JP3049357U - 電動式移動車 - Google Patents

電動式移動車

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弘悦 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計に際して、バッテリをどのようにして搭
載するかという考慮そのものを不要にし、デザイン的に
見栄えを良くする。 【解決手段】 フレームとして機能する左右パイプフレ
ーム51,52及び左右固定部材53,54等に加え、
左キャップ58、右キャップ及びステップカバー60に
より構成された車体本体50を備え、左右パイプフレー
ム51,52の内部にはバッテリとしての複数個の単電
池11が収納されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、バッテリ及びこのバッテリの電力で駆動するモータを備え、モータ の駆動力で移動する電動式移動車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、バッテリ及びこのバッテリの電力で駆動するモータを備え、このモータ の駆動力で走行する電動式移動車(モービル)が、ガソリンエンジンの駆動力で 走行する従来の自動車に応用されて電気自動車として市販されるようになってき ている他、これ以外の種々の商品にも応用されて新種の商品として提案或いは市 販されている。
【0003】 例えば、人一人が乗れる程度の前後に長い板状であって長手方向の後方に後輪 が取り付けられたステップ台と、このステップ台に取り付けられ、前輪を回転可 能に保持するとともに進路変更操作に応じて前輪の向きを変更するハンドルと、 前輪及び後輪の少なくとも一方を駆動するモータと、このモータに電力を供給す るバッテリと、バッテリからモータへの電力供給を制御する駆動制御装置とで構 成されたものが提案されている(実開平6−35093号公報等)。これは、例 えば、スケートボードにハンドルを付けて電動式にしたようなもの、別言すると 電動式スクータからシートを取り除いて人一人が乗れる程度のステップ台に改造 したようなものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の電動式移動車では、一般に箱状で比較的大きいバッテリ が使用されることから、このバッテリをどのようにして電動式移動車に搭載する かが設計上大きな問題となっている。
【0005】 特に、上記のような自動車でない小型の電動式移動車の場合には、バッテリの 搭載可能なスペースが限られることからこの問題は顕著なものとなる。また、バ ッテリをカバー等で隠すようにしても、バッテリの形状に応じてカバーを変形せ ざるを得なくなる場合が多く、デザイン的には回避しがたい問題になっている。
【0006】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、設計に際して、バッテリをどの ようにして搭載するかという考慮そのものを不要にし、デザイン的に見栄えが良 くなる電動式移動車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本考案は、バッテリ及び該バッテリの電力で駆動す るモータを備え、前記モータの駆動力で移動する電動式移動車であって、前記バ ッテリを内部に収納する管状部材を使用してなる車体本体を備えたものである。
【0008】 この構成では、前記バッテリは、車体本体に使用される管状部材の内部に収納 されるので、設計に際して、バッテリをどのようにして搭載するかという考慮そ のものが不要になり、デザイン的に電動式移動車の見栄えが良くなる。
【0009】 なお、前記車体本体の一方側に配置された第1の車輪と、前記車体本体の他方 側に配置された第2の車輪とを備え、前記モータは、前記第1及び第2の車輪の 少なくとも一方を駆動し、前記管状部材は、前記車体本体の両側部に位置してフ レームとして使用されるものでもよい。この構成によれば、デザイン的に見栄え が良い、例えば電動で動くスケートボードが得られるようになる。
