JP2000037518A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2000037518A
JP2000037518A JP10205281A JP20528198A JP2000037518A JP 2000037518 A JP2000037518 A JP 2000037518A JP 10205281 A JP10205281 A JP 10205281A JP 20528198 A JP20528198 A JP 20528198A JP 2000037518 A JP2000037518 A JP 2000037518A
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JP
Japan
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winning ball
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hit
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Withdrawn
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JP10205281A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Tetsuya Yairi
哲也 矢入
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変入賞球装置の小型化が可能な弾球遊技機
を提供する。 【解決手段】 可変入賞球装置において、開閉板が開か
れると、打玉が進入する大開口部100に、開閉板によ
って開閉される入賞室63が形成され、その前面の左端
部に、打玉が通過可能な導入口64が形成されている。
カウントスイッチ68は導入口64に当接して配置さ
れ、カウントスイッチ68に対して遊技領域の奥行方向
には、継続スイッチ67が配置されている。カウントス
イッチ68と継続スイッチ67とは、玉誘導通路71に
より接続され、玉誘導通路71を通る打玉は、継続スイ
ッチ67を通過した後、継続球通路72を経て、可変入
賞球装置外へ排出される。なお、可変入賞球装置は、開
閉部材(図示略)を駆動させて、カウントスイッチ68
を通過した打玉を、排出経路73を通過させ、継続スイ
ッチ67を通過させることなく、可変入賞球装置外へ排
出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機や
コイン遊技機等で代表される弾球遊技機に関し、特に、
打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の弾球遊技機には、打玉を遊技領域に打込んで遊技の行
なわれるものがあった。また、このような弾球遊技機の
遊技領域には、打玉が入賞可能な第1の状態と、打玉が
入賞不可能な第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置
が設けられていた。そして、該可変入賞球装置には、進
入したすべての打玉を検出する入賞玉検出手段と、該可
変入賞球装置内に設けられた特定入賞領域に入賞した打
玉を検出する特定入賞玉検出手段とが備えられていた。
【0003】このような弾球遊技機において、可変入賞
球装置は、予め定められた特定遊技状態の発生が検出さ
れると、前述の第1の状態に制御され、その後、終了条
件の成立により第1の状態が終了して前述した第2の状
態に制御され、また、所定の繰返し継続条件が成立する
と、再度前述した第1の状態に制御されていた。
【0004】このような弾球遊技機では、前述の終了条
件は、たとえば、入賞玉検出手段において所定個数の打
玉が検出されることにより成立し、また、前述の繰返し
継続条件は、たとえば、特定入賞玉検出手段において所
定個数の打玉が検出されることにより成立するように構
成されていた。そして、このような弾球遊技機において
は、必要な場合に、入賞玉検出手段に検出された打玉を
特定入賞玉検出手段には検出させないようにするため、
可変入賞球装置に、当該可変入賞球装置に入賞した打玉
を特定入賞玉検出手段に導く第1の経路と、前記第1の
経路とは入り口が異なり、当該可変入賞球装置に入賞し
た打玉を入賞玉検出手段に導き特定入賞玉検出手段によ
っては検出されないように当該可変入賞球装置外に排出
する第2の経路とが形成されていた。
【0005】したがって、可変入賞球装置が大きくな
り、遊技領域において過大な取付スペースを確保する必
要があったため、可変入賞球装置の小型化を図り、遊技
領域における装飾品の大型化等、遊技領域の有効利用を
図りたいという要望があった。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、可変入賞球装置の小型化が可
能な弾球遊技機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
にかかる弾球遊技機は、打玉が打込まれる遊技領域と、
該遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利な第1の状
態と、遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な
可変入賞球装置と、前記可変入賞球装置内に進入したす
べての打玉を検出する入賞玉検出手段と、前記特定入賞
領域内に入賞した特定入賞玉を検出可能な特定入賞玉検
出手段と、予め定められた特定遊技状態となった場合に
前記可変入賞球装置を前記第1の状態に制御した後、前
記第2の状態にし、前記特定入賞玉検出手段の検出出力
があった場合に前記可変入賞球装置を再度前記第1の状
態にする繰返し継続制御を行なう制御手段とを含む弾球
遊技機であって、前記可変入賞球装置内に設けられ、前
記入賞玉検出手段により検出された入賞玉を前記特定入
賞玉検出手段の玉検出部に誘導可能な玉誘導経路と、該
玉誘導経路の途中箇所に設けられ、前記入賞玉検出手段
により検出された打玉の経路を前記玉誘導経路外に切換
えて打玉が前記特定入賞玉検出手段の玉検出部にまで誘
導されないようにする切換手段とを含むことを特徴とす
る。
【0008】請求項2に記載の本発明にかかる弾球遊技
機は、請求項1に記載の発明にかかる弾球遊技機の構成
に加えて、前記玉誘導経路に接続され、前記入賞玉検出
手段により検出された入賞玉を、前記特定入賞玉検出手
段の玉検出部を通過させることなく、前記可変入賞球装
置外へ排出する排出経路をさらに含み、前記切換手段
は、前記玉誘導経路と前記排出経路の接続部に形成され
た、打玉が通過可能な孔と、前記孔の少なくとも一部を
覆うことにより、打玉が前記孔を通過することを阻止す
る規制部材と、前記規制部材を、前記孔を覆う第1の状
態、または、前記孔を開放する第2の状態に制御するこ
とが可能な規制部材制御手段とを含むことを特徴とす
る。
【0009】請求項3に記載の本発明にかかる弾球遊技
機は、請求項2に記載の発明にかかる弾球遊技機の構成
に加えて、前記規制部材は、板状の蓋体であり、前記規
制部材制御手段は、前記蓋体をスライドさせることによ
り、前記規制部材を前記第1の状態または前記第2の状
態に制御することを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の本発明にかかる弾球遊技
機は、打玉が打込まれる遊技領域と、該遊技領域に設け
られ、遊技者にとって有利な第1の状態と、遊技者にと
って不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置
と、前記可変入賞球装置内に進入したすべての打玉を検
出する入賞玉検出手段と、前記特定入賞領域内に入賞し
た特定入賞玉を検出可能な特定入賞玉検出手段と、予め
定められた特定遊技状態となった場合に前記可変入賞球
装置を第1の状態に制御した後、第2の状態にし、前記
特定入賞玉検出手段の検出出力があった場合に前記可変
入賞球装置を再度前記第1の状態にする繰返し継続制御
を行なう制御手段とを含む弾球遊技機であって、前記可
変入賞球装置内に設けられ、前記入賞玉検出手段により
検出された入賞玉を前記特定入賞玉検出手段の玉検出部
に誘導可能な玉誘導経路を含み、前記制御手段は、所定
条件下では、前記特定入賞玉検出手段の検出出力を無効
化して前記繰返し継続制御に用いないことを特徴とす
る。
【0011】請求項5に記載の本発明にかかる弾球遊技
機は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明
にかかる弾球遊技機の構成に加えて、前記可変入賞球装
置は、当該可変入賞球装置が前記第1の状態となってい
るときに打玉が入賞する開口部をさらに含み、前記入賞
玉検出手段は、前記開口部において左右いずれか一方側
に配置され、前記特定入賞玉検出手段は、前記入賞玉検
出手段に対して、前記遊技領域の奥行方向に配置されて
いることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の本発明にかかる弾球遊技
機は、請求項5に記載の発明にかかる弾球遊技機の構成
に加えて、前記入賞玉検出手段は、前記玉誘導経路の入
り口部分に設けられ、前記玉誘導経路の入り口部分は、
前記開口部に臨ませて形成されていることを特徴とす
る。
【0013】請求項7に記載の本発明にかかる弾球遊技
機は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の発明
にかかる弾球遊技機の構成に加えて、前記玉誘導経路
は、前記遊技領域の幅方向に沿って形成されていること
を特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、可変入賞球
装置において、入賞玉検出手段と特定入賞玉検出手段
が、玉誘導経路という同一経路に設けられ、かつ、切換
手段の働きにより、必要な場合には、入賞玉検出手段に
