JPH11267157A - 電動式車椅子用の動力装置及び該動力装置を備えた車椅子 - Google Patents

電動式車椅子用の動力装置及び該動力装置を備えた車椅子

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JPH11267157A
JPH11267157A JP10114084A JP11408498A JPH11267157A JP H11267157 A JPH11267157 A JP H11267157A JP 10114084 A JP10114084 A JP 10114084A JP 11408498 A JP11408498 A JP 11408498A JP H11267157 A JPH11267157 A JP H11267157A
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JP
Japan
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motor
wheelchair
mounting
horizontal frame
container
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JP10114084A
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English (en)
Inventor
Shigeru Mori
茂 森
Kenzo Komatsu
建造 小松
Yukitada Ayukawa
幸忠 鮎川
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Fujimoto Sansho Kk
Original Assignee
Fujimoto Sansho Kk
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 手動の車椅子に取り付けて電動化できる動力
装置及び手動式兼電動式車椅子を提供する。 【解決手段】 上方横フレーム15に取外し可能に取付
けた上側取付け板部材と、下方横フレーム16又は前方
縦フレーム6に取外し可能に取付けた固定板部材と、上
側取付け板部材及び固定板部材に取り外し可能に取付け
た中央部にモータの軸側端部突出用の窓穴が形成されて
いる基板部材28と、外側に突き出た部分に軸受部を備
える容器状部及び該容器状部開口側から周囲に延びるフ
ランジ部を基板部材28の窓穴周囲に位置させて、その
一端部が基板部材28に対し回動可能に取付けられてい
るモータ取付け部材35と、該モータ取付け部材35の
容器状部の軸受部にモータ回転軸を軸支させて、モータ
取付け部材35に固定されているモータ33と、モータ
回転軸に取付けた車椅子のタイヤに接触する駆動用ロー
ラと、基板部材28に一端が取付けられモータ取付け部
材35に他端が取付けられているバネとを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動式車椅子用の
動力装置に関し、特に、折り畳み可能の電動式車椅子用
及び折り畳み不能の電動式車椅子用の動力装置に関す
る。本発明は、モータを搭載する電動式車椅子、即ち折
り畳み可能の電動式車椅子及び折り畳み不能の電動式車
椅子に関し、特に、動力源又は補助動力源としてモータ
を搭載する電動車椅子、即ち折り畳み可能の電動式車椅
子及び折り畳み不能の電動式車椅子に関する。また、本
発明は、人力による駆動系とモータによる駆動系とを備
える手動式及び電動式車椅子、即ち折り畳み可能の電動
式車椅子及び折り畳み不能の電動式車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車椅子は、手動のものであり、乗
る人がハンドリムを回して、又は介護者が手押しのハン
ドルを持って車椅子を押すことにより移動させている。
このような手動の車椅子は、坂道を登るときなどは多く
の労力を要し、乗る人や介護者が非力の場合、車椅子を
移動させることが難しく、問題とされている。そこで、
モータを補助動力として備えた電動式車椅子が提案され
ている。また、電動式車椅子は、例えば、主車輪のタイ
ヤに接するように駆動ローラを設けると共に、座席後方
にモータを設けて、モータの回転を、動力伝達装置を介
して駆動ローラに伝達して、主車輪を駆動して、車椅子
を自動的に移動させるように形成されており、モータを
駆動することにより、車椅子の平地の移動はもとより、
登坂時の車椅子の移動を楽にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電動車
椅子においては、モータ、モータの電源用蓄電地、動力
伝達装置及び駆動制御装置を備えており、全体的に重厚
となって、重量も一般の車椅子に比して大層重くなって
おり、折り畳む場合などには、非力な人にとって、扱い
難くなっていて問題である。しかも、電動式車椅子は、
比較的高価であり、また従来の手動の車椅子を廃棄する
のも、車椅子を利用する者にとって、経済的負担が大き
く問題である。本発明は、従来の電動車椅子が、一般の
車椅子に比して大層重く形成されて、扱い難い点、及び
従来の車椅子の電動化の点を解決することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の手動の
車椅子を軽量な動力装置を取り付けて電動化して、老人
や女子など非力な人でも扱い易い手動式及び電動式車椅
子を提供することを目的としている。即ち、本発明は、
上部に車椅子の横フレームへの取付け部を有すると共
に、下部又は前方部に対応する下部横フレーム又は前方
縦フレームへの取付け部を有し、中央部にモータの軸側
端部の突出用の窓穴が形成されている基板部材と、外側
に突き出た部分に軸受部を備える容器状部及び該容器状
部開口側から周囲に延びるフランジ部を有し、前記基板
部材の窓穴周囲に前記フランジ部を位置させて、その一