【0010】 また、前記車体本体の前側に取り付けられ、前記第1の車輪を回転可能に支持 するとともに、進路変更操作に応じて前記第1の車輪の向きを変更する支持方向 操作手段を備え、前記第2の車輪は、後側の前記車体本体に回転可能に取り付け られ、前記モータは、前記車体本体に取り付けられ、前記第2の車輪を駆動する ものでもよい。この構成によれば、支持方向操作手段が設けられた分、操作のし 易い電動式移動車、例えば電動式スクータやこれから座席を取り除いたようなも のが得られるようになる。
【0011】 また、前記支持方向操作手段と前側の前記車体本体との間に介設され、前記第 1の車輪の向きを変更自在に前記支持方向操作手段を支持する一方、前記支持方 向操作手段を前記車体本体側に折り畳み可能にする折り畳み用部材を備え、前記 支持方向操作手段は、上部が2つに分岐し、当該支持方向操作手段が前記車体本 体側に折り畳まれた際には、該支持方向操作手段の2つに分岐した部分が前記モ ータ及び前記第2の車輪の両側に位置するものでもよい。この構成によれば、非 使用時に折り畳まれることによってコンパクトになり、この場合、バッテリはフ レームとなる部分に収納されているので、従来のように箱状の大きなバッテリが 搭載されている場合のように折り畳みの邪魔になることがない。また、折り畳ま れた際に支持方向操作手段の2つに分岐した部分がモータ及び第2の車輪の両側 に位置する分だけ、折り畳み時の電動式移動車の厚みが薄くなる。
【0012】 更に、前記支持方向操作手段の2つに分岐した両先端部に第1及び第2のグリ ップ部を備え、前記第1及び第2のグリップ部の各先端は、外向き及び内向きに 変更自在であるものでもよい。この構成によれば、第1及び第2のグリップ部の 各先端を内向きにすることで、全体的に納まり良く折り畳むことができる他、持 ち運びのし易い位置に第1及び第2のグリップ部を位置させることができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の一実施形態を示す斜視図で、図2は図1の左側面図で、図3は 図2の一部拡大図である。 本電動式移動車10は、図1に示されるように、前輪30と、後輪40と、前 後方向に延びる板状に成形され、長手方向の後側で回転可能に後輪40を保持す る車体本体50と、前輪30を回転可能に保持するとともに、進路変更操作に応 じて前輪30の向きを変更する支持方向操作部70と、支持方向操作部70と前 側の車体本体50との間に介設され、前輪30の向きを変更自在にして支持方向 操作部70を支持する一方、支持方向操作部70を車体本体50側に折り畳み可 能にするハンドルポスト90とにより構成されている。
【0014】 前輪30は、ホイール31及びこの外周に装着されるタイヤ32により構成さ れており、後輪40は、図2に示されるように、ホイール41、この外周に装着 されるタイヤ42及びホイール41の左側面外周に取り付けられた駆動プーリ4 3により構成されている。
【0015】 車体本体50は、フレームとして機能する左右パイプフレーム51,52、左 右固定部材53,54及び軸55,56,57(図2参照)に加え、左キャップ 58、右キャップ及びステップカバー60により構成されている。但し、図1で は、右キャップは、ステップカバー60の背面に隠れている。
【0016】 左パイプフレーム51は、アルミニウム等の金属で筒状に成形されたもので、 図3に示されるように、前端及び後端に開口部51a,51bを有するとともに 、前寄り右側面には、軸56の外径よりも若干大きめの径に設定された孔51c が穿設され、後寄り右側面には、後輪40を回転可能に車体本体50に取り付け るための左取付部材61が溶接されている。なお、孔51cには軸56の左端側 が挿入されている(図2、3参照)。
【0017】 後端の開口部51bは、一の開口部を有する中空の筒体状の左キャップ58に より着脱可能に閉塞されている(図1参照)。即ち、開口部51b近傍の左パイ プフレーム51外周面と左キャップ58の内周面とに相対応するネジ部が形成さ れ、左キャップ58を左パイプフレーム51に被せて所定回りに回転させること で、左キャップ58が取り付けられ、逆回りに回転させることで左キャップ58 が取り外されるようになっている。
【0018】 なお、この構造に限らず、左キャップ58と左パイプフレーム51との各周壁 の対応箇所にネジ孔を穿設し、図略のネジやボルト等をこれらのネジ孔に挿入し て締結することで、左キャップ58を左パイプフレーム51に取り付けるように してもよい。