より検出された打玉の経路が玉誘導経路外に切換えられ
て、打玉が特定入賞玉検出手段の玉検出部にまで誘導さ
れなくなる。すなわち、必要な場合には、可変入賞球装
置内に進入した打玉を、入賞玉検出手段には検出させ、
かつ、特定入賞玉検出手段には検出させないようにしな
がら、入賞玉検出手段と特定入賞玉検出手段とを同一経
路に設けることができる。
【0015】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、玉誘導経路に接続さ
れ、入賞玉検出手段により検出された入賞玉を特定入賞
玉検出手段の玉検出部を通過させることなく可変入賞球
装置外へ排出する排出経路がさらに含まれる。また、玉
誘導経路と排出経路の接続部に打玉が通過可能な孔が形
成され、該孔の少なくとも一部を覆うことにより打玉が
孔を通過することを阻止する規制部材が設けられ、か
つ、該規制部材を、孔を覆わせる状態または孔を開放す
る状態に制御する規制部材制御手段が設けられる。すな
わち、切換手段による打玉の経路の切換は、規制部材に
よる孔の開閉状態の変化によって行なわれる。
【0016】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加えて、規制部材は、板状の蓋
体であり、また、規制部材制御手段の働きにより、規制
部材は、スライドされることにより、第1の状態から第
2の状態に、または第2の状態から第1の状態に変化す
る。すなわち、切換手段による打玉の経路の切換は、板
状の蓋体がスライドすることによって行なわれる。
【0017】請求項4に記載の本発明によれば、可変入
賞球装置内に、入賞玉検出手段により検出された入賞玉
を特定入賞玉検出手段の玉検出部に誘導可能な玉誘導経
路が設けられ、かつ、制御手段の働きにより、所定条件
下では特定入賞玉検出手段の検出出力が無効化され弾球
遊技機の遊技状態の制御に用いられなくなる。すなわ
ち、必要な場合には、可変入賞球装置内に進入した打玉
を、入賞玉検出手段には検出させ、かつ、特定入賞玉検
出手段の検出出力を無効にして実質的に特定入賞玉検出
手段に検出させないようにしながら、入賞玉検出手段と
特定入賞玉検出手段とを同一経路に設けることができ
る。
【0018】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明の作用に加え
て、可変入賞球装置はその第1の状態に打玉が入賞する
開口部を含み、入賞玉検出手段は開口部において左右い
ずれか一方側に配置され、かつ、特定入賞玉検出手段は
入賞玉検出手段に対して遊技領域の奥行方向に配置され
る。すなわち、可変入賞球装置に入賞した打玉は、開口
部の左右いずれか一方側に誘導され、かつ、玉誘導経路
は、遊技領域の奥行方向に延びるように形成される。
【0019】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
5に記載の発明の作用に加えて、入賞玉検出手段は、玉
誘導経路の入り口部分に設けられ、かつ、玉誘導経路の
入り口部分は、可変入賞球装置の開口部に臨ませて形成
される。すなわち、玉誘導経路において、入賞玉検出手
段の前には経路はなく、また、開口部に到達した打玉
は、すぐに、玉誘導経路に進入することになる。
【0020】請求項7に記載の本発明によれば、請求項
1〜請求項6のいずれか1項に記載の発明の作用に加え
て、玉誘導経路は、遊技領域の幅方向に沿って形成され
る。すなわち、可変入賞球装置において、必要な長さの
玉誘導経路を備えながら、遊技領域の高さ方向および厚
さ方向の寸法を短くすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示す
が、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機等で
あってもよく、打玉を遊技領域に打込んで遊技が行なわ
れる弾球遊技機であれば、すべてに適用することが可能
である。
【0022】図1は、本発明に係る遊技機の一例のパチ
ンコ遊技機1の遊技盤面の構成を示す正面図である。パ
チンコ遊技機1の遊技盤(図示省略)の前面には、遊技
領域3が形成されている。パチンコ遊技機1には、遊技
者が打球操作するための打球操作ハンドル82が設けら
れており、この打球操作ハンドル82を遊技者が操作す
ることにより、上皿87内に貯留されているパチンコ玉
を1個ずつ発射することができる。発射されたパチンコ
玉は、区画レール2の間を通って遊技領域3内に導かれ
る。
【0023】遊技領域3の中央には、複数種類の識別情
報としての特別図柄を可変表示して表示状態が変化可能
な可変表示装置4が設けられている。可変表示装置4の
下方には、可変入賞球装置10が設けられている。この
可変入賞球装置10は、ベース板60を遊技領域3に固
定することにより取付けられている。可変入賞球装置1
0は、後述するソレノイド78が励磁状態にされること
により開閉板61が開成して打玉が入賞可能な遊技者に
とって有利となる第1の状態と、ソレノイド78が非励
磁状態にされることにより開閉板61が閉成して打玉が
入賞不可能な遊技者にとって不利な第2の状態とに変化
可能に構成されている。可変入賞球装置10には、遊技
状態に応じて点灯または点滅表示する6個のLED62
が設けられている。
【0024】可変表示装置4の左側方部分および右側方
部分には、それぞれワープ入口17が設けられている。
このワープ入口17に進入した打玉は、可変表示装置4
の裏面側を通って下方に流下してワープ出口8から再度
遊技領域3に放出される。このため、ワープ出口8から
放出された打玉は、始動口9に比較的入賞しやすい状態
となる。可変表示装置4の左側方部分に設けられたワー
プ入口17に進入した打玉の通過経路には、普通図柄始
動ゲート12が設けられている。この普通図柄始動ゲー
ト12には、玉の通過を検出するための通過球検出器2
0が設けられている。
【0025】遊技領域3内に打込まれた打玉が普通図柄
始動ゲート12に進入すれば、その通過球が通過球検出
器20により検出され、その検出出力に基づいて普通図
柄表示器14が可変開始される。
【0026】普通図柄表示器14はたとえば7セグメン
ト表示器で構成されており、普通図柄と呼ばれる識別情
報が可変表示される。この普通図柄表示器14の表示結
果が予め定められた特定の識別情報(たとえば7)とな
れば、後述するソレノイド28が励磁されて、左右1対
の可動片24が所定期間だけ開成して始動口9が開成状
態となり、打玉がより入賞しやすい状態(小当り)とな
る。この始動口9に入賞した始動入賞球は後述する始動
球検出器21により検出され、その検出出力に基づいて
可変表示装置4が可変開始される。
【0027】この可変表示装置4は、たとえば液晶表示
装置等で構成されており、可変表示部5が設けられてい
る。この可変表示部5は、左可変表示部と中可変表示部
と右可変表示部とに3分割されている。そして、可変表
示装置5のすべての可変表示部が一斉に可変開始するこ
とにより複数種類の特別図柄からなる識別情報が上から
下に向かってスクロール表示され、まず左可変表示部が
停止制御され、次に右可変表示部が停止制御され、最後
に中可変表示部が停止制御される。
【0028】この可変表示装置4が可変停止された状態
で、特別図柄が、予め定められた特定の特別図柄の組合
せ(たとえば777)となり、表示結果が予め定められ
た特定の表示態様となった場合には、特定遊技状態(大
当たり状態)が発生し可変入賞球装置10が第1の状態
に制御されて遊技者にとって有利な状態となる。
【0029】このように、このパチンコ遊技機1には、
図柄を可変表示するものとして、第1の図柄表示装置と
しての普通図柄表示器14と、第2の図柄表示装置とし
ての可変表示装置4とが設けられている。したがって、
このパチンコ遊技機1においては、普通図柄表示器14
による第1の図柄(普通図柄)と、可変表示装置4によ
る第2の図柄(特別図柄)とが表示されることとなる。
【0030】このような可変表示装置4の可変表示中に
おいては、リーチ状態が発生する場合がある。なお、本
発明でいう「リーチ状態」とは、可変表示装置が可変開
始された後、表示制御が進行して表示結果が導出表示さ
れる前段階にまで達した時点でも、特定の表示態様とな
る表示条件から外れていない表示態様をいう。
【0031】可変入賞球装置10内には、特定入賞領域
が設けられており、この特定入賞領域に入賞した入賞球
が後述する特定球検出スイッチ67により検出される。
また可変入賞球装置10内に入賞したすべての入賞球が
球数検出スイッチ68により検出される。具体的には、
特定球検出スイッチ67により検出された特定入賞球
と、可変入賞球装置10内の特定入賞領域以外の通常入
賞領域に入賞した通常入賞球とが球数検出スイッチ68
により検出される。第1の状態となった可変入賞球装置
10内に進入した打玉が所定個数(たとえば9個)球数
検出スイッチ68により検出された場合または所定期間
(たとえば30秒間)経過した場合のうちのいずれか早
い方の条件が成立した場合に可変入賞球装置10の第1
の状態が終了して第2の状態となる。なお球数検出スイ
ッチ68による検出個数は、7セグメント表示器よりな
る個数表示器13により表示される。そして、可変入賞
球装置10が第1の状態となっている期間中に進入した
打玉が特定入賞領域に入賞し、特定球検出スイッチ67
により検出されれば、再度可変入賞球装置10を第1の
状態にする繰返し継続制御が実行される。この繰返し継
続制御の実行上限回数はたとえば16回と定められてい
る。繰返し継続制御において、可変入賞球装置10が第
1の状態にされている状態はラウンドと呼ばれる。繰返
し継続制御の実行上限回数が16回の場合には、第1ラ
ウンドから第16ラウンドまでの16ラウンド分、可変
入賞球装置10が第1の状態にされ得る。
【0032】可変表示装置4が可変表示中に打玉が再度
始動口9に入賞して始動球検出器21により検出されれ
ば、その始動入賞球が記憶され、可変表示装置4が可変
停止した後、再度可変開始が可能な状態になってから前
記始動入賞記憶に基づいて可変表示装置4が再度可変開