端部が前記基板部材に対し回動可能に取付けられている
モータ取付け部材と、該モータ取付け部材の容器状部の
軸受部にモータ回転軸を軸支させて、モータ取付け部材
に固定されているモータと、モータ回転軸に取付けられ
ている車椅子のタイヤに接触するローラと、前記基板部
材に一端が取付けられ及前記モータ取付け部材に他端が
取付けられているバネとを備えていることを特徴とする
電動式車椅子用の動力装置にあり、また、本発明は、上
部に車椅子の横フレームへの取付け部を有すると共に、
下部又は前方部に対応する下部横フレーム又は前方縦フ
レームへの取付け部を有し、中央部にモータの軸側端部
の突出用の窓穴が形成されている基板部材と、外側に突
き出た部分に軸受部を備える容器状部及び該容器状部開
口側から周囲に延びるフランジ部を有し、前記基板部材
の窓穴周囲に前記フランジ部を位置させて、その一端部
が前記基板部材に対し回動可能に取付けられているモー
タ取付け部材と、該モータ取付け部材の容器状部の軸受
部にモータ回転軸を軸支させて、モータ取付け部材に固
定されているモータと、モータ回転軸に取付けられてい
る車椅子のタイヤに接触するローラと、前記基板部材に
一端が取付けられ及前記モータ取付け部材に他端が取付
けられているバネと、左右一方の側の上下横フレームへ
の取付け部を有する電池収容ケース取付け用の基板部材
と、該電池収容ケース取付け用基板部材に取外し可能に
取付けられている電池収容ケースと、前記左右二つのモ
ータを電気的に直列又は並列に接続可能の切換スイッチ
とを備えることを特徴とする電動式車椅子用の動力装置
にある。
【0005】さらに、本発明は、前方左右両側に設けら
れている比較的小さい径の一対の副車輪、後方左右両側
に設けられ、比較的大きい径の一対の主車輪、並びに動
力源としてモータを備える電動式車椅子において、前記
副車輪の回転軸の夫々に支持されている前方縦フレーム
と、前記主車輪の回転軸の夫々に支持されている後方縦
フレームと、前記前方及び後方の縦フレームの夫々に保
持されて、横方向に延びる上方横フレームと、前記上方
横フレームの夫々下方に設けられ、前方及び後方の縦フ
レームに保持されて横方向に延びる下方横フレームと、
前記上方横フレームの夫々に、取外し可能に取付けられ
ており、取り外し可能な形状に上端部が形成されている
上側取付け板部材と、前記下方横フレーム又は前方縦フ
レームの何れかに、取外し可能に取付けられており、取
り外し可能な形状に下端部が形成されている固定板部材
と、前記上側取付け板部材に上部が取り外し可能に取付
けられ、前記固定板部材に取り外し可能に取付けられる
ことにより、前記上方横フレーム並びに前記下方横フレ
ーム又は前記前方縦フレームに取外し可能に取り付けら
れており、中央部にモータの軸側端部突出用の窓穴が形
成されている基板部材と、外側に突き出た部分に軸受部
を備える容器状部及び該容器状部開口側から周囲に延び
るフランジ部を有し、前記基板部材の窓穴周囲に前記フ
ランジ部を位置させて、その一端部が前記基板部材に対
し回動可能に取付けられているモータ取付け部材と、該
モータ取付け部材の容器状部の軸受部にモータ回転軸を
軸支させて、モータ取付け部材に固定されているモータ
と、モータ回転軸に取付けられている車椅子のタイヤに
接触する駆動用ローラと、前記基板部材に一端が取付け
られルト共に、前記モータ取付け部材に他端が取付けら
れているバネとを備えていることを特徴とす電動式車椅
子にあり、さらにまた、本発明は、前方左右両側に設け
られている比較的小さい径の一対の副車輪、後方左右両
側に設けられ、比較的大きい径の一対の主車輪、並びに
動力源としてモータを備える電動式車椅子において、前
記副車輪の回転軸の夫々に支持されている前方縦フレー
ムと、前記主車輪の回転軸の夫々に支持されている後方
縦フレームと、前記前方及び後方の縦フレームの夫々に
保持されて、横方向に延びる上方横フレームと、前記上
方横フレームの夫々下方に設けられ、前方及び後方の縦
フレームに保持されて横方向に延びる下方横フレーム
と、前記上方横フレームの夫々に、取外し可能に取付け
られており、取り外し可能な形状に上端部が形成されて
いる上側取付け板部材と、前記下方横フレームの夫々
に、取外し可能に取付けられており、取り外し可能な形
状に下端部が形成されている下側取付け板部材と、前記
上側取付け板部材に上部が取り外し可能に取付けられ、
前記下側取付け板部材に下部が取り外し可能に取付けら
れることにより、前記上方及び下方横フレームに取外し
可能に取り付けられており、中央部にモータの軸側端部
突出用の窓穴が形成されているモータ取付け用の基板部
材と、外側に突き出た部分に軸受部を備える容器状部及
び該容器状部開口側から周囲に延びるフランジ部を有
し、前記基板部材の窓穴周囲に前記フランジ部を位置さ
せて、その一端部が前記モータ取付け用の基板部材に対
し回動可能に取付けられているモータ取付け部材と、該
モータ取付け部材の容器状部の軸受部にモータ回転軸を
軸支させて、モータ取付け部材に固定されているモータ
と、モータ回転軸に取付けられている車椅子のタイヤに
接触する駆動用ローラと、前記モータ取付け用の基板部
材に一端が取付けられ及前記モータ取付け部材に他端が
取付けられているバネと、夫々左右一対に設けられてい
る前記上下横フレームの中の一方の側の上下横フレーム
の前記モータ取付け用の基板部材に対し、主車輪側にお
いて隣接する箇所に、取付け具を介して取外し可能に取
付けられている電池収容ケース取付け用の基板部材と、
該電池収容ケース取付け用基板部材に取外し可能に取付
けられている電池収容ケースと、前記左右二つのモータ
を電気的に直列又は並列に接続可能の切換スイッチとを
備えることを特徴とする電動式車椅子にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、電動式車椅子
は、折り畳み式の電動式車椅子及び折り畳むことができ
ない電動式車椅子を意味し、本発明は、従来の車椅子
に、本発明の電動式車椅子の動力装置を取り付けて電動
