示制御手段が構成されている。RAM200dおよび
小当りカウンタにより、前記可変表示装置の表示結果が
前記特定の表示態様とは異なる特別の表示態様となった
回数を特定可能な情報を記憶可能な特別表示態様情報記
憶手段が構成されている。可変表示装置4の表示結果と
して特別図柄の連番が表示されている態様、あるいは、
同一種類の特別図柄が2つ導出表示され、残る1つの特
別図柄として他の特別図柄とは異なる種類の図柄が導出
表示されている態様により、前記特定の表示態様とは異
なる特別の表示態様が構成されている。
【0114】基本回路200、図8のフローチャートの
SA16、SA17、SA20、図13のフローチャー
トのSD17〜SD19により、該特別表示態様情報記
憶手段が記憶している記憶値が所定値になったことを条
件にして、遊技機を遊技者にとって有利な遊技状態に制
御する遊技制御手段が構成されている。小当りカウンタ
のカウンタ値により、前記特別表示態様情報記憶手段が
記憶している記憶値が構成されており、「5」により、
前記所定値が構成されている。
SA16、SA17、SA20、図13のフローチャー
トのSD17〜SD19により、該特別表示態様情報記
憶手段が記憶している記憶値が所定値になったことを条
件にして、遊技機を遊技者にとって有利な遊技状態に制
御する遊技制御手段が構成されている。小当りカウンタ
のカウンタ値により、前記特別表示態様情報記憶手段が
記憶している記憶値が構成されており、「5」により、
前記所定値が構成されている。
【0115】基本回路200、図8のフローチャートの
SA12、SA13により、前記可変表示装置の表示結
果が前記特別の表示態様となった場合に、遊技者にとっ
て有利ではあるものの前記有利な遊技状態よりも遊技者
にとっての有利な程度の低い特別遊技状態に遊技機を制
御する前記遊技制御手段が構成されている。小当り制御
が行なわれる遊技状態により、遊技者にとって有利では
あるものの前記有利な遊技状態よりも遊技者にとっての
有利な程度の低い特別遊技状態が構成されている。
SA12、SA13により、前記可変表示装置の表示結
果が前記特別の表示態様となった場合に、遊技者にとっ
て有利ではあるものの前記有利な遊技状態よりも遊技者
にとっての有利な程度の低い特別遊技状態に遊技機を制
御する前記遊技制御手段が構成されている。小当り制御
が行なわれる遊技状態により、遊技者にとって有利では
あるものの前記有利な遊技状態よりも遊技者にとっての
有利な程度の低い特別遊技状態が構成されている。
【0116】図11のフローチャートの各処理により、
所定の記憶値無効条件が成立した場合に、前記特別表示
態様情報記憶手段が記憶している記憶値により特定され
る特別の表示態様となった回数の少なくとも一部を無効
にする制御が可能な記憶値無効制御手段が構成されてい
る。図10のフローチャートのSC1〜SC6により、
前記特別表示態様情報記憶手段が記憶している記憶値が
前記所定値に達していない場合に所定の特別遊技状態制
御条件が成立したことを条件にして、遊技者にとって有
利ではあるものの前記有利な遊技状態よりも遊技者にと
っての有利な程度の低い特別遊技状態に遊技機を制御す
る遊技制御手段が構成されている。終了操作ボタン87
の操作が検出されることにより、前記所定の特別遊技状
態制御条件が構成されている。終了操作ボタン87によ
り、遊技者が前記特別遊技状態制御条件を成立させるた
めに操作することが可能な操作手段が構成されている。
所定の記憶値無効条件が成立した場合に、前記特別表示
態様情報記憶手段が記憶している記憶値により特定され
る特別の表示態様となった回数の少なくとも一部を無効
にする制御が可能な記憶値無効制御手段が構成されてい
る。図10のフローチャートのSC1〜SC6により、
前記特別表示態様情報記憶手段が記憶している記憶値が
前記所定値に達していない場合に所定の特別遊技状態制
御条件が成立したことを条件にして、遊技者にとって有
利ではあるものの前記有利な遊技状態よりも遊技者にと
っての有利な程度の低い特別遊技状態に遊技機を制御す
る遊技制御手段が構成されている。終了操作ボタン87
の操作が検出されることにより、前記所定の特別遊技状
態制御条件が構成されている。終了操作ボタン87によ
り、遊技者が前記特別遊技状態制御条件を成立させるた
めに操作することが可能な操作手段が構成されている。
【0117】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、可変表示装置の表示結果が前記特定の表示
態様とならない場合であっても特別表示態様情報記憶手
段が記憶している記憶値が所定値になったことを条件に
して、遊技機が遊技者にとって有利な遊技状態に制御さ
れるために、遊技者に対して可変表示装置の表示結果に
対する新たな期待感を付与できる。これにより、可変表
示装置の表示結果が前記特定の表示態様とは異なる表示
態様となった場合にも遊技者に遊技の面白みを提供する
ことの可能な遊技機を提供するに至った。
に関しては、可変表示装置の表示結果が前記特定の表示
態様とならない場合であっても特別表示態様情報記憶手
段が記憶している記憶値が所定値になったことを条件に