【0019】 左取付部材61は、図3に示されるように、中心部から後端に至る溝部61a を有し、この溝部61aに軸57が挿入されるようになっている。なお、左取付 部材61は、溝部61aに代えて、軸57の外径よりも若干大きめの径に設定さ れた孔を有するようにしてもよい。
【0020】 右パイプフレーム52も左パイプフレーム51と同様に形成され、右パイプフ レーム52の後端の開口部は、右キャップにより着脱可能に閉塞され、前寄り左 側面の孔には軸56の右端側が挿入され、後寄り左側面には、後輪40を回転可 能に車体本体50に取り付けるための右取付部材が溶接されている(図示省略) 。なお、後輪40のホイール41の軸孔に通された軸57の両端には、それぞれ 左取付部材61及び右取付部材を内側に位置させた状態でナットN1が固定され ている。
【0021】 また、本実施形態では、これら左右パイプフレーム51,52内に、それぞれ 複数個の筒体の単電池11が収納されている。これら単電池11は、左右パイプ フレーム51,52から、左キャップ58及び右キャップを取り外すことで取り 出し可能になっている。これにより、バッテリとしての単電池11は、外部に露 出することなく電動式移動車10に搭載されて、従来の箱状の比較的大きいバッ テリを使用する際のバッテリの配置検討が不要になり、外観上の見栄えがよくな る上に、デザインの設計自由度が向上する。
【0022】 左固定部材53は、アルミニウム等の金属或いは樹脂により略L字状に成形さ れた、左パイプフレーム51の外径とほぼ同様の外径を有する筒体であり、図3 に示されるように、ハンドルポスト90の筒部91側には、軸55の外径よりも 若干大きめの径に設定された穴53aが形成されており、左パイプフレーム51 側には、左パイプフレーム51の内径よりも若干小さめの端部53bが形成され ている。
【0023】 ここで、車体本体50の前方左側のフレーム固定構造について説明すると、左 固定部材53の穴53aには軸55の左端側が嵌入されており、端部53bは、 開口部51a側の左パイプフレーム51内に嵌入している。そして、開口部51 a側の左パイプフレーム51外周面にはネジ孔51dが穿設されており、このネ ジ孔51dに対応するネジ孔(図3ではネジ孔51dと重なっている。)が左固 定部材53の端部53bに穿設されている。これにより、これらのネジ孔を図略 のネジや六角ボルトで締めれば、左固定部材53は前側の左パイプフレーム51 に共締めされて固定される。
【0024】 右固定部材54も左固定部材53と同様に形成され、ハンドルポスト90の筒 部91側の図略の穴には、軸55の右端側が嵌入されており、右パイプフレーム 52側の図略の端部は、前端の開口部側の右パイプフレーム52内に嵌入し、右 固定部材51はネジや六角ボルトで前側の右パイプフレーム52に共締めされて 固定されている。
【0025】 これら左右パイプフレーム51,52、左右固定部材53,54及び軸55, 56,57により構成されたフレームには、図2に示されるように、DCモータ 12が取り付けられ、DCモータ12の軸12aと駆動プーリ43には駆動ベル ト63が掛け回されている。
【0026】 ステップカバー60は、人一人が乗降可能にされたステップ部60aと、上記 フレームに取り付けられた後輪40の前側やDCモータ12等を覆って隠すカバ ー部60bとが樹脂等で一体に成形されたものであり、上記フレームに取り付け られている。
【0027】 支持方向操作部70は、前輪30を回転可能に保持するフォーク71と、この フォーク71に連結され、進路変更操作に応じて前輪30の向きを変更するハン ドル75とを有している。なお、フォーク71には、後述のブレーキレバー85 の操作に応じて前輪30の回転をメカ的に停止させるブレーキ72が取り付けら れている。
【0028】 ハンドル75は、金属製のパイプでY字状に成形されたものであり、下方に軸 部76を有し、上方には軸部76から2つに分岐した左右軸部77,78を有し ている。左軸部77の上方には、L字状の左ハンドル部79が軸回りに回転可能 に取り付けられ、この左ハンドル部79の上端には左グリップ83が設けられて いる。右軸部78の上方には、L字状の右ハンドル部80が軸回りに回転可能に 取り付けられ、この右ハンドル部80の上端には右グリップ84とブレーキレバ ー85が設けられている。更に、左右軸部77,78の分岐部上部にはコントロ ーラボックス86が取り付けられている。