始される。この始動入賞記憶の上限は、たとえば「4」
と定められている。現時点における始動入賞記憶個数が
始動記憶表示器6により表示される。
【0033】遊技領域3内には、さらに風車19、通常
の入賞口7,11,15、および、遊技領域3内に打込
まれた打玉がいずれの入賞領域や可変入賞球装置にも入
賞しなかった場合にアウト玉として回収するアウト口1
6が設けられている。さらに、遊技盤には、飾り図柄表
示用のサイドランプ18が設けられている。
【0034】始動口9、可変入賞球装置10、通常の入
賞口7,11,15等の各種入賞領域に打玉が入賞する
と、その入賞に応じて景品玉が払出される。そのような
景品玉は、上皿87に払出される。上皿87の下方に
は、上皿玉抜きレバー84を操作することにより上皿8
7から排出される打玉を貯留しておくための下皿86が
設けられている。下皿86に貯留された打玉は、下皿玉
抜きレバー85を操作することにより排出できる。
【0035】遊技領域3の上部の左右には、ステレオ音
の音声等の効果音を発生するためのスピーカ81,81
が設けられている。また、図中83は、パチンコ遊技機
1の前面側の枠である前面枠を開閉できないようにする
ための鍵である。
【0036】次に、本実施の形態のパチンコ遊技機1に
設けられる制御回路について説明する。まず、遊技制御
基板を説明する。図2は、図1に示すパチンコ遊技機1
の遊技制御基板の構成を示すブロック図である。
【0037】図2を参照して、遊技制御基板は、基本回
路200、アドレスデコード回路201、スイッチ入力
回路202、LED回路203、情報出力回路204、
初期リセット回路205、定期リセット回路206、電
飾信号回路207、ソレノイド回路208、音回路21
0および電源回路211を含む。
【0038】基本回路200は、制御用プログラムに従
ってパチンコ遊技機1の各種機器を制御する。基本回路
200の内部には、マイクロコンピュータ200aと、
I/O(Input/Output)ポートと、クロック発生回路と
が設けられており、さらに、カウンタおよびタイマも設
けられている。なお、マイクロコンピュータ200a
は、制御用プログラムを記憶しているROM(Read Onl
y Memory)200cと、その制御用プログラムに従って
制御動作を行なうためのCPU(Central Processing U
nit )200bと、CPU200bのワーク用メモリと
して機能するRAM(Random Access Memory)200d
とを含む。
【0039】スイッチ入力回路202は、通過球検出器
20、始動球検出器21、特定球検出スイッチ67およ
び球数検出スイッチ68と接続される。このスイッチ入
力回路202は、接続された各検出器から出力される検
出信号を基本回路200へ送信する。
【0040】アドレスデコード回路201は、基本回路
200から送られてきたアドレス信号を解読(デコー
ド)し、基本回路200の内部に含まれるROM200
c、RAM55、I/Oポート等のいずれか1つを選択
するための信号を出力する回路である。初期リセット回
路205は、電源投入時に基本回路200をリセットす
るための回路である。初期リセット回路205から送ら
れてきた初期リセットパルスに応答して、基本回路20
0は、RAM55およびI/Oポートを初期化する。定
期リセット回路206は、基本回路200に対し、定期
的(たとえば2msecごと)にリセットパルスを与
え、制御用プログラムを先頭から繰返し実行させるため
の回路である。
【0041】音回路210は、基本回路200から出力
される音声発生指令信号に応答して、効果音データを作
成し、作成した効果音データを音出力装置212に与え
る。音出力装置212は、スピーカ81,81から音声
を出力するための装置であり、音回路210から与えら
れた効果音データに応答して、効果音を発生する。この
音出力装置212は、パチンコ遊技機1の所定箇所に設
けられている。
【0042】LED回路203には、個数表示器13、
普通図柄表示器14、始動記憶表示器6、普通図柄始動
記憶表示器50およびLED62が接続されている。L
ED回路203は、基本回路200から出力される制御
信号に応答して、個数表示器13および普通図柄表示器
14の7セグメントLEDの点灯状態の制御と、始動記
憶表示器6、普通図柄始動記憶表示器50およびLED
62の各々のLEDの点灯状態の制御とを行なう。
【0043】ソレノイド回路208には、開閉板61を
駆動するためのソレノイド78,後述する開閉部材65
を駆動するための開閉部材ソレノイド79および可動片
24を駆動するためのソレノイド28が接続されてい
る。ソレノイド回路208は、基本回路200から出力
される制御信号に応答して、ソレノイド78,開閉部材
ソレノイド79およびソレノイド28の作動制御を行な
う。
【0044】電飾信号回路207は、パチンコ遊技機1
に設けられたサイドランプ18を含む複数種類の電飾
(図示略)の点灯状態を制御する電飾用基板(図示略)
へランプ制御データD0〜D3を送信する。ランプ制御
データD0〜D3は、電飾の点灯状態を制御するための
データであり、大当たり時、あるいは高確率状態などに
おける電飾の点灯状態を指定する。なお、ランプ制御デ
ータコモンは、共通線信号である。
【0045】情報出力回路204は、基本回路200か
ら与えられるデータ信号に基づいて、図柄確定回数情
報、大当たり情報および確率変動情報を、ホストコンピ
ュータであるホール用管理コンピュータ等に対して出力
するための回路である。その図柄確定回数情報とは、始
動口9への打玉の入賞個数のうち実際に可変表示装置4
における図柄の変動表示の始動に使用された個数等を示
すための情報である。大当たり情報とは、可変表示装置
4の変動表示による大当たりの発生に関する情報であ
る。また、確率変動情報とは、後述する確率向上状態
(高確率状態)の発生に関する情報である。
【0046】なお、基本回路200は、図示せぬCRT
回路に接続されている。このCRT回路は、基本回路2
00から出力される制御信号に従って、可変表示装置4
に含まれる画像表示部5のCRT表示器を駆動制御する
ための回路である。
【0047】上記の各回路には、AC24Vに接続され
た電源回路211から、直流の12V、30V、さらに
は基本回路200などのロジック部を駆動するための電
源電圧Vcc、VFDを駆動するための直流電源、その
他ランプなどを駆動するための直流あるいは交流の電源
が供給されている。
【0048】図3は、本実施の形態におけるパチンコ遊
技機1に用いられるランダムカウンタの種類とその内容
を示す説明図である。ランダムカウンタとは、可変表示
装置4の特別図柄の変動表示制御等の制御に用いられる
乱数をカウントするカウンタである。本実施の形態で
は、C RND1,C RND L,C RND C,
C RND R,および,C RND RCHの5種類
のランダムカウンタが用いられる。これらのランダムカ
ウンタの値がパチンコ遊技中の所定のタイミングで読出
され、その値に基づいて可変表示装置4の変動表示動作
が制御される。ランダムカウンタのカウント値の抽出処
理は、基本回路200の内部に設けられたCPU200
bがROM200c内の制御プログラムに従って実行す
る。
【0049】C RND1は、可変表示装置4における
特別図柄の変動表示の結果、大当たりを発生させるか否
かを事前に決定するための大当たり決定用ランダムカウ
ンタである。C RND1は、0〜225の範囲で、カ
ウンタ値が0.002秒ごとに1つずつカウントアップ
される。そして、その上限までカウントアップされる
と、再度0からカウントをし直すように構成されてい
る。なお、0.002秒とは、基本回路200におい
て、定期リセット回路206から出力された定期リセッ
ト信号に応答して制御用プログラムが繰返し実行される
間隔である。
【0050】C RND L,C RND C,C R
ND Rは、可変表示装置4の特別図柄の変動表示の結
果、大当たり以外とすることが事前に決定された場合に
左,中,右の可変表示部のそれぞれにおいて停止表示さ
せる左,中,右図柄(予定停止図柄)の種類を決定する
ためのランダムカウンタである。C RND L,C,
Rのカウント範囲は、0〜14である。C RND L
のカウンタ値は0.002秒ごとに1つずつカウントア
ップされる。C RND Cのカウンタ値は0.002
秒ごとに1つずつカウントアップされるとともに、基本
回路200の割込処理動作の余り時間を利用してカウン
トアップされる。C RND Rのカウンタ値はC R
ND Cの桁上げのとき1つずつカウントアップされ
る。つまり、C RND Cが「14」から「0」にカ
ウントアップされるときに、C RND Rのカウンタ
値は1つカウントアップされる。C RND Lは、大
当たりを発生させる場合の大当たり図柄の決定にも用い
られる。
【0051】C RND RCHは、予め定められてい
る複数種類のリーチのうちから選択的に実行するリーチ
の表示動作の種類を指定するための動作指定数を決定す
るためのランダムカウンタである。C RND RCH
のカウント範囲は、0〜11である。C RND RC
Hのカウンタ値は、0.002秒ごとに1つずつカウン
トアップされるとともに、基本回路200の割込処理動
作の余り時間を利用して1つずつカウントアップされ
る。
【0052】リーチ動作は、C RND1により大当た
りを発生させることが事前決定された場合と、外れが事
前決定された際の左図柄および右図柄の予定停止図柄に
よりリーチ図柄が形成されることが判別された場合とに
実行される。
【0053】このようにリーチ状態が発生する場合に
は、C RND RCHの抽出値に応じて、リーチ動作
の種類が選択決定され、決定された種類のリーチ動作が
実行される。
【0054】以上に示された各種ランダムカウンタの値
は、ランダムカウンタ毎に定められたタイミングで抽出
され、各種制御に用いられる。
【0055】図4は、ランダムカウンタC RND1の
値により大当たりを発生させるか否かを事前に決定する
ための制御手順を示すフローチャートである。同図を参