化したものを包含する。本発明において、電動式車椅子
には、前方左右両側に比較的小さい径の一対の副車輪
(キャスタ)が設けられ、後方左右両側に比較的大きい
径の一対の主車輪が設けられる。前記副車輪の回転軸に
支持されて、前方縦フレームが設けられ、前記主車輪の
回転軸に支持されて、後方縦フレームが設けられる。前
記前方及び後方の縦フレームの夫々には、横方向に延び
る上方横フレームが固定されており、前記上方横フレー
ムの下方には、前方及び後方の縦フレームに保持されて
横方向に延びる下方横フレームが設けられている。
【0007】折り畳むことができない電動式車椅子の場
合は、従来の車椅子と同様に、左右の上横フレーム同士
及び左右の下横フレーム同士を接続して、又は左右の前
縦フレーム同士及び左右の後横フレーム同士を接続し
て、左右の上下横フレームを水平方向に補強支持する横
支持枠部材が設けられる。これに対し折り畳み式の電動
式車椅子の場合においても、従来の電動式車椅子と同様
に、座席支持フレームの左側と右下横フレームを接続し
て又は座席支持フレームの右側と左下横フレームを接続
して夫々X字形に交差するXリンクを前後一対宛設ける
ことができる。また前方の縦フレーム間で、前記左縦フ
レームの上部と右縦フレームの下部を接続して及び前記
右縦フレームの上部と左縦フレームの下部を接続してX
字形に交差するXリンクが設けられ、また後方の縦フレ
ーム間で、前記左縦フレームの上部と右縦フレームの下
部を接続して及び前記右縦フレームの上部と左縦フレー
ムの下部を接続してX字形に交差するXリンクを設ける
のが好ましい。
【0008】本発明において、左右両側の上方横フレー
ム及び下方横フレーム間には、基板部材が設けられてい
る。基板部材は、モータの回転軸に取付けられている駆
動ローラを、車椅子の主車輪のタイヤに接触させるため
に設けられており、該基板部材には、モータを取付ける
ためのモータ取付け部材が取付けられる。本発明におい
て、モータ取付け部材は、基板部材に固定されるフラン
ジ部を有すると共に、該フランジ部から外方に突出る容
器部を有しており、容器底部には、モータ回転軸の軸受
けが設けられている。モータ取付け部材は、移動時に
は、駆動ローラを絶えず主車輪に押し付けるように、基
板部材とモータ取付け部材を連結するようにバネが設け
られており、このバネは、駆動ローラを車椅子の主車輪
のタイヤに圧し付けるように作用するものであれば、基
板部材とモータ取付け部材におけるバネの取付け位置の
如何により、圧縮バネ及び引張りバネの何れも使用する
ことができる。電動式車椅子が折り畳み式である場合に
は、モータはXリンクに当たらないように、つまりリン
クを避けて設けられる。
【0009】本発明において、駆動ローラは、車椅子の
主車輪のタイヤ一部に接触するように付勢されており、
移動時に、モータの回転を車椅子の主車輪に伝えて、車
椅子を補助的に駆動するものであり、主車輪のタイヤに
駆動ローラが一旦接触したら、自動的に、車輪と駆動ロ
ーラの接触が維持され継続することができる。即ち、こ
の場合、駆動ローラは、バネにより付勢されて、主車輪
のタイヤの一部に接触するが、回転する駆動ローラが主
車輪のタイヤの一部に接触すると、駆動ローラは、主車
輪のタイヤを蹴って主車輪を回転させると共にその反作
用で、駆動ローラは主車輪のタイヤに向けて押し付けら
れ、この作用は、バネの伸び又は縮みとバランスし、モ
ータの回転を車椅子の主車輪に伝達する。
【0010】本発明の電動車椅子において、駆動ローラ
は、モータ取付け部材に取付けられるモータを軽量とす
るために小さく形成されるのが好ましい。この場合、駆
動ローラの直径は、主車輪の直径が600mmのとき
に、駆動ローラの直径は、8乃至20mm、好ましく
は、9乃至13mmとされる。本発明において、駆動ロ
ーラは、摩擦部材で接触面が被覆されている摩擦車とす
ることができる。原動ローラを摩擦車とする場合には、
車椅子の主車輪の一円周上の接触面、例えば、タイヤの
側面又はリム下縁面に、駆動ローラの接触面を接触させ
て、モータの回転を車椅子の車輪に伝達することができ
る。モータは、該モータの回転軸に直接又は間接的に連
結する駆動ローラが、車椅子の主車輪のタイヤの一部に
接触できる高さに位置するような高さに設けられる。
【0011】本発明において、モータは、左右両側に設
けられるが、電源は1個設けられる。電源の配置箇所
は、従来の電動式車椅子と同様の箇所、例えば座席の
下、後方部等に配置してもよいが、取付けが簡単なとこ
ろから、左右何れか一方の横フレームの主車輪の後方部
でXリンクより主車輪側に設けるのが好ましい。電源を
左右何れかの横フレームに設ける場合には、電源をXリ
ンクの間に設けると、走行時の車椅子が安定するので好
ましい。本発明において、二つのモータは直列又は並列
に電源に接続される。モータを電源に直列に接続する
と、左右のモータの回転数を異ならせることができるの
で好ましい。しかし直進する場合には、左右のモータを
並列に電源に接続すると、左右のモータの回転数が同一
になるので好ましい。
【0012】本発明は、電動式車椅子用の動力装置を、
上部に車椅子の横フレームへの取付け部を有すると共
に、下部又は前方部に対応する下部横フレーム又は前方
縦フレームへの取付け部を有し、中央部にモータの軸側
端部の突出用の窓穴が形成されている基板部材と、外側
に突き出た部分に軸受部を備える容器状部及び該容器状
部開口側から周囲に延びるフランジ部を有し、前記基板
部材の窓穴周囲に前記フランジ部を位置させて、その一
端部が前記基板部材に対し回動可能に取付けられている
モータ取付け部材と、該モータ取付け部材の容器状部の
軸受部にモータ回転軸を軸支させて、モータ取付け部材
に固定されているモータと、モータ回転軸に取付けられ
ている車椅子のタイヤに接触するローラと、前記基板部
材に一端が取付けられ及前記モータ取付け部材に他端が
取付けられているバネとを備えて形成するので、簡単な
構造であって、比較的軽量に形成することができ、その