【0029】 ここで、左右ハンドル部79,80の左右軸部77,78への取付固定構造例 について説明する。左軸部77上方の開口部(図示省略)には、左固定部材81 が取り付けられている。この左固定部材81は、外周部とこの外周部の上部で一 体に繋がり内周部を構成する複数の可変径部材で構成されており(図示省略)、 これら外周部と内周部との間に、上方の開口部側の左軸部77が嵌入し、所定回 りの回転に応じて左固定部材81がその開口部側の左軸部77により深く嵌入し 、この嵌入に応じて左固定部材81が有する複数の可変径部材で形成される内径 が縮径するようになっている一方、上記所定回りとは逆回りの回転に応じて左固 定部材81の左軸部77への嵌入がより浅くなり、この嵌入に応じて左固定部材 81が有する複数の可変径部材で形成される内径が拡径するようになっている。 これに対応させて、左ハンドル部79の下端部は、複数の可変径部材で形成され る内径が最大になっている左固定部材81を介して、当該下端部を左軸部77内 に挿入できる外径に成形されている。これにより、左ハンドル部79は、この下 端部が左固定部材81を介して左軸部77内に挿入されて、左固定部材81が有 する複数の可変径部材で形成される内径が充分に縮径されると、左軸部77に固 定されるようになる一方、その内径が充分に拡径されると、左軸部77に対して 軸回りに回転可能になる。右固定部材82を介在させた右ハンドル部80の右軸 部78への取付固定構造も上記と同様である。
【0030】 コントローラボックス86には、図2に示されるように、複数のスイッチを有 するパワースイッチ21や充電用接続端子24が外部に設けられている他、DC モータ12の駆動制御を行う駆動制御回路13が内部に収納されている。パワー スイッチ21には、例えば左右パイプフレーム51,52内のバッテリとしての 複数の単電池11からの電源線が接続されており、パワースイッチ21によって 、DCモータ12で電動式移動車10を動かすための「スタンバイモード」に切 り替えられると、上記電源線はパワースイッチ21を介して駆動制御回路13に 接続する一方、上記バッテリに対して充電を行うための「充電モード」に切り替 えられると、上記電源線はパワースイッチ21を介して充電用接続端子24に接 続する。なお、上記充電には、入力側に電源コンセントに接続可能な入力端子を 有し、出力側に充電用接続端子24に接続可能な出力端子を有し、入力端子から 取り込まれた電力を上記複数の単電池11に対する充電用電力に変換して出力端 子に出力する充電アダプタが使用される(図示省略)。
【0031】 なお、駆動制御回路13による駆動は、従来と同様でよく、例えば右グリップ 84の軸回りの回転度合いを検出するセンサを設けて、このセンサによる検出値 に応じてDCモータ12に流れ込む電力値を変更したり、或いは右グリップ84 の近傍にプッシュスイッチを設けて、このプッシュスイッチが押下されている間 は、DCモータ12に電力が供給されるようにすればよい。
【0032】 ハンドルポスト90は、左右方向の軸を有する筒部91と、略上下方向の軸を 有する筒部92と、これらの間に介設される支持部93とが金属で形成され溶接 で一体にされたものである。図3に示されるように、筒部91は、軸孔(左固定 部材53の穴53aと重なっている。)を有し、この軸孔に軸55が挿入され、 ハンドルポスト90が軸55回りに回動可能に車体本体50のフレームに取り付 けられている。筒部92は、軸孔92aを有し、この軸孔92aにハンドル75 の軸部76が挿入されており、軸部76が軸回りに回転可能に支持方向操作部7 0を支持している。支持部93の後側中央部には、金属製の固定部材94が溶接 されている。