照して、可変表示装置4における特別図柄の変動表示の
結果を大当たりとするかまたは大当たり以外とするかを
決定し、さらに、画像表示部5に停止表示される左図
柄,中図柄,右図柄の種類を決定するための手順につい
て説明する。
【0056】始動入賞に応じてC RND1およびC
RND Lのそれぞれの値が抽出される。抽出したC
RND1の値が大当たり判定値である「7」であれば大
当たりとなり、「7」以外であれば大当たり以外とな
る。なお、高確率状態においては、C RND1がその
場合の大当たり判定値である「7」,「11」,「7
9」のうち、いずれかであれば大当たりとなり、これら
の値以外であれば大当たり以外となる。このような大当
たりの判定用の値は、大当たり判定値と呼ばれる。
【0057】大当たりとすることが決定された場合に
は、抽出したC RND Lの値を引続いて判定するこ
とにより、大当たりを発生させるための特別図柄(大当
たり図柄)の種類を決定する。
【0058】一方、大当たり以外とすることが決定され
た場合は、引続いて、C RNDL,C RND C,
C RND Rの各値を抽出して判定することにより、
停止表示させる左図柄,中図柄,右図柄の種類がそれぞ
れ決定される。なお、大当たり以外とする場合に、決定
された停止図柄の組合せが、偶然、大当たりとなる組合
せとなる場合は、C RND Cの値に「1」を加算
し、強制的に外れ図柄の組合せで停止表示するように調
整する。
【0059】次に、可変入賞球装置10の構成を詳細に
説明する。図5は、可変入賞球装置10の正面図であ
る。図5を参照して、可変入賞球装置10においては、
ベ−ス板60の前面側および後面側に各種部品が設けら
れている。ベ−ス板60の中央部には、開閉板61が取
付けられている。開閉板61の左右両側には、LED6
2が3個ずつ設けられている。さらに、ベ−ス板60の
前面側におけるLED62が設けられている位置の左右
両側には、通常の入賞口11が形成されている。
【0060】図6は、可変入賞球装置10の斜視図であ
る。この図6では、開閉板61が開いている状態が示さ
れている。また、図7は図6に示す可変入賞球装置10
の要部の拡大斜視図であり、図8は図7のVIII−V
III線に沿う断面図である。以下に、図6〜図8を参
照して、可変入賞球装置10の構成について説明する。
【0061】可変入賞球装置10において、開閉板61
が開かれると、打玉が進入する大開口部100が形成さ
れているベ−ス板60の中央部には、開閉板61によっ
て開閉される入賞室63が形成されている。入賞室63
の前面の左端部には、打玉Pが通過可能な導入口64が
形成されている。なお、入賞室63の底板70は、左方
に向かって下り傾斜となるように配設されている。した
がって、大開口部100から入賞室63に進入した打玉
は、底板70上に送られ、そして、自重により導入口6
4へと送られる。
【0062】導入口64の後方には、導入口64に当接
して、カウントスイッチ68が配置されている。また、
カウントスイッチ68の後方には、すなわち、カウント
スイッチ68に対して遊技領域3の奥行方向には、継続
スイッチ67が配置されている。なお、継続スイッチ6
7は、該継続スイッチ67における打玉の通過方向が、
カウントスイッチ68における打玉の通過方向に対して
ほぼ垂直になるように、配置されている。
【0063】カウントスイッチ68と継続スイッチ67
とは、玉誘導経路71により接続されている。つまり、
カウントスイッチ68を通過した打玉は、継続通路連通
口69から継続スイッチ67を通過して継続球通路72
を通るように構成されている。そして、継続球通路72
を通った打玉は、可変入賞球装置10外へ排出される。
なお、導入口64、継続通路連通口69、継続球通路7
2により、玉誘導経路71が構成されている。そして、
カウントスイッチ68は、玉誘導経路71の入り口部分
に形成されている。つまり、玉誘導経路71は、その入
り口部分が入賞室63の導入口64に臨むように形成さ
れている。
【0064】なお、可変入賞球装置10は、開閉部材6
5を駆動させることにより、カウントスイッチ68を通
過した打玉を、排出経路73を通過させ、継続通路連通
口69および継続スイッチ67を通過させることなく、
可変入賞球装置10外へ排出することができるように構
成されている。以下に、図9および図10を参照しつ
つ、可変入賞球装置10における開閉部材65の駆動に
ついて説明する。
【0065】図9および図10は、可変入賞球装置10
の裏面図である。なお、図9は、開閉部材65が第1の
状態にある場合を示し、図10は、開閉部材65が第2
の状態にある場合を示す。
【0066】開閉部材65は、継続通路連通口69と導
入口64の間に、玉誘導経路71の底部と同一面を構成
するように配置されている。開閉部材65は、可変入賞
球装置10の裏面の一方側に設けられた開閉部材ソレノ
イド79により、図の水平方向にスライドするように駆
動される。開閉部材65が、図9に示す状態から、左方
向にスライドして、図10に示す状態となると、継続球
通路72では、それまで開閉部材65に覆われていた部
分に打玉が通過可能な孔66が生じる。この孔66は、
カウントスイッチ68の真後ろに位置している。したが
って、開閉部材65が図10に示す状態にあると、カウ
ントスイッチ68を通過した打玉は、それ以上玉誘導経
路71を通ることができず、孔66を介して落下し、排
出経路73を通過して、可変入賞球装置10外に排出さ
れる。つまり、排出経路73を通過する打玉は、継続通
路連通口69、継続スイッチ67を通過することなく、
可変入賞球装置10外へ排出される。なお、開閉部材6
5が図9に示す状態にあれば、カウントスイッチ68を
通過した打玉は、継続通路連通口69を通り、継続スイ
ッチ67を通過して、継続球通路72から可変入賞球装
置10外へ排出される。
【0067】図11には、特定遊技状態の発生状態、可
変入賞球装置10の開閉板61の開閉状態、開閉部材6
5の動作状態、継続入賞検出有効期間、継続スイッチ6
7の状態、カウント入賞検出有効期間、および、カウン
トスイッチ68の状態がそれぞれ時間経過に従って示さ
れている。ここで、継続入賞検出有効期間とは、継続ス
イッチ67による打玉の検出が有効となる期間をいう。
また、カウント入賞検出有効期間とは、カウントスイッ
チ68による打玉の検出が有効とされる期間をいう。
【0068】特定遊技状態(特定遊技状態が図中ON)
になれば、ソレノイド78が励磁状態にされることによ
り可変入賞球装置10の開閉板61が開放状態(図中、
可変入賞球装置の開閉板が開)に制御される。なお、こ
の状態では、開閉部材ソレノイド79は非励磁状態とさ
れ、開閉部材65は、図9に示す第1の状態(図11
中、開閉部材が閉)となるように制御される。それと同
時に、継続入賞検出有効期間およびカウント入賞検出有
効期間が開始される(図中ON)。これにより、繰返し
継続制御の第1ラウンドが開始する。その後、導入口6
4を通過した打玉をカウントスイッチ68が検出し(図
中ON)、当該打玉は、継続スイッチ67に検出される
(図中ON)。
【0069】なお、継続スイッチ67が打玉を検出した
ことに応じて、開閉部材ソレノイド79が励磁状態とな
り、開閉部材65が図10に示す第2の状態(図中、開
閉部材が開)となるように制御される。
【0070】可変入賞球装置10の開閉板66の開放期
間内に所定個数(本実施の形態では10個)の打玉がカ
ウントスイッチ68において検出される(図中、カウン
トスイッチが10回ONとなる)かまたは可変入賞球装
置10の開閉板66の開放期間の最長時間(本実施の形
態では30秒)が経過すると、可変入賞球装置10の開
閉板66の開放期間が終了し、また、ソレノイド78が
非励磁状態に制御されて開閉板61が閉成し、可変入賞
球装置10が第2の状態となる(図中閉)。これによ
り、繰返し継続制御の第1ラウンドが終了する。すなわ
ち、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、カウントスイ
ッチ68により所定個数の打玉を検出されるとラウンド
が終了する。
【0071】なお、より遊技者に有利に遊技を行なわせ
るため、パチンコ遊技機1において不正に、カウントス
イッチ68を取去られる場合が考えられる。しかし、パ
チンコ遊技機1は、継続入賞検出有効期間内に、打玉が
カウントスイッチ68において検出され、かつ、継続ス
イッチ67により打玉が検出された場合に、インターバ
ル期間の終了後に次のラウンドが開始され、前述した制
御が同様に繰返されるよう構成されている。また、後述
するように、パチンコ遊技機1は、カウントスイッチ6
8で検出されない打玉が継続スイッチ67において検出
された場合には、エラー状態であると判定するように構
成されている。したがって、本実施の形態のパチンコ遊
技機1においては、カウントスイッチ68が不正に取去
られたことを検出できるように構成されている。
【0072】図11では、第1ラウンドの継続入賞検出
有効期間内に、打玉がカウントスイッチ68において検
出(図中ON)され、かつ、継続スイッチ67により検
出(図中ON)されたことに基づき、インターバル期間
の終了後に第2ラウンドが実行されている。なお、第2
ラウンドにおいても、継続入賞検出有効期間内に、打玉
がカウントスイッチ68において検出され、かつ、継続
スイッチ67により検出されたことにより、第3ラウン
ドが実行される。
【0073】可変入賞球装置10においては、ラウンド
間のインターバル期間には、開閉板61が閉塞状態に制
御されているため、正常に動作されれば、この期間に継
続スイッチ67において打玉の入賞が検出されることは
ない。このため、図中の破線でVeとして示されるよう
に、継続入賞検出有効期間外のタイミングで継続スイッ
チ67における打玉の検出があった場合には、不正行為
等の異常な状態が発生したものと基本回路200で判断
される。
【0074】図12は、遊技制御のメインプログラムの
処理手順を示すフローチャートである。まず、ステップ
S(以下、単にSという)1によりクロックモニタ制御