取付け箇所も、外側から簡単に見える上下横フレームで
あり、取付け及び取外し作業が簡単且つ容易である。し
たがって、従来の電動機を備えていない車椅子であって
も、簡単に電動機を取付けて電動化することができる。
【0013】本発明は、前方左右両側に設けられている
比較的小さい径の一対の副車輪、後方左右両側に設けら
れ、比較的大きい径の一対の主車輪、並びに動力源とし
てモータを備える電動式車椅子において、前記副車輪の
回転軸の夫々に支持されている前方縦フレームと、前記
主車輪の回転軸の夫々に支持されている後方縦フレーム
と、前記前方及び後方の縦フレームの夫々に保持され
て、横方向に延びる上方横フレームと、前記上方横フレ
ームの夫々下方に設けられ、前方及び後方の縦フレーム
に保持されて横方向に延びる下方横フレームと、前記上
方横フレームの夫々に、取外し可能に取付けられてお
り、取り外し可能な形状に上端部が形成されている上側
取付け板部材と、前記下方横フレーム又は前方縦フレー
ムの何れかに、取外し可能に取付けられており、取り外
し可能な形状に下端部が形成されている固定板部材と、
前記上側取付け板部材に上部が取り外し可能に取付けら
れ、前記固定板部材に取り外し可能に取付けられること
により、前記上方横フレーム並びに前記下方横フレーム
又は前記前方縦フレームに取外し可能に取り付けられて
おり、中央部にモータの軸側端部突出用の窓穴が形成さ
れている基板部材と、外側に突き出た部分に軸受部を備
える容器状部及び該容器状部開口側から周囲に延びるフ
ランジ部を有し、前記基板部材の窓穴周囲に前記フラン
ジ部を位置させて、その一端部が前記基板部材に対し回
動可能に取付けられているモータ取付け部材と、該モー
タ取付け部材の容器状部の軸受部にモータ回転軸を軸支
させて、モータ取付け部材に固定されているモータと、
モータ回転軸に取付けられている車椅子のタイヤに接触
する駆動用ローラと、前記基板部材に一端が取付けられ
ルト共に、前記モータ取付け部材に他端が取付けられて
いるバネとを備えるので、該モータ取付け部材を主車輪
側に傾斜させることにより、駆動ローラを、車椅子の主
車輪のタイヤの一円周上の接触面に接触させることがで
き、モータの駆動により回転する駆動ローラの回転を、
主車輪に伝達させることができ、車椅子をモータにより
移動することができる。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の電動式
車椅子の実施の態様について説明するが、本発明は、以
下の説明及び例示によって何ら制限を受けるものではな
い。図1は、本発明の電動式車椅子の一実施例について
の概略の左側側面図であり、図2は、図1に示す実施例
についての反対側の概略を示す、概略の右側側面図であ
る。図3は、図1及び図2に示す実施例の電動式車椅子
の概略の背面図である。図4は、図3の背面図において
電池取付け部を取り除いて、左右のモータの配置関係を
示す一部切欠いて示す概略の背面図である。図5は、図
1乃至図3に示す実施例の電動式車椅子の折り畳んだ状
態を示す概略の背面図である。図6は、図1乃至図3に
示す実施例の電動式車椅子の駆動ローラ及びモータを中
心にその配置関係の概略を示す、概略の部分的に拡大し
て示す、拡大部分左側面図である。図7は、図6に示し
た電動式車椅子の左側部分の駆動ローラ、モータ及び主
車輪の配置関係の概略を一部切欠いて部分的に拡大して
示す部分拡大正面側断面図である。図8は、図1に示す
電動式車椅子の左側部分の電池取付け構造の概略を一部
切欠いて部分的に拡大して示す部分拡大背面側断面図で
ある。図9は、図1乃至図3に示す実施例の電動式車椅
子における二つのモータと電源を直列に接続した配線図
である。図10は、図1乃至図3に示す実施例とは異な
る実施例の電動式車椅子の駆動ローラ及びモータを中心
にその配置関係の概略を示す、概略の部分的に拡大して
示す、拡大部分左側面図である。図11は、図10に示
した電動式車椅子において、左側部分の駆動ローラ、モ
ータ及び主車輪の配置関係について、その概略を一部切
欠いて部分的に拡大して示す部分拡大正面側断面図であ
る。前記図1乃至図11において、共通する部分及び対
応する部分については同一の符号が付されており、ま
た、説明の便宜上、説明を要しない付属品は、省略さ
れ、図示されていない。
【0015】図1乃至図9に示す実施例は、従来の折り
畳み可能の電動式車椅子を電動化した事例である。本例
において、本発明の電動式車椅子1は、前方下部に、比
較的直径の小さい副車輪(キャスタ)2を左右に備え、
後方に比較的直径の大きい主車輪3を左右に備えてい
る。副車輪2の車軸4には、垂直方向を中心に回転可能
に形成されている副車輪取付け具5の下端部が連結して
おり、副車輪取付け具5の上部は、夫々、前方縦フレー
ム6に取付け部材7に溶接されて取付けられている。前
方縦フレーム6は上部で後方に曲げられて肘掛け部材8
が取付けられている。主車輪3の車軸9は後方縦フレー
ム10に固定されている。後方縦フレーム10は、上部
にスイッチ取付け部材11により開閉器12が取付けら
れ、下部に切換スイッチ13が設けられ、その上側端部
には、グリップ14が形成されている。
【0016】前方縦フレーム6及び後方縦フレーム10
には、上方横フレーム15が溶接されており、上方横フ
レーム15の下方に下方横フレーム16が溶接されてい
る。上方横フレーム15には、該横フレーム15を跨い
で逆U字形のブレーキ取付け板部材17がボルト18及
び19により取付けられている。本例において、このボ
ルト18には、L字形に形成されているブレーキレバー
20の回動部21が回動可能に取付けられており、ボル
ト19には、棒状のブレーキ部材22の回動部23が回
動可能に取付けられている。
【0017】本例において、ブレーキレバー20のL字
形の折り曲がった短い部分23及びブレーキ部材22の
先端部24には、リンク25が回動可能に取付けられて
おり、ブレーキレバー20を後方に引くことにより主車
輪のタイヤ26にブレーキ部材22が接触して、主車輪