【0033】 図4(a)はストッパーアーム95の右側面図で、(b)はストッパーアーム 95の上面図である。ストッパーアーム95は、金属製で棒状のアーム96と、 このアーム96の一端(図では左端)に溶接され、先端が二股に分岐する金属製 のヒンジ97と、アーム96の他端(図では右端)に溶接され、断面外周が半円 をなす半筒状部材98と、この半筒状部材98に2個の六角ボルトHBで結合さ れ筒状部材を形成する半筒状部材99とにより構成されている。これら半筒状部 材98,99により形成される筒状部材の軸孔には軸56が挿入されている。こ れにより、ストッパーアーム95は軸56回りに回動可能になる。なお、筒状部 材を形成する半筒状部材98,99を2部材で構成することにより、ストッパー アーム95は、容易に軸56に取り付けられる。
【0034】 ここで、軸55回りに回動可能にされたハンドルポスト90のストッパーアー ム95による固定について説明する。ストッパーアーム95のヒンジ97の二股 の両先端部には、左右孔97a,97bが穿設されている。一方、固定部材94 には、図3に示されるように、これら左右孔97a,97bに対応する孔94a が穿設されている。これにより、ヒンジ97の二股間にハンドルポスト90の固 定部材94を嵌入し、左右孔97a,97bと孔94aとの位置合わせを行った 後に、これらの孔にピンPを挿入すれば、ハンドルポスト90は、ストッパーア ーム95によって固定される。この状態で、電動式移動車10による走行が可能 になる。これに対して、ピンPを外せば、ハンドルポスト90が軸55回りに回 動可能になって支持方向操作部70を車体本体50側に倒すことができ、電動式 移動車10を折り畳むことができる。
【0035】 次に、左右パイプフレーム51,52内に収納された複数の単電池11に対す る充電方法について説明する。 まず、パワースイッチ21により「充電モード」に切り替える。これにより、 左右パイプフレーム51,52内の複数の単電池11からの電源線がパワースイ ッチ21を介して充電用接続端子24に接続される。
【0036】 次いで、前述の充電アダプタの出力端子を充電用接続端子24に接続し、入力 端子を電源コンセントに接続する。これにより、電源コンセントからの電力が充 電用電力に変換されて上記複数の単電池11に供給され、充電が行われる。
【0037】 次に、本電動式移動車10の折り畳み手順について説明する。 例えば、左固定部材81を所定回りとは逆回りに回転させてその内径を拡径さ せて、左ハンドル部79を左軸部77に対して軸回りに回転可能にする。次いで 、外向きの左グリップ83の先端が内向きになるように左ハンドル部79を回転 させた後、左固定部材81を所定回りに回転させてその内径を縮径させて、左ハ ンドル部79を左軸部77に固定する。右ハンドル部80についても、上記と同 様に右固定部材82を操作して、外向きの右グリップ84の先端が内向きになる ようにした後、右ハンドル部80を右軸部78に固定する。
【0038】 次いで、ストッパーアーム95の左右孔97a,97bと固定部材94の孔9 4aとに挿入されているピンPを抜く(図3参照)。これにより、ストッパーア ーム95が軸56回りに回動可能になるとともに、ハンドルポスト90が軸55 回りに回動可能となる。
【0039】 次いで、ストッパーアーム95を車体本体50側に倒して、ストッパーアーム 95をステップカバー60のステップ部60aに設けられた溝部に格納する(図 1参照)。
【0040】 この後、支持方向操作部70を車体本体50側に倒すと、図5に示されるよう に電動式移動車10が折り畳まれる。
【0041】 一方、この折り畳まれた状態から図1に示される元の状態に戻すには、ピンP を持ちながら、支持方向操作部70を車体本体50から起こして、そのままの状 態を維持させながらストッパーアーム95をステップ部60aの溝部から出して ハンドルポスト90側に倒し、ストッパーアーム95の左右孔97a,97bと 固定部材94の孔94aとの位置合わせを行った上で、ピンPをこれらの孔に挿 入する。
【0042】 次いで、例えば、左固定部材81を所定回りとは逆回りに回転させてその内径 を拡径させて、左ハンドル部79を左軸部77に対して軸回りに回転可能にする 。次いで、内向きの左グリップ83の先端が外向きになるように左ハンドル部7 9を回転させた後、左固定部材81を所定回りに回転させてその内径を縮径させ て、左ハンドル部79を左軸部77に固定する。右ハンドル部80についても、 上記と同様に右固定部材82を操作して、内向きの右グリップ84の先端が外向 きになるようにした後、右ハンドル部80を右軸部78に固定する。