レジスタをクロックモニタイネーブルに設定する処理が
なされる。次に、S2により、スタックポインタのアド
レス(00FFH)を設定する処理がなされる。
【0075】次に、S3により、システムチェック処理
が実行される。このシステムチェック処理においては、
遊技制御の実行に用いられる基本回路200のRAM2
00dの作業領域の初期化が行なわれる。次に、S4に
より、表示制御データ設定処理が実行される。この表示
制御データ設定処理においては、表示制御データを書込
むRAM200dのアドレスが設定される。次に、S5
により、表示制御データ伝送処理が実行される。この表
示制御データ伝送処理においては、表示制御データを、
前述の画像表示部5のCRT表示器を駆動制御するため
のCRT回路に向けて伝送する処理が行なわれる。
【0076】次に、S6により、データ出力処理が実行
される。このデータ出力処理においては、各種機器の制
御を行なうための制御データおよびパチンコ遊技機1の
外部に所定の情報を出力するための情報データを出力す
る処理が行なわれる。次に、S7により、ランプタイマ
処理が実行される。このランプタイマ処理においては、
タイマを用いて各種ランプを動作させるための処理が行
なわれる。
【0077】次に、S8により、出力データ設定処理が
実行される。このデータ設定処理においては、S6によ
り出力するデータを設定するための処理が行なわれる。
次に、S9により、エラー処理が実行される。このエラ
ー処理においては、エラー状態が発生した場合にエラー
状態を設定してその旨の報知を行なう処理と、所定条件
下でエラー状態を解除する処理とが行なわれる。次に、
S10により、判定用乱数更新処理が実行される。この
判定用乱数更新処理においては、大当たり判定用のラン
ダムカウンタC RND1を更新する処理が行なわれ
る。
【0078】次に、S11により、特別図柄プロセス処
理が実行される。この特別図柄プロセス処理において
は、複数のプロセスに分けられた特別図柄を表示するた
めのプロセスを、プロセスを選択するフラグに応じて分
岐実行させるための処理が行なわれる。この特別図柄プ
ロセス処理には、後述する大入賞口開放後処理も含まれ
ている。次に、S12により、普通図柄プロセス処理が
実行される。この普通図柄プロセス処理においては、複
数のプロセスに分けられた普通図柄を表示するためのプ
ロセスを、プロセスを選択するフラグに応じて分岐実行
させるための処理が行なわれる。
【0079】次に、S13により、スイッチ処理が実行
される。このスイッチ処理においては、継続スイッチ6
7およびカウントスイッチ68等の各種スイッチのスイ
ッチ別の出力信号の論理判定を実行させるための処理が
行なわれる。次に、S14により、音声処理が実行され
る。この音声処理においては、効果音等に用いられる音
声を出力するための処理が行なわれる。
【0080】次に、S15により、表示用乱数更新処理
が実行される。この表示用乱数更新処理においては、C
RND L,C、C RND RCHの各種ランダム
カウンタを更新する処理がなされる。次に、S16によ
り、入賞球信号処理がなされる。この入賞球信号処理に
おいては、入賞球の検出に応じた景品玉の払出しを実行
させるための処理が行なわれる。次に、S17により、
C RND C、CRND RCHの各種ランダムカウ
ンタの更新処理が繰返し実行される。
【0081】以下に、前述したS1〜S17のサブルー
チンのうちの主なものを説明する。なお、以下の記述に
おいて「大入賞口」とあるのは、可変入賞球装置10に
おいて開閉板61が開成された場合に可変入賞球装置1
0において開放される部分、すなわち大開口部100で
あり、大入賞室63の前面を意味する。
【0082】まず、前述した特別図柄プロセス処理によ
り実行される大入賞口開放後処理について説明する。図
13は、大入賞口開放中処理の処理内容を示すフローチ
ャートである。この大入賞口開放中処理では、開閉板6
1により可変入賞球装置10が開放されている間のプロ
セスが実行される。
【0083】まず、ステップSA(以下、単にSAとい
う)1により、特定領域通過フラグが「特定領域通過な
し」を示すデータにされているか否かの判断がなされ
る。ここで、特定領域通過フラグとは、継続スイッチ6
7の検出結果を示すフラグであり、後述する図15のS
C7により設定される。未だ、継続スイッチ67により
打玉が検出されていない場合は、SA2に進み、開閉部
材65を第1の状態に駆動させるための開閉部材ソレノ
イド79のデータを設定して、SA3に進む。なお、こ
の処理により、開閉部材65を第1の状態で維持させる
ように開閉部材ソレノイド79が制御される。一方、S
A1で、継続スイッチ67により打玉が検出されている
場合には、直接SA3進む。
【0084】SA3では、ポートB出力データに、開閉
板ソレノイドデータを設定する処理が行なわれ、SA4
に進む。なお、この処理により、開閉板61を開成させ
るように、ソレノイド78が制御される。
【0085】SA4では、継続回数カウンタが15以上
であるか否かが判断され、15回未満であればSA5に
進み、15回以上であれば、SA6に進む。ここで、継
続カウンタとは、繰返し継続制御の継続回数を計数する
ためのカウンタである。前述のように、本実施の形態の
パチンコ遊技機1では、第1ラウンドから第16ラウン
ドまでの16ラウンド分、可変入賞球装置10が第1の
状態になると定められているため、繰返し継続制御の継
続回数は、最高15回となるのである。
【0086】SA5では、特定領域有効化処理が行なわ
れ、SA6に進む。ここで、特定領域有効化処理とは、
継続入賞検出有効期間(図11参照)をONする処理で
ある。この処理により、継続スイッチ67において打玉
の検出があっても異常であると判定されることはなくな
る。
【0087】SA6では、大入賞口入賞カウンタ、すな
わちカウントスイッチ68の入賞個数が最大値(本実施
の形態では10個)以上であるか否かが判断され、最大
値以上であればSA10に進み、最大値未満であればS
A7に進む。
【0088】SA7では、大入賞口開放中プロセスデー
タを設定する処理を行ない、SA8に進む。ここで、大
入賞口開放中プロセスデータとは、開閉板61により可
変入賞球装置10が開放されている最中の、すなわちラ
ウンド中のプロセスの制御内容を規定するデータであ
る。
【0089】次に、SA8では、プロセスデータ/タイ
マ処理のサブルーチンが実行され、SA9に進む。この
プロセスデータ/タイマ処理においては、大入賞口開放
中プロセスの実行に割り当てられている制御時間をタイ
マにより監視し、プロセスデータおよび制御時間に基づ
いてプロセスを継続させるか否かを判断する等のプロセ
スの実行のための管理が行なわれる。
【0090】SA9では、SA8での管理情報に基づい
て、大入賞口開放中プロセスが継続中であるか否かの判
断がなされる。SA9によりプロセスが継続中であると
判断された場合、すなわち、まだ、このプロセスを継続
させると判断された場合は、そのままリターンする。一
方、SA9によりプロセスが継続中ではないと判断され
た場合、すなわち、このプロセスを終了させると判断さ
れた場合は、SA10に進む。
【0091】SA10では、継続回数カウンタを1加算
する処理を行なって、SA11に進む。なお、パチンコ
遊技機1では、大当たり状態において、各ラウンドの終
了時に、画像表示装置5において当該ラウンドが終了し
た旨を表示するラウンド終了表示が行なわれる。たとえ
ば、8ラウンド目が終了した場合には、「8ラウンド終
了」という文字等が表示される。そして、特別図柄プロ
セスフラグとは、各ラウンドが終了して、上記のラウン
ド終了表示が行なわれるたびに1ずつ加算されるフラグ
である。SA10の処理が行なわれることにより、各ラ
ウンド終了時に行なわれるラウンド終了表示においての
表示内容が更新され、各ラウンドに合ったものにされ
る。
【0092】SA11では、特定領域無効化処理を行な
って、リターンする。ここで、特定領域無効化処理と
は、継続入賞検出有効期間(図11参照)をOFFする
処理である。この処理が行なわれ、前述の特定領域有効
化処理(SA5)がなされないと、継続スイッチ67に
おいて打玉の検出があった場合異常であると判定され
る。
【0093】図14は、大入賞口開放後処理の処理内容
を示すフローチャートである。この大入賞口開放後処理
では、開閉板61により可変入賞球装置10が開放され
た後のプロセスが実行される。
【0094】まず、ステップSB(以下、単にSBとい
う)1により、継続回数カウンタに対応した大入賞口開
放後プロセスデータを設定する処理がなされる。大入賞
口開放後プロセスデータとは、開閉板61により可変入
賞球装置10が開放された後のプロセスの制御内容を規
定するデータである。したがって、SB1では、繰返し
継続制御の継続回数に応じて、大入賞口開放後プロセス
を実行するためのデータが決定されるのである。
【0095】次に、SB2により、プロセスデータ/タ
イマ処理のサブルーチンが実行される。このプロセスデ
ータ/タイマ処理においては、大入賞口開放後プロセス
の実行に割り当てられている制御時間をタイマにより監
視し、プロセスデータおよび制御時間に基づいてプロセ
スを継続させるか否かを判断する等のプロセスの実行の
ための管理が行なわれる。
【0096】次に、SB3に進み、SB2での管理情報
に基づいて、大入賞口開放後プロセスが継続中であるか
否かの判断がなされる。SB3によりプロセスが継続中
であると判断された場合、すなわち、まだ、このプロセ
スを継続させると判断された場合は、リターンする。一
方、SB3によりプロセスが継続中ではないと判断され
た場合、すなわち、このプロセスを終了させると判断さ
れた場合は、SB4に進む。
【0097】SB4では、カウントスイッチフラグがカ
ウントスイッチ未検出を示すデータにされているか否か
の判断がなされる。ここで、カウントスイッチフラグと
は、カウントスイッチ68の検出結果を示すフラグであ
る。カウントスイッチ68により1個の打玉も検出され
ていない場合は、カウントスイッチフラグの値が「カウ