3の回転を停止させるように作用する。したがって、本
例において、車椅子を停止するときは、ブレーキレバー
20を後方に引いて、ブレーキ部材22を主車輪3のタ
イヤ26に接触させると同時にモータ33のスィッチ1
2を切って車椅子を停止させる。ブレーキ部材の作用段
階のトルクの変化をセンサ(図示されていない)により
検出して、自動的にモータ10のスィッチを切って停止
するようにすることもできる。
【0018】本例において、上方横フレーム15の上方
には、前方縦フレーム6と後方縦フレーム10の間に仕
切布27が設けられている。本例において、上方横フレ
ーム15に、モータ取付け用基板部材28を取付けるた
めの取付け具29の上端の丸型の取付け部30が取付け
られている。本例において、取付け具29には、下端部
にネジ孔が形成されると共に、外方に突き出て突起部3
1が形成されており、他方、それらに対応して、モータ
取付け用基板部材28には、上部にネジ挿通孔を形成す
るとともに前記突起部31の嵌め合い用の溝孔32が形
成されており、の取付け具29の下部にネジ止めされる
と共に、溝孔32に突起部31を嵌合して固定される。
【0019】本例において、モータ取付け用基板部材2
8には、モータ33の軸側部を突出すことができるよう
に、開口部34が形成されており、開口部34から突き
出たモータ33を固定するように、モータ取付け用基板
部材28には、モータ取付け部材35が取付けられる。
モータ取付け部材35には、モータ33の回転軸36を
支持する軸受部37が設けられている箱型の容器部38
が外側に突き出て形成され、その箱型の容器部38の周
囲には、フランジ部39が形成されており、モータ取付
け部材35は、該フランジ部39をモータ取付け用基板
部材28にネジ止めして、モータ取付け用基板部材28
に取付けられ。モータは、モータ取付け部材35の箱型
の容器部38にネジ止めされ、更に覆い40により本体
部41が覆われている。モータ取付け用基板部材28の
下端部には、コの字形の下方横フレーム16を囲い込ん
で取付ける取付け具42がネジ43で止められており、
この取付け具41により下方横フレーム16に固定され
る。
【0020】本例において、モータ取付け部材35のフ
ランジ部39の前方縦フレーム6側の取付け用端片部4
4は、モータ取付け用基板部材28に対して、ネジ45
で回動可能に取付けられており、該フランジ部の下端部
46の主車輪3側端部47には、モータ取付け用基板部
材28に取付けられている引張りバネ48が係合してお
り、モータ33の回転軸36に取付けられている駆動ロ
ーラ49は、該バネ48の弾力により主車輪3のタイヤ
26に接するように付勢されている。このようにモータ
取付け部材35をスムーズに引き寄せることができるよ
うに、モータ取付け用基板部材28の、前記フランジ部
39の主車輪3側の上端取付け用端片部50及び下端部
46の主車輪3側端部47に対応する箇所には、夫々案
内用溝孔51及び52が形成されており、モータ取付け
部材35の上端取付け用端片部46及び下端部材47に
取付けられているネジ53及び54は、夫々対応する前
記案内用溝孔51及び52により案内されて移動可能で
ある。
【0021】本例においては、タイヤ26に駆動ローラ
49が接触すると、タイヤ26は、駆動ローラ49との
接触により、例えば、車椅子を前進させる場合には、駆
動ローラ49の反時計廻りの回転が伝達されタイヤ26
は時計回りの方向の回転が加速される。一方、この駆動
ローラ49の回転は、タイヤ26の回転方向とは逆の方
向に駆動ローラ49を進めることとなり、駆動ローラ4
9をタイヤ26に食い込ませるようになる。このように
して、駆動ローラ49は、タイヤ26に押し付けられる
ので、モータ33の回転は、駆動ローラ49を介してタ
イヤ26に伝達される。また、バネ48の作用により、
駆動ローラ49とタイヤ26の接触は、一定に保たれる
こととなり、離れるに至らない。
【0022】本例においては、上方横フレーム15に
は、モータ取付け用基板部材28に隣接して、電池取付
け用基板部材53を取付けるための取付け具54が上端
部の丸型部分を上に載せて設けられている。本例におい
て、該取付け具54には、下端部にネジ孔(図示されて
いない)が形成されると共に、外方に突き出て突起部5
5が形成されており、他方、それらに対応して、電池取
付け用基板部材53には、上部にネジ挿通孔(図示され
ていない)を形成するとともに前記突起部55の嵌め合
い用の溝孔56が形成されており、前記取付け具54の
下部にネジ止めされると共に、溝孔56に突起部55を
嵌合して固定される。
【0023】本例において、電池取付け用基板部材53
には、上部左右の端部に、電池57の収容ケース58の
左右両側の鍵形係合部59に係合する溝孔60が形成さ
れると共に、下部には、電池収容ケース58の下側の鍵
形係合部61に係合する溝孔62が形成されており、鍵
形係合部の夫々を溝孔に係合して、電池収容ケース58
は電池取付け用基板部材53に取付けることができる。
本例において、電池57の端子63は、電池57の上部
に形成されており、端子63に接続する導線64は、電
池収容ケース58の上部取出し口65から外部に引き出
される。電池収容ケース58の上部には蓋66が被せら
れている。電池取付け用基板部材53の下端部に、鍵形
の取付け具67を、下方横フレーム16を囲い込んでネ
ジ68で止めることにより、下方横フレーム16が固定
されている。
【0024】図9に示す一実施例の回路において、電池
57は、スイッチ69に接続している。スイッチ69に
は、充電モード接触子70、不使用モード接触子71及
び使用モード接触子72が設けられている。充電モード
接触子70は、充電用端子73に接続している。使用モ
ード接触子72は、オンオフスイッチ74に接続してお
り、スイッチ74は、モータM及びMを直列又は並
列に接続する、回路切換用の2極双投スイッチ75に接
続している。二つの直流モータMと直流モータM
直列に接続すると、前記モータMとモータMの回転