【0043】 なお、本実施形態では、左右パイプフレーム51,52は、筒状部材になって いるが、これに限らず、断面が三角や四角の管状部材でもよい。
【0044】
【考案の効果】
以上のことから明らかなように、請求項1記載の考案によれば、設計に際して 、バッテリをどのようにして搭載するかという考慮そのものを不要にし、デザイ ン的に見栄えが良くなる。
【0045】 請求項2記載の考案によれば、デザイン的に見栄えが良い、例えば電動で動く スケートボード等を得ることができる。
【0046】 請求項3記載の考案によれば、操作のし易い電動式移動車、例えば電動式スク ータやこれから座席を取り除いたようなものを得ることができる。
【0047】 請求項4記載の考案によれば、折り畳み時の電動式移動車の厚みを薄くするこ とが可能になる。
【0048】 請求項5記載の考案によれば、全体的に納まり良く折り畳むことができる他、 持ち運びのし易い位置に第1及び第2のグリップ部を位置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】(a)はストッパーアームの右側面図で、
(b)はストッパーアームの上面図である。
【図5】折り畳まれた電動式移動車の斜視図である。
【符号の説明】
10 電動式移動車 11 単電池 12 DCモータ(モータ) 13 駆動制御回路 14 電源回路 15 スタートトリガ回路 16 発振制御回路 17 パワースイッチング回路 18 過電流検出回路 21 パワースイッチ 22 加速オフスイッチ 23 ブレーキスイッチ 30 前輪(第1の車輪) 40 後輪(第2の車輪) 50 車体本体 51 左パイプフレーム(管状部材) 52 右パイプフレーム(管状部材) 70 支持方向操作部(支持方向操作手段) 83 左グリップ(第1のグリップ部) 84 右グリップ(第2のグリップ部) 90 ハンドルポスト(折り畳み用部材)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリ及び該バッテリの電力で駆動す
    るモータを備え、前記モータの駆動力で移動する電動式
    移動車であって、 前記バッテリを内部に収納する管状部材を使用してなる
    車体本体を備えたことを特徴とする電動式移動車。
  2. 【請求項2】 前記車体本体の一方側に配置された第1
    の車輪と、 前記車体本体の他方側に配置された第2の車輪とを備
    え、 前記モータは、前記第1及び第2の車輪の少なくとも一
    方を駆動し、 前記管状部材は、前記車体本体の両側部に位置してフレ
    ームとして使用されることを特徴とする請求項1記載の
    電動式移動車。
  3. 【請求項3】 前記車体本体の前側に取り付けられ、前
    記第1の車輪を回転可能に支持するとともに、進路変更
    操作に応じて前記第1の車輪の向きを変更する支持方向
    操作手段を備え、 前記第2の車輪は、後側の前記車体本体に回転可能に取
    り付けられ、 前記モータは、前記車体本体に取り付けられ、前記第2
    の車輪を駆動することを特徴とする請求項2記載の電動
    式移動車。
  4. 【請求項4】 前記支持方向操作手段と前側の前記車体
    本体との間に介設され、前記第1の車輪の向きを変更自
    在に前記支持方向操作手段を支持する一方、前記支持方
    向操作手段を前記車体本体側に折り畳み可能にする折り
    畳み用部材を備え、 前記支持方向操作手段は、上部が2つに分岐し、当該支
    持方向操作手段が前記車体本体側に折り畳まれた際に
    は、該支持方向操作手段の2つに分岐した部分が前記モ
    ータ及び前記第2の車輪の両側に位置することを特徴と
    することを特徴とする請求項3記載の電動式移動車。
  5. 【請求項5】 前記支持方向操作手段の2つに分岐した
    両先端部に第1及び第2のグリップ部を備え、 前記第1及び第2のグリップ部の各先端は、外向き及び
    内向きに変更自在であることを特徴とする請求項4記載
    の電動式移動車。
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