ントスイッチ未検出」を示すデータにされる。カウント
スイッチフラグの値は、繰返し継続制御のラウンド毎に
セットされ、繰返し継続制御のラウンド終了毎にクリア
される。
【0098】SB4によりカウントスイッチ未検出では
ないと判断された場合、すなわち、直前のラウンドにお
いてカウントスイッチ68による入賞球の検出がなされ
ている場合は、カウントスイッチ68による正常な検出
が行なわれている場合であり、SB6に進む。一方、S
B4によりカウントスイッチ未検出であると判断された
場合、すなわち、直前のラウンドにおいてカウントスイ
ッチ68により1個の入賞球も検出されていない場合
は、カウントスイッチ68が異常な状態になっている場
合であり、SB5に進む。
【0099】ここで、直前のラウンドにおいてカウント
スイッチ68により1個の入賞球も検出されていない場
合が、カウントスイッチ68の異常な状態である理由
は、次のとおりである。すなわち、可変入賞球装置10
は、開閉板61が開放状態になると、1ラウンドにおい
て必ず打玉の入賞があるように設計されているため、遊
技者が普通に遊技をしていれば、まったく打玉の入賞が
ないということはあり得ないからである。
【0100】SB5では、エラーフラグにカウントスイ
ッチ移動エラーを設定する処理がなされる。ここで、エ
ラーフラグとは、エラー状態(異常状態)を示すフラグ
であり、カウントスイッチ移動エラーとは、カウントス
イッチ68が正規の位置から移動させられた異常状態を
示すエラーをいう。つまり、1ラウンド中にカウントス
イッチ68が入賞球をまったく検出しなかった場合に
は、カウントスイッチ68が正規の位置から移動させら
れた異常状態が発生したものとみなされるのである。
【0101】SB5の後、SB6に進む。SB6では、
開閉板61による可変入賞球装置10の開放状態を終了
させるためのデータである大当り終了設定データがRA
M200dの作業領域に設定される。これに応じて、開
閉板61が大開口部100を閉塞する。次に、SB7に
進み、特定領域通過フラグが「特定領域通過なし」を示
すデータにされているか否かの判断がなされる。1ラウ
ンド中に継続スイッチ67により打玉が検出されていな
い場合は、特定領域通過フラグの値が「特定領域通過な
し」を示すデータにされる。
【0102】SB7により「特定領域通過なし」である
と判断された場合、すなわち、直前のラウンドで特定入
賞球が得られなかった場合には、繰返し継続制御を継続
させる必要がないため、この大入賞口開放後処理が終了
する。一方、SB7により特定領域通過ありと判断され
た場合、すなわち、直前のラウンドで特定入賞球が得ら
れた場合には、繰返し継続制御を継続させる必要がある
ため、SB8に進み、作業領域設定処理のサブルーチン
が実行し、リターンする。この作業領域設定処理におい
ては、開閉板61の開成状態を開始させるためのデータ
である大入賞口開放開始データがRAM200dの作業
領域に設定される。これに応じて、開閉板61が開成さ
れ、大開口部100が再び開放される。
【0103】次に、前述したスイッチ処理(S13)に
ついて説明する。図15は、図12のスイッチ処理のサ
ブルーチンの1つの継続スイッチ処理の処理内容を示す
フローチャートである。
【0104】まず、ステップSC(以下、単にSCとい
う)1では、スイッチチェック処理のサブルーチンが実
行される。スイッチチェック処理においては、継続スイ
ッチ67の検出処理用のデータに基づいて、継続スイッ
チ67のスイッチ対応ビットのオン/オフ判別、オンタ
イマの更新、および、エラーフラグの設定を行なうため
の処理が行なわれる。
【0105】次に、SC2に進み、継続スイッチ67が
オフ状態(非検出状態)であるか否かの判断がなされ
る。SC2により継続スイッチ67がオフであると判断
された場合は、そのままリターンする。一方、SC2に
より継続スイッチ67がオフではないオン状態(検出状
態)であると判断された場合は、SC3に進み、カウン
ト処理のサブルーチンが実行される。カウント処理にお
いては、継続スイッチ67の検出前にカウントスイッチ
68が打玉を検出したか否かを判断する処理がなされ
る。ここで、大入賞口入賞カウンタとは、前述したカウ
ントスイッチ68により検出される、可変入賞球装置1
0へのすべての入賞球を計数するためのカウンタをい
う。
【0106】次に、SC4に進み、特定領域有効中タイ
マが「0」になっているか否かの判断がなされる。ここ
で、特定領域有効中タイマとは、継続入賞検出有効期間
のことであり、特定領域有効中タイマに残り時間がある
ということは、継続入賞検出有効期間がON(図11参
照)であることを意味し、特定領域有効中タイマが
「0」になるということは、継続入賞検出有効期間がO
FFであることを意味する。SC4により特定領域有効
中タイマが「0」になっていないと判断された場合はS
C6に進む。一方、SC4により特定領域有効中タイマ
が「0」になっていると判断された場合は、SC5に進
み、前述したエラーフラグに、特定領域スイッチ異常エ
ラーを示す値をセットする処理がなされる。ここで、特
定領域スイッチ異常エラーとは、継続スイッチ67に異
常が生じた旨を示すエラーをいう。エラーフラグに、特
定領域スイッチ異常エラーを示す値をセットする処理が
なされると、前述したエラー処理により、そのような異
常が発生した旨を報知する処理がなされる。具体的に
は、スピーカによる警報音および可変表示装置4による
画面表示等により、そのような異常状態が発生した旨の
報知が行なわれる。このように、継続入賞検出有効期間
外に継続スイッチ67で打玉が検出された場合は、パチ
ンコ遊技機1がエラー状態に制御されるのである。
【0107】このような場合に継続スイッチ67に異常
が生じたと判断するのは、継続入賞検出有効期間中でな
く特定領域有効中タイマが「0」になっている場合、す
なわち、可変入賞球装置10が閉塞状態になっている場
合に、継続スイッチ67による検出がなされるのは可変
入賞球装置10の構造および動作制御内容から考えて異
常な状態だからである。SC5の後、この継続スイッチ
処理が終了する。
【0108】SC6では、特定領域通過フラグが「特定
領域通過あり」を示すデータにされているか否かの判断
がなされる。ここで、特定領域通過フラグとは、打玉が
導入口64を正常に通過し、カウントスイッチ68およ
び継続スイッチ67により検出されたことが認定された
か否かを示すフラグであり、カウントスイッチ68およ
び継続スイッチ67により検出されたことが認定された
場合には、「特定領域通過あり」を示すデータにされ
る。その特定領域通過フラグは、後述するSC7により
設定され得る。SC6により特定領域通過フラグが「特
定領域通過あり」を示すデータにされていると判断され
た場合は、リターンする。一方、SC6により特定領域
通過フラグが「特定領域通過あり」を示すデータにされ
ていないと判断された場合は、SC7に進み、特定領域
通過フラグを「特定領域通過あり」を示すデータに設定
する処理がなされ、リターンする。ここで、特定領域通
過フラグが「特定領域通過あり」を示すデータに設定さ
れると、繰返し継続制御の継続条件が成立し、前述した
大入賞口開放後処理のSB7の判断によりSB8に進む
ことにより、繰返し継続制御の実行が継続される。
【0109】前述したSC4〜SC7では、継続入賞検
出有効期間中にカウントスイッチ68および継続スイッ
チ67により打玉が検出された場合に、SC6およびS
C7の処理の実行により特定領域通過フラグが設定され
る。この場合は、継続スイッチ67による打玉の検出出
力が有効なものとして扱われ、繰返し継続制御の継続条
件が成立する。一方、開閉板61が閉塞状態にある場合
のような継続入賞検出有効期間外のタイミングにおいて
継続スイッチ67が打玉を検出した場合には、パチンコ
遊技機1がエラー状態にされるとともにSC6およびS
C7の処理が実行されず、継続スイッチ67が打玉を検
出したことが認定されない。すなわち、この場合には、
継続スイッチ67による打玉の検出出力があっても、そ
の検出が無効化され、繰返し継続制御の継続条件が成立
しない。
【0110】また、別のサブルーチンにおいては、前述
した継続入賞検出有効期間内にさらにカウントスイッチ
68による打玉の検出がされた場合に、その継続入賞検
出有効期間内に継続スイッチ67により打玉が検出され
たか否かの判断がなされる。そして、カウントスイッチ
68による玉の検出がなされないにもかかわらず、継続
入賞検出有効期間内に継続スイッチ67により打玉が検
出された場合には、カウントスイッチ68に対して不正
改造がなされた等の不正行為による異常状態が発生した
ものと基本回路200が判断する。そのような異常状態
が発生したと判断された場合は、スピーカによる警報音
および可変表示装置4による画面表示等により、そのよ
うな異常状態が発生した旨の報知が行なわれる。
【0111】次に、本発明の実施の形態の変形例や特徴
点を以下に列挙する。 (1) 本実施の形態のパチンコ遊技機1では、入賞玉
検出手段の一例であるカウントスイッチ68と、特定入
賞玉検出手段の一例である継続スイッチ67とを、玉誘
導経路71という同一経路に設けている。これにより、
可変入賞球装置10に上記の2つのスイッチのそれぞれ
に打玉を導くための2つの経路を設ける場合よりも、可
変入賞球装置10の小型化が可能となる。
【0112】詳しくは、本実施の形態では、打玉を2つ
のスイッチに導くための経路の入り口を1つとすること
ができるので、可変入賞球装置10の遊技領域3におい
て占めるべき面積をより小さくすることができ、遊技領
域3に、より多くの装飾を施すことができる。これによ
り、遊技者の興趣をより向上させるパチンコ遊技機1を
製造することが可能となる。
【0113】また、可変入賞球装置10に少なくとも1
つの打玉が入賞すれば、当該打玉は継続スイッチ67に
より確実に検出される。すなわち、遊技者が繰返し継続
制御の継続条件の成立を望む場合に、継続スイッチ67
の玉検出部に打玉を送り込むことができない、という不
都合を回避することができる。このため、一度パチンコ
遊技機1が特定遊技状態となれば、遊技者は、可変入賞