数が、夫々の負荷に応じて変化するので、電動式車椅子
1の移動方向を変えることが容易となる。モータM
びMを並列に接続すると、両モータに掛かる電圧が同
じであるから両モータは略同様に回転して移動する。
【0025】図1乃至図8に示す実施例において、左右
に夫々座席用フレーム76が設けられており、座席用フ
レーム76は、使用時に上方横フレーム15上の支持具
77に位置するように設けられている。本例において、
折り畳み可能とするために、座席用フレーム76は、左
側の座席用フレームに上端が連結し、下端が右側の下方
横フレーム16に連結するリンク78と、右側の座席用
フレーム76に上端が連結し、下端が左側の下方横フレ
ーム16に連結するリンク79とが、X字形に交差点で
回動可能に交差して形成されたXリンク80に支持され
ている。本例において二つのXリンク80及び81が、
電池取付け用基板部材53を間にして、その前方及び後
方に夫々設けられている。
【0026】本例は、以上のように構成されているの
で、左右の上方横フレーム15に、夫々モータ取付け用
基板部材28を、取付け具29を介して取付け、該モー
タ取付け用基板部材28にモータ取付け部材35を取付
け、モータ取付け部材35の軸受け部37にモータ33
の回転軸36を支持させて、モータを取付け、モータ3
3の回転軸36に駆動ローラ49を取付ける。モータ取
付け用基板部材28の夫々の下端部を取付け具42を介
して、対応する下方横フレーム16に固定する。
【0027】また、一方の上方横フレーム15に、夫々
電池取付け用基板部材53を取付け具54を介して取付
け、上方横フレーム15に取付けられた該電池取付け用
基板部材53に、電池57を収容する電池収容ケース5
8の係合部を係合させて取り付け、鍵形の取付け具67
を介して、電池取付け用基板部材53の下端部を、モー
タ取付け部材35の軸受け部37にモータ33の回転軸
36を支持させて、モータを取付け、モータ33の回転
軸36に駆動ローラ49を取付ける。モータ取付け用基
板部材28の下端部を取付け具42を介して下方横フレ
ーム16に固定する。電池収容ケース58から導線を引
き出して、夫々のモータ33に接続する。このようにし
て、モータを備えない手動の車椅子を電動化することが
できる。
【0028】本例においては、ハンドリム82を備える
主車輪3を取り外すことなく、モータ33及び電池を入
れた電池収容ケース58を取り付けて、電動化したが、
ハンドリム82を備える主車輪3を取り外して、より簡
単に取付けることもできる。もとより、本例で示した構
成の手動式兼電動式車椅子を最初から組み立てて製造す
ることもできる。
【0029】図10及び図11に示す実施例は、図1乃
至図8に示す実施例とは、ブレーキ取付け板部材83を
モータ取付け用基板部材28の取付け手段とする点及び
上方横フレーム15に取付け板部材84を設けて、ネジ
85によりネジ止めした点でのみ相違するものであり、
その他の点は同一の事例である。上方横フレーム15へ
の取付けが、取付け板部材84を設けたので、ブレーキ
取付け板部材83をネジ85によるネジ止めで簡単に行
うことができる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、電動式車椅子用の動力装置
を、上部に車椅子の横フレームへの取付け部を有すると
共に、下部又は前方部に対応する下部横フレーム又は前
方縦フレームへの取付け部を有し、中央部にモータの軸
側端部の突出用の窓穴が形成されている基板部材と、外
側に突き出た部分に軸受部を備える容器状部及び該容器
状部開口側から周囲に延びるフランジ部を有し、前記基
板部材の窓穴周囲に前記フランジ部を位置させて、その
一端部が前記基板部材に対し回動可能に取付けられてい
るモータ取付け部材と、該モータ取付け部材の容器状部
の軸受部にモータ回転軸を軸支させて、モータ取付け部
材に固定されているモータと、モータ回転軸に取付けら
れている車椅子のタイヤに接触するローラと、前記基板
部材に一端が取付けられ及前記モータ取付け部材に他端
が取付けられているバネとを備えて形成するので、従来
の電動式車椅子に比して、簡単な構造とすることがで
き、従来の電動機を備えていない車椅子を、比較的低廉
に、電動化することができる。
【0031】また、本発明は、前方左右両側に設けられ
ている比較的小さい径の一対の副車輪、後方左右両側に
設けられ、比較的大きい径の一対の主車輪、並びに動力
源としてモータを備える電動式車椅子において、前記副
車輪の回転軸の夫々に支持されている前方縦フレーム
と、前記主車輪の回転軸の夫々に支持されている後方縦
フレームと、前記前方及び後方の縦フレームの夫々に保
持されて、横方向に延びる上方横フレームと、前記上方
横フレームの夫々下方に設けられ、前方及び後方の縦フ
レームに保持されて横方向に延びる下方横フレームと、
前記上方横フレームの夫々に、取外し可能に取付けられ
ており、取り外し可能な形状に上端部が形成されている
上側取付け板部材と、前記下方横フレーム又は前方縦フ
レームの何れかに、取外し可能に取付けられており、取
り外し可能な形状に下端部が形成されている固定板部材
と、前記上側取付け板部材に上部が取り外し可能に取付
けられ、前記固定板部材に取り外し可能に取付けられる
ことにより、前記上方横フレーム並びに前記下方横フレ
ーム又は前記前方縦フレームに取外し可能に取り付けら
れており、中央部にモータの軸側端部突出用の窓穴が形
成されている基板部材と、外側に突き出た部分に軸受部
を備える容器状部及び該容器状部開口側から周囲に延び
るフランジ部を有し、前記基板部材の窓穴周囲に前記フ
ランジ部を位置させて、その一端部が前記基板部材に対
し回動可能に取付けられているモータ取付け部材と、該
モータ取付け部材の容器状部の軸受部にモータ回転軸を
軸支させて、モータ取付け部材に固定されているモータ
と、モータ回転軸に取付けられている車椅子のタイヤに
接触する駆動用ローラと、前記基板部材に一端が取付け
られルト共に、前記モータ取付け部材に他端が取付けら