して、遊技機が遊技者にとって有利な遊技状態に制御さ
れるために、遊技者に対して可変表示装置の表示結果に
対する新たな期待感を付与できる。これにより、可変表
示装置の表示結果が前記特定の表示態様とは異なる表示
態様となった場合にも遊技者に遊技の面白みを提供する
ことの可能な遊技機を提供するに至った。
【0118】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、可変表示装置の表示結果が前記特別の表示
態様となった場合に前記特別遊技状態に遊技機が制御さ
れるために、前記特別遊技状態は前記有利な遊技状態よ
りも遊技者にとっての有利な程度は低いものの、可変表
示装置の表示結果が導出表示されるごとに前記特別遊技
状態が発生することに対する期待感を遊技者に付与でき
る。
果に加えて、可変表示装置の表示結果が前記特別の表示
態様となった場合に前記特別遊技状態に遊技機が制御さ
れるために、前記特別遊技状態は前記有利な遊技状態よ
りも遊技者にとっての有利な程度は低いものの、可変表
示装置の表示結果が導出表示されるごとに前記特別遊技
状態が発生することに対する期待感を遊技者に付与でき
る。
【0119】請求項3に関しては、請求項1または請求
項2に関する効果に加えて、記憶値無効条件が成立する
と前記特別表示態様情報記憶手段が記憶している記憶値
により特定される特別の表示態様となった回数の少なく
とも一部が無効にされるために、遊技者は前記記憶値無
効条件が成立しないように注意しつつ、遊技を行なうこ
とになる。これにより、緊張感のある遊技を提供でき
る。
項2に関する効果に加えて、記憶値無効条件が成立する
と前記特別表示態様情報記憶手段が記憶している記憶値
により特定される特別の表示態様となった回数の少なく
とも一部が無効にされるために、遊技者は前記記憶値無
効条件が成立しないように注意しつつ、遊技を行なうこ
とになる。これにより、緊張感のある遊技を提供でき
る。
【0120】請求項4に関しては、請求項1または請求
項3に関する効果に加えて、前記特別表示態様情報記憶
手段が記憶している記憶値が前記所定値に達していない
場合に特別遊技状態制御条件が成立したことを条件にし
て、遊技機が特別遊技状態に制御されるために、遊技が
バラエティに富んだものとなり、遊技興趣向上を図るこ
とができる。
項3に関する効果に加えて、前記特別表示態様情報記憶
手段が記憶している記憶値が前記所定値に達していない
場合に特別遊技状態制御条件が成立したことを条件にし
て、遊技機が特別遊技状態に制御されるために、遊技が
バラエティに富んだものとなり、遊技興趣向上を図るこ
とができる。
【0121】請求項5に関しては、請求項4に関する効
果に加えて、遊技者が操作手段を操作すれば特別遊技状
態制御条件が成立して遊技機が特別遊技状態に制御され
るために、前記特別表示態様情報記憶手段が記憶してい
る記憶値が前記所定値に達していない際に遊技者が都合
で遊技を終える場合に、それまでに蓄積された記憶値が
意味をなさず、遊技者が損に思うことを回避できる。
果に加えて、遊技者が操作手段を操作すれば特別遊技状
態制御条件が成立して遊技機が特別遊技状態に制御され
るために、前記特別表示態様情報記憶手段が記憶してい
る記憶値が前記所定値に達していない際に遊技者が都合
で遊技を終える場合に、それまでに蓄積された記憶値が
意味をなさず、遊技者が損に思うことを回避できる。
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】遊技制御基板に形成された回路の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図3】遊技制御基板に形成された回路の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】大当りの決定、停止図柄の種類の決定、リーチ
動作種類の決定に用いられる各種ランダムカウンタを説
明するための説明図である。
動作種類の決定に用いられる各種ランダムカウンタを説
明するための説明図である。
【図5】ランダムカウンタの値により大当りを発生させ
るか否かを事前に決定するための手順を示すフローチャ
ートである。
るか否かを事前に決定するための手順を示すフローチャ
ートである。
【図6】ランダムカウンタの値により小当りを発生させ
るか否かを事前に決定するための手順を示すフローチャ
ートである。
るか否かを事前に決定するための手順を示すフローチャ
ートである。
【図7】パチンコ遊技機により実行される処理の内容を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図8】特別図柄判定処理の内容を示すフローチャート
である。
である。
【図9】特別図柄判定処理の内容を示すフローチャート
である。
である。
【図10】遊技価値付与処理の内容を示すフローチャー
トである。
トである。
【図11】タイマ処理の内容を示すフローチャートであ
る。
る。
【図12】小当りの発生回数と可変入賞球装置との関係
を示すタイミングチャートである。
を示すタイミングチャートである。