球装置10を、より確実に、実行上限回数である16回
第1の状態とすることができる。このようにして、遊技
者の、特定遊技状態への期待を高めることにより、興趣
の向上を図ることができる。
【0114】(2) 本実施の形態のパチンコ遊技機1
では、図9および図10を用いて説明したように、開閉
部材65は、開閉部材ソレノイド79の励磁状態の変化
により、玉誘導経路71上に形成された孔66を開閉す
る。以上のことから、玉誘導経路71上に形成された孔
66、開閉部材65および開閉部材ソレノイド79によ
り、玉誘導経路の途中箇所に設けられ、入賞玉検出手段
により検出された打玉の経路を玉誘導経路外に切換えて
打玉が特定入賞玉検出手段の玉検出部にまで誘導されな
いようにする切換手段が構成されている。
【0115】なお、本実施の形態では、玉誘導経路71
上に形成された孔66が、図10に示すように、開閉部
材65により開放されると、入賞玉検出手段により検出
された打玉の経路を玉誘導経路外に切換えて打玉が特定
入賞玉検出手段の玉検出部にまで誘導されないようにさ
れていたが、本発明の切換手段はこのような構成に限定
されない。上記の孔が閉じられた場合に、入賞玉検出手
段により検出された打玉の経路が上記のように玉誘導経
路外に切換えられるように構成することもできる。具体
的には、たとえば、玉誘導経路71と排出経路73との
接続部分に継続スイッチ67を配置し、玉誘導経路71
上に形成された孔が特定入賞玉検出手段の玉検出部とな
るようにしてもよい。この場合、玉誘導経路71の中の
カウントスイッチ68から継続スイッチ67までの部分
により、玉誘導経路が構成されていることになる。そし
て、この場合、上記の孔が開放されると、カウントスイ
ッチ68を通過した打玉は継続スイッチ67を通過す
る。そして、上記の孔が閉じられると、カウントスイッ
チ68を通過した打玉は継続スイッチ67を通過するこ
となく残りの継続球通路72を通過して、可変入賞球装
置10外へ排出される。
【0116】(3) なお、切換手段は、打玉を貯留す
る装置により構成されることもできる。つまり、入賞玉
検出手段と特定入賞玉検出手段との間に貯留装置を設
け、可変入賞球装置に入賞した打玉の一部を貯留して、
それ以降の入賞玉が特定入賞玉検出手段の玉検出部に誘
導されることを阻害するよう構成することができる。具
体的には、たとえば、パチンコ遊技機1において、開閉
部材65を設けず、カウントスイッチ68と継続スイッ
チ67との間に所定個数の打玉を貯留できる装置をさら
に設け、ラウンド開始時に、最初に可変入賞球装置10
に入賞した上記の所定個数の打玉が貯留装置に貯留され
るよう構成することができる。なお、この場合、排出経
路73および孔66は、貯留装置が打玉を貯留していな
い状態では、カウントスイッチ68によって検出された
打玉が貯留装置に導かれ、貯留装置が打玉を貯留してい
る状態では、カウントスイッチ68によって検出された
打玉が、孔66を介して排出経路73から排出されるよ
うに配設される。また、この場合、貯留装置は、貯留し
た打玉を、各ラウンド終了時に開放して、継続スイッチ
73へと導くように構成される。パチンコ遊技機1がこ
のように構成されれば、最初に可変入賞球装置10に入
賞した所定個数の打玉は、各ラウンド終了時に継続スイ
ッチ67に導かれる。また、それ以降に入賞した打玉
は、継続スイッチ67の玉検出部に導かれることなく、
孔66を介して排出経路73から排出される。
【0117】(4) 図11を用いて説明したように、
継続入賞検出有効期間は、継続入賞検出有効期間内に所
定個数の打玉がカウントスイッチ68において検出され
るかまたは継続入賞検出有効期間の最長時間が経過する
と、終了するように構成されていたが、本発明は、これ
に限定されない。図16に、図11のタイミングチャー
トの変形例を示す。図16を参照して、この変形例で
は、継続入賞検出有効期間が、各ラウンドにおいて1回
継続スイッチ67が打玉を検出すると終了するように構
成されている。このように構成すれば、上記の実施の形
態で説明したように、開閉部材ソレノイド79の励磁状
態を変化させて打玉の経路を変更しなくとも、各ラウン
ドで継続スイッチ67が打玉を検出するのを1回のみと
することができる。つまり、このように構成すれば、開
閉部材65および開閉部材ソレノイド79を省略するこ
とができる。なお、このことから、図16では、図11
には記載されていた開閉部材65の開閉についての記載
が省略されている。
【0118】(5) また、継続入賞検出有効期間は、
各ラウンドが開始されてから所定時間(たとえば5秒)
が経過すると終了するように構成することもできる。し
たがって、この期間に継続スイッチ67が打玉を検出し
なければ、次のラウンドには継続しない。
【0119】(6) 可変表示装置4は、画像表示式の
可変表示装置であってもよく、また、それに限らず、ド
ラム式やベルト式等の機械式のものであってもよい。
【0120】(7) 今回開示された実施の形態は、す
べての点で例示であって制限的なものではないと考えら
れるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態
の説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許
請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更
が含まれることが意図される。
【0121】
【課題を解決するための手段の具体例】遊技領域3によ
り、打玉が打込まれる遊技領域が構成されている。ま
た、可変入賞球装置10により、該遊技領域に設けら
れ、遊技者にとって有利な第1の状態と、遊技者にとっ
て不利な第2の状態とに変化可能な可変入賞球装置が構
成されている。カウントスイッチ68により、可変入賞
球装置内に進入したすべての打玉を検出する入賞玉検出
手段が構成され、継続スイッチ67により、特定入賞領
域内に入賞した特定入賞玉を検出可能な特定入賞玉検出
手段が構成されている。また、図4および図12〜図1
5の各処理を実行する基本回路200により、予め定め
られた特定遊技状態となった場合に可変入賞球装置を第
1の状態に制御した後、第2の状態にし、特定入賞玉検
出手段の検出出力があった場合に可変入賞球装置を再度
第1の状態にする繰返し継続制御を行なう制御手段が構
成されている。そして、導入口64、継続通路連通口6
9および継続球通路72により、可変入賞球装置内に設
けられ、入賞玉検出手段により検出された入賞玉を特定
入賞玉検出手段の玉検出部に誘導可能な玉誘導経路が構
成されている。そして、玉誘導経路71上に形成された
孔66、開閉部材65および開閉部材ソレノイド79に
より、玉誘導経路の途中箇所に設けられ、入賞玉検出手
段により検出された打玉の経路を玉誘導経路外に切換え
て打玉が特定入賞玉検出手段の玉検出部にまで誘導され
ないようにする切換手段が構成されている。
【0122】排出経路73により、玉誘導経路に接続さ
れ、入賞玉検出手段により検出された入賞玉を、特定入
賞玉検出手段の玉検出部を通過させることなく、可変入
賞球装置外へ排出する排出経路が構成されている。
【0123】そして、玉誘導経路71上に形成された孔
66により、玉誘導経路と排出経路の接続部に形成され
た、打玉が通過可能な孔が構成されている。また、開閉
部材65により、孔の少なくとも一部を覆うことによ
り、打玉が孔を通過することを阻止する規制部材が構成
されている。そして、ソレノイド回路208および開閉
部材ソレノイド79により、規制部材を、孔を覆う第1
の状態、または、孔を開放する第2の状態に制御するこ
とが可能な規制部材制御手段が構成されている。
【0124】図9および図10に示す開閉部材65が板
状の蓋体であることにより、規制部材が板状の蓋体であ
る旨が開示されている。そして、開閉部材65が、図9
に示す状態と図10に示す状態のいずれか一方から他方
に変化する際にスライドすることにより、規制部材制御
手段が、蓋体をスライドさせることにより、規制部材を
第1の状態または前記第2の状態に制御する旨が開示さ
れている。
【0125】図16を用いて説明したように、継続入賞
検出有効期間が、各ラウンドにおいて1回継続スイッチ
67が打玉を検出すると終了するように構成されること
により、制御手段が、所定条件下では、特定入賞玉検出
手段の検出出力を無効化して弾球遊技機の遊技状態の制
御に用いない旨が開示されている。
【0126】開閉板61が開成された場合に可変入賞球
装置10において開放される部分、すなわち大開口部1
00および大入賞室63の前面により、可変入賞球装置
が第1の状態となっているときに打玉が入賞する開口部
が構成されている。そして、導入口64が入賞室63の
前面の左端部に設けられ、カウントスイッチ68が導入
口64に当接して設けられていることにより、入賞玉検
出手段が開口部において左右いずれか一方側に配置され
ている旨が開示されている。また、継続スイッチ67
が、カウントスイッチ68に対して遊技領域3の奥行方
向に配置されていることにより、特定入賞玉検出手段が
入賞玉検出手段に対して、遊技領域の奥行方向に配置さ
れている旨が開示されている。
【0127】カウントスイッチ68が導入口64に当接
して設けられていることにより、入賞玉検出手段が玉誘
導経路の入り口部分に設けられている旨が開示されてい
る。また、導入口64が入賞室63の前面に設けられて
いることにより、玉誘導経路の入り口部分が開口部に臨
ませて形成されている旨が開示されている。
【0128】図7および図9に示すように、継続スイッ
チ67における打玉の通過方向が、カウントスイッチ6
8における打玉の通過方向に対してほぼ垂直とされ、す
なわち、カウントスイッチ68を通過した打玉が横方向
(遊技領域3の幅方向)に送られて継続スイッチ67に
到達することにより、玉誘導経路が遊技領域の幅方向に
沿って形成されている旨が開示されている。
【0129】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、入賞玉検出手段と特定入賞玉検出手段とを