れているバネとを備えるので、従来の電動式車椅子に比
して、モータから主車輪への動力伝達機構を簡単化する
ことができ、電動式車椅子の大型化及び重装備化を避け
ることができ、非力であっても、容易に扱うことがで
き、組立て作業が容易な、低廉な電動式車椅子を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動式車椅子の一実施例についての概
略の左側側面図である。
【図2】図1に示す実施例についての反対側の概略を示
す、概略の右側側面図である。
【図3】図1及び図2に示す実施例の電動式車椅子の概
略の背面図である。
【図4】図3の背面図において電池取付け部を取り除い
て、左右のモータの配置関係を示す一部切欠いて示す概
略の背面図である。
【図5】図1乃至3に示す実施例において、電動式車椅
子の折り畳んだ状態を示す概略の背面図である。
【図6】図1乃至図3に示す実施例の電動式車椅子の駆
動ローラ及びモータを中心にその配置関係の概略を示
す、概略の部分的に拡大して示す、拡大部分左側面図で
ある。
【図7】図6に示した電動式車椅子の左側部分の駆動ロ
ーラ、モータ及び主車輪の配置関係の概略を一部切欠い
て部分的に拡大して示す部分拡大正面側断面図である。
【図8】図1乃至3に示す電動式車椅子の左側部分の電
池取付け構造の概略を一部切欠いて部分的に拡大して示
す部分拡大背面側断面図である。
【図9】図1乃至図3に示す実施例の電動式車椅子にお
ける二つのモータと電源を直列に接続した配線図であ
る。
【図10】図1乃至図3に示す実施例とは異なる実施例
の電動式車椅子の駆動ローラ及びモータを中心にその配
置関係の概略を示す、概略の部分的に拡大して示す、拡
大部分左側面図である。
【図11】図10に示した電動式車椅子において、左側
部分の駆動ローラ、モータ及び主車輪の配置関係につい
て、その概略を一部切欠いて部分的に拡大して示す部分
拡大正面側断面図である。
【符号の説明】
1 電動式車椅子 2 副車輪 3 主車輪 4 副車輪2の車軸 5 副車輪取付け具 6 前方縦フレーム 7 取付け部材 8 肘掛け部材 9 主車輪3の車軸 10 後方縦フレーム 11 スイッチ取付け具 12 開閉器 13 切換スイッチ 14 グリップ 15 上方横フレーム 16 下方横フレーム 17 逆U字形のブレーキ取付け板部材 18、19 ボルト 20 ブレーキレバー 21 ブレーキレバー20の回動部 22 棒状のブレーキ部材 23 ブレーキレバー20のL字形の短く折り曲がっ部
分 24 ブレーキ部材の先端部 25 リンク 26 タイヤ 27 仕切り布 28 モータ取付け用基板部材 29 取付け具 30 上端丸型の取付け部 31、55 突起部 32、56 溝孔 33、M、M モータ 34 開口部 35 モータ取付け部材 36 回転軸 37 軸受部 38 箱型容器部 39 フランジ部 40 覆い部 41 モータ33の本体部 42 取付け具 43、45、53、54、68 ネジ 44 前方縦フレーム6側の取付け用端片部 46 フランジ部39の下端部 47 フランジ部39の下端部46の主車輪側端部 48 引張りバネ 49 駆動ローラ 50 フランジ部39の主車輪3側の上端取付け用端片
部 51、52 案内用溝孔 53 電池取り付け用基板部材 54 取り付け具 57 電池 58 電池収容ケース 59 左右の鍵形係合部 60 鍵形係合部に係合する溝孔 61 下側の鍵形係合部 62 下側の鍵形係合部に係合する溝孔 63 電池57の端子 64 導線 65 上部導線取出し口 66 蓋 67 鍵形の取付け具 69 スイッチ 70 充電モード接触子 71 不使用モード接触子 72 使用モード接触子 73 充電用端子 74 オンオフスイッチ 75 2極双投スイッチ 76 座席用フレーム 77 支持具 78、79 リンク 80、81 Xリンク 82 ハンドリム 83 ブレーキ取り付け板部材 84 取付け板部材 85 ネジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に車椅子の横フレームへの取付け部
    を有すると共に、下部又は前方部に対応する下部横フレ
    ーム又は前方縦フレームへの取付け部を有し、中央部に
    モータの軸側端部の突出用の窓穴が形成されている基板
    部材と、外側に突き出た部分に軸受部を備える容器状部
    及び該容器状部開口側から周囲に延びるフランジ部を有
    し、前記基板部材の窓穴周囲に前記フランジ部を位置さ
    せて、その一端部が前記基板部材に対し回動可能に取付
    けられているモータ取付け部材と、該モータ取付け部材
    の容器状部の軸受部にモータ回転軸を軸支させて、モー
    タ取付け部材に固定されているモータと、モータ回転軸
    に取付けられている車椅子のタイヤに接触するローラ
    と、前記基板部材に一端が取付けられ及前記モータ取付
    け部材に他端が取付けられているバネとを備えているこ
    とを特徴とする電動式車椅子用の動力装置。
  2. 【請求項2】 上部に車椅子の横フレームへの取付け部
    を有すると共に、下部又は前方部に対応する下部横フレ
    ーム又は前方縦フレームへの取付け部を有し、中央部に
    モータの軸側端部の突出用の窓穴が形成されている基板
    部材と、外側に突き出た部分に軸受部を備える容器状部
    及び該容器状部開口側から周囲に延びるフランジ部を有
    し、前記基板部材の窓穴周囲に前記フランジ部を位置さ
    せて、その一端部が前記基板部材に対し回動可能に取付
    けられているモータ取付け部材と、該モータ取付け部材
    の容器状部の軸受部にモータ回転軸を軸支させて、モー
    タ取付け部材に固定されているモータと、モータ回転軸
    に取付けられている車椅子のタイヤに接触するローラ
    と、前記基板部材に一端が取付けられ及前記モータ取付
    け部材に他端が取付けられているバネと、左右一方の側
    の上下横フレームへの取付け部を有する電池収容ケース
    取付け用の基板部材と、該電池収容ケース取付け用基板
    部材に取外し可能に取付けられている電池収容ケース
    と、前記左右二つのモータを電気的に直列又は並列に接
    続可能の切換スイッチとを備えることを特徴とする電動
    式車椅子用の動力装置。
  3. 【請求項3】 前方左右両側に設けられている比較的小
    さい径の一対の副車輪、後方左右両側に設けられ、比較
    的大きい径の一対の主車輪、並びに動力源としてモータ
    を備える電動式車椅子において、前記副車輪の回転軸の
    夫々に支持されている前方縦フレームと、前記主車輪の
    回転軸の夫々に支持されている後方縦フレームと、前記
    前方及び後方の縦フレームの夫々に保持されて、横方向
    に延びる上方横フレームと、前記上方横フレームの夫々
    下方に設けられ、前方及び後方の縦フレームに保持され
    て横方向に延びる下方横フレームと、前記上方横フレー
    ムの夫々に、取外し可能に取付けられており、取り外し
    可能な形状に上端部が形成されている上側取付け板部材
    と、前記下方横フレーム又は前方縦フレームの何れか
    に、取外し可能に取付けられており、取り外し可能な形
    状に下端部が形成されている固定板部材と、前記上側取
    付け板部材に上部が取り外し可能に取付けられ、前記固
    定板部材に取り外し可能に取付けられることにより、前
    記上方横フレーム並びに前記下方横フレーム又は前記前
    方縦フレームに取外し可能に取り付けられており、中央
    部にモータの軸側端部突出用の窓穴が形成されている基
    板部材と、外側に突き出た部分に軸受部を備える容器状
    部及び該容器状部開口側から周囲に延びるフランジ部を
    有し、前記基板部材の窓穴周囲に前記フランジ部を位置
    させて、その一端部が前記基板部材に対し回動可能に取
    付けられているモータ取付け部材と、該モータ取付け部
    材の容器状部の軸受部にモータ回転軸を軸支させて、モ
    ータ取付け部材に固定されているモータと、モータ回転
    軸に取付けられている車椅子のタイヤに接触する駆動用
    ローラと、前記基板部材に一端が取付けられルト共に、
    前記モータ取付け部材に他端が取付けられているバネと
    を備えていることを特徴とす電動式車椅子。
  4. 【請求項4】 前方左右両側に設けられている比較的小
    さい径の一対の副車輪、後方左右両側に設けられ、比較
    的大きい径の一対の主車輪、並びに動力源としてモータ
    を備える電動式車椅子において、前記副車輪の回転軸の
    夫々に支持されている前方縦フレームと、前記主車輪の
    回転軸の夫々に支持されている後方縦フレームと、前記
    前方及び後方の縦フレームの夫々に保持されて、横方向
    に延びる上方横フレームと、前記上方横フレームの夫々
    下方に設けられ、前方及び後方の縦フレームに保持され
    て横方向に延びる下方横フレームと、前記上方横フレー
    ムの夫々に、取外し可能に取付けられており、取り外し
    可能な形状に上端部が形成されている上側取付け板部材
    と、前記下方横フレームの夫々に、取外し可能に取付け
    られており、取り外し可能な形状に下端部が形成されて
    いる下側取付け板部材と、前記上側取付け板部材に上部
    が取り外し可能に取付けられ、前記下側取付け板部材に
    下部が取り外し可能に取付けられることにより、前記上
    方及び下方横フレームに取外し可能に取り付けられてお
    り、中央部にモータの軸側端部突出用の窓穴が形成され
    ているモータ取付け用の基板部材と、外側に突き出た部
    分に軸受部を備える容器状部及び該容器状部開口側から
    周囲に延びるフランジ部を有し、前記基板部材の窓穴周
    囲に前記フランジ部を位置させて、その一端部が前記モ
    ータ取付け用の基板部材に対し回動可能に取付けられて
    いるモータ取付け部材と、該モータ取付け部材の容器状
    部の軸受部にモータ回転軸を軸支させて、モータ取付け
    部材に固定されているモータと、モータ回転軸に取付け
    られている車椅子のタイヤに接触する駆動用ローラと、
    前記モータ取付け用の基板部材に一端が取付けられ及前
    記モータ取付け部材に他端が取付けられているバネと、
    夫々左右一対に設けられている前記上下横フレームの中
    の一方の側の上下横フレームの前記モータ取付け用の基
    板部材に対し、主車輪側において隣接する箇所に、取付
    け具を介して取外し可能に取付けられている電池収容ケ
    ース取付け用の基板部材と、該電池収容ケース取付け用
    基板部材に取外し可能に取付けられている電池収容ケー
    スと、前記左右二つのモータを電気的に直列又は並列に
    接続可能の切換スイッチとを備えることを特徴とする電
    動式車椅子。
  5. 【請求項5】 主車輪がハンドリムを備え、後方縦フレ
    ーム上端部は、後方に突き出て曲げられており、その端
    部には手押し用グリップが設けられていることを特徴と
    する請求項3又は4に記載の手動式及び電動式車椅子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100193278A1 (en) * 2009-02-04 2010-08-05 Husted Royce H Powered drive apparatus for wheelchair
CN102125488A (zh) * 2011-04-18 2011-07-20 中国科学院自动化研究所 行星轮式爬楼梯电动轮椅
CN104095717A (zh) * 2013-04-03 2014-10-15 王保福 一种便携电动轮椅

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