【図13】特別図柄判定処理の内容を示すフローチャー
トである。
トである。
【図14】特別図柄判定処理の内容を示すフローチャー
トである。
トである。
1はパチンコ遊技機、4は可変表示装置、5は可変表示
部、17bは小当り回数表示器、87は終了操作ボタ
ン、87aは操作検出スイッチ、200は基本回路、2
00dは小当りカウンタ等の記憶されたRAMである。
部、17bは小当り回数表示器、87は終了操作ボタ
ン、87aは操作検出スイッチ、200は基本回路、2
00dは小当りカウンタ等の記憶されたRAMである。
Claims (5)
- 【請求項1】 表示状態が変化可能な可変表示装置を有
し、該可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の
表示態様となった場合に遊技者にとって有利な遊技状態
に制御可能となる遊技機であって、 前記可変表示装置の表示結果を導出表示させるための制
御を行なう可変表示制御手段と、 前記可変表示装置の表示結果が前記特定の表示態様とは
異なる特別の表示態様となった回数を特定可能な情報を
記憶可能な特別表示態様情報記憶手段と、 該特別表示態様情報記憶手段が記憶している記憶値が所
定値になったことを条件にして、遊技機を遊技者にとっ
て有利な遊技状態に制御する遊技制御手段とを含むこと
を特徴とする、遊技機。 - 【請求項2】 前記遊技制御手段は、前記可変表示装置
の表示結果が前記特別の表示態様となった場合に、遊技
者にとって有利ではあるものの前記有利な遊技状態より
も遊技者にとっての有利な程度の低い特別遊技状態に遊
技機を制御することを特徴とする、請求項1に記載の遊
技機。 - 【請求項3】 所定の記憶値無効条件が成立した場合
に、前記特別表示態様情報記憶手段が記憶している記憶
値により特定される特別の表示態様となった回数の少な
くとも一部を無効にする制御が可能な記憶値無効制御手
段を含むことを特徴とする、請求項1または請求項2に
記載の遊技機。 - 【請求項4】 前記遊技制御手段は、前記特別表示態様
情報記憶手段が記憶している記憶値が前記所定値に達し
ていない場合に所定の特別遊技状態制御条件が成立した
ことを条件にして、遊技者にとって有利ではあるものの
前記有利な遊技状態よりも遊技者にとっての有利な程度
の低い特別遊技状態に遊技機を制御することを特徴とす
る、請求項1または請求項3に記載の遊技機。 - 【請求項5】 遊技者が前記特別遊技状態制御条件を成
立させるために操作することが可能な操作手段を含むこ
とを特徴とする、請求項4に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10075527A JPH11267306A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10075527A JPH11267306A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11267306A true JPH11267306A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13578800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10075527A Withdrawn JPH11267306A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11267306A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005287975A (ja) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Sankyo Kk | 遊技機 |
JP2007068698A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-03-22 | Okumura Yu-Ki Co Ltd | 遊技機 |
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JP2009297565A (ja) * | 2009-09-30 | 2009-12-24 | Sammy Corp | 弾球遊技機 |
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JP4562053B2 (ja) * | 2000-08-24 | 2010-10-13 | サミー株式会社 | 弾球遊技機 |
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-
1998
- 1998-03-24 JP JP10075527A patent/JPH11267306A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050215 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070525 |