同一経路に設けることができるため、弾球遊技機におい
て、可変入賞球装置の小型化を図ることができる。これ
により、遊技領域において、たとえば可変表示装置等
の、可変入賞球装置以外の部材を大きくすることがで
き、遊技者の興趣の向上を図ることができる。
【0130】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、切換手段による打玉の経路の切換は、規制
部材による孔の開閉状態の変化によって行なわれるた
め、弾球遊技機をより容易に構成することができる。
【0131】請求項3に関しては、請求項2に関する効
果に加えて、切換手段による打玉の経路の切換は、板状
の蓋体がスライドすることによって行なわれるため、弾
球遊技機をより容易に構成することができる。
【0132】請求項4に関しては、入賞玉検出手段と特
定入賞玉検出手段とを同一経路に設けることができるた
め、弾球遊技機において、可変入賞球装置の小型化を図
ることができる。これにより、遊技領域において、たと
えば可変表示装置等の、可変入賞球装置以外の部材を大
きくすることができ、遊技者の興趣の向上を図ることが
できる。
【0133】請求項5に関しては、請求項1〜請求項4
のいずれか1項に関する効果に加えて、可変入賞球装置
に入賞した打玉が開口部の左右いずれか一方側に誘導さ
れ、可変入賞球装置における打玉の誘導が容易となり。
また、玉誘導経路が遊技領域の奥行方向に延びるように
形成されるため、可変入賞球装置の遊技領域においての
幅および高さ方向の寸法を小さくでき、遊技領域におけ
る、可変入賞球装置以外の部材の寸法を大きくすること
ができる。
【0134】請求項6に関しては、請求項5に関する効
果に加えて、玉誘導経路において、入賞玉検出手段の前
には経路はないため、玉誘導経路をより短くでき、可変
入賞球装置の小型化を図ることができる。また、開口部
に到達した打玉は、すぐに、玉誘導経路の入賞玉検出手
段に検出されるため、可変入賞球装置内に入賞したが未
だ入賞玉検出手段には検出されていないという打玉の数
をより少なくでき、弾球遊技機において、可変入賞球装
置に入賞した打玉の数を、より確実に検出することがで
きる。これにより、弾球遊技機において、より可変入賞
球装置に入賞した打玉の数に合致した遊技制御を行なう
ことができる。
【0135】請求項7に関しては、請求項1〜請求項6
のいずれか1項に関する効果に加えて、可変入賞球装置
において、遊技領域の高さ方向の寸法を短くすることが
できる。このことは、図1に示すパチンコ遊技機1のよ
うに、可変入賞球装置が、遊技領域の高さ方向に可変表
示装置等の他の部材とともに配置された場合に、当該他
の部材の高さ方向の寸法を大きくすることができるた
め、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技盤面
を示す正面図である。
【図2】図1のパチンコ遊技機の遊技制御を行なう制御
回路を示すブロック図である。
【図3】図1のパチンコ遊技機の可変表示装置の可変表
示制御に用いられる各種ランダムカウンタを説明するた
めの図である。
【図4】図1のパチンコ遊技機の可変表示装置の可変表
示制御動作を示すフローチャートである。
【図5】図1のパチンコ遊技機の可変入賞球装置の正面
図である。
【図6】図5の可変入賞球装置の斜視図である。
【図7】図6の可変入賞球装置の要部の正面図である。
【図8】図7の可変入賞球装置のVIII−VIII線
に沿う断面図である。
【図9】図6の可変入賞球装置の裏面図である。
【図10】図6の可変入賞球装置の裏面図である。
【図11】図1のパチンコ遊技機における繰返し継続制
御の制御タイミングを示すタイミングチャートである。
【図12】図1のパチンコ遊技機の遊技制御のメインプ
ログラムの処理手順を示すフローチャートである。
【図13】図1のパチンコ遊技機の遊技制御における大
入賞口開放中処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図14】図1のパチンコ遊技機の遊技制御における大
入賞口開放後処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図15】図1のパチンコ遊技機の遊技制御における継
続スイッチ処理の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図16】図1のパチンコ遊技機における繰返し継続制
御の変形例の制御タイミングを示すタイミングチャート
である。
【符号の説明】
3は遊技領域、4は可変表示装置、10は可変入賞球装
置、61は可動部材の一例である開閉板、63は大入賞
室、64は導入口、66は孔、67は特定入賞玉検出手
段の一例である継続スイッチ、68は入賞玉検出手段の
一例であるカウントスイッチ、71は玉誘導経路、72
は継続球通路、78はソレノイド、79は開閉部材ソレ
ノイド、100は大開口部である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 打玉が打込まれる遊技領域と、 該遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利な第1の状
    態と、遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な
    可変入賞球装置と、 前記可変入賞球装置内に進入したすべての打玉を検出す
    る入賞玉検出手段と、 前記特定入賞領域内に入賞した特定入賞玉を検出可能な
    特定入賞玉検出手段と、 予め定められた特定遊技状態となった場合に前記可変入
    賞球装置を前記第1の状態に制御した後、前記第2の状
    態にし、前記特定入賞玉検出手段の検出出力があった場
    合に前記可変入賞球装置を再度前記第1の状態にする繰
    返し継続制御を行なう制御手段とを含む弾球遊技機であ
    って、 前記可変入賞球装置内に設けられ、前記入賞玉検出手段
    により検出された入賞玉を前記特定入賞玉検出手段の玉
    検出部に誘導可能な玉誘導経路と、 該玉誘導経路の途中箇所に設けられ、前記入賞玉検出手
    段により検出された打玉の経路を前記玉誘導経路外に切
    換えて打玉が前記特定入賞玉検出手段の玉検出部にまで
    誘導されないようにする切換手段とを含むことを特徴と
    する、弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記玉誘導経路に接続され、前記入賞玉
    検出手段により検出された入賞玉を、前記特定入賞玉検
    出手段の玉検出部を通過させることなく、前記可変入賞
    球装置外へ排出する排出経路をさらに含み、 前記切換手段は、 前記玉誘導経路と前記排出経路の接続部に形成された、
    打玉が通過可能な孔と、 前記孔の少なくとも一部を覆うことにより、打玉が前記
    孔を通過することを阻止する規制部材と、 前記規制部材を、前記孔を覆う第1の状態、または、前
    記孔を開放する第2の状態に制御することが可能な規制
    部材制御手段とを含むことを特徴とする、請求項1に記
    載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記規制部材は、板状の蓋体であり、 前記規制部材制御手段は、前記蓋体をスライドさせるこ
    とにより、前記規制部材を前記第1の状態または前記第
    2の状態に制御することを特徴とする、請求項2に記載
    の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 打玉が打込まれる遊技領域と、 該遊技領域に設けられ、遊技者にとって有利な第1の状
    態と、遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可能な
    可変入賞球装置と、 前記可変入賞球装置内に進入したすべての打玉を検出す
    る入賞玉検出手段と、 前記特定入賞領域内に入賞した特定入賞玉を検出可能な
    特定入賞玉検出手段と、 予め定められた特定遊技状態となった場合に前記可変入
    賞球装置を第1の状態に制御した後、第2の状態にし、
    前記特定入賞玉検出手段の検出出力があった場合に前記
    可変入賞球装置を再度前記第1の状態にする繰返し継続
    制御を行なう制御手段とを含む弾球遊技機であって、 前記可変入賞球装置内に設けられ、前記入賞玉検出手段
    により検出された入賞玉を前記特定入賞玉検出手段の玉
    検出部に誘導可能な玉誘導経路を含み、 前記制御手段は、所定条件下では、前記特定入賞玉検出
    手段の検出出力を無効化して前記繰返し継続制御に用い
    ないことを特徴とする、弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記可変入賞球装置は、当該可変入賞球
    装置が前記第1の状態となっているときに打玉が入賞す
    る開口部をさらに含み、 前記入賞玉検出手段は、前記開口部において左右いずれ
    か一方側に配置され、 前記特定入賞玉検出手段は、前記入賞玉検出手段に対し
    て、前記遊技領域の奥行方向に配置されていることを特
    徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の
    弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記入賞玉検出手段は、前記玉誘導経路
    の入り口部分に設けられ、 前記玉誘導経路の入り口部分は、前記開口部に臨ませて
    形成されていることを特徴とする、請求項5に記載の弾
    球遊技機。
  7. 【請求項7】 前記玉誘導経路は、前記遊技領域の幅方
    向に沿って形成されていることを特徴とする、請求項1
    〜請求項6のいずれか1項に記載の弾球遊技機